JP3458141B2 - 包装用容器 - Google Patents
包装用容器Info
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- JP3458141B2 JP3458141B2 JP29105994A JP29105994A JP3458141B2 JP 3458141 B2 JP3458141 B2 JP 3458141B2 JP 29105994 A JP29105994 A JP 29105994A JP 29105994 A JP29105994 A JP 29105994A JP 3458141 B2 JP3458141 B2 JP 3458141B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- main body
- lid
- bulging
- lipstick
- Prior art date
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は包装用容器、例えば化粧
品収容容器、試供用の化粧品収容容器として好適な包装
用容器に関する。
品収容容器、試供用の化粧品収容容器として好適な包装
用容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】口紅やほお紅等の化粧品は、実際に使っ
たときの効果を知ってもらうために、試供品を顧客に提
供することが多い。このような試供品は、図５に示すよ
うに、装飾用の台紙２１が底面に貼られたカード型のプ
ラスチックシート製の小容器２２内に充填され、透明フ
ィルム２３を被覆融着して提供されるものが一般的であ
る。そして、顧客は透明フィルム２３を剥がして試供用
化粧品Ｓを使用し、使用後は透明フィルム２３を小容器
２２の縁部に再び貼って化粧品Ｓを密封するようにして
いた。
たときの効果を知ってもらうために、試供品を顧客に提
供することが多い。このような試供品は、図５に示すよ
うに、装飾用の台紙２１が底面に貼られたカード型のプ
ラスチックシート製の小容器２２内に充填され、透明フ
ィルム２３を被覆融着して提供されるものが一般的であ
る。そして、顧客は透明フィルム２３を剥がして試供用
化粧品Ｓを使用し、使用後は透明フィルム２３を小容器
２２の縁部に再び貼って化粧品Ｓを密封するようにして
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら上記構成の場
合、透明フィルム２３を剥がすときや貼り直すときに、
透明フィルム２３に付着した化粧品Ｓが触れて手などを
汚しやすく、また、剥がした透明フィルム２３を紛失し
やすく、使用後は透明フィルム２３を貼り直す手間がか
かるなど、取扱いの便宜が悪かった。
合、透明フィルム２３を剥がすときや貼り直すときに、
透明フィルム２３に付着した化粧品Ｓが触れて手などを
汚しやすく、また、剥がした透明フィルム２３を紛失し
やすく、使用後は透明フィルム２３を貼り直す手間がか
かるなど、取扱いの便宜が悪かった。
【０００４】また、試供品は化粧品の効用を顧客に確認
してもらうことは勿論、その品名やキャッチフレーズを
印象づけて、顧客の購買意欲を刺激することが必要であ
るが、上記構成の場合、カード型の容器に少量の化粧品
を単に封入したのみであるから、外観が平面的で装飾性
に乏しく、顧客に与える印象度が小さいものであった。
従って、見栄えが良く、顧客に強い印象を与え得る、プ
レゼンテーション性に優れた試供品の提供手段が望まれ
ていた。
してもらうことは勿論、その品名やキャッチフレーズを
印象づけて、顧客の購買意欲を刺激することが必要であ
るが、上記構成の場合、カード型の容器に少量の化粧品
を単に封入したのみであるから、外観が平面的で装飾性
に乏しく、顧客に与える印象度が小さいものであった。
従って、見栄えが良く、顧客に強い印象を与え得る、プ
レゼンテーション性に優れた試供品の提供手段が望まれ
ていた。
【０００５】本発明は、上記問題点に着眼し、取扱の便
宜に優れていると共に、見栄えが良く、顧客に強い印象
を与えることができる包装用容器、例えば試供品用の簡
易な化粧品容器、或いは少量収容に便利な携帯用の化粧
品容器として特に好適な包装用容器を提供することにあ
る。
宜に優れていると共に、見栄えが良く、顧客に強い印象
を与えることができる包装用容器、例えば試供品用の簡
易な化粧品容器、或いは少量収容に便利な携帯用の化粧
品容器として特に好適な包装用容器を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の包装用容器は、シート面の周縁に嵌合部を設け
てなる蓋部及び本体部が切り込み筋からなる折れ線を介
して互いにフラット状に開き且つ上記シート面同士を重
合して閉じ合わせ可能に連設されてなり、本体部のシー
ト面内に複数の収容凹部と各収容凹部に隣接して収容物
に関連した絵模様をそれぞれ付した装飾部が設けられ、
蓋部のシート面内の上記各収容凹部と対応する部分に容
器外方に凸状に膨らんだ膨出部がそれぞれ設けられてい
ると共に上記各装飾部と対応する部分には装飾部の絵模
様状に縁取られていて容器外方に凸状に膨らんだ膨出部
がそれぞれ設けられ、容器閉合状態で本体部の各収容凹
部に蓋部の対応する各膨出部がそれぞれ重なって収容凹
部内が密封されると共に、収容凹部に収容された収容物
と本体部に付された絵模様とが各膨出部を通して容器外
部から視認され得るように形成されてなるプラスチック
シート製の包装用容器である。
本発明の包装用容器は、シート面の周縁に嵌合部を設け
てなる蓋部及び本体部が切り込み筋からなる折れ線を介
して互いにフラット状に開き且つ上記シート面同士を重
合して閉じ合わせ可能に連設されてなり、本体部のシー
ト面内に複数の収容凹部と各収容凹部に隣接して収容物
に関連した絵模様をそれぞれ付した装飾部が設けられ、
蓋部のシート面内の上記各収容凹部と対応する部分に容
器外方に凸状に膨らんだ膨出部がそれぞれ設けられてい
ると共に上記各装飾部と対応する部分には装飾部の絵模
様状に縁取られていて容器外方に凸状に膨らんだ膨出部
がそれぞれ設けられ、容器閉合状態で本体部の各収容凹
部に蓋部の対応する各膨出部がそれぞれ重なって収容凹
部内が密封されると共に、収容凹部に収容された収容物
と本体部に付された絵模様とが各膨出部を通して容器外
部から視認され得るように形成されてなるプラスチック
シート製の包装用容器である。
【０００７】また、本発明の包装用容器は、本体部の収
容凹部及びこれと対応した蓋部の膨出部が口紅の先端部
状に縁取られ、本体部の装飾部には口紅ケース状の絵模
様が付されていると共にこれと対応した蓋部の膨出部が
口紅ケース状に縁取られてなることを特徴としている。
容凹部及びこれと対応した蓋部の膨出部が口紅の先端部
状に縁取られ、本体部の装飾部には口紅ケース状の絵模
様が付されていると共にこれと対応した蓋部の膨出部が
口紅ケース状に縁取られてなることを特徴としている。
【０００８】
【０００９】
【作用】容器密閉状態で、外部から収容物を視認するこ
とができ、さらに蓋部を上方から一見すると、内部に収
容された化粧品又は化粧品ケースの絵等の装飾模様が膨
出部を通して屈折・反射し、これらをより広角度の範囲
において見ることができると共に、これらに立体感と拡
張感を与えることができ、かつ、化粧品が蓋部に付着し
難くなる。
とができ、さらに蓋部を上方から一見すると、内部に収
容された化粧品又は化粧品ケースの絵等の装飾模様が膨
出部を通して屈折・反射し、これらをより広角度の範囲
において見ることができると共に、これらに立体感と拡
張感を与えることができ、かつ、化粧品が蓋部に付着し
難くなる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を図面を参照
して説明する。本実施例は試供用の口紅を収容する容器
として形成したものであり、図１は本実施例の化粧品容
器の正面図と断面図、図２はその使用状態の斜視図、図
３は容器に化粧品を封入した状態の斜視図と断面図であ
る。
して説明する。本実施例は試供用の口紅を収容する容器
として形成したものであり、図１は本実施例の化粧品容
器の正面図と断面図、図２はその使用状態の斜視図、図
３は容器に化粧品を封入した状態の斜視図と断面図であ
る。
【００１１】本実施例の容器は、透明或いは半透明なプ
ラスチックシート単体又はラミネートシートを真空・圧
空成形或いは加熱加圧成形などして、本体部１と蓋部９
とを折り線１５を介してフラット状に開き、かつ、重合
して閉じることが可能なように連設して形成してある。
ラスチックシート単体又はラミネートシートを真空・圧
空成形或いは加熱加圧成形などして、本体部１と蓋部９
とを折り線１５を介してフラット状に開き、かつ、重合
して閉じることが可能なように連設して形成してある。
【００１２】プラスチックシートは、ポリ塩化ビニル、
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタ
レートなどの熱可塑性プラスチックなどからなる適度に
腰（張り）の強いシートが好適に使用できる。これらの
ラミネートシート、或いは上記シートとプラスチックフ
ィルムとのラミネートシートでもよい。肉厚は０．１〜
１．０ｍｍ程度が好ましく、形状や大きさは利用態様を
勘案して適宜設定することができる。
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタ
レートなどの熱可塑性プラスチックなどからなる適度に
腰（張り）の強いシートが好適に使用できる。これらの
ラミネートシート、或いは上記シートとプラスチックフ
ィルムとのラミネートシートでもよい。肉厚は０．１〜
１．０ｍｍ程度が好ましく、形状や大きさは利用態様を
勘案して適宜設定することができる。
【００１３】本体部１は、シート面２内に口紅の先端部
状に縁取られた適宜深さの収容凹部３を複数並べて形成
し、シート面２の周縁部を下方に折曲して嵌合部４とな
し、さらに嵌合部４の周囲を外方に折り返して平坦縁５
とし、折り線１５とは反対の開放側端部の平坦縁５に切
り込み部６を形成してなっている。
状に縁取られた適宜深さの収容凹部３を複数並べて形成
し、シート面２の周縁部を下方に折曲して嵌合部４とな
し、さらに嵌合部４の周囲を外方に折り返して平坦縁５
とし、折り線１５とは反対の開放側端部の平坦縁５に切
り込み部６を形成してなっている。
【００１４】この本体部１には、さらに口紅を塗るため
の筆等を収容する収容凹部を形成してもよい。また、シ
ート面２は嵌合部４により一段立ち上がった面として設
けてあり、シート面２の背面側は凹部となっているの
で、この凹部を収容部となし、例えば唇に塗った口紅を
落とすためのリムーバー等を収容するようにしてもよ
い。
の筆等を収容する収容凹部を形成してもよい。また、シ
ート面２は嵌合部４により一段立ち上がった面として設
けてあり、シート面２の背面側は凹部となっているの
で、この凹部を収容部となし、例えば唇に塗った口紅を
落とすためのリムーバー等を収容するようにしてもよ
い。
【００１５】また、収容凹部３を透明にしておくことに
より、収容凹部３内で固化し、底部凹面に密着した口紅
Ｓを、口紅Ｓがなくなるまで容器裏側から見ることがで
きるので、これが容器裏側外観のアクセントとなり、美
観が向上するという効果がある。
より、収容凹部３内で固化し、底部凹面に密着した口紅
Ｓを、口紅Ｓがなくなるまで容器裏側から見ることがで
きるので、これが容器裏側外観のアクセントとなり、美
観が向上するという効果がある。
【００１６】シート面２内であって収容凹部３の一側に
隣接した平坦面部分は装飾部７となし、図２に示す如
く、この部分に収容凹部３の縁取りと連ねて口紅ケース
の絵８を印刷又は刻印し、或いは口紅ケースの絵が書か
れた印刷紙を装着できるようになっている。印刷する絵
は収容する化粧品の種類に応じて適宜に選定すればよ
く、化粧品ケース以外の任意の装飾模様を表したもので
もよい。この絵８等の印刷層が２枚のプラスチックフィ
ルムで挟まれていれば、成形時等に剥離を生じないので
好ましい。
隣接した平坦面部分は装飾部７となし、図２に示す如
く、この部分に収容凹部３の縁取りと連ねて口紅ケース
の絵８を印刷又は刻印し、或いは口紅ケースの絵が書か
れた印刷紙を装着できるようになっている。印刷する絵
は収容する化粧品の種類に応じて適宜に選定すればよ
く、化粧品ケース以外の任意の装飾模様を表したもので
もよい。この絵８等の印刷層が２枚のプラスチックフィ
ルムで挟まれていれば、成形時等に剥離を生じないので
好ましい。
【００１７】この場合、平坦なプラスチックフィルムの
必要な部分に予め不透明な印刷を施しておき、これを後
から真空成形、圧空成形等により収容凹部，膨出部又は
嵌合部などの必要な形状に成形するようにすれば、平坦
面への印刷が容易で、かつ成形後に透明部或いは半透明
部を印刷によって汚すおそれもない。また、成形時に印
刷部を避けて透明部のみ成形すれば、成形に伴う絵柄の
歪みや印刷割れの生ずる部分がなく、美しい仕上がりと
なる。
必要な部分に予め不透明な印刷を施しておき、これを後
から真空成形、圧空成形等により収容凹部，膨出部又は
嵌合部などの必要な形状に成形するようにすれば、平坦
面への印刷が容易で、かつ成形後に透明部或いは半透明
部を印刷によって汚すおそれもない。また、成形時に印
刷部を避けて透明部のみ成形すれば、成形に伴う絵柄の
歪みや印刷割れの生ずる部分がなく、美しい仕上がりと
なる。
【００１８】蓋部９は、シート面１０内であって上記収
容凹部３及び装飾部７に印刷された絵８に対応する表面
部分を、シート面１０から適宜に外方に膨出させた膨出
部１１として形成してある。膨出部１１は、収容凹部３
と対応する部分が口紅先端部状に曲面で縁取られ、印刷
された絵８と対応する部分が口紅ケース状に多面に縁取
られていて、それぞれシート面１０の表面側、即ち容器
外方になだらかに膨らむように形成してある。
容凹部３及び装飾部７に印刷された絵８に対応する表面
部分を、シート面１０から適宜に外方に膨出させた膨出
部１１として形成してある。膨出部１１は、収容凹部３
と対応する部分が口紅先端部状に曲面で縁取られ、印刷
された絵８と対応する部分が口紅ケース状に多面に縁取
られていて、それぞれシート面１０の表面側、即ち容器
外方になだらかに膨らむように形成してある。
【００１９】また、蓋部９は、シート面１０の周縁部を
上記嵌合部４と嵌合可能な嵌合部１２とし、さらに嵌合
部１２の周囲に上記平坦縁５と接合する平坦縁１３を形
成し、平坦縁１３の一辺と本体部１の平坦縁５の一辺と
を連設し、その境界に折り線１５を形成し、さらに、折
り線１５とは反対側の開放端部であって上記切り込み部
６と対応する部分の平坦縁１３に突部１４を形成してな
っている。
上記嵌合部４と嵌合可能な嵌合部１２とし、さらに嵌合
部１２の周囲に上記平坦縁５と接合する平坦縁１３を形
成し、平坦縁１３の一辺と本体部１の平坦縁５の一辺と
を連設し、その境界に折り線１５を形成し、さらに、折
り線１５とは反対側の開放端部であって上記切り込み部
６と対応する部分の平坦縁１３に突部１４を形成してな
っている。
【００２０】折り線１５は、ミシン目状に形成し、或い
はＶ字状等の切り込み筋をシート表面に形成するなどし
て、容易に折り曲げ可能で、而も折り曲げたときに厚み
が生ずることなくすっきりと仕上がり、弾性による戻り
も小さい構造としてある。
はＶ字状等の切り込み筋をシート表面に形成するなどし
て、容易に折り曲げ可能で、而も折り曲げたときに厚み
が生ずることなくすっきりと仕上がり、弾性による戻り
も小さい構造としてある。
【００２１】本実施例は、以上のように構成されている
ので、本体部１の収容凹部３に試供用の口紅Ｓを充填
し、蓋部９を折り線１５で折り曲げて本体部１に被せれ
ば、図３に示すように、嵌合部４，１２が嵌合し、両シ
ート面２，１０及び平坦縁５，１３が密接に重合して、
蓋部９は本体部１に嵌着する。
ので、本体部１の収容凹部３に試供用の口紅Ｓを充填
し、蓋部９を折り線１５で折り曲げて本体部１に被せれ
ば、図３に示すように、嵌合部４，１２が嵌合し、両シ
ート面２，１０及び平坦縁５，１３が密接に重合して、
蓋部９は本体部１に嵌着する。
【００２２】かかる状態において、シート面２，１０の
重合により収容凹部３は密閉され、この中に充填された
口紅Ｓの乾燥、湿気や塵埃の混入等による品質劣化を防
ぎ、これと同時に口紅Ｓの容器外部への漏出を防止する
ことができる。収容凹部３の上方には膨出部１１が配設
され、口紅Ｓの表面と蓋部９の裏面とが離れているの
で、口紅Ｓが蓋部９に付着し難い。
重合により収容凹部３は密閉され、この中に充填された
口紅Ｓの乾燥、湿気や塵埃の混入等による品質劣化を防
ぎ、これと同時に口紅Ｓの容器外部への漏出を防止する
ことができる。収容凹部３の上方には膨出部１１が配設
され、口紅Ｓの表面と蓋部９の裏面とが離れているの
で、口紅Ｓが蓋部９に付着し難い。
【００２３】そして、本体部１に設けた収容凹部３及び
口紅ケースの絵８と重合状態にある蓋部９の表面部分
に、容器表面になだらかにふくらむ膨出部１１が設けて
あるので、容器内部に収容された口紅Ｓと絵８が膨出部
４を通して屈折・反射し、これらをより広角度の範囲に
おいて見ることができると同時に立体感と拡張感を与え
ることができ、容器を見る角度によっては、あたかも試
供品ではなく通常市販の口紅及びケースが収容されてい
るかの如く、立体感をもって見ることができる。
口紅ケースの絵８と重合状態にある蓋部９の表面部分
に、容器表面になだらかにふくらむ膨出部１１が設けて
あるので、容器内部に収容された口紅Ｓと絵８が膨出部
４を通して屈折・反射し、これらをより広角度の範囲に
おいて見ることができると同時に立体感と拡張感を与え
ることができ、容器を見る角度によっては、あたかも試
供品ではなく通常市販の口紅及びケースが収容されてい
るかの如く、立体感をもって見ることができる。
【００２４】また、容器内の口紅Ｓを使用するときは、
本体部１を手で支え、突部１４を押圧して蓋部９を本体
部１から外せばよく、指先が収容凹部３内の口紅Ｓに触
れて汚れる心配がない。また、蓋部９は本体部１と連設
しているから紛失する恐れもない。使用後は、蓋部９を
再び本体部１に被せればよく、蓋部９の装脱が繰り返し
可能で操作性が良く、取扱いの便宜に優れている。
本体部１を手で支え、突部１４を押圧して蓋部９を本体
部１から外せばよく、指先が収容凹部３内の口紅Ｓに触
れて汚れる心配がない。また、蓋部９は本体部１と連設
しているから紛失する恐れもない。使用後は、蓋部９を
再び本体部１に被せればよく、蓋部９の装脱が繰り返し
可能で操作性が良く、取扱いの便宜に優れている。
【００２５】本発明の包装用容器は、図４に示すよう
に、本体部１と蓋部９を分離した構成のものでもよい。
に、本体部１と蓋部９を分離した構成のものでもよい。
【００２６】また、上記実施例においては収容凹部に対
応する蓋部の表面部分は外方に膨出する膨出部とした
が、平坦であってもよく、また凹面部とされていてもよ
く、さらには凹凸面部となして、特殊な立体感を出すよ
うにしてもよい。
応する蓋部の表面部分は外方に膨出する膨出部とした
が、平坦であってもよく、また凹面部とされていてもよ
く、さらには凹凸面部となして、特殊な立体感を出すよ
うにしてもよい。
【００２７】さらに、容器全体を透明或いは半透明とし
たが、収容物を外部から視認できるように、蓋部のみを
透明或いは半透明にし、本体部には印刷を施すなどによ
り背景効果を与えることができる。或いは、収容凹部に
対応する蓋部の表面部分のみ、又は膨出部のみを透明或
いは半透明にし、蓋部の残りの部分には印刷を施すよう
にして、収容物や絵等の装飾模様を際立たせることもで
きる。この際、蓋部側に上記表面部分に続けて収容物に
関連する図柄や絵を印刷したり、収容物に関連する形状
にしたりすれば、上記表面部分から視認できる収容物に
適合する効果的な意匠を蓋部側に現すこともできる。
たが、収容物を外部から視認できるように、蓋部のみを
透明或いは半透明にし、本体部には印刷を施すなどによ
り背景効果を与えることができる。或いは、収容凹部に
対応する蓋部の表面部分のみ、又は膨出部のみを透明或
いは半透明にし、蓋部の残りの部分には印刷を施すよう
にして、収容物や絵等の装飾模様を際立たせることもで
きる。この際、蓋部側に上記表面部分に続けて収容物に
関連する図柄や絵を印刷したり、収容物に関連する形状
にしたりすれば、上記表面部分から視認できる収容物に
適合する効果的な意匠を蓋部側に現すこともできる。
【００２８】上記実施例においては本体部及び蓋部の全
周に嵌合縁部を設けたが、容器の四隅部や対向する二
辺、或いは重合する辺の一部を嵌合構造としてもよい。
周に嵌合縁部を設けたが、容器の四隅部や対向する二
辺、或いは重合する辺の一部を嵌合構造としてもよい。
【００２９】
【発明の効果】以上の如く本発明の包装用容器によれ
ば、外部から収容物を視認することができ、例えば化粧
品やその試供品を収容するための簡易構造のプラスチッ
クシート製容器の内部に収容物を収容し、収容物に対応
する例えば化粧品ケースの絵等を表示し、蓋部には容器
外方にふくらむ透明乃至半透明の膨出部を設けたので、
蓋部を上方から一見したときに、容器内部の収容物と絵
等が膨出部を通して屈折・反射し、これらをより広角度
の範囲において見ることができると同時に立体感と拡張
感を与えることができ、容器を見る角度によっては、あ
たかも通常市販の製品が収容されているかの如く、立体
感をもって見ることができる。
ば、外部から収容物を視認することができ、例えば化粧
品やその試供品を収容するための簡易構造のプラスチッ
クシート製容器の内部に収容物を収容し、収容物に対応
する例えば化粧品ケースの絵等を表示し、蓋部には容器
外方にふくらむ透明乃至半透明の膨出部を設けたので、
蓋部を上方から一見したときに、容器内部の収容物と絵
等が膨出部を通して屈折・反射し、これらをより広角度
の範囲において見ることができると同時に立体感と拡張
感を与えることができ、容器を見る角度によっては、あ
たかも通常市販の製品が収容されているかの如く、立体
感をもって見ることができる。
【００３０】また、本発明の容器によれば、収容物を収
容凹部内に確実に密封し、収容物が変質したり、外部に
漏れ出したりする恐れがない。さらに、蓋部の裏面に収
容物が付き難いので、蓋部を開閉する際に指先などを汚
す心配がなく、蓋部の本体部への装脱は繰り返しできる
から、取扱いの便宜に優れ実用上の利益が大きい。
容凹部内に確実に密封し、収容物が変質したり、外部に
漏れ出したりする恐れがない。さらに、蓋部の裏面に収
容物が付き難いので、蓋部を開閉する際に指先などを汚
す心配がなく、蓋部の本体部への装脱は繰り返しできる
から、取扱いの便宜に優れ実用上の利益が大きい。
【図１】本発明の一実施例に係る包装用容器を開放状態
で示しており、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその断面
図である。
で示しており、（Ａ）はその正面図、（Ｂ）はその断面
図である。
【図２】図１の斜視図である。
【図３】図１の包装用容器を折り畳み封止状態で示して
おり、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）はその断面図であ
る。
おり、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）はその断面図であ
る。
【図４】本発明の別の実施例に係る包装容器器の封止前
の状態を示す断面図である。
の状態を示す断面図である。
【図５】従来の化粧品容器例を示しており、（Ａ）は斜
視図、（Ｂ）は（Ａ）のＡ−Ａ線断面図である。
視図、（Ｂ）は（Ａ）のＡ−Ａ線断面図である。
1 本体部
2,10 シート面
3 収容凹部
4,12 嵌合部
5,13 平坦縁
7 装飾部
8 絵
9 蓋部
11 膨出部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭60−101479（ＪＰ，Ｕ)
実開 平３−914（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭55−170217（ＪＰ，Ｕ)
実開 平１−179819（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65D 1/36
A45D 40/00
B65D 1/26
Claims (2)
- 【請求項１】 シート面の周縁に嵌合部を設けてなる蓋
部及び本体部が切り込み筋からなる折れ線を介して互い
にフラット状に開き且つ上記シート面同士を重合して閉
じ合わせ可能に連設されてなり、本体部のシート面内に
複数の収容凹部と各収容凹部に隣接して収容物に関連し
た絵模様をそれぞれ付した装飾部が設けられ、蓋部のシ
ート面内の上記各収容凹部と対応する部分に容器外方に
凸状に膨らんだ膨出部がそれぞれ設けられていると共に
上記各装飾部と対応する部分には装飾部の絵模様状に縁
取られて容器外方に凸状に膨らんだ膨出部がそれぞれ設
けられ、容器閉合状態で本体部の各収容凹部に蓋部の対
応する各膨出部がそれぞれ重なって収容凹部内が密封さ
れると共に、収容凹部に収容された収容物と本体部に付
された絵模様とが各膨出部を通して容器外部から視認さ
れ得るように形成されてなるプラスチックシート製の包
装用容器。 - 【請求項２】 本体部の収容凹部及びこれと対応した蓋
部の膨出部が口紅の先端部状に縁取られ、本体部の装飾
部には口紅ケース状の絵模様が付されていると共にこれ
と対応した蓋部の膨出部が口紅ケース状に縁取られてな
る請求項１に記載の包装用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29105994A JP3458141B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29105994A JP3458141B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 包装用容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08151029A JPH08151029A (ja) | 1996-06-11 |
| JP3458141B2 true JP3458141B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=17763906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29105994A Expired - Lifetime JP3458141B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 包装用容器 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3458141B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-11-25 JP JP29105994A patent/JP3458141B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPH08151029A (ja) | 1996-06-11 |
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