JP3453350B2 - 連続巻出装置及びウェブの連続巻出方法 - Google Patents
連続巻出装置及びウェブの連続巻出方法Info
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- JP3453350B2 JP3453350B2 JP2000277163A JP2000277163A JP3453350B2 JP 3453350 B2 JP3453350 B2 JP 3453350B2 JP 2000277163 A JP2000277163 A JP 2000277163A JP 2000277163 A JP2000277163 A JP 2000277163A JP 3453350 B2 JP3453350 B2 JP 3453350B2
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Description
イン塗工機(あるいはワインダ、つや出し機等)等に備
えられ、ウェブロールから連続的にウェブを巻き出す連
続巻出装置、及びウェブの連続巻出方法に関する。
ライン(オフライン)に備えられ、抄紙機で製造された
ウェブ(原紙)の表面にコーティング(塗工)を施す装
置が知られている。この装置はオフライン塗工機と呼ば
れ、抄紙機で作られたロール状のウェブを、巻出装置
(アンワインダ)にて紙継ぎ(これを技術用語でオフラ
イン塗工機における枠替え、またはスプライスという)
しながら連続塗工を行っている。
工機に備えられる従来の代表的な巻出装置の構成を示し
たものである。まず、図9に示される巻出装置は、ボト
ムフィードタイプの巻出装置であり、図9にはスプライ
ス直前の状態が示されている。ボトムフィードタイプの
巻出装置は、リールスプール4に巻かれた巻出ウエブロ
ール(ウェブロール)7の下側からウエブ(原紙)8が
巻き出される形式であり、巻き出されたウエブ8は巻出
部から上方に立上がったあとリードオフロール106を
経由して塗工部の方へ送られるようになっている。
連の動作について説明すると、まず、新らしい巻出ウエ
ブロール7が水平レール108上の定位置(巻出開始位
置)mにクランプ装置116により固定されたのちにウ
ェブ8の巻出が始まる。巻出ウエブロール7の巻出張力
は、巻出芯であるリールスプール4の一端(バック側
端)に着脱自在の第一クラッチ(図示略)を介して接続
された第一モータ(図示略)の制動力にて制御されてい
る。
の径が二点鎖線で示す中間点の中間ウエブロール径に近
づくと、油圧シリンダ120の作動により、まずトラン
スファアーム101がアーム支点111を軸にして水平
レール108上のリールスプール4に近づき、クランプ
装置116からトランスファアーム101上に設けられ
たクランプ装置117にリールスプール4を移し替え
る。続いてトランスファアーム101は逆方向に回動
し、ウェブ8の巻出を継続したまま巻出ウエブロール7
を巻出開始位置mから巻出終了位置nまで移動させる。
このとき同一のウエブ張力を維持し続けるため、クラン
プ装置117への移し替え時にリールスプール4の他端
(フロント側端)に着脱自在の第二クラッチ(図示略)
を介して第二モータ(図示略)を接続し、前述の第一モ
ータからこの第二モータへ制動源を切り換えて張力制御
を続行する。第二モータはウエブロールの張力制御専用
であり、トランスファアーム101上に配設されてい
る。空になった巻出開始位置mには、搬入台車114上
の待機位置kに準備された新しい巻出ウエブロール7が
搬入レール115に沿って搬入され、水平レール108
上においてクランプ装置116により固定される。
が所定の残紙径に近づくと、図示しないセンサからの径
信号にもとづきジャッキ112が作動し、スプライス装
置100がアーム支点109を軸に回動してしウエブ8
のガイドを継続しながら巻出開始位置mにある新しい巻
出ウエブロール7の表面に接近する。スプライス装置1
00はスプライスアーム103の内側にリードインロー
ル105,鋸刃式紙切り装置113,スプライスロール
104及びリードオフロール106を備えている。スプ
ライスアーム103は、スプライスロール104の表面
と巻出ウェブロール7表面との距離が設定値(通常約1
0mm)の位置まで近づいた時に、図示しないセンサの
作動により停止する。
の表面の巻出リード端7aには、両面粘着テープ10と
リード端7aを止めるためのタブ止め9とが予め施され
ている。そして、図示しないセンサからの加速開始信号
にて、巻出ウエブロール7は、ロール表面速度がウエブ
8と同速になるまで前述の第一モータ(駆動モータ)に
て加速される。
ち、巻出終了位置nにある巻出ウエブロール7の残紙長
が残り少なくなり終に設定長になると、図示しないセン
サにより或いは演算により新巻出ウエブロール3表面の
両面粘着テープ10の位置をとらえ、スプライスロール
104を巻出開始位置mにある巻出ウエブロール7の表
面に瞬間的に押し付ける。これにより、ウエブ8を巻出
ウエブロール7表面の両面粘着テープ10に貼りつける
とともに、瞬時おくれて全幅の鋸刃式紙切り装置113
を作動させる。このときテール長(両面粘着テープ10
部分から鋸刃式紙切り装置113にて切断された切断端
までの切り残し長)が1m程度となるように、各作動の
タイミングを設定する。
ロール7側の第二モータから、巻出開始位置mにある巻
出ウエブロール7側の第一モータへ張力制御が直ちに切
替えられ、塗工を継続したまま巻出ウエブロール7の切
替え、即ち、枠替えが完了する。ウェブ8が巻き出さ
れ、ほとんど空となった空のリールスプール4はクラン
プ装置117を開放することによって、トランスファア
ーム101から空スプール取り出し台121上へ排出さ
れる。
プフィードタイプの巻出装置であり、図10にはスプラ
イス直前の状態が示されている。トップフィードタイプ
の巻出装置は、リールスプール4に巻かれた巻出ウエブ
ロール7の上側からウエブ8が巻き出される形式であ
り、巻き出されたウエブ8は巻出部から下方にくりださ
れリードオフロール136を経由して塗工部の方へ送ら
れるようになっている。
連の動作について説明すると、ウェブ8は水平レール1
38上の定位置(巻出開始位置)mにクランプ装置14
6により固定された巻出ウエブロール7から繰り出され
ている。巻出ウエブロール7の巻出張力は、巻出芯であ
るリールスプール4の一端(バック側端)に着脱自在の
第一クラッチ(図示略)を介して接続された第一モータ
(図示略)の制動力にて制御されている。
の径が二点鎖線で示す中間点の中間ウエブロール径に近
づくと、油圧シリンダ150の作動により、まずトラン
スファアーム131がアーム支点141を軸にして水平
レール138上のリールスプール4に近づき、クランプ
装置146からトランスファアーム131上に設けられ
たクランプ装置147にリールスプール4を移し替え
る。続いてトランスファアーム131は逆方向に回動
し、ウェブ8の巻出を継続したまま巻出ウエブロール7
を巻出終了位置nまで移動させる。このとき同一のウエ
ブ張力を維持し続けるため、クランプ装置147への移
し替え時にリールスプール4の他端(フロント側端)に
着脱自在の第二クラッチ(図示略)を介して第二モータ
(図示略)を接続し、前述の第一モータからこの第二モ
ータへ制動源を切り換えて張力制御を続行する。第二モ
ータはウエブロールの張力制御専用であり、トランスフ
ァアーム131上に配設されている。空になった巻開始
位置mには新たな巻出ウエブロール7が上流から搬入さ
れ、クランプ装置146により水平レール138上に固
定される。
が所定の残紙径に近づくと、図示しないセンサからの径
信号にもとづきジャッキ132が作動し、スプライス装
置130がアーム支点139を軸に回動してしウエブ8
のガイドを継続しながら巻出開始位置mにある巻出ウエ
ブロール7の表面に接近する。スプライス装置130は
スプライスアーム133の内側にリードインロール13
5,鋸刃式紙切り装置143,スプライスロール134
及びリードオフロール136を備えている。スプライス
アーム133は、スプライスロール134の表面と巻出
ウエブロール7との距離が設定値(通常約10mm)の
位置まで近づいた時に、図示しないセンサの作動により
停止する。
ち、巻出終了位置nにある巻出ウエブロール7の残紙長
が残り少なくなり終に設定長になると、図示しないセン
サにより或いは演算により巻出開始位置mにある新しい
巻出ウエブロール7表面の両面粘着テープ10の位置を
とらえ、スプライスロール134を巻出ウエブロール7
表面に瞬間的に押し付ける。これにより、ウエブ8を巻
出ウエブロール7表面の両面粘着テープ10に貼りつけ
るとともに、瞬時おくれて全幅の鋸刃式紙切り装置14
3を作動させる。このときテール長が1m程度となるよ
うに、各作動のタイミングを設定する。
ロール7側の第二モータから巻出開始位置mにある巻出
ウエブロール7側の第一モータへ張力制御が直ちに切替
えられ、塗工を継続したまま巻出ウエブロール7の切替
え、即ち、枠替えが完了する。ウェブ8が巻き出され、
ほとんど空となったリールスプール4は、クランプ装置
117を開放し、空スプール取り出しアーム107を作
動させることによってリジェクトレール110上へ排出
される。
的進歩に伴い、塗工原紙用の抄紙機の速度は高速化が進
み、現在では1500m/minを超えようとするもの
まで現れている。同時に抄紙機自体の大型化も進み、ウ
ェブ幅が10mを超えるものも出現している。このよう
な抄紙機の高速化に伴ないオフライン塗工機の運転速度
も高速化され、現在では1800〜2000m/min
で運転できるものが望まれている。
度が1500m/minを超えると、従来の巻出装置で
はスプライス成功率(枠替成功率)が極端に落ち込んで
しまう(通常の連続操業においては99%以上の成功率
が求められている)。この従来の巻出装置におけるスプ
ライス成功率の低下は以下の原因による。即ち、上述の
ように近年はウエブ8の幅が10m近くにもなるととも
に巻出ウエブロール7の径も大型化し、初期状態で3.
5mを超えトランスファアーム101(131)への受
け渡し時においても2m近い大きさになっている。この
ように大型で重量のある巻出ウエブロール7をトランス
ファアーム101(131)で回動させながら1500
m/min以上の高速で枠替えしようとすると、トラン
スファアーム101(131)で振動が発生し、枠替の
時に重要なスプライスロール104(134)の前後に
おけるウエブ8の張力が安定せず、ウエブ8のばたつき
を発生させる原因となってしまう。
(134)の前後にウエブ8に沿う安定板(図示略)を
設けて対処しているが、この安定板による対処法ではス
ペース的にも性能的にも限界がある。このため、従来の
巻出装置では、ウエブ8のばたつきにより鋸刃式紙切り
装置113(143)における紙切りナイフの食い込み
不良や両面粘着テープ10の接着不良が発生し、これら
がウェブ8の断紙をまねいてスプライス成功率を低下さ
せていたのである。また、トランスファアーム101
(131)への巻出ウエブロール7の受け渡し時におけ
る駆動クラッチの切替動作もウェブ8の運転張力を変動
させる原因となっており、特に1500m/min以上
の高速運転においてはスプライス成功率を大きく低下さ
せる原因の一つになっている。
たもので、ウェブ幅や巻径の拡大により重量の増大した
ウェブロールを扱う場合でも枠替成功率が低下すること
なく常に安定したウェブの巻出を可能にした、連続巻出
装置及びウェブの連続巻出方法を提供することを目的と
する。
に、本発明の連続巻出装置は、ウェブロールの両端部が
載置される平行な一対のガイドレールと、上記一対のガ
イドレールに沿って所定の巻出開始位置から所定の巻出
終了位置まで該ウェブロールを搬送する搬送装置と、少
なくとも該ウェブロールからのウェブの巻き出し時に該
ウェブロールと連結し、該ウェブロールを回転駆動して
巻き出し開始から巻き出し終了まで一貫してウェブの張
力制御を行う回転駆動装置と、該巻出開始位置と該巻出
終了位置との間に配設され、該巻出終了位置にあるウェ
ブロールから巻き出し中のウェブに該巻出開始位置にあ
る新たなウェブロールの巻出端を接着し、該巻出端が接
着された部分の上流部をウェブの幅方向に切断すること
によって、上記の巻出終了位置にあるウェブロールから
上記の巻出開始位置にある新たなウェブロールへの枠替
えを行う枠替装置とを備えたことを特徴としている。
いて該ウェブロールからのウェブの巻き出しが開始され
該ウェブロールの径が所定の径まで縮小した時点で、該
巻出開始位置から該巻出終了位置への該ウェブロールの
搬送を開始するように構成されるのが好ましい。これに
より、該ウェブロールがある程度軽量になってから搬送
することになるので、該搬送装置に加わる負担を低減し
てより安定して該ウェブロールを搬送することができ、
ウェブの張力変動をさらに低減することが可能になる。
されてから該搬送装置による該巻出終了位置への搬送が
開始されるまでの間、該ウェブロールを該巻出開始位置
に強制的に位置決めする位置決め手段を備えるのも好ま
しい。巻き出しの初期状態では該ウェブロールの重量が
大きく、いったん動き始めると静止させるのに多大な制
動力を要し、その際にウェブの張力変動が生じる虞があ
るが、上記のように該ウェブロールを該巻出開始位置に
強制的に位置決めすることにより、該ウェブロールの移
動を防止してウェブの張力変動をさらに低減することが
可能になる。
の端部を把持する把持部材と、該ガイドレールに平行に
配設された走行レールと、該把持部材を該走行レールに
沿って移動させる移動アクチュエータとを備え、該移動
アクチュエータにより該把持部材の位置制御を行うこと
により、該ウェブロールを該巻出開始位置に強制的に位
置決めするように構成されるのが好ましい。また、上記
一対のガイドレールに沿って搬入される該ウェブロール
を該巻出開始位置に停止させる停止装置を備え、該停止
装置により、該ウェブロールを該巻出開始位置に強制的
に位置決めするように構成されるのも好ましい。より好
ましくは、該移動アクチュエータによる該把持部材の位
置制御と該停止装置とを併用して該ウェブロールの強制
位置決めを行うようにする。
一方の回転駆動装置により上記の巻出終了位置にあるウ
ェブロールから巻き出されるウェブの張力制御を行って
いる間に、他方の回転駆動装置により上記の巻出開始位
置にある新たなウェブロールをウェブの走行速度まで加
速し、該枠替装置による枠替後は上記の他方の回転駆動
装置により上記の巻出開始位置にある新たなウェブロー
ルからから巻き出されるウェブの張力制御を行うように
構成されるのも好ましい。これにより、速やかな枠替が
可能になるとともに、加速から巻き出し終了まで同一の
回転駆動装置によって該ウェブロールを回転駆動するこ
とができるので、ウェブの張力変動をさらに低減するこ
とが可能になる。
くとも該巻出開始位置から該巻出終了位置までの間は水
平或いは略水平に形成されているのが好ましい。これに
より、該搬送装置による該ウェブロールの搬送時の負担
を低減してより安定して該ウェブロールを搬送すること
ができ、ウェブの張力変動をさらに低減することが可能
になる。
のウェブの連続巻出方法は、ウェブロールからウェブを
巻き出しながら、該ウェブロールを所定の巻出開始位置
から所定の巻出終了位置まで水平或いは略水平な搬送面
に沿って搬送する搬送工程と、新たなウェブロールを該
巻出開始位置に搬入する搬入工程と、該巻出終了位置に
搬送された該ウェブロールから該巻出開始位置に搬入さ
れた上記の新たなウェブロールへの枠替えを行う枠替工
程とを少なくとも備え、少なくとも該ウェブロールから
ウェブが巻き出されている間は該ウェブロールに回転駆
動装置を連結し、巻き出し開始から巻き出し終了まで一
貫して同一の該回転駆動装置により該ウェブロールから
巻き出されるウェブの張力を制御することを特徴として
いる。
該巻出開始位置において該ウェブロールからのウェブの
巻き出しを開始する巻出開始工程を備え、該ウェブロー
ルの径が所定の径まで縮小した時点で、該巻出開始位置
から該巻出終了位置への該ウェブロールの搬送を開始す
るようにする。これにより、該ウェブロールがある程度
軽量になってから搬送することになるので、該搬送時の
負担を低減してより安定して該ウェブロールを搬送する
ことができ、ウェブの張力変動をさらに低減することが
可能になる。
ェブの巻き出しが開始されてから該巻出終了位置への搬
送が開始されるまでの間、該ウェブロールを該巻出開始
位置に強制的に位置決めするのも好ましい。これによ
り、重量の大きい巻き出しの初期状態における該ウェブ
ロールの移動を防止して、ウェブの張力変動をさらに低
減することが可能になる。
装置の位置制御によって該ウェブロールを該巻出開始位
置に強制的に位置決めしてもよく、該ウェブロールの搬
送面に近接して備えられた停止装置により該ウェブロー
ルを該巻出開始位置に強制的に位置決めしてもよい。よ
り好ましくは、該搬送装置の位置制御と該停止装置との
併用により該ウェブロールの強制位置決めを行うように
する。
において該巻出開始位置に搬入された上記の新たなウェ
ブロールをウェブの走行速度まで加速させる加速工程を
備え、該加速工程では、上記の新たなウェブロールから
のウェブの巻き出し時に用いる該回転駆動装置によって
該ウェブロールの加速を行うのも好ましい。これによ
り、速やかな枠替が可能になるとともに、加速から巻き
出し終了まで同一の回転駆動装置によって該ウェブロー
ルを回転駆動することができるので、ウェブの張力変動
をさらに低減することが可能になる。
施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の第1実施形
態としての連続巻出装置を示すものである。ここでは、
トップフィードタイプの連続巻出装置として本発明の連
続巻出装置を構成している。
1は、フレーム12および固定スタンド13により支持
された一対の水平ガイドレール(ガイドレール)2,2
を備えている。これらの水平ガイドレール2,2は巻出
ウェブロール(ウェブロール)7を支持するための部材
であり、巻出ウェブロール7を支持する支持面は水平若
しくは略水平に形成され、装置幅方向に所定の間隔をあ
けて平行に設置されている。なお、図3、図4に示すよ
うに本連続巻出装置1は左右に略対称形であり、上述の
水平ガイドレール2,2のように左右一対の部材や装置
が多く含まれる。そこで、本明細書中、左右一対の部
材,装置において特に図3,図4中左側を特定する必要
がある場合には符号の末尾にLを付け、右側を特定する
必要がある場合には符号の末尾にRを付け、特に何れか
を特定する必要のない場合にはR,Lは付けないものと
する。
ルスプール4にウェブ(原紙)8を巻き取って形成され
たものであり、リールスプール4の両端部に備えられた
円筒形のベアリング箱73,73を介して水平ガイドレ
ール2,2上に載置されている。ベアリング箱73の外
側には環状の溝73a(図3,4参照)が形成されてお
り、巻出ウェブロール7を水平ガイドレール2,2上に
設置した時にはこれらのリールスプール4の溝73a,
73aに水平ガイドレール2,2がそれぞれ係合し、各
ベアリング箱73,73が各水平ガイドレール2,2上
を走行できるようになっている。したがって、巻出ウェ
ブロール7はベアリング箱73,73内で自在に回転で
きるとともに、水平ガイドレール2,2に沿って、かつ
水平ガイドレール2,2に対して直角をなした姿勢を保
ちながら移動することができるようになっている。
左側)には微少な下り勾配が設けられている。そして、
この下り勾配が設けられた領域の中程所定位置(図1中
の位置k)に、新しい巻出ウェブロール7を待機させて
おく待機位置が設定されている。待機位置kには各水平
ガイドレール2の内側にストッパ14が備えられてい
る。ストッパ14は水平ガイドレール2に支点14aを
中心に揺動自在に取りつけられており、支点14aより
も下流側をトグル17に備えられたクッションシリンダ
15によって支持されている。クッションシリンダ15
はトグル17の一端にピン結合しており、トグル17の
他端はフレーム12固設されたブラケット16にピン結
合している。また、ブラケット16上には油圧シリンダ
18が設けられており、油圧シリンダ18のロッド先端
がトグル17にピン結合している。このような構成によ
り、クレーン等により水平ガイドレール2上の所定位置
(待機位置kよりも上流側)に搬入された巻出ウェブロ
ール7は、水平ガイドレール2の傾斜によって下流側へ
転動していき、待機位置kにおいてベアリング箱73が
ストッパ14,14に係止するようになっている。そし
て、油圧シリンダ18を縮ませてトグル17とクッショ
ンシリンダ15との間をくの字状に曲げ、ストッパ14
を下流側下方に向けて(図1中時計周りに)回動させる
ことにより、ベアリング箱73の係止を解除するととも
に、ストッパ14の上流側端部によってベアリング箱7
3を下流側に向けて押し出すようになっている。
られた領域の最下流位置(図1中の位置m)には、巻出
ウェブロール7からのウェブ8の巻出を開始する巻出開
始位置が設定されている。そして、この巻出開始位置m
には、待機位置kと同様に各水平ガイドレール2の内側
にストッパ14が備えられている。これにより、待機位
置kから押し出された巻出ウェブロール7は、水平ガイ
ドレール2の傾斜によってさらに下流側へ転動してい
き、巻出開始位置mにおいてベアリング箱73がストッ
パ(停止装置)14,14に係止することによって位置
決めされるようになっている。なお、ストッパ14は待
機位置kと同様に水平ガイドレール2に揺動自在に取り
つけられ、クッションシリンダ15,トグル17及び油
圧シリンダ18によって支持されている。ここでは油圧
シリンダ18は固定スタンド13に固設されたブラケッ
ト16上に設けられており、トグル17もこのブラケッ
ト16にピン結合している。
ル7が最初の巻出径(図1中に実線で示す)から約半分
の径の中間巻出ウエブロール径(図1中に二点鎖線で示
す)に至るまでウエブ8を下方向に巻き出す位置であ
る。この巻出開始位置mは通常、据付け時に調整・決定
された後は変更されることはない。巻出開始位置mへの
搬入と同時に、巻出ウエブロール7は図2〜図4で示さ
れる巻出ウェブロール搬送装置(搬送装置)74に装着
されて正確に位置決めされるようになっている。そし
て、巻出開始位置mでの巻出が進み中間巻出ロール径に
なった時点で、巻出ウェブロール搬送装置74により図
1,図2中に示される巻出終了位置nまで水平搬送さ
れ、この巻出終了位置nにおいてさらなる巻き出しが行
われるようになっている。以下、巻出ウェブロール搬送
装置74の具体的構成について記述する。
置kから巻出開始位置mに搬入された巻出ウエブロール
7をさらに正確に位置決めするとともに、水平ガイドレ
ール2,2に沿って巻出ウエブロール7を水平移動させ
る装置であり、水平ガイドレール2,2の外側に並設さ
れている。巻出ウェブロール搬送装置74は、リールス
プール4の搬送面よりも上方に備えられた上部搬送装置
50と、搬送面よりも下方に備えられた下部搬送装置4
1(後述するウエブロール駆動系とともに合体して移動
する)とを備えている。これらの上部搬送装置50,下
部搬送装置41はそれぞれ各水平ガイドレール2,2の
外側に設けられており、一方の側の上部搬送装置50と
他方の側の下部搬送装置41とが対をなして巻出ウェブ
ロール搬送装置74を構成している。
上流側を見て右側の上部搬送装置50Rと左側の下部搬
送装置41Lとが互いに連係して作動にするようになっ
ており、これらの下部搬送装置41Lと上部搬送装置5
0Rとで構成される巻出ウェブロール搬送装置74を第
1巻出ウェブロール搬送装置74(50R,41L)と
呼ぶこととする。また、図4中に実線で示すように装置
の上流側を見て左側の上部搬送装置50Lと右側の下部
搬送装置41Rとが互いに連係して作動にするようにな
っており、これらの上部搬送装置50Lと下部搬送装置
41Rとで構成される巻出ウェブロール搬送装置74を
第2巻出ウェブロール搬送装置74(41R,50L)
と呼ぶこととする。
構成についてそれぞれ説明する。まず、上部搬送装置5
0は、リールスプール4のベアリング箱73に係合する
キャリッジ(把持部材)46と、キャリッジ46を支持
する支持ビーム60と、キャリッジ46を移動させるリ
ニアアクチュエータ(移動アクチュエータ)39とを備
えて構成されている。キャリッジ46は下に凹に形成さ
れ、各先端部には周面をベアリング箱73の外周に直接
接触してベアリング箱73を把持するローラ47が設け
られている。そして、ローラ47,47間でベアリング
箱73を上方から挟むようにして係合するようになって
いる。
ム60は、その両端をフレーム71,71の内側(水平
ガイドレール2側)にヒンジ68,68で結合されると
ともに、両端上部をエアーシリンダ58,58を介して
吊るされている。エアーシリンダ58はフレーム71に
固設されたブラケット59と支持ビーム60との間でピ
ン結合されているため、エアーシリンダ58を伸縮する
事により支持ビーム60は、ヒンジ68を中心に揺動す
るようになっており、これにより支持ビーム60に支持
されたキャリッジ46がリールスプール4のベアリング
箱73に対して着脱されるようになっている。
0の下流側端部に設置されている。リニアアクチュエー
タ39からは両端部を軸受70,70によって回転自在
に支持されたネジ棒48が上流側に伸びており、このネ
ジ棒48にキャリッジ46がネジ結合されている。ネジ
棒48はリニアアクチュエータ39によって回転駆動さ
れ、これにより支持ビーム60に設けられた水平ガイド
レール2に対して平行なレール(走行レール)60aに
沿ってキャリッジ46が移動するようになっている。な
お、リニアアクチュエータ39は、後述する制御装置に
よってネジ棒48の回転量を制御する位置制御が行われ
ている。
73に係合するキャリッジ42と、キャリッジ(把持部
材)42を支持するとともにベアリング箱73に対して
昇降させるキャリッジ昇降装置75と、キャリッジ昇降
装置75を水平ガイドレール2に沿って移動させるリニ
アアクチエータ(移動アクチュエータ)40とを備えて
構成されている。キャリッジ42は上に凹に形成され、
各先端部にベアリング箱73に直接接触してベアリング
箱73を把持するローラ43が設けられており、ローラ
43でベアリング箱73を下方から挟むようにしてベア
リング箱73と係合するようになっている。
ッジ42を支持する支持アーム62と、支持アーム62
をスイングさせてキャリッジ42を昇降させるキャリッ
ジ昇降シリンダ63とを備えて構成されている。支持ア
ーム62は先端部にキャリッジ42が固設されるととも
に後端部を昇降シリンダ63のロッド63aにピン結合
されており、さらに中間部はピン62aにより回転自在
に支持されている。したがって、昇降シリンダ63のロ
ッド63aを伸縮することにより、支持アーム62はピ
ン62aを中心にスイングして先端部のキャリッジ42
を昇降させベアリング箱73に対して着脱させるように
なっている。
面に設けられたレール(走行レール)76上に設置され
ており、キャリッジ昇降装置75の下面に突設された連
結部材77がレール76に沿って設けられた溝78を貫
通し、その下端が溝78の下方に突出している。移動台
57の下流側にはリニアアクチュエータ40が固設され
ており、溝78の下方にはリニアアクチュエータ40か
ら上流側に向けて伸び、両端部を軸受69,69に軸支
されたネジ棒49が配設されている。連結部材77の下
端部はこのネジ棒49にネジ結合しており、リニアアク
チュエータ40によりネジ棒49が回転駆動されること
によってキャリッジ昇降装置75がレール76に沿って
移動するようになっている。このレール76は水平ガイ
ドレール2に対して平行に設けられているので、キャリ
ッジ昇降装置75の移動とともにキャリッジ昇降装置7
5によって支持されるキャリッジ42も水平ガイドレー
ル2に沿って平行に移動することになる。なお、リニア
アクチュエータ40は前述のリニアアクチュエータ39
と同様にネジ棒49の回転量を制御する位置制御が行わ
れるとともに、対応するリニアアクチュエータ39との
間で同期がとられている。
ルスプール4にトルクを加えて巻出のウエブ8の張力を
制御するリールスプール駆動装置(回転駆動装置)79
が備えられている。リールスプール駆動装置79は、駆
動モータ67,クラッチ65,クラッチシフトシリンダ
64を備えて構成されており、駆動モータ67から出力
されるトルクを駆動側プーリ45,ベルト80,従動側
プーリ81を介して出力軸82に伝達するようになって
いる。出力軸82はクラッチシフトシリンダ64により
水平ガイドレール2に対して直角方向に伸縮可能になっ
ており、クラッチシフトシリンダ64を作動して出力軸
82を伸縮させることにより、出力軸82の先端に備え
られたクラッチ65をリールスプール4の軸端部のクラ
ッチブロック66に着脱できるようになっている。そし
て、クラッチ65がリールスプール4の軸端部に係合し
た時には、駆動モータ67からリールスプール4にトル
クが伝達されるようになっている。
位置kから巻出開始位置mに新しい巻出ウェブロール7
が転動してきてストッパ14,14に係止すると、リー
ルスプール4のベアリング箱73を上部搬送装置50,
下部搬送装置41のそれぞれのキャリッジ46,42に
より把持するとともに、リールスプール4の軸端部にク
ラッチ65を接続し、巻出ウェブロール7を図1中の矢
印Aの方向に回転させるようになっている。そして、後
述するスプライスにより新しい巻出ウェブロール7への
紙継が行われてウェブ8の巻き出しが開始されると、リ
ニアアクチュエータ39,40及びストッパ14により
巻出ウェブロール7を巻出開始位置mに保持しながら、
駆動モータ67のトルク制御により巻き出し中のウェブ
8の張力制御を行うようになっている。
巻出ウェブロール7の径が中間巻出ウェブロール径(図
1中に二点鎖線で示す)に達すると、巻出ウェブロール
搬送装置74は、駆動モータ67のトルク制御によりウ
ェブ8の張力制御を続行しながら巻出ウェブロール7を
水平ガイドレール2,2に沿って搬送していくようにな
っている。この時、各リニアアクチュエータ39,40
は、巻出ウェブロール7の軸方向を変えないように互い
に同期してキャリッジ46,42を移動させるようにな
っている。
ェブロール7を巻出開始位置mから巻出終了位置nまで
搬送し、巻出終了位置nにて各リニアアクチュエータ3
9,40の駆動を停止するようになっている。そして、
巻出終了位置nでのウェブ8の巻き出しにより巻出ウェ
ブロール7の径が所定の残紙径に達し、後述するスプラ
イスにより新しい巻出ウェブロール7へウェブ8の紙継
が行われると、巻出ウェブロール搬送装置74は、キャ
リッジ46,42を各ベアリング箱73から外して巻出
開始位置mまで復動させるようになっている。
4、例えば第1巻出ウェブロール搬送装置74(50
R,41L)により巻出ウェブロール7を搬送してウェ
ブ8の巻き出しを行っている間は、他方の第2巻出ウェ
ブロール搬送装置74(50L,41R)は46L,4
2Rを巻出開始位置mまで戻して次回の巻き出しのため
に待機中の巻出ウェブロール7に接続し、クラッチ65
Lを係合させて巻出ウェブロール7を加速するようにな
っている。このように第1巻出ウェブロール搬送装置7
4(50R,41L),第2巻出ウェブロール搬送装置
74(50L,41R)が交互に巻出ウェブロール7を
搬送することによって、中断することなく連続してウェ
ブ8を巻き出すことが可能になっている。ウェブ8の巻
出中における巻出ウェブロール搬送装置74の搬送制御
の詳細については後述する。
開始位置mと巻出終了位置nとの間には、スプライス装
置(枠替装置)6が備えられている。スプライス装置6
は、巻出終了位置nにおいて巻き出し中の巻出ウェブロ
ール7が所定の残紙径に達すると、巻出開始位置mで回
転している新しい巻出ウェブロール7へウェブ8の紙継
を行うことによって巻出ウェブロール7の枠替えを行う
装置である。スプライス装置6は、図5,図6に示すよ
うに左右一対のスプライスアーム31,31の内側にリ
ードインロール22,全幅鋸刃式紙切り装置28,スプ
ライスロール23及びリードオフロール24を備えてい
る。スプライスアーム31,31は幅方向に延設された
クロスステー25により骨組みされ、各スプライスアー
ム31はその上流側端部を固定スタンド13に設けられ
たアーム支点20に回転自在に支持されるとともに、下
流側下端部をジャッキ21により支持されている。ジャ
ッキ21はピット床面34に固設されたブラケット32
に回転自在に支持されている。
ードオフロール24は最上流側(巻出ウェブロール7の
走行方向において最上流側)に配設され、最下流側には
リードインロール22が配設されている。そして、リー
ドオフロール24とリードインロール22との間にスプ
ライスロール23が配設され、リードインロール22と
スプライスロール23との間に全幅鋸刃式紙切り装置2
8が配設されている。このような配置構成により、巻出
ウェブロール7の上側から下方へ向けて巻き出されたウ
ェブ8は、巻出ウェブロール7が巻出開始位置mにある
ときはリードオフロール24にガイドされながら搬出さ
れ、巻出ウェブロール7が巻出開始位置mから巻出終了
位置nに進むにつれてスプライスロール23,リードイ
ンロール22にも順次ガイドされるようになっている。
なお、リードインロール22及びリードオフロール24
はそれぞれ駆動モータ52,54によって、またスプラ
イスロール23はプーリ55を介して駆動モータ53に
よってそれぞれウエブ8と同速に回転駆動されている。
なお、スプライスロール23はクロスステー25に取り
つけられた加圧シリンダ27によって支持されており、
全幅鋸刃式紙切り装置28はクロスステー25に固設さ
れたブラケット51に回転自在に取りつけられ、カット
シリンダ30によって支持されている。
が所定の残紙径に近づくと、図示しないセンサからの検
出信号によりジャッキ21が作動するようになってい
る。このジャッキ21の作動によりスプライスアーム3
1がアーム支点20を軸に図5中に二点鎖線で示す待機
位置から上方へ回転し、各ローラ22〜24によってウ
エブ8をガイドしながら巻出開始位置mにある新しい巻
出ウエブロール7の表面に接近させるようになってい
る。スプライスロール23の表面部近くには図示しない
光電管が備えられており、ジャッキ21は光電管からの
信号に基づき巻出ウエブロール7の表面とスプライスロ
ール23との距離が所定距離(約10mm)まで近づい
た時点で停止するようになっている。なお、この巻出ウ
エブロール7に対する位置制御はジャッキ21が持つリ
ニアセンサ等でストロークを制御することによって行っ
てもよい。
が所定の残紙径に近づくと、巻出開始位置mにある新し
い巻出ウエブロール7のリールスプール駆動装置79に
加速開始信号が入力され、新しい巻出ウエブロール7は
駆動モータ67によってロール表面速度がウエブ8と同
速になるまで加速されるようになっている。そして、巻
出終了位置kにある巻出ウエブロール7の残紙長がいよ
いよ残り少なくなると、新しい巻出ウエブロール7の巻
出端(図11参照)に貼設された両面粘着テープ10の
位置が非接触式の反射式光電管等にてとらえられ、加圧
シリンダ27の作動によりスプライスロール23を介し
てウエブ8が巻出ウエブロール7の表面に瞬間的に押し
付けられようになっている。これによりウエブ8が巻出
ウエブロール7表面の両面粘着テープ10に貼り付けら
れるとともに、瞬時おくれて全幅鋸刃式紙切り装置28
がカットシリンダ30により作動してウェブ8が切断さ
れ、紙継ぎが完了するようになっている。この時の加圧
シリンダ27,カットシリンダ30の各作動タイミング
は、ウェブ8のテール長が1m程度となるように設定さ
れている。紙継ぎの完了後は、巻き出しが終了した側の
リールスプール駆動装置79の駆動モータ67から新し
い巻出ウエブロール7側のリールスプール駆動装置79
の駆動モータ67に直ちに張力制御が切替えられ、これ
により下流の塗工工程での塗工を継続したまま巻出ウエ
ブロール7の切替え、即ち、枠替えが完了するようにな
っている。
ールスプール4はリールスプール駆動装置79の駆動モ
ータ67の回生制動にて停止後、キャリッジ46,42
との係合を開放され、続いて水平ガイドレール2,2の
内側に設けられたレバー36により下流側へ押し出され
るようになっている。レバー36は下流側端部を水平ガ
イドレール2に回転自在に連結され、上流側下端部をフ
レーム12に固設されたブラケット37にピン結合され
た蹴り出しシリンダ35によって支持されている。そし
て、蹴り出しシリンダ35の作動によりレバー36は図
1中時計周り方向に回動してベアリング箱73を押し出
すようになっている。
から下流側端部にかけて傾斜しており、レバー36によ
り押し出されたリールスプール4は、水平ガイドレール
2,2の下流端に向けて転動していき、下流端の取出位
置pに設けられたクッションストッパ19に当たって停
止するようになっている。そして、リールスプール4は
この取出位置pにおいて図示しない建屋天井クレーンに
よって外部へ排出されるようになっている。
置は上述のように構成されているので、次に説明するよ
うな巻出制御(ウェブの連続巻出方法)によってウエブ
8の連続巻出が行われる。以下、図7を参照しながら本
実施形態にかかるウェブの連続巻出方法について説明す
る。なお、以下の制御は本連続巻出装置1に備えられる
図示しないコントローラ(制御装置)により統合的に行
われる。また、ここでは、まず第1巻出ウェブロール搬
送装置74(50R,41L)により巻出ウエブロール
7の保持及び搬送を行っているものとする。
置mにおいて巻出ウエブロール7からウエブ8が巻き出
されている途中の状態から説明する。巻出開始位置mに
おいては、ウエブ8は巻出ウエブロール7から下方へ巻
き出され、スプライス装置6のリードオフロール24に
ガイドされて搬出される。このとき、リニアアクチュエ
ータ40L,39Rは巻出ウエブロール7が実線で示す
初期径から二点鎖線で示す中間巻出ウエブロール径に至
るまで停止状態にあり、リードオフロール24の下流に
ある図示しないキャリアロール部に設けられた張力検出
器からの張力信号をに基づき駆動モータ67Lのトルク
が制御され、ウエブ8の張力制御が行われている。な
お、この状態では、スプライス装置6は下限の待機位置
にある。
エブロール径)に達すると、リニアアクチュエータ40
L,39Rはお互いに同期しつつ、即ち、リールスプー
ル4の軸心と水平ガイドレール2,2が直角を保つよう
にプログラムされた動作で作動し、図7(b)に示すよ
うに巻出終了位置nへ巻出ウエブロール7を水平移動さ
せる。ウエブ8は順次スプライスロール23,リードイ
ンロール22に接触し、リードインロール22,スプラ
イスロール23,リードオフロール24にガイドされつ
つ走行する形となる。この間、第1巻出ウェブロール搬
送装置74(50R,41L)、及び駆動モータ67L
の入れ替えはいっさい行われず、一つの巻出ウエブロー
ル7を巻出開始位置mから巻出終了位置nまで一つの搬
送装置及び駆動モータが受け持つのが本連続巻出装置1
の大きな特徴である。また、この動作と相前後して、予
め両面粘着テープ10及びタブ止め9が仕立てられた新
たな巻出ウエブロール7が、水平ガイドレール2,2の
上流側端部の下り勾配を利用して待機位置kへ送り込ま
れ、ストッパ14により位置決めされる。
置nにある巻出ウエブロール7がほどよい小径となる
と、手動又は自動信号にて待機位置kにある新たな巻出
ウエブロール7が水平ガイドレール2,2の上流側端部
の下り勾配を利用して巻出開始位置mに送り込まれスト
ッパ14により初期位置決めが行われる。引き続いて、
第2巻出ウェブロール搬送装置74(50L,41R)
が巻出ウエブロール7に係合して巻出開始位置mにおけ
る巻出ウエブロール7の精密位置決めが行われるととも
に、駆動モータ67Rからクラッチ65を介してリール
スプール4にトルクが伝達され、巻出ウエブロール7は
回転し始める。
7の巻出がさらに進み、所定の残紙径(枠替準備の残紙
径)になると、リニアセンサ,ロータリエンコーダの回
転数等にてストローク制御されたジャッキ21の作用に
より、図7(d)に示すようにスプライ装置6が下限の
待機位置から上昇する。上昇したスプライ装置6は、ス
プライスロール23表面と巻出開始位置mにおける巻出
ウエブロール7表面との隙間が約10mmとなる距離ま
で近づいた時点で停止する。
ロール7が所定の残紙径(枠替え残紙径)になると、巻
出開始位置mにおける巻出ウエブロール7の粘着テープ
10の位置を検出し、図7(e)に示すように、粘着テ
ープ10がスプライスロール23の近傍に来る直前に加
圧シリンダ27を作動させる。これにより、スプライス
ロール23にガイドされて走行中のウェブ8は瞬間的に
巻出ウエブロール7に押し付けられ、巻出ウエブロール
7の巻出端7a(図11参照)が粘着テープ10によっ
てウェブ8に接着される。ウエブ8に接着された巻出ウ
エブロール7の巻出端7aは、ウエブ8とともに下方へ
向かって巻き出されていく。
間後、カットシリンダ30が作動し、全幅鋸刃式紙切り
装置28をウェブ8に押し付ける。これにより、図7
(f)に示すように、巻出終了位置nにある巻出ウエブ
ロール7から巻き出されているウェブ8は切断され、巻
出終了位置nにある巻出ウエブロール7を駆動している
駆動モータ67Lには急制動がかけられる。また、カッ
トシリンダ30はウェブ8の切断後自動復帰する。以上
の動作によって巻出ウェブロール7の切替え、即ち、枠
替えが完了する。
引き込み限位置まで直ちに下降し、図7(g)に示すよ
うに、スプライス装置6全体も待機位置へ下降する。続
いて、第2巻出ウェブロール搬送装置74(50R,4
1L)との連結から開放された空のリールスプール4
は、レバー36,36の作動により水平ガイドレール
2,2の下流側端部の下り勾配を転動後、取出位置pに
おいてクッションストッパ19に当たって停止し、天井
クレーンにて水平ガイドレール2,2上から外部へ取り
出される。一方、新しい巻出ウエブロール7からは、駆
動モータ67Rにより張力制御されながらウェブ8が巻
き出されていく[以下、図7(a)からの繰り返し]。
平ガイドレール2,2上において巻出ウェブロール7か
らウェブ8を巻き出すので、巻き出し時の巻出ウェブロ
ール7の巻出姿勢が安定し、巻出ウェブロール7の軸心
のぶれや振動等によるウェブ8の張力変動を低減するこ
とができる。したがって、大径の巻出ウェブロール7を
取り扱う場合や1500m/min以上の走行速度でウ
ェブ8が巻き出される場合でも、枠替えの成功率が低下
することなく常に安定したウェブ8の巻出を実現するこ
とができる。
ロール7の径が所定の中間巻出ウェブロール径まで縮小
して巻出ウェブロール7がある程度軽量になってから、
巻出ウェブロール7の搬送を開始するので、各リニアア
クチュエータ39,40に加わる負担を低減して巻出ウ
ェブロール7の巻出姿勢をより安定させることができ
る。
ロール7の重量が大きく、いったん動き始めると静止さ
せるのに多大な制動力を要し、その際にウェブ8の張力
変動が生じる虞がある。この点に関し、本連続巻出装置
1では、巻出ウェブロール7の径が所定の中間巻出ウェ
ブロール径になるまでの間は、巻出ウェブロール7を巻
出開始位置mに強制的に位置決めした状態でウェブ8の
巻き出しを行っているので、ウェブ8の巻き出し時に巻
出ウェブロール7が動き出すことが無く、ウェブ8の張
力変動をさらに低減することができる。特に本連続巻出
装置1では、リニアアクチュエータ39,40によるキ
ャリッジ46,42の位置制御とストッパ14による抵
抗力とを併用して上記の位置決めを行っているので、巻
出ウェブロール7をより確実に巻出開始位置mに保持す
ることができる。
ようにウェブ8の巻き出し中にクラッチの切り替えを行
うことなく、巻き出し開始から巻き出し終了まで一貫し
て同一のリールスプール駆動装置79によってウェブ8
の張力制御を行うので、ウェブ8の張力変動をより低減
することができる。さらに、枠替時の巻出ウェブロール
7の加速も、巻き出し時と同一のリールスプール駆動装
置79によって行っているので、加速から巻き出し終了
までクラッチの切り替えが全く無く、ウェブ8の張力変
動をさらに低減することができる。また、クラッチの切
り替えタイミングを合わせる必要がないので制御が簡単
になるという利点もある。
巻出装置について図8を用いて説明する。本連続巻出装
置はボトムフィードタイプの連続巻出装置として構成さ
れたものであるが、その要部の構成は上述した第1実施
形態と同様である。そこで、上述した第1実施形態と同
一の部位については図8中同一の符号を付して示し、重
複する説明は省略する。なお、図8中では省略している
が、本連続巻出装置においても第1実施形態と同構成の
巻出ウェブロール搬送装置やリールスプール駆動装置が
備えられている。
は、スプライス(枠替装置)装置89を水平ガイドレー
ル2,2(図8中では片側のみ示す)の上方で巻出開始
位置mと巻出終了位置nとの間に備えている。スプライ
ス装置89は、左右一対のスプライスアーム91,91
(図8中では片側のみ示す)の内側にリードインロール
92,全幅鋸刃式紙切り装置95,スプライスロール9
3及びリードオフロール94を備えている。スプライス
アーム91はその上流側端部を水平ガイドレール2の上
方に延設された吊下ビーム96に設けられたアーム支点
87に回転自在に支持されるとともに、下流側の上部を
ジャッキ88により支持されている。ジャッキ21は吊
下ビーム96に回転自在に支持されている。
ードオフロール94は最上流側(巻出ウェブロール7の
走行方向において最上流側)に配設され、最下流側には
リードインロール92が配設されている。そして、リー
ドオフロール94とリードインロール92との間にスプ
ライスロール93が配設され、リードインロール92と
スプライスロール93との間に全幅鋸刃式紙切り装置9
5が配設されている。このような配置構成により、巻出
ウェブロール7の下側から上方へ向けて巻き出されたウ
ェブ8は、巻出ウェブロール7が巻出開始位置mにある
ときはリードオフロール94にガイドされながら上方へ
搬出され、巻出ウェブロール7が巻出開始位置mから巻
出終了位置nに進むにつれてスプライスロール93,リ
ードインロール92にも順次ガイドされるようになって
いる。なお、スプライス装置89による枠替えの方法は
第1実施形態と同様なので、ここでは説明を省略する。
実施形態と同様に蹴り出しシリンダ35及びレバー36
によって巻出終了位置mから取出位置pへ向けて蹴り出
される。ところが、上述したように水平ガイドレール2
の上方には吊下ビーム96が延設されているため、第1
実施形態のように建屋天井クレーンを用いて取出位置p
からリールスプール4を取り出すことができない。そこ
で、本連続巻出装置90では、リールスプール4を上方
に取り出すのではなく、下降装置84を用いて水平ガイ
ドレール2の下方へリールスプール4を降ろすようにな
っている。下降装置84の下限位置には傾斜台85が設
けられており、リールスプール4はこの傾斜台85上に
降ろされ、取出コンベヤ86によって外部へ搬送される
ようになっている。
施形態とはウェブ8の巻き出し方向が異なるだけであ
り、その要部構成には相違がない。また、コントローラ
(制御装置)によるウェブ8の巻出制御(ウェブの連続
巻出方法)もウェブ8の巻き出し方向が異なるだけであ
る。したがって、本連続巻出装置90によってもウェブ
8の巻き出し時には第1実施形態と同様の効果が得られ
る。即ち、水平ガイドレール2,2上において巻出ウェ
ブロール7からウェブ8を巻き出すことにより、巻き出
し時の巻出ウェブロール7の巻出姿勢が安定し、巻出ウ
ェブロール7の軸心のぶれや振動等によるウェブ8の張
力変動を低減することができるとともに、巻き出し開始
から巻き出し終了まで一貫して同一のリールスプール駆
動装置によってウェブの張力制御を行うことにより、ウ
ェブの張力変動をさらに低減することができるので、枠
替えの成功率が低下することなく常に安定したウェブの
巻出を実現することができるのである。
の実施形態を説明したが、本発明の実施形態はこれらに
限定されるものではない。例えば、上述の実施形態で
は、巻出ウェブロール7の巻出開始位置mへの強制的位
置決めにストッパ14を併用しているが、リニアアクチ
ュエータ39,40による位置制御のみで強制的位置決
めを行うことも可能である。
により巻出ウェブロール7を待機位置k及び巻出開始位
置mに停止させているが、摩擦力を利用したブレーキ装
置や磁力を利用したマグネット装置等により巻出ウェブ
ロール7を待機位置k及び巻出開始位置mに停止させる
ようにしてもよく、また、これらの装置によって巻出ウ
ェブロール7の巻出開始位置mへの強制位置決めを行っ
てもよい。
レール2,2に沿って搬送する巻出ウェブロール搬送装
置の構成も上述の実施形態の構成には限定されるもので
はなく、種々の構成を用いることが可能である。例え
ば、上述の各実施形態では、リニアアクチュエータ3
9,40によりネジ棒48,49を介してキャリッジ4
6,42を移動させるようになっているが、例えば、キ
ャリッジ(把持部材)自体に駆動源(移動アクチュエー
タ)をそなえた自走式にすることも可能である。
装置によれば、搬送装置により平行な一対のガイドレー
ル上を搬送しながらウェブロールからウェブを巻き出す
ことにより、巻き出し時のウェブロールの巻出姿勢が安
定し、ウェブロールの軸心のぶれや振動等によるウェブ
の張力変動を低減することができるとともに、従来のよ
うにウェブの巻き出し中にクラッチの切り替えを行うこ
となく巻き出し開始から巻き出し終了まで一貫して同一
の回転駆動装置によってウェブの張力制御を行うことに
より、ウェブの張力変動をさらに低減することができる
ので、ウェブ幅や巻径の拡大により重量の増大したウェ
ブロールを扱う場合でも、枠替成功率が低下することな
く常に安定したウェブの巻出を実現することが可能にな
るという効果がある。
れば、水平或いは略水平な搬送面に沿って搬送しながら
ウェブロールからウェブを巻き出すことにより、巻き出
し時のウェブロールの巻出姿勢が安定し、ウェブロール
の軸心のぶれや振動等によるウェブの張力変動を低減す
ることができるとともに、従来のようにウェブの巻き出
し中にクラッチの切り替えを行うことなく巻き出し開始
から巻き出し終了まで一貫して同一の回転駆動装置によ
ってウェブの張力制御を行うことにより、ウェブの張力
変動をさらに低減することができるので、ウェブ幅や巻
径の拡大により重量の増大したウェブロールを扱う場合
でも、枠替成功率が低下することなく常に安定したウェ
ブの巻出を実現することが可能になるという効果があ
る。
構成を示す側面図であり、巻出ウェブロール搬送装置を
除いて示す図である。
ル搬送装置の構成を示す側面図であり、図1に対応した
図である。
構成を示す図1及び図2のX−X方向矢視図である。
構成を示す図1及び図2のY−Y方向矢視図である。
の構成を示す側面図である。
の構成を示す図5のZ方向矢視図である。
順を示す図であり、(a)〜(g)の順にウェブの巻出
手順を示している。
構成を示す側面図であり、巻出ウェブロール搬送装置を
除いて示す図である。
構成を示す側面図である。
の構成を示す側面図である。
て状態を示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 ウェブロールの両端部が載置される平行
な一対のガイドレールと、 上記一対のガイドレールに沿って所定の巻出開始位置か
ら所定の巻出終了位置まで該ウェブロールを搬送する搬
送装置と、 少なくとも該ウェブロールからのウェブの巻き出し時に
該ウェブロールと連結し、該ウェブロールを回転駆動し
て巻き出し開始から巻き出し終了まで一貫してウェブの
張力制御を行う回転駆動装置と、 該巻出開始位置と該巻出終了位置との間に配設され、該
巻出終了位置にあるウェブロールから巻き出し中のウェ
ブに該巻出開始位置にある新たなウェブロールの巻出端
を接着し、該巻出端が接着された部分の上流部をウェブ
の幅方向に切断することによって、上記の巻出終了位置
にあるウェブロールから上記の巻出開始位置にある新た
なウェブロールへの枠替えを行う枠替装置とを備えたこ
とを特徴とする、連続巻出装置。 - 【請求項2】 該搬送装置は、該巻出開始位置において
該ウェブロールからのウェブの巻き出しが開始され該ウ
ェブロールの径が所定の径まで縮小した時点で、該巻出
開始位置から該巻出終了位置への該ウェブロールの搬送
を開始するように構成されたことを特徴とする、請求項
1記載の連続巻出装置。 - 【請求項3】 少なくともウェブの巻き出しが開始され
てから該搬送装置による該巻出終了位置への搬送が開始
されるまでの間、該ウェブロールを該巻出開始位置に強
制的に位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴と
する、請求項2記載の連続巻出装置。 - 【請求項4】 該搬送装置が、 該ウェブロールの端部を把持する把持部材と、 該ガイドレールに平行に配設された走行レールと、 該把持部材を該走行レールに沿って移動させる移動アク
チュエータとを備え、 該移動アクチュエータにより該把持部材の位置制御を行
うことにより、該ウェブロールを該巻出開始位置に強制
的に位置決めするように構成されたことを特徴とする、
請求項3記載の連続巻出装置。 - 【請求項5】 上記一対のガイドレールに沿って搬入さ
れる該ウェブロールを該巻出開始位置に停止させる停止
装置を備え、 該停止装置により、該ウェブロールを該巻出開始位置に
強制的に位置決めするように構成されたことを特徴とす
る、請求項3又は4記載の連続巻出装置。 - 【請求項6】 該回転駆動装置が一対備えられ、一方の
回転駆動装置により上記の巻出終了位置にあるウェブロ
ールから巻き出されるウェブの張力制御を行っている間
に、他方の回転駆動装置により上記の巻出開始位置にあ
る新たなウェブロールをウェブの走行速度まで加速し、
該枠替装置による枠替後は上記の他方の回転駆動装置に
より上記の巻出開始位置にある新たなウェブロールから
から巻き出されるウェブの張力制御を行うように構成さ
れたことを特徴とする、請求項1〜5の何れかの項に記
載の連続巻出装置。 - 【請求項7】 上記一対のガイドレールは、少なくとも
該巻出開始位置から該巻出終了位置までの間は水平或い
は略水平に形成されていることを特徴とする、請求項1
〜6の何れかの項に記載の連続巻出装置。 - 【請求項8】 ウェブロールからウェブを巻き出しなが
ら、該ウェブロールを所定の巻出開始位置から所定の巻
出終了位置まで水平或いは略水平な搬送面に沿って搬送
する搬送工程と、 新たなウェブロールを該巻出開始位置に搬入する搬入工
程と、 該巻出終了位置に搬送された該ウェブロールから該巻出
開始位置に搬入された上記の新たなウェブロールへの枠
替えを行う枠替工程とを少なくとも備え、 少なくとも該ウェブロールからウェブが巻き出されてい
る間は該ウェブロールに回転駆動装置を連結し、巻き出
し開始から巻き出し終了まで一貫して同一の該回転駆動
装置により該ウェブロールから巻き出されるウェブの張
力を制御することを特徴とする、ウェブの連続巻出方
法。 - 【請求項9】 該搬送工程に先立ち、該巻出開始位置に
おいて該ウェブロールからのウェブの巻き出しを開始す
る巻出開始工程を備え、 該ウェブロールの径が所定の径まで縮小した時点で、該
巻出開始位置から該巻出終了位置への該ウェブロールの
搬送を開始することを特徴とする、請求項8記載のウェ
ブの連続巻出方法。 - 【請求項10】 該巻出開始工程では、少なくともウェ
ブの巻き出しが開始されてから該巻出終了位置への搬送
が開始されるまでの間、該ウェブロールを該巻出開始位
置に強制的に位置決めすることを特徴とする、請求項9
記載のウェブの連続巻出方法。 - 【請求項11】 該巻出開始工程では、該ウェブロール
を搬送する搬送装置の位置制御によって、該ウェブロー
ルを該巻出開始位置に強制的に位置決めすることを特徴
とする、請求項10記載のウェブの連続巻出方法。 - 【請求項12】 該巻出開始工程では、該ウェブロール
の搬送面に近接して備えられた停止装置により該ウェブ
ロールを該巻出開始位置に強制的に位置決めすることを
特徴とする、請求項10又は11記載のウェブの連続巻
出方法。 - 【請求項13】 該枠替工程に先立ち、該搬入工程にお
いて該巻出開始位置に搬入された上記の新たなウェブロ
ールをウェブの走行速度まで加速させる加速工程を備
え、 該加速工程では、上記の新たなウェブロールからのウェ
ブの巻き出し時に用いる該回転駆動装置によって該ウェ
ブロールの加速を行うことを特徴とする、請求項8〜1
2の何れかの項に記載のウェブの連続巻出方法。
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