JP3452783B2 - 振り付け採点機能を有するカラオケ装置 - Google Patents
振り付け採点機能を有するカラオケ装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はカラオケ装置に関
し、より具体的には利用者が振り付けに合わせて踊る所
作を採点する機能を付加したカラオケ装置に関する。
し、より具体的には利用者が振り付けに合わせて踊る所
作を採点する機能を付加したカラオケ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】指定したカラオケ楽曲のカラオケデータ
を処理してその楽曲の伴奏音楽と歌詞画像をスピーカー
とディスプレイに同期して出力するカラオケ装置におい
て、歌唱者の歌唱状況を採点してその採点結果として得
点などをディスプレイに表示する歌唱採点機能が付加さ
れたものがある。この歌唱採点機能は、利用者がリクエ
ストしたカラオケ楽曲を歌唱しているとき、該当のカラ
オケデータから抽出した音程とマイクロホンに入力され
た利用者の音程を比較するなどして歌唱状態を解析し、
演奏処理中に逐次出力されるその解析結果を集計するこ
とで歌唱力に見合った得点を付けている。
を処理してその楽曲の伴奏音楽と歌詞画像をスピーカー
とディスプレイに同期して出力するカラオケ装置におい
て、歌唱者の歌唱状況を採点してその採点結果として得
点などをディスプレイに表示する歌唱採点機能が付加さ
れたものがある。この歌唱採点機能は、利用者がリクエ
ストしたカラオケ楽曲を歌唱しているとき、該当のカラ
オケデータから抽出した音程とマイクロホンに入力され
た利用者の音程を比較するなどして歌唱状態を解析し、
演奏処理中に逐次出力されるその解析結果を集計するこ
とで歌唱力に見合った得点を付けている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】カラオケの楽しみ方と
して、カラオケ楽曲の元歌歌手に似せて歌うことが挙げ
られる。その場合、歌唱状態のみを似せるよりも振り付
けに合わせて歌唱した方が元歌歌手のイメージを同伴者
にアピールしやすく、場の雰囲気も大きく盛り上げるこ
とができる。
して、カラオケ楽曲の元歌歌手に似せて歌うことが挙げ
られる。その場合、歌唱状態のみを似せるよりも振り付
けに合わせて歌唱した方が元歌歌手のイメージを同伴者
にアピールしやすく、場の雰囲気も大きく盛り上げるこ
とができる。
【０００４】しかし、従来の採点機能では歌唱力のみに
ついてその優劣を判定するため、元歌歌手にどのくらい
似ているかを判定するためには不十分な機能である。ま
た、歌唱力が劣っている人や振り付けに合わせて踊るこ
とでカラオケを楽しみたい人にとって舞踊演技力で「勝
負」することができれば、このような人たちにとっても
カラオケをさらに楽しむことができる。
ついてその優劣を判定するため、元歌歌手にどのくらい
似ているかを判定するためには不十分な機能である。ま
た、歌唱力が劣っている人や振り付けに合わせて踊るこ
とでカラオケを楽しみたい人にとって舞踊演技力で「勝
負」することができれば、このような人たちにとっても
カラオケをさらに楽しむことができる。
【０００５】そこで本発明は、利用者の振り付け所作を
採点する機能を備えたカラオケ装置を提供することを目
的としている。
採点する機能を備えたカラオケ装置を提供することを目
的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカラオケ
装置は、つぎの事項（１）〜（６）により特定されるも
のである。 （１）記憶部と、モーション検出部と、採点部とを備
え、カラオケ楽曲の演奏を行うカラオケ装置であること （２）記憶部は、各カラオケ楽曲に個別に対応付けされ
た振り付けデータを記憶すること （３）振り付けデータは、人体部位の位置座標をカラオ
ケ楽曲の演奏時系列に対応させて記述されること （４）モーション検出部は、利用者の人体部位の位置座
標を検出し、その結果を舞踏者所作データとして逐次出
力すること （５）採点部は、カラオケ楽曲の演奏時、当該カラオケ
楽曲に対応付けされた振り付けデータと舞踏者所作デー
タを比較する際、ある時点と次の時点での各人体部位の
座標位置の変化分を計算し、各人体部位の方向、停止を
比較すること （６）採点部は、比較結果に基づいて採点を行うこと
装置は、つぎの事項（１）〜（６）により特定されるも
のである。 （１）記憶部と、モーション検出部と、採点部とを備
え、カラオケ楽曲の演奏を行うカラオケ装置であること （２）記憶部は、各カラオケ楽曲に個別に対応付けされ
た振り付けデータを記憶すること （３）振り付けデータは、人体部位の位置座標をカラオ
ケ楽曲の演奏時系列に対応させて記述されること （４）モーション検出部は、利用者の人体部位の位置座
標を検出し、その結果を舞踏者所作データとして逐次出
力すること （５）採点部は、カラオケ楽曲の演奏時、当該カラオケ
楽曲に対応付けされた振り付けデータと舞踏者所作デー
タを比較する際、ある時点と次の時点での各人体部位の
座標位置の変化分を計算し、各人体部位の方向、停止を
比較すること （６）採点部は、比較結果に基づいて採点を行うこと
【０００７】前記モーション検出手段は、カラオケ利用
者の人体部位に取り付けられたセンサからの出力信号を
検出することで当該人体部位の座標位置データを特定す
るとともに、この座標位置データに基づいて前記舞踊者
所作データを作成して逐次出力することとしてもよい。
者の人体部位に取り付けられたセンサからの出力信号を
検出することで当該人体部位の座標位置データを特定す
るとともに、この座標位置データに基づいて前記舞踊者
所作データを作成して逐次出力することとしてもよい。
【０００８】あるいは、前記モーション検出手段は、カ
ラオケ利用者の人体部位に取り付けられたマーカが出力
する適宜な標識信号を受信し、その受信強度や受信方向
などを解析したり、ビデオカメラが捕らえた映像を順次
画像処理したりすることで前記人体部位の座標位置を特
定してもよい。
ラオケ利用者の人体部位に取り付けられたマーカが出力
する適宜な標識信号を受信し、その受信強度や受信方向
などを解析したり、ビデオカメラが捕らえた映像を順次
画像処理したりすることで前記人体部位の座標位置を特
定してもよい。
【０００９】さらに、前記振り付けデータを処理するこ
とでコンピュータグラフィクスによる振り付けアニメー
ション画像を生成するための手段と、この振り付けアニ
メーション画像をディスプレイに出力するための手段と
を備えることとしてもよい。
とでコンピュータグラフィクスによる振り付けアニメー
ション画像を生成するための手段と、この振り付けアニ
メーション画像をディスプレイに出力するための手段と
を備えることとしてもよい。
【００１０】
【発明の実施の形態】＝＝＝基本的な構成と動作＝＝＝
図１は本発明の実施例におけるカラオケ装置の構成図で
ある。中央制御部１１は内部にＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ
を含み、この中央制御部１１が周辺各構成部に対しデー
タバス６０や制御バス７０を介して適宜な情報通信や制
御を行うことでカラオケ装置１を統括している。なお、
本実施例においてカラオケ装置１は通信カラオケシステ
ムにおける演奏端末であり、カラオケホスト装置１１０
より電話回線１００を通じて配信されるカラオケデータ
をモデム２５を介して受け取り、ハードディスク装置１
２に蓄積していく。
ある。中央制御部１１は内部にＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ
を含み、この中央制御部１１が周辺各構成部に対しデー
タバス６０や制御バス７０を介して適宜な情報通信や制
御を行うことでカラオケ装置１を統括している。なお、
本実施例においてカラオケ装置１は通信カラオケシステ
ムにおける演奏端末であり、カラオケホスト装置１１０
より電話回線１００を通じて配信されるカラオケデータ
をモデム２５を介して受け取り、ハードディスク装置１
２に蓄積していく。
【００１１】中央制御部１１は、操作パネル１７やリモ
コン送信器２０から入力された選曲情報を操作制御部１
９を介して受け取ると、適宜なカラオケデータをハード
ディスク装置１２より取り出して処理する。カラオケデ
ータ中のＭＩＤＩデータなど伴奏音楽生成データはシン
セサイザ１３に順次転送され、カラオケ楽曲の伴奏音楽
が生成される。伴奏音楽のオーディオ信号はミキシング
アンプ１４でマイクロホン１５からの歌唱者の音声信号
と混合されてスピーカ１６に出力される。
コン送信器２０から入力された選曲情報を操作制御部１
９を介して受け取ると、適宜なカラオケデータをハード
ディスク装置１２より取り出して処理する。カラオケデ
ータ中のＭＩＤＩデータなど伴奏音楽生成データはシン
セサイザ１３に順次転送され、カラオケ楽曲の伴奏音楽
が生成される。伴奏音楽のオーディオ信号はミキシング
アンプ１４でマイクロホン１５からの歌唱者の音声信号
と混合されてスピーカ１６に出力される。
【００１２】また、カラオケデータ中の歌詞描出データ
はビデオＲＡＭ２１に転送され、伴奏音楽に同期した歌
詞画像が順次ビットマップ展開される。この歌詞画像
は、映像制御部２２でビデオＣＤチェンジャ２３からの
背景映像にスーパーインポーズされてディスプレイ２４
に出力される。
はビデオＲＡＭ２１に転送され、伴奏音楽に同期した歌
詞画像が順次ビットマップ展開される。この歌詞画像
は、映像制御部２２でビデオＣＤチェンジャ２３からの
背景映像にスーパーインポーズされてディスプレイ２４
に出力される。
【００１３】カラオケ装置１は、上述した基本機能のほ
かに、カラオケ楽曲に合わせて踊る模範演技者の所作と
利用者の所作とを比較し、振り付けにどれだけ似ている
かを採点する振り付け採点機能を備えている。以下、こ
の振り付け採点機能について説明する。
かに、カラオケ楽曲に合わせて踊る模範演技者の所作と
利用者の所作とを比較し、振り付けにどれだけ似ている
かを採点する振り付け採点機能を備えている。以下、こ
の振り付け採点機能について説明する。
【００１４】＝＝＝振り付け採点機能＝＝＝
振り付け採点機能を達成するために、カラオケ装置１は
モーション検出部４０とそれに付随したセンサ４１と２
台のＣＣＤカメラ４２、および採点部５０とを備えてい
る。さらに、カラオケ楽曲に合わせて踊る利用者（舞踊
者）の所作を採点するに当たり、基準となる各カラオケ
楽曲専用の振り付けデータがハードディスク装置１２に
格納されている。以下に振り付け採点機能の概略につい
て説明する。
モーション検出部４０とそれに付随したセンサ４１と２
台のＣＣＤカメラ４２、および採点部５０とを備えてい
る。さらに、カラオケ楽曲に合わせて踊る利用者（舞踊
者）の所作を採点するに当たり、基準となる各カラオケ
楽曲専用の振り付けデータがハードディスク装置１２に
格納されている。以下に振り付け採点機能の概略につい
て説明する。
【００１５】モーションキャプチャ技術
模範演技者および舞踊者の所作を比較するために、所作
をデータ化する必要がある。所作をデータ化するために
はモーションキャプチャ技術が利用される。この技術
は、人の頭や関節などの人体部位にそれぞれセンサを取
付け、このセンサが位置や移動に応じて出力する信号を
解析することで各センサの３次元的な座標位置を検出す
る。そして、各センサの位置と各人体部位とを人体構造
に合わせて対応づけることで所作をデータ化する。な
お、センサを使用したモーションキャプチャ技術にはセ
ンサの種類に応じて光学式、磁気式などの各種方式があ
る。
をデータ化する必要がある。所作をデータ化するために
はモーションキャプチャ技術が利用される。この技術
は、人の頭や関節などの人体部位にそれぞれセンサを取
付け、このセンサが位置や移動に応じて出力する信号を
解析することで各センサの３次元的な座標位置を検出す
る。そして、各センサの位置と各人体部位とを人体構造
に合わせて対応づけることで所作をデータ化する。な
お、センサを使用したモーションキャプチャ技術にはセ
ンサの種類に応じて光学式、磁気式などの各種方式があ
る。
【００１６】また、センサに代えて光や電波などによる
標識信号を発信するマーカを用い、各マーカからの標識
信号を受信してその強度や方向から各マーカの位置を特
定する方法もある。もちろん、ビデオカメラなどが捕ら
えた映像を順次画像処理することで各人体部位の座標変
化を検出することもできる。
標識信号を発信するマーカを用い、各マーカからの標識
信号を受信してその強度や方向から各マーカの位置を特
定する方法もある。もちろん、ビデオカメラなどが捕ら
えた映像を順次画像処理することで各人体部位の座標変
化を検出することもできる。
【００１７】振り付けデータ
振り付けデータは、模範演技者がカラオケ楽曲に合わせ
て踊ったときの所作を記述しており、模範演技者の各人
体部位の座標位置をカラオケ楽曲の演奏時系列に対応さ
せたものである。図２は振り付けデータの概略構造を示
している。カラオケ楽曲の演奏開始時点から所定の時間
間隔で経過時間（ｔ０、ｔ１、・・・）を設定し、各経
過時間毎に関節や頭などの各人体部位の３次元座標位置
を対応付けしている。また、本実施例では、人体部位と
して頭、両肘、両手、腰、両膝、両足を設定している。
て踊ったときの所作を記述しており、模範演技者の各人
体部位の座標位置をカラオケ楽曲の演奏時系列に対応さ
せたものである。図２は振り付けデータの概略構造を示
している。カラオケ楽曲の演奏開始時点から所定の時間
間隔で経過時間（ｔ０、ｔ１、・・・）を設定し、各経
過時間毎に関節や頭などの各人体部位の３次元座標位置
を対応付けしている。また、本実施例では、人体部位と
して頭、両肘、両手、腰、両膝、両足を設定している。
【００１８】舞踊者所作データの作成
この振り付けデータを基準として舞踊者の所作を採点す
るために、モーション検出部４０は舞踊者の所作を先述
の振り付けデータにおける演奏経過時間（ｔ０、ｔ１、
・・・）毎に検出して適宜な形式の舞踊者所作データと
して出力する。
るために、モーション検出部４０は舞踊者の所作を先述
の振り付けデータにおける演奏経過時間（ｔ０、ｔ１、
・・・）毎に検出して適宜な形式の舞踊者所作データと
して出力する。
【００１９】実際にカラオケ会場で舞踊者所作データを
作成するために、本実施例では光学式のモーションキャ
プチャ技術を採用している。この方式は、特殊な照明光
を選択的に反射する球状のミラーをセンサとして用い、
そのミラーからの反射光を複数台のビデオカメラで捕ら
え、三角測量の要領で各ミラーの位置を検出する。モー
ション検出部４０は２台のＣＣＤカメラ４２からの映像
信号を演奏経過時間毎にサンプリングして画像処理し、
各ミラー４１の座標位置を検出する。そして、その座標
位置を振り付けデータと同じ座標系に変換して舞踊者所
作データを作成する。作成された舞踊者所作データは舞
踊者の所作に従ってほぼリアルタイムで逐次出力され
る。
作成するために、本実施例では光学式のモーションキャ
プチャ技術を採用している。この方式は、特殊な照明光
を選択的に反射する球状のミラーをセンサとして用い、
そのミラーからの反射光を複数台のビデオカメラで捕ら
え、三角測量の要領で各ミラーの位置を検出する。モー
ション検出部４０は２台のＣＣＤカメラ４２からの映像
信号を演奏経過時間毎にサンプリングして画像処理し、
各ミラー４１の座標位置を検出する。そして、その座標
位置を振り付けデータと同じ座標系に変換して舞踊者所
作データを作成する。作成された舞踊者所作データは舞
踊者の所作に従ってほぼリアルタイムで逐次出力され
る。
【００２０】採点情報の出力
採点部５０は、モーション検出部４０が逐次出力する舞
踊者所作データと振り付けデータとを演奏時系列順に逐
次比較していく。具体的には、それぞれのデータにおい
て、各人体部位についてある演奏時点（ｔｎ）とその次
の時点（ｔｎ＋１）での座標位置の変化分（ベクトル）
を計算し、各人体部位が所定の方向に移動しているか、
あるいは所定時間停止しているかなどを比較すること
で、模範演技者の所作と舞踊者の所作とを比較してい
る。
踊者所作データと振り付けデータとを演奏時系列順に逐
次比較していく。具体的には、それぞれのデータにおい
て、各人体部位についてある演奏時点（ｔｎ）とその次
の時点（ｔｎ＋１）での座標位置の変化分（ベクトル）
を計算し、各人体部位が所定の方向に移動しているか、
あるいは所定時間停止しているかなどを比較すること
で、模範演技者の所作と舞踊者の所作とを比較してい
る。
【００２１】そして、２つのデータにおける各人体部位
についてベクトルの差分を演奏時系列順に逐次取得する
とともにその差分に応じて所定の点を加算していく。演
奏終了を認知すると、最終的な集計結果を１００点満点
に換算した得点にして採点情報を出力する。次に、採点
機能におけるユーザインタフェース環境とカラオケ装置
１における動作について説明する。
についてベクトルの差分を演奏時系列順に逐次取得する
とともにその差分に応じて所定の点を加算していく。演
奏終了を認知すると、最終的な集計結果を１００点満点
に換算した得点にして採点情報を出力する。次に、採点
機能におけるユーザインタフェース環境とカラオケ装置
１における動作について説明する。
【００２２】振り付け採点機能の利用環境と動作
利用者があるカラオケ楽曲をリモコン送信器２０などを
使ってリクエスト入力する。このとき、その楽曲の演奏
処理に際して振り付け採点機能を利用する旨のユーザ入
力も行う。中央制御部１１はこの一連のユーザ入力を受
け取るとそのカラオケ楽曲を振り付け採点対象楽曲とし
て演奏予約する。
使ってリクエスト入力する。このとき、その楽曲の演奏
処理に際して振り付け採点機能を利用する旨のユーザ入
力も行う。中央制御部１１はこの一連のユーザ入力を受
け取るとそのカラオケ楽曲を振り付け採点対象楽曲とし
て演奏予約する。
【００２３】該当のカラオケ楽曲の演奏順が回ってくる
と、センサ（ミラー）４１の装着を促す表示をディスプ
レイ２４に出力させ、採点を開始する旨のユーザ入力を
受け取るまで演奏処理を一時休止状態とする。また、該
当の振り付けデータをハードディスク装置１２から取り
出して採点部５０に転送する。この振り付けデータは採
点部５０内部のＲＡＭなど適宜な記憶部に格納される。
と、センサ（ミラー）４１の装着を促す表示をディスプ
レイ２４に出力させ、採点を開始する旨のユーザ入力を
受け取るまで演奏処理を一時休止状態とする。また、該
当の振り付けデータをハードディスク装置１２から取り
出して採点部５０に転送する。この振り付けデータは採
点部５０内部のＲＡＭなど適宜な記憶部に格納される。
【００２４】舞踊者は所定のセンサ４１を所定の人体部
位にそれぞれ取り付けてカラオケ会場内の所定の位置に
立ち、演奏処理の休止解除指令をリモコン送信器２０な
どによって入力する。そして、舞踊者は演奏に合わせて
踊る。
位にそれぞれ取り付けてカラオケ会場内の所定の位置に
立ち、演奏処理の休止解除指令をリモコン送信器２０な
どによって入力する。そして、舞踊者は演奏に合わせて
踊る。
【００２５】中央制御部１１は該当のカラオケ楽曲の演
奏処理に連動してモーション検出部４０と採点部５０を
作動させる。演奏中、モーション検出部４０は舞踊者所
作データを順次出力し、採点部５０はこの舞踊者所作デ
ータと振り付けデータとを逐次比較していく。採点部５
０は、演奏が終了した旨を中央制御部１１から受け取る
と、採点情報を返送する。中央制御部１１は取得した採
点情報を得点表示としてディスプレイに出力するための
処理と制御を行う。
奏処理に連動してモーション検出部４０と採点部５０を
作動させる。演奏中、モーション検出部４０は舞踊者所
作データを順次出力し、採点部５０はこの舞踊者所作デ
ータと振り付けデータとを逐次比較していく。採点部５
０は、演奏が終了した旨を中央制御部１１から受け取る
と、採点情報を返送する。中央制御部１１は取得した採
点情報を得点表示としてディスプレイに出力するための
処理と制御を行う。
【００２６】＝＝＝その他＝＝＝
上記実施例において振り付けデータ中に設定された人体
部位の数と舞踊者に装着されるセンサの数は同じである
が、振り付けデータに多数の人体部位を設定し、装着す
るセンサ数を適宜増減させることで難易度を自由に設定
できるようにしてもよい（センサ数を多くするほどより
振り付けデータに忠実に踊らないと高得点にならな
い。）。
部位の数と舞踊者に装着されるセンサの数は同じである
が、振り付けデータに多数の人体部位を設定し、装着す
るセンサ数を適宜増減させることで難易度を自由に設定
できるようにしてもよい（センサ数を多くするほどより
振り付けデータに忠実に踊らないと高得点にならな
い。）。
【００２７】模範演技者の所作と舞踊者の所作を振り付
けデータと舞踊者所作データにおける各人体部位のベク
トル方向によって比較して採点しているが、模範演技者
と舞踊者あるいは各舞踊者毎の体型の違いや振り付けデ
ータの作成時と振り付け採点時あるいはカラオケ会場毎
の測定機器の位置関係の違いなどによって測定誤差が生
じ、採点結果に公正さを欠く場合も想定される。このよ
うな場合、例えば人体部位について振り付けデータと舞
踊者所作データにおけるそれぞれの最大変化量を同じに
なるように正規化し、相対値によって採点するなど適宜
に補正することも可能である。
けデータと舞踊者所作データにおける各人体部位のベク
トル方向によって比較して採点しているが、模範演技者
と舞踊者あるいは各舞踊者毎の体型の違いや振り付けデ
ータの作成時と振り付け採点時あるいはカラオケ会場毎
の測定機器の位置関係の違いなどによって測定誤差が生
じ、採点結果に公正さを欠く場合も想定される。このよ
うな場合、例えば人体部位について振り付けデータと舞
踊者所作データにおけるそれぞれの最大変化量を同じに
なるように正規化し、相対値によって採点するなど適宜
に補正することも可能である。
【００２８】振り付けデータを利用してコンピュータグ
ラフィクスによるアニメーション表示をすることも可能
である。これによって、舞踊者が前もって振り付けを覚
えておく必要がなくなる。
ラフィクスによるアニメーション表示をすることも可能
である。これによって、舞踊者が前もって振り付けを覚
えておく必要がなくなる。
【００２９】なお、振り付け採点機能とともに従来の歌
唱採点機能も付加することは容易であり、カラオケ楽曲
の演奏に際してこの２つの採点機能を使用すれば歌唱と
振り付けの総合得点を表示するなど種々の応用が考えら
れる。
唱採点機能も付加することは容易であり、カラオケ楽曲
の演奏に際してこの２つの採点機能を使用すれば歌唱と
振り付けの総合得点を表示するなど種々の応用が考えら
れる。
【００３０】
【発明の効果】各カラオケ楽曲専用の振り付けに合わせ
て踊る模範演技者の所作を記述した振り付けデータと検
出した利用者の所作に基づいて作成した舞踊者所作デー
タとを比較することで利用者の舞踊演技力に対して得点
をつけることができる。これによって、歌唱力が劣る人
や振り付けに合わせて踊ることでカラオケを楽しむ人に
とってカラオケの娯楽性が増す。
て踊る模範演技者の所作を記述した振り付けデータと検
出した利用者の所作に基づいて作成した舞踊者所作デー
タとを比較することで利用者の舞踊演技力に対して得点
をつけることができる。これによって、歌唱力が劣る人
や振り付けに合わせて踊ることでカラオケを楽しむ人に
とってカラオケの娯楽性が増す。
【００３１】また、振り付けデータを模範演技者の各人
体部位における座標位置の時間変化とし、舞踊者所作デ
ータをモーションキャプチャ技術によって作成すること
で、模範演技者と舞踊者の所作とを人体部位の座標変化
によって比較することができる。モーションキャプチャ
の方式としてセンサやマーカあるいは画像処理などの種
々の方法があり、カラオケ会場の大きさや形状などに応
じて最適な構成を採用することができる。
体部位における座標位置の時間変化とし、舞踊者所作デ
ータをモーションキャプチャ技術によって作成すること
で、模範演技者と舞踊者の所作とを人体部位の座標変化
によって比較することができる。モーションキャプチャ
の方式としてセンサやマーカあるいは画像処理などの種
々の方法があり、カラオケ会場の大きさや形状などに応
じて最適な構成を採用することができる。
【００３２】さらに、振り付けデータに基づいてコンピ
ュータグラフィクスによるアニメーション振り付け映像
をディスプレイに表示すれば、振り付けを前もって覚え
る必要がない。
ュータグラフィクスによるアニメーション振り付け映像
をディスプレイに表示すれば、振り付けを前もって覚え
る必要がない。
【図１】本発明の実施例におけるカラオケ装置の構成図
である。
である。
【図２】上記カラオケ装置で処理される振り付けデータ
の概略構成図である。
の概略構成図である。
１ カラオケ装置
１１ 中央制御部
１２ ハードディスク装置
４０ モーション検出部
４１ センサ
５０ 採点部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G10K 15/04 302
G06T 1/00 315
Claims (5)
- 【請求項１】 記憶部と、モーション検出部と、採点部
とを備え、カラオケ楽曲の演奏を行うカラオケ装置であ
って、 記憶部は、各カラオケ楽曲に個別に対応付けされた振り
付けデータを記憶し、 振り付けデータは、人体部位の位置座標をカラオケ楽曲
の演奏時系列に対応させて記述され、 モーション検出部は、利用者の人体部位の位置座標を検
出し、その結果を舞踏者所作データとして逐次出力し、 採点部は、 カラオケ楽曲の演奏時、当該カラオケ楽曲に対応付けさ
れた振り付けデータと舞踏者所作データを比較する際、
ある時点と次の時点での各人体部位の座標位置の変化分
を計算し、各人体部位の方向、停止を比較し、 比較結果に基づいて採点を行うカラオケ装置。 - 【請求項２】 モーション検出部は、利用者の人体部位
に取り付けられたセンサからの出力信号により人体部位
の位置座標を検出する 請求項１に記載のカラオケ装置。 - 【請求項３】 モーション検出部は、利用者の人体部位
に取り付けられたマーカが出力する標識信号を受信し、
その強度や方向などを解析することにより人体部位の位
置座標を検出する 請求項１に記載のカラオケ装置。 - 【請求項４】 モーション検出部は、ビデオカメラが捕
らえた利用者の映像を順次画像処理することにより人体
部位の位置座標を検出する 請求項１に記載のカラオケ装置。 - 【請求項５】 振り付けデータに基づいて振り付けアニ
メーション画像を生成する手段と、この振り付けアニメ
ーション画像をディスプレイに出力する手段を備える 請求項１〜４に記載のカラオケ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01439498A JP3452783B2 (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 振り付け採点機能を有するカラオケ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01439498A JP3452783B2 (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 振り付け採点機能を有するカラオケ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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