JP3448582B2 - 熱可塑性エラストマー組成物、その成形体及び複合成形体 - Google Patents
熱可塑性エラストマー組成物、その成形体及び複合成形体Info
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Description
マー組成物、その成形体及び複合成形体に関し、特に、
柔軟性、(短期および長期の)圧縮永久歪み、成形加工
性に優れ、かつ軟化剤のブリードアウトを抑えた熱可塑
性エラストマー組成物、その成形体及び複合成形体に関
する。
て、加硫工程を必要とせず、熱可塑性樹脂と同様な成形
加工性及びリサイクルが可能な熱可塑性エラストマー
が、自動車部品、家電部品、電線被覆、医療用部品、履
物、雑貨等の分野で多用されている。
ニル化合物−共役ジエン化合物のブロック共重合体であ
るスチレン−ブタジエンブロック共重合体(SBS)や
スチレン−イソプレンブロック共重合体(SIS)など
のポリスチレン系熱可塑性エラストマーは、柔軟性に富
み、常温で良好なゴム弾性を有し、かつ、これらより得
られる熱可塑性エラストマー組成物は加工性に優れてお
り、加硫ゴムの代替品として広く使用されている。
と共役ジエンのブロック共重合体の分子内二重結合を水
素添加したエラストマー組成物は、耐熱老化性(熱安定
性)および耐候性を向上させたエラストマーとして、さ
らに広く多用されている。
共重合体を用いた熱可塑性エラストマー組成物は、未だ
ゴム的特性、例えば、耐油性、加熱加圧変形率(圧縮永
久歪み)や高温時のゴム弾性に問題があり、この点を改
良するものとして、上記ブロック共重合体の水素添加誘
導体を含む組成物を架橋させて得られる架橋体が提案さ
れている(例えば、特開昭59−6236号公報、特開
昭63−57662号公報、特公平3−49927号公
報、特公平3−11291号公報及び特公平6−136
28号公報)。
水添ブロック共重合体の架橋組成物は、高温時、特に1
00℃における圧縮永久歪みが未だに不十分であり、機
械強度が低下し易いという問題があり、従来加硫ゴム用
途で要求されている性能レベルに到達していないのが現
状である。また押出成形では高温時の溶融張力が低いた
めに形状保持性が悪化し、射出成形では成形サイクルが
長くなるなど、成形加工面の問題点も多い。
れも、ショアA硬さで40以上であり、軟化剤の添加量
を増量することによって軟化させているが、かかる場合
には、成形品表面にベタツキが発生したり、加熱応力下
において軟化剤のブリードアウトを生じ、実用上好まし
くないという問題点を含んでいるのが現状である。
目的は、柔軟性、(短期および長期の)圧縮永久歪み、
耐油性に優れ、かつ軟化剤のブリードアウトを抑えた熱
可塑性エラストマー組成物を提供することである。
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の水素添加
スチレン系エラストマーを、低融点かつ低溶融粘度の熱
可塑性樹脂と溶融混練することにより、柔軟性、圧縮永
久歪み、成形加工性に優れ、軟化剤のブリードアウトを
抑えた熱可塑性エラストマー組成物が得られることを見
出し、本発明を完成した。
芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックAの少
なくとも2個と、共役ジエン化合物を主体とする重合体
ブロックBの少なくとも1個とからなるブロック共重合
体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体(a−
1)及び/又は共役ジエン化合物ブロック共重合体の水
素添加物(a−2)100重量部、 (b)非芳香族系ゴム用軟化剤30〜150重量部、 (c)軟化点が80〜170℃、および溶融粘度が10
ポイズになる温度が120〜250℃である石油系炭化
水素樹脂3〜100重量部、及び (d)有機過酸化物0.01〜3重量部 を含有すること
を特徴とする熱可塑性エラストマー組成物である。
テル系架橋助剤0.1〜10重量部を更に含有すること
を特徴とする第1の発明に記載の熱可塑性エラストマー
組成物である。
オキサイド分解型ポリオレフィン樹脂0.1〜25重量
部を更に含有することを特徴とする第1又は2の発明に
記載の熱可塑性エラストマー組成物である。
いずれかの発明に記載の熱可塑性エラストマー組成物か
らなることを特徴とする成形体である。
に記載の成形体からなることを特徴とする医療用弾性部
材、食品用弾性部材またはインクジェット記録装置用弾
性部材である。
に記載の成形体とポリプロピレン系樹脂からなる成形体
とを熱融着してなることを特徴とする熱融着複合成形体
である。
に記載の熱融着複合成形体からなることを特徴とする医
療用弾性部材、食品用弾性部材またはインクジェット記
録装置用弾性部材である。
成物の構成成分、製造方法、用途等について以下に詳細
に説明する。
分 (1)芳香族ビニル化合物を主体とする少なくとも2個
の重合体ブロックAと、共役ジエン化合物を主体とする
少なくとも1個の重合体ブロックBとからなるブロック
共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重合体
(a−1)及び/又は共役ジエン化合物ブロック共重合
体の水素添加物(a−2) 本発明の熱可塑性エラストマー組成物における芳香族ビ
ニル化合物を主体とする少なくとも2個の重合体ブロッ
クAと、共役ジエン化合物を主体とする少なくとも1個
の重合体ブロックBとからなるブロック共重合体を水素
添加して得られる水添ブロック共重合体成分(a−1)
は、芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックA
の少なくとも2個と、共役ジエン化合物を主体とする重
合体ブロックBの少なくとも1個とからなるブロック共
重合体を水素添加して得られる重合体である。例えば、
A−B−A、B−A−B−A、A−B−A−B−A等の
構造を有する芳香族ビニル化合物−共役ジエン化合物の
ブロック共重合体を水素添加して得られるものである。
ロックAは、芳香族ビニル化合物のみからなる重合体
か、芳香族ビニル化合物と50重量%未満の共役ジエン
化合物との共重合体であってもよい。また、共役ジエン
化合物を主体とする重合体ブロックBは、共役ジエン化
合物のみからなる重合体か、共役ジエン化合物と50重
量%未満の芳香族ビニル化合物の共重合体であってもよ
い。
も2個の重合体ブロックAと、共役ジエン化合物を主体
とする少なくとも1個の重合体ブロックBとからなるブ
ロック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック重
合体成分(a−1)は、共役ジエン化合物を主体とする
重合体ブロックBにおいて、その水素添加率は任意であ
るが、好ましくは50%以上、より好ましくは55%以
上、更に好ましくは60%以上である。また、そのミク
ロ構造は、任意であり、例えば、ブロックBがブタジエ
ン単独で構成される場合、ポリブタジエンブロックにお
いては、1,2−ミクロ構造が好ましくは20〜50重
量%、特に好ましくは25〜45重量%である。また、
1,2−結合を選択的に水素添加した物であっても良
い。ブロックBがイソプレンとブタジエンの混合物から
構成される場合、1,2−ミクロ構造が好ましくは50
%未満、より好ましくは25%未満、より更に好ましく
は15%未満である。
場合、ポリイソプレンブロックにおいてはイソプレンの
好ましくは70〜100重量%が1,4−ミクロ構造を
有し、かつイソプレンに由来する脂肪族二重結合の好ま
しくは少なくとも90%が水素添加されたものが好まし
い。
を使用する場合には、好ましくは上記水添物を用途に合
わせて適宜使用することが出来る。
分全体の5〜70重量%の割合で存在するのが好まし
い。さらに、(a−1)成分全体の重量平均分子量は、
50,000〜550,000であるものが好ましい。
例としては、スチレン−エチレン・ブタジエン−スチレ
ン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン・プロピ
レン−スチレン共重合体(SEPS)、スチレン−エチ
レン・エチレン・プロピレン−スチレン共重合体(SE
EPS)、スチレン−ブタジエン・ブチレン−スチレン
共重合体(部分水添スチレン−ブタジエン−スチレン共
重合体、SBBS)等を挙げることができる。
少なくとも2個の重合体ブロックAと、共役ジエン化合
物を主体とする少なくとも1個の重合体ブロックBとか
らなるブロック共重合体を水素添加して得られるブロッ
ク共重合体の製造方法としては数多くの方法が提案され
ているが、代表的な方法としては、例えば特公昭40−
23798号公報に記載された方法により、リチウム触
媒又はチーグラー型触媒を用い、不活性媒体中でブロッ
ク重合させて得ることができる。こうしたブロック共重
合体の水素添加処理は、公知の方法により、不活性溶媒
中で水素添加触媒の存在下に行うことができる。
共重合体の水素添加物(a−2)としては、例えば、ブ
タジエンのブロック共重合体を水素添加して得られる結
晶性エチレンブロックと非晶性エチレン−ブテンブロッ
クを有するブロック共重合体(CEBC)等が挙げられ
る。本発明においては、共役ジエン化合物ブロック共重
合体の水素添加物物は、単独で用いてもよく、2種以上
を混合して用いてもよい。
系ゴム用軟化剤成分(b)としては、非芳香族系の鉱物
油または液状もしくは低分子量の合成軟化剤を挙げるこ
とができる。ゴム用として用いられる鉱物油軟化剤は、
芳香族環、ナフテン環およびパラフィン鎖の三者の組み
合わさった混合物であって、パラフィン鎖炭素数が全炭
素数の50%以上を占めるものはパラフィン系、ナフテ
ン環炭素数が30〜40%のものはナフテン系、芳香族
炭素数が30%以上のものは芳香族系と呼ばれて区別さ
れている。
油系ゴム用軟化剤としては、パラフィン系およびナフテ
ン系のものがあるが、芳香族系の軟化剤は、その使用に
より成分(a)が可溶となり、架橋反応を阻害し、得ら
れる組成物の物性の向上が図れないので好ましくない。
本発明の成分(b)としては、パラフィン系のものが好
ましく、更にパラフィン系の中でも芳香族環成分の少な
いものが特に適している。また、液状もしくは低分子量
の合成軟化剤としては、ポリブテン、水素添加ポリブテ
ン、低分子量ポリイソブチレン等が挙げられる。これら
の中では、ポリブテンまたは水素添加ポリブテンが好ま
しい。
は、37.8℃における動的粘度が20〜50000c
St、100℃における動的粘度が5〜1500cS
t、流動点が−10〜−15℃、引火点(COC)が1
70〜300℃を示すのが好ましい。さらに、重量平均
分子量が100〜2,000のものが好ましい。
成分(a−1)を用いる場合は、成分(a−1)100
重量部に対して、30〜150重量部であり、好ましく
は50〜120重量部である。配合量が30重量部未満
では、得られる熱可塑性エラストマー組成物の成形性が
悪くなると共に、硬度が高くなり過ぎ柔軟性が失われて
ゴム的感触の製品が得られない。150重量部を超える
と、得られる熱可塑性エラストマー組成物から軟化剤が
ブリードアウトしやすく、剥離や変形及びフローマーク
が成形品に生じ易くなる。
場合は、成分(a−2)100重量部に対して、30〜
170重量部であり、好ましくは50〜160重量部で
ある。配合量が30重量部未満では、得られる熱可塑性
エラストマー組成物の成形性が悪くなると共に、硬度が
高くなり過ぎ柔軟性が失われてゴム的感触の製品が得ら
れない。170重量部を超えると、得られる熱可塑性エ
ラストマー組成物から軟化剤がブリードアウトしやす
く、剥離や変形及びフローマークが成形品に生じ易くな
る。
化水素樹脂成分(c)は、得られる熱可塑性エラストマ
ー組成物のゴム分散を良好にし、かつ成形品の外観を良
好にすると共に、硬度及び収縮率の調整に効果を有する
ものである。石油系炭化水素樹脂は、石油類のスチーム
クラッキングで副生するC5留分を主に原料とする脂肪
族系石油樹脂、C9留分を主に原料とする芳香族系石油
樹脂、両者を共重合するC5C9共重合樹脂等がある
が、下記に述べる範囲の軟化点及び溶融粘度を有する石
油系炭化水素樹脂であれば、特に限定されないが、芳香
族類を含有する共重合体系樹脂であることが好ましい。
あり、好ましくは110〜160℃の範囲のものであ
る。軟化点が上記の範囲外では、得られるエラストマー
組成物の柔軟性と圧縮永久歪みと成形加工性のバランス
が悪化する。また、成分(c)の溶融粘度が10ポイズ
になる温度は、120〜250℃であり、好ましくは1
50〜240℃である。溶融粘度が10ポイズになる温
度が120℃未満では、得られるエラストマー組成物の
ゴム弾性が悪化し、250℃を超えると、得られるエラ
ストマー組成物の成形性が低下する。
は、芳香族系樹脂が挙げられ、特に芳香族モノマーとの
共重合体であるEndex155(Eastman C
hemical社製)やα−メチルスチレンとスチレン
の共重合体であるKriatalex5140(Eas
tman Chemical社製)が挙げられる。
重量部に対して、3〜100重量部であり、好ましくは
10〜50重量部である。配合量が3重量部未満では、
得られるエラストマー組成物の成形性が悪化し、剥離や
変形及びフローマークが成形品に生じ易くなる。100
重量部を超えると、得られるエラストマー組成物の成形
性が悪くなると共に、エラストマー組成物の硬度が高く
なり過ぎ柔軟性が失われてゴム的感触の製品が得られな
い。
物成分(d)を配合する。成分(d)は、ラジカルを発
生せしめ、そのラジカルを連鎖的に反応させて、成分
(a)を架橋せしめる働きをする。成分(d)として
は、例えば、ジクミルパーオキシド、ジ−tert−ブ
チルパーオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−
(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)
ヘキシン−3、1,3−ビス(tert−ブチルパーオ
キシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス(tert
−ブチルパーオキシ)−3、3,5−トリメチルシクロ
ヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス(tert−ブチ
ルパーオキシ)バレレート、ベンゾイルパーオキシド、
p−クロロベンゾイルパーオキシド、2,4−ジクロロ
ベンゾイルパーオキシド、tert−ブチルパーオキシ
ベンゾエート、tert−ブチルパーオキシイソプロピ
ルカーボネート、ジアセチルパーオキシド、ラウロイル
パーオキシド、tert−ブチルクミルパーオキシド等
を挙げることができる。これらのうちで、臭気性、着色
性、スコーチ安全性の観点から、2,5−ジメチル−
2,5−ジ−(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン−3が特に好ましい。
重量部に対して、0.01〜3重量部、好ましくは0.
05〜1.0重量部である。配合量が0.01重量部未
満では、架橋を十分達成できず、得られる熱可塑性エラ
ストマー組成物の耐熱性、機械的強度が低い。一方、3
重量部を超えると、成形性が悪くなる。
て、エステル系架橋助剤成分(e)を配合することがで
きる。成分(e)は、熱可塑性エラストマー組成物の製
造において、上記の(d)有機過酸化物による架橋処理
に際して配合することができ、これにより均一かつ効率
的な架橋反応を行うことができる。また、多量に配合す
ることにより、非芳香族系ゴム用軟化剤、特に、低分子
量パラフィン系オイル等を適度に架橋し、熱可塑性エラ
ストマー組成物からのブリードアウトを抑制することが
できる。
シアヌレート、エチレングリコールジメタクリレート、
ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレン
グリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコー
ルジメタクリレート、エチレングリコールの繰り返し単
位数が9〜14のポリエチレングリコールジメタクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ア
リルメタクリレート、2−メチル−1,8−オクタンジ
オールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメ
タクリレートのような多官能性メタクリレート化合物、
ポリエチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート
のような多官能性アクリレート化合物、ビニルブチラー
ト又はビニルステアレートのような多官能性ビニル化合
物を挙げることができる。これらは、単独あるいは2種
類以上を組み合わせて用いても良い。上記の架橋助剤の
うち、多官能性アクリレート化合物または多官能性メタ
クリレート化合物が好ましく、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタク
リレートが特に好ましい。これらの化合物は、取扱いが
容易であると共に、有機過酸化物可溶化作用を有し、有
機過酸化物の分散助剤として働くため、熱処理による架
橋が均一かつ効果的になされ、硬さとゴム弾性のバラン
スのとれた熱可塑性エラストマー組成物が得られる。
成分(a)100重量部に対して、0.1〜10重量部
が好ましく、より好ましくは0.1〜3重量部である。
配合量が、10重量部を超えると、自己重合性により熱
可塑性エラストマー組成物の架橋の度合が低下して効果
が得られなくなる。
ン樹脂成分(f) 本発明の熱可塑性エラストマー組成物においては、必要
に応じて、パーオキサイド分解型ポリオレフィン樹脂成
分(f)を配合することができる。成分(f)は得られ
る熱可塑性エラストマー組成物からなる成形体のパーオ
キサイド分解型ポリオレフィン樹脂から成る成形体との
熱融着性を著しく向上させることが出来る。
理することによって熱分解して分子量を減じ、溶融時の
流動性が増大するオレフィン系の重合体又は共重合体で
あり、例えば、アイソタクチックポリプロピレンやプロ
ピレンと他のα−オレフィン、例えば、エチレン、1−
ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−オクテンなどとの共重合体を挙げることができる。
SC測定による融点は、好ましくは、Tmが150〜1
67℃、△Hmが25〜83mJ/mgの範囲のもので
ある。結晶化度はDSC測定のTm、△Hmから推定す
ることができる。Tm、△Hmが上記の範囲外では、得
られるエラストマー組成物の耐油性や100℃以上にお
けるゴム弾性が改良されない。
(MFR、ASTM D−1238、L条件、230
℃)は、好ましくは0.1〜200g/10分、更に好
ましくは0.5〜100g/10分である。MFRが
0.1g/10分未満では、得られるエラストマー組成
物の成形性が悪化し、200g/10分を超えると、得
られるエラストマー組成物のゴム弾性が悪化する。
成分(a)100重量部に対して、0.1〜25重量部
が好ましく、より好ましくは1〜20重量部である。2
5重量部を超えると、得られたエラストマー組成物の柔
軟性が悪化し、ゴム弾性が低下する。
成分の他に、さらに必要に応じて、各種のブロッキング
防止剤、シール性改良剤、熱安定剤、酸化防止剤、光安
定剤、紫外線吸収剤、滑剤、結晶核剤、着色剤等を含有
することも可能である。ここで、酸化防止剤としては、
例えば、2,6−ジ−tert−p−ブチル−p−クレ
ゾール、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、
2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、
4,4−ジヒドロキシジフェニル、トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブ
タン等のフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化
防止剤、チオエーテル系酸化防止剤等が挙げられる。こ
のうちフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防
止剤が特に好ましい。酸化防止剤は、上記の成分(a)
〜(f)の合計100重量部に対して、0〜3.0重量
部が好ましく、特に好ましくは0.1〜1.0重量部で
ある。
(a)〜(d)、又は必要に応じて成分(e)〜(g)
を加えて、各成分を同時にあるいは任意の順に加えて溶
融混練することにより製造することができる。
公知の方法を使用し得る。例えば、単軸押出機、二軸押
出機、ロール、バンバリーミキサー又は各種のニーダー
等を使用し得る。例えば、適度なL/Dの二軸押出機、
バンバリーミキサー、加圧ニーダー等を用いることによ
り、上記操作を連続して行うこともできる。ここで、溶
融混練の温度は、好ましくは160〜220℃である。
を有し、永久圧縮歪み、特に70℃以下の圧縮歪みに優
れ、しかも得られた製品を過度な応力変形や負荷がかか
る状態で使用しても、軟化剤のブリードアウトが少ない
ため、環境を汚染しないという特徴がある。したがっ
て、本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、成形加工
により、医療用シール部材、食品用シール部材、電機部
品材料、ボトルキャップパッキン、自動車用シール部
材、ポリオレフィンまたは硬質熱可塑性エラストマーと
の多色成形シール部材等に用いることができ、特に、イ
ンクジェット記録装置等におけるインク漏れシール部材
等に極めて有用に用いることができる。
成物は、ポリオレフィン樹脂、特にポリプロピレン系樹
脂との熱融着性に優れるため、該熱可塑性エラストマー
組成物からの成形体とポリプロピレン系樹脂からの成形
体とを熱融着することにより容易に複合熱融着成形体を
成形することができる。
は、例えば、医療用シール部材、食品用シール部材、電
機部品材料、ボトルキャップパッキン、自動車用シール
部材、多色成形シール部材の複合成形体が挙げられ、特
に、インクジェット記録装置等におけるインク漏れシー
ル部材等に極めて有用に用いることができる。
的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。なお、物性の測定は以下の方法を用い
て行った。 (1)比重:JIS K 7112に準拠し、試験片は
1mm厚プレスシートを用いて測定を行なった。 (2)硬度:JIS K 7215に準拠し、試験片は
6.3mm厚プレスシートを用い、デュロメータ硬さ・
タイプAにて測定した。 (3)引張強さ:JIS K 6301に準拠し、試験
片は1mm厚プレスシートを、3号ダンベル型に打抜い
て使用した。引張速度は500mm/分とした。 (4)100%伸び応力:JIS K 6301に準拠
し、試験片は1mm厚プレスシートを、3号ダンベル型
に打抜いて使用した。引張速度は500mm/分とし
た。 (5)破断伸び:JIS K 6301に準拠し、試験
片は1mm厚プレスシートを、3号ダンベル型に打抜い
て使用した。引張速度は500mm/分とした。 (6)圧縮永久歪み:JIS K 6262に準拠し、
試験片は6.3mm厚さプレスシートを使用した。25
%変形の条件にて、70℃×22時間で測定した。 (7)耐ブリード性:成形品を70℃×168時間の環
境下で25%圧縮した後の成形品について、低分子量物
のブリード及びブルーミングの有無を目視により観察
し、次の基準で評価した。◎ :良い○ :やや悪い ×:悪い (8)耐タック性:試験片は上記1mm厚プレスシート
を使用し、2枚重ね合わせ、500g/cm2荷重で2
4時間放置した後、プレスシートのはがれ具合を目視に
より観察し、次の基準で評価した。◎ :良い○ :やや悪い ×:悪い (9)射出成形性:130mm×130mm×2mmの
シートを射出成形し、その外観を目視により観察し、フ
ローマーク、ヒケ発生の有無を次の基準で評価した。◎ :良い○ :やや悪い ×:悪い
1を用い、180度剥離強度試験により剥離強度で表し
た。 図1〜3において、長さ150mm、巾25mm、厚さ
4mmのポリプロピレン製樹脂板3を下記の射出条件で
射出成形にて作成した。樹脂板作成に使用した樹脂は次
のとおりである。 ポリプロピレン樹脂:PP−BC8(日本ポリケム株式
会社製)、結晶化度;Tm166℃、△Hm;82mJ
/mg、MFR;1.8g/10分 (樹脂板の射出条件は、使用した樹脂メーカーの推奨射
出条件に準拠した。) 射出成形機:日精樹脂工業社製 FS−120 成形温度:180〜220℃ 金型温度:40℃ 射出速度:55mm/秒 射出圧力:1400kg/cm2 保圧圧力:400kg/cm2 射出時間:6秒 冷却時間:45秒
の一部に紙4を両面テープで貼り付け、金型内にインサ
ートした後、熱可塑性樹脂組成物を下記条件で射出し
て、ポリプロピレン製樹脂板3と熱可塑性樹脂組成物板
2がAの箇所で熱接着した試験片を作成した。
うに熱可塑性エラストマー組成物板2を折り曲げて2及
び3の両端をそれぞれ矢印の方向に引張ることにより、
180度剥離強さを、下記の基準で判断した。 ◎:材料破壊 Δ:界面破壊 ×:測定開始後直ぐに剥離
下記の通りである。 (1)水添ブロック共重合体成分(a−1;SEP
S):セプトン4077(商標;クラレ株式会社製)、
スチレン含有量30重量%、数平均分子量260,00
0、重量平均分子量320,000、分子量分布1.2
3、水素添加率90%以上 (2)共役ジエン化合物ブロック共重合体の水素添加物
(a−2;CEBC):ダイナロン6100P(商標;
ジェイエスアール株式会社製) (3)パラフィンオイル成分(b):PW90(商標;
出光石油化学株式会社製)、数平均分子量980 (4)石油系炭化水素樹脂成分(c−1):Endex
155(商標;Eastman chemical社
製)、軟化点;151〜155℃、比重;1.05、2
35℃の溶融粘度;10ポイズ (5)石油系炭化水素樹脂成分(c−2):Krist
alex5140(商標;Eastman chemi
cal社製)、軟化点;137〜143℃、比重;1.
07、180℃の溶融粘度;10ポイズ (6)有機過酸化物成分(d):パーヘキサ25B(商
標;日本油脂株式会社製) (7)架橋助剤成分(e):NKエステル3G(商標;
新中村化学株式会社製) (8)パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂成分
(f):PP−BC8(ポリプロピレン(PP);日本
ポリケム株式会社製)、結晶化度;Tm166℃、△H
m;82mJ/mg、MFR;1.8g/10分 (9)ヒンダードフェノール/フォスファイト/ラクト
ン系複合酸化防止剤成分(g):HP2215(商標;
チバスペチャリティケミカルズ社製)
6、 表1〜表4に示す量の各成分を用い、L/Dが47の二
軸押出機に投入して、混練温度180℃、スクリュー回
転数350rpmで溶融混練をして、ペレット化した。
次に、得られたペレットを射出成形して試験片を作成
し、夫々の試験に供した。評価結果を表1〜表4に示
す。
1〜6は、本発明の熱可塑性エラストマー組成物であ
る。任意成分である成分(e)〜(g)の有無にかかわ
らず、いずれの熱可塑性エラストマー組成物も良好な性
状を示した。また、実施例1〜3にPPを成分(a−
1)SEPS100重量部に対し、5重量部添加すると
得られる本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、PP
成形体と良好な熱融着性を示した。
2)共役ジエン化合物の水添物として、ブタジエンのブ
ロック共重合体を水素添加して得られる結晶性エチレン
ブロックと非晶性エチレン−ブテンブロックを有するブ
ロック共重合体(CEBC)であるダイナロン6100
P(ジェイエスアール株式会社製)を用いても同様に良
好な結果が得られた。また、実施例4〜6はPPを添加
しているため、得られる本発明の熱可塑性エラストマー
組成物は、PP成形体と良好な熱融着性を示した。
(b)の配合量を本発明の範囲外にしたものである。成
分(b)が少ないと、熱可塑性エラストマー組成物の硬
度が高くなり過ぎて柔軟性が失われゴム的感触の製品が
得られなく射出成形性が損なわれ、成分(b)が多い
と、ブリードが顕著になるばかりか、タック性とガス焼
け、金型粘着、金型汚染が顕著になり射出成形性も悪化
した。比較例3〜4及び11〜12は、成分(c−1)
の配合量を本発明の範囲外にしたものである。成分(c
−1)が少ないと、熱可塑性エラストマー組成物の射出
成形性が悪化し、成分(c−1)が多いと、柔軟性が失
われゴム弾性が低下するばかりか、ヒケ、バリ発生、糸
引きが顕著になり射出成形性も悪化した。比較例5〜6
及び13〜14は、成分(b)の配合量を本発明の範囲
外にしたものである。成分(b)が少ないと、熱可塑性
エラストマー組成物の硬度が高くなり過ぎて柔軟性が失
われゴム的感触の製品が得られなく射出成形性が損なわ
れ、成分(b)が多いと、ブリードが顕著になるばかり
か、タック性と射出成形性も悪化し、また、医療用部材
の安全性に劣っている。比較例7〜8及び15〜16
は、成分(c−1)の配合量を本発明の範囲外にしたも
のである。成分(c−1)が少ないと、熱可塑性エラス
トマー組成物の射出成形性が悪化し、成分(c−1)が
多いと、柔軟性が失われゴム弾性が低下するばかりか、
射出成形性も悪化し、また、医療用部材の安全性に劣っ
ている。
は、軟化剤のブリードアウトが抑制され、柔軟性、圧縮
永久歪みに優れ、本発明の熱可塑性エラストマー組成物
からの成形品は、周囲の環境汚染を引き起こさなく、特
にインクジェット記録装置の弾性部材等に用いると、イ
ンクを劣化させることが無く、また、ボトルキャップパ
ッキン等に用いると、ボトルの内容物を劣化させること
が無く、さらに、医療用シール部材、食品用シール部
材、電機部品材料などに代表される、ポリオレフィンま
たは硬質熱可塑性エラストマーとの多色成形シール部材
等の複合成形体に用いるとブリードが発生しない優れた
部品を得ることができる。
る。
る。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 (a)芳香族ビニル化合物を主体とする
重合体ブロックAの少なくとも2個と、共役ジエン化合
物を主体とする重合体ブロックBの少なくとも1個とか
らなるブロック共重合体を水素添加して得られる水添ブ
ロック共重合体(a−1)及び/又は共役ジエン化合物
ブロック共重合体の水素添加物(a−2)100重量
部、 (b)非芳香族系ゴム用軟化剤30〜150重量部、 (c)軟化点が80〜170℃、および溶融粘度が10
ポイズになる温度が120〜250℃である石油系炭化
水素樹脂3〜100重量部、及び (d)有機過酸化物0.01〜3重量部 を含有すること
を特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項2】 (e)エステル系架橋助剤0.1〜10
重量部を更に含有することを特徴とする請求項1に記載
の熱可塑性エラストマー組成物。 - 【請求項3】 (f)パーオキサイド分解型ポリオレフ
ィン樹脂0.1〜25重量部を更に含有することを特徴
とする請求項1又は2に記載の熱可塑性エラストマー組
成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱
可塑性エラストマー組成物からなることを特徴とする成
形体。 - 【請求項5】 請求項4に記載の成形体からなることを
特徴とする医療用弾性部材、食品用弾性部材またはイン
クジェット記録装置用弾性部材。 - 【請求項6】 請求項4に記載の成形体とポリプロピレ
ン系樹脂からなる成形体とを熱融着してなることを特徴
とする熱融着複合成形体。 - 【請求項7】 請求項6に記載の熱融着複合成形体から
なることを特徴とする医療用弾性部材、食品用弾性部材
またはインクジェット記録装置用弾性部材。
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