JP3448542B2 - 成形性とリジング特性に優れたフェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法 - Google Patents
成形性とリジング特性に優れたフェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法Info
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Description
特性に優れたフェライト系ステンレス鋼板及びその製造
方法に関する。
れており、多くの用途に用いられている。しかし、オー
ステナイト系ステンレス鋼の代表鋼種であるSUS30
4に比べて成形性が劣り、成形時にリジングと呼ばれる
表面凹凸が発生すると言う問題があった。
特開昭61−261460号公報のようにCやNを低減
し、且つTiやNbを添加して固溶C、Nを減らす方法
が用いられている。このようにフェライト系ステンレス
鋼を高純化し、C,N固定元素を添加することで成形性
は向上するが、逆にリジング特性は劣化する場合があっ
た。
と考えられている。フェライト系ステンレス鋼はδ→γ
→α完全変態が無いため、元々存在する粗大粒は類似方
位の結晶粒集団(以下、コロニーと呼ぶ)として成品板
に残存し、リジングとなると考えられている。このコロ
ニーを小さくすればリジングは改善する。
は、ECP(Electron Channeling Pattern )法や、E
BSP(Electron Back Scattering Pattern)法が用い
られている。「鉄と鋼」76−9(1990),P.1520 では、
ECPにより測定したコロニーの分布とリジング特性の
関係を述べている。また「CAMP−ISIJ」11(1
998),P.590では、EBSPにより測定したコロニーサイ
ズからリジング発生を予測するモデルが提示されてい
る。
法と考えられる)として、鋳造組織の等軸晶化や熱延、
焼鈍等の製造条件の適正化が行われてきた。凝固組織を
等軸晶化する手法としては、特開昭50−123294
号公報に代表されるように、鋳造時の電磁撹拌、凝固核
の接種、鋳造温度の低下等がある。また、熱間圧延条件
や焼鈍条件を適正化する手法である特公昭61−196
88号公報、特公昭57−38655号公報が知られて
いる。最近では特開昭9−263900号公報、特開平
10−330887号公報のように、熱間圧延条件を規
定して成品板の板幅及び板厚方向のコロニーサイズを限
定する手法が公知となっている。
性が安定して得られなかったり、熱間圧延で大圧下(圧
下率40%以上)を行うことによるキズの発生等、製造
性を大きく低下させる問題が生じていた。また板幅及び
板厚方向のコロニーサイズを限定しても、目視でリジン
グが認められる場合があった。
幅な低下なく、成形性が良好で安定したリジング特性を
有するフェライト系ステンレス鋼板、及びその製造方法
を提供することを目的とするものである。
種のフェライト系ステンレス鋼薄板を作製し、鋼板のコ
ロニー構造とリジング特性の関係を調査した。成品板の
板厚は0.4〜1.5mmとした。結晶方位測定にはE
BSPを用いた。{hkl}コロニーの定義は、{hk
l}方位より±15°以内の結晶方位を有する粒が2ヶ
以上隣接している範囲とした。{hkl}は板面に垂直
な方位を示す。リジングはL方向に15%引張した後の
試験片形状から目視で判断した。
{111}、{110}がある。 (2)コロニーのサイズ(幅、厚、長さ)が小さいほど
リジング特性は良好となる。リジングが目視では観察で
きないくらいに低減するのは、上記のコロニーの大きさ
を圧延方向に2000μm以下、板幅方向に500μm
以下、板厚方向に300μm以下にした場合である。こ
こで重要なことは、コロニーサイズを板幅方向と板厚方
向のみ細かくしても、圧延方向に展伸していると目視で
リジングが認められることである。リジングが目視で認
められなくなるのは、コロニーサイズの圧延方向長さを
2000μm以下にしたときであった。
製造条件の影響を調査し、さらに下記の知見を得た。 (3)フェライト系ステンレス鋼にTiとMgを適量添
加した際にコロニーサイズが小さくなり、リジングが極
めて良好な場合があった。このときの介在物はMg系介
在物をTiNが覆った形態を有するものが多く認められ
た。 (4)コロニーサイズは熱間圧延条件によって大きく変
わり、900℃〜1200℃で圧下率15%以上の圧延
を10回以上行った場合に、コロニーサイズが小さくな
った。 (5)上記の(3)と(4)を組み合わせたときに、
(2)に示すようなコロニーの大きさが得られる。
その要旨とするところは以下の通りである。 (1) mass%で、 C :0.0005〜0.03%、 Si:0.01〜1%、 Mn:0.01〜1%、 P :0.04%未満、 S :0.0001〜0.01%、 Cr:10〜25%、 Ti:0.01〜0.8%、 Al:0.005〜0.1%、 N :0.0005〜0.03%、 Mg:0.0005〜0.01% を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなり、最大
径が0.05〜5μmのMg系介在物をTiNで覆った
形態を有する介在物が3個/mm2 以上の密度で鋼中存
在し、さらに、{100},{110},{111}コ
ロニーのうち最も大きいコロニーの大きさが圧延方向に
2000μm以下、幅方向に500μm以下、板厚方向
に300μm以下であることを特徴とする成形性とリジ
ング特性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。
とする前記(1)に記載の成形性とリジング特性に優れ
たフェライト系ステンレス鋼板。 (3) mass%で、 Mo:0.1〜2%、 Ni:0.1〜2%、 Cu:0.1〜2% の1種もしくは2種以上を、さらに含有することを特徴
とする前記(1)又は(2)記載の成形性とリジング特
性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。 (4) mass%で、 Y:0.0002〜0.005%、 La:0.0002〜0.005%、 Ce:0.0002〜0.005% の1種もしくは2種以上を、さらに含有することを特徴
とする前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の成形性
とリジング特性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。
(4)のいずれかに記載の成形性とリジング特性に優れ
たフェライト系ステンレス鋼板。 (6) mass%で、 Sb:0.0002〜0.005%、 Sn:0.001〜0.1% の1種もしくは2種を、さらに含有することを特徴とす
る前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の成形性とリ
ジング特性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。
(7) mass%で、 Ag:0.0005〜0.3% を、さらに含有することを特徴とする前記(1)乃至
(6)のいずれかに記載の成形性とリジング特性に優れ
たフェライト系ステンレス鋼板。 (8) 前記(1)乃至(7)のいずれかに記載のフェ
ライト系ステンレス鋼板を製造するに際し、熱間圧延工
程において900〜1200℃で圧下率15%以上の圧
延を10回以上行うことを特徴とする成形性とリジング
特性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
る。なお、下記の説明における%とはmass%を示す
ものである。 C,N:C,Nを多量に添加すると強度が上昇して成形
加工性が低下するため、それぞれ上限は0.03%とし
た。一方、下限は精錬段階での大幅なコスト増加なしに
製造できるのは0.0005%である。厳しい加工用途
等に用いる場合には、C,N共に0.0005〜0.0
15%とすることが好ましい。
が、多量の添加により成形性が低下する。したがって上
限は1%とした。下限は脱酸効果を得るために0.01
%とした。
させ、成形性を低下させる為、上限を1%とした。下限
はコストの観点より0.01%とした。
ましく、0.04%未満とする必要がある。低いほど延
性は向上するので、0.02%以下にすることが好まし
い。下限は原料コストの点から0.005%程度が望ま
しい。
が低下するため、上限は0.01%とした。下限は近年
の脱硫技術で極低化が可能であるので、0.0001%
とした。
としての耐食性が不十分であり、25%を超えると強度
上昇のために成形しづらくなるばかりでなく、靱性が低
下する場合があるため、10〜25%を範囲とした。ま
た、Cr量が多くなると加工性が低下するため、加工用
途としては10〜19%が好ましい。
めるだけでなく、Mgとの組み合わせでTiNを晶出さ
せて本発明の課題であるリジング特性を向上させる重要
な元素である。本発明では成形性向上効果があるのは
0.01%以上であり、これを下限とした。またTi量
が多すぎると強度が増加し、延性の低下を招くため、上
限を0.8%とした。延性に加えて製造性等の観点か
ら、最も好ましい範囲は0.08〜0.3%である。
する元素であるが、多量の添加は成形性の低下及びコス
トの増加をもたらすため、上限は0.1%とした。一
方、Al量の低減により脱酸が困難になるため、下限は
0.005%とした。
課題であるリジング性を向上させる重要な元素である。
その効果を発揮する下限は0.0005%であり、これ
を下限とした。また多量に添加してもその効果は飽和す
るため、0.01%を上限とした。
れらは成形性を向上する元素であり、必要に応じて上記
のうち1種又は2種以上を組み合わせて添加する。B:
0.0005%、Nb,V,Ta、W,Hf,Zr:
0.05%以上添加することで効果が現れる。しかし、
Bは0.005%、Nb,V,Ta、W,Hf,Zrは
0.5%より多くてもその効果は飽和する。
する元素であり、耐食性が問題となる用途ではMo,N
i,Cuのうち1種又は2種以上を組み合わせて添加す
る。それぞれ0.1%以上添加することにより効果が現
れる。しかし加工性を考慮すると、上限はいずれも2%
である。
向上し、清浄度をあげる。その効果が発揮される0.0
002%を下限とした。また、0.005%超添加して
も効果は飽和されるため、これを上限とした。 Ca:Caは脱酸、脱硫材として用いられる。その効果
が発揮される下限は0.0002%である。0.005
0%超存在すると、逆に成形性や耐食性を低下させるた
め、上限を0.0050%とした。
帯を生成しやすくするため、リジング向上効果がある。
Sb:0.0002%、Sn:0.001%以上で効果
を発揮するためこれを下限とした。しかしSb:0.0
05%、Sn:0.1%超添加すると強度上昇等成形性
への悪影響をもたらすため、これを上限とした。
る。その効果が発揮される0.0005%を下限とし
た。しかし0.3%超添加すると成形性の低下等をもた
らすため、これを上限とした。
は0.05〜5μmのサイズが必要である。0.05μ
mより小さいとTiNの晶出核として働かず、リジング
の原因であるコロニーのサイズを小さくできない。5μ
m超であると製造欠陥(キズ)が増加する。
する形態が必要となる。これは任意の断面で観察した際
に、図1に示すようにMg系介在物の周囲全面を囲んで
TiNが存在することを示す。このような形態の介在物
分布密度は3個/mm2 以上が必要となる。これより少
ないとコロニーサイズを小さくできない。リジング特性
をさらに向上させるには30個/mm2 以上とすること
が好ましい。密度の上限は強度上昇が著しくない範囲で
10000個/mm2 が望ましい。これらの介在物のサ
イズの調査は、鋼塊及び鋼板の任意の断面において介在
物の抽出レプリカあるいは薄膜を作成し、電子顕微鏡で
調査する方法がよい。分布は、前述のごとく電子顕微
鏡、あるいはEPMAを用いて調査する方法がよい。
0},{111}コロニーのうち、最も大きいコロニー
のサイズは圧延方向に2000μm以下、板幅方向に5
00μm以下、板厚方向に300μm以下とする必要が
ある。このことによってリジングをほとんど皆無に出来
る。このコロニーサイズを得るには、介在物制御と後述
の熱延条件制御の両者が必要である。コロニーサイズの
調査にはEBSP法を用いると良い。
り、長時間溶鋼中に存在すると粗大化して浮上すること
があるため、Mg介在物を上記のようなサイズ及び分布
で存在させるには、Mgを添加後120min以内に鋳
造させる必要がある。他の成分元素を添加した最後にM
gを添加する方法が好ましい。Mg系介在物とは、Mg
を含有する介在物を示す。酸化物(MgO、MgAl 2
O4 等)や硫化物(MgS)等、いずれの組成でも良
い。EDSで解析した際にMgのピークが認められる介
在物を指す。
製造方法は、通常、鋼塊を熱延、焼鈍、冷延、焼鈍する
が、熱延板の焼鈍を省略しても、冷延途中に焼鈍を行っ
ても、また熱延を省略しても良い。ただし熱間圧延工程
において900℃〜1200℃で圧下率15%以上の圧
延を10回以上行うことを必要としている。圧延温度が
900℃未満あるいは1200℃超、圧下率が15%未
満、回数10回に満たない場合にはコロニーサイズが小
さくならない。好ましくは、熱間圧延途中の再結晶を促
進させるために圧下率は25%以上がよい。但し40%
以上のような大圧下は必要としない。この方法は通常の
熱間圧延に比べて製造性を大きく低減することはない。
好なフェライト系ステンレス鋼が得られる原因を次のよ
うに考えている。溶鋼中にMg介在物を多数存在させ、
これを核としてTiNを晶出させる。このTiNはフェ
ライト相の凝固時の凝固核となるため凝固組織が微細な
等軸晶になる。すなわちコロニーの単位と考えられる結
晶粒が微細になり、{100}に成長している柱状晶を
減らすことによって方位がランダム化する。この組織を
スタートとして熱延をした場合には、組織が細かいため
に再結晶核となる結晶粒界が多いことに加えて、熱間再
結晶しづらい方位である{100}が少ないため、熱間
圧延中に再結晶しやすくなる。したがって熱延時に軽圧
下を繰り返すだけで再結晶によって組織は微細に、すな
わちリジングの成因であるコロニーを細分化していると
考えられる。
製し、熱延後、冷延、焼鈍等により0.4〜1.0mm
の鋼板を作成した。熱延では900℃〜1200℃の範
囲で圧下率15%以上の圧延を10回以上行う条件で行
った。鋼板のL及びC断面の結晶方位分布をEBSPで
調査し、コロニーサイズを求めた。また、板厚中心近傍
のZ断面組織より電顕及びEPMAにより介在物の調査
を行った。
験(15%引張、L、D、C方向の平均(rL+2rD
+rC)/4))及びリジング測定用の15%引張試験
に供した。引張後、目視及びリジング高さ(C方向の表
面粗度の山と谷の最大差)でリジング特性を評価した。
目視のランクはA:リジングが全く認められない、B:
リジングが目視で若干認められる、C:リジングが目視
ではっきりと認められる、である。リジング高さはA:
5μm以下、B:15μm以下、C:30μm以下、
D:30μm超である。
較鋼に比べて成形性、リジング特性が優れている。特に
リジングは目視でも認められないくらいに大きく改善さ
れている。
ンレス鋼のC,Gについて、熱延条件を数水準変化させ
て熱延板を作製した。この熱延板を焼鈍、冷延等により
0.6mmの鋼板を作成した。鋼板のL及びC断面の結
晶方位分布をEBSPで調査し、コロニーサイズを求め
た。また、板厚中心近傍のZ断面組織より電顕及びEP
MAにより介在物の調査を行った。鋼板より引張試験片
を採取し、r値測定試験及びリジング測定用の15%引
張試験に供した。引張後、目視及びリジング高さ(C方
向の表面粗度の山と谷の最大差)でリジング特性を評価
した。各種評価結果を表3に示す。本発明法は比較法に
比べて成形性、リジング特性が優れている。
ニーサイズを限定することで、製造性の大幅な低下無く
成形性とリジング特性に優れたフェライト系ステンレス
鋼板を提供できる。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 mass%で、 C :0.0005〜0.03%、 Si:0.01〜1%、 Mn:0.01〜1%、 P :0.04%未満、 S :0.0001〜0.01%、 Cr:10〜25%、 Ti:0.01〜0.8%、 Al:0.005〜0.1%、 N :0.0005〜0.03%、 Mg:0.0005〜0.01% を含有し、最大径が0.05〜5μmのMg系介在物を
TiNで覆った形態を有する介在物が3個/mm2 以上
の密度で鋼中存在し、さらに、{100},{11
0},{111}コロニーのうち最も大きいコロニーの
大きさが圧延方向に2000μm以下、幅方向に500
μm以下、板厚方向に300μm以下であることを特徴
とする成形性とリジング特性に優れたフェライト系ステ
ンレス鋼板。 - 【請求項2】 mass%で、 B :0.0005〜0.005%、 Nb:0.05〜0.5%、 V :0.05〜0.5%、 Ta:0.05〜0.5%、 W :0.05〜0.5%、 Hf:0.05〜0.5%、 Zr:0.05〜0.5% の1種もしくは2種以上を、さらに含有することを特徴
とする請求項1に記載の成形性とリジング特性に優れた
フェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項3】 mass%で、 Mo:0.1〜2%、 Ni:0.1〜2%、 Cu:0.1〜2% の1種もしくは2種以上を、さらに含有することを特徴
とする請求項1又は2記載の成形性とリジング特性に優
れたフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項4】 mass%で、 Y :0.0002〜0.005%、 La:0.0002〜0.005%、 Ce:0.0002〜0.005% の1種もしくは2種以上を、さらに含有することを特徴
とする請求項1乃至3のいずれかに記載の成形性とリジ
ング特性に優れたフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項5】 mass%で、 Ca:0.0002〜0.005% を、さらに含有することを特徴とする請求項1乃至4の
いずれかに記載の成形性とリジング特性に優れたフェラ
イト系ステンレス鋼板。 - 【請求項6】 mass%で、 Sb:0.0002〜0.005%、 Sn:0.001〜0.1% の1種もしくは2種を、さらに含有することを特徴とす
る請求項1〜5のいずれか記載の成形性とリジング特性
に優れたフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項7】 mass%で、 Ag:0.0005〜0.3% を、さらに含有することを特徴とする請求項1乃至6の
いずれかに記載の成形性とリジング特性に優れたフェラ
イト系ステンレス鋼板。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のフェラ
イト系ステンレス鋼板を製造するに際し、熱間圧延工程
において900〜1200℃で圧下率15%以上の圧延
を10回以上行うことを特徴とする成形性とリジング特
性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
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