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JP3331200B2 - モジュール電池の保護装置及び蓄電装置 - Google Patents

モジュール電池の保護装置及び蓄電装置

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JP3331200B2
JP3331200B2 JP36358399A JP36358399A JP3331200B2 JP 3331200 B2 JP3331200 B2 JP 3331200B2 JP 36358399 A JP36358399 A JP 36358399A JP 36358399 A JP36358399 A JP 36358399A JP 3331200 B2 JP3331200 B2 JP 3331200B2
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好美 宮本
教至 宮嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モジュール電池の
保護装置及び蓄電装置に係り、特に、複数の二次電池を
直列接続して構成したモジュール電池の保護回路及びモ
ジュール電池を複数接続した蓄電装置に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の二次電池の保護回路としては、特
開平10−150721号公報に記載されているよう
に、二次電池の中間接続点の接続が外れた場合でも過充
電や過放電から保護することができるようにするため
に、二次電池の充放電回路に直列に挿入されたスイッチ
素子と、二次電池の端子電圧を電池電圧検出端子を介し
て検出し、端子電圧が放電禁止電圧まで低下したときと
充電禁止電圧まで上昇したときスイッチ素子をそれぞれ
非導通状態にする過充放電防止回路と、電池電圧検出端
子とこれより高い電位点との間に接続され、二次電池の
中間接続点と電池電圧検出端子との接続が外れたとき電
池電圧検出端子を端子電圧が充電禁止電圧まで上昇した
ときと同じ電位状態とするためのプルアップ抵抗とを有
する構成としたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術においては、過充電防止回路が故障して各二次
電池の電圧を検出できなくなったり信号を出力できなく
なった場合における二次電池の保護に関しては記載され
ていない。
【0004】本発明の目的は、二次電池の端子間電圧を
検出する第1の保護手段が故障してもモジュール電池の
端子電圧を検出する第2の保護手段によりモジュール電
池を保護することができる信頼性の高いモジュール電池
の保護装置を得ることにある。
【0005】本発明の別の目的は、二次電池の端子間電
圧を検出する第1の保護手段が故障してもモジュール電
池の端子電圧を検出する第2の保護手段によりモジュー
ル電池を保護することができると共に、第1の保護手段
も保護することができる信頼性の高いモジュール電池の
保護装置を得ることにある。
【0006】本発明の別の目的は、二次電池の端子間電
圧を検出する第1の保護手段が故障してもモジュール電
池の端子電圧を検出する第2の保護手段によりモジュー
ル電池を保護することができると共に、簡単な構成で、
組電池を保護することができる信頼性の高い蓄電装置を
得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の特徴は、二次電池の端子間に接続した
第1の保護手段と、モジュール電池の端子間に接続した
第2の保護手段とを備え、前記第1の保護手段は、前記
二次電池の端子間電圧を検出してその電圧が所定範囲外
の場合に前記モジュール電池の充放電を停止する信号を
出力する機能を有し、前記第2の保護手段は、前記モジ
ュール電池の端子間電圧を検出してその電圧が所定範囲
外の場合に前記モジュール電池の充放電を停止する信号
を出力する機能を有する構成にしたことにある。
【0008】本発明の第2の特徴は、第1の保護手段と
第2の保護手段は、別部品で構成すると共に、独立して
モジュール電池の充放電を停止するように構成したこと
にある。
【0009】本発明の第3の特徴は、モジュール電池か
ら第2の保護手段への給電が遮断された時に前記第2の
保護手段へ給電するバックアップ用電源を設けたことに
ある。
【0010】本発明の第4の特徴は、第1の保護手段
は、二次電池のそれぞれの端子間電圧を検出してその電
圧が所定範囲外の場合にモジュール電池の充放電を停止
する信号を出力する機能を有し、第2の保護手段は、前
記モジュール電池の端子間電圧を検出してその電圧が所
定範囲外の場合に前記モジュール電池の充放電を停止す
る信号を出力する機能を有する構成にしたことにある。
【0011】本発明の第5の特徴は、複数の二次電池を
直列に接続して構成したモジュール電池を複数接続して
組電池を構成し、第1の保護手段と第2の保護手段の出
力信号の論理和をとってその結果を出力する第1の論理
和手段と第2の論理和手段とを設け、前記第1の論理和
手段及び前記第2の論理和手段の出力により開閉する開
閉手段を組電池と直列に接続した構成にしたことにあ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施例を図を参
照して説明する。各実施例の図における同一符号は同一
物又は相当物を示す。
【0013】まず、本発明の第1実施例のモジュール電
池の保護装置を図1を参照して説明する。
【0014】最初に、第1実施例のモジュール電池の保
護装置の構成について説明する。
【0015】モジュール電池2は、複数の二次電池、こ
の実施例では4個の二次電池1を直列に接続したもので
ある。この二次電池は、例えばリチウムイオン二次電池
等の所定の低電圧以下の電圧で充電する二次電池であ
り、この実施例ではリチウムイオン二次電池である。
【0016】このモジュール電池2は、そのプラス側端
子が第1の開閉手段4a及び第2の開閉手段4bを直列
に介して外部接続端子であるプラス端子21に接続さ
れ、そのマイナス側端子が外部接続端子であるマイナス
端子22に接続されている。
【0017】保護回路3は、各二次電池1の電圧を監視
する第1の保護手段5と、モジュール電池2の電圧を監
視する第2の保護手段6と、この第2の保護手段6のバ
ックアップ用電源回路31とを備えている。
【0018】この第1の保護手段5は、各二次電池1の
両端子にそれぞれ接続され、各二次電池1間の電圧を検
出するようになっている。また、第1の保護手段5は、
第1の開閉手段4a及び充放電切換手段10に接続さ
れ、これらに信号を出力するようになっている。
【0019】上記の第2の保護手段6は、モジュール電
池2の入出力の両端子部に接続され、モジュール電池2
より給電を受けると共に、モジュール電池2の端子間電
圧を検出するようになっている。また、第2の保護手段
6は、第2の開閉手段4b及び充放電切換手段10に接
続され、これらに信号を出力するようになっている。第
1の保護手段5と第2の保護手段6とは、別部品で構
成、換言すれば別回路で構成している。
【0020】バックアップ用電源回路31は、逆流防止
ダイオード7と限流抵抗8とコンデンサ9とが直列に接
続されて構成されている。このバックアップ用電源回路
31の両端は、モジュール電池2の両端、及び第2の保
護手段6の両端に接続されている。具体的には、逆流防
止ダイオード7のアノード側はモジュール電池2のプラ
ス側端子に接続されると共に、逆流防止ダイオード7の
カソード側は限流抵抗8を介してコンデンサ9に接続さ
れている。
【0021】また、コンデンサ9の一側は限流抵抗8及
び第2の保護手段6に接続されると共に、コンデンサ9
の他側はモジュール電池2のマイナス側端子に接続され
ている。このコンデンサ9の容量は、モジュール電池2
との接続線が断線して、第2の保護手段6への給電が停
止した場合に、第2の保護手段6が保護処理を終了する
までの間、この第2の保護手段6の動作を維持できる所
定の値以上としている。
【0022】上記の充放電切換手段10は、外部接続端
子であるプラス端子21とマイナス端子22間に接続さ
れ、給電を受けている。
【0023】次に、かかるモジュール電池の保護装置の
動作について説明する。
【0024】モジュール電池2の充電時に、第1の保護
手段5は、各二次電池1の端子間電圧を監視し、いずれ
かの二次電池1が予め設定された過充電電圧V1以上に
なると、充電停止出力を出し、第1の開閉手段4aを開
路してモジュール電池2への充電を停止するとともに、
充放電切換手段10に通知する。
【0025】この充電停止の通知を受けると、充放電切
換手段10は、充電モードを放電モードに切替え、外部
から放電開始指示を受けるか外部接続端子間の電圧がモ
ジュール電池2の端子間電圧以下に低下したら、第1の
開閉手段4a及び第2の開閉手段4bを閉路させて放電
可能にする。
【0026】また、モジュール電池2の充電時に、第2
の保護手段6は、モジュール電池2の端子間電圧を監視
し、モジュール電池2の端子間電圧が予め設定された過
充電電圧V2以上になると、充電停止出力を出し、第2
の開閉手段4bを開路してモジュール電池2への充電を
停止するとともに、充放電切換手段10に通知する。
【0027】この充電停止の通知を受けると、充放電切
換手段10は、充電モードを放電モードに切替え、外部
から放電開始指示を受けるか外部接続端子間の電圧がモ
ジュール電池2の端子間電圧以下に低下したら、第1の
開閉手段4a及び第2の開閉手段4bを閉路させて放電
可能にする。
【0028】なお、本実施例では、二次電池1の過充電
電圧V1とモジュール電池2の過充電電圧V2との関係
は、V2≧4・V1となるように設定され、また、過充
電時には第1の保護手段5の方が優先的に動作するよう
になっている。
【0029】さらには、モジュール電池2の放電時に、
第1の保護手段5は、各二次電池1の端子間電圧を監視
し、何れかの二次電池1が予め設定された過放電電圧V
3以下になると、放電停止出力を出し、第1の開閉手段
4aを開路してモジュール電池2の放電を停止するとと
もに、充放電切換手段10に通知する。
【0030】モジュール電池2の放電時に、第2の保護
手段6は、モジュール電池2の端子間電圧を監視し、モ
ジュール電池2の端子間電圧が予め設定された過放電電
圧V4以上になると、放電停止出力を出し、第2の開閉
手段4bを開路してモジュール電池2への放電を停止す
るとともに、充放電切換手段10に通知する。
【0031】上記した第1の保護手段5または第2の保
護手段6からの放電停止の通知を受けると、充放電切換
手段10は、放電モードを充電モードに切替え、外部か
ら充電開始指示を受けるか外部接続端子間の電圧がモジ
ュール電池2の端子間電圧以上に上昇したら、第1の開
閉手段4a及び第2の開閉手段4bを閉路させて充電可
能にする。
【0032】なお、本実施例では、二次電池1の過放電
電圧V3とモジュール電池2の過放電電圧V4との関係
は、V4≦4・V3、V3>2Vとなるように設定さ
れ、また、過放電時には第1の保護手段5の方が優先的
に動作するようになっている。ここでモジュール電池2
の過放電電圧V3を2Vよりも大きくしているのは、各
二次電池1の負極の母材の銅が溶解を始める電圧約2V
よりも高くしておく必要があるためである。
【0033】上述したように、第1の保護手段5は、所
定範囲外の電圧、即ち、過充電電圧V1以上又は過放電
電圧V3以下の電圧を検出すると、モジュール電池2の
充電或いは放電を停止するための信号を出力する。ま
た、第2の保護手段6は、所定範囲外の電圧、即ち、過
充電電圧V2以上又は過放電電圧V4以下の電圧を検出
すると、モジュール電池2の充電或いは放電を停止する
ための信号を出力する。
【0034】一方、各二次電池1と第1の保護手段5と
を接続する何れかの線が断線するか、または、第1の保
護手段5の電圧検出部が故障して二次電池電圧を検出で
きなくなると、第1の保護手段5は、係る断線または故
障に対応した二次電池の電圧を検出できなくなり、当該
二次電池が過充電若しくは過放電になっても、充電停止
または放電停止の出力を出さなくなる。しかし、第2の
保護手段6は、第1の保護手段5とは別部品で構成して
あるので、第2の保護手段6への接続線が断線した場合
以外は前記の断線、故障等に影響されず、このときにモ
ジュール電池2の端子間電圧も上昇若しくは低下するた
めに、第1の保護手段5が二次電池の過充電若しくは過
放電を検出できなくても、第2の保護手段6は、モジュ
ール電池2の過充電若しくは過放電を検出し、充電停止
または放電停止の出力を出し、モジュール電池2への充
放電を停止することができる。
【0035】また、第2の保護手段6への接続線が断線
した場合には、第2の保護手段6は、モジュール電池2
の端子間電圧を検出できなくなるが、モジュール電池2
の端子間電圧がなくなったことを検出でき、コンデンサ
9の残存電荷により充放電停止出力を出して第2の開閉
手段4bを開路するとともに、充放電切換手段10に通
知することができる。
【0036】さらに、モジュール電池2の放電中に、例
えばモジュール電池2内の二次電池間が接触不良になっ
た場合には、接触不良部以外の二次電池の合計電圧が接
触不良部間と放電負荷との等価的な抵抗値の割合で二次
電池電圧検出部に逆方向の電圧として加わり、第1の保
護手段5の電圧検出部が故障する恐れがあるが、第2の
保護手段6には負荷に加わる電圧と同じ順方向の電圧し
か加わらないため、第2の保護手段6は故障すること無
く、この場合には負荷に加わる電圧すなわちモジュール
電池2の端子間電圧が所定範囲外に低下するので、第2
の保護手段6はこの接触不良を検出し、放電停止出力を
出して第2の開閉手段4bを開路するとともに、充放電
切換手段10に通知することができる。
【0037】このときコンデンサ9の電圧はモジュール
電池2の端子間電圧よりも高くなるが、逆流防止ダイオ
ード7でブロックされるため、コンデンサ9の電荷がモ
ジュール電池2側に逆流することはなく、第2の保護手
段6は所定の保護動作を確実に実施できる。
【0038】かかる本発明の実施例においては、二次電
池1の端子間に接続した第1の保護手段5とモジュール
電池2の端子間に接続した第2の保護手段6とを備え、
第2の保護手段6をモジュール電池2の端子間電圧を検
出してその電圧が所定範囲外の場合にモジュール電池2
の充放電を停止する信号を出力する機能を有しているの
で、第1の保護手段5が故障等により機能しなくなって
も、第2の保護手段6によりモジュール電池2の端子電
圧により過充電や過放電の所定範囲外の電圧を検出して
モジュール電池2の保護を図ることができる。これによ
り信頼性の高いモジュール電池の保護装置とすることが
できる。
【0039】また、第1の保護手段5の充放電停止信号
の出力を第2の保護手段6の充放電停止信号の出力より
優先して行うように構成しているので、第1の保護手段
及び第2の保護手段が共に正常な場合には、各二次電池
1の端子電圧の検出による確実な保護を図ることができ
る。
【0040】さらに、第1の保護手段5と第2の保護手
段6とを別部品で構成すると共に独立してモジュール電
池2の充放電を停止するように構成しているので、何れ
か一方の保護手段5,6が故障しても、他方の保護手段
により確実にモジュール電池2の充放電を停止すること
ができ、この点からも信頼性の高いものとすることがで
きる。
【0041】また、第2の保護手段6にモジュール電池
2から給電すると共に、モジュール電池2から第2の保
護手段6への給電が遮断された時にバックアップ用電源
31から第2の保護手段6へ給電するようにしているの
で、通常状態におけるモジュール電池からの給電を利用
しつつ、その給電遮断時においてもバックアップ用電源
31により第2の保護手段6を動作させることができ、
この点からも信頼性の高いものとすることができる。
【0042】さらに、バックアップ用電源31を逆流防
止ダイオード7とコンデンサ9との直列回路で形成する
と共に、このコンデンサ9を第2の保護手段6に接続し
てその電源回路となし、モジュール電池2から第2の保
護手段6への給電が遮断された時にコンデンサ9から第
2の保護手段6へ給電するようにしているので、簡単な
構成でバックアップ電源を構成することができると共
に、モジュール電池2の放電中に二次電池1間が接触不
良等になっても第2の保護手段6には逆流防止ダイオー
ド7により逆方向の電圧が加わるのを防止することがで
き、この点からも信頼性の高いものとすることができ
る。
【0043】次に、本発明の第2実施例を図2を参照し
て説明する。
【0044】最初に、第2実施例のモジュール電池の保
護装置及び蓄電装置の構成について説明する。
【0045】モジュール電池2a、2bは、複数有し、
この実施例では二つのモジュール電池2a、2bよりな
っている。各モジュール電池2a、2bは、リチウムイ
オン二次電池よりなる複数の二次電池1a、1bを直列
に接続して構成されている。二つのモジュール電池2
a、2bは、直列に接続されて組電池を構成している。
この組電池は、そのプラス側端子が開閉手段4を直列に
介して外部接続端子であるプラス端子21に接続され、
そのマイナス側端子が外部接続端子であるマイナス端子
22に接続されている。
【0046】保護回路3a、3bは、各モジュール電池
2と対応して複数有し、この実施例では二つ備えてい
る。
【0047】保護回路3a、3bは、各二次電池1a、
1bの端子間電圧を監視する第1の保護手段5a、5b
と、モジュール電池2a、2bの端子間電圧を監視する
第2の保護手段6a、6bと、逆流防止ダイオード7
a、7bと、第2の保護手段6a、6bのバックアップ
用コンデンサ9a、9bと、第1の保護手段5a、5b
をモニタする第1のモニタ手段11a、11bと、第2
の保護手段6a、6bをモニタする第2のモニタ手段1
2a、12bとを備えている。
【0048】この第1の保護手段5a、5bは、各二次
電池1a、1bの両端子にそれぞれ接続され、各二次電
池1a、1b間の電圧を検出するようになっている。ま
た、第1の保護手段5a、5bは、第1のモニタ手段1
1a、11bに接続され、これに信号を出力するように
なっている。
【0049】上記の第2の保護手段6a、6bは、逆流
防止ダイオード7a、7bを介してモジュール電池2
a、2bの両端に接続され、モジュール電池2a、2b
より給電を受けると共に、モジュール電池2a、2bの
端子間電圧を検出するようになっている。また、第2の
保護手段6a、6bは、第2のモニタ手段12a、12
bに接続され、これに信号を出力するようになってい
る。第1の保護手段5a、5bと第2の保護手段6a、
6bとは、別部品で構成、換言すれば別回路で構成して
いる。
【0050】第1のモニタ手段11a、11bは、逆流
防止ダイオード7a、7bを介してモジュール電池2
a、2bの両端に接続され、モジュール電池2a、2b
より給電を受けている。また、この第1のモニタ手段1
1a、11bは、第2の保護手段6a、6bをモニタし
て、第1の論理和手段13に通知するように接続されて
いる。
【0051】第2のモニタ手段12a、12bは、逆流
防止ダイオード7a、7bを介してモジュール電池2
a、2bの両端に接続され、モジュール電池2a、2b
より給電を受けている。また、この第2のモニタ手段1
2a、12bは、第2の保護手段6a、6bの出力を受
け、第2の論理和手段14に通知するように接続されて
いる。
【0052】バックアップ用コンデンサ9a、9bは、
第2の保護手段6a、6b、第1のモニタ手段11a、
11b及び第2のモニタ手段12a、12bに並列に接
続され、モジュール電池2a、2bからの給電が停止し
た場合にこれらに給電できるようになっていると共に、
逆流防止ダイオード7a、7bを介してモジュール電池
2a、2bの両端に接続され、通常はモジュール電池2
a、2bから給電を受けている。
【0053】このコンデンサ7a、7bの容量は、モジ
ュール電池2a、2bからの給電が停止した場合に、第
2の保護手段6a、6bが第2のモニタ手段12a、1
2bを介して第2の論理和手段14に通知し、開閉手段
4が第2の論理和手段14からの信号により回路するま
での間、第2の保護手段6a、6b及び第2のモニタ手
段12a、12bの動作を維持できる値以上に設定して
ある。
【0054】第1の論理和手段13及び第2の論理和手
段14は、開閉手段4に接続されていると共に、充放電
切換手段10に接続されている。
【0055】上記の充放電切換手段10は、外部接続端
子であるプラス端子21とマイナス端子22間に接続さ
れ、給電を受けている。
【0056】次に、かかるモジュール電池の保護装置及
び蓄電装置の動作について説明する。
【0057】二次電池1a、1bのいずれかが過充電若
しくは過放電になった場合には、第1の保護手段5a、
5bがその過充電若しくは過放電の電圧を検出し、第1
のモニタ手段11a、11bを介して第1の論理和手段
13に充電若しくは放電停止を通知する。
【0058】この充電若しくは放電停止の通知を受ける
と、第1の論理和手段13は、充電停止信号を開閉手段
4及び充放電切換手段10に出力し、モジュール電池2
a、2bへの充電若しくは放電を停止させる。なお、本
実施例でも第1実施例と同様に過充電、過放電時に第1
の保護手段5a、5bが優先的に動作するように動作電
圧値を設定してあり、第1の保護手段5a、5bの電池
電圧検出部が正常であれば、通常、第1の保護手段5
a、5bが過充電、過放電時に動作する。
【0059】上述した第1の論理和手段13からの信号
で充電若しくは放電を停止した場合には、充放電切換手
段10は、外部からの放電若しくは充電指示の信号入力
を受けるか、モジュール電池2a、2bが過充電で停止
した時は所定値以下に下がった時に放電を開始し、過放
電で停止した時は所定値以上に上がった時に充電を再開
するように動作する。
【0060】また、各二次電池1a、1bと第1の保護
手段5a、5bとを接続する何れかの線が断線するか、
または、第1の保護手段5a、5bの電池電圧検出部が
故障して二次電池電圧を検出できなくなると、第1の保
護手段5a、5bは、係る断線または故障に対応した二
次電池2a、2bの電圧を検出できなくなり、当該二次
電池2a、2bが過充電若しくは過放電になっても、充
電停止または放電停止の出力を出さなくなる。しかし、
第2の保護手段6a、6bは、第1の保護手段5a、5
bとは別部品で構成してあるので、第2の保護手段6
a、6bへの接続線が断線した場合以外は前記の断線、
故障等に影響されず、このときにモジュール電池2a、
2bの端子間電圧も上昇若しくは低下するために、第1
の保護手段5a、5bが二次電池の過充電若しくは過放
電を検出できなくても、第2の保護手段6a、6bは、
モジュール電池2a、2bの過充電若しくは過放電を検
出し、充電停止または放電停止の出力を出す。
【0061】この充電停止または放電停止の出力は、第
1のモニタ手段12a、12bを介して第2の論理和手
段14に通知される。これにより、第2の論理和手段1
4は、開閉手段4を開路させ、モジュール電池2a、2
bの充電若しくは放電を停止させると共に、充放電切換
手段10に信号を出力し、蓄電装置の動作を停止させ
る。
【0062】さらには、第2の保護手段6a、6bへの
接続線が断線した場合には、第2の保護手段6a、6b
は、モジュール電池2a、2bの端子間電圧を検出でき
なくなるが、モジュール電池2a、2bの端子間電圧が
なくなったことを検出でき、コンデンサ9a、9bの残
存電荷により充放電停止出力を出し、第1のモニタ手段
12a、12bを介して第2の論理和手段14に通知す
る。これにより、第2の論理和手段14は、開閉手段4
を開路させ、モジュール電池2a、2bの充電若しくは
放電を停止させると共に、充放電切換手段10に信号を
出力し、蓄電装置の動作を停止させる。
【0063】上述のように蓄電装置の動作を停止するこ
とにより、保護回路3a、3bの点検・修理を行なうこ
とができ、保護回路3a、3b自身の保全を図ることが
できる。
【0064】また、充放電切換手段10は、第1の論理
和手段13及び第2の論理和手段14を介して、各保護
回路3a、3b内の第1のモニタ手段11a、11b及
び第2のモニタ手段12a、12bを定期的にモニタ
し、各保護回路3a、3b内の第1の保護手段5a、5
b及び第2の保護手段6a、6bの状態を点検し、過充
放電等であれば直ちに蓄電装置を停止すると共に、外部
に接続された報知手段(図示せず)により警報を発す
る。このように、保護回路3a、3bにモニタ機能を設
けることにより、保護回路内の状態を随時点検すること
ができる。
【0065】かかる本発明の実施例においては、第1の
保護手段5a、5b及び第2の保護手段6a、6bの状
態をモニタするモニタ手段11a、11bを備えている
ので、第1の保護手段5a、5b及び第2の保護手段6
a、6bの状態を外部から随時点検することができる。
【0066】さらには、第1の保護手段5a、5bと第
2の保護手段6a、6bの出力信号の論理和をとってそ
の結果を出力する第1の論理和手段13と第2の論理和
手段14とを設け、第1の論理和手段13及び第2の論
理和手段14の出力により開閉する開閉手段4を組電池
と直列に接続しているので、簡単な構成で、組電池の保
護を図ることができる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、二次電池の端子間電圧
を検出する第1の保護手段が故障してもモジュール電池
の端子電圧を検出する第2の保護手段によりモジュール
電池を保護することができる信頼性の高いモジュール電
池の保護装置を得ることができる。
【0068】また、二次電池の端子間電圧を検出する第
1の保護手段が故障してもモジュール電池の端子電圧を
検出する第2の保護手段によりモジュール電池を保護す
ることができると共に、第1の保護手段も保護すること
ができる信頼性の高いモジュール電池の保護装置を得る
ことができる。
【0069】さらには、二次電池の端子間電圧を検出す
る第1の保護手段が故障してもモジュール電池の端子電
圧を検出する保護手段によりモジュール電池を保護する
ことができると共に、簡単な構成で、組電池を保護する
ことができる信頼性の高い蓄電装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るモジュール電池の保
護装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るモジュール電池の保
護装置及び蓄電装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…二次電池、2、2a、2b…モジュール電池、3、
3a、3b…保護回路、4…開閉手段、4a…第1の開
閉手段、4b…第2の開閉手段、5、5a、5b…第1
の保護手段、6、6a、6b…第2の保護手段、7、7
a、7b…逆流防止ダイオード、8、8a、8b…限流
抵抗、9、9a、9b…コンデンサ、10…充放電切換
手段、11a、11b…第1のモニタ手段、12a、1
2b…第2のモニタ手段、13…第1の論理和手段、1
4…第2の論理和手段、31…バックアップ用電源回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−252809(JP,A) 特開 平8−116627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36 H02H 7/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の二次電池を直列に接続して構成した
    モジュール電池と、前記複数の二次電池のそれぞれの端
    子間に接続した第1の保護手段と、前記モジュール電池
    の端子間に接続した第2の保護手段と、前記第2の保護
    手段のバックアップ用電源とを備え、前記第1の保護手
    段は、前記二次電池のそれぞれの端子間電圧を検出して
    その電圧が所定範囲外の場合に前記モジュール電池の充
    放電を停止する信号を出力する機能を有し、前記第2の
    保護手段は、前記モジュール電池から給電すると共に、
    前記モジュール電池の端子間電圧を検出してその電圧が
    所定範囲外の場合に前記モジュール電池の充放電を停止
    する信号を出力する機能を有し、前記バックアップ用電
    源は、前記モジュール電池から前記第2の保護手段への
    給電が遮断された時に前記第2の保護手段へ給電するこ
    とを特徴とするモジュール電池の保護装置。
  2. 【請求項2】複数の二次電池を直列に接続して構成した
    モジュール電池を複数接続して組電池を構成し、各モジ
    ュール電池にそれぞれ第1の保護手段と第2の保護手段
    とを接続し、前記第1の保護手段は、複数の二次電池の
    それぞれの端子間に接続し、その端子間電圧を検出して
    その電圧が所定範囲外の場合に前記モジュール電池の充
    放電を停止する信号を出力する機能を有し、前記第2の
    保護手段は、前記モジュール電池の端子間に接続し、そ
    の電池の端子間電圧を検出してその電圧が所定範囲外の
    場合に前記モジュール電池の充放電を停止する信号を出
    力する機能を有し、前記第1の保護手段と前記第2の保
    護手段の出力信号の論理和をとってその結果を出力する
    第1の論理和手段及び第2の論理和手段を備え、前記第
    1の論理和手段及び前記第2の論理和手段の出力により
    開閉する開閉手段を前記組電池と直列に接続したことを
    特徴とする蓄電装置。
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