JP3329947B2 - 電流検出器 - Google Patents
電流検出器Info
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- JP3329947B2 JP3329947B2 JP16995994A JP16995994A JP3329947B2 JP 3329947 B2 JP3329947 B2 JP 3329947B2 JP 16995994 A JP16995994 A JP 16995994A JP 16995994 A JP16995994 A JP 16995994A JP 3329947 B2 JP3329947 B2 JP 3329947B2
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- Japan
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- bus bar
- current detector
- bobbin case
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器、又は電気機
械等に使用される、磁気回路の一部に、磁気ギャップを
設けた強磁性体コアと、磁気ギャップ内に置かれたホー
ル素子等からなる感磁素子を用いた電流検出器に関する
ものである。
械等に使用される、磁気回路の一部に、磁気ギャップを
設けた強磁性体コアと、磁気ギャップ内に置かれたホー
ル素子等からなる感磁素子を用いた電流検出器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電流検出器は、図3に示
すように、回周状磁気回路の一部として磁気ギャップを
設けた強磁性体コア9をコアケース10に収納し、前記
磁気ギャップに配置される感磁素子13と回路部品を実
装した実装回路基板14を、絶縁樹脂からなる外装ケー
ス12に収納し、前記コアケース10に巻線を巻き回し
コイル11を形成し、コイル11に流れる検出電流を磁
気ギャップに配置した感磁素子13により検出する構成
となっており、コイル端末及び信号入出力端子は、取り
付け基板にディップ挿入される構造となっている。
すように、回周状磁気回路の一部として磁気ギャップを
設けた強磁性体コア9をコアケース10に収納し、前記
磁気ギャップに配置される感磁素子13と回路部品を実
装した実装回路基板14を、絶縁樹脂からなる外装ケー
ス12に収納し、前記コアケース10に巻線を巻き回し
コイル11を形成し、コイル11に流れる検出電流を磁
気ギャップに配置した感磁素子13により検出する構成
となっており、コイル端末及び信号入出力端子は、取り
付け基板にディップ挿入される構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電流検出器は、外装ケースを有するための実装面積
が大きく、水洗浄を行う場合、外装ケース内に水が残留
し、回路基板に配置された感磁素子等の腐食の原因とな
る。又、強磁性体コアへの巻線が必要であるため、工程
が長くなる等の問題があった。
来の電流検出器は、外装ケースを有するための実装面積
が大きく、水洗浄を行う場合、外装ケース内に水が残留
し、回路基板に配置された感磁素子等の腐食の原因とな
る。又、強磁性体コアへの巻線が必要であるため、工程
が長くなる等の問題があった。
【0004】本発明の目的は、実装面積が小さい、作業
性のよい、品質、及び精度のよい電流検出器を提供する
ことにある。
性のよい、品質、及び精度のよい電流検出器を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一部に磁気ギ
ャップを設けた略コの字状の強磁性体コアと、略中央に
感磁素子と一端部の片側に信号入出力端子を有する回路
基板と、前記強磁性体コアを貫通するU字状のバスバー
と、前記強磁性体コアと前記バスバーを取り付ける絶縁
樹脂からなるボビンケースと、前記強磁性体コアと前記
感磁素子との間を絶縁する絶縁シートとからなり、前記
ボビンケースに取付ピンと、前記回路基板に前記取付ピ
ンを取り付ける取付穴とを設け、前記回路基板に前記ボ
ビンケースを固定し、前記ボビンケースに前記バスバー
を、前記信号入出力端子と平行で、かつ、先端が前記一
端部の他方の片側に突出し、前記信号入出力端子の先端
と同一面上に位置するように取り付けるとともに、前記
ボビンケースに前記磁性体コアを、前記磁気ギャップ内
に前記感磁素子が位置するように取り付けたことを特徴
とする電流検出器である。
ャップを設けた略コの字状の強磁性体コアと、略中央に
感磁素子と一端部の片側に信号入出力端子を有する回路
基板と、前記強磁性体コアを貫通するU字状のバスバー
と、前記強磁性体コアと前記バスバーを取り付ける絶縁
樹脂からなるボビンケースと、前記強磁性体コアと前記
感磁素子との間を絶縁する絶縁シートとからなり、前記
ボビンケースに取付ピンと、前記回路基板に前記取付ピ
ンを取り付ける取付穴とを設け、前記回路基板に前記ボ
ビンケースを固定し、前記ボビンケースに前記バスバー
を、前記信号入出力端子と平行で、かつ、先端が前記一
端部の他方の片側に突出し、前記信号入出力端子の先端
と同一面上に位置するように取り付けるとともに、前記
ボビンケースに前記磁性体コアを、前記磁気ギャップ内
に前記感磁素子が位置するように取り付けたことを特徴
とする電流検出器である。
【0006】本発明は、上記記載の電流検出器におい
て、前記ボビンケースに前記強磁性体コアを挿入する貫
通孔と直交する方向に、前記バスバーの挿入する貫通孔
が設けられたことを特徴とする電流検出器である。
て、前記ボビンケースに前記強磁性体コアを挿入する貫
通孔と直交する方向に、前記バスバーの挿入する貫通孔
が設けられたことを特徴とする電流検出器である。
【0007】
【作用】本発明の電流検出器は、図1に示すように、信
号入出力端子8と、絶縁シート5に覆われた感磁素子6
と、ボビンケース2の取付ピン2a,2bを取り付ける
取付穴2d,2eとを有する回路基板4、強磁性体コア
1、ボビンケース2、及びバスバー3から構成されて、
複数の信号入出力端子8とバスバーの端末が回路基板の
幅方向に平行するように設けられている。このために、
コアを巻線するコイルが不要となり、又、組合せが簡単
になり、実装面積が小さくなる。又、作業性がよくな
り、工程も短縮する。又、電気的精度もよくなる。
号入出力端子8と、絶縁シート5に覆われた感磁素子6
と、ボビンケース2の取付ピン2a,2bを取り付ける
取付穴2d,2eとを有する回路基板4、強磁性体コア
1、ボビンケース2、及びバスバー3から構成されて、
複数の信号入出力端子8とバスバーの端末が回路基板の
幅方向に平行するように設けられている。このために、
コアを巻線するコイルが不要となり、又、組合せが簡単
になり、実装面積が小さくなる。又、作業性がよくな
り、工程も短縮する。又、電気的精度もよくなる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。
明する。
【0009】本発明の電流検出器は、次のようにして組
み立てられる。図1に示すように、取付ピン2a,2b
を有するボビンケース2を、感磁素子6を実装した回路
基板4に組み込み、前記取付ピン2a,2bを半田付け
し、前記ボビンケース2のバスバー用貫通孔15に、U
字に折り曲げられた電気良導体の金属板からなるバスバ
ー3を矢印15aの方向から挿入する。
み立てられる。図1に示すように、取付ピン2a,2b
を有するボビンケース2を、感磁素子6を実装した回路
基板4に組み込み、前記取付ピン2a,2bを半田付け
し、前記ボビンケース2のバスバー用貫通孔15に、U
字に折り曲げられた電気良導体の金属板からなるバスバ
ー3を矢印15aの方向から挿入する。
【0010】前記回路基板4に実装された感磁素子6を
覆うように、絶縁シート5を前記回路基板4に接着す
る。強磁性体コア1を前記バスバー3と直交する矢印1
5dの方向で前記ボビンケース2に挿入し、前記感磁素
子6が磁気ギャップ7の中心に位置するように配置す
る。
覆うように、絶縁シート5を前記回路基板4に接着す
る。強磁性体コア1を前記バスバー3と直交する矢印1
5dの方向で前記ボビンケース2に挿入し、前記感磁素
子6が磁気ギャップ7の中心に位置するように配置す
る。
【0011】次に、本発明の電流検出器の機能について
説明する。図2において、U字状に折り曲げられた電気
良導体の金属板からなる平板状のバスバー3の端末3
a,3bを被検出電流が流れるように、外部導体に接続
する。バスバーの端末3a,3bに被検出電流が流れる
と、磁気ギャップ7内に被検出電流に応じた磁界が発生
し、その磁界は感磁素子6により電気信号に変換され、
回路基板4上の回路により信号処理され、信号入出力端
子8を通して出力される。なお、信号入出力端子8に
は、電源用の入出力端子も含まれている。。
説明する。図2において、U字状に折り曲げられた電気
良導体の金属板からなる平板状のバスバー3の端末3
a,3bを被検出電流が流れるように、外部導体に接続
する。バスバーの端末3a,3bに被検出電流が流れる
と、磁気ギャップ7内に被検出電流に応じた磁界が発生
し、その磁界は感磁素子6により電気信号に変換され、
回路基板4上の回路により信号処理され、信号入出力端
子8を通して出力される。なお、信号入出力端子8に
は、電源用の入出力端子も含まれている。。
【0012】即ち、本発明の電流検出器は、巻線を必要
としない電流検出器である。又、回路基板4とバスバー
3とがボビンケース2により、直接、接していないの
で、前記バスバー3に大電流が流れた場合に発生するジ
ュール熱が、前記回路基板4に伝わるのを押さえること
が可能な電流検出器である。
としない電流検出器である。又、回路基板4とバスバー
3とがボビンケース2により、直接、接していないの
で、前記バスバー3に大電流が流れた場合に発生するジ
ュール熱が、前記回路基板4に伝わるのを押さえること
が可能な電流検出器である。
【0013】又、本発明の直流電流検出器は、信号入出
力端子8の半田接合面と、回周状磁気回路の内外周を把
持しているバスバーの端末3a,3bの半田接合面とを
同一面上にすることができ、回路基板の取り付けにおい
ては、端子を装着する差し込み穴を設けることが不要と
なり、位置の制限がなくなり、取り付けが容易となる。
従って、作業性がよくなる。
力端子8の半田接合面と、回周状磁気回路の内外周を把
持しているバスバーの端末3a,3bの半田接合面とを
同一面上にすることができ、回路基板の取り付けにおい
ては、端子を装着する差し込み穴を設けることが不要と
なり、位置の制限がなくなり、取り付けが容易となる。
従って、作業性がよくなる。
【0014】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
信号入出力端子とバスバーの端末との半田接合面が同一
面上となり、回路基板、強磁性体コア、バスバー、ボビ
ンケースを要求に応じて小型化できるので、実装面積を
小さくできる。又、洗浄の水がこもる所がないので、感
磁素子の腐食もなく、巻線が不要で、部品の取り付けが
簡単で、作業性がよくなる。又、コイルを巻くコアがC
型をしている従来品に比較して、被測定電流−出力電圧
特性の直線性がよくなり、精度がよい電流検出器の提供
が可能となる。
信号入出力端子とバスバーの端末との半田接合面が同一
面上となり、回路基板、強磁性体コア、バスバー、ボビ
ンケースを要求に応じて小型化できるので、実装面積を
小さくできる。又、洗浄の水がこもる所がないので、感
磁素子の腐食もなく、巻線が不要で、部品の取り付けが
簡単で、作業性がよくなる。又、コイルを巻くコアがC
型をしている従来品に比較して、被測定電流−出力電圧
特性の直線性がよくなり、精度がよい電流検出器の提供
が可能となる。
【図1】本発明による電流検出器の構成を示す分解斜視
図。
図。
【図2】本発明による電流検出器の外観斜視図。
【図3】従来の電流検出器の側面図。
1,9 強磁性体コア 2 ボビンケース 2a,2b 取付ピン 2c 貫通孔 2d,2e 取付穴 3 バスバー 3a,3b (バスバーの)端末 4,14 回路基板 5 絶縁シート 6,13 感磁素子 7 磁気ギャップ 8 信号入出力端子 10 コアケース 11 コイル(巻線) 12 外装ケース 15 バスバー用貫通孔 15a,15b,15c,15d 矢印
Claims (2)
- 【請求項1】 一部に磁気ギャップを設けた略コの字状
の強磁性体コアと、略中央に感磁素子と一端部の片側に
信号入出力端子を有する回路基板と、前記強磁性体コア
を貫通するU字状のバスバーと、前記強磁性体コアと前
記バスバーを取り付ける絶縁樹脂からなるボビンケース
と、前記強磁性体コアと前記感磁素子との間を絶縁する
絶縁シートとからなり、前記ボビンケースに取付ピン
と、前記回路基板に前記取付ピンを取り付ける取付穴と
を設け、前記回路基板に前記ボビンケースを固定し、前
記ボビンケースに前記バスバーを、前記信号入出力端子
と平行で、かつ、先端が前記一端部の他方の片側に突出
し、前記信号入出力端子の先端と同一面上に位置するよ
うに取り付けるとともに、前記ボビンケースに前記磁性
体コアを、前記磁気ギャップ内に前記感磁素子が位置す
るように取り付けたことを特徴とする電流検出器。 - 【請求項2】 請求項1記載の電流検出器において、前
記ボビンケースに前記強磁性体コアを挿入する貫通孔と
直交する方向に、前記バスバーの挿入する貫通孔が設け
られたことを特徴とする電流検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16995994A JP3329947B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 電流検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16995994A JP3329947B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 電流検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815330A JPH0815330A (ja) | 1996-01-19 |
JP3329947B2 true JP3329947B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=15896009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16995994A Expired - Fee Related JP3329947B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 電流検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3329947B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10267965A (ja) * | 1997-03-24 | 1998-10-09 | Nana Electron Kk | 電流センサ |
EP0886147B1 (de) * | 1997-05-21 | 2008-09-17 | Landis+Gyr AG | Anordnung zur Erzielung einer zu einem elektrischen Strom proportionalen magnetischen Induktion am Ort eines Magnetfeldsensors |
DE10022316A1 (de) * | 2000-05-09 | 2001-11-22 | Siemens Metering Ag Zug | Magnetkreisanordnung zur Bestimmung eines elektrischen Stroms |
US6781359B2 (en) | 2002-09-20 | 2004-08-24 | Allegro Microsystems, Inc. | Integrated current sensor |
JP4833111B2 (ja) | 2006-09-20 | 2011-12-07 | 株式会社東海理化電機製作所 | 電流検出器 |
JP2013148512A (ja) * | 2012-01-20 | 2013-08-01 | Aisin Seiki Co Ltd | 電流センサ |
CN106653339B (zh) * | 2016-11-29 | 2019-08-02 | 杭州海兴电力科技股份有限公司 | 电流互感器 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP16995994A patent/JP3329947B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0815330A (ja) | 1996-01-19 |
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Legal Events
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