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JP3328348B2 - 自動二輪車のフレーム構造 - Google Patents

自動二輪車のフレーム構造

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JP3328348B2
JP3328348B2 JP02114993A JP2114993A JP3328348B2 JP 3328348 B2 JP3328348 B2 JP 3328348B2 JP 02114993 A JP02114993 A JP 02114993A JP 2114993 A JP2114993 A JP 2114993A JP 3328348 B2 JP3328348 B2 JP 3328348B2
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Japan
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pivot plate
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center
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照也 斎木
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車のフレームの
うちピボットプレート周辺の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のフレーム構造として実公平
2−2714号公報に開示されるものが知られている。
このフレーム構造はヘッドパイプから左右一対のメイン
パイプとダウンパイプを延し、これら左右のメインパイ
プ及びダウンパイプの後部間にクロスパイプを架設し、
これらクロスパイプ間に垂直パイプを連結し、更にメイ
ンパイプ、ダウンパイプ及び後フレームをサイドステー
(ピボットプレート)を介して一体的に結合するように
したものである。そして、サイドステーにはリヤフォー
ク前端部を枢支するピボットを設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したフレーム構造
にあっては、上下方向の荷重に対しては十分な剛性を発
揮できるが、左右方向の力が作用した場合にはフレーム
の歪みがサイドステー(ピボットプレート)周りに発生
しやすい。特に、排気管等の他部材との緩衝を避けるた
め、メインパイプを従来よりも後まで延した結果、ピボ
ットプレートの取り付け位置も後になる場合にはその傾
向が強い。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、ヘッドパイプから後下方へ左右一対のメインパ
イプを延ばし、これらメインパイプの後端部にそれぞれ
リヤフォークの前端部を枢支するピボットプレートを取
り付け、左右一対のメインパイプの後部から下方へ左右
一対のセンターパイプを延ばした自動二輪車のフレーム
構造において、メインパイプへのピボットプレートの取
り付け部よりもメインパイプの上方位置に左右一対の
ンターパイプの上端部をそれぞれ直接若しくは間接的に
結合し、これらのセンターパイプの下端部をピボットプ
レートの下部に直接若しくは間接的に結合し、更にセン
ターパイプの中間部を、それぞれピボットプレートより
も車幅方向の内方位置で且つリヤフォークの枢支部より
も前方位置でピボットプレートに結合したまた、セン
ターパイプの一方の中間部をピボットプレートに着脱自
在に結合した。
【0005】
【作用】センターパイプの中間部においてもピボットプ
レートに結合しているので、ピボットプレート周辺の剛
性が大幅にアップする。また、センターパイプの一方の
中間部をピボットプレートに着脱自在に結合したこと
で、センターパイプとピボットプレートとの組付け誤差
を吸収すると共にチェーンの取り廻しを簡単に行うこと
ができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係るフレーム構造を
適用した自動二輪車の全体側面図、図2は同フレーム構
造の側面図、図3は図2のA−A方向拡大図、図4は図
2のB−B方向拡大図、図5はリヤフォークの平面図で
ある。
【0007】図1に示すフレームはクレイドルタイプと
称されるもので、ヘッドパイプ1、メインパイプ2、ダ
ウンパイプ3、フロントサブパイプ4、ピボットプレー
ト5、センターパイプ6、シートレール7及びリヤサブ
パイプ8にてその主要部分が構成されている。
【0008】ヘッドパイプ1にはステアリングシャフト
が挿通され、このステアリングシャフトにはハンドル1
0が取り付けられ、またステアリングシャフトの上下の
ブリッジにはフロントフォーク11が取り付けられ、こ
のフロントフォーク11の下端部にて前輪12の軸を支
持している。
【0009】メインパイプ2は左右一対設けられ、左右
のメインパイプ2の前端部はヘッドパイプ1の上部に溶
接され、また左右のメインパイプ2を跨ぐように燃料タ
ンク13が固定されている。
【0010】ダウンパイプ3も左右一対設けられ、この
ダウンパイプ3は中間部で湾曲し、この湾曲した部分か
ら略水平に後方に延びている。そして、前記メインパイ
プ2とダウンパイプ3で囲まれる空間にV型4気筒エン
ジン14を搭載し、このエンジン14から導出される排
気管15をピボットプレート5の外側を通して後方に延
出している。尚、エンジン14上方にはエアクリーナ1
6を、エンジン14前方にはラジエター17を設けてい
る。
【0011】シートレール7も左右一対設けられ、その
先端部はメインパイプ2の後部に溶接され、左右のリヤ
サブパイプ8の後部にはリヤフェンダ18が取り付けら
れ、このリヤフェンダ18及びシートレール7上にはシ
ート19が設置されている。
【0012】ピボットプレート5も左右一対設けられ、
各ピボットプレート5は側面形状を略々三角形とすると
ともに2枚の板材を接合して内部が中空になっている。
そして、ピボットプレート5にはメインパイプ2の後下
端部、ダウンパイプ3の後端部及びリヤサブパイプ8の
前端部が溶接されている。
【0013】左右のピボットプレート5の略中央には図
4、図5に示すように、ピボットシャフト受け20が取
り付けられ、これらピボットシャフト受け20,20間
にはカラー20a,20b,20cを位置せしめるとと
もに、カラー20a,20b,20cの外側にボールベ
アリング20e及びニードルベアリング20dを介して
リヤフォーク21の前端部が溶接されるカラー22を回
動自在に外嵌し、次いで、ピボットシャフト受け20及
びカラー20a,20b,20cにピボットシャフト2
3を挿通し、このピボットシャフト23を反対側から締
め付けることでピボットプレート5にリヤフォーク21
の前端部を枢支する。
【0014】また、リヤフォーク21の後端部間には車
軸24を架設し、この車軸24に後輪25を回転自在に
支承するとともにリヤフォーク21とリヤサブパイプ8
との間にはダンパ26を介設している。
【0015】一方、図3及び図4に示すように左右のピ
ボットプレート5の下部間にはクロスパイプ27が架設
され、このクロスパイプ27に左右のセンターパイプ6
の下端部が溶接されている。尚、センターパイプ6の上
端部はメインパイプ2の後部に溶接されている。
【0016】また、左右のセンターパイプ6の上部間に
はクロスパイプ28を架設し、右側のセンターパイプ6
の中間部はパイプ材29を介してピボットプレート5の
内側で前記ピボットシャフト受け20よりも前方位置に
溶接され、左側のセンターパイプ6の中間部はボルト3
0を介してピボットプレート5の内側で前記ピボットシ
ャフト受け20よりも前方位置にボルトオンされてい
る。
【0017】上記のように、一方のセンターパイプ6を
予めピボットプレート5に結合しておき、他方のセンタ
ーパイプ6を後からボルト30によってピボットプレー
ト5に結合することで、組付け誤差を吸収すると共にチ
ェーン31の取り廻しを簡単に行えるようにしている。
【0018】即ち、リヤフォーク21を組み付けるにあ
たっては前記したように、左右のピボットシャフト受け
20,20間にカラー20a,20b,20cを位置さ
せ、ピボットシャフト受け20及びカラー20a,20
b,20c内にピボットシャフト23を挿通して締め付
けるので、この作業によって、ピボットプレート5に撓
みが生じる。このとき左右のセンターパイプ6を共にピ
ボットプレート5に固定しておくとピボットプレート5
に撓みが生じにくくなり、カラー20a,20b,20
cが填めにくくなったり、填めた後にガタ付くことにな
る。また、初めから左右のセンターパイプ6がパイプ材
29を介してピボットプレート5に固着されていると、
チェーン31の上部分はパイプ材29の上方を、チェー
ン31の下部分はパイプ材29の下方を通ることになる
ので、無端環状に連結しているチェーンを一旦ばらした
後にパイプ材29の上方及び下方を通し、再度無端環状
に連結しなければならず面倒である。しかしながら後か
らボルト30で結合するようにすればこのような不利は
ない。
【0019】そこで、前記したように左側のセンターパ
イプ6を後からボルト30によってピボットプレート5
に結合する具体的な方法を図3を参照して以下に述べ
る。先ず、ピボットプレート5に固着したナット32に
外側からカラー33を差込む。このカラー33の一端寄
りの外周面には雄ネジが刻設されており、ナット32に
カラー33を差込んだ後にカラー33を廻して雄ネジを
ナット32の雌ネジに螺合し、更にカラー33を廻すこ
とで、カラー33先端をセンターパイプ6に形成したボ
ルト穴の周縁突起34に突き当てる。その後、ナット3
5によって抜け止めを行った後、カラー33内にボルト
30を挿通し、ボルト30先端をボルト穴に螺合して左
側のセンターパイプ6の中間部をピボットプレート5に
結合する。
【0020】尚、図示例にあってはセンターパイプの上
端は直接メインパイプに結合し、センターパイプの下端
はクロスパイプを介して間接的にピボットプレートの下
部に結合するようにしたが、センターパイプの上端につ
いてはクロスパイプを介してメインパイプに結合し、セ
ンターパイプの下端については直接ピボットプレートの
下部に結合するようにしてもよい。また、実施例にあっ
てはメインパイプとダウンパイプによって形成されるク
レイドルタイプのフレームについて示したが、ダウンパ
イプを用いず、メインパイプにエンジンを吊り下げ支持
するタイプでもよい。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
メインパイプへのピボットプレートの取り付け部よりも
メインパイプの上方位置に左右一対のセンターパイプの
上端部をそれぞれ結合し、これらのセンターパイプの下
端部をピボットプレートの下部に結合し、更にセンター
パイプの中間部を、それぞれピボットプレートよりも車
幅方向の内方位置で且つリヤフォークの枢支部よりも前
方位置でピボットプレートに結合したので、ピボットプ
レート周辺の剛性が大幅に向上する。また、センターパ
イプの一方の中間部をピボットプレートに着脱自在に結
合したことで、センターパイプとピボットプレートとの
組付け誤差を吸収すると共にチェーンの取り廻しを簡単
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレーム構造を適用した自動二輪
車の全体側面図
【図2】同フレーム構造の側面図
【図3】図2のA−A方向拡大図
【図4】図2のB−B方向拡大図
【図5】リヤフォークの平面図
【符号の説明】
1…ヘッドパイプ、2…メインパイプ、3…ダウンパイ
プ、5…ピボットプレート、6…センターパイプ、20
…ピボットシャフト受け(リヤフォークの枢支部)、2
7,28…クロスパイプ、29…パイプ材、30…ボル
ト、32,35…ナット、33…カラー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプから後下方へ左右一対のメ
    インパイプを延ばし、これらメインパイプの後端部に
    れぞれリヤフォークの前端部を枢支するピボットプレー
    トを取り付け、前記左右一対のメインパイプの後部から
    下方へ左右一対のセンターパイプを延ばした自動二輪車
    のフレーム構造において 記メインパイプへのピボットプレートの取り付け部よ
    りもメインパイプの上方位置に左右一対のセンターパイ
    プの上端部がそれぞれ直接若しくは間接的に結合され、
    れらのセンターパイプの下端部はピボットプレートの
    下部に直接若しくは間接的に結合され、更にセンターパ
    イプの中間部は、それぞれピボットプレートよりも車幅
    方向の内方位置で且つリヤフォークの枢支部よりも前方
    位置でピボットプレートに結合されていることを特徴と
    する自動二輪車のフレーム構造。
  2. 【請求項2】 前記センターパイプは、一方の中間部を
    前記ピボットプレートに着脱自在に結合したものである
    ことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のフレーム
    構造。
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