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JP3321524B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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Publication number
JP3321524B2
JP3321524B2 JP16822796A JP16822796A JP3321524B2 JP 3321524 B2 JP3321524 B2 JP 3321524B2 JP 16822796 A JP16822796 A JP 16822796A JP 16822796 A JP16822796 A JP 16822796A JP 3321524 B2 JP3321524 B2 JP 3321524B2
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JP
Japan
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contact
insulator
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connector
plug
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JP16822796A
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JPH09330764A (ja
Inventor
健二 山崎
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコネクタに関し、
特に熱による影響を受けにくいコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のコネクタの嵌合状態を示
す断面図である。
【0003】このコネクタは、プラグ側コネクタ101
と、プラグ側コネクタ101と嵌合するレセプタクル側
コネクタ102とで構成されている。
【0004】プラグ側コネクタ101は、インシュレー
タ103と複数のピンコンタクト104とで構成されて
いる。
【0005】ピンコンタクト104は、接触部104a
と、インシュレータ103に埋め込まれる埋込み部10
4bと、図示しないケーブル等に接続される接続部4c
と、嵌合方向(プラグ側コネクタ101のインシュレー
タ103とレセプタクル側コネクタ102のインシュレ
ータ106との嵌合方向)と直交する方向へ突き出すよ
うに埋込み部104bに一体に設けられた突起部104
dとで構成されている。
【0006】レセプタクル側コネクタ102は、インシ
ュレータ106と複数のソケットコンタクト107とで
構成されている。
【0007】ソケットコンタクト107は、ピンコンタ
クト104の接触部104aと接触する接触部107a
と、インシュレータ106に埋め込まれる埋込み部10
7bと、図示しないケーブル等に接続される接続部10
7cと、嵌合方向と直交する方向へ突き出すように埋込
み部107bに一体に設けられた突起部107dと、接
触力を得るためのばね部107eとで構成されている。
【0008】前記コンタクト104,107の材料とし
ては銅合金等の金属材料が用いられ、前記インシュレー
タ103,106の材料としてはEPL等が用いられ
る。
【0009】図10に示すように、プラグ側コネクタ1
01のインシュレータ103にレセプタクル側コネクタ
102のインシュレータ106を嵌め合わせると、ピン
コンタクト104の接触部104aがソケットコンタク
ト107の接触部107aによって挟持され、ピンコン
タクト104の接触部104aとソケットコンタクト1
07の接触部107aとの接触状態が保たれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】プラグ側コネクタ10
1とレセプタクル側コネクタ102とが嵌合している状
態で外部からコネクタに熱が加わったとき、インシュレ
ータ103、ピンコンタクト104、インシュレータ1
06及びソケットコンタクト107がそれぞれ熱膨脹す
る。
【0011】このとき、インシュレータ103,106
とコンタクト104,107との熱膨張係数が違うた
め、ピンコンタクト104の接触部104aとソケット
コンタクト107の接触部107aとの接点が嵌合方向
に移動する。
【0012】また、ピンコンタクト104の接触部10
4aは突起部104dを起点として図10の矢印Aの方
向へ熱膨脹し、ソケットコンタクト107の接触部10
7aは突起部107dを起点として図10の矢印Bの方
向へ熱膨脹するので、両コンタクト104,107の接
触部104a,107aの接点は大きく移動することに
なる。
【0013】その結果、コネクタの特性が低下するとい
う問題が生じる。
【0014】一方のコンタクトの接触部に対する他方の
コンタクトの接触部の相対移動量が大きいということ
は、コンタクト104,107の接触部104a,10
7aの摺動範囲が大きいということであるから、コンタ
クト104,107の接触部104a,107a間に蓄
積される(入り込む)摩耗粉の量が増加するとともに、
酸化膜が生成され易くなり、酸化膜の上に接触部104
a,107aが乗り上げ、電気抵抗が大きくなって、コ
ネクタの特性が低下する。
【0015】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は熱膨張に伴うコンタクトの接点の
移動によるコネクタの特性の低下を防ぐことである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1に記載の発明のコネクタは、第1のコンタク
トと、この第1のコンタクトが固定される第1のインシ
ュレータとを有するプラグ側コネクタと、第2のコンタ
クトと、この第2のコンタクトが固定される第2のイン
シュレータとを有するレセプタクル側コネクタとを備
え、前記第1のインシュレータと前記第2のインシュレ
ータとが嵌合したとき、前記第1のコンタクトと前記第
2のコンタクトとが接触するコネクタにおいて、前記第
1のインシュレータと前記第2のインシュレータとが嵌
合したとき、前記第1のコンタクトと前記第1のインシ
ュレータとの固定点と、前記第2のコンタクトと前記第
2のインシュレータとの固定点とが、それぞれ嵌合方向
と直交する同一平面上に位置することを特徴とする。
【0017】プラグ側コネクタの第1のインシュレータ
とレセプタクル側コネクタの第2のインシュレータとが
嵌合している状態で外部からコネクタに熱が加わったと
き、第1のインシュレータ、第1のコンタクト、第2の
インシュレータ及び第2のコンタクトがそれぞれ熱膨脹
し、第1のピンコンタクトと第2のコンタクトとの接点
は嵌合方向に移動するが、第1のコンタクトと第1のイ
ンシュレータとの固定点と、第2のコンタクトと第2の
インシュレータとの固定点とはそれぞれ嵌合方向と直交
する同一平面上に位置しているので、第1のコンタクト
の接触部の熱膨脹の方向と第2のコンタクトの接触部の
熱膨脹の方向とが同じになり、第1のコンタクトの接触
部と第2のコンタクトの接触部との接点が大きく移動し
ない。
【0018】請求項2に記載の発明のコネクタは、請求
項1に記載の発明のコネクタにおいて、前記第1のイン
シュレータ又は前記第2のインシュレータの一方に凸部
が設けられ、前記第1のインシュレータ又は前記第2の
インシュレータの他方に前記凸部に対応する凹部が設け
られ、前記第1のインシュレータと前記第2のインシュ
レータとが嵌合したとき、前記凸部と前記凹部とが前記
同一平面上で嵌合することを特徴とする。
【0019】プラグ側コネクタの第1のインシュレータ
にレセプタクル側コネクタの第2のインシュレータが嵌
め込まれて、凸部と凹部とが嵌合したとき、凸部と凹部
との嵌合位置と、第1のコンタクトと第1のインシュレ
ータとの固定点と、第2のコンタクトと第2のインシュ
レータとの固定点とが、それぞれ同一平面上に位置する
ので、外部からコネクタに熱が加わったとき、コンタク
ト及びインシュレータの熱膨張の起点がそれぞれ前記同
一平面上に位置することになり、コンタクトとインシュ
レータとの熱膨張係数の違いによる両コンタクトの接点
の移動量は一層減少する。
【0020】また、前記同一平面上で凸部と凹部とが嵌
合するので、第1のコンタクトと第1のインシュレータ
との固定点と、第2のコンタクトと第2のインシュレー
タとの固定点との位置決めが容易になるとともに、外部
から振動や衝撃を受けたとき、容易にプラグ側コネクタ
とレセプタクル側コネクタとが離脱したり、固定点が嵌
合方向にずれたりしない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0022】図1はこの発明の第1の実施形態に係るプ
ラグ側コネクタとレセプタクル側コネクタとの嵌合状態
を示す断面図、図2は図1に示すプラグ側コネクタとレ
セプタクル側コネクタとの嵌合前の状態を示す斜視図、
図3はプラグ側コネクタの一部が破砕された斜視図、図
4はレセプタクル側コネクタの斜視図である。
【0023】この実施形態のコネクタは、図2に示すよ
うに、プラグ側コネクタ1とレセプタクル側コネクタ2
とで構成されている。
【0024】プラグ側コネクタ1は、インシュレータ
(第1のインシュレータ)3と複数のピンコンタクト
(第1のコンタクト)4とで構成されている。
【0025】インシュレータ3は、図3に示すように、
矩形の底面部3aと、底面部3aの周囲に直角に立ち上
げられた側壁部3b,3cと、底面部3aにインシュレ
ータ3の長手方向に沿って設けられた凸部3dとで構成
されている。
【0026】インシュレータ3の凸部3dには複数のピ
ンコンタクト4が固定されている。図3に示すように、
ピンコンタクト4は、インシュレータ3の長手方向に沿
って2列に並んでいる。
【0027】図5はピンコンタクトの斜視図である。
【0028】ピンコンタクト4は、図5に示すように、
接触部4aと、インシュレータ3の凸部3dに埋め込ま
れる埋込み部4bと、図示しないケーブル等に接続され
る接続部4cと、嵌合方向(プラグ側コネクタ1のイン
シュレータ3とレセプタクル側コネクタ2のインシュレ
ータ6との嵌合方向)と直交する方向へ突き出すように
埋込み部4bに一体に設けられた突起部4dとで構成さ
れている。
【0029】ピンコンタクト4は図1に示すようにイン
シュレータ3を貫き、ピンコンタクト4の突起部4dが
インシュレータ3の凸部3d中に食い込んでいる。
【0030】レセプタクル側コネクタ2は、インシュレ
ータ(第2のインシュレータ)6と複数のソケットコン
タクト(第2のコンタクト)7とで構成されている。
【0031】インシュレータ6には、図4に示すよう
に、プラグ側コネクタ1のインシュレータ3の凸部3d
と嵌合する凹部6aが、インシュレータ6の長手方向に
沿って設けられている。
【0032】また、インシュレータ6の凹部6aには、
嵌合方向に貫通する複数の挿入孔8が設けられている。
図4に示すように、挿入孔8は、インシュレータ6の長
手方向に沿って2列に並んでいる。
【0033】インシュレータ6には複数のソケットコン
タクト7が固定されている。図4に示すように、ソケッ
トコンタクト7は、インシュレータ6の長手方向に沿っ
て2列に並んでいる。
【0034】図6はソケットコンタクトの斜視図であ
る。
【0035】ソケットコンタクト7は、図6に示すよう
に、ピンコンタクト4の接触部4aと接触する接触部7
aと、インシュレータ6に埋め込まれる埋込み部7b
と、図示しないケーブル等に接続される接続部7cと、
嵌合方向と直交する方向へ突き出すように埋込み部7b
に一体に設けられた突起部7dと、接触力を得るための
ばね部7eとで構成されている。
【0036】ソケットコンタクト7の埋込み部7bがイ
ンシュレータ6に埋め込まれ、突起部7dがインシュレ
ータ6中に食い込んでいる。ソケットコンタクト7のば
ね部7eと接触部7aとが挿入孔8内に支持されてい
る。
【0037】前記インシュレータ3,6の材質としては
例えばエンジニアリングプラスチック(EPL)等が用
いられ、コンタクト4,7の材質としては例えば銅合金
等の金属材料が用いられる。
【0038】図1に示すように、プラグ側コネクタ1の
インシュレータ3にレセプタクル側コネクタ2のインシ
ュレータ6が嵌め込まれたとき、プラグ側コネクタ1の
ピンコンタクト4の接触部4aがレセプタクル側コネク
タ2のインシュレータ6の挿入孔8に入り込み、ピンコ
ンタクト4の接触部4aがソケットコンタクト7の接触
部7aによって挟持され、ピンコンタクト4の接触部4
aとソケットコンタクト7の接触部7aとの接触状態が
保たれる。
【0039】このとき、ピンコンタクト4とインシュレ
ータ3との固定点(ピンコンタクト4の突起部4dとイ
ンシュレータ3の凸部3dとの接触位置)と、ソケット
コンタクト7とインシュレータ6との固定点(ソケット
コンタクト7の突起部7dとインシュレータ6との接触
位置)とは、それぞれ嵌合方向と直交する同一平面L上
に位置する(図1参照)。
【0040】プラグ側コネクタ1のインシュレータ3と
レセプタクル側コネクタ2のインシュレータ6とが嵌合
している状態で外部からコネクタに熱が加わったとき、
インシュレータ3、ピンコンタクト4、インシュレータ
6及びソケットコンタクト7がそれぞれ熱膨脹し、ピン
コンタクト4の接触部4aとソケットコンタクト7の接
触部7aとの接点は嵌合方向に移動する。
【0041】しかし、前述のようにピンコンタクト4と
インシュレータ3との固定点と、ソケットコンタクト7
とインシュレータ6との固定点とが、それぞれ同一平面
L上に位置しているので、ピンコンタクト4の接触部4
aの熱膨脹の方向とソケットコンタクト7の接触部7a
の熱膨脹の方向とは同じになる(図1の矢印Cの方
向)。
【0042】したがって、ピンコンタクト4の接触部4
aとソケットコンタクト7の接触部7aとの接点が大き
く移動しない。すなわち、両コンタクト4,7の接点は
図1の矢印Cの方向へわずかに移動するにすぎない。
【0043】また、各コンタクト4,7の熱膨脹の起点
は同一平面L上に位置しているので、両コンタクト4,
7の接点移動時における摺動範囲はごくわずかである。
【0044】この第1の実施形態によれば、プラグ側コ
ネクタ1のインシュレータ3とレセプタクル側コネクタ
2のインシュレータ6とが嵌合している状態でコネクタ
に熱が加わったとき、ピンコンタクト4の接触部4aと
ソケットコンタクト7の接触部7aとが同じ方向へ熱膨
脹し、両コンタクト4,7の接触部4a,7aの接点の
移動量が抑制され、接触部4a,7aの摺動範囲が減縮
されるので、両コンタクト4,7の接触部4a,7a間
に蓄積される(入り込む)摩耗粉の量を少なくすること
ができるとともに、酸化膜の生成を抑えることができ、
電気抵抗の増加を抑制して、コネクタの特性の低下を防
ぐことができる。
【0045】図7はこの発明の第2の実施形態に係るプ
ラグ側コネクタとレセプタクル側コネクタとの嵌合状態
を示す断面図、図8は図7のプラグ側コネクタの一部が
破砕された斜視図、図9は図7のレセプタクル側コネク
タの斜視図である。前述の第1の実施形態と共通する部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0046】この第2の実施形態では、プラグ側コネク
タ21のインシュレータ3の相対する内壁面30aのそ
れぞれに、凸部5がインシュレータ3の長手方向に沿っ
て設けられ、レセプタクル側コネクタ22のインシュレ
ータ6の互いに平行な外壁面6bのそれぞれに、凸部5
と嵌合する凹部9が、インシュレータ6の長手方向に沿
って設けられている。凹部9とソケットコンタクト7の
突起部7dとは、嵌合方向と直交する同一平面L上に位
置する(図7参照)。
【0047】プラグ側コネクタ21のインシュレータ3
にレセプタクル側コネクタ22のインシュレータ6を嵌
め込むと、インシュレータ3の凸部5とインシュレータ
6の凹部9とが嵌合する。
【0048】この第2の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができるとともに、凸部5
と凹部9との嵌合位置と、ピンコンタクト4とインシュ
レータ3との固定点と、ソケットコンタクト7とインシ
ュレータ6との固定点とが、それぞれ同一平面L上に位
置するので、外部からコネクタに熱が加わったとき、コ
ンタクト4,7及びインシュレータ3,6の熱膨張の起
点がそれぞれ同一平面L上に位置することになり、コン
タクト4,7とインシュレータ3,6との熱膨張係数の
違いによるコンタクト4,7の接点の移動量は一層減少
する。
【0049】また、平面L上で凸部5と凹部9とが嵌合
するので、ピンコンタクト4とインシュレータ3との固
定点と、ソケットコンタクト7とインシュレータ6との
固定点との位置決めが容易になり、コネクタ接続作業の
効率が向上するとともに、外部から振動や衝撃を受けた
とき、容易にインシュレータ3,6が離脱したり、固定
点の位置が嵌合方向にずれたりしない。すなわち、凸部
5と凹部9とがプラグ側コネクタ21とレセプタクル側
コネクタ22との位置決め機能と抜け止め機能とを発揮
する。
【0050】なお、上述の各実施形態では、プラグ側コ
ネクタ1のコンタクト(第1のコンタクト)としてピン
コンタクト4を用い、プラグ側コネクタ1のインシュレ
ータ(第1のインシュレータ)としてメス型のインシュ
レータ3を用い、レセプタクル側コネクタ2のコンタク
ト(第2のコンタクト)としてソケットコンタクト7を
用い、レセプタクル側コネクタ2のインシュレータ(第
2のインシュレータ)としてオス型のインシュレータ6
を用いた場合について述べたが、他の実施形態として、
プラグ側コネクタのインシュレータとしてオス型のイン
シュレータを用い、レセプタクル側コネクタのインシュ
レータとしてメス型のインシュレータを用いるようにし
てもよい。
【0051】更に、コンタクトとしてはピンコンタクト
4やソケットコンタクト7以外のタイプのコンタクトを
用いてもよい。
【0052】また、上述の各実施形態では、コンタクト
4,7の熱膨張の起点を設定するために、嵌合方向と直
交する方向へ突き出す突起部4d,7dをコンタクト
4,7の埋込み部4b,7bに設けた場合について述べ
たが、コンタクトの熱膨張の起点を設定できるものであ
れば突起部4d,7dのような形状以外の突起部でもよ
いし、突起部である必要もない。例えば突起部に代えて
コンタクトの埋込み部に孔を設けるようにしてもよい。
【0053】なお、第2の実施形態では、凸部5をプラ
グ側コネクタ21のインシュレータ3に設け、凹部9を
レセプタクル側コネクタ22のインシュレータ6に設け
た場合について述べたが、凸部をレセプタクル側コネク
タのインシュレータに設け、凹部をプラグ側コネクタの
インシュレータに設けるようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1に記載の
発明のコネクタによれば、プラグ側コネクタの第1のイ
ンシュレータとレセプタクル側コネクタの第2のインシ
ュレータとが嵌合している状態で外部からコネクタに熱
が加わったとき、第1のコンタクトの接触部と第2のコ
ンタクトの接触部とが同じ方向へ熱膨脹し、第1のコン
タクトの接触部と第2のコンタクトの接触部との接点の
移動量が抑制され、両コンタクトの摺動範囲が減縮され
るので、両コンタクトの接触部間に入り込む摩耗粉の量
を少なくすることができるとともに、酸化膜の生成を抑
えることができ、電気抵抗の増加を抑制して、コネクタ
の特性の低下を防ぐことができる。
【0055】請求項2に記載の発明のコネクタによれ
ば、外部からコネクタに熱が加わったとき、第1、第2
のコンタクトと第1、第2のインシュレータとの熱膨張
係数の違いによる両コンタクトの接点の移動量が一層減
少する。
【0056】また、第1のコンタクトと第1のインシュ
レータとの固定点と、第2のコンタクトと第2のインシ
ュレータとの固定点との位置決めが容易になり、コネク
タ接続作業の効率が向上するとともに、外部から振動や
衝撃を受けたとき、容易にプラグ側コネクタとレセプタ
クル側コネクタとが離脱したり、固定点の位置が嵌合方
向にずれたりしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態に係るプラグ
側コネクタとレセプタクル側コネクタとの嵌合状態を示
す断面図である。
【図2】図2は図1に示すプラグ側コネクタとレセプタ
クル側コネクタとの嵌合前の状態を示す斜視図である。
【図3】図3はプラグ側コネクタの一部が破砕された斜
視図である。
【図4】図4はレセプタクル側コネクタの斜視図であ
る。
【図5】図5はピンコンタクトの斜視図である。
【図6】図6はソケットコンタクトの斜視図である。
【図7】図7はこの発明の第2の実施形態に係るプラグ
側コネクタとレセプタクル側コネクタとの嵌合状態を示
す断面図である。
【図8】図8は図7のプラグ側コネクタの一部が破砕さ
れた斜視図である。
【図9】図9は図7のレセプタクル側コネクタの斜視図
である。
【図10】図10は従来のコネクタの嵌合状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1,11 プラグ側コネクタ 2,22 レセプタクル側コネクタ 3,6 インシュレータ 4 ピンコンタクト 4a ピンコンタクトの接触部 4d ピンコンタクトの突起部 5 インシュレータの凸部 7 ソケットコンタクト 7a ソケットコンタクトの接触部 7d ソケットコンタクトの突起部 9 インシュレータの凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のコンタクトと、この第1のコンタ
    クトが固定される第1のインシュレータとを有するプラ
    グ側コネクタと、 第2のコンタクトと、この第2のコンタクトが固定され
    る第2のインシュレータとを有するレセプタクル側コネ
    クタとを備え、 前記第1のインシュレータと前記第2のインシュレータ
    とが嵌合したとき、前記第1のコンタクトと前記第2の
    コンタクトとが接触するコネクタにおいて、 前記第1のインシュレータと前記第2のインシュレータ
    とが嵌合したとき、前記第1のコンタクトと前記第1の
    インシュレータとの固定点と、前記第2のコンタクトと
    前記第2のインシュレータとの固定点とが、それぞれ嵌
    合方向と直交する同一平面上に位置することを特徴とす
    るコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第1のインシュレータ又は前記第2
    のインシュレータの一方に凸部が設けられ、 前記第1のインシュレータ又は前記第2のインシュレー
    タの他方に前記凸部に対応する凹部が設けられ、 前記第1のインシュレータと前記第2のインシュレータ
    とが嵌合したとき、前記凸部と前記凹部とが前記同一平
    面上で嵌合することを特徴とする請求項1に記載のコネ
    クタ。
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