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JP3318604B2 - フラーレン−カルボランリジッドロッドハイブリッド化合物およびその合成方法 - Google Patents

フラーレン−カルボランリジッドロッドハイブリッド化合物およびその合成方法

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Publication number
JP3318604B2
JP3318604B2 JP23702899A JP23702899A JP3318604B2 JP 3318604 B2 JP3318604 B2 JP 3318604B2 JP 23702899 A JP23702899 A JP 23702899A JP 23702899 A JP23702899 A JP 23702899A JP 3318604 B2 JP3318604 B2 JP 3318604B2
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carborane
fullerene
methyl
rigid rod
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嘉則 山本
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東北大学長
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Publication date
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    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非線型材料として
のフラーレン−カルボランハイブリッド材料およびその
合成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】効率的な光遠隔通信ネットワークの開発
においては電気−光信号変換が十分ではないが、二次非
線形光学材料(NLO)は、直接な適用性を有している
ので注目されている。主な目的は、与えられた長さのあ
る種の共役結合を有するドナーπ−アクセプター(D−
π−A)の分子設計を行い、π系の長さおよびドナー、
アクセプターの最適なものを選択して一次超分極性
(β)を最適化することにある。これに関しては、次の
文献に記載されている。Nonlinear Optical Effectsin
Molecules and Polymers (Prasad,P.N.; Willliams,D.
J., Wiley, New York,1991)、J. Phys. Chem. 1991, 9
5, 10643(Cheng,L.-T.; Tam,W.; Marder,S.R.;Stiegma
n, A.E.; Rikken,G.; Spangler, C.W.)、J.Am.Chem.So
c.1993,115,3006(Marder, S.R.;Gorman,C.B.; Tiemann,
B.G.;Cheng,L.-T.)、J.Chem.Soc.Chem.Comm.1992,672
(Marder,S.R.;Cheng,L.-T.;Tiemann,B.G.)、J.Am.Chem.
Soc. 1991, 113,7568 (Stiegman, A.E.;Graham,E; Perr
y,K.J.;Khundkar, L.R.Perry,J.W,; Cheng,L.-T.)、J.C
hem.Soc.Chem.Comm.1993,1119(Rao,V.P.;Jen,A.K.-y,Wo
ng, K.Y.;Drost,K.J.)、Science 1991,252, 103(Marde
r,S.R.;Beratan,D.N.;Cheng, L.-T.)、Chem.Phys.Lett.
1992,191,245 (Stahelin, M.;Burland,D.M.;Rice.J.
E.)、およびChem.Phys.1990,145,3433 (Ramasesha,S.;
Dass, P. K.)である。
【0003】フラーレンのシェル上の電子の高い非局在
化のために、C60ベースの材料は、π共役ポリマーにつ
いてのそれらより大きな非線型光学効果を示すことが予
測される。これに関してはNonlinear Optical Properti
es of Organic Materials (Prasad,P., Plenum, New Yo
rk,1991)に記載されている。電子ドナー(D)部分と結
合したフラーレン(A)は、広く報告されている(A−
D)。(Chem.Rev. 1998, 98,2527 (Martin, N.;Sanche
z,L.;Illescas,B.;Perez,I.))。現在のところ、電子ア
クセプター(A)部分と結合したフラーレン(A−A)
については、ほとんど研究されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大きな二次
高調波発生(SHG)を示す非線形光学材料として好適
な化合物を提供することを目的とする。
【0005】また本発明は、大きな二次高調波発生を示
す非線形光学材料として好適な化合物の合成方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、カルボランとフラーレンとが、共役架橋
芳香族基により連結されていることを特徴とするフラー
レン−カルボランリジッドロッドハイブリッド化合物を
提供する。
【0007】また本発明は、1−(4−ブロモフェニ
ル)−1,2−カルボランとメチルヨウ素とを反応させ
て1−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−1,2−
カルボランを得る工程、前記1−(4−ブロモフェニ
ル)−2−メチル−1,2−カルボランとトリメチルシ
リルアセチレンとを反応させて1−(4−(トリメチル
シリルエチニル)フェニル)−2−メチル−1,2−カ
ルボランを得る工程、前記1−(4−(トリメチルシリ
ルエチニル)フェニル)−2−メチル−1,2−カルボ
ランを脱保護して、1−(4−エチニルフェニル)−2
−メチル−1,2−カルボランを得る工程、および前記
1−(4−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2−
カルボランのリチウムアセチリドを得、これとフラーレ
ンとを反応させて1−ヒドロ−2−[1−(4−エチニ
ルフェニル)−2−メチル−1,2−カルボラン]フラ
ーレンを得る工程を具備するフラーレン−カルボランリ
ジッドロッドハイブリッド化合物の合成方法を提供す
る。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明者らは、共役スペーサーによってカ
ルボランをフラーレンに共有結合させてA−π−A系と
考えられるハイブリッド化合物を合成することによっ
て、オルトカルボラン電子欠乏クラスターの電子構造
と、その高い分極性σ部分(J. Mater.Chem.1993,3(2),
139(Murphy,D.M.;Mingos,D.M.P.;Haggitt,J.L.;Powell,
H.R.;Westcott,S.A.; Marder,T.B.; Taylor,N.J.;Kani
s,D.R.)、J.Mater. Chem.1993,3,67(Murphy,D.M.; Forw
ard, J.M.;Mingos,D.M.P.))のために、従来にない電気
化学的挙動を示し、フラーレンがアクセプターとして、
カルボランがドナーとして作用することを見出した。
【0010】さらにこのフラーレン−π−カルボランリ
ジッドロッドハイブリッド化合物は、 高い二次高調波
発生(SHG)(J.Chem.Rev.1994,94,195 (Kanis,D.R.;
Ranter, M. A.;Marks,T.J.))を有することが、本発明者
らによって初めて見出された。
【0011】本発明のフラーレン−カルボランリジッド
ロッドハイブリッド化合物は、下記化学式で表される。
【0012】
【化2】
【0013】この化合物は、以下に示すような手順で合
成することができる。
【0014】
【化3】
【0015】まず、THF中で化合物1であるオルト−
カルボラン誘導体(1当量)とMeI(1.1当量)と
の混合物に nBuLi(1.05当量)を加えて、化合
物2を得る。原料となる化合物1は、J.Organomet.che
m.1993,19 (Coult,R;Fox,M. A.;Gill, W. R.;Herbertso
n,P.L.;Macbride,J.A.H.;Wade,K.)に記載されている方
法を若干改良して合成することができる。
【0016】なお、 nBuLiを化合物1のTHF溶液
に加えた後にMeIを加えた場合には、化合物2の収率
は非常に低くなってしまうので、nBuLiは、化合物
1とMeIとの混合物に加えるのが望ましい。本発明に
おいては、化合物2は87%の収率で得ることができ
る。
【0017】次いで、化合物2のTHF溶液を調製し、
このTHF溶液に、触媒量のPd(PPh3 4 (2m
ol%)、CuI(4mol%)およびトリメチルアミ
ン(1.5当量)の存在下でトリメチルシリルアセチレ
ン(1.05当量)を加えて化合物3を得る。
【0018】その後、フッ化カリウムでの化合物3の脱
保護により、化合物4を得る。化合物4は80%の収率
で得られる。
【0019】本発明の化合物5は、BuLi(1当量)
で化合物4を処理して化合物4(1当量)のリチウムア
セチリドを得て、これを、トルエン溶液としたC60に縮
合することにより合成することができる。(例えば、Te
trahedron Lett.1996, 52,4925 (Timmerman, P.; Ander
son H.L.; Faust, R.; Nierengarten, J-F.; Habicher,
T.; Seiler, P.; Diederich, T.)、J. Org. Chem. 199
4, 59,6101 (Komatsu,K.; Murata, Y.; Takimoto, N.;
Mori, S.; Sugita, N.; Wan, T. S.))。
【0020】本発明のハイブリッド化合物である化合物
5の構造は、 1H、および13C NMR、CVおよびE
SI- により特定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化合物の合成例お
よびその分析結果の具体例を示して、本発明をさらに詳
細に説明する。
【0022】なお、化合物は次の手法により分析した。
蛍光スペクトルおよびUV可視スペクトルは、F−45
00分光蛍光光度計(日立製)およびU−3000UV
可視分光計(日立製)をそれぞれ用いて分析した。HR
S測定は、q−スイッチNd:YAGレーザー(スペク
ロンLS−412,fwhm:6nm)を入射光ビーム
として用いて行った。基本光強度(λ=1064nm、
I(ω))は、2つの偏光板の間に設けた半波長板を回
転させることにより変化させた。HRSシグナル、I
(2ω)は、フォトマルチプライヤー(フィリップ社
製、モデルXP2020Q)によりI(ω)の関数とし
て検出した。基本入射光強度、およびHRS光信号は、
2つのゲートインテグレーター(スタンフォードリサー
チシステム、モデルSR250)に供給し、ゲートイン
テグレーターからの出力信号は、ADコンバートしてパ
ーソナルコンピューターで解析した。
【0023】(化合物1)の合成 KO tBu(5.61g、50mmol)を、窒素雰囲
気下、乾燥グリム(80ml)およびCuI(8.57
g、45mmol)とともに室温で5時間攪拌してピリ
ジン(10ml)を加え、さらにオルト−カルボラン
(4.26g、30mmol)を加えた。
【0024】得られた混合物(銅(I)カルボラン溶
液)を40℃で2時間攪拌し、4−ブロモヨードベンゼ
ン(8.48g、30mmol)を一度に加えて100
℃で5日間攪拌した。この時点で、カルボランがほぼ消
費されたことをGC−MSにより確認した。
【0025】その後、溶媒を留去し、粗オイルをエーテ
ル/水系(120mlエーテル/40ml水)で抽出し
た。有機層を分離し、MgSO4 で乾燥・濃縮して、黄
色の固体を得た。最後に、エタノールから再結晶化して
63%収率で白色結晶(化合物1)を得た。
【0026】得られた化合物1の 1H NMRスペクト
ルおよび13C NMRスペクトルを図1および図2のグ
ラフにそれぞれ示し、その特性を以下にまとめる。
【0027】1H NMR(300MHz、CD3 CO
CD3 ):δ 3.84(s,1H)、7.19−7.
42(2d,4H)13 C NMR(75.45MHz、CD3 COC
3 ):δ 60.10,129.17,131.98 MS m/z:299(M+ ) HRMS:C8 1510Brの計算値、300.128
8 実測値 300.1330 以上の分析結果から、本合成例で得られた化合物1は、
下記化学式で表される1−(4−ブロモフェニル)−
1,2−カルボランと同定した。
【0028】
【化4】
【0029】(化合物2)の合成 上述の合成例で得られた1−(4−ブロモフェニル)−
1,2−カルボラン(2.99g、10mmol)と、
CH3 I(0.75ml,12mmol)との混合物の
THF溶液を調製した。得られたTHF溶液に、 nBu
Liのヘキサン溶液(1.57M、6.7ml、10.
5mmol)を乾燥Ar雰囲気下、−78℃で徐々に滴
下した。溶液を一晩その温度で放置し、GC−Mass
で反応の進行を追跡した。
【0030】出発物が消費された時点で溶媒を留去し、
得られた粗オイルをH2 O/Et2O(20ml/60
ml)で抽出した。有機層をMgSO4 で乾燥し、エー
テルを留去して黄色の固体が得られた。最後に、シリカ
ゲルPTLCクロマトグラフィー(ヘキサン/CH2
2 =9/1の溶媒)で精製して、87%(2.72
g)の収率で白色固体(化合物2)を得た。
【0031】得られた化合物2の 1H NMRスペクト
ル、13C NMRスペクトルおよびIRスペクトルを、
図3、図4および図5のグラフにそれぞれ示し、その特
性を以下にまとめる。
【0032】IR(KBr):2601,2585,2
509,1489,829,503cm-1 1 H NMR(300MHz、CD3 COCD3 ):δ
1.80(s,3H)、7.70(s,4H)13 C NMR(75.45MHz、CD3 COC
3 ):δ 24.26,134.00,134.77 MS m/z:313(M+ ) HRMS:C9 1710Brの計算値314.1445 実測値 314.1483 以上の分析結果から、本合成例で得られた化合物2は、
下記化学式で表される1−(4−ブロモフェニル)−2
−メチル−1,2−カルボランと同定した。
【0033】
【化5】
【0034】(化合物4の合成)上述の合成例で得られ
た1−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−1,2−
カルボラン(3.13g、10mmol)、触媒量のP
d(PPh3 4 (231mg、0.2mmol)、C
uI(38mg、0.4mmol)、およびトリエチル
アミン(2.1ml、15mmol)の混合物の乾燥T
HF(50ml)溶液を調製した。得られたTHF溶液
に、トリメチルシリルアセチレン(2.1ml、15m
mol)をAr雰囲気下、0℃で加えて混合物を調製
し、混合物を100℃で24時間還流した。溶媒を留去
した後、KF(2.32g、40mmol)とKOH
(0.17g、3mol)とのメタノール(100m
l)溶液を粗オイルに加えて、室温で2時間攪拌した。
【0035】次いで、メタノールを留去し、残渣を塩水
/エーテル(20ml/20ml)で洗浄した後、エー
テル(20ml)で3回抽出した。
【0036】エーテル抽出液をMgSO4 で乾燥し、濃
縮して黄色の固体が得られた。最後に、ヘキサンを展開
液としてシリカゲルカラムで精製して、80%(2.0
6g)の収率で白色固体(化合物4)が得られた。
【0037】得られた化合物4の 1H NMRスペクト
ル、13C NMRスペクトルおよびIRスペクトルを、
図6、図7および図8のグラフにそれぞれ示し、その特
性を以下にまとめる。
【0038】IR(KBr):3288,2584,2
563,1508,844,664cm-1 1 H NMR(300MHz、CD3 COCD3 ):δ
1.79(s,3H)、3.76(s,1H)、7.
43(d,2H,J=8.7Hz)、7.57(d,2
H,J=8.7Hz)13 C NMR(75.45MHz、CD3 COC
3 ):δ 80.49,82.97,122.31,
123.39,132.57,134.46 MS m/z:258(M+ ) HRMS:C111810の計算値260.2339 実測値 260.2324 以上の分析結果から、本合成例で得られた化合物4は、
下記化学式で表される1−(4−エチニルフェニル)−
2−メチル−1,2−カルボランと同定した。
【0039】
【化6】
【0040】なお、この化合物は下記化学式で表される
化合物の脱保護により合成されたものである。
【0041】
【化7】
【0042】(化合物5の合成)上述の合成例で得られ
た1−(4−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2
−カルボラン(51.6mg、0.2mmol)をTH
Fに溶解して、溶液(A)を調製し、このTHF溶液に
1当量のnBuLiを0℃で加えて、紫色溶液を得た。
得られた溶液を室温で1時間放置した。
【0043】一方、C60(72mg、0.1mmol)
をトルエンに溶解して溶液(B)を調製し、この溶液を
極度に乾燥した窒素雰囲気下、35℃で加熱した。
【0044】前述の溶液(A)を、徐々に溶液(B)に
加えて混合物を得た。混合物は琥珀茶色に変化し、これ
を一晩反応させた。
【0045】反応後の混合物にCF3 COOH(2m
l)を加えた後、溶媒を蒸発して粗茶黒色の固体を得
た。この固体をCHCl3 に溶解し、濾紙で濾過したと
ころ、琥珀茶色の溶液と微細な固体(化合物5)とが得
られた。この固体は新規なものであり、CS2 以外の溶
媒には溶解しない。
【0046】次いで、CHCl3 を蒸発し、茶色固体を
ヘキサンで洗浄して過剰の化合物4(43%)を除去し
た。
【0047】得られた茶色固体をフラッシュクロマトグ
ラフィー(ヘキサン展開液、シリカゲル)により、未反
応のC60(13%)を回収した。化合物5の収率は67
%であった。
【0048】得られた化合物5の 1H NMRスペクト
ル、13C NMRスペクトル、IRスペクトルおよびマ
ススペクトルを、図9、図10、図11および図12の
グラフにそれぞれ示し、その特性を以下にまとめる。
【0049】IR(KBr):2583,1685,1
508,1458,1429,1209,1182,1
144,844,526cm-1 1 H NMR(300MHz、CS2 /OD2
2 ):δ 1.82(s,3H)、7.152(s,
1H)(m,4H)13 C NMR(75MHz、CD3 Cl/CS2 ): δ 151.292,151.135,147.41
0,147.146,146.479,146.23
1,146.207,146.050,146.03
3,145.638,145.546,145.49
0,145.300,145.259,145.17
6,144.509,144.336,143.04
2,142.869,144.440,142.40
7,141.904,141.880,141.84
7,141.674,141.509,141.45
1,140.174,135.905,134.94
8,107.487,88.152,61.919,5
5.318,22.788 CH2 Cl2 中でのマスエレクトロスプレーイオナイゼ
ーション(ESI)、CH2 Cl2 中での化合物5につ
いてのデータ:977.4(M− −H);817.0
(M- −(1−Me−1,2−C2 1011);74
4.64(M- −(1−Me,2−Ph−1,2−C2
1010);257.3(1−(CC−Ph),2−M
e−1,2−C2 1010);234.12(1−M
e,2−Ph,1,2−C2 1010);158.14
(1−Me−1,2−C2 1010)以上の分析結果か
ら、本合成例で得られた化合物5は、下記化学式で表さ
れる1−ヒドロ−2−[1−(4−エチニルフェニル)
−2−メチル−1,2−カルボラン]フラーレンと同定
した。
【0050】
【化8】
【0051】得られた化合物5およびC60のサイクリッ
クボルタノグラムを図13のグラフに示す。グラフ中、
曲線aは化合物5のサイクリックボルタノグラムを表し
ており、化合物5はオルト−ジクロロベンゼン中で5×
10-3Mとして用いた。また、曲線bは、C60のサイク
リックボルタノグラムを表し、C60はオルト−ジクロロ
ベンゼン中で2.5×10-3Mとして用いた。
【0052】条件は次のとおりである。
【0053】支持電解質:0.1M nBu4 NClO4 作用電極:グラッシーカーボン 対向電極:Pt線 参照電解質:アセトニトリル中のAg/0.01N A
gNO3 で0.1M nBu4 ClO4 を含む(E
1/2(フェロセン/フェロセニウム)=180V) 走査速度:100mVs-1 曲線a(化合物5)には、曲線b(C60)と同様に3つ
の疑似可逆的還元波が示されている。具体的には、曲線
aには、3つの疑似可逆的還元波(Ered oxmV;−
1186:−549、−1657:−990、−233
4:−1550)が示され、曲線b(C60)には、3つ
の疑似可逆的還元波(Ered:EoxmV;−1102:
−549、−1534:−1040、−2002:−1
599)が示されている。
【0054】−165mVにおける非可逆的酸化波の存
在は、共役スペーサーフラグメントに対応する。化合物
5についての4つの明確な還元波の観測は、共有結合し
た2つの骨格の予測された電気化学プロセスに一致す
る。化合物5についての曲線aの3つの還元電位は、C
60についての曲線bの還元電位よりも負の値に顕著にシ
フトしていることがわかる。これは、二重結合の飽和に
起因するものである。これに関しては、次のような文献
に記載されている。Helv.Chim.Acta.1995,78, 1334 (Bo
udon, C.; Gisselbrecht, J.-P; Gross, M.; Isaacs,
L.; Anderson, H.L.; Faust, R.; Diederich,F.)、In H
andbook of Organic Conductive Molecules and Polyme
rs Nalwa H. S., Ed (Chlistunoff, J.; Cliffel, D.;
Bard, A.J., John Wiley & Sons Ltd.; New York, 199
7; Vol.1, Chapter 7)、J.Am.Chem.Soc.1994,116,1359
(Suzuki,T.; Maruyama,Y.; Akasaka, T.; Ando,W.;Koba
yashi,K.;Nagase,S.)。
【0055】加えて、化合物5の電気化学的挙動は、C
60クラスターの強い吸引効果によって支配され、カルボ
ランスペーサー骨格の電荷引き抜き特性は、C60の存在
下では効果がなくなることを示している。
【0056】図14のグラフには、本発明の化合物5お
よびC60のUV吸収スペクトルを表す。グラフ中、曲線
cは化合物5のUV吸収スペクトルを表しており、化合
物5はクロロホルム中で10-6Mとして用いた。また、
曲線dはC60のUV吸収スペクトルを表し、C60はクロ
ロホルム中で5×10-6として用いた。
【0057】曲線cに示されるように、UV可視領域で
の化合物5/CH3 Clの吸収スペクトルは、禁制遷移
に起因した非常に弱い吸収バンドを430nmから62
0nmの間に有し、大きな2つの吸収バンドを257n
mと330nmとに有している。クロロホルム中では、
化合物4はUV−可視領域で透明であり、吸収は全く観
測されない。
【0058】図15のグラフには、本発明の化合物5の
クロロホルム中での蛍光スペクトルを示す。グラフに示
されるように、クロロホルム中での化合物5の蛍光スペ
クトルは、257nmおよび330nmにおける励起に
続いて、350から390nmの範囲での広い発光バン
ドを示し、これはクロロホルムのラーマン散乱によるも
のである(蛍光発光は、THF中およびCH3 CN中で
も存在する)。
【0059】二重振動数532nmの範囲では、スペク
トル吸収および/または発光は全く観測されず、化合物
5のβ係数の同時測定を行いβ値を得ることができる。
【0060】図16のグラフには、クロロホルム中にお
ける化合物5の超レイリー散乱(HRS)シグナルを示
す。このグラフは、高調波強度への二次高調波信号強度
の二次依存性を表し、横軸および縦軸は、それぞれ基本
強度および二次高調波強度である。β値は、J.Phys.Re
v.1987,A36,2210 (Kajzar, F.; Ledoux, I.; Zyss)に記
載されている方法を参考にして計算した。
【0061】なお、1014cm-3のユニット中の4種類
の異なる数密度について示しており、曲線e、f、gお
よびhの数密度は、それぞれ3.0、6.0、30およ
び301である。
【0062】この図16のグラフに示された結果に基づ
いて、化合物5の数密度と二次係数I(2ω)/I
2 (ω)との関係を図17のグラフに示す。
【0063】本発明の化合物5についてのβ値は、36
4×10-30esuと極めて大きい。なお、同様の条件
下でのパラ−ニトロアニリンについてのβ値は23×1
-3 0であることがわかった。
【0064】図18のグラフには、C60のHRSシグナ
ルを示す。グラフ中、横軸および縦軸は、それぞれ基本
強度および二次高調波強度を表しており、2.2、4.
4、22および44×1014cm-3の4種類の数密度に
ついて示している。
【0065】また、293Kにおけるクロロホルム中の
60の数密度と二次係数との関係を図19のグラフに示
す。C60のベーター値はゼロであり、これはC60の中心
対称構造に起因するものである。
【0066】ここで、従来の無機および有機非線形光学
材料のχ/esuを、図20にまとめる。なお、図20
中に略称で示した有機化合物は、下記化学式で表される
ものである。
【0067】
【化9】
【0068】これらの化合物のうち、尿素(urea)
は従来の標準物質とされており、そのベーター値は0.
5×10-30esuである。
【0069】さらに、従来の他の非線形光学材料の典型
例のベーター値を下記表1にまとめる。
【0070】
【表1】
【0071】このように、従来の無機および有機材料の
典型例のベーター値と比較しても、本発明のハイブリッ
ド化合物のベーター値が極めて高いことがわかる。
【0072】本発明のハイブリッドロッド化合物5の非
線形光学特性は、非常に興味深いものである。適切なド
ナーと電荷移動錯体を形成することによって、C60の対
称の中心がくずれて、顕著な二次光学非線型性の誘発す
ると推測されていた(例えば、J.Phys.Chem.1992,96,53
0(Wang,Y.;Cheng,L.-T.))。これに対して、本発明のロ
ッドハイブリッド化合物5は、電荷錯体を形成せずに大
きなβ値を示す。
【0073】本発明のハイブリッドロッド化合物5の直
接的な有用性は、対応するメタ−およびパラ−カルボラ
ンクラスターをオルトカルボランの代わりに用いて、対
応するフラーレンカルボランリジッドロッド化合物を容
易に合成することができ、さらなる研究に利用可能な同
様の種類の化合物を得られることである。さらに、種々
の共役架橋芳香族基(チオフェン、アニリン)によりC
60とカルボラン、特にそのメタロカルボランアニオン錯
体とをつないで、トリアードを形成することも可能であ
る。
【0074】本発明は、フラーレン−カルボラン(また
はメタロカルボラン)ハイブリッドロッドの三次光学非
線形材料にも適用することが考えられる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
大きな二次高調波発生(SHG)を示す非線形光学材料
として好適な化合物が提供される。また本発明によれ
ば、大きな二次高調波発生を示す非線形光学材料として
好適な化合物の合成方法が提供される。
【0076】本発明のハイブリッド化合物は、高いベー
ター値を有するのみならず安定性も高いので、空気中で
通常の化合物と同様に扱うことができる。本発明は非線
形光学材料として最適であり、波長変換素子、非線形材
料および光ディスク等、多くの用途に好適に用いること
ができ、その工業的価値は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】化合物1の 1H NMRスペクトル図。
【図2】化合物1の13C NMRスペクトル図。
【図3】化合物2の 1H NMRスペクトル図。
【図4】化合物2の 13C NMRスペクトル図。
【図5】化合物2のIRスペクトル図。
【図6】化合物4の 1H NMRスペクトル図。
【図7】化合物4の 13C NMRスペクトル図。
【図8】化合物4のIRスペクトル図。
【図9】化合物5の 1H NMRスペクトル図。
【図10】化合物5の13C NMRスペクトル図。
【図11】化合物5のIRスペクトル図。
【図12】化合物5のマススペクトル図。
【図13】化合物5およびC60のサイクリックボルタノ
グラム。
【図14】化合物5およびC60のUV吸収スペクトル
図。
【図15】化合物5のクロロホルム中での蛍光スペクト
ル図。
【図16】クロロホルム中における化合物5の超レイリ
ー散乱信号を表すグラフ図。
【図17】化合物5の数密度と二次係数I(2ω)/I
2 (ω)との関係を表すグラフ図。
【図18】C60のHRSシグナルを表すグラフ図。
【図19】C60の数密度と二次係数との関係を表すグラ
フ図。
【図20】従来の無機および有機非線形光学材料のχ/
esuを表す図。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記化学式で表わされることを特徴とする
    フラーレン−カルボランリジッドロッドハイブリッド化
    合物。 【化1】
  2. 【請求項2】1−(4−ブロモフェニル)−1,2−カ
    ルボランとメチルヨウ素とを反応させて1−(4−ブロ
    モフェニル)−2−メチル−1,2−カルボランを得る
    工程、 前記1−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−1,2
    −カルボランとトリメチルシリルアセチレンとを反応さ
    せて1−(4−(トリメチルシリルエチニル)フェニ
    ル)−2−メチル−1,2−カルボランを得る工程、 前記1−(4−(トリメチルシリルエチニル)フェニ
    ル)−2−メチル−1,2−カルボランを脱保護して、
    1−(4−エチニルフェニル)−2−メチル−1,2−
    カルボランを得る工程、および 前記1−(4−エチニルフェニル)−2−メチル−1,
    2−カルボランのリチウムアセチリドを得、これとフラ
    ーレンとを反応させて1−ヒドロ−2−[1−(4−エ
    チニルフェニル)−2−メチル−1,2−カルボラン]
    フラーレンを得る工程を具備するフラーレン−カルボラ
    ンリジッドロッドハイブリッド化合物の合成方法。
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