JP3314965B2 - 耐擦傷性防眩フィルム、偏光板及びその製造方法 - Google Patents
耐擦傷性防眩フィルム、偏光板及びその製造方法Info
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Description
タ、テレビ等の各種ディスプレイ等、特に液晶ディスプ
レイの表面に用いられる耐擦傷性防眩フィルム、偏光
板、及びその製造方法に関する。
種ディスプレイは、その表面のガラスやプラスチック等
の透明保護基板を通して文字、図形等の視覚情報が観察
されるようになっている。通常、それらのディスプレイ
は本体内部から光が発せられており、特に、液晶ディス
プレイはバックライトを採用することにより、視認性を
向上させている。
て内部から発せられた光がディスプレイ表面で拡散せず
にそのまま通過してしまうと、その表面を目視した場合
眩しいために、内部からの光をある程度ディスプレイ表
面で拡散するようにディスプレイ表面に防眩処理を施し
ていた。このような防眩処理には、従来、二酸化珪素等
のフィラーを含む樹脂を、ディスプレイ表面に塗工した
り、或いは透明基板に二酸化珪素等のフィラーを含む樹
脂が塗工されてなる防眩性基材をディスプレイ表面に添
着したりしていた。
には、光のシャッターの役目をするフィルム状の偏光素
子が設けられているが、偏光素子自体が耐擦傷性に劣る
ために、ガラス、透明プラスチック板、又は透明プラス
チックフィルム等の透明保護基板により保護されて、偏
光板が形成されている。しかしながら、透明プラスチッ
ク板又は透明プラスチックフィルム等のプラスチックか
らなる透明保護基板自体においても傷がつきやすいの
で、近年、このような偏光板の表面に耐擦傷性を持たせ
たものが開発されている。このような技術として、例え
ば、特開平1−105738号公報に記載されるものが
ある。
板を構成するための、耐擦傷性、防眩性が付与された透
明保護基板、即ち、光制御用トリアセテートフィルムが
開示されている。このフィルムは、未ケン化のトリアセ
テートフィルムの一方の面に、紫外線硬化型エポキシア
クリレート系樹脂からなる硬化塗膜を設けることにより
耐擦傷性に優れたトリアセテートフィルムとしている。
ルムに更に防眩性を付与するためには、従来、前記紫外
線硬化型エポキシアクリレート系樹脂に無定形シリカを
添加した樹脂組成物をトリアセテートフィルムの表面に
塗布して硬化させている。このようにして得られたトリ
アセテートフィルムを偏光素子と貼合させて偏光板とす
る際に、偏光素子との接着性を上げるため及び静電防止
のためにアルカリによるケン化処理を行い、その後に、
偏光素子と貼合させて偏光板を製造している。
生する静電気が原因で生じる障害を取り除くために、液
晶ディスプレイ等の表面に帯電防止塗料を塗工してい
る。この塗料には、帯電防止剤として、カーボンブラッ
ク等の導電性フィラーが入った塗料や、イオンコンプレ
ックス型の界面活性剤が入った塗料を用いて帯電防止を
図っている。帯電防止層にイオンコンプレックス型の界
面活性剤が含有されたものは抵抗値が環境に作用されや
すいうえに、耐久性がないという欠点がある。
時に改善するフィルムを得るために、無機フィラーと導
電性フィラーを混合した塗料を用いて透明基板に塗工す
ることが試みられている。同じく帯電防止の性質を有す
る防眩フィルムを得るために、下層に導電性フィラーを
含有した導電性塗料を塗工して完全に硬化させて帯電防
止層を形成し、その上に防眩層を形成することが試みら
れている。
の眩しさとは別に、主として外部から照射される光のデ
ィスプレイ表面での反射を防止するために、従来、ディ
スプレイ表面の平滑な面に、反射防止膜を積層してい
た。従来、一般的に、透明基板表面に入射する光の反射
を防止する方法としては、ガラスやプラスチック表面に
反射防止塗料を塗布する方法、ガラス等の透明基板の表
面に膜厚0.1μm程度のMgF2 等の極薄膜や金属蒸
着膜を設ける方法、プラスチックレンズ等のプラスチッ
ク表面に電離放射線硬化型樹脂を塗工し、その上に蒸着
によりSiO2 やMgF2 の膜を形成する方法、電離放
射線硬化型樹脂の硬化膜上に低屈折率の塗膜を形成する
方法があった。
程度のMgF2 の薄膜をさらに説明する。入射光が薄膜
に垂直に入射する場合に、特定の波長をλ0 とし、この
波長に対する反射防止膜の屈折率をn0 、反射防止膜の
厚みをh、および基板の屈折率をng とすると、反射防
止膜が光の反射を100%防止し、光を100%透過す
るための条件は、次の式(1)および式(2)の関係を
満たすことが必要であることは既に知られている(サイ
エンスライブラリ 物理学=9「光学」70〜72頁、
昭和55年,株式会社サイエンス社発行)。
gF2 膜の屈折率n0 =1.38、入射光の波長λ0 =
5500Å(基準)と既に知られているので、これらの
値を前記式(2)に代入すると、反射防止膜の厚みhは
約0.1μmが最適であると計算される。
来の、耐擦傷フィルムに防眩性を付与する目的で製造さ
れた、透明基板表面に無定形シリカを含む樹脂組成物か
らなる塗膜が設けられた防眩フィルムでは、例えば、防
眩性が付与されるためには、樹脂100重量部に対しシ
リカが2重量部前後程度配合されているが、このような
配合割合のシリカを含む塗膜だと透明性が落ちるという
欠点があった。そればかりか、透明基板にトリアセテー
トフィルムを使用した場合では、シリカを含む塗膜に前
記した接着性改善及び帯電防止の目的でアルカリ浸漬に
よるケン化処理を行うと、得られたトリアセテートフィ
ルムのヘイズ値(拡散透過率/全光線透過率)を示す値
が大きくなり、解像力、コントラスト、透明性の落ちた
フィルムとなっていた。このような原因は、樹脂組成物
と無機フィラーとの間の界面がアルカリに侵されるから
であると考えられる。
ルムを用いた場合に、トリアセテートフィルムを保護す
る目的で耐擦傷性に優れた塗膜を設けている。この塗膜
の密着性を改善するために、従来は酢酸エチルメチルエ
チルケトン等を耐擦傷塗膜の溶剤として用いてトリアセ
テートフィルムの表面を溶解させて耐擦傷塗膜の密着性
を改善していたが、このような方法だとトリアセテート
フィルムの白化を引き起こし、透明性を損ねるという欠
点があった。
に帯電防止を付与すると同時に防眩性を図った前記従来
の防眩フィルムにおいて、導電性フィラーの添加量がか
なり多いため、導電性フィラーの入った塗膜がケン化処
理によってアルカリで侵され、塗膜が脱離したり、さら
に、導電性フィラーが塗膜の表面へ多く頭出しをした
り、その導電性フィラーがバインダーで固定しきれずに
表面剥離を起こしてしまう等の耐擦傷性に問題があっ
た。さらに導電性フィラーが配合されているために光学
的性質を調整しにくいという問題があった。
した前記従来の防眩フィルムは、帯電防止塗料が硬化し
て形成された耐電防止層上に防眩性を付与する塗料を塗
布して硬化させて防眩層が形成されているが、これらの
2層間の密着性が悪く、層間剥離が生じやすいという問
題があった。さらに、従来防眩フィルムは静電気が発生
しやすく、防眩フィルムを偏光素子にラミネートして偏
光板に加工したとき、表面に保護フィルムが貼られる
が、使用時にこの保護フィルムを剥離するときにゴミが
付着しやすい。また、防眩フィルムが貼着された偏光板
が液晶ディスプレイに組み込まれた際にも、外部からの
静電気の障害を受けるという問題があった。
ト剤を添加した樹脂を塗工することによりディスプレイ
の表面に形成した防眩層は、外部から光が照射されると
その光の反射を十分に防止することができなかった。ま
た、表面が平滑なディスプレイの表面に反射防止膜を積
層しても、十分な反射防止効果が得られなかった。さら
に一方では、偏光素子は水分により偏光素子としての機
能が劣化するという欠点があった。従来の防眩フィルム
を偏光素子にラミネートして形成された偏光板は、外部
から偏光素子に透過して侵入してくる水分を十分に阻止
することはできず、このために偏光機能が劣化するとい
う不都合があった。
の1番目の目的は、防眩性を付与するためのマット剤を
使用することなく、防眩性に優れると同時に透過光量の
減少を防止して透明性に優れ、さらに、解像度、コント
ラストが優れ、かつ表面硬度、耐溶剤性が良好で、白化
を防止することのできる耐擦傷性防眩フィルム、偏光板
及びその製造方法を提供することである。
た目的は、透明基板として特にアセチルセルロース系フ
ィルムを使用し、該アセチルセルロース系フィルムを保
護する目的で耐擦傷性に優れた塗膜を設けた場合に、ア
ルカリ水溶液でケン化処理してもヘイズ値、コントラス
ト及び透明性が低下せず、白化を防止でき、しかも透明
基板と耐擦傷性に優れた塗膜との密着性に優れた耐擦傷
性防眩フィルム、耐擦傷性防眩フィルムを使用した偏光
板、及び耐擦傷性防眩フィルムの製造方法を提供するこ
とである。
した目的は、特に静電気の発生を防止することができる
と同時に透明性の良好な耐擦傷性防眩フィルム、耐擦傷
性防眩フィルムを使用した偏光板及び耐擦傷性防眩フィ
ルムの製造方法を提供することである。本発明の2番目
の目的は、透明基板上に、帯電防止層と耐擦傷性の防眩
層を形成した耐擦傷性防眩フィルムにおいて、上記した
1番目の目的に加え、帯電防止層と防眩層との層間剥離
を防止した偏光板、及びそれらの製造方法を提供するこ
とである。
の目的及び/又は2番目の目的に加え光の反射を十分に
防止することができる耐擦傷性防眩フィルム、その耐擦
傷性防眩フィルムを使用した偏光板、及び耐擦傷性防眩
フィルムの製造方法を提供することである。本発明の4
番目の目的は、前記した1番目の目的、2番目の目的及
び/又は3番目の目的に加え偏光素子に対する防湿性に
優れた耐擦傷性防眩フィルム、その耐擦傷性防眩フィル
ムを使用した偏光板、及び耐擦傷性防眩フィルムの製造
方法を提供することである。
性防眩フィルムは、透明基板上に、電離放射線硬化型樹
脂組成物から本質的に構成される表面が微細な凹凸を有
する防眩層が形成され、該防眩層に有機フィラーが含ま
れていることを特徴とする耐擦傷性防眩フィルムであ
る。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板上に、熱硬化型
樹脂組成物から本質的に構成される表面が微細な凹凸を
有する防眩層が形成され、該防眩層に有機フィラーが含
まれていることを特徴とする耐擦傷性防眩フィルムであ
る。また、1番目の目的を達成するための本発明の偏光
板は、前記のいずれかの耐擦傷性防眩フィルムが偏光素
子にラミネートされたことを特徴とする偏光板である。
発明の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法は、透明基板上
に、有機フィラーを含有する電離放射線硬化型樹脂組成
物を塗工し、形成された塗膜に電離放射線を照射するこ
とにより、表面に微細な凹凸を形成するように電離放射
線硬化型樹脂を硬化処理して防眩層を形成することを特
徴とする耐擦傷性防眩フィルムの製造方法であり、例え
ば、透明基板上に、有機フィラーを含有する電離放射線
硬化型樹脂組成物を塗工し、次に塗工された電離放射線
硬化型樹脂組成物の未硬化状態の塗膜上に表面に微細な
凹凸を有するマット状の賦型フィルムをラミネートし、
次に前記賦型フィルムがラミネートされた塗膜上に電離
放射線を照射することにより前記電離放射線硬化型樹脂
組成物の塗膜を硬化させ、次に硬化した電離放射線硬化
型樹脂組成物の塗膜から賦型フィルムを剥離して耐擦傷
性防眩フィルムを製造することができる。
発明の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法は、透明基板上
に、有機フィラーを含有する熱硬化型樹脂組成物を塗工
し、形成された塗膜を加熱することにより、表面に微細
な凹凸を形成するように熱硬化型樹脂組成物を硬化処理
し防眩層を形成することを特徴とする耐擦傷性防眩フィ
ルムの製造方法であり、例えば、透明基板上に、有機フ
ィラーを含有する熱硬化型樹脂組成物を塗工し、次に塗
工された熱硬化型樹脂組成物の未硬化状態の塗膜上に表
面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィルムをラミ
ネートし、次に前記賦型フィルムがラミネートされた前
記塗膜を加熱して硬化させ、次に硬化した熱硬化型樹脂
組成物の塗膜から賦型フィルムを剥離して耐擦傷性防眩
フィルムを製造することができる。
擦傷性防眩フィルムの製造工程を示す図である。1は透
明基板、2は防眩層、3は賦型フィルムである。賦型フ
ィルムを未硬化の電離放射線硬化型樹脂組成物の塗膜上
にラミネートする際には、塗工した樹脂が溶剤希釈系の
ものであれば、溶剤を乾燥した後にラミネートを行い、
また、塗工した樹脂が無溶剤系のものであれば、そのま
まラミネートを行う。
明ガラス板、透明樹脂板、透明樹脂シートや、透明樹脂
フィルムがある。透明樹脂フィルムとしては、トリアセ
チルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフィル
ム、アセテートブチレートセルロースフィルム、ポリエ
ーテルサルホンフィルム、ポリアクリル系樹脂フィル
ム、ポリウレタン系樹脂フィルム、ポリエステルフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリスルホンフィル
ム、ポリエーテルフィルム、トリメチルペンテンフィル
ム、ポリエーテルケトンフィルム、(メタ)アクリロニ
トリルフィルム等が使用できるが、特に、トリアセチル
セルロースフィルム、及び一軸延伸ポリエステルが透明
性に優れ、光学的に異方性が無い点で好適に用いられ
る。
でもよいが、通常は25μm〜1000μm程度のもの
が用いられる。 防眩塗料:防眩塗料に用いられる電離放射線硬化型樹脂
組成物の皮膜形成成分は、好ましくは、アクリレート系
の官能基を有するもの、例えば、比較的低分子量のポリ
エステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセ
タール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエ
ン樹脂、多価アルコール等の多官能化合物の(メタ)ア
クリレート等のオリゴマーまたはプレポリマーおよび反
応性希釈剤としてエチル(メタ)アクリレート、エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルスチ
レン、N−ビニルピロリドン等の単官能モノマー並びに
多官能モノマー、例えば、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アク
リレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、
1、6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等を比較
的多量に含有するものが使用できる。
とポリウレタンアクリレートの混合物が用いられる。そ
の理由は、ポリエステルアクリレートは塗膜が非常に硬
くてハードコートを得るのに適しているが、ポリエステ
ルアクリレート単独ではその塗膜は衝撃性が低く、脆く
なるので、塗膜に耐衝撃性及び柔軟性を与えるためにポ
リウレタンアクリレートを併用する。ポリエステルアク
リレート100重量部に対するポリウレタンアクリレー
トの配合割合は30重量部以下とする。この値を越える
と塗膜が柔らかすぎてハード性がなくなってしまうから
である。
物を紫外線硬化型樹脂組成物とするには、この中に光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリーn−ブチルホスフィン等
を混合して用いることができる。特に本発明では、オリ
ゴマーとしてウレタンアクリレート、モノマーとしてジ
ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等を
混合するのが好ましい。
ート(耐擦傷性)塗膜を形成するための防眩塗料は、電
離放射線硬化型樹脂100重量部に対し溶剤乾燥型樹脂
を10重量部以上100重量部以下含ませてもよい。前
記溶剤乾燥型樹脂には、主として熱可塑性樹脂が用いら
れる。電離放射線硬化型樹脂に添加する溶剤乾燥型熱可
塑性樹脂の種類は通常用いられるものが使用されるが、
特に、電離放射線硬化型樹脂にポリエステルアクリレー
トとポリウレタンアクリレートの混合物を使用した場合
には、使用する溶剤乾燥型樹脂にはポリメタクリル酸メ
チルアクリレート又はポリメタクリル酸ブチルアクリレ
ートが塗膜の硬度を高く保つことができる。しかも、こ
の場合、主たる電離放射線硬化型樹脂との屈折率が近い
ので塗膜の透明性を損なわず、透明性、特に、低ヘイズ
値、高透過率、また相溶性の点において有利である。
セルロース等のセルロース系樹脂を用いるときには、電
離放射線硬化型樹脂に含ませる溶剤乾燥型樹脂には、ニ
トロセルロース、アセチルセルロース、セルロースアセ
テートプロピオネート、エチルヒドロキシエチルセルロ
ース等のセルロース系樹脂が塗膜の密着性及び透明性の
点で有利である。
媒としてトルエンを使用した場合、透明基板であるトリ
アセチルセルロースの非溶解性の溶剤であるトルエンを
用いるにもかかわらず、透明基板にこの溶剤乾燥型樹脂
を含む塗料の塗布をおこなっても、透明基板と塗膜樹脂
との密着性を良好にすることができ、しかもこのトルエ
ンは、透明基板であるトリアセチルセルロースを溶解し
ないので、透明基板の表面は白化せず、透明性が保たれ
る利点があるからである。
成物に溶剤乾燥型樹脂を含ませる有利な点をさらに次に
説明する。電離放射線硬化型樹脂組成物をメタリングロ
ールを有するロールコーターで透明基板に塗布する場
合、メタリングロール表面の液状残留樹脂膜が流動して
経時で筋やムラ等になり、これらが塗布面に再転移して
塗布面に筋やムラ等の欠点を生じるが、本発明のように
電離放射線硬化型樹脂組成物に溶剤乾燥型樹脂を含ませ
ると、このような塗布面の塗膜欠陥を防ぐことができ
る。
前記電離放射線硬化型樹脂組成物の硬化方法は通常の硬
化方法、即ち、電子線または紫外線の照射によって硬化
することができる。例えば、電子線硬化の場合にはコッ
クロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶
縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型
等の各種電子線加速器から放出される50〜1000K
eV、好ましくは100〜300KeVのエネルギーを
有する電子線等が使用され、紫外線硬化の場合には超高
圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、
キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光線から発
する紫外線等が利用できる。
型性のあるPET等の基材フィルム上に所望の凹凸を設
けたもの、或いは、PET等の基材フィルム上に微細な
凹凸層を形成したもの等を用いることができる。その凹
凸層は、例えば、無機系フィラーとバインダー樹脂から
なる樹脂組成物を用いて基材フィルム上に塗工して形成
されたものである。そのバインダー樹脂は、例えば、ポ
リイソシアネートで架橋されたアクリルポリオールを用
い、無機系フィラーとしては、炭酸カルシウムCaCO
3 およびシリカゲルSiO2 を用いることができる。ま
た、この他にPET製造時にSiO2 等を練込んだマッ
トPETも用いることができる。
膜にラミネートして、紫外線を照射して塗膜を硬化する
場合、賦型フィルムがPETを基材としたフィルムであ
ると、該フィルムに紫外線の短波長側が吸収されること
になり、紫外線硬化型樹脂の硬化不足になってしまうと
いう欠点がある。したがって、紫外線硬化型樹脂の塗膜
に賦型フィルムを適用する場合に、波長254〜300
nmの紫外線領域における賦型フィルムの透過率が20
%以上のものを使用することが必要である。
ェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メ
ラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッ
ド樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシ
ロキサン樹脂等が使用され、これらの樹脂に必要に応じ
て、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、重合促進剤、溶
剤、粘度調整剤等を加えて使用される。
に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィルムを用いた
防眩性を付与する手段に加えさらに防眩性を付与するた
めに、本発明の電離放射線硬化型樹脂組成物又は熱硬化
型樹脂組成物には、透明性が損なわれない範囲内の量の
有機フィラーを添加してもよい。有機フィラーにはプラ
スチックビーズが用いられ、特に、透明度が高く、マト
リクス樹脂と屈折率が近いものが好ましい。このように
有機フィラーの屈折率をできるだけ樹脂の屈折率に近い
ものにすると、塗膜の透明性が損なわれずに、しかも、
防眩性を増すことができる。プラスチックビーズには、
例えば、アクリルビーズ、ポリカーボネートビーズ、ポ
リスチレンビーズ、塩ビビーズ等が用いられる。これら
のプラスチックビーズの粒径は、3〜8μmのものが好
適に使用される。
は、樹脂組成物中で有機フィラーが沈降しやすいので、
沈降防止のためにシリカ等の無機フィラーを添加しても
よい。なお、無機フィラーは添加すればするほど有機フ
ィラーの沈降防止に有効であるが、塗膜の透明性に悪影
響を与える。したがって、好ましくは、粒径0.5μm
以下の無機フィラーを、樹脂に対して塗膜の透明性を損
なわない程度に、0.1重量%未満程度含ませると沈降
防止することができる。このシリカは、従来のマット剤
として通常使用される粒径5μm程度のシリカとは、粒
径が非常に小さい点で異なり、その添加効果も防眩性付
与には有効ではない。また、その使用量も、従来のマッ
ト剤が1〜30重量%と使用されるのに対して、本発明
では、シリカを0.1重量%以下と極端に少ない量で使
用される点で異なる。なお、有機フィラーの沈降防止の
ための沈降防止剤である無機フィラーを添加しないで本
発明を実施する場合には、塗料使用時に有機フィラーが
底に沈澱しているので、よく掻き混ぜて均一にすれば使
用することができる。
て製造された防眩性を有する耐擦傷性塗膜を形成した耐
擦傷性防眩フィルムに偏光素子をラミネートすることに
よって偏光板とするものである。この偏光素子には、よ
う素又は染料により染色し、延伸してなるポリビニルア
ルコールフィルム、ポリビニルホルマールフィルム、ポ
リビニルアセタールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共
重合体系ケン化フィルム等を用いることができる。この
ラミネート処理にあたって接着性を増すため及び静電防
止のために、前記耐擦傷性防眩フィルムが例えば、トリ
アセチルセルロースフィルムである場合には、トリアセ
チルセルロースフィルムにケン化処理を行う。このケン
化処理はトリアセチルセルロースフィルムにハードコー
トを施す前または後のどちらでもよい。
ルムは、透明基板上に、導電性フィラーを含有する帯電
防止層が形成され、その層の上に、電離放射線硬化型樹
脂組成物から本質的に構成される表面が微細な凹凸を有
する防眩層が形成されていることを特徴とする耐擦傷性
防眩フィルムである。表面が微細な凹凸を有する防眩層
を形成するには、例えば、表面が微細な凹凸を有するマ
ット状の賦型フィルムで防眩層を賦型してもよい。
擦傷性防眩フィルムは、透明基板上に、導電性フィラー
を含有する帯電防止層が形成され、その帯電防止層上
に、熱硬化型樹脂組成物から本質的に構成される表面が
微細な凹凸を有する防眩層が形成されていることを特徴
とする耐擦傷性防眩フィルムである。表面が微細な凹凸
を有する防眩層を形成するには、例えば、表面が微細な
凹凸を有するマット状の賦型フィルムで防眩層を賦型し
てもよい。また、2番目の目的を達成する本発明の耐擦
傷性防眩フィルムの製造方法は、透明基板上に、導電性
フィラーを含む電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的
に構成される帯電防止塗料を塗布し、次に塗布された帯
電防止塗料の塗膜を指触乾燥又はハーフキュアして半硬
化状態とし、次に該半硬化状態の帯電防止塗料の塗膜上
に電離放射線硬化型樹脂組成物を塗工し、次に塗工され
た電離放射線硬化型樹脂組成物の未硬化状態の塗膜上に
電離放射線を照射することにより、表面に微細な凹凸を
形成するように且つ電離放射線硬化型樹脂組成物の2層
の塗膜を同時に硬化させることを特徴とする帯電防止性
を有する耐擦傷性防眩フィルムの製造方法である。表面
に微細な凹凸を形成する方法は、例えば、塗工された電
離放射線硬化型樹脂組成物の未硬化状態の塗膜上に、表
面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィルムをラミ
ネートし、この賦型フィルムがラミネートされた塗膜上
に電離放射線を照射して、電離放射線硬化型樹脂組成物
の2層の塗膜を同時に硬化させることにより帯電防止層
と防眩層を形成し、硬化した電離放射線硬化型樹脂組成
物の防眩層から賦型フィルムを剥離することにより形成
してもよい。
擦傷性防眩フィルムの製造方法は、透明基板上に、導電
性フィラーを含む熱硬化型樹脂組成物から本質的に構成
される帯電防止塗料を塗布し、次に塗布された帯電防止
塗料の塗膜を指触乾燥又はハーフキュアして半硬化状態
とし、次に該半硬化状態の帯電防止塗料の塗膜上に熱硬
化型樹脂組成物を塗工し、次に塗工された熱硬化型樹脂
組成物の未硬化状態の塗膜を加熱することにより、表面
に微細な凹凸を形成するように且つ熱硬化型樹脂組成物
の2層の塗膜を同時に硬化させることを特徴とする帯電
防止性を有する耐擦傷性防眩フィルムの製造方法であ
る。表面に微細な凹凸を形成する方法は、例えば、塗工
された熱硬化型樹脂組成物の塗膜の未硬化状態の塗膜上
に、表面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィルム
をラミネートし、この賦型フィルムがラミネートされた
塗膜上に電離放射線を照射して、熱硬化型樹脂組成物の
2層の塗膜を同時に硬化させることにより帯電防止層と
防眩層を形成し、硬化した熱硬化型樹脂組成物の防眩層
から賦型フィルムを剥離することにより形成してもよ
い。
の帯電防止性を有する耐擦傷性防眩フィルムの断面図で
あり、製造工程における賦型フィルムの剥離時の状態を
示す。図2中の1は透明基板、4は帯電防止層、2は防
眩層である。3は防眩層2の表面に微細な凹凸を付与し
て防眩性を形成するための賦型フィルムである。上記帯
電防止層4の膜厚は1〜10μm、好ましくは3〜7μ
mとする。その理由は、膜厚が厚くなるとヘイズ値が上
がってしまうからであることと、適度な抵抗値を得るた
めである。また、この帯電防止層4は透明基板1の片面
又は両面に設けることができるが、表面側に設けた方が
帯電防止性能を発揮しやすい。本発明をさらに詳細に以
下に説明する。
賦型フィルム、透明基板、防眩塗料、防眩塗料に含まれ
る電離放射線硬化型樹脂組成物、電離放射線硬化型樹脂
組成物の硬化方法、電離放射線硬化型樹脂組成物に含ま
れる溶剤乾燥型樹脂等は前記 I.欄の1番目の目的を達成する発明で説明したものと
同じものが適用できる。 帯電防止塗料:本発明の帯電防止層に使用される帯電防
止塗料には、銀、銅、ニッケル等の各種金属の粉末、カ
ーボンブラック、酸化スズや酸化チタン等の金属酸化物
の粉末、或いはフレークから選ばれた導電性顔料を含有
した樹脂組成物が使用される。特に、酸化スズは透明性
が良好であり、粒径0.05〜0.1μmのものを使用
すると、得られる防眩フィルムのヘイズ値を0〜2%
(防眩層の無いものの値)の範囲とすることができるの
で好ましい。
脂には、主として紫外線・電子線によって硬化する樹
脂、即ち、電離放射線硬化型樹脂の単独、電離放射
線硬化型樹脂に熱可塑性樹脂を混合したもの、電離放
射線硬化型樹脂に熱硬化型樹脂を混合したもの、固相
反応型電離放射線硬化型樹脂が使用される。前記帯電防
止塗料〜に使用される電離放射線硬化型樹脂には、
好ましくは、アクリレート系の官能基を有するもの、例
えば、比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテ
ル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエ
ン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール等
の多官能化合物の(メタ)アクリレート等のオリゴマー
またはプレポリマーおよび反応性希釈剤としてエチル
(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリ
ドン等の単官能モノマー並びに多官能モノマー、例え
ば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、1、6−ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート等を比較的多量に含有するもの
が使用できる。
物を紫外線硬化型樹脂組成物とするには、この中に光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシ
ムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリーn−ブチルホスフィン等
を混合して用いることができる。特に本発明では、オリ
ゴマーとしてウレタンアクリレート、モノマーとしてジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート等を混合する
のが好ましい。
る熱可塑性樹脂には、電離放射線硬化型樹脂に粘性を付
与するものであれば、何でも使用できるが、特に、塗膜
の硬度を高く保つためにはポリメチルメタクリレート、
ポリブチルメタクリレート等の熱可塑性樹脂が好適に使
用できる。電離放射線硬化型樹脂組成物に熱可塑性樹脂
を混合する目的は、後記で詳述するように、帯電防止塗
料を塗布した際に塗膜を半硬化させるためである。電離
放射線硬化型樹脂に対する熱可塑性樹脂の混合割合は、
塗膜の半硬化の目的のためには、電離放射線硬化型樹脂
が100重量部に対して、熱可塑性樹脂50重量部以下
とする。
る熱硬化型樹脂には、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジア
リルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、
不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポ
キシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン/尿素共縮
合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等があり、必要
に応じて、添加剤として、架橋剤、重合開始剤等の硬化
剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤、体質顔料等を添加
する。前記硬化剤として通常、イソシアネートは不飽和
ポリエステル系樹脂又はポリウレタン系樹脂に、メチル
エチルケトンパーオキサイド等の過酸化物及びアゾビス
イソブチロニトリル等のラジカル開始剤が不飽和ポリエ
ステル系樹脂によく使用される。さらに、硬化剤として
のイソシアネートは、2価以上の脂肪族又は芳香族イソ
シアネートが使用できる。
相反応型電離放射線硬化型樹脂は、未硬化の状態では常
温で固体であり、かつ熱可塑性、溶剤溶解性を有してい
ながら、塗装、及び乾燥によって見かけ上、又は手で触
ったときにも非流動性(指触乾燥性)であり、かつ非粘
着性である塗膜を与える電離放射線硬化型樹脂を主成分
とするものである。具体的には、例えば、次の(イ)、
(ロ)の2種類の樹脂が例示される。また、特開平1−
202492号公報にも同様な樹脂が開示されている。
さらに、以下に示す(イ)及び(ロ)に示す樹脂を混合
して用いることもでき、また、それに対してラジカル重
合性不飽和単量体を加えて使用することもできる。これ
らの樹脂には通常の電離放射線硬化型樹脂に用いられる
反応性希釈剤、増感剤等が添加される。また、樹脂硬化
物の可撓性を得るために非架橋性の熱可塑性樹脂を添加
してもよい。
リマー中にラジカル重合性不飽和基を有する樹脂。具体
的には次の単量体を重合又は共重合させたものに対し、
後述する方法、a.〜d.の方法によりラジカル共重合
性不飽和基を導入した樹脂である。 水酸基を有する単量体:例えば、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等がある。
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルモノサクシネート等がある。 エポキシ基を有する単量体:例えば、グリシジル(メ
タ)アクリレート等がある。 アジリジニル基を有する単量体:2−アジリジニルエチ
ル(メタ)アクリレート、2−アジリジニルプロピオン
酸アリル等がある。
ルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート等がある。 スルフォン基を有する単量体:2−(メタ)アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルフォン酸等がある。
−トルエンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートの1モル対1モルの付加物などの
ジイソシアネートと活性水素を有するラジカル共重合体
の付加物等がある。 さらに,共重合体のガラス転移温度を調節したり、硬化
膜の物性を調節したりするために、上記に列挙した各単
量体を次に示す化合物を共重合させることができる。こ
のような共重合可能な単量体としては、例えば、メチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)
アクリレート、gt−ブチル(メタ)アクリレート、イ
ソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。
せたものに対して、以下に述べるa.〜d.の方法によ
り、ラジカル重合性不飽和基を導入することによって、
紫外線硬化型樹脂又は電子線硬化型樹脂等の電離放射線
硬化型樹脂が得られる。 a.水酸基を有する単量体の重合体または共重合体の場
合には、(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基を有す
る単量体などを縮合反応させる。
る単量体の重合体又は共重合体の場合には、前述の水酸
基を有する単量体を縮合反応させる。 c.エポキシ基、イソシアネート基又はアジリジニル基
を有する単量体の重合体又は共重合体の場合には、前述
の水酸基を有する単量体又はカルボキシル基を有する単
量体を付加反応させる。
量体の重合体又は共重合体の場合には、エポキシ基を有
する単量体又はアジリジニル基を有する単量体又はジイ
ソシアネート化合物と水酸基含有アクリル酸エステル単
量体の1モル対1モルの付加物を付加反応させる。 上記反応を行うには、微量のハイドロキノンなどの重合
禁止剤を加え、乾燥空気を送りながら行うことが望まし
い。
あり、ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂。具体的に
は、ステアリルアクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、トリアクリルイソシアネート、シクロヘキサ
ンジオール(メタ)アクリレート、スピログリコールジ
アクリレート、スピログリコール(メタ)アクリレート
等がある。
の形成には、ロールコーティング方法、グラビアテーテ
ィング方法、スクリーンコーティング方法、ファウンテ
ンコーティング方法等のコーティング方法が適用でき
る。 半硬化:本発明は、透明基板上に塗布された帯電防止塗
料の塗膜を指触乾燥又はハーフキュアして半硬化層を形
成し、その上に耐擦傷性の防眩層形成用塗料を塗布し、
両塗膜を同時に硬化させている。この両塗膜を重塗りす
る際に帯電防止塗料を予め半硬化させる理由は、完全に
硬化させた帯電防止塗料の塗膜上に防眩層形成用塗料を
塗布して防眩層を形成すれば、層間の密着性が悪く、剥
離等の欠陥が生じてしまうのに対して、帯電防止塗料の
塗膜が半硬化の状態で防眩層形成用塗料を塗り重ねてか
ら、両塗膜を完全硬化させれば、層間の密着性が良いか
らである。
って次のように分類される。 (1)溶剤乾燥型半硬化 a.溶剤乾燥型半硬化 通常の電離放射線硬化型樹脂に、溶剤を加えたものを塗
布し、溶剤を乾燥させることによって形成される塗膜の
半硬化の状態で、且つ電離放射線硬化型樹脂組成物が硬
化反応を完了していない状態をいう。
で、熱可塑性樹脂を加えて塗布に適した粘度に調整す
る。この樹脂組成物を用いて塗膜を形成した場合には、
溶剤が乾燥時に離脱放散され、塗膜は半硬化状態とな
る。電離放射線硬化型樹脂に添加する熱可塑性樹脂の種
類は通常用いられるものが使用されるが、特に、ポリメ
チルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート等が好
ましい。その理由は塗膜の硬度を高く保つことができ、
しかも、主たる電離放射線硬化型樹脂との屈折率が近い
からである。
硬化型樹脂100重量部に対して熱可塑性樹脂の添加量
が50重量部以下である。熱可塑性樹脂の添加量がこれ
以上になると防眩層の硬度を高く保つことはできず、耐
擦傷性が劣ってくる。 b.固相反応型電離放射線硬化型半硬化 この半硬化とは、前記固相反応型電離放射線硬化型樹脂
による半硬化の状態であり、未硬化状態において常温で
固体であり、且つ、熱可塑性及び溶剤溶解性を有し、塗
装及び乾燥によって見かけ上、あるいは、手で触ったと
きにも非流動性及び非粘着性であり、電離放射線硬化型
樹脂組成物が硬化反応を完了していない状態をいう。
化型樹脂を用いて塗布し、塗膜に紫外線又は電子線等の
電離放射線の照射条件を調整して半架橋を行うことによ
り形成される半硬化の状態をいう。
ブレンド型半硬化 前記帯電防止塗料の項ので示した電離放射線硬化型樹
脂に熱硬化型樹脂を混合した樹脂組成物を塗布し、塗膜
に熱を加えることにより形成される半硬化の状態をい
う。この樹脂組成物の配合割合は、電離放射線硬化型樹
脂100重量部に対して熱硬化型樹脂の添加量が50重
量部以下である。熱硬化型樹脂の添加量がこれ以上にな
ると、電離放射線の照射時に適当な硬度が得られないた
め、密着不良となってしまうからである。
化 前記(1)の溶剤乾燥型半硬化の状態にさらに電離放射
線を照射して半硬化状態とすることをいう。この半硬化
の状態は、特開平1−20249号公報に説明されてい
る半硬化状態と同じである。 完全硬化:本発明における帯電防止層と防眩層の2層の
塗膜の完全硬化は、電離放射線の照射によって行う。電
離放射線硬化型樹脂組成物が帯電防止層上に塗布された
段階では、帯電防止層の塗膜が半硬化の状態であり、帯
電防止層の塗膜中に含まれる電離放射線硬化型樹脂成分
は完全に硬化していない。したがって、帯電防止層と防
眩層の両層の塗膜中の電離放射線硬化型樹脂組成物は未
硬化成分を含んでいるので、電離放射線を照射すること
によって、両塗膜を同時に完全硬化させる。照射装置に
は、前記I.欄で説明したものが適用できる。
の表面に使用される帯電防止性を有する耐擦傷性防眩フ
ィルムについて説明しているが、本発明はこの用途に限
定されず、種々の物品の帯電防止、防眩及び表面の保護
に適用できるものである。 III.3番目の目的を達成する発明 前記の3番目の目的を達成する本発明の耐擦傷性防眩フ
ィルムは、透明基板上に、有機フィラーが含有されてい
る電離放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される
表面が微細な凹凸を有する防眩層が形成され、その防眩
層上に、反射防止層が形成されていることを特徴とする
耐擦傷性防眩フィルムである。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板上に、有機フィ
ラーが含有されている熱硬化型樹脂組成物から本質的に
構成される表面が微細な凹凸を有する防眩層が形成さ
れ、その防眩層上に、反射防止層が形成されていること
を特徴とする耐擦傷性防眩フィルムである。また、前記
の3番目の目的を達成する本発明の耐擦傷性防眩フィル
ムは、透明基板上に、導電性フィラーを含有する帯電防
止層が形成され、その帯電防止層上に有機フィラーが含
有され或いは含有されていない電離放射線硬化型樹脂組
成物から本質的に構成される表面が微細な凹凸を有する
防眩層が形成され、その防眩層上に、反射防止層が形成
されることを特徴とする耐擦傷性防眩フィルムである。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板上に、導電性フ
ィラーを含有する帯電防止層が形成され、その帯電防止
層上に有機フィラーが含有され或いは含有されていない
熱硬化型樹脂組成物から本質的に構成される表面が微細
な凹凸を有する防眩層が形成され、その防眩層上に、反
射防止層が形成されていることを特徴とする耐擦傷性防
眩フィルムである。本発明の耐擦傷性防眩フィルムの防
眩層に微細な凹凸を形成するには、例えば、表面が微細
な凹凸を有するマット状の賦型フィルムで防眩層を賦型
してもよい。
明の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法は、透明基板上
に、有機フィラーを含有する電離放射線硬化型樹脂組成
物を塗工し、次に塗工された電離放射線硬化型樹脂組成
物の未硬化状態の塗膜に電離放射線を照射することによ
り、表面に微細な凹凸を形成するように硬化させ、次に
該防眩層上にさらに反射防止層を設けることを特徴とす
る反射防止性を有する耐擦傷性防眩フィルムの製造方法
である。表面に微細な凹凸を形成する方法は、例えば、
塗工された電離放射線硬化型樹脂組成物の未硬化状態の
塗膜上に、表面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フ
ィルムをラミネートし、この賦型フィルムがラミネート
された塗膜上に電離放射線を照射して塗膜を硬化させる
ことにより防眩層を形成し、硬化した電離放射線硬化型
樹脂組成物の防眩層から賦型フィルムを剥離することに
より形成してもよい。
明の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法は、透明基板上に
有機フィラーを含有する熱硬化型樹脂を含む樹脂組成物
を塗工し、次に塗工された熱硬化型樹脂組成物の未硬化
状態の塗膜上を加熱して表面に微細な凹凸を形成するよ
うに硬化させて防眩層を形成し、次に該防眩層上にさら
に反射防止層を設けることを特徴とする耐擦傷性防眩フ
ィルムの製造方法である。表面に微細な凹凸を形成する
方法は、例えば、上記と同様に表面に微細な凹凸を有す
るマット状の賦型フィルムを未硬化状態の塗膜に適用
(ラミネート)して行うことができる。
明の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法は、透明基板上
に、導電性フィラーを含む電離放射線硬化型樹脂組成物
から本質的に構成される帯電防止塗料を塗布し、次に塗
布された帯電防止塗料の塗膜を指触乾燥又はハーフキュ
アして半硬化状態とし、次に該半硬化状態の帯電防止塗
料の塗膜上に有機フィラーを含むか或いは含まない電離
放射線硬化型樹脂組成物を塗工し、未硬化状態の塗膜に
電離放射線を照射することにより、表面に微細な凹凸を
形成するように且つ電離放射線硬化型樹脂組成物を含む
2層の塗膜を同時に硬化させて帯電防止層と防眩層を形
成し、次に該防眩層上にさらに反射防止層を設けること
を特徴とする耐擦傷性防眩フィルムの製造方法である。
表面に微細な凹凸を形成する方法は、例えば、上記と同
様に表面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィルム
を未硬化状態の塗膜に適用(ラミネート)して行うこと
ができる。
明の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法は、透明基板上
に、導電性フィラーを含む熱硬化型樹脂組成物から本質
的に構成される帯電防止塗料を塗布し、次に塗布された
帯電防止塗料の塗膜を指触乾燥又はハーフキュアして半
硬化状態とし、次に該半硬化状態の帯電防止塗料の塗膜
上に有機フィラーを含むか或いは含まない熱硬化型樹脂
組成物を塗工し、次に塗工された熱硬化型樹脂組成物の
未硬化状態の塗膜を加熱することにより、表面に微細な
凹凸を形成するように且つ熱硬化型樹脂組成物を含む2
層の塗膜を同時に硬化させて、帯電防止層と防眩層を形
成し、次に該防眩層上にさらに反射防止層を設けること
を特徴とする耐擦傷性防眩フィルムの製造方法である。
表面に微細な凹凸を形成する方法は、例えば、上記と同
様に表面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィルム
を未硬化状態の塗膜に適用(ラミネート)して行うこと
ができる。
反射防止性を付与した耐擦傷性防眩フィルムの製造工程
を示す。1は透明基板、2は防眩層、3はマット状賦型
フィルム、5は反射防止層である。本発明をさらに詳細
に以下に説明する。 屈折率:従来の技術の欄で説明したように、100%反
射を防止するために反射防止層の屈折率と防眩層の屈折
率との最適な関係は前記式(1)を満たすことが必要で
ある。即ち、反射防止層の屈折率がその下の防眩層の屈
折率の約平方根の値になるような材料を選択すればよ
い。したがって、反射防止層の屈折率は、防眩層の屈折
率よりも若干低い方が好ましく、通常防眩層の屈折率は
1.47を越えているので、上記式(1)の関係をほぼ
満足するためには、反射防止層の屈折率を1.47以下
とするのが望ましい。
物、賦型フィルム、照射装置、偏光板には前記I.の欄
の1番目の目的を達成するための発明で説明したものと
同じものが使用できる。 防眩層:前記防眩層を形成する樹脂には、主として紫外
線・電子線によって硬化する樹脂、即ち、電離放射線
硬化型樹脂、電離放射線硬化型樹脂に熱可塑性樹脂と
溶剤を混合したもの、熱硬化型樹脂が使用される。
約1.5程度で、ガラスと同程度であるが、防眩層に用
いる樹脂の屈折率が低い場合には、屈折率の高い微粒子
である、TiO2 (屈折率:2.3〜2.7)、Y2 O
3 (屈折率:1.87)、La2 O3 (屈折率:1.9
5)、ZrO2 (屈折率:2.05)、Al2 O3 (屈
折率:1.63)等を塗膜の透明性を保持できる程度に
加えて、防眩層の屈折率を上げて調整することができ
る。この防眩層は、透明基板の片面だけではなく、両面
に設けてもよい。
る熱可塑性樹脂には、前記I.の欄の1番目の目的を達
成するための発明で説明したものと同じものが使用でき
る。前記の熱硬化型樹脂には、前記I.の欄の1番目
の目的を達成するための発明で説明したものと同じもの
が使用できる。 反射防止層:反射防止層の屈折率は、前記屈折率の項で
説明したように防眩層の屈折率よりも若干低く設定され
ており、このような反射防止層を形成する材料として
は、例えば、LiF(屈折率:1.4)、MgF2 (屈
折率:1.4)、3NaF・AlF3 (屈折率:1.
4)、AlF3 (屈折率:1.4)、Na3 AlF
6 (氷晶石、屈折率:1.33)等の無機材料が使用さ
れる。
膜成形手段、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、
反応性スパッタリング法、イオンプレーティング法、電
気メッキ法等の適宜な手段が採用される。本発明は上記
記載に限定されず、本発明の趣旨に基づいて種々の変形
が可能である。例えば、本発明の反射防止性を有する耐
擦傷性防眩フィルムは、透明基板の片面だけではなく、
両面に防眩層を形成してもよい。
ィルムは、透明基板の片面又は両面上に防湿層が形成さ
れ、前記防湿層が形成された透明基板の何れか一方の面
上に、有機フィラーを含有する電離放射線硬化型樹脂組
成物から本質的に構成される表面が微細な凹凸を有する
防眩層が形成されていることを特徴とする耐擦傷性防眩
フィルムである。表面に微細な凹凸を形成する方法は、
例えば、塗工された電離放射線硬化型樹脂組成物の未硬
化状態の塗膜上に、表面に微細な凹凸を有するマット状
の賦型フィルムをラミネートし、この賦型フィルムがラ
ミネートされた塗膜上に電離放射線を照射して塗膜を硬
化させることにより防眩層を形成し、硬化した電離放射
線硬化型樹脂組成物の防眩層から賦型フィルムを剥離す
ることにより形成してもよい。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板の片面又は両面
上に防湿層が形成され、前記防湿層が形成された透明基
板の何れか一方の面上に、熱硬化型樹脂組成物から本質
的に構成される表面が微細な凹凸を有する防眩層が形成
されていることを特徴とする耐擦傷性防眩フィルムであ
る。表面に微細な凹凸を形成する方法は、例えば、上記
と同様に表面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィ
ルムを未硬化状態の塗膜に適用(ラミネート)して行う
ことができる。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板の片面又は両面
上に防湿層が形成され、前記防湿層が形成された透明基
板の何れか一方の面上に導電性フィラーを含有する帯電
防止層が形成され、その帯電防止層上に、有機フィラー
を含むか或いは含まない電離放射線硬化型樹脂組成物か
ら本質的に構成される表面が微細な凹凸を有する防眩層
が形成されていることを特徴とする耐擦傷性防眩フィル
ムである。表面に微細な凹凸を形成する方法は、例え
ば、上記と同様に表面に微細な凹凸を有するマット状の
賦型フィルムを未硬化状態の塗膜に適用(ラミネート)
して行うことができる。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板の片面又は両面
上に防湿層が形成され、前記防湿層が形成された透明基
板の何れか一方の面上に導電性フィラーを含有する帯電
防止層が形成され、その帯電防止層上に、有機フィラー
を含むか或いは含まない熱硬化型樹脂組成物から本質的
に構成される表面が微細な凹凸を有する防眩層が形成さ
れていることを特徴とする耐擦傷性防眩フィルムであ
る。表面に微細な凹凸を形成する方法は、例えば、上記
と同様に表面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィ
ルムを未硬化状態の塗膜に適用(ラミネート)して行う
ことができる。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板の片面又は両面
上に防湿層が形成され、前記防湿層が形成された透明基
板の何れか一方の面上に、有機フィラーを含有する電離
放射線硬化型樹脂組成物から本質的に構成される表面が
微細な凹凸を有する防眩層が形成され、その防眩層上
に、反射防止層が形成されていることを特徴とする耐擦
傷性防眩フィルムである。表面に微細な凹凸を形成する
方法は、例えば、上記と同様に表面に微細な凹凸を有す
るマット状の賦型フィルムを未硬化状態の塗膜に適用
(ラミネート)して行うことができる。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板の片面又は両面
上に防湿層が形成され、前記防湿層が形成された透明基
板の何れか一方の面上に、有機フィラーを含有する熱硬
化型樹脂組成物から本質的に構成される表面が微細な凹
凸を有する防眩層が形成され、その防眩層上に、反射防
止層が形成されていることを特徴とする耐擦傷性防眩フ
ィルムである。表面に微細な凹凸を形成する方法は、例
えば、上記と同様に表面に微細な凹凸を有するマット状
の賦型フィルムを未硬化状態の塗膜に適用(ラミネー
ト)して行うことができる。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板の片面又は両面
上に防湿層が形成され、前記防湿層が形成された透明基
板の何れか一方の面上に導電性フィラーを含有する帯電
防止層が形成され、その帯電防止層上に、有機フィラー
を含有するか或いは含有しない電離放射線硬化型樹脂組
成物から本質的に構成される表面が微細な凹凸を有する
防眩層が形成され、その防眩層上に、反射防止層が形成
されていることを特徴とする耐擦傷性防眩フィルムであ
る。表面に微細な凹凸を形成する方法は、例えば、上記
と同様に表面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィ
ルムを未硬化状態の塗膜に適用(ラミネート)して行う
ことができる。
明の耐擦傷性防眩フィルムは、透明基板の片面又は両面
上に防湿層が形成され、前記防湿層が形成された透明基
板の何れか一方の面上に導電性フィラーを含有する帯電
防止層が形成され、その帯電防止層上に、有機フィラー
を含有するか或いは含有しない熱硬化型樹脂組成物から
本質的に構成される表面が微細な凹凸を有する防眩層が
形成され、その防眩層上に、反射防止層が形成されてい
ることを特徴とする耐擦傷性防眩フィルムである。表面
に微細な凹凸を形成する方法は、例えば、上記と同様に
表面に微細な凹凸を有するマット状の賦型フィルムを未
硬化状態の塗膜に適用(ラミネート)して行うことがで
きる。
た耐擦傷性防眩フィルムの構成例を示す断面図である。
図4及び図6は、透明基板1の片面に防湿層6が形成さ
れた耐擦傷性防眩フィルムであり、図4のものは防湿層
6上に防眩層2が形成され、図6のものは防湿層6が形
成される透明基板1の面とは反対の面上に防眩層2が形
成されている。図5は透明基板1の両側に防湿層6が形
成され、その片面にさらに防眩層2が形成されたもので
ある。
明は、反射防止層が形成されている上記の各種類の耐擦
傷性防眩フィルムが偏光素子にラミネートされているこ
とを特徴とする偏光板である。また、前記の4番目の目
的を達成する本発明は、偏光素子の一方の面上に、反射
防止層を有する上記の各種類の耐擦傷性防眩フィルムが
配置され、前記耐擦傷性防眩フィルム、偏光素子及び透
明基板からなる前記配置の各層間、並びに偏光素子の露
出面上に、少なくとも一つの防湿層が形成され、全体が
ラミネートされていることを特徴とする偏光板である。
明は、偏光素子の一方の面上に、反射防止層を有する上
記の各種類の耐擦傷性防眩フィルムが配置され、また該
偏光素子の他方の面上には透明基板が配置され、前記耐
擦傷性防眩フィルム、偏光素子及び透明基板からなる前
記配置の各層間、並びに透明基板の露出面上に、少なく
とも一つの防湿層が形成され、全体がラミネートされて
いることを特徴とする偏光板である。
面を用いて説明する。図7,図8,図9及び図10は防
湿層を形成した偏光板の各層の構成例を示す。図7は、
偏光素子7の一方の面に、耐擦傷性防眩フィルム8が配
置され、偏光素子7の他方の面に透明基板11が配置さ
れた偏光板において、透明基板11と偏光素子7との間
に、防湿層16が形成されたものである。
耐擦傷性防眩フィルム8が配置され、偏光素子7の他方
の面に透明基板11が配置された偏光板において、該透
明基板11の露出面側に防湿層16が形成されたもので
ある。また、図9は、偏光素子7の一方の面に、耐擦傷
性防眩フィルム8が配置され、偏光素子7の他方の面に
透明基板11が配置された偏光板において、透明基板1
1と偏光素子7との間及び透明基板11の露出面側に防
湿層16が形成されたものである。
傷性防眩フィルム8が配置され、偏光素子7の他方の面
に透明基板11が配置された偏光板において、何れの層
間において、少なくとも1以上の防湿層16が形成され
ることが可能な位置を示している。また、前記の4番目
の目的を達成する本発明の防湿層が形成された耐擦傷性
防眩フィルムの製造方法は、前記I.の欄、前記II.の
欄、及び前記III.の欄で説明した耐擦傷性防眩フィルム
の製造方法において、使用する透明基板として、透明基
板の片面又は両面に防湿層が形成されたものを使用して
製造する方法である。前記防湿層の材料には、ポリテト
ラフルオロエチレン、フッ素樹脂、アクリル樹脂、二酸
化珪素、酸化インジウム、酸化スズ、酸化チタン、酸化
アルミニウム、酸化ジルコニウム、フッ化マグネシウ
ム、酸化亜鉛等が用いられる。
真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法等の薄膜形成法、及び厚膜形成法が用いられる。
硬化型樹脂としてウレタンアクリレート(EXG:大日
精化製)を膜厚7μm/dryになるようにグラビアリ
バース法により塗工し、溶剤を乾燥した。その後、表面
に微細な凹凸が形成されたポリエチレンテレフタレート
製のマット賦型フィルム(X:東レ製、この賦型フィル
ムの表面形状は、平均粗さ0.34μm、凹凸の山の平
均間隔156.25μm、最大粗さ24.15μmであ
る)を前記塗工フィルム上に前記マット賦型フィルムの
微細な凹凸面が合わさるようにラミネートし、160W
の紫外線照射装置の下を10m/minのスピードで通
過させ、樹脂を硬化させた。次いで、マット賦型フィル
ムを剥離して、表面にマット加工が施されたハードコー
ト層を有するトリアセチルセルロースフィルムを得た。
ロースフィルムの光学特性と、比較のために、従来品と
して、マット剤を含むハードコート層を形成することに
よって防眩性が付与されたトリアセチルセルロースフィ
ルムの光学特性の比較を次の表1に示す。このハードコ
ート層は、マット剤である粒径5μmのシリカを4重量
%添加したポリエステルアクリレート樹脂を膜厚4.5
μmになるように塗工し、紫外線照射を行って硬化させ
たものである。
を形成した耐擦傷性防眩フィルムは、全光線透過率及び
ヘイズ値が、従来品に比べて共に優れた値を有し、透明
性が高いことを示している。また、60°グロス値が、
従来品と同等であり、優れた防眩性を有することを示し
ている。この防眩性の付与されたトリアセチルセルロー
スフィルムにケン化処理することにより、偏光素子、即
ち、ポリビニルアルコールフィルムからなる偏光フィル
ムとの接着性増加効果及び静電防止効果を持たせた。こ
のケン化後のトリアセチルセルロースフィルムのヘイズ
値は、本発明品で17.4%、従来品で22.0%とな
った。次いで、接着剤を用いてケン化後のトリアセチル
セルロースフィルムと偏光素子とドライラミネートして
偏光板を製作した。
ルメラミン樹脂(PTC:商品名:大日精化製)を膜厚
7μm/dryになるようにグラビアリバース法により
塗工した。この塗膜上に前記実施例1と同じマット状賦
型フィルムを同様にラミネートした。このラミネートさ
れたものを150℃で3分間加熱して硬化させた。次い
で、マット状賦型フィルムを剥離して、表面にマット加
工が施されたハードコート層を有するトリアセチルセル
ロースフィルムを得た。
ロースフィルムにケン化処理することにより、偏光素
子、即ち、ポリビニルアルコールフィルムからなる偏光
フィルムとの接着性増加効果及び静電防止効果を持たせ
て、偏光素子に接着剤を用いてドライラミネートして偏
光板を製作した。
アクリレートとの混合物からなる紫外線硬化型樹脂(E
XG:商品名:大日精化製)に、導電性顔料である粒径
100Åの酸化スズSnO2 (住友セメント製)を80
重量%含有させて、帯電防止塗料を調製した。この帯電
防止塗料を厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィ
ルム上に膜厚4μm(乾燥時)になるように塗工し、8
0Wの高圧水銀灯下で20m/minのスピードで通過
させることによってハーフキュア状態の半硬化にした。
レートとポリウレタンアクリレートとの混合物からなる
紫外線硬化型樹脂(EXG:商品名:大日精化製)をメ
チルエチルケトンで40重量%に希釈し、膜厚7μm
(乾燥時)になるように塗工し、乾燥させて溶剤を十分
揮発させた。この未硬化塗膜上に、表面に微細な凹凸が
形成されたポリエチレンテレフタレート製の賦型フィル
ム(X:商品名:東レ製、この賦型フィルムの表面形状
は、平均粗さ0.34μm、凹凸の平均間隔156.2
5μm、最大粗さ24.15μmである。)をラミネー
トした。このラミネート物を160Wの高圧水銀灯下、
5m/minのスピードで2回通過させることによっ
て、2層の塗膜を同時に完全に硬化させ、その後、賦型
フィルムを剥離して、帯電防止性を有する耐擦傷性防眩
フィルムを得た。このようにして得られた防眩フィルム
の表面抵抗値は2×1010Ω、ヘイズ値18.7%、全
光線透過率88.4%、拡散透過率16.3%、60°
グロス値67.5の優れたものとなった。
ィルムに、紫外線硬化型樹脂(PTC:大日精化製)を
膜厚7μm(乾燥時)になるようにグラビアリバース法
により塗工し、溶剤を乾燥した。その後、表面に微細な
凹凸が形成されたポリエチレンテレフタレート製のマッ
ト状賦型フィルム(X:東レ製、このマット状賦型フィ
ルムの表面形状は、平均粗さ0.34μm、凹凸の山の
平均間隔156.25μm、最大粗さ24.15μmで
ある)を前記塗工フィルム上に前記マット状賦型フィル
ムの微細な凹凸面が合わさるようにラミネートし、16
0Wの紫外線照射装置の下を10m/minのスピード
で通過させ、樹脂を硬化させた。次いで、マット状賦型
フィルムを剥離して、表面にマット加工が施されたハー
ドコート層を有するトリアセチルセルロースフィルムを
得た。
ロースフィルムの光学特性と、比較のために、従来品と
して、マット剤を含むハードコート層を形成することに
よって防眩性が付与されたトリアセチルセルロースフィ
ルムの光学特性を次の表2に示す。このハードコート層
は、マット剤である粒径5μmのシリカを4重量%添加
したポリエステルアクリレート樹脂を膜厚4.5μmに
なるように塗工し、紫外線照射を行って硬化させたもの
である。
を形成した透明保護基板は、全光線透過率及びヘイズ値
が、従来品に比べて共に優れた値を有し、透明性が高い
ことを示している。また、60°グロス値が、従来品と
同等であり、優れた防眩性を有することを示している。
この防眩性の付与されたトリアセチルセルロースフィル
ムにフッ化マグネシウムMgF2 (屈折率1.38)を
真空蒸着させ、厚みが900Åのフッ化マグネシウムの
薄膜を形成することにより、反射防止層を有する防眩フ
ィルムを製造した。
透過試験を行った。光の入射角θが0の光を入射して透
過率を測定した。その結果を図11のグラフに示す。図
11中のAは本実施例4の反射防止層を有する防眩フィ
ルムを示し、Bは比較のための防眩フィルムであり、反
射防止層を形成しない他は本実施例4と同じ工程で製造
された防眩フィルムを示す。図11によれば、本実施例
4の防眩フィルムは反射防止層を有するにも係わらず、
反射防止層を有さない防眩フィルムに比較して光の透過
性に格別遜色のないことがわかる。
T−UV−80(商品名:富士写真フィルム株式会社
製)上にプラズマ重合によりポリテトラフルオロエチレ
ン薄膜からなる防湿層を形成した。この薄膜形成面とは
反対側に、前記実施例1に記載の微細な凹凸を有する賦
型フィルムを用いる方法により、膜厚7μm(乾燥時)
の防眩層を形成して耐擦傷性防眩フィルムを得た。
ロースフィルム上にプラズマ重合によりポリテトラフル
オロエチレン薄膜を形成して、防湿層が形成された透明
基板を得た。別に、ポリビニルアルコールフィルムから
なる偏光素子を用意し、この偏光素子を、前記防湿層が
形成された耐擦傷性防眩フィルムと前記防湿層が形成さ
れた透明基板とにより、それぞれの防湿層を内側にして
挟んでラミネートして防湿性を有し、しかも耐擦傷性防
眩性を有する偏光板を得た。
の本発明によれば、ハードコート塗膜に防眩性を付与す
るのに、無定形シリカを用いることなく、微細な凹凸を
有するマット状の賦型フィルムにより防眩性を付与した
ので、ヘイズ値を示す数値が大きくなることなく、防眩
性を付与することができ、さらに、本発明によれば、同
時に透明性に優れ、解像力、コントラスト、且つ表面硬
度、耐溶剤性が良好な耐擦傷性防眩フィルム、その耐擦
傷性防眩フィルムを使用した偏光板、及び耐擦傷性防眩
フィルムの製造方法を提供することができる。
本発明によれば、前記の性質及び特性に加え、帯電防止
性を有する耐擦傷性防眩フィルム、その耐擦傷性防眩フ
ィルムを用いた偏光板、及び耐擦傷性防眩フィルムの製
造方法を提供することができる。また、前記1番目の目
的を達成するための本発明によれば、防眩性を付与のた
めの無定形シリカを用いないで防眩性を付与したので、
透明基板として特にアセチルセルロース系フィルムを使
用した場合にケン化処理してもヘイズ値、コントラスト
及び透明性の低下しない透明保護基板の製造方法、その
製造方法で得られた透明保護基板、及びこの透明保護基
板を用いた偏光板を提供することができる。
本発明によれば、透明基板上に、帯電防止層と耐擦傷性
の防眩層を形成した耐擦傷性防眩フィルムにおいて、帯
電防止層と防眩層との層間剥離を防止し、且つ防眩性に
優れると同時に透明性に優れ、さらに、解像度、コント
ラストが優れ、かつ表面硬度、耐溶剤性が良好で、白化
を防止することのできる耐擦傷性の防眩層を形成した防
眩フィルム、その防眩フィルムを使用した偏光板、及び
それらの製造方法を提供できる。
る耐擦傷性防眩フィルムに防眩性を付与する手段は、微
細な凹凸を有するマット状の賦型フィルムを用いた賦形
により表面に微細な凹凸を形成したものであり、シリカ
粒子等の防眩付与剤によるものではないので、防眩付与
剤によるヘイズ値の低下がないと同時に、優れた帯電防
止性を有する耐擦傷性防眩フィルムを提供することがで
きる。
本発明によれば、前記(1)及び/又は(2)に記載し
た効果に加えて、光の反射を十分に防止する効果を有す
る耐擦傷性防眩フィルム、その耐擦傷性防眩フィルムを
使用した偏光板、及び耐擦傷性防眩フィルムの製造方法
を提供することができる。 (4)前記4番目の目的を達成するための本発明によれ
ば、前記(1)、(2)及び/又は(3)に記載した効
果に加えて、偏光素子に対する防湿性に優れた耐擦傷性
防眩フィルム、その耐擦傷性防眩フィルムを使用した偏
光板、及び耐擦傷性防眩フィルムの製造方法を提供する
ことができる。
フィルムの製造工程を示す。
有する耐擦傷性防眩フィルムの断面を示す。
有する防眩性基材の製造工程を示す。
ルムの層構成を示す。
ルムの別の層構成を示す。
ルムの別の層構成を示す。
示す。
成を示す。
成を示す。
位置を示す。
ルムについての光の透過試験を示す。
Claims (24)
- 【請求項1】 透明基板上に、電離放射線硬化型樹脂組
成物から構成される表面が微細な凹凸を有する防眩層が
形成され、該防眩層に有機フィラーが含まれていること
を特徴とする耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項2】 透明基板上に、熱硬化型樹脂組成物から
構成される表面が微細な凹凸を有する防眩層が形成さ
れ、該防眩層に有機フィラーが含まれていることを特徴
とする耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項3】 透明基板上に、導電性フィラーを含有す
る帯電防止層が形成され、その帯電防止層上に、電離放
射線硬化型樹脂組成物から構成される表面が微細な凹凸
を有する防眩層が形成されていることを特徴とする耐擦
傷性防眩フィルム。 - 【請求項4】 透明基板上に、導電性フィラーを含有す
る帯電防止層が形成され、その帯電防止層上に、熱硬化
型樹脂組成物から構成される表面が微細な凹凸を有する
防眩層が形成されていることを特徴とする耐擦傷性防眩
フィルム。 - 【請求項5】 前記防眩層に有機フィラーが含まれてい
ることを特徴とする請求項3又は4に記載の耐擦傷性防
眩フィルム。 - 【請求項6】 前記有機フィラーがプラスチックビーズ
である請求項5に記載の耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項7】 前記防眩層上に、反射防止層が形成され
ていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項
に記載の耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項8】 前記透明基板の片面又は両面上に防湿層
が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7に記
載の耐擦傷性防眩フィルム。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
耐擦傷性防眩フィルムが偏光素子にラミネートされてい
ることを特徴とする偏光板。 - 【請求項10】 (1)偏光素子と、該偏光素子の一方
の面上に配置される、請求項1乃至8のいずれか1項に
記載の耐擦傷性防眩フィルムとを含み、 (2)前記耐擦傷性防眩フィルム及び偏光素子からなる
前記配置の各層間、並びに偏光素子の露出面上に、少な
くとも一つの防湿層が形成され、全体がラミネ ートされ
ていることを特徴とする偏光板。 - 【請求項11】 (1)偏光素子と、該偏光素子の一方
の面上に配置される、請求項1乃至8のいずれか1項に
記載の耐擦傷性防眩フィルムと、該偏光素子の他方の面
上に配置される透明基板とを含み、 (2)前記耐擦傷性防眩フィルム、偏光素子及び透明基
板からなる前記配置の各層間、並びに透明基板の露出面
上に、少なくとも一つの防湿層が形成され、全体がラミ
ネートされていることを特徴とする偏光板。 - 【請求項12】 (1)透明基板上に、有機フィラーを
含有する電離放射線硬化型樹脂組成物を塗工し、 (2)形成された塗膜に電離放射線を照射することによ
り、表面に微細な凹凸を形成するように電離放射線硬化
型樹脂を硬化処理して防眩層を形成することを特徴とす
る耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項13】 (1)透明基板上に、有機フィラーを
含有する熱硬化型樹脂組成物を塗工し、 (2)形成された塗膜を加熱することにより、表面に微
細な凹凸を形成するように熱硬化型樹脂組成物を硬化処
理し防眩層を形成することを特徴とする耐擦傷性防眩フ
ィルムの製造方法。 - 【請求項14】 (1)透明基板上に、導電性フィラー
を含有する電離放射線硬化型樹脂組成物から構成される
帯電防止塗料を塗布し、 (2)塗布された帯電防止塗料の塗膜を指触乾燥又はハ
ーフキュアして半硬化状態とし、 (3)該半硬化状態の帯電防止塗料の塗膜上に電離放射
線硬化型樹脂組成物を塗工して防眩層とし、 (4)未硬化の防眩層上に、表面に微細な凹凸を有する
マット状の賦型フィルムをラミネートし、 (5)該賦型フィルムがラミネートされた塗膜に電離放
射線を照射することにより電離放射線硬化型樹脂組成物
の2層の塗膜を同時に硬化させ 、(6)硬化した電離放射線硬化型樹脂組成物の塗膜から
賦型フィルムを剥離することを 特徴とする帯電防止性を
有する耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項15】 (1)透明基板上に、導電性フィラー
を含有する熱硬化型樹脂組成物から構成される帯電防止
塗料を塗布し、 (2)塗布された帯電防止塗料の塗膜を指触乾燥又はハ
ーフキュアして半硬化状態とし、 (3)該半硬化状態の帯電防止塗料の塗膜上に熱硬化型
樹脂組成物を塗工して防眩層とし、 (4)未硬化の防眩層上に、表面に微細な凹凸を有する
マット状の賦型フィルムをラミネートし、 (5)該賦型フィルムがラミネートされた塗膜を加熱す
ることにより熱硬化型樹脂組成物の2層の塗膜を同時に
硬化させ 、(6)硬化した熱硬化型樹脂組成物の塗膜から賦型フィ
ルムを剥離することを 特徴とする帯電防止性を有する耐
擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項16】 前記防眩層を形成するための樹脂組成
物に有機フィラーが含まれていることを特徴とする請求
項14又は15記載の帯電防止性を有する耐擦傷性防眩
フィルムの製造方法。 - 【請求項17】 前記有機フィラーがプラスチックビー
ズである請求項12、13又は16のいずれか1項に記
載の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項18】 前記防眩層上に、反射防止層を形成す
ることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項
に記載の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項19】 前記透明基板の片面又は両面上に防湿
層が形成されていることを特徴とする請求項12乃至1
8のいずれか1項に記載の耐擦傷性防眩フィルムの製造
方法。 - 【請求項20】 前記電離放射線硬化型樹脂組成物が溶
剤乾燥型樹脂及び溶剤を含むものであり、且つ、塗工さ
れた電離放射線硬化型樹脂組成物の溶剤を乾燥により揮
発させた後、未硬化状態の塗膜に表面に微細な凹凸が形
成されたマット状の賦型フィルムをラミネートすること
を特徴とする請求項14、16乃至19のいずれか1項
に記載の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項21】 前記表面に微細な凹凸を有するマット
状の賦型フィルムの、254nm〜300nmの紫外線
領域における透過率が20%以上である請求項20に記
載の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項22】 前記溶剤乾燥型樹脂がセルロース系ポ
リマーであることを特徴とする請求項20に記載の耐擦
傷性防眩フィルムの製造方法。 - 【請求項23】 前記溶剤乾燥型樹脂がセルロース系ポ
リマーであり、その樹脂を溶解する溶剤がトルエンであ
ることを特徴とする請求項20に記載の耐擦傷性防眩フ
ィルムの製造方法。 - 【請求項24】 前記電離放射線硬化型樹脂組成物がポ
リエステルアクリレート及びポリウレタンアクリレート
から本質的になる請求項12、14、16乃至23のい
ずれか1項に記載の耐擦傷性防眩フィルムの製造方法。
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