JP3312211B2 - 塗布具 - Google Patents
塗布具Info
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
どの筆記液、アイライナー、リップカラーなどの化粧
液、筆跡修正液、接着剤といった液体の塗布具に関す
る。
先端貫通孔に塗布体を挿着したものが知られている。液
体を軸筒に内蔵するには、繊維を長手方向に束ねた、所
謂、中綿に液体を吸蔵させて軸筒内に収容したものや、
軸筒内に液体収容室を設け、この液体収容室内に液体を
直接収容したものがある。どちらの方法によって液体を
内蔵したものも、軸筒の先端貫通孔に挿着した塗布体に
内蔵する液体を導通し塗布を可能となすものである。こ
のような塗布具において、塗布体は、軸筒に確実に固定
することが必要である。塗布体の軸筒への固定について
は、実開平3−74992号公報に、軸筒の先端貫通孔
に接続する保持筒が後方に突設されるとともに、塗布体
の中腹部に後方の段部と前方のテーパー部を介して小径
部が形成され、前記保持筒内に塗布体の小径部が挿通さ
れて小径部前方のテーパー部が軸筒のテーパー状の先端
縁に係止するとともに、小径部後端の段部が保持筒の後
端縁に係止するという構造が開示されている。
と空気との交換が確実に行なえず、液体の吐出量の低下
が発生しやすいことである。即ち、塗布時に軸筒内の液
体が塗布体を通して塗布具外部に吐出されると、軸筒内
の圧力は液体の減少分低下し、この減少分を塗布具外部
から空気を供給しないと液体が吐出しにくくなり、塗布
跡にかすれが発生するという不具合が生じやすくなる。
これは、液体を中綿に吸蔵させて軸筒に内蔵する型の塗
布具であっても、液体を軸筒に直接収容する型の塗布具
であっても同様である。上記のような塗布体の軸筒への
固定では、塗布体小径部前方のテーパー部が軸筒のテー
パー状の先端縁に係止しているので液体と空気との交換
路の確保が困難となりやすい。また、上記のような塗布
体は、一般に段すり加工によって形成されるが、工程が
複雑になり塗布体製造においてコストが高いという問題
もある。
の交換が確実に行なえる塗布具を提供することを目的と
する。
内蔵する軸筒の先端貫通孔に塗布体が挿着され、その後
方に液体吸蔵体を配置してなる塗布具において、前記軸
筒の、塗布体及び液体吸蔵体が配置される部分の内壁に
複数本のリブを軸長手方向に形成するとともに、先端貫
通孔内壁に形成したリブの軸筒先端より内方の位置に、
後方が軸心に向かって傾斜するよう弾性部を連設し、塗
布体を前記弾性部に挿通してなることを特徴とする塗布
具を要旨とする。
を挿着する軸筒の内壁に複数本のリブを軸長手方向に形
成しているので、塗布具の内部と外部が、塗布体表面及
び塗布液吸蔵体表面とリブと軸筒内壁とによって囲まれ
た空間によって連通するようになっているので液体と空
気との交換が確実に行なえる。また、塗布体をリブの弾
性部よりも軸筒内方へ挿入しているので、塗布体を軸筒
に挿着した後、リブの弾性部が塗布体に食い込むように
塗布体を固定するので、塗布体は軸筒に確実に固定され
る。
る。図1は、本発明の一実施例を示すノック式塗布具の
縦断面図であり、図2は、その要部拡大図である。図3
は、図2より塗布体を省略したもの。図4は、図3のI
−I線横断面図である。参照符号1は繊維製の塗布体、
発泡体製の塗布先などよりなる塗布体である。塗布体1
は前方(図中上方向)が小径で後方が大径である前軸2
の先端貫通孔3の小径の部分に挿入されている。
のリブ4が軸長手方向に形成されている。この複数のリ
ブ4には、前軸2先端より内方の位置に段部4aを介し
て弾性部4bが、その後方が軸心に向かって傾斜するよ
う設けられている。この弾性部4bの後端位置に内接す
る円の径は、前記塗布体1の径よりも小さくなるように
設定される。従って、塗布体1は、前記弾性部4bを拡
開するようにして前軸2の先端貫通孔3に挿入され、塗
布体1の段部1aとリブ4の段部4aとが当接して固定
される。尚、弾性部4bは、リブ4に直接設けられても
良い。塗布体1の段部1aは、上記のようにリブ4の段
部4aに当接して挿入の位置決めをすると共に、その位
置以上塗布体1が軸筒内に没入することを防止する作用
を有している。しかし、弾性部4bの強度や形状によっ
ては、塗布体1の段部1aを省略することも可能であ
り、この場合、塗布体1の製造コストは、より低くなり
好ましい。
綿や、軟質樹脂の多孔質体などよりなる液体吸蔵体5が
連設されており、塗布体1の後部は液体吸蔵体5の前端
に挿入されている。
部6を有する蓋体7が配置されている。前記突出筒部6
は、その前部を前記液体吸蔵体5の後部に挿入されてお
り、前記蓋体7は、前軸2の後端と、後軸8内壁の段部
とに挾着固定され、後軸8内部に形成された液体収容室
9の蓋体となっている。
されており、この座部6aは、前記突出筒部6の内部に
摺動自在に配置され、コイルバネなどの弾撥部材10に
よって後方に付勢される弁体11に設けられた弁部11
aと当接し、弁を構成している。
を貫通して液体収容室9内へ延設されており、後方筒部
11bの後部は液体収容室9内に配置された管状の弁開
放体12前端に挿入固定されている。
室9の底部である可動部13の有底筒状部13a内部に
挿入されている。弁開放体12の後端と、前記有底筒状
部13aの底面とは、僅かな間隙を有している。これ
は、弁開放のために有底筒状部13aを前方へ押圧する
ときの遊びである。尚、弁開放体12と有底筒状部13
aとを固定することもできる。この場合、弁開放体12
は、弁体11の後方筒部11bに固定されていてもいな
くともよいが、押圧時の遊びの必要性を考慮すると固定
していない方が好ましい。
は、有底筒状部13aと液体収容室9内壁とを連結する
薄肉部13bとから一体に形成されており、この薄肉部
13bの収縮、伸長によって、有底筒状部13aは軸方
向に弾性的に移動できる。前記薄肉部13bは、縦断面
が略台形型階段状になっており、後方が次第に縮径化す
るように形成されている。薄肉部13bの縦断面が略台
形型階段状になっているのは、薄肉部13bが収縮した
ときに、階段状薄肉部の角を介して隣接する壁面の間に
液体や、沈降物が挾まれないようにするためである。本
実施例において、可動部13は、液体収容室9を有する
後軸8と一体成形により形成している。これは、薄肉部
13bを略階段状となしているので、射出成形法によっ
て成形することが可能なためであり、一体成形すること
によってコストを低く維持できる。勿論、可動部13を
後軸8と別体で成形して取付けても良い。尚、薄肉部1
3bの厚みは、後軸8の壁厚に対し、0.1〜0.6:
1が好ましい。また、略階段状の形状において、軸方向
に略平行な部分の壁厚は、軸方向に垂直な部分の壁厚よ
り厚いほうが好ましい。
定されている。この尾栓14は、有底筒体状の押圧冠1
4aと鍔付き筒体状の尾冠14bとが切り離し可能な薄
膜部14cを介して一体に形成されたものである。この
尾栓14は、尾冠14bの外壁と、後軸8の内壁とが密
着し、尾冠14bの後端鍔部が、後軸8の後端面と当接
するように後軸8に挿入固定されている。
15は、使用しないときには塗布体1保護するために前
軸2に被冠するが、使用するときには、開口部を押圧冠
14aと尾冠14bとの間隙に挿入し、ノック用補助体
として使用する。勿論、キャップ15をノック用補助体
として用いず、ノック体である押圧冠14aを押圧して
も良いが、キャップ15をノック用補助体として使用し
た場合、使用時においてもキャップ15は塗布具と一緒
なので紛失の可能性が少なくなり好ましい。
状態でキャップ15に押圧力を付与すると、尾栓14の
押圧冠14aと尾冠14bとを一体化している薄膜部1
4cが破れ、尾栓14は、押圧冠14aと尾冠14bと
に分離する。
3bが収縮すると共に有底筒状体13aが前進し、有底
筒状部13aの底面が、弾撥体10の付勢力に抗して、
弁開放体12および弁体11を前進させ、弁部11aと
座部6aとを離間し弁を開放する。
は、突出筒部6内を通り、液体吸蔵体5内に吐出され、
更に、液体吸蔵体5を経て塗布体1に供給され塗布が可
能になる。この時、塗布体1が挿入されている前軸貫通
孔内壁及び液体吸蔵体5が連設された前軸2の大径部内
壁には、リブ4が形成されているので、液体と空気との
交換は、確実に行なわれる。
ブ4の弾性部4bによって、確実に保持固定されている
ので、塗布具に落下などの外力がかかっても塗布先1が
前軸2から離脱してしまうといった問題は発生しない。
外部が連通するようになっているので液体と空気との交
換が確実に行なえ、塗布跡のかすれが生じない。更に、
塗布体は軸筒に確実に固定されており、また、塗布体は
安価に製造可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に液体を内蔵する軸筒の先端貫通孔
に塗布体が挿着され、その後方に液体吸蔵体を配置して
なる塗布具において、前記軸筒の、塗布体及び液体吸蔵
体が配置される部分の内壁に複数本のリブを軸長手方向
に形成するとともに、先端貫通孔内壁に形成したリブの
軸筒先端より内方の位置に、後方が軸心に向かって傾斜
するよう弾性部を連設し、塗布体を前記弾性部に挿通し
てなることを特徴とする塗布具。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02743294A JP3312211B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 塗布具 |
CN94191337A CN1052445C (zh) | 1993-11-30 | 1994-11-29 | 涂抹器 |
KR1019950703133A KR100320764B1 (ko) | 1993-11-30 | 1994-11-29 | 도포기 |
US08/500,882 US5749665A (en) | 1993-11-30 | 1994-11-29 | Knock-type liquid applicator |
PCT/JP1994/001998 WO1995015265A1 (fr) | 1993-11-30 | 1994-11-29 | Applicateur |
EP95901604A EP0683062B1 (en) | 1993-11-30 | 1994-11-29 | Applicator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02743294A JP3312211B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 塗布具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07213982A JPH07213982A (ja) | 1995-08-15 |
JP3312211B2 true JP3312211B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=12220955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02743294A Expired - Lifetime JP3312211B2 (ja) | 1993-11-30 | 1994-01-31 | 塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3312211B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3027556B1 (fr) | 2014-10-24 | 2016-11-25 | SOCIéTé BIC | Membrane de compensation de difference de pression |
JP6440285B1 (ja) * | 2018-02-09 | 2018-12-19 | ウィントレーディング株式会社 | 塗布具 |
JP2021159288A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | アサヌマ コーポレーション株式会社 | 液体化粧料容器のノーズピース |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP02743294A patent/JP3312211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07213982A (ja) | 1995-08-15 |
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