JP3310523B2 - コンバインのグレンタンク構造 - Google Patents
コンバインのグレンタンク構造Info
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- JP3310523B2 JP3310523B2 JP01628196A JP1628196A JP3310523B2 JP 3310523 B2 JP3310523 B2 JP 3310523B2 JP 01628196 A JP01628196 A JP 01628196A JP 1628196 A JP1628196 A JP 1628196A JP 3310523 B2 JP3310523 B2 JP 3310523B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体に搭載したグ
レンタンクの後部側の上下向きの縦軸芯周りで該グレン
タンクを回動自在に構成するとともに、前記グレンタン
ク内のスクリュー搬送装置に対して前記グレンタンクの
前面側より動力伝達する動力入力部を設けてあるコンバ
インのグレンタンク構造に関する。
レンタンクの後部側の上下向きの縦軸芯周りで該グレン
タンクを回動自在に構成するとともに、前記グレンタン
ク内のスクリュー搬送装置に対して前記グレンタンクの
前面側より動力伝達する動力入力部を設けてあるコンバ
インのグレンタンク構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のコンバインのグレンタン
ク構造としては、例えば実願昭６３‐１１４１６０号公
報に開示されたもののように、グレンタンク内のスクリ
ュー搬送装置の入力軸にベルト伝動機構より伝動する構
成となっていた。そして、グレンタンクをその後部の縦
軸芯周りで揺動させる場合に、入力用のベルト伝動機構
のベルトを人手により一々外したり掛け渡したりする手
間を省くために、原動部側の回転駆動部と、ベルト伝動
機構との動力入力部とを、グレンタンクの前記縦軸芯周
りでの移動のみにより断続可能に脱着する構造となって
いた。
ク構造としては、例えば実願昭６３‐１１４１６０号公
報に開示されたもののように、グレンタンク内のスクリ
ュー搬送装置の入力軸にベルト伝動機構より伝動する構
成となっていた。そして、グレンタンクをその後部の縦
軸芯周りで揺動させる場合に、入力用のベルト伝動機構
のベルトを人手により一々外したり掛け渡したりする手
間を省くために、原動部側の回転駆動部と、ベルト伝動
機構との動力入力部とを、グレンタンクの前記縦軸芯周
りでの移動のみにより断続可能に脱着する構造となって
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにおいては、グレンタンク内のスクリュー
搬送装置のグレンタンク前面より前方に突出した入力軸
の従動プーリと、それより機体奥側にある駆動プーリと
に伝動ベルトを巻き掛けてベルト伝動機構を構成し、さ
らに、原動部側の回転駆動部に対して上記のように断続
可能に脱着するために、駆動プーリへの動力を一旦ベベ
ルギア機構を介して左右方向に沿うベベルギアへの入力
軸構造としている。従って、ベルト伝動構造とベベルギ
ア構造とを設けてグレンタンク内のスクリュー搬送装置
への入力部構造とすることにより構造的に複雑になると
ともに、コスト高を招来するものとなっていた。
来構造のものにおいては、グレンタンク内のスクリュー
搬送装置のグレンタンク前面より前方に突出した入力軸
の従動プーリと、それより機体奥側にある駆動プーリと
に伝動ベルトを巻き掛けてベルト伝動機構を構成し、さ
らに、原動部側の回転駆動部に対して上記のように断続
可能に脱着するために、駆動プーリへの動力を一旦ベベ
ルギア機構を介して左右方向に沿うベベルギアへの入力
軸構造としている。従って、ベルト伝動構造とベベルギ
ア構造とを設けてグレンタンク内のスクリュー搬送装置
への入力部構造とすることにより構造的に複雑になると
ともに、コスト高を招来するものとなっていた。
【０００４】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、グレンタンク内のスクリュー搬送装置への動
力入力部の構造を簡易なものにできるとともに、グレン
タンクを縦軸芯周りで回動させる際にグレンタンクにお
けるスクリュー搬送装置に対する伝動機構に対して何ら
操作や作業等を行わなくても良いコンバインのグレンタ
ンク構造の提供を目的とする。
であって、グレンタンク内のスクリュー搬送装置への動
力入力部の構造を簡易なものにできるとともに、グレン
タンクを縦軸芯周りで回動させる際にグレンタンクにお
けるスクリュー搬送装置に対する伝動機構に対して何ら
操作や作業等を行わなくても良いコンバインのグレンタ
ンク構造の提供を目的とする。
【０００５】
（構成） 本発明の請求項１にかかるコンバインのグレ
ンタンク構造は、機体に搭載したグレンタンクの後部側
の上下向きの縦軸芯周りで該グレンタンクを回動自在に
構成するとともに、前記グレンタンク内のスクリュー搬
送装置に対して前記グレンタンクの前面側より動力伝達
する動力入力部を設けてあるコンバインのグレンタンク
構造であって、前記動力入力部は、前記グレンタンクよ
り前方に延出された前記スクリュー搬送装置の入力軸
に、伝動経路を該入力軸に対して交差する左右方向に変
更可能なベベルギア機構をギヤ伝動ケース内に内装して
連動連結するとともに、該ベベルギア機構へ動力伝達す
る左右方向に沿った伝動軸の嵌合部と、該ベベルギア機
構の入力用ベベルギアの被嵌合部とを、前記グレンタン
クの前記縦軸芯周りでの変位に伴う相対遠近移動で嵌脱
自在に連動連結するように構成し、前記入力用ベベルギ
アの被嵌合部を前記ギヤ伝動ケース内に位置させてある
ことを特徴構成とする。
ンタンク構造は、機体に搭載したグレンタンクの後部側
の上下向きの縦軸芯周りで該グレンタンクを回動自在に
構成するとともに、前記グレンタンク内のスクリュー搬
送装置に対して前記グレンタンクの前面側より動力伝達
する動力入力部を設けてあるコンバインのグレンタンク
構造であって、前記動力入力部は、前記グレンタンクよ
り前方に延出された前記スクリュー搬送装置の入力軸
に、伝動経路を該入力軸に対して交差する左右方向に変
更可能なベベルギア機構をギヤ伝動ケース内に内装して
連動連結するとともに、該ベベルギア機構へ動力伝達す
る左右方向に沿った伝動軸の嵌合部と、該ベベルギア機
構の入力用ベベルギアの被嵌合部とを、前記グレンタン
クの前記縦軸芯周りでの変位に伴う相対遠近移動で嵌脱
自在に連動連結するように構成し、前記入力用ベベルギ
アの被嵌合部を前記ギヤ伝動ケース内に位置させてある
ことを特徴構成とする。
【０００６】（作用） 本発明の請求項１にかかる特徴
構成によれば、グレンタンクの移動方向と、ベベルギア
機構の入力用ベベルギアの被嵌合部及び伝動軸の嵌脱方
向とがその嵌合が行われる近傍においては一致するか
ら、単にグレンタンクの縦軸芯周りでの回動を行う操作
のみで、伝動軸と伝動向き変更機構との嵌脱操作が行え
ることになり、その嵌脱操作をわざわざ人手によって行
わなくても良いとともに、単にベベルギア機構を設け
て、伝動向きを変更する構造を採用しているに止まるも
のである。
構成によれば、グレンタンクの移動方向と、ベベルギア
機構の入力用ベベルギアの被嵌合部及び伝動軸の嵌脱方
向とがその嵌合が行われる近傍においては一致するか
ら、単にグレンタンクの縦軸芯周りでの回動を行う操作
のみで、伝動軸と伝動向き変更機構との嵌脱操作が行え
ることになり、その嵌脱操作をわざわざ人手によって行
わなくても良いとともに、単にベベルギア機構を設け
て、伝動向きを変更する構造を採用しているに止まるも
のである。
【０００７】（効果） 従って、本発明の請求項１にか
かる特徴構成によれば、グレンタンクの縦軸芯周りでの
回動に伴うスクリュー搬送装置への伝動機構の嵌脱作業
が不要になる分作業が簡易になり、作業能率が向上する
とともに、伝動向き変更をベベルギア機構のみを用いて
いることで構造的にきわめて簡素なものにでき、部品コ
スト等の低下を図ることができ、また、ベベルギア機構
と伝動軸とを嵌脱自在に動力入力部を構成するものであ
るから、従来のようにベルト伝動機構より伝動するもの
と比較してコンパクトになり、従来と同一の車体前後寸
法においてグレンタンクの前面側を前方に位置させるこ
とも図れるのでグレンタンクの容量拡大にも寄与するに
至った。
かる特徴構成によれば、グレンタンクの縦軸芯周りでの
回動に伴うスクリュー搬送装置への伝動機構の嵌脱作業
が不要になる分作業が簡易になり、作業能率が向上する
とともに、伝動向き変更をベベルギア機構のみを用いて
いることで構造的にきわめて簡素なものにでき、部品コ
スト等の低下を図ることができ、また、ベベルギア機構
と伝動軸とを嵌脱自在に動力入力部を構成するものであ
るから、従来のようにベルト伝動機構より伝動するもの
と比較してコンパクトになり、従来と同一の車体前後寸
法においてグレンタンクの前面側を前方に位置させるこ
とも図れるのでグレンタンクの容量拡大にも寄与するに
至った。
【０００８】（構成） 本発明の請求項２にかかるコン
バインのグレンタンク構造は、請求項１に記載のものに
おいて、前記ベベルギア機構の前記入力用ベベルギアの
被嵌合部と、前記伝動軸の前記嵌合部との相対遠近移動
の方向において前記伝動軸を変位自在に前記機体に支持
するとともに、前記伝動軸を前記入力用ベベルギアの被
嵌合部へ嵌合する側に弾性付勢してあることを特徴構成
とする。
バインのグレンタンク構造は、請求項１に記載のものに
おいて、前記ベベルギア機構の前記入力用ベベルギアの
被嵌合部と、前記伝動軸の前記嵌合部との相対遠近移動
の方向において前記伝動軸を変位自在に前記機体に支持
するとともに、前記伝動軸を前記入力用ベベルギアの被
嵌合部へ嵌合する側に弾性付勢してあることを特徴構成
とする。
【０００９】（作用） 本発明の請求項２にかかる特徴
構成によれば、ベベルギア機構の入力用ベベルギアと、
伝動軸との相対遠近移動を該移動方向において伝動軸を
変位自在に支持するとともに、該伝動軸をベベルギア機
構の入力用ベベルギアへ嵌合する側に弾性付勢してある
から、グレンタンクの移動に伴い離脱状態の伝動向き変
更機構と伝動軸とを嵌合状態にする際に、ベベルギア機
構の入力用ベベルギアと伝動軸との嵌合に少し引っ掛か
りがあっても、円滑に嵌合可能な状態となるまで伝動軸
が後退し、引っ掛かりがなくなって嵌合可能になると、
伝動軸が後退したのを解消するように、バネ等の弾性付
勢力によりベベルギア機構の入力用ベベルギアの被嵌合
部へ嵌合すべく伝動軸を移動させその嵌合が成される。
構成によれば、ベベルギア機構の入力用ベベルギアと、
伝動軸との相対遠近移動を該移動方向において伝動軸を
変位自在に支持するとともに、該伝動軸をベベルギア機
構の入力用ベベルギアへ嵌合する側に弾性付勢してある
から、グレンタンクの移動に伴い離脱状態の伝動向き変
更機構と伝動軸とを嵌合状態にする際に、ベベルギア機
構の入力用ベベルギアと伝動軸との嵌合に少し引っ掛か
りがあっても、円滑に嵌合可能な状態となるまで伝動軸
が後退し、引っ掛かりがなくなって嵌合可能になると、
伝動軸が後退したのを解消するように、バネ等の弾性付
勢力によりベベルギア機構の入力用ベベルギアの被嵌合
部へ嵌合すべく伝動軸を移動させその嵌合が成される。
【００１０】（効果） 従って、本発明の請求項２にか
かる特徴構成によれば、グレンタンク等の組付や寸法が
高精度でなく、多少がたつきがあっても、良好にベベル
ギア機構の入力用ベベルギアと伝動軸とを嵌合状態にす
ることができるとともに、簡易に製造できるので、コス
ト低下を図ることができるに至った。
かる特徴構成によれば、グレンタンク等の組付や寸法が
高精度でなく、多少がたつきがあっても、良好にベベル
ギア機構の入力用ベベルギアと伝動軸とを嵌合状態にす
ることができるとともに、簡易に製造できるので、コス
ト低下を図ることができるに至った。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１に、コンバインを示してい
る。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置
１，１に支持された機体２に、脱穀装置３、搭乗運転部
４、グレンタンク５等を搭載装備するとともに、機体２
の前部に、横軸芯周りで揺動昇降自在に刈取前処理部６
を装着して構成している。
に基づいて説明する。図１に、コンバインを示してい
る。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置
１，１に支持された機体２に、脱穀装置３、搭乗運転部
４、グレンタンク５等を搭載装備するとともに、機体２
の前部に、横軸芯周りで揺動昇降自在に刈取前処理部６
を装着して構成している。
【００１２】図１及び図２に示すように、グレンタンク
５は、板金材で箱状に構成され、かつ、その下部側が前
後方向視で下すぼまり状に構成されているとともに、そ
の底部に前後方向に沿ったスクリュー搬送装置としての
底スクリュー７が配設されている。この底スクリュー７
の後端部は、グレンタンク５の後側壁５Ｂより外方に突
出され、そこにアンローダ８が連設されている。アンロ
ーダ８は、縦送りスクリュー装置８Ａと横送りスクリュ
ー装置８Ｂとで構成されている。そして、脱穀装置３か
らの脱穀穀粒は、揚送スクリュー９を介してグレンタン
ク５内に供給されるとともに、その穀粒のグレンタンク
５からの排出は、底スクリュー７及びこの底スクリュー
７と連動するアンローダ８によってなされる。また、該
グレンタンク５は、縦送りスクリュー装置８Ａの回転軸
芯とほぼ同一の上下向きの軸芯Ｚ周りで全体として回動
自在に構成している。
５は、板金材で箱状に構成され、かつ、その下部側が前
後方向視で下すぼまり状に構成されているとともに、そ
の底部に前後方向に沿ったスクリュー搬送装置としての
底スクリュー７が配設されている。この底スクリュー７
の後端部は、グレンタンク５の後側壁５Ｂより外方に突
出され、そこにアンローダ８が連設されている。アンロ
ーダ８は、縦送りスクリュー装置８Ａと横送りスクリュ
ー装置８Ｂとで構成されている。そして、脱穀装置３か
らの脱穀穀粒は、揚送スクリュー９を介してグレンタン
ク５内に供給されるとともに、その穀粒のグレンタンク
５からの排出は、底スクリュー７及びこの底スクリュー
７と連動するアンローダ８によってなされる。また、該
グレンタンク５は、縦送りスクリュー装置８Ａの回転軸
芯とほぼ同一の上下向きの軸芯Ｚ周りで全体として回動
自在に構成している。
【００１３】そして、図１乃至図３に示すように、底ス
クリュー７のスクリュー軸７ａの前端部は、入力軸とし
てグレンタンク５の前側壁５Ａより外方に突出されてい
るとともに、そのスクリュー軸７ａの端部には、ギア伝
動ケース１０に内装された状態でベベルギア機構１１が
連動連結されて、動力入力部ＩＮが構成されている。こ
のベベルギア機構１１は、スクリュー軸７ａの前後方向
に沿った軸芯に対して、機体横幅方向、つまり左右方向
に沿った軸芯と９０度交差する状態で伝動向きを変更で
きるように構成され、入力側のベベルギア（入力用ベベ
ルギア）１１ａのボス部の六角孔１９に対して嵌脱自在
な左右方向に沿った六角軸を成す伝動軸１２を配設して
いる。この伝動軸１２は、搭乗運転部４の運転座席１３
下方に配設したエンジン１４よりベルト伝動機構１５を
介して駆動されるものであって、伝動軸１２と一体回転
するベルト伝動機構１５の従動プーリ１５ａと、機体に
立設した支持ステー１６とによってその軸芯方向で摺動
自在に支持され、スプリング１７により、機体右横方に
向けて弾性付勢している。さらに、伝動軸１２の先端の
嵌合部１８は、入力用ベベルギア１１ａの被嵌合部とし
ての六角孔１９に円滑に嵌脱できるよう、先すぼまり状
に面取りしている。
クリュー７のスクリュー軸７ａの前端部は、入力軸とし
てグレンタンク５の前側壁５Ａより外方に突出されてい
るとともに、そのスクリュー軸７ａの端部には、ギア伝
動ケース１０に内装された状態でベベルギア機構１１が
連動連結されて、動力入力部ＩＮが構成されている。こ
のベベルギア機構１１は、スクリュー軸７ａの前後方向
に沿った軸芯に対して、機体横幅方向、つまり左右方向
に沿った軸芯と９０度交差する状態で伝動向きを変更で
きるように構成され、入力側のベベルギア（入力用ベベ
ルギア）１１ａのボス部の六角孔１９に対して嵌脱自在
な左右方向に沿った六角軸を成す伝動軸１２を配設して
いる。この伝動軸１２は、搭乗運転部４の運転座席１３
下方に配設したエンジン１４よりベルト伝動機構１５を
介して駆動されるものであって、伝動軸１２と一体回転
するベルト伝動機構１５の従動プーリ１５ａと、機体に
立設した支持ステー１６とによってその軸芯方向で摺動
自在に支持され、スプリング１７により、機体右横方に
向けて弾性付勢している。さらに、伝動軸１２の先端の
嵌合部１８は、入力用ベベルギア１１ａの被嵌合部とし
ての六角孔１９に円滑に嵌脱できるよう、先すぼまり状
に面取りしている。
【００１４】上記構成により、グレンタンク５を使用姿
勢から脱穀部３の側方を開放するよう縦軸芯Ｚ周りで揺
動させると、入力用ベベルギア１１ａは伝動軸１２より
左右方向で離脱することになる。逆に開放姿勢のグレン
タンク５を通常の使用姿勢に変更する場合は、グレンタ
ンク５の収納がわへの回動に伴って、伝動軸１２に対し
てグレンタンク５と一体移動する入力用ベベルギア１１
ａが伝動軸１２寄りに近接していき、伝動軸１２の先端
の嵌合部１８が入力用ベベルギア１１ａのボス部の六角
孔１９に入り込み、ガタ等により多少芯ずれしている場
合でもスプリング１７の付勢力に抗して一時的に伝動軸
１２を後退させて入力用ベベルギア１１ａと伝動軸１２
の軸芯がより一致する状態にしてから、良好に入力用ベ
ベルギア１１ａのボス部の六角孔１９に伝動軸１２の先
端の嵌合部１８を嵌合させることになり、単にグレンタ
ンク５を縦軸芯Ｚ周りで開閉回動するだけで底スクリュ
ー７やアンローダ８への伝動の入り切り操作が成される
ことになる。
勢から脱穀部３の側方を開放するよう縦軸芯Ｚ周りで揺
動させると、入力用ベベルギア１１ａは伝動軸１２より
左右方向で離脱することになる。逆に開放姿勢のグレン
タンク５を通常の使用姿勢に変更する場合は、グレンタ
ンク５の収納がわへの回動に伴って、伝動軸１２に対し
てグレンタンク５と一体移動する入力用ベベルギア１１
ａが伝動軸１２寄りに近接していき、伝動軸１２の先端
の嵌合部１８が入力用ベベルギア１１ａのボス部の六角
孔１９に入り込み、ガタ等により多少芯ずれしている場
合でもスプリング１７の付勢力に抗して一時的に伝動軸
１２を後退させて入力用ベベルギア１１ａと伝動軸１２
の軸芯がより一致する状態にしてから、良好に入力用ベ
ベルギア１１ａのボス部の六角孔１９に伝動軸１２の先
端の嵌合部１８を嵌合させることになり、単にグレンタ
ンク５を縦軸芯Ｚ周りで開閉回動するだけで底スクリュ
ー７やアンローダ８への伝動の入り切り操作が成される
ことになる。
【００１５】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図１】コンバインを示す全体側面図
【図２】グレンタンクへの伝動機構等を平面視で示す概
略説明図
略説明図
【図３】グレンタンクへの伝動機構を示す横断平面図
２ 機体 ５ グレンタンク ７ スクリュー搬送装置 ７ａ 入力軸 １１ ベベルギア機構 １１ａ 入力用ベベルギア １２ 伝動軸 １８ 嵌合部 １９ 被嵌合部 ＩＮ 動力入力部 Ｚ 縦軸芯
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−253666（ＪＰ，Ａ) 実開 平７−24018（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−9537（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−61843（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−68742（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−88239（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01F 12/60
Claims (2)
- 【請求項１】 機体（２）に搭載したグレンタンク
（５）の後部側の上下向きの縦軸芯（Ｚ）周りで該グレ
ンタンク（５）を回動自在に構成するとともに、前記グ
レンタンク（５）内のスクリュー搬送装置（７）に対し
て前記グレンタンク（５）の前面側より動力伝達する動
力入力部（ＩＮ）を設けてあるコンバインのグレンタン
ク構造であって、 前記動力入力部（ＩＮ）は、前記グレンタンク（５）よ
り前方に延出された前記スクリュー搬送装置（７）の入
力軸（７ａ）に、伝動経路を該入力軸（７ａ）に対して
交差する左右方向に変更可能なベベルギア機構（１１）
をギヤ伝動ケース（１０）内に内装して連動連結すると
ともに、該ベベルギア機構（１１）へ動力伝達する左右
方向に沿った伝動軸（１２）の嵌合部（１８）と、該ベ
ベルギア機構（１１）の入力用ベベルギア（１１ａ）の
被嵌合部（１９）とを、前記グレンタンク（５）の前記
縦軸芯（Ｚ）周りでの変位に伴う相対遠近移動で嵌脱自
在に連動連結するように構成し、前記入力用ベベルギア
（１１ａ）の被嵌合部（１９）を前記ギヤ伝動ケース
（１０）内に位置させてあるコンバインのグレンタンク
構造。 - 【請求項２】 前記ベベルギア機構（１１）の前記入力
用ベベルギア（１１ａ）の被嵌合部（１９）と、前記伝
動軸（１２）の前記嵌合部（１８）との相対遠近移動の
方向において前記伝動軸（１２）を変位自在に前記機体
（２）に支持するとともに、前記伝動軸（１２）を前記
入力用ベベルギア（１１ａ）の被嵌合部（１９）へ嵌合
する側に弾性付勢してある請求項１記載のコンバインの
グレンタンク構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01628196A JP3310523B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | コンバインのグレンタンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01628196A JP3310523B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | コンバインのグレンタンク構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09205867A JPH09205867A (ja) | 1997-08-12 |
| JP3310523B2 true JP3310523B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=11912177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01628196A Expired - Fee Related JP3310523B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | コンバインのグレンタンク構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3310523B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101072654B1 (ko) * | 2007-09-26 | 2011-10-11 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 작업차 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP01628196A patent/JP3310523B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09205867A (ja) | 1997-08-12 |
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