JP3309316B2 - サービス紹介情報転送方法及びシステム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、サービス紹介情報転送
方法及びシステムに係り、特に、ＡＴＭ網等の高速通信
網を利用して、双方向の静止画・動画・データ・音声情
報を家庭等に提供することにより、映画鑑賞・ホームシ
ョッピング等を実現するマルチメディアサービス技術に
おけるサービス紹介情報転送方法及びシステムに関す
る。

【０００２】詳しくは、カスタマが有するアクセス装置
に対してマルチメディア情報提業者が提供するマルチメ
ディア情報を紹介するためのサービス紹介情報転送方法
及びシステムに関する。

【０００３】

【従来の技術】従来実現されているこの種の技術として
共通の通信プロトコルで世界中のコンピュータネットワ
ークがインターネットと呼ばれるネットワークを形成し
ていることを利用し、ネットワーク探索ツールプログラ
ムにより任意の情報処理装置にアクセスしてその情報処
理装置が提供する画像等のデータを自アクセス装置にダ
ウンロードして鑑賞する方法がある。

【０００４】詳しくは、マルチメディア情報提供業者が
提供するマルチメディア情報の種類は多々あり、カスタ
マがこれらの情報を利用する場合に、提供されるマルチ
メディア情報がどのような情報であるかを認識するた
め、カスタマが有するアクセス装置とマルチメディア情
報提供業者が有する情報処理装置を接続するサービス管
理ノードを介して、マルチメディア情報のタイトル等を
アクセス装置にダウンロードするものである。例えば、
映画等の画像情報をサービス管理ノードで蓄積してお
き、アクセス装置からサービス提供要求が発行された時
点で、サービス管理ノードは要求に基づいて該当するサ
ービス（映画）をアクセス装置に転送するものである。

【０００５】また、アクセス装置において、メニュー画
面より所望のサービスを選択する場合にも同様に、サー
ビス管理ノードは、蓄積されているメニュー情報をアク
セス装置に全件纏めてダウンロードする。これにより、
アクセス装置は、ダウンロードされたメニュー情報を表
示して、所望のサービスを選択して、サービス要求とし
てサービス管理ノードに発行する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、画像、音声、テキスト等全てのマルチメ
ディア情報を一旦自アクセス装置のメモリにロードしな
ければならず、従って、アクセス装置には十分な量のメ
モリが必要となる。国際標準ＭＰＥＧ２コーディングに
よる圧縮画像は、約３Ｍbit/s の符号化速度を必要とす
るので、映画のような長時間のデータを一時的にも蓄積
するためには、映画１本当たり１３５分として約３ＧＢ
の容量を必要とし、アクセス装置にとっては大きな負担
となる。

【０００７】また、アクセス装置は直接情報処理装置と
アクセスできるが、どのようなサービスが用意されてい
るのか、実際にアクセスしないとわからない。このこと
は、いたずらにアクセス装置の検索回数を増やすことに
なり、時間の無駄である。本発明は、上記の点に鑑みな
されたもので、将来世界中に展開されると期待されてい
る高速通信網にこれらのサービスを適用する際に障害と
なると考えられる上記の問題点を解決し、サービス提供
者がマルチメディア情報サービスをカスタマに提供する
際に、アクセス装置に動画等サービスを提供するために
必要な情報を一度に送ることなく、必要な量のみを送る
ことができるサービス紹介情報転送方法及びシステムを
提供することを目的とする。

【０００８】また、更なる本発明の目的は、アクセス装
置の開発側において、アクセス装置のメモリ容量を小さ
くでき、さらに高速処理が可能なサービス紹介情報転送
方法及びシステムを提供することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、動画を含む双
方向のマルチメディアサービスを提供する複数の情報処
理装置と、該情報処理装置にアクセスして動画を含む信
号を受信可能にする処理を行うアクセス装置と、該アク
セス装置からのサービス選択情報に基づいて該アクセス
装置と該情報処理装置とを接続するサービス管理ノード
と、該情報処理装置、該アクセス装置及び該サービス管
理ノードを接続する通信網を有し、アクセス装置からの
サービス要求に応じてサービスを提供するためのサービ
ス紹介情報転送方法において、サービス管理ノードが、
アクセス装置に対してマルチメディアサービスの案内開
始時に、該マルチメディアサービスとキーワードを対応
付け、 アクセス装置からサービス要求が発行された場合
に、予め格納されているアクセス装置の一画面に表示で
きる情報量を取得し、 情報量に応じてキーワードをアク
セス装置に送信し、 アクセス装置からキーワードを選択
したキーワード選択情報を受信すると、該キーワード選
択情報に基づいてサービス紹介情報を取得してバッファ
に一時的に格納し、 アクセス装置からスクロール要求が
発行された時点で、情報量に基づいて、一画面に表示で
きる情報量のサービス紹介情報をアクセス装置に転送す
る際に、該アクセス装置から転送順序の変更要求が発行
された場合には、該変更要求に基づいて、該アクセス装
置にサービス紹介情報を転送する順序を変更し、転送す
る。

【００１０】本発明は、動画を含む双方向のマルチメデ
ィアサービスを提供する複数の情報処理装置と、該情報
処理装置にアクセスして動画を含む信号を受信可能にす
る処理を行うアクセス装置と、該アクセス装置からのサ
ービス選択情報に基づいて該アクセス装置と該情報処理
装置とを接続するサービス管理ノードと、該情報処理装
置、該アクセス装置及び該サービス管理ノードを接続す
る通信網を有し、アクセス装置からのサービス要求に応
じてサービスを提供するためのサービス紹介情報転送シ
ステムにおいて、 サービス管理ノードは、 マルチメディ
アサービスの紹介用に提供するすべてのサービス紹介情
報のうち、アクセス装置の要求に応じて必要な情報のみ
を選択する選択手段と、 選択手段により選択されたサー
ビス紹介情報を一時的に保持しておく一時保持手段と、
アクセス装置へのマルチメディア案内時に、マルチメデ
ィアサービスの選択に必要なキーワードを情報を与える
案内設定手段と、 案内設定手段で設定されたキーワード
情報をアクセス装置に転送するキーワード情報転送手段
と、 キーワード情報転送手段により転送されたキーワー
ド情報よりアクセス装置が選択したサービス紹介情報の
順序を変更する情報を含むキーワード選択情報に基づい
て、アクセス装置に送信するサービス紹介情報の順番を
決定する転送順決定手段と、 アクセス装置の一画面に表
示可能な情報量のサービス紹介情報だけを一時保持手段
から読み出し、転送順決定手段により決定された順番に
基づいて随時転送する情報転送手段と、を有する。

【００１１】

【００１２】

【００１３】

【００１４】

【００１５】

【００１６】

【作用】本発明は、アクセス装置へのマルチメディアサ
ービスの案内開始時に、サービス管理ノードはまず、ア
クセス装置に対してマルチメディアサービスの選択に必
要なキーワード情報を与える。そして、そのアクセス装
置の仕様をカスタマ情報データベースから検索し、バッ
ファに記録しておく。続いて、サービス紹介情報データ
ベースから全サービス種類を読出し、バッファに記録す
る。次に、バッファに記録されているアクセス装置の仕
様から、そのアクセス装置が一画面に表示できる情報量
を調べる。さらに、先程バッファに記録した全サービス
種類を、一画面に表示できる情報量毎にアクセス装置に
転送して表示させる。

【００１７】アクセス装置が画面スクロールを要求した
ら、次の一画面分の情報を読み出してアクセス装置に転
送する。アクセス装置からあるサービスの要求をする
と、サービス管理ノードは、サービス紹介情報データベ
ースから読み出した当該サービスの全番組をバッファに
記録し、最初の一画面分のみをアクセス装置に転送す
る。

【００１８】各番組は、それをカスタマが選択するため
の目安の情報として、キーワード情報を持っている。サ
ービスの画面には、そのキーワード情報がカスタマへの
インタフェースとして表示される。アクセス装置がある
キーワードを指定すると、サービス管理ノードは、その
キーワードに従って全番組の表示の順番付けを変更し
て、最初の一画面分のみを転送する。

【００１９】このように、本発明は、全紹介情報のうち
必要な情報だけを選び出し、バッファに記憶しておき、
そのうち一画面に表示できる情報だけをアクセス装置に
随時送るだけであるので、アクセス装置側のメモリ負担
が軽減されと共に、全体の処理を通して、データベース
へのアクセス頻度が少なくなるので、高速処理が可能と
なる。

【００２０】

【実施例】以下、図面と共に本発明の一実施例を説明す
る。図３は、本発明の一実施例のシステム構成を示す。
同図に示すシステムは、サービス管理ノード１、複数の
アクセス装置２、複数の情報処理装置３より構成され
る。

【００２１】図４は、本発明の一実施例のアクセス装置
とサービス管理ノードの構成を示す。同図に示すアクセ
ス装置２は、入力部２１、サービス管理ノード１から転
送された情報を表示する表示部２２より構成される。入
力部２１はアクセス装置１が装備しているキーボードや
リモコン等であり、これを用いてカスタマが表示部２２
に表示されたキーワード群から選択したキーワード情報
をアクセス装置２に入力する。

【００２２】サービス管理ノード１は、ＣＰＵ１１、案
内設定部１２、情報管理部１３、カスタマ情報データベ
ース１４、サービス紹介情報データベース１５、キーワ
ード情報データベース１６、情報転送部１７、転送順決
定部１８及び、バッファ１９より構成される。

【００２３】ＣＰＵ１１は、上記の各要素を制御する。
案内設定部１２は、通信網を介してアクセス装置２から
送られてきたキーワード情報及びアクセス装置２の識別
番号を受信して、バッファ１９に記録する。情報管理部
１３は、アクセス装置２に送るべき情報を管理し、バッ
ファ１９に記録されたキーワード情報に基づいて、サー
ビス紹介情報データベース１５からサービス種類情報ま
たは、個々の番組情報を検索し、また、アクセス装置２
の識別番号に基づいて、カスタマ情報データベース１４
からカスタマ情報を引き出して、それぞれバッファ１９
に格納する。

【００２４】情報転送部１７は、アクセス装置２へ情報
を転送する。情報の転送は、マルチメディアサービス案
内開始時に、キーワード情報データベース１６からキー
ワード情報を検索してアクセス装置２に転送したり、ま
た、バッファ１９に記録されたサービス種類情報また
は、個々の番組情報をアクセス装置２が一画面に表示で
きる分だけ読み出してアクセス装置２に転送したりす
る。

【００２５】転送順決定部１８は、バッファ１９に記録
されたサービス種類情報または、個々の番組情報の表示
順を同じ、バッファに記録されたキーワード情報に基づ
いて、バッファ１９に個々の番組の先頭アドレスの順序
を記録する。図５は、本発明の一実施例の処理の概要を
示すシーケンスチャートである。

【００２６】ステップ１０１） サービス管理ノード２
は、キーワード情報データベース１６からキーワードを
読み込む。 ステップ１０２） サービス管理ノード２は、アクセス
装置２が一画面に表示できる情報量を調べる。アクセス
装置２に対してアクセス装置２が表示できる１画面分の
マルチメディアサービスの選択に必要なキーワード情報
を転送する。

【００２７】ステップ１０３） カスタマは、取得した
キーワードを表示部２２の画面に表示し、サービス要求
するマルチメディアサービスに対応するキーワードを選
択して、キーワード選択情報と自アクセス装置の識別番
号をサービス管理ノード２に１画面分を転送する。

【００２８】ステップ１０４） サービス管理ノード１
は、アクセス装置２からキーワード選択情報と識別番号
を取得すると、識別番号でカスタマ情報データベース１
４を検索して、アクセス装置２を識別する。また、情報
処理装置３がサービス紹介用に提供するサービス紹介情
報をアクセス装置２の要求毎に一時的にバッファ１９に
記録する。バッファ１９に記録されたサービス紹介情報
を読み込む。

【００２９】ステップ１０５） バッファ１９に読み込
まれた情報の一画面分をアクセス装置２に転送する。 ステップ１０６） カスタマは、次の画面を見るために
画面スクロール要求をサービス管理ノード１に発行す
る。

【００３０】ステップ１０７） サービス管理ノード１
は、バッファ１９から次画面分の情報を読み込む。 ステップ１０８） スクロールした次の一画面分の情報
をアクセス装置２に送信する。

【００３１】ステップ１０９） カスタマは、アクセス
装置２よりマルチメディアサービスの他のサービスの要
求を行う。 ステップ１１０） サービス管理ノード１は、キーワー
ド情報データベース１６から、カスタマから要求された
マルチメディアサービスのキーワード情報を読み込む。

【００３２】ステップ１１１） サービス管理ノード１
は、読み込んだキーワード情報をアクセス装置２に転送
する。 ステップ１１２） アクセス装置２は、転送されたキー
ワード情報を表示部２２に表示して、所望のサービスに
対応するキーワードを選択したキーワード選択情報をサ
ービス管理ノード１に転送する。

【００３３】ステップ１１３） サービス管理ノード１
は、転送されたキーワード選択情報に基づいてサービス
紹介情報データベース１５からバッファ１９にサービス
紹介情報を読み込む。 ステップ１１４） サービス管理ノード１は、バッファ
１９から１画面分のサービス紹介情報を読み込み、アク
セス装置２に転送する。

【００３４】ステップ１１５） ここで、アクセス装置
２は、サービス管理ノード１からキーワード情報が送信
され、当該キーワード情報から所望のサービスに対応す
るキーワードを表示部２２に表示して選択する際に、表
示順序変更を行う場合に、表示順変更要求をサービス管
理ノード１に転送する。

【００３５】ステップ１１６） サービス管理ノード１
の転送順決定部１８は、番組の表示順を決定する。 ステップ１１７） ステップ１１６で決定された順序に
従って、バッファ１９にサービス紹介情報データベース
１５から読み込んだサービス紹介情報を格納する。

【００３６】ステップ１１８） サービス管理のード１
は、バッファ１９から一画面分の情報をアクセス装置２
に転送する。 次に、上記の動作の概要を詳細に説明する。図６は、本
発明の一実施例の処理動作の第１の手順を説明するため
の図である。第１の手順は、図５のシーケンスチャート
のステップ１０１からステップ１０５に対応する。図６
は、本発明の一実施例のバッファの構成例を示す。バッ
ファ１９は、アクセス装置毎の情報を一時的に格納する
領域１９１、当該領域１９１内は、アクセス装置の識別
番号記憶領域１９１１、カスタマ情報記録領域１９１
２、キーワード情報記録領域１９１３、サービス種類情
報記録領域１９１４、選んだサービスの全番組記憶情報
１９１５等を格納するための領域を有する。

【００３７】第１の手順は、サービス管理ノード１から
アクセス装置２へマルチメディアサービス案内の準備を
行う手順である。最初に情報転送部１７は、キーワード
情報データベース１６からキーワード情報を読み込み
（ステップ２０１）、これをアクセス装置２に転送する
（ステップ２０２）。次に、案内設定部１２は、アクセ
ス装置２の識別番号をバッファ１９の領域１９１１に記
録する。情報管理部１３は、カスタマ情報データベース
１４からアクセス装置２を所有するカスタマの情報を抽
出し、バファ１９の領域１９１２に記録する（ステップ
２０３）。このカスタマ情報データベース１４には、ア
クセス装置２の仕様情報も記録されており、この情報に
よりアクセス装置２の表示部２２に表示できる最大の情
報量を知ることができる。即ち、情報管理部１３は、カ
スタマ情報データベース１４にアクセスして、アクセス
要求元のアクセス装置２の表示可能な最大情報量を取得
する（ステップ２０４）。ここで、情報管理部１３は、
取得した最大情報量をバッファ１９の領域１９１２に格
納する（ステップ２０５）。情報管理部１３は、サービ
ス紹介情報データベース１５から登録されている全ての
サービス種類に関する情報を検索し（ステップ２０
６）、バッファ１９の各サービス紹介情報の記憶領域の
先頭アドレスの記憶領域１９１４１以降に記録する（ス
テップ２０７）。その後、アクセス装置２が一画面に表
示できる分を読出して、ページ数をバッファ１９の画面
のページ数の記録領域１９１４２に記録して、情報転送
部１７を介してアクセス装置２に転送する（ステップ２
０８）。

【００３８】これにより、アクセス装置２の表示部２２
には、図８の画面２２１０のような表示が形成される。
アクセス装置２の表示部２２の画面は、画像を含むサー
ビス種類の情報を表示するメニュー枠２２１１，２２１
２，２２１３，２２１４、次の画面を要求するためのス
クロールボタン２２１５，２２１６、機能ボタン２２１
７，２２１８，２２１９より構成される。図９は、本発
明の一実施例のアクセス装置の表示部の表示例を示す。
上記のステップ２０８において、サービス管理ノード１
がアクセス装置２に１画面分に表示できるキーワード情
報を送出すると、アクセス装置２は、図９（Ａ）に示す
ように最初のキーワード情報を表示する。

【００３９】次に、第２の手順について説明する。図１
０は、本発明の一実施例の処理動作の第２の手順を説明
するための図である。第２の手順は、全情報がアクセス
装置２の表示部２２の一画面で表示できない場合、カス
タマから画面スクロールの要求が発行された場合の処理
である。アクセス装置２は、スクロールボタン２２１５
または２２１６をクリックすることによりサービス管理
装置１に次の画面を要求する。

【００４０】カスタマが表示部２２の画面のスクロール
ボタン２２１６をクリックすることにより、アクセス装
置２からサービス管理装置１に「画面スクロール」のキ
ーワド情報を転送する（ステップ３０１）。案内設定部
１２は、アクセス装置２の識別番号１０１１に記録され
ていることを確認し（ステップ３０２）、記録されてい
たらそのキーワード情報を領域１０１３１に記録する
（ステップ３０３）。情報管理部１３の情報管理部１３
は、バッファ１９の領域１９１４２に記録されているペ
ージ数を確認して、その次に画面に表示すべき一番最初
の情報の先頭アドレス１９４１で確認し、そのアドレス
に基づいて、次画面表示情報を読み込み、バッファ１９
の画面のページ数の記憶領域１９１４２のページ数を１
つ増やした後、情報転送部１７が情報をバッファ１９か
ら読み込んでアクセス装置２に転送する（ステップ３０
４）。

【００４１】アクセス装置２の表示部２２には、図９
（Ｂ）に示すような内容が表示される。図９（Ｂ）にお
いて、メニュー枠２２１１〜２２１４には、画像を含む
サービス種類の情報が配置される。この例では、サービ
スの種類を８つとしているので、スクロールボタン２２
１５または２２１６は、前の画面を要求するためのスク
ロール機能が付与されることになる。

【００４２】次に、第３の手順について説明する。図１
１は、本発明の一実施例の処理動作の第３の手順を説明
するための図である。第３の手順は、各種マルチメディ
アサービスの中からカスタマがある一つのサービスを選
択した時の処理手順である。

【００４３】カスタマがアクセス装置２のメニュー枠２
２１１〜２２１４の中から一つのボタンを押す。この場
合、図９（Ｂ）のメニュー枠２２１４のボタンを押すと
する。これにより、アクセス装置２からサービス管理ノ
ード１に「観光案内サービス」のキーワード情報を転送
する。サービス管理ノード１の案内設定部１２は、アク
セス装置２の識別番号がバファ１９のアクセス装置の識
別番号記憶領域１９１１に記録されていることを確認し
（ステップ４０１）、記録されていたら、そのキーワー
ド情報をバッファ１９の１回目に指定したキーワード記
録領域１９１３２に記録する（ステップ４０２）。情報
管理部１３は、サービス紹介情報データベース１５から
「観光案内」サービスの全番組情報を読み出して、バッ
ファ１９の１番組分の情報の記憶領域１９１５３以降に
記録する（ステップ４０３）。その際、バッファ１９の
各番組情報の記録領域の先頭アドレスの記録領域の順列
を領域１９１５１に記録し、ページ数を領域１９１５２
に記録する。

【００４４】情報転送部１７は、アクセス装置２が一画
面に表示できる分をバッファ１９より読出してアクセス
装置２に転送する。そして、情報転送部１７は、キーワ
ード情報データベース１６から「観光案内」サービスに
おけるキーワード情報を読み出して（ステップ４０
４）、同様にアクセス装置２に転送する（ステップ４０
５）。

【００４５】アクセス装置２には図９（Ｃ）に示す画面
のような表示が形成される。メニュー枠２２１１〜２２
１４には画像を含むサービス種類の情報が表示され、ス
クロールボタン２２１６には次の画面を要求するための
スクロールボタンが、機能ボタン２２１７、２２１８に
は、情報の表示順を替えるためのキーワード情報（「種
類」、「地方」）が機能ボタンとして配置される。この
例では、情報は地方順に並べられている。

【００４６】次に、第４の手順について説明する。図１
２は、本発明の一実施例の処理動作の第４の手順を説明
するための図である。第４の手順は、カスタマが選択し
たサービス内の番組情報の表示順序を変更する要求を発
行した時の処理手順である。

【００４７】第４の手順は、情報管理部１３、転送順決
定部１８、情報転送部１７を用いて行われる。今、図９
（Ｃ）においてカスタマが目的別に観光案内を見たいと
考え、「種類」ボタン２２１７を押すと、アクセス装置
２からサービス管理ノード１に「種類」のキーワード情
報を転送する（ステップ５０１）。案内設定部１２は、
カクセス装置２の識別番号がバッファ１９のアクセス装
置の識別番号記憶領域１９１１に記録されていることを
確認し（ステップ５０２）、記録されていたら、そのキ
ーワード情報をバッファ１９に１回目に指定したキーワ
ードの記憶領域１９１３３に記録する（ステップ５０
３）。転送順決定部１８は、バッファ１９の１番組分の
情報の記録領域１９１５３以降の情報を読み、それを、
種類別にカウントして数の多い種類から順に並べ替え
て、さらに、それらの先頭アドレスの順列を各番組情報
の記録領域の先頭アドレスの記録領域１９１５１に上書
きする（ステップ５０４）。情報管理部１３は、ページ
数をバッファ１９の画面ページの記録領域１９１５２に
記録する。情報転送部１７は、アクセス装置２が一画面
に表示できる分を読み出して、アクセス装置２に転送す
る（ステップ５０４）。

【００４８】アクセス装置２には、図９（Ｄ）に示す画
面のような表示が形成される。メニュー枠２２１１〜２
２１４には、画像を含むサービス種類が表示され、次の
画面を要求するためのスクロールボタン２２１６、情報
の表示順を替えるための機能ボタン２２１７、２２１８
が配置される。

【００４９】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲内で種々選択・応用が可能であ
る。

【００５０】

【発明の効果】上述のように本発明によれば、サービス
提供者がマルチメディア情報サービスをカスタマに提供
する際に、アクセス装置に動画等のサービスを提供する
のに必要な情報を全て一度に送ることなく、アクセス装
置にとって必要な量のみを順次送るだけですみ、しか
も、大容量のバッファと高速通信網を利用してＴＶやＶ
ＣＲ程度の画面切り替え速度を実現することが可能であ
る。

【００５１】アクセス装置の開発者にとっては、従来の
手法では３ＧＢ以上必要なアクセス装置のメモリを１０
ＭＢ程度に減らすことが可能となり、かつ高速処理が実
現できるため、低コストの高性能のアクセス装置を開発
することができる。また、予めカスタマに対してマルチ
メディアサービス検索上の目安となるキーワード情報を
提示し、それに応じて画面表示を行っているので、カス
タマのニーズに応じた情報案内も可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理を説明するための図である。

【図２】本発明の原理構成図である。

【図３】本発明の一実施例のシステム構成図である。

【図４】本発明の一実施例のアクセス装置とサービス管
理ノードの構成図である。

【図５】本発明の一実施例の処理の概要を示すシーケン
スチャートである。

【図６】本発明の一実施例の処理動作の第壱の手順を説
明するための図である。

【図７】本発明の一実施例のバッファの構成例を示す図
である。

【図８】本発明の一実施例のアクセス装置の表示部の画
面のフォーマットを示す図である。

【図９】本発明の一実施例のアクセス装置の表示部の表
示例を示す図である。

【図１０】本発明の一実施例の処理動作の第２の手順を
説明するための図である。

【図１１】本発明の一実施例の処理動作の第３の手順を
説明するための図である。

【図１２】本発明の一実施例の処理動作の第４の手順を
説明するための図である。

【符号の説明】

１ サービス管理ノード ２ アクセス装置 ３ 情報処理装置 １１ ＣＰＵ １２ 案内設定部，案内設定手段 １３ 情報管理部，選択手段 １４ カスタマ情報データベース １５ サービス紹介データベース、サービス紹介情報 １６ キーワード情報データベース １７ 情報転送部，情報転送手段 １８ 転送順決定部，転送順序決定手段 １９ バッファ １９１ アクセス装置毎の情報一時記憶領域 １９１１ アクセス装置の識別番号記憶領域 １９１２ カスタマ情報記憶領域 １９１３ キーワード情報記憶領域 １９１４ 各サービス紹介情報の記憶領域の先頭アドレ
スの記憶領域 １９１５ 選んだサービスの全番組情報の記憶領域 １９１３１ １回目に指定したキーワードの記憶領域 １９１３２ ２回目に指定したキーワードの記憶領域 １９１３３ ３回目に指定したキーワードの記憶領域 １９１４１ 各サービス紹介情報の記録領域の先頭アド
レスの記憶領域 １９１４２ 画面のページ数の記録領域 １９１４３，１９１４４，１９１４５ １種類分の情報
の記録領域 １９１５１ 各番組情報の記憶領域の先頭アドレスの記
憶領域 １９１５２ 画面のページ数の記憶領域 １９１５３，１９１５４，１９１５５ １番組分の情報
の記憶領域 ２１ 入力部 ２２ 表示部 ２２１０ 画面 ２２１１，２２１２，２２１３，２２１４ メニュー枠 ２２１５，２２１６ スクロールボタン ２２１７，２２１８，２２１９ 機能ボタン １２１ キーワード情報転送手段

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 動画を含む双方向のマルチメディアサー
   ビスを提供する複数の情報処理装置と、該情報処理装置
   にアクセスして動画を含む信号を受信可能にする処理を
   行うアクセス装置と、該アクセス装置からのサービス選
   択情報に基づいて該アクセス装置と該情報処理装置とを
   接続するサービス管理ノードと、該情報処理装置、該ア
   クセス装置及び該サービス管理ノードを接続する通信網
   を有し、アクセス装置からのサービス要求に応じてサー
   ビスを提供するためのサービス紹介情報転送方法におい
   て、前記サービス管理ノードが、前記アクセス装置に対して
   マルチメディアサービスの案内開始時に、該マルチメデ
   ィアサービスとキーワードを対応付け、 前記アクセス装置からサービス要求が発行された場合
   に、予め格納されている前記アクセス装置の一画面に表
   示できる情報量を取得し、 前記情報量に応じて前記キーワードを前記アクセス装置
   に送信し、 前記アクセス装置から前記キーワードを選択したキーワ
   ード選択情報を受信すると、該キーワード選択情報に基
   づいて前記サービス紹介情報を取得してバッファに一時
   的に格納し、 前記アクセス装置からスクロール要求が発行された時点
   で、前記情報量に基づいて、一画面に表示できる情報量
   のサービス紹介情報を前記アクセス装置に転送する際
   に、該アクセス装置から転送順序の変更要求が発行され
   た場合には、該変更要求に基づいて、該アクセス装置に
   前記サービス紹介情報を転送する順序を変更して転送す
   る ことを特徴とするサービス紹介情報転送方法。
2. 【請求項２】 動画を含む双方向のマルチメディアサー
   ビスを提供する複数の情報処理装置と、該情報処理装置
   にアクセスして動画を含む信号を受信可能にする処理を
   行うアクセス装置と、該アクセス装置からのサービス選
   択情報に基づいて該アクセス装置と該情報処理装置とを
   接続するサービス管理ノードと、該情報処理装置、該ア
   クセス装置及び該サービス管理ノードを接続する通信網
   を有し、アクセス装置からのサービス要求に応じてサー
   ビスを提供するためのサービス紹介情報転送システムに
   おいて、 前記サービス管理ノードは、 前記マルチメディアサービスの紹介用に提供するすべて
   のサービス紹介情報のうち、前記アクセス装置の要求に
   応じて必要な情報のみを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたサービス紹介情報を一時
   的に保持しておく一時保持手段と、 前記アクセス装置へのマルチメディア案内時に、前記マ
   ルチメディアサービスの選択に必要なキーワードを情報
   を与える案内設定手段と、 前記案内設定手段で設定された前記キーワード情報を前
   記アクセス装置に転送するキーワード情報転送手段と、 前記キーワード情報転送手段により転送された前記キー
   ワード情報より前記アクセス装置が選択したサービス紹
   介情報の順序を変更する情報を含むキーワード選択情報
   に基づいて、前記アクセス装置に送信する前記サービス
   紹介情報の順番を決定する転送順決定手段と、 前記アクセス装置の一画面に表示可能な情報量のサービ
   ス紹介情報だけを前記一時保持手段から読み出し、前記
   転送順決定手段により決定された順番に基づいて随時転
   送する情報転送手段と、 を有することを特徴とするサービス紹介情報転送システ
   ム。