JP3308148B2 - 波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置およびそれを用いた波長多重光海底ケーブルネットワーク - Google Patents
波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置およびそれを用いた波長多重光海底ケーブルネットワークInfo
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- JP3308148B2 JP3308148B2 JP33424395A JP33424395A JP3308148B2 JP 3308148 B2 JP3308148 B2 JP 3308148B2 JP 33424395 A JP33424395 A JP 33424395A JP 33424395 A JP33424395 A JP 33424395A JP 3308148 B2 JP3308148 B2 JP 3308148B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は波長多重通信方式
を利用した光海底ケーブル分岐装置および光海底ケーブ
ルネットワークに関し、特に、各対地が対等に光信号を
送受信することができ、かつより自由な光海底ケーブル
ネットワークを実現することができるようにするための
波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置およびそれ
を用いた波長多重光海底ケーブルネットワークに関す
る。
を利用した光海底ケーブル分岐装置および光海底ケーブ
ルネットワークに関し、特に、各対地が対等に光信号を
送受信することができ、かつより自由な光海底ケーブル
ネットワークを実現することができるようにするための
波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置およびそれ
を用いた波長多重光海底ケーブルネットワークに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在提案されている光ADD/DROP
装置(以下、光AD装置と呼ぶ)としては、例えば図5
の44に示すような構成がある。すなわち、例えば波長
λ1 の光信号の通過を阻止する狭帯域バンド阻止フィル
タ44a、44bと、4個の光サーキュレータ44c〜
44fとから構成されているものがある。
装置(以下、光AD装置と呼ぶ)としては、例えば図5
の44に示すような構成がある。すなわち、例えば波長
λ1 の光信号の通過を阻止する狭帯域バンド阻止フィル
タ44a、44bと、4個の光サーキュレータ44c〜
44fとから構成されているものがある。
【0003】本発明者は、このような構成の光AD装置
を用いて光海底ケーブル分岐装置を作成しようとしたと
ころ、図5に示されているような構成を考え付いた。図
示されているように、主対地41からは、上りと下りの
本線波長多重光海底ケーブル42と43が延びており、
それぞれは対地1、対地2および対地3の光海底ケーブ
ル分岐装置44、45、46に接続されている。対地1
用の光海底ケーブル分岐装置44に着目すると、該装置
44は、波長λ1 の光信号の通過を阻止する狭帯域バン
ド阻止フィルタ44a、44bと、4個の光サーキュレ
ータ44c〜44fから構成されている。この結果、対
地1は、上りの本線波長多重光海底ケーブル42から光
サーキュレータ44cと狭帯域バンド阻止フィルタ44
aの作用により、波長λ1 の光信号を受信すると共に、
光サーキュレータ44dと狭帯域バンド阻止フィルタ4
4aの作用により、波長λ1 の光信号を上りの本線波長
多重光海底ケーブル42に送出する。一方、下りの本線
波長多重光海底ケーブル43に関しては、光サーキュレ
ータ44fと狭帯域バンド阻止フィルタ44bの作用に
より、波長λ1 の光信号を受信すると共に、光サーキュ
レータ44eと狭帯域バンド阻止フィルタ44bの作用
により、波長λ1 の光信号を下りの本線波長多重光海底
ケーブル43に送出する。図示から明らかなように、対
地1へ1波長の光信号を分岐するのに、2個の光ファイ
バ対が用いられている。
を用いて光海底ケーブル分岐装置を作成しようとしたと
ころ、図5に示されているような構成を考え付いた。図
示されているように、主対地41からは、上りと下りの
本線波長多重光海底ケーブル42と43が延びており、
それぞれは対地1、対地2および対地3の光海底ケーブ
ル分岐装置44、45、46に接続されている。対地1
用の光海底ケーブル分岐装置44に着目すると、該装置
44は、波長λ1 の光信号の通過を阻止する狭帯域バン
ド阻止フィルタ44a、44bと、4個の光サーキュレ
ータ44c〜44fから構成されている。この結果、対
地1は、上りの本線波長多重光海底ケーブル42から光
サーキュレータ44cと狭帯域バンド阻止フィルタ44
aの作用により、波長λ1 の光信号を受信すると共に、
光サーキュレータ44dと狭帯域バンド阻止フィルタ4
4aの作用により、波長λ1 の光信号を上りの本線波長
多重光海底ケーブル42に送出する。一方、下りの本線
波長多重光海底ケーブル43に関しては、光サーキュレ
ータ44fと狭帯域バンド阻止フィルタ44bの作用に
より、波長λ1 の光信号を受信すると共に、光サーキュ
レータ44eと狭帯域バンド阻止フィルタ44bの作用
により、波長λ1 の光信号を下りの本線波長多重光海底
ケーブル43に送出する。図示から明らかなように、対
地1へ1波長の光信号を分岐するのに、2個の光ファイ
バ対が用いられている。
【0004】上記の説明は、対地1用の光海底ケーブル
分岐装置44に関してであったが、対地2、対地3のそ
れぞれの光海底ケーブル分岐装置45、46についても
同様の構成がとられかつ同様の動作が行われる。なお、
前記光AD装置は、例えば、「C.R.Giles and V.Mizrah
i :Low-Loss ADD/DROP Multiplexers for WDM Lightwav
e Networks:IOOC-95」に開示されている。
分岐装置44に関してであったが、対地2、対地3のそ
れぞれの光海底ケーブル分岐装置45、46についても
同様の構成がとられかつ同様の動作が行われる。なお、
前記光AD装置は、例えば、「C.R.Giles and V.Mizrah
i :Low-Loss ADD/DROP Multiplexers for WDM Lightwav
e Networks:IOOC-95」に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た光海底ケーブル分岐装置は、本線波長多重光海底ケー
ブルの片側方向通過パスに対して一つの光AD装置を使
用しているため、1個の光海底ケーブル分岐装置により
1波長の分岐しかできず、効率が悪いという問題があっ
た。また、光海底ケーブル分岐装置は1ファイバ対に対
して2個の光AD装置を必要とし、各光海底ケーブル分
岐装置は1個の光ファイバ対を必要とするため、該光海
底ケーブル分岐装置と対地すなわち陸揚局との間を結ぶ
分岐パスに、最低2個の光ファイバ対が必要になり、波
長多重光海底ケーブルネットワークの敷設費用が高価に
なるという問題があった。また、対地間の関係が、主対
地と従の対地との関係になり、自由な光海底ケーブルネ
ットワークを実現することができないという問題があっ
た。
た光海底ケーブル分岐装置は、本線波長多重光海底ケー
ブルの片側方向通過パスに対して一つの光AD装置を使
用しているため、1個の光海底ケーブル分岐装置により
1波長の分岐しかできず、効率が悪いという問題があっ
た。また、光海底ケーブル分岐装置は1ファイバ対に対
して2個の光AD装置を必要とし、各光海底ケーブル分
岐装置は1個の光ファイバ対を必要とするため、該光海
底ケーブル分岐装置と対地すなわち陸揚局との間を結ぶ
分岐パスに、最低2個の光ファイバ対が必要になり、波
長多重光海底ケーブルネットワークの敷設費用が高価に
なるという問題があった。また、対地間の関係が、主対
地と従の対地との関係になり、自由な光海底ケーブルネ
ットワークを実現することができないという問題があっ
た。
【0006】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、複数波長の光信号の分岐ができ、分岐パ
スを1光ファイバ対で構成できかつ自由な光海底ケーブ
ルネットワークを実現することができる波長多重通信方
式用光海底ケーブル分岐装置およびそれを用いた波長多
重光海底ケーブルネットワークを提供することにある。
題点を除去し、複数波長の光信号の分岐ができ、分岐パ
スを1光ファイバ対で構成できかつ自由な光海底ケーブ
ルネットワークを実現することができる波長多重通信方
式用光海底ケーブル分岐装置およびそれを用いた波長多
重光海底ケーブルネットワークを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1、第2および第3のそれぞれの対
地の入力光ファイバに接続され、各対地から送出される
複数波長のうちの少なくとも1波長の光信号を反射し、
他の波長の光信号は透過する第1、第2および第3の光
フィルタと、前記第1の光フィルタによって反射された
波長の光信号を前記第2の光フィルタによって反射され
た第2の対地からの波長の光信号と合波して第3の対地
の出力光ファイバに導く手段と、前記第1の光フィルタ
を透過した波長の光信号を第3の光フィルタを透過した
第3の対地からの波長の光信号と合波して第2の対地の
出力光ファイバに導く手段と、前記第2の光フイルタを
透過した第2の対地からの波長の光信号と前記第3の光
フィルタを反射された第3の対地からの波長の光信号と
を合波して第1の対地の出力光ファイバに導く手段とを
具備した点に特徴がある。この発明によれば、第1、第
2および第3の対地はそれぞれから送出された複数波長
の光信号を他の2つの対地に対等に分岐することができ
る。
に、この発明は、第1、第2および第3のそれぞれの対
地の入力光ファイバに接続され、各対地から送出される
複数波長のうちの少なくとも1波長の光信号を反射し、
他の波長の光信号は透過する第1、第2および第3の光
フィルタと、前記第1の光フィルタによって反射された
波長の光信号を前記第2の光フィルタによって反射され
た第2の対地からの波長の光信号と合波して第3の対地
の出力光ファイバに導く手段と、前記第1の光フィルタ
を透過した波長の光信号を第3の光フィルタを透過した
第3の対地からの波長の光信号と合波して第2の対地の
出力光ファイバに導く手段と、前記第2の光フイルタを
透過した第2の対地からの波長の光信号と前記第3の光
フィルタを反射された第3の対地からの波長の光信号と
を合波して第1の対地の出力光ファイバに導く手段とを
具備した点に特徴がある。この発明によれば、第1、第
2および第3の対地はそれぞれから送出された複数波長
の光信号を他の2つの対地に対等に分岐することができ
る。
【0008】また、この発明は、前記3対地の波長多重
通信方式用光海底ケーブル分岐装置を複数個組み合わせ
ることにより、4対地以上の対地間で各対地が対等に直
接通信することができるようにした点に特徴がある。
通信方式用光海底ケーブル分岐装置を複数個組み合わせ
ることにより、4対地以上の対地間で各対地が対等に直
接通信することができるようにした点に特徴がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明による3対地用の波
長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置の一実施形態
の構成図を示す。この波長多重通信方式用光海底ケーブ
ル分岐装置は、第1、第2および第3の対地間で対等に
通信できるように、一つの対地から出力された波長多重
光信号を他の対地に分岐するためのものである。図にお
いて、1〜6は光サーキュレータ、7〜10は狭帯域バ
ンドパスフィルタまたは狭帯域バンド阻止フィルタ(以
下、光帯域通過フィルタと呼ぶ)であり、これらは図示
されているように、光ファイバ1a、1b、2a、2
b、3a、4a、4b、5a、6aおよび6bにより接
続されている。また、対地1と分岐装置とは入力ファイ
バ(光ADDファイバ)11と出力ファイバ(光DRO
Pファイバ)12とにより、対地2と分岐装置とは入力
ファイバ13と出力ファイバ14とにより、また対地3
と分岐装置とは入力ファイバ15と出力ファイバ16と
により接続されている。
を詳細に説明する。図1は、本発明による3対地用の波
長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置の一実施形態
の構成図を示す。この波長多重通信方式用光海底ケーブ
ル分岐装置は、第1、第2および第3の対地間で対等に
通信できるように、一つの対地から出力された波長多重
光信号を他の対地に分岐するためのものである。図にお
いて、1〜6は光サーキュレータ、7〜10は狭帯域バ
ンドパスフィルタまたは狭帯域バンド阻止フィルタ(以
下、光帯域通過フィルタと呼ぶ)であり、これらは図示
されているように、光ファイバ1a、1b、2a、2
b、3a、4a、4b、5a、6aおよび6bにより接
続されている。また、対地1と分岐装置とは入力ファイ
バ(光ADDファイバ)11と出力ファイバ(光DRO
Pファイバ)12とにより、対地2と分岐装置とは入力
ファイバ13と出力ファイバ14とにより、また対地3
と分岐装置とは入力ファイバ15と出力ファイバ16と
により接続されている。
【0010】次にこの実施形態の動作を説明する。対地
1から入力ファイバ11に送出された波長λ1 およびλ
2 の光信号は、光サーキュレータ1を通り、光ファイバ
1aを経て光帯域通過フィルタ7に導かれる。該光帯域
通過フィルタ7は波長λ1 は反射し、波長λ2 は通過す
る。このため、波長λ1 は光帯域通過フィルタ7によっ
て反射され、再び光サーキュレータ1を通って光ファイ
バ1bに導かれる。光帯域通過フィルタ9は波長λ1 は
通過するので、該波長λ1 は光ファイバ5aに入り、次
いで光サーキュレータ5を通って対地3の出力ファイバ
16に入る。このようにして、対地1から出力された波
長λ1 の光信号は対地3に分岐される。
1から入力ファイバ11に送出された波長λ1 およびλ
2 の光信号は、光サーキュレータ1を通り、光ファイバ
1aを経て光帯域通過フィルタ7に導かれる。該光帯域
通過フィルタ7は波長λ1 は反射し、波長λ2 は通過す
る。このため、波長λ1 は光帯域通過フィルタ7によっ
て反射され、再び光サーキュレータ1を通って光ファイ
バ1bに導かれる。光帯域通過フィルタ9は波長λ1 は
通過するので、該波長λ1 は光ファイバ5aに入り、次
いで光サーキュレータ5を通って対地3の出力ファイバ
16に入る。このようにして、対地1から出力された波
長λ1 の光信号は対地3に分岐される。
【0011】一方、前記光帯域通過フィルタ7を通過し
た対地1からの波長λ2 の光信号は光ファイバ2a、光
サーキュレータ2を通って対地2の出力ファイバ14に
入る。このようにして、対地1から出力された波長λ2
の光信号は対地2に分岐される。 次に、対地2から入
力ファイバ13に入力された波長λ2 およびλ3 の光信
号は、光サーキュレータ4を通り、光ファイバ4aを経
て光帯域通過フィルタ8に導かれる。該光帯域通過フィ
ルタ8は波長λ3 は反射し、波長λ2 は通過する。この
ため、前記と同様の動作により、対地2からの波長λ2
の光信号は対地1へ分岐され、波長λ3 の光信号は対地
3へ分岐される。同様に、対地3から入力ファイバ15
に入力された波長λ1 およびλ3 の光信号は、それぞれ
対地1および対地2に分岐される。
た対地1からの波長λ2 の光信号は光ファイバ2a、光
サーキュレータ2を通って対地2の出力ファイバ14に
入る。このようにして、対地1から出力された波長λ2
の光信号は対地2に分岐される。 次に、対地2から入
力ファイバ13に入力された波長λ2 およびλ3 の光信
号は、光サーキュレータ4を通り、光ファイバ4aを経
て光帯域通過フィルタ8に導かれる。該光帯域通過フィ
ルタ8は波長λ3 は反射し、波長λ2 は通過する。この
ため、前記と同様の動作により、対地2からの波長λ2
の光信号は対地1へ分岐され、波長λ3 の光信号は対地
3へ分岐される。同様に、対地3から入力ファイバ15
に入力された波長λ1 およびλ3 の光信号は、それぞれ
対地1および対地2に分岐される。
【0012】以上のように、この実施形態によれば、複
数波長λ1 、λ2 ;λ2 、λ3 ;λ3 、λ1 の光信号の
分岐ができる。また、分岐パス、すなわち入出力光ファ
イバ11、12;13、14;15、16を1光ファイ
バ対で構成できる。また、3対地が対等な関係にある光
海底ケーブルネットワークを実現することができる。
数波長λ1 、λ2 ;λ2 、λ3 ;λ3 、λ1 の光信号の
分岐ができる。また、分岐パス、すなわち入出力光ファ
イバ11、12;13、14;15、16を1光ファイ
バ対で構成できる。また、3対地が対等な関係にある光
海底ケーブルネットワークを実現することができる。
【0013】次に、本発明の第2の実施形態を、図2の
構成図を参照して説明する。この実施形態は、下記の第
1および第2の3対地の波長多重通信方式用光海底ケー
ブル分岐装置を使用し、4対地の波長多重通信方式用光
海底ケーブル分岐装置としたものである。第1の3対地
の波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置は、光サ
ーキュレータ1〜6と、波長λ2 とλ3 を通過する光帯
域通過フィルタ7aおよび8aと、波長λ4 とλ5 を通
過する光帯域通過フィルタ10aと、波長λ1を通過す
る光帯域通過フィルタ9とから構成されている。また、
第2の3対地の波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐
装置は、光サーキュレータ21〜26と、波長λ3 とλ
4 を通過する光帯域通過フィルタ27および28と、波
長λ1 を通過する光帯域通過フィルタ29および30か
ら構成されている。
構成図を参照して説明する。この実施形態は、下記の第
1および第2の3対地の波長多重通信方式用光海底ケー
ブル分岐装置を使用し、4対地の波長多重通信方式用光
海底ケーブル分岐装置としたものである。第1の3対地
の波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置は、光サ
ーキュレータ1〜6と、波長λ2 とλ3 を通過する光帯
域通過フィルタ7aおよび8aと、波長λ4 とλ5 を通
過する光帯域通過フィルタ10aと、波長λ1を通過す
る光帯域通過フィルタ9とから構成されている。また、
第2の3対地の波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐
装置は、光サーキュレータ21〜26と、波長λ3 とλ
4 を通過する光帯域通過フィルタ27および28と、波
長λ1 を通過する光帯域通過フィルタ29および30か
ら構成されている。
【0014】前記第1の3対地の波長多重通信方式用光
海底ケーブル分岐装置に使用する光帯域通過フィルタ7
a、8a、10aおよび9としては、図3(a) に示す特
性の光帯域通過フィルタを用いることができる。一方、
前記第2の3対地の波長多重通信方式用光海底ケーブル
分岐装置に使用する光帯域通過フィルタ27、28、2
9および30としては、図3(b) に示す特性の光帯域通
過フィルタを用いることができる。図3(b) の特性の光
帯域通過フィルタ28は、例えば図4に示されているフ
ァイバグレーティング(光帯域阻止アィルタ)31、3
2を用いることにより、作成することもできる。図示さ
れているように、ファイバグレーティング31、32は
それぞれ波長λ2 とλ5 を反射し、波長λ1 とλ3 とλ
4 を透過する。
海底ケーブル分岐装置に使用する光帯域通過フィルタ7
a、8a、10aおよび9としては、図3(a) に示す特
性の光帯域通過フィルタを用いることができる。一方、
前記第2の3対地の波長多重通信方式用光海底ケーブル
分岐装置に使用する光帯域通過フィルタ27、28、2
9および30としては、図3(b) に示す特性の光帯域通
過フィルタを用いることができる。図3(b) の特性の光
帯域通過フィルタ28は、例えば図4に示されているフ
ァイバグレーティング(光帯域阻止アィルタ)31、3
2を用いることにより、作成することもできる。図示さ
れているように、ファイバグレーティング31、32は
それぞれ波長λ2 とλ5 を反射し、波長λ1 とλ3 とλ
4 を透過する。
【0015】次に、図2の実施形態の動作を説明する。
対地1から入力ファイバ11を通って波長λ1 、λ2 、
λ3 の光信号が入力されると、これらの光信号は光サー
キュレータ1を通って、波長λ2 とλ3 を通過する光帯
域通過フィルタ7aに入射する。このため、波長λ1 の
光信号は該光帯域通過フィルタ7aによって反射され、
再度光サーキュレータ1を通り、さらに波長λ1 を通過
する光帯域通過フィルタ9、光サーキュレータ5および
光ファイバ16を通って対地3に分岐される。一方、前
記光帯域通過フィルタ7aを通過した波長λ2 とλ3 の
光信号は、光サーキュレータ2を通って、前記第2の3
対地の波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置の光
サーキュレータ24に入り、さらに波長λ3 とλ4 を通
過する光帯域通過フィルタ28に入射する。波長λ2 の
光信号は該光帯域通過フィルタ28により反射され、再
度光サーキュレータ24に入り、次いで光サーキュレー
タ26に入る。次いで、波長λ1 を通過する光帯域通過
フィルタ29で反射され、再度光サーキュレータ26を
通って対地4に分岐される。また、前記波長λ3 とλ4
の光信号は前記光帯域通過フィルタ28を通って光サー
キュレータ23に入り対地2へ分岐される。
対地1から入力ファイバ11を通って波長λ1 、λ2 、
λ3 の光信号が入力されると、これらの光信号は光サー
キュレータ1を通って、波長λ2 とλ3 を通過する光帯
域通過フィルタ7aに入射する。このため、波長λ1 の
光信号は該光帯域通過フィルタ7aによって反射され、
再度光サーキュレータ1を通り、さらに波長λ1 を通過
する光帯域通過フィルタ9、光サーキュレータ5および
光ファイバ16を通って対地3に分岐される。一方、前
記光帯域通過フィルタ7aを通過した波長λ2 とλ3 の
光信号は、光サーキュレータ2を通って、前記第2の3
対地の波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置の光
サーキュレータ24に入り、さらに波長λ3 とλ4 を通
過する光帯域通過フィルタ28に入射する。波長λ2 の
光信号は該光帯域通過フィルタ28により反射され、再
度光サーキュレータ24に入り、次いで光サーキュレー
タ26に入る。次いで、波長λ1 を通過する光帯域通過
フィルタ29で反射され、再度光サーキュレータ26を
通って対地4に分岐される。また、前記波長λ3 とλ4
の光信号は前記光帯域通過フィルタ28を通って光サー
キュレータ23に入り対地2へ分岐される。
【0016】以上の説明から明らかなように、対地1か
ら送出された波長λ1 、λ2 、λ3の光信号は、それぞ
れ、対地3、対地4、対地2に分岐される。同様に、対
地3から送出された波長λ1 、λ4 、λ5 の光信号は、
それぞれ、対地1、対地2、対地4に分岐される。ま
た、対地2から送出された波長λ1 、λ3 、λ4 の光信
号は、それぞれ、対地4、対地1、対地3に分岐され
る。さらに、対地4から送出された波長λ1 、λ2 、λ
5 の光信号は、それぞれ、対地2、対地1、対地3に分
岐される。
ら送出された波長λ1 、λ2 、λ3の光信号は、それぞ
れ、対地3、対地4、対地2に分岐される。同様に、対
地3から送出された波長λ1 、λ4 、λ5 の光信号は、
それぞれ、対地1、対地2、対地4に分岐される。ま
た、対地2から送出された波長λ1 、λ3 、λ4 の光信
号は、それぞれ、対地4、対地1、対地3に分岐され
る。さらに、対地4から送出された波長λ1 、λ2 、λ
5 の光信号は、それぞれ、対地2、対地1、対地3に分
岐される。
【0017】以上のように、この実施形態によれば、複
数波長λ1 、λ2 、λ3 等の光信号の分岐ができ、ま
た、分岐パス、すなわち入出力光ファイバ11、12等
を1光ファイバ対で構成できる。また、4対地が対等な
関係にある光海底ケーブルネットワークを実現すること
ができる。なお、前記第1、第2の実施形態では光サー
キュレータを用いたが、本発明はこれに限定されず、光
カプラ等の光合分波素子を使用するようにしてもよい。
数波長λ1 、λ2 、λ3 等の光信号の分岐ができ、ま
た、分岐パス、すなわち入出力光ファイバ11、12等
を1光ファイバ対で構成できる。また、4対地が対等な
関係にある光海底ケーブルネットワークを実現すること
ができる。なお、前記第1、第2の実施形態では光サー
キュレータを用いたが、本発明はこれに限定されず、光
カプラ等の光合分波素子を使用するようにしてもよい。
【0018】前記実施形態では、3対地、および4対地
の波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置を説明し
たが、本発明はこれに限定されず、3対地の波長多重通
信方式用光海底ケーブル分岐装置を3ケ所以上で使用す
ることにより、さらに大きな波長多重通信方式用光海底
ケーブル分岐装置およびそれを用いた波長多重光海底ケ
ーブルネットワークを構成することができることは明ら
かである。
の波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置を説明し
たが、本発明はこれに限定されず、3対地の波長多重通
信方式用光海底ケーブル分岐装置を3ケ所以上で使用す
ることにより、さらに大きな波長多重通信方式用光海底
ケーブル分岐装置およびそれを用いた波長多重光海底ケ
ーブルネットワークを構成することができることは明ら
かである。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、各対地間で対等に通
信できる波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置を
提供することができ、また、分岐パスを1光ファイバ対
で構成できる。このため、より自由な光海底ケーブルネ
ットワークを実現することができると共に、敷設する光
ファイバの本数を最小限にすることができ、光海底ケー
ブルネットワークの敷設費用を大幅に削減することがで
きる。また、複数波長の光信号の分岐を実現することが
できる。
信できる波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置を
提供することができ、また、分岐パスを1光ファイバ対
で構成できる。このため、より自由な光海底ケーブルネ
ットワークを実現することができると共に、敷設する光
ファイバの本数を最小限にすることができ、光海底ケー
ブルネットワークの敷設費用を大幅に削減することがで
きる。また、複数波長の光信号の分岐を実現することが
できる。
【図1】 本発明の一実施形態の3対地の波長多重通信
方式用光海底ケーブル分岐装置の構成図を示す。
方式用光海底ケーブル分岐装置の構成図を示す。
【図2】 本発明の第2の実施形態の多対地の波長多重
通信方式用光海底ケーブル分岐装置の構成図を示す。
通信方式用光海底ケーブル分岐装置の構成図を示す。
【図3】 前記第2の実施形態に使用される光帯域通過
フィルタの一例の特性図を示す。
フィルタの一例の特性図を示す。
【図4】 光帯域通過フィルタの一具体的構成を示す図
である。
である。
【図5】 従来の光海底ケーブル分岐装置の一例の構成
図である。
図である。
1〜6…光サーキュレータ、7〜10…光帯域通過フィ
ルタ、11、13、15、17…入力光ファイバ、1
2、14、16、18…出力光ファイバ、7a、8a、
10a、27〜30…光帯域通過フィルタ、31、32
…ファイバグレーティング。
ルタ、11、13、15、17…入力光ファイバ、1
2、14、16、18…出力光ファイバ、7a、8a、
10a、27〜30…光帯域通過フィルタ、31、32
…ファイバグレーティング。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 G02B 6/293
Claims (5)
- 【請求項1】 第1、第2および第3の対地間で対等に
通信できるようにした波長多重通信方式用光海底ケーブ
ル分岐装置であって、 第1、第2および第3のそれぞれの対地からの光信号が
送出される入力光ファイバに接続され、各対地から送出
される複数波長のうちの少なくとも1波長の光信号を反
射し、他の波長の光信号は透過する第1、第2および第
3の光フィルタと、 前記第1の光フィルタによって反射された波長の光信号
を前記第2の光フィルタによって反射された第2の対地
からの波長の光信号と合波して第3の対地に接続される
出力光ファイバに導く手段と、 前記第1の光フィルタを透過した波長の光信号を第3の
光フィルタを透過した第3の対地からの波長の光信号と
合波して第2の対地に接続される出力光ファイバに導く
手段と、 前記第2の光フイルタを透過した第2の対地からの波長
の光信号と前記第3の光フィルタを反射された第3の対
地からの波長の光信号とを合波して第1の対地に接続さ
れる出力光ファイバに導く手段とを具備したことを特徴
とする波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の波長多重通信方式用光海
底ケーブル分岐装置において、 各対地に接続された入力光ファイバと出力光ファイバは
1ファイバ対であることを特徴とする波長多重通信方式
用光海底ケーブル分岐装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の波長多重通信方式用光海
底ケーブル分岐装置において、 前記光信号を合波して前記第1、第2および第3のそれ
ぞれの対地に接続される出力光ファイバに導く手段は、
それぞれ、光ファイバと光フィルタと光サーキュレータ
とにより構成されていることを特徴とする波長多重通信
方式用光海底ケーブル分岐装置。 - 【請求項4】 請求項1の3対地の波長多重通信方式用
光海底ケーブル分岐装置を複数個組み合わせることによ
り、4対地以上の対地間で各対地が対等に直接通信する
ことができるようにしたことを特徴とする波長多重通信
方式用光海底ケーブル分岐装置。 - 【請求項5】 請求項1または4の対地が陸揚局であっ
て、ある任意のケーブル陸揚局から他のケーブル陸揚局
に対して、全て直接通信できるようにしたことを特徴と
する波長多重光海底ケーブルネットワーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33424395A JP3308148B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置およびそれを用いた波長多重光海底ケーブルネットワーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33424395A JP3308148B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置およびそれを用いた波長多重光海底ケーブルネットワーク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09153861A JPH09153861A (ja) | 1997-06-10 |
JP3308148B2 true JP3308148B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=18275152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33424395A Expired - Fee Related JP3308148B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 波長多重通信方式用光海底ケーブル分岐装置およびそれを用いた波長多重光海底ケーブルネットワーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3308148B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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GB2321809A (en) | 1997-01-31 | 1998-08-05 | Stc Submarine Systems Ltd | Add/drop multiplexer |
JPH11186960A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-09 | Nec Corp | 光ノード装置、光合分波方法及び光伝送装置 |
JP5498045B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2014-05-21 | 学校法人成蹊学園 | 光合分波器 |
US9641275B2 (en) * | 2011-06-17 | 2017-05-02 | Tyco Electronics Subsea Communications Llc | Symmetric optical multiplexing node |
Family Cites Families (3)
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JPH05259991A (ja) * | 1992-03-13 | 1993-10-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ネットワーク |
IT1265018B1 (it) * | 1993-08-10 | 1996-10-17 | Cselt Centro Studi Lab Telecom | Dispositivo per l'estrazione e il reinserimento di una portante ottica in reti di comunicazione ottica. |
JP3483680B2 (ja) * | 1995-10-18 | 2004-01-06 | Kddi株式会社 | 光海底分岐装置 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33424395A patent/JP3308148B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09153861A (ja) | 1997-06-10 |
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