JP3304427B2 - カラー画像の色ずれ補正装置 - Google Patents
カラー画像の色ずれ補正装置Info
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Description
プリンタなどのカラー画像の色ずれ補正装置に関する。
ずれ補正装置としては、図1に示すような行列演算装置
が知られている。図1において、10はデコーダであ
り、11はデコーダ10によって得られた輝度信号Y 及
び2つの色差信号R−Y,B−Yから、3原色信号R,
G,Bを作り出す行列演算器である。また、12は、色
ずれを補正するための行列演算器である。理論的には、
輝度、色差信号(Y,R−Y,B−Y)と3原色信号
(R,G,B)の関係は一意に決まっており、行列演算
器11の変換行列は固定である。行列演算器12の変換
行列は、良好な出力画像が得られるように構成される
が、出力画像の良否は、開発者の主観により決定される
ため、個々の開発者により様々なものが用いられてい
る。プリンタにおいても同様の色ずれ補正装置が用いら
れている。
装置は、全画像にわたって一様に色補正をしてしまうた
め、局所的に生じる色ずれに対処できない。このような
局所的色ずれは、視覚的に目立ちやすく、主観的な画質
を劣化させる。本発明は、局所的な色ずれを補正し、主
観的に画質を向上させるカラー画像の色ずれ補正装置で
ある。
れ装置は、入力されたカラー画像信号から輝度データ、
色相データ及びクロマデータを得る第1の座標変換手段
22と、この色相データのうち特定のカテゴリーの色の
代表的色相を検出する代表的色相検出手段23と、この
カラー画像信号中の所定の色が補正対象であるか否かを
判定する補正判定手段25と、この判定された補正対象
の色の色相をこの代表的色相に変換する色相変換手段2
6と、この色相変換手段26の出力に得られる色相デー
タ、この輝度データ及びこのクロマデータより3原色信
号を得る第2の座標変換手段27とを有するものであ
る。
定した特定カテゴリ−の色の代表色相が検出される。次
に、各画素に対して、その色が補正対象かどうかを判断
し、補正対象の場合にはその色の色相を先に検出した代
表色相に置き換える。これにより、局所的な色ずれが補
正され、主観的な画質を向上させることができる。
る。図2は、カラ−テレビにおける本発明の1実施例の
構成を示す図である。図2において、20はデコ−ダ−
であり、入力のビデオコンポジット信号から輝度信号Y
及び、色差信号R-Y, B-Yが得られる。これらはA/D変換
器21によってディジタル化された後、座標変換器22
により色の3属性である輝度Y、色相H、クロマCに変換
される。これらのディジタルデ−タはフレ−ムメモリ2
4に蓄えられるが、色相デ−タHは代表色相検出器23
にも送られ、ここで検出された代表色相H0は色相変換器
26に送られる。代表色相検出器ではさらに、代表色相
の検出に成功したか否かを示すためにコントロ−ル信号
cntl1を補正判定器25に送る。
相デ−タHは補正判定器25に入力され、そのデ−タを
補正するか否かが決定される。その結果はコントロ−ル
信号cntl2として色相変換器26に送られる。色相変換
器26では、コントロ−ル信号cntl2に応じて、補正を
行なう場合には、色相デ−タH'として、代表色相検出器
23から送られてきた代表色相H0を出力する。補正の必
要がなければフレ−ムメモリから送られてきた色相Hを
出力する。この補正された色相H'と、フレ−ムメモリ2
4からの輝度Y及びクロマCは、座標軸変換器27よって
テレビモニタの3原色信号R, G, Bに変換され、DA変換
器28によってアナログ信号に変換されてブラウン管2
9に入力される。
における30はヒストグラム生成器であり、時々刻々入
力される色相デ−タの1フレ−ム分のヒストグラムを生
成する。31はピ−ク色相検出器であり、ヒストグラム
生成器30で生成されたヒストグラムにおいて最大度数
を検出し、それを与える色相H0を代表色相として出力す
る。但しピ−クの検出は、ロ−カルメモリ32に保存さ
れた色相範囲R1(H1min, H1max)においてのみ行なわれ
る。また最大度数がある閾値に満たない場合には、代表
色相の検出に失敗したことを示すためのコントロ−ル信
号cntl1も出力する。ピ−ク色相検出器31の処理の内
容を図4に示す。
50は色相比較器であり、入力された色相Hと、ロ−カ
ルメモリ51にあらかじめ保存されている色範囲R2(H2m
in, H2max)の比較を行なう。色相HがR2に含まれている
場合に補正対象候補として、含まれていない場合には補
正しないものとしてその結果をコントロ−ル信号cntl3
として最終判定器52に送る。最終判定器では、このコ
ントロ−ル信号cntl3と代表色相検出器から送られてき
たコントロ−ル信号cntl1 とから、入力色相Hが補正す
べきものであるかどうかを最終的に判定する。色相比較
器において補正対象候補と判定され、かつコントロ−ル
信号cntl1 が代表色相検出成功を示すものである場合に
限り補正すべきであり、その結果をコントロ−ル信号cn
tl2として出力する。
おける色相範囲R1を含み、より広い範囲をカバ−するよ
うに設定する。これは、色相範囲R1が特定カテゴリ−の
色の代表的な色相を検出するためのものであるのに対し
て、色相範囲R2は、補正を施すべき色相を指定するもの
であり、色ずれによって生じた色相をも含む必要がある
からである。
うな変換が行なわれる。
る。クロマや色相には用いる色空間によっていくつかの
定義が存在し、そのいずれを用いても本方式を構成する
ことができる。例えば、均等色空間としてCIEによって
定められているL* ,a* ,b* を用いる場合には、図
1における座標変換器22において、Y, R-Y, B-Yから
R, G, Bを求め、これらを定義に従いL* ,a * ,b*
に変換する。すなわち、
においてR=G=B=1.0として得られるX,Y, Zである。数1
式においてR-Y, B-Yの代わりにa* ,b* を用いること
で、クロマと色相を求めることができる。この場合輝度
デ−タとしてはYのかわりにL* を用いる。座標変換器
27では、数2式の右辺よってL* ,a* ,b* が得ら
れ、これらに数4,5式の逆変換を施してR, G, Bを計
算する。
のではなく、例えば、図1における代表色相検出器にお
けるピ−ク色相検出器を複数用意し、ロ−カルメモリに
複数の色相範囲を保存しておくことで、同時に複数カテ
ゴリ−の色に対して補正を行なうことができる。すなわ
ち、代表色相検出器は複数の代表色相H0, H1, ・・・を出
力し、補正判定器では、入力色相Hをどの代表色相に変
換するかを判定する。色相変換器では補正判定器で選ば
れた代表色相を用いて色補正を行なう。
カラ−プリンタにも適用可能であると考えられる。
ラ−画像における局所的な色ずれを補正し、主観的に質
の高い画像が得られる。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 入力されたカラー画像信号から輝度デー
タ、色相データ及びクロマデータを得る第1の座標変換
手段と、 前記色相データのうち特定のカテゴリーの色の代表的色
相を検出する代表的色相検出手段と、 前記カラー画像信号中の所定の色が補正対象であるか否
かを判定する補正判定手段と、 前記判定された補正対象の色の色相を前記代表的色相に
変換する色相変換手段と、 該色相変換手段の出力に得られる色相データ、前記輝度
データ及び前記クロマデータより3原色信号を得る第2
の座標変換手段とを有することを特徴とするカラー画像
の色ずれ補正装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のカラー画像の色ずれ補正
装置において、 前記代表的色相検出手段は前記カラー画像信号の色相デ
ータのヒストグラムを生成するヒストグラム生成器と、
前記ヒストグラムにおける最大度数を検出し、それを与
える色相を代表色相として出力するピーク色相検出器と
で構成したことを特徴とするカラー画像の色ずれ補正装
置。 - 【請求項3】 請求項2記載のカラー画像の色ずれ補正
装置において、 前記ピーク色相検出器はメモリ内に予め設定された色相
範囲内においてのみ行われるようになすことを特徴とす
るカラー画像の色ずれ補正装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のカラー画像の色ずれ補正
装置において、 前記補正判定手段は入力される色相データとメモリ内に
記憶された色相範囲の比較を行う色相比較器と、最終判
定器とを有し、該最終判定器は前記色相比較器からの制
御信号と前記代表的色相検出手段からの制御信号とに基
づいて前記入力されたカラー画像信号の色相が補正対象
であるか否かを判定するようにしたことを特徴とするカ
ラー画像の色ずれ補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27632492A JP3304427B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | カラー画像の色ずれ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27632492A JP3304427B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | カラー画像の色ずれ補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06133329A JPH06133329A (ja) | 1994-05-13 |
JP3304427B2 true JP3304427B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=17567867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27632492A Expired - Lifetime JP3304427B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | カラー画像の色ずれ補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1992
- 1992-10-14 JP JP27632492A patent/JP3304427B2/ja not_active Expired - Lifetime
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