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JP3301892B2 - 磁気浮上式鉄道の地上コイル装置 - Google Patents

磁気浮上式鉄道の地上コイル装置

Info

Publication number
JP3301892B2
JP3301892B2 JP22304795A JP22304795A JP3301892B2 JP 3301892 B2 JP3301892 B2 JP 3301892B2 JP 22304795 A JP22304795 A JP 22304795A JP 22304795 A JP22304795 A JP 22304795A JP 3301892 B2 JP3301892 B2 JP 3301892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
glass fiber
continuous glass
coil device
magnetic levitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22304795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0970106A (ja
Inventor
好文 板橋
仁史 鶴賀
正壽 忍
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Central Japan Railway Co filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP22304795A priority Critical patent/JP3301892B2/ja
Publication of JPH0970106A publication Critical patent/JPH0970106A/ja
Application granted granted Critical
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート軌
道内に推進コイル及び浮上コイルを備えた磁気浮上式鉄
道の地上コイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開平5−21137
号、特開平5−276607号及び特開平5−3047
61号公報に記載された従来の磁気浮上式鉄道の地上コ
イル装置の断面図、図7及び図8は図6の要部を示す断
面図である。
【0003】図6〜図8において、側壁1aと底壁1b
とで断面がU字形状のコンクリート軌道1が構成されて
いる。そして、車両(図示せず)の推進力を発生する推
進コイル2がスペーサ3を介して締結手段4で側壁1a
に固定してある。また、車両(図示せず)の浮上案内を
する浮上コイル5を推進コイル2よりコンクリート軌道
1の中心側に配置して締結手段6で側壁1aに固定して
ある。推進コイル2は導体2aをエポキシ樹脂の外被2
bで被ったものである。そして、スペーサ3はシートモ
ールディングコンパウンド(以下、SMCという)の短
ガラス繊維強化樹脂で形成してある。さらに、浮上コイ
ル5は導体5aの外周をSMCで形成した外被5bで被
ったものである。なお、SMCは、例えば熱硬化性ポリ
エステル樹脂と短ガラス繊維基材とをコンパウンドし、
約2mmの厚さのシート状に形成したもので、加熱・加
圧成形時の金型内での流動性を考慮して、短ガラス繊維
として一般に3〜6mm(最大でも25mm)のものを
30wt%含有するように選定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気浮上式鉄道
の地上コイル装置は以上のように構成されているので、
加熱・加圧成形時に樹脂が流動することによりSMCの
ガラス繊維の密度が低くなるところが起こり易いため、
機械的強度のばらつきがあり、外力に対して十分な裕度
を確保するのが困難であるという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、機械的強度の向上を図ることが
できる磁気浮上式鉄道の地上コイル装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る磁
気浮上式鉄道の地上コイル装置は、両側壁と底壁とから
なる断面がU字形状のコンクリート軌道の側壁の内側部
に、車両の推進力を発生する推進コイルを側壁に固定
し、車両の浮上案内をする浮上コイルを推進コイルより
コンクリート軌道の中心側に配置して側壁に固定した磁
気浮上式鉄道の地上コイル装置において、浮上コイルの
外被を連続ガラス繊維を渦巻状に配置した連続ガラス繊
維強化樹脂で形成したものである。
【0007】請求項2の発明に係る磁気浮上式鉄道の地
上コイル装置は、請求項1に記載の磁気浮上式鉄道の地
上コイル装置において、連続ガラス繊維強化樹脂の連続
ガラス繊維の含有率を30wt%から40wt%とし、
無方向に分散させたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は発明の実施例の一形態を示
す断面図、図2は図1のII−II線からみた正面図、
図3は図1のIII−III線からみた正面図、図4は
図2のIV−IV線の断面図、図5は図3のV−V線の
断面図である。
【0009】図1〜図5において、7は断面がU字形状
のコンクリート軌道で、側壁7aと底壁7bとで構成さ
れている。8はコンクリート軌道7の側壁7aの内側部
に後述のスペーサ9で固定した推進コイルで、導体8a
をエポキシ樹脂で成形した外被8bで被っている。9は
短ガラス繊維強化樹脂のSMCで形成したスペーサで、
推進コイル8を後述の締結手段14でコンクリート軌道
7の側壁7aに押圧して固定する。10は側壁7aに埋
設したインサート、11はインサート10に螺合したボ
ルト、12は座金、13はボルト11に螺合したナット
で、スペーサ8を側壁7aに固定するとともに、スペー
サ8を介して推進コイル8を側壁7aに固定する。な
お、11〜13で締結手段14を構成している。15は
推進コイル8よりコンクリート軌道7の中心側に配置し
た浮上コイルで、導体15aを連続ガラス繊維強化樹脂
のL−SMCで形成した外被15bで被っている。16
はコンクリート軌道7の側壁7aに埋設したインサー
ト、17はインサート16に螺合したボルトで、座金1
8を介して浮上コイル15を側壁7aに押圧して固定し
ている。なお、17及び18で締結手段19を構成して
いる。連続ガラス繊維強化樹脂のL−SMCは、例えば
特開平5−301221号公報に記載されているよう
に、熱硬化性ポリエステル樹脂に連続ガラス繊維を渦巻
状に密度が均等になるように配置して約40wt%含有
したもので、約1〜2mmの厚さのシート状に形成した
ものである。したがって、連続ガラス繊維を渦巻状に配
置しているので、ガラス繊維が絡み合って加圧・加熱成
形時の移動を阻止する。
【0010】表1に連続ガラス繊維の含有率を変えた場
合の機械的強度(曲げ強さ)と硬化物の外観及び内部切
断調査の成形性とについての検討結果を示す。
【0011】
【表1】
【0012】表1の結果から、連続ガラス繊維の含有率
が、L−SMC全体に対して30wt%未満では成形品
としての強度が従来より20%弱ほど大きくなった(後
述の表2参照)が、強度的に裕度を確保するのに不十分
である。また、40wt%を越えると、成形品の製造時
に樹脂の流動性が悪く、内部に巣が発生して強度的に悪
影響を及ぼす恐れがある。したがって、連続ガラス繊維
の含有率は、L−SMC全体に対して30wt%〜40
wt%が適している。
【0013】次に、表2は連続ガラス繊維強化樹脂のL
−SMCと従来のガラス繊維強化樹脂のSMCとを比較
した機械強度特性である。
【0014】
【表2】
【0015】表2の結果から、連続ガラス繊維強化樹脂
のL−SMCは、従来の短ガラス繊維強化樹脂のSMC
と比較した場合に、初期強度が約50%以上、長期的強
度(平面曲げ疲労強度)が約40%向上している。これ
は、連続ガラス繊維を渦巻状に配置したので、ガラス繊
維が互いに絡み合うため、加熱・加圧時に樹脂が流動し
てもガラス繊維の移動が抑制され、ガラス繊維の密度が
疎密になり難いためである。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、浮上コイルの
外被を連続ガラス繊維を渦巻状に配置した連続ガラス繊
維強化樹脂で形成したので、初期強度及び長期的強度が
向上して、電磁力及び熱応力などの外力に対して十分な
裕度が確保できるため、浮上コイルを長期間にわたって
安定して保持することができる。
【0017】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、連続ガラ
ス繊維強化樹脂を連続ガラス繊維の含有率が30wt%
から40wt%で、無方向に分散させたので、成形品の
製造時における樹脂の流動性がよく、強度的に安定した
ものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の一形態を示す断面図である。
【図2】 図1のII−II線からみた正面図である。
【図3】 図1のIII−III線からみた正面図であ
る。
【図4】 図2のIV−IV線の断面図である。
【図5】 図3のV−V線の断面図である。
【図6】 従来の磁気浮上式鉄道の地上コイル装置の断
面図である。
【図7】 図6の要部を示す断面図である。
【図8】 図6の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
7 コンクリート軌道、7a 側壁、7b 底壁、8
推進コイル、15 浮上コイル、15b 外被。
フロントページの続き (72)発明者 忍 正壽 名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東 海旅客鉄道株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−301221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 13/03 - 13/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側壁と底壁とからなる断面がU字形状
    のコンクリート軌道の上記側壁の内側部に、車両の推進
    力を発生する推進コイルを上記側壁に固定し、上記車両
    の浮上案内をする浮上コイルを上記推進コイルより上記
    コンクリート軌道の中心側に配置して上記側壁に固定し
    た磁気浮上式鉄道の地上コイル装置において、上記浮上
    コイルの外被は連続ガラス繊維を渦巻状に配置した連続
    ガラス繊維強化樹脂で形成したことを特徴とする磁気浮
    上式鉄道の地上コイル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気浮上式鉄道の地上
    コイル装置において、連続ガラス繊維強化樹脂は連続ガ
    ラス繊維の含有率が30wt%から40wt%で、無方
    向に分散させたものであることを特徴とする磁気浮上式
    鉄道の地上コイル装置。
JP22304795A 1995-08-31 1995-08-31 磁気浮上式鉄道の地上コイル装置 Expired - Lifetime JP3301892B2 (ja)

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JPH0970106A JPH0970106A (ja) 1997-03-11
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