JP3392401B2 - ゴムブッシュの外筒絞り加工を行う設備 - Google Patents
ゴムブッシュの外筒絞り加工を行う設備Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/38—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type
- F16F1/3842—Method of assembly, production or treatment; Mounting thereof
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D43/00—Feeding, positioning or storing devices combined with, or arranged in, or specially adapted for use in connection with, apparatus for working or processing sheet metal, metal tubes or metal profiles; Associations therewith of cutting devices
- B21D43/20—Storage arrangements; Piling or unpiling
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Springs (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸部材となる内筒
と、前記内筒の周囲に配置される外筒と、前記内筒と前
記外筒の間に介在するゴム状弾性体とからなるゴムブッ
シュの前記外筒絞り加工を行う設備に関するものであ
る。
と、前記内筒の周囲に配置される外筒と、前記内筒と前
記外筒の間に介在するゴム状弾性体とからなるゴムブッ
シュの前記外筒絞り加工を行う設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記ゴムブッシュの外観形状を図1に示
す。このゴムブッシュ1は、自動車のサスペンション等
の連結部に使用されるものであり、軸部材となる金属製
の内筒2と、内筒2の周囲に同心円状に配置される金属
製の外筒3と、内筒2と外筒3の間の空間に介在するゴ
ム4等の弾性体とから構成されている。
す。このゴムブッシュ1は、自動車のサスペンション等
の連結部に使用されるものであり、軸部材となる金属製
の内筒2と、内筒2の周囲に同心円状に配置される金属
製の外筒3と、内筒2と外筒3の間の空間に介在するゴ
ム4等の弾性体とから構成されている。
【0003】このゴムブッシュ1の成形工程について簡
単に説明する。まず、成形用金型の所定位置に内筒2と
外筒3とを位置決めする。ついで、金型内にゴム材料を
射出成形等の方法により注入する。これにより図1に示
す形状のゴムブッシュ1を成形することができる。とこ
ろで、成形金型からゴムブッシュ1を取り出した後に、
ゴム4は収縮しようとするので、ゴム4の外周部分と外
筒3の内周面3aとは剥離しようとする。そこで、ゴム
4と外筒3との剥離を防止するため、外筒3の内周面3
aに接着剤を塗布しており、これによりゴム4と外筒3
との剥離は防止される。
単に説明する。まず、成形用金型の所定位置に内筒2と
外筒3とを位置決めする。ついで、金型内にゴム材料を
射出成形等の方法により注入する。これにより図1に示
す形状のゴムブッシュ1を成形することができる。とこ
ろで、成形金型からゴムブッシュ1を取り出した後に、
ゴム4は収縮しようとするので、ゴム4の外周部分と外
筒3の内周面3aとは剥離しようとする。そこで、ゴム
4と外筒3との剥離を防止するため、外筒3の内周面3
aに接着剤を塗布しており、これによりゴム4と外筒3
との剥離は防止される。
【0004】しかし、成形後にゴム4が収縮しようとす
ることには変わりはないため、成形後のゴムブッシュ1
には残留歪みが残存することになり、この残留ひずみが
ゴムブッシュ1の品質に悪影響を与える。そこで、かか
る残留ひずみを除去すべく、外筒3を絞り加工すること
により縮径させている。そのために、ゴムブッシュ1の
外筒絞り加工を行う設備が知られており、この設備の従
来技術の構成を図9に示す。
ることには変わりはないため、成形後のゴムブッシュ1
には残留歪みが残存することになり、この残留ひずみが
ゴムブッシュ1の品質に悪影響を与える。そこで、かか
る残留ひずみを除去すべく、外筒3を絞り加工すること
により縮径させている。そのために、ゴムブッシュ1の
外筒絞り加工を行う設備が知られており、この設備の従
来技術の構成を図9に示す。
【0005】図9Aは平面図であり、成形されたゴムブ
ッシュ1の多数を待機させておく回転テーブル100
と、ゴムブッシュ1の外筒絞り加工を行う絞り加工装置
101と、回転テーブル100から絞り加工装置101
へとゴムブッシュ1を移送するロボット装置102とを
備えている。
ッシュ1の多数を待機させておく回転テーブル100
と、ゴムブッシュ1の外筒絞り加工を行う絞り加工装置
101と、回転テーブル100から絞り加工装置101
へとゴムブッシュ1を移送するロボット装置102とを
備えている。
【0006】回転テーブル100には、円周方向に沿っ
て6つの積み重ね部100A,100B・・・が設けら
れている。図9Bに示すように、積み重ね部には複数個
のゴムブッシュ1が高さ方向に積み重ねられている。ロ
ボット装置102のチャック部材102aは、積み重ね
部100Aのロボットつかみ位置の高さにあるゴムブッ
シュ1をチャックして絞り加工装置101へと移送す
る。なお、つかみ位置にあるゴムブッシュ1は符号1A
で示されている。
て6つの積み重ね部100A,100B・・・が設けら
れている。図9Bに示すように、積み重ね部には複数個
のゴムブッシュ1が高さ方向に積み重ねられている。ロ
ボット装置102のチャック部材102aは、積み重ね
部100Aのロボットつかみ位置の高さにあるゴムブッ
シュ1をチャックして絞り加工装置101へと移送す
る。なお、つかみ位置にあるゴムブッシュ1は符号1A
で示されている。
【0007】つかみ位置にあるゴムブッシュ1が移送さ
れると、その次のゴムブッシュ(移送されたゴムブッシ
ュの直下にある)をつかみ位置にセットするため、押し
上げ部材103をリニアモータ等により上方に駆動す
る。これにより、次のチャック動作に備えることが出来
る。
れると、その次のゴムブッシュ(移送されたゴムブッシ
ュの直下にある)をつかみ位置にセットするため、押し
上げ部材103をリニアモータ等により上方に駆動す
る。これにより、次のチャック動作に備えることが出来
る。
【0008】ところで積み重ね部100Aには、現在3
個のゴムブッシュ1が積み重ねられているが、これがす
べてロボット装置2により移送されると、別の積み重ね
部100Bにあるゴムブッシュ1を移送させることにな
る。
個のゴムブッシュ1が積み重ねられているが、これがす
べてロボット装置2により移送されると、別の積み重ね
部100Bにあるゴムブッシュ1を移送させることにな
る。
【0009】その場合の動きを説明すると、まず、押し
上げ部材103を駆動して下方に退避させる(想像線で
示す)。
上げ部材103を駆動して下方に退避させる(想像線で
示す)。
【0010】次に回転テーブル100を図9Aの矢印方
向(時計方向)に回転させて、積み重ね部100Aが存
在していた位置に積み重ね部100Bを位置させる。回
転テーブル100の回転量は、図9の例では60度であ
る。そして、再び押し上げ部材103を上方に駆動し、
一番上にあるゴムブッシュ1をつかみ位置にセットす
る。以後、ロボット装置102により移送作業が再開さ
れることになる。
向(時計方向)に回転させて、積み重ね部100Aが存
在していた位置に積み重ね部100Bを位置させる。回
転テーブル100の回転量は、図9の例では60度であ
る。そして、再び押し上げ部材103を上方に駆動し、
一番上にあるゴムブッシュ1をつかみ位置にセットす
る。以後、ロボット装置102により移送作業が再開さ
れることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構成に
おいては次のような問題点がある。つまり、積み重ね部
の切り換え時に、押し上げ部材103を退避させるため
の動作と、回転テーブル100を所定量回転させるため
の動作とを必要とする。したがって、ゴムブッシュを移
送させるサイクルタイムが、上記切り換え時には長くな
ってしまい生産効率が低下するという問題点がある。具
体的に言うと、積み重ね部の切り換えを伴わないときの
サイクルタイムは数秒のレベルで実現可能であるが、積
み重ね部の切り換え時にはサイクルタイムが20秒程度
に伸びてしまう。
おいては次のような問題点がある。つまり、積み重ね部
の切り換え時に、押し上げ部材103を退避させるため
の動作と、回転テーブル100を所定量回転させるため
の動作とを必要とする。したがって、ゴムブッシュを移
送させるサイクルタイムが、上記切り換え時には長くな
ってしまい生産効率が低下するという問題点がある。具
体的に言うと、積み重ね部の切り換えを伴わないときの
サイクルタイムは数秒のレベルで実現可能であるが、積
み重ね部の切り換え時にはサイクルタイムが20秒程度
に伸びてしまう。
【0012】そこで、本発明の目的は、積み重ね部の切
り換え時と、切り換えを伴わない時とで同じレベルのサ
イクルタイムを維持することの出来るなど作業効率の高
いゴムブッシュの外筒絞り加工を行う設備を提供するこ
とにある。
り換え時と、切り換えを伴わない時とで同じレベルのサ
イクルタイムを維持することの出来るなど作業効率の高
いゴムブッシュの外筒絞り加工を行う設備を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るゴムブッシュの前記外筒絞り加工を行う
設備は、絞り加工すべき前記ゴムブッシュが高さ方向に
積み重ねられている積み重ね部が少なくとも2つ備えら
れている第1回転テーブルと、絞り加工すべき前記ゴム
ブッシュが高さ方向に積み重ねられている積み重ね部が
少なくとも2つ備えられている第2回転テーブルと、前
記第1回転テーブルの前記積み重ね部に積み重ねられて
いる前記ゴムブッシュを所定のロボットつかみ位置に上
昇させる第1駆動装置と、前記第2回転テーブルの前記
積み重ね部に積み重ねられている前記ゴムブッシュを所
定のロボットつかみ位置に上昇させる第2駆動装置と、
前記ゴムブッシュの外筒絞り加工を行う金型を備えてい
る絞り加工装置と、前記ロボットつかみ位置にある前記
ゴムブッシュをつかんで移送し、前記金型の所定位置に
セットするロボット装置と、前記第1又は前記第2回転
テーブルのうちの一方の前記積み重ね部からの前記ゴム
ブッシュを前記金型への移送を順次行い、当該積み重ね
部の前記ゴムブッシュの移送がすべて完了した場合、前
記第1又は前記第2回転テーブルのうちの他方の前記積
み重ね部からの前記ゴムブッシュの移送を行うように、
前記ロボット装置を制御する制御装置とを備えているこ
とを特徴とする。
の本発明に係るゴムブッシュの前記外筒絞り加工を行う
設備は、絞り加工すべき前記ゴムブッシュが高さ方向に
積み重ねられている積み重ね部が少なくとも2つ備えら
れている第1回転テーブルと、絞り加工すべき前記ゴム
ブッシュが高さ方向に積み重ねられている積み重ね部が
少なくとも2つ備えられている第2回転テーブルと、前
記第1回転テーブルの前記積み重ね部に積み重ねられて
いる前記ゴムブッシュを所定のロボットつかみ位置に上
昇させる第1駆動装置と、前記第2回転テーブルの前記
積み重ね部に積み重ねられている前記ゴムブッシュを所
定のロボットつかみ位置に上昇させる第2駆動装置と、
前記ゴムブッシュの外筒絞り加工を行う金型を備えてい
る絞り加工装置と、前記ロボットつかみ位置にある前記
ゴムブッシュをつかんで移送し、前記金型の所定位置に
セットするロボット装置と、前記第1又は前記第2回転
テーブルのうちの一方の前記積み重ね部からの前記ゴム
ブッシュを前記金型への移送を順次行い、当該積み重ね
部の前記ゴムブッシュの移送がすべて完了した場合、前
記第1又は前記第2回転テーブルのうちの他方の前記積
み重ね部からの前記ゴムブッシュの移送を行うように、
前記ロボット装置を制御する制御装置とを備えているこ
とを特徴とする。
【0014】本発明による設備は、絞り加工すべき前記
ゴムブッシュが高さ方向に積み重ねられている積み重ね
部が少なくとも2つ備えられている第1回転テーブルと
第2回転テーブルが設けられている。ロボット装置は、
ロボットつかみ位置にあるゴムブッシュをつかんで絞り
加工装置の金型に移送する。
ゴムブッシュが高さ方向に積み重ねられている積み重ね
部が少なくとも2つ備えられている第1回転テーブルと
第2回転テーブルが設けられている。ロボット装置は、
ロボットつかみ位置にあるゴムブッシュをつかんで絞り
加工装置の金型に移送する。
【0015】ここでロボット装置は、現在、第1回転テ
ーブルの積み重ね部から順次ゴムブッシュを移送させて
いるものとする。そして、当該積み重ね部に積み重ねら
れているゴムブッシュをすべて移送させると、積み重ね
部の切り換えを行う必要がある。このとき、次のゴムブ
ッシュを移送すべき積み重ね部として、第2回転テーブ
ルの積み重ね部が選択される。第1回転テーブルからの
ゴムブッシュの移送を行っている間に、第2回転テーブ
ルの方はロボットつかみ位置にゴムブッシュをセット完
了することが出来る。したがって、積み重ね部の切り換
え時において、回転テーブルの回転動作や駆動装置の動
作によるロスタイムがない。第2回転テーブルからのゴ
ムブッシュの移送を行っている間には、第1回転テーブ
ルの方はロボットつかみ位置にゴムブッシュをセット完
了することができる。以後は、第1回転テーブルからの
移送と第2回転テーブルからの移送を交互に繰り返すこ
とになる。
ーブルの積み重ね部から順次ゴムブッシュを移送させて
いるものとする。そして、当該積み重ね部に積み重ねら
れているゴムブッシュをすべて移送させると、積み重ね
部の切り換えを行う必要がある。このとき、次のゴムブ
ッシュを移送すべき積み重ね部として、第2回転テーブ
ルの積み重ね部が選択される。第1回転テーブルからの
ゴムブッシュの移送を行っている間に、第2回転テーブ
ルの方はロボットつかみ位置にゴムブッシュをセット完
了することが出来る。したがって、積み重ね部の切り換
え時において、回転テーブルの回転動作や駆動装置の動
作によるロスタイムがない。第2回転テーブルからのゴ
ムブッシュの移送を行っている間には、第1回転テーブ
ルの方はロボットつかみ位置にゴムブッシュをセット完
了することができる。以後は、第1回転テーブルからの
移送と第2回転テーブルからの移送を交互に繰り返すこ
とになる。
【0016】以上のように、積み重ね部の切り換え時
と、切り換えを伴わない時とで同じレベルのサイクルタ
イムを維持することの出来るゴムブッシュの外筒絞り加
工を行う設備を提供することができた。
と、切り換えを伴わない時とで同じレベルのサイクルタ
イムを維持することの出来るゴムブッシュの外筒絞り加
工を行う設備を提供することができた。
【0017】本発明の第1の実施形態として、前記積み
重ね部は、前記回転テーブルの円周方向に沿って複数設
けられていることが好ましい。
重ね部は、前記回転テーブルの円周方向に沿って複数設
けられていることが好ましい。
【0018】積み重ね部を円周方向に沿って設けること
により、回転テーブルを回転させることにより、所定の
積み重ね部のゴムブッシュをロボットつかみ位置にセッ
トすることが出来る。
により、回転テーブルを回転させることにより、所定の
積み重ね部のゴムブッシュをロボットつかみ位置にセッ
トすることが出来る。
【0019】本発明の第2の実施形態として、前記第1
・第2駆動装置はリニアモータを備えており、前記リニ
アモータは、前記積み重ね部の一番上のロボットつかみ
位置にある前記ゴムブッシュが前記ロボット装置により
移送された後に、次の前記ゴムブッシュを前記ロボット
つかみ位置に位置させるべく前記ゴムブッシュを上昇さ
せるような構成が好ましい。
・第2駆動装置はリニアモータを備えており、前記リニ
アモータは、前記積み重ね部の一番上のロボットつかみ
位置にある前記ゴムブッシュが前記ロボット装置により
移送された後に、次の前記ゴムブッシュを前記ロボット
つかみ位置に位置させるべく前記ゴムブッシュを上昇さ
せるような構成が好ましい。
【0020】この構成によると、リニアモータを駆動し
てゴムブッシュの高さだけ上昇させれば、次に移送すべ
きゴムブッシュを素早くロボットつかみ位置に待機させ
ることが出来る。これにより、所望のサイクルタイムを
実現することが出来る。
てゴムブッシュの高さだけ上昇させれば、次に移送すべ
きゴムブッシュを素早くロボットつかみ位置に待機させ
ることが出来る。これにより、所望のサイクルタイムを
実現することが出来る。
【0021】本発明の第3の実施形態として、前記絞り
加工装置は、前記金型を金型支持台にクランプするクラ
ンプ機構を備えており、これにより前記金型を前記金型
支持台から取り外し可能に構成したものが好ましい。
加工装置は、前記金型を金型支持台にクランプするクラ
ンプ機構を備えており、これにより前記金型を前記金型
支持台から取り外し可能に構成したものが好ましい。
【0022】ゴムブッシュの形状は車種等の違いによ
り、色々なものが存在する。ゴムブッシュの形状が異な
れば絞り加工を行うための金型も変更しなければならな
い。上記構成によれば、金型を金型支持台にクランプし
ているだけなので、金型の交換を短時間で行うことが出
来る。
り、色々なものが存在する。ゴムブッシュの形状が異な
れば絞り加工を行うための金型も変更しなければならな
い。上記構成によれば、金型を金型支持台にクランプし
ているだけなので、金型の交換を短時間で行うことが出
来る。
【0023】本発明の第4の実施形態として、前記絞り
加工装置により加工された前記ゴムブッシュの前記外筒
の寸法を検査する検査装置と、前記検査の結果、良品と
判定された前記ゴムブッシュを送り出す第1通路と、前
記検査の結果、不良品と判定された前記ゴムブッシュを
送り出す第2通路と、前記検査装置による検査結果に応
じて、前記ゴムブッシュを前記第1通路へ送り出すか、
前記第2通路へ送り出すかを切り換える切り換え機構と
を備えていることが好ましい。
加工装置により加工された前記ゴムブッシュの前記外筒
の寸法を検査する検査装置と、前記検査の結果、良品と
判定された前記ゴムブッシュを送り出す第1通路と、前
記検査の結果、不良品と判定された前記ゴムブッシュを
送り出す第2通路と、前記検査装置による検査結果に応
じて、前記ゴムブッシュを前記第1通路へ送り出すか、
前記第2通路へ送り出すかを切り換える切り換え機構と
を備えていることが好ましい。
【0024】絞り加工装置によりゴムブッシュの外筒の
絞り加工を行った後に、所定の外筒寸法に絞られている
か否かを検査する必要がある。そのため、検査装置が設
けられている。検査装置による検査の結果、良品のゴム
ブッシュは第1通路に送り出され、不良品のゴムブッシ
ュは第2通路に送り出される。また、検査が終了したゴ
ムブッシュをいずれかの通路に送り出すために切り換え
機構が設けられている。この切り換え機構の動作は、検
査装置の結果に基づいて、制御される。これにより、良
品と不良品を確実に分けることができるようになる。
絞り加工を行った後に、所定の外筒寸法に絞られている
か否かを検査する必要がある。そのため、検査装置が設
けられている。検査装置による検査の結果、良品のゴム
ブッシュは第1通路に送り出され、不良品のゴムブッシ
ュは第2通路に送り出される。また、検査が終了したゴ
ムブッシュをいずれかの通路に送り出すために切り換え
機構が設けられている。この切り換え機構の動作は、検
査装置の結果に基づいて、制御される。これにより、良
品と不良品を確実に分けることができるようになる。
【0025】本発明の第5の実施形態として、前記検査
装置は、挟みゲージと、前記挟みゲージにより挟むこと
のできた前記ゴムブッシュは良品であり、挟むことので
きなかった前記ゴムブッシュは不良品と判定する判定手
段とを備えていることが好ましい。
装置は、挟みゲージと、前記挟みゲージにより挟むこと
のできた前記ゴムブッシュは良品であり、挟むことので
きなかった前記ゴムブッシュは不良品と判定する判定手
段とを備えていることが好ましい。
【0026】ゴムブッシュの外筒の絞り加工を行うと、
金型の磨耗により外筒の外径寸法が規格値(管理値)よ
りも大きくなるという不良が考えられる。外筒が規格値
に収まっていれば、挟みゲージによりゴムブッシュの外
筒を挟むことができる。また、外筒の外径が規格値より
も大きくなると、挟みゲージにより挟むことができな
い。よって、挟みゲージにより挟むことのできないゴム
ブッシュは不良であると判定することができる。
金型の磨耗により外筒の外径寸法が規格値(管理値)よ
りも大きくなるという不良が考えられる。外筒が規格値
に収まっていれば、挟みゲージによりゴムブッシュの外
筒を挟むことができる。また、外筒の外径が規格値より
も大きくなると、挟みゲージにより挟むことができな
い。よって、挟みゲージにより挟むことのできないゴム
ブッシュは不良であると判定することができる。
【0027】本発明の第6の実施形態として、前記挟み
ゲージは、前記ゴムブッシュが良品の場合は第1の位置
から第2の位置へと移動可能に構成されると共に、前記
ゴムブッシュが不良品の場合は前記第1の位置から前記
第2の位置へと移動不可能に構成され、前記第1の位置
から前記第2の位置への移動を検出するセンサーを設
け、前記切り換え機構は前記センサーからの出力結果に
基づいて制御されるように構成されるものが好ましい。
ゲージは、前記ゴムブッシュが良品の場合は第1の位置
から第2の位置へと移動可能に構成されると共に、前記
ゴムブッシュが不良品の場合は前記第1の位置から前記
第2の位置へと移動不可能に構成され、前記第1の位置
から前記第2の位置への移動を検出するセンサーを設
け、前記切り換え機構は前記センサーからの出力結果に
基づいて制御されるように構成されるものが好ましい。
【0028】ゴムブッシュが良品の場合は、挟みゲージ
により外筒を挟むことができるので、挟みゲージは第1
の位置から第2の位置へと移動することができる。ま
た、ゴムブッシュが不良品の場合は、挟みゲージにより
外筒を挟むことができないので、挟みゲージは第2の位
置に移動することができない。そこで、この挟みゲージ
の移動を検出するセンサーを設け、このセンサーの出力
信号を監視することにより良品か否かの判定を行うこと
ができる。
により外筒を挟むことができるので、挟みゲージは第1
の位置から第2の位置へと移動することができる。ま
た、ゴムブッシュが不良品の場合は、挟みゲージにより
外筒を挟むことができないので、挟みゲージは第2の位
置に移動することができない。そこで、この挟みゲージ
の移動を検出するセンサーを設け、このセンサーの出力
信号を監視することにより良品か否かの判定を行うこと
ができる。
【0029】本発明の第7の実施形態として、前記挟み
ゲージを支持するゲージ支持体を備え、前記挟みゲージ
は前記ゲージ支持体に対して着脱可能に構成されている
ものが好ましい。
ゲージを支持するゲージ支持体を備え、前記挟みゲージ
は前記ゲージ支持体に対して着脱可能に構成されている
ものが好ましい。
【0030】すでに述べたように、ゴムブッシュの形状
は車種等の違いにより、色々なものが存在する。そこ
で、ゴムブッシュの形状に対応して挟みゲージも色々な
ものを用意しておく必要がある。挟みゲージをゲージ支
持体に対して着脱可能に構成することにより、絞り加工
すべきゴムブッシュの変更に対して、簡単に対応するこ
とができる。
は車種等の違いにより、色々なものが存在する。そこ
で、ゴムブッシュの形状に対応して挟みゲージも色々な
ものを用意しておく必要がある。挟みゲージをゲージ支
持体に対して着脱可能に構成することにより、絞り加工
すべきゴムブッシュの変更に対して、簡単に対応するこ
とができる。
【0031】本発明の第8の実施形態として、前記ロボ
ット装置は、前記ロボットつかみ位置にある前記ゴムブ
ッシュをつかむためのチャック部材と、前記チャック部
材を着脱可能に支持するチャック部材支持体とを備えて
いるものが好ましい。
ット装置は、前記ロボットつかみ位置にある前記ゴムブ
ッシュをつかむためのチャック部材と、前記チャック部
材を着脱可能に支持するチャック部材支持体とを備えて
いるものが好ましい。
【0032】ゴムブッシュをつかむチャック部材につい
ても、ゴムブッシュの形状の違いに対応しておく必要が
ある。そこで、チャック部材についても色々なものを用
意しておき、チャック部材をチャック部材支持体に対し
て着脱可能にしておくことで、絞り加工すべきゴムブッ
シュの変更に対して、簡単に対応することができる。本
発明の第9の実施形態として、前記ロボット装置は、前
記ロボットつかみ位置にある前記ゴムブッシュをつかむ
ためのチャック部材と、前記チャック部材のチャック代
を変更可能にするチャック部材駆動機構とを備えている
ものが好ましい。
ても、ゴムブッシュの形状の違いに対応しておく必要が
ある。そこで、チャック部材についても色々なものを用
意しておき、チャック部材をチャック部材支持体に対し
て着脱可能にしておくことで、絞り加工すべきゴムブッ
シュの変更に対して、簡単に対応することができる。本
発明の第9の実施形態として、前記ロボット装置は、前
記ロボットつかみ位置にある前記ゴムブッシュをつかむ
ためのチャック部材と、前記チャック部材のチャック代
を変更可能にするチャック部材駆動機構とを備えている
ものが好ましい。
【0033】チャック部材を着脱可能にする代わりに、
チャック部材のチャック代を変更可能に構成しても良
い。チャック代を変更するには、チャック部材駆動機構
によりチャック部材を駆動すればよい。これにより、絞
り加工すべきゴムブッシュの変更に対して、簡単に対応
することができる。
チャック部材のチャック代を変更可能に構成しても良
い。チャック代を変更するには、チャック部材駆動機構
によりチャック部材を駆動すればよい。これにより、絞
り加工すべきゴムブッシュの変更に対して、簡単に対応
することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
【0035】すでに説明したように、上記ゴムブッシュ
の外観形状を図1に示す。このゴムブッシュ1は、自動
車のサスペンション等の連結部に使用されるものであ
り、軸部材となる金属製の内筒2と、内筒2の周囲に同
心円状に配置される金属製の外筒3と、内筒2と外筒3
の間の空間に介在するゴム4等の弾性体とから構成され
ている。もちろん、本発明が対象とするゴムブッシュは
図1の形状のものに限定されるものではない。
の外観形状を図1に示す。このゴムブッシュ1は、自動
車のサスペンション等の連結部に使用されるものであ
り、軸部材となる金属製の内筒2と、内筒2の周囲に同
心円状に配置される金属製の外筒3と、内筒2と外筒3
の間の空間に介在するゴム4等の弾性体とから構成され
ている。もちろん、本発明が対象とするゴムブッシュは
図1の形状のものに限定されるものではない。
【0036】図2は、ゴムブッシュの外筒絞り加工を行
う設備の構成を示す模式的に示す平面図である。
う設備の構成を示す模式的に示す平面図である。
【0037】この設備は、絞り加工装置10と、検査装
置20と、第1回転テーブル30と、第2回転テーブル
40と、ロボット装置50と、制御装置60とを備えて
いる。
置20と、第1回転テーブル30と、第2回転テーブル
40と、ロボット装置50と、制御装置60とを備えて
いる。
【0038】絞り加工装置10は、ゴムブッシュ1の外
筒3の絞り加工を行うための金型を備えている。検査装
置20は、絞り加工されたゴムブッシュ1の外筒3の外
径寸法の検査を行う。第1・第2回転テーブル30,4
0は、絞り加工を行うべきゴムブッシュ1が多数積み重
ねられた状態で待機している。ロボット装置50は、第
1・第2回転テーブル30,40から絞り加工装置10
へとゴムブッシュ1を移送する。制御装置60は、絞り
加工装置10、検査装置20、第1・第2回転テーブル
30,40、ロボット装置50等の動作の制御を行う。
筒3の絞り加工を行うための金型を備えている。検査装
置20は、絞り加工されたゴムブッシュ1の外筒3の外
径寸法の検査を行う。第1・第2回転テーブル30,4
0は、絞り加工を行うべきゴムブッシュ1が多数積み重
ねられた状態で待機している。ロボット装置50は、第
1・第2回転テーブル30,40から絞り加工装置10
へとゴムブッシュ1を移送する。制御装置60は、絞り
加工装置10、検査装置20、第1・第2回転テーブル
30,40、ロボット装置50等の動作の制御を行う。
【0039】以下、各部の構成について詳細に説明す
る。
る。
【0040】図4,5に絞り加工装置10に設けられて
いる金型の構成を示す。図4Aは、固定金型11の平面
図、図4Bは、固定金型11の断面図を示す。固定金型
11の中央空間は製品加工部11bとして機能する。ま
た、円周方向にそって等間隔に12箇所にガイド部11
aが形成されている。
いる金型の構成を示す。図4Aは、固定金型11の平面
図、図4Bは、固定金型11の断面図を示す。固定金型
11の中央空間は製品加工部11bとして機能する。ま
た、円周方向にそって等間隔に12箇所にガイド部11
aが形成されている。
【0041】図5Aは、移動金型12の平面図、図5B
は移動金型12の断面図を示す。移動金型12は、円周
方向に並んだ多数(12個)の移動金型部材12aによ
り構成されている。移動金型部材12aは、固定金型1
1のガイド部11aと対応した位置に、ガイド部12b
を備えている。移動金型12の中央部には、絞り加工が
されるゴムブッシュが配置される加工空間12cが形成
されている。移動金型12は、固定金型11の製品加工
部11bにガイド部11aに沿って移動可能に設けられ
る。また、ガイド部11aに沿って、移動をスムーズに
するためのボール部材を設けておくのが好ましい。
は移動金型12の断面図を示す。移動金型12は、円周
方向に並んだ多数(12個)の移動金型部材12aによ
り構成されている。移動金型部材12aは、固定金型1
1のガイド部11aと対応した位置に、ガイド部12b
を備えている。移動金型12の中央部には、絞り加工が
されるゴムブッシュが配置される加工空間12cが形成
されている。移動金型12は、固定金型11の製品加工
部11bにガイド部11aに沿って移動可能に設けられ
る。また、ガイド部11aに沿って、移動をスムーズに
するためのボール部材を設けておくのが好ましい。
【0042】移動金型12の加工空間12cの直径の大
きさは、移動金型部材12aがガイド部11aの上方に
位置するときは、加工すべきゴムブッシュの外筒の外径
よりも大きい。移動金型部材12aをガイド部11aに
沿って上方から下方へとスライド移動させることによ
り、加工空間12cの直径は縮径する。これにより、ゴ
ムブッシュの外筒を絞り加工することができる。なお、
移動金型部材12aは、不図示のバネ機構により上方に
付勢されている。
きさは、移動金型部材12aがガイド部11aの上方に
位置するときは、加工すべきゴムブッシュの外筒の外径
よりも大きい。移動金型部材12aをガイド部11aに
沿って上方から下方へとスライド移動させることによ
り、加工空間12cの直径は縮径する。これにより、ゴ
ムブッシュの外筒を絞り加工することができる。なお、
移動金型部材12aは、不図示のバネ機構により上方に
付勢されている。
【0043】図6は、金型の取りつけ構成を示す模式図
である。図6Aは側面図、図6Bは平面図である。固定
金型11は、取り付け支持台14の上にボルト締結によ
り固定されている。そして、取り付け支持台14がプレ
ス台13(金型支持台として機能する。)の上部にクラ
ンプ機構によりクランプされる。
である。図6Aは側面図、図6Bは平面図である。固定
金型11は、取り付け支持台14の上にボルト締結によ
り固定されている。そして、取り付け支持台14がプレ
ス台13(金型支持台として機能する。)の上部にクラ
ンプ機構によりクランプされる。
【0044】クランプ機構としては、例えばプレス台1
3に回転可能に軸支される略L字型のクランク部材15
を油圧シリンダ16により駆動する構成が考えられる。
固定金型11が固定された取り付け支持台14のプレス
台に対する位置決め機構は図6Bに示される。すなわ
ち、プレス台13には、複数の位置決めピン17が固定
されている。取り付け支持台14を図6Bの下方向(矢
印A)からスライドしていき、斜辺部14aがピン17
に当接した位置でクランク部材15によりクランプする
ことにより位置決めを行うことができる。なお、クラン
ク部材15は3箇所に図示されているが、これに限定さ
れるものではない。
3に回転可能に軸支される略L字型のクランク部材15
を油圧シリンダ16により駆動する構成が考えられる。
固定金型11が固定された取り付け支持台14のプレス
台に対する位置決め機構は図6Bに示される。すなわ
ち、プレス台13には、複数の位置決めピン17が固定
されている。取り付け支持台14を図6Bの下方向(矢
印A)からスライドしていき、斜辺部14aがピン17
に当接した位置でクランク部材15によりクランプする
ことにより位置決めを行うことができる。なお、クラン
ク部材15は3箇所に図示されているが、これに限定さ
れるものではない。
【0045】金型をクランプ機構により固定することに
より、金型の交換を行いやすくすることができる。違う
形状のゴムブッシュの絞り加工を行う場合には、金型も
それに合わせて交換する必要がある。上記構成によれ
ば、ボルトでプレス台13に固定する構成に比べて、金
型交換作業を簡単にし、交換時間も短縮することができ
る。
より、金型の交換を行いやすくすることができる。違う
形状のゴムブッシュの絞り加工を行う場合には、金型も
それに合わせて交換する必要がある。上記構成によれ
ば、ボルトでプレス台13に固定する構成に比べて、金
型交換作業を簡単にし、交換時間も短縮することができ
る。
【0046】絞り加工を行う時は、図6Aの矢印Bで示
すような力を移動金型12に作用させることで、移動金
型12をガイド部11a,12bに沿って加工させる。
これにより、移動金型12の中央の加工空間12cの直
径が縮径するので、ゴムブッシュの外筒を絞り加工する
ことができる。
すような力を移動金型12に作用させることで、移動金
型12をガイド部11a,12bに沿って加工させる。
これにより、移動金型12の中央の加工空間12cの直
径が縮径するので、ゴムブッシュの外筒を絞り加工する
ことができる。
【0047】次に回転テーブルについて説明する。図2
に示すように、回転テーブルは、第1回転テーブル30
と第2回転テーブル40の2つが設けられている。第1
回転テーブル30には、円周方向に沿って等間隔に6箇
所の積み重ね部30A,30B・・・30Fが設けられ
ている。第2回転テーブル40にも、同様に積み重ね部
40A,40B・・・40Fが設けられている。第1・
第2回転テーブル30,40は、それぞれ第1モータ3
1、第2モータ41により反時計方向に回転駆動され
る。
に示すように、回転テーブルは、第1回転テーブル30
と第2回転テーブル40の2つが設けられている。第1
回転テーブル30には、円周方向に沿って等間隔に6箇
所の積み重ね部30A,30B・・・30Fが設けられ
ている。第2回転テーブル40にも、同様に積み重ね部
40A,40B・・・40Fが設けられている。第1・
第2回転テーブル30,40は、それぞれ第1モータ3
1、第2モータ41により反時計方向に回転駆動され
る。
【0048】図2において、第1回転テーブル30の積
み重ね部30Aが現在位置しているエリアが第1ロボッ
トつかみ位置R1として機能する。第2回転テーブル4
0の積み重ね部40Aが現在位置しているエリアが第2
ロボットつかみ位置R2として機能する。ロボットつか
み位置R1,R2とは、ロボット装置50がゴムブッシ
ュをつかむ位置である。
み重ね部30Aが現在位置しているエリアが第1ロボッ
トつかみ位置R1として機能する。第2回転テーブル4
0の積み重ね部40Aが現在位置しているエリアが第2
ロボットつかみ位置R2として機能する。ロボットつか
み位置R1,R2とは、ロボット装置50がゴムブッシ
ュをつかむ位置である。
【0049】図3に第1回転テーブル30の積み重ね部
30Aの構成を示すが、他の積み重ね部の構成も同じで
ある。積み重ね部30Aには、ゴムブッシュ1の内筒2
の内径に挿入される軸32が設けられている。ゴムブッ
シュ1は、軸32に多数個(図3では5個)が上下方向
に沿って挿入される。軸32は、大径部と小径部とから
構成される。大径部の外径寸法は、ゴムブッシュの内筒
の内径寸法よりも大きくなっている。これにより、積み
重ね部の一番下にあるゴムブッシュは、図3に図示され
た位置よりも下方に移動することはできない。よって、
一番下にあるゴムブッシュの下部のスペースは、押し上
げ部材33の待機スペースとして利用することができ
る。
30Aの構成を示すが、他の積み重ね部の構成も同じで
ある。積み重ね部30Aには、ゴムブッシュ1の内筒2
の内径に挿入される軸32が設けられている。ゴムブッ
シュ1は、軸32に多数個(図3では5個)が上下方向
に沿って挿入される。軸32は、大径部と小径部とから
構成される。大径部の外径寸法は、ゴムブッシュの内筒
の内径寸法よりも大きくなっている。これにより、積み
重ね部の一番下にあるゴムブッシュは、図3に図示され
た位置よりも下方に移動することはできない。よって、
一番下にあるゴムブッシュの下部のスペースは、押し上
げ部材33の待機スペースとして利用することができ
る。
【0050】積み重ねられたゴムブッシュ1の下部に
は、押し上げ部材33が設けられている。押し上げ部材
33は、図2に示すように平面視で略U字形に形成され
ており、軸32に対して矢印D方向に出入り可能であ
る。第1回転テーブル30を回転させるときは、軸32
と押し上げ部材33とが干渉しないように、押し上げ部
材33をD方向に移動させる。
は、押し上げ部材33が設けられている。押し上げ部材
33は、図2に示すように平面視で略U字形に形成され
ており、軸32に対して矢印D方向に出入り可能であ
る。第1回転テーブル30を回転させるときは、軸32
と押し上げ部材33とが干渉しないように、押し上げ部
材33をD方向に移動させる。
【0051】また、押し上げ部材33はリニアモータ3
4により上下方向に移動可能である。押し上げ部材33
を上方向に移動することにより、ゴムブッシュ1を上方
向に移動させることができる。リニアモータ34により
駆動方式は、公知の構成でよい。
4により上下方向に移動可能である。押し上げ部材33
を上方向に移動することにより、ゴムブッシュ1を上方
向に移動させることができる。リニアモータ34により
駆動方式は、公知の構成でよい。
【0052】図3において、積み重ね部30Aの一番上
にあるゴムブッシュの位置(1Aで示されている)がロ
ボットつかみ位置R1に相当する。ロボット装置50
は、このつかみ位置R1にあるゴムブッシュ1をつかん
で絞り加工装置10に移送することができる。
にあるゴムブッシュの位置(1Aで示されている)がロ
ボットつかみ位置R1に相当する。ロボット装置50
は、このつかみ位置R1にあるゴムブッシュ1をつかん
で絞り加工装置10に移送することができる。
【0053】ロボット装置50は、図3に構造が簡単に
示される。ロボット装置50は、ロボットつかみ位置R
1にあるゴムブッシュ1をつかむチャック部材53と、
チャック部材53を支持するチャック部材支持体52
と、チャック部材支持体52を図の矢印方向に駆動する
チャック部材駆動機構51とを備えている。
示される。ロボット装置50は、ロボットつかみ位置R
1にあるゴムブッシュ1をつかむチャック部材53と、
チャック部材53を支持するチャック部材支持体52
と、チャック部材支持体52を図の矢印方向に駆動する
チャック部材駆動機構51とを備えている。
【0054】チャック部材53は、チャック部材支持体
52に形成された蟻溝により支持される。チャック部材
53は前記蟻溝に対して着脱可能である。したがって、
異なる形状のゴムブッシュをつかむ場合には、チャック
部材53を当該ゴムブッシュの形状に対応したものに換
えれば良い。これにより、絞り加工すべきゴムブッシュ
の形状の変更にも容易に対応することができる。チャッ
ク部材駆動機構51の構成としては、例えば、リニアモ
ータを設けることにより、チャック部材支持体52をス
ライド移動させることができる。その他には、油圧シリ
ンダを用いて駆動するような構成でも良い。なお、チャ
ック部材駆動機構51によるチャック部材53の駆動範
囲を十分取っておけば、チャック部材53を交換しなく
ても異なる形状のゴムブッシュに対応することができ
る。
52に形成された蟻溝により支持される。チャック部材
53は前記蟻溝に対して着脱可能である。したがって、
異なる形状のゴムブッシュをつかむ場合には、チャック
部材53を当該ゴムブッシュの形状に対応したものに換
えれば良い。これにより、絞り加工すべきゴムブッシュ
の形状の変更にも容易に対応することができる。チャッ
ク部材駆動機構51の構成としては、例えば、リニアモ
ータを設けることにより、チャック部材支持体52をス
ライド移動させることができる。その他には、油圧シリ
ンダを用いて駆動するような構成でも良い。なお、チャ
ック部材駆動機構51によるチャック部材53の駆動範
囲を十分取っておけば、チャック部材53を交換しなく
ても異なる形状のゴムブッシュに対応することができ
る。
【0055】ロボット装置50は、第1ロボットつかみ
位置R1にあるゴムブッシュ1又は第2ロボットつかみ
位置R2にあるゴムブッシュ1を、絞り加工装置10の
金型の所定の位置に移送する。ロボット装置50の図示
されていない部分の構成は、公知の構成を採用すること
ができる。
位置R1にあるゴムブッシュ1又は第2ロボットつかみ
位置R2にあるゴムブッシュ1を、絞り加工装置10の
金型の所定の位置に移送する。ロボット装置50の図示
されていない部分の構成は、公知の構成を採用すること
ができる。
【0056】図2には、押し上げ部材33を駆動する第
1駆動装置35がブラックボックスで示されているが、
これはすでに説明したリニアモータ34等の機構を含ん
でいる。第2回転テーブル40も第1回転テーブル30
と同様に、押し上げ部材43及び第2駆動装置45を備
えている。
1駆動装置35がブラックボックスで示されているが、
これはすでに説明したリニアモータ34等の機構を含ん
でいる。第2回転テーブル40も第1回転テーブル30
と同様に、押し上げ部材43及び第2駆動装置45を備
えている。
【0057】ここで、制御装置60によるロボット装置
50、第1・第2回転テーブル30,40の制御につい
て説明する。制御のフローチャートを図7に示す。制御
装置60は、制御プログラムが格納されたコンピュータ
を内部に備えている。
50、第1・第2回転テーブル30,40の制御につい
て説明する。制御のフローチャートを図7に示す。制御
装置60は、制御プログラムが格納されたコンピュータ
を内部に備えている。
【0058】現在、第1回転テーブル30の積み重ね部
30Aからゴムブッシュ1を絞り加工装置10へと移送
しているものとする(#1)。ロボット装置50のチャ
ック部材53は、第1ロボットつかみ位置R1にあるゴ
ムブッシュ1をチャックして絞り加工装置10へと移送
する。
30Aからゴムブッシュ1を絞り加工装置10へと移送
しているものとする(#1)。ロボット装置50のチャ
ック部材53は、第1ロボットつかみ位置R1にあるゴ
ムブッシュ1をチャックして絞り加工装置10へと移送
する。
【0059】次に、当該積み重ね部30Aにあるゴムブ
ッシュ1をすべて移送したか否かを判定する(#2)。
すべてを移送していない場合(まだ移送すべきゴムブッ
シュが残っている場合)、次のゴムブッシュ1を第1ロ
ボットつかみ位置R1にセットする(#3)。そのため
に、リニアモータ34を駆動して押し上げ部材33を上
昇させることにより、一番上に位置するゴムブッシュ1
を第1ロボットつかみ位置R1にセットする。以下、ス
テップ#1に戻る。
ッシュ1をすべて移送したか否かを判定する(#2)。
すべてを移送していない場合(まだ移送すべきゴムブッ
シュが残っている場合)、次のゴムブッシュ1を第1ロ
ボットつかみ位置R1にセットする(#3)。そのため
に、リニアモータ34を駆動して押し上げ部材33を上
昇させることにより、一番上に位置するゴムブッシュ1
を第1ロボットつかみ位置R1にセットする。以下、ス
テップ#1に戻る。
【0060】ステップ#2において、ゴムブッシュ1を
すべて移送したと判断された場合は、ロボット装置50
は、第2回転テーブル40の積み重ね部40Aからゴム
ブッシュを移送する。この点が本発明の特徴の1つでも
ある。仮に、回転テーブルが1つしかないとすると、あ
る積み重ね部のゴムブッシュをすべて移送し終わると、
同じ回転テーブルの別の積み重ね部のゴムブッシュを移
送しなければならない。そのために、まず押し上げ部材
33をいったん退避させた後、回転テーブルを所定角度
回転させなければならない。その後再び、押し上げ部材
33を積み重ね部の一番下に位置するゴムブッシュの下
面部にセットし、押し上げ部材33を上昇させて、積み
重ね部の一番上にあるゴムブッシュをロボットつかみ位
置にセットする。
すべて移送したと判断された場合は、ロボット装置50
は、第2回転テーブル40の積み重ね部40Aからゴム
ブッシュを移送する。この点が本発明の特徴の1つでも
ある。仮に、回転テーブルが1つしかないとすると、あ
る積み重ね部のゴムブッシュをすべて移送し終わると、
同じ回転テーブルの別の積み重ね部のゴムブッシュを移
送しなければならない。そのために、まず押し上げ部材
33をいったん退避させた後、回転テーブルを所定角度
回転させなければならない。その後再び、押し上げ部材
33を積み重ね部の一番下に位置するゴムブッシュの下
面部にセットし、押し上げ部材33を上昇させて、積み
重ね部の一番上にあるゴムブッシュをロボットつかみ位
置にセットする。
【0061】したがって、別の積み重ね部のゴムブッシ
ュをセットするまでに長い時間がかかってしまい、前記
セットが完了するまでにロボット装置50は待機してお
く必要があった。そのために積み重ね部の切り換え時に
おいて、ゴムブッシュの絞り加工を行うサイクルタイム
が長くなるという問題があった。
ュをセットするまでに長い時間がかかってしまい、前記
セットが完了するまでにロボット装置50は待機してお
く必要があった。そのために積み重ね部の切り換え時に
おいて、ゴムブッシュの絞り加工を行うサイクルタイム
が長くなるという問題があった。
【0062】これに対して、本発明では積み重ね部の切
り換えにあたり、別の回転テーブルの積み重ね部にある
ゴムブッシュを移送するように切り換えるため、ロボッ
ト装置50は待ち時間を必要としない。したがって、積
み重ね部の切り換え時において、サイクルタイムが長く
なることはない。これにより、滞りなく絞り加工を進め
ることができる。
り換えにあたり、別の回転テーブルの積み重ね部にある
ゴムブッシュを移送するように切り換えるため、ロボッ
ト装置50は待ち時間を必要としない。したがって、積
み重ね部の切り換え時において、サイクルタイムが長く
なることはない。これにより、滞りなく絞り加工を進め
ることができる。
【0063】なお、図2に示す実施形態では回転テーブ
ルは2つであるが、これを3つ以上設けても本発明の目
的を達成できることは明らかである。したがって、回転
テーブルを3つ以上設ける構成も本発明の枠内に入るも
のである。
ルは2つであるが、これを3つ以上設けても本発明の目
的を達成できることは明らかである。したがって、回転
テーブルを3つ以上設ける構成も本発明の枠内に入るも
のである。
【0064】図8は、検査装置20の構成を示す概念図
である。この検査装置20は、挟みゲージ21と、挟み
ゲージ21を支持するゲージ支持体22と、挟みゲージ
21を駆動するモータ23と、挟みゲージ21の移動を
検出するセンサー24と、切り換え板25とを備えてい
る。
である。この検査装置20は、挟みゲージ21と、挟み
ゲージ21を支持するゲージ支持体22と、挟みゲージ
21を駆動するモータ23と、挟みゲージ21の移動を
検出するセンサー24と、切り換え板25とを備えてい
る。
【0065】挟みゲージ21は、支持穴21aを2箇所
備えており、ゲージ支持体22に形成されたピンに支持
穴を21aを挿入することにより、位置決め及び支持さ
れる。また、挟みゲージ21は、略U字形の挟み部21
bを有している。絞り加工されたゴムブッシュ1の外筒
の外径が規格値に入っておれば、挟み部21bによりゴ
ムブッシュ1を挟むことができる。つまり、挟みゲージ
21を図8の下方向に移動させると、図番21’で示す
位置(破線で示される)まで移動することができる。な
お、図8の実戦で示す位置が第1位置であり、破線で示
す位置が第2位置である。
備えており、ゲージ支持体22に形成されたピンに支持
穴を21aを挿入することにより、位置決め及び支持さ
れる。また、挟みゲージ21は、略U字形の挟み部21
bを有している。絞り加工されたゴムブッシュ1の外筒
の外径が規格値に入っておれば、挟み部21bによりゴ
ムブッシュ1を挟むことができる。つまり、挟みゲージ
21を図8の下方向に移動させると、図番21’で示す
位置(破線で示される)まで移動することができる。な
お、図8の実戦で示す位置が第1位置であり、破線で示
す位置が第2位置である。
【0066】ゴムブッシュ1の外筒の外径が規格値(又
は管理値)に入っていない場合、すなわち、外径が大き
すぎる場合は、挟み部21bにより挟むことができな
い。したがって、挟みゲージ21は、図8の破線位置ま
で移動することができない。
は管理値)に入っていない場合、すなわち、外径が大き
すぎる場合は、挟み部21bにより挟むことができな
い。したがって、挟みゲージ21は、図8の破線位置ま
で移動することができない。
【0067】そこで、発光部24aと受光部24bとか
らなる光センサー24を設けておくことにより、挟みゲ
ージ21がゴムブッシュ1を挟むことができたか否かを
検出することができる。これにより、絞り加工されたゴ
ムブッシュ1が良品か否かを判定することができる。
らなる光センサー24を設けておくことにより、挟みゲ
ージ21がゴムブッシュ1を挟むことができたか否かを
検出することができる。これにより、絞り加工されたゴ
ムブッシュ1が良品か否かを判定することができる。
【0068】挟みゲージ21を移動させるためにモータ
23を例示しているが、これに限定されるものではな
く、シリンダ等の他の駆動源を用いても良い。
23を例示しているが、これに限定されるものではな
く、シリンダ等の他の駆動源を用いても良い。
【0069】切り換え板(切り換え機構として機能す
る。)25は、検査されたゴムブッシュ1を第1通路2
7か第2通路28かのいずれかに送り出すために通路の
切り換えを行う。切り換え板25は、軸芯25a周りに
回転可能である。つまり、切り換え板制御部26はゴム
ブッシュの良否を判定する判定手段として機能する。検
査されたゴムブッシュ1が良品の場合は、第1通路27
に送り出され、不良品の場合は第2通路に送り出され
る。切り換え板制御部26は、光センサー24からの出
力信号に基づいて、切り換え板25の動きを制御するよ
うに構成されている。
る。)25は、検査されたゴムブッシュ1を第1通路2
7か第2通路28かのいずれかに送り出すために通路の
切り換えを行う。切り換え板25は、軸芯25a周りに
回転可能である。つまり、切り換え板制御部26はゴム
ブッシュの良否を判定する判定手段として機能する。検
査されたゴムブッシュ1が良品の場合は、第1通路27
に送り出され、不良品の場合は第2通路に送り出され
る。切り換え板制御部26は、光センサー24からの出
力信号に基づいて、切り換え板25の動きを制御するよ
うに構成されている。
【図1】Aは、ゴムブッシュの外観形状を示す斜視図、
Bは、ゴムブッシュの断面図
Bは、ゴムブッシュの断面図
【図2】ゴムブッシュの外筒絞り加工を行う設備の構成
を模式的に示す平面図
を模式的に示す平面図
【図3】回転テーブルの積み重ね部の構成及びロボット
装置の構成を示す図
装置の構成を示す図
【図4】Aは、絞り加工装置に設けられている固定金型
の構成を示す平面図、Bは、絞り加工装置に設けられて
いる固定金型の構成を示す断面図
の構成を示す平面図、Bは、絞り加工装置に設けられて
いる固定金型の構成を示す断面図
【図5】Aは、移動金型の構成を示す平面図、Bは、移
動金型の構成を示す断面図
動金型の構成を示す断面図
【図6】Aは、金型の取り付け構成を示す側面図、B
は、金型の取り付け構成を示す平面図
は、金型の取り付け構成を示す平面図
【図7】回転テーブルから絞り加工装置へゴムブッシュ
を移送する場合の手順を示すフローチャート
を移送する場合の手順を示すフローチャート
【図8】検査装置の構成を概念的に示す平面図
【図9】Aは、従来技術に係る回転テーブルの積み重ね
部の構成を示す平面図、Bは、従来技術に係る回転テー
ブルの積み重ね部の構成を示す側面図
部の構成を示す平面図、Bは、従来技術に係る回転テー
ブルの積み重ね部の構成を示す側面図
1 ゴムブッシュ
3 外筒
10 絞り加工装置
13 プレス台
15 クランプ部材
20 検査装置
21 挟みゲージ
22 ゲージ支持体
24 センサー
25 切り換え板
30 第1回転テーブル
30A,30B,30F 積み重ね部
33,43 押し上げ部材
40 第2回転テーブル
40A,40B,40F 積み重ね部
50 ロボット装置
51 チャック部材駆動機構
52 チャック部材支持体
53 チャック部材
60 制御装置
R1 第1ロボットつかみ位置
R2 第2ロボットつかみ位置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−60899(JP,A)
特開 平10−211657(JP,A)
特開 平10−184658(JP,A)
特開 平11−230264(JP,A)
特開 平1−237128(JP,A)
特開 昭63−163043(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B21D 53/88
B21D 53/00
B21D 43/00
F16F 1/38
F16F 15/08
Claims (10)
- 【請求項1】 軸部材となる内筒と、前記内筒の周囲に
配置される外筒と、前記内筒と前記外筒の間に介在する
ゴム状弾性体とからなるゴムブッシュの前記外筒絞り加
工を行う設備であって、 絞り加工すべき前記ゴムブッシュが高さ方向に積み重ね
られている積み重ね部が少なくとも2つ備えられている
第1回転テーブルと、 絞り加工すべき前記ゴムブッシュが高さ方向に積み重ね
られている積み重ね部が少なくとも2つ備えられている
第2回転テーブルと、 前記第1回転テーブルの前記積み重ね部に積み重ねられ
ている前記ゴムブッシュを所定のロボットつかみ位置に
上昇させる第1駆動装置と、前記第2回転テーブルの前
記積み重ね部に積み重ねられている前記ゴムブッシュを
所定のロボットつかみ位置に上昇させる第2駆動装置
と、前記ゴムブッシュの外筒絞り加工を行う金型を備え
ている絞り加工装置と、 前記ロボットつかみ位置にある前記ゴムブッシュをつか
んで移送し、前記金型の所定位置にセットするロボット
装置と、 前記第1又は前記第2回転テーブルのうちの一方の前記
積み重ね部からの前記ゴムブッシュを前記金型への移送
を順次行い、当該積み重ね部の前記ゴムブッシュの移送
がすべて完了した場合、前記第1又は前記第2回転テー
ブルのうちの他方の前記積み重ね部からの前記ゴムブッ
シュの移送を行うように、前記ロボット装置を制御する
制御装置とを備えたことを特徴とするゴムブッシュの外
筒絞り加工を行う設備。 - 【請求項2】 前記積み重ね部は、前記回転テーブルの
円周方向に沿って複数設けられていることを特徴とする
請求項1に記載のゴムブッシュの外筒絞り加工を行う設
備。 - 【請求項3】 前記第1・第2駆動装置はリニアモータ
を備えており、前記リニアモータは、前記積み重ね部の
一番上のロボットつかみ位置にある前記ゴムブッシュが
前記ロボット装置により移送された後に、次の前記ゴム
ブッシュを前記ロボットつかみ位置に位置させるべく前
記ゴムブッシュを上昇させるように構成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のゴムブッシュの外
筒絞り加工を行う設備。 - 【請求項4】 前記絞り加工装置は、前記金型を金型支
持台にクランプするクランプ機構を備えており、これに
より前記金型を前記金型支持台から取り外し可能に構成
したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
載のゴムブッシュの外筒絞り加工を行う設備。 - 【請求項5】 前記絞り加工装置により加工された前記
ゴムブッシュの前記外筒の寸法を検査する検査装置と、 前記検査の結果、良品と判定された前記ゴムブッシュを
送り出す第1通路と、 前記検査の結果、不良品と判定された前記ゴムブッシュ
を送り出す第2通路と、前記検査装置による検査結果に
応じて、前記ゴムブッシュを前記第1通路へ送り出す
か、前記第2通路へ送り出すかを切り換える切り換え機
構とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
1項に記載のゴムブッシュの外筒絞り加工を行う設備。 - 【請求項6】 前記検査装置は、挟みゲージと、前記挟
みゲージにより挟むことのできた前記ゴムブッシュは良
品であり、挟むことのできなかった前記ゴムブッシュは
不良品と判定する判定手段とを備えていることを特徴と
する請求項5に記載のゴムブッシュの外筒絞り加工を行
う設備。 - 【請求項7】 前記挟みゲージは、前記ゴムブッシュが
良品の場合は第1の位置から第2の位置へと移動可能に
構成されると共に、前記ゴムブッシュが不良品の場合は
前記第1の位置から前記第2の位置へと移動不可能に構
成され、 前記第1の位置から前記第2の位置への移動を検出する
センサーを設け、 前記切り換え機構は前記センサーからの出力結果に基づ
いて制御されるように構成されることを特徴とする請求
項6に記載のゴムブッシュの外筒絞り加工を行う設備。 - 【請求項8】 前記挟みゲージを支持するゲージ支持体
を備え、前記挟みゲージは前記ゲージ支持体に対して着
脱可能に構成されていることを特徴とする請求項5〜7
のいずれか1項に記載のゴムブッシュの外筒絞り加工を
行う設備。 - 【請求項9】 前記ロボット装置は、前記ロボットつか
み位置にある前記ゴムブッシュをつかむためのチャック
部材と、前記チャック部材を着脱可能に支持するチャッ
ク部材支持体とを備えていることを特徴とする請求項1
〜8のいずれか1項に記載のゴムブッシュの外筒絞り加
工を行う設備。 - 【請求項10】 前記ロボット装置は、前記ロボットつ
かみ位置にある前記ゴムブッシュをつかむためのチャッ
ク部材と、前記チャック部材のチャック代を変更可能に
するチャック部材駆動機構とを備えていることを特徴と
する請求項1〜9のいずれか1項に記載のゴムブッシュ
の外筒絞り加工を行う設備。
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