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JP3390983B2 - タッグ吊持用ループピン装着具 - Google Patents

タッグ吊持用ループピン装着具

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JP3390983B2
JP3390983B2 JP14268995A JP14268995A JP3390983B2 JP 3390983 B2 JP3390983 B2 JP 3390983B2 JP 14268995 A JP14268995 A JP 14268995A JP 14268995 A JP14268995 A JP 14268995A JP 3390983 B2 JP3390983 B2 JP 3390983B2
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gear
ratchet
loop
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智行 平井
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ジェイ・イー株式会社
株式会社トスカ
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    • B65C7/00—Affixing tags
    • B65C7/001—Affixing tags using pins having at least one sharp pointed end
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65C—LABELLING OR TAGGING MACHINES, APPARATUS, OR PROCESSES
    • B65C7/00—Affixing tags
    • B65C7/003—Affixing tags using paddle-shaped plastic pins
    • B65C7/005—Portable tools
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    • Y10T24/1498—Plastic band

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はタッグ吊持用ループピン
装着具、それも陳列される種々の商品のリング状部分に
価格や材質等を表示したタッグを吊持ちさせるためのル
ープピン装着具に関する。
【０００２】
【発明の背景】従来より、前記したループピンは延伸加
工により、適度な弾性と腰の強さを有するプラスチック
で成形されており、その一端に抜け防止やストッパの役
目を果たす膨径部分を形成した挿込部が設けられ、他端
にはその挿込部が挿通される貫通孔を形成した受部が設
けられているもので、前記した挿通作業を行なう際にタ
ッグに穿設された透孔へ挿込部を通すこととなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
前記したループピンはバラ製品として製造され使用に供
されるもので、タッグの吊持装着作業は一本づつ手作業
によって行なわれている。そのため、作業能率が悪く時
間がかかるうえに、常時指先を酷使することから、作業
者には腱鞘炎等の労災が生じてしまうことも多かったも
のである。
【０００４】
【発明の目的】そこで、本発明は係る従来の実情、問題
点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消し
て、タッグ吊持に際してのループピンの装着、即ち、ル
ープピンの挿込部の受部への挿通作業の能率化、時間短
縮を図り、同時に作業者において腱鞘炎等の労災の生じ
る虞のないこととするタッグ吊持用ループピン装着具を
提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るタッグ吊持用ループピン装着具は一定
方向に附勢されたリンクの一端側と連結された枢動レバ
ーと、前記リンクの他端に連結され、前部にパイプ状押
圧体を備えたピストン部材と、前記パイプ状押圧体が内
部を摺動するループピンの挿込部ガイドと、前記リンク
の他端近傍で連結されたラックギアと、そのラックギア
と噛合するギア群と、そのギア群のうち大径ギアと噛合
するベルト体と、そのベルト体で押し送りされる、前記
ループピンの屈曲された受部ガイドとを有し、その受部
ガイドにおけるループピン受部の最終位置は前記した挿
入部ガイドと対応させたタッグ吊持用ループピン装着具
において、前記したループピンを連続体とし、前記した
ピストン部材と連動する第一のスライダー及び前記ベル
ト体と連動する第二のスライダーを備え、その各スライ
ダーの先端に形成されたフックをラチェットと掛合さ
せ、そのラチェットと同軸配置に、前記したループピン
の両端に形成された係合部と噛合する送りギアを備えて
いることを特徴とし、前記したラチェットにはストッパ
フックを掛合させ、そのストッパフックは解除部材によ
り解除可能とし、前記したループピン連続体の取り外し
を可能としたことを特徴としている。
【０００６】
【作用】上記した構成としたことにより、ループピンを
セットした状態で枢動レバーを作動させることで機構が
連動してワンタッチで目的個所へ前記したループピンを
装着させることができる。加えて、ループピンを連続体
とすることにより、連射操作も可能となって作業能率は
著しく向上し、また、作業者における負担は大きく軽減
されることとなるのである。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施の一例を図面を参照して
説明する。図１は本発明を実施したタッグ吊持用ループ
ピン装着具の機構を示す側面図、図２は同じく平面図、
図３は同じく図１中のＡーＡ線に沿った矢視図、図４は
同じく正面図、図５は同じくループピン連続体をセット
した状態の他方側面図、図６は同じく正面図、図７はル
ープピン連続体の平面図、図８は同じく側面図、図９は
同じく挿込部の拡大図、図１０は同じく受部の拡大図、
図１１は挿込部ガイドとパイプ状押圧体の要部を示す斜
視図、図１２はベルト体と受部との要部を示す斜視図、
図１３は受部ガイドの基端近傍断面図、図１４はフック
爪機構を示す斜視図、図１５はストッパ機構を示す斜視
図である。
【０００８】これらの図にあって１は複数のパーツから
組み上げられるケーシングであり、２はグリップ部を示
している。このグリップ部２は前方が開口されており、
軸３で枢支された枢動レバー４がそのグリップ部２に出
入可能とされている。
【０００９】図中５はグリップ部２内でコイルスプリン
グ６によって引張附勢され軸７で枢支されているリンク
であり、このリンク５の下端は枢動レバー４とピン８に
より連結されているもので、係る構造によって枢動レバ
ー４は常に前方へと附勢されることとなっている。
【００１０】一方、前記したリンク５の上端は通常ケー
シング１の奥方に位置するピストン部材９とピン１０に
よって連結されている。このピストン部材９は枢動レバ
ー４の作用によりリンク５により前後へ摺動するが、そ
の摺動はケーシング１の内壁に形成されたガイドプレー
ト１１に沿ってなされることとなる。
【００１１】また、前記したピストン部材９の前面には
先端サイドにスリットを形成したパイプ状押圧体１２が
一体的に備えられているもので、このパイプ状押圧体１
２はケーシング１の前方寄りに設けられた、後述するル
ープピンの挿込部ガイド１３内へ密な状態で出入するも
のとなっている。
【００１２】この挿込部ガイド１３は直状パイプにより
成形されており、上面一部にループピン１５の挿込部１
６をセットするための切り欠き１７が形成され、さらに
先端にはパイプ状押圧体１２のスリットと連通するスリ
ットが形成されている。即ち、パイプ状押圧体１２にお
けるスリットは後述する作用で述べるようにループピン
１５をくわえ込んで送る作用をなし、挿込部ガイド１３
のスリットはループピン１５を通過させるための逃げ部
分となる。
【００１３】さらに、前記したリンク５は上端寄り近傍
においてピン１８によってラックギア１９と連結されて
いる。このラックギア１９には中径とした第一ギア２０
が噛合されており、この第一ギア２０は小径とした第二
ギア２１と噛合されている。この第二ギア２１には大径
とした第三ギア２２が同軸状態で重合配置されている。
【００１４】この第三ギア２２は、本実施例ではラック
を形成することとし、ある程度のフレキシブル性を保有
したベルト体２３と噛合されている。即ち、このベルト
体２３は枢支レバー４の操作により、ギア比の作用によ
ってピストン部材９よりもスピードアップされて前方へ
進行されることとなる。
【００１５】また、このベルト体２３に対応する位置に
はビス２４、２４によってループピン１５の受部２５
の、Ｊ字状に屈曲された受部ガイド２６が取り付けられ
ている。この受部ガイド２６に基端に受部２５をセット
するための切り欠きやループピン１５を外して逃がすた
めのスリットが形成され、突端近くまで内部に受部２５
の形状に合せた溝２７が形成されたものとなっている。
【００１６】 以上までの機構により、ループピン１５
がバラの単品の場合、そのループピン１５をセットして
目的個所へ装着することが可能となる。即ち、ループピ
ン１５をたわませて挿込部１６及び受部２５を各々セッ
トして枢動レバー４を握り作動させることでピストン部
材９のパイプ状押圧体１２が先端のスリットで挿込部１
６の基端をくわえなから前方へ突き出していき、一方、
ベルト体２３はギア機構でスピードアップされながら受
部ガイド２６の溝２７内を受部２５を押し送りして行
き、最終位置に到達した際に、挿込部１６がその受部２
５へ挿通されてループが形成され、装置から外れること
となる。
【００１７】ここで、本実施例ではループピン１５は単
品ではなく図７に示すような連続体１５ａを使用するこ
ととしている。この連続体１５ａは挿込部１６のストッ
パ１６ａ部分と受部２５の縁端を各々連結体２８、２９
で一体化させてあり、この連続体１５ａ全体をたわませ
た状態で装置へセットすることとなる。
【００１８】前記したようにセットされた連続体１５ａ
を構成するループピンを一本づつ各ガイド１３、２６へ
セットしていくには次の機構が用いられている。前記し
たピストン部材９の摺動方向に沿って第一のスライダー
３０、ベルト体２３に沿って第二のスライダー３１が備
えられている。また、ラックギア１９の背面とピン１８
間にはコイルスプリング３２が張設されており、ラック
ギア１９に伝導するギア群によるスピード差により、受
部２５が所定位置へ到達後もピン１８の位置がリンク５
により進むための逃げを図っている。
【００１９】この第一のスライダー３０、第二のスライ
ダー３１の突端は段状に延設部３０ａ、３１ａが一体に
形成されており、延設部３０ａ、３１ａの基部側面に先
端を爪状としたフック部材３３がピン３９で枢支されて
おり、このフック部材３３の後端は先端をアール状とし
た解放用の操作子３８となっている。前記した延設部３
０ａ、３１ａの下面からフック部材３３の下面にかけて
は板バネ４１が取り付けられ、その板バネ４１によって
フック部材３３は爪状とした先端をラチェット３４の中
心方向へ附勢されて掛合されることとなっている。ま
た、このラチェット３４には同軸に送りギア３５が備え
られているもので、この送りギア３５の歯が連結体２
８、２９と係合されている。
【００２０】第一のスライダー３０、第二のスライダー
３１には突起３０ａ、３１ａが突設されているもので、
この突起３０ａはピストン部材９により、また３１ａは
ベルト体２３に設けられ押し突起２３ａにより、各々の
前方への移動によって押されることとなり、その押圧に
より、フック部材３３はラチェット３４との掛合が一つ
進み、ループピン１５のループ完了に伴ってスプリング
６で復帰される際にそのラチェット３４を一ピッチ回動
させることで送りギア３５は連続体１５ａを一つ下降さ
せることとなる。なお、連結体２８、２９は挿込部１
６、受部２５を押し送りする際に押し切られて単品化状
態とされる。
【００２１】また、図中３６はピン３７で枢支されたラ
チェット３４のストッパーであり、このストッパー３６
の上端は爪状とされ、一端は先端をアール状とされた解
放用の操作子３６ａとされている。この操作子３６ａに
はピン３７に取り付けられた弦巻バネ４２の一端が屈曲
されて掛合され、その弦巻バネ４２の他端はケーシング
１内面に突設された突起４３に掛けられて、ストッパー
３６の爪状上端をラチェット３４の中心方向へ附勢して
いる。さらに４０はこのストッパー３６やフック部材３
３の解放部材であり、ピン４４によりフリー状態に枢支
されている。この解放部材４０にはフック部材３３の操
作子３８及びストッパーの操作子３６ａがコーナーを挟
んで当接されており、第一のスライダー３０、第二のス
ライダー３１が前進してフック部材３３のラチェット３
４との掛合が一つ進むとき、操作子３８は解放部材４０
を押し下げ、その押し下げで操作子３６ａを押し、弦巻
バネ４２の附勢力に抗してストッパー３６をラチェット
３４から外し回動可能とする。また、各スライダー３
０、３１が復帰する際は弦巻バネ４２の附勢力でストッ
パー３６はラチェット３４と掛合して固定状態とする。
【００２２】解放部材４０は各部材の摺動方向に対して
テーパ状となる面をストッパー３６と操作子３８、３６
ａのアール状とされている後端と摺接状態となってお
り、ケーシング１外へ突出され、この解放部材４０と連
結されたボタン等の操作で、（図１にあっては右斜め上
方）で動かしてやることで、梃の原理によって固定状態
が解放されることになり、連続体１５ａを不使用時に装
置から取り外すことが可能となっている。
【００２３】本実施例に係るタッグ吊持用ループピン装
着具は上記のように構成され、作用するが、枢支レバー
４の内面底部等にラック状ラチェット機構を取り付ける
と、枢支レバー４の操作を途中で停止した場合でも、そ
の途中状態を保持でき、容易に作業再開をすることもで
きる。
【００２４】
【発明の効果】本発明に係るタッグ吊持用ループピン装
着具は上述のように構成され、作用する。そのため作業
能率が著しく向上して作業時間も大きく短縮されること
となり、加えてループピンを連続体として使用できるの
で、その能率向上はさらに大きくなる。また、すべてが
メカニックで構成されるため故障発生も少なくなり、作
業者における負担も軽減されるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を実施したタッグ吊持用ループピン装着
具の機構を示す側面図である。
【図２】平面図である。
【図３】図１中のＡーＡ線に沿った機構図である。
【図４】正面図である。
【図５】ループピン連続体の装着状態を示す他方からの
側面図である。
【図６】ループピン連続体の装着状態を示す正面図であ
る。
【図７】ループピン連続体の平面図である。
【図８】ループピン連続体の側面図である。
【図９】挿込部の拡大図である。
【図１０】受部の拡大図である。
【図１１】挿込部ガイドとパイプ状押圧体の要部を示す
斜視図である。
【図１２】ベルト体と受部との要部を示す斜視図であ
る。
【図１３】受部ガイドの基端近傍断面図である。
【図１４】フック爪機構を示す斜視図である。
【図１５】ストッパー機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
１ ケーシング ２ グリップ部 ４ 枢動レバー ５ リンク ６ コイルスプリング ９ ピストン部材 １２ パイプ状押圧体 １３ 挿込部ガイド １５ ループピン １５ａ ループピン連続体 １６ 挿込部 １７ 切り欠き １９ ラックギア ２０ 第一ギア ２１ 第二ギア ２２ 第三ギア ２３ ベルト体 ２５ 受部 ２６ 受部ガイド ２７ 溝 ２８ 連結体 ２９ 連結体 ３０ 第一のスライダー ３１ 第二のスライダー ３２ スプリング ３３ フック爪部材 ３４ ラチェット ３５ 送りギア ３６ ストッパー ３８ 操作子 ４０ 解放部材 ４１ 板バネ ４２ 弦巻バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65C 7/00 B65C 11/00 - 11/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 一定方向に附勢されたリンクの一端側と
    連結された枢動レバーと、前記リンクの他端に連結さ
    れ、前部にパイプ状押圧体を備えたピストン部材と、前
    記パイプ状押圧体が内部を摺動するループピンの挿込部
    ガイドと、前記リンクの他端近傍で連結されたラックギ
    アと、そのラックギアと噛合するギア群と、そのギア群
    のうち大径ギアと噛合するベルト体と、そのベルト体で
    押し送りされる、前記ループピンの屈曲された受部ガイ
    ドとを有し、その受部ガイドにおけるループピン受部の
    最終位置は前記した挿入部ガイドと対応させたタッグ吊
    持用ループピン装着具において、前記したループピンを
    連続体とし、前記したピストン部材と連動する第一のス
    ライダー及び前記ベルト体と連動する第二のスライダー
    を備え、その各スライダーの先端に形成されたフックを
    ラチェットと掛合させ、そのラチェットと同軸配置に、
    前記したループピンの両端に形成された係合部と噛合す
    る送りギアを備えていることを特徴とするタッグ吊持用
    ループピン装着具。
  2. 【請求項２】 前記したラチェットにはストッパフック
    を掛合させ、そのストッパフックは解除部材により解除
    可能とし、前記したループピン連続体の取り外しを可能
    としたことを特徴とする請求項１に記載のタッグ吊持用
    ループピン装着具。
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