JP3390637B2 - 待合せ接続方式 - Google Patents
待合せ接続方式Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インテリジェント
ネットワークの特定番号呼接続サービスにおける待合せ
接続方式に関するものである。
ネットワークの特定番号呼接続サービスにおける待合せ
接続方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、加入者交換局（サービスアク
セスポイント（ＳＡＰ）を含む。）、サービス制御局
（ＮＳＰ）、サービス制御統括局（ＮＳＳＰ）及び共通
線信号網より構成されたインテリジェントネットワーク
において、フリーダイヤルサービスまたはナビダイヤル
サービス等、一つの電話番号で複数の電話回線に接続可
能とする回線接続サービス、いわゆる特定番号呼接続サ
ービスがあり、これによって該サービス契約をした事業
者等は複数の利用者からの電話を全て前記一つの電話番
号で同時に受け付け、情報提供等の各種のサービスを提
供することが可能であった。
セスポイント（ＳＡＰ）を含む。）、サービス制御局
（ＮＳＰ）、サービス制御統括局（ＮＳＳＰ）及び共通
線信号網より構成されたインテリジェントネットワーク
において、フリーダイヤルサービスまたはナビダイヤル
サービス等、一つの電話番号で複数の電話回線に接続可
能とする回線接続サービス、いわゆる特定番号呼接続サ
ービスがあり、これによって該サービス契約をした事業
者等は複数の利用者からの電話を全て前記一つの電話番
号で同時に受け付け、情報提供等の各種のサービスを提
供することが可能であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の特定番号呼接続サービスでは、契約した受付用
回線数以上の呼が同時に発生すると、ネットワークで
「あふれ呼」、即ち無効呼（ＢＴ接続）となってしま
い、せっかく電話をかけてきた利用者（顧客）を獲得す
る機会を失ってしまうという問題があった。勿論、受付
用回線数を増やせば、このような無効呼を減らすことは
可能であるが、その分、受信用の電話機等の設備の増設
が必要となり、通信事業者との契約料も高騰するという
問題があった。
た従来の特定番号呼接続サービスでは、契約した受付用
回線数以上の呼が同時に発生すると、ネットワークで
「あふれ呼」、即ち無効呼（ＢＴ接続）となってしま
い、せっかく電話をかけてきた利用者（顧客）を獲得す
る機会を失ってしまうという問題があった。勿論、受付
用回線数を増やせば、このような無効呼を減らすことは
可能であるが、その分、受信用の電話機等の設備の増設
が必要となり、通信事業者との契約料も高騰するという
問題があった。
【０００４】本発明の目的は、従来、あふれ呼となって
いた受付用回線数以上の呼についてネットワーク（通信
事業者）側で待合せてもらい、かつ所定時間内に受付用
回線に空きができた場合は接続してもらうことを可能と
する待合せ接続方式を提供することにある。
いた受付用回線数以上の呼についてネットワーク（通信
事業者）側で待合せてもらい、かつ所定時間内に受付用
回線に空きができた場合は接続してもらうことを可能と
する待合せ接続方式を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、加入者交換局、サービス制御局、サービス
制御統括局及び共通線信号網より構成されたインテリジ
ェントネットワークにおける特定番号呼接続サービスに
おいて、特定番号呼接続の電話回線の空塞状態を判定
し、空き回線がない場合は発信先電話回線に待合せ用ガ
イダンスを送出するとともにこれを保留し、その後、所
定時間内に空き回線が生じた場合は発信先電話回線を該
空き回線に接続し、そうでなければ発信先電話回線を切
断する待合せ接続方式を提案する。
成するため、加入者交換局、サービス制御局、サービス
制御統括局及び共通線信号網より構成されたインテリジ
ェントネットワークにおける特定番号呼接続サービスに
おいて、特定番号呼接続の電話回線の空塞状態を判定
し、空き回線がない場合は発信先電話回線に待合せ用ガ
イダンスを送出するとともにこれを保留し、その後、所
定時間内に空き回線が生じた場合は発信先電話回線を該
空き回線に接続し、そうでなければ発信先電話回線を切
断する待合せ接続方式を提案する。
【０００６】本発明によれば、受付用回線が全て話中で
ある特定番号に対して利用者が発信すると、待合せ接続
する旨のガイダンスが送出されるとともに待合せ時間が
計時され、所定時間内に受付用回線に空きができた場合
は回線接続されるため、前記特定番号の事業者は回線接
続できない利用者を待機させることが可能となり、受付
用回線数を増すことなく顧客獲得の機会を増やすことが
できる。
ある特定番号に対して利用者が発信すると、待合せ接続
する旨のガイダンスが送出されるとともに待合せ時間が
計時され、所定時間内に受付用回線に空きができた場合
は回線接続されるため、前記特定番号の事業者は回線接
続できない利用者を待機させることが可能となり、受付
用回線数を増すことなく顧客獲得の機会を増やすことが
できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の形態の一例
を示すシステム構成図であり、図中、１０，２０は加入
者交換局（ＳＡＰ（サービスアクセスポイント）を含
む。）、３０はサービス制御局（ＮＳＰ）、４０はサー
ビス制御統括局（ＮＳＳＰ）、５０は共通線信号網、６
１，６２は電話機、６３は制御端末である。
を示すシステム構成図であり、図中、１０，２０は加入
者交換局（ＳＡＰ（サービスアクセスポイント）を含
む。）、３０はサービス制御局（ＮＳＰ）、４０はサー
ビス制御統括局（ＮＳＳＰ）、５０は共通線信号網、６
１，６２は電話機、６３は制御端末である。
【０００８】加入者交換局１０は利用者、即ち発信者の
電話機６１を加入者回線７１を介して収容してなるもの
で、呼接続処理手段１１、ガイダンス送出手段１２及び
タイマ手段１３を備えている。また、加入者交換局２０
はサービス事業者、即ち着信者の電話機６２を加入者回
線７２を介して収容するとともに、制御端末６３を加入
者回線７３を介して収容するもので、呼接続処理手段２
１を備えている。
電話機６１を加入者回線７１を介して収容してなるもの
で、呼接続処理手段１１、ガイダンス送出手段１２及び
タイマ手段１３を備えている。また、加入者交換局２０
はサービス事業者、即ち着信者の電話機６２を加入者回
線７２を介して収容するとともに、制御端末６３を加入
者回線７３を介して収容するもので、呼接続処理手段２
１を備えている。
【０００９】サービス制御局３０は発信者から送信され
た特定番号の呼処理を制御するもので、呼接続指示手段
３１、待合せ登録手段３２及びガイダンス制御手段３３
を備えている。サービス制御統括局４０は特定番号の呼
処理情報を処理するもので、待合せ接続の契約を行った
サービス事業者に関するデータ（特定番号、待合せ数上
限値等）をサービス制御局３０にダウンロードする。
た特定番号の呼処理を制御するもので、呼接続指示手段
３１、待合せ登録手段３２及びガイダンス制御手段３３
を備えている。サービス制御統括局４０は特定番号の呼
処理情報を処理するもので、待合せ接続の契約を行った
サービス事業者に関するデータ（特定番号、待合せ数上
限値等）をサービス制御局３０にダウンロードする。
【００１０】また、加入者交換局１０，２０及び制御局
３０はそれぞれ情報伝達のための制御信号を相互に送受
信するための制御回線８１，８２及び８３を介して共通
線信号網５０に接続され、また、制御局３０と制御統括
局４０とは情報信号を送受信するための回線８４を介し
て接続されている。
３０はそれぞれ情報伝達のための制御信号を相互に送受
信するための制御回線８１，８２及び８３を介して共通
線信号網５０に接続され、また、制御局３０と制御統括
局４０とは情報信号を送受信するための回線８４を介し
て接続されている。
【００１１】また、制御端末６３は制御統括局４０に接
続され、これを介して制御局３０に登録される待合せ数
の上限値の設定及び変更を行う。
続され、これを介して制御局３０に登録される待合せ数
の上限値の設定及び変更を行う。
【００１２】なお、着信者の電話機６２、制御端末６３
とはそれぞれ異なる加入者交換局に収容することも可能
であり、同一の加入者交換局に収容するものに限定され
ることはない。
とはそれぞれ異なる加入者交換局に収容することも可能
であり、同一の加入者交換局に収容するものに限定され
ることはない。
【００１３】ここで、呼接続処理手段１１及び２１はそ
れぞれ電話機６１及び６２から発信した特定番号等の呼
情報を送受信するとともに、呼接続指示手段３１の指示
により呼接続、話中音の送出等を行う。また、ガイダン
ス送出手段１２はガイダンス制御手段３３から送信され
る指示情報に従い予め用意された複数のガイダンス、即
ち「待合せガイダンス」又は「切断ガイダンス」の送出
を行う。なお、ガイダンス送出手段１２は加入者交換局
１０（ＳＡＰを含む。）に設けることに限定されるもの
ではなく、加入者交換局２０に設置することも可能であ
る。また、タイマ手段１３は待合せ登録した呼毎に登録
後の経過時間を計時する。
れぞれ電話機６１及び６２から発信した特定番号等の呼
情報を送受信するとともに、呼接続指示手段３１の指示
により呼接続、話中音の送出等を行う。また、ガイダン
ス送出手段１２はガイダンス制御手段３３から送信され
る指示情報に従い予め用意された複数のガイダンス、即
ち「待合せガイダンス」又は「切断ガイダンス」の送出
を行う。なお、ガイダンス送出手段１２は加入者交換局
１０（ＳＡＰを含む。）に設けることに限定されるもの
ではなく、加入者交換局２０に設置することも可能であ
る。また、タイマ手段１３は待合せ登録した呼毎に登録
後の経過時間を計時する。
【００１４】また、呼接続指示手段３１は呼接続処理手
段１１及び２１から送信された特定番号に対応する接続
先電話回線の空塞状態の判定を行い、加入者交換局１０
及び２０に対し呼接続指示を行う。また、待合せ登録手
段３２は呼接続処理手段１１及び２１から送信された特
定番号に対する呼の待合せ登録・削除を行う。また、ガ
イダンス制御手段３３は待合せ登録手段３２の動作に基
づいてガイダンス送出を制御する。
段１１及び２１から送信された特定番号に対応する接続
先電話回線の空塞状態の判定を行い、加入者交換局１０
及び２０に対し呼接続指示を行う。また、待合せ登録手
段３２は呼接続処理手段１１及び２１から送信された特
定番号に対する呼の待合せ登録・削除を行う。また、ガ
イダンス制御手段３３は待合せ登録手段３２の動作に基
づいてガイダンス送出を制御する。
【００１５】図２は本システムにおける制御フローチャ
ートであり、以下、これに基いて本システムの動作を詳
細に説明する。
ートであり、以下、これに基いて本システムの動作を詳
細に説明する。
【００１６】発信者の電話機６１から特定番号（例え
ば、０ＡＢ０−＊＊＊＊＊＊）を発信する（ステップｓ
１）と、その特定番号は加入者線７１を介して加入者交
換局１０で受信され、呼接続処理手段１１より共通線信
号網５０を介して制御局３０へ送出される（ステップｓ
２）。
ば、０ＡＢ０−＊＊＊＊＊＊）を発信する（ステップｓ
１）と、その特定番号は加入者線７１を介して加入者交
換局１０で受信され、呼接続処理手段１１より共通線信
号網５０を介して制御局３０へ送出される（ステップｓ
２）。
【００１７】呼接続指示手段３１では、受信した特定番
号より接続先回線の空塞状態を確認する（ステップｓ
３）。ここで言う接続先回線とは着信者の電話機６２に
接続されている加入者回線７２のみでなく、加入者交換
局２０で加入者回線７２を代表設定している回線（図示
せず）及び制御局３０で予め加入者回線７２の転送先と
して設定された回線（図示せず）も含む。
号より接続先回線の空塞状態を確認する（ステップｓ
３）。ここで言う接続先回線とは着信者の電話機６２に
接続されている加入者回線７２のみでなく、加入者交換
局２０で加入者回線７２を代表設定している回線（図示
せず）及び制御局３０で予め加入者回線７２の転送先と
して設定された回線（図示せず）も含む。
【００１８】ステップｓ３における確認の結果、空き回
線がある場合（ステップｓ３：Ｎ）、呼接続指示手段３
１の指示により呼接続処理手段１１が接続先回線と回線
接続する、即ち発信者の電話機６１と着信者の電話機６
２とを回線接続する（ステップｓ４）。
線がある場合（ステップｓ３：Ｎ）、呼接続指示手段３
１の指示により呼接続処理手段１１が接続先回線と回線
接続する、即ち発信者の電話機６１と着信者の電話機６
２とを回線接続する（ステップｓ４）。
【００１９】ステップｓ３における確認の結果、空き回
線がない場合、或いは既に待合せ登録された呼がある場
合（ステップｓ３：Ｙ）は、登録された待合せ呼の登録
数が上限値以内であるか否かを判定する（ステップｓ
５）。なお、この上限値は制御統括局４０に接続された
制御端末６３により任意に設定及び変更が可能である。
線がない場合、或いは既に待合せ登録された呼がある場
合（ステップｓ３：Ｙ）は、登録された待合せ呼の登録
数が上限値以内であるか否かを判定する（ステップｓ
５）。なお、この上限値は制御統括局４０に接続された
制御端末６３により任意に設定及び変更が可能である。
【００２０】ステップｓ５における判定の結果、待合せ
登録数が上限値以内でない場合（ステップｓ５：Ｎ）、
呼接続指示手段３１の指示により呼接続処理手段１１が
話中音を送出する（ステップｓ６）。
登録数が上限値以内でない場合（ステップｓ５：Ｎ）、
呼接続指示手段３１の指示により呼接続処理手段１１が
話中音を送出する（ステップｓ６）。
【００２１】ステップｓ５における判定の結果、待合せ
登録数が上限値以内である場合（ステップｓ５：Ｙ）
は、待合せ登録手段３２により待合せ登録を行う（ステ
ップｓ７）とともに、ガイダンス制御手段３３の指示に
よりガイダンス送出手段１２に登録されている「待合せ
ガイダンス」を送出する（ステップｓ８）。
登録数が上限値以内である場合（ステップｓ５：Ｙ）
は、待合せ登録手段３２により待合せ登録を行う（ステ
ップｓ７）とともに、ガイダンス制御手段３３の指示に
よりガイダンス送出手段１２に登録されている「待合せ
ガイダンス」を送出する（ステップｓ８）。
【００２２】ここで言う「待合せガイダンス」とは、現
在、呼接続が不可能で待合せ接続を行う旨を通知するガ
イダンスであり、特定番号の発信者に対して、例えば
「こちらは○○ですが、ただいま混み合っています。空
きしだい受付いたしますので、そのままでお待ちくださ
い。なお、待ち時間は最大×分（１〜５分）となってい
ます。」というガイダンスを送出する。なお、ガイダン
ス中の○○は着信者の電話番号や名称等、任意の情報を
送出することを可能とする。
在、呼接続が不可能で待合せ接続を行う旨を通知するガ
イダンスであり、特定番号の発信者に対して、例えば
「こちらは○○ですが、ただいま混み合っています。空
きしだい受付いたしますので、そのままでお待ちくださ
い。なお、待ち時間は最大×分（１〜５分）となってい
ます。」というガイダンスを送出する。なお、ガイダン
ス中の○○は着信者の電話番号や名称等、任意の情報を
送出することを可能とする。
【００２３】また、登録された待合せ呼についてはタイ
マ手段１３により計時され、所定の待合せ時間が経過し
たか否かが判定される（ステップｓ９）とともに、接続
先回線に空きができたか否かが判定される（ステップｓ
１０）。
マ手段１３により計時され、所定の待合せ時間が経過し
たか否かが判定される（ステップｓ９）とともに、接続
先回線に空きができたか否かが判定される（ステップｓ
１０）。
【００２４】ここで、待合せ時間内に接続先回線に空き
ができると（ステップｓ９：Ｎ、ｓ１０：Ｙ）、呼接続
指示手段３１の指示により呼接続処理手段１１が接続先
回線と回線接続する、即ち発信者の電話機６１と着信者
の電話機７２とを回線接続する（ステップｓ１１，１
２）とともに、待合せ登録手段３２により該当待合せ呼
の登録を削除する（ステップｓ１３）。
ができると（ステップｓ９：Ｎ、ｓ１０：Ｙ）、呼接続
指示手段３１の指示により呼接続処理手段１１が接続先
回線と回線接続する、即ち発信者の電話機６１と着信者
の電話機７２とを回線接続する（ステップｓ１１，１
２）とともに、待合せ登録手段３２により該当待合せ呼
の登録を削除する（ステップｓ１３）。
【００２５】ステップｓ９における判定の結果、所定の
待合せ時間が経過しても接続先回線に空きができなけれ
ば（ステップｓ９：Ｙ）、ガイダンス制御手段３３の指
示によりガイダンス送出手段１２に登録されている「切
断ガイダンス」を送出する（ステップｓ１４）ととも
に、発信者との回線を切断し（ステップｓ１５）、さら
に待合せ登録手段３２により該当待合せ呼の登録を削除
する（ステップｓ１３）。
待合せ時間が経過しても接続先回線に空きができなけれ
ば（ステップｓ９：Ｙ）、ガイダンス制御手段３３の指
示によりガイダンス送出手段１２に登録されている「切
断ガイダンス」を送出する（ステップｓ１４）ととも
に、発信者との回線を切断し（ステップｓ１５）、さら
に待合せ登録手段３２により該当待合せ呼の登録を削除
する（ステップｓ１３）。
【００２６】ここで言う「切断ガイダンス」とは、待合
せ接続中の回線に切断する旨を通知するガイダンスであ
り、特定番号の発信者に対して、例えば「ながらくお待
ちいだだきましたが、受け付けるまでにまだ少々時間が
かかりそうです。大変申し訳ありませんが、一旦、切ら
せていただきます。なにとぞご了承ください。」という
ガイダンスを送出する。
せ接続中の回線に切断する旨を通知するガイダンスであ
り、特定番号の発信者に対して、例えば「ながらくお待
ちいだだきましたが、受け付けるまでにまだ少々時間が
かかりそうです。大変申し訳ありませんが、一旦、切ら
せていただきます。なにとぞご了承ください。」という
ガイダンスを送出する。
【００２７】なお、図１では省略したが、着信者との回
線接続時やガイダンス送出の際において、加入者交換局
１０が、加入者交換局２０（もしくはガイダンス送出手
段を備えた別の加入者交換局）と通常の通話回線を介し
て接続されることはいうまでもない（但し、ガイダンス
送出手段を備えた別の加入者交換局が加入者交換局１０
自体である場合を除く。）。
線接続時やガイダンス送出の際において、加入者交換局
１０が、加入者交換局２０（もしくはガイダンス送出手
段を備えた別の加入者交換局）と通常の通話回線を介し
て接続されることはいうまでもない（但し、ガイダンス
送出手段を備えた別の加入者交換局が加入者交換局１０
自体である場合を除く。）。
【００２８】前述した待合せ登録手段３２における登録
可能な呼の数は、事前に着信者（契約者）毎に決定さ
れ、例えば、図３に示すように制御局３０内に登録可能
な数の上限値（の保持手段）３４として保持される。こ
の際、上限値をオーバーしないよう待合せガイダンスに
接続する数（待合せ接続する数）を管理する必要がある
ので、図３に示すように、制御局３０にて待合せ登録し
た数のカウンタ３５を契約者毎に保持し、該カウンタ３
５が上限値３４を超えた場合、待合せガイダンス接続と
はせず、ＢＴ接続とする。ただし、待合せ数上限値３４
は制御統括局４０に接続された制御端末６３の指示によ
って契約者が任意に設定できることとする。また、待合
せ時間も、制御統括局４０に接続された制御端末６３の
指示によって任意に設定できることとする。次に、前述
した本発明のシステムを用いてフリーダイヤルサービス
またはナビダイヤルサービスにおいて実施した際の具体
的な動作について述べる。
可能な呼の数は、事前に着信者（契約者）毎に決定さ
れ、例えば、図３に示すように制御局３０内に登録可能
な数の上限値（の保持手段）３４として保持される。こ
の際、上限値をオーバーしないよう待合せガイダンスに
接続する数（待合せ接続する数）を管理する必要がある
ので、図３に示すように、制御局３０にて待合せ登録し
た数のカウンタ３５を契約者毎に保持し、該カウンタ３
５が上限値３４を超えた場合、待合せガイダンス接続と
はせず、ＢＴ接続とする。ただし、待合せ数上限値３４
は制御統括局４０に接続された制御端末６３の指示によ
って契約者が任意に設定できることとする。また、待合
せ時間も、制御統括局４０に接続された制御端末６３の
指示によって任意に設定できることとする。次に、前述
した本発明のシステムを用いてフリーダイヤルサービス
またはナビダイヤルサービスにおいて実施した際の具体
的な動作について述べる。
【００２９】図４はＮＳＰアクセスのみで事業者の回線
が全話中であることが確認できる場合の待合せガイダン
ス送出、ここではＳＡＰ（サービスアクセスポイント）
に実装されたガイダンス送出手段（図示せず）による待
合せガイダンス送出のようすを示すものである。
が全話中であることが確認できる場合の待合せガイダン
ス送出、ここではＳＡＰ（サービスアクセスポイント）
に実装されたガイダンス送出手段（図示せず）による待
合せガイダンス送出のようすを示すものである。
【００３０】(1)利用者（発信者）が事業者の特定番号
「０ＡＢ０−Ｄ〜Ｊ」をダイヤルする、(2)ＮＳＰ（サ
ービス制御局）アクセスを行う、(3)事業者の回線が全
話中またはＮＳＰで既に待合せ呼がある場合、待合せ登
録を行い、ＳＡＰに待合せ指示を行う、(4)発信者に待
合せガイダンスを送出し（必要ならばその後、ＢＧＭを
送出し）、待合せを行う。
「０ＡＢ０−Ｄ〜Ｊ」をダイヤルする、(2)ＮＳＰ（サ
ービス制御局）アクセスを行う、(3)事業者の回線が全
話中またはＮＳＰで既に待合せ呼がある場合、待合せ登
録を行い、ＳＡＰに待合せ指示を行う、(4)発信者に待
合せガイダンスを送出し（必要ならばその後、ＢＧＭを
送出し）、待合せを行う。
【００３１】図５はＮＳＰアクセスのみで事業者の回線
が全話中であることが確認できない場合の待合せガイダ
ンス送出、ここではＳＡＰ（サービスアクセスポイン
ト）に実装されたガイダンス送出手段（図示せず）によ
る待合せガイダンス送出のようすを示すものである。
が全話中であることが確認できない場合の待合せガイダ
ンス送出、ここではＳＡＰ（サービスアクセスポイン
ト）に実装されたガイダンス送出手段（図示せず）によ
る待合せガイダンス送出のようすを示すものである。
【００３２】(1)利用者（発信者）が事業者の特定番号
「０ＡＢ０−Ｄ〜Ｊ」をダイヤルする、(2)ＮＳＰ（サ
ービス制御局）アクセスを行う、(3)ＮＳＰの空塞管理
で空きがあれば、接続先物理番号をＳＡＰへ通知する、
(4)接続先物理番号で接続する、(5)着側交換局で事業者
の回線が全話中の時、全話中の旨をＳＡＰへ返送する、
(6)ＳＡＰは全話中により接続できなかった旨をＮＳＰ
に対し通知する、(7)ＮＳＰで他に接続すべき箇所がな
い場合、待合せ登録を行い、ＳＡＰに待合せ指示を行
う、(8)発信者に待合せガイダンスを送出し（必要なら
ばその後、ＢＧＭを送出し）、待合せを行う。
「０ＡＢ０−Ｄ〜Ｊ」をダイヤルする、(2)ＮＳＰ（サ
ービス制御局）アクセスを行う、(3)ＮＳＰの空塞管理
で空きがあれば、接続先物理番号をＳＡＰへ通知する、
(4)接続先物理番号で接続する、(5)着側交換局で事業者
の回線が全話中の時、全話中の旨をＳＡＰへ返送する、
(6)ＳＡＰは全話中により接続できなかった旨をＮＳＰ
に対し通知する、(7)ＮＳＰで他に接続すべき箇所がな
い場合、待合せ登録を行い、ＳＡＰに待合せ指示を行
う、(8)発信者に待合せガイダンスを送出し（必要なら
ばその後、ＢＧＭを送出し）、待合せを行う。
【００３３】図６は待合せ呼の接続のようすを示すもの
である。
である。
【００３４】(0)待合せ中にてＢＧＭ（ガイダンス）送
出中 (1)ＮＳＰ（サービス制御局）は、ＳＡＰからの通話終
了通知等、以下の契機により、待合せ呼の接続指示をＳ
ＡＰへ指示する、 ・ＮＳＰの空塞管理が通話中から空きとなった場合、既
に待合せ中の呼の接続指示を行う ・ＮＳＰにて既に待合せ中の呼を登録しているときに新
たな呼が発生した場合、既に待合せしている呼の接続指
示を行う。ただし、待合せ呼の事業者への接続指示の条
件は、ＮＳＰの空塞管理に空きがある場合であり、空塞
管理に空きがない場合には接続指示は行なわない ・ＮＳＰにて待合せ後に事業者への接続指示を行った呼
が、接続できた旨の結果がＳＡＰから通知された場合、
次に待合せとなっている呼の接続指示を行う。ただし、
待合せ呼の事業者への接続指示の条件は、ＮＳＰの空塞
管理に空きがある場合であり、空塞管理に空きがない場
合には接続指示は行なわない(2)ＳＡＰはＢＧＭ（ガイ
ダンス）の送出をそのままとして着側交換局へ接続を行
う、(3)接続結果を返送する、(4)ＳＡＰは接続結果によ
り以下の動作を行い、ＮＳＰに対し接続結果を通知す
る、 ・事業者応答時は、ＢＧＭ（またはガイダンス）の送出
を止め、発信者と着信者の接続を行う ・着信者が通話中または中継ノードで輻輳となった場合
等は、ＢＧＭ（またはガイダンス）送出のままとする
(5)ＮＳＰは接続結果により、以下の動作を行う、 ・事業者応答時は、待合せ状態管理から削除する（次に
待合せとなっている呼の接続指示をＳＡＰに行う。） ・事業者応答時以外は、待合せを継続する (6)設定してある待合せ時間については、ＳＡＰでタイ
マ管理をしており、待合せ時間をオーバした場合は、発
信者にタイムアウトとなった旨のガイダンスをＳＡＰよ
り送出し、発信者との回線を切断する。また、ＳＡＰか
らＮＳＰへ切断した旨を通知し、ＮＳＰは該当する待合
せ呼を待合せ状態管理から削除する。
出中 (1)ＮＳＰ（サービス制御局）は、ＳＡＰからの通話終
了通知等、以下の契機により、待合せ呼の接続指示をＳ
ＡＰへ指示する、 ・ＮＳＰの空塞管理が通話中から空きとなった場合、既
に待合せ中の呼の接続指示を行う ・ＮＳＰにて既に待合せ中の呼を登録しているときに新
たな呼が発生した場合、既に待合せしている呼の接続指
示を行う。ただし、待合せ呼の事業者への接続指示の条
件は、ＮＳＰの空塞管理に空きがある場合であり、空塞
管理に空きがない場合には接続指示は行なわない ・ＮＳＰにて待合せ後に事業者への接続指示を行った呼
が、接続できた旨の結果がＳＡＰから通知された場合、
次に待合せとなっている呼の接続指示を行う。ただし、
待合せ呼の事業者への接続指示の条件は、ＮＳＰの空塞
管理に空きがある場合であり、空塞管理に空きがない場
合には接続指示は行なわない(2)ＳＡＰはＢＧＭ（ガイ
ダンス）の送出をそのままとして着側交換局へ接続を行
う、(3)接続結果を返送する、(4)ＳＡＰは接続結果によ
り以下の動作を行い、ＮＳＰに対し接続結果を通知す
る、 ・事業者応答時は、ＢＧＭ（またはガイダンス）の送出
を止め、発信者と着信者の接続を行う ・着信者が通話中または中継ノードで輻輳となった場合
等は、ＢＧＭ（またはガイダンス）送出のままとする
(5)ＮＳＰは接続結果により、以下の動作を行う、 ・事業者応答時は、待合せ状態管理から削除する（次に
待合せとなっている呼の接続指示をＳＡＰに行う。） ・事業者応答時以外は、待合せを継続する (6)設定してある待合せ時間については、ＳＡＰでタイ
マ管理をしており、待合せ時間をオーバした場合は、発
信者にタイムアウトとなった旨のガイダンスをＳＡＰよ
り送出し、発信者との回線を切断する。また、ＳＡＰか
らＮＳＰへ切断した旨を通知し、ＮＳＰは該当する待合
せ呼を待合せ状態管理から削除する。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受付用回線が全て話中である特定番号に対して利用者が
発信すると、待合せ接続する旨のガイダンスを送出する
とともに待合せ時間が計時され、所定時間内に受付用回
線に空きができた場合は回線接続されるため、前記特定
番号呼接続サービスの契約事業者は回線接続できない利
用者を待機させることが可能となり、受付用回線数を増
すことなく顧客獲得の機会を増やすことができる。
受付用回線が全て話中である特定番号に対して利用者が
発信すると、待合せ接続する旨のガイダンスを送出する
とともに待合せ時間が計時され、所定時間内に受付用回
線に空きができた場合は回線接続されるため、前記特定
番号呼接続サービスの契約事業者は回線接続できない利
用者を待機させることが可能となり、受付用回線数を増
すことなく顧客獲得の機会を増やすことができる。
【図１】本発明の実施の形態の一例を示すシステム構成
図
図
【図２】図１のシステムにおける制御フローチャート
【図３】待合せ登録数の管理のようすを示す図
【図４】ＮＳＰアクセスのみで事業者の回線が全話中で
あることが確認できる場合の待合せガイダンス送出のよ
うすを示す図
あることが確認できる場合の待合せガイダンス送出のよ
うすを示す図
【図５】ＮＳＰアクセスのみで事業者の回線が全話中で
あることが確認できない場合の待合せガイダンス送出の
ようすを示す図
あることが確認できない場合の待合せガイダンス送出の
ようすを示す図
【図６】待合せ呼の接続のようすを示す図
１０，２０…加入者交換局、３０…サービス制御局（Ｎ
ＳＰ）、４０…サービス制御統括局（ＮＳＳＰ）、５０
…共通線信号網、６１，６２…電話機、６３…制御端
末。
ＳＰ）、４０…サービス制御統括局（ＮＳＳＰ）、５０
…共通線信号網、６１，６２…電話機、６３…制御端
末。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 原田 常行
東京都新宿区西新宿３丁目19番２号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 三木 茂
東京都新宿区西新宿３丁目19番２号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 今垣 剛
東京都新宿区西新宿３丁目19番２号 日
本電信電話株式会社内
(56)参考文献 特開 平２−10957（ＪＰ，Ａ)
特開 昭58−30261（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04M 3/42 - 3/58
Claims (4)
- 【請求項１】 加入者交換局、サービス制御局、サービ
ス制御統括局及び共通線信号網より構成されたインテリ
ジェントネットワークにおける特定番号呼接続サービス
において、 特定番号呼接続の電話回線の空塞状態を判定し、 空き回線がない場合は発信先電話回線に待合せ用ガイダ
ンスを送出するとともにこれを保留し、 その後、所定時間内に空き回線が生じた場合は発信先電
話回線を該空き回線に接続し、そうでなければ発信先電
話回線を切断することを特徴とする待合せ接続方式。 - 【請求項２】 保留した待合せ呼の情報を登録して空塞
状態の判定に用いるとともに、空き回線に接続した時ま
たは回線切断した時は前記登録を削除することを特徴と
する請求項１記載の待合せ接続方式。 - 【請求項３】 待合せ登録数の上限値を設定し、上限値
を越えて呼を受信した場合、ＢＴ接続することを特徴と
する請求項２記載の待合せ接続方式。 - 【請求項４】 待合せ登録数の上限値は契約者の制御端
末により任意に設定可能とすることを特徴とする請求項
３記載の待合せ接続方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22364797A JP3390637B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 待合せ接続方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22364797A JP3390637B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 待合せ接続方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1168966A JPH1168966A (ja) | 1999-03-09 |
| JP3390637B2 true JP3390637B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=16801471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22364797A Expired - Lifetime JP3390637B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 待合せ接続方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3390637B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8730949B2 (en) | 2010-02-15 | 2014-05-20 | Funai Electric Co., Ltd. | Private branch exchange, VoIP gateway unit and private branch exchange system |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4576115B2 (ja) * | 2003-12-18 | 2010-11-04 | 株式会社日立製作所 | ＶｏＩＰゲートウエイ装置およびＶｏＩＰゲートウエイ装置における呼の発着制御方法 |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP22364797A patent/JP3390637B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8730949B2 (en) | 2010-02-15 | 2014-05-20 | Funai Electric Co., Ltd. | Private branch exchange, VoIP gateway unit and private branch exchange system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1168966A (ja) | 1999-03-09 |
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