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JP3390292B2 - 座標検出装置 - Google Patents

座標検出装置

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Publication number
JP3390292B2
JP3390292B2 JP18936895A JP18936895A JP3390292B2 JP 3390292 B2 JP3390292 B2 JP 3390292B2 JP 18936895 A JP18936895 A JP 18936895A JP 18936895 A JP18936895 A JP 18936895A JP 3390292 B2 JP3390292 B2 JP 3390292B2
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data
component data
unit
tap
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JP18936895A
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JPH0944294A (ja
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晃 柳内
修 原
毅 小椋
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0487Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser
    • G06F3/0488Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures
    • G06F3/04883Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures for inputting data by handwriting, e.g. gesture or text

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、座標検出機器と座標出
力機器とからなる座標検出装置に係り、特に、指等の座
標指示体で操作するセンサー基板を有する座標検出機器
と、この座標検出機器が出力するタップ成分データとス
ライド成分データに基づいて所要の座標位置表示を行う
座標出力機器とからなり、座標指示体の少ない操作回数
により所要の座標表示操作を行うことを可能にした座標
検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、座標検出装置としては、指等の座
標指示体により操作するセンサー基板や、センサー基板
の操作時に得られるシリアル検出信号をデジタル変換し
た後、スイッチデータとスライド成分データとを抽出す
る信号処理部を備える座標検出機器と、座標検出機器か
ら供給されたスイッチデータとスライド成分データの各
データ内容を解析するデータ解析部や、機器全体を制御
する制御部や、各種のデータ表示を行う表示部を備える
座標出力機器とからなっている座標検出装置が知られて
いる。 【0003】かかる座標検出装置においては、座標検出
機器側のセンサー基板を座標指示体により操作したと
き、センサー基板からその操作状態に対応したシリアル
検出信号が出力される。ここで、このときの座標指示体
の操作状態は、シリアル検出信号中に含まれている、一
方の指によりセンサー基板の近傍に設けられたスイッチ
を押圧したことを表すスイッチデータと、他方の指とな
る座標指示体をセンサー基板上に接触させたまま滑らせ
ていることを表すスライド成分データとにより判別する
ことができ、しかも、これらスイッチデータとスライド
成分データとにより、センサー基板のどの位置をスイッ
チ押圧したか、または、どの位置からどの位置まで滑ら
せたかを表すアドレス成分を含ませることにより特定す
ることができる。 【0004】そして、座標出力機器側では、データ解析
部において座標検出機器側から供給されたスイッチデー
タやスライド成分データのデータ内容を解析してその解
析結果を表示部に供給し、表示部においてセンサー基板
上の座標指示体の操作状態に対応した操作画像を表示さ
せる。ここで、表示部に表示される画像は、座標指示体
をスイッチオン状態でスライドさせたとき、画面上の1
つの位置から他の位置までカーソルが移動するととも
に、この移動軌跡上にラインが表示され、また、スイッ
チオフ状態でセンサー基板上の1つの位置から他の位置
まで座標指示体を滑らせただけのとき、即ち、スライド
させただけのとき、画面上の1つの位置から他の位置ま
でカーソルが移動表示される。この場合、座標指示体を
スイッチオン状態でスライドさせたとき、表示部に得ら
れる表示画像の状態を、通常、ドラッグと呼んでおり、
また、スイッチオフ状態で座標指示体をスライドさせた
だけのとき、即ち、カーソル移動だけのとき、表示部に
得られる表示画像の状態を、通常状態と呼んでいる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前述のような小型の座
標検出装置においては、センサー基板上の有効エリアの
サイズと、表示部の表示画面上の有効エリアのサイズと
が異なっているため、センサー基板上の座標指示体の操
作範囲と表示画面上のカーソル等の移動範囲とは異なっ
ていることが多い。例えば、表示画面上において、対角
線上にある1つのコーナー領域から他のコーナー領域ま
でカーソルを大きく移動させ、かつ、ラインを表示させ
るために、センサー基板上の対角線上にある1つのコー
ナー領域から他のコーナー領域まで座標指示体をドラッ
グ状態でスライドさせたとしても、画面上のカーソルの
移動距離やラインの表示範囲が画面の中央領域に達する
だけで、画面上のカーソルの移動距離やラインの表示範
囲を画面の中央領域から他のコーナー領域まで延長させ
るためには、センサー基板の他のコーナー領域で一度座
標指示体をセンサー基板から離し、再度、センサー基板
上の1つのコーナー領域から他のコーナー領域まで座標
指示体をドラッグ状態でスライドさせる必要がある、即
ち、座標指示体の再操作を行う必要がある。そして、最
初に、ドラッグ状態で座標指示体の操作が行われたと
き、再操作時もドラッグ状態で座標指示体の操作を行う
必要がある。 【0006】このように、既知の座標検出装置は、画像
を所望状態に設定するスイッチ操作を行うために両手で
操作することがどうしても必要になり、特に、最初に
ラッグ状態で座標指示体を操作したとき、再操作時も
ラッグ状態で座標指示体の操作を行わねばならないこと
から、座標指示体の操作を注意深く行わねばならないと
いう必要があり、座標指示体の操作性が煩雑になるとい
う問題を有している。 【0007】本発明は、かかる問題点を除去するもの
で、その目的は、一方の指等を用いるだけで全ての操作
を可能とし、座標指示体の再操作時であっても、座標指
示体の煩雑な操作を必要としないで、所要の座標表示を
行うことが可能な座標検出装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、座標検出機器と座標出力機器とからな
り、前記座標検出機器は、座標指示体で操作されるセン
サー基板と、前記センサー基板内の前記座標指示体の操
作に対応した検出信号を発生する検出信号発生部と、前
記検出信号に含まれるタップ成分データとスライド成分
データをデジタル的に抽出し、これらのデータを前記座
標出力機器側に供給する信号処理部とを備え、また、前
記座標出力機器は、前記タップ成分データと前記スライ
ド成分データの各データ内容を解析するデータ解析部
と、前記タップ成分データの計測を行う計測部と、前記
計測部の計測結果に応じて動作モードを変更するモード
変換部と、機器全体を制御する制御部と、各種のデータ
表示を行う表示部とを備え、前記タップ成分データと前
記スライド成分データとが一定時間連続して供給された
ときに、前記モード変換部でドラッグモード動作からド
ラッグロックモード動作への変更、または、その逆の変
更が行われることを特徴とする。 【0009】 【作用】前記手段によれば、座標出力機器側に計測部と
モード変換部とを配置し、計測部において座標出力機器
に供給されるタップ成分データの継続状態が計測され、
その計測の結果、タップ成分データの継続状態が短いと
き、モード変換部において座標出力機器の動作モードに
変更を与えず、座標出力機器は単なるスイッチのオン、
オフ操作が行われた場合の動作になり、一方、タップ成
分データの継続状態が長いとき、モード変換部において
座標出力機器の動作モードをドラッグモード動作に維持
させるもので、最初にドラッグ状態で座標指示体の操作
が行われたとき、スライド成分のカウント数が所定数以
上またはスライド成分の継続状態が所定時間以上連続し
ていることが計測されて、座標出力機器の動作モードが
ドラッグロックモード動作に変更され、以後、座標指示
体がセンサー基板から離間されたとしても、ドラッグ
ード動作状態で座標指示体の操作が行われるものであ
る。この場合、タップ成分は、座標指示体がセンサー基
板上の所望位置を押圧したとき、すなわちタップ操作を
行ったときに得られるもので、そのときに得られるデー
タがタップ成分データであり、スライド成分は、座標指
示体がセンサー基板上の所望位置間を滑らせるように移
動したとき、すなわちスライド操作を行ったときに得ら
れるものであり、そのときに得られるデータがスライド
成分データである。このように、前記手段によれば、座
標指示体を再操作する際に、座標指示体の操作が簡潔に
なり、操作性に優れた座標検出装置を得ることができ
る。 【0010】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 【0011】図1及び図2は、本発明に係る座標検出装
置の一実施例を示すブロック構成図であって、図1は座
標検出機器の構成の一例を示すブロック構成図、図2は
座標出力機器の構成の一例を示すブロック構成図であ
る。 【0012】まず、図1において、1はセンサー基板、
2は横(X軸)方向走査駆動部、3は縦(Y軸)方向走
査出力部、4は制御駆動部、5はアナログ−デジタル変
換部(A/D)、6はタップ成分及びスライド成分抽出
部、7はデータ処理部、8はインターフェイス部、9は
出力ポートである。 【0013】そして、センサー基板1は、指等の座標指
示体(図示なし)で操作される長方形の操作領域を有す
るもので、操作領域内の座標位置が多数の横(X軸)方
向走査線と多数の縦(Y軸)方向走査線との交点によっ
て指定される。横方向走査駆動部2は、センサー基板1
の横方向走査を行うもので、1つの駆動入力が制御駆動
部4に接続され、多数の信号出力が横方向走査線に接続
される。縦方向走査出力部3は、センサー基板1の縦方
向走査を行い、シリアル検出信号を発生させるもので、
1つの駆動入力が制御駆動部4に、多数の信号入力が縦
方向走査線に、1つの信号出力がアナログ−デジタル変
換部5の入力にそれぞれ接続される。制御駆動部4は、
横方向走査駆動部2と縦方向走査出力部3を駆動するも
ので、走査駆動信号を横方向走査駆動部2と縦方向走査
出力部3に供給する。アナログ−デジタル変換部5は、
シリアル検出信号をデジタル信号に変換するもので、出
力がタップ成分及びスライド成分抽出部6の入力に接続
される。タップ成分及びスライド成分抽出部6は、デジ
タル変換されたシリアル検出信号に含まれるタップ成分
とスライド成分を抽出分離するもので、出力がデータ処
理部7の信号入力に接続される。データ処理部7は、タ
ップ成分データとスライド成分データを個別に処理する
もので、出力がインターフェイス部8の入力に接続され
る。インターフェイス部8は、外部接続される座標出力
機器とのインターフェイスを行うもので、出力が出力ポ
ート9に接続される。 【0014】次いで、図2において、10は入力ポー
ト、11はインターフェイス部、12はデータ解析部、
13は計測部、14はモード変換部、15は制御部、1
6は表示部、17はリードオンリメモリ(ROM)、1
8はランダムアクセスメモリ(RAM)である。 【0015】そして、インターフェイス部11は、外部
接続の座標検出機器とのインターフェイスを行うもの
で、入力が入力ポート10に、出力がデータ解析部12
の入力に接続される。データ解析部12は、入力された
タップ成分データ及びスライド成分データのデータ内容
を解析するもので、出力が計測部13の入力に接続され
る。計測部13は、タップ成分データの継続状態の計測
を行うもので、出力が制御部15に接続される。モード
変換部14は、座標出力機器の動作モードをドラッグモ
ード動作またはドラッグロックモード動作に切換え変更
するもので、入出力が制御部15に接続される。制御部
15は、座標出力機器全体の動作を制御するもので、イ
ンターフェイス部11を除いた各部12乃至14、16
乃至18にそれぞれ接続される。表示部16は、画像表
示を行うもので、入力が制御部15に接続される。RO
M17は、制御部15の動作プログラムを内蔵するもの
で、制御部15に接続される。RAM18は、制御部1
5で処理したデータ類を一時的に蓄積するもので、制御
部15に接続される。 【0016】前記構成に係る座標検出装置は、概略、次
のように動作する。 【0017】まず、座標検出機器側において、制御駆動
部4から出力される駆動信号により、横方向走査駆動部
2と縦方向走査出力部3とが走査駆動され、それにより
センサー基板1の各走査線に走査信号が供給されている
とき、指等の座標指示体によりセンサー基板1上の所望
の個所を操作すると、その操作状態に対応したシリアル
検出信号が縦方向走査出力部3から出力され、アナログ
−デジタル変換部5に供給される。この場合、シリアル
検出信号は、座標指示体がセンサー基板1上を押圧(タ
ップ操作)したとき生じるタップ成分と、座標指示体が
センサー基板1上を滑らせ(スライド操作)ときに生
じるスライド成分とを含み、その上に、タップ成分内に
は座標指示体でセンサー基板1上を押圧した位置を表す
アドレス成分が含まれ、スライド成分内には座標指示体
でセンサー基板1上を滑らせた位置を表すアドレス成分
含まれている。次いで、シリアル検出信号は、アナロ
グ−デジタル変換部5においてデジタル変換された後、
タップ成分及びスライド成分抽出部6に供給され、デジ
タル変換されたシリアル検出信号に含まれるタップ成分
とスライド成分とが抽出分離されて、タップ成分データ
とスライド成分データが得られる。この内、タップ成分
データは、データ処理部7タップデータのみの抽出
行われた後、インターフェイス部8を介して出力ポート
9に供給される。また、スライド成分データは、データ
処理部7でノイズ等の除去が行われた後、同じくインタ
ーフェイス部8を介して出力ポート9に供給される。 【0018】また、座標出力機器側において、入力ポー
ト10に供給されたタップ成分データ及びスライド成分
データは、インターフェイス部11を介してデータ処理
部12に供給される。データ処理部12は、供給された
タップ成分データ及びスライド成分データのデータ内容
を解析し、それらデータの開始及び終了時点、データの
継続状態、アドレス成分等の確認を行った後、タップ成
分データ及びスライド成分データを計測部13を介して
制御部15にそれぞれ供給する。制御部15は、供給さ
れたタップ成分データ及びスライド成分データを画像表
示に適したデータに変換し、表示部16に供給する。こ
れにより、表示部16においては、センサー基板1上を
操作している座標指示体の操作状態を表す表示画像が表
示されるようになる。この場合、制御部15は、ROM
17に収納されている動作プログラムにしたがった制御
動作を実行し、その制御動作時に、得られたデータをR
AM18に一時的に収納させる。 【0019】前述の動作の間に、計測部13は、タップ
成分データが継続供給されている間、即ち、タップ成分
データからタップオン情報が検出されるとカウントを開
始し、タップ成分データからタップオフ情報が検出され
るとカウントを停止する。また、計測部13は、カウン
トを開始してからそのカウント値が一定値に達すると、
制御信号をモード変換部14に供給する。モード変換部
14は、この制御信号を受けると、制御部15にモード
変換信号を供給し、それにより、座標出力機器は、それ
までのドラッグモード動作からドラッグロックモード動
作に変更され、以後、タップ成分データ内にタップオン
情報とそれに続くタップオフ情報が検出されるまで、
ラッグロックモード動作に維持される。 【0020】ここで、図3は、座標出力機器の動作モー
ドがドラッグモード動作に設定され、さらに、ドラッグ
モード動作からドラッグロックモード動作に変更される
際の状態を示す説明図であり、図3(a)は指等の座標
指示体センサー基板1接触した際に得られるデータ
(このデータを便宜上タッチ成分データという)の発生
状態を示し、図3(b)は指等の座標指示体がセンサー
基板1を押圧接触した際に得られるタップ成分データの
発生状態を示し、図3(c)は指等の座標指示体がセン
サー基板1上をスライドした際に得られるスライド成分
データの発生状態を示している。 【0021】図3(a)、(b)に示されているよう
に、センサー基板1に指等の座標指示体を接触させ、タ
ッチ成分データだけが得られるようにセンサー基板1を
押圧せずに短い時間接触させた後、指等の座標指示体を
センサー基板1から離し、続いて、再度、センサー基板
1に指等の座標指示体を接触させ、その接触の際にタッ
プ成分データが得られるようにセンサー基板1の押圧操
作(以下、このような操作を他の操作と区別するため
に、この明細書においては1回半タッチという)をする
と、座標出力機器はドラッグモード動作になる。そし
て、座標出力機器がドラッグモード動作になった場合、
前の状態に続いて指等の座標指示体をセンサー基板1上
に押圧接触した状態を維持していると、指等の座標指示
体をセンサー基板1に押圧接触した時点からその押圧接
触が絶たれるまでの間、タップ成分データが座標出力機
器に供給される。また、指等の座標指示体をセンサー基
板1に押圧接触した状態でスライドさせると、図3
(c)に示されるように、再度、指等の座標指示体をセ
ンサー基板1に押圧接触した時点からその押圧接触が絶
たれるまでの間、タップ成分データとともにスライド成
分データが座標出力機器に供給される。このとき、計測
部13は、指等の座標指示体がセンサー基板1に押圧接
触しているまたはスライドしている時間の計測、即ち、
タップ成分データまたはスライド成分データの継続状態
を計測し、タップ成分データまたはスライド成分データ
が所定時間以上継続していることを計測すると、制御部
15にモード変換信号を供給し、座標出力機器は、ドラ
ッグロックモード動作に変更される。 【0022】続いて、図4は、座標出力機器の動作モー
ドが変更される際、計測部13及び制御部15で実行さ
れる動作状態を示すフローチャートであり、図5は、タ
ップ成分データ及びスライド成分データの変遷の一例を
示すデータ経緯図である。 【0023】ここにおいて、図4に図示のフローチャー
ト及び図5に図示のデータ経緯図を用い、座標出力機器
がドラッグモード動作からドラッグロックモード動作
に、さらに、ドラッグロックモード動作からドラッグモ
ード動作に変更される際の動作について説明する。 【0024】まず、時間t1において、タップ成分デー
の中に、タップ成分データがオフからオンになるエッ
ジ部分が到来したことを検出すると(ステップ1)、カ
ウンタをクリアし(ステップ2)、トグルフラッグをオ
フにし(ステップ3)、ドラッグモード動作状態で所定
のデータ処理を実行する(ステップ4)。なお、図4に
おいては、タップ成分データがオフからオンになるエッ
ジ部分をタップオンエッジとして表している。 【0025】続く、時間t2において、タップ成分デー
の中に、タップ成分データがオフからオンになるエッ
ジ部分が到来したことを検出せずに(ステップ1)、
ップ成分データが連続してオンになっている状態(以
下、このような状態をこの明細書及び図面ではタップオ
ン情報という)であることを検出すると(ステップ
5)、カウントアップが行われ(ステップ6)、そのカ
ウント値が一定値に達していないと(ステップ7)、未
だドラッグモード動作状態のままで所定のデータ処理を
実行する(ステップ4)。 【0026】この場合、タップオン情報が得られた後の
カウントは、図3(b)に示されているように、タップ
オン情報が連続している時間をカウントしてもよく、ま
た、図3(c)に示されているように、指等の座標指示
体がセンサー基板1上をスライドしているときの移動距
離、あるいは、スライド成分が継続している時間をカウ
ントしてもよい。 【0027】続いて、時間t3において、タップ成分デ
ータの中に、タップ成分データがオフからオンになるエ
ッジ部分が到来したことを検出せずに(ステップ1)、
タップ成分データが連続してオンになっている状態(タ
ップオン情報)が得られたことを検出すると(ステップ
5)、カウントアップが行われ(ステップ6)、そのカ
ウント値が一定値に達すると(ステップ7)、ドラッグ
モード動作状態からドラッグロックモード動作状態に移
行し(ステップ8)、トグルフラッグをオンにし(ステ
ップ9)、ドラッグロックモード動作状態で所定のデー
タ処理を実行する(ステップ4)。 【0028】次に、時間t4において、タップ成分デー
の中に、タップ成分データがオフからオンになるエッ
ジ部分が到来したことを検出せずに(ステップ1)、
ップ成分データが連続してオンになっている状態(タッ
プオン情報)が得られたことも検出せず(ステップ
5)、タップ成分データがオンからオフになるエッジ部
が到来したことを検出し(ステップ11)、トグルフ
ラッグがオンであることを検出すると(ステップ1
0)、ドラッグロックモード動作状態で所定のデータ処
理を実行する(ステップ4)。なお、図4においては、
タップ成分データがオンからオフになるエッジ部分をタ
ップオフエッジとして表している。 【0029】次いで、時間t5において、タップ成分デ
ータの中に、タップ成分データがオフからオンになるエ
ッジ部分が到来したことを検出せずに(ステップ1)、
タップ成分データが連続してオンになっている状態(タ
ップオン情報)が得られたことも検出せず(ステップ
5)、タップ成分データがオンからオフになるエッジ部
が到来したことも検出しないとき(ステップ10)、
ドラッグロックモード動作状態で所定のデータ処理を実
行する(ステップ4)。 【0030】続く、時間t6において、タップ成分デー
の中に、タップ成分データがオフからオンになるエッ
ジ部分が到来したことを検出せずに(ステップ1)、
ップ成分データが連続してオンになっている状態(タッ
プオン情報)が得られたことも検出せず(ステップ
5)、タップ成分データがオンからオフになるエッジ部
が到来したことも検出しないとき(ステップ10)、
依然としてドラッグロックモード動作状態で所定のデー
タ処理を実行する(ステップ4)。 【0031】続いて、時間t7においてタップ成分デ
ータの中に、タップ成分データがオフからオンになるエ
ッジ部分が到来したことを検出すると(ステップ1)、
カウンタをクリアし(ステップ2)、トグルフラッグを
オフにし(ステップ3)、引き続いてドラッグロックモ
ード動作状態で所定のデータ処理を実行する(ステップ
4)。 【0032】最後に、時間t8において、タップ成分デ
ータの中に、タップ成分データがオフからオンになるエ
ッジ部分が到来したことを検出せずに(ステップ1)、
タップ成分データが連続してオンになっている状態(タ
ップオン情報)が得られたことも検出せず(ステップ
5)、タップ成分データがオンからオフになるエッジ部
が到来したことを検出したとき(ステップ10)、ト
グルフラッグがオンでないことを検出すると(ステップ
11)、ドラッグロックモード動作状態からドラッグモ
ード動作状態に移行し(ステップ12)、以後、ドラッ
グモード動作状態で所定のデータ処理を実行する(ステ
ップ4)。 【0033】前記それぞれの時間t1乃至t8の動作の
中で、時間t1乃至t4の動作は、座標指示体の最初の
操作により得られたデータに対する動作であり、それに
続く時間t5乃至t6の動作は、座標指示体の再操作に
より得られたデータに対する動作であるが、時間t5乃
至t6の動作時には、座標出力機器の動作モードがドラ
ッグロックモード動作状態に移行しているので、単にト
ラッキング操作(スライド操作)を行っているにも係ら
ず、ドラッグ操作(1回半タップ操作)が行われたもの
と等価になっている。 【0034】このように、本実施例によれば、座標指示
体を再操作する場合に、座標指示体の操作を簡便にする
ことができ、それにより操作性に優れた座標検出装置が
得られる。 【0035】なお、前記実施例においては、座標出力機
器にタップ成分データとスライド成分データが供給され
る例を挙げて説明したが、このタップ成分はスイッチ成
分に簡単に変換できることから、タップ成分データの中
にスイッチ成分データが含まれているものである。 【0036】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にお
いては、座標出力機器側に計測部13とモード変換部1
4とを配置し、計測部13において座標出力機器に供給
されるタップ成分データの継続状態が計測され、その計
測の結果、タップ成分データの継続状態が短いとき、モ
ード変換部14において座標出力機器の動作モードに変
更を与えず、座標出力機器は単なるスイッチのオン、オ
フ操作が行われた場合の動作になり、一方、タップ成分
データの継続状態が長いとき、モード変換部14におい
て座標出力機器の動作モードをドラッグモード動作に維
持させるもので、最初にドラッグ状態で座標指示体の操
作が行われたとき、スライド成分のカウント数が所定数
以上またはスライド成分の継続状態が所定時間以上連続
していることが計測されて、座標出力機器の動作モード
がドラッグロックモード動作に変更され、以後、座標指
示体がセンサー基板1から離間されたとしても、ドラッ
モード動作状態で座標指示体の操作が行われるように
なる。 【0037】このように、本発明によれば、座標指示体
を再操作する際に、座標指示体の操作が簡潔になり、操
作性に優れた座標検出装置を得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る座標検出装置の一実施例を示すブ
ロック構成図であって、座標検出装置の座標検出機器の
構成部分を示すものである。 【図2】本発明に係る座標検出装置の一実施例を示すブ
ロック構成図であって、座標検出装置の座標出力機器の
構成部分を示すものである。 【図3】座標出力機器の動作モードがドラッグロックモ
ード動作に設定され、さらに、ドラッグロックモード動
作からドラッグロックモード動作に変更される際の状態
を示す説明図である。 【図4】座標出力機器の動作モードが変更される際、計
測部及び制御部で実行される動作の状態を表すフローチ
ャートである。 【図5】タップ成分データ及びスライド成分データの変
遷の一例を示すデータ経緯図である。 【符号の説明】 1 センサー基板 2 横(X軸)方向走査駆動部 3 縦(Y軸)方向走査出力部 4 制御駆動部 5 アナログ−デジタル変換部(A/D) 6 タップ成分及びスライド成分抽出部 7 データ処理部 8、11 インターフェイス部 9 出力ポート 10 入力ポート 12 データ解析部 13 計測部 14 モード変換部 15 制御部 16 表示部 17 リードオンリメモリ(ROM) 18 ランダムアクセスメモリ(RAM)
フロントページの続き (72)発明者 小椋 毅 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 座標検出機器と座標出力機器とからな
    り、前記座標検出機器は、座標指示体で操作されるセン
    サー基板と、前記センサー基板内の前記座標指示体の操
    作に対応した検出信号を発生する検出信号発生部と、前
    記検出信号に含まれるタップ成分データとスライド成分
    データをデジタル的に抽出し、これらのデータを前記座
    標出力機器側に供給する信号処理部とを備え、また、前
    記座標出力機器は、前記タップ成分データと前記スライ
    ド成分データの各データ内容を解析するデータ解析部
    と、前記タップ成分データの計測を行う計測部と、前記
    計測部の計測結果に応じて動作モードを変更するモード
    変換部と、機器全体を制御する制御部と、各種のデータ
    表示を行う表示部とを備え、前記タップ成分データと前
    記スライド成分データとが一定時間連続して供給された
    ときに、前記モード変換部でドラッグモード動作からド
    ラッグロックモード動作への変更、または、その逆の変
    更が行われることを特徴とする座標検出装置。
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