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JP3390072B2 - Method for producing and purifying L-threo-hydroxyaspartic acid - Google Patents

Method for producing and purifying L-threo-hydroxyaspartic acid

Info

Publication number
JP3390072B2
JP3390072B2 JP34449493A JP34449493A JP3390072B2 JP 3390072 B2 JP3390072 B2 JP 3390072B2 JP 34449493 A JP34449493 A JP 34449493A JP 34449493 A JP34449493 A JP 34449493A JP 3390072 B2 JP3390072 B2 JP 3390072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
threo
culture
producing
hydroxyaspartic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34449493A
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Japanese (ja)
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JPH07170992A (en
Inventor
充之 西出
敦 桑原
清司 望月
辰巳 早岡
泰三 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP34449493A priority Critical patent/JP3390072B2/en
Publication of JPH07170992A publication Critical patent/JPH07170992A/en
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は抗菌作用を有するL−ス
レオーヒドロキシアスパラギン酸の製造法及び精製法に
関する。 【0002】 【従来の技術】L−スレオーヒドロキシアスパラギン酸
はアースリニウム ファエオスパムムエスピー(Art
hrinium phaeospermum sp.)
T−53およびストレプトミセス エスピー(Stre
ptomyces sp.)7540−MCによって生
成されること〔J.Antibiotics 23、8
21(1975)〕また光学分割法によって得られるこ
と〔Bull.Chem.Soc.Japan 40、
2154(1967)〕が知られている。 【0003】培養液からのL−スレオ−ヒドロキシアス
パラギン酸の精製法としては以下のことが知られてい
る。まず、培養ろ液を活性炭および弱酸性陽イオン交換
樹脂(Amberlite IRC−50)で前処理す
る。次いで、溶出液を強塩基性陰イオン交換樹脂(Do
wex1×8又はIRA410)に吸着させ0.04N
HClで溶出する。この溶出液を更に吸着樹脂(Amb
erlite XAD−2)を用いて精製する。一方、
この方法とは別途にIRC−50での溶出液を強酸性陽
イオン交換樹脂(Amberlite 1R−120)
に吸着させ0.3N−NH4 OH溶液にて溶出しても精
製できるとされている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】L−スレオ−ヒドロキ
シアスパラギン酸は抗菌作用を有しており医薬品とし
て、また医薬品中間原料として期待されていることか
ら、より優れた本物質の新規製造法の開発が望まれてい
る。又、精製法に関しては、従来法は工程数が多いこと
及び長時間の精製時間がかかる為、簡便な方法が望まれ
ている。尚、L−スレオ−ヒドロキシアスパラギン酸を
含む培養液について前述の活性炭、弱酸性陽イオン交換
樹脂で前処理し強酸性陽イオン交換樹脂に吸着し0.3
N−NH4 OH溶液で溶出する方法を追試したが、不純
分が多く精製されなかった。又、アスパラギン酸とヒド
ロキシアスパラギン酸が溶液中に含まれている場合で
は、強酸性陽イオン交換樹脂に吸着後0.3N−NH4
OHで溶出するとアスパラギン酸も溶出され、ヒドロキ
シアスパギン酸が精製されない。 【0005】 【課題を解決するための手段】パプラリア(Papul
aria)属に属し、L−スレオ−ヒドロキシアスパラ
ギン酸産生能を有する微生物を、L−アスパラギン酸を
含む培地中で培養すると、L−アスパラギン酸の水酸化
体すなわちL−スレオ−ヒドロキシアスパラギン酸が有
利に生成されることを見い出した。更に、L−スレオ−
ヒドロキシアスパラギン酸を培養液より精製する方法を
検討した結果、強酸性陽イオン交換樹脂を用い、pH3
〜8の水溶液で溶出すると精製が簡便に出来ることを見
い出した。 【0006】即ち、本願の第1の発明はパプラリア(
apularia)属に属しL−スレオ−ヒドロキシア
スパラギン酸を生産する能力を有する微生物をL−アス
パラギン酸を含む培地中で培養することによりL−スレ
オ−ヒドロキシアスパラギンを生成せしめ、これを採取
することを特徴とするL−スレオ−ヒドロキシアスパラ
ギン酸の製造法に関する。 【0007】更に、本願の第2の発明はヒドロキシアス
パラギン酸を含む培養ろ液を強酸性陽イオン交換樹脂に
吸着させpH3〜8の水溶液にて溶出することを特徴と
するヒドロキシアスパラギン酸の精製法に関する。より
詳しくはヒドロキシアスパラギン酸を含む溶液を強酸性
陽イオン交換樹脂と接触させ、ヒドロキシアスパラギン
酸を該樹脂に吸着させ、次いで中性の水で溶出し、該溶
出液からヒドロキシアスパラギン酸を単離することを特
徴とする請求項4の精製法に関する。 【0008】本発明で使用されるパプラリア(Papu
laria)属に属するL−スレオ−ヒドロキシアスパ
ラギン酸の生産菌の1例をあげればパプラリア アルン
ディニス(Papularia arundines
NF00779である。以下パプラリア アルンディニ
ス(Papularia arundines)NF0
0779株の菌学的性状を示す。 【0009】1.ポテト・デキストロース寒天培地(2
5℃)での生育は極めて良く、3日間で、集落の径は5
2〜54mmに達する。集落の表面は羊毛状〜繊維状の
気生菌糸が着生し、培養日数に従い、白色〜淡褐色とな
る。気生菌糸上に黒色の分生子塊を散生し、後に緻密に
分生子を形成する。裏面は、淡褐色を呈する。 2.2%麦芽エキス寒天培地(25℃)での生育も良
く、3日間で、集落の径は43〜44mmに達する。集
落の表面は羊毛状の気生菌糸が着生し、培養日数に従
い、白色〜白灰色・帯褐色となる。分生子の形成は良
好。裏面は淡褐色を呈する。 3.ツアペック寒天培地(25℃)での生育はやや悪
く、3日間で、集落の径は15〜27mmに達する。集
落の表面は羊毛状の気生菌糸が着生し白色となる。分生
子の形成は良好。 4.コーンミール寒天培地(25℃)での生育は良く、
3日間で、集落の径は34〜36mmに達する。集落の
表面は気生菌糸が薄くひろがり、分生子の形成も良好。 【0010】5.本菌は、ポテト・デキストロース寒天
培地上で速やかに生育し、全面に分生子を豊富に着生す
る。菌糸は無色〜帯褐色、壁は滑面、隔壁を有する。
1.6〜4.0μm。分生子母細胞は、無色〜帯褐色、
フラスコ形〜アンプル形、4.5〜8.0×3.2〜
5.2μm。頂部より分生子柄が形成される。分生子柄
は、無色、細長い円筒形、平滑、隔壁は不規則、長さ6
0μm程度まで、径は約0.8μm。分生子は、バソジ
ック型分生子、レンズ形、表面は平滑、淡褐色、両面の
接合部は無色、前面円形の直径は4.8〜7.2μm、
側面紡錘形の短径は2.8〜4.8μm分生子柄の側面
に沿って全面に付着したように形成される。至適生育温
度は25℃前後で、37℃では生育しない。至適生育p
Hの範囲は6.0〜8.0である。 【0011】6.以上の菌学的性質より本菌は、“Ai
nsworth and Bisby’s Dicti
onary of the Fungi”(by D.
L.Hawksworth,B.C.Sutton a
nd G.C.Ainsworth,7th ed.,
C.M.I.,Kew,1983)に従い、真菌門、不
完全菌亜門、不完全糸状菌綱のパプラリア(Papul
aria)属菌と同定した。さらに種の検索をした結
果、パプラリア アルンディニス(Papularia
arundinis)の記載とほぼ一致したので、本
菌をパプラリア アルンディニス(Papularia
arundinis)と同定パプラリアアルンディニ
ス(Papularia arundinis)NF0
0779と命名した。該菌株は、工業技術院生命工学工
業技術研究所に受託番号FERM P−13773号と
して寄託された。 【0012】本発明において強酸性陽イオン交換樹脂と
しては、スルホン酸系陽イオン交換樹脂が好ましく、イ
オン交換基としてスルホン酸基を有するものであればよ
く、樹脂自体はポリスチレン系、フェノール系等特に制
限されないが、一般的にはポリスチレン系樹脂が使用さ
れ、架橋の程度が5 〜15%程度のものが好ましい。具
体的にはDowex 50W(商品名、ダウ)、アンバ
ーライト 120B(商品名;ロームアンドハース)等
である。 【0013】又、本発明においてpH3〜8の水溶液と
は、中性又は塩酸等でpHが調製されたもので、水また
は0.01〜1M程度のNaCl、Na2 SO4 等の塩
を含む水溶液である。本願では好ましくは中性の水が好
ましい。 【0014】本発明によりL−アスパラギン酸を水酸化
しL−スレオ−ヒドロキシアスパラギン酸を製造するに
は本物質を産生する能力を有する微生物をL−アスパラ
ギン酸を含む培地中で培養し培養物中に本物質を生成蓄
積せしめ、ついでこれを採取すればよい。培養方法は原
則的には糸状菌の培養方法に順ずるが通常は液状培養に
よる深部培養法が有利である。培養に用いられる培地と
してはL−アスパラギン酸の他に菌株パプラリア アル
ンディニス(Papularia arundini
)NF00779が利用する栄養源を含有する培地で
あればよい。栄養源としては従来から糸状菌の培養に利
用されている公知のものが使用でき、例えば炭素源とし
てグルコース、マンニトール、デキストリン、澱粉、水
飴(澱粉麦芽糖化物)、大豆油など単独または組み合わ
せて用いることができる。無機および有機窒素源として
は塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、尿素、硝酸、
アンモニウム、硝酸ソーダ、ペプトン、肉エキス、酵母
エキス、乾燥酵母、コーン・スチーブ・リカー、大豆油
カス、ソイビーンミール、オートミール、カザミノ酸、
バクトソイトン、ソリブルベジタブルプロテインなど単
独または組み合わせて用いることができる。その他必要
に応じて食塩、硫酸マグネシウム、硫酸銅、硫酸亜鉛、
塩化マンガン、炭酸カルシウム、燐酸塩などの無機塩を
加えることができるほか、本菌の生育を促進する有機
物、例えば核酸類、ビタミン類や無機物を適当に添加す
ることができる。 【0015】本発明においてL−アスパラギン酸の添加
量は菌の生育を阻害しない範囲ならば、特に制限はな
く、培地の全量に対して0.01〜10w/w%程度、
実用的には0.05〜5w/w%程度、好ましくは0.
1〜3w/w%程度である。L−アスパラギン酸の添加
は、最初の培地中に全量しておいてもよいし、場合によ
っては培養中に分割添加してもよい。培地中におけるア
スパラギン酸の濃度は0.01〜2w/w%、好ましく
は0.02〜1.2w/w%程度になるようコントロー
ルするのが好ましい。 【0016】培養温度は20〜35℃好ましくは25〜
30℃、pHは5〜9好ましくは6〜8の範囲で培養を
行うことが望ましい。液体培養では1〜3日間培養を行
うとL−スレオ−ヒドロキシアスパラギン酸が培養液中
に蓄積される。培養液中の生成量が最大に達したときに
培養を停止し、菌体をろ別して得られる培養液中より目
的物を精製単離する。培養ろ液から本物質の精製単離に
は吸着樹脂あるいは活性炭による吸脱着法、イオン交換
樹脂、セファテックス類、シリカゲルのカラムクロマト
グラフィーなどの方法を適当に組み合わせて用いること
ができる。 【0017】本発明においては、精製工程および精製に
要する時間の短縮の目的から、強酸性陽イオン交換樹脂
を用いる精製方法が好ましい。ヒドロキシアスパラギン
酸を含む溶液を、強酸性陽イオン交換樹脂と接触させ、
例えば該樹脂を充填したカラムに通液し、ヒドロキシア
スパラギン酸を吸着させ、次いで、pH3〜8の水溶液
好ましくは中性付近、例えばpH5.5〜7.5の水
(蒸留水など)で溶出し、該溶出液から、ヒドロキシア
スパラギン酸を濃縮もしくは不溶性溶媒を添加する等の
方法で析出させることにより、精製ヒドロキシアスパラ
ギン酸を得ることができる。 【0018】該樹脂での処理するヒドロキシアスパラギ
ン酸を含む溶液が、着色していたりする場合には、あら
かじめ、脱色用のクロマトグラフィーや活性炭処理など
で処理した後、該樹脂で処理するのが好ましい。例えば
より具体的に示せば、まず培養ろ液を活性炭等の処理す
ることによって脱色、不飽和度の高い物質および脂溶生
物質等を除いた。次いでこの溶出液をスルホン酸系樹脂
等の強酸性陽イオン交換樹脂、例えばDowex 50
W(商品名;ダウ)に10〜40℃、好ましくは室温で
吸着させ、この温度でpH3〜8の水溶液好ましくは中
性の水で溶出するだけで容易に精製できる。次いで、得
られる水溶液を減圧濃縮し、メタノールあるいはエタノ
ールを加え析出した結晶をろ集すればよい。尚、活性炭
処理及び強酸性陽イオン交換樹脂の順序は逆であっても
精製の効果は達成されるが、活性炭処理を最初に行うの
が好ましい。 【0019】以下に本発明の実施例を示す。 【実施例】 実施例1 ロータリー型振とう用500ml容三角フラスコにグル
コース1.0%、シュークローズ2.0%、ソイビーン
ミール2.0%、リン酸二水素カリウム0.1%、硫酸
マグネシウム0.025%及び硫酸鉄0.6mg、硫酸
銅4.1mg、硫酸亜鉛0.8mg、塩化マンガン5.
0mg、を含む培地100ml(pH6.3)を分注し
120℃、20分間オートクレープ滅菌した。これにパ
プラリアアルンディニス(Papularia aru
ndinis)NF00779株(工業技術院生命工学
工業技術研究所受託番号FERM P−13773)の
1白金耳を接種し27℃、220回転/分、3日間振と
うした。これとは別に、前記同様の三角フラスコに前記
同様の培地100ml(pH6.3)を分注し、さらに
L−アスパラギン酸を0.1、0.2、0.4、0.8
%になるように添加し、120℃、20分間オートクレ
ープ滅菌した。これに前記培養液2mlを移植し27
℃、220回転/分の条件下で48時間培養した。培養
液から遠心分離で得た上清をN.Nimuraらの方法
〔J.Chromatogr.、352、169〜17
7(1986)〕に従ってOPTA−AcCys試薬で
処理し、生成したL−スレオ−ヒドロキシアスパラギン
酸を蛍光物質に導いた後HPLC蛍光分析を行った。添
加したL−アスパラギン酸の量と生成したL−スレオ−
ヒドロキシアスパラギン酸の量を表1にまとめた。HP
LC条件を以下に示す。 【0020】 カラム : ユニシルパック5C18、6.0×250
mm、40℃ 溶媒 : 50mM酢酸ナトリウム、50mMリン酸
−水素ナトリウム/テトラヒドロフラン/メタノール
(96/2/2) 流速 : 0.8ml/min. 検出 : 励起波長 350nm、蛍光波長 405
nm 【0021】 表1 添加L−アスパラギン酸量に対する生成L−スレオ−ヒドロキシーア スパラギン酸量 L−アスパラギン酸 L−スレオ−ヒドロキシアスパラギン酸 (%) (ppm) 0.0 440 0.1 570 0.2 740 0.4 1010 0.8 1000 【0022】実施例2 ロータリー型振とう用500ml容三角フラスコにグル
コース1.0%、シュークローズ2.0%、ソイビーン
ミール2.0%、リン酸二水素カリウム0.1%、硫酸
マグネシウム0.025%、および硫酸鉄0.6mg、
硫酸銅4.1mg、硫酸亜鉛0.8mg、塩化マンガン
5.0mg、を含む培地100ml(pH6.3)を分
注し120℃、20分間オートクレープ滅菌した。これ
にパプラリア アルンディニス(Papularia
arundinis)NF00779株(工業技術院生
命工学工業技術研究所受託番号FERM P−1377
3)の1白金耳を接種し27℃、220回転/分、3日
間振とうした。これとは別に10L容ジャーファーメン
ター3基にそれぞれ前記同様の培地6L(pH6.3)
を分注した。さらにそれぞれにL−アスパラギン酸を
0.4%になるように添加し、120℃、20分間オー
トクレーブ滅菌した。 【0023】これに前記培養液30mlを加え、27
℃、350回転/分、2/3VVM(4L/min.)
の条件下で48時間培養した。培養液をろ過してろ液1
4.5Lを得た。活性炭1.2Lにろ液を通過させ、通
過液をダウエックス50W(H+ ) 3.2Lに吸着させ
た後、蒸留水20Lで溶出した。溶出液を減圧下で濃縮
乾固し、次いで水−エタノール(1:1)50mlを用
いてろ集し、白色粉末17.4gを得た。(純度82
%)。IRスペクトルより本物質をL−スレオ−ヒドロ
キシアスパラギン酸と同定した。尚、培地中に添加した
L−アスパラギン酸は溶出されなかった。 【0024】 【発明の効果】本発明により医薬品として及び医薬品の
中間原料として有用なL−スレオ−ヒドロキシアスパラ
ギン酸が好収率で得られた。また、活性炭及び強酸性陽
イオン交換樹脂を組合せた簡便な精製法により精製工程
及び精製時間の大幅な短縮がはかられた。又、培地にL
−アスパラギン酸を添加した場合も、精製が良好であっ
た。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an antibacterial L-sulfate.
For production and purification of leohydroxyaspartic acid
Related. [0002] 2. Description of the Related Art L-Threoxyhydroxyaspartic acid
Is Earthrinium Phaeospam Speech (Art
hrinium phaeospermum  sp. )
T-53 and Streptomyces sp.Stre
ptomyces  sp. ) Raw by 7540-MC
To be performed [J. Antibiotics 23, 8
21 (1975)].
And [Bull. Chem. Soc. Japan 40,
2154 (1967)]. [0003] L-threo-hydroxyas from culture
The following are known as methods for purifying paraginic acid.
You. First, the culture filtrate was subjected to activated carbon and weak acid cation exchange.
Pretreatment with resin (Amberlite IRC-50)
You. Next, the eluate was washed with a strongly basic anion exchange resin (Do
Wex1 × 8 or IRA410)
Elute with HCl. This eluate is further subjected to an adsorption resin (Amb
erlite XAD-2). on the other hand,
Separately from this method, the eluate from IRC-50 is applied to a strongly acidic solution.
Ion exchange resin (Amberlite 1R-120)
0.3N-NHFourEven if eluted with OH solution
It is said that it can be manufactured. [0004] SUMMARY OF THE INVENTION L-Threo-hydroxy
Siaspartic acid has an antibacterial effect and is a drug.
And what is expected as a pharmaceutical intermediate
Therefore, there is a demand for the development of a new and superior method for producing this substance.
You. As for the purification method, the conventional method requires a large number of steps.
And a long purification time, a simple method is desired.
ing. In addition, L-threo-hydroxyaspartic acid is used.
Activated carbon and weakly acidic cation exchange as described above
Pre-treated with resin and adsorbed on strongly acidic cation exchange resin 0.3
N-NHFourWe repeated the method of elution with OH solution,
Many minutes were not purified. Also, aspartic acid and hide
If roxyaspartic acid is contained in the solution
Is 0.3N-NH after adsorption on a strongly acidic cation exchange resin.Four
Elution with OH also elutes aspartic acid,
Sheaspartic acid is not purified. [0005] [Means for Solving the Problems]Papull
aria) Genus, L-threo-hydroxyaspara
Microorganisms capable of producing formic acid, L-aspartic acid
Culture in a medium containing L-aspartic acid
In the form of L-threo-hydroxyaspartic acid.
It is found that it is generated conveniently. Further, L-threo-
How to purify hydroxyaspartic acid from culture solution
As a result of the examination, using a strongly acidic cation exchange resin, pH 3
Purification can be easily performed by elution with aqueous solutions of ~ 8.
I came out. That is, the first invention of the present application isP
apuliaL-threo-hydroxya belonging to the genus
Microorganisms capable of producing spargic acid are
By culturing in a medium containing paraginic acid, L-thread
Produce o-hydroxyasparagine and collect it
L-threo-hydroxyaspara
The present invention relates to a method for producing formic acid. Further, the second invention of the present application is a hydroxyas
Converting the culture filtrate containing paraginic acid into a strongly acidic cation exchange resin
Adsorbed and eluted with an aqueous solution of pH 3-8
To a method for purifying hydroxyaspartic acid. Than
More specifically, a solution containing hydroxyaspartic acid is strongly acidic
Contact with cation exchange resin, hydroxy asparagine
The acid is adsorbed on the resin and then eluted with neutral water,
It specializes in isolating hydroxyaspartic acid from effluent.
The present invention relates to the purification method according to claim 4. [0008] Papulia used in the present invention (Papu)
Laria) belonging to the genus L-threo-hydroxyaspa
One example of a bacterium producing laginic acid is Papraria Arun.
Dinis (Papulia arundines)
NF00779. Papallia Arundini below
Su (Papulia arundines) NF0
This shows the bacteriological properties of the 0779 strain. 1. Potato dextrose agar (2
(5 ° C), very good growth in 3 days,
Reaches 2-54 mm. The surface of the settlement is wool to fibrous
Aerial mycelium grows and becomes white to light brown depending on the number of days of culture.
You. Spread a black conidium mass on the aerial mycelium, and then
Form conidia. The back surface has a light brown color. Good growth on 2.2% malt extract agar medium (25 ° C)
In three days, the diameter of the settlement reaches 43 to 44 mm. Collection
A wool-like aerial mycelium grows on the surface of the drop and depends on the number of culture days.
It becomes white to white-grey / brown. Conidium formation is good
Good. The back has a light brown color. 3. Growth on Tuapec agar medium (25 ° C) is slightly bad
In three days, the diameter of the settlement reaches 15-27 mm. Collection
The surface of the fall becomes white by the formation of wool-like aerial hyphae. Separation
Good child formation. 4. It grows well on cornmeal agar (25 ° C)
In three days, the diameter of the settlement reaches 34-36 mm. Of the village
The aerial mycelium spreads thinly on the surface, and conidia formation is good. [0010] 5. The fungus is potato dextrose agar
It grows quickly on the medium and has a large conidial growth on the entire surface
You. The mycelium is colorless to brownish, the wall has a smooth surface and septum.
1.6-4.0 μm. Conidium cells are colorless to brownish,
Flask type to ampule type, 4.5 to 8.0 x 3.2 to
5.2 μm. Conidia are formed from the top. Conidium pattern
Is colorless, slender cylindrical, smooth, partition walls are irregular, length 6
Up to about 0 μm, diameter is about 0.8 μm. The conidium is Vasoji
Type conidia, lens shape, surface is smooth, light brown, both sides
The joint is colorless, the diameter of the front circle is 4.8-7.2 μm,
The minor axis of the lateral spindle is 2.8 to 4.8 μm
Along the entire surface. Optimal growth temperature
The temperature is around 25 ° C and does not grow at 37 ° C. Optimal growth p
The range of H is 6.0 to 8.0. 6. Based on the above mycological properties, this bacterium is "Ai
nsworth and Bisby's Dicti
onary of the Fungi "(by D.E.
L. Hawksworth, B .; C. Sutton a
nd G. C. Ainsworth, 7th ed. ,
C. M. I. , Kew, 1983), according to the fungal phylum
Complete subphylum, Paplaria of incomplete filamentous fungi (Papull
aria) A genus was identified. Further species search results
As a result, paprialia Arundinis (Papulia
arundinis)
Fungus on paparia arundinis (Papulia
arundinis) And identification papriaria arundini
Su (Papulia arundinis) NF0
0779. The strain is manufactured by the National Institute of Advanced Industrial Science and Technology
With the accession number FERM P-13773 to the National Institute of Advanced Industrial Science and Technology
And was deposited. In the present invention, a strongly acidic cation exchange resin is used.
Therefore, a sulfonic acid-based cation exchange resin is preferable.
Anything that has a sulfonic acid group as an on-exchange group
Resin is polystyrene, phenol, etc.
Although not limited, polystyrene resin is generally used.
Preferably, the degree of crosslinking is about 5 to 15%. Ingredient
Physically Dowex 50W (trade name, Dow), Amba
-Light 120B (trade name; ROHM and Haas) etc.
It is. In the present invention, an aqueous solution having a pH of 3 to 8 is used.
Is pH adjusted with neutral or hydrochloric acid, etc.
Is about 0.01 to 1 M NaCl, NaTwoSOFourEtc. salt
An aqueous solution containing In the present application, neutral water is preferably used.
Good. According to the present invention, L-aspartic acid is hydroxylated.
For producing L-threo-hydroxyaspartic acid
Describes a microorganism capable of producing this substance as L-aspara
Culture in a medium containing formic acid to produce and store this substance in the culture.
You can pile it and then collect it. Culture method is original
In principle, follow the culture method for filamentous fungi, but usually use liquid culture.
A submerged culture method is advantageous. Medium used for culture
In addition to L-aspartic acid,
Ndinnis (Papulia arundini
s) In the medium containing the nutrient sources utilized by NF00779
I just need. As a nutrient source, it has traditionally been useful for culturing filamentous fungi.
Well-known materials used can be used.
Glucose, mannitol, dextrin, starch, water
Candy (starch malt saccharified product), soybean oil, etc., alone or in combination
Can be used. As a source of inorganic and organic nitrogen
Is ammonium chloride, ammonium sulfate, urea, nitric acid,
Ammonium, sodium nitrate, peptone, meat extract, yeast
Extract, dried yeast, corn steak liquor, soybean oil
Cass, soybean meal, oatmeal, casamino acid,
Bacto soyton, solvable vegetable protein, etc.
It can be used alone or in combination. Other required
Salt, magnesium sulfate, copper sulfate, zinc sulfate,
Inorganic salts such as manganese chloride, calcium carbonate and phosphate
Organic substances that can be added and promote the growth of the fungus
Substances such as nucleic acids, vitamins and inorganic substances
Can be In the present invention, the addition of L-aspartic acid
The amount is not particularly limited as long as it does not inhibit bacterial growth.
About 0.01 to 10 w / w% of the total amount of the medium,
Practically, about 0.05 to 5 w / w%, preferably 0.1 to 5 w / w%.
It is about 1-3 w / w%. Addition of L-aspartic acid
May be stored in the initial medium, or may be
May be added in portions during the culture. A in the medium
The concentration of sparagic acid is preferably 0.01 to 2 w / w%, preferably
Is controlled to be about 0.02-1.2w / w%
Preferably. The culture temperature is 20 to 35 ° C., preferably 25 to 35 ° C.
Cultivation is performed at 30 ° C. and a pH of 5 to 9, preferably 6 to 8.
It is desirable to do. In liquid culture, culture for 1-3 days
Sea urchin L-threo-hydroxyaspartic acid in the culture
Is accumulated in When the amount of production in the culture reaches the maximum
Stop the culture and filter the cells from the culture broth.
The target is purified and isolated. For purification and isolation of this substance from culture filtrate
Is the adsorption / desorption method using adsorption resin or activated carbon, ion exchange
Resin, Sephatex, silica gel column chromatography
Use a suitable combination of methods such as photography
Can be. In the present invention, the purification step and the purification
For the purpose of shortening the time required, strongly acidic cation exchange resin
Is preferred. Hydroxyasparagine
Contacting a solution containing an acid with a strongly acidic cation exchange resin,
For example, the solution is passed through a column filled with the resin,
Adsorb spargic acid, then aqueous solution of pH 3-8
Preferably near neutral water, for example, pH 5.5 to 7.5
(E.g., distilled water).
Concentration of sparaginic acid or addition of insoluble solvent
Method, the purified hydroxyaspara
Formic acid can be obtained. Hydroxyasparagi treated with the resin
If the solution containing the acid is colored,
Chromatography for decolorization and decolorization, activated carbon treatment, etc.
, And then the resin. For example
More specifically, first, the culture filtrate is treated with activated carbon or the like.
Decolorization, highly unsaturated substances and fat-soluble
Substances were excluded. Next, this eluate is used as a sulfonic acid-based resin.
Cation exchange resins such as Dowex 50
W (trade name; Dow) at 10 to 40 ° C, preferably at room temperature
At this temperature, an aqueous solution having a pH of 3 to 8, preferably medium
It can be easily purified simply by eluting with water. Then get
The resulting aqueous solution is concentrated under reduced pressure to methanol or ethanol.
The precipitated crystals may be collected by filtration. Activated carbon
Even if the order of treatment and strongly acidic cation exchange resin is reversed
The purification effect is achieved, but the activated carbon treatment is performed first.
Is preferred. An embodiment of the present invention will be described below. 【Example】 Example 1 Glue into a 500 ml Erlenmeyer flask for rotary shaking.
Course 1.0%, shoe close 2.0%, soybean
Meal 2.0%, potassium dihydrogen phosphate 0.1%, sulfuric acid
0.025% of magnesium and 0.6mg of iron sulfate, sulfuric acid
4.1 mg of copper, 0.8 mg of zinc sulfate, manganese chloride 5.
100 ml of a medium containing 0 mg (pH 6.3) was dispensed.
Autoclaved at 120 ° C for 20 minutes. To this
Pralia Arundinis (Papulia aru
ndinis) NF00779 strain (Institute of Industrial Science and Technology, Biotechnology)
Industrial Technology Research Institute accession number FERM P-13773)
Inoculate one platinum loop and shake at 27 ° C, 220 rpm for 3 days.
I was sorry. Separately, in an Erlenmeyer flask similar to the above,
Dispense 100 ml of the same medium (pH 6.3),
L-aspartic acid is 0.1, 0.2, 0.4, 0.8
%, And autoclaved at 120 ° C for 20 minutes.
Was sterilized. 2 ml of the culture was transplanted into the
The cells were cultured for 48 hours at 220 ° C. at 220 ° C. culture
The supernatant obtained by centrifugation from the solution was Nimura's method
[J. Chromatogr. , 352, 169-17
7 (1986)] with the OPTA-AcCys reagent.
L-threo-hydroxyasparagine produced and processed
After introducing the acid to the fluorescent substance, HPLC fluorescence analysis was performed. Attachment
The amount of L-aspartic acid added and the L-threo-
Table 1 summarizes the amounts of hydroxyaspartic acid. HP
The LC conditions are shown below. [0020] Column: Unisil Pack 5C18, 6.0 × 250
mm, 40 ° C Solvent: 50 mM sodium acetate, 50 mM phosphoric acid
-Sodium hydrogen / tetrahydrofuran / methanol
(96/2/2) Flow rate: 0.8 ml / min. Detection: excitation wavelength 350 nm, fluorescence wavelength 405
nm [0021]     Table 1 L-threo-hydroxya formed relative to amount of added L-aspartic acid           Spartic acid content             L-aspartic acid L-threo-hydroxyaspartic acid                   (%) (Ppm)                   0.0440                   0.1 570                   0.2 740                   0.4 1010                   0.8 1000 Embodiment 2 Glue into a 500 ml Erlenmeyer flask for rotary shaking.
Course 1.0%, shoe close 2.0%, soybean
Meal 2.0%, potassium dihydrogen phosphate 0.1%, sulfuric acid
0.025% magnesium, and 0.6 mg iron sulfate,
4.1 mg of copper sulfate, 0.8 mg of zinc sulfate, manganese chloride
100 ml of a medium (pH 6.3) containing 5.0 mg
The mixture was poured and autoclaved at 120 ° C. for 20 minutes. this
In the papriaria Arundinis (Papulia
arundinis) NF0779 strain (Graduate School of Industrial Technology)
Life Science Industrial Technology Research Institute accession number FERM P-1377
3) One platinum loop was inoculated and 27 ° C, 220 rpm, 3 days
Shake. Separately, 10L jar fermen
6 L of the same medium as above (pH 6.3)
Was dispensed. Furthermore, L-aspartic acid is added to each.
0.4% at 120 ° C for 20 minutes
It was sterilized in a Toclave. To this was added 30 ml of the above culture solution,
° C, 350 rotations / minute, 2/3 VVM (4 L / min.)
For 48 hours. Filtrate the culture solution and filtrate 1
4.5 L were obtained. Pass the filtrate through 1.2 L of activated carbon
The excess liquid was added to Dowex 50W (H+) Adsorb to 3.2L
After that, elution was performed with 20 L of distilled water. Concentrate the eluate under reduced pressure
Dry and then use 50 ml of water-ethanol (1: 1)
The powder was collected to obtain 17.4 g of a white powder. (Purity 82
%). From the IR spectrum, the substance was identified as L-threo-hydro
It was identified as xyaspartic acid. In addition, it was added to the medium.
L-aspartic acid was not eluted. [0024] According to the present invention, as a pharmaceutical and a pharmaceutical
L-threo-hydroxyaspara useful as an intermediate material
Formic acid was obtained in good yield. Activated carbon and strong acid yang
Purification process by simple purification method combined with ion exchange resin
In addition, the purification time was significantly reduced. In addition, L
-Purification was good even with the addition of aspartic acid.
Was.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 ATCC CATALOGUE OF FUNGI/YEASTS,16th edition(1984),p.199 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12P 13/00 - 13/24 BIOSIS/WPI(DIALOG)──────────────────────────────────────────────────続 き Continuation of front page (56) References ATCC CATALOGUE OF FUNGI / YEASTS, 16th edition (1984), p. 199 (58) Field surveyed (Int. Cl. 7 , DB name) C12P 13/00-13/24 BIOSIS / WPI (DIALOG)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】パプラリア(Papularia)属に属
しL−スレオ−ヒドロキシアスパラギン酸を生産する能
力を有する微生物をL−アスパラギン酸を含む培地中で
培養することによりL−スレオ−ヒドロキシアスパラギ
ン酸を生成せしめ、これを採取することを特徴とするL
−スレオ−ヒドロキシアスパラギン酸の製造法。
(57) Claims: 1. A microorganism belonging to the genus Papulia and having the ability to produce L-threo-hydroxyaspartic acid is cultured in a medium containing L-aspartic acid. -Threo-hydroxyaspartic acid is produced and collected.
-A process for producing threo-hydroxyaspartic acid.
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