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JP3387336B2 - 光送信器 - Google Patents

光送信器

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JP3387336B2
JP3387336B2 JP29378896A JP29378896A JP3387336B2 JP 3387336 B2 JP3387336 B2 JP 3387336B2 JP 29378896 A JP29378896 A JP 29378896A JP 29378896 A JP29378896 A JP 29378896A JP 3387336 B2 JP3387336 B2 JP 3387336B2
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JP
Japan
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laser diode
signal
output signal
output
amplifier
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哲也 井上
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバを使用す
る光通信用の光送信器に関する。 【0002】 【従来の技術】図6は従来の光送信器の構成を示すブロ
ック図である。図6において1aはデータ信号を外部か
ら入力するデータ正相入力端子、1bはデータ信号を外
部から入力するデータ負相入力端子、2は前記データ正
相入力端子1a及びデータ負相入力端子1bからのデー
タ信号に応じてレーザダイオードを駆動するレーザダイ
オードドライバ、3aは前記レーザダイオードドライバ
2の出力信号に応じた光信号を出力するレーザダイオー
ド、3bは前記レーザダイオード3aの出力する背面光
をモニタし、そのモニタした光量に応じた電流を出力す
るモニタフォトダイオード、3は前記レーザダイオード
3a及びモニタフォトダイオード3bからなるレーザダ
イオードモジュール、4はレーザダイオードドライバ2
の電流源となる変調電流源、5は前記レーザダイオード
3aの雰囲気温度を検知する感温素子、7は前記モニタ
フォトダイオード3bとの出力信号を平滑化する平滑化
コンデンサ、6は前記平滑化コンデンサ7の出力信号の
目的値となる信号を出力する基準電流源、8は前記レー
ザダイオード3aを駆動する電流増幅器、17はレーザ
ダイオードドライバ2に接続される抵抗器である。 【0003】次に動作について説明する。外部から差動
データがデータ正相入力端子1aおよびデータ負相入力
端子1bを介して、通常トランジスタの差動対で構成さ
れるレーザダイオードドライバ2に入力される。レーザ
ダイオードドライバ2はレーザダイオード3aをパルス
駆動し、レーザダイオード3aからパルス光を出力させ
る。ここでレーザダイオード3aは一般に図7に示す光
電変換効率特性を持つ。レーザダイオードは流される電
流値が閾値電流Ith1以下ではほとんど発光せずに閾
値電流Ith1以上から傾きa1をもった電流−光変換
を行う。閾値電流Ith1及び傾きa1は温度変動する
ため、光出力の消光比及びパルス波形及び光出力パワー
を良好に保つには常にその温度での閾値電流Ith1に
応じたバイアス電流Ibを、また傾きa1に応じた変調
電流Imodをレーザダイオード3aに流さなければな
らない。そのため変調電流源4には感温素子5を設け変
調電流Imodを各温度で最適に保つ。またバイアス電
流を最適に保つため次に延べるAPC(Automat
ic Power Control)機能を持たせる。
まずモニタフォトダイオード3bはレーザダイオードモ
ジュール3内にてレーザダイオード3aの背面光を受光
し、受光量に応じた電流Imonを出力する。次にモニ
タフォトダイオード3bの出力電流は平均化コンデンサ
7にて平均化される。ここで平均化された電流Imon
が目的の電流量Imon−refとなる様に基準電流源
6及び高増幅率の電流増幅器8にてバイアス電流Ibを
制御する。以上の動作によりレーザダイオード3aの光
出力の平均値が一定となる様にバイアス電流が最適に保
たれる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述のように光送信器
で通常使用するレーザダイオードにはその温度に応じた
電流量を流す必要があり、またレーザダイオードの特性
は個々にバラツキがあるため、それぞれに応じた調整を
行う必要があり、大量に光送信器を製造する場合に非効
率的であるという問題があった。 【0005】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るものであり、レーザダイオードの個別特性に応じた調
整の手間を軽減することができる光送信器を提供するこ
とを目的とするものである。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】【課題を解決するための手段】 この発明による光送信器
では、 モニタフォトダイオードの負荷から抽出した光出
力モニタ信号をピーク検波し、基準電圧と前述の検波出
力が常に同じになる制御をかけてレーザダイオードから
の光出力信号を安定化させるようにし、任意の時間で任
意にレーザダイオードからの光出力を遮断・発光させる
ようにした。 【0011】 【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態1の
構成を示すブロック図である。図1において9は前記モ
ニタフォトダイオード3bに直列に接続したモニタフォ
トダイオード負荷抵抗、10aは前記モニタフォトダイ
オード負荷抵抗9に接続される交流増幅器入力キャパシ
タ、10bは前記モニタフォトダイオード負荷抵抗9の
出力信号の交流成分を増幅する交流増幅器、11aは前
記交流増幅器10bに接続されるピーク検波器入力キャ
パシタ、11bは前記交流増幅器10bの出力交流信号
のピーク値の検波を行うピーク検波器、12bは前記ピ
ーク検波器11bの出力信号の目的値となる信号を出力
する基準電圧源、13は前記ピーク検波器11bの出力
信号と基準電圧源12bの出力信号との差分を増幅し前
記変調電流源を制御する差動増幅器である。 【0012】次に動作について説明する。図6の従来方
式で感温素子を使った変調電流の補償を、以下の方式で
制御することにより、常に最適な変調電流をレーザダイ
オード3aに流すことができる。図1において、まずモ
ニタフォトダイオード3bに接続されたモニタフォトダ
イオード負荷抵抗9でモニタフォトダイオード3bの出
力電流信号を電圧信号に変換する。次に変換された電圧
信号を交流増幅器10bにて増幅する。この交流増幅器
10bの出力信号まではレーザダイオード3aの前面光
出力と相似の交流波形となる。交流増幅器10bの出力
交流信号はピーク検波器11bでピーク検波され、ピー
ク検波器11bの出力と基準電圧源12b出力とが差動
増幅器13で比較・増幅され変調電流源4を制御する。
以上の動作でレーザダイオード3aに常に最適な変調電
流が流れることにより、ピーク検波器11bの出力と基
準電圧源12b出力が常に同じとなる制御がかかり、交
流増幅器10bの出力及びモニタフォトダイオード負荷
抵抗9の出力、及びレーザダイオード3aの背面光出
力、そしてレーザダイオードモジュール3からの前面光
出力振幅が一定となる。なお、レーザダイオード3aに
流されるバイアス電流Ibは従来方式で述べた制御を上
に述べた変調電流制御と並行して行うので、その2つの
制御の結果レーザダイオード3aが温度変動により特性
が変動しても常に良好なレーザダイオードモジュール3
からの光出力波形が得られる。 【0013】図2はこの発明の実施の形態2の構成を示
すブロック図である。図2において11cは前記交流増
幅器10bの出力交流信号のインピーダンス変換を行う
ピーク検波バッファトランジスタ、11dは前記ピーク
検波バッファトランジスタ11cの出力信号を整流する
ピーク検波ダイオード、11fは前記ピーク検波ダイオ
ード11dの出力信号を平滑化するピーク検波容量、1
1eは前記ピーク検波容量11fの出力信号の負荷とな
るピーク検波負荷、11g及び11hは前記交流増幅器
10bの出力信号をバイアスする抵抗器、12cは前記
ピーク検波バッファトランジスタ11cと同じ温度特性
を持つ基準電圧源バッファトランジスタ、12dは前記
ピーク検波ダイオード11dと同じ温度特性を持つ基準
電圧源ダイオード、12eは前記基準電圧源ダイオード
12dに接続される基準電圧源負荷、12fは前記基準
電圧源ダイオード12dに接続される基準電圧源容量、
12g及び12hは基準電圧を生成する抵抗器である。
ピーク検波器11bは、内部にピーク検波バッファトラ
ンジスタ11cやピーク検波ダイオード11dといった
温度特性を持った半導体で構成されているため、前述の
実施の形態1で固定出力であった基準電圧源12bでは
温度変動により制御誤差が生じる。そこで基準電圧源1
2b内の構成をピーク検波器11bと同様とすることに
より基準電圧源12bの出力電圧にピーク検波器11b
と同様な温度特性を持たせ、温度変動による制御誤差を
軽減することができる。 【0014】図3はこの発明の実施の形態3の構成を示
すブロック図である。図3において14は前記交流増幅
器10bの出力交流信号の目的値となる信号を出力する
基準信号源、12aは前記基準信号源14に接続される
基準電圧源入力キャパシタである。前述の実施の形態2
ではピーク検波器11b内のピーク検波バッファトラン
ジスタ11cやピーク検波ダイオード11dには交流電
流が流れるのに対して、基準電圧源12b内の基準電圧
源バッファトランジスタ12cや基準電圧源ダイオード
12dには直流電流が流れるため、ピーク検波器11b
と基準電圧源12bでは温度特性が異なり、温度変動に
より制御誤差が生じる。そこで基準電圧源12bに基準
信号源14の出力基準信号を入力することにより、基準
電圧源12b内もピーク検波器11bと同様に交流動作
させることによりピーク検波器11bと同様な温度特性
を持たせ、温度変動による制御誤差を軽減することがで
きる。 【0015】図4はこの発明の実施の形態4の構成を示
すブロック図である。図4において15は前記レーザダ
イオード3aから出力される光信号を遮断するシャット
ダウンスイッチである。前述の実施の形態1に対して基
準電圧源12bの出力にシャットダウンスイッチ15を
設けることにより、調整箇所である基準電圧源12bに
て変調電流Imodを絞る動作と同様に、任意にレーザ
ダイオードからの光出力を遮断・発光させることができ
る。 【0016】図5はこの発明の実施の形態5の構成を示
すブロック図である。図5において16は前記差動増幅
器13の出力信号に時間差を与え前記変調電流源4に出
力するディレイ器である。前述の実施の形態4におい
て、シャットダウンスイッチの解除直後、2つの制御系
のうち変調電流の制御を行う系がAPC系より先に制御
を開始すると、次の動作(図7参照)によりLDが無バ
イアス状態で安定してしまい、問題となる場合がある。
先に制御を開始した変調電流系が目的の光出力振幅を
得る動作をし、変調電流Imodが総電流Iopと同じ
となる。APC系はまだ制御を開始していないのでバイ
アス電流Ibは零である。遅れてAPC系が制御を開
始するが、既に変調電流系のみで目的の平均光出力Po
utAveが得られているためバイアス電流Ibは零の
ままとなる。これら動作の結果、無バイアス状態で安
定するため、レーザダイオードの発振遅れが生じ波形の
劣化が生じる。この問題を解決するため、前述の実施の
形態4に対して差動増幅器13と変調電流源4の間にデ
ィレイ器16を設けることにより、任意の時間で任意に
レーザダイオードからの光出力を遮断・発光させるよう
にした。これにより光出力の遮断・発光時に、変調電流
の制御系よりAPC系の制御を先に開始させることによ
り、上に述べた問題をなくすることができる。 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】【発明の効果】 この発明によれば、 モニタフォトダイオ
ードの負荷から抽出した光出力モニタ信号をピーク検波
し、基準電圧と前述の検波出力が常に同じになる制御を
かけてレーザダイオードからの光出力信号を安定化させ
ることができ、任意にレーザダイオードからの光出力
を、光出力波形を劣化させることなく、遮断・発光でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明による光送信器の実施の形態1を示
すブロック図である。 【図2】 この発明による光送信器の実施の形態2を示
すブロック図である。 【図3】 この発明による光送信器の実施の形態3を示
すブロック図である。 【図4】 この発明による光送信器の実施の形態4を示
すブロック図である。 【図5】 この発明による光送信器の実施の形態5を示
すブロック図である。 【図6】 従来の光送信器を示すブロック図である。 【図7】 レーザダイオードの光電変換効率図である。 【符号の説明】 1a データ正相入力端子、1b データ負相入力端
子、2 レーザダイオードドライバ、3 レーザダイオ
ードモジュール、3a レーザダイオード、3bモニタ
フォトダイオード、4 変調電流源、5 感温素子、6
基準電流源、7 平滑化コンデンサ、8 電流増幅
器、9 モニタフォトダイオード負荷抵抗、10a 交
流増幅器入力キャパシタ、10b 交流増幅器、11a
ピーク検波器入力キャパシタ、11b ピーク検波
器、11c ピーク検波バッファトランジスタ、11d
ピーク検波ダイオード、11e ピーク検波負荷、1
1fピーク検波容量、11g 抵抗器、11h 抵抗
器、11i 抵抗器、12a基準電圧源入力キャパシ
タ、12b 基準電圧源、12c 基準電圧源バッファ
トランジスタ、12d 基準電圧源ダイオード、12e
基準電圧源負荷、12f 基準電圧源容量、12g
抵抗器、12h 抵抗器、12i 抵抗器、13差動増
幅器、14 基準信号源、15 シャットダウンスイッ
チ、16 ディレイ器、17 抵抗器。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 データ信号を外部から入力するデータ入
    力端子と、前記データ入力端子からのデータ信号に応じ
    てレーザダイオードを駆動するレーザダイオードドライ
    バと、前記レーザダイオードドライバの電流源となる変
    調電流源と、前記レーザダイオードドライバの出力信号
    に応じた光信号を出力するレーザダイオードと、前記レ
    ーザダイオードの出力する背面光をモニタし、そのモニ
    タした光量に応じた電流を出力するモニタフォトダイオ
    ードと、前記モニタフォトダイオードの出力信号を平滑
    化する平滑化コンデンサと、前記平滑化コンデンサの出
    力信号の目的値となる信号を出力する基準電流源と、前
    記平滑化コンデンサの出力信号と前記基準電流源の出力
    信号の差分電流を増幅し、前記レーザダイオードを駆動
    する電流増幅器と、前記モニタフォトダイオードに直列
    に接続したモニタフォトダイオード負荷抵抗と、前記モ
    ニタフォトダイオード負荷抵抗の出力信号の交流成分を
    増幅する交流増幅器と、前記交流増幅器の出力交流信号
    のピーク値の検波を行うピーク検波器と、前記ピーク検
    波器の出力信号の目的値となる信号を出力する基準電圧
    源と、前記基準電圧源の出力信号を任意に目的の値に
    し、前記レーザダイオードから出力される光信号を遮断
    もしくは発光させるシャットダウンスイッチと、前記ピ
    ーク検波器の出力信号と基準電圧源の出力信号との差分
    を増幅し前記変調電流源を制御する差動増幅器と、前記
    差動増幅器の出力信号に時間差を与えるように前記変調
    電流源に出力することによって前記変調電流源の制御
    りも前記電流増幅器の制御を先に開始するディレイ器と
    を備えたことを特徴とする光送信器。
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