JP3385828B2 - エレベータの信号伝送装置 - Google Patents
エレベータの信号伝送装置Info
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Description
し、乗場機器の統一を図ると共に他機種用の乗場機器を
使えるべく構成したエレベータの信号伝送装置に関する
ものである。
号公報に記載された、従来のエレベーターの信号伝送装
であり、図において、1〜3は3台のエレベータ単体#
1〜#3(図示せず)を個別に制御する各台制御装置
(図中、CCと記す)である。4、5、6は各階床毎に
かつ各エレベータ単体毎に対応して設けられた乗場機器
(乗場呼び釦や表示灯等)を制御する乗場制御装置(図
中、HSと記す)であり、1〜nの各階床に対応した乗
場制御装置41〜4n、51〜5n、61〜6nが設けられて
いる。8は乗場制御装置4及び5に接続され、乗場呼び
等の情報を取り込み出力するA系列の乗場呼び釦であ
り、乗場制御装置41〜4n及び51〜5nに対して乗場呼
び釦81〜8nがそれぞれ接続されている。9は乗場制御
装置6に接続され、乗場呼び等の情報を取り込み出力す
るB系列の乗場呼び釦であり、乗場制御装置61〜6nに
対して乗場呼び釦91〜9nがそれぞれ接続されている。
乗場情報に基づいて各エレベータ単体の割当処理等を行
う群管理制御装置(図中、GCと記す)、11〜13は
乗場制御装置4〜6と各台制御装置1〜3とを接続する
第1の伝送路、21〜23は各台制御装置1〜3と群管
理制御装置10とを接続する第2の伝送路である。従っ
て、群管理装置10は、各台制御装置1〜3、第1及び
第2の伝送路11〜13、21〜23を介して、乗場制
御装置4〜6からの乗場情報が入力されるようになって
いる。
0とを接続する第3の伝送路、33は第1の伝送路13
または第3の伝送路30の一方を選択的に有効にする切
換回路である。この場合、群管理制御装置10は、切換
回路33に対して通常は第1の伝送路13を有効にし、
各台制御装置3の異常を検出した時には第3の伝送路3
3を有効にするための切換信号Eを出力する異常検出手
段を含んでいる。
ず、各台制御装置1〜3が全て正常に機能している場
合、A系列の乗場呼び釦8からの乗場情報は、乗場制御
装置4から第1の伝送路11、各台制御装置1及び第2
の伝送路21を介して群管理制御装置10に取り込まれ
る。また、通常、切換回路33は実線のように接点a側
に接続されており、B系列の乗場呼び釦9からの乗場情
報は、乗場制御装置6から第1の伝送路13、各台制御
装置3及び第2の伝送路23を介して群管理制御装置1
0に取り込まれる。
伝送異常などでダウンした場合は、群管理制御装置10
は、各台制御装置1の異常を判定し、各台制御装置2に
対して乗場情報伝送制御開始指令を出力する。これによ
り、各台制御装置2は乗場制御装置5から第1の伝送路
12を介して乗場呼び釦8による乗場情報を取り込み、
第2の伝送路22を介して群管理制御装置10に伝送す
る。従って、何らかの故障などで各台制御装置1がダウ
ンしても、各台制御装置2を介して乗場制御装置5と群
管理制御装置10との間で乗場情報を授受することがで
き、A系列の乗場呼び釦8は有効となる。
場合のB系列の乗場情報伝送動作について説明する。群
管理制御装置10内の異常検出手段は、各台制御装置3
からの伝送信号に基づいて、各台制御装置3が正常か否
かを判定し、各台制御装置3の異常が判定されれば、異
常検出手段は切換信号Eを出力し、破線のように、切換
回路33の接点b側に接続状態を切り換える。これによ
り、乗場呼び釦9による乗場情報は、乗場制御装置6か
ら第3の伝送路30を介して、群管理制御装置10に直
接伝送される。従って、群管理制御装置10による乗場
情報伝送制御が行われ、各台制御装置3がダウンして
も、B系列の乗場情報は群管理制御装置10に取り込ま
れて有効となる。
レベータの信号伝送装置では、各台制御装置1〜3と乗
場制御装置4〜6は、一定の伝送プロトコルに従って、
呼び釦信号やインジケーター信号が授受される(特開昭
64−13384号公報参照)ため、各台制御装置1〜
3に、異なった伝送プロトコルを持つ乗場制御装置4〜
6を接続することはできない。すなわち、システムのモ
デルチェンジを行って伝送プロトコルを変更した場合な
ど、旧システムの乗場制御装置は新システムに使用でき
なくなるといった問題点があった。
は、並列伝送路を形成することにより乗場情報を伝送
し、各台制御装置3の異常には第3の伝送路30を介し
て乗場情報を伝送していた。そのため、並列伝送路のた
めの配線11、12及び切り換え信号経路E、第3の伝
送路30等の乗場配線数が増加してしまうといった問題
点があった。
ために成されたもので、第1の目的は、乗場機器の融通
性を高め、同一システムの機器はもちろん、他システム
間でも情報等の伝送を行うことができるエレベーターの
信号伝送装置を得るものである。また、第2の目的は、
乗場配線本数を削減できるエレベータの信号伝送装置を
得るものである。さらに、第3の目的は、乗場伝送中継
手段を、電源断等による異常時でも常に機能させ、乗場
制御手段と群管理制御手段とを間のデータを確実に中継
させることのできるエレベータの信号伝送装置を得るも
のである。
タの信号伝送装置は、複数の乗りかごにそれぞれ対応し
て設けられ、上記乗りかごの制御を個別に行う複数の各
台制御手段と、上記乗りかご毎に、かつ各階床毎に対応
して設けられた乗場機器を制御する複数の乗場制御手段
と、これら乗場制御手段からシリアル伝送路を介して送
信された乗場データまたは上記複数の各台制御手段から
シリアル伝送路を介して送信された制御データを、それ
ぞれ対応した各台制御手段または乗場制御手段に送信す
べく中継する伝送中継部、および、各台制御手段と乗場
制御手段との間の伝送プロトコルを合わせるべく何れか
一方のプロトコルを他方のプロトコルに変換する伝送プ
ロトコル変換部、を有する乗場伝送中継手段と、を備え
たものである。
設けられ、上記乗りかごの制御を個別に行う複数の各台
制御手段と、上記乗りかご毎に、かつ各階床毎に対応し
て設けられた乗場機器を制御する複数の乗場制御手段
と、これら乗場制御手段からの乗場データに対して乗場
制御手段毎のアドレスを指定して保持し、上記複数の各
台制御手段からの制御データに対してもそれぞれ対応す
る各台制御手段毎のアドレスを指定して保持するととも
に、上記各台制御手段の異常を検知した際には、その異
常を有する各台制御手段に対応した複数の乗場制御手段
のアドレスを、異常を有さない他の各台制御手段に対応
したアドレスに変換する乗場伝送中継手段と、を備えた
ものである。
りかごの割当制御を行う群管理手段より電源供給される
ようにしたものである。
の信号伝送装置の全体構成を表わしたブロック図であ
り、図において、1〜2は例えば2台のエレベータ単体
#1〜#2を個別に制御する各台制御装置(図中、CC
と記す)、4〜5は各階床毎にかつ各エレベータ単体毎
に対応して設けられた乗場機器(乗場呼び釦や表示灯
等)を制御する乗場制御装置(図中、HSと記す)であ
り、1〜nの各階床に対応した乗場制御装置41〜4n、
51〜5nが設けられている。8aは乗場制御装置5に接
続され、乗場呼び等の情報を取り込み出力するA系列の
乗場呼び釦であり、乗場制御装置51〜5nに対して乗場
呼び釦81a〜8naがそれぞれ接続されている。
乗場情報に基づいて各エレベータ単体の割当処理等を行
う群管理制御装置(図中、GCと記す)、14は各台制
御装置1、2と乗場制御装置4、5の伝送の中継として
設けられた乗場伝送中継装置(図2参照:後述する)、
15は乗場伝送中継装置14に群管理装置10から電源
を供給する電源供給ライン、16は乗場伝送中継装置1
4と乗場制御装置4及び5を接続するシリアル送受信用
の一対の乗場伝送ライン、17は乗場伝送中継装置14
と各台制御装置1を接続する各台伝送ラインA、18は
乗場伝送中継装置14と各台制御装置2を接続する各台
伝送ラインBである。なお、乗場制御装置4、5にはそ
れぞれ伝送アドレスが設定されており、本実施形態にお
いては説明のため、乗場制御装置41〜4nにアドレスa
1〜a8、乗場制御装置51〜5nにアドレスa9〜a1
6が与えられているものとして説明する。
を表わしたブロック図であり、図において、141は乗
場伝送中継装置14の通信機能を制御するマイクロコン
ピュータ、142は各台伝送ラインAを接続するUAR
T(並直変換素子)を含んだトランシーバ、143は乗
場伝送ラインを接続するUART(並直変換素子)を含
んだトランシーバ、144は各台伝送ラインBを接続す
るUART(並直変換素子)を含んだトランシーバ、1
45はマイクロコンピュータ141のメモリーである。
部マッピングを示した図であり、図において、40は全
伝送メモリー領域、41は第2のバッファに相当し、#
1号機に対応する各台制御装置1との送受信データを一
時的に格納するバッファ領域A、42は第2のバッファ
に相当し、#2号機に対応する各台制御装置2への送受
信データを一時的に格納するバッファ領域B、43は第
1のバッファに相当し、乗場制御装置4(アドレスa1
〜a8のHS)との送受信データを一時的に格納するバ
ッファ領域C、44は第1のバッファに相当し、乗場制
御装置5(アドレスa9〜a16のHS)との送受信デ
ータを一時的に格納するバッファ領域Dである。
作について、図4の乗場伝送中継装置14のマイクロコ
ンピュータ141に組み込まれたメインプログラムのフ
ローチャート、図5のマイクロコンピュータ141に組
み込まれた各台制御装置1からの受信割り込みプログラ
ムのフローチャート、図6のマイクロコンピュータ14
1に組み込まれた各台制御装置2からの受信割り込みプ
ログラムのフローチャートをもちいて説明する。
ャートを説明する。初めに、ステップS1でマイクロコ
ンピュータ141に接続されるUARTなどの初期設定
を行ったあと、ステップS2に移行する。
プロトコル1(例えば特開昭64−13384号公報に
記載されているような伝送プロトコル)により、シリア
ル伝送路である各台伝送ラインA上をシリアル伝送され
た、各台制御装置1から乗場制御装置4に対する表示灯
の表示、到着予報灯の点灯、消灯等の指令は、乗場伝送
中継装置14のメモリー145内に設けられたバッファ
領域Aに一時格納される(図5:ステップS11、S1
2参照)。また、同様な伝送プロトコル1により、シリ
アル伝送路である乗場伝送ライン16上をシリアル伝送
された、乗場制御装置4から各台制御装置1への乗場呼
び等の情報は、乗場伝送中継装置14のメモリー145
内に設けられたバッファ領域Cに一時格納される。
置1との送受信データが一時格納されているバッファ領
域Aと、乗場制御装置4との送受信データが一時格納さ
れているバッファ領域Cとのデータスワップを行い、バ
ッファ領域A及びバッファ領域Cのデータを入れ替えて
格納し、その後、ステップS3に移行する。
制御装置1と乗場制御装置4との間の伝送プロトコル同
一の伝送プロトコル1により、シリアル伝送路である各
台伝送ラインB上をシリアル伝送された、各台制御装置
2から乗場制御装置5に対する指令は、乗場伝送中継装
置14のメモリー145内に設けられたバッファ領域B
に一時格納される。(図6:ステップS21、S22参
照)また、同様な伝送プロトコル1により、シリアル伝
送路である乗場伝送ライン16上をシリアル伝送され
た、乗場制御装置5から各台制御装置2への乗場呼び等
の情報は、乗場伝送中継装置14のメモリー145内に
設けられたバッファ領域Dに一時格納される。
置2との送受信データが一時格納されているバッファ領
域Bと、乗場制御装置5との送受信データが一時格納さ
れているバッファ領域Dとのデータスワップを行い、バ
ッファ領域B及びバッファ領域Dのデータを入れ替えて
格納し、その後、ステップS4に移行する。
ップS3で入れ替えられたバッファ領域C、Dに格納さ
れている各台制御装置1、2からのデータを、乗場制御
装置4、5に対してアドレスa1〜a16の指定によ
り、伝送プロトコル1で乗場伝送ライン16上をシリア
ル伝送し、乗場呼び釦8aより乗場呼び等が登録された
ことにともなう、乗場制御装置4、5への表示灯の表
示、到着予報灯の点灯、消灯のための指令を送信する。
また、同様にステップS2及びステップS3で入れ替え
られたバッファ領域A、Bに格納されている乗場制御装
置4、5からのデータを、各台制御装置1、2に対して
伝送プロトコル1で各台伝送ラインA、B上をシリアル
伝送し、乗場呼び釦8aより乗場呼び等が登録されたこ
とを送信する(図5:ステップS13及びS14、図
6:ステップS23及びS24参照)。
したステップを繰り返し、各台制御装置1、2および乗
場制御装置4、5間のデータのやり取りを行い、エレベ
ータの群管理制御を行う。
タ141に組み込まれた、各台制御装置1からの受信割
り込み処理時のプログラムのフローチャートの動作につ
いて説明する。図において、各台制御装置1からの受信
割り込みが発生すると、ステップS11において、各台
制御装置1からの受信割り込みのデータを上述したプロ
トコル1で受信し、ステップS12でメモリー145内
のバッファ領域Aへ書き込み、ステップS13へ移行す
る。ステップS13では、上述したデータスワップ(図
4:ステップS2参照)により、メモリー145内のバ
ッファ領域Aに書き込まれた乗場制御装置4からのデー
タを読み出し、ステップS14にて各台制御装置1へプ
ロトコル1に基づいて送信する。
ータ141に組み込まれた、各台制御装置2からの受信
割り込み処理時のプログラムのフローチャートの動作に
ついて説明する。図において、各台制御装置2からの受
信割り込みが発生すると、ステップS21において、各
台制御装置2からの受信割り込みのデータを上述したプ
ロトコル1で受信し、ステップS22でメモリー145
内のバッファ領域Bへ書き込み、ステップS23へ移行
する。ステップS23では、上述したデータスワップ
(図4:ステップS3参照)により、メモリー145内
のバッファ領域Bに書き込まれた乗場制御装置5からの
データを読み出し、ステップS24にて各台制御装置2
へプロトコル1に基づいて送信する。
や伝送異常などでダウンした場合について説明する。群
管理制御装置10は、各台制御装置2の異常を判定する
と、乗場伝送中継装置14に対して乗場情報伝送制御開
始指令を出力する。この乗場情報伝送制御開始指令を受
けた乗場伝送中継装置14は、乗場制御装置5(アドレ
スa9〜a16)を介して入力される乗場呼び等の情報
が、送受信バッファ領域Dに一時格納されているので、
アドレスの読み替えを行い、アドレスa9〜a16をア
ドレスa1〜a8に読み替える。アドレスの読み替えに
より、バッファ領域Aとデータスワップが可能となり、
その後のデータスワップにより、送受信バッファ領域D
に格納されている情報を、各台制御装置1が取り込み、
情報の中継伝送が行われる。また、この際、各台制御装
置1から乗場制御装置5への情報(各台制御装置2がダ
ウンしたことを知らせる情報、#1号機の乗りかごが割
り当てられたことを知らせる情報等)があれば同様にア
ドレス変換の処理をすることにより、情報の中継伝送が
行われる。
置5から乗場伝送中継装置14を介して乗場呼び釦8a
による乗場呼び情報等を取り込み、群管理制御装置10
に伝送する。従って、何らかの故障などで各台制御装置
2がダウンしても、乗場伝送中継装置14を介して乗場
制御装置5と群管理制御装置10との間で乗場情報を授
受することができ、乗場呼び釦8aは有効となる。この
際、乗場制御装置5のアドレス読み替え作業は、乗場伝
送中継装置14が行うため各台制御装置1、2ともに通
常のシングルカー構成相当の1台の各台制御装置として
の伝送機能プロトコルで良い。
4を介して各台制御装置1、2が、乗場制御装置4、5
に接続され、従来と同様の効果を有する伝送を行ってい
る。この際、乗場伝送中継装置14と乗場制御装置4、
5との間は、1本のシリアル伝送路である乗場伝送ライ
ン16により接続されているので、各台制御装置1、2
と乗場制御装置4、5との間の乗場配線数を削減するこ
とができ、取付工事、保守点検等の作業性が向上するこ
とができる。
場呼び等の乗場呼び釦8aによる情報のアドレスの読み
替え等が可能なため、乗場呼び釦8aをそれぞれ対応し
た各台制御装置に直接接続する必要がなくなり、乗場呼
び釦は一つの乗場伝送中継装置14に接続すれば良いの
で、乗場呼び釦の接続に関する規格化が図れ、乗場呼び
釦を乗場伝送中継装置14に接続するためのコネクター
が統一できる。そのため、配線接続のコネクター数など
が異なるために招いていた乗場呼び釦品種の増加を防ぐ
ことができる。
管理制御装置10から供給されているため、例え各台制
御装置1、2のいずれかが電源遮断によりシステムダウ
ンしたとしても、システムダウンしていない各台制御装
置を介して群管理制御装置10と乗場制御装置4、5が
接続されており、群管理制御装置10と乗場制御装置
4、5間の伝送は継続して行うことができる。
台制御装置1、2と乗場制御装置4、5との間の伝送プ
ロトコルを同一のもの場合について説明したが、本実施
形態2では、例えばそれぞれの伝送プロトコルが異なっ
た場合について説明する。
信号伝送装置の全体構成を表したブロック図であり、図
において、14Aは各台制御装置1、2と乗場制御装置
70、71との伝送の中継として設けられた乗場伝送中
継装置(図8参照:後述する)である。70は#1号機
に対応して設けた乗場機器(乗場呼び釦や表示灯等)を
制御している乗場制御装置であり、71は#1号機に対
応して設けた乗場機器(乗場呼び釦や表示灯等)を制御
している乗場制御装置である。また、それぞれ各階床に
対応した乗場制御装置701〜70n、711〜71nを有
している。
台制御装置1、2とは異なった機種用として、乗場伝送
中継装置14Aとの伝送プロトコルは、各台制御装置
1、2と異なるプロトコル(プロトコル2と呼称する)
でシリアル通信を行っている。なお、乗場制御装置7
0、71には、それぞれ伝送アドレスが設定されてお
り、本実施形態においては説明のため、乗場制御装置7
0にアドレスa1〜a8、乗場制御装置71にはアドレ
スa9〜a16が与えられているものとして説明する。
その他の構成については、上述した実施形態1と同様で
ある。
を表したブロック図であり、図において、146は伝送
プロトコル切替手段であり、この切替手段の設定によ
り、前述の乗場制御装置70、71側の伝送プロトコル
に、プロトコル1を用いるかプロトコル2を用いるかを
選択することができる。その他の構成については、上述
した実施形態1と同様である。
部マッピングを示した図であり、図において、40Aは
全伝送メモリー領域、41は#1号機に対応する各台制
御装置1との送受信データを一時的に格納するバッファ
領域A、42は#2号機に対応する各台制御装置1との
送受信データを一時的に格納するバッファ領域B、45
は乗場制御装置70(アドレスa1〜a8)、71(ア
ドレスa9〜a16)との送受信データを一時的に格納
するバッファ領域Eである。
の動作について、図10の乗場伝送中継装置14Aにマ
イクロコンピュータ141に組み込まれたメインプログ
ラムのフローチャートを用いて説明する。初めに、ステ
ップS31でマイクロコンピュータ141に接続される
UARTなどの初期設定を行い、マイクロコンピュータ
141は、乗場制御装置70、71とはプロトコル2で
伝送処理を行うこと、およびメモリーマッピング40A
を認識する。その後、ステップS32に移行する。
送プロトコル1(例えば特開昭64−13384号公報
に記載されているような伝送プロトコル)により、シリ
アル伝送路である各台伝送ラインA上をシリアル伝送さ
れた、各台制御装置1から乗場制御装置4に対する指令
は、乗場伝送中継装置14のメモリー145内に設けら
れたバッファ領域Aに一時格納される。また、伝送プロ
トコル1とは異なる伝送プロトコル2により、シリアル
伝送路である乗場伝送ライン16上をシリアル伝送され
た、乗場制御装置4から各台制御装置1への乗場呼び、
乗場表示灯への命令等の情報は、乗場伝送中継装置14
のメモリー145内に設けられたバッファ領域Eに設定
されたアドレスa1〜a8に基づいて一時格納される。
装置1との送受信データが一時格納されているバッファ
領域Aと、乗場制御装置70との送受信データが一時格
納されているバッファ領域Eとのデータスワップを行
い、バッファ領域A及びバッファ領域Eのデータを入れ
替えて格納し、その後、ステップS33に移行する。
台制御装置1と乗場制御装置71との間の伝送プロトコ
ルと同一の伝送プロトコル1により、シリアル伝送路で
ある各台伝送ラインB上をシリアル伝送された、各台制
御装置2から乗場制御装置5に対する指令は、乗場伝送
中継装置14のメモリー145内に設けられたバッファ
領域Bに一時格納される。また、伝送プロトコル2によ
り、シリアル伝送路である乗場伝送ライン16上をシリ
アル伝送された、乗場制御装置71から各台制御装置2
への乗場呼び等の情報は、乗場伝送中継装置14Aのメ
モリー145内に設けられたバッファ領域Eに設定され
たアドレスa1〜a8に基づいて一時格納される。
装置2との送受信データが一時格納されているバッファ
領域Bと、乗場制御装置71との送受信データが一時格
納されているバッファ領域Eとのデータスワップを行
い、バッファ領域B及びバッファ領域Eのデータを入れ
替えて格納し、その後、ステップS34に移行する。
ステップS33で入れ替えられたバッファ領域Eに格納
されている各台制御装置1、2からのデータを、乗場制
御装置70、71に対してアドレスa1〜a16の指定
及び、伝送プロトコル切替手段146によるプロトコル
変換により、伝送プロトコル2で乗場伝送ライン16上
をシリアル伝送し、乗場呼び釦8aより乗場呼び等が登
録されたことにともなう、乗場制御装置70、71への
表示灯の表示、到着予報灯の点灯、消灯のための指令を
送信する。また、同様にステップS2及びステップS3
で入れ替えられたバッファ領域A、Bに格納されている
乗場制御装置70、71からのデータを、各台制御装置
1、2に対して伝送プロトコル1で各台伝送ラインA、
B上をシリアル伝送し、乗場呼び釦8aより乗場呼び等
が登録されたことを送信する。
したステップを繰り返し、各台制御装置1、2および乗
場制御装置4、5間のデータのやり取りを行い、エレベ
ータの群管理制御を行う。
や伝送異常などでダウンした場合について説明する。群
管理制御装置10は、各台制御装置2の異常を判定する
と、乗場伝送中継装置14Aに対して乗場情報伝送制御
開始指令を出力する。この乗場情報伝送制御開始指令を
受けた乗場伝送中継装置14Aは、乗場制御装置71
(アドレスa9〜a16)を介して入力される乗場呼び
等の情報が、送受信バッファ領域Eに一時格納されてい
るので、アドレスの読み替えを行い、アドレスa9〜a
16をアドレスa1〜a8に読み替える。アドレスの読
み替えにより、バッファ領域Aとデータスワップが可能
となり、その後のデータスワップにより、送受信バッフ
ァ領域Eに格納されている情報を、各台制御装置1が取
り込み、情報の中継伝送が行われる。また、この際、各
台制御装置1から乗場制御装置71への情報があれば同
様にアドレス変換の処理をすることにより、情報の中継
伝送が行われる。
1へデータ送信する際に、バッファ領域Aのアドレスa
1〜a8をアドレスa9〜a16に読み替えて送信す
る。この乗場制御装置71への送信の際には、伝送プロ
トコル切替手段146がによりプロトコル変換を行って
送信する。
置71から乗場伝送中継装置14Aを介して乗場呼び釦
8aによる乗場呼び情報等を取り込み、群管理制御装置
10に伝送する。従って、何らかの故障などで各台制御
装置2がダウンしても、乗場伝送中継装置14Aを介し
て乗場制御装置71と群管理制御装置10との間で乗場
情報を授受することができ、乗場呼び釦8aは有効とな
る。この際、乗場制御装置71のアドレス読み替え作業
は、乗場伝送中継装置14Aが行うため各台制御装置
1、2ともに通常のシングルカー構成相当の1台の各台
制御装置としての伝送機能プロトコルで良い。
4Aを介して各台制御装置1、2が乗場制御装置71、
71に接続され、上述した実施形態1と同様の効果を奏
することができる。また、乗場伝送中継装置14Aに伝
送プロトコル切替手段146を設け、乗場伝送中継装置
14Aから乗場制御装置70、71へとシリアル伝送す
る伝送プロトコルをあらかじめ設定した範囲内で切替可
能であり、接続する機種が異なったり、保守等により伝
送プロトコルが変更されたとしても、確実にその変更さ
れた伝送プロトコルに対応することができるので、乗場
機器の融通性を高めることができ、同一システムの機器
はもちろん、他システム間での乗場機器の統一を図るこ
とができる。
は、2台の乗りかごを乗場伝送中継装置に接続した場合
について説明したが、シングルカーや、他のマルチカー
構成についても同様であり、乗場伝送中継装置を設ける
ことにより上述した効果を奏することができる。
れているので、以下に示すような効果を奏することがで
きる。複数の乗場制御手段からのシリアル伝送路を介し
て送信された乗場データまたは複数の各台制御手段から
シリアル伝送路を介して送信された制御データを、それ
ぞれ対応した各台制御手段または乗場制御手段に送信す
べく中継する伝送中継部、および、各台制御手段と乗場
制御手段との間の伝送プロトコルを合わせるべく何れか
一方のプロトコルを他方のプロトコルに変換する伝送プ
ロトコル変換部、を有する乗場伝送中継手段を備えたの
で、シリアル伝送路を介して接続された複数の乗場制御
手段の機種が異なったり、保守等により伝送プロトコル
が変更されたとしても、確実にその変更された伝送プロ
トコルに対応することができ、乗場機器の融通性の向
上、同一システムの機器はもちろん、他システム間での
乗場機器の統一を図ることができる。また、この際に、
接続された乗場制御手段個々に対応する伝送プロトコル
に切り替える乗場伝送中継手段は、シリアル伝送路上に
おける複数の伝送プロトコルを適宜切り替えており、各
伝送プロトコルに対応した伝送路及び伝送プロトコル切
替装置を設ける必要がなく、取付工事、保守点検等の作
業性が向上することができる。
タに対して乗場制御手段毎のアドレスを指定して保持
し、複数の各台制御手段からの制御データに対してもそ
れぞれ対応する各台制御手段毎のアドレスを指定して保
持するとともに、各台制御手段の異常を検知した際に
は、その異常を有する各台制御手段に対応した複数の乗
場制御手段のアドレスを、異常を有さない他の各台制御
手段に対応したアドレスに変換する乗場伝送中継手段を
備えたので、乗場伝送中継手段と乗場制御手段との間の
乗場配線数を削減することができるとともに、例え、各
台制御手段等のいずれかが電源遮断により制御不能とな
ったとしても、ダウンしていない他の各台制御手段等を
介して群管理制御手段と乗場制御手段が接続され、群管
理制手段置と乗場制御手段間の情報の伝送は継続して行
うことができ、不慮の事故によるバックアップ体制が確
立できる。
りかごの割当制御を行う群管理手段より電源供給される
ので、群管理手段によりエレベータ制御行われている間
は、常に乗場伝送中継手段は駆動することができ、確実
に情報の伝送中継を行うことができ、エレベータ制御に
おける情報伝達の信頼性が向上する。
ーの信号伝送装置の全体構成を表わしたブロック図であ
る。
ック図である。
内部マッピングである。
組み込まれたメインプログラムのフローチャートであ
る。
組み込まれた、各台制御装置1からの受信割り込みプロ
グラムのフローチャートである。
ムのフローチャートである。
ーの信号伝送装置の全体構成を表わしたブロック図であ
る。
ブロック図である。
内部マッピングである。
に組み込まれたメインプログラムのフローチャートであ
る。
すブロック図である。
71 乗場制御装置 8a 乗場呼び釦 10 群管理制御
装置 14 乗場伝送中継装置 15 電源供給ラ
イン 16 乗場伝送ライン 17 各台伝送ラ
インA 18 各台伝送ラインB
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の乗りかごにそれぞれ対応して設け
られ、上記乗りかごの制御を個別に行う複数の各台制御
手段と、 上記乗りかご毎に、かつ各階床毎に対応して設けられた
乗場機器を制御する複数の乗場制御手段と、 これら乗場制御手段からのシリアル伝送路を介して送信
された乗場データまたは上記複数の各台制御手段からシ
リアル伝送路を介して送信された制御データを、それぞ
れ対応した各台制御手段または乗場制御手段に送信すべ
く中継する伝送中継部、および、各台制御手段と乗場制
御手段との間の伝送プロトコルを合わせるべく何れか一
方のプロトコルを他方のプロトコルに変換する伝送プロ
トコル変換部、を有する乗場伝送中継手段と、を備えた
ことを特徴とするエレベータの信号伝送装置。 - 【請求項2】 複数の乗りかごにそれぞれ対応して設け
られ、上記乗りかごの制御を個別に行う複数の各台制御
手段と、 上記乗りかご毎に、かつ各階床毎に対応して設けられた
乗場機器を制御する複数の乗場制御手段と、 これら乗場制御手段からの乗場データに対して乗場制御
手段毎のアドレスを指定して保持し、上記複数の各台制
御手段からの制御データに対してもそれぞれ対応する各
台制御手段毎のアドレスを指定して保持するとともに、
上記各台制御手段の異常を検知した際には、その異常を
有する各台制御手段に対応した複数の乗場制御手段のア
ドレスを、異常を有さない他の各台制御手段に対応した
アドレスに変換する乗場伝送中継手段と、を備えたこと
を特徴とするエレベータの信号伝送装置。 - 【請求項3】 乗場伝送中継手段の駆動電源は、乗りか
ごの割当制御を行う群管理手段より電源供給されること
を特徴とする請求項第1項または第2項に記載のエレベ
ータの信号伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30786495A JP3385828B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | エレベータの信号伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30786495A JP3385828B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | エレベータの信号伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151043A JPH09151043A (ja) | 1997-06-10 |
JP3385828B2 true JP3385828B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=17974088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30786495A Expired - Lifetime JP3385828B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | エレベータの信号伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3385828B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4803865B2 (ja) | 2000-05-29 | 2011-10-26 | 東芝エレベータ株式会社 | 群管理エレベータの制御装置 |
JP4712828B2 (ja) * | 2008-06-06 | 2011-06-29 | 株式会社日立製作所 | 群管理エレベーター制御システムおよびそのホール呼び登録方法 |
JP5851263B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2016-02-03 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ制御装置 |
CN108163655A (zh) * | 2018-02-07 | 2018-06-15 | 上海有个机器人有限公司 | 智能移动设备乘梯方法及系统、外呼装置及内呼装置 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30786495A patent/JP3385828B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09151043A (ja) | 1997-06-10 |
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Legal Events
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