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JP3384402B2 - 情報再生方法及び情報再生装置 - Google Patents

情報再生方法及び情報再生装置

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Publication number
JP3384402B2
JP3384402B2 JP2001181030A JP2001181030A JP3384402B2 JP 3384402 B2 JP3384402 B2 JP 3384402B2 JP 2001181030 A JP2001181030 A JP 2001181030A JP 2001181030 A JP2001181030 A JP 2001181030A JP 3384402 B2 JP3384402 B2 JP 3384402B2
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JP
Japan
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sector
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JP2001181030A
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隆司 星野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JP2002032966A publication Critical patent/JP2002032966A/ja
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Publication of JP3384402B2 publication Critical patent/JP3384402B2/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状の記録媒体に情
報の記録及び再生を行う装置において、情報の誤りを訂
正する方法に関するものであり、特にその情報再生方法
及び情報再生装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】大容量情報の新たな記録手段として、光
ディスクが利用されるようになっている。光ディスクは
光磁気効果による光回転角の変化や、加熱温度の差によ
る反射率の差などを利用して情報の記録再生を行うもの
であるが、ディスク製造時に凹凸として情報を記録し、
書換が不可能な読み出し専用(ROM)ディスクを容易
に製造でき、前記書換可能ディスクの記録再生装置にお
いて情報の再生を可能にする特徴を有している。この特
徴は、大量の情報を安価に配布することを可能にするも
のであり、マルチメディア時代の重要な技術として、国
際規格にも制定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光ディスク
は、従来の磁気ディスクと比較して誤り率が高く誤り訂
正符号の使用が前提となっている。光ディスクにおける
誤り発生の形態は、ランダム誤りとバースト誤りに分け
られる。ランダム誤りは雑音等によるものであり、ビッ
ト単位に誤りが発生する。バースト誤りは、ディスクの
欠陥やごみ、傷により生じるものであり、連続したビッ
トが誤る。
【0004】ISO規格3.5”光ディスクにおけるセ
クターの構成を図6に示す。セクタ10は、ユーザデー
タ512バイト、ベンダ・ユニークデータ4バイト、巡
回符号による誤り検出符号(CRC)4バイト、リード
・ソロモン符号による誤り訂正符号(ECC)パリティ
80バイトで構成されている。誤り訂正符号の生成系列
は、ユーザデータ、ベンダ・ユニークデータ、CRCの
合計520バイトを5バイトおきの104バイトづつに
分け、16バイトのECCパリティを生成するようにな
っており、セクタ全体では5系列の誤り訂正系列を構成
している(5インターリーブ)。この誤り訂正符号の訂
正能力は、ランダム誤りに対して各訂正系列中の8バイ
ト誤りまで訂正でき、セクタ全体では40バイトの誤り
を訂正できる。また、バースト誤りに対しては、1セク
タ内で、連続40バイトの訂正能力を有している。
【0005】しかし、実際の光ディスクにおいては、ラ
ンダム誤りとバースト誤りが同時に発生しており、訂正
範囲内のバースト誤りが固定に発生し、そこにランダム
誤りが発生すると、ランダム誤りの数が訂正範囲内であ
っても、結果的には訂正不可能になってしまう。
【0006】したがって、データ記録時には固定のバー
スト誤りを出来るだけ排除する必要がある。そこで、書
換型のディスク装置においては記録直後の情報再生時の
誤りが、誤り訂正能力の範囲内であっても所定の数を超
えると別の場所に書き直すという手法を採用している。
【0007】しかし、ディスク製造時に情報をプリピッ
トで記録するROMディスクでは、このような書き直し
ができないため、ISO3.5”の規格では25セクタ
あたり1セクタのパリティセクタを設け、各セクタの同
じ位置にあるデータをバイト毎に排他的論理和(EO
R)を行いパリティセクタに記録している。しかし、こ
のパリティ方式ではパリティ用のセクタがデータ用とは
別に必要になるため記録効率が低下し、また1訂正系列
で1バイトの誤りしか訂正できないため、バースト誤り
とランダム誤りとが複合して生じた場合に訂正不能とな
り易く、より高い誤り訂正能力が必要となっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明においては、誤り訂正符号系列を、情報記録
のブロックであるセクタ間に分散して配置する。再生装
置としては、分散された複数セクタのデータを記憶する
記憶手段と、訂正手段とを有する。
【0009】また別の手段としては、誤り訂正符号系列
を、セクタ内で分散して配置する系列と、セクタ間に分
散して配置する系列の2系統を設ける。再生装置におい
ては、複数セクタのデータを記憶する記憶手段と、複数
セクタに分散されたデータの訂正を行う第1の誤り訂正
手段と、セクタ内に分散されたデータの訂正を行う第2
の誤り訂正手段とを有する。あるいは、セクタ内に分散
されたデータの訂正とセクタ間に分散して配置されたデ
ータの訂正とを順に行う一つの誤り訂正回路を有する。
【0010】
【作用】誤り訂正符号を生成するデータ系列は、0セク
タ、1セクタ、2セクタ・・・nセクタ、0セクタ・・
・の順に1バイトづつデータが使われ、生成した誤り訂
正符号も、データに引き続いて記録媒体に記録される。
再生装置においては、0セクタからnセクタまでの再生
データを記憶手段に保持し、誤り訂正符号生成時と同じ
順序でデータ及び誤り訂正符号を記憶手段から読み出
し、誤り訂正手段において訂正を行う。訂正されたデー
タは、セクタ順に記憶手段から読み出され、上位装置に
出力される。
【0011】また、これに加えてセクタ内のデータによ
り誤り訂正符号を生成し、生成した誤り訂正符号を同じ
セクタ内に記録する。再生装置においては、0セクタか
らnセクタまでの再生データを記憶手段に保持し、各セ
クタ内のデータ及び誤り訂正符号を記憶手段から読み出
し、セクタ内における訂正を行う。
【0012】全セクタの訂正動作を行ったあとセクタ間
に分散されたデータ系列のデータ及び誤り訂正符号を、
0セクタ、1セクタ、2セクタ・・・nセクタ、0セク
タ・・・の順に1バイトづつ記憶手段から読み出し、誤
り訂正を行う。1バイトのデータに対して二重の誤り訂
正を行うことにより、訂正能力を高める。あるいは、0
セクタからnセクタまでのデータを記憶手段に記憶させ
ながらセクタ内の誤り訂正を行い、これで訂正できない
誤りが発生した際に、セクタ間の誤り訂正を行う。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。図1
に本発明によるセクタ構成の第1の例を示す。同図にお
いて、基本的なデータ構成は図6に示すISO3.5”
光ディスク規格と同じであり、ユーザデータ512バイ
ト、ベンダ・ユニークデータ4バイト、誤り検出符号
(CRC)4バイト、誤り訂正パリティ80バイトの構
成である。実際のディスク上にはデータの同期をとるた
めのSYNC、RESYNCも同時に記録されるが、本
発明とは直接にはかかわらないため、省略してある。ま
た、トラックナンバーやセクターナンバーが記録されて
いるID部も同様に省略してある。
【0014】図1においては1セクタに記録する600
バイトのデータを、0〜4までの5行、0〜119まで
の120列に配置しているが、実際の記録再生は0行0
列のデータから、1行0列、2行0列・・・4行0列、
0行1列、1行1列・・・のデータ順に行われる。ここ
で、本発明によるセクタ間分散は4セクタに設定してい
る。また、記号Dで表わしているのはユーザデータ、ベ
ンダ・ユニークデータ、CRCであり、記号Pで表わし
ているのがパリティである。各記号の添え字の前半はセ
クタ番号を表わし、添え字の後半はセクタ内の記録・再
生が行われる順番を示している。
【0015】データD0,0を例にとって説明する。D0,0
と同じ訂正系列を構成するのは、D1,0、D2,0、D3,
0、D0,20、D1,20、D2,20、D3,20、D0,40、・・・
D3,500、P0,0、P1,0、P2,0、P3,0、P0,20・・・
P3,60の120バイトであり、データ104バイト、訂
正符号16バイトの構成になる。
【0016】図2に再生装置の例を示す。同図におい
て、1が光ディスク、2がスピンドルモータ、3が光ピ
ックアップ、4が復調回路、5がメモリ回路、6がデー
タメモリのアドレス制御回路、7が誤り訂正回路であ
る。実際にはこれに加えて、光ピックアップの移動機構
や位置決め機構、レーザ光のフォーカス制御などのサー
ボ回路、データ検出のためのクロック再生回路などが構
成要素としてあるが、本発明の目的、構成、作用とかか
わらないため図には示していない。
【0017】光ディスク1はスピンドルモータ2によ
り、一定角速度あるいは一定線速度となるように回転さ
せられる。光ピックアップ3は、前記した図示してない
移動機構、位置決め機構により、光ディスク1のトラッ
ク上にレーザ光が照射されるように制御され、同じく図
示していないフォーカス制御回路により光ディスク1の
記録面にレーザ光の焦点が合うように制御される。光デ
ィスク1のトラック上には、記録データを所定の変調方
式で変調して得られたピット列が記録されており、光ピ
ックアップ3のピット列再生信号は復調回路4により所
定の法則で復調され、変調前のデータ列に復元される。
復元されたデータ列は、データメモリ5に所定のセクタ
数(図1の場合では4セクタ)記憶される。その後、誤
り訂正回路7においてデータメモリ5からデータを読み
出し、誤り訂正を行う。誤り訂正のアルゴリズムは既に
良く知られているためここでは説明しないが、前記した
訂正符号生成系列のデータを順に読み出して誤り訂正回
路7に入力する。
【0018】4セクタに分散させる図1の例において
は、訂正符号生成系列は20系列あるため、各系列に対
応する数の訂正回路を設ける方法もあるが、一つあるい
は複数個の訂正回路を設け、1系列あるいは複数系列の
誤り訂正動作を同時に行い、これを繰り返すことによっ
て全系列の誤り訂正動作を行う構成もとれる。この配列
方式によれば、訂正符号を構成するデータ数とパリティ
数とが図6に示すISOフォーマットと同じであるか
ら、ランダム誤りの訂正能力は同じであるが、バースト
誤りの訂正能力が大きく向上する。従来例の図6による
バースト誤り訂正長が40バイトであるのにたいし、図
1におけるバースト誤り訂正長は160バイトに増加す
る。
【0019】図3に別の第2の実施例を示す。この例で
は一つのデータに対して、図1の例と同様のセクタ間に
分散して生成する第1の訂正符号と、セクタ内で生成す
る第2の訂正符号の2系統の訂正符号を設けている。
【0020】セクタ間に分散した第1の訂正符号は図1
の例と同様に4セクタに分散しており、1セクタを同様
に5行120列の配列で表わしている。ここではデータ
をD、第1の訂正符号によるパリティをP、第2の訂正
符号によるパリティをQとしている。データおよびパリ
ティに付加された添え字の意味は図1と同じである。こ
こでD0,0にかかわる訂正符号は、D0,0、D1,0、D2,
0、D3,0、D0,20、D1,20、D2,20、D3,20、D0,40、
・・・D3,500、の104データとP0,0、P1,0、P2,
0、P3,0、P0,20・・・P3,35の8パリティで構成して
いる。
【0021】一方、セクタ内で構成する第2の訂正符号
は、D0,0、D0,5、D0,10、D0,15、D0,20、D0,25、
D0,30、D0,35、D0,40、・・・D0,515、の104デ
ータ、P0,0、P0,5、P0,10、P0,15、P0,20・・・P
0,35の前記第1の訂正符号の8パリティ、Q0,0、Q0,
5、Q0,10、Q0,15、Q0,20・・・Q0,35の8パリティ
とで構成している。両訂正符号はそれぞれ4バイトの誤
りまで訂正することができるため、第2の訂正符号で訂
正を行った後、第1の訂正符号で再度訂正を行う。
【0022】ランダム誤り訂正においては、第2の訂正
符号系列中に、第1の訂正符号系列のデータを複数個含
んでいるため、この両方に含まれるデータの内5個のデ
ータに誤りが生じるとどちらの訂正符号によっても訂正
ができなくなる。したがって、ランダム誤り訂正能力に
関しては、従来方式よりも低下する。しかし、バースト
誤りに関しては、第2の誤り訂正系列において16バイ
トのバースト誤りが発生して訂正が行えなくとも、第1
の誤り訂正系列でこれらの誤りが訂正されるため、セク
タ内のバースト誤り長は80バイトまで許容される。こ
れは従来方式の2倍の許容量になる。
【0023】次に、第3の実施例を図4により説明す
る。この実施例においても、誤り訂正符号に関しては、
図3の例と同様に、セクタ間に分散した第1の誤り訂正
符号と、セクタ内で構成される第2の誤り訂正符号とを
設けているが、第2の誤り訂正符号系列中に含まれる第
1の符号系列データの数を低減するため、第1の誤り訂
正符号系列を構成するデータをセクタ内ではずらして配
置している。
【0024】セクタのデータ構成はこれまでの例と同じ
く、520バイトのデータ部と80バイトのパリティ部
とにより構成され、5系列の第2の誤り訂正系列を有し
ており、1セクタを5行120列の配列で表わしてい
る。ひとつの誤り訂正系列は104バイトのデータ部と
16バイトのパリティ部で構成されているが、16バイ
トのパリティのうち8バイトのパリティは、後述するセ
クタ間に分散した第1の誤り訂正符号で用いられるもの
であり、セクタ内で完結する第2の誤り訂正符号の生成
系列においてはデータと同様に扱われる。したがって、
第2の誤り訂正符号は、112データに8パリティの符
号とみなされる。一方、セクタ間に分散して構成される
第1の誤り訂正符号は、図4には8セクタに分散する例
を示しているが、104バイトのデータに8バイトのパ
リティで構成される。
【0025】同図において、1番目のセクタ(0セク
タ)の先頭データすなわち0行0列のデータを例にとる
と、このデータを含むセクタ間に分散された第1の誤り
訂正符号の生成系列11は、2番目のセクタ(1セク
タ)の0行0列のデータ、3番目のセクタ(2セクタ)
の0行0列のデータ・・・8番目のセクタ(7セクタ)
の0行0列のデータ、1番目のセクタ(0セクタ)の1
行8列のデータ、2番目のセクタ(1セクタ)の1行8
列のデータ・・・8番目のセクタ(7セクタ)の1行8
列のデータ、1番目のセクタ(0セクタ)の2行16列
のデータ・・・という順にセクタ内で1行ずらしながら
行われ、4行まで達すると0行に戻るようになってい
る。これを繰り返すことにより、2行96列までのデー
タが使用され、これに付加される8個のパリティは、各
セクタの3行104列に配置される。他のデータも同じ
法則により誤り訂正符号系列が構成され、合計で40系
列が生成される。
【0026】一方、セクタ内で完結する誤り訂正符号の
生成系列12は、各行ごとに5系列がセクタごとに生成
され、付加されるパリティは112列から119列に配
置される。前述したセクタ間に分散した誤り訂正符号の
ひとつの系列中のデータ及びパリティが、分散させた8
セクタ中の同一のセクタに含まれる数は14であり、ま
た1行づつずらして配置されることから、同一行に含ま
れるデータの数は2個または3個である。したがって、
2種類の誤り訂正符号系列に共通に含まれるデータが同
時に誤ることにより、両系列が同時に訂正不能となるこ
とはなく、ランダム誤り訂正能力を向上させることがで
きる。バースト誤り訂正能力に関しては、セクタ内で1
64バイトのデータが連続して誤ったとしても、セクタ
間に分散した誤り訂正符号で訂正が可能である。
【0027】このように2系統の誤り訂正符号を用いる
ことによりランダム、バースト両方の誤り訂正能力を高
めることができるが、繰り返し訂正を行うことによりさ
らに訂正能力を高めることも可能である。すなわち、セ
クタ内の第2の誤り訂正符号による誤り訂正及びセクタ
間の第1の誤り訂正符号による誤り訂正で訂正できなか
ったデータを再度セクタ内の第2の誤り訂正符号による
訂正を行うことにより訂正可能になる誤りパターンが存
在する。これをさらに繰り返すことにより、訂正可能な
データが増加する。
【0028】またこれとは逆に、誤り発生確率が低い場
合には、常時はセクタ内の第2の誤り訂正符号による訂
正のみを行い、これで訂正不能の状態が発生したときの
みセクタ間の第1の誤り訂正符号による誤り訂正を行う
ようにすることもできる。
【0029】次に、記録方法について説明する。図5に
記録回路のブロック図を示す。ここでも図2と同様本発
明に直接かかわらない部分についてはこれを省略してい
る。また、図2と同一の部分には同一の番号を付してい
る。図示していない上位装置から送られるデータはメモ
リ回路5に記憶され、誤り訂正符号を分散させる所定の
セクタ数のデータが蓄積されると誤り訂正符号生成回路
8で誤り訂正符号を生成する。
【0030】図1の例においては、メモリアドレス制御
回路において所定の位置のデータを読み出しこれを誤り
訂正符号生成回路8に入力する。所定数のデータが入力
されパリティが生成されると、これを誤り訂正符号生成
回路8から読み出しメモリ回路5の所定位置に記憶させ
る。この動作を全符号系列について行い、すべてのパリ
ティが生成されると、ドライブ装置を記録状態にしてメ
モリ回路に記憶された全セクタのデータおよびパリティ
を変調回路9で所定の変調を行い光ピックアップ3のレ
ーザ光パワーを変調して光ディスク1に記録する。上位
装置から送られる記録すべきデータが上記した動作の1
回分で記録できない場合にはこれを繰り返すことにより
記録を行う。
【0031】記録すべきデータが上記した動作の1回分
すなわち分散するセクタ数の記録可能データに満たない
場合には、疑似データ、たとえば固定データを用いて不
足データを埋め、記録を行う。図3および図4で説明し
た実施例のように、セクタ内およびセクタ間の2種類の
誤り訂正符号を用いる場合には、所定セクタ数のデータ
をメモリ回路に記憶した後、前記したようにセクタ間に
分散した誤り訂正符号を生成し、次にセクタ内で完結す
る誤り訂正符号を生成し、記録を行う。
【0032】以上に述べた記録方式においては、上位装
置が記録を指示するデータの集合ごとに本発明による記
録が行えるため、追記型媒体や書換型媒体にも本発明を
適用して記録できる。また再生時に、不要なセクタを訂
正のためだけに読み出す必要がないのでデータ読み出し
時間を短縮できる。さらには、書き込みを行う媒体上の
セクタ位置の順序が明らかになるように管理することに
より、実際に記録するセクタは媒体上で連続している必
要はなく、媒体の有効利用がはかれる。
【0033】なお、図5においてはレーザパワー変調方
式による記録回路を示したが、光磁気ディスク装置にお
いて、一定の記録レーザ光を照射して磁気ヘッドの磁界
極性を記録データにより変化させる磁界変調方式や、レ
ーザパワー、磁界の両者を変調する方式においても同様
に実現される。
【0034】次に、別の記録方式として、読み出し専用
媒体を制作する場合のように、媒体に記録すべきデータ
があらかじめすべて明らかな場合には、データの集合単
位とは無関係に、媒体上の連続するセクタごとに本発明
を適用して記録することができる。
【0035】この記録方式においては、誤り訂正符号を
分散するセクタ数を媒体の1トラック内に記録できるセ
クタ数あるいはこのセクタ数を整数値で等分したセクタ
数に設定することが望ましい。そのように設定すること
により再生時に訂正を行うセクタの先頭およびブロック
を容易に認識することができ、1トラックで訂正動作を
完結させることができる。またこのときのトラックおよ
びセクタは必ずしも媒体一周により定義する物理トラッ
クおよびセクタである必要はない。
【0036】媒体の回転数一定でかつ記録再生データ周
期を一定で使用する媒体においては、物理トラックにお
けるセクタ数は内周から外周まで一定であるが、線速度
一定で記録再生を行う媒体や、媒体を複数のゾーンに分
割し、ゾーンごとに回転数や記録再生データ周期を変え
る媒体においては、物理トラックにおけるセクタ数が媒
体径によりあるいはゾーンによりことなるため、固定の
セクタ数の集合を論理トラックとして定義し、物理トラ
ックを使用しない場合が多い。したがってこの場合には
論理トラックを構成するセクタ数あるいはこのセクタ数
を整数値で等分したセクタ数に、誤り訂正符号を分散配
置するセクタ数を設定することが望ましい。この場合に
おける記録装置も図5に示した構成により実現できる
が、他の実現手段として、記録する全データおよびパリ
ティを記憶できる記憶装置を設け、全データに対するパ
リティをあらかじめ生成して記憶装置に記憶し、これを
連続して読み出して記録することもできる。このときの
誤り訂正符号生成は、コンピュータによるソフトウェア
演算で行うこともできる。
【0037】また、これまで説明したいずれの実施例に
おいても、誤り訂正符号は図6に示す従来のセクタ構成
の誤り訂正符号と同一のもので実現可能であり、符号生
成回路および訂正回路は従来の符号生成回路および訂正
回路を使用することもできる。したがって、本発明を適
用しない従来フォーマットの追記型あるいは書換型の記
録媒体および読み出し専用媒体と記録装置、再生装置お
よび記録再生装置を共用することが容易に行える。
【0038】以上、実施例に基づいて本発明を説明した
が、ここで例に上げたセクタ構成、誤り訂正符号の構
成、分散させるセクタ数などはいずれも一例であり、本
発明はこれらに限定されるものではなく、他のセクタ構
成、誤り訂正符号、数値においても実現されるものであ
る。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
バースト誤り訂正能力を増加させることができ、記録デ
ータの信頼性を高めることができる。また、記録ファイ
ル単位で本発明を適用でき、ドライブ装置上で容易に記
録が行えるため、読み出し専用ディスクのみならず、追
記型ディスク、書換型ディスクにおいても使用でき、記
録データの信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例
【図2】本発明による再生装置の構成例
【図3】本発明による第2の実施例
【図4】本発明による第3の実施例
【図5】本発明による記録装置の構成例
【図6】従来のセクタ構成
【符号の説明】
1…光ディスク、2…スピンドルモータ、3…光ピック
アップ、4…復調回路、5…メモリ回路、6…アドレス
制御回路、7…誤り訂正回路、8…誤り訂正符号生成回
路、9…変調回路、10…セクタ、11…第1の誤り訂
正符号の生成系列、12…第2の誤り訂正符号の生成系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11B 20/18 G11B 20/18 572F (56)参考文献 特開 平5−89609(JP,A) 特開 昭60−261076(JP,A) 特開 平7−230674(JP,A) 特開 昭63−148471(JP,A) 特開 昭63−251968(JP,A) 特開 平3−266264(JP,A) 特開 昭62−205582(JP,A) 特開 平4−67471(JP,A) 特開 平6−236632(JP,A) 特開 平4−105271(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 G11B 20/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録単位であるセクタが複数記録され
    た情報記録媒体から情報再生を行う情報再生方法であっ
    て、 前記情報記録媒体には、複数の前記セクタにより誤り訂
    正ブロックを構成し、該誤り訂正ブロックに含まれる複
    数のセクタの各セクタからセクタ間で同じ位置のデータ
    所定数づつ集めたデータの集合に対して誤り訂正符号
    が生成され、該所定数づつ集めたデータが含まれる各セ
    クタに該誤り訂正符号が分散して記録されており、 前記情報記録媒体から再生された前記誤り訂正ブロック
    に含まれる複数のセクタのデータを記憶手段に保持し、
    該記憶手段から読み出した該誤り訂正ブロック内のデー
    タと前記複数のセクタに分散された誤り訂正符号とを用
    いて前記誤り訂正ブロック毎に誤り訂正を行うことを特
    徴とする情報再生方法。
  2. 【請求項2】情報記録単位であるセクタが複数記録され
    た情報記録媒体から情報再生を行う情報再生装置であっ
    て、 前記情報記録媒体には、複数の前記セクタにより誤り訂
    正ブロックを構成し、該誤り訂正ブロックに含まれる複
    数のセクタの各セクタからセクタ間で同じ位置のデータ
    所定数づつ集めたデータの集合に対して誤り訂正符号
    が生成され、該所定数づつ集めたデータが含まれる各セ
    クタに該誤り訂正符号が分散して記録されており、 前記情報記録媒体から再生された前記誤り訂正ブロック
    に含まれる複数のセクタのデータを前記誤り訂正ブロッ
    ク毎に保持する記憶手段と、該記憶手段から読み出した
    前記誤り訂正ブロック内のデータと前記複数のセクタに
    分散された誤り訂正符号とを用いて前記誤り訂正ブロッ
    ク毎に誤り訂正を行う誤り訂正手段とを有したことを特
    徴とする情報再生装置。
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