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JP3383663B2 - 情報記録媒体・情報記録方法及び装置及び再生装置 - Google Patents

情報記録媒体・情報記録方法及び装置及び再生装置

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Publication number
JP3383663B2
JP3383663B2 JP2002158117A JP2002158117A JP3383663B2 JP 3383663 B2 JP3383663 B2 JP 3383663B2 JP 2002158117 A JP2002158117 A JP 2002158117A JP 2002158117 A JP2002158117 A JP 2002158117A JP 3383663 B2 JP3383663 B2 JP 3383663B2
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JP
Japan
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information
data
reproduction
cell
video data
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2002158117A
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English (en)
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JP2003045126A (ja
Inventor
徹 宇野
良之 石沢
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Digital Media Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Digital Media Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002158117A priority Critical patent/JP3383663B2/ja
Publication of JP2003045126A publication Critical patent/JP2003045126A/ja
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Publication of JP3383663B2 publication Critical patent/JP3383663B2/ja
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報記録媒体・
情報記録方法及び装置及び再生装置に関する。そして、
この発明は、記録または再生される映像データに対し
て、簡易な編集作業を容易に行なえるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年では、例えば音声用
のCD(Compact Disk)と同じ直径12cmの光ディス
クに、音声データだけでなく映像データも圧縮して記録
することができるようになっている。この種の光ディス
クとしては、例えばCD−ROM(Read Only Memory)
等が、教育用から情報用に至るまで、幅広い分野に渡っ
て普及している。
【0003】また、近時では、CDと同形の光ディスク
に、約2時間分の映画に対応する量の主映像データと、
8種類の音声データと、32種類の字幕等を表わす副映
像データとを記録した、DVD−ROM等が開発されて
いる。そして、現在では、映像データに対して、国際規
格化したMPEG(Moving Picture Image Coding Expe
rts Group)2圧縮方式を使用し、音声データに対して
AC−3圧縮方式を採用した、DVD規格も提案されて
いる。
【0004】このDVD規格は、MPEG2システムレ
イヤにしたがって、映像圧縮方式にMPEG2を使用す
るとともに、音声圧縮方式としてAC−3方式とMPE
G方式とをサポートし、さらに、字幕用としてビットマ
ップデータをランレングス圧縮してなる副映像データ
と、早送りや早戻し等の特殊再生用のコントロールデー
タ(ナビゲーションパック)とを追加した構成となって
いる。
【0005】また、このDVD規格では、例えばパーソ
ナルコンピュータ等でもデータを読むことができるよう
に、ISO(International Organization for Standar
dization)9660と、マイクロUDF(Universal Di
sk Format)とをサポートしている。
【0006】一方、現在では、上記したDVD−ROM
のように再生専用の光ディスクだけでなく、例えばDV
D−RAM(Random Access Memory)等のように、デー
タの書き込みや書き替えを行なうことが可能な光ディス
クの開発や、この光ディスクに対してデータの記録再生
を行なうための装置の開発等が、盛んに行なわれてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このDVD
−RAMに記録再生される映像データに対して、上記し
たDVD規格に基づいた編集を行なう場合にも、従来の
DVD−ROMのようにオーサリングシステムを用いた
編集作業を行なう必要がある。このため、使用者にとっ
ては、多大な時間や労力を要するとともに、オーサリン
グシステムの設備をそろえるための経済的負担が強いら
れるという問題が生じることになる。
【0008】そこで、この発明は情報の記録再生を行な
うのに、その編集処理などが容易に得られるようにし、
大きなブロック単位の編集が容易になった情報記録媒体
・情報記録方法及び装置及び再生装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、映像データ
と前記映像データの再生を制御する制御情報とが記録可
能な光ディスクに情報記録する方法であって、前記光デ
ィスクに記録された前記映像データは、複数のグループ
オブピクチャ(GOP)を含み、前記制御情報にあって
は、第1の単位の映像データを管理する第1の管理情報が
定義されており、第2の単位の映像データを管理する第
2の管理情報が定義されており、前記第1の単位の映像
を複数つなげて再生順序を管理する第3の管理情報が設
定され、前記第2の単位の映像を複数つなげて再生順序
を管理する第4の管理情報が設定され、前記第1と第2
の単位によりそれぞれ管理されている各映像データの一
部が重複しており、さらに前記第1の管理情報内には、
管理している対応映像データが再生禁止であることを示
す書き換え可能なフラグを含み、前記第3の管理情報内
に削除可能か削除禁止かを示す書き換え可能なフラグを
含み、前記第3の管理情報に基づき再生されるときは、
前記重複した一部が再生されないように前記第1の管理
情報内に再生禁止であることを示す書き換え可能なフラ
グを記録するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図1は、例えば
DVD−RAM等の光ディスク11に対して、データを
記録再生するための記録再生装置を示している。
【0011】この記録再生装置は、メインMPU(Micr
o Processing Unit)12によって統括的に制御管理さ
れている。この場合、メインMPU12は、操作部13
による使用者からの要求を受信して記録再生装置の制御
を行なうとともに、その制御状態を表示部14に表示さ
せている。
【0012】また、上記光ディスク11は、メインMP
U12からの指令に基づいて駆動されるディスクドライ
バ15によって制御されている。このディスクドライバ
15は、図示しないディスクモータ及びその回転サーボ
回路により、光ディスク11を所定の回転速度で回転駆
動させる機能と、図示しない光学式ヘッド及びそのサー
ボ回路により、光ディスク11へのデータの書き込み
や、光ディスク11からのデータの読み出しを行なう機
能とを備えている。
【0013】ここで、光ディスク11に対する記録動作
について説明する。まず、メインMPU12は、操作部
13からの記録命令を受信すると、ディスクドライバ1
5を介して光ディスク11から管理データを読み取り、
データを書き込む領域を決定する。
【0014】その後、メインMPU12は、決定した領
域の書き込みスタートアドレスをディスクドライバ15
に設定し、データを記録する準備を完了する。また、メ
インMPU12は、記録再生装置が記録動作や再生動作
を行なう際の基準となる時間を計測するためのタイマー
であるSTC(System Time Counter)16をリセット
する。
【0015】そして、外部のA/V(Audio/Video)入
力部17から供給される映像信号及び音声信号、また
は、TV(Television)チューナ18から供給される映
像信号及び音声信号は、それぞれ、エンコーダ19を構
成するA/D(Analogue/Digital)変換部20に供給
されてデジタル化された後、映像エンコーダ21及び音
声エンコーダ22に供給される。また、TVチューナ1
8から得られる文字放送等のテキスト信号やクローズド
キャプション信号等は、副映像エンコーダ23に供給さ
れる。
【0016】これらのエンコーダ21,22,23は、
それぞれ、入力された信号に圧縮処理を施してパケット
化し、フォーマッタ部24に出力している。この場合、
各パケットは、後にパック化したときに1パックあたり
2048バイトになるように切り分けてパケット化され
る。また、各エンコーダ21,22,23は、STC1
6の計測値に基づいて、各パケットのPTS(Presenta
tion Time Stamp)及びDTS(Decoding Time Stamp)
を決定している。
【0017】そして、上記フォーマッタ部24は、入力
された各パケットデータをパック化し、GOP(Group
of Picture)毎にパックのアライメント処理を行なった
後、GOPの先頭にナビゲーションパックを追加して、
データ処理部25に出力している。なお、このフォーマ
ッタ部24の処理が行なわれる際に、パケットデータの
一時保存のために、バッファメモリ26が使用される。
【0018】また、データ処理部25は、上記のように
してエンコーダ19から出力されたデータを、16パッ
ク毎にまとめてECC(Error Correcting Code)グル
ープとし、各グループ毎にECCを付加して前記ディス
クドライバ15に出力している。
【0019】ただし、ディスクドライバ15がデータを
記録する準備を完了していない場合には、データ処理部
25は、データを一時記憶部27に保存して、ディスク
ドライバ15がデータを記録する準備を完了するまで待
ち、準備が完了した段階でディスクドライバ15に転送
して光ディスク11に記録させる。
【0020】なお、この一時記憶部27は、高速アクセ
スで数分以上の記録データを保存するため、大記憶容量
のものが想定される。そして、上記データ処理部25
は、データ記録の最後に、ナビゲーションパック内の早
送り及び早戻し用のデータが記録される光ディスク11
の領域に、各ナビゲーションパックのアドレスデータを
記録するとともに、光ディスク11の管理領域に必要な
情報を記録して、記録動作を終了する。
【0021】次に、上記光ディスク11に対する再生動
作について説明する。まず、メインMPU12は、操作
部13からの再生命令を受信すると、ディスクドライバ
15及びデータ処理部25を介して光ディスク11の管
理領域のデータを読み取り、データ再生を行なうアドレ
スを決定する。
【0022】その後、メインMPU12は、決定したア
ドレスと読み取り命令とをディスクドライバ15に出力
する。すると、このディスクドライバ15は、入力され
た読み取り命令に基づいて、光ディスク11からセクタ
データを読み取り、データ処理部25に出力する。
【0023】この場合、データ処理部25では、入力さ
れたセクタデータにエラー訂正処理を施し、パックデー
タの形にして、デコーダ28を構成する分離部29に出
力する。この分離部29は、入力されたパックデータ
を、映像パケットデータ、音声パケットデータ及び副映
像パケットデータに分離している。
【0024】そして、この映像パケットデータ、音声パ
ケットデータ及び副映像パケットデータは、それぞれ、
映像デコーダ30、音声デコーダ31及び副映像デコー
ダ32に供給される。この場合、ナビゲーションパック
は、メインMPU12が処理するため、分離部29の内
蔵メモリ29aに保存され、メインMPU12がいつで
もアクセスできるようにしている。
【0025】そして、上記分離部29で分離された各パ
ケットデータが、それぞれ対応するデコーダ30,3
1,32に転送されるときに、PTSがSTC16にロ
ードされる。このロード処理は、例えばメインMPU1
2がナビゲーションパック内のPTSをSTC16にロ
ードするか、または、映像デコーダ30が自動的に映像
データのPTSをSTC16にロードすることによって
実現される。
【0026】このため、各デコーダ30,31,32
は、それぞれ、パケットデータ内のPTSの値とSTC
16の計測値とを比較しながら、つまり、PTSの値に
同期してパケットデータの再生処理を実行することがで
きる。
【0027】このようにして、映像デコーダ30及び副
映像デコーダ32で再生処理された映像データ及び副映
像データは、映像処理部33に供給されて合成された
後、D/A(Digital/Analogue)変換部34によりア
ナログ化される。また、上記音声デコーダ31で再生処
理された音声データは、D/A変換部35でアナログ化
される。そして、各D/A変換部34,35の出力が、
A/V出力部36を介して外部に取り出される。
【0028】図2は、上記光ディスク11上に記録され
るデータの構造を示している。すなわち、図2(a)に
示す光ディスク11は、その内周側11aから外周側1
1bに向かって、図2(b)に示すように、リードイン
エリア(lead in area)101とデータエリア102と
リードアウトエリア(lead out area)103とに分割
されている。
【0029】このうち、リードインエリア101は、光
反射面が凹凸形状をしたエンボスドデータゾーン(embo
ssed data zone)と、表面が平坦な鏡面となされたミラ
ーゾーン(mirror zone)と、データの書き替えが可能
なリライタブルデータゾーン(rewritable data zone)
とに分かれている。
【0030】また、上記データエリア102は、使用者
によるデータの記録・書き替えが可能なリライタブルデ
ータゾーンで構成されている。さらに、上記リードアウ
トエリア103は、データの書き替えが可能なリライタ
ブルデータゾーンで構成されている。
【0031】そして、リードインエリア101のエンボ
スドデータゾーンには、光ディスクのタイプ,サイズ,
記録密度及び記録開始/記録終了位置を示す物理セクタ
番号等のような光ディスク全体に関する情報と、記録パ
ワー,記録パルス幅,消去パワー,再生パワー及び記録
・消去時の線速度等のような記録・再生・消去特性に関
する情報と、製造番号等のような1枚づつの光ディスク
の製造に関する情報とが記録されている。
【0032】また、リードインエリア101のリライタ
ブルデータゾーン及びリードアウトエリア103には、
それぞれ、各光ディスク毎に固有のディスク名を記録可
能な領域と、データの記録消去条件を確認するための試
し記録領域と、データエリア102内の欠陥領域に関す
る管理情報を記録する領域とが設定されている。そし
て、これらの各領域に対しては、記録再生装置によるデ
ータの記録や消去を行なうことが可能となっている。
【0033】さらに、上記データエリア102には、図
2(c)に示すように、コンピュータデータが記録され
る2つのコンピュータデータエリア(computer data ar
ea)104,105と、音声及び映像データが記録され
るオーディオ&ビデオデータエリア(audio & video da
ta area)106とが設定され、コンピュータデータと
音声及び映像データとの混在記録が可能となっている。
ただし、コンピュータデータと音声及び映像データとの
記録順序や記録情報サイズ等は、任意に設定可能であ
る。
【0034】そして、上記オーディオ&ビデオデータエ
リア106は、図2(d)に示すように、ボリューム&
ファイルマネージャインフォメーション(volume & fil
e manager information)107と、コントロールマネ
ージャインフォメーション(control manager informat
ion)108と、ビデオオブジェクト(video object)
109と、ピクチャオブジェクト(picture object)1
10と、オーディオオブジェクト(audio object)11
1と、テキスト&インフォメーションオブジェクト(te
xt & information object)112とから構成されてい
る。
【0035】このうち、ボリューム&ファイルマネージ
ャインフォメーション107は、音声及び映像データの
ファイルまたはボリューム全体に関する情報である。ビ
デオオブジェクト109は、映像データの中身(conten
ts)の情報である。ピクチャオブジェクト110は、ス
チルやスライド等の静止画や、映像データの見たいシー
ンの検索用、または編集用サムネールピクチャ(thumbn
ail picture )等の情報である。オーディオオブジェク
ト111は、音声データの中身(contents)の情報であ
る。テキスト&インフォメーションオブジェクト112
は、文字放送等のテキスト信号やその他の情報である。
【0036】そして、上記コントロールマネージャイン
フォメーション108は、データの記録,再生,編集及
び検索等の各処理を行なう場合に必要な制御情報であ
り、図2(e)に示すように、プレイバックコントロー
ルインフォメーション(playback control informatio
n)113と、レコーディングコントロールインフォメ
ーション(recording control information)114
と、エディットコントロールインフォメーション(edit
control information)115と、サムネールピクチャ
マネージャインフォメーション(thumbnail picture ma
nager information)116とから構成されている。
【0037】この場合、プレイバックコントロールイン
フォメーション113は、再生時に必要な制御情報であ
る。レコーディングコントロールインフォメーション1
14は、記録時に必要な制御情報である。サムネールピ
クチャマネージャインフォメーション116は、映像デ
ータ内の見たいシーンの検索用、または編集用サムネー
ルピクチャに関する管理情報である。
【0038】また、上記エディットコントロールインフ
ォメーション115は、編集時に必要な制御情報であ
り、図3(a)に示すPGC(program chain)インフ
ォメーションテーブルのようなデータ構造を有し、PG
Cとセルとによって再生順序を決定している。つまり、
PGCは、複数のセルの再生順序を指定して一連の再生
を実行させる単位を示し、セルは、再生データを開始ア
ドレスと終了アドレスとで指定した再生区間を示してい
る。
【0039】そして、このPGCインフォメーションテ
ーブルは、PGCインフォメーションマネージメントイ
ンフォメーション(information management informati
on)117と、n個のサーチポインタオブPGCインフ
ォメーション(search pointer of PGC informatio
n)#1 1181〜#n 118nと、n個のPGC
インフォメーションフォーダスト(information for du
st)#1 1191〜#n 119nとから構成されて
いる。
【0040】このうち、PGCインフォメーションマネ
ージメントインフォメーション117は、PGCの数を
示す情報(number of PGC information)を含んでい
る。また、サーチポインタオブPGCインフォメーショ
ン#1 1181〜#n 118nは、それぞれ、PG
Cインフォメーションフォーダスト#1 1191〜#
n 119nの先頭アドレスをポイントしており、PG
Cインフォメーションフォーダスト#1 1191〜#
n 119nの検索を容易にしている。
【0041】そして、各PGCインフォメーションフォ
ーダスト#1 1191〜#n 119nは、図3
(b)に示すように、それぞれ、PGCゼネラルインフ
ォメーション(general information )120と、m個
のセルプレイバックインフォメーション(cell playbac
k information)#1 1211〜#m 121mとを
有している。
【0042】この場合、PGCゼネラルインフォメーシ
ョン120は、PGCの再生時間やセルの数を示す情報
(number of cell playback information)を含むもの
で、図2(h)に示すように、PGCアイデンティファ
イインフォメーション(identify information)122
を含んでいる。
【0043】また、セルプレイバックインフォメーショ
ン#1 1211〜#m 121mは、それぞれ、図4
に示すように、セルゼネラルインフォメーション(cell
general information)123と、セルスタートアドレ
ス(cell start address)124と、セルエンドアドレ
ス(cell end address)125と、セルタイプ(cellty
pe)126とを含んでいる。
【0044】このうち、セルゼネラルインフォメーショ
ン123は、セルの再生時間等の一般情報を含んでい
る。セルスタートアドレス124及びセルエンドアドレ
ス125は、それぞれ、セルとして再生される区間の開
始アドレス及び終了アドレスを示している。そして、セ
ルタイプ126には、詳細は後述するが、そのセルに対
する再生の可否を制御する情報(フラグ)が記述され
る。
【0045】ここで、光ディスク11に記録されたデー
タに対して、図5(a)に示すように、A,B,C,
D,E,Fなる再生区間がセルとして指定されているも
のとする。そして、例えば上記PGCインフォメーショ
ンフォーダスト#1 1191に、図5(b)に示すよ
うに、連続した再生区間を指定した3つのセルA,B,
Cが記述されているとすると、セルA,B,Cの順序で
連続的に再生が行なわれる。
【0046】また、PGCインフォメーションフォーダ
スト#2 1192に、図5(c)に示すように、断続
した再生区間を指定した3つのセルD,E,Fが記述さ
れている場合にも、セルD,E,Fの順序で連続的に再
生が行なわれる。さらに、PGCインフォメーションフ
ォーダスト#3 1193に、図5(d)に示すよう
に、再生方向や重複再生に無関係に再生区間を指定した
5つのセルE,A,D,B,Eが記述されている場合に
も、セルE,A,D,B,Eの順序で連続的に再生が行
なわれる。
【0047】ここで、上記セルタイプ126について説
明する。このセルタイプ126は、1バイト(8ビッ
ト)で構成され、例えば“00(h:16進)”で再生
可能かつ削除禁止(normal)を示し、“01(h)”で
再生禁止かつ削除禁止(ごみ箱シーケンス)を示し、
“FF(h)”で削除可能を示している。このため、セ
ル単位で再生の可否を制御することが可能となる。
【0048】また、各PGCインフォメーションフォー
ダスト#1 1191〜#n 119nにそれぞれ含ま
れる、PGCゼネラルインフォメーション120の中の
PGCアイデンティファイインフォメーション122に
は、そのPGCインフォメーションフォーダスト#1
1191〜#n 119nによって指定されたセルに対
する、一連の連続再生の可否を制御する情報(フラグ)
が記述される。
【0049】すなわち、このPGCアイデンティファイ
インフォメーション122は、1バイトで構成され、例
えば“00(h)”で再生可能かつ削除禁止(normal)
を示し、“01(h)”で削除可能を示し、“11
(h)”で再生禁止かつ削除禁止(ごみ箱シーケンス)
を示している。このため、PGC単位で再生の可否を制
御することが可能となる。
【0050】さらに、図3(a)に示したPGCインフ
ォメーションテーブルの中のPGCインフォメーション
マネージメントインフォメーション117には、そのP
GCインフォメーションテーブルの中に、PGCアイデ
ンティファイインフォメーション122やセルタイプ1
26のフラグによって、不要データつまり再生禁止かつ
削除禁止かまたは削除可能となっているデータが存在す
るか否かを示すフラグDUST_DAT Flagが含まれている。
このフラグDUST_DAT Flagは、1バイトで構成され、例
えば“00(h)”で不要データ無しを示し、“01
(h)”で不要データ有りを示している。
【0051】また、このPGCインフォメーションマネ
ージメントインフォメーション117には、過去にPG
Cアイデンティファイインフォメーション122やセル
タイプ126のフラグが変更されたことがあるか否か、
つまり編集履歴の有無を示すフラグDUST_EDIT Flagが含
まれている。
【0052】このフラグDUST_EDIT Flagは、1バイトで
構成され、例えば“00(h)”で編集履歴無しを示
し、“01(h)”で編集履歴有りを示している。この
ため、複数のPGCの集合である例えばタイトル毎に、
不要データの有無や編集履歴の有無を知ることが可能と
なる。
【0053】したがって、PGCインフォメーションマ
ネージメントインフォメーション117、PGCアイデ
ンティファイインフォメーション122及びセルタイプ
126のフラグを適宜設定することにより、不要データ
部分を飛ばして再生したり、また、不要データ部分を復
帰させたりという簡易な編集作業を、従来のようにオー
サリングシステムを使用することなく容易に行なうこと
が可能となる。
【0054】なお、このように簡易な編集作業を可能に
し、かつ、編集後のデータに対してシームレス再生が可
能であるような機能を実現するとともに、不要データの
効率的な削除を実現するためには、データの記録時に、
予め各セルがGOP単位で区切られるようにしておくこ
とが必要である。
【0055】また、この簡易編集機能の最小編集単位が
セルであるため、編集範囲をある程度精密にすることを
可能とするためには、セル長を例えば0.5秒程度の短
い固定長に設定して記録することが必要となる。
【0056】次に、図6は、光ディスク11に対するデ
ータ記録動作をまとめたフローチャートを示している。
まず、記録命令がメインMPU12に受信されて開始
(ステップS1)されると、メインMPU12は、ステ
ップS2で、光ディスク11からの管理データの読み取
りを行ない、ステップS3で、光ディスク11の管理領
域に書き込むべき所定のデータの作成を行なった後、ス
テップS4で、記録用初期設定を実行する。
【0057】この記録用初期設定としては、例えば映像
エンコーダ21に平均転送レートを設定する等のよう
な、各エンコーダ21,22,23の初期設定と、ST
C16のリセットと、ディスクドライバ15への書き込
み開始アドレスの設定と、例えばダミーパックの挿入設
定やセル区切り時間を設定する等のフォーマッタ部24
の初期設定とがある。
【0058】その後、メインMPU12は、ステップS
5で、各エンコーダ21,22,23に記録開始命令の
設定を行ない、光ディスク11への記録動作が開始され
る。この記録動作中において、メインMPU12は、ス
テップS6で、操作部13の記録終了キーが操作された
か否かを判別し、操作されていなければ(NO)、ステ
ップS7で、光ディスク11の残り記録容量を算出す
る。
【0059】そして、メインMPU12は、ステップS
8で、残り記録容量が一定量以下になったか否かを判別
し、一定量以下になったと判断したとき(YES)、ス
テップS9で、例えば光ディスク11の残り記録容量が
少なくなった旨を表示部14に表示させる等の警告処理
を実行する。
【0060】その後、メインMPU12は、ステップS
10で、光ディスク11の残り記録容量が無くなったか
否かを判別し、無くなっていなければ(NO)、ステッ
プS6の処理に戻る。また、ステップS10で光ディス
ク11の残り記録容量が無くなったと判断された場合
(YES)、または、ステップS6で記録終了キーが操
作されたと判断された場合(YES)に、メインMPU
12は、ステップS11で、記録終了処理を実行する。
【0061】この記録終了処理としては、各エンコーダ
21,22,23やフォーマッタ部24を初期化する処
理と、ステップS3で作成したデータ及び空き容量やP
GCに関する情報等を光ディスク11の管理領域に書き
込む処理とがある。
【0062】そして、メインMPU12は、ステップS
12で、前述したPGCインフォメーションマネージメ
ントインフォメーション117、PGCアイデンティフ
ァイインフォメーション122及びセルタイプ126の
フラグを、初期値として全て“00(h)”にセット
し、終了(ステップS13)される。
【0063】次に、図7は、光ディスク11に対するデ
ータ再生動作をまとめたフローチャートを示している。
まず、再生命令がメインMPU12に受信されて開始
(ステップS14)されると、メインMPU12は、ス
テップS15で、この記録再生装置に適合した正しい光
ディスク11が装着されているか否かを判別し、正しい
光ディスク11が装着されていないと判断した場合(N
O)、ステップS16で、エラー処理を行なった後、終
了(ステップS17)される。
【0064】また、ステップS15で正しい光ディスク
11が装着されていると判断された場合(YES)、メ
インMPU12は、ステップS18で、光ディスク11
からの管理データの読み取りを行ない、ステップS19
で、再生するタイトルセットを選択・決定する。その
後、メインMPU12は、ステップS20で、光ディス
ク11からビデオタイトルセット情報の読み取りを行な
い、ステップS21で、再生するタイトルを選択・決定
する。
【0065】そして、メインMPU12は、ステップS
22で、再生するプログラム番号やセル番号等を決定す
ると、ステップS23で、各デコーダ30,31,32
の初期設定を行ない、ステップS24で、前処理コマン
ドを実行した後、ステップS25で、後述するセル再生
処理を実行する。このセル再生処理中において、メイン
MPU12は、ステップS26で、最終セルか否かを判
別し、最終セルでなければ(NO)、ステップS27
で、セル番号をカウントアップしてステップS25の処
理に戻る。
【0066】また、ステップS26で最終セルであると
判断された場合(YES)、メインMPU12は、ステ
ップS28で、設定された時間だけスチル画面を表示す
るPGCスチル処理を実行し、ステップS29で、後処
理コマンドを実行した後、ステップS30で、再生終了
か否かを判別する。そして、再生終了でない場合(N
O)、メインMPU12は、ステップS24の処理に戻
り、再生終了である場合(YES)、ステップS31
で、再生終了時の処理を実行して、終了(ステップS3
2)される。
【0067】次に、図8は、上記ステップS25のセル
再生処理動作をまとめたフローチャートを示している。
まず、開始(ステップS33)されると、メインMPU
12は、ステップS34で、セル再生が開始されたか否
かを判別し、開始されていなければ(NO)、ステップ
S35で、ビデオオブジェクトユニットが連続している
か否かを判別する。
【0068】そして、ビデオオブジェクトユニットが連
続していないと判断された場合(NO)、または、ステ
ップS34でセル再生が開始されたと判断された場合
(YES)に、メインMPU12は、ステップS36
で、PGCの情報に基づいて再生開始アドレスを決定
し、ステップS37で、ディスクドライバ15にデータ
読み取り命令をセットする。
【0069】このステップS37の後、または、ステッ
プS35でビデオオブジェクトユニットが連続している
と判断された場合(YES)に、メインMPU12は、
ステップS38で、ナビゲーションパックの取り込みを
行ない、ステップS39で、同期情報の設定等を行なっ
た後、ステップS40で、PGC情報のパケット処理を
実行する。
【0070】そして、メインMPU12は、ステップS
41で、ビデオオブジェクトユニットのスチル表示を行
なうか否かを判別し、行なう場合(YES)に、ステッ
プS42で、対象となるビデオオブジェクトユニットの
再生が終了されるまで待ち、ステップS43で、例えば
再生キー等が操作されるまでスチル動作を継続するよう
な、ビデオオブジェクトユニットのスチル処理を実行す
る。
【0071】このステップS43の後、または、ステッ
プS41でビデオオブジェクトユニットのスチル表示を
行なわないと判断された場合(NO)に、メインMPU
12は、ステップS44で、セルの最後か否かを判別
し、最後でなければ(NO)、ステップS38の処理に
戻る。
【0072】また、セルの最後であれば(YES)、メ
インMPU12は、ステップS45で、対象となるビデ
オオブジェクトユニットの再生が終了されるまで待ち、
ステップS46で、設定された時間だけスチル表示を行
なうセルスチル処理を実行して、終了(ステップS4
7)される。
【0073】次に、図9は、上記PGCインフォメーシ
ョンマネージメントインフォメーション117、PGC
アイデンティファイインフォメーション122及びセル
タイプ126のフラグを使用者が設定する、編集モード
を説明するためのフローチャートを示している。
【0074】この編集モードでは、まず、通常の再生を
行ない、使用者がスチル再生やコマ送り再生等で不要部
分の開始画像を選択する。編集可能な最小範囲はセル毎
である。このため、記録再生装置は、スチル再生やコマ
送り再生等においてセルの最初の静止画像を再生するモ
ードとなり、使用者が画像を選択した後、選択されたセ
ルの番号を記憶する。
【0075】同様にして、不要部分の終了画像が選択さ
れる。ただし、このときは、記録再生装置は、スチル再
生やコマ送り再生等においてセルの最後の静止画像を再
生するモードとなり、使用者が画像を選択した後、選択
されたセルの番号を記憶することになる。
【0076】すなわち、この編集モードは、光ディスク
11の再生状態で開始(ステップS48)される。する
と、まず、メインMPU12は、ステップS49で、ス
チル再生時にセルの先頭を再生する設定に切り替えら
れ、ステップS50で、使用者によるキー入力を受け付
ける状態となる。
【0077】その後、メインMPU12は、ステップS
51で、スチル再生モード中であるか否かを判別し、ス
チル再生モード中でなければ(NO)、ステップS52
で、その他の特殊再生を含む再生モード中であるか否か
を判別する。そして、特殊再生モード中であれば(YE
S)、メインMPU12は、ステップS50の処理に戻
り、特殊再生モード中でなければ(NO)、ステップS
53で、未確定の不要範囲情報(フラグ)をクリアし
て、終了(ステップS54)される。
【0078】また、上記ステップS51でスチル再生モ
ード中であると判断された場合(YES)に、メインM
PU12は、ステップS55で、PGCアイデンティフ
ァイインフォメーション122及びセルタイプ126の
フラグを、再生禁止状態に設定する操作がなされたか否
かを判別し、操作がなされなければ(NO)、ステップ
S50の処理に戻る。
【0079】そして、ステップS55で操作がなされた
と判断された場合(YES)に、メインMPU12は、
ステップS56で、前回のセルにも同じ操作が行なわれ
たか否かを判別し、操作が行なわれていなければ(N
O)、ステップS57で、不要範囲の開始セルについて
PGCアイデンティファイインフォメーション122及
びセルタイプ126のフラグ内容を確定し、ステップS
58で、スチル再生時にセルの最後を再生する設定に切
り替えて、ステップS50の処理に戻る。
【0080】また、ステップS56で前回のセルにも同
じ操作が行なわれていると判断された場合(YES)
に、メインMPU12は、ステップS59で、前回のセ
ル番号に対して今回のセル番号が等しいかまたは時間的
に後になっているか否かを判別し、否であれば(N
O)、ステップS60で、前回のセルと今回のセルに対
する不要範囲情報(フラグ)をクリアして、ステップS
49の処理に戻る。
【0081】一方、ステップS59で否でなければ(Y
ES)、メインMPU12は、ステップS61で、不要
範囲の終了セルについてPGCアイデンティファイイン
フォメーション122及びセルタイプ126のフラグ内
容を確定し、ステップS62で、光ディスク11に記録
する。その後、メインMPU12は、ステップS63
で、PGCインフォメーションマネージメントインフォ
メーション117についてフラグを作成して光ディスク
11に記録し、ステップS49の処理に戻る。
【0082】次に、編集画像において不要と判断された
部分を削除または元のタイトルに復活することについて
説明する。使用者は、図10(a)に示すようにタイト
ルメニューを開くことにより、タイトルの一覧を画面上
で認識することができる。このとき、記録再生装置は、
PGCインフォメーションマネージメントインフォメー
ション117のフラグDUST_DAT Flagを参照して、タイ
トル中に編集後に発生した不要データが残っているか否
かを判別し、そのタイトルについて不要データが存在す
るか否かの情報も、同時にタイトルメニュー上に表示す
る。
【0083】使用者がタイトルメニュー上で特定のタイ
トルを選択し、「タイトルの詳細情報を開く」を設定す
ると、記録再生装置は、PGCアイデンティファイイン
フォメーション122及びセルタイプ126のフラグを
参照して、図10(b)に示すように、選択されたタイ
トルについての不要部分の詳細情報を、画面上に表示す
る。
【0084】使用者は、このタイトル別詳細情報の画面
を見て、不要部分毎に削除か復活かを設定することがで
きる。削除が選択された場合、記録再生装置は、対象と
なる不要範囲に存在するセルタイプ126のうち、その
内容が“01(h)”のものを“FF(h)”に書き替
えるとともに、対象となる不要範囲に存在するPGCア
イデンティファイインフォメーション122のうち、内
容が“11(h)”のものを“01(h)”に書き替え
て、不要部分の削除を完了する。
【0085】また、復活が選択された場合、記録再生装
置は、対象となる不要範囲に存在するセルタイプ126
の内容と、PGCアイデンティファイインフォメーショ
ン122の内容とを、共に“00(h)”に書き替え
て、復活を完了する。なお、削除や復活を行なうことに
より、タイトル中に不要部分が無くなった場合には、記
録再生装置は、PGCインフォメーションマネージメン
トインフォメーション117のフラグDUST_DAT Flagを
“00(h)”として、不要データの存在しないタイト
ルとして処理ができるようにしている。
【0086】図11は、このような不要部分の削除及び
復活の動作をまとめたフローチャートを示している。ま
ず、前述したようにタイトルメニューが開かれて開始
(ステップS64)され、使用者が、ステップS65
で、タイトルメニュー内から所定のタイトルを選択する
と、ステップS66で、その選択されたタイトルについ
ての詳細情報が開かれる。この詳細情報には、上記した
ように不要部分のリストが表示されている。
【0087】そして、使用者が、ステップS67で、表
示されたリストから所定の不要部分を選択し、ステップ
S68で、削除または復活の属性変更を選択する。ここ
で、削除が選択されると、メインMPU12は、ステッ
プS69aに示すように、削除するセルのデータ属性を
削除可能に変更する。つまり、PGCアイデンティファ
イインフォメーション122及びセルタイプ126のフ
ラグを、上記したように書き替える。同時に記録可能エ
リアを管理する情報に対して、削除部分の範囲を登録す
る。
【0088】また、復活が選択されると、メインMPU
12は、ステップS69bに示すように、復活されるセ
ルのデータ属性を再生可能に変更する。その後、メイン
MPU12は、ステップS70で、前記PGCインフォ
メーションマネージメントインフォメーション117の
フラグDUST_DAT Flagを、不要データ無しに設定する。
【0089】次に、削除部分を再利用する例について説
明する。すなわち、メインMPU12は、前記タイトル
メニュー及びタイトル別詳細情報の作成時に、図12に
示すように、タイトル番号と、その不要部分の開始物理
アドレス及び終了物理アドレスとを対応させた、削除部
分参照テーブルを作成する。
【0090】そして、図13に示すように、開始(ステ
ップS71)され、使用者が、ステップS72で、削除
箇所を選択すると、メインMPU12は、ステップS7
3で、削除範囲が削除部分参照テーブルの内容と物理ア
ドレス的に連続しているか否かを判別し、連続していれ
ば(YES)、ステップS74で、物理アドレス的に繋
がっているテーブルデータを更新、つまり、新たな範囲
を既存データに対して書き替え、終了(ステップS7
5)される。
【0091】また、ステップS73で連続していないと
判断された場合(NO)に、メインMPU12は、ステ
ップS76で、今回選択する範囲を新たなデータとして
テーブルに追加し、終了(ステップS75)される。
【0092】一方、図14は、削除部分を再利用する他
の例を示している。すなわち、開始(ステップS77)
されると、メインMPU12は、ステップS78で、削
除部分参照テーブルを読み取り、ステップS79で、記
録時に削除部分参照テーブルの内容を使用したか否かを
判別し、使用していなければ(NO)、終了(ステップ
S80)され、使用していれば(YES)、ステップS
81で、削除部分参照テーブルの内容を更新または削除
して、終了(ステップS80)される。
【0093】ここで、上記した実施の形態では、光ディ
スク11へのデータの記録時に、予め各セルがGOP単
位で区切られている、つまり、各セル内でGOPが完結
している場合について説明している。しかしながら、セ
ルは、GOPの途中で区切ることもできる。
【0094】例えば、図15に示すように、連続するG
OP1〜GOP6に対して、各セルA,B,C,Dを、
セルAとBとの境界がGOP2の途中となり、セルBと
Cとの境界がGOP4の途中となり、セルCとDとの境
界がGOP5の途中となるように指定することもでき
る。
【0095】ところで、1つのGOPは、通常、図16
に示すように、0.5秒に対応する15枚の画面(pict
ure)で構成されている。具体的には、先頭に1画面の
全てをフレーム内符号化してなる1枚のフレーム内符号
化画像[I(Intra)picture]を配置し、その後に、既
に符号化された時間的に前のフレームから予測する4枚
のフレーム間符号化画像[P(Predictive)picture]
と、時間的に前後の2フレームから予測する10枚のフ
レーム間符号化画像[B(Bidirectionally)predictiv
e picture]とを、所定の順序で配列している。このた
め、GOP内の先頭に配置されたIピクチャを読み取ら
なければ、そのGOPの1画面を再生することができな
いことになる。
【0096】ここで、図15において、セルBのセルタ
イプ126に再生禁止のフラグが設定されていて、セル
AからセルCに連続再生が行なわれる場合を考える。こ
の場合、記録再生装置は、セルAの再生が終了すると、
セルCの先頭のデータを読み取るように動作する。とこ
ろが、セルCの先頭位置は、GOP4の途中であるた
め、PピクチャかBピクチャしか読み取ることができ
ず、GOP4の1画面を再生することができなくなる。
【0097】そこで、この記録再生装置は、再生するセ
ルの先頭位置がGOPの途中にある場合、そのGOPの
先頭のIピクチャを自動的に検索して再生するように制
御される。
【0098】図17は、この制御動作をまとめたフロー
チャートを示している。まず、開始(ステップS82)
されると、メインMPU12は、ステップS83で、光
ディスク11上における再生開始位置、つまり、上記の
例で言えば、セルCの先頭位置を検索する。
【0099】その後、メインMPU12は、ステップS
84で、検索した再生開始位置がGOP上のどの位置に
あるかを判別する。この検索及び判別処理は、メインM
PU12が、例えば前記したコントロールマネージャイ
ンフォメーション108の情報を参照することにより実
現される。
【0100】次に、メインMPU12は、ステップS8
5で、再生開始位置がGOPの先頭位置と一致している
か否かを判別し、一致していれば(YES)、ステップ
S86で、その検索された再生開始位置から光ディスク
11の再生動作を開始して、終了(ステップS87)さ
れる。
【0101】また、上記ステップS85で再生開始位置
がGOPの先頭位置と一致していないと判断された場合
(NO)、メインMPU12は、ステップS88で、そ
の検索された再生開始位置を含むGOPの先頭位置を検
索し、ステップS89で、その検索されたGOPの先頭
位置からデータを順次読み込む。
【0102】その後、メインMPU12は、ステップS
90で、前記映像処理部33にてそのGOPの先頭位置
のフレーム情報を作成し、ステップS91で、フレーム
情報の表示を行なって、終了(ステップS87)され
る。これにより、再生要求されたセルの先頭位置がGO
Pの途中にある場合でも、そのセルを再生することがで
きる。
【0103】なお、この発明は上記した実施の形態に限
定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
【0104】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
その編集処理などが容易に得られるようにし、特に細か
い単位の編集が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を説明するもので、光
ディスクを記録媒体とする記録再生装置を示すブロック
構成図。
【図2】 光ディスクに記録されるデータの階層構造を
説明するために示す図。
【図3】 エディットコントロールインフォメーション
の詳細な構造を説明するために示す図。
【図4】 セルプレイバックインフォメーションの詳細
を説明するために示す図。
【図5】 セルの指定とPGCインフォメーションによ
るセル再生動作を説明するために示す図。
【図6】 光ディスクに対するデータ記録動作を説明す
るために示すフローチャート。
【図7】 光ディスクに対するデータ再生動作を説明す
るために示すフローチャート。
【図8】 データ再生動作の中のセル再生処理の詳細な
動作を説明するために示すフローチャート。
【図9】 簡易編集のためのフラグを設定する編集モー
ドの動作を説明するために示すフローチャート。
【図10】 タイトルメニューの画面及びタイトル別詳
細情報の画面を説明するために示す図。
【図11】 不要部分の削除及び復活の動作を説明する
ために示すフローチャート。
【図12】 削除部分を再利用する場合に用いる削除部
分参照テーブルを説明するために示す図。
【図13】 削除部分を再利用する場合の動作を説明す
るために示すフローチャート。
【図14】 削除部分を再利用する場合の動作の他の例
を説明するために示すフローチャート。
【図15】 連続するセルの境界がGOPの途中となる
ように指定された例を説明するために示す図。
【図16】 MPEG規格における1つのGOPのフレ
ーム構成の一例を説明するために示す図。
【図17】 再生するセルの先頭がGOPの途中にある
場合の再生動作を説明するために示すフローチャート。
【符号の説明】
11…光ディスク、12…メインMPU、13…操作
部、14…表示部、15…ディスクドライバ、16…S
TC、17…A/V入力部、18…TVチューナ、19
…エンコーダ、20…A/D変換部、21…映像エンコ
ーダ、22…音声エンコーダ、23…副映像エンコー
ダ、24…フォーマッタ部、25…データ処理部、26
…バッファメモリ、27…一時記憶部、28…デコー
ダ、29…分離部、30…映像デコーダ、31…音声デ
コーダ、32…副映像デコーダ、33…映像処理部、3
4,35…D/A変換部、36…A/V出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/91 H04N 5/91 N (56)参考文献 特開 平4−125882(JP,A) 特開 平10−3778(JP,A) 特開 平6−139704(JP,A) 特開 平7−85605(JP,A) 特開 平11−187354(JP,A) 特開 平11−341438(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/00 G11B 20/12 G11B 27/10 H04N 5/85 H04N 5/91

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像データと前記映像データの再生を制御
    する制御情報とが記録可能な光ディスクに情報記録する
    方法であって、 前記光ディスクに記録された前記映像データは、複数の
    グループオブピクチャ(GOP)を含み、 前記制御情報にあっては、 第1の単位の映像データを管理する第1の管理情報が定義
    されており、 第2の単位の映像データを管理する第2の管理情報が定
    義されており、 前記第1の単位の映像を複数つなげて再生順序を管理す
    る第3の管理情報が設定され、 前記第2の単位の映像を複数つなげて再生順序を管理す
    る第4の管理情報が設定され、 前記第1と第2の単位によりそれぞれ管理されている各
    映像データの一部が重複しており、 さらに前記第1の管理情報内には、管理している対応映
    像データが再生禁止であることを示す書き換え可能なフ
    ラグを含み、 前記第3の管理情報内に削除可能か削除禁止かを示す書
    き換え可能なフラグを含み、 前記第3の管理情報に基づき再生されるときは、前記重
    複した一部が再生されないように前記第1の管理情報内
    に再生禁止であることを示す書き換え可能なフラグを記
    録することを特徴とする映像データの記録方法
  2. 【請求項2】請求項1記載の映像データ記録方法によ
    り、映像データと前記映像データの再生を制御する制御
    情報とが記録された光ディスク。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の光ディスクの前記映像デ
    ータと前記映像データの再生を制御する制御情報とを再
    生する再生方法。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の光ディスクの前記映像デ
    ータと前記映像データの再生を制御する制御情報とを再
    生する手段を具備したことを特徴とした再生装置。
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