JP3382145B2 - External preparation for skin - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保湿作用及び真
皮線維芽細胞活性化作用が相乗的に増強され、真皮線維
芽細胞に対する紫外線による傷害を防御する作用を有
し、シワの発生、皮膚弾性の低下といった皮膚老化症状
の防止或いは改善に有効で、抗炎症作用,創傷治癒促進
作用をも有する皮膚外用剤に関する。さらに詳しくは、
アガリクス茸(Agaricus blazei Murill)の菌糸体抽出物
及び菌糸体培養濾液から選択される1種又は2種(以下
アガリクス茸エキスと略す)と、水酸化アルカリ溶液を
作用させて異性化した糖の混合物(以下異性化糖混合物
と略す)を含有して成る、皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】加齢や紫外線等外来ストレスにより生じ
るしわ,シミの発生、皮膚弾性の低下といった皮膚の老
化症状には、皮膚真皮の線維芽細胞の機能低下やマトリ
ックス線維の減少又は分解が重要な要因となっている。
従って、皮膚の老化防止,改善作用を有する老化防止用
皮膚外用剤を得るため、線維芽細胞の賦活或いは増殖促
進作用を有する成分の検索と配合が試みられている。
【0003】例えば、ビワ抽出物(特公平5−1720
6号公報),α−ヒドロキシ酢酸(特開平5−1124
22号公報),α−ヒドロキシ酸のステロールエステル
(特開平8−104632号公報),6-ベンジルアミノ
プリン(特開平7−233037号公報),特定のリボ
ヌクレアーゼ(特開平7−309778号公報),L-リ
シル-L-グリシル-L-ヒスチジン(特開平7−31619
2号公報),乳汁由来線維芽細胞増殖因子(特開平8−
119867号公報),酸化型コエンザイムA(特開平
8−175961号公報)等が開示されている。
【0004】しかしながら、上記の真皮線維芽細胞賦活
効果を有する成分等の中には、作用効果が不十分であっ
たり、安定性が悪かったりして、皮膚外用剤基剤中に含
有させた場合、有効な効果を得るにはかなりの量を含有
させなければならないものも存在していた。また、好ま
しくない副作用や刺激性などを有していたり、製剤安定
性に悪影響を及ぼすものや、臭いや色の点で外用剤に配
合しにくいもの、一定の作用,品質を維持することの困
難なものも多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明において
は、保湿作用及び真皮線維芽細胞活性化作用が相乗的に
増強され、シワ,シミの発生、皮膚の弾性の低下といっ
た皮膚の老化症状の防止或いは改善に、優れた効果を発
揮する皮膚外用剤を得ることを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アガリクス
茸エキスにおいて、高い真皮線維芽細胞賦活作用が得ら
れることを見いだしている(特願平9−31277
1)。今回、このアガリクス茸エキスと、異性化糖混合
物とを併用することにより、皮膚生理機能を活性化し、
保湿効果及び線維芽細胞活性化効果が相乗的に高まるこ
とを見いだし、これらを併用して皮膚外用剤に含有させ
ることにより、シワ,シミの発生,皮膚の弾性の低下と
いった皮膚の老化症状の防止或いは改善に優れた効果を
発揮し得る皮膚外用剤を得ることができ、上記課題を解
決するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
【0008】本発明で用いられるアガリクス茸(Agaricu
s blazei Murill)は、担子菌類ハラタケ目ハラタケ科ハ
ラタケ属の一種で、カワリハラタケやヒメマツタケとも
よばれ、工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託番
号、生命研菌寄第4731号として寄託されている。
【0009】アガリクス茸菌糸体を得るためのアガリク
ス茸菌株の培養法としては、担子菌の培養に通常用いら
れる固体培養法及び液体培養法のいずれを採用しても良
いが、後者の方法が生産性の点から好ましく用いられ
る。アガリクス茸の培養に用いる培地としては、菌の発
育に必要な諸栄養が含まれていれば良く、通常の培地処
方でよい。すなわち炭素源としては、例えばグルコー
ス,シュークロース,マルトース,でんぷん等資化し得
る炭素源であれば利用できる。窒素源としては、例えば
硫酸アンモニウム塩,硝酸アンモニウム塩,尿素等、天
然の複合栄養源としては、例えばじゃがいもエキス,ニ
ンジンエキス,麦芽エキス,ペプトン,コウジエキス,
酵母エキス,酵母末等を用いることができ、その他成長
に必要な微量元素無機塩類,ビタミン類などを適宜添加
して用いる。
【0010】培養は、通常好気的条件下で行い、例えば
振とう培養法或いは通気攪拌培養法が用いられる。培養
中の攪拌は、24時間毎に数分間往復振とう又は回転振
とうすればよいが、連続振とうしても良い。培養温度は
15℃〜40℃、好ましくは20℃〜30℃前後であ
る。培地のpHは3.0〜9.0の範囲が適切で、4.
5〜7.0で生育が良好である。また、培養中は照光し
ないほうが好ましいが、1日11〜14時間程度の照光
は可能である。
【0011】培養日数は物理的環境,培地組成などの培
養条件によって異なるが、菌糸体の生育が十分認められ
る期間であれば良く、通常は2〜120日間、特に好ま
しくは5〜90日で、最大の菌糸体の生産される時期が
よい。
【0012】培養終了後培養液を遠心分離或いは濾過す
ることにより菌糸体と培養濾液を分離する。遠心分離は
100〜5000G、好ましくは800〜3000Gの
重力加速度を与える遠心操作により行うことができる。
また、濾過は、3.5〜200メッシュ、特に好ましく
は4〜16メッシュのメンブランフィルターなどを用い
て濾別する。
【0013】アガリクス茸の菌糸体から抽出物を得る場
合、上記の通り培養した培養液から得られた生の菌糸体
をそのまま、或いは乾燥して用いることができる。菌糸
体からの抽出溶媒としては、極性溶媒が好ましく用いら
れる。例えば、水、エタノール,メタノール,イソプロ
パノール,イソブタノール,n-ヘキサノール,メチルア
ミルアルコール,2-エチルブタノール,n-オクチルアル
コール等のアルコール類、グリセリン,エチレングリコ
ール,エチレングリコールモノメチルエーテル,エチレ
ングリコールモノエチルエーテル,プロピレングリコー
ル,プロピレングリコールモノメチルエーテル,プロピ
レングリコールモノエチルエーテル,トリエチレングリ
コール,1,3-ブチレングリコール,ヘキシレングリコー
ル等の多価アルコール又はその誘導体等から選択される
1種の溶媒又は2種以上の混合溶媒が使用できる。ま
た、極性溶媒に無機塩類,界面活性剤などを添加して用
いても良い。これらの極性溶媒の中でも、エタノール,
メタノール,1,3-ブチレングリコール,水から選択され
る1種の溶媒又は2種以上の混合溶媒、及びこれらの溶
媒に無機塩,界面活性剤を添加した溶媒が好ましく用い
られる。
【0014】さらに抽出方法としては、室温下,冷却又
は加温した状態で含浸させて抽出する方法、水蒸気蒸留
等の蒸留法を用いて抽出する方法、生のアガリクス茸菌
糸体を直接圧搾して抽出物を得る圧搾法等が例示され、
これらの方法を単独で又は2種以上を組み合わせて抽出
を行う。
【0015】抽出の際のアガリクス茸菌糸体と溶媒との
比率は特に限定されるものではないが、アガリクス茸菌
糸体1に対して溶媒0.5〜1000重量倍、特に抽出
操作,効率の点で0.5〜100重量倍が好ましい。ま
た抽出温度は、常圧下で5℃から溶剤の沸点以下の範囲
とするのが便利であり、抽出時間は抽出温度などによっ
て異なるが、2時間〜2週間の範囲とするのが好まし
い。
【0016】また、このようにして得られたアガリクス
茸菌糸体抽出物は、抽出物をそのまま用いることもでき
るが、本発明の効果を失わない範囲内で分画、脱臭,脱
色,濃縮等の精製操作を加えて用いることもできる。こ
れらの抽出物やその精製物、分画物は、これらから溶媒
を除去することによって乾固物とすることもでき、さら
に精製水などの溶媒に可溶化又は懸濁化した形態、或い
は乳剤の形態で皮膚外用剤に添加することができる。
【0017】一方、濾別した菌糸体培養濾液は、そのま
ま皮膚外用剤に配合することができるが、培養濾液を本
発明の効果を失わない範囲内で分画、脱臭,脱色,濃縮
などの精製操作を加えて用いることもできる。これらの
培養濾液やその分画物,精製物は、これらから溶媒を除
去することによって乾固物とすることもでき、さらに精
製水などの溶媒に可溶化又は懸濁化した形態、或いは乳
剤の形態で皮膚外用剤に添加することができる。
【0018】これらのアガリクス茸エキスの皮膚外用剤
への配合量は、その効果や添加した際の匂い,色調の点
から考え、0.0001〜5重量%の濃度範囲とするこ
とが望ましい。
【0019】本発明において用いられる、水酸化アルカ
リ溶液を作用させて異性化した糖の混合物(異性化糖混
合物)は、水酸化ナトリウム,水酸化カリウムなどの水
酸化アルカリ溶液により糖を異性化させた反応生成混合
物であり、特にグルコース又はラクトースを異性化させ
たもの、或いはこれらの混合物が好ましく用いられる。
これらは、特公昭48−1504号公報において記載さ
れた方法などにより製造することができる。皮膚外用剤
中における含有量としては、0.0001〜3.0重量
%程度が適当である。
【0020】本発明にかかる皮膚外用剤には、外用剤基
剤に通常用いられる油脂類,ロウ類,炭化水素類,脂肪
酸類,低級アルコール類,高級アルコール類,多価アル
コール類,エステル類,界面活性剤,水溶性高分子等を
含有させることができる。さらに、他の皮膚細胞賦活
剤,抗炎症剤,活性酸素消去剤,美白剤,保湿剤,紫外
線吸収剤,防腐防黴剤,香料等を含有させることができ
る。
【0021】本発明にかかる皮膚外用剤は、ローション
剤,乳剤,ゲル剤,クリーム,軟膏等の剤型で提供する
ことができる。また、化粧水,乳液,クリーム,美容
液,マッサージ剤,パック剤等の皮膚用化粧料、メイク
アップベースローション,メイクアップベースクリー
ム,液状又はクリーム状のファンデーション等のメイク
アップ化粧料、ハンドクリーム,レッグクリーム,ボデ
ィローション等の身体用化粧料等としても提供すること
ができる。
【0022】
【実施例】本発明の実施例に使用した、アガリクス茸エ
キス及び異性化糖混合物の製造例を次に示す。
【0023】[製造例1]アガリクス茸菌糸体抽出物
特公昭61−47518号公報に記載の方法によりアガ
リクス茸菌糸体抽出物を得た。すなわち、グルコース4
g,酵母エキス4g,麦芽エキス10g,及び精製水1
リットルから成るpH5.5の培地を120℃で20分
間滅菌し、寒天培地に培養したアガリクス茸菌糸体を接
種し、30℃で30日間、ときどき攪拌しながら静置で
前培養した。次いでグルコース20g,酵母末5g,消
泡剤20ppm及び精製水1リットルから成るpH5.
0の本培養培地2.0リットルを120℃で20分滅菌
し、これに前培養液200mlを接種して、30℃で往
復振とう機にて培養した。30日間培養後培養を停止
し、遠心分離により菌糸体を分離,回収した。菌糸体に
対して7重量倍の精製水を加え、95℃で2時間加熱抽
出した。遠心分離により残さを除去して得た上澄液をア
ガリクス茸菌糸体抽出物とした。
【0024】[製造例2]アガリクス茸菌糸体培養濾液
製造例1の調製時に、アガリクス茸菌糸体の本培養液よ
り菌糸体を除去した後の培養液を、アガリクス茸菌糸体
培養濾液とした。
【0025】[製造例3]異性化糖混合物
D-グルコース1kgを精製水2,000mlに溶解し、
攪拌しながら10(w/v)%水酸化ナトリウム溶液1
0mlを添加し、21〜23℃で密封静置する。その
後、常にpH9以上を保つように10(w/v)%水酸
化ナトリウム溶液を10mlずつ加えていき、合計で6
0ml添加した後、乳酸を添加してpHを6として反応
を終了させ、A液とした。この段階において、L-グルコ
ースとグルコース転換物(主としてフルクトース)の重
量比が約6:4となる。一方、ラクトース1kgを同様
に精製水2,000mlに溶解し、攪拌しながら10
(w/v)%水酸化ナトリウム溶液10mlを添加し、
21〜23℃で密封静置する。その後A液と同様に、p
H9以上を保つように10(w/v)%水酸化ナトリウ
ム溶液を10mlずつ加え、合計140mlを添加した
後、乳酸を加えてpHを6として反応を終了させ、B液
とする。この段階で、異性化ラクトースとラクトース減
成物(主としてガラクトース)の重量比が5:5とな
る。前記A液とB液を重量比にて19:1の割合で混合
し、異性化糖混合物とする。表1に、この混合物の組成
を示す。
【0026】
【表1】
【0027】本発明において、アガリクス茸エキスと異
性化糖混合物を併用することにより得られる、線維芽細
胞の相乗的な活性化作用について、以下に示す。
【0028】[真皮線維芽細胞代謝活性化作用]ヒト由
来真皮線維芽細胞を1ウェルあたり2.0×104個と
なるように96穴マイクロプレートに播種し、24時間
後に表2に示した製造例をそれぞれ含有する1.0容量
%牛胎仔血清添加ダルベッコ最小必須培地にて、37℃
で48時間培養した。次いで2-(4,5-ジメチル-2-チアゾ
リル)-3,5-ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MT
T)を0.4mg/ml含有する前記培地に交換して3
7℃で2時間培養し、テトラゾリウム環の開環により生
じるフォルマザンを、2-プロパノールにて抽出し550
nmにおける吸光度により測定した。なお、1.0容量
%牛胎仔血清添加ダルベッコ最小必須培地のみで培養し
た系を対照とし、5.0容量%牛胎仔血清添加ダルベッ
コ最小必須培地で培養した系を陽性対照とした。結果は
対照における吸光度を100.0%として表した活性化
指数により表2に示した。
【0029】
【表2】
【0030】その結果、表2に示したとおり、作用例1
及び作用例2では、製造例1及び製造例2を単独で使用
した作用例3及び作用例4と比較して、少量の製造例3
を併用することにより、約2倍の線維芽細胞活性化作用
が認められ、線維芽細胞賦活作用が相乗的に向上したこ
とが示された。
【0031】次に、先に示した製造例を用いて調製した
実施例を示し、更に本発明について詳細に説明する。
【0032】[実施例1〜2,比較例1〜4]O/W乳
化型美容液
表3に示した各製造例を用いて、下記の処方によりO/
W乳化型美容液を調製した。
(処方)
(1)スクワラン 5.0(重量%)
(2)白色ワセリン 2.0
(3)ミツロウ 0.5
(4)ソルビタンセスキオレエート 0.8
(5)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20EO) 1.2
(6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(7)プロピレングリコール 5.0
(8)精製水 全量が100となる量
(9)カルボキシビニルポリマー1.0重量%水溶液 20.0
(10)水酸化カリウム 0.1
(11)エタノール 5.0
(12)製造例 表3に示す量
(13)香料 0.2
製法:(1)〜(5)の油相成分を混合し75℃に加熱して
溶解,均一化する。一方(6)〜(8)の水相成分を混合,
溶解して75℃に加熱し、油相成分を添加して予備乳化
する。(9)を添加した後ホモミキサーにて均一に乳化
し、(10)を加えてpHを調整する。冷却後40℃にて(1
1)〜(13)を添加,混合,均一化する。
【0033】
【表3】【0034】前記実施例1,実施例2及び比較例1〜比
較例4を用いて、紫外線によるしわの発生に対する防止
効果を評価した。しわ発生防止効果は、ヘアレスマウス
5匹を1群とし、各群について実施例及び比較例をそれ
ぞれ1日1回背部に塗布し、1J/cm2/週の長波長
紫外線(UVA)を50週間照射し、ヘアレスマウスに
おけるしわの発生状況を観察し、表4に示す判定基準に
従って点数化して行った。この際、精製水のみを塗布し
た群を対照とした。結果は各群の平均値を算出し、UV
A照射日数との関係により表5に示した。
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】表5に示されるように、製造例3の異性化
糖混合物のみを配合した比較例3塗布群では、対照及び
製造例を全く配合していない比較例5塗布群と同様、U
VA照射日数が40週を越える頃には軽微なしわの発生
が認められ、50週後には中程度のしわの発生が認めら
れていた。これに対し、製造例1及び製造例2をそれぞ
れ含有する比較例1及び比較例2塗布群ではいずれにお
いても、50週後に微小なシワが認められた程度でシワ
の発生が顕著に抑制されていた。一方、実施例1及び実
施例2においては、比較例1及び比較例2の1/5量の
製造例しか含有していないにもかかわらず、比較例1及
び比較例2より優れたシワ発生抑制効果が認められ、シ
ワ発生抑制効果の認められなかった製造例3を少量併用
することにより、製造例1及び製造例2のシワ発生抑制
効果が相乗的に向上することが示された。
【0038】続いて、本発明の実施例1,実施例2及び
比較例1〜比較例4について、抗炎症作用及び創傷治癒
促進効果を評価した。人工的に炎症又は創傷を形成した
1群5匹のマウスを用い、各群に実施例及び比較例をそ
れぞれ0.5gずつ1日2回7日間塗布し、7日目に炎
症部位及び創傷部位の状態を観察した。抗炎症作用につ
いては「有効」,「やや有効」,「無効」、創傷治癒促
進効果については「完全治癒」,「ほぼ治癒」,「治癒
不完全」の3段階でそれぞれ評価し、各評価を得たマウ
スの数にて表6に示した。
【0039】
【表6】
【0040】表6より明らかなように、抗炎症作用,創
傷治癒促進効果については、本発明の実施例塗布群では
いずれにおいても無効と評価されたマウスは見られず、
4例以上のマウスにおいて有効な抗炎症作用及び創傷治
癒促進効果が認められており、製造例1及び製造例2ア
ガリクス茸エキスを単独で5倍量配合した比較例1及び
比較例2と同程度以上の効果を発揮した。
【0041】次に本発明の実施例1,実施例2及び比較
例1〜比較例4について、6ヶ月間の実使用試験を行っ
た。パネラーとして、顕著なしわの発生若しくは弾性の
低下等の皮膚症状を有する40歳〜60歳代の女性、及
び顕著な肌荒れ症状を呈する20歳〜50歳代の女性を
用い、それぞれ1群20名とした。使用試験は、各群に
実施例及び比較例のそれぞれをブラインドにて使用さ
せ、使用試験開始前と使用試験終了後の皮膚の状態を観
察して行った。しわ及び皮膚弾性の各改善状況について
は、「改善」,「やや改善」,「変化なし」の3段階に
て評価し、各評価を得たパネラー数にて表7に示した。
なお、しわの程度については、写真撮影及びレプリカに
より、皮膚弾性についてはキュートメーターにより測定
して評価した。また、肌荒れについては、表8に示す判
断基準に従って皮膚の状態を点数化し、20名の平均値
により使用試験開始前と使用試験終了後を比較して表9
に示した。
【0042】
【表7】
【0043】表7に示されるように、本発明の実施例使
用群ではしわ及び皮膚弾性の改善が認められないパネラ
ーは存在せず、全パネラーにおいて改善傾向が認めら
れ、製造例1及び製造例2のアガリクス茸エキスを5倍
量含有する比較例1及び比較例2より優れた改善効果が
認められた。一方、製造例3の異性化糖混合物のみを含
有する比較例3においては、しわ及び弾性の改善傾向は
認められるものの、変化なしと答えたパネラーがそれぞ
れ5名及び7名存在した。
【0044】
【表8】
【0045】
【表9】
【0046】表9に示されるように、本発明の実施例使
用群では、全パネラーにおいて、肌荒れの改善傾向が認
められていた。これに対し、製造例1及び製造例2のア
ガリクス茸エキスを5倍量含有する比較例1及び比較例
2においては、肌荒れ改善傾向が認められるものの、製
造例4の異性化糖混合物と併用することにより、肌荒れ
改善効果が有意に向上していることが示された。
【0047】実施例1,実施例2及び比較例1〜比較例
4を用いて保湿性試験を行った。保湿性は、気温20
℃、相対湿度50%の恒温恒湿室内で、前腕内側部に実
施例を0.01ml/cm2塗布し、30分後の表皮水
分量を高周波インピーダンスメータ(IBS社製,Sk
icon200)を用いて測定して評価した。なお、対
照として実施例及び比較例を塗布していない部分の表皮
水分量を測定し、その差を表皮水分量上昇量とした。各
試料とも10名のパネラーの平均値を算出し、その結果
を表10に示した。
【0048】
【表10】
【0049】その結果、実施例1及び実施例2は、未塗
布部位よりそれぞれ48μS及び45μS表皮水分量が
上昇しており、アガリクス茸エキスのみを含有する比較
例1及び比較例2の約2.5倍、異性化糖混合物のみを
含有する比較例3の2倍以上、それぞれ表皮水分量が上
昇しており、アガリクス茸エキスと異性化糖混合物を併
用することにより、保湿効果が相乗的に向上しているこ
とが示された。
【0050】なお、本発明の実施例1及び実施例2につ
いては、上記使用試験期間中に含有成分の析出,分離,
凝集,変臭,変色といった製剤の状態変化は全く見られ
なかった。また、各実施例使用群において、皮膚刺激性
反応や皮膚感作性反応を示したパネラーは存在しなかっ
た。
【0051】続いて本発明の他の実施例の処方を示す。
【0052】
[実施例3]皮膚用ローション
(1)エタノール 10.0(重量%)
(2)ヒドロキシエチルセルロース 1.0
(3)アガリクス菌糸体体抽出物(製造例1) 0.2
(4)異性化糖混合物(製造例3) 0.05
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(6)精製水 88.65
製法:(1)〜(6)を混合し均一とする。
【0053】
[実施例4]皮膚用乳剤
(1)ステアリン酸 0.2(重量%)
(2)セタノール 1.5
(3)ワセリン 3.0
(4)流動パラフィン 7.0
(5)ポリオキシエチレン(10EO)モノオレイン酸エステル 1.5
(6)酢酸トコフェロール 0.5
(7)グリセリン 5.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)トリエタノールアミン 1.0
(10)精製水 79.5
(11)異性化糖混合物(製造例3) 0.2
(12)アガリクス茸菌糸体培養濾液(製造例2) 0.25
(13)アガリクス茸菌糸体抽出物(製造例1) 0.25
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,加熱して均一に溶
解し、70℃に保つ。一方、(7)〜(10)の水相成分を混
合,加熱して均一とし、70℃とする。この水相成分に
前記油相成分を攪拌しながら徐々に添加して乳化し、冷
却した後40℃にて(11)〜(13)を添加,混合する。
【0054】
[実施例5]皮膚用ゲル剤
(1)精製水 88.4(重量%)
(2)カルボキシビニルポリマー 0.5
(3)ジプロピレングリコール 10.0
(4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(5)水酸化カリウム 0.1
(6)アガリクス茸菌糸体培養濾液(製造例2) 0.8
(7)異性化糖混合物(製造例3) 0.1
製法:(1)に(2)を均一に溶解した後、(3)に(4)を溶
解して添加し、次いで(5)を加えて増粘させ、(6)及び
(7)を添加する。
【0055】
[実施例6]皮膚用クリーム
(1)ミツロウ 6.0(重量%)
(2)セタノール 5.0
(3)還元ラノリン 8.0
(4)スクワラン 27.5
(5)グリセリル脂肪酸エステル 4.0
(6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0
(7)ポリオキシエチレン(20EO)
ソルビタンモノラウリン酸エステル 5.0
(8)プロピレングリコール 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)精製水 36.7
(11)アガリクス茸菌糸体子抽出物(製造例1) 0.5
(12)異性化糖混合物(製造例3) 0.2
製法:(1)〜(7)の油相成分を混合,溶解して75℃に
加熱する。一方、(8)〜(10)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。次いで、上記水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化し、冷却後40℃にて(11),(12)を添加,混合する。
【0056】
[実施例7]水中油型乳剤性軟膏
(1)白色ワセリン 25.0(重量%)
(2)ステアリルアルコール 25.0
(3)グリセリン 12.0
(4)ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(6)精製水 35.8
(7)アガリクス茸菌糸体抽出物(製造例1) 1.0
(8)異性化糖混合物(製造例3) 0.1
製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,溶解して均一と
し、75℃に加熱する。一方、(5)を(6)に溶解して7
5℃に加熱し、これに前記油相成分を添加して乳化し、
冷却後40℃にて(7)及び(8)を添加,混合する。
【0057】
[実施例8]化粧水
(1)エタノール 10.0(重量%)
(2)1,3-ブチレングリコール 5.0
(3)アガリクス茸菌糸体培養濾液(製造例2) 0.1
(4)異性化糖混合物(製造例3) 0.05
(5)香料 0.1
(6)精製水 84.75
製法:(1)〜(5)を順次(6)に添加して均一に混合,溶
解する。
【0058】
[実施例9]エモリエントクリーム(油中水型)
(1)流動パラフィン 30.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリルオレイン酸エステル 5.0
(5)L-グルタミン酸ナトリウム 1.6
(6)L-セリン 0.4
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)精製水 52.55
(10)香料 0.1
(11)アガリクス茸菌糸体抽出物(製造例1) 0.1
(12)アガリクス茸菌糸体培養濾液(製造例2) 0.1
(13)異性化糖混合物(製造例3) 0.05
製法:(5),(6)を(9)の一部に溶解して50℃とし、
50℃に加熱した(4)に攪拌しながら徐々に添加する。
これをあらかじめ混合し70℃に加熱溶解した(1)〜
(3)に均一に分散し、これに(7),(8)を(9)の残部に
溶解して70℃に加熱したものを攪拌しながら添加し、
ホモミキサーにて乳化する。冷却後、40℃にて(10)〜
(13)を添加,混合する。
【0059】
[実施例10]メイクアップベースクリーム
(1)ステアリン酸 12.0(重量%)
(2)セタノール 2.0
(3)グリセリルトリ2-エチルヘキサン酸エステル 2.5
(4)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0
(5)プロピレングリコール 10.0
(6)水酸化カリウム 0.3
(7)精製水 69.0
(8)酸化チタン 1.0
(9)ベンガラ 0.1
(10)黄酸化鉄 0.4
(11)香料 0.1
(12)アガリクス茸菌糸体抽出物(製造例1) 0.5
(13)異性化糖混合物(製造例3) 0.1
製法:(1)〜(4)の油相成分を混合し、75℃に加熱し
て均一とする。一方(5)〜(7)の水相成分を混合し、7
5℃に加熱,溶解して均一とし、これに(8)〜(10)の顔
料を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させる。この
水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて乳
化した後冷却し、40℃にて(11)〜(13)を添加,混合す
る。
【0060】
[実施例11]乳液状ファンデーション
(1)ステアリン酸 2.0(重量%)
(2)スクワラン 5.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(4)セタノール 1.0
(5)デカグリセリルモノイソパルミチン酸エステル 9.0
(6)1,3-ブチレングリコール 6.0
(7)水酸化カリウム 0.1
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)精製水 53.4
(10)酸化チタン 9.0
(11)タルク 7.4
(12)ベンガラ 0.5
(13)黄酸化鉄 1.1
(14)黒酸化鉄 0.1
(15)香料 0.1
(16)アガリクス茸菌糸体培養濾液(製造例2) 0.15
(17)異性化糖混合物(製造例3) 0.05
製法:(1)〜(5)の油相成分を混合し、75℃に加熱し
て均一とする。一方(6)〜(9)の水相成分を混合し、7
5℃に加熱,溶解して均一とし、これに(10)〜(14)の顔
料を添加しホモミキサーにて均一に分散させる。この水
相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて均一
に乳化した後冷却し、40℃にて(15)〜(17)を添加,混
合する。
【0061】
[実施例12]ハンドクリーム
(1)セタノール 4.0(重量%)
(2)ワセリン 2.0
(3)流動パラフィン 10.0
(4)グリセリルモノステアリン酸エステル 1.5
(5)ポリオキシエチレン(60EO)
グリセリルイソステアリン酸エステル 2.5
(6)酢酸トコフェロール 0.5
(7)グリセリン 20.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)精製水 59.1
(10)アガリクス茸菌糸体抽出物(製造例1) 0.1
(11)アガリクス茸菌糸体培養濾液(製造例2) 0.1
(12)異性化糖混合物(製造例3) 0.1
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,溶解して75℃に
加熱する。一方、(7)〜(9)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。ついで、この水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化して冷却し、40℃にて(10)〜(12)を添加,混合す
る。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、アガリクス茸菌糸
体抽出物及び菌糸体培養濾液と、異性化糖混合物を併用
した皮膚外用剤は、真皮線維芽細胞賦活作用及び保湿作
用が相乗的に向上し、真皮線維芽細胞に対する紫外線に
よる傷害を防御する作用を有し、シワの発生、皮膚弾性
の低下といった皮膚老化症状の防止或いは改善に有効
で、抗炎症作用,創傷治癒促進作用をも有し、さらに安
定性,安全性も良好であった。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention
Skin fibroblast activation is synergistically enhanced and dermal fibers
Protects blast cells from UV damage
Skin aging symptoms such as wrinkles, reduced skin elasticity
Effective for prevention or improvement of anti-inflammatory activity, promotion of wound healing
The present invention relates to an external preparation for skin having an action. For more information,
Agaricus mushroom (Agaricus blazei (Millill) mycelium extract
And one or two selected from mycelium culture filtrate (hereinafter referred to as
Agaricus mushroom extract) and alkali hydroxide solution
A mixture of sugars isomerized by acting (hereinafter, isomerized sugar mixture)
Abbreviated as above).
[0002]
2. Description of the Related Art It is caused by external stress such as aging and ultraviolet rays.
Aging of the skin such as wrinkles, spots, and decreased skin elasticity
Symptoms include dermal fibroblast dysfunction and matrix
An important factor is the reduction or degradation of fiber.
Therefore, it has anti-aging and anti-aging properties, which have the effect of preventing and improving skin aging.
Activation or proliferation of fibroblasts to obtain a skin external preparation
Attempts have been made to search for and formulate components having a potent action.
[0003] For example, loquat extract (Japanese Patent Publication No. 5-1720)
No. 6), α-hydroxyacetic acid (Japanese Unexamined Patent Publication No.
No. 22), sterol esters of α-hydroxy acids
(JP-A-8-104632), 6-benzylamino
Pudding (Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 7-233037),
Nuclease (JP-A-7-309778);
Syl-L-glycyl-L-histidine (JP-A-7-31619)
No. 2), milk-derived fibroblast growth factor (Japanese Unexamined Patent Publication No.
No. 119867), oxidized coenzyme A (JP-A-Hei.
8-175961) and the like.
However, the above-mentioned dermal fibroblast activation
Some of the active ingredients have insufficient effects.
Instability in the skin base for external use.
If present, contain a significant amount to obtain an effective effect
There were also things that had to be done. Also preferred
Has unfavorable side effects and irritation, and is stable
To external preparations in terms of smell and color.
Difficult to maintain, consistent action and quality
There were many difficult things.
[0005]
Therefore, in the present invention,
The synergistic effect of moisturizing and dermal fibroblast activation
Increased, resulting in wrinkles and spots, decreased skin elasticity
Excellent effect in preventing or improving skin aging symptoms
The aim was to obtain an external preparation for skin.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present inventor has proposed an agaricus.
A high dermal fibroblast activating effect was obtained with mushroom extract
(Japanese Patent Application No. 9-31277)
1). This time, this Agaricus mushroom extract and isomerized sugar mixture
Activate skin physiology by using in combination with
Synergistic enhancement of moisturizing and fibroblast activating effects
And use them in combination in a skin external preparation.
This can cause wrinkles and spots, decrease skin elasticity,
Excellent effect for preventing or improving skin aging symptoms
A topical skin preparation that can be used was obtained,
I came to a decision.
[0007]
Embodiments of the present invention will be described.
[0008] Agaricus mushroom (Agaricu
s blazei Murill) is a basidiomycete agaricaceae
It is a kind of Ratake mushroom, and is also known as Kawariharatake and Himematsutake
Called, deposited number at Institute of Biotechnology and Industrial Technology, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology
No. 4731, deposited by Life Science Bacteria.
Agaricus for obtaining Agaricus mushroom mycelium
As a method for cultivating Mushroom strains, it is generally used for cultivating Basidiomycetes.
Either solid culture method or liquid culture method
However, the latter method is preferably used in terms of productivity.
You. The culture medium used for cultivation of Agaricus mushrooms
It is only necessary to contain nutrients necessary for growth,
Is better. That is, as a carbon source, for example, glucose
, Sucrose, maltose, starch, etc.
Any carbon source can be used. As a nitrogen source, for example,
Ammonium sulfate, ammonium nitrate, urea, etc.
Natural complex nutrients include potato extract and d.
Carrot extract, malt extract, peptone, koji extract,
Yeast extract, yeast powder, etc. can be used.
Trace elements such as inorganic salts and vitamins required
Used.
Culturing is usually performed under aerobic conditions.
The shaking culture method or the aeration stirring culture method is used. culture
Shaking during reciprocating or rotary shaking every 24 hours for several minutes
However, continuous shaking may be used. The culture temperature is
15 ° C to 40 ° C, preferably around 20 ° C to 30 ° C
You. The pH of the medium is preferably in the range of 3.0 to 9.0.
The growth is good at 5 to 7.0. Also, during culture, illuminate
It is preferable that there is no illumination, but about 11 to 14 hours a day
Is possible.
[0011] The number of days of culture depends on the cultivation of the physical environment, medium composition, etc.
Depending on the nutrient conditions, the growth of mycelium is sufficient.
For a period of 2 to 120 days, especially preferred.
Or 5 to 90 days, when the maximum mycelium is produced
Good.
After completion of the culture, the culture is centrifuged or filtered.
This separates the mycelium from the culture filtrate. Centrifugation
100-5000G, preferably 800-3000G
It can be performed by a centrifugal operation giving gravitational acceleration.
In addition, filtration is 3.5 to 200 mesh, particularly preferred.
Using a 4-16 mesh membrane filter
And filter.
A place where an extract is obtained from the mycelium of Agaricus mushroom
The raw mycelium obtained from the culture solution cultured as described above.
Can be used as it is or after drying. Mycelium
As a solvent for extraction from the body, a polar solvent is preferably used.
It is. For example, water, ethanol, methanol, isopro
Panol, isobutanol, n-hexanol, methyl alcohol
Mil alcohol, 2-ethylbutanol, n-octylal
Alcohols such as coal, glycerin, ethylene glycol
, Ethylene glycol monomethyl ether, ethyl
Glycol monoethyl ether, propylene glycol
Propylene glycol monomethyl ether, propylene
Len glycol monoethyl ether, triethylene glycol
Coal, 1,3-butylene glycol, hexylene glycol
Selected from polyhydric alcohols such as
One solvent or a mixture of two or more solvents can be used. Ma
Addition of inorganic salts, surfactants, etc. to polar solvents
May be. Among these polar solvents, ethanol,
Selected from methanol, 1,3-butylene glycol and water
One solvent or a mixture of two or more solvents,
A solvent in which an inorganic salt and a surfactant are added to a medium is preferably used.
Can be
Further, as an extraction method, cooling at room temperature or cooling or
Is a method of extracting by heating and impregnating, steam distillation
Extraction method using a distillation method, such as raw agaricus mushroom
Squeezing method of directly extracting the thread body to obtain an extract is exemplified,
Extract these methods alone or in combination of two or more
I do.
During the extraction, the mycelium of Agaricus mushroom and the solvent
The ratio is not particularly limited, but Agaricus fungi
Solvent 0.5 to 1000 times by weight, especially extraction
It is preferably 0.5 to 100 times by weight in terms of operation and efficiency. Ma
The extraction temperature ranges from 5 ° C to the boiling point of the solvent at normal pressure.
The extraction time depends on the extraction temperature, etc.
But preferably between 2 hours and 2 weeks
No.
The agaricus thus obtained is
The mushroom mycelium extract can be used as is
However, fractionation, deodorization, and
It can also be used after adding purification operations such as color and concentration. This
These extracts, their purified and fractionated products are
Can be removed to dryness.
Solubilized or suspended in a solvent such as purified water, or
Can be added to the skin external preparation in the form of an emulsion.
On the other hand, the filtered mycelium culture filtrate is left as it is.
It can be used in skin external preparations.
Fractionation, deodorization, decolorization, concentration within the range that does not lose the effect of the invention
It can also be used by adding a purification operation such as these
The culture filtrate, its fractions, and purified products are freed of the solvent from them.
It can be dried to remove
Form solubilized or suspended in a solvent such as water production, or milk
It can be added to a skin external preparation in the form of a preparation.
External preparation for skin of these Agaricus mushroom extracts
The amount added to the product depends on its effect, odor and color tone when added.
The concentration range should be 0.0001 to 5% by weight.
Is desirable.
Alkali hydroxide used in the present invention
A mixture of sugars isomerized by the action of
Compound) is water such as sodium hydroxide or potassium hydroxide
Reaction product mixing of isomerized sugar with alkali oxide solution
Product, especially isomerizing glucose or lactose
Or a mixture thereof is preferably used.
These are described in JP-B-48-1504.
It can be manufactured by a known method. External preparation for skin
The content in the composition is 0.0001-3.0 weight
% Is appropriate.
The external preparation for skin according to the present invention includes an external preparation base.
Oils and fats, waxes, hydrocarbons, and fats commonly used in cosmetics
Acids, lower alcohols, higher alcohols, polyhydric alcohols
Coals, esters, surfactants, water-soluble polymers, etc.
It can be contained. In addition, other skin cell activation
Agents, anti-inflammatory agents, active oxygen scavengers, whitening agents, moisturizers, ultraviolet
Can contain radiation absorbers, antiseptic / antifungal agents, fragrances, etc.
You.
The external preparation for skin according to the present invention is a lotion.
In the form of preparations, emulsions, gels, creams, ointments, etc.
be able to. Also, lotion, milky lotion, cream, beauty
Skin cosmetics and makeup such as liquids, massage agents, packs, etc.
Up base lotion, makeup base cream
Makeup such as cream, liquid or cream foundation
Up cosmetics, hand cream, leg cream, body
To be provided as body cosmetics such as lotions
Can be.
[0022]
EXAMPLES Agaricus mushrooms used in Examples of the present invention
Production examples of kiss and isomerized sugar mixtures are shown below.
[Production Example 1] Agaricus mushroom mycelium extract
According to the method described in JP-B-61-47518, aga
Rix mushroom mycelium extract was obtained. That is, glucose 4
g, yeast extract 4 g, malt extract 10 g, and purified water 1
Liter of pH 5.5 medium at 120 ° C. for 20 minutes
Agaricus mushroom mycelium cultured on an agar medium
Seed and leave at 30 ° C for 30 days with occasional stirring
Precultured. Next, 20 g of glucose, 5 g of yeast powder, and
PH 5, consisting of 20 ppm of foaming agent and 1 liter of purified water.
2.0 liters of main culture medium at 120 ° C for 20 minutes
Then, 200 ml of the preculture was inoculated into this, and
The cells were cultured in a shaker. Stop culture after 30 days of culture
Then, the mycelium was separated and collected by centrifugation. On mycelium
Then, add 7 weight times of purified water and heat extract at 95 ° C for 2 hours.
Issued. The supernatant obtained by removing the residue by centrifugation is
The extract was used as a mycelium extract of Galix mushrooms.
Production Example 2 Agaricus mushroom mycelium culture filtrate
At the time of preparation of Production Example 1, the main culture solution of Agaricus mushroom mycelium was used.
After removing the mycelium, the culture solution is
A culture filtrate was used.
[Production Example 3] Isomerized sugar mixture
Dissolve 1 kg of D-glucose in 2,000 ml of purified water,
10% (w / v)% sodium hydroxide solution 1 while stirring
Add 0 ml and leave sealed at 21-23 ° C. That
Then, 10 (w / v)% hydroxyl so as to always maintain pH 9 or more.
Sodium chloride solution was added in 10 ml portions, for a total of 6
After adding 0 ml, add lactic acid to adjust the pH to 6.
Was completed, and this was designated as solution A. At this stage, L-glucose
Weight of glucose and glucose conversion products (mainly fructose)
The quantitative ratio becomes about 6: 4. On the other hand, lactose 1kg
Dissolved in 2,000 ml of purified water and stirred for 10 minutes.
10 ml of (w / v)% sodium hydroxide solution are added,
Leave tightly sealed at 21-23 ° C. Then, as in the case of solution A, p
10 (w / v)% sodium hydroxide so as to maintain H9 or more
10 ml each, and a total of 140 ml were added.
Thereafter, lactic acid was added to adjust the pH to 6, and the reaction was terminated.
And At this stage, isomerized lactose and lactose reduction
The weight ratio of the product (mainly galactose) was 5: 5.
You. Liquid A and liquid B are mixed at a weight ratio of 19: 1
To obtain an isomerized saccharide mixture. Table 1 shows the composition of this mixture.
Is shown.
[0026]
[Table 1]
In the present invention, agaricus mushroom extract is different from
Fibroblasts obtained by combined use of
The synergistic activation of vesicles is described below.
[Activity of dermal fibroblast metabolism activation] Human
2.0 × 10 cells per wellFourAnd
Seeded in a 96-well microplate for 24 hours
1.0 volume containing each of the production examples later shown in Table 2
37% in Dulbecco's minimum essential medium supplemented with 10% fetal calf serum
For 48 hours. Then 2- (4,5-dimethyl-2-thiazo
Ryl) -3,5-diphenyltetrazolium bromide (MT
T) was replaced with the above-mentioned medium containing 0.4 mg / ml.
Incubate at 7 ° C for 2 hours and open by opening the tetrazolium ring.
The formazan is extracted with 2-propanol and 550
Measured by absorbance in nm. In addition, 1.0 capacity
Cultured in Dulbecco's minimum essential medium supplemented with
Was used as a control, and Dulbet supplemented with 5.0% by volume of fetal calf serum.
A system cultured in the minimum essential medium was used as a positive control. Result is
Activation expressed as 100.0% absorbance in control
The results are shown in Table 2 by index.
[0029]
[Table 2]
As a result, as shown in Table 2, Example 1 of operation
And in the operation example 2, the production example 1 and the production example 2 are used alone.
A small amount of Production Example 3 in comparison with Working Example 3 and Working Example 4
Approximately double fibroblast activation by using
Was observed, and the fibroblast activation was synergistically improved.
Was shown.
Next, it was prepared using the above-mentioned production example.
The present invention will be described in more detail with reference to Examples.
Examples 1-2 and Comparative Examples 1-4 O / W milk
Cosmetic serum
Using each of the production examples shown in Table 3, O /
A W-emulsion type serum was prepared.
(Prescription)
(1) Squalane 5.0 (% by weight)
(2) White petrolatum 2.0
(3) Beeswax 0.5
(4) Sorbitan sesquioleate 0.8
(5) Polyoxyethylene oleyl ether (20EO) 1.2
(6) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(7) Propylene glycol 5.0
(8) Purified water Amount that total amount becomes 100
(9) 1.0% by weight aqueous solution of carboxyvinyl polymer 20.0
(10) Potassium hydroxide 0.1
(11) Ethanol 5.0
(12) Production example Amount shown in Table 3
(13) Fragrance 0.2
Production method: Mix oil phase components (1) to (5) and heat to 75 ° C
Dissolve and homogenize. On the other hand, the aqueous phase components of (6) to (8) are mixed,
Dissolve and heat to 75 ° C, add oil phase components and pre-emulsify
I do. After adding (9), homogenize uniformly with a homomixer
And add (10) to adjust the pH. After cooling at 40 ° C (1
1) to (13) are added, mixed and homogenized.
[0033]
[Table 3]Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 4
Prevention of wrinkles caused by ultraviolet rays using Comparative Example 4
The effect was evaluated. Wrinkle prevention effect, hairless mouse
Five animals were regarded as one group, and the examples and comparative examples were
Apply to the back once a day each, 1J / cmTwo/ Week long wavelength
Irradiate UVA for 50 weeks to hairless mice
Observe the occurrence of wrinkles in the test
Therefore, the score was calculated. At this time, apply only purified water
Group served as control. As a result, the average value of each group was calculated, and UV
Table 5 shows the relationship with A irradiation days.
[0035]
[Table 4]
[0036]
[Table 5]
As shown in Table 5, isomerization of Production Example 3
In Comparative Example 3 application group containing only the sugar mixture, the control and
As in the case of the Comparative Example 5 application group in which no production example was blended, U
Minor wrinkles occur when VA irradiation days exceed 40 weeks
Was observed, and moderate wrinkles were observed after 50 weeks.
Had been. In contrast, Production Example 1 and Production Example 2
In Comparative Example 1 and Comparative Example 2
Even after 50 weeks, wrinkles were observed to the extent that slight wrinkles were observed.
Was significantly suppressed. On the other hand, Example 1
In Example 2, 1/5 of Comparative Example 1 and Comparative Example 2
Despite containing only Production Examples, Comparative Examples 1 and
And a more excellent wrinkle suppression effect than Comparative Example 2 was observed.
A small amount of Production Example 3 in which no effect on generation of cracks was observed
By doing so, suppression of wrinkle generation in Production Example 1 and Production Example 2
It was shown that the effect improved synergistically.
Subsequently, Examples 1 and 2 of the present invention and
About Comparative Examples 1 to 4, anti-inflammatory action and wound healing
The promotion effect was evaluated. Artificial inflammation or wound formation
Examples and comparative examples were applied to each group using 5 mice per group.
Apply 0.5g each twice a day for 7 days, then flame on the 7th day
The condition of the affected site and the wound site was observed. Anti-inflammatory effect
"Effective", "slightly effective", "ineffective", promotion of wound healing
Regarding the progression effect, "complete healing", "almost healing", "healing"
Incomplete "
The results are shown in Table 6 below.
[0039]
[Table 6]
As is clear from Table 6, the anti-inflammatory effect,
Regarding the effect of promoting wound healing,
None of the mice were evaluated as invalid in any case,
Effective anti-inflammatory action and wound healing in more than 4 mice
A healing promoting effect was observed, and Production Example 1 and Production Example 2
Comparative Example 1 in which Galix mushroom extract was blended alone in a 5-fold amount and
The same effect as that of Comparative Example 2 was obtained.
Next, Examples 1 and 2 of the present invention and a comparison
For Example 1 to Comparative Example 4, an actual use test for 6 months was performed.
Was. As a panelist, noticeable wrinkles or elasticity
Females in their 40s and 60s who have skin symptoms such as reduction
And women in their 20s and 50s with remarkable skin roughness
Each group consisted of 20 people. Use test is performed for each group
Each of the example and the comparative example was used with a blind.
And observe the condition of the skin before and after the end of the use test.
I thought and went. About the improvement situation of wrinkles and skin elasticity
Has three stages: "improvement," "slight improvement," and "no change."
Table 7 shows the number of panelists who obtained each evaluation.
In addition, about the degree of wrinkles, please take photos and replicas
More, skin elasticity is measured with a cute meter
And evaluated. In addition, the roughness shown in Table 8
The skin condition was scored according to the criterion, and the average value of 20 people
Table 9 shows a comparison between before the start of the use test and after the end of the use test.
It was shown to.
[0042]
[Table 7]
As shown in Table 7, the embodiment of the present invention was used.
Wrinkles and improvement of skin elasticity are not recognized in panel group
No improvement was observed in all panelists.
5 times the Agaricus mushroom extract of Production Examples 1 and 2
The improvement effect superior to Comparative Examples 1 and 2 containing
Admitted. On the other hand, only the isomerized saccharide mixture of Production Example 3 was contained.
In Comparative Example 3 having wrinkles and an improvement tendency of elasticity,
Panelists who acknowledged but did not change
There were 5 and 7 people.
[0044]
[Table 8]
[0045]
[Table 9]
As shown in Table 9, the embodiment of the present invention is used.
In the treatment group, all panels showed a tendency to improve skin roughness.
Was used. On the other hand, in Production Examples 1 and 2,
Comparative Examples 1 and 5 containing 5 times the amount of Galix mushroom extract
In the case of No. 2, although there was a tendency to improve skin roughness,
Combination with the isomerized saccharide mixture of Preparation Example 4 results in rough skin
It was shown that the improvement effect was significantly improved.
Example 1, Example 2 and Comparative Examples 1 to Comparative Examples
4 was used to conduct a moisture retention test. Moisturizing, temperature 20
In a constant temperature and humidity room with a relative humidity of 50%
0.01 ml / cm for the exampleTwoSkin water 30 minutes after application
Use a high-frequency impedance meter (IBS, Sk
icon 200). In addition,
The skin of the part where the examples and comparative examples are not applied as a reference
The amount of water was measured, and the difference was defined as the increase in the amount of water in the epidermis. each
The average value of 10 panelists was calculated for each sample, and the results were calculated.
Are shown in Table 10.
[0048]
[Table 10]
As a result, Examples 1 and 2 were uncoated.
48μS and 45μS epidermis moisture content from cloth part respectively
A comparison containing only Agaricus mushroom extract
About 2.5 times of Example 1 and Comparative Example 2, only the isomerized saccharide mixture
More than twice as high as Comparative Example 3 containing
Agaricus mushroom extract and isomerized sugar mixture
That the moisturizing effect is synergistically improved.
Was shown.
The first and second embodiments of the present invention will be described.
In addition, during the above use test period, precipitation, separation,
No change in the state of the preparation such as aggregation, discoloration, or discoloration
Did not. In each of the working groups, the skin irritation
None of the panelists showed any reaction or skin sensitization reaction
Was.
Next, the formulation of another embodiment of the present invention will be described.
[0052]
[Example 3] Lotion for skin
(1) Ethanol 10.0 (wt%)
(2) Hydroxyethyl cellulose 1.0
(3) Agaricus mycelium extract (Production Example 1) 0.2
(4) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.05
(5) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(6) Purified water 88.65
Production method: (1) to (6) are mixed and made uniform.
[0053]
Example 4 Emulsion for skin
(1) Stearic acid 0.2 (% by weight)
(2) Cetanol 1.5
(3) Vaseline 3.0
(4) Liquid paraffin 7.0
(5) Polyoxyethylene (10EO) monooleate 1.5
(6) Tocopherol acetate 0.5
(7) Glycerin 5.0
(8) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(9) Triethanolamine 1.0
(10) Purified water 79.5
(11) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.2
(12) Agaricus mushroom mycelium culture filtrate (Production Example 2) 0.25
(13) Agaricus mushroom mycelium extract (Production Example 1) 0.25
Production method: Mix and heat the oil phase components (1) to (6)
Thaw and keep at 70 ° C. On the other hand, the aqueous phase components (7) to (10)
In this case, the mixture is heated to be uniform, and the temperature is set to 70 ° C. This aqueous phase component
The oil phase component is gradually added with stirring to emulsify and cool.
After cooling, add (11) to (13) at 40 ° C and mix.
[0054]
[Example 5] Gel for skin
(1) Purified water 88.4 (% by weight)
(2) Carboxyvinyl polymer 0.5
(3) Dipropylene glycol 10.0
(4) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(5) Potassium hydroxide 0.1
(6) Agaricus mushroom mycelium culture filtrate (Production Example 2) 0.8
(7) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.1
Production method: After (2) is uniformly dissolved in (1), (4) is dissolved in (3).
Thaw and add, then add (5) to thicken, (6) and
(7) is added.
[0055]
Example 6 Skin Cream
(1) Beeswax 6.0 (% by weight)
(2) Cetanol 5.0
(3) Reduced lanolin 8.0
(4) Squalane 27.5
(5) Glyceryl fatty acid ester 4.0
(6) Lipophilic glyceryl monostearate 2.0
(7) Polyoxyethylene (20EO)
Sorbitan monolaurate 5.0
(8) Propylene glycol 5.0
(9) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(10) Purified water 36.7
(11) Agaricus mushroom mycelium extract (Production Example 1) 0.5
(12) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.2
Production method: Mix and dissolve the oil phase components (1) to (7) to 75 ° C.
Heat. On the other hand, the aqueous phase components (8) to (10) were mixed and dissolved.
To 75 ° C. Next, the oil phase component is added to the aqueous phase component.
After pre-emulsification by adding
After cooling, (11) and (12) are added and mixed at 40 ° C.
[0056]
[Example 7] Oil-in-water emulsion ointment
(1) White petrolatum 25.0 (% by weight)
(2) Stearyl alcohol 25.0
(3) Glycerin 12.0
(4) Sodium lauryl sulfate 1.0
(5) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(6) Purified water 35.8
(7) Agaricus mushroom mycelium extract (Production Example 1) 1.0
(8) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.1
Production method: Mix and dissolve the oil phase components (1) to (4) to make them uniform
And heat to 75 ° C. On the other hand, dissolve (5) in (6)
Heat to 5 ° C, add the oil phase component to this and emulsify,
After cooling, add (7) and (8) at 40 ° C and mix.
[0057]
[Example 8] Lotion
(1) Ethanol 10.0 (wt%)
(2) 1,3-butylene glycol 5.0
(3) Agaricus mushroom mycelium culture filtrate (Production Example 2) 0.1
(4) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.05
(5) Fragrance 0.1
(6) Purified water 84.75
Production method: (1) to (5) are added sequentially to (6) and mixed and dissolved uniformly.
Understand.
[0058]
[Example 9] Emollient cream (water-in-oil type)
(1) Liquid paraffin 30.0 (% by weight)
(2) Microcrystalline wax 2.0
(3) Vaseline 5.0
(4) Diglyceryl oleate 5.0
(5) Sodium L-glutamate 1.6
(6) L-serine 0.4
(7) Propylene glycol 3.0
(8) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(9) Purified water 52.55
(10) Fragrance 0.1
(11) Agaricus mushroom mycelium extract (Production Example 1) 0.1
(12) Agaricus mushroom mycelium culture filtrate (Production Example 2) 0.1
(13) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.05
Production method: (5) and (6) are dissolved in a part of (9) to 50 ° C.
Add slowly to (4) heated to 50 ° C. with stirring.
This was previously mixed and dissolved by heating at 70 ° C. (1)-
Disperse uniformly in (3), and add (7) and (8) to the rest of (9)
What was melted and heated to 70 ° C. was added with stirring,
Emulsify with a homomixer. After cooling, at 40 ° C (10) ~
(13) is added and mixed.
[0059]
[Example 10] Makeup base cream
(1) Stearic acid 12.0 (% by weight)
(2) Cetanol 2.0
(3) Glyceryl tri-2-ethylhexanoate 2.5
(4) Self-emulsifying glyceryl monostearate 2.0
(5) Propylene glycol 10.0
(6) Potassium hydroxide 0.3
(7) Purified water 69.0
(8) Titanium oxide 1.0
(9) Bengala 0.1
(10) Yellow iron oxide 0.4
(11) Fragrance 0.1
(12) Agaricus mushroom mycelium extract (Production Example 1) 0.5
(13) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.1
Production method: Mix the oil phase components (1) to (4) and heat to 75 ° C.
And make it uniform. On the other hand, the aqueous phase components (5) to (7)
Heat to 5 ° C and melt to make it uniform, then add the faces of (8) to (10)
And homogenously disperse with a homomixer. this
Add the oil phase component to the aqueous phase component, and mix with a homomixer.
After cooling, add (11)-(13) at 40 ° C and mix
You.
[0060]
[Example 11] Emulsion foundation
(1) Stearic acid 2.0 (% by weight)
(2) Squalane 5.0
(3) Octyldodecyl myristate 5.0
(4) Cetanol 1.0
(5) Decaglyceryl monoisopalmitate 9.0
(6) 1,3-butylene glycol 6.0
(7) Potassium hydroxide 0.1
(8) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(9) Purified water 53.4
(10) Titanium oxide 9.0
(11) Talc 7.4
(12) Bengala 0.5
(13) Yellow iron oxide 1.1
(14) Black iron oxide 0.1
(15) Fragrance 0.1
(16) Agaricus mushroom mycelium culture filtrate (Production Example 2) 0.15
(17) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.05
Production method: Mix the oil phase components (1) to (5) and heat to 75 ° C.
And make it uniform. On the other hand, the aqueous phase components (6) to (9)
Heat to 5 ° C and dissolve to make it uniform, then add (10) to (14) face
And homogenously disperse with a homomixer. This water
Add the oil phase component to the phase component and homogenize with a homomixer
After emulsification, add (15)-(17) at 40 ° C and mix.
Combine.
[0061]
[Example 12] Hand cream
(1) Cetanol 4.0 (% by weight)
(2) Vaseline 2.0
(3) Liquid paraffin 10.0
(4) Glyceryl monostearate 1.5
(5) Polyoxyethylene (60EO)
Glyceryl isostearate 2.5
(6) Tocopherol acetate 0.5
(7) Glycerin 20.0
(8) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(9) Purified water 59.1
(10) Agaricus mushroom mycelium extract (Production Example 1) 0.1
(11) Agaricus mushroom mycelium culture filtrate (Production Example 2) 0.1
(12) Isomerized sugar mixture (Production Example 3) 0.1
Production method: Mix and dissolve the oil phase components (1) to (6) to 75 ° C
Heat. On the other hand, the aqueous phase components (7) to (9) are mixed and dissolved.
To 75 ° C. Next, this aqueous phase component is added to the oil phase component.
After pre-emulsification by adding
And cooled, add (10)-(12) at 40 ° C and mix
You.
[0062]
As described in detail above, the agaricus mushroom mycelium
Combination of body extract and mycelium culture filtrate with isomerized sugar mixture
Dermal fibroblast activation and moisturizing
Use synergistically to reduce UV radiation on dermal fibroblasts
Has the effect of protecting against injury due to wrinkles, skin elasticity
Effective for preventing or improving skin aging symptoms such as reduction of skin
It also has an anti-inflammatory effect and a wound healing promoting effect.
The qualitative and safety were also good.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 35/84 A61K 35/84 A61P 17/16 A61P 17/16 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 JICSTファイル(JOIS) CA(STN)────────────────────────────────────────────────── ─── Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 identification code FI A61K 35/84 A61K 35/84 A61P 17/16 A61P 17/16 (58) Fields surveyed (Int.Cl. 7 , DB name) A61K 7/00-7/50 JICST file (JOIS) CA (STN)
Claims (1)
菌糸体抽出物及びアガリクス茸(Agaricus blazei Muril
l)菌糸体培養濾液から選択される1種又は2種と、水酸
化アルカリ溶液を作用させて異性化した糖の混合物を含
有して成る、皮膚外用剤。(57) [Claims] [Claim 1] Agaricus blazei Murill
Mycelium extract and Agaricus blazei Muril
l) An external preparation for skin, comprising a mixture of one or two selected from mycelium culture filtrate and sugar isomerized by the action of an alkali hydroxide solution.
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