JP3376296B2 - 情報記憶媒体への情報記録方法及び情報記憶媒体及び情報記録装置及び情報再生方法 - Google Patents
情報記憶媒体への情報記録方法及び情報記憶媒体及び情報記録装置及び情報再生方法Info
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Description
声情報などの情報を論理的に間欠する事無く、情報情報
記憶媒体上に連続的に記録するための情報記録方法、お
よびその記録を可能にする情報記録再生装置に関する。
また本発明は上記記録方法に基付いて記録された情報を
連続的に再生可能にするためのデータ構造を有する情報
記憶媒体に関する内容も含む。
る情報記憶媒体としてLD(レーザーディスク)やDV
Dビデオディスクが存在する。しかし上記の情報記憶媒
体は再生専用であり、情報記憶媒体上での欠陥領域は存
在しない。
DVD−RAMディスクが現存する。この媒体は追加記
録が可能であり、情報記憶媒体上に発生した欠陥領域に
対する代替え処理方法も確立されている。
報記録時の欠陥領域に対する代替え処理方法としてリニ
アリプレイスメント( Linear Replacement) 処理と言
われるものがある。
ザエリア(User Area)とは物理的に離れた別の領域に
確保されているスペアエリア(Spare Area)内の代替
領域を確保して、ここに論理ブロック番号(LBN)を
設定する方法である。この方法は、ディスク上への情報
記録や再生時において、ディスク上で光ヘッドは記録又
は再生の途中に欠陥領域があると、物理的に離れた位置
のスペアエリアにデータを記録したりあるいは記録した
りし、その後、中断した位置に戻って続きのデータを記
録しなければならない。このためにで光ヘッドの動きを
頻繁にしなければならない(図16(d)を参照)。
ディスクの記録フォーマットに従った映像情報あるいは
音声情報をDVD−RAMディスクに記録する場合を考
える。前述したように欠陥処理(代替え)方法として、
Linear Replacement 処理を行った場合、記録時に欠陥
ECCブロックに遭遇すると光学ヘッドはその都度 後
述するUser Area 723 と Spare Area 724 間を往復する
必要性が生じる。このように記録時に頻繁に光学ヘッド
のアクセス動作を行うと、入力データの転送速度及びデ
ータ量、記録のためのアクセスタイム及びバッファメモ
リ容量等の関係から、バッファーメモリ内に保存される
映像情報量がメモリ容量を超えてしまい、連続記録が不
可能になる。
レイヤーでは情報記憶媒体上の欠陥管理に悩殺されるこ
と無く記録する映像情報の管理を行いたいが、情報記憶
媒体上に多量の欠陥領域が発生した場合には、従来の方
法では録画再生アプリケーションソフトレイヤー1にも
情報記憶媒体上の欠陥の影響が波及し、安定な映像情報
管理が困難になる。
報記記録体上に多量の欠陥領域が存在しても影響を受け
ることなく安定に連続記録を行うことが可能な記録方法
およびそれを行う情報記録再生装置を提供することにあ
る。また上記安定した連続記録に最も適した形式で情報
が記録されている情報記録媒体を提供することにある。
また更に情報記録媒体上に多量の欠陥領域が存在しても
録画再生アプリケーションソフトレイヤーに負担をかけ
ることなく(録画再生アプリケーションソフトレイヤー
に欠陥管理をさせる事無く)安定に映像情報管理をさせ
るための環境設定を得ることができるようにしている。
及びコントロール情報が記録される情報記録媒体におい
て、前記AVデータが保存されるAVファイルと、前記
AVファイルの記録位置を管理するファイル管理情報と
が定義されており、前記ファイル管理情報は、前記AV
ファイルのためのファイルエントリー情報を含み、この
ファイルエントリー情報には、AVファイルの識別情
報、及び前記AVファイルを構成するエクステント毎の
記録位置情報を示すアロケーション記述子を含み、前記
AVファイルへの情報処理方法を設定したアプリケーシ
ョン層と、ファイルシステムの層と、情報記録再生の制
御を設定したディスクドライブ層とが設定され、前記情
報記録媒体に対するアドレス情報に関しては、前記アプ
リケーション層がAVアドレスをアドレス情報として用
い、前記ファイルシステム層が論理ブロック番号と論理
セクタ番号をアドレス情報として使用し、前記ディスク
ドライブ層が物理セクタ番号をアドレス情報として使用
し、前記論理ブロック番号と前記論理セクタ番号とが互
いに関連付けられ、前記論理セクタ番号と前記物理セク
タ番号とが関連付けられ、前記AVファイル内の前記A
Vデータは前記情報記録媒体内にエクステント毎に物理
的に点在させて記録され、前記AVファイルは,前記点
在したAVデータを接続して連続させたAVアドレスで
管理され、且つ前記AVファイルの先頭はAVアドレス
“0”として設定され,前記AVファイルはビデオオブ
ジェクトを含み、前記コントロール情報は前記AVデー
タの再生順を管理するものであり、前記コントロール情
報内には,前記AVファイル内のAVデータの集合を管
理するビデオオブジェクト情報が含まれ,このビデオオ
ブジェクト情報は,対応するビデオオブジェクトを管理
し,前記ビデオオブジェクトの先頭位置を前記AVアド
レスの内容で示している構造の情報記録媒体を基本とす
るものである。
面を参照して説明する。
いる。なお各図においては符号はブロック内に記入して
説明している。本発明は、次に述べる点に特徴を備えて
いる。即ち先ず始めに本発明における情報記録再生装置
の概略構造について説明する。図2に示すように、情報
再生装置もしくは情報記録再生装置103は大きく2つ
のブロックから構成される。情報再生部もしくは情報記
録再生部(物理系ブロック)101は情報記憶媒体(光
ディスク)を回転させ、光学ヘッドを用いて情報記憶媒
体(光ディスク)にあらかじめ記録して有る情報を読み
取る(または情報記憶媒体(光ディスク)に新たな情報
を記録する)機能を有する。具体的には情報記憶媒体
(光ディスク)を回転させるスピンドルモーター、情報
記憶媒体(光ディスク)に記録して有る情報を再生する
光学ヘッド、再生したい情報が記録されている情報記憶
媒体(光ディスク)上の半径位置に光学ヘッドを移動さ
せるための光学ヘッド移動機構、や各種サーボ回路など
から構成されている。なお図3を用いたこのブロックに
関する詳細説明は後述する。
102は情報再生部もしくは情報記録再生部(物理系ブ
ロック)101から得られた再生信号cに処理を加えて
情報再生装置もしくは情報記録再生装置103の外に再
生情報aを伝送する働きをする。情報再生装置もしくは
情報記録再生装置103の具体的用途(使用目的)に応
じてこのブロック内の構成が変化する。この応用構成部
(アプリケーションブロック)102の構成に付いても
後述する。
順で外部から与えられた記録情報bを情報記憶媒体(光
ディスク)に記録する。 ・外部から与えられた記録情報bは直接応用構成部(ア
プリケーションブロック)102に転送される。 ・応用構成部(アプリケーションブロック)102内で
記録情報bに処理を加えた後、記録信号dを情報記録再
生部(物理系ブロック)101へ伝送する。 ・伝送された記録信号dを情報記録再生部(物理系ブロ
ック)101内で情報記憶媒体に記録する。
録再生部(物理系ブロック)101の内部構造を説明す
る。
(物理系ブロック)内の構成の一例を説明するブロック
図である。
ィスク)201上の所定位置に、レーザビームの集光ス
ポットを用いて、新規情報の記録あるいは書き替え(情
報の消去も含む)を行う。また情報記憶媒体201上の
所定位置から、レーザビームの集光スポットを用いて、
既に記録されている情報の再生を行う。
明。
再生部では、情報記憶媒体201上のトラックに沿って
集光スポットをトレース(追従)させる。情報記憶媒体
201に照射する集光スポットの光量(強さ)を変化さ
せて情報の記録/再生/消去の切り替えを行う。外部か
ら与えられる記録信号dを高密度かつ低エラー率で記録
するために最適な信号に変換する。
> <光ヘッド202による信号検出>光ヘッド202は、
基本的には、光源である半導体レーザ素子と光検出器と
対物レンズから構成されている。半導体レーザ素子から
発光されたレーザ光は、対物レンズにより情報記憶媒体
(光ディスク)201上に集光される。情報記憶媒体2
01の光反射膜または光反射性記録膜で反射されたレー
ザ光は光検出器により光電変換される。
13により電流−電圧変換されて検出信号となる。この
検出信号は、フォーカス・トラックエラー検出回路21
7あるいは2値化回路212で処理される。
に分割され、各光検出領域に照射される光量変化を個々
に検出している。この個々の検出信号に対してフォーカ
ス・トラックエラー検出回路217で和・差の演算を行
い、フォーカスずれおよびトラックずれの検出を行う。
この検出とサーボ動作によりフォーカスずれおよびトラ
ックずれを実質的に取り除いた後、情報記憶媒体201
の光反射膜または光反射性記録膜からの反射光量変化を
検出して、情報記憶媒体201上の信号を再生する。
れ量を光学的に検出する方法としては、たとえば次のよ
うなものがある: [非点収差法]…情報記憶媒体201の光反射膜または
光反射性記録膜で反射されたレーザ光の検出光路に非点
収差を発生させる光学素子(図示せず)を配置し、光検
出器上に照射されるレーザ光の形状変化を検出する方法
である。光検出領域は対角線状に4分割されている。各
検出領域から得られる各検出信号に対し、フォーカス・
トラックエラー検出回路217内で対角上の検出領域か
らの信号の和を取り、その和間の差を取ってフォーカス
エラー検出信号を得る。 [ナイフエッジ法]…情報記憶媒体201で反射された
レーザ光に対して非対称に一部を遮光するナイフエッジ
を配置する方法である。光検出領域は2分割され、各検
出領域から得られる検出信号間の差を取ってフォーカス
エラー検出信号を得る。
ジ法のいずれかがが採用される。
(光ディスク)201はスパイラル状または同心円状の
トラックを有し、トラック上に情報が記録される。この
トラックに沿って集光スポットをトレースさせて情報の
再生または記録/消去を行う。安定して集光スポットを
トラックに沿ってトレースさせるため、トラックと集光
スポットの相対的位置ずれを光学的に検出する必要があ
る。
の方法が用いられている: [位相差検出(Differential Phase Detection)法]…
情報記憶媒体(光ディスク)201の光反射膜または光
反射性記録膜で反射されたレーザ光の光検出器上での強
度分布変化を検出する。光検出領域は対角線上に4分割
されている。各検出領域から得られる各検出信号に対
し、フォーカス・トラックエラー検出回路217内で対
角上の検出領域からの信号の和を取り、その和間の差を
取ってトラックエラー検出信号を得る。
記憶媒体1201反射されたレーザ光の光検出器上での
強度分布変化を検出する。光検出領域は2分割され、各
検出領域から得られる検出信号間の差を取ってトラック
エラー検出信号を得る。
導体レーザ素子と情報記憶媒体201間の送光系に回折
素子などを配置して光を複数に波面分割し、情報記憶媒
体201上に照射する±1次回折光の反射光量変化を検
出する。再生信号検出用の光検出領域とは別に+1次回
折光の反射光量と−1次回折光の反射光量を個々に検出
する光検出領域を配置し、それぞれの検出信号の差を取
ってトラックエラー検出信号を得る。
レーザ素子から発光されたレーザ光を情報記憶媒体20
1上に集光させる対物レンズ(図示せず)は、対物レン
ズアクチュエータ駆動回路218の出力電流に応じて2
軸方向に移動可能な構造になっている。この対物レンズ
の移動方向には、次の2つがある。すなわち、フォーカ
スずれ補正のために、情報記憶媒体201に対して垂直
方向に移動し、トラックずれ補正のために情報記憶媒体
201の半径方向に移動する方向である。
レンズアクチュエータと呼ばれる。対物レンズアクチュ
エータ構造には、たとえば次のようなものがよく用いら
れる: [軸摺動方式]…中心軸(シャフト)に沿って対物レン
ズと一体のブレードが移動する方式で、ブレードが中心
軸に沿った方向に移動してフォーカスずれ補正を行い、
中心軸を基準としたブレードの回転運動によりトラック
ずれ補正を行う方法である。
レードが固定系に対し4本のワイヤで連結されており、
ワイヤの弾性変形を利用してブレードを2軸方向に移動
させる方法である。
ち、ブレードに連結したコイルに電流を流すことにより
ブレードを移動させる構造になっている。
ンドルモータ204の駆動力によって回転する回転テー
ブル221上に情報記憶媒体(光ディスク)201を装
着する。
体201から得られる再生信号によって検出する。すな
わち、アンプ213出力の検出信号(アナログ信号)は
2値化回路212でデジタル信号に変換され、この信号
からPLL回路211により一定周期信号(基準クロッ
ク信号)を発生させる。情報記憶媒体回転速度検出回路
214では、この信号を用いて情報記憶媒体201の回
転数を検出し、その値を出力する。
/消去する半径位置に対応した情報記憶媒体回転数の対
応テーブルは、半導体メモリ219に予め記録されてい
る。再生位置または記録/消去位置が決まると、制御部
220は半導体メモリ219情報を参照して情報記憶媒
体201の目標回転数を設定し、その値をスピンドルモ
ータ駆動回路215に通知する。
の目標回転数と情報記憶媒体回転速度検出回路214の
出力信号(現状での回転数)との差を求め、その結果に
応じた駆動電流をスピンドルモータ204に与えて、ス
ピンドルモータ204の回転数が一定になるように制御
する。情報記憶媒体回転速度検出回路214の出力信号
は、情報記憶媒体201の回転数に対応した周波数を有
するパルス信号であり、スピンドルモータ駆動回路21
5では、このパルス信号の周波数およびパルス位相の両
方に対して、制御(周波数制御および位相制御)を行な
う。
憶媒体201の半径方向に光ヘッド202を移動させる
ため光ヘッド移動機構(送りモータ)203を持ってい
る。
しては、棒状のガイドシャフトを利用する場合が多い。
このガイド機構では、このガイドシャフトと光ヘッド2
02の一部に取り付けられたブッシュ間の摩擦を利用し
て、光ヘッド202を移動させる。それ以外に回転運動
を使用して摩擦力を軽減させたベアリングを用いる方法
もある。
法は、図示していないが、固定系にピニオン(回転ギ
ヤ)の付いた回転モータを配置し、ピニオンとかみ合う
直線状のギヤであるラックを光ヘッド202の側面に配
置して、回転モータの回転運動を光ヘッド202の直線
運動に変換している。それ以外の駆動力伝達方法として
は、固定系に永久磁石を配置し、光ヘッド202に配置
したコイルに電流を流して直線的方向に移動させるリニ
アモータ方式を使う場合もある。
も、基本的には送りモータに電流を流して光ヘッド20
2移動用の駆動力を発生させている。この駆動用電流は
送りモータ駆動回路216から供給される。
いはトラックずれ補正を行うため、フォーカス・トラッ
クエラー検出回路217の出力信号(検出信号)に応じ
て光ヘッド202内の対物レンズアクチュエータ(図示
せず)に駆動電流を供給する回路が、対物レンズアクチ
ュエータ駆動回路218である。この駆動回路218
は、高い周波数領域まて対物レンズ移動を高速応答させ
るため、対物レンズアクチュエータの周波数特性に合わ
せた特性改善用の位相補償回路を、内部に有している。
では、制御部220の命令に応じて、 (イ)フォーカス/トラックずれ補正動作(フォーカス
/トラックループ)のオン/オフ処理と; (ロ)情報記憶媒体201の垂直方向(フォーカス方
向)へ対物レンズを低速で移動させる処理(フォーカス
/トラックループオフ時に実行)と; (ハ)キックパルスを用いて、対物レンズを情報記憶媒
体201の半径方向(トラックを横切る方向)にわずか
に動かして、集光スポットを隣のトラックへ移動させる
処理とが行なわれる。
の切り替えは情報記憶媒体201上に照射する集光スポ
ットの光量を変化させて行う。
は、一般的に [記録時の光量]>[消去時の光量]>[再生時の光量] …(1) の関係が成り立ち、光磁気方式を用いた情報記憶媒体に対しては、一般的に [記録時の光量] [消去時の光量]>[再生時の光量] …(2) の関係がある。光磁気方式の場合では、記録/消去時に
は情報記憶媒体201に加える外部磁場(図示せず)の
極性を変えて記録と消去の処理を制御している。情報再
生時では、情報記憶媒体201上に一定の光量を連続的
に照射している。
時の光量の上にパルス状の断続的光量を上乗せする。半
導体レーザ素子が大きな光量でパルス発光した時に情報
記憶媒体201の光反射性記録膜が局所的に光学的変化
または形状変化を起こし、記録マークが形成される。す
でに記録されている領域の上に重ね書きする場合も同様
に半導体レーザ素子をパルス発光させる。
には、再生時よりも大きな一定光量を連続照射する。連
続的に情報を消去する場合にはセクタ単位など特定周期
毎に照射光量を再生時に戻し、消去処理と平行して間欠
的に情報再生を行う。これにより、間欠的に消去するト
ラックのトラック番号やアドレスを再生することで、消
去トラックの誤りがないことを確認しながら消去処理を
行っている。
ヘッド202内には、半導体レーザ素子の発光量を検出
するための光検出器が内蔵されている。レーザ駆動回路
205では、その光検出器出力(半導体レーザ素子発光
量の検出信号)と記録・再生・消去制御波形発生回路2
06から与えられる発光基準信号との差を取り、その結
果に基づき、半導体レーザへの駆動電流をフィードバッ
ク制御している。
テーブル221上に装着され、起動制御が開始される
と、以下の手順に従った処理が行われる。 (1)制御部220からスピンドルモータ駆動回路21
5に目標回転数が伝えられ、スピンドルモータ駆動回路
215からスピンドルモータ204に駆動電流が供給さ
れて、スピンドルモータ204が回転を開始する。 (2)同時に制御部220から送りモータ駆動回路21
6に対してコマンド(実行命令)が出され、送りモータ
駆動回路216から光ヘッド駆動機構(送りモータ)2
03に駆動電流が供給されて、光ヘッド202が情報記
憶媒体10の最内周位置に移動する。その結果、情報記
憶媒体201の情報が記録されている領域を越えてさら
に内周部に光ヘッド202が来ていることを確認する。 (3)スピンドルモータ204が目標回転数に到達する
と、そのステータス(状況報告)が制御部220に出さ
れる。 (4)制御部220から記録・再生・消去制御波形発生
回路206に送られた再生光量信号に合わせて半導体レ
ーザ駆動回路205から光ヘッド202内の半導体レー
ザ素子に電流が供給されて、レーザ発光が開始する。
の種類によって再生時の最適照射光量が異なる。起動時
には、そのうちの最も照射光量の低い値に対応した値
に、半導体レーザ素子に供給される電流値を設定する。 (5)制御部220からのコマンドに従って、光ヘッド
202内の対物レンズ(図示せず)を情報記憶媒体20
1から最も遠ざけた位置にずらし、ゆっくりと対物レン
ズを情報記憶媒体201に近付けるよう対物レンズアク
チュエータ駆動回路218が対物レンズを制御する。 (6)同時にフォーカス・トラックエラー検出回路21
7でフォーカスずれ量をモニターし、焦点が合う位置近
傍に対物レンズがきたときにステータスを出して、「対
物レンズが合焦点位置近傍にきた」ことを制御部220
に通知する。 (7)制御部220では、その通知をもらうと、対物レ
ンズアクチュエータ駆動回路218に対して、フォーカ
スループをオンにするようコマンドを出す。 (8)制御部220は、フォーカスループをオンにした
まま送りモータ駆動回路216にコマンドを出して、光
ヘッド202をゆっくり情報記憶媒体201の外周部方
向へ移動させる。 (9)同時に光ヘッド202からの再生信号をモニター
し、光ヘッド202が情報記憶媒体201上の記録領域
に到達したら、光ヘッド202の移動を止め、対物レン
ズアクチュエータ駆動回路218に対してトラックルー
プをオンさせるコマンドを出す。 (10)続いて情報記憶媒体201の内周部に記録され
ている「再生時の最適光量」および「記録/消去時の最
適光量」が再生され、その情報が制御部220を経由し
て半導体メモリ219に記録される。 (11)さらに制御部220では、その「再生時の最適
光量」に合わせた信号を記録・再生・消去制御波形発生
回路206に送り、再生時の半導体レーザ素子の発光量
を再設定する。 (12)そして、情報記憶媒体201に記録されている
「記録/消去時の最適光量」に合わせて記録/消去時の
半導体レーザ素子の発光量が設定される。
録されたアクセス先情報が再生情報記憶媒体201上の
どの場所に記録されまたどのような内容を持っているか
についての情報は、情報記憶媒体201の種類により異
なる。たとえばDVDディスクでは、この情報は、情報
記憶媒体201内のディレクトリ管理領域またはナビゲ
ーションパックなどに記録されている。
情報記憶媒体201の内周領域または外周領域にまとま
って記録されている。また、ナビゲーションパックは、
MPEG2のPS(プログラムストリーム)のデータ構
造に準拠したVOBS(ビデオオブジェクトセット)中
のVOBU(ビデオオブジェクトユニット)というデー
タ単位の中に含まれ、次の映像がどこに記録してあるか
の情報を記録している。
い場合には、まず上記の領域内の情報を再生し、そこで
得られた情報からアクセス先を決定する。
セス先の半径位置を計算で求め、現状の光ヘッド202
位置との間の距離を割り出す。
間で到達できる速度曲線情報が事前に半導体メモリ21
9内に記録されている。制御部220は、その情報を読
み取り、その速度曲線に従って以下の方法で光ヘッド2
02の移動制御を行う。
クチュエータ駆動回路218に対してコマンドを出して
トラックループをオフした後、送りモータ駆動回路21
6を制御して光ヘッド202の移動を開始させる。
ラックを横切ると、フォーカス・トラックエラー検出回
路217内でトラックエラー検出信号が発生する。この
トラックエラー検出信号を用いて情報記憶媒体201に
対する集光スポットの相対速度を検出することができ
る。
ーカス・トラックエラー検出回路217から得られる集
光スポットの相対速度と制御部220から逐一送られる
目標速度情報との差を演算し、その結果で光ヘッド駆動
機構(送りモータ)203への駆動電流にフィードバッ
ク制御をかけながら、光ヘッド202を移動させる。前
記<光ヘッド移動機構>の項で述べたように、ガイドシ
ャフトとブッシュあるいはベアリング間には常に摩擦力
が働いている。光ヘッド202が高速に移動している時
は動摩擦が働くが、移動開始時と停止直前には光ヘッド
202の移動速度が遅いため静止摩擦が働く。この静止
摩擦が働く時には(特に停止直前には)、相対的に摩擦
力が増加している。この摩擦力増加に対処するため、光
ヘッド駆動機構(送りモータ)203に供給される電流
が大きくなるように、制御部220からのコマンドによ
って制御系の増幅率(ゲイン)を増加させる。
位置に到達すると、制御部220から対物レンズアクチ
ュエータ駆動回路218にコマンドを出して、トラック
ループをオンさせる。
トラックに沿ってトレースしながら、その部分のアドレ
スまたはトラック番号を再生する。
現在の集光スポット位置を割り出し、到達目標位置から
の誤差トラック数を制御部220内で計算し、集光スポ
ットの移動に必要なトラック数を対物レンズアクチュエ
ータ駆動回路218に通知する。
内で1組のキックパルスを発生させると、対物レンズは
情報記憶媒体201の半径方向にわずかに動いて、集光
スポットが隣のトラックへ移動する。
内では、一時的にトラックループをオフさせ、制御部2
20からの情報に合わせた回数のキックパルスを発生さ
せた後、再びトラックループをオンさせる。
ポットがトレースしている位置の情報(アドレスまたは
トラック番号)を再生し、目標トラックにアクセスして
いることを確認する。
・トラックエラー検出回路217から出力されるトラッ
クエラー検出信号は、送りモータ駆動回路216に入力
されている。上述した「起動制御時」と「アクセス制御
時」には、送りモータ駆動回路216内では、トラック
エラー検出信号を使用しないように制御部220により
制御されている。
クに到達したことを確認した後、制御部220からのコ
マンドにより、モータ駆動回路216を経由してトラッ
クエラー検出信号の一部が光ヘッド駆動機構(送りモー
タ)203への駆動電流として供給される。連続に再生
または記録/消去処理を行っている期間中、この制御は
継続される。
ブル221の中心位置とわずかにずれた偏心を持って装
着されている。トラックエラー検出信号の一部を駆動電
流として供給すると、偏心に合わせて光ヘッド202全
体が微動する。
処理を行うと、集光スポット位置が徐々に外周方向また
は内周方向に移動する。トラックエラー検出信号の一部
を光ヘッド移動機構(送りモータ)203への駆動電流
として供給した場合には、それに合わせて光ヘッド20
2が徐々に外周方向または内周方向に移動する。
のトラックずれ補正の負担を軽減することにより、トラ
ックループを安定化させることができる。
終了させる場合には以下の手順に従って処理が行われ
る。 (1)制御部220から対物レンズアクチュエータ駆動
回路218に対して、トラックループをオフさせるコマ
ンドが出される。 (2)制御部220から対物レンズアクチュエータ駆動
回路218に対して、フォーカスループをオフさせるコ
マンドが出される。 (3)制御部220から記録・再生・消去制御波形発生
回路206に対して、半導体レーザ素子の発光を停止さ
せるコマンドが出される。 (4)スピンドルモータ駆動回路215に対して、基準
回転数として0が通知される。
流れ> <再生時の信号の流れ> <2値化・PLL回路>先の<光ヘッド202による信
号検出>の項で述べたように、情報記憶媒体(光ディス
ク)201の光反射膜または光反射性記録膜からの反射
光量変化を検出して、情報記憶媒体201上の信号を再
生する。アンプ213で得られた信号は、アナログ波形
を有している。2値化回路212は、コンパレーターを
用いて、そのアナログ信号を“1”および“0”からな
る2値のデジタル信号に変換する。
信号から、PLL回路211において、情報再生時の基
準信号が取り出される。すなわち、PLL回路211は
周波数可変の発振器を内蔵しており、この発振器から出
力されるパルス信号(基準クロック)と2値化回路21
2出力信号との間で周波数および位相の比較が行われ
る。この比較結果を発振器出力にフィードバックするこ
とで、情報再生時の基準信号を取り出している。
れた信号と復調後の信号との間の関係を示す変換テーブ
ルを内蔵している。復調回路210は、PLL回路21
1で得られた基準クロックに合わせて変換テーブルを参
照しながら、入力信号(変調された信号)を元の信号
(復調された信号)に戻す。復調された信号は、半導体
メモリ219に記録される。
の内部では、半導体メモリ219に保存された信号に対
し、内符号PIと外符号POを用いてエラー箇所を検出
し、エラー箇所のポインタフラグを立てる。その後、半
導体メモリ219から信号を読み出しながらエラーポイ
ンタフラグに合わせて逐次エラー箇所の信号を訂正した
後、再度半導体メモリ219に訂正後情報を記録する。
生信号cとして外部に出力する場合には、半導体メモリ
219に記録されたエラー訂正後情報から内符号PIお
よび外符号POをはずして、バスライン224を経由し
てデータI/Oインターフェイス222へ転送する。デ
ータI/Oインターフェイス222が、エラー訂正回路
209から送られてきた信号を再生信号cとして出力す
る。
式>情報記憶媒体201上に記録される信号に対して
は、以下のことを満足することが要求される: (イ)情報記憶媒体201上の欠陥に起因する記録情報
エラーの訂正を可能とすること; (ロ)再生信号の直流成分を“0”にして再生処理回路
の簡素化を図ること; (ハ)情報記憶媒体201に対してできるだけ高密度に
情報を記録すること。
部(物理系ブロック)では、「エラー訂正機能の付加」
と「記録情報に対する信号変換(信号の変復調)」とを
行っている。
ECC付加処理について説明する。情報記憶媒体201
に記録したい情報dが、生信号の形で、データI/Oイ
ンターフェイス222に入力される。この記録信号d
は、そのまま半導体メモリ219に記録される。その
後、ECCエンコーダ208内において、以下のような
ECCの付加処理が実行される。
体例について説明を行なう。
172バイト毎に1行ずつ順次並べられ、192行で1
組のECCブロックとされる(172バイト行×192
バイト列でおよそ32kバイトの情報量になる)。この
「172バイト行×192バイト列」で構成される1組
のECCブロック内の生信号(記録信号d)に対し、1
72バイトの1行毎に10バイトの内符号PIを計算し
て半導体メモリ219内に追加記録する。さらにバイト
単位の1列毎に16バイトの外符号POを計算して半導
体メモリ219内に追加記録する。
12行分(12×(172+10)バイト)と外符号P
Oの1行分(1×(172+10)バイト)の合計23
66バイト(=(12+1)×(172+10))を単
位として、エラー訂正コードECC付加処理のなされた
情報が、情報記憶媒体10の1セクタ内に記録される。
外符号POの付加が完了すると、その情報を一旦半導体
メモリ219へ転送する。情報記憶媒体201に情報が
記録される場合には、半導体メモリ219から、1セク
タ分の2366バイトずつの信号が、変調回路207へ
転送される。
V:Digital Sum ValueまたはDigital Sum Variation)
を“0”に近付け、情報記憶媒体201に対して高密度
に情報を記録するため、信号形式の変換である信号変調
を変調回路207内で行う。変調回路207および復調
回路210は、それぞれ、元の信号と変調後の信号との
間の関係を示す変換テーブルを内蔵している。
8から転送されてきた信号を所定の変調方式に従って複
数ビット毎に区切り、上記変換テーブルを参照しなが
ら、別の信号(コード)に変換する。たとえば、変調方
式として8/16変調(RLL(2、10)コード)を
用いた場合には、変換テーブルが2種類存在し、変調後
の直流成分(DSV)が0に近付くように逐一参照用変
換テーブルを切り替えている。
ク)201に記録マークを記録する場合、一般的には、
記録方式として、次のものが採用される: [マーク長記録方式]記録マークの前端位置と後端末位
置に“1”がくるもの。
置が“1”の位置と一致するもの。なお、マーク長記録
を採用する場合、比較的長い記録マークを形成する必要
がある。この場合、一定期間以上記録用の大きな光量を
情報記憶媒体10に照射し続けると、情報記憶媒体20
1の光反射性記録膜の蓄熱効果によりマークの後部のみ
幅が広がり、「雨だれ」形状の記録マークが形成されて
しまう。この弊害を除去するため、長さの長い記録マー
クを形成する場合には、記録用レーザ駆動信号を複数の
記録パルスに分割したり、記録用レーザの記録波形を階
段状に変化させる等の対策が採られる。
内では、変調回路207から送られてきた記録信号に応
じて、上述のような記録波形を作成し、この記録波形を
持つ駆動信号を、半導体レーザ駆動回路205に送って
いる。
ク間の信号の流れをまとめておく。 1)記録すべき生信号の情報記録再生装置への入力 情報記録再生装置内の情報記憶媒体(光ディスク)20
1に対する情報の記録処理と再生処理に関連する部分を
まとめた情報記録再生部(物理系ブロック)内の構成を
例示している。PC(パーソナルコンピュータ)やEW
S(エンジニアリングワークステーション)などのホス
トコンピュータから送られて来た記録信号dはデータI
/Oインターフェイス222を経由して情報記録再生部
(物理系ブロック)101内に入力される。
処理 データI/Oインターフェイス222では記録信号dを
時系列的に2048バイト毎に分割し、データID51
0などを付加した後、スクランブル処理を行う。その結
果得られた信号はECCエンコーダ208に送られる。
ンブルを掛けた後の信号を16組集めて「172バイト
×192列」のブロックを作った後、内符号PI(内部
パリティコード)と外符号PO(外部パリティコード)
の付加を行う。 4)インターリーブ処理 ECCエンコーダ208ではその後、外符号POのイン
ターリーブ処理を行う。
理した後の信号を変調後、同期コードを付加する。
波形発生回路206で記録波形が作成され、この記録波
形がレーザ駆動回路205に送られる。
201では「マーク長記録」の方式が採用されているた
め、記録パルスの立ち上がりタイミングと記録パルスの
立ち下がりタイミングが変調後信号の“1”のタイミン
グと一致する。
記録処理。
体(光ディスク)201の記録膜上で集光するレーザ光
の光量が断続的に変化して情報記憶媒体(光ディスク)
201の記録膜上に記録マークが形成される。
リケーション、ファイルシステム、ODDの関係を示
す。
al Disk Drive )3はPCシステム(後述)の情報記録
再生装置140と同一のものを示している。
ケーションソフト(録再アプリ)1の両者のプログラム
は通常はPCシステム中のHDD121内に保存されて
おり、File System 2はパーソナルコンピューターシス
テム110の起動時にメインメモリー112に転送さ
れ、また録画再生アプリケーションソフトプログラム使
用時に録画再生アプリケーションソフト(録再アプリ)
1のプログラムがメインメモリー112上に転送され
る。またコンピューターシステムにおいて情報処理や情
報の記録再生をおこなう担当部門は、録画再生アプリケ
ーションソフト(以後、録再アプリと略する)1レイヤ
ー、ファイルシステム(File System )2レイヤー、オ
プティカルディスクドライブ(Optical Disk Drive ;O
DD)3レイヤーと、制御階層が分割されている。そし
て、それぞれの階層間にはインターフェースとなるコマ
ンドが定義されている。またそれぞれの階層で扱うアド
レスも異なる。つまり録再アプリ1は、AVAddressを取
り扱い、File System2は、AV Addressに基き論理セ
クタ番号(LSN)または論理ブロック番号(LBN)を取り
扱い、ODD3は、論理セクタ番号(BSN)、論理ブロック
番号(LBN)に基き物理セクタ番号(PSN)を扱うように
なっている。
ンピューターシステム構成を示す。 A…一般的なパーソナルコンピューターシステム110
の内部構造説明。
ータ/アドレスライン説明。
ンCPU111はメインメモリ112との間の情報入出
力を直接行うメモリデータライン114と、メインメモ
リ112内に記録されている情報のアドレスを指定する
メモリアドレスライン113を持ち、メインメモリ11
2内にロードされたプログラムに従ってメインCPU1
11の実行処理が進む。更にメインCPU111はI/
Oデータライン146を通して各種コントローラーとの
情報転送を行うと共に、I/Oアドレスライン145の
アドレス指定により情報転送先コントローラーの指定と
転送される情報内容の指定を行っている。
とキーボードコントロール説明。
を行うLCDコントローラー115はメモリデータライ
ン114を介しメインCPU111間の情報交換を行っ
ている。更に高解像度・豊富な表現色を実現するためC
RTディスプレー116専用のメモリとしてビデオRA
M117を備えている。LCDコントローラー115は
メモリデータライン114を経由してメインメモリ11
2から直接情報を入力し、CRTディスプレー116に
表示する事も出来る。
情報はキーボードコントローラー118で変換されてI
/Oデータライン146を経由してメインCPU111
に入力される。
御系統説明。
されたHDD121やCD−ROMドライブ・DVD−
ROMドライブなどの光学式の情報再生装置122には
IDEインターフェースが使われる場合が多い。HDD
121や情報再生装置122からの再生情報、またはH
DD121への記録情報はIDEコントローラー120
を経由してI/Oデータライン146に転送される。
用いた場合にはパーソナルコンピューターシステム11
0起動時にメインCPU111がHDD121にアクセ
スし、必要な情報がメインメモリ112に転送される。 A−4…外部とのシリアル/パラレルインターフェース
説明。
の外部機器との情報転送にはシリアルラインとパラレル
ラインがそれぞれ用意されている。
を制御するパラレルI/Fコントローラー123は例え
ばネットワークを介さずに直接プリンター124やスキ
ャナー125を駆動する場合に使われる。スキャナー1
25から転送される情報はパラレルI/Fコントローラ
ー123を経由してI/Oデータライン146に転送さ
れる。またI/Oデータライン146上で転送される情
報はパラレルI/Fコントローラー123を経由してプ
リンター124へ転送される。
れているビデオRAM117内の情報やメインメモリ1
12内の特定情報をプリントアウトする場合、これらの
情報をメインCPU111を介してI/Oデータライン
146に転送した後、パラレルI/Fコントローラー1
23でプロトコル変換してプリンター124に出力され
る。
I/Oデータライン146で転送された情報がシリアル
I/Fコントローラー130でプロトコル変換され、例
えばRS−232C信号eとして出力される。
は機能拡張用に各種のバスラインを持っている。デスク
トップのパーソナルコンピューターではバスラインとし
てPCIバス133とEISAバス126を持っている
場合が多い。各バスラインはPCIバスコントローラー
143またはEISAバスコントローラー144を介し
てI/Oデータライン146とI/Oアドレスライン1
45に接続されている。バスラインに接続される各種ボ
ードはEISAバス126専用ボードとPCIバス13
3専用ボードに分かれている。比較的PCIバス133
の方が高速転送に向くため図ではPCIバス133に接
続しているボードの数が多くなっているが、それに限ら
ずEISAバス126専用ボードを使用すれば例えばL
ANボード139やSCSIボード138をEISAバ
ス126に接続する事も可能である。
略機能説明。
ク128から入力された音声信号はサウンドブラスター
ボード127によりデジタル情報に変換され、EISA
バス126、I/Oデータライン146を経由してメイ
ンメモリ112やHDD121、情報記録再生装置14
0に入力され、加工される。また音楽や音声を聞きたい
場合にはHDD121、141や情報再生装置122、
情報記録再生装置140内に記録されているファイル名
をユーザーが指定する事によりデジタル音源信号がI/
Oデータライン146、EISAバス126を経由して
サウンドブラスターボード127に転送され、アナログ
信号に変換された後、スピーカー129から出力され
る。
速で実行したい場合、その処理専用のDSP137ボー
ドをバスラインに接続する事が出来る。
置との間の情報入出力にはSCSIインターフェースを
利用する場合が多い。情報バックアップ用MT(磁気テ
ープ)142、外部据置き型HDD141、情報記録再
生装置140等の外部記憶装置との間で入出力されるS
CSIフォーマット情報をPCIバス133またはEI
SAバス126に転送するためのプロトコル変換や転送
情報フォーマット変換をSCSIボード138内で実行
している。
画、動画像などマルチメディア情報は情報圧縮してHD
D121、141や情報記録再生装置140(情報再生
装置122)に記録される。HDD121、141や情
報記録再生装置140、情報再生装置122に記録され
ている情報を伸長してCRTディスプレー116に表示
したり、スピーカー129を駆動する。またマイク12
8から入力された音声信号などを情報圧縮してHDD1
21、141や情報記録再生装置140に記録する。
ドが受け持っている。音楽・音声信号の圧縮・伸長を音
声符号化・復号化ボード136で行い、動画像(ビデオ
映像)の圧縮・伸長をMPEGボード134で行い、静
止画像の圧縮・伸長をJPEGボード135で行ってい
る。
トワークとの接続説明。
続説明。
い場合には、モデム131を用いる。すなわち希望の相
手先へ電話接続するには図示して無いがNCU(Networ
k Control Unit)が電話回線fを介して電話交換機に相
手先電話番号を伝達する。電話回線が接続されると、シ
リアルI/Fコントローラー130がI/Oデータライ
ン146上の情報に対して転送情報フォーマット変換と
プロトコル変換を行い、その結果得られるデジタル信号
のRS−232C信号をモデム131でアナログ信号に
変換して電話回線fに転送される。
ワーク接続説明。
情報を外部装置(図示して無い)へ転送する場合にはI
EEE1394インターフェースが適している。
送り切れないと画像の動きがギクシャクしたり、音声が
途切れたりする。その問題を解決するためIEEE13
94では125μs毎にデータ転送が完了する isochro
nous 転送方式を採用している。IEEE1394では
この isochronous 転送と通常の非同期転送の混在も許
しているが、1サイクルの非同期転送時間は最大63.
5μsと上限が決められている。この非同期転送時間が
長過ぎると isochronous 転送を保証できなくなるため
である。IEEE1394ではSCSIのコマンド(命
令セット)をそのまま使用する事が出来る。
し、isochronous 転送用の情報フォーマット変換やプロ
トコル変換、ノード設定のようなトポロジーの自動設定
などの処理をIEEE1394I/Fボード132が行
っている。
テム110内で持っている情報をIEEE1394信号
gとして外部に転送するだけで無く、同様に外部から送
られて来るIEEE1394信号gを変換してPCIバ
ス133に転送する働きもIEEE1394I/Fボー
ド132は持っている。
説明。
カルエリア情報通信には図示して無いがLANケーブル
を媒体としてLAN信号hの入出力を行っている。
CP/IP、NetBEUIなどが存在し、各種プロト
コルに応じて独自のデータパケット構造(情報フォーマ
ット構造)を持つ。PCIバス133上で転送される情
報に対する情報フォーマット変換や各種プロトコルに応
じた外部との通信手続き処理などをLANボード139
が行う。
定ファイル情報をLAN信号hに変換して外部のパーソ
ナルコンピューターやEWS、あるいはネットワークサ
ーバー(図示して無い)に転送する場合の手続きと情報
転送経路について説明する。IDEコントローラー12
0の制御によりHDD121内に記録されているファイ
ルディレクトリーを出力させ、その結果のファイルリス
トをメインCPU111がメインメモリ112に記録す
ると共に、CRTディスプレー116に表示させる。ユ
ーザーが転送したいファイル名をキーボード119入力
するとその内容がキーボードコントローラー118を介
してメインCPU111に認識される。メインCPU1
11がIDEコントローラー120に転送するファイル
名を通知すると、HDDが内部の情報記録場所を判定し
てアクセスし、再生情報がIDEコントローラー120
を経由してI/Oデータライン146に転送される。I
/Oデータライン146からPCIバスコントローラー
143にファイル情報が入力された後、PCIバス13
3を経由してLANボード139へ転送される。LAN
ボード139では一連の通信手続きにより転送先とセッ
ションを張った後、PCIバス133からファイル情報
を入力し、伝送するプロトコルに従ったデータパケット
構造に変換後LAN信号hとして外部へ転送する。
(光ディスク装置)からの情報転送説明。
送経路説明。
専用光ディスク装置である情報再生装置122やDVD
−RAM、PD、MOなどの記録再生可能な光ディスク
である情報記録再生装置140をパーソナルコンピュー
ターシステム110内に組み込んで使用する場合、標準
的なインターフェースとして“IDE”“SCSI”
“IEEE1394”などが存在する。
3やEISAバスコントローラー144は内部にDMA
を持っている。DMAの制御によりメインCPU111
を介在させる事無く各ブロック間で直接情報を転送する
事が出来る。
PEGボード134に転送する場合メインCPU111
からの処理はPCIバスコントローラー143へ転送命
令を与えるだけで、情報転送管理はPCIバスコントロ
ーラー内のDMAに任せる。その結果、実際の情報転送
時にはメインCPUは情報転送処理に悩殺される事無く
並列して他の処理を実行できる。
いる情報をHDD141へ転送する場合もメインCPU
111はPCIバスコントローラー143またはIDE
コントローラー120へ転送命令を出すだけで、後の転
送処理管理をPCIバスコントローラー143内のDM
AまたはIDEコントローラー120内のDMAに任せ
ている。
明。
装置122に関する情報転送処理には上述したようにP
CIバスコントローラー143内のDMA、EISAバ
スコントローラー144内のDMAまたはIDEコント
ローラー120内のDMAが管理を行っているが、実際
の転送処理自体は情報記録再生装置140もしくは情報
再生装置122が持つ認証( authentication )機能部
が実際の転送処理を実行している。
RなどのDVDシステムではビデオ、オーディオのビッ
トストリームは MPEG2 Program stream フォーマ
ットで記録されており、オーディオストリーム、ビデオ
ストリーム、サブピクチャーストリーム、プライベート
ストリームなどが混在して記録されている。情報記録再
生装置140は情報の再生時にプログラムストリーム
( Program stream )からオーディオストリーム、ビデ
オストリーム、サブピクチャーストリーム、プライベー
トストリームなどを分離抽出し、メインCPU111を
介在させる事無くPCIバス133を介して直接音声符
号化復号化ボード136、MPEGボード134あるい
はJPEGボード135に転送する。
されるプログラムストリーム( Program stream )を各
種のストリーム情報に分離抽出し、個々のストリーム情
報をI/Oデータライン146、PCIバス133を経
由して直接(メインCPU111を介在させる事無く)
音声符号化復号化ボード136、MPEGボード134
あるいはJPEGボード135に転送する。
22と同様音声符号化復号化ボード136、MPEGボ
ード134あるいはJPEGボード135自体にも内部
に認証( authentication )機能を持っている。情報転
送に先立ち、PCIバス133(およびI/Oデータラ
イン146)を介して情報記録再生装置140や情報再
生装置122と音声符号化復号化ボード136、MPE
Gボード134、JPEGボード135間で互いに認証
し合う。相互認証が完了すると情報記録再生装置140
や情報再生装置122で再生されたビデオストリーム情
報はMPEGボード134だけに情報転送する。同様に
オーディオストリーム情報は音声符号化復号化ボード1
36のみに転送される。また静止画ストリームはJPE
Gボード135へ、プライベートストリームやテキスト
情報はメインCPU111へ送られる。
当たり、情報記憶媒体としてDVD−RAMディスクを
使用し、File System としてUDFを利用した場合の実
施例説明を行う。
としたDVD−RAMディスクについての説明を行う。
記録内容のレイアウトを説明する図である。
a 607 は光反射面が凹凸形状をしたエンボスドデータ領
域( Embossed data Zone) 611 、表面が平坦(鏡面)
なミラーゾーン( Mirror Zone) 612 および書替可能
なリライタブルデータゾーン( Rewritable data Zon
e) 613 で構成される。Embossed data Zone 611 は図
9のように基準信号を表すリファレンス信号ゾーン( R
eference signal Zone)653 および 制御データゾーン
(Control data Zone) 655 を含み、Mirror Zone 612
は Connection Zone 657 を含む。
テストゾーン(Disk test Zone )658 と、ドライブテ
ストゾーン(Drive test Zone)660 と、ディスクID
(識別子)が示された Disc identification Zone 662
と、欠陥管理エリアDMA1およびDMA2 663 を含
んでいる。
は、図10に示すように欠陥管理エリアDMA3および
DMA4 691 と、ディスクID(識別子)が示された
ディスク識別ゾーン( Disc identification Zone) 69
2 、Drive test Zone 694 と Disk test Zone 695 を含
む書替可能な Rewritable data Zone 645で構成され
る。
との間の Data Area 608 は24個の年輪状の Zone 00
620 〜 Zone 23 643 に分割されている。各ゾーン( Zo
ne)は一定の回転速度を持っているが、異なるゾーン間
では回転速度が異なる。また、各ゾーンを構成するセク
タ数も、ゾーン毎に異なる。具体的には、ディスク内周
側の Zone 00 620 等 は回転速度が早く構成セクタ数は
少ない。一方、ディスク外周側の Zone 23 643 等 は回
転速度が遅く構成セクタ数が多い。このようなレイアウ
トによって、各ゾーン内ではCAVのような高速アクセ
ス性を実現し、ゾーン全体でみればCLVのような高密
度記録性を実現している。
Lead-in Area 607 と Lead-out Area 609 の詳細を説
明する図である。
Zone 655 には、適用されるDVD規格のタイプ(DV
D−ROM・DVD−RAM・DVD−R等)およびパ
ートバージョンを示すブックタイプ・アンド・パートバ
ージョン( Book type and Part version) 671 と、デ
ィスクサイズおよび最小読出レートを示すディスクサイ
ズ・アンド・ミニマムリードアウトレート( Disc size
and minimum read-out rate)672 と、1層ROMディ
スク、1層RAMディスク、2層ROMディスク等のデ
ィスク構造を示すディスク構成( Disc structure )67
3 と、記録密度を示す レコーディングデンティシー(R
ecording density) 674 と、データが記録されている
位置を示すデータロケーション( Data Area allocatio
n )675と、情報記憶媒体の内周側に情報記憶媒体個々
の製造番号などが書き換え不可能な形で記録された BCA
( Burst Cutting Area )descriptor 676 と、記録時
の露光量指定のための線速度条件を示す Velocity 677
と、再生時の情報記憶媒体への露光量を表す リードパ
ワー(Read power) 678 、記録時に記録マーク形成の
ために情報記憶媒体に与える最大露光量を表すピークパ
ワー( Peak power)679 と 、消去時に情報記憶媒体に
与える最大露光量を表すバイアスパワー( Bias powe
r) 680 と、媒体の製造に関する情報 682 が記録され
ている。
Zone 655 には、記録開始・記録終了位置を示す物理セ
クタ番号などの情報記憶媒体全体に関する情報と、記録
パワー、記録パルス幅、消去パワー、再生パワー、記録
・消去時の線速などの情報と、記録・再生・消去特性に
関する情報と、個々のディスクの製造番号など情報記憶
媒体の製造に関する情報等が事前に記録されている。
609 の Rewritable data Zone 613、645 には、各々の
媒体ごとの固有ディスク名記録領域( Disc identifica
tionZone 662 、692 )と、試し記録領域(記録消去条
件の確認用である Drive test Zone 660 、694 と Disk
test Zone 659 、695 )と、データエリア内の欠陥領
域に関する管理情報記録領域(ディフェクトマネジメン
トエリア; DMA1&DMA2 663 、 DMA3&D
MA4 691)が設けられている。これらの領域を利用す
ることで、個々のディスクに対して最適な記録が可能と
なる。
Area 608 内の詳細を説明する図である。
ープ( Group )が割り当てられ、各グループはデータ
記録に使用する User Area 723 と交替処理に使用する
Spare Area 724のペアを含んでいる。また User Area 7
23 と Spare Area 724 のペアは各ゾーン毎にガード領
域( Guard Area) 771 、772 で分離されている。更に
各グループの User Area 723 およびスペア領域( Spar
e Area)724 は同じ回転速度のゾーンに収まっており、
グループ番号の小さい方が高速回転ゾーンに属し、グル
ープ番号の大きい方が低速回転ゾーンに属する。低速回
転ゾーンのグループは高速回転ゾーンのグループよりも
セクタ数が多いが、低速回転ゾーンはディスクの回転半
径が大きいので、ディスク10上での物理的な記録密度
はゾーン全体(グループ全て)に渡りほぼ均一になる。
クタ番号の小さい方(つまりディスク上で内周側)に配
置され、Spare Area 724 はセクタ番号の大きい方(デ
ィスク上で外周側)に配置される。
ィスク上に記録される情報の記録信号構造とその記録信
号構造の作成方法について説明する。なお、媒体上に記
録される情報の内容そのものは「情報」と呼び、同一内
容の情報に対しスクランブルしたり変調したりしたあと
の構造や表現、つまり信号形態が変換された後の“1”
〜“0”の状態のつながりは「信号」と表現して、両者
を適宜区別することにする。
るセクタ内部の構造を説明する図である。図12の1セ
クタ 501a は図10のセクタ番号の1つに対応し、図1
3に示すように2048バイトのサイズを持つ。各セク
タは図示していないが情報記憶媒体( DVD−RAM
ディスク )の記録面上にエンボスなどの凹凸構造で事
前に記録されたヘッダ573、574を先頭に、同期コ
ード575、576と変調後の信号577、578を交
互に含んでいる。
CCブロック処理方法について説明する。
る情報の記録単位( Error Correction Code のECC
単位)を説明する図である。
(ハードディスクHDDや光磁気ディスクMOなど)の
ファイルシステムで多く使われるFAT( File Alloca
tionTable )では256バイトまたは512バイトを最
小単位として情報記憶媒体へ情報が記録される。
M、DVD−RAMなどの情報記憶媒体ではファイルシ
ステムとしてUDF( Universal Disk Format ;詳細
は後述)を用いており、ここでは2048バイトを最小
単位として情報記憶媒体へ情報が記録される。この最小
単位をセクタと呼ぶ。つまりUDFを用いた情報記憶媒
体に対しては、図13に示すようにセクタ501毎に2
048バイトずつの情報を記録して行く。
リッジを使わず裸ディスクで取り扱うため、ユーザサイ
ドで情報記憶媒体表面に傷が付いたり表面にゴミが付着
し易い。情報記憶媒体表面に付いたゴミや傷の影響で特
定のセクタ(たとえば図13のセクタ501c)が再生
不可能(もしくは記録不能)な場合が発生する。
ラー訂正方式(積符号を利用したECC)が採用されて
いる。具体的には16個ずつのセクタ(図13ではセク
タ501aからセクタ501pまでの16個のセクタ)
で1個のECC( Error Correction Code )ブロック
502を構成し、その中で強力なエラー訂正機能を持た
せている。その結果、たとえばセクタ501cが再生不
可能といったような、ECCブロック502内のエラー
が生じても、エラー訂正され、ECCブロック502の
すべての情報を正しく再生することが可能となる。
ーンとグループ(図11参照)との関係を説明する図で
ある。
643 はDVD−RAMディスクの記録面上に物理的に
配置されるもので、図8の物理セクタ番号604の欄と
図14に記述してあるように Data Area 608 内の User
Area 00 705 の最初の物理セクタの物理セクタ番号
(開始物理セクタ番号701)は031000h(h:
16進数表示の意味)に設定されている。更に物理セク
タ番号は外周側704に行くに従って増加し、User Are
a 00 705、01 709、23 707、Spare Area 00 708、01 70
9、23 710、Guard Area 711、712、713 のいかんに関わ
らず連続した番号が付与されている。従って Zone 620
〜 643 をまたがって物理セクタ番号には連続性が保た
れている。
と Spare Area 708、709、710 のペアで構成される各 G
roup 714、715、716 の間にはそれぞれ Guard Area 71
1、712、713 が挿入配置されている。そのため各 Group
714、715、716 をまたがった物理セクタ番号には図1
1のように不連続性を有する。
クが、情報記録再生部(物理系ブロック)を有した情報
記録再生装置で使用された場合には、光学ヘッド202
が Guard Area 711、712、713 通過中にDVD−RAM
ディスクの回転速度を切り替える処理を行なうことがで
きる。例えば光ヘッド202が Group 00 705 から Gro
up 01 715 にシークし、Guard Area 711 を通過中にD
VD−RAMディスクの回転速度が切り替えられる。
理セクタ番号の設定方法を説明した図である。論理セク
タの最小単位は物理セクタの最小単位と一致し、204
8バイト単位になっている。各論理セクタは以下の規則
に従い、対応した物理セクタ位置に割り当てられる。
a 711、712、713 がDVD−RAMディスクの記録面上
に設けられているため各 Group 714、715、716 をまた
がった物理セクタ番号には不連続性が生じるが、論理セ
クタ番号は各 Group 00 714、01 715 、23 716 をまた
がった位置で連続につながるような設定方法を取ってい
る。この Group 00 714 、01 715 〜 23 716 の並び
は、グループ番号の小さい方(物理セクタ番号の小さい
方)がDVD−RAMディスクの内周側( Lead-in Are
a 607 側)に配置され、グループ番号の大きい方(物理
セクタ番号の大きい方)がDVD−RAMディスクの外
周側( Lead-out Area 609 側)に配置される。
の記録面上に全く欠陥がない場合には、各論理セクタは
図14の User Area 00 705 〜 23 707 内の全物理セク
タに1対1に割り当てられ、物理セクタ番号が0310
00hである開始物理セクタ番号701位置でのセクタ
の論理セクタ番号は0hに設定される(図11の各 Gro
up 内最初のセクタの論理セクタ番号774の欄を参
照)。
には Spare Area 00 708 〜 23 710内の各セクタに対し
ては論理セクタ番号は事前には設定されていない。
記録面上の事前の欠陥位置検出処理である サーティフ
ァイ(Certify) 処理時や再生時、あるいは記録時に U
ser Area 00 705 〜 23 707内に欠陥セクタを発見した
場合には、交替処理の結果、代替え処理を行ったセクタ
数だけ Spare Area 00 708 〜 23 710 内の対応セクタ
に対して論理セクタ番号が設定される。
る方法を幾つか説明する。その前に、欠陥処理に必要な
欠陥管理エリア(図9または図10のディフェクトマネ
ジメントエリア(DMA1〜DMA4 663、691 )およ
びその関連事項について説明しておく。 [欠陥管理エリア]欠陥管理エリア(DMA1〜DMA
4 663、691 )はデータエリアの構成および欠陥管理の
情報を含むものデータとえば32セクタで構成される。
2つの欠陥管理エリア(DMA1、DMA2 663 )は
DVD―RAMディスクの Lead-inArea 607 内に配置
され、他の2つの欠陥管理エリア(DMA3、DMA4
691)はDVD−RAMディスクの Lead-out Area 609
内に配置される。各欠陥管理エリア(DMA1〜DM
A4 663、691 )の後には、適宜予備のセクタ(スペア
セクタ)が付加されている。
63、691 )は、2つのブロックに分かれている。各欠陥
管理エリア(DMA1〜DMA4 663、691 )の最初の
ブロックには、DVD―RAMディスクの定義情報構造
(DDS; Disc DefinitionStructure)および一次欠陥
リスト(PDL; Primary Defect List)が含まれる。
各欠陥管理エリア(DMA1〜DMA4 663、691 )の
2番目のブロックには、二次欠陥リスト(SDL; Seco
ndary Defect List)が含まれる。4つの欠陥管理エリ
ア(DMA1〜DMA4 663、691 )の4つの一次欠陥
リスト(PDL)は同一内容となっており、それらの4
つの二次欠陥リスト(SDL)も同一内容となってい
る。
4 663、691 )の4つの定義情報構造(DDS)は基本
的には同一内容であるが、4つの欠陥管理エリアそれぞ
れのPDLおよびSDLに対するポインタについては、
それぞれ個別の内容となっている。
およびPDLを含む最初のブロックを意味する。また、
SDLブロックは、SDLを含む2番目のブロックを意
味する。
の各欠陥管理エリア(DMA1〜DMA4 663、691 )
の内容は、以下のようになっている: (1)各DDS/PDLブロックの最初のセクタはDD
Sを含む; (2)各DDS/PDLブロックの2番目のセクタはP
DLを含む; (3)各SDLブロックの最初のセクタはSDLを含
む。
トSDLのブロック長は、それぞれのエントリ数によっ
て決定される。各欠陥管理エリア(DMA1〜DMA4
663、691 )の未使用セクタはデータ0FFhで書き潰
される。また、全ての予備セクタは00hで書き潰され
る。 [ディスク定義情報]定義情報構造DDSは、1セクタ
分の長さのテーブルからなる。このDDSはディスク1
0の初期化方法と、PDLおよびSDLそれぞれの開始
アドレスを規定する内容を持つ。DDSは、ディスク1
0の初期化終了時に、各欠陥管理エリア(DMA)の最
初のセクタに記録される。 [スペアセクタ]各 Data Area 608 内の欠陥セクタ
は、所定の欠陥管理方法(後述する検証、スリッピング
交替、スキッピング交替、リニア交替)により、正常セ
クタに置換(交替)される。この交替のためのスペアセ
クタの位置は、図14に示した Spare Area 00 708 〜
23 710 の各グループのスペアエリアに含まれる。また
この各 Spare Area 内のでの物理セクタ番号は図11の
Spare Area 724 の欄に記載されている。
できるようになっているが、この初期化は検証の有無に
拘わらず実行可能となっている。
lipping Replacement Algorithm )、スキッピング交替
処理( Skipping Replacement Algorithm )あるいはリ
ニア交替処理( Linear Replacement Algorithm )によ
り処理される。これらの処理( Algorithm )により前
記PDLおよびSDLにリストされるエントリ数の合計
は、所定数、たとえば4092以下とされる。 [初期化・ Certify ]DVD−RAMディスクの Data
Area 608 にユーザー情報を記録する前に初期化処理を
行い、 Data Area 608 内の全セクタの欠陥状況の検査
( Certify )を行なう場合が多い。初期化段階で発見
された欠陥セクタは特定され、連続した欠陥セクタ数に
応じてスリッピング交替処理あるいはリニア交替処理に
より User Area 723 内の欠陥セクタは Spare Area 724
内の予備セクタで補間される。Certify の実行中にD
VD−RAMディスクのゾーン内スペアセクタを使い切
ってしまったときは、そのDVD−RAMディスクは不
良と判定し、以後そのDVD−RAMディスクは使用し
ないものとする。
は、4つのDDSセクタに記録される。一次欠陥リスト
PDLおよび二次欠陥リストSDLは、4つの欠陥管理
エリア(DMA1〜DMA4 663、691 )に記録され
る。最初の初期化では、SDL内のアップデートカウン
タは00hにセットされ、全ての予約ブロックは00h
で書き潰される。
タ記憶用に用いるときは上記初期化・ Certify が行わ
れるが、ビデオ録画用に用いられるときは、上記初期化
・ Certify を行うことなく、いきなりビデオ録画する
こともあり得る。
608 内でのスリッピング交替処理( Slipping Replace
ment Algorithm )を説明する図である。
クにまだ何もユーザー情報が記録されて無い時)、ある
いは最初にユーザー情報を記録する場合(既に記録され
ている場所上に重ね書き記録するのでは無く、未記録領
域に最初に情報を記録する場合)には欠陥処理方法とし
てこのスリッピング交替処理が適用される。
とえばm個の欠陥セクタ731)は、その欠陥セクタの
後に続く最初の正常セクタ(ユーザエリア723b)に
交替(あるいは置換)使用される(交替処理734)。
これにより、該当グループの末端に向かってmセクタ分
のスリッピング(論理セクタ番号後方シフト)が生じ
る。同様に、その後にn個の欠陥セクタ732が発見さ
れれば、その欠陥セクタはその後に続く正常セクタ(ユ
ーザエリア723c)と交替使用され、同じく論理セク
タ番号の設定位置が後方にシフトする。その交代処理の
結果 Spare Area724 内の最初から m+nセクタ分 737
に論理セクタ番号が設定され、ユーザー情報記録可能
領域になる。その結果、Spare Area 724 内の不使用領
域726はm+nセクタ分減少する。
リスト(PDL)に書き込まれ、欠陥セクタはユーザ情
報の記録を禁止される。もし Certify 中に欠陥セクタ
が発見されないときは、PDLには何も書き込まない。
同様にもしも Spare Area 724 内の記録使用領域743
内にも欠陥セクタが発見された場合には、そのスペアセ
クタのアドレスもPDLに書き込まれる。
セクタのない User Area 723a 〜 723c と Spare Area
724 内の記録使用領域743がそのグループの情報記録
使用部分(論理セクタ番号設定領域735)となり、こ
の部分に連続した論理セクタ番号が割り当てられる。
内での他の交替処理であるスキッピング交替処理( Ski
pping Replacement Algorithm )を説明する図である。
情報など途切れる事無く連続的(シームレス)にユーザ
ー情報を記録する必要がある場合の欠陥処理に適した処
理方法である。このスキッピング交替処理は、16セク
タ単位、すなわちECCブロック単位(1セクタが2k
バイトなので32kバイト単位)で実行される。
れる User Area 732a の後に1個の欠陥ECCブロック
741が発見されれば、この欠陥ECCブロック741
に記録予定だったデータは、直後の正常な User Area 7
23b のECCブロックに代わりに記録される(交替処理
744)。同様にk個の連続した欠陥ECCブロック7
42が発見されれば、これらの欠陥ブロック742に記
録する予定だったデータは、直後の正常な User Area 7
23c のk個のECCブロックに代わりに記録される。
で1+k個の欠陥ECCブロックが発見された時は、
(1+k)ECCブロック分が Spare Area 724 の領域
内にずれ込み、 Spare Area 724 内の情報記録に使用す
る延長領域743がユーザー情報記録可能領域となり、
ここに論理セクタ番号が設定される。その結果 Spare A
rea 724 の不使用領域726は(1+k)ECCブロッ
ク分減少し、残りの不使用領域746は小さくなる。
のない User Area 723a 〜 723c と情報記録に使用する
延長領域743がそのグループ内での情報記録使用部分
(論理セクタ番号設定領域)となる。この時の論理セク
タ番号の設定方法として、欠陥ECCブロックのない U
ser Area 723a 〜 723c は初期設定(上記交代処理前
の)時に事前に割り振られた論理セクタ番号のまま不変
に保たれる所に大きな特徴がある。
各物理セクタに対して初期設定時に事前に割り振られた
論理セクタ番号がそのまま情報記録に使用する延長領域
743内の最初の物理セクタに移動して設定される。ま
たk個連続欠陥ECCブロック742内の各物理セクタ
に対して初期設定時に割り振られた論理セクタ番号がそ
のまま平行移動して、情報記録に使用する延長領域74
3内の該当する各物理セクタに設定される。
−RAMディスクが事前に Certifyされていなくても、
ユーザー情報記録中に発見された欠陥セクタに対して即
座に交替処理を実行出来る。
でのさらに他の交替処理であるリニア交替処理( Linea
r Replacement Algorithm )を説明する図である。
なわちECCブロック単位(32kバイト単位)で実行
される。リニア交替処理では、欠陥ECCブロック75
1が該当グループ内で最初に使用可能な正常スペアブロ
ック( Spare Area 724 内の最初の交代記録箇所75
3)と交替(置換)される(交替処理758)。この交
代処理の場合、欠陥ECCブロック751上に記録する
予定だったユーザー情報はそのまま Spare Area 724 内
の交代記録箇所753上に記録されると共に、論理セク
タ番号設定位置もそのまま交代記録箇所753上に移さ
れる。同様にk個の連続欠陥ECCブロック752に対
しても記録予定だったユーザー情報と論理セクタ番号設
定位置が Spare Area 724 内の交代記録箇所754に移
る。
場合には欠陥ブロックのアドレスおよびその最終交替
(置換)ブロックのアドレスは、SDLに書き込まれ
る。SDL(二次欠陥リスト)アップされた交替ブロッ
クが、後に欠陥ブロックであると判明したときは、ダイ
レクトポインタ法を用いてSDLに登録を行なう。この
ダイレクトポインタ法では、交替ブロックのアドレスを
欠陥ブロックのものから新しいものへ変更することによ
って、交替された欠陥ブロックが登録されているSDL
のエントリが修正される。上記二次欠陥リストSDLを
更新するときは、SDL内の更新カウンタを1つインク
リメントする。
タ書込を行うときは、一次欠陥リスト(PDL)にリス
トされた欠陥セクタはスキップされる。そして、前述し
たスリッピング交替処理にしたがって、欠陥セクタに書
き込もうとするデータは次に来るデータセクタに書き込
まれる。もし書込対象ブロックが二次欠陥リスト(SD
L)にリストされておれば、そのブロックへ書き込もう
とするデータは、前述したリニア交替処理またはスキッ
ピング交替処理にしたがって、SDLにより指示される
スペアブロックに書き込まれる。
は、パーソナルコンピュータファイルの記録時にはリニ
ア交替処理が利用され、AVファイルの記録時にはスキ
ッピング交替処理が利用される。 [一次欠陥リスト;PDL]一次欠陥リスト(PDL)
は常にDVD−RAMディスクに記録されるものである
が、その内容が空であることはあり得る。
陥セクタのアドレスを含む。これらのアドレスは、昇順
にリストされる。PDLは必要最小限のセクタ数で記録
するようにする。そして、PDLは最初のセクタの最初
のユーザバイトから開始する。PDLの最終セクタにお
ける全ての未使用バイトは、0FFhにセットされる。
このPDLには、以下のような情報が書き込まれること
になる: バイト位置 PDLの内容 0 00h;PDL識別子 1 01h;PDL識別子 2 PDL内のアドレス数;MSB 3 PDL内のアドレス数;LSB 4 最初の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号;MSB) 5 最初の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号) 6 最初の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号) 7 最初の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号;LSB) … … x−3 最後の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号;MSB) x−2 最後の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号) x−1 最後の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号) x 最後の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号;LSB) *注;第2バイトおよび第3バイトが00hにセットされているときは、第3 バイトはPDLの末尾となる。
ト(PDL)の場合、欠陥セクタのアドレスリストは、
2番目以降の後続セクタの最初のバイトに続くものとな
る。つまり、PDL識別子およびPDLアドレス数は、
最初のセクタにのみ存在する。
バイトは00hにセットされ、第4バイトないし第20
47バイトはFFhにセットされる。
セクタには、FFhが書き込まれる。
ト(SDL)は初期化段階で生成され、Certify の後に
使用される。全てのディスクには、初期化中にSDLが
記録される。
レスおよびこの欠陥ブロックと交替するスペアブロック
のアドレスという形で、複数のエントリを含んでいる。
SDL内の各エントリには、8バイト割り当てられてい
る。つまり、その内の4バイトが欠陥ブロックのアドレ
スに割り当てられ、残りの4バイトが交替ブロックのア
ドレスに割り当てられている。
びその交替ブロックの最初のアドレスを含む。欠陥ブロ
ックのアドレスは、昇順に付される。
れ、このSDLは最初のセクタの最初のユーザデータバ
イトから始まる。SDLの最終セクタにおける全ての未
使用バイトは、0FFhにセットされる。その後の情報
は、4つのSDL各々に記録される。
に欠陥ブロックであると判明したときは、ダイレクトポ
インタ法を用いてSDLに登録を行なう。このダイレク
トポインタ法では、交替ブロックのアドレスを欠陥ブロ
ックのものから新しいものへ変更することによって、交
替された欠陥ブロックが登録されているSDLのエント
リが修正される。その際、SDL内のエントリ数は、劣
化セクタによって変更されることはない。
込まれることになる: バイト位置 SDLの内容 0 (00);SDL識別子 1 (02);SDL識別子 2 (00) 3 (01) 4 更新カウンタ;MSB 5 更新カウンタ 6 更新カウンタ 7 更新カウンタ;LSB 8〜26 予備(00h) 27〜29 ゾーン内スペアセクタを全て使い切ったことを示す フラ グ 30 SDL内のエントリ数;MSB 31 SDL内のエントリ数;LSB 32 最初の欠陥ブロックのアドレス (セクタ番号;MSB) 33 最初の欠陥ブロックのアドレス(セクタ番号) 34 最初の欠陥ブロックのアドレス(セクタ番号) 35 最初の欠陥ブロックのアドレス (セクタ番号;LSB) 36 最初の交替ブロックのアドレス (セクタ番号;MSB) 37 最初の交替ブロックのアドレス(セクタ番号) 38 最初の交替ブロックのアドレス(セクタ番号) 39 最初の交替ブロックのアドレス (セクタ番号;LSB) … … y−7 最後の欠陥ブロックのアドレス (セクタ番号;MSB) y−6 最後の欠陥ブロックのアドレス(セクタ番号) y−5 最後の欠陥ブロックのアドレス(セクタ番号) y−4 最後の欠陥ブロックのアドレス (セクタ番号;LSB) y−3 最後の交替ブロックのアドレス (セクタ番号;MSB) y−2 最後の交替ブロックのアドレス(セクタ番号) y−1 最後の交替ブロックのアドレス(セクタ番号) y 最後の交替ブロックのアドレス (セクタ番号;LSB) *注;第30〜第31バイト目の各エントリは8バイト長。
ト(SDL)の場合、欠陥ブロックおよび交替ブロック
のアドレスリストは、2番目以降の後続セクタの最初の
バイトに続くものとなる。つまり、上記SDLの内容の
第0バイト目〜第31バイト目は、最初のセクタにのみ
存在する。また、SDLブロック内の未使用セクタに
は、FFhが書き込まれる。
ロック番号の設定動作の一例を説明する。
ディスク)201が装填されると、制御部220はスピ
ンドルモータ204の回転を開始させる。
開始したあと光学ヘッド202のレーザー発光が開始さ
れ、光ヘッド202内の対物レンズのフォーカスサーボ
ループがオンされる。
203を作動させて光ヘッド202を回転中の情報記憶
媒体(光ディスク)201の Lead-in Area 607 に移動
させる。そして光ヘッド202内の対物レンズのトラッ
クサーボループがオンされる。
ヘッド202は情報記憶媒体(光ディスク)201の L
ead-in Area 607 内の Control data Zone 655 の情報
を再生する。この Control data Zone 655 内の Book t
ype and Part version 671を再生することで、現在回転
駆動されている情報記憶媒体(光ディスク)201が記
録可能な媒体(DVD−RAMディスクまたはDVD−
Rディスク)であると確認される。ここでは、媒体10
がDVD−RAMディスクであるとする。
D−RAMディスクであると確認されると、再生対象の
Control data Zone 655 から、再生・記録・消去時の
最適光量(半導体レーザの発光パワーおよび発光期間ま
たはデューティ比等)の情報が再生される。
のDVD−RAMディスク201に欠陥がないものとし
て、物理セクタ番号と論理セクタ番号との変換表を作成
する。
0は情報記憶媒体(光ディスク)201の Lead-in Are
a 607 内の欠陥管理エリアDMA1/DMA2 663 お
よびLead-out Area 609 内の欠陥管理エリアDMA3/
DMA4 691 を再生して、その時点における情報記憶
媒体(光ディスク)201の欠陥分布を調査する。
ディスク)201上の欠陥分布が判ると、制御部220
は、ステップST140で「欠陥がない」として作成さ
れた変換表を、実際の欠陥分布に応じて修正する。具体
的には、欠陥があると判明したセクタそれぞれの部分
で、物理セクタ番号PSNに対応していた論理セクタ番
号LSNがシフトされる。
欠陥処理動作(ドライブ側の処理)の一例を説明する。
最初にたとえば制御部220内のMPUに対して、現在
ドライブに装填されている媒体(たとえばDVD−RA
Mディスク)201に記録する情報の先頭論理ブロック
番号LBNおよび記録情報のファイルサイズを指定す
る。すると、制御部220のMPUは、指定された先頭
論理ブロック番号LBNから,記録する情報の先頭論理
セクタ番号LSNを算出する。こうして算出された先頭
論理セクタ番号LSNおよび指定されたファイルサイズ
から、情報記憶媒体(光ディスク)201への書込論理
セクタ番号が定まる。
Mディスク201の指定アドレスに記録情報ファイルを
書き込むとともに、ディスク201上の欠陥を調査す
る。
れば、記録情報ファイルが所定の論理セクタ番号に異常
なく(つまりエラーが発生せずに)記録されたことにな
り、記録処理が正常に完了する。
ば、所定の交替処理(たとえばリニア交替処理( Linea
r Replacement Algorithm )が実行される。この交替処
理後、新たに検出された欠陥がディスクのLead-in Area
607 のDMA1/DMA2663 および Lead-out Area
609 のDMA3/DMA4 691 に追加登録される。情
報記憶媒体(光ディスク)201へのDMA1/DMA
2 663 およびDMA3/DMA4 691 の追加登録後、
このDMA1/DMA2 663 およびDMA3/DMA
4 691 の登録内容に基づいて、変換表の内容が修正さ
れる。
の一種であるUDFについて説明する。
スクフォーマット( Universal Disk
Format) の略で、主にディスク状情報記憶媒体
における“ファイル管理方法に関する規約”を示す。C
D−ROM、CD−R、CD−RW、DVD-Video、D
VD−ROM、DVD−R、DVD−RAMは“ISO
9660”で規格化されたUDFフォーマットを採用し
ている。
ディレクトリー( Root Directory) を親に持ち、ツリ
ー状にファイルを管理する階層ファイル・システムを前
提としている。ここでは主にDVD−RAM規格( Fil
e System Specifications)に準拠したUDFフォーマ
ットについての説明を行うが、この説明内容の多くの部
分はDVD−ROM規格内容とも一致している。
“ファイルデータ”(File Data )と呼び、ファイルデ
ータ単位で記録を行う。他のファイルデータと識別する
ためファイルデータ毎に独自のファイル名が付加されて
いる。共通な情報内容を持つ複数ファイルデータ毎にグ
ループ化するとファイル管理とファイル検索が容易にな
る。この複数ファイルデータ毎のグループを“ディレク
トリー”( Directory )または“フォルダー”( Fold
er )と呼ぶ。各ディレクトリー(フォルダー)毎に独
自のディレクトリー名(フォルダー名)が付加される。
更にその複数のディレクトリー(フォルダー)を集め
て、その上の階層のグループとして上位のディレクトリ
ー(上位フォルダー)でまとめる事が出来る。ここでは
ファイルデータとディレクトリー(フォルダー)を総称
してファイル(File)と呼ぶ。
タの情報内容そのもの、 *ファイルデータに対応した
ファイル名、*ファイルデータの保存場所(どのディレ
クトリーの下に記録するか)、に関する情報をすべて情
報記憶媒体上に記録する。
する *ディレクトリー名(フォルダー名)、*各ディ
レクトリー(フォルダー)が属している位置(その親と
なる上位ディレクトリー(上位フォルダー)の位置)、
に関する情報もすべて情報記憶媒体上に記録されてい
る。
録形式 情報記憶媒体上の全記録領域は2048Bytesを最
小単位とする論理セクタに分割され、全論理セクタには
論理セクタ番号が連番で付けられている。情報記憶媒体
上に情報を記録する場合にはこの論理セクタ単位で情報
が記録される。情報記憶媒体上での記録位置はこの情報
を記録した論理セクタの論理セクタ番号で管理される。
成(File Structure) 486 と ファイルデータ(File D
ata) 487 に関する情報が記録されている論理セクタは
特に“論理ブロック”とも呼ばれ、論理セクタ番号(L
SN)に連動して論理ブロック番号(LBN)が設定さ
れている。(論理ブロックの長さは論理セクタと同様2
048Bytesになっている。) [A−2−3]階層ファイル・システムを簡素化した一
例 階層ファイル・システムを簡素化した一例を図19
(a)に示す。UNIX、MacOS、MS−DOS、
Windows等ほとんどのOSのファイル管理システ
ムが図19(a)に示したようなツリー状の階層構造を
持つ。
DDが複数のパーティションに区切られている場合には
各パーティション単位を示す)毎にその全体の親となる
1個のルートディレクトリー( Root Directory )401
が存在し、その下に サブディレクトリー(SubDirector
y )402 が属している。この SubDirectory 402 の中に
File Data 403 が存在している。
401 の直接下に File Data 403 が存在したり、複数の
SubDirectory 402 が直列につながった複雑な階層構造
を持つ場合もある。
理情報の記録内容 ファイル管理情報は上述した論理ブロック単位で記録さ
れる。各論理ブロック内に記録される内容は主に *ファイルに関する情報を示す記述文 FID( ファイ
ル識別記述子;File Identifier Descriptor )…ファイ
ルの種類やファイル名( Root Directory 名、SubDirec
tory名、File Data 名など)を記述している。
データ内容や、Directory の中味の記録場所を示す記述
文(つまり該当ファイルに対応した以下に説明する F
E)の記録位置も記述されている。
FE(ファイルエントリー; FileEntry )…File Data
のデータ内容や、Directory( SubDirectory など)の
中味に関する情報が記録されている情報記憶媒体上の位
置(論理ブロック番号)などを記述している。
の抜粋を図24(後述する)に示した。またその詳細の
説明は“[B−4]File Identifier Descriptor”で行
う。File Entry の記述内容の抜粋は図23(後述す
る)に示し、その詳細な説明は“[B−3]File Entr
y”で行う。
述文は、図20に示す ロングアロケーションディスク
リプター(Long Allocation Descriptor )と図21に
示す ショートアロケーションディスクリプター(Short
Allocation Descriptor) を使っている。それぞれの
詳細説明は“[B−1−2]Long Allocation Descript
or”と“[B−1−3]Short Allocation Descripto
r”で行う。
ム構造の情報を情報記憶媒体に記録した時の記録内容を
図19(b)に示す。図19(b)の記録内容は以下の
通りとなる。 ・論理ブロック番号“1”の論理ブロックに Root Dire
ctory 401 の中味が示されている。
401 の中には Sub Directory 402 のみが入っているの
で、Root Directory 401 の中味として Sub Directory
402 に関する情報が File Identifier Descriptor 文
404で記載している。また図示して無いが同一論理ブ
ロック内に Root Directory 401 自身の情報も File Id
entifier Descriptor 文で並記してある。
ifier Descriptor 文 404 中に Sub Directory 402
の中味が何処に記録されているかを示す File Entry 文
405 の記録位置(図19(b)の例では2番目の論
理ブロック)が Long Allocation Descriptor 文で記載
( LAD(2) )されている。 ・論理ブロック番号“2”の論理ブロックに Sub Direc
tory 402 の中味が記録されている位置を示す File Ent
ry 文 405 が記録されている。
02 の中には File Data 403 のみが入っているので、S
ub Directory 402 の中味として実質的には 、File Dat
a403 に関する情報が記述されている File Identifier
Descriptor 文 406の記録位置を示す事になる。
escriptor 文で3番目の論理ブロックに SubDirectory
402 の中味が記録されている事( AD(3) )が記述され
ている。 ・論理ブロック番号“3”の論理ブロックに Sub Direc
tory 402 の中味が記録されている。
02 の中には File Data 403 のみが入っているので、S
ub Directory 402 の中味として File Data403 に関す
る情報が File Identifier Descriptor 文 406 で記
載されている。また図示して無いが同一論理ブロック内
に Sub Directory402 自身の情報も File Identifier D
escriptor 文で並記してある。
er Descriptor 文 406 の中にその File Data 403
の内容が何処に記録されている位置を示す FileEntry
文407 の記録位置(図19(b)の例では4番目の
論理ブロックに記録されている)が、 Long Allocation
Descriptor 文で記載( LAD(4) )されている。 ・論理ブロック番号“4”の論理ブロックに File Data
403 内容408、409が記録されている位置を示す
File Entry 文 407 が記録されている。
cation Descriptor 文で File Data 403 内容408、
409が5番目と6番目の論理ブロックに記録している
事が記述( AD(5),AD(6) )されている。 ・論理ブロック番号“5”の論理ブロックに File Data
403 内容情報(a)408が記録されている。 ・論理ブロック番号“6”の論理ブロックに File Data
403 内容情報(b)409が記録されている。 [A−2−5] 図19(b)情報に沿った File Data へのアクセス方
法 “[A−2−4]情報記憶媒体上のファイル・システム
情報記録内容”で簡単に説明したように File Identifi
er Descriptor 404、406 と File Entry405、
407 には、それに続く情報が記述してある論理ブロ
ック番号が記述してある。 Root Directory から階層を
下りながら SubDirectory を経由して File Data へ到
達するのと同様に、 File Identifier Descriptor と F
ile Entry 内に記述してある論理ブロック番号に従っ
て情報記憶媒体上の論理ブロック内の情報を順次再生し
ながら File Data のデータ内容へアクセスする。
File Data 403 へアクセスするには、まず始めに1番
目の論理ブロック情報を読む。 File Data 403 は Sub
Directory 402 の中に存在しているので、1番目の論
理ブロック情報の中から SubDirectory 402 の File Id
entifier Descriptor 404 を探し、LAD(2)を読み取
った後、それに従って2番目の論理ブロック情報を読
む。2番目の論理ブロックには1個の File Entry 文し
か記述してないので、その中の AD(3) を読み取り、3
番目の論理ブロックへ移動する。3番目の論理ブロック
では File Data 403 に関して記述してある File Ident
ifier Descriptor 406 を探し、LAD(4)を読み取る。
LAD(4) に従い4番目の論理ブロックへ移動すると、そ
こには1個のFile Entry 文 407 しか記述してない
ので、AD(5) と AD(6) を読み取り、File Data 403 の
内容が記録してある論理ブロック番号(5番目と6番
目)を見付ける。
いては“[B]UDFの各記述文(Descriptor )の具
体的内容説明”で詳細に説明する。 [A−3]UDFの特徴 [A−3−1]UDF特徴説明 以下にHDDやFDD、MOなどで使われているFAT
との比較によりUDFの特徴を説明する。 1)(最小論理ブロックサイズ、最小論理セクタサイズ
などの)最小単位が大きく、記録すべき情報量の多い映
像情報や音楽情報の記録に向く。
tesに対して、UDFの論理セクタ(ブロック)サイ
ズは2048Bytesと大きくなっている。 2)FATはファイルの情報記憶媒体への割り当て管理
表( File AllocationTable )が情報記憶媒体上で局所
的に集中記録されるのに対し、UDFではファイル管理
情報をディスク上の任意の位置に分散記録できる。
データに関するディスク上での記録位置は論理セクタ
(ブロック)番号として Allocation Descriptor に記
述される。
location Table )で集中管理されているため頻繁にフ
ァイル構造の変更が必要な用途〔主に頻繁な書き換え用
途〕に適している(集中箇所に記録されているので管理
情報を書き換え易いため)。またファイル管理情報( F
ile Allocation Table )の記録場所はあらかじめ決ま
っているので記録媒体の高い信頼性(欠陥領域が少ない
事)が前提となる。
されているので、ファイル構造の大幅な変更が少なく、
階層の下の部分(主に Root Directory より下の部分)
で後から新たなファイル構造を付け足して行く用途〔主
に追記用途〕に適している(追記時には以前のファイル
管理情報に対する変更箇所が少ないため)。また分散さ
れたファイル管理情報の記録位置を任意に指定できるの
で、先天的な欠陥箇所を避けて記録する事が出来る。
るので全ファイル管理情報を一箇所に集めて記録し上記
FATの利点も出せるので、より汎用性の高いファイル
システムと考えることが出来る。 [B]UDFの各記述文( Descriptor )の具体的内容
説明 [B−1]論理ブロック番号の記述文 [B−1−1]Allocation Descriptor “[A−2−4]情報記憶媒体上のファイル・システム
情報記録内容”に示したように File Identifier Descr
iptor や File Entry などの一部に含まれ、その後に続
く情報が記録されている位置(論理ブロック番号)を示
した記述文を Allocation Descriptor と呼ぶ。 Alloca
tion Descriptor には以下に示すLong Allocation Desc
riptor と Short Allocation Descriptor がある。 [B−1−2]Long Allocation Descriptor 図20に示すように ・エクステント(Extent) の長さ 410 … 論理ブロ
ック数を 4Bytes で表示、 ・Extent の位置411…該当する論理ブロック番号を
4Bytes で表示、 ・インプリメンテンション(Implementation Use)41
2…演算処理に利用する情報で 8Bytes で表示、など
から構成される。ここの説明文では記述を簡素化して
“LAD(論理ブロック番号)”で記述する。 [B−1−3]Short Allocation Descriptor 図21に示すように ・Extent の長さ 410…論理ブロック数を 4Bytes で表
示、 ・Extent の位置411…該当する論理ブロック番号を
4Bytes で表示、のみで構成される。ここの説明文では
記述を簡素化して“AD(論理ブロック番号)”で記述す
る。 [B−2]アンロケイテッドスペイスエントリー(Unal
located Space Entry)図22に示すように情報記憶媒
体上の“未記録状態の Extent 分布”をExtent毎に Sho
rt Allocation Descriptor で記述し、それを並べる記
述文で、SpaceTable(図17,図18参照) に用いら
れる。具体的な内容としては ・Descriptor Tag 413…記述内容の識別子を表し、この
場合は“263”、 ・ICB Tag 414…ファイルタイプを示す、ICB Tag
内の File Type=1 は Unallocated Space Entry を
意味し、File Type=4 は Directory 、File Type=5
は File Data を表している。 ・Allocation Descriptors 列の全長 415…4Bytes で
総 Bytes 数を示す。などが記述されている。 [B−3]File Entry “[A−2−4]情報記憶媒体上のファイル・システム
情報記録内容”で説明した記述文。
述内容の識別子を表し、この場合は“261”、 ・ICB Tag 418…ファイルタイプを示す→内容は[B
−2]と同じ、 ・パーミッション(Permissions)419…ユーザー別の記
録・再生・削除許可情報を示す、主にファイルのセキュリ
ティー確保を目的として使われる、 ・Allocation Descriptors 420…該当ファイルの中味が
記録してある位置をExtent 毎にShort Allocation Desc
riptor を並べて記述する、などが記述されている。 [B−4]File Identifier Descriptor “[A−2−4]情報記憶媒体上のファイル・システム
情報記録内容”で説明したようにファイル情報を記述し
た記述文。
場合は“257”、 ・ファイル特徴(File Characteristics )422…ファイ
ルの種別を示し、 Parent Directory、Directory、File
Data、ファイル削除フラグのどれかを意味する。 ・情報制御ブロック(Information Control Block )42
3…このファイルに対応したFE位置がLong Allocation
Descriptor で記述されている。 ・File Identifier 424…ディレクトリー名またはファ
イル名。 ・Padding 437…File Identifier Descriptor 全体の長
さを調整するために付加されたダミー領域で、通常は全
て“0”が記録されている。などが記述される。
録したファイル構造記述例 “[A−2]UDFの概要”で示した内容について具体
的な例を用いて以下に詳細に説明する。
イル・システム構造例を図25に示す。括弧内は Direc
tory の中身に関する情報または File Data のデータ内
容が記録されている情報記憶媒体上の論理ブロック番号
を示している。
UDFフォーマットに従って情報記憶媒体上に記録した
例を図17、図18のファイル構成(File Structure
)486に示す。
て *スペースビットマップ( Space Bitmap )方法…Spac
e Bitmap Descriptor 470 を用いた、情報記憶媒体内記
録領域の全論理ブロックに対してビットマップ的に“記
録済み”または“未記録”のフラグを立てる。 *スペーステーブル( Space Table )方法…Unallocat
ed Space Entry 471 の記述方式を用いて Short Alloca
tion Descriptor の列記として未記録の全論理ブロッ
ク番号を記載している。の2方式が存在する。
と図17、図18に両方式を併記しているが、実際には
両方が一緒に使われる(情報記憶媒体上に記録される)
ことはほとんど無く、どちらか一方のみ使われている。
criptor の内容の概説は以下の通りである。 ・Beginning Extended Area Descriptor 445…Volume R
ecognition Sequenceの開始位置を示す。 ・Volume Structure Descriptor 446…Volume の内容説
明を記述、 ・Boot Descriptor 447…ブート時の処理内容を記述、 ・Terminating Extended Area Descriptor 448…Volume
Recognition Sequence の終了位置を示す、 ・Partition Descriptor 450…パーティション情報(サ
イズなど)を示す。 DVD−RAMでは1Volume 当
たり1パーティション(Partition )を原則としてい
る。 ・Logical Volume Descriptor 454…論理ボリュームの
内容を記述している、 ・Anchor Volume Descriptor Pointer 458…情報記憶媒
体記録領域内での MainVolume Descriptor Sequence 4
49 とMain Volume Descriptor Sequence 467の記録位
置を示している。 ・Reserved (all 00h bytes) 459 〜 465…特定の Desc
riptor を記録する論理セクタ番号を確保するため、そ
の間に全て“0”を記録した調整領域を持たせている。 ・Reserve Volume Descriptor Sequence 467…Main Vol
ume Descriptor。 Sequence 449 に記録された情報の
パックアップ領域。
ス方法 図17、図18に示したファイル・システム情報を用い
て例えば File DataH 432(図25参照)のデータ内容
を再生するための情報記憶媒体上のアクセス処理方法に
ついて説明する。 1)情報記録再生装置起動時または情報記憶媒体装着時
のブート( Boot )領域として Volume Recognition Se
quence 444 領域内の Boot Descriptor 447 の情報を再
生に行く。 2)Boot Descriptor 447 の記述内容に沿ってブート
( Boot )時の処理が始まる。特に指定されたブート時
の処理が無い場合には、始めにメインボリウム記述順
( Main Volume Descriptor Sequence) 449 領域内の
論理ボリウムディスクリプター(Logical Volume Des
criptor) 454 の情報を再生する。 3)Logical Volume Descriptor 454 の中に 論理ボリ
ウムコンテンツユース(Logical Volume Contents Us
e) 455が記述されており、そこに ファイルセットディ
スクリプター(File Set Descriptor) 472 が記録して
ある位置を示す論理ブロック番号が Long Allocation D
escriptor(図20)形式で記述してある(図17,図
18の例ではLAD(100)から100番目の論理ブロ
ックに記録してある)。 4)100番目の論理ブロック(論理セクタ番号では3
72番目になる)にアクセスし、File Set Descriptor
472 を再生する。その中のRoot Directory ICB473 に
Root Directory A 425 に関する File Entry が記録さ
れている場所(論理ブロック番号)が Long Allocation
Descriptor(図20)形式で記述してある(図17、
図18の例ではLAD(102)から102番目の論理ブ
ロックに記録してある)。
2)に従い、 5)102番目の論理ブロックにアクセスし、Root Dir
ectory A 425 に関するFile Entry 475 を再生し、Roo
t Directory A 425 の中身に関する情報が記録されて
いる位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(10
3))。 6)103番目の論理ブロックにアクセスし、Root Dir
ectory A 425 の中身に関する情報を再生する。
8 系列の下に存在するので、Directory D 428 に
関する File Identifier Descriptor を探し、Director
y D428 に関する File Entry が記録してある論理
ブロック番号(図17、図18には図示して無いがLA
D(110))を読み取る。 7)110番目の論理ブロックにアクセスし、Director
y D 428 に関するFile Entry 480 を再生し、Direc
tory D 428 の中身に関する情報が記録されている
位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(11
1))。 8)111番目の論理ブロックにアクセスし、Director
y D 428 の中身に関する情報を再生する。
30の直接下に存在するので、SubDirectory F 430
に関する File Identifier Descriptor を探し、SubDi
rectory F 430 に関する File Entry が記録してあ
る論理ブロック番号(図17、図18には図示して無い
がLAD(112))を読み取る。 9)112番目の論理ブロックにアクセスし、SubDirec
tory F 430 に関する File Entry 482 を再生し、
SubDirectory F 430 の中身に関する情報が記録さ
れている位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD
(113))。 10)113番目の論理ブロックにアクセスし、SubDir
ectory F 430 の中身に関する情報を再生し、File
Data H 432 に関する File Identifier Descriptor
を探す。そしてそこから File Data H 432 に関する F
ile Entry が記録してある論理ブロック番号(図1
7、図18には図示して無いがLAD(114))を読み
取る。 11)114番目の論理ブロックにアクセスし、File D
ata H 432 に関する File Entry 484 を再生し File
Data H 432 のデータ内容 489 が記録されている位
置を読み取る。 12)File Data H 432 に関する File Entry 484 内
に記述されている論理ブロック番号順に情報記憶媒体か
ら情報を再生して File Data H 432 のデータ内容 4
89 を読み取る。
て例えば File DataH 432 のデータ内容を変更する場
合のアクセスも含めた処理方法について説明する。 1)File Data H 432 の変更前後でのデータ内容の容
量差を求め、その値を2048Bytesで割り、変更
後のデータを記録するのに論理ブロックを何個追加使用
するかまたは何個不要になるかを事前に計算しておく。 2)情報記録再生装置起動時または情報記憶媒体装着時
のブート( Boot )領域として Volume Recognition Se
quence 444 領域内の Boot Descriptor 447 の情報を再
生に行く。Boot Descriptor 447 の記述内容に沿ってブ
ート( Boot )時の処理が始まる。
には 3)始めに Main Volume Descriptor Sequence 449 領
域内の Partition Descriptor 450 を再生し、その中
に記述してある Partition Contents Use 451 の情報
を読み取る。この Partition Contents Use 451( Part
ition Header Descriptor とも呼ぶ)の中に Space T
able もしくは Space Bitmap の記録位置が示してあ
る。 ・Space Table 位置は Unallocated Space Table 452
の欄に Short AllocationDescriptor の形式で記述され
ている(図17、図18の例ではAD(50))。また ・Space Bitmap 位置は Unallocated Space Bitmap 453
の欄に Short Allocation Descriptor の形式で記述
されている。(図17、図18の例ではAD(0)) 4)3)で読み取った Space Bitmap が記述してある論
理ブロック番号(0)へアクセスする。Space Bitmap D
escriptor 470 から Space Bitmap 情報を読み取り、未
記録の論理ブロックを探し、1)の計算結果分の論理ブ
ロックの使用を登録する( Space Bitmap Descriptor 4
60 情報の書き換え処理)。もしくは 4')3)で読み取った Space Table が記述してある論
理ブロック番号(50)へアクセスする。Space Table
の USE(AD(*),AD(*),…,AD(*)) 471 から未記録の論理
ブロックを探し、1)の計算結果分の論理ブロックの使
用を登録する。
処理を行う。 5)次に Main Volume Descriptor Sequence 449 領域
内の Logical Volume Descriptor 454 の情報を再生す
る。 6)Logical Volume Descriptor 454 の中に Logical V
olume Contents Use 455が記述されており、そこに Fil
e Set Descriptor 472 が記録してある位置を示す論理
ブロック番号が Long Allocation Descriptor(図2
0)形式で記述してある(図17、図18の例ではLA
D(100)から100番目の論理ブロックに記録してあ
る)。 7)100番目の論理ブロック(論理セクタ番号では4
00番目になる)にアクセスし、File Set Descriptor
472 を再生する。その中のRoot Directory ICB473 に
Root Directory A 425 に関する File Entry が記録さ
れている場所(論理ブロック番号)が Long Allocation
Descriptor(図20)形式で記述してある(図17、
図18の例ではLAD(102)から102番目の論理ブ
ロックに記録してある)。
2)に従い、 8)102番目の論理ブロックにアクセスし、Root Dir
ectory A 425 に関するFile Entry 475 を再生し、Roo
t Directory A 425 の中味に関する情報が記録されて
いる位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(10
3))。 9)103番目の論理ブロックにアクセスし、Root Dir
ectory A 425 の中味に関する情報を再生する。
8 系列の下に存在するので、Directory D 428に関
する File Identifier Descriptor を探し、Directory
D 428 に関する File Entry が記録してある論理ブ
ロック番号(図17、図18には図示して無いがLAD
(110))を読み取る。 10)110番目の論理ブロックにアクセスし、Direct
ory D 428 に関するFile Entry 480 を再生し、Dir
ectory D 428 の中身に関する情報が記録されてい
る位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(11
1))。 11)111番目の論理ブロックにアクセスし、Direct
ory D 428 の中身に関する情報を再生する。
30の直接下に存在するので、SubDirectory F 430
に関する File Identifier Descriptor を探し、SubDir
ectoryF 430 に関する File Entry が記録してある
論理ブロック番号(図17、図18には図示して無いが
LAD(112))を読み取る。 12)112番目の論理ブロックにアクセスし、SubDir
ectoryF 430に関する File Entry 482 を再生し、S
ubDirectory F 430の中身に関する情報が記録され
ている位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(1
13))。 13)113番目の論理ブロックにアクセスし、SubDir
ectory F 430の中身に関する情報を再生し、File D
ata H 432 に関する File Identifier Descriptor
を探す。そしてそこから File Data H 432 に関する F
ile Entry が記録してある論理ブロック番号(図1
7、図18には図示して無いがLAD(114))を読み
取る。 14)114番目の論理ブロックにアクセスし、File D
ata H 432 に関するFile Entry 484 を再生し File Da
ta H 432 のデータ内容 489 が記録されている位置
を読み取る。 15)4)か4')で追加登録した論理ブロック番号も
加味して変更後の FileData H 432 のデータ内容48
9を記録する。 [F]特定のファイルデータ/ディレクトリー消去処理
方法 例として File Data H 432 または SubDirectory F
430 を消去する方法について説明する。情報記録再
生装置起動時または情報記憶媒体装着時のブート( Boo
t )領域として Volume Recognition Sequence 444 領
域内の Boot Descriptor 447 の情報を再生に行く。Boo
t Descriptor 447 の記述内容に沿ってブート( Boot
)時の処理が始まる。特に指定されたブート時の処理
が無い場合には、始めに Main Volume Descriptor Sequ
ence 449 領域内の Logical Volume Descriptor 454
の情報を再生する。 3)Logical Volume Descriptor 454 の中に Logical V
olume Contents Use 455が記述されており、そこに Fil
e Set Descriptor 472 が記録してある位置を示す論理
ブロック番号が Long Allocation Descriptor(図2
0)形式で記述してある(図17、図18の例ではLA
D(100)から100番目の論理ブロックに記録してあ
る)。 4)100番目の論理ブロック(論理セクタ番号では4
00番目になる)にアクセスし、File Set Descriptor
472 を再生する。その中のRoot Directory ICB473 に
Root Directory A 425 に関する File Entry が記録さ
れている場所(論理ブロック番号)が Long Allocation
Descriptor(図20)形式で記述してある(図17、
図18の例ではLAD(102)から102番目の論理ブ
ロックに記録してある)。
2)に従い、 5)102番目の論理ブロックにアクセスし、Root Dir
ectory A 425 に関するFile Entry 475 を再生し、Roo
t Directory A 425 の中身に関する情報が記録されて
いる位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(10
3))。 6)103番目の論理ブロックにアクセスし、Root Dir
ectory A 425 の中身に関する情報を再生する。
系列の下に存在するので、Directory D 428に関す
る File Identifier Descriptorを探し、Directory D
428に関する File Entry が記録してある論理ブロッ
ク番号(図17、図18には図示して無いがLAD(1
10))を読み取る。 7)110番目の論理ブロックにアクセスし、Director
y D 428 に関するFile Entry 480 を再生し、Direc
tory D 428の中身に関する情報が記録されている位
置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(111))。 8)111番目の論理ブロックにアクセスし、Director
y D 428 の中味に関する情報を再生する。
30の直接下に存在するので、SubDirectory F 430
に関する File Identifier Descriptor を探す。 《 SubDirectory F 430 を消去する場合には 》Sub
DirectoryF 430に関するFile Identifier Descript
or内のFile Characteristics 422(図24)に“フ
ァイル削除フラグ”を立てる。
try が記録してある論理ブロック番号(図17、図18
には図示して無いがLAD(112))を読み取る。 9)112番目の論理ブロックにアクセスし、SubDirec
tory F 430に関するFile Entry 482 を再生し、Sub
Directory F 430の中味に関する情報が記録されて
いる位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(11
3))。 10)113番目の論理ブロックにアクセスし、SubDir
ectory F 430の中味に関する情報を再生し、File D
ata H 432 に関する File Identifier Descriptor を
探す。 《 File Data H 432 を消去する場合には 》File Data
H 432 に関する File Identifier Descriptor 内の F
ile Characteristics 422(図24)に“ファイル
削除フラグ”を立てる。さらにそこから File Data H
432 に関する File Entry が記録してある論理ブロッ
ク番号(図17、図18には図示して無いがLAD(1
14))を読み取る。 11)114番目の論理ブロックにアクセスし、File D
ata H 432 に関する File Entry 484 を再生し File
Data H 432 のデータ内容 489 が記録されている位
置を読み取る。 《 File Data H 432 を消去する場合には 》以下の方
法で File Data H 432 のデータ内容 489 が記録さ
れていた論理ブロックを解放する(その論理ブロックを
未記録状態に登録する)。 12)次に Main Volume Descriptor Sequence 449 領
域内の Partition Descriptor 450 を再生し、その中に
記述してある Partition Contents Use 451 の情報を読
み取る。この Partition Contents Use 451( Partitio
n Header Descriptor とも呼ぶ)の中に Space Table
もしくは Space Bitmap の記録位置が示してある。 ・Space Table 位置はUnallocated Space Table 452の
欄に Short AllocationDescriptorの形式で記述されて
いる(図17、図18の例ではAD(50))。また ・Space Bitmap 位置は Unallocated Space Bitmap 453
の欄に Short Allocation Descriptor の形式で記述
されている(図17、図18の例ではAD(0))。 13)12)で読み取った Space Bitmap が記述してあ
る論理ブロック番号(0)へアクセスし、11)の結果
得られた“解放する論理ブロック番号”を SpaceBitmap
Descriptor 470 に書き換える。もしくは 13')12)で読み取った Space Table が記述してあ
る論理ブロック番号(50)へアクセスし、11)の結
果得られた“解放する論理ブロック番号”を Space Tab
le に書き換える。 * 実際の処理は“13)”か“13')”かどちらか一
方の処理を行う。 《 File Data H 432 を消去する場合には 》 12)10)〜11)と同じ手順を踏んで File Data
I 433 のデータ内容490 が記録されている位置を読
み取る。 13)次に Main Volume Descriptor Sequence 449 領
域内の Partition Descriptor 450 を再生し、その中
に記述してある Partition Contents Use 451 の情報を
読み取る。この Partition Contents Use 451( Partit
ion Header Descriptor とも呼ぶ)の中に Space Table
もしくは Space Bitmap の記録位置が示してある。 ・Space Table 位置は Unallocated Space Table 452
の欄に Short AllocationDescriptor の形式で記述され
ている(図17、図18の例ではAD(50))。また ・Space Bitmap 位置は Unallocated Space Bitmap 453
の欄に Short Allocation Descriptor の形式で記述
されている(図17、図18例ではAD(0))。 14)13)で読み取った Space Bitmap が記述してあ
る論理ブロック番号(0)へアクセスし、11)と1
2)の結果得られた“解放する論理ブロック番号”を S
pace Bitmap Descriptor 470 に書き換える。もしくは 14')13)で読み取った Space Table が記述してあ
る論理ブロック番号(50)へアクセスし、11)と1
2)の結果得られた“解放する論理ブロック番号”を S
pace Table に書き換える。 * 実際の処理は“14)”か“14')”かどちらか一
方の処理を行う。
追加処理 例として Sub Directory F 430の下に新たにファ
イルデータもしくはディレクトリーを追加する時のアク
セス・追加処理方法について説明する。 1)ファイルデータを追加する場合には追加するファイ
ルデータ内容の容量を調べ、その値を2048Byte
sで割り、ファイルデータを追加するために必要な論理
ブロック数を計算しておく。 2)情報記録再生装置起動時または情報記憶媒体装着時
のブート( Boot )領域としてVolume Recognition Seq
uence 444領域内のBoot Descriptor 447の情報を再生に
行く。Boot Descriptor 447 の記述内容に沿ってブート
( Boot )時の処理が始まる。特に指定されたブート時
の処理が無い場合には 3)始めに Main Volume Descriptor Sequence 449 領
域内の Partition Descriptor 450 を再生し、その中
に記述してある Partition Contents Use 451の情報を
読み取る。この Partition Contents Use 451( Partit
ion Header Descriptor とも呼ぶ)の中に Space Table
もしくは Space Bitmap の記録位置が示してある。 ・Space Table 位置は Unallocated Space Table 452の
欄に Short AllocationDescriptor の形式で記述されて
いる(図17、図18の例ではAD(50))。また ・Space Bitmap 位置は Unallocated Space Bitmap 453
の欄に Short Allocation Descriptor の形式で記述
されている(図17、図18例ではAD(0))。 4)3)で読み取った Space Bitmap が記述してある論
理ブロック番号(0)へアクセスする。Space Bitmap D
escriptor 470 から Space Bitmap 情報を読み取り、未
記録の論理ブロックを探し、1)の計算結果分の論理ブ
ロックの使用を登録する( Space Bitmap Descriptor 4
60 情報の書き換え処理)。もしくは 4')3)で読み取った Space Table が記述してある論
理ブロック番号(50)へアクセスする。Space Table
の USE(AD(*),AD(*),…,AD(*)) 471 から未記録の論理
ブロックを探し、1)の計算結果分の論理ブロックの使
用を登録する。
処理を行う。 5)次に Main Volume Descriptor Sequence 449 領域
内の Logical Volume Descriptor 454 の情報を再生
する。 6)Logical Volume Descriptor 454 の中に Logical V
olume Contents Use 455が記述されており、そこに Fil
e Set Descriptor 472 が記録してある位置を示す論理
ブロック番号が Long Allocation Descriptor(図2
0)形式で記述してある(図17、図18の例ではLA
D(100)から100番目の論理ブロックに記録してあ
る)。 7)100番目の論理ブロック(論理セクタ番号では4
00番目になる)にアクセスし、File Set Descriptor
472 を再生する。その中のRoot Directory ICB473 に
Root Directory A 425 に関する File Entry が記録さ
れている場所(論理ブロック番号)が Long Allocation
Descriptor(図20)形式で記述してある(図17、
図18の例ではLAD(102)から102番目の論理ブ
ロックに記録してある)。
2)に従い、 8)102番目の論理ブロックにアクセスし、Root Dir
ectory A 425 に関するFile Entry 475 を再生し、Roo
t Directory A 425 の中身に関する情報が記録されて
いる位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(10
3))。 9)103番目の論理ブロックにアクセスし、Root Dir
ectory A 425 の中身に関する情報を再生する。
ifier Descriptorを探し、Directory D 428に関す
るFile Entry が記録してある論理ブロック番号(図1
7、図18には図示して無いがLAD(110))を読み
取る。 10)110番目の論理ブロックにアクセスし、Direct
ory D 428 に関するFile Entry 480 を再生し、Dir
ectory D 428 の中身に関する情報が記録されてい
る位置(論理ブロック番号)を読み込む(AD(11
1))。 11)111番目の論理ブロックにアクセスし、Direct
ory D 428 の中身に関する情報を再生する。
entifier Descriptorを探し、SubDirectory F 430
に関する File Entry が記録してある論理ブロック番号
(図17、図18には図示して無いがLAD(112))
を読み取る。 12)112番目の論理ブロックにアクセスし、Sub D
irectory F 430に関する File Entry 482 を再生
し、Sub Directory F 430の中身に関する情報が記
録されている位置(論理ブロック番号)を読み込む(A
D(113))。 13)113番目の論理ブロックにアクセスし、Sub D
irectory F 430 の中身に関する情報内に新たに追
加するファイルデータもしくはディレクトリーのFile I
dentifier Descriptor を登録する。 14)4)または4')で登録した論理ブロック番号位
置にアクセスし、新たに追加するファイルデータもしく
はディレクトリーに関する File Entry を記録する。 15)14)の File Entry 内の Short Allocation De
scriptor に示した論理ブロック番号位置にアクセス
し、追加するディレクトリーに関する Parent Direct
ory の File Identifier Descriptor もしくは追加す
るファイルデータのデータ内容を記録する。
録再可能な情報記憶媒体( OpticalDisk 1001 )に記録
される情報の記録情報内容( データ構造 )について、
図27も参照しながら以下に説明する。
に記録される情報の概略的なデータ構造としては図26
(b)に示すように内周側( Inner Side 1006 )から
順に ・光反射面が凹凸形状をした エンボスドデータゾーン
(Embossed data Zone)と表面が平坦(鏡面)な ミラ
ーゾーン(Mirror Zone) と情報の書き換えが可能な
リライタブルデータゾーン(Rewritable data Zone )
を有したリードインエリア( Lead-in Area )1002 ユ
ーザーによる記録・書き換えが可能な Rewritable data
Zoneに記録され、オーディオアンドビデオデータ(Aud
io & Video Data) のファイルまたはボリューム全体に
関する情報が記録されたボリウムアンドファイルマネジ
メントインフォメーション(Volume & File Manager In
formation )1003ユーザーによる記録・書き換えが可能
な Rewritable data Zone からなるデータエリア( Dat
a Area) 1004情報の書き換えが可能な Rewritable dat
a Zone で構成される リードアウトエリア(Lead-out A
rea )1005に分かれている。
e には ・DVD−ROM/−RAM/−R などのディスクタ
イプ、ディスクサイズ、記録密度、記録開始/記録終了
位置を示す物理セクタ番号などの情報記憶媒体全体に関
する情報、 ・記録パワーと記録パルス幅、消去パワー、再生パワ
ー、記録・消去時の線速などの記録・再生・消去特性に
関する情報、 ・製造番号などそれぞれ1枚ずつの情報記憶媒体の製造
に関する情報、が事前に記録され、Lead-in Area 1002
の Rewritable data Zone と Lead-out Area 1005 の R
ewritable data Zoneにはそれぞれ ・各情報記憶媒体ごとの固有ディスク名記録領域、 ・試し記録領域(記録消去条件の確認用)、 ・Data Area 1004 内の欠陥領域に関する管理情報記録
領域、を持ち、上記領域へ情報記録再生装置による記録
が可能になっている。
5 の間に挟まれた Data Area 1004には図26(c)に
示すように Computer Data と Audio & Video Data の
混在記録が可能になっている。 Computer Data と Audi
o & Video Data の記録順序、各記録情報サイズは任意
で、コンピュータデータ( Computer Data )が記録さ
れてある場所を Computer Data Area 1008 、1010 と呼
び Audio & Video Data が記録された領域を Audio & V
ideo Data Area 1009 と名付ける。
された情報のデータ構造は図26(d)のように ・コントロール情報のためのアンカーポインターコント
ロール情報( Anchor Pointer for Control Informatio
n) 1015 : Audio & Video Data Area 1009 内の最初
の位置に配置され、Audio & Video Data Area 1009 内
の Control Information 1011 が記録されている先頭位
置(先頭アドレス)を示す情報、 ・コントロールインフォーメーション( Control Infor
mation) 1011 : 録画(録音)、再生、編集、検索 の
各処理を行う時に必要な制御情報、 ・ ビデオオブジェクト(Video Objects) 1012 : Vid
eo Data 中身( Contents )の録画情報、 ・ ピクチャーオブジェクト(Picture Objects) 1013
: Still画像 、Slide画像 などの静止画像情報、 ・ オーディオオブジェクト(Audio Objects) 1014 :
Audio Data 中身( Contents )の録音情報、 ・ サムネールオブジェクト(Thumbnail Objects) 101
6 : Video Data 内の見たい場所を検索する場合、また
は編集時に利用されるサムネール( Thumbnail)などの
情報、などから構成される。
cture Objects 1013 、Audio Objects 1014 、 Thumbna
il Objects 1016 はそれぞれコンテンツ内容(データ中
身)毎に分類した情報の集まり(グループ)を意味して
いる。従って Audio & VideoData Area 1009 に記録さ
れた全ての映像情報は Video Objects 1012 に含まれ、
全静止画像情報は Picture Objects 1013 に含まれ、全
オーディオ・音声情報は Audio Objects 1014 に含ま
れ、映像情報の管理・検索に用いられる全サムネール情
報は Thumbnail Objects 1016 に含まれる。
ject)1403 とは AVFile1401 内に記録
された情報の塊(まとまり)を示し、図26(d)の V
ideoObjects 1012 とは異なる定義になっている。類似
した用語を用いているが、全く異なる意味で使用してい
るので注意が要する。
は ・ エーブイデータコントロールインフォメーション(A
V Data Control Information )1101 : Video Objects
1012 内のデータ構造を管理し、また情報記憶媒体であ
る Optical Disk 1001 上での記録位置に関する情報の
管理情報、 ・プレイバックコントロールインフォメーション( Pla
yback Control Information )1021 : 再生時に必要な
制御情報、 ・レコーディングコントロールインフォケーション( R
ecording Control Information )1022 : 記録(録画
・録音)時に必要な制御情報 ・エディットコントロールインフォメーション( Edit
Control Information )1023 : 編集時に必要な制御情
報、 ・ サムネールコントロールインフォメーション(Thumb
nail Control Information )1024 : Video Data 内の
見たい場所検索用または編集用サムネール( Thumbnail
Object )に関する管理情報 、などを有している。
Control Information 1101 内のデータ構造は ・アロケーションマップテーブル( Allocation Map Ta
ble) 1105 : 情報記憶媒体( Optical Disk 1001 )
上の実際の配置に沿ったアドレス設定、既記録・未記録
エリアの識別などに関する情報、 ・ ビデオタイトルセットインフォメーション(Video T
itle Set Information)1106 : 図27に示すように A
V File 1401 内の全体的な情報内容を示し、各ビデオオ
ブジェクト(VOB )間のつながり情報、管理・検索
のための複数VOB のグルーピング情報や タイムマッ
プテーブル(Time Map Table)などの時間情報、 ・ ビデオオブジェクトコントロールインフォメーショ
ン(Video Object Control Information )1107 : 図
27(c)に示すように AV File 1401 内の各 VOB
個々に関する情報を示し、VOB 毎の属性(特性)情
報や VOB 内個々の VOBU に関する情報 、 ・プログラムチェーンコントロールインフォメーション
( PGC Control Information )1103 : 映像情報再
生プログラム(シーケンス)に関する情報、 ・セルプレイバックインフォメーション( Cell Playba
ck Information )1108: 再生時の映像情報基本単位の
データ構造に関する情報、から構成されている。
容になるが、個々の情報に対して以下に若干の説明補足
を行う。Volume & File Manager Information 1003 に
は ・ Volume 全体に関する情報、 ・ 含まれるPCデー
タのファイル数、AVデータに関するファイル数、 ・
記録レイヤー情報、などに関する情報が記録されてい
る。特に記録レイヤー情報として・ 構成レイヤー数
(例:RAM/ROM2層ディスク1枚は2レイヤー、
ROM2層ディスク1枚も2レイヤー、片面ディスクn
枚はnレイヤーとしてカウントする)、 ・ 各レイヤ
ー毎に割り付けた論理セクタ番号範囲テーブル(各レイ
ヤー毎の容量)、 ・ 各レイヤー毎の特性(例:DV
D−RAMディスク、RAM/ROM2層ディスクのR
AM部、CD−ROM、CD−Rなど)、・ 各レイヤ
ー毎のRAM領域でのZone単位での割付け論理セク
タ番号範囲テーブル(各レイヤー毎の書換え可能領域容
量情報も含む)、 ・ 各レイヤー毎の独自のID情報
(… 多連ディスクパック内のディスク交換を発見する
ため)、が記録され、多連ディスクパックやRAM/R
OM2層ディスクに対しても連続した論理セクタ番号を
設定して1個の大きな Volume 空間として扱えるように
なっている。
・ 上記に関連して情報記憶媒体を VTR や DVC
のように一本のテープと見なした擬似的記録位置を示す
情報(記録された全ての Cell を連続して再生するシー
ケンス)、 ・異なる映像情報を持つ複数画面同時再生
に関する情報、 ・ 検索情報(… 検索カテゴリー毎
に対応する Cell ID とその Cell 内の開始
時刻のテーブルが記録され、ユーザーがカテゴリーを選
択して該当映像情報への直接アクセスを可能にする情
報) などが記録されている。またRecording Control
Information 1022 には・ 番組予約録画情報 などが記
録されている。更にEdit Control Information 1023 で
は・ 各PGC単位の特殊編集情報(…該当時間設定情
報と特殊編集内容がEDL情報として記載されてい
る)、 ・ ファイル変換情報(…AVファイル内の特
定部分をAVIファイルなどのPC上で特殊編集を行え
る、 ファイルに変換し、変換後のファイルを格納する
場所を指定)、が記録されている。またThumbnail Cont
rol Information 1024 には・ Thumbnail Objects 1016
に関する管理情報(… Audio & Video Data Area 100
9 内での1枚毎のサムネール画像の記録場所と各サムネ
ール画像が関係する VOB または Cell の指定情
報、各サムネール画像が関係する VOBまたは Cel
l 内の場所情報 など)( VOB、Cell に付い
ては図27の内容説明場所で詳細に説明する)、が記載
されている。
される全情報はファイル単位で記録され、各データファ
イル間の関係はディレクトリー構造により管理されてい
る(図28参照)。
されるファイル内容毎に分類が容易なように複数のサブ
ディレクトリ1451が設置されている。図26(c)
の Computer Data Area 1008、1010 に記録される Comp
uter Data に関する各データファイルは 、ディレクト
リー構造のComputer Data 保存用 サブディレクトリ1
457の下に記録され、Audio & Video Data Area 1009
に記録されるAudio & Video Data は リライタブルビ
デオタイトルセット RWV_TS1452 の下に記録
される。また DVDVideo ディスクに記録されている
映像情報を図26(a)にコピーする場合には ビデオ
タイトルセット VIDEO_TS1455 とオーディ
オタイトルセット AUDIO_TS1456 の下にコ
ピーする。
1 情報は録再ビデオ管理データとして1個のファイルと
して記録される。図28の実施の形態ではそのファイル
名はRWVIDEO_CONTROL.IFO と名付けている。更にバック
アップ用に同一の情報を RWVIDEO_CONTROL.BUP と言う
ファイル名で記録してある。この RWVIDEO_CONTROL.IFO
とRWVIDEO_CONTROL.BUP 2ファイルは従来のコンピュ
ーター用ファイルとして取り扱う。
bjects 1012 に属する全映像情報データは RWVIDEO.VOB
と言うファイル名の Video Objects File 1447 に
まとめて記録されている。つまり図26(d)の Video
Objects 1012 に属する全映像情報データは図27
(b)に示すように1個のVTS( Video Title Set
1402 )内で連続に結合され、Video Objects File
1447 と言う1個のファイル内に連続して記録され
る。(すなわちPTT( Part_of_ Title )1407、
1408毎にファイルを分割する事無く、全て1個のフ
ァイル内にまとめて記録される。) また Picture Objects 1013 に属する全静止画像情報デ
ータは RWPICTURE.POBと言うファイル名の Picture Obj
ects File 1448 内にまとめて記録される。Picture
Objects 1013 内には複数の静止画像情報が含まれてい
る。ディジタルカメラでは1枚の静止画像毎に別々のフ
ァイルとして記録する記録形式を採用しているが、本発
明実施の形態ではディジタルカメラの記録形式とは異な
り、Picture Objects 1013 内に含まれる複数の静止画
像全てを図27と同様な形式で連続的につなぎ、 RWPIC
TURE.POB と言うファイル名の1枚の Picture ObjectsF
ile 1448 内にまとめて記録する所に本発明実施の
形態の特徴がある。
声情報も RWAUDIO.AOB と言うファイル名の1個の Audi
o Objects File 1449 内にまとめて記録され、Thum
bnail Objects 1016 に属する全サムネール情報も RWTH
UMBNAIL.TOB と言う名の Thumbnail Objects File 14
58 内にまとめて記録される。
ure Objects File 1448、AudioObjects File 14
49、Thumbnail Objects File 1458 は全て AV
File 1401 として取り扱われる。
生時に利用できる録再付加情報1454を同時に記録す
ることができ、その情報はまとめて1個のファイルとし
て記録され、 図28の実施の形態では RWADD.DAT と言
うファイル名が付いている。AV File 内のデータ
構造は図27に示す。図27(b)に示すようにAV
File 1401全体で1個のPGS( Program Set
)1402を構成している。 PGS( Program Set
)1402 の中は Audio & Video Data の内容や A
V File 1401 内に記録された情報の順序に沿
って分離された複数の VOB( Video Object )14
03、1404、1405の集まりから成り立ってい
る。
)1403、1404、1405 はAV File 1
401 内に記録される Audio & Video Data のまとま
りとして定義され、映像情報/静止画像情報/オーディ
オ情報/サムネール情報などの分類項目的色彩の強い図
26(d)に示した Video Objects 1012 とは異なる定
義内容を有する。従って図27(d)の VOB( Vide
o Object )1403、1404、1405 の中に Vid
eo Objects 1012 に分類される情報が記録されているだ
けで無く、図26に示すように Picture Objects 1013
や Audio Objects 1014 、Thumbnail Objects 1016 に
分類される情報も記録される。
内に記録された情報内容(コンテンツ)を元に関連性の
ある VOB 毎にグルーピングを行い、各グループ毎に
PG( プログラム:Program )1407、1408
としてまとめられている。つまり PG 1407、1
408 は1個または複数個の VOB の集合体として
構成される。図27(c)の実施の形態では VOB 1
404 と VOB 1405 の2個の VOB で PG
( Program )1408 が構成され、PG( Program
)1407 は1個の VOB のみから構成されてい
る。
deo Object Unit )1411 〜 1414と呼び、VOB 1403
〜 1405 内のデータは図27(e)に示すようにこの
VOBU 1411 〜 1414 の集合体として構成される。Vi
deo Object 1012 での映像情報圧縮技術に MPEG1
あるいは MPEG2 を使用している場合が多い。MP
EG では映像情報をおよそ 0.5秒 刻みで GOP
と呼ばれるグループに分け、この GOP 単位で映像情
報の圧縮を行っている。この GOP とほぼ同じサイズ
で GOP に同期して VOBU( Video Object Unit
)1411 〜 1414 の映像情報圧縮単位を形成している。
ぞれ2048Bytes 単位の Sector1431〜1437 毎に分割
されて記録される。各 Sector 1431〜1437 には、それ
ぞれPack 構造の形式を持って記録され、Pack 毎に生の
映像情報、副映像情報、音声情報、ダミー情報がそれぞ
れ V_PCK( Video Pack )1421,1425,1426,1427、
SP_PCK( Sub-picture Pack )1422、A_PCK
( Audio Pack )1423、DM_PCK( Dummy Pack )1
424 というパックの形で記録されている。各パック(Pa
ck )の先頭には14Bytes のパックヘッダー( Pack H
eader )を持つため、各 Pack 内に記録される情報量は
2034Bytes になっている。
は ・録画後の追記情報の事後追加用( … アフレコを A
udio Pack の中に入れてDummy Pack と交換するメモ情
報を副映像情報( Sub-picture Pack内 )に挿入して D
ummy Pack と交換等)、などの使用目的で事前に挿入さ
れている。
ical Disk 1001 )の一例である DVD−RAMディス
クの記録領域は複数のセクタ( Sector )に分割されて
いる。1セクタ当たり2048Bytes のデータ量を記録
できる。この DVD−RAMディスク ではセクタ(
2048Bytes )単位での記録・再生を行う。従って情
報記憶媒体( Optical Disk 1001 )として DVD−R
AMディスク を用いた場合、図27(f)に示すよう
に各 Pack は Sector 1431 〜 1437 単位で記録され
る。
File 1401 内の全 VOB1403〜1405
の一連のつながりで VTS( Video Title Set )14
02が構成されている。それに対して Playback Contro
l Information 1021 に記述された再生手順では任意の
VOB 内のしかも任意の範囲を指定し、しかも任意の
再生順番で再生することが可能となっている。再生時の
映像情報基本単位をセル( Cell )1441、1442、14
43 と呼ぶ。Cell 1441、1442、1443 は任意の VO
B 内のしかも任意の範囲を指定する事ができるが、V
OB をまたがって指定する事はできない(1個の Ce
ll で複数の VOB をつないで範囲を設定できな
い)。
1441 は VOB 1403 内の1個の VOBU
1412 を指定し、 Cell 1442 は1個の V
OB1404 全体を指定し、 Cell 1443 は
VOBU 1414 内の特定のパック( V_PCK 1427 )
のみの 範囲を指定している。
PGC( Program Chain )1446 により設定さ
れ、この再生シーケンスは1個の Cell 指定、もし
くは複数の Cell のつながり情報により記述され
る。例えば図27(h)の実施の形態では PGC( Pr
ogram Chain )1446 は Cell 1441 と Cell 1442
とCell 1443 のつながりとして再生プログラムを構成し
ている。( Cell とPGC の関係についての詳細
説明は後述する。) 図29と、図30とを用いてPlayback Control Informa
tion 1021 内容について説明する。Playback Contr
ol Information 1021 内の PGC( Program Chai
n ) Control Information 1103 は図29に示されるデ
ータ構造を持ち、PGCとCellによって再生順序が決定さ
れる。PGCは、Cellの再生順序を指定した一連の再生を
実行する単位を示す。Cellは、図27(f)に示したよ
うに各 VOB 内の再生データを開始アドレスと終了ア
ドレスで指定した再生区間を示す。
)1103 は、PGC情報管理情報( PGCInformation Manag
ement Information )1052、1つ以上のPGC情報サーチポ
インタ(Search Pointer of PGC Information )1053
、1054 及びPGC情報(PGC Information )1055 、1056
、1057 から構成される。
1052には、PGCの数を示す情報(Number of PGC Informa
tion)が含まれる。 Search Pointer of PGC Informatio
n 1053 、1054 は、各PGC Informationの先頭をポイン
トしており、サーチを容易にする。PGC Information 10
55 、1056 、1057 は、PGC General Information 1061
及び1つ以上のCell Playback Information 1062 、106
3から成る。PGC General Information 1061には、PGCの
再生時間やCellの数を示す情報(Number of Cell Playba
ck Information)が含まれる。
ll-AからCell-Fまでの再生区間で指定され、各PGCにお
いてPGC Informationが定義されている。 (1)PGC#1は、連続する再生区間を指定したCellで構
成される例を示し、その再生順序は Cell-A → Cell-B
→ Cell-C となる。 (2)PGC#2は、断続された再生区間を指定したCellで
構成される例を示し、その再生順序は Cell-D → C
ell-E → Cell-Fとなる。 (3)PGC#3は、再生方向や重複再生に関わらず飛び飛
びに再生可能である例を示し、その再生順序は Cell
-E → Cell-A → Cell-D → Cell-B → Cell-Eとなる。
生アプリケーションソフト側で AV File 内に未使用
領域を設定する場合の映像情報記録位置の設定方法につ
いて説明する。始め図31(a)に示す状態だったとす
る。LBNがDからEまでを部分消去した場合、本発明
の実施の形態ではAVファイル#1内に未使用領域を持
つため図31(b)に示すようにAVファイルのファイ
ルサイズは変化しない。従ってAVファイルに対する F
ile Entryは FE(AD(C)) のまま変化しない。従
って新たにPCファイルを記録した場合にもAVファイ
ル#1の間の未使用領域の場所にPCファイルが入り込
む事が無い。次に録画による映像情報の追記録を行った
場合にはLBNがDからEまでの未使用領域に追記記録
情報が入り、追記録領域に変化する。このように本発明
の AV File 内に未使用領域を設定する方法では少量
での部分消去、録画による追記録に対していちいちUD
Fのファイルシステム情報を変更する必要が無く、ファ
イルシステム上の処理が楽になる。さらに録画すべき映
像情報が増えた場合にはAVファイルサイズが広がる。
図31(c)のLBNがBからCの範囲の未記録領域が
ビデオファイル#1に吸収される。図31(c)でのビ
デオファイルの Extent がAD(C)1個だったのに対し
て図31(d)ではAD(A)の Extent が1個増え、Fi
le EntryがFE(AD(C),AD(B)) となる。
LBNと AV Address の関係を示す。AV File 140
1の情報は図32(a)に示すように情報記憶媒体上に
物理的に点在して記録されている。今 AV File 14
01が Extent#α 3166、Extent #γ 3168、
Extent #δ 3169に分散記録され、File Entry上で
のエントリー順がExtent #δ 3169、 Extent #γ
3168、 Extent#α 3166に設定された場合を
考える。録再アプリ1が管理する AV Addressは情報記
憶媒体上の記録位置には全く無関係に File Entry に登
録された Extent を連続的に接続し、しかも File Entr
y 上でのエントリー順が若い順に小さな AV Address 値
を設定したものである。AV Addressは、Extentにより
管理されていることになる。例えば Extent #γ 31
68の最初のセクタのLBN値は図32(a)に示すよ
うに“c”で、最後のセクタのLBN値が“d−1”だ
った場合、同様のセクタの AV Address 値は図32
(b)に示すようにそれぞれ“f−e”、“(f−e)
+(d−c)−1”となる。
その部分は“未使用VOB#A 3173”となり、録
再アプリ上で図33、図34のように管理される(すな
わちFile System 2上での Extent の解放(削除処理)
は行わない)。図33では、VOB#1の中央部分がが削除
された場合を示している。そして、図34には、図33
のようにVOBが削除された場合の、管理状態を示して
いる。つまりVOB情報の数、未使用VOB情報の数、タイ
プ、データサイズ、先頭位置のAV Addressの例を示し
ている。つまり、右側の欄に示すように管理内容が書き
換えられる。従って、以後の再生、消去、追加書き込み
の場合は、この管理情報が参照されてアドレス管理が行
われる。
なり、記録時の連続性の保証が必須条件となる。以下に
この記録時の連続性を阻害する理由の説明と、記録時の
連続性を保証する方法について説明する。
めの記録系システム概念図を示す。外部から送られてき
た映像情報はバッファーメモリ(半導体メモリ)BM2
19に一時保管される。粗アクセス1334と密アクセ
ス1333動作により光学ヘッド202が情報記憶媒体
201上の記録位置へ到達すると、上記バッファメモリ
(半導体メモリ)BM219に一時保管された映像情報
が光学ヘッド202を経由して情報記憶媒体201上に
記録される。バッファメモリ(半導体メモリ)BM21
9から光学ヘッド202へ送られる映像情報の転送レー
トをここでは物理転送レート(PTR:Physical Trans
mission Rate )1387と定義する。外部からバッフ
ァメモリ(半導体メモリ)BM219へ転送される映像
情報の転送レートの平均値をシステム転送レート(ST
R:System Transmission Rate)1388とここで定義
する。一般には物理転送レートPTRとシステム転送レ
ートSTRとは異なる値になっている。
映像情報を記録するには光学ヘッド202の集光スポッ
ト位置を移動させるアクセス操作が必要となる。大きな
移動に対しては光学ヘッド202全体を動かす粗アクセ
ス1334を行い、微少距離の移動には図示してないが
レーザー光集光用の対物レンズのみを動かす密アクセス
1333を行う。
る映像情報に対して光学ヘッド202のアクセス制御を
行いながら情報記憶媒体201上の所定位置に順次映像
情報を記録する場合のバッファーメモリ(半導体メモ
リ)BM219内に一時的に保存される映像情報量の時
間的推移を示す。一般にシステム転送レートSTRより
物理転送レートPTRの方が速いので映像情報記録時間
1393、1397、1398 の期間ではバッファー
メモリ219内に一時的に保存される映像情報量は減少
し続ける。バッファーメモリ219内に一時保管される
映像情報量が“0”になる。その時には連続的に転送さ
れて来る映像情報はバッファメモリ219内に一時保管
される事無くそのまま連続的に情報記憶媒体201上に
記録され、バッファーメモリ219内に一時的に保存さ
れる映像情報量は“0”の状態のまま推移する。
別位置に映像情報を記録する場合には、記録動作に先立
ち光学ヘッド202のアクセス処理が実行される。光学
ヘッド202のアクセス期間として図37に示すように
粗アクセス時間1348、1376、密アクセス時間1
342、1343と情報記憶媒体201の回転待ち時間
1345、1346の3種類の時間が必要となる。この
期間は情報記憶媒体201への記録処理が行われないの
で、この期間の物理転送レートPTR1387は実質的
に“0”の状態になっている。それに反して外部からバ
ッファーメモリー(半導体メモリー)BM219へ送ら
れる映像情報の平均システム転送レートSTR1388
は不変に保たれるため、バッファーメモリー(半導体メ
モリー)BM219内の映像情報一時保存量1341は
増加の一途をたどる。
度情報記憶媒体201への記録処理を開始する(映像情
報記録時間1397、1398の期間)とバッファーメ
モリー(半導体メモリー)BM219内の映像情報一時
保存量1341はふたたび減少する。この減少勾配は 〔平均システム転送レートSTR1332〕−〔物理転
送レートPTR1331〕 で決まる。
位置に再度アクセスする場合には密アクセスのみでアク
セス可能なので密アクセス時間1363、1364、1
365、1366と回転待ち時間1367、1368、
1369、1370のみが必要となる。
て“特定期間内のアクセス回数の上限値”で規定するこ
とが出来る。以上は連続記録について説明したが、連続
再生を可能にする条件も上述した内容と類似の理由から
“特定期間内のアクセス回数の上限値”で規定すること
が出来る。
回数条件について図36を用いて説明する。最もアクセ
ス頻度の高い場合は図36のように映像情報記録時間1
393が非常に短く、密アクセス時間1363、136
4、1365、1366と回転待ち時間1367、13
68、1369、1370のみが連続して続く場合にな
る。この場合には物理転送レートPTR1387がどん
なに早くても記録連続性の確保が不可能になる。今バッ
ファーメモリー219の容量をBMで表すとBM÷ST
Rの期間でバッファーメモリ219内の一時保管映像情
報が満杯となり、新たに転送されて来た映像情報をバッ
ファーメモリー(半導体メモリー)219内への一時保
管が不可能となる。その結果、バッファーメモリー(半
導体メモリー)219内への一時保管がなされなかった
分の映像情報が連続記録出来なくなる。
クセス時間のバランスが取れ、グローバルに見てバッフ
ァーメモリ219内の一時保管映像情報がほぼ一定に保
たれている場合にはバッファーメモリ219内の一時保
管映像情報が溢れる事無く外部システムから見た映像情
報記録の連続性が確保される。各粗アクセス時間をSA
Ti(対物レンズの Seek Access Time)、n回アクセス
後の平均粗アクセス時間を SATa とし、各アクセ
ス毎の映像情報記録時間を DWTi( Data Write Tim
e )、n回アクセス後の平均値として求めた1回毎のア
クセス後に情報記憶媒体上に映像情報を記録する平均的
な映像情報記録時間をDWTaとする。また1回毎の回
転待ち時間をMWTi ( Spindle Motor Wait Time )
とし、n回アクセス後の平均回転待ち時間を MWTa
とする。
の外部からバッファーメモリー219へ転送される映像
情報データー量は STR × ( Σ( SATi +JATi + MWTi )) STR × n × ( SATa + JATa + MWTa ) (1) となる。この値とn回アクセスして映像情報記録時にバ
ッファーメモリー219から情報記憶媒体201へ転送
された映像情報量 ( PTR−STR )× Σ DWTi (PTR−STR)×n・DWTa (2) との間で ( PTR−STR )×n・DWTa ≧ STR×n× ( SATa+JATa+MWTa ) すなわち ( PTR−STR )× DWTa ≧ STR × ( SATa+JATa+MWTa ) (3) の関係にある時に外部システム側から見た映像情報記録
時の連続性が確保される。ここで1回のアクセスに必要
な平均時間を Ta とすると Ta = SATa+JATa+MWTa (4)となるので、(3)式は ( PTR−STR )× DWTa ≧ STR × Ta (5) と変形される。本発明では一回のアクセス後に連続記録
するデーターサイズの下限値に制限を加えて平均アクセ
ス回数を減らす所に大きな特徴がある。一回のアクセス
後に情報記憶媒体上に連続記録するデーター領域を“ C
ontiguous Data Area ”と定義する。(5)式から DWTa ≧ STR × Ta /( PTR−STR ) (6)と変形できる。 Contiguous Data Area サイズCDASは CDAS = DWTa × PTR (7) で求まるので、(6)式と(7)式から CDAS ≧ STR × PTR × Ta /( PTR−STR ) (8) となる。(8)式から連続記録を可能にするための Con
tiguous Data Area サイズの下限値を規定できる。粗ア
クセス、密アクセスに必要な時間は情報記録再生装置の
性能により大きく異なる。 今仮にSATa 200 ms (9)を仮定する。前述したように例えば M WTa 18ms 、JATa 5ms を計算に使う。 2.6GB DVD−RAM では TR = 11.08Mbps (10) である。MPEG2の平均転送レートが STR 4Mbps (11) の場合には上記の数値を(8)式に代入すると CDAS ≧ 1.4Mbits (12) を得る。また別の見積もりとして SATa+JATa+MWTa = 1.5秒 (13) とした場合には(8)式から CDAS ≧ 9.4Mbits (14) となる。また録再DVDの規格上では MPEG2の最大転送レートとして STR = 8Mbps (15) 以下になるように規定しているので、(15)式の値を(8)式に代入すると CDAS ≧ 43.2Mbits 5.4 MBytes (16) を得る。
管理を録再アプリ1上で行い、図26(f)に示した A
llocation Map Table 1105内に図38のようなデー
ター構造を持たせる事により境界位置情報管理を行って
いる。
した欠陥領域に対する代替え方法としての Linear Repl
acement と Skipping Replacement の比較説明を行っ
た。ここでは各交替処理時のLBN( Logical Block N
umber )設定方法の比較を重点的に説明する。既に説明
したように情報記憶媒体上の全記録領域は2048バイ
ト毎のセクターに分割され、全セクターにはあらかじめ
物理的にセクター番号(PSN:Physical Sector Numb
er )が付与されている。このPSNは図6で説明した
ように情報記録再生装置(ODD:Optical Disk Drive
)3により管理されている。
ement 法では代替え領域3455の設定場所は Spare A
rea 724内に限られており、任意の場所に設定するこ
とは出来ない。情報記憶媒体上に欠陥領域が一ヶ所も存
在しない場合には、User Area 723内の全セクターに
対してLBNが割り振られ、Spare Area 724内のセ
クターにはLBNは設定されて無い。User Area 723
内にECCブロック単位の欠陥領域3451が発生する
とこの場所でのLBNの設定は外され(3461)、そ
のLBN値が代替え領域3455内の各セクターに設定
される。図39(β)の例では記録領域3441の先頭
セクターのPSNとして“b”、LBNとして“a”の
値がそれぞれ設定されている。同様に記録領域3442
の先頭セクターのPSNは“b+32”、LBNは“a
+32”が設定されている。情報記憶媒体上に記録すべ
きデーターとして図39(α)に示すように記録データ
ー#1、記録データー#2、記録データー#3が存在し
たとき、記録領域3441には記録データー#1が記録
され、記録領域3442には記録データー#3が記録さ
れる。記録領域3441と3442に挟まれ、先頭セク
ターのPSNが“b+16”で始まる領域が欠陥領域3
451だった場合には、ここにはデーターが記録されな
いと共にLBNも設定されない。その代わり Spare Are
a 724内の先頭セクターのPSNが“d”で始まる代
替え領域3455に記録データー#2が記録されると共
に先頭セクター“a+16”で始まるLBNが設定され
る。
するアドレスはLBNであり、Linear Replacement 法
では欠陥領域3451を避けてLBNを設定しているの
で、File System 2には情報記憶媒体上の欠陥領域34
51を意識させない事が Linear Replacement 法の特徴
となっている。逆にこの方法の場合、File System 2側
では全く情報記憶媒体上の欠陥領域3451に関する対
応が取れないと言う欠点もある。
おいては図39(γ)に示すように欠陥領域3452に
対してもLBNを設定し、File System 2側でも情報記
憶媒体上に発生した欠陥領域に対して対応が取れる(管
理範囲内に入れる)ようにした所に本発明の大きな特徴
がある。図39(γ)の例では欠陥領域3452の先頭
セクタのLBNは“a+16”と設定されている。また
欠陥領域3452に対する代替え領域3456を User
Area 723内の任意の位置に設定可能とした所に本発
明の次の特徴がある。その結果、欠陥領域3452の直
後に代替え領域3456を配置し、本来欠陥領域345
2上に記録すべき記録データ#2をすぐに代替え領域3
456内に記録できる。図39(β)に示す Linear Re
placement 法では記録データ#2を記録するために光学
ヘッドを Spare Area724まで移動させる必要があ
り、光学ヘッドのアクセス時間が掛かっていた。それに
対しSkipping Replacement 法では光学ヘッドのアクセ
スを不要とし、欠陥領域直後に記録データ#2を記録す
ることが出来る。図39(γ)に示すように Skipping
Replacement 法では Spare Area 724を使用せず、非
記録領域3459として扱っている。図39(β)に示
すような記録方法を行った場合は、光ヘッドの物理的移
動が頻繁に行われる。
図39に示した実施の形態のポイントとそれに対応した
効果はA〕欠陥領域3452に対してもLBNを設定す
る。
ent 法や図16に示した欠陥処理方法では直接欠陥領域
にLBNが付与されてないため、File System 2からは
正確な欠陥領域は分からない。情報記憶媒体上に発生す
る欠陥量が少量の場合には図39(β)や図16に示す
ように欠陥管理を完全に情報記録再生装置3に任せるこ
とは可能である。また、 Spare Area のサイズを越え
るような多量な欠陥が発生した場合、欠陥管理を情報記
録再生装置3だけで行うと破綻が生じることになる。そ
れに対し欠陥領域3452にLBNを設定し、File Sys
tem 2側でも欠陥領域3452の場所が認知できるよう
にすると、後で説明する記録手順のステップST3−0
5〜−07に示すような方法で情報記録再生装置3と F
ile System2が協調して欠陥処理に当たることが出来、
情報記憶媒体上に多量な欠陥が発生した場合でも破綻無
く連続して映像情報の記録を続ける事が出来る。B〕Us
er Area 723 内に発生し、LBNを設定した欠陥領域3
452はそのままLBN空間上に残存させておく。
ent 法や同じ Skipping Replacement 法でもLBN設定
方法として図16(c)のように Spare Area 724 内
(情報記録に使用する延長領域743)にLBNを設定
した場合、(初期記録時には問題が生じないが、)記録
した情報を削除し、新たな情報を記録する時に問題が生
じる。
N空間上は全て連続したアドレスが設定されている( S
pare Area 746 に設定されたLBNは User Area 723
から物理的に離れた位置に配置された事を File System
2は知らない )ので、FileSystem 2はLBN空間上
の連続した範囲に情報を記録しようとする。一度 Spare
Area 724 内にLBNを設定してしまうと、情報記録再
生装置3は File System 2の指定に従って情報を情報
記憶媒体上に記録しなければならず、記録時にSpare Ar
ea 724 上のLBN設定場所へ移動して情報記録する必
要が生じ、光学ヘッドのアクセス頻度が高まり、情報記
録再生装置内の半導体メモリ内の映像情報一時保存量が
飽和し、その結果連続記録が不可能になる場合がある。
れるLBNが常に User Area 723内に設定されると、情
報削除後にその場所に別の情報を記録した場合に光学ヘ
ッドの不必要なアクセスを制限でき、映像情報の連続記
録が可能となる。C〕User Area 723 内に発生した欠陥
領域3452の直後に代替え領域3456を設定する。
inear Replacement 法に比べて図39(γ)の Skippin
g Replacement 法では欠陥領域直後に記録データ#2
を記録することが出来、その結果光学ヘッドの不要なア
クセスを制限でき、映像情報の連続記録が可能となる。
と言う所にある。
の連続記録を確保するため Contiguous Data Area 単位
での記録、部分消去処理が必要となる。図40(a)の
ように既に記録された映像情報3511に対して少量の
追加記録すべき映像情報3513を追加記録する場合、
本発明では図40(b)のように Contiguous Data Are
a #3 3507を確保し、残りの部分を未使用領域3
515として管理する。更に少量の追加記録すべき映像
情報3514を追加記録する場合にはこの未使用領域3
515の先頭位置から記録する。この未使用領域351
6の先頭位置の管理方法として、実施の形態の内、LB
N/ODD,LBN/ODD−PS,LBN/UDF,
LBN/UDF−PS,LBN/UDF−CDA Fix, L
BN/XXX,LBN/XXX−PSの実施の形態とし
てはInformation Length 3517情報を利用する。Inf
ormation Length 情報3517は、図41に示すように
File Entry 3520内に記録されている。この Inform
ation Length 3517とは図40(c)に示すように
AVファイル先頭から実際に記録された情報サイズを意
味している。
内の部分消去時に Contiguous DataArea の対応が必要
な実施の形態もある。本発明実施の形態の内、LBN/
UDF、LBN/XXXでは,図42に示すようにAV
ファイル内の部分消去時に Contiguous Data Area の境
界位置確保を行わず、消去したい部分を完全に消去処理
する。図41のように消去したい部分である Video Obj
ect #B 3532がExtent #2(CDA:Contiguous
Data Area #β)と Extent #4(CDA#δ)の一
部を跨いでいる場合、消去後図42(b)のように Ext
ent #6 3546と Extent #7 3547のサイズ
が Contiguous Data Area 許容最小値より小さくなる。
−PS、LBN/ODD、LBN/ODDーPSの各実
施の形態では、では録再アプリ1側で Contiguous Data
Area の境界位置管理を行う。すなわち図38に示すよ
うに Allocation Map Table内に Contiguous Data Area
の境界位置情報が記録されているので、Video Object
#B 3532を消去する場合、録再アプリ1側でCD
A#β3536とCDA#δ3538に掛かっている部
分を未使用VOB3552、3553として新たに定義
し、図33、図34に示すように未使用VOB#Aの情
報3196と同じ形式で Video Object Control Inform
ation 内に追加登録する。この形態は、図43に示され
ている。
Fix、LBN/UDF−PS、LBN/XXX−PS
の実施の形態では、 File System 2側で Contiguous D
ataArea の境界位置管理を行う。 LBN/UDF-CDA
Fix では情報記憶媒体上の全記録領域内であらかじめ
CDAが図44に示すように分割されており、図45に
示すようにUDFの Volume Recognition Sequence 4
44内のブート領域である Boot Descriptor 447内
に Contiguous Data Area の境界位置管理情報が記録さ
れている。個々のCDAは個々の CDA Entry 355
5、3556として別々に管理され、サイズ3557と
先頭LBN3558が記録されている。LBN/UDF
−PS、LBN/XXX−PS ではこのような事前情
報を持たず、任意にCDA領域を設定可能としている。
ect #B 3532の先頭位置の AVAddress とデータサ
イズを指定されると File System 2側でCDA#βと
CDA#δにかかっている部分消去場所を未使用 Exten
t 3548、3549としてAVファイル内の File En
try 内に登録される。未使用 Extent 3548、354
9の識別情報は、図20あるいは図41(f)のように
映像情報(AVファイル)の File Entry 3520内の
Allocation Descriptors 420を Long Allocation
Descriptor とし、Implementation Use 3528、41
2内に属性として“未使用 Extent フラグ”を設定して
いる。情報記憶媒体としてDVD−RAMディスクを用
いた場合には図13に示すようにECCブロック502
単位での記録、部分削除処理が必要となる。従ってEC
Cブロック境界位置管理が必要となる。この場合、削除
指定領域の境界位置とECCブロック境界位置管理がず
れた時には図44(b)と同様に端数箇所に未使用 Ext
ent 3548、3549を設定し、42図(f)のよう
に属性として“未使用 Extent フラグ”を付ける。
ク境界位置確保のため、追加記録/部分消去時に設定す
る未使用領域設定方法に関する説明を図40から図45
を参照して説明した。
て記載した。図46の丸印6に示す実施の形態は Imple
mentation Use 内に未使用領域開始LBNを記録してお
り、同一場所に“未使用 Extent フラグ”を設定する前
述した図41の実施の形態とは若干内容が異なってい
る。この発明の実施の形態の内、LBN/UDFとLB
N/XXXにおける映像情報記録後の Extent 設定方法
の違いについて図47と図48を用いて説明する。どち
らも映像情報記録時に発見された情報記憶媒体上の欠陥
領域に対して欠陥管理情報を情報記憶媒体上に記録す
る。LBN/UDFでは欠陥管理情報を FileSystem 2
が管理するTDMという管理領域に記録する。LBN/
UDFでは File System 2上で欠陥管理を行っている
ため、欠陥領域3566を含めて Extent #4 357
4を設定(図47(e))出来る。LBN/XXXでは
欠陥管理情報を情報記録再生装置3が管理するTDLと
言う管理領域に記録し、欠陥領域3566を避けて Ext
ent を設定(図48)する。
を避けて Extent を設定した場合について考える。今図
47、図48(e)の形でAV情報が記録されていた
後、 1.AV情報記録完了後に欠陥領域3566に対応した
LBN場所に別のPCファイルが記録される(この場合
Linear Replacement 処理が行われる)。 2.さらに以前記録したAVファイルを削除するため図
47、図48(a)の Contiguous Data Area #Bを削
除する。 3.別のAV情報を今削除した Contiguous Data Area
#Bの場所に記録すると言う処理が発生する可能性があ
る。この場合LBN空間上では欠陥領域3566に対応
したLBN場所にPCファイルが既に記録されている。
に示すように既存PC file 3582をまたがって Con
tiguous Data Area 3593 を設定できる所にも大き
な特徴が有る。具体的な設定方法については後述の図5
3の説明場所に詳細に記述して有る。Contiguous Data
Area 3593の設定条件として本発明では a〕Contiguous Data Area 3593内に存在し得る既
存PC file 3582、または以前 Linear Replacemen
t 処理した欠陥領域3586の総数 Npc が(28)式
を満足すること。 b〕以前 Skipping Replacement 処理した欠陥領域35
86を含むContiguous Data Area内の Skipping Replac
ement を必要とするトータル欠陥サイズ Lskipが(2
9)式を満足すること。 c〕 Contiguous Data Area 3593内に存在し得る既
存PC file 3582、または以前 Linear Replacemen
t 処理した欠陥領域3586を避けて Contiguous Data
Area 内の次の記録領域まで光学ヘッドがアクセスする
時粗アクセス時間1348、1376を不用とするこ
と。
必要無い程度に既存PC file 3582、または以前Li
near Replacement 処理した欠陥領域3586サイズが
小さいことと設定している。
情報を記録する場合、 1)Contiguous Data Area 3593内に存在し得る既
存PC file 3582、以前 Linear Replacement 処理
した欠陥領域3586を避けて次の記録領域まで光学ヘ
ッドがアクセスする時間と、 2) 前回記録時に Skipping Replacement 処理した欠
陥領域3587と今回記録時に初めて発見された欠陥領
域に対する Skipping 処理を行う期間と、は情報記憶媒
体上にAV情報がまったく記録されない。よってこの期
間内では情報記録再生装置内の半導体メモリ内の映像情
報一時保管量は図37の粗アクセス時間1348、密ア
クセス時間1343、回転待ち時間1346の期間と全
く同様に増加の一途をたどる。従ってこの期間は図40
の粗アクセス時間1348、密アクセス時間1343、
回転待ち時間1346の期間と同列で扱うことが出来
る。Contiguous Data Area 3593内で前回記録時にS
kipping Replacement 処理した欠陥領域3587と今回
の記録時に初めて発見されSkipping処理が必要となる欠
陥領域のトータルサイズを Lskip と定義する。
は Tskip = Lskip ÷ PTR (21) となる。この条件を加味すると(8)式は CDAS ≧ STR×PTR×(Ta+Tskip)/(PTR−STR) (22)と変形される。 Contiguous Data Area 3593内に存在し得る既存P
C file3582、以前 Linear Replacement 処理した
欠陥領域3586を避けて次の記録領域まで光学ヘッド
がアクセスする時はトラックジャンプによるアクセスを
行うが、この時、粗アクセス時間1348、1376が
不必要なレベルまで既存 PCfile 3582サイズと以
前Linear Replacement 処理した欠陥領域3586サイ
ズを小さくする。一般的なDVD−RAMドライブでは
密アクセス時の対物レンズ移動距離は±200μm 程
度であり、DVD−RAMディスクのトラックピッチ Pt = 0.74μm (23) 1トラック当たりの最小データーサイズ Dt = 17×2kBytes = 34kBytes (24) から既存PC file 3582、以前 Linear Replacemen
t 処理した欠陥領域3586 1個当たりのサイズは 200÷0.74×34 = 9190kBytes (25) 以下の必要がある。諸処のマージンを見越して考えると
実際の許容最大サイズは(25)式の 1/4 の23
00kBytes以下が望ましい。上記条件を満足した場合
には Contiguous Data Area 内の次の記録領域までのア
クセスは、密アクセス時間1343と回転待ち時間13
46のみを考慮に入れれば良い、1回のアクセスに必要
な密アクセス時間1343を JATa とし、回転待ち
時間1346を MWTa とし、Contiguous Data Area
内の既存PC file 3582と以前Linear Replacement
処理した欠陥領域3586の合計数を Npc とすると
上記領域を避けるために必要な合計アクセス時間 Tpc
は Tpc = Npc ×( JATa + MWTa ) (26) となる。この時間も考慮に入れると(22)式は CDAS ≧ STR×PTR×(Ta+Tskip+Tpc)/(PTR−STR) (27) と変形される。(10) (13)(15)の各値を用
いると ( Tskip+Tpc)/Ta=20%とした時には CDAS≧6.5MBytes ( Tskip+Tpc)/Ta=10%とした時には CDAS ≧ 5.9MBytes ( Tskip+Tpc)/Ta =5%とした時には CDAS ≧ 5.7MBytes ( Tskip+Tpc)/Ta =3%とした時には CDAS ≧ 5.6MBytes ( Tskip+Tpc)/Ta =1%とした時には CDAS ≧ 5.5MBytes となる。(27) 式と(26)式から Npc ≦ {[CDAS×(PTR−STR)/(STR×PTR)]−Ta−Tskip}/ ( JATa+MWTa ) (28)(27)式と(21)式から Lskip ≦{[ CDAS×(PTR−STR)/(STR×PTR)]−Ta− Tpc}×PTR (29)が導ける。 (28)(10)(13)(15)式の各値と MWTa
18ms 、JATa5ms を用いると (Tskip+Tpc)/Ta =10%、Tskip=0とした時にはNpc ≦ 6 (Tskip+Tpc)/Ta= 5%、Tskip=0とした時にはNpc≦ 3 (Tskip+Tpc)/Ta =3%、Tskip=0とした時にはNpc≦ 1 (Tskip+Tpc)/Ta =1%、Tskip=0とした時にはNpc≦ 0 となる。また(29)(10)(13)(15)式の各値を用いると (Tskip+Tskip)/Ta=10%、Tpc=0とした時には Lskip≦ 208kBytes (Tskip+Tskip)/Ta=5%、Tpc=0とした時にはLskip≦104kBytes (Tskip+Tskip)/Ta=3%、Tpc=0とした時にはLskip ≦ 62kBytes ( Tskip+Tskip)/Ta =1%、Tpc=0とした時にはLskip≦ 0kBytes となる。
概念図として図35を用いて説明した。基本的概念を検
討する場合には図35で問題ないが、より詳細に検討す
るために図50に示す記録系のシステム概念モデルを使
用する。
外部から入力されたAV情報はMPEGゴード134を
介してディジタル圧縮信号に変換され、一時的にメイン
メモリー112に記録され、メインCPU111の制御
に応じて図7の情報記録再生装置140側へ転送され
る。情報記録再生装置140内にもバッファーメモリー
219を持ち、転送されたディジタルAV情報は一時的
にバッファーメモリー219内に保存される。
合にも途中で中断することなく、長期間連続してAV情
報を記録できる本発明の方法を以下に説明する。
大きな特徴は図51に示すように * 記録すべきファイルがAVファイルか否かを判定す
るステップ(ST01) * 情報記憶媒体上の映像情報記録場所を事前に設定す
るステップ(ST02) * 情報記憶媒体上にAV情報を記録するステップ(S
T03) * 情報記憶媒体上に実際に記録された情報配置情報を
情報記憶媒体上の管理領域に記録するステップ(ST0
4)を有している所にある。この処理は主に File Syst
em 2側が中心となり制御を行う。
更に詳しく示し、図53は、図51のステップST02の
内容を更に詳しく示し、図54は、図51のステップST
03の内容を更に詳しく示している。図55は、図51の
ステップST04の内容を更に詳しく示している。
報の部分削除処理など情報記憶媒体に対するあらゆる処
理は図6の録再アプリ1がOS内の File System 2に
対して処理の概略を指示した後、初めて開始される。
File System 2に対して示す処理の概略内容は録再アプ
リ1側から SDK API Command 4を発行すること
により通知される。SDK API Command 4を受ける
と File System 2側でその指示の内容を具体的に噛み
砕き、DDK Interface Command 5を情報記録再生装
置3に対して発行して具体的な処理が実行される。
/XXXにおいて上記図51に示す処理が可能となるた
めに必要なAPIコマンド( SDK API Command
4 )を図56に示した。
容追加部分と新規コマンド部分は本発明の範囲である。
APIコマンドを用いて録再アプリ1側が行う一連の処
理方法を説明すると以下のようになる。 < AV情報記録処理 > 1st STEP: Create File Command により記録開
始と対象ファイルの属性(AVファイルかPCファイル
か)をOS側に通知する。 2nd STEP: Set Unrecorded Area Commend により
情報記憶媒体上に記録するAV情報の予想最大サイズ指
定、 3rd STEP: Write File Command( OSに対して
複数回コマンドを発行する )によりAV情報転送処理
をOS/ File System 側に通知する。 4th STEP: 一連のAV情報記録処理が完了した
後、後日に記録したいAV情報サイズが分かっている場
合にSet Unrecorded Area Command を発行することによ
り、次回AV情報を記録するエリアを事前に 確保して
置く事も可能である。
報記憶媒体上にAV 情報とPC情報の両方を記録可能
となっている。従って次回のAV情報を記録する前に空
き領域 にPC情報が記録され、次回のAV情報記録時
に空き領域が無くなっている場合が生じる。
サイズの未使用領域を設定し、次回のAV情報記録場所
の事前予約をしておける。(この4th STEP は実行
しない場合もある。) 5th STEP: Close Handle Command により一連の
記録処理終了をOS/ File System 側に通知する、 * Create File Command にAV file 属性フラグを
追加する以外は WriteFile Command、 Close Handle Co
mmandとも従来のPC情報記録用のコマンドをそのまま
兼用する。そのように設定することで内部で複数に階層
化されたOS内のAPIインターフェースに近い上層部
での映像情報記録方法変更に伴うプログラム変更を不要
とし、上層部では既存のOSソフトをそのまま使用可能
としている。情報記録再生装置に近い下層のOS部分に
属する File System 側では図52に示す方法で対象と
するファイルがAVファイルかPCファイルかを File
System 側単独で判断し、情報記録再生装置に対する使
用コマンドを選別している。
ddress で設定する。 < AV/PC情報再生処理 > 1st STEP: Create File Command により再生開
始をOS側に通知する、 2nd STEP: Read File Command( OSに対して複
数回コマンドを発行する)により一連の再生処理を指
示、 3rd STEP: Close Handle Command により一連の
再生処理終了をOS/ File System 側に通知する、 * 再生処理はAVファイル、PCファイルとも共通の
処理を行う。
ress で設定する。 < AVファイル内の部分削除処理 > 1st STEP: Create File Command により部分削
除対象のファイル名をOS側に通知する。 2nd STEP: Delete Part Of File Command により
指定範囲内の削除処理を指示する。
除開始する AV Address と削除するデータサイズをパラ
メータで指定する。 3rd STEP: Close Handle Command により一連の
再生処理終了をOS/ File System 側に通知する。 <情報記憶媒体上にAV情報を記録できる未記録領域のサ
イズを問い合わせる > 1st STEP: Get AV Free Space Size Command に
よりAV情報を記録できる未記録領域のサイズを問い合
わせ、 * Get AV Free Space Size Command をOS側に発行
するだけでOS側から未記録領域サイズの回答をもらえ
る。 < デフラグメンテーション(Defragmentation)処理
> 1st STEP: AV Defragmentation Command により
AVファイル用のデフラグメンテーション処理をOS側
に指示する。
Vファイル用のデフラグメンテーション処理が行える。
具体的処理方法としては情報記憶媒体上に点在する Ext
ent サイズの小さなファイル情報を Extent 毎に移動
し、未記録領域内の Contiguous Data Area 確保スペー
スを広げる処理を行う。
的に噛み砕いた後、File System2が情報記録再生装置
3側に発行するDDK Interface Command 5の一覧を
図57に示す。READ Command 以外は本発明で新規
に提示するコマンドかあるいは既存のコマンドに対して
一部修正を加えたコマンドである。
4などに接続され、同時に複数台の機器間での情報転送
処理が行われる。情報記録再生装置3、140は1個の
メインCPU111のみに接続されている。これに対し
てIEEE1394などに接続された場合には各機器毎
のメインCPUと接続される。そのため間違って他の機
器に対して別の情報を転送しないように機器毎の識別情
報である Slot_ID を使用する。この Slot_ID は情報記
録再生装置3、140側で発行する。 GET FREE SLOT_I
D Command は File System 2側で発行するもので、パ
ラメーターとして AV WRITE 開始フラグと AV WRITE 終
了フラグによりAV情報の開始と終了を宣言すると共
に、AV情報開始宣言時に情報記録再生装置に対して S
lot_ID 発行の指示を出す。
置はカレント位置(前回の AV WRITE Command
で記録終了したLBN位置から次のAV情報を記録す
る)として自動的に設定される。各 AV WRITE C
ommand には AV WRITE番号が設定され、コマン
ドキャッシュとして情報記録再生装置のバッファーメモ
リ219内に記録された既発行の AV WRITE Com
mand に対してこの AVWRITE 番号を用いて DISC
ARD PRECEDING COMMAND Command により発行取り消し処
理を行える。
ッファーメモリ219内のAV情報一時保管量が飽和す
る前に File System 2側で適正な処理が出来るように
GETWRITE STATUS Command が存在する。この GET WRITE
STATUS Command の戻り値3344としてバッファメモ
リ219内の余裕量が回答されることでバッファーメモ
リ219内の状況が File System 2側で把握出来る。
本発明実施の形態では無欠陥時の1個の Contiguous Da
ta Area 記録分のAV情報を AV WRITE Command
で発行する毎にこの GET WRITE STATUS Command を挿
入し、 GET WRITE STATUS Command 内のコマンドパラメ
ーター3343である調査対象サイズと調査開始LBN
を対象の Contiguous Data Area に合わせている。また
GET WRITE STATUS Command には対象範囲内で発見され
た欠陥領域を各ECCブロック先頭LBNの値として戻
り値3344で与えられているため、AV情報記録後の
Extent 設定(図55のST4−04)にこの情報を利
用する。
and はAV情報記録前に全記録予定場所をLBN情報と
して情報記録再生装置に対して事前通告するコマンド
で、記録予定場所の Extent 数とそれぞれの Extent 先
頭位置(LBN)と Extent サイズをコマンドパラメー
ターに持つ。この情報記憶媒体上の記録予定場所は先行
して発行する GET PERFORMANCE Command の戻り値33
44である Zone 境界位置情報とLBN換算後のDMA
情報を基に設定される。
処理方法についてさらに説明する。AVファイルの識別
情報は、図23あるいは図58(f)に示すように Fil
eEntry 3520の ICB Tag 418内にある Flags
field in ICB Tag 3361内にAV file 識別フラグ
3362が設定されており、このフラグを“1”に設定
することでAVファイルであるかの識別が行える。
るいは図59(d)に示すように File Identifier Des
criptor 3364内にAV file 識別フラグ3364を
設定することも可能である。
否かを識別するステップの具体的なフローチャートを図
52に示す。
が発行されて初めて処理を開始する。AVファイルの
識別方法は条件により異なり、 * 新規AVファイル作成時には Create File Command
内のAV file 属性フラグを用いて識別し、 * 既に存在するAVファイルに対してAV情報を付加
する場合には図58または図59に示したように情報記
憶媒体上に既に記録されているファイルの属性フラグを
用いてAVファイルの識別を行う。
ションプログラム1側での各ファイルの属性(AVファ
イルかPCファイルか)を管理を不要( File System
2側で自動的に判定して記録処理方法を切り替える)と
なる効果がある。
ァイルがPCファイルの場合には従来の WRITE Comman
d、Linear Replacement 処理を行い、AVファイルの場
合には AV WRITE Command、Skipping Replacement 処理
を行う。
発行後にAV情報記録予定サイズの予想最大値を設定
し、Set Unrecorded Area Command を発行する。その指
定情報と GET PERFORMANCE Command で得た欠陥分布と
Zone 境界位置情報を基に記録すべき予定の最大情報サ
イズに合わせて Contiguous Data Area の設定を行う。
この発明の実施形態の内、LBN/XXXの実施の形態
を用いた場合にはこの設定条件として(25)式と(2
7)式を利用する。
File Entry 内の Allocation Descriptors 情報を事前
に記録する(ST2−07)。このステップを経ること
で a)例えばIEEE1394などに接続し、複数の機器
間との記録を同時並行的に行う場合、記録予定位置に他
の情報が記録されるのを防止できる。 b)AV情報を連続記録中に停電などにより記録が中断
された場合でも、再起動後に記録予定位置を順にトレー
スする事で中断直前までの情報を救える。などのメリッ
ト(効果)が得られる。その後 SEND PRESET EXTENT AL
LOCATION MAP Command で情報記録再生装置側に記録予
定位置情報を通知する(ST2−08)。この事前通知
により情報記録再生装置は情報記憶媒体上の記録位置と
記録順を事前に知っているため、AV情報記録時に情報
記憶媒体上の欠陥で Skipping Replacement 処理が多発
しても記録処理を停止させることなく、連続記録を継続
させることが可能となる。
報連続記録ステップ内の詳細内容について図54を用い
て説明する。
3517情報を用いてAVファイル内の記録開始位置を
事前に確認しておく(ST03−01)。録再アプリ1
からWrite File Command が発行されると(ST3ー0
2)AV WRITE 開始フラグが設定された GET FREE SLOT_
ID Command を発行して情報記録再生装置3に SLOT_ID
を発行させる(ST3−03)。
60に模式的に示した。AV WRITE Command によりメイ
ンメモリに保存された映像情報#1、#2、#3は定期
的に情報記録再生装置中のバッファーメモリ219内に
転送される。情報記録再生装置のバッファーメモリ21
9内に蓄えられた映像情報は光学ヘッド202を経由し
て情報記憶媒体上に記録される。情報記憶媒体201上
に欠陥領域3351が発生すると Skipping Replacemen
t 処理されるが、この間は情報記憶媒体201上に映像
情報が記録されないので情報記録再生装置中のバッファ
ーメモリ219内に一時保管される映像情報量が増加す
る。File System 2側は定期的に GET WRITE STATUS Co
mmand を発行し、バッファーメモリ219内の一時保管
映像情報量をモニターしている。この一時保管映像情報
量が飽和しそうな場合には FileSystem 側で 1)DISCARD PRECEDING COMMAND Command を発行し、情
報記録再生装置内のコマンドキャッシュの一部を取り消
す、 2)次の AV WRiTE Command で情報記録再生装置側へ転
送する映像情報量を制限(減らす)する、 3)情報記録再生装置側へ発行する次の AV WRiTE Comm
and までの発行時間を遅らせ、情報記録再生装置中のバ
ッファーメモリ219中の一時保管映像情報が少なくな
るまで待つ、のいずれかの処理を行う。
61に示すように、情報記憶媒体上に記録されているA
V情報に対して一切の処置を行わず、File System 2上
の File Entry 情報の書き換え(図61のST09)と
UDFに関する情報の変更処理のみを行う。そして、部
分消去した場所を未記録領域として登録するために、UD
F上の未記録領域情報であるUnallocated Space Table
452もしくはUnallocated Spase Bitmap435情報
に、上記部分消去場所を書き加える(ST10)。最後に録
画ビデオ管理データファイルに対する管理情報の書き換
え処理を行う(ST11)。
再アプリ1から部分消去位置と範囲を File System 2
側に通知する時には図56に示した“ Delete Part Of
FileCommand ”(部分消去コマンド)を使用する。従来
のPCファイルでは相対的にファイルサイズが小さいた
め、部分消去後の残りのファイル全体を情報記憶媒体に
重ね書きしていた。そのため従来の SDK API C
ommand 4にはファイル全体の消去コマンドかファイル
全体の書き換えコマンドしか存在せず、図56のような
ファイル内の部分消去コマンドは存在しなかった。それ
に対して映像情報(AV情報)を情報記憶媒体上に記録
した場合にはファイルサイズがPCファイルサイズに比
べてオーダーサイズで大きくなっている。従って従来の
ファイル全体の書き換えコマンドでは部分消去処理に大
幅な時間がかかってしまう。その問題を解決するため本
発明では新規に“ Delete Part Of File Command ”を
追加し、短時間による部分消去処理を可能にした。図5
6に示すように“ DeletePart Of File Command ”では
コマンドパラメーター3403に『削除開始ポインタ
ー』情報と『削除データーサイズ』情報をAV Address
で指定する形になっている。File System 2ではAV
Address 情報をLBN情報に変換して Extent の設定変
更を行い、その情報を図41に示すように上記AVファ
イルに関する File Entry 3520内の Allocation De
scriptors 420の書き換えを行う。
ent を登録する方法(AV File に対して Long Alloca
tion Descriptor を採用し、Implementation Use に欠
陥フラグを立てる)を示し、部分消去時に未使用 Exten
t 3548、3549を設定する方法について説明し
た。また図44では記録時に発生した欠陥領域3566
を避けて Extent #1 3571、#2 3572を分割
する方法を明示した。
み合わせて欠陥管理情報と未使用領域情報を記録・管理
する方法に付いて説明する。
ea #β 3602内に少量のデーターサイズであるVO
B#2 3618を追加記録したため、Contiguous Data
Area #β 3602内の不足分に未使用領域 Extent
3613を設定して有る。次回 AV File 3620に
対して映像情報あるいはAV情報を追加記録する場合に
は上記未使用領域 Extent 3613の先頭位置( LB
Nでは h+g、PSNでは k+g の所 )から記録が開始さ
れる。
7とVOB#2 3618の間にVOB#3が Contiguo
us Data Area #α 3601と Contiguous Data Area
#β3602を一部またいだ形で存在していた。そのV
OB#3の部分消去に伴い Contiguous Data Area #α
3601と Contiguous Data Area #β 3602をま
たいだVOB#3の部分に対して図44で説明した処理
を行い、未使用領域 Extent 3611と未使用領域 Ext
ent 3612を File System 2側で設定した。またV
OB#1の記録時にLBNが“ h+a ”から“ h+b-1 ”
の範囲でECCブロック単位での欠陥が発見されたので
そこには映像情報またはAV情報を記録せずに欠陥領域
Extent 3609として設定した。このように Contigu
ous DataArea #α 3601と Contiguous Data Area
#β 3602内には記録領域 Extent 3605と、欠
陥領域 Extent 3609、記録領域 Extent 3606、
未使用領域 Extent 3611、未使用領域 Extent 36
12、記録領域 Extent 3607、未使用領域 Extent
3613が並ぶがそれらは全て AV File 3620の
一部と見なされ、図62の下側に説明して有るように
AV File 3620の File Entry 内の Allocation De
scriptors として全ての Extent が登録される。
理情報領域(DMA)内のTertiaryDefect Map(TD
M) 3472に示すような独立してまとまった欠陥管
理テーブルを持たず、File Entry 内に登録された欠陥
領域 Extent 3609情報のみが欠陥管理情報になって
いる。 AV File 3620の File Entry 内 Allocati
on Descriptors での各 Extent の属性識別情報は図6
3(f)に示す Implementation Use 3528内に記録
されている。すなわち図63では Allocation Descript
ors の記述方法としてLong Allocation Descriptorの記
述方式を採用し、Implementation Use 3528の値と
して“ 0h ”の時は“記録領域の Extent”を表し、
“ Ah ”の時は“未使用領域の Extent ”、“ Fh
”の時は“欠陥領域の Extent ”を意味している。U
DFの正式な規格上では Implementation Use 3528
は6バイトで記述する事になっているが、図63では説
明の簡略化のため下位4ビットのみの表現としている。
図62では欠陥領域と未使用領域ともにLBNとPSN
が設定されており、LBNとPSNは全て平行移動した
値となっている。すなわち Linear Replacement 処理の
結果生じるようにPSNに対するLBNの飛びが発生し
ない所に本発明実施例の特徴がある。また記録領域Exte
nt 3605、3606、3607が存在する箇所のみ
に AV Address が付与されている。このAV Address
はAVFile3620内の欠陥領域 Extent3609と未
使用領域 Extent 3611、3612、3613を除い
た全セクターに対して File Entry 内に記述された All
ocation Descriptors の記述順に従って順に番号が設定
された格好になっている。すなわち記録領域 Extent 3
605の最初のセクターのLBNは“ h ”、PSNは
“ k ”であり、AV Addressは“ 0 ”に設定され、
記録領域 Extent 3607の最初のセクターのLBNは
“ h+f ”、PSNは“ k+f ”であり、AV Address
は“ a+c-b ”となっている。
ブロック502単位で情報が記録されている。従って本
発明実施例の図62でもECCブロック単位で記録され
るよう File System 2側できちんと管理されている。
すなわち Extent 設定によりECCブロック単位の記録
が行えるよう File System 2が制御している。具体的
内容で説明すると図62の“a”“b”“d”“e”
“j”が全て“16の倍数”になるように設定され、Co
ntiguous Data Area #α 3601と Contiguous Data
Area #β 3602の開始位置はECCブロック内先
頭位置、終了位置はECCブロック内終了位置となるよ
うに設定されている。
されるため欠陥領域 Extent 3609の開始と終了位置
はECCブロック内の開始位置と終了位置に一致してい
る。図62での個々のVOB#1 3616、3617
とVOB#2 3618サイズは必ずしも16セクター
単位で記録される必要が無く、VOB#1 3616、
3617とVOB#2 3618の部分的なECCブロ
ックからのはみ出し分は未使用領域 Extent 3611、
3612、3613サイズで補正されている。
AV情報の記録方法も図51と同様な記録方法を採用し
ている。唯一異なる部分は図55でのST4−01での
DMA領域内のターシャリーディフェクトリスト; Ter
tiary Defect List(TDL) 3414への記録が不用
となり、ST4−04での Extent 情報に欠陥 Extent
3609と未使用領域 Extent 3611、3612、3
613が加わる。
変換 → PSN変換 ”は行うが、“AVAddress → L
BN変換 ”時に File Entry 内の Allocation Descrip
torsから各 Extent の属性を検出し、記録領域 Extent
3605、3606、3607のみを再生の対象にする
(欠陥 Extent 3609や未使用領域 Extent 361
1、3612、3613に対する取捨選択処理 )を行
う所に大きな特徴がある。
ファイルの File Entry 内の Extent 情報書き換え処理
(ST09)時に Contiguous Data Area サイズとEC
Cブロック境界領域場所を加味して適宜 未使用領域 E
xtent の挿入処理が必要となる。
のようになる。
1の記録単位とは2048kBytes毎のセクター単位を
意味し、1個のセクターに対して論理アドレスLBNが
設定されている。図32ないし図33に示すように 連
続したLBNを有するセクターが集合して Extent #α
3166、#γ 3168、#δ 3169を構成して
いる。第2の記録単位とは Contiguous Data Area の事
を示し、図42、図43に示すようにCDAサイズと E
xtent サイズは一致するか、もしくは図44に示すよう
にExtent #6 3546、#7 3547のサイズはC
DA#β、#δサイズより小さい。また図40に示すよ
うに原則としてはAV情報は Contiguous Data Area #
1 3505、#2 3506、#3 3507単位で情
報記憶媒体上に記録するが、追加記録された映像情報3
513、3514のデーターサイズが Contiguous Data
Area サイズより小さい場合には図40のように未使用
領域3515、3516を定義する図40のように未使
用領域3515、3516を定義し、次に記録する情報
を前記未使用領域の開始位置から記録するように設定す
ることにより例えば“ワンショット録画”などのように
短時間分の映像を順次記録した後、その情報を連続して
再生する事ができる。
所に短時間分の映像を点在記録させると光学ヘッドのア
クセス時間により制約を受け、順次記録した映像を連続
した再生が不可能となり、ユーザーに対して間欠的な映
像を提供することになる。
報の種類(PCファイルかAVファイルか)を判別し、
情報記憶媒体に対するコマンドを従来の WRITE コマン
ド(欠陥処理方法は Linear Replacement 法を使用 )
を採用するか図57に示す AVWRITE コマンド( 欠陥処
理方法は Skipping Replacement 法を使用 )を採用す
るか判断し、PCファイルに対しては Contiguous Data
Area を意識せずに Extent 設定を行い、AVファイル
に対しては Contiguous Data Area 単位でAV情報の記
録を行うと共に Contiguous Data Area 内の記録情報の
端数に対して未使用領域を設定する。
須ではないが、AV情報記録時には連続記録が必須条件
となる。従ってAV情報を自動的に識別し、Contiguous
Data Area 単位での記録と端数に対する未使用領域の
設定を行うことによりAV情報に対する連続記録を確保
できる。
イズを所定サイズ以内に規定している。これによりAV
情報に対して安定的に連続記録を保証できる。
使用領域サイズを File System 上の『トータル Extent
Size(つまりファイルサイズ) − Information Lengt
h』とすると従来のDVD−RAM用のUDF規格を変
更することなく、非常に簡単な方法で未使用領域351
5、3516の管理が行える。
B”として扱い、録再アプリ側で管理すると言うのは第
4クレーム内容とは別の発明(異なる具体的実施例)に
なる。図43(b)に示した未使用VOB3552、3
553に対する管理情報は図26(f)に示した Video
Object Control Information 1107内に記録され、
具体的には図34に示した未使用VOB#A 3196
内のデーター構造を持つ。これによりAV情報内容を知
っている録再アプリ1側で未使用領域を管理することに
より細かい未使用領域管理が可能。
時)にはファイル内の未使用領域の開始位置から記録す
る内容は図40に示して有り、未使用領域3515の開
始位置から追加記録された映像情報3514を記録して
いる。図40のように未使用領域3515、3516を
定義し、次に記録する情報を前記未使用領域の開始位置
から記録するように設定することにより例えば“ワンシ
ョット録画”などのように短時間分の映像を順次記録し
た後、その情報を連続して再生する事ができる。本発明
方法を用いず、情報記憶媒体の至る所に短時間分の映像
を点在記録させると光学ヘッドのアクセス時間により制
約を受け、順次記録した映像を連続した再生が不可能と
なり、ユーザーに対して間欠的な映像を提供することに
なる。
System 上はCDA単位で削除処理を行い、端数部分を
未使用領域として残す方法として本発明では図43のよ
うに録再アプリ1側が管理する未使用VOB3552、
3553を設定する方法と、図44に示すように未使用
Extent 3548、3549として残す方法とがある。
した場合、図43、図44で示すようにCDA#γ 3
537単位で完全削除を行い、残りの部分を未使用領域
として残すことにより、再度別のAV情報を記録する
(再利用する)時に(削除時にCDA単位で削除して有
るので)この場所に新たなCDAを設定しやすく、新し
いCDA設定が容易となる。
記(1)に対して第1の記録単位として2048kByte
sのセクター単位は同じであるが、第2の記録単位とし
てセクターを16個集めてエラー訂正を行う単位として
ECCブロックとし、このECCブロック内に未使用領
域を有するように記録する方法、そして上記(4)に対
応する他の手段として未使用領域に対して未使用領域エ
クステント(Extent)として、ファイルエントリー(Fi
le Entry)内で管理する方法も本発明内に含まれる。
ロック単位で記録することにより、ECCブロック内部
の一部を変更するためECCブロック内データを再生
し、デインターリーブの後、データを変更してインター
リーブを行なった後記録すると言うリード・モディファ
イ・ライト処理を行う必要なく、直接ECCブロック単
位で書き重ね処理ができることによるオーディオビデオ
(AV)情報に適した高速記録が可能になるという利点
が生じる。
情報記憶媒体上に多量の欠陥領域が存在しても影響を受
けることなく安定に連続記録を行うことが可能な記録方
法およびそれを行う情報記録再生装置を提供できる。ま
た上記安定した連続記録に最も適した形式で情報が記録
されている情報記憶媒体(およびそこに記録されている
情報のデータ構造)を提供することができる。
が存在しても録画再生アプリケーションソフトレイヤー
に負担をかけることなく(録画再生アプリケーションソ
フトレイヤーに欠陥管理をさせる事無く)安定に映像情
報管理をさせるための環境設定方法(具体的にはシステ
ムとしての映像情報記録・再生・編集方法)を提供する
ことができる。また本発明により上記環境を実現するた
めの最適なシステムを有する情報記録再生装置や情報記
録再生装置も提供できる。
ーションブロックの全体構成を示す図。
定動作の説明図。
図。
ソナルコンピュータ上で映像情報の記録再生処理を行う
場合のパーソナルコンピュータ上のプログラムソフトの
階層構造と各階層であつかうアドレス空間の関係を示す
説明図。
トの説明図。
成を示す説明図。
の構成を示す説明図。
す説明図。
造を示す説明図。
示す説明図。
を示す説明図。
説明図。
理方法の説明図。
テムを記録した例を示す図。
記憶媒体上への記録された情報内容との基本的な関係を
簡単に示す図。
す図。
示す図。
容をの説明図。
明図。
明図。
の説明図。
データ構造の説明図。
リー構造の説明図。
の説明図。
を示す説明図。
イル内に未使用領域を設定した場合の映像情報記録位置
設定方法の説明図。
アドレスとの間の関係を示す図。
ケーション側でAVファイル内の未使用領域を管理する
場合にAVファイル内を部分消去したときの取り扱い方法
の説明図。
造の説明図。
録系システムの概念図。
の半導体メモリ内の情報保存量の状態説明図。
時間のバランスが取れている場合の半導体メモリ内の情
報保存量の状態説明図。
アスデータエリアの境界位置を録画再生アプリケーショ
ンで管理する場合のアロケーションマップテーブル内の
データ構造説明図。
場合のスピッキングリプレイスメントとリニアリプレイ
スメントとの比較のための説明図。
コンティギュアスデーエリア内の未使用領域の説明図。
レングスの記録場所と各エクステント毎の属性記述箇所
の説明図。
内の部分削除処理方法に関する説明図。
ァイル内の部分削除処理方法の別の例に関する説明図。
ァイル内の部分削除処理方法の別の例に関する説明図。
デーエリア境界位置情報内容とその記録場所の説明図。
方法の他の例を示す説明図。
めた記録方法の説明図。
けた記録方法の説明図。
アスデータエリア設定方法と記録前のエクステント事前
設定方法の説明図。
を示す図。
示す図。
に使用する各種APIコマンドの内容を示す図。
に対するコマンドを示す説明図。
れている箇所を示す説明図。
れている箇所の他の例を示す説明図。
するために示した概念図。
を示す図。
るために示した説明図。
情報内容とエクステント属性の関係を示す説明図。
…ユーザエリア、724…スペアエリア、3443、3
444…記録領域、3452…欠陥領域、3456…代
替領域、3459…非記録領域。
Claims (4)
- 【請求項1】AVデータ及びコントロール情報が記録さ
れる情報記録媒体において、 前記AVデータが保存されるAVファイルと、前記AV
ファイルの記録位置を管理するファイル管理情報とが定
義されており、 前記ファイル管理情報は、前記AVファイルのためのフ
ァイルエントリー情報を含み、このファイルエントリー
情報には、AVファイルの識別情報、及び前記AVファ
イルを構成するエクステント毎の記録位置情報を示すア
ロケーション記述子を含み、 前記AVファイルへの情報処理方法を設定したアプリケ
ーション層と、ファイルシステムの層と、情報記録再生
の制御を設定したディスクドライブ層とが設定され、 前記情報記録媒体に対するアドレス情報に関しては、前
記アプリケーション層がAVアドレスをアドレス情報と
して用い、前記ファイルシステム層が論理ブロック番号
と論理セクタ番号をアドレス情報として使用し、前記デ
ィスクドライブ層が物理セクタ番号をアドレス情報とし
て使用し、前記論理ブロック番号と前記論理セクタ番号
とが互いに関連付けられ、前記論理セクタ番号と前記物
理セクタ番号とが関連付けられ、 前記AVファイル内の前記AVデータは前記情報記録媒
体内にエクステント毎に物理的に点在させて記録され、
前記AVファイルは,前記点在したAVデータを接続し
て連続させたAVアドレスで管理され、且つ前記AVフ
ァイルの先頭はAVアドレス“0”として設定され, 前記AVファイルはビデオオブジェクトを含み、 前記コントロール情報は前記AVデータの再生順を管理
するものであり、 前記コントロール情報内には,前記AVファイル内のA
Vデータの集合を管理するビデオオブジェクト情報が含
まれ,このビデオオブジェクト情報は,対応するビデオ
オブジェクトを管理し,前記ビデオオブジェクトの先頭
位置を前記AVアドレスの内容で示している構造である
事を特徴とする 情報記録媒体。 - 【請求項2】AVデータ及びコントロール情報が記録さ
れる情報記録媒体に対して情報を記録する情報記録方法
において、 前記AVデータが保存されるAVファイルと、前記AV
ファイルの記録位置を管理するファイル管理情報とが定
義されており、 前記ファイル管理情報は、前記AVファイルのためのフ
ァイルエントリー情報を含み、このファイルエントリー
情報には、AVファイルの識別情報、及び前記AVファ
イルを構成するエクステント毎の記録位置情報を示すア
ロケーション記述子を含み、 前記AVファイルへの情報処理方法を設定したアプリケ
ーション層と、ファイルシステムの層と、情報記録再生
の制御を設定したディスクドライブ層とが設定され、 前記情報記録媒体に対するアドレス情報に関しては、前
記アプリケーション層がAVアドレスをアドレス情報と
して用い、前記ファイルシステム層が論理ブロック番号
と論理セクタ番号をアドレス情報として使用し、前記デ
ィスクドライブ層が物理セクタ番号をアドレス情報とし
て使用し、前記論理ブロック番号と前記論理セクタ番号
とが互いに関連付けられ、前記論理セクタ番号と前記物
理セクタ番号とが関連付けられ、 前記AVファイル内の前記AVデータは前記情報記録媒
体内にエクステント毎に物理的に点在させて記録され、
前記AVファイルは,前記点在したAVデータを接続し
て連続させたAVアドレスで管理され、且つ前記AVフ
ァイルの先頭はAVアドレス“0”として設定され, 前記AVファイルはビデオオブジェクトを含み、 前記コントロール情報は前記AVデータの再生順を管理
するものであり、 前記コントロール情報内には,前記AVファイル内のA
Vデータの集合を管理するビデオオブジェクト情報が含
まれ,このビデオオブジェクト情報は,対応するビデオ
オブジェクトを管理し,前記ビデオオブジェクトの先頭
位置を前記AVアドレスの内容で示している構造であ
り、 前記情報記録媒体にAVファイルを記録もしくは書き換
えるステップと、 前記コントロール情報を記録もしくは書き換えるステッ
プとを有したことを特 徴とする 情報記録方法。 - 【請求項3】AVデータ及びコントロール情報が記録さ
れる情報記録媒体に対して記録された情報を再生する情
報再生方法において、 前記AVデータが保存されるAVファイルと、前記AV
ファイルの記録位置を管理するファイル管理情報とが定
義されており、 前記ファイル管理情報は、前記AVファイルのためのフ
ァイルエントリー情報を含み、このファイルエントリー
情報には、AVファイルの識別情報、及び前記AVファ
イルを構成するエクステント毎の記録位置情報を示すア
ロケーション記述子を含み、 前記AVファイルへの情報処理方法を設定したアプリケ
ーション層と、ファイルシステムの層と、情報記録再生
の制御を設定したディスクドライブ層とが設定され、 前記情報記録媒体に対するアドレス情報に関しては、前
記アプリケーション層がAVアドレスをアドレス情報と
して用い、前記ファイルシステム層が論理ブロック番号
と論理セクタ番号をアドレス情報として使用し、前記デ
ィスクドライブ層が物理セクタ番号をアドレス情報とし
て使用し、前記論理ブロック番号と前記論理セクタ番号
とが互いに関連付けられ、前記論理セクタ番号と前記物
理セクタ番号とが関連付けられ、 前記AVファイル内の前記AVデータは前記情報記録媒
体内にエクステント毎に物理的に点在させて記録され、
前記AVファイルは,前記点在したAVデータを接続し
て連続させたAVアドレスで管理され、且つ前記AVフ
ァイルの先頭はAVアドレス“0”として設定され, 前記AVファイルはビデオオブジェクトを含み、 前記コントロール情報は前記AVデータの再生順を管理
するものであり、 前記コントロール情報内には,前記AVファイル内のA
Vデータの集合を管理するビデオオブジェクト情報が含
まれ,このビデオオブジェクト情報は,対応するビデオ
オブジェクトを管理し,前記ビデオオブジェクトの先頭
位置を前記AVアドレスの内容で示している構造であ
り、 前記コントロール情報を再生するステップと前記AVフ
ァイルからAVデータを再生するステップとを有したこ
とを特徴とする 情報再生方法。 - 【請求項4】AVデータ及びコントロール情報が記録さ
れる情報記録媒体に対して記録された情報を再生する情
報再生装置において、 前記AVデータが保存されるAVファイルと、前記AV
ファイルの記録位置を管理するファイル管理情報とが定
義されており、 前記ファイル管理情報は、前記AVファイルのためのフ
ァイルエントリー情報を含み、このファイルエントリー
情報には、AVファイルの識別情報、及び前記AVファ
イルを構成するエクステント毎の記録位置情報を示すア
ロケーション記述子を含み、 前記AVファイルへの情報処理方法を設定したアプリケ
ーション層と、ファイルシステムの層と、情報記録再生
の制御を設定したディスクドライブ層とが設定され、 前記情報記録媒体に対するアドレス情報に関しては、前
記アプリケーション層がAVアドレスをアドレス情報と
して用い、前記ファイルシステム層が論理ブロック番号
と論理セクタ番号をアドレス情報として使用し、前記デ
ィスクドライブ層が物理セクタ番号をアドレス情報とし
て使用し、前記論理ブロック番号と前記論理セクタ番号
とが互いに関連付けられ、前記論理セクタ番号と前記物
理セクタ番号とが関連付けられ、 前記AVファイル内の前記AVデータは前記情報記録媒
体内にエクステント毎に物理的に点在させて記録され、
前記AVファイルは,前記点在したAVデータを接続し
て連続させたAVアドレスで管理され、且つ前記AVフ
ァイルの先頭はAVアドレス“0”として設定され, 前記AVファイルはビデオオブジェクトを含み、 前記コントロール情報は前記AVデータの再生順を管理
するものであり、 前記コントロール情報内には,前記AVファイル内のA
Vデータの集合を管理するビデオオブジェクト情報が含
まれ,このビデオオブジェクト情報は,対応す るビデオ
オブジェクトを管理し,前記ビデオオブジェクトの先頭
位置を前記AVアドレスの内容で示している構造であ
り、 前記情報記録媒体に記録されている前記AVデータを再
生する場合、 前記コントロール情報を再生する手段と前記AVファイ
ルからAVデータを再生する手段を具備したことを特徴
とする 情報再生装置。
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-
1998
- 1998-09-30 JP JP29282698A patent/JP3376296B2/ja not_active Expired - Lifetime
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