JP3373956B2 - 油圧ショベル - Google Patents
油圧ショベルInfo
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、町中における掘削等の
作業に好適な油圧ショベルに関する。
作業に好適な油圧ショベルに関する。
【0002】
【従来の技術】図7〜図9は、従来の油圧ショベルの一
例を示す説明図で、図7は側面図、図8は図7のA方向
矢視図、すなわち平面図、図9は図7のB方向矢視から
ブームを含む作業機を除いたところを示す正面図であ
る。
例を示す説明図で、図7は側面図、図8は図7のA方向
矢視図、すなわち平面図、図9は図7のB方向矢視から
ブームを含む作業機を除いたところを示す正面図であ
る。
【0003】これらの図7〜図9で示す従来技術は、町
中でしばしば活用される小型の油圧ショベル、例えばミ
ニショベルを示すもので、走行体2Aの上に旋回体2B
を備えている。この旋回体2Bの左側部分には、運転操
作部、例えばキャノピ16を設けてある。このキャノピ
16は、運転席16aと、この運転席16aの上方を覆
う屋根、すなわちルーフ16bを備えているが、側部に
隙間の多い簡単な構造に形成されている。
中でしばしば活用される小型の油圧ショベル、例えばミ
ニショベルを示すもので、走行体2Aの上に旋回体2B
を備えている。この旋回体2Bの左側部分には、運転操
作部、例えばキャノピ16を設けてある。このキャノピ
16は、運転席16aと、この運転席16aの上方を覆
う屋根、すなわちルーフ16bを備えているが、側部に
隙間の多い簡単な構造に形成されている。
【0004】図7,8に示すように、キャノピ16の側
方の旋回体2Bの中央付近にはブーム1が配置されてい
る。このブーム1の下端は、フートピン3を介して旋回
体2Bに連結されるが、フートピン3は旋回中心Oの近
傍に配置されている。このブーム1はピン4,6を介し
て連結されるブームシリンダ5の伸縮により回動可能に
なっている。ブーム1の先端にはピン9を介してアーム
11が連結され、アーム11の先端にはアタッチメン
ト、例えばバケット14が連結されている。一端をブー
ム1にピン7を介して連結され、他端をアーム11にピ
ン10を介して連結されるアームシリンダ8の伸縮によ
り、アーム11はブーム1に対して相対的に回動可能に
なっている。同様に、一端をアーム11にピン12を介
して連結され、他端をバケット14に接続されるリンク
に連結されるバケットシリンダ13の伸縮により、バケ
ット14はアーム11に対して相対的回動可能になって
いる。
方の旋回体2Bの中央付近にはブーム1が配置されてい
る。このブーム1の下端は、フートピン3を介して旋回
体2Bに連結されるが、フートピン3は旋回中心Oの近
傍に配置されている。このブーム1はピン4,6を介し
て連結されるブームシリンダ5の伸縮により回動可能に
なっている。ブーム1の先端にはピン9を介してアーム
11が連結され、アーム11の先端にはアタッチメン
ト、例えばバケット14が連結されている。一端をブー
ム1にピン7を介して連結され、他端をアーム11にピ
ン10を介して連結されるアームシリンダ8の伸縮によ
り、アーム11はブーム1に対して相対的に回動可能に
なっている。同様に、一端をアーム11にピン12を介
して連結され、他端をバケット14に接続されるリンク
に連結されるバケットシリンダ13の伸縮により、バケ
ット14はアーム11に対して相対的回動可能になって
いる。
【0005】なお、図8,9に示すように、ブーム1の
右側に位置する旋回体2Bの部分には、エンジン、ラジ
エータ、燃料タンク、作動油タンク等の搭載機器17が
配置されている。
右側に位置する旋回体2Bの部分には、エンジン、ラジ
エータ、燃料タンク、作動油タンク等の搭載機器17が
配置されている。
【0006】この従来技術では、全体形状が小型である
から、町中の道路の掘削などに活用されるが、走行体2
Aの走行、旋回体2Bの旋回とともに、作業機を構成す
るブーム1、アーム11、バケット14を適宜回動させ
ることにより、所望の土砂の掘削や、掘削してバケット
14に積まれた土砂等のトラックの荷台などへの放土が
おこなわれている。
から、町中の道路の掘削などに活用されるが、走行体2
Aの走行、旋回体2Bの旋回とともに、作業機を構成す
るブーム1、アーム11、バケット14を適宜回動させ
ることにより、所望の土砂の掘削や、掘削してバケット
14に積まれた土砂等のトラックの荷台などへの放土が
おこなわれている。
【0007】また、ブーム1のフートピン3を旋回中心
Oの近傍に配置し、ブーム1を旋回体2Bの中央付近に
配置してあることから、旋回体2B上の狭いスペースの
右側部分を、搭載機器17の配置用スペースとして有効
に活用されている。
Oの近傍に配置し、ブーム1を旋回体2Bの中央付近に
配置してあることから、旋回体2B上の狭いスペースの
右側部分を、搭載機器17の配置用スペースとして有効
に活用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、旋回体2B上にあって、キャノピ16を左側に、搭
載機器17を右側に、ブーム1を含む作業機を中央付近
にそれぞれ配置してある。これに伴って、ブーム1を含
む作業機を本体(旋回体2B)側に引き込んだとき、図
7からも分かるように、バケット14がキャノピ16b
のルーフ16b等に干渉してしまう。したがって、この
干渉を防止するために従来では、バケット14がキャノ
ピ16のルーフ16b等に干渉する少し手前で、何らか
の制御手段により作業機の引き込み動作を停止あるいは
阻止するようになっている。これに伴って、従来技術で
は、旋回中心Oと、作業機の最外方部分との距離、すな
わち旋回半径SAが大きくなる問題がある。そのため運
転席16aに座ったオペレータは、旋回時に作業機の最
外方部分が周囲の構造物に当らないように十分に気を付
ける必要があり、構造物に当りそうな場合は、走行体2
Aを少し動かしてから再び旋回体2Bを旋回させるなど
しており、オペレータの疲労感の増加と、作業能率の低
下を招いている。
は、旋回体2B上にあって、キャノピ16を左側に、搭
載機器17を右側に、ブーム1を含む作業機を中央付近
にそれぞれ配置してある。これに伴って、ブーム1を含
む作業機を本体(旋回体2B)側に引き込んだとき、図
7からも分かるように、バケット14がキャノピ16b
のルーフ16b等に干渉してしまう。したがって、この
干渉を防止するために従来では、バケット14がキャノ
ピ16のルーフ16b等に干渉する少し手前で、何らか
の制御手段により作業機の引き込み動作を停止あるいは
阻止するようになっている。これに伴って、従来技術で
は、旋回中心Oと、作業機の最外方部分との距離、すな
わち旋回半径SAが大きくなる問題がある。そのため運
転席16aに座ったオペレータは、旋回時に作業機の最
外方部分が周囲の構造物に当らないように十分に気を付
ける必要があり、構造物に当りそうな場合は、走行体2
Aを少し動かしてから再び旋回体2Bを旋回させるなど
しており、オペレータの疲労感の増加と、作業能率の低
下を招いている。
【0009】また、作業機を引き込んだ際、バケット1
4等がキャノピ16の前方の右上方に位置することか
ら、運転席16aに座ったオペレータの視界が悪くなり
やすく、この点でも従来技術は作業能率が低下しやす
い。
4等がキャノピ16の前方の右上方に位置することか
ら、運転席16aに座ったオペレータの視界が悪くなり
やすく、この点でも従来技術は作業能率が低下しやす
い。
【0010】なお、旋回半径SAを小さくするために、
ブーム1のフートピン3を旋回中心Oよりも十分に右側
に離し、ブーム1をキャノピ16から離れるように配置
して、作業機の引き込み時のバケット14とルーフ16
b等との干渉を防止する構成にすることが考えられる。
この構成によれば、作業機を引き込んだとき、バケット
14がキャノピ16の側方に位置するようになり、これ
によりバケット14とルーフ16b等との干渉を防ぐこ
とが可能である。しかし、このように構成すると、エン
ジン等を含む搭載機器17の配置スペースに影響を受
け、この搭載機器17を配置するために旋回体2Bの全
幅(幅寸法)を大きくせざるを得ず、当該油圧ショベル
の小型化を実現できなくなる。したがって、油圧ショベ
ルの小型化が望まれる場合には、このような考えは採用
することができない。
ブーム1のフートピン3を旋回中心Oよりも十分に右側
に離し、ブーム1をキャノピ16から離れるように配置
して、作業機の引き込み時のバケット14とルーフ16
b等との干渉を防止する構成にすることが考えられる。
この構成によれば、作業機を引き込んだとき、バケット
14がキャノピ16の側方に位置するようになり、これ
によりバケット14とルーフ16b等との干渉を防ぐこ
とが可能である。しかし、このように構成すると、エン
ジン等を含む搭載機器17の配置スペースに影響を受
け、この搭載機器17を配置するために旋回体2Bの全
幅(幅寸法)を大きくせざるを得ず、当該油圧ショベル
の小型化を実現できなくなる。したがって、油圧ショベ
ルの小型化が望まれる場合には、このような考えは採用
することができない。
【0011】また、旋回半径SAを小さくすることを考
慮し、上述のような作業機の引き込み時のバケット14
とルーフ16bとの干渉を、ブーム1をあらかじめ長く
設定して防止しようとすることも考えられる。このよう
な構成では、作業機を引き込んだとき、バケット14が
キャノピ16のルーフ16bの上方に位置し、したがっ
て、バケット14をルーフ16bに当らないようにする
ことができる。しかし、このように構成すると、ブーム
1が長くなることに相応して、キャノピ16に近い手前
側の掘削作業や、ならし作業ができなくなり、狭い作業
場所での使用が困難になり、この点から作業性が低下し
てしまう。
慮し、上述のような作業機の引き込み時のバケット14
とルーフ16bとの干渉を、ブーム1をあらかじめ長く
設定して防止しようとすることも考えられる。このよう
な構成では、作業機を引き込んだとき、バケット14が
キャノピ16のルーフ16bの上方に位置し、したがっ
て、バケット14をルーフ16bに当らないようにする
ことができる。しかし、このように構成すると、ブーム
1が長くなることに相応して、キャノピ16に近い手前
側の掘削作業や、ならし作業ができなくなり、狭い作業
場所での使用が困難になり、この点から作業性が低下し
てしまう。
【0012】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、ブームの長さを
特別に長く設定することなく、また、ブームのフートピ
ンの位置を旋回中心の近傍に保った状態にあって、旋回
半径を小さくすることができる油圧ショベルを提供する
ことにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、ブームの長さを
特別に長く設定することなく、また、ブームのフートピ
ンの位置を旋回中心の近傍に保った状態にあって、旋回
半径を小さくすることができる油圧ショベルを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のうちの請求項1に記載の発明は、走行体
と、この走行体上に配置される旋回体と、この旋回体に
回動可能に連結されるブーム、このブームに回動可能に
連結されるアーム、及びこのアームの先端に装着される
アタッチメントを含む作業機と、上記旋回体の右側部分
及び左側部分の一方に配置され、運転席及び屋根を有す
る運転操作部とを備えるとともに、上記ブームを、上記
運転操作部の側方の上記旋回体の中央付近に配置し、こ
のブームを上記旋回体に連結するフートピンを、上記旋
回体の旋回中心の近傍に配置した油圧ショベルにおい
て、上記ブームに、上記アタッチメントの幅寸法に応じ
て決められる所定寸法だけ上記運転操作部から作業機が
離れるように形成される屈折形状部を設けた構成にして
ある。
に、本発明のうちの請求項1に記載の発明は、走行体
と、この走行体上に配置される旋回体と、この旋回体に
回動可能に連結されるブーム、このブームに回動可能に
連結されるアーム、及びこのアームの先端に装着される
アタッチメントを含む作業機と、上記旋回体の右側部分
及び左側部分の一方に配置され、運転席及び屋根を有す
る運転操作部とを備えるとともに、上記ブームを、上記
運転操作部の側方の上記旋回体の中央付近に配置し、こ
のブームを上記旋回体に連結するフートピンを、上記旋
回体の旋回中心の近傍に配置した油圧ショベルにおい
て、上記ブームに、上記アタッチメントの幅寸法に応じ
て決められる所定寸法だけ上記運転操作部から作業機が
離れるように形成される屈折形状部を設けた構成にして
ある。
【0014】また、本発明のうちの請求項2に記載の発
明は、請求項1に記載の発明において、上記アタッチメ
ントがバケットから成る構成にしてある。
明は、請求項1に記載の発明において、上記アタッチメ
ントがバケットから成る構成にしてある。
【0015】また、本発明のうちの請求項3に記載の発
明は、請求項1に記載の発明において、上記運転操作部
がキャノピから成る構成にしてある。
明は、請求項1に記載の発明において、上記運転操作部
がキャノピから成る構成にしてある。
【0016】また、本発明のうちの請求項4に記載の発
明は、請求項1に記載の発明において、上記運転操作部
がキャブから成る構成にしてある。
明は、請求項1に記載の発明において、上記運転操作部
がキャブから成る構成にしてある。
【0017】また、本発明のうちの請求項5に記載の発
明は、請求項1に記載の発明において、上記作業機を、
当該作業機を引き込んで旋回する際、旋回中心から最も
遠い部分の移動軌跡が上記旋回体の全幅内に含まれる超
小旋回が可能な形状寸法に設定した構成にしてある。
明は、請求項1に記載の発明において、上記作業機を、
当該作業機を引き込んで旋回する際、旋回中心から最も
遠い部分の移動軌跡が上記旋回体の全幅内に含まれる超
小旋回が可能な形状寸法に設定した構成にしてある。
【0018】また、本発明のうちの請求項6に記載の発
明は、請求項1に記載の発明において、上記屈折形状部
を、上記ブームに対して分離不能に形成した構成にして
ある。
明は、請求項1に記載の発明において、上記屈折形状部
を、上記ブームに対して分離不能に形成した構成にして
ある。
【0019】また、本発明のうちの請求項7に記載の発
明は、請求項1に記載の発明において、上記屈折形状部
を、上記ブームに対して分離可能に形成した構成にして
ある。
明は、請求項1に記載の発明において、上記屈折形状部
を、上記ブームに対して分離可能に形成した構成にして
ある。
【0020】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明は、ブームに設
けた屈折部により、ブームの先端に連結されるアーム、
及びアタッチメントの位置が所定寸法だけ運転操作部よ
りも離れた位置となり、ブーム、アーム、アタッチメン
トを含む作業機の引き込み時に、運転操作部との干渉を
防ぐことができ、これにより、旋回半径を極力小さくす
ることができる。また、この場合において、屈折形状部
を設けるブーム上の位置を考慮することにより、ブーム
を旋回体に連結するフートピンの位置を、望ましい旋回
中心の近傍のままに保つことができ、また、ブームの長
さを特別に長くする必要もない。
けた屈折部により、ブームの先端に連結されるアーム、
及びアタッチメントの位置が所定寸法だけ運転操作部よ
りも離れた位置となり、ブーム、アーム、アタッチメン
トを含む作業機の引き込み時に、運転操作部との干渉を
防ぐことができ、これにより、旋回半径を極力小さくす
ることができる。また、この場合において、屈折形状部
を設けるブーム上の位置を考慮することにより、ブーム
を旋回体に連結するフートピンの位置を、望ましい旋回
中心の近傍のままに保つことができ、また、ブームの長
さを特別に長くする必要もない。
【0021】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
アタッチメントがバケットであり、作業機の引き込み時
にバケットと運転操作部との干渉を生じることがない。
アタッチメントがバケットであり、作業機の引き込み時
にバケットと運転操作部との干渉を生じることがない。
【0022】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
運転操作部がキャノピより成り、作業機の引き込み時に
作業機のアタッチメントとキャノピとが干渉することが
ない。
運転操作部がキャノピより成り、作業機の引き込み時に
作業機のアタッチメントとキャノピとが干渉することが
ない。
【0023】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
運転操作部がキャブより成り、作業機の引き込み時に作
業機のアタッチメントとキャブとが干渉することがな
い。
運転操作部がキャブより成り、作業機の引き込み時に作
業機のアタッチメントとキャブとが干渉することがな
い。
【0024】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
作業機を超小旋回が可能な形状寸法に設定してあること
から、旋回体の旋回時に作業機が周囲の構造物に当るこ
とがない。
作業機を超小旋回が可能な形状寸法に設定してあること
から、旋回体の旋回時に作業機が周囲の構造物に当るこ
とがない。
【0025】また、本発明の請求項6に記載の発明は、
屈折形状部が、ブームに対して分離不能であることか
ら、部材点数を増加させることがない。
屈折形状部が、ブームに対して分離不能であることか
ら、部材点数を増加させることがない。
【0026】また、本発明の請求項7に記載の発明は、
屈折形状部が、ブームに対して分離可能であることか
ら、作業の種類によっては、屈折形状部を形成しないブ
ームに変更することができる。
屈折形状部が、ブームに対して分離可能であることか
ら、作業の種類によっては、屈折形状部を形成しないブ
ームに変更することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の油圧ショベルの実施例を図に
基づいて説明する。図1〜図3は本発明の油圧ショベル
の請求項1,2,3,5,6に記載の発明に相応する発
明である第1の実施例を示す説明図で、町中で活用され
ることの多い小型の油圧ショベル例えばミニショベルを
示している。これらの図1〜図3は前述した図7〜図9
と対応するように描いてあり、図1は側面図、図2は図
1のC方向斜視図、すなわち平面図、図3は図1のD方
向斜視の状態からブームを含む作業機を除いたところを
示す正面図である。
基づいて説明する。図1〜図3は本発明の油圧ショベル
の請求項1,2,3,5,6に記載の発明に相応する発
明である第1の実施例を示す説明図で、町中で活用され
ることの多い小型の油圧ショベル例えばミニショベルを
示している。これらの図1〜図3は前述した図7〜図9
と対応するように描いてあり、図1は側面図、図2は図
1のC方向斜視図、すなわち平面図、図3は図1のD方
向斜視の状態からブームを含む作業機を除いたところを
示す正面図である。
【0028】これらの図1〜図3において、前述した図
7〜図9と同じものは同等の符号で示してある。すなわ
ち、この第1の実施例も、走行体2A上に旋回体2Bを
備え、旋回体2Bの左側部分、右側部分の一方、例えば
左側部分に、運転操作部であるキャノピ16を備え、こ
のキャノピ16は、運転席16aと、屋根を形成するル
ーフ16bを有する。キャノピ16の側方の旋回体2B
の中央付近に、その下方部分が位置するブーム1を備
え、このブーム1の下端は、旋回中心Oの近傍に配置さ
れるフートピン3によって旋回体2Bに連結させてあ
る。また、ブーム1はピン4,6によって連結されるブ
ームシリンダ5により回動可能になっており、ブーム1
の先端にはピン9を介してアーム11が連結され、アー
ム11の先端には作業具を形成するアタッチメント、例
えばバケット14を連結させてある。ピン7,10を介
してブーム1、アーム11のそれぞれに連結されるアー
ムシリンダ8の伸縮により、アーム11はブーム1に対
して相対的に回動可能であり、また、ピン12を介して
一端をアーム11に連結され、他端をバケット14に接
続されるリンクに連結されるバケットシリンダ13によ
り、バケット14はアーム11に対して相対的に回動可
能になっている。さらに、ブーム1の右側に位置する旋
回体2Bの部分には、エンジン、ラジエータ、燃料タン
ク、作動油タンク等の搭載機器17を配置してある。こ
れらの各部材、機器のうち、ブーム1を除く構成は、前
述した図7〜図9に示すものと同等である。
7〜図9と同じものは同等の符号で示してある。すなわ
ち、この第1の実施例も、走行体2A上に旋回体2Bを
備え、旋回体2Bの左側部分、右側部分の一方、例えば
左側部分に、運転操作部であるキャノピ16を備え、こ
のキャノピ16は、運転席16aと、屋根を形成するル
ーフ16bを有する。キャノピ16の側方の旋回体2B
の中央付近に、その下方部分が位置するブーム1を備
え、このブーム1の下端は、旋回中心Oの近傍に配置さ
れるフートピン3によって旋回体2Bに連結させてあ
る。また、ブーム1はピン4,6によって連結されるブ
ームシリンダ5により回動可能になっており、ブーム1
の先端にはピン9を介してアーム11が連結され、アー
ム11の先端には作業具を形成するアタッチメント、例
えばバケット14を連結させてある。ピン7,10を介
してブーム1、アーム11のそれぞれに連結されるアー
ムシリンダ8の伸縮により、アーム11はブーム1に対
して相対的に回動可能であり、また、ピン12を介して
一端をアーム11に連結され、他端をバケット14に接
続されるリンクに連結されるバケットシリンダ13によ
り、バケット14はアーム11に対して相対的に回動可
能になっている。さらに、ブーム1の右側に位置する旋
回体2Bの部分には、エンジン、ラジエータ、燃料タン
ク、作動油タンク等の搭載機器17を配置してある。こ
れらの各部材、機器のうち、ブーム1を除く構成は、前
述した図7〜図9に示すものと同等である。
【0029】この第1の実施例では、ブーム1の構造に
特徴を有する。すなわち、図2に示すように、ブーム1
の中央付近のアーム11側の位置には、キャノピ16か
ら所定寸法Lだけ離れるように屈折形成される屈折形状
部1aを形成してある。この屈折形状部1aは、ブーム
1の構造部分の一部、すなわちブーム1とは分離不能に
溶接接合により形成してある。上述した所定寸法Lは、
アーム11の先端に装着されるバケット14の幅寸法に
応じて決められるもので、ブーム1を引き込むように回
動させたときに、バケット14がキャノピ16の側面か
ら少し離れた位置となる寸法に設定してある。
特徴を有する。すなわち、図2に示すように、ブーム1
の中央付近のアーム11側の位置には、キャノピ16か
ら所定寸法Lだけ離れるように屈折形成される屈折形状
部1aを形成してある。この屈折形状部1aは、ブーム
1の構造部分の一部、すなわちブーム1とは分離不能に
溶接接合により形成してある。上述した所定寸法Lは、
アーム11の先端に装着されるバケット14の幅寸法に
応じて決められるもので、ブーム1を引き込むように回
動させたときに、バケット14がキャノピ16の側面か
ら少し離れた位置となる寸法に設定してある。
【0030】この第1の実施例でも、全体形状が小型で
あることから町中の道路などの比較的狭い作業環境にお
いて好適であり、走行体2Aの走行、旋回体2Bの旋
回、作業機を構成するブーム1、アーム11、バケツト
14の回動動作の複合により、所望の土砂の掘削や、ト
ラックの荷台等への放土を実施できる。
あることから町中の道路などの比較的狭い作業環境にお
いて好適であり、走行体2Aの走行、旋回体2Bの旋
回、作業機を構成するブーム1、アーム11、バケツト
14の回動動作の複合により、所望の土砂の掘削や、ト
ラックの荷台等への放土を実施できる。
【0031】また、ブームのフートピン3を旋回中心O
の近傍に配置し、ブーム1の下方部分を旋回体2Bの中
央付近に配置してあり、旋回体2B上の狭いスペースに
あって、その右側部分を、搭載機器17の配置用スペー
スとして有効に活用でき、旋回体2Bの車幅すなわち全
幅は、前述した図7〜図9に示す油圧ショベルと例えば
同等に設定してある。
の近傍に配置し、ブーム1の下方部分を旋回体2Bの中
央付近に配置してあり、旋回体2B上の狭いスペースに
あって、その右側部分を、搭載機器17の配置用スペー
スとして有効に活用でき、旋回体2Bの車幅すなわち全
幅は、前述した図7〜図9に示す油圧ショベルと例えば
同等に設定してある。
【0032】以上の動作及び利点については、前述した
図7〜図9に示すものと同様である。この第1の実施例
では、特に、ブーム1、アーム11、バケット14を含
む作業機を本体である旋回体2B側に引き込んだとき、
ブーム1に屈折形状部1aを形成してあることから、ブ
ーム1の先端に連結されるアーム11及びバケット14
の位置が所定寸法Lだけキャノピ16の側面よりも離れ
た位置となり、図1に示すように、バケット14をキャ
ノピ16に干渉することなく、キャノピ16の側面の上
方付近まで巻き込むことができる。
図7〜図9に示すものと同様である。この第1の実施例
では、特に、ブーム1、アーム11、バケット14を含
む作業機を本体である旋回体2B側に引き込んだとき、
ブーム1に屈折形状部1aを形成してあることから、ブ
ーム1の先端に連結されるアーム11及びバケット14
の位置が所定寸法Lだけキャノピ16の側面よりも離れ
た位置となり、図1に示すように、バケット14をキャ
ノピ16に干渉することなく、キャノピ16の側面の上
方付近まで巻き込むことができる。
【0033】なお、ブーム1、アーム11、バケット1
4を含む作業機全体の形状寸法は、この作業機を図1に
示すように最大に引き込んだ際に、旋回中心Oから最も
遠い部分、すなわちバケット14に接続されるリンク部
分の移動軌跡が旋回体2Bの全幅に含まれるようにあら
かじめ設定してある。
4を含む作業機全体の形状寸法は、この作業機を図1に
示すように最大に引き込んだ際に、旋回中心Oから最も
遠い部分、すなわちバケット14に接続されるリンク部
分の移動軌跡が旋回体2Bの全幅に含まれるようにあら
かじめ設定してある。
【0034】したがって、この第1の実施例では、旋回
体2Bの旋回に伴う作業機の旋回半径SBは十分に小さ
く、上述のように、旋回体2Bの全幅内に収まる超小旋
回を実施でき、旋回時、周囲の構造物との接触を最小限
に抑えることができる。これに伴い、町中の道路や空き
地等の作業においては、オペレータは周囲の構造物と作
業機との接触を特別に気づかう必要が少なくなり、その
分、オペレータの疲労感を軽減でき、作業能率を向上さ
せることができる。
体2Bの旋回に伴う作業機の旋回半径SBは十分に小さ
く、上述のように、旋回体2Bの全幅内に収まる超小旋
回を実施でき、旋回時、周囲の構造物との接触を最小限
に抑えることができる。これに伴い、町中の道路や空き
地等の作業においては、オペレータは周囲の構造物と作
業機との接触を特別に気づかう必要が少なくなり、その
分、オペレータの疲労感を軽減でき、作業能率を向上さ
せることができる。
【0035】また、図1に示すように、作業機を引き込
んだ際、バケット14等がキャノピ15の側面上方付近
に位置することから、キャノピ15の前方視界が良く、
この点でも作業能率を向上させることができる。
んだ際、バケット14等がキャノピ15の側面上方付近
に位置することから、キャノピ15の前方視界が良く、
この点でも作業能率を向上させることができる。
【0036】また、屈折形状部1aをブーム1の一体構
造物として、ブーム1に対して分離不能に設けてあるこ
とから、部材点数の増加を招くことがなく、ブーム1の
製作費を比較的安く抑えることができる。
造物として、ブーム1に対して分離不能に設けてあるこ
とから、部材点数の増加を招くことがなく、ブーム1の
製作費を比較的安く抑えることができる。
【0037】なお、この第1の実施例では、ブーム1に
屈折形状部1aを設けてあるものの、前述したように、
搭載機器17の配置を図7〜図9に示す油圧ショベルと
同様に支障なくおこなうことができるので、旋回体2B
の全幅の寸法を特に大きくする必要がなく、前述した図
7〜図9に示した油圧ショベルと同様に小型化を実現で
きる。
屈折形状部1aを設けてあるものの、前述したように、
搭載機器17の配置を図7〜図9に示す油圧ショベルと
同様に支障なくおこなうことができるので、旋回体2B
の全幅の寸法を特に大きくする必要がなく、前述した図
7〜図9に示した油圧ショベルと同様に小型化を実現で
きる。
【0038】また、ブーム1の長さを特別に長く設定す
る必要もなく、例えば前述した図7〜図9に示す油圧シ
ョベルに備えられるブーム1の長さ程度に設定すること
ができ、したがって、キャノピ16に近い手前側の掘削
作業とか、地盤のならし作業などを実現でき、狭い作業
場所における作業にも用いることができる。
る必要もなく、例えば前述した図7〜図9に示す油圧シ
ョベルに備えられるブーム1の長さ程度に設定すること
ができ、したがって、キャノピ16に近い手前側の掘削
作業とか、地盤のならし作業などを実現でき、狭い作業
場所における作業にも用いることができる。
【0039】図4〜図6は、本発明の請求項1,2,
5,6に相応する発明である第2の実施例を示す説明図
で、図4は側面図、図5は図4のE方向斜視図、すなわ
ち平面図、図6は図4のF方向斜視の状態からブームを
含む作業機を除いたところを示す正面図である。
5,6に相応する発明である第2の実施例を示す説明図
で、図4は側面図、図5は図4のE方向斜視図、すなわ
ち平面図、図6は図4のF方向斜視の状態からブームを
含む作業機を除いたところを示す正面図である。
【0040】この第2の実施例は、運転操作部の構成を
除けば、前述した第1の実施例と同等である。すなわ
ち、この第2の実施例では、運転操作部として比較的堅
固な箱型形状を形成するキャブ26を設けてあり、前述
した第1の実施例よりもいくらか大きな油圧ショベルな
どに好適である。
除けば、前述した第1の実施例と同等である。すなわ
ち、この第2の実施例では、運転操作部として比較的堅
固な箱型形状を形成するキャブ26を設けてあり、前述
した第1の実施例よりもいくらか大きな油圧ショベルな
どに好適である。
【0041】この第2の実施例でも、ブーム1に、所定
寸法Lだけキャブ26から離れるように設けられる屈折
形状部1aを有することから、図4に示すように、作業
機を最大に引き込んだ際に、バケット14等がキャブ2
6の屋根26a等に干渉することがなく、作業機の旋回
半径SCを前述した超小旋回が可能な十分に小さい半径
とすることができ、前述した第1の実施例と、ほぼ同等
の作用効果を奏する。
寸法Lだけキャブ26から離れるように設けられる屈折
形状部1aを有することから、図4に示すように、作業
機を最大に引き込んだ際に、バケット14等がキャブ2
6の屋根26a等に干渉することがなく、作業機の旋回
半径SCを前述した超小旋回が可能な十分に小さい半径
とすることができ、前述した第1の実施例と、ほぼ同等
の作用効果を奏する。
【0042】なお、上記第1,第2の実施例では、屈折
形状部1aをブームの一部を形成するように分離不能に
設けてあるが、この屈折形状部1aをブーム1から分離
可能に、例えば屈折形状部1aの両端部をブーム1から
分離できるように、例えばピンを用いた締結構造に構成
してもよい。この構成は本発明の請求項7に記載の発明
に対応する。
形状部1aをブームの一部を形成するように分離不能に
設けてあるが、この屈折形状部1aをブーム1から分離
可能に、例えば屈折形状部1aの両端部をブーム1から
分離できるように、例えばピンを用いた締結構造に構成
してもよい。この構成は本発明の請求項7に記載の発明
に対応する。
【0043】このように構成したものでは、屈折形状部
1aを有するブーム1と、屈折形状部1aを持たない通
常のブーム1に相応する形態のブームとのいずれかを選
択的に用いることができる。したがって、例えば屈折形
状部1aがない方がバケット14の位置関係から良いと
思われるような特別な作業が含まれるときなどには、あ
らかじめ屈折形状部1aの長さに相当する長さのブーム
部分、すなわち、通常のブーム1を形成し得る直線形状
のブーム部分を用意しておき、上述の特別な作業のとき
だけ、屈折形状部1aに代えて該当する直線形状のブー
ム部分を締結すればよい。これにより、所望の特別な作
業も併せて能率良く実施することができる。
1aを有するブーム1と、屈折形状部1aを持たない通
常のブーム1に相応する形態のブームとのいずれかを選
択的に用いることができる。したがって、例えば屈折形
状部1aがない方がバケット14の位置関係から良いと
思われるような特別な作業が含まれるときなどには、あ
らかじめ屈折形状部1aの長さに相当する長さのブーム
部分、すなわち、通常のブーム1を形成し得る直線形状
のブーム部分を用意しておき、上述の特別な作業のとき
だけ、屈折形状部1aに代えて該当する直線形状のブー
ム部分を締結すればよい。これにより、所望の特別な作
業も併せて能率良く実施することができる。
【0044】また、第1、第2の実施例では、図2、図
5に示すように、屈折形状部1aの側面形状を直線的に
折れ曲がる形状に形成してあるが、応力集中を避けるこ
とを考慮して、また、意匠性を考慮して曲線形状を含む
形態に構成してもよい。
5に示すように、屈折形状部1aの側面形状を直線的に
折れ曲がる形状に形成してあるが、応力集中を避けるこ
とを考慮して、また、意匠性を考慮して曲線形状を含む
形態に構成してもよい。
【0045】また、屈折形状部1aの位置を、ブーム1
の中央付近のアーム11側の位置に設定してあるが、旋
回体2B上に配置される他の構造物との干渉を生じない
範囲であれば、ブーム1上のどの位置に屈折形状部1a
を設けてもよい。例えばブーム1の中央付近のフートピ
ン3側に屈折形状部1aを設けても良く、また、ブーム
1の中央付近から離して、アーム11の近傍に屈折形状
部1aを設けてもよい。
の中央付近のアーム11側の位置に設定してあるが、旋
回体2B上に配置される他の構造物との干渉を生じない
範囲であれば、ブーム1上のどの位置に屈折形状部1a
を設けてもよい。例えばブーム1の中央付近のフートピ
ン3側に屈折形状部1aを設けても良く、また、ブーム
1の中央付近から離して、アーム11の近傍に屈折形状
部1aを設けてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、ブームに屈折形状部を設けたことにより、ブーム、
アーム、アタッチメントを含む作業機の引き込みを、運
転操作部との干渉を生じることなくおこなわせることが
でき、ブームの長さを特別に長く設定することなく、ま
た、ブームフートピンの位置を旋回中心の近傍に保った
状態にあって、旋回半径を従来に比べて小さくすること
ができ、これにより、旋回時に作業機が周囲の構造物に
当る懸念が少なくなり、オペレータの疲労感の軽減と作
業能率の向上を実現できる。また、運転操作部の前方視
界が従来に比べて良くなり、この点でも作業がしやすく
なり、作業能率を向上させることができる。
ば、ブームに屈折形状部を設けたことにより、ブーム、
アーム、アタッチメントを含む作業機の引き込みを、運
転操作部との干渉を生じることなくおこなわせることが
でき、ブームの長さを特別に長く設定することなく、ま
た、ブームフートピンの位置を旋回中心の近傍に保った
状態にあって、旋回半径を従来に比べて小さくすること
ができ、これにより、旋回時に作業機が周囲の構造物に
当る懸念が少なくなり、オペレータの疲労感の軽減と作
業能率の向上を実現できる。また、運転操作部の前方視
界が従来に比べて良くなり、この点でも作業がしやすく
なり、作業能率を向上させることができる。
【0047】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、アタッチメントとしてバケットを設けたことか
ら、当該油圧ショベルの主作業である土砂の掘削作業
や、地盤のならし作業時に有効である。
れば、アタッチメントとしてバケットを設けたことか
ら、当該油圧ショベルの主作業である土砂の掘削作業
や、地盤のならし作業時に有効である。
【0048】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、運転操作部が構造の単純なキャノピより成ること
から、ミニショベルに好適である。
れば、運転操作部が構造の単純なキャノピより成ること
から、ミニショベルに好適である。
【0049】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、運転操作部が比較的堅固な箱状のキャブから成る
ことから、ミニショベルはもちろんのこと、ミニショベ
ルよりもいくらか大きい小型ショベルにも好適である。
れば、運転操作部が比較的堅固な箱状のキャブから成る
ことから、ミニショベルはもちろんのこと、ミニショベ
ルよりもいくらか大きい小型ショベルにも好適である。
【0050】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
作業機の旋回半径が、旋回体の全幅内に収まる超小旋回
を実施できることから、旋回時に周囲の構造物に作業機
が当ることが少なくなり、より一層、オペレータの疲労
軽減と、作業能率の向上を図ることができる。
作業機の旋回半径が、旋回体の全幅内に収まる超小旋回
を実施できることから、旋回時に周囲の構造物に作業機
が当ることが少なくなり、より一層、オペレータの疲労
軽減と、作業能率の向上を図ることができる。
【0051】また、本発明の請求項6に記載の発明によ
れば、屈折形状部をブーム1に分離不能に設けてあるこ
とから、部材点数の増加を招くことがなく、ブーム製作
に際して従来とそれほど変わらない程度の安い製作費に
抑えることができる。
れば、屈折形状部をブーム1に分離不能に設けてあるこ
とから、部材点数の増加を招くことがなく、ブーム製作
に際して従来とそれほど変わらない程度の安い製作費に
抑えることができる。
【0052】また、本発明の請求項7に記載の発明は、
屈折形状部をブームに対して分離可能に設けてあること
から、特別な作業時あっては、従来のブームの形態に変
更することができ、作業に対する汎用性を有し、この点
からも作業能率の向上を実現できる。
屈折形状部をブームに対して分離可能に設けてあること
から、特別な作業時あっては、従来のブームの形態に変
更することができ、作業に対する汎用性を有し、この点
からも作業能率の向上を実現できる。
【図1】本発明の油圧ショベルの請求項1,2,3,
5,6に相応する発明である第1の実施例を示す側面図
である。
5,6に相応する発明である第1の実施例を示す側面図
である。
【図2】図1のC方向斜視図、すなわち平面図である。
【図3】図1のD方向斜視の状態からブームを含む作業
機を除いたところを示す正面図である。
機を除いたところを示す正面図である。
【図4】本発明の油圧ショベルの請求項1,2,4,
5,6に相応する発明である第1の実施例を示す側面図
である。
5,6に相応する発明である第1の実施例を示す側面図
である。
【図5】図4のE方向斜視図、すなわち平面図である。
【図6】図4のF方向斜視の状態からブームを含む作業
機を除いたところを示す正面図である。
機を除いたところを示す正面図である。
【図7】従来の油圧ショベルの一例を示す側面図であ
る。
る。
【図8】図7のA方向斜視図、すなわち平面図である。
【図9】図7のB方向斜視の状態からブームを含む作業
機を除いたところを示す正面図である。
機を除いたところを示す正面図である。
1 ブーム
1a 屈折形状部
2A 走行体
2B 旋回体
3 フートピン
11 アーム
14 バケット
16 キャノピ
16a 運転席
16b ルーフ
17 搭載機器
26 キャブ
26a 屋根
O 旋回中心
SB 旋回半径
SC 旋回半径
L 所定寸法
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E02F 3/38
E02F 9/14
E02F 3/32
Claims (7)
- 【請求項1】 走行体と、この走行体上に配置される旋
回体と、 この旋回体に回動可能に連結されるブーム、このブーム
に回動可能に連結されるアーム、及びこのアームの先端
に装着されるアタッチメントを含む作業機と、 上記旋回体の右側部分及び左側部分の一方に配置され、
運転席及び屋根を有する運転操作部とを備えるととも
に、 上記ブームを、上記運転操作部の側方の上記旋回体の中
央付近に配置し、このブームを上記旋回体に連結するフ
ートピンを、上記旋回体の旋回中心の近傍に配置した油
圧ショベルにおいて、 上記ブームに、上記アタッチメントの幅寸法に応じて決
められる所定寸法だけ上記運転操作部から作業機が離れ
るように形成される屈折形状部を設けたことを特徴とす
る油圧ショベル。 - 【請求項2】 上記アタッチメントがバケットであるこ
とを特徴とする請求項1記載の油圧ショベル。 - 【請求項3】 上記運転操作部がキャノピから成ること
を特徴とする請求項1記載の油圧ショベル。 - 【請求項4】 上記運転操作部がキャブから成ることを
特徴とする請求項1記載の油圧ショベル。 - 【請求項5】 上記作業機を、当該作業機を引き込んで
旋回する際、旋回中心から最も遠い部分の移動軌跡が上
記旋回体の全幅内に含まれる超小旋回が可能な形状寸法
に設定してあることを特徴とする請求項1記載の油圧シ
ョベル。 - 【請求項6】 上記屈折形状部を、上記ブームに対して
分離不能に形成してあることを特徴とする請求項1記載
の油圧ショベル。 - 【請求項7】 上記屈折形状部を、上記ブームに対して
分離可能に形成してあることを特徴とする請求項1記載
の油圧ショベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27117994A JP3373956B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 油圧ショベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27117994A JP3373956B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 油圧ショベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08134947A JPH08134947A (ja) | 1996-05-28 |
JP3373956B2 true JP3373956B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=17496452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27117994A Expired - Fee Related JP3373956B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 油圧ショベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3373956B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP27117994A patent/JP3373956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08134947A (ja) | 1996-05-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |