JP3373245B2 - 曲げパイプの製造方法 - Google Patents
曲げパイプの製造方法Info
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Description
の曲管部を備えた曲げパイプの製造方法に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】一般に、液体又は気体を輸送するための
管路系において、管路の向きを変える部分には継手が配
設されるが、かかる継手としては、従来より両端部側に
夫々直管部が形成されるとともに両直管部間に曲管部が
形成された曲げパイプ(エルボ)が多用されている。そし
て、かかる曲げパイプは、普通、直管状のパイプに曲げ
加工を施すことによって製造される。しかしながら、か
かる曲げ加工では、曲管部の曲率半径をそれほどは小さ
くすることができない。けだし、曲率半径を小さくする
と、曲げ加工を施す際に折れ曲がりが生じるなどして曲
管部を一様な曲率にすることができず、また通路断面の
真円度が非常に悪くなるからである。 【0003】しかしながら、一般に管路を急激に曲げざ
るを得ない場合も多い。例えば、自動車用エンジンのブ
ローバイガスを吸気系に案内するためのブローバイガス
通路においては、一端がシリンダヘッドカバー内に下向
きに差し込まれる一方、他端が横向きに開口する継手が
必要とされるが、シリンダヘッドカバーのすぐ上方には
ボンネットが配置されるので、ボンネットとの干渉を避
けるためにかかる継手は、シリンダヘッドカバー上端面
にできるだけ近い位置で90°向きを変えるものである
こと、すなわち極めて急激に90°向きを変えるもので
あることが要求される。したがって、このような継手と
して曲げパイプを用いる場合は、その曲率半径が極めて
小さいこと、例えば曲率半径が管直径以下であることが
要求される。しかしながら、曲げ加工によってこれほど
曲率半径の小さい曲げパイプを製造するのは極めてむず
かしい。 【0004】このため、方向を急激に90°変える必要
がある場合には、一般に次のような継手が用いられてい
る。 (1)夫々軸線に対して45°をなす方向に斜めに切断さ
れた直管状の2つのパイプを、切断面同士が当接するよ
うに配置した上で当接部をろう付けしたもの。 (2)直管状の第1のパイプの側壁に穴をあけ、該穴まわ
りの側壁に直管状の第2のパイプを、第1のパイプと直
交するようにろう付けしたもの。 (3)互いに直交する2つの側壁を有する中空の接続部材
の上記両側壁に夫々穴をあけ、両穴まわりの側壁に夫々
直管状のパイプを側壁と直交するようにろう付けしたも
の。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)〜(3)に示すような従来の継手では、いずれも1つ
の継手を製造するのに複数の部品を必要とするので製造
コストが高くなるといった問題がある。また、各部品を
ろう付けしなければならないのでろう付け作業に手間が
かかり、このため製造コストがさらに高くなるといった
問題がある。本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、曲管部の曲率半径が極めて
小さく、曲管部の曲率が一様でかつ通路断面の真円度が
高い低コストの曲げパイプあるいはその製造方法を提供
することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、本発明は、両端部側に夫々直管部が形成されるとと
もに、両直管部間に曲率半径が管直径以下である曲管部
が形成され、かつ第1の直管部の所定の位置にパイプ圧
入のためのつば部が一体形成されている曲げパイプを製
造する方法であって、(1)最終的に得ようとする曲げパ
イプの曲管部の外周面に対応する形状をなす内周面によ
って画成される空洞部を備えた成形型を準備し、(2)直
管状の金属製パイプに曲げ加工を施して、両端部に夫々
直管部を残しつつ中間部に湾曲部が形成され、かつ成形
型の空洞部内に収容されうる形状をなす曲げパイプ中間
体を製作し、(3)曲げパイプ中間体を、第1の直管部が
所定の長さだけ成形型外に突出し、かつ第2の直管部の
先端部分が成形型外に突出するようにして、成形型の空
洞部内に配置し、(4)第1の直管部側から曲げパイプ中
間体の中空部に所定の形状を有する第1の挿入部材を圧
入し、これによって曲げパイプ中間体を径方向外向きに
拡大させて湾曲部の第1の直管部側の外周部を成形型内
周面に対応する形状に成形し、(5)第1の直管部の先端
部に、成形型との間に所定の間隙を残して第1の直管部
と嵌合する押圧部材を押し付け、これによって第1の直
管部の、押圧部材と成形型との間の間隙部に位置する部
分を径方向外向きに膨出させてつば部を形成し、(6)第
2の直管部側から曲げパイプ中間体の中空部に所定の形
状を有する第2の挿入部材を圧入し、これによって曲げ
パイプ中間体を径方向外向きに拡大させて湾曲部の第2
の直管部側の外周部を成形型内周面に対応する形状に成
形して曲げパイプを得るようにしたことを特徴とする曲
げパイプの製造方法を提供する。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【実施例】以下、図1(a)〜図1(g)を参照しつつ、本発
明にかかる曲げパイプの製造方法を具体的に説明する。 (1)第1工程(曲げ加工) 図1(a)に示すように、中空部1を有する所定の寸法の
直管状の金属製パイプ2に曲げ加工を施して、第1直管
部2aと第2直管部2bと湾曲部2cとを備えた曲げパイ
プ中間体2'を製作する。この曲げ加工においては、パ
イプ2の軸線方向のほぼ中央部に折れ曲げ方向の力が加
えられ、パイプ2が、第1直管部2aの軸線と第2直管
部2bの軸線とが直交するように曲げられた後、湾曲部
2cにリストライク(打ち直し加工)が施され、湾曲部2c
が、後で説明する成形型5の空洞部6に収容されうるよ
うな形状に好ましく変形させられる。なお、第1,第2
直管部2a,2bは、直管状のパイプ2が夫々対応する端
部側で変形されずに直管状のまま残されたものである。 【0011】ここで、湾曲部2cは急激な曲げ状態とさ
れるので、該湾曲部2cの内側湾曲面3は、最終的に得
ようとする曲げパイプの曲管部の内側湾曲面よりも管中
心側にへこんでおり、また湾曲部2cの外側湾曲面4
も、最終的に得ようとする曲げパイプの曲管部の外側湾
曲面よりも管中心側にへこんでいる。なお、直管状のパ
イプ2の寸法は、例えば管長80mm、外径17.3mm、
内径14.5mm、肉厚1.4mmとされる。また、パイプ2
の材質は、例えばSTKM11Aとされる。 【0012】(2)第2工程(スプール加工の第1段階) 図1(b)に示すように、曲げパイプ中間体2'を、成形型
5の空洞部6内に配置(クランプ)する。成形型5は、詳
しくは図示していないが、上型と下型とからなる割り型
(割りダイス)とされ、下型の空洞部内に曲げパイプ中間
体2'を入れた後、下型の上に上型を固定するようにし
ている。そして、空洞部6は、最終的に得ようとする曲
げパイプの外周面の所定の部分(第2直管部の大部分と
曲管部)に対応する形状をなす内周面によって画成され
ている。ここで、空洞部6(成形型内周面)の曲率半径
は、パイプ2の外径以下に設定されている。なお、成形
型5は、第1直管部2aのほぼ全部が該成形型5の外に
突出し、第2直管部2bの先端部が成形型5の外に少し
だけ突出するような形状とされている。 【0013】そして、第1直管部2aの先端面と対向す
る位置に第1成形装置7を配置する。この第1成形装置
7には、円柱形空間部8aを備えた略円柱形の第1パン
チ8と、第1芯金9とが設けられている。そして、円柱
形空間部8aの径は該円柱形空間部8aが第1直管部2a
と嵌合できるように好ましく設定され、また円柱形空間
部8aの深さは第1直管部2aの軸線方向の長さよりも若
干短く設定されている。他方、第1芯金9の径は該第1
芯金9が第1直管部2aの中空部1と嵌合できるように
好ましく設定され、また第1芯金9の先端部の形状は、
最終的に得ようとする曲げパイプの曲管部の第1直管部
側の部分の内周面に対応する形状とされている。ここ
で、第1パンチ8と第1芯金9とは矢印X1方向に、所
定の押圧力でもって移動できるようになっている。な
お、第1パンチ8と第1芯金9とは、夫々、特許請求の
範囲に記載された「押圧部材」と「第1の挿入部材」とに相
当する。 【0014】(3)第3工程(スプール加工の第2段階) 図1(c)に示すように、第1パンチ8と第1芯金9とを
成形型側に向かって、すなわち図1(b)中の矢印X1方向
に移動させる。ここにおいて、第1パンチ8の円柱形空
間部8aは第1直管部2aと嵌合するが、第1パンチ8と
成形型5との間には所定の長さαのクリアランス部(間
隙)が残される。また、このとき第1芯金9は第1直管
部2a(曲げパイプ中間体2')の中空部1内に圧入され
る。 【0015】(4)第4工程(スプール加工の第3段階) 図1(d)に示すように、第1パンチ8をさらに成形型側
に向かって強い押圧力でもって移動させ、第1パンチ8
を成形型5に当接させる。このとき、第1直管部2aが
その軸線方向に圧縮され、第1直管部2aの、第1パン
チ8と成形型5との間のクリアランス部に位置していた
部分は、径方向外向きに膨出し、これによってつば部1
1が形成される。ここで、互いに対向する成形型5の端
面と第1パンチ8の端面とには夫々切欠部が設けられ、
第1直管部2aの肉部がこの切欠部に塑性流動すること
によってつば部11が形成される。なお、このつば部1
1は、第1直管部2aを他の部材(例えばシリンダヘッド
カバー)への差し込み深さを一定化するために設けられ
る。 【0016】また、このとき第1芯金9が、さらに深く
中空部1内に圧入され、第1芯金9の先端部は、湾曲部
2cのほぼ中央部に達する。このとき、湾曲部2cの第1
直管部側の半部は第1芯金9によって拡管され、その外
周部が成形型5(空洞部6)の内周面に圧接させられ、こ
の部分は最終的に得ようとする曲げパイプの曲管部の外
周部と同一形状となる。また、前記したとおり、第1芯
金9の先端部は、最終的に得ようとする曲げパイプの曲
管部の第1直管部側の部分の内周面に対応する形状とさ
れているので、湾曲部2cの第1直管部側の半部の内周
部も、最終的に得ようとする曲げパイプの曲管部の内周
部と同一形状となる。つまり、所定の形状の外周面及び
内周面を備えた、したがって通路断面の真円度の高い曲
管部の半部(第1直管部側半部)が完成するわけである。 【0017】(5)第5工程(バルジ加工の第1段階) 図1(e)に示すように、第2直管部2bの先端面と対向す
る位置に、第2成形装置12を配置する。この第2成形
装置12には、円い皿状の凹部13aを備えた略円柱形
の第2パンチ13と、第2芯金14とが設けられてい
る。そして、第2パンチ13の凹部13aの径は第2直
管部2bの外径よりは若干大きく設定され、また凹部1
3aの深さは第2直管部2bの成形型5から突出した部分
の突出長さよりも若干短く設定されている。他方、第2
芯金14の径は該第2芯金14が第2直管部2bの中空
部1と嵌合できるように好ましく設定され、また第2芯
金14の先端部の形状は、最終的に得ようとする曲げパ
イプの曲管部の第2直管部側の部分の内周面に対応する
形状とされている。ここで、第2パンチ13と第2芯金
14とは矢印X2方向に所定の押圧力でもって移動でき
るようになっている。なお、第2芯金14は、特許請求
の範囲に記載された「第2の挿入部材」に相当する。 【0018】(6)第6工程(バルジ加工の第2段階) 図1(f)に示すように、第2パンチ13と第2芯金14
とを成形型側に向かって、すなわち図1(e)中の矢印X2
方向に移動させる。このとき第2芯金14は第2直管部
2b(曲げパイプ中間体2')の中空部1内に圧入される。 【0019】(7)第7工程(バルジ加工の第3段階) 図1(g)に示すように、第2パンチ13をさらに成形型
側に向かって強い押圧力で移動させ、第2パンチ13を
成形型5に当接させる。ここにおいて、第2パンチ13
によって第2直管部2bの成形型5から突出した部分が
圧縮され、この部分の肉部が塑性流動により第2パンチ
13の凹部13a内に満たされ、これによって第2直管
部2bの先端部にビード部15が形成される。なお、こ
のビード部15は、第2直管部2bにホースを接続した
ときにホースの抜けを防止するために設けられる。 【0020】また、このとき第2芯金14が、さらに深
く中空部1内に圧入され、第2芯金14の先端部は、湾
曲部2cのほぼ中央部に達する。このとき、湾曲部2cの
第2直管部側の半部は第2芯金14によって拡管され、
その外周部が成形型5(空洞部6)の内周面に圧接させら
れ、この部分は最終的に得ようとする曲げパイプの曲管
部の外周部と同一形状となる。また、前記したとおり、
第2芯金14の先端部は、最終的に得ようとする曲げパ
イプの曲管部の第2直管部側の部分の内周面に対応する
形状とされているので、湾曲部2cの第2直管部側の半
部の内周部も、最終的に得ようとする曲げパイプの曲管
部の内周部と同一形状となる。この時点で、所定の形状
の外周面及び内周面を備えた、曲率半径が小さく(管直
径以下)、かつ通路断面の真円度の高い曲管部2dが完成
する。このようにして、図2(a)〜図2(d)に示すよう
な、第1直管部2aと第2直管部2bと曲管部2dとつば
部11とビード部15とを備えた曲げパイプPが完成す
る。なお、第1直管部2aの先端部には後加工によりテ
ーパ部16が形成される。なお、かかる曲げパイプPの
製造において、第2工程〜第4工程(スプール加工)と、
第5〜第7工程(バルジ加工)とを並行して行ってもよい
のはもちろんである。このようにすれば、製造時間を短
縮することができる。 【0021】かかる曲げパイプPの製造方法によれば、
単一の部品(直管状パイプ)に曲げ加工とスプール加工と
バルジ加工とを施すだけで、したがって非常に低コスト
で、曲率半径が管直径以下であり、曲率がほぼ一様であ
り、かつ通路断面の真円度の高い曲げパイプPを製造す
ることができる。 【0022】以下、本発明にかかる製造方法により製造
された曲げパイプPの形状特性について説明する。図3
に、外径17.3mm、内径14.5mm、肉厚1.4mm、材
質STKM11Aの直管状の金属製パイプから実際に製
造された曲げパイプPの一例を示す。図3から明らかな
ように、この曲げパイプPにおいては、曲管部2dはほ
ぼ一様な曲率で湾曲している。そして、曲管部2dの曲
率半径R2は12mm、すなわち管外径(17.3mm)のほぼ
0.7倍となっている。このように、曲管部2dの曲率半
径が非常に小さいので、該曲げパイプPを、例えば前記
の自動車用エンジンのブローバイガス通路の継手のよう
に、管路の向きを極めて急激に90°変える必要がある
場面における継手として用いることができる。また、曲
管部2dの外側湾曲面もほぼ一様な曲率で湾曲しており
その半径R3は18.4mmとなっている。このように外側
湾曲面がほぼ一様な曲率となっているので、曲管部2d
の通路断面の真円度が非常に高くなる。また、曲管部2
dの内側湾曲面は極めて急激に湾曲しており、その半径
R1(測定せず)は非常に小さく、内側湾曲面は実質的に
は直角に折れ曲がっていると考えても差し支えがない。 【0023】曲げパイプPのt1〜t12位置における肉厚
は次のとおりである。 t1 :1.18mm t7 :1.02mm t2 :1.12mm t8 :1.06mm t3 :1.10mm t9 :1.03mm t4 :0.87mm t10:1.22mm t5 :0.92mm t11:1.21mm t6 :0.90mm t12:1.31mm このように、曲げパイプPの曲管部2d及び第2直管部
2bのどの部分でも十分な肉厚が確保されているので、
曲げパイプPの強度が十分に確保される。 【0024】図4、図5、図6に、夫々、曲げパイプP
の1つの試作品(No.1ワーク)の第1直管部2aのA、
B、C位置における通路断面の径方向の凹凸を1000
倍に拡大して得られた断面形状特性を示す。また、図
7、図8、図9に、夫々、曲げパイプPのもう1つの試
作品(No.2ワーク)の第1直管部2aのA、B、C位置
における通路断面の径方向の凹凸を1000倍に拡大し
て得られた断面形状特性を示す。なお、図4〜図9に示
された断面形状の真円度は次のとおりである。 (No.1ワーク) (No.2ワーク) 図4:12.4μm 図7:11.0μm 図5:12.7μm 図8:12.8μm 図6:12.2μm 図9:14.8μm このように、曲げパイプPの第1直管部2aでは、十分
な真円度が確保されている。 【0025】以上、本発明によれば、曲管部2dの曲率
半径が管直径以下であり、曲管部2dの曲率がほぼ一様
であり、かつ通路断面の真円度の高い曲げパイプPが低
コストで得られる。 【0026】 【発明の作用・効果】本発明によれば、単一の直管状の
パイプに曲げ加工を施して曲げパイプ中間体を製作した
上で、該曲げパイプ中間体に第1,第2挿入部材と押圧
部材とを用いて簡単な加工(スプール加工、バルジ加工)
を施すだけで、したがって非常に低コストで、曲管部の
曲率半径が管直径以下であり、曲管部の曲率がほぼ一様
であり、かつ通路断面の真円度の高い曲げパイプを製造
することができる。 【0027】 【0028】 【0029】
工程を示す図であり、夫々第1〜第7工程を示してい
る。 【図2】 (a)〜(d)は夫々、本発明にかかる曲げパイプ
の上面平面図と立面図と側面図と下面平面図とである。 【図3】 本発明にかかる曲げパイプの立面図である。 【図4】 本発明にかかる曲げパイプの1つの試作品
(No.1ワーク)の図3中のA位置における通路断面の径
方向の凹凸を1000倍に拡大して得られた断面形状特
性を示す図である。 【図5】 No.1ワークの図3中のB位置における通路
断面の径方向の凹凸を1000倍に拡大して得られた断
面形状特性を示す図である。 【図6】 No.1ワークの図3中のC位置における通路
断面の径方向の凹凸を1000倍に拡大して得られた断
面形状特性を示す図である。 【図7】 本発明にかかる曲げパイプのもう1つの試作
品(No.2ワーク)の図3中のA位置における通路断面の
径方向の凹凸を1000倍に拡大して得られた断面形状
特性を示す図である。 【図8】 No.2ワークの図3中のB位置における通路
断面の径方向の凹凸を1000倍に拡大して得られた断
面形状特性を示す図である。 【図9】 No.2ワークの図3中のC位置における通路
断面の径方向の凹凸を1000倍に拡大して得られた断
面形状特性を示す図である。 【符号の説明】 P…曲げパイプ 1…中空部 2…パイプ 2'…曲げパイプ中間体 2a…第1直管部 2b…第2直管部 2c…湾曲部 2d…曲管部 5…成形型 6…空洞部 8…第1パンチ 9…第1芯金 11…つば部 14…第2芯金
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 両端部側に夫々直管部が形成されるとと
もに、両直管部間に曲率半径が管直径以下である曲管部
が形成され、かつ第1の直管部の所定の位置にパイプ圧
入のためのつば部が一体形成されている曲げパイプを製
造する方法であって、 最終的に得ようとする曲げパイプの曲管部の外周面に対
応する形状をなす内周面によって画成される空洞部を備
えた成形型を準備し、 直管状の金属製パイプに曲げ加工を施して、両端部に夫
々直管部を残しつつ中間部に湾曲部が形成され、かつ成
形型の空洞部内に収容されうる形状をなす曲げパイプ中
間体を製作し、 曲げパイプ中間体を、第1の直管部が所定の長さだけ成
形型外に突出し、かつ第2の直管部の先端部分が成形型
外に突出するようにして、成形型の空洞部内に配置し、 第1の直管部側から曲げパイプ中間体の中空部に所定の
形状を有する第1の挿入部材を圧入し、これによって曲
げパイプ中間体を径方向外向きに拡大させて湾曲部の第
1の直管部側の外周部を成形型内周面に対応する形状に
成形し、 第1の直管部の先端部に、成形型との間に所定の間隙を
残して第1の直管部と嵌合する押圧部材を押し付け、こ
れによって第1の直管部の、押圧部材と成形型との間の
間隙部に位置する部分を径方向外向きに膨出させてつば
部を形成し、 第2の直管部側から曲げパイプ中間体の中空部に所定の
形状を有する第2の挿入部材を圧入し、これによって曲
げパイプ中間体を径方向外向きに拡大させて湾曲部の第
2の直管部側の外周部を成形型内周面に対応する形状に
成形して曲げパイプを得るようにしたことを特徴とする
曲げパイプの製造方法。
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