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JP3373039B2 - Silk fibroin ultra fine powder containing ink - Google Patents

Silk fibroin ultra fine powder containing ink

Info

Publication number
JP3373039B2
JP3373039B2 JP08441294A JP8441294A JP3373039B2 JP 3373039 B2 JP3373039 B2 JP 3373039B2 JP 08441294 A JP08441294 A JP 08441294A JP 8441294 A JP8441294 A JP 8441294A JP 3373039 B2 JP3373039 B2 JP 3373039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silk fibroin
powder
ink
pulverizing
fine
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP08441294A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH07292306A (en
Inventor
文起 深津
真弘 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP08441294A priority Critical patent/JP3373039B2/en
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to US08/374,788 priority patent/US5718954A/en
Priority to KR1019950700279A priority patent/KR100351260B1/en
Priority to EP19980111100 priority patent/EP0875523B1/en
Priority to DE69433559T priority patent/DE69433559T2/en
Priority to DE1994633304 priority patent/DE69433304T2/en
Priority to DE1994633672 priority patent/DE69433672T2/en
Priority to EP19940915283 priority patent/EP0665262B1/en
Priority to EP19980111099 priority patent/EP0878513B1/en
Priority to PCT/JP1994/000823 priority patent/WO1994028056A1/en
Priority to MYPI94003512A priority patent/MY111720A/en
Publication of JPH07292306A publication Critical patent/JPH07292306A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3373039B2 publication Critical patent/JP3373039B2/en
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Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、絹フィブロイン超微粉
末を含有するインキに関し、プラスチック、ガラス、金
属等の表面印刷あるいは印刷面のプレコートに利用でき
る。 【0002】 【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、絹
フィブロイン微粉末を含有させることにより、感触や吸
放湿性等を向上させるようにした各種製品が提案されて
いる。例えば、絹フィブロイン微粉末を合成樹脂中に配
合することにより製造される絹フィブロイン微粉末含有
人工皮革がある。従来、このような絹フィブロイン微粉
末の製造法として種々のものが提案されている。 【0003】例えば、特公昭39-1941号公報によれば、
絹フィブロインを銅−エチレンジアミン水溶液等に溶解
した後、透析によって得られた絹フィブロイン水溶液に
アルコール類を添加し、沈澱を乾燥させ、その後この乾
燥物を粉砕して絹フィブロイン微粉末を製造する。ま
た、特開平4-300369号公報によれば、絹繊維を塩酸で加
水分解して劣化処理した後、機械的に粉砕して絹フィブ
ロイン微粉末を製造する。 【0004】しかし、前記特公昭39-1941号公報に係る
製造法により得られた絹フィブロイン微粉末は、化学的
処理により絹繊維の構造を一度崩壊させているため、絹
繊維本来の風合いが損なわれている虞れがある。また、
前記特開平4-300369号公報に係る製造法により得られた
絹フィブロイン微粉末についても、絹本来の風合いが維
持できないこともある。 【0005】従って、上記製造法により得られた絹フィ
ブロイン微粉末を含有して製造された各種製品、例えば
インキについて、良好な吸放湿性、この吸放湿性に起因
する筆記受理特性及び優れた感触が常に得られるとは限
らなかった。そこで、本発明は、良好な吸放湿性、筆記
受理性及び感触が常に得られるようにした絹フィブロイ
ン超微粉末含有インキを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1発
明に係る絹フィブロイン超微粉末含有インキは、絹フィ
ブロインを乾式機械的粉砕手段で粗粉末に粉砕する第1
の粉砕工程と、前記絹フィブロイン粗粉末をボールミル
を用いた乾式機械的粉砕手段で微粉末に粉砕する第2の
粉砕工程と、前記絹フィブロイン微粉末をジェットミル
を用いた乾式機械的粉砕手段で平均粒径10μm以下の超
微粉末に粉砕する第3の粉砕工程とを有し、前記第1〜
第3の粉砕工程の少なくとも1工程中又はその後におい
て絹フィブロイン粉末に対してβ化処理を施すことによ
り製造される絹フィブロイン超微粉末を使用し、この絹
フィブロイン超微粉末をインキ成分中に配合して得られ
たものである。 【0007】前記粗粉末の平均粒径は、おおよそ 100μ
m前後である。前記微粉末の平均粒径は、おおよそ20μ
m前後である。前記第1の粉砕工程で使用する乾式機械
的粉砕手段は、回転羽式ミル等任意のものでよいこの
ように、乾式機械的粉砕手段による粉砕工程を3段階に
組み合わせて順次粒径の小さな粉末が得られるようにし
たことにより、1回の機械的粉砕だけでは得られないよ
うな超微粉末が得られるようになる。 【0008】また、工程が全て乾式であるため、作業が
簡単であり、絹本来の風合いも維持される。前記β化処
理とは、β構造の割合を増大させるために絹フィブロイ
ンを適当な液体に浸漬する処理であり、この処理用の液
体としては、例えば有機溶媒がある。この有機溶媒の具
体例は、メタノール、エタノール等のアルコール類、ア
セトン等である。前記β化処理は、前記第1、第2及び
第3の粉砕工程のいずれかの工程において又はその後に
少なくとも1回行えばよく、必要に応じて2回以上行っ
てもよい。 【0009】このようなβ化処理を施すことにより、結
晶化度が増大する。そして、好ましくは天然絹糸の70%
以上の結晶化度とすることにより、製品を製造する際、
絹フィブロイン超微粉末を各種のインキ中に均一に分散
させることができるようになる。この結果、絹特有の風
合いを維持しながら、吸放湿性、透湿性及び感触に優れ
た製品が得られる。インキは溶剤系と水系に大別される
が、本発明は両方のインキに適用可能である。 【0010】前記インキ成分の主なものは、ベース樹
脂、溶剤、助剤、顔料である。各成分の内容は下
記の通りである。 ベース樹脂 インキベースの主な樹脂種としては、アクリル、ウレタ
ン、ビニル、エポキシ、セルロース、塩素化ポリオレフ
ィン等が挙げられ、これらのうちから1種或いは混合す
る複数種を選んで使用する。一方、現在、インキ、塗料
については、環境などの問題点に鑑みて水性タイプが開
発されている。本発明のインキについても、印刷対象、
目的、環境問題等の条件により使用する樹脂種を決定す
る必要がある。 【0011】溶剤 溶剤系インキの場合、大別すると、脂肪族系、ケトン
系、アルコール系、芳香族系、エーテル系等の種々の溶
剤が用いられる。使用する溶剤の種類は、樹脂種、印刷
対象、印刷方法、目的などにより選択され、それに応じ
て含有量が決定される。 助剤 助剤は、目的、印刷対象、印刷条件等により選択する。
前記目的には、皮膜物性の強化、セット性の向上等の様
々な目的が含まれる。 顔料 顔料は、一般にインキを色付けするため、或いはマット
調等にするために用いられる。 【0012】本発明のインキ中における各成分の割合は
任意であるが、例えば次の通りである。 樹脂成分 ……5〜30% 顔料成分 ……0〜40% 絹フィブロイン……5〜90% 溶剤成分 ……残量 【0013】本インキは、スクリーン印刷、グラビア印
刷、フレキソ印刷、パッド印刷等の一般的な印刷方法を
用いて被印刷面に印刷することができる。本発明におい
て、インキが本発明の絹フィブロインを含有しているこ
とにより、インキ塗膜に優れた吸湿性を付与できる。こ
れにより、インキ塗膜上に筆記具で容易に重ね書きがで
きるようになる。そして、書き込んだときの書き味が大
幅に向上し、しかも文字の耐磨耗性も良好になる。ま
た、本インキによって得られる塗膜は、感触が良好であ
るため、家電製品、文具等の人が触る部分への使用に適
する。更に、艶消し効果も有しているため、高級感のあ
る印刷が可能になる。 【0014】 【実施例】本実施例で使用する絹フィブロイン超微粉末
は、下記のようにして得られたものである。先ず、生糸
をカッター羽式ミルで2〜3cmにカットした後、絹フィ
ブロインを温水中又は酵素を含む温水中に浸漬する精錬
を行ってセリシンが完全に除去された絹フィブロイン原
料を得た。なお、精錬させていない絹フィブロインを原
料として用いると、得られる粉末の感触が低下したり、
薄茶色の着色の原因となる。 【0015】次に、カットされた絹フィブロインを回転
羽式ミル〔(株)オリエント製オリエント堅型粉砕機V
M−32(商品名)〕で平均粒径100μm程度の絹フィ
ブロイン粗粉末に粉砕した後、絹フィブロイン粗粉末を
流動乾燥機等に入れ、100℃、6時間の条件で乾燥させ
た。この乾燥の温度条件は、130℃以下、好ましくは90
〜110℃である。130℃より高いと、黄色に変色すること
がある。また、時間は、1時間以上とする。この乾燥を
充分に行わないと、後のボールミル粉砕時において、ボ
ールミル壁面が一般的なステンレスの場合、ボールミル
壁面の摩耗が生じて粉末の着色が激しくなる。但し、ボ
ールミルの壁材が、例えばセラミックのような着色の問
題が生じない材質の場合には特に充分な乾燥を行わなく
てもよい。 【0016】本実施例において、粉末の粒径は、レーザ
回転式粒度分析計〔(株)セイシン企業製SK LAS
ER PRO 7000S (商品名)、分散媒:エタノー
ル、分散条件:超音波60秒〕で測定した。次に、ボール
ミル〔近藤化学機械製作所製〕を使用し、前記絹フィブ
ロイン粗粉末を12時間粉砕して平均粒径20μm程度の絹
フィブロイン微粉末とした。前記ボールミルは、粉末の
着色を防止するために、その壁面がセラミック製であ
り、またボールがアルミナ製である。 【0017】このボールミル粉砕で平均粒径20μm以下
とすることもできるが、この程度の粒径でジェットミル
粉砕が可能になり、また作業効率も考慮して平均粒径20
μm程度でボールミル粉砕を終了する。即ち、ボールミ
ルでこれ以上粒径を小さくしようとすると大幅に時間が
かかる上に、この後のジェットミル粉砕によって得られ
る粒子の粒径に大きな差異は出ないからである。 【0018】そして、このボールミルから取り出した絹
フィブロイン微粉末を円筒状の槽に移した後、この槽中
にメタノールを注ぎ、室温で1時間攪拌することによ
り、結晶化度を増大させるβ化処理を行い、引き続き、
この槽から絹フィブロイン微粉末を取り出して絹フィブ
ロイン微粉末を乾燥させた。このβ化処理を行うことに
より、得られた粉末が製品を製造するための樹脂溶液等
に良好に分散できるようになる。次に、前記絹フィブロ
イン微粉末をジェットミル〔(株)セイシン企業製シン
グルトラックジェットミル(商品名)〕を使用して粉砕
し、平均粒径3.252μmの超微粉末を得た。この粉砕時
の処理量は、5kg/hであった。 【0019】実施例1 市販の溶剤系インキであるセリコールインキ(商品名、
帝国インキ製造株式会社製)に、上記製造方法により得
られた絹フィブロイン超微粉末を15%となるように配合
して混合することにより、本実施例に係るインキを調製
した。実施例2 水系アクリルエマルジョンに、上記製造方法に得られた
絹フィブロイン超微粉末を30%となるように配合して混
合することにより、本実施例に係るインキを調製した。 【0020】比較例1 一般のインキであるセリコールインキ(商品名)そのも
のである。比較例2 セリコールインキ(商品名)に比較用粉末として親水性
シリカパウダーを15%となるように配合して混合するこ
とにより、本比較例に係るインキを調製した。 【0021】比較例3 水系アクリルエマルジョンそのものである。比較例4 水系アクリルエマルジョンに親水性シリカパウダーを30
%となるように配合して混合することにより、本比較例
に係るインキを調製した。 【0022】特性の評価 上記実施例及び比較例のインキをポリカーボネート板
(厚さ0.5mm) 及び乾式PPC用紙マイペーパー(商品
名、日本ビジネスサプライ株式会社製)上に印刷してサ
ンプルを作製し、これらのサンプルについて密着性、印
刷性、筆記受理性及び感触官能性を評価した。 (1)密着性 この密着性の評価試験は、耐摩耗試験を応用し、カナキ
ン3号(綿布)を摩擦布として取り付けた摩擦子(板状
の部材)に100gの荷重をかけ、この摩擦子で前記サン
プルの表面を50回擦ることにより行った。その結果、実
施例1,2及び比較例1〜4のいずれもがインキの密着
性に関して良好であった。 【0023】(2)印刷性 この印刷性の評価試験は、サンプルに対してスクリーン
印刷してその印刷性を見ることにより行った。その結
果、実施例1,2及び比較例1〜4のいずれもが印刷性
に関して良好であった。 【0024】(3)筆記受理性 前記サンプルに下記の筆記具を使用して重ね書きし、そ
の重ね書きした字が乾燥するまでの時間を測ることによ
り評価した。測定回数は4回以上である。それらの結果
を表1に示す。使用した前記筆記具は、前記マイペーパ
ー(商品名)の場合、X−Yプロッター(水性イン
キ)又は筆ペン(株式会社呉竹精昇堂製)であり、前
記ポリカーボネート板の場合、油性フェルトペン(三
菱鉛筆株式会社製)又は水性フェルトペン(三菱鉛筆
株式会社製)である。なお、前記X−Yプロッターは、
グラフィック社製WX2400であり、記録紙の速度は1cm
/秒、入力レンジは0.5Vである。 【0025】 【表1】 【0026】表1より、実施例1,2のサンプルは、イ
ンキ中に本発明の絹フィブロイン超微粉末を含有してい
るため、筆記具による重ね書きをした際の乾燥性は比較
例のサンプルと比べて大幅に向上していることがわか
る。これに対して、比較例1〜4のサンプルは、本発明
の絹フィブロイン超微粉末を含有していなかったり、絹
フィブロイン超微粉末の代わりに親水性シリカパウダー
を含有しているため、筆記具による重ね書きをした際の
乾燥性は実施例のサンプルほど良好でないことがわか
る。 【0027】(4)感触官能性 この感触官能性は、無作為に選んだ20名の社内モニター
に風合い、書き味及び字の鮮明さを評価してもらうこと
により行った。前記風合いとは、べた塗りした塗膜の感
触による評価である。前記書き味及び字の鮮明さとは、
筆記受理性に関する評価である。評価基準は、5(良
い)から1(悪い)までの5段階とした。それらの結果
を表2に示す。 【0028】 【表2】 【0029】表2より、実施例1,2のサンプルは、イ
ンキ中に本発明の絹フィブロイン超微粉末を含有してい
るため、風合い、書き味及び字の鮮明さのいずれの特性
に関しても良好であることがわかる。一方、比較例1〜
4のサンプルは、本発明の絹フィブロイン超微粉末を含
有していなかったり、絹フィブロイン超微粉末の代わり
に親水性シリカパウダーを含有しているため、風合い、
書き味及び字の鮮明さのうちの少なくとも1つに関して
不良であることがわかる。 【0030】 【発明の効果】本発明に係る絹フィブロイン超微粉末含
有インキによれば、本発明の絹フィブロイン超微粉末を
含有しているため、良好な吸放湿性、筆記受理性及び感
触が常に得られる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an ink containing ultrafine silk fibroin powder and can be used for surface printing of plastic, glass, metal or the like or precoating of a printing surface. 2. Description of the Related Art In recent years, various products have been proposed in which silk fibroin fine powder is contained to improve the feel and moisture absorption / desorption properties. For example, there is an artificial leather containing fine powder of silk fibroin manufactured by blending fine powder of silk fibroin in a synthetic resin. Conventionally, various methods have been proposed for producing such fine powder of silk fibroin. [0003] For example, according to Japanese Patent Publication No. 39-1941,
After dissolving the silk fibroin in a copper-ethylenediamine aqueous solution or the like, alcohols are added to the silk fibroin aqueous solution obtained by dialysis, the precipitate is dried, and then the dried product is pulverized to produce fine silk fibroin powder. According to Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-300369, silk fibers are hydrolyzed with hydrochloric acid, subjected to degradation treatment, and then mechanically pulverized to produce fine silk fibroin powder. However, fine silk fibroin powder obtained by the production method disclosed in Japanese Patent Publication No. 39-1941 has once destroyed the structure of the silk fiber by a chemical treatment, so that the original texture of the silk fiber is impaired. There is a possibility that it has been. Also,
Even with the fine powder of silk fibroin obtained by the production method according to JP-A-4-300369, the original texture of silk may not be maintained. [0005] Therefore, for various products, such as inks, containing the silk fibroin fine powder obtained by the above-mentioned production method, good moisture absorption / desorption properties, writing acceptance characteristics and excellent feel due to the moisture absorption / desorption properties. Was not always available. Therefore, an object of the present invention is to provide an ink containing ultrafine powder of silk fibroin, which can always obtain good moisture absorption / desorption properties, writing acceptability and feel. [0006] The ink containing the ultrafine powder of silk fibroin according to the first invention of the present invention is a method of pulverizing silk fibroin into coarse powder by dry mechanical pulverization means.
Crushing process and the above-mentioned silk fibroin coarse powder is ball milled
A second crushing step of crushing to a fine powder with a dry mechanical grinding means using a jet mill the silk fibroin fine powder
A third pulverizing step of pulverizing into ultrafine powder having an average particle size of 10 μm or less by dry mechanical pulverizing means using
The silk fibroin ultrafine powder produced by subjecting the silk fibroin powder to β-treatment during or after at least one of the third pulverization steps is used, and the silk fibroin ultrafine powder is blended into the ink component. It was obtained. The average particle size of the coarse powder is approximately 100 μm.
m. The average particle size of the fine powder is approximately 20 μ
m. The dry mechanical pulverizing means used in the first pulverizing step may be any means such as a rotary blade mill . As described above, by combining the pulverizing steps by the dry mechanical pulverizing means into three stages so that powders having a small particle size are obtained sequentially, an ultrafine powder which cannot be obtained by only one mechanical pulverization can be obtained. Will be obtained. [0008] Further, since all the steps are dry, the work is simple, and the original texture of silk is maintained. The β-treatment is a treatment in which silk fibroin is immersed in an appropriate liquid in order to increase the ratio of the β structure, and examples of the liquid for this treatment include an organic solvent. Specific examples of the organic solvent include alcohols such as methanol and ethanol, and acetone. The β treatment may be performed at least once in or after any of the first, second, and third pulverizing steps, and may be performed two or more times as necessary. By performing such a β-treatment, the degree of crystallinity increases. And preferably 70% of natural silk
By making the above crystallinity, when manufacturing products,
The ultrafine silk fibroin powder can be uniformly dispersed in various inks. As a result, a product excellent in moisture absorption / release properties, moisture permeability, and feel can be obtained while maintaining the texture unique to silk. Inks are roughly classified into solvent-based and water-based inks, and the present invention is applicable to both inks. The main components of the ink component are a base resin, a solvent, an auxiliary, and a pigment. The content of each component is as follows. The main resin type of the base resin ink base includes acryl, urethane, vinyl, epoxy, cellulose, chlorinated polyolefin, and the like, and one or a mixture of these is selected and used. On the other hand, at present, water-based inks and paints are being developed in view of environmental problems. Regarding the ink of the present invention, the printing target,
It is necessary to determine the type of resin to be used depending on conditions such as the purpose and environmental problems. In the case of solvent-based inks, various types of solvents such as aliphatic, ketone, alcohol, aromatic, and ether are used. The type of solvent to be used is selected depending on the type of resin, printing target, printing method, purpose, and the like, and the content is determined accordingly. Auxiliaries are selected according to the purpose, printing target, printing conditions and the like.
The purpose includes various purposes such as enhancement of film physical properties and improvement of setability. Pigment A pigment is generally used for coloring an ink or for giving a mat tone or the like. The proportion of each component in the ink of the present invention is arbitrary, and is, for example, as follows. Resin component: 5-30% Pigment component: 0-40% Silk fibroin: 5-90% Solvent component: Remaining amount This ink is used for screen printing, gravure printing, flexo printing, pad printing, etc. Printing can be performed on the surface to be printed using a general printing method. In the present invention, since the ink contains the silk fibroin of the present invention, excellent hygroscopicity can be imparted to the ink coating film. This makes it possible to easily overwrite the ink film with a writing instrument. Then, the writing quality at the time of writing is greatly improved, and the abrasion resistance of the character is also improved. Further, since the coating film obtained by the present ink has a good feel, it is suitable for use on parts touched by humans, such as home appliances and stationery. Furthermore, since it has a matting effect, high-quality printing can be performed. EXAMPLES The ultrafine silk fibroin powder used in this example was obtained as follows. First, raw silk was cut into 2-3 cm with a cutter blade mill, and then refined by immersing silk fibroin in warm water or warm water containing an enzyme to obtain a silk fibroin raw material from which sericin was completely removed. If unrefined silk fibroin is used as a raw material, the feel of the resulting powder may be reduced,
Causes a light brown coloration. Next, the cut silk fibroin was fed to a rotary blade mill [Orient hard mill V, manufactured by Orient Co., Ltd.]
M-32 (trade name)] and crushed into a silk fibroin coarse powder having an average particle size of about 100 μm, and then placed in a fluidized drier or the like, and dried at 100 ° C. for 6 hours. The temperature condition for this drying is 130 ° C. or less, preferably 90 ° C.
~ 110 ° C. If it is higher than 130 ° C, it may turn yellow. The time is set to one hour or more. If the drying is not performed sufficiently, when the ball mill wall surface is made of general stainless steel at the time of the subsequent ball mill pulverization, the ball mill wall surface will be worn and the powder will be colored intensely. However, when the wall material of the ball mill is made of a material that does not cause coloring problems, such as ceramics, it is not necessary to perform sufficient drying. In the present embodiment, the particle size of the powder was measured using a laser rotary particle size analyzer [SK LAS manufactured by Seishin Enterprise Co., Ltd.].
ER PRO 7000S (trade name), dispersion medium: ethanol, dispersion condition: ultrasonic wave 60 seconds]. Next, using a ball mill (manufactured by Kondo Kagaku Seisakusho), the silk fibroin coarse powder was pulverized for 12 hours to obtain a fine silk fibroin powder having an average particle size of about 20 μm. The ball mill has a wall made of ceramic and a ball made of alumina in order to prevent coloring of the powder. Although the average particle diameter can be reduced to 20 μm or less by the ball mill pulverization, jet mill pulverization can be performed with such a particle diameter, and the average particle diameter can be reduced to 20 μm in consideration of working efficiency.
The ball mill pulverization is completed at about μm. That is, if it is attempted to further reduce the particle size by a ball mill, it takes much time, and there is no great difference in the particle size of particles obtained by the subsequent jet mill pulverization. After the fine silk fibroin powder removed from the ball mill is transferred to a cylindrical tank, methanol is poured into the tank, and the mixture is stirred at room temperature for 1 hour to increase the degree of crystallinity. And continue,
The fine silk fibroin powder was taken out of the tank and the fine silk fibroin powder was dried. By performing the β-treatment, the obtained powder can be dispersed well in a resin solution or the like for producing a product. Next, the fine powder of the silk fibroin was pulverized using a jet mill (Single Track Jet Mill (trade name) manufactured by Seishin Enterprise Co., Ltd.) to obtain an ultrafine powder having an average particle size of 3.252 μm. The processing amount at the time of this pulverization was 5 kg / h. Example 1 A commercially available solvent-based ink, sericol ink (trade name,
The ink according to this example was prepared by mixing and mixing 15% of the ultrafine powder of silk fibroin obtained by the above-mentioned method with Teikoku Ink Mfg. Co., Ltd. Example 2 An ink according to this example was prepared by blending and mixing 30% of the ultra-fine silk fibroin powder obtained by the above-mentioned production method with an aqueous acrylic emulsion. Comparative Example 1 Sericol ink (trade name) which is a general ink itself. Comparative Example 2 An ink according to this comparative example was prepared by blending and mixing 15% hydrophilic silica powder as a comparative powder with Sericol ink (trade name). Comparative Example 3 A water-based acrylic emulsion itself. Comparative Example 4 30 hydrophilic silica powders were added to an aqueous acrylic emulsion.
% To prepare an ink according to this comparative example. Evaluation of Properties The inks of the above Examples and Comparative Examples were printed on polycarbonate plates (thickness 0.5 mm) and dry PPC paper My Paper (trade name, manufactured by Nippon Business Supply Co., Ltd.) to prepare samples. These samples were evaluated for adhesion, printability, writing acceptability, and touch functionality. (1) Adhesion This adhesion evaluation test uses a wear resistance test, and applies a load of 100 g to a friction element (plate-like member) to which Kanakin No. 3 (cotton cloth) is attached as a friction cloth. Was carried out by rubbing the surface of the sample 50 times. As a result, all of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 4 were good in terms of ink adhesion. (2) Printability This printability evaluation test was carried out by screen-printing the sample and observing the printability. As a result, all of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 4 were excellent in printability. (3) Writing Acceptability The sample was overwritten using the following writing instrument, and evaluated by measuring the time required for the overwritten characters to dry. The number of measurements is four or more. Table 1 shows the results. The writing instrument used was an XY plotter (water-based ink) or a brush pen (manufactured by Kuretake Seishodo Co., Ltd.) in the case of the My Paper (trade name), and an oil-based felt pen (Mitsubishi) in the case of the polycarbonate plate. Pencil Co., Ltd.) or an aqueous felt pen (Mitsubishi Pencil Co., Ltd.). The XY plotter is
It is WX2400 made by Graphic Co., and the speed of the recording paper is 1cm.
/ S, the input range is 0.5V. [Table 1] According to Table 1, the samples of Examples 1 and 2 contain the ultrafine powder of silk fibroin of the present invention in the ink. It can be seen that it is significantly improved. On the other hand, since the samples of Comparative Examples 1 to 4 do not contain the silk fibroin ultrafine powder of the present invention or contain hydrophilic silica powder instead of the silk fibroin ultrafine powder, It can be seen that the drying property when overwriting is not as good as the sample of the example. (4) Tactile Functionality The tactile functionalities were determined by having 20 randomly selected in-house monitors evaluate the texture, writing quality, and sharpness of characters. The texture is an evaluation based on the feel of a solid coated film. The writing taste and the sharpness of characters are
This is an evaluation of the acceptance of writing. The evaluation criteria were five levels from 5 (good) to 1 (bad). Table 2 shows the results. [Table 2] From Table 2, it can be seen that the samples of Examples 1 and 2 contain the silk fibroin ultrafine powder of the present invention in the ink, so that the samples have good texture, writing quality and clearness of characters. It can be seen that it is. On the other hand, Comparative Examples 1 to
Sample No. 4 does not contain the silk fibroin ultrafine powder of the present invention or contains hydrophilic silica powder in place of the silk fibroin ultrafine powder.
It can be seen that at least one of the writing quality and the sharpness of the character is poor. According to the silk fibroin ultrafine powder-containing ink of the present invention, since the silk fibroin ultrafine powder of the present invention is contained, good moisture absorption / desorption properties, writing acceptability and feel are obtained. Always obtained.

フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−41483(JP,A) 特開 平4−337331(JP,A) 特開 平7−310019(JP,A) 特開 平7−278472(JP,A) 特開 平7−278441(JP,A) 特開 平7−279053(JP,A) 特開 平7−188563(JP,A) 特許2829220(JP,B2) 特許2842980(JP,B2) 特許2951505(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20 C08J 3/12 B02C 1/00 - 25/00 B29B 13/10 Continuation of the front page (56) References JP-A-6-41483 (JP, A) JP-A-4-337331 (JP, A) JP-A-7-310019 (JP, A) JP-A-7-278472 (JP) JP-A-7-278441 (JP, A) JP-A-7-279053 (JP, A) JP-A-7-188563 (JP, A) Patent 2829220 (JP, B2) Patent 2842980 (JP, B2) Patent 2951505 (JP, B2) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB name) C09D 11/00-11/20 C08J 3/12 B02C 1/00-25/00 B29B 13/10

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 絹フィブロインを乾式機械的粉砕手段で
粗粉末に粉砕する第1の粉砕工程と、前記絹フィブロイ
ン粗粉末をボールミルを用いた乾式機械的粉砕手段で微
粉末に粉砕する第2の粉砕工程と、前記絹フィブロイン
微粉末をジェットミルを用いた乾式機械的粉砕手段で平
均粒径10μm以下の超微粉末に粉砕する第3の粉砕工程
とを有し、前記第1〜第3の粉砕工程の少なくとも1工
程中又はその後において絹フィブロイン粉末に対してβ
化処理を施すことにより製造される絹フィブロイン超微
粉末を使用し、この絹フィブロイン超微粉末をインキ成
分中に配合して得られた絹フィブロイン超微粉末含有イ
ンキ。
(57) [Claim 1] A first pulverizing step of pulverizing silk fibroin into a coarse powder by a dry mechanical pulverizing means, and a dry mechanical pulverizing means using a ball mill of the silk fibroin coarse powder. And a third pulverizing step of pulverizing the fine powder of silk fibroin into an ultrafine powder having an average particle size of 10 μm or less by dry mechanical pulverizing means using a jet mill. And during or after at least one of the first to third pulverizing steps, the silk fibroin powder has a β
An ink containing ultra-fine silk fibroin powder obtained by using ultra-fine silk fibroin powder produced by subjecting it to a chemical treatment and blending the ultra-fine silk fibroin powder into an ink component.
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