JP3368012B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents
画像データ処理装置Info
- Publication number
- JP3368012B2 JP3368012B2 JP27194093A JP27194093A JP3368012B2 JP 3368012 B2 JP3368012 B2 JP 3368012B2 JP 27194093 A JP27194093 A JP 27194093A JP 27194093 A JP27194093 A JP 27194093A JP 3368012 B2 JP3368012 B2 JP 3368012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- dynamic range
- image
- data processing
- processing apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 3
- 229960001716 benzalkonium Drugs 0.000 claims 1
- CYDRXTMLKJDRQH-UHFFFAOYSA-N benzododecinium Chemical compound CCCCCCCCCCCC[N+](C)(C)CC1=CC=CC=C1 CYDRXTMLKJDRQH-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 19
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 19
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 15
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 15
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 11
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 6
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 5
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 3
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- GGCZERPQGJTIQP-UHFFFAOYSA-N sodium;9,10-dioxoanthracene-2-sulfonic acid Chemical compound [Na+].C1=CC=C2C(=O)C3=CC(S(=O)(=O)O)=CC=C3C(=O)C2=C1 GGCZERPQGJTIQP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にダイナミックレン
ジを広くするようにした画像データ処理装置に関するも
のである。
ジを広くするようにした画像データ処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョンカメラ、電子スチル
カメラ等の画像の取り込み手段として、CCD撮像素子
を始めとする固体撮像素子が多く使用されている。とこ
ろが、この固体撮像素子のダイナミックレンジは銀塩等
に比べて狭く、撮影条件によっては画質が著しく劣化す
る。
カメラ等の画像の取り込み手段として、CCD撮像素子
を始めとする固体撮像素子が多く使用されている。とこ
ろが、この固体撮像素子のダイナミックレンジは銀塩等
に比べて狭く、撮影条件によっては画質が著しく劣化す
る。
【0003】そこで、固体撮像素子のダイナミックレン
ジ拡大の方法として、同一シーンにおける露光量の異な
る複数枚の画像を撮影し、この複数の画像データを何ら
かの演算で合成してダイナミックレンジの拡大された画
像を得る手法が提案されており、このようにして得られ
た画像データをモニタ等の出力装置で出力することが考
えられている。
ジ拡大の方法として、同一シーンにおける露光量の異な
る複数枚の画像を撮影し、この複数の画像データを何ら
かの演算で合成してダイナミックレンジの拡大された画
像を得る手法が提案されており、このようにして得られ
た画像データをモニタ等の出力装置で出力することが考
えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにダイナミックレンジの拡大された画像データをモ
ニタやプリンタなどの出力装置で出力する場合、出力装
置のダイナミックレンジ幅が合成画像のダイナミックレ
ンジ幅より狭いことがある。このような場合、合成画像
のダイナミックレンジ幅を出力装置のダイナミックレン
ジ幅や出力特性に合わせて適切な圧縮操作を行わなけれ
ばならないが、この圧縮操作を適当に行うと、画像のコ
ントラストが落ちたり、明るさのバランスが崩れ、合成
処理を行う前の適正露光で撮られた標準画像に比べて非
常に違和感のある画像となってしまう。また、圧縮した
結果として良好な画像を得るまでに何回も圧縮操作を行
って画像を評価する必要があるという問題点があった。
ようにダイナミックレンジの拡大された画像データをモ
ニタやプリンタなどの出力装置で出力する場合、出力装
置のダイナミックレンジ幅が合成画像のダイナミックレ
ンジ幅より狭いことがある。このような場合、合成画像
のダイナミックレンジ幅を出力装置のダイナミックレン
ジ幅や出力特性に合わせて適切な圧縮操作を行わなけれ
ばならないが、この圧縮操作を適当に行うと、画像のコ
ントラストが落ちたり、明るさのバランスが崩れ、合成
処理を行う前の適正露光で撮られた標準画像に比べて非
常に違和感のある画像となってしまう。また、圧縮した
結果として良好な画像を得るまでに何回も圧縮操作を行
って画像を評価する必要があるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、容易にダイナミックレンジの拡大され
た良好な画像が得られる画像データ処理装置を提供する
ことを目的としている。
なされたもので、容易にダイナミックレンジの拡大され
た良好な画像が得られる画像データ処理装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、画像データ処理装置を次の(1)ない
し(9)のとおりに構成する。 (1)出力装置へ出力する画像データのダイナミックレ
ンジ幅を前記出力装置のダイナミックレンジ幅に合わせ
る処理手段と、前記画像データのダイナミックレンジを
変化させるための操作手段とを備えた画像データ処理装
置。 (2)画像データは、ダイナミックレンジ拡大手段によ
りダイナミックレンジを拡大した画像データである前記
(1)記載の画像データ処理装置。 (3)画像データを得るための撮像手段を備えている前
記(1)記載の画像データ処理装置。 (4)ダイナミックレンジ拡大手段は、同一シーンにお
ける異なる露光量の複数枚の画像データを合成する前記
(2)記載の画像データ処理装置。 (5)前記ダイナミックレンジ拡大手段は、第1の露光
量で撮像された第1の画像データと前記第1の露光量と
は異なる第2の露光量で撮像された第2の画像データの
両画像データから両画像データ共輝度レベルが所定範囲
内の共通領域を抽出し、この共通領域の輝度レベルを一
致させた後、前記第1の画像データにおける輝度レベル
が所定範囲外の領域の信号を、対応する前記第2の画像
データの輝度レベルの信号と置換することによって、1
枚の広ダイナミックレンジ画像を合成する前記(2)記
載の画像データ処理装置。 (6)撮像手段は、複数の撮像素子と、撮像光の光路中
にあって前記各撮像素子に像を分ける分光手段と、前記
各撮像素子の露光量を変化させる露光制御手段とを備え
ている前記(3)記載の画像データ処理装置。 (7)ダイナミックレンジ拡大手段で合成した情報を基
に画像データのダイナミックレンジ幅を出力手段のダイ
ナミックレンジ幅あるいは出力特性に合わせる前記
(4)記載の画像データ処理装置。 (8)ダイナミックレンジ拡大手段で合成した情報を基
に画像データのダイナミックレンジ幅を出力手段のダイ
ナミックレンジ幅あるいは出力特性に合わせる 前記
(5)記載の画像データ処理装置。 (9)前記画像データのダイナミックレンジは、色空間
上で変化させられる前記(1)記載の画像データ処理装
置。
め、本発明では、画像データ処理装置を次の(1)ない
し(9)のとおりに構成する。 (1)出力装置へ出力する画像データのダイナミックレ
ンジ幅を前記出力装置のダイナミックレンジ幅に合わせ
る処理手段と、前記画像データのダイナミックレンジを
変化させるための操作手段とを備えた画像データ処理装
置。 (2)画像データは、ダイナミックレンジ拡大手段によ
りダイナミックレンジを拡大した画像データである前記
(1)記載の画像データ処理装置。 (3)画像データを得るための撮像手段を備えている前
記(1)記載の画像データ処理装置。 (4)ダイナミックレンジ拡大手段は、同一シーンにお
ける異なる露光量の複数枚の画像データを合成する前記
(2)記載の画像データ処理装置。 (5)前記ダイナミックレンジ拡大手段は、第1の露光
量で撮像された第1の画像データと前記第1の露光量と
は異なる第2の露光量で撮像された第2の画像データの
両画像データから両画像データ共輝度レベルが所定範囲
内の共通領域を抽出し、この共通領域の輝度レベルを一
致させた後、前記第1の画像データにおける輝度レベル
が所定範囲外の領域の信号を、対応する前記第2の画像
データの輝度レベルの信号と置換することによって、1
枚の広ダイナミックレンジ画像を合成する前記(2)記
載の画像データ処理装置。 (6)撮像手段は、複数の撮像素子と、撮像光の光路中
にあって前記各撮像素子に像を分ける分光手段と、前記
各撮像素子の露光量を変化させる露光制御手段とを備え
ている前記(3)記載の画像データ処理装置。 (7)ダイナミックレンジ拡大手段で合成した情報を基
に画像データのダイナミックレンジ幅を出力手段のダイ
ナミックレンジ幅あるいは出力特性に合わせる前記
(4)記載の画像データ処理装置。 (8)ダイナミックレンジ拡大手段で合成した情報を基
に画像データのダイナミックレンジ幅を出力手段のダイ
ナミックレンジ幅あるいは出力特性に合わせる 前記
(5)記載の画像データ処理装置。 (9)前記画像データのダイナミックレンジは、色空間
上で変化させられる前記(1)記載の画像データ処理装
置。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の構成を示すブ
ロック図である。この図1の画像データ処理装置は、撮
像手段aのブロックと、画像合成手段bのブロックから
なり、出力装置cからダイナミックレンジの拡大された
画像データを出力できるように構成されている。
ロック図である。この図1の画像データ処理装置は、撮
像手段aのブロックと、画像合成手段bのブロックから
なり、出力装置cからダイナミックレンジの拡大された
画像データを出力できるように構成されている。
【0018】図1において、1は被写体からの撮像光が
入射するレンズ、2は光学ローパスフィルタ、3はCC
D等の撮像素子、4は撮像素子3の動作を制御する撮像
素子制御回路、5は撮像素子3からの画像信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器、6は画像合成のための
計算機で、操作手段dによりダイナミックレンジを拡大
する時のダイナミックレンジ拡大手段を構成している。
7はその広ダイナミックレンジ画像を合成する時の合成
情報を記憶するメモリ(記憶手段)、8はデータ処理回
路で、出力画像データのダイナミックレンジ幅を出力装
置cのダイナミックレンジ幅あるいは出力特性に合わせ
る制御手段を構成している。20は色フィルタである。
入射するレンズ、2は光学ローパスフィルタ、3はCC
D等の撮像素子、4は撮像素子3の動作を制御する撮像
素子制御回路、5は撮像素子3からの画像信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器、6は画像合成のための
計算機で、操作手段dによりダイナミックレンジを拡大
する時のダイナミックレンジ拡大手段を構成している。
7はその広ダイナミックレンジ画像を合成する時の合成
情報を記憶するメモリ(記憶手段)、8はデータ処理回
路で、出力画像データのダイナミックレンジ幅を出力装
置cのダイナミックレンジ幅あるいは出力特性に合わせ
る制御手段を構成している。20は色フィルタである。
【0019】次に動作を説明すると、撮像手段aによる
被写体像(不図示)は、レンズ1、光学ローパスフィル
タ2及び色フィルタ20を通って撮像素子3に投影され
る。ここで、撮像素子制御回路4は1回の撮像動作で同
一シーンにおける露光量(絞り値、蓄積時間等)の異な
る画像信号を順次複数枚得るように構成され、更にこれ
らの複数の画像信号をメモリ7に記憶する。その後、メ
モリ7から読み出して計算機6で1枚の広ダイナミック
レンジ画像を合成すると同時に、合成時に必要とした画
素の値等の合成情報をメモリ7に記憶させておく。ま
た、データ処理回路8は、使用者が出力装置cの特性に
合わせて合成画像データのダイナミックレンジ幅の圧縮
を要求した時に、上記合成時に記憶しておいた合成情報
を基に圧縮操作を行ってデータを出力し、使用者の要求
がない時には合成画像データに合成情報をつけ加えて出
力するか、もしくはそのまま出力する。
被写体像(不図示)は、レンズ1、光学ローパスフィル
タ2及び色フィルタ20を通って撮像素子3に投影され
る。ここで、撮像素子制御回路4は1回の撮像動作で同
一シーンにおける露光量(絞り値、蓄積時間等)の異な
る画像信号を順次複数枚得るように構成され、更にこれ
らの複数の画像信号をメモリ7に記憶する。その後、メ
モリ7から読み出して計算機6で1枚の広ダイナミック
レンジ画像を合成すると同時に、合成時に必要とした画
素の値等の合成情報をメモリ7に記憶させておく。ま
た、データ処理回路8は、使用者が出力装置cの特性に
合わせて合成画像データのダイナミックレンジ幅の圧縮
を要求した時に、上記合成時に記憶しておいた合成情報
を基に圧縮操作を行ってデータを出力し、使用者の要求
がない時には合成画像データに合成情報をつけ加えて出
力するか、もしくはそのまま出力する。
【0020】次に図1の計算機6における合成アルゴリ
ズムを図2の概念図により説明する。図2において、9
は適正(標準)露光量で撮像素子3から得られた画像信
号をA/D変換器5で8ビットデータとしたものを棒グ
ラフで表した画像データ(ノーマル画像データと呼ぶ)
で、同様に、10,10′は露出を多くして得られた画
像データ(ブライト画像データと呼ぶ)、11,11′
は露出を少なくして得られた画像データ(ダーク画像デ
ータと呼ぶ)、12は合成によりダイナミックレンジが
拡大された画像データ、13,13′、14,14′は
任意の画素の値を表す点である。
ズムを図2の概念図により説明する。図2において、9
は適正(標準)露光量で撮像素子3から得られた画像信
号をA/D変換器5で8ビットデータとしたものを棒グ
ラフで表した画像データ(ノーマル画像データと呼ぶ)
で、同様に、10,10′は露出を多くして得られた画
像データ(ブライト画像データと呼ぶ)、11,11′
は露出を少なくして得られた画像データ(ダーク画像デ
ータと呼ぶ)、12は合成によりダイナミックレンジが
拡大された画像データ、13,13′、14,14′は
任意の画素の値を表す点である。
【0021】以下図2に従って合成アルゴリズムを説明
する。ここで、各画像データは図1のA/D変換器5で
8ビットデータに変換されていると仮定し、よって画素
の値として0〜255の値をもっているものとする。ま
ず、ノーマル画像9とブライト画像10の合成を考え
る。異なる輝度レベル、つまり被写体の光量の変化に対
する撮像素子3の出力が異なる画像を合成する場合、互
いの画像データの輝度レベルをそろえる必要がある。こ
のため、ノーマル画像9とブライト画像10の両方でつ
ぶれのない画素を基準点13とすると、ブライト画像1
0はノーマル画像9に比べて露光量が多いので、この点
の値はノーマル画像9よりも大きい。よって図2の1
3,13′のような位置関係にある。そこで、両画像デ
ータの輝度レベルを同じにするため、この基準点13,
13′の値を同じにする。そうすると、ブライト画像1
0が全体的にスライドされ、座標上でブライト画像1
0′の位置となる。
する。ここで、各画像データは図1のA/D変換器5で
8ビットデータに変換されていると仮定し、よって画素
の値として0〜255の値をもっているものとする。ま
ず、ノーマル画像9とブライト画像10の合成を考え
る。異なる輝度レベル、つまり被写体の光量の変化に対
する撮像素子3の出力が異なる画像を合成する場合、互
いの画像データの輝度レベルをそろえる必要がある。こ
のため、ノーマル画像9とブライト画像10の両方でつ
ぶれのない画素を基準点13とすると、ブライト画像1
0はノーマル画像9に比べて露光量が多いので、この点
の値はノーマル画像9よりも大きい。よって図2の1
3,13′のような位置関係にある。そこで、両画像デ
ータの輝度レベルを同じにするため、この基準点13,
13′の値を同じにする。そうすると、ブライト画像1
0が全体的にスライドされ、座標上でブライト画像1
0′の位置となる。
【0022】同様に、ノーマル画像9とダーク画像11
の合成においても、両方の画像データの輝度レベルを合
わせるため、両画像ともつぶれのない画素を基準点14
とすると、ダーク画像11はノーマル画像9に比べて露
光量が少ないので、この点の値はノーマル画像よりも小
さい。よって図の14,14′のような関係にあり、両
画像データの輝度レベルを同じにするためこの基準点1
4,14′の値を同じにすると、ダーク画像11は全体
的にスライドされるので、座標上でダーク画像11′の
位置となる。
の合成においても、両方の画像データの輝度レベルを合
わせるため、両画像ともつぶれのない画素を基準点14
とすると、ダーク画像11はノーマル画像9に比べて露
光量が少ないので、この点の値はノーマル画像よりも小
さい。よって図の14,14′のような関係にあり、両
画像データの輝度レベルを同じにするためこの基準点1
4,14′の値を同じにすると、ダーク画像11は全体
的にスライドされるので、座標上でダーク画像11′の
位置となる。
【0023】すなわち、標準露光の標準画像データとそ
れと異なる露光の非標準画像データの両画像データから
両画像データ共輝度レベルが所定範囲内の共通領域を抽
出し、この共通領域の輝度レベルを一致させた後、前記
標準画像の輝度レベルが所定範囲外の領域に対応する前
記非標準画像の輝度レベルが所定範囲内の領域と置換す
ることによって、1枚の広ダイナミックレンジ画像を合
成する。
れと異なる露光の非標準画像データの両画像データから
両画像データ共輝度レベルが所定範囲内の共通領域を抽
出し、この共通領域の輝度レベルを一致させた後、前記
標準画像の輝度レベルが所定範囲外の領域に対応する前
記非標準画像の輝度レベルが所定範囲内の領域と置換す
ることによって、1枚の広ダイナミックレンジ画像を合
成する。
【0024】以上のような操作により、各画像の輝度レ
ベルが同じとなる。その後、ノーマル画像9の0〜B
(基準点13)までをブライト画像10′のA〜B(基
準点13)と取り替え、ノーマル画像9のC(基準点1
4)〜255までをダーク画像11′のC(基準点1
4)〜Dと取り替える。また、同時に出力装置cに合わ
せて画像データを圧縮するための目安として、合成時に
基準となった画素の値(A,0,B,C,255,D)
をメモリ7に記憶させる。このような操作で3枚の画像
データを合成すれば、ダイナミックレンジの拡大された
画像データ12が得られる。
ベルが同じとなる。その後、ノーマル画像9の0〜B
(基準点13)までをブライト画像10′のA〜B(基
準点13)と取り替え、ノーマル画像9のC(基準点1
4)〜255までをダーク画像11′のC(基準点1
4)〜Dと取り替える。また、同時に出力装置cに合わ
せて画像データを圧縮するための目安として、合成時に
基準となった画素の値(A,0,B,C,255,D)
をメモリ7に記憶させる。このような操作で3枚の画像
データを合成すれば、ダイナミックレンジの拡大された
画像データ12が得られる。
【0025】次に図3を用いて図2の操作の計算機6上
での計算法を説明する。図3において、15はノーマル
画像データの任意の領域の画素の値を表したもの、16
はブライト画像データの領域15と同じ領域の画素の値
を表したもの、17は合成後の領域15と16を合成し
た値を表したものである。
での計算法を説明する。図3において、15はノーマル
画像データの任意の領域の画素の値を表したもの、16
はブライト画像データの領域15と同じ領域の画素の値
を表したもの、17は合成後の領域15と16を合成し
た値を表したものである。
【0026】まず、ノーマル画像とブライト画像の輝度
レベルを同じにするため、両画像データともつぶれのな
い画素、図2における基準点13を設定する。ここで、
基準点13の値としてノーマル画像を100とすると、
ブライト画像の基準点13′は200となっている。そ
して、輝度レベルを合わせるためブライト画像の全ての
画素値から200−100である100を減算し、スラ
イドさせる。その後、ノーマル画像の黒つぶれとなって
いる領域(図3の例では、ノーマル画像15の画素値が
0の領域)をブライト画像の値で補充することで合成を
行う。以上、ノーマル画像とブライト画像の合成を説明
したが、ノーマル画像とダーク画像の合成の場合も同様
である。
レベルを同じにするため、両画像データともつぶれのな
い画素、図2における基準点13を設定する。ここで、
基準点13の値としてノーマル画像を100とすると、
ブライト画像の基準点13′は200となっている。そ
して、輝度レベルを合わせるためブライト画像の全ての
画素値から200−100である100を減算し、スラ
イドさせる。その後、ノーマル画像の黒つぶれとなって
いる領域(図3の例では、ノーマル画像15の画素値が
0の領域)をブライト画像の値で補充することで合成を
行う。以上、ノーマル画像とブライト画像の合成を説明
したが、ノーマル画像とダーク画像の合成の場合も同様
である。
【0027】さて、上記のようにしてダイナミックレン
ジ拡大処理を行った画像データを出力装置cで出力する
訳であるが、出力装置cのダイナミックレンジ幅が合成
画像データより狭い場合があり、このような場合、合成
画像データのダイナミックレンジ幅を圧縮して出力を行
わなければならない。図4はダイナミックレンジの広い
画像データの圧縮例を示す図で、画像データを知覚色空
間上で表したものである。図4において、30は本画像
合成処理でダイナミックレンジの拡大された合成画像デ
ータ、31は画像データ30を任意の範囲で圧縮したも
のを示しており、図4の(e)に各座標の定義を示す。
また、図4の(a)は合成画像データ30を線形的に圧
縮したもの、(b)は明るい部分を強調して圧縮したも
の、(c)は暗い部分を強調して圧縮したもの、(d)
は明るい部分をカットして圧縮したものを示し、このよ
うに自由にダイナミックレンジ幅を変えて出力できるこ
とが望ましい。そこで以下、図5を用いてダイナミック
レンジの拡大された画像データを出力装置cの特性に合
わせて圧縮を行う、データ処理回路8の動作を説明す
る。
ジ拡大処理を行った画像データを出力装置cで出力する
訳であるが、出力装置cのダイナミックレンジ幅が合成
画像データより狭い場合があり、このような場合、合成
画像データのダイナミックレンジ幅を圧縮して出力を行
わなければならない。図4はダイナミックレンジの広い
画像データの圧縮例を示す図で、画像データを知覚色空
間上で表したものである。図4において、30は本画像
合成処理でダイナミックレンジの拡大された合成画像デ
ータ、31は画像データ30を任意の範囲で圧縮したも
のを示しており、図4の(e)に各座標の定義を示す。
また、図4の(a)は合成画像データ30を線形的に圧
縮したもの、(b)は明るい部分を強調して圧縮したも
の、(c)は暗い部分を強調して圧縮したもの、(d)
は明るい部分をカットして圧縮したものを示し、このよ
うに自由にダイナミックレンジ幅を変えて出力できるこ
とが望ましい。そこで以下、図5を用いてダイナミック
レンジの拡大された画像データを出力装置cの特性に合
わせて圧縮を行う、データ処理回路8の動作を説明す
る。
【0028】図5において、24は本合成アルゴリズム
を用いてダイナミックレンジを拡大した画像データ、2
5及び29は画像データ24を8bitデータに圧縮し
た画像データ、26〜28は漸近線である。ここで例と
して、合成画像データのダイナミックレンジは8bit
幅以上の値をもち、出力装置cのダイナミックレンジ幅
は8bitであるものについて説明する。
を用いてダイナミックレンジを拡大した画像データ、2
5及び29は画像データ24を8bitデータに圧縮し
た画像データ、26〜28は漸近線である。ここで例と
して、合成画像データのダイナミックレンジは8bit
幅以上の値をもち、出力装置cのダイナミックレンジ幅
は8bitであるものについて説明する。
【0029】図5の(a)の画像データ24は図2の合
成画像データ12と同じであり、画素の値として8bi
t以上の幅を持っている。この画像データ24におい
て、A〜B間はブライト画像から、C〜D間はダーク画
像から補充したものである。ここで、出力装置cのダイ
ナミックレンジ幅が8bit幅であると仮定し、これに
合わせて圧縮を行うには、もとの標準画像が図5の
(a)のグラフ上で0〜255間に値するので、A〜B
間の画像データを0〜B間に、C〜D間の画像データを
C〜255間にそれぞれ圧縮を行えば、適正露光の画像
データの輝度レベルとほぼ同じで、かつ図2のノーマル
画像9よりもダイナミックレンジの拡大された画像を得
ることができる。そこで、合成時にメモリ7に記憶して
ある合成情報(A,B,C,D,0,255)の値を用
いて行う。以下、図5の(a)で述べた圧縮操作を計算
機上で線形的に行う場合の計算式の例を示す。
成画像データ12と同じであり、画素の値として8bi
t以上の幅を持っている。この画像データ24におい
て、A〜B間はブライト画像から、C〜D間はダーク画
像から補充したものである。ここで、出力装置cのダイ
ナミックレンジ幅が8bit幅であると仮定し、これに
合わせて圧縮を行うには、もとの標準画像が図5の
(a)のグラフ上で0〜255間に値するので、A〜B
間の画像データを0〜B間に、C〜D間の画像データを
C〜255間にそれぞれ圧縮を行えば、適正露光の画像
データの輝度レベルとほぼ同じで、かつ図2のノーマル
画像9よりもダイナミックレンジの拡大された画像を得
ることができる。そこで、合成時にメモリ7に記憶して
ある合成情報(A,B,C,D,0,255)の値を用
いて行う。以下、図5の(a)で述べた圧縮操作を計算
機上で線形的に行う場合の計算式の例を示す。
【0030】(1)(A〜B)→(0〜B)
NewPix = ( B-0 )÷( B-A ) × ( OldPix-A ) + 0
(2)(B〜C)→(B〜C)
そのまま
(3)(C〜D)→(C〜255)
NewPix = ( 255-C )÷( D-C ) × ( OldPix-C ) + C
以上、線形式を用いて圧縮を行ったが、図5の(b)の
ように、直線26〜28を漸近線とするような曲線29
を作り出し、非線形的に圧縮を行えば、光の強さに対す
る出力値が滑らかになるので、より自然な画像が得られ
る。また、曲線を作り出すことが困難な場合は、短い直
線を組み合わせて曲線29に近似させて圧縮を行えば良
い。また、これら圧縮操作を本撮像装置以外でも行える
ことが望ましい。そのような場合には、図6のように、
メモリ7の圧縮情報(合成情報)をつけ加えることで、
コンピュータなどで上述したような圧縮操作を行うこと
が可能となる。
ように、直線26〜28を漸近線とするような曲線29
を作り出し、非線形的に圧縮を行えば、光の強さに対す
る出力値が滑らかになるので、より自然な画像が得られ
る。また、曲線を作り出すことが困難な場合は、短い直
線を組み合わせて曲線29に近似させて圧縮を行えば良
い。また、これら圧縮操作を本撮像装置以外でも行える
ことが望ましい。そのような場合には、図6のように、
メモリ7の圧縮情報(合成情報)をつけ加えることで、
コンピュータなどで上述したような圧縮操作を行うこと
が可能となる。
【0031】このように、各画像データの輝度レベルを
合わせてから合成を行うことにより、疑似輪郭のない輝
度バランスがとれたダイナミックレンジの広い自然な合
成画像が得られ、かつ複雑な計算を必要としないので、
合成時間が短く、動画にも適用できる。
合わせてから合成を行うことにより、疑似輪郭のない輝
度バランスがとれたダイナミックレンジの広い自然な合
成画像が得られ、かつ複雑な計算を必要としないので、
合成時間が短く、動画にも適用できる。
【0032】また、ダイナミックレンジを拡大する時に
拡大の目安となったA,0,B(基準点),C(基準
点),255,Dの値等を記憶しておくことで、その座
標を目安として出力装置cのダイナミックレンジ幅に合
わせて圧縮を簡単に行えると共に、1枚の広ダイナミッ
クレンジ合成画像から使用者の意志により自由にダイナ
ミックレンジ幅を変えて出力することが可能になる。
拡大の目安となったA,0,B(基準点),C(基準
点),255,Dの値等を記憶しておくことで、その座
標を目安として出力装置cのダイナミックレンジ幅に合
わせて圧縮を簡単に行えると共に、1枚の広ダイナミッ
クレンジ合成画像から使用者の意志により自由にダイナ
ミックレンジ幅を変えて出力することが可能になる。
【0033】なお、上記合成する画像データの数は3枚
と限らず、2枚以上なら何枚でも差し支えない。
と限らず、2枚以上なら何枚でも差し支えない。
【0034】図7は本発明の第2の実施例の構成を示す
ブロック図であり、図1と同一符号は同一構成部分を示
している。図7において、18は第1の撮像素子、3は
第2の撮像素子、19は第3の撮像素子、20は色フィ
ルタ、21は色信号を輝度信号と色差信号に分ける色差
信号生成回路、8は色差信号と輝度信号からRGB信号
を作り出す信号処理回路、23はレンズ1からの像を複
数の撮像素子3,18,19に分けるプリズム(分光手
段)である。
ブロック図であり、図1と同一符号は同一構成部分を示
している。図7において、18は第1の撮像素子、3は
第2の撮像素子、19は第3の撮像素子、20は色フィ
ルタ、21は色信号を輝度信号と色差信号に分ける色差
信号生成回路、8は色差信号と輝度信号からRGB信号
を作り出す信号処理回路、23はレンズ1からの像を複
数の撮像素子3,18,19に分けるプリズム(分光手
段)である。
【0035】図7に従って動作を説明すると、被写体像
(不図示)はレンズ1及びプリズム23を通り、さらに
光学ローパスフィルタ2及び色フィルタ20を通って撮
像素子18,3,19に投影される。ここで、撮像素子
制御回路4により1回の撮影動作で、第1の撮像素子1
8からは適正露光量で色信号、第2の撮像素子3からは
露光を多くした輝度信号(以下ブライト輝度信号と呼
ぶ)、第3の撮像素子19からは露光を少なくした輝度
信号(以下ダーク輝度信号と呼ぶ)を得る。その方法と
しては各撮像素子の前面に互いに透過率の異なるNDフ
ィルタを設けるか各撮像素子の蓄積時間を異ならせる。
こうして得られた各画像信号は、A/D変換器5でデジ
タル信号に変換される。
(不図示)はレンズ1及びプリズム23を通り、さらに
光学ローパスフィルタ2及び色フィルタ20を通って撮
像素子18,3,19に投影される。ここで、撮像素子
制御回路4により1回の撮影動作で、第1の撮像素子1
8からは適正露光量で色信号、第2の撮像素子3からは
露光を多くした輝度信号(以下ブライト輝度信号と呼
ぶ)、第3の撮像素子19からは露光を少なくした輝度
信号(以下ダーク輝度信号と呼ぶ)を得る。その方法と
しては各撮像素子の前面に互いに透過率の異なるNDフ
ィルタを設けるか各撮像素子の蓄積時間を異ならせる。
こうして得られた各画像信号は、A/D変換器5でデジ
タル信号に変換される。
【0036】次に、画像データ合成手段のブロックの説
明に入るが、合成アルゴリズムは前述の第1の実施例と
同じである。つまり、露光量の異なる複数枚の画像デー
タの輝度レベルを適正露光量で撮った画像データの輝度
レベルに合わせて合成するというものである。
明に入るが、合成アルゴリズムは前述の第1の実施例と
同じである。つまり、露光量の異なる複数枚の画像デー
タの輝度レベルを適正露光量で撮った画像データの輝度
レベルに合わせて合成するというものである。
【0037】撮像素子18からの色信号は、色差信号生
成回路21に入り、ここで輝度信号Yn(以下ノーマル
輝度信号と呼ぶ)及び色差信号R−Yn,B−Ynが作
られる。このノーマル輝度信号Ynと撮像素子3からの
ブライト輝度信号Ybの輝度レベルの差(図2における
ノーマル画像9の基準点13とブライト画像10の基準
点13′との画素値の差)を計算機6で計算し、メモリ
7に記憶する。同様に、ノーマル輝度信号Ynと撮像素
子19からのダーク輝度信号Ydの輝度レベルの差も記
憶する。
成回路21に入り、ここで輝度信号Yn(以下ノーマル
輝度信号と呼ぶ)及び色差信号R−Yn,B−Ynが作
られる。このノーマル輝度信号Ynと撮像素子3からの
ブライト輝度信号Ybの輝度レベルの差(図2における
ノーマル画像9の基準点13とブライト画像10の基準
点13′との画素値の差)を計算機6で計算し、メモリ
7に記憶する。同様に、ノーマル輝度信号Ynと撮像素
子19からのダーク輝度信号Ydの輝度レベルの差も記
憶する。
【0038】上記のようにして、一旦輝度レベルの差を
記憶しておくことにより、次回からブライト輝度信号か
らこの差を引くだけで、また、ダーク輝度信号にこの差
を加えるだけで簡単にノーマル輝度信号の輝度レベルに
合わせることが可能となる(図2におけるブライト画像
10′及びダーク画像11′)。そして、、この輝度レ
ベルを合わせた信号を計算機6で図2のデータ12のよ
うに合成を行い、データ処理回路8で合成画像をノーマ
ル画像のビット幅(今回の例では8bit)に輝度レベ
ルが相違しないように圧縮を行い、色差信号生成回路2
1からの色差信号と組み合わせれば、ダイナミックレン
ジの拡大された画像を合成することができる。その際、
データ処理回路8は第1の実施例と同じ動作をする。
記憶しておくことにより、次回からブライト輝度信号か
らこの差を引くだけで、また、ダーク輝度信号にこの差
を加えるだけで簡単にノーマル輝度信号の輝度レベルに
合わせることが可能となる(図2におけるブライト画像
10′及びダーク画像11′)。そして、、この輝度レ
ベルを合わせた信号を計算機6で図2のデータ12のよ
うに合成を行い、データ処理回路8で合成画像をノーマ
ル画像のビット幅(今回の例では8bit)に輝度レベ
ルが相違しないように圧縮を行い、色差信号生成回路2
1からの色差信号と組み合わせれば、ダイナミックレン
ジの拡大された画像を合成することができる。その際、
データ処理回路8は第1の実施例と同じ動作をする。
【0039】以上のような構成で合成を行うことによ
り、合成によって疑似輪郭となってしまうのを防ぐこと
ができる。また、複数の撮像素子を用いて露光量の異な
る複数枚の画像データを同時に取り込み、かつ一旦各輝
度信号の輝度レベルの差を記憶しておけば、次回からは
簡単な演算で合成が可能となるので、動きのある被写体
やムービーにも適用できる。
り、合成によって疑似輪郭となってしまうのを防ぐこと
ができる。また、複数の撮像素子を用いて露光量の異な
る複数枚の画像データを同時に取り込み、かつ一旦各輝
度信号の輝度レベルの差を記憶しておけば、次回からは
簡単な演算で合成が可能となるので、動きのある被写体
やムービーにも適用できる。
【0040】なお、上述の各実施例ではいずれも撮像ブ
ロックと画像データ合成ブロックとが合体化された画像
データ処理装置として説明したが、両ブロックが分離さ
れていても本発明の主旨に沿うものであることは明白で
ある。
ロックと画像データ合成ブロックとが合体化された画像
データ処理装置として説明したが、両ブロックが分離さ
れていても本発明の主旨に沿うものであることは明白で
ある。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、例
えば露光量の異なる複数の画像データを合成して1枚の
画像データを得る時に、適正露光で撮った標準画像デー
タの輝度レベルに、他の露光量で撮った非標準画像デー
タの輝度レベルを合わせてから合成を行うことにより、
合成後の画像データの疑似輪郭をなくし、また輝度バラ
ンスの崩れた不自然な画像となることを防ぐことができ
るので、ダイナミックレンジの広い自然な画像を合成す
ることができる。また、合成アルゴリズムが単純で、従
来のように合成における領域判別などの複雑な計算を必
要としないので、合成時間が早く動画にも適用できる。
えば露光量の異なる複数の画像データを合成して1枚の
画像データを得る時に、適正露光で撮った標準画像デー
タの輝度レベルに、他の露光量で撮った非標準画像デー
タの輝度レベルを合わせてから合成を行うことにより、
合成後の画像データの疑似輪郭をなくし、また輝度バラ
ンスの崩れた不自然な画像となることを防ぐことができ
るので、ダイナミックレンジの広い自然な画像を合成す
ることができる。また、合成アルゴリズムが単純で、従
来のように合成における領域判別などの複雑な計算を必
要としないので、合成時間が早く動画にも適用できる。
【0042】また、合成時に基準となった画素の値など
の合成情報をメモリに記憶させておくことにより、ダイ
ナミックレンジの拡大された1枚の画像データを、出力
装置のダイナミックレンジ幅や出力特性に合わせて簡単
に圧縮でき、また使用者の意志によって自由にダイナミ
ックレンジの幅を変えて出力することが可能なので、様
々な出力装置において標準画像よりダイナミックレンジ
の拡大された良好な画像を出力することができる。
の合成情報をメモリに記憶させておくことにより、ダイ
ナミックレンジの拡大された1枚の画像データを、出力
装置のダイナミックレンジ幅や出力特性に合わせて簡単
に圧縮でき、また使用者の意志によって自由にダイナミ
ックレンジの幅を変えて出力することが可能なので、様
々な出力装置において標準画像よりダイナミックレンジ
の拡大された良好な画像を出力することができる。
【図1】 本発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図
図
【図2】 合成アルゴリズムの概念図
【図3】 合成アルゴリズムの計算法を示す説明図
【図4】 画像データの圧縮例を示す説明図
【図5】 ダイナミックレンジ拡大データの圧縮例を示
す図
す図
【図6】 画像フォーマットを示す図
【図7】 本発明の第2の実施例の構成を示すブロック
図
図
3 撮像素子
4 撮像素子制御回路(露光制御手段)
6 計算機(ダイナミックレンジ拡大手段)
8 データ処理回路(制御手段)
18 撮像素子
19 撮像素子
23 プリズム(分光手段)
a 撮像手段
c 出力装置
d 操作手段
Claims (9)
- 【請求項1】 出力装置へ出力する画像データのダイナ
ミックレンジ幅を前記出力装置のダイナミックレンジ幅
に合わせる処理手段と、前記画像データのダイナミック
レンジを変化させるための操作手段とを備えたことを特
徴とする画像データ処理装置。 - 【請求項2】 画像データは、ダイナミックレンジ拡大
手段によりダイナミックレンジを拡大した画像データで
あることを特徴とする請求項1記載の画像データ処理装
置。 - 【請求項3】 画像データを得るための撮像手段を備え
ていることを特徴とする請求項1記載の画像データ処理
装置。 - 【請求項4】 ダイナミックレンジ拡大手段は、同一シ
ーンにおける異なる露光量の複数枚の画像データを合成
することを特徴とする請求項2記載の画像データ処理装
置。 - 【請求項5】 前記ダイナミックレンジ拡大手段は、第
1の露光量で撮像された第1の画像データと前記第1の
露光量とは異なる第2の露光量で撮像された第2の画像
データの両画像データから両画像データ共輝度レベルが
所定範囲内の共通領域を抽出し、この共通領域の輝度レ
ベルを一致させた後、前記第1の画像データにおける輝
度レベルが所定範囲外の領域の信号を、対応する前記第
2の画像データの輝度レベルの信号と置換することによ
って、1枚の広ダイナミックレンジ画像を合成すること
を特徴とする請求項2記載の画像データ処理装置。 - 【請求項6】 撮像手段は、複数の撮像素子と、撮像光
の光路中にあって前記各撮像素子に像を分ける分光手段
と、前記各撮像素子の露光量を変化させる露光制御手段
とを備えていることを特徴とする請求項3記載の画像デ
ータ処理装置。 - 【請求項7】 ダイナミックレンジ拡大手段で合成した
情報を基に画像データのダイナミックレンジ幅を出力手
段のダイナミックレンジ幅あるいは出力特性に合わせる
ことを特徴とする請求項4記載の画像データ処理装置。 - 【請求項8】 ダイナミックレンジ拡大手段で合成した
情報を基に画像データのダイナミックレンジ幅を出力手
段のダイナミックレンジ幅あるいは出力特性に合わせる
ことを特徴とする請求項5記載の画像データ処理装置。 - 【請求項9】 前記画像データのダイナミックレンジ
は、色空間上で変化させられることを特徴とする請求項
1記載の画像データ処理装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27194093A JP3368012B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 画像データ処理装置 |
US08/329,538 US5801773A (en) | 1993-10-29 | 1994-10-26 | Image data processing apparatus for processing combined image signals in order to extend dynamic range |
US09/009,282 US6204881B1 (en) | 1993-10-10 | 1998-01-20 | Image data processing apparatus which can combine a plurality of images at different exposures into an image with a wider dynamic range |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27194093A JP3368012B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 画像データ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131704A JPH07131704A (ja) | 1995-05-19 |
JP3368012B2 true JP3368012B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=17506962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27194093A Ceased JP3368012B2 (ja) | 1993-10-10 | 1993-10-29 | 画像データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3368012B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002319015A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-31 | Synthesis Corp | 画像合成方法 |
KR101534317B1 (ko) * | 2008-10-10 | 2015-07-06 | 삼성전자주식회사 | 높은 동적 대역(hdr) 영상 생성방법 및 장치 |
US9049380B2 (en) | 2011-09-26 | 2015-06-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus for generating an image having an expanded dynamic range and method thereof, and image capture apparatus |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27194093A patent/JP3368012B2/ja not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07131704A (ja) | 1995-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6995790B2 (en) | Image processing apparatus for joining a plurality of images | |
US7372487B2 (en) | Image pick-up device and record medium having recorded thereon computer readable program for controlling the image pick-up device | |
KR100819804B1 (ko) | 촬상 장치 | |
US9094648B2 (en) | Tone mapping for low-light video frame enhancement | |
US9307212B2 (en) | Tone mapping for low-light video frame enhancement | |
US7973827B2 (en) | Image data generating apparatus, method and program for generating an image having high spatial and high temporal resolution | |
JPH07131718A (ja) | 画像合成装置 | |
JP3420303B2 (ja) | 画像合成装置 | |
JP3495768B2 (ja) | 画像合成装置 | |
JP2004246644A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム | |
EP1592235A1 (en) | Image processing device, image processing program and program-recorded recording medium | |
JP3937924B2 (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
JP3368012B2 (ja) | 画像データ処理装置 | |
US6677994B1 (en) | Image processing apparatus method of the same and camera apparatus | |
CN109218602B (zh) | 影像撷取装置、影像处理方法及电子装置 | |
US11165956B2 (en) | Imaging apparatus | |
JP3951993B2 (ja) | 撮像装置及びこの撮像装置に用いられるカラーデータ計測方法 | |
JP2005277618A (ja) | 撮像装置、シェーディング補正装置、及びシェーディング補正方法 | |
JPH09224180A (ja) | 撮像装置 | |
JP4244218B2 (ja) | 撮像信号処理回路およびカメラシステム | |
JP4787403B2 (ja) | 自動露出装置及び方法 | |
JP2004048563A (ja) | 撮像装置および画像処理方法 | |
JP3893489B2 (ja) | 信号処理装置および信号処理方法 | |
JP3854660B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2002199409A (ja) | 撮像装置及びそのホワイトバランス調整方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021008 |
|
RVOP | Cancellation by post-grant opposition |