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JP3362931B2 - アツテネータ回路 - Google Patents

アツテネータ回路

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JP3362931B2
JP3362931B2 JP26838693A JP26838693A JP3362931B2 JP 3362931 B2 JP3362931 B2 JP 3362931B2 JP 26838693 A JP26838693 A JP 26838693A JP 26838693 A JP26838693 A JP 26838693A JP 3362931 B2 JP3362931 B2 JP 3362931B2
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attenuator
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/24Frequency-independent attenuators
    • H03H11/245Frequency-independent attenuators using field-effect transistor
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • HELECTRICITY
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    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/24Frequency- independent attenuators

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  • Attenuators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図3及び図4) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図2) 実施例(図1及び図2) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はアツテネータ回路に関
し、例えばマイクロ波帯域の高周波信号を段階的に減衰
するステツプアツテネータ回路に適用し得るものであ
る。
【0003】
【従来の技術】現在、高周波数信号に対して複数ビツト
の減衰信号を得るために様々なステツプアツテネータが
提案されている。特に民生用機器(例えば携帯電話)に
用いる場合には、これらの中でも安価かつ小型に製造で
きるものが必項の条件となる。このため最近はGaAs
電界効果トランジスタ(FET:field effect transis
tor )を使用したMMIC(Monolithic Microwave IC
)アツテネータの開発が盛んである。
【0004】これらステツプアツテネータは図3に示す
ように複数段のΠ型アツテネータ回路を信号通路に対し
て直列に接続したものと("FAST GaAs MMIC ATTENUATOR
HAS5-b RESOLUTION",MICROWAVE & RF OCTOBER 1991 p
p.71-76)、図4に示すように複数段のT型アツテネー
タ回路を信号通路に対して直列に接続したものと("DC-
12GHz 4-Bit GaAs Monolithic Digital Attenuator",Ap
plied Microwave Winter 91/92 pp.60-67 )に大別する
ことができる。
【0005】このようにステツプアツテネータはΠ型ア
ツテネータ回路又はT型アツテネータによつて構成され
ているのが一般的であるが、Π型アツテネータ回路の場
合には挿入損失がやや大きい欠点がある(DC〜10G
Hzで4dB以上)。この主な原因は信号経路に対して
シヤントの位置に接続されるFETが2個あるため、こ
れらのFETより漏れる電力により挿入損失が増加する
ためである。このため低挿入損失が要求される複数ビツ
トのステツプアツテネータを実現するには不向きであ
る。
【0006】一方、T型アツテネータ回路の場合には信
号経路に対してシヤントの位置に接続されるFETが1
個とΠ型アツテネータ回路の場合に対して1本少ないた
め挿入損失はかなり小さく抑えらることができる(DC
〜2GHzで2dB以下)。このため低挿入損失が要求
される複数ビツトのステツプアツテネータを実現するの
に適している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのT型アツ
テネータ回路の場合には減衰量が大きくなると素子精度
のばらつきが減衰量に大きく影響する問題があつた。す
なわち図4に示すように3段接続したT型ステツプアツ
テネータ5によつて50Ω終端された信号経路に入力さ
れる高周波信号を16dB減衰しようとすると、3段目
に接続されたT型アツテネータ回路5Cを構成する抵抗
のうち信号経路に対してシヤントの位置に接続された抵
抗r6の抵抗値が10Ω程度と非常に小さな値となる。
【0008】このためシヤントの位置のFET6のオン
抵抗値や抵抗r6の抵抗値がなんらかの原因で変動した
場合、その変動量による影響が大きく現れるためであ
る。例えば抵抗値が2〜3〔Ω〕ばらついたとしてもこ
の変動量は抵抗r6の抵抗値に対しては2、3割に相当
するため減衰量は大きく変動する。
【0009】ところがこのようにシヤントの位置の抵抗
とFETを非常に精度良く制御するには限界があり、現
実問題としてT型アツテネータ回路によつて精度良く大
きな減衰量を得るのは非常に困難である。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、比較的大きな減衰量を実現する場合においても高い
精度が得られるアツテネータ回路を提案しようとするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数のアツテネータ段を直列接続
してなるアツテネータ回路10において、信号経路に対
してシリーズの位置に直列接続された第1及び第2の抵
抗手段r1及びr1、r3及びr3と、当該第1及び第
2の抵抗手段r1及びr1、r3及びr3全体に対して
並列接続され、当該第1及び第2の抵抗手段r1及びr
1、r3及びr3をオン/オフ動作する第1のトランジ
スタスイツチFET1、FET3と、第1及び第2の抵
抗手段r1及びr1、r3及びr3の接続点と基準電位
との間に直列接続された第3の抵抗手段r2、r4と当
該第3の抵抗手段r2、r4をオン/オフ動作する第2
のトランジスタスイツチFET2、FET4とを有する
T型アツテネータ段10A、10Bと、信号経路に対し
てシリーズの位置に接続された第4の抵抗手段r5と、
当該第4の抵抗手段r5に対して並列接続され、当該第
4の抵抗手段r5をオン/オフ動作する第3のトランジ
スタスイツチFET5と、第4の抵抗手段r5の一端と
基準電位との間に直列接続された第5の抵抗手段r6と
当該第5の抵抗手段r6をオン/オフ動作する第4のト
ランジスタスイツチFET6と、第4の抵抗手段r5の
他端と基準電位との間に直列接続された第6の抵抗手段
r7と当該第6の抵抗手段r6をオン/オフ動作する第
5のトランジスタスイツチFET7とを有するΠ型アツ
テネータ段10Cとを設け、複数のアツテネータ段のう
ち最も大きい減衰量(例えば16dB)が求められるも
のをΠ型アツテネータ段10Cによつて形成し、複数の
アツテネータ段のうち最も小さい減衰量(例えば4d
B)が求められるものをT型アツテネータ段10Aによ
つて形成するようにした。
【0012】
【作用】複数のアツテネータ段のうち最も大きい減衰量
が求められるものをΠ型アツテネータ段10Cによつて
形成し、複数のアツテネータ段のうち最も小さい減衰量
が求められるものをT型アツテネータ段10Aによつて
形成することにより、抵抗値やトランジスタ特性の影響
を受けやすい高減衰アツテネータ段の抵抗値として大き
なものを用いることができる。これにより減衰量の精度
が高精度に保たれ、またT型アツテネータ段10A、1
0Bによつて挿入損失の低いアツテネータ回路が実現さ
れる。
【0013】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0014】図3及び図4との対応部分に同一符号を付
して示す図1において、10は全体として3ビツト4d
Bステツプ(すなわち4dB、8dB、16dB)のデ
イジタルアツテネータを示している。このデイジタルア
ツテネータ10は減衰量の比較的少ないビツトに挿入損
失の少ないT型アツテネータ回路を用いのに対し、減衰
量の大きいビツトにはパラメータ変動に強いΠ型アツテ
ネータ回路を用いることを特徴とする。
【0015】すなわち4dB、8dBのように減衰量の
小さいアツテネータ段にはT型アツテネータ回路10
A、10Bを用い、16dBのように減衰量の大きいア
ツテネータ段にはΠ型アツテネータ回路10Cを用いる
ようになされている。
【0016】ここで各アツテネータ回路10A、10B
及び10Cを構成するFET1〜FET6はそれぞれG
aAsJFET(Junction FET)が用いられてい
る。このJFETのゲート幅及びゲート長はそれぞれ 6
00〔μm〕及び 0.5〔μm〕とし、またピンチオフ電圧
は−1〔V〕とする。
【0017】さらに 1.5〔GHz 〕の高周波信号RFIN
与えられている場合におけるオン動作時(Vg =0
〔V〕)のドレイン・ソース間抵抗Rds及びトータル容
量Ctota1 はそれぞれ5.01〔Ω〕及び 317〔fF〕であ
り、オフ動作時(Vg =−3〔V〕)のドレイン・ソー
ス間抵抗Rds及びトータル容量Ctotal はそれぞれ30.0
12〔kΩ〕及び 251〔fF〕である。
【0018】この条件を満足するFET1〜FET9を
抵抗r1〜r6に接続し、50〔Ω〕整合された信号経
路に入力された 1.5〔GHz 〕の高周波信号RFINをそれ
ぞれ4dB、8dB、16dBづつ減衰するアツテネー
タ段の抵抗値が図1、図3及び図4に記載されている抵
抗値の値である。
【0019】以上の構成において、3ビツト4dBステ
ツプアツテネータを製造する時にプロセス等の原因によ
つて抵抗値やFETの特性が設計値からずれた場合にお
ける減衰量への影響を説明する。このとき素子の特性変
動によつて減衰量の値が設計値からずれることが特に問
題となるのは大きな減衰量を与えるビツトのアツテネー
タ段である。従つてここでは16dBの減衰量を与える
アツテネータ段に注目する。
【0020】図2は実施例に用いるデイジタルアツテネ
ータ10と、従来用いられているΠ型及びT型ステツプ
アツテネータ1及び5とのそれぞれについて得られた挿
入損失と16dB減衰ビツトのシヤント部分の抵抗値が
3〔Ω〕変動した場合における減衰量の変動の様子を示
すシミユレーシヨン結果を表している。
【0021】この図から分かるように、実施例のデイジ
タルアツテネータ10の挿入損失はΠ型ステツプアツテ
ネータ1よりも格段に低く、挿入損失特性に優れるT型
ステツプアツテネータ5とほぼ同じ程度である。このよ
うに実施例のデイジタルアツテネータ10の挿入損失特
性は優れた挿入損失特性を示すことが分かる。
【0022】次に16dB減衰ビツトのシヤント部分を
構成する抵抗r6の抵抗値が設定値から±3〔Ω〕変動
した場合における減衰量への影響について説明する。実
施例のデイジタルアツテネータ10の場合には抵抗r6
の抵抗値が設定値(すなわち64.4〔Ω〕)である場合の
減衰量(17.7dB)から±0.3dBだけそれぞれ変動す
るだけである。この変動量はプロセス変動に対して優位
性が認められているΠ型ステツプアツテネータ1の変動
量とほぼ同じ値である。
【0023】これに対し挿入損失特性では優れていたT
型ステツプアツテネータ5の場合には抵抗r6の抵抗値
が設定値(すなわち11.7〔Ω〕)である場合の減衰量
(17.5dB)から±方向にそれぞれ1dB以上変動して
いる。このように実施例のデイジタルアツテネータ10
の場合にはプロセス変動によつて抵抗値やシヤント部分
に接続されるFET6、7のドレイン−ソース間オン抵
抗Rdsの値が設計値よりずれた場合にも減衰量のずれが
ごく小さく抑えられ、影響が少ない。このようにデイジ
タルアツテネータ10はプロセス等による各素子のパラ
メータ変動に対する許容範囲を大きく取ることができ
る。従つて歩留りが大幅に向上することが期待される。
【0024】以上の構成によれば、減衰量の大きい16
dB減衰ビツトのアツテネータ段をΠ型アツテネータ回
路10Cによつて構成すると共に、減衰量の小さい4d
B減衰ビツトのアツテネータ段及び8dB減衰ビツトの
アツテネータ段をT型アツテネータ回路10A及び10
Bによつて構成することとしたことにより、挿入損失が
低く、かつ減衰量精度の高いデイジタルアツテネータを
実現することができる。
【0025】また減衰量の小さい4dB減衰ビツト及び
8dB減衰ビツトについては素子数の少ないT型アツテ
ネータ回路10A及び10Bが採用されていることによ
りデイジタルアツテネータ10は少ない素子数によつて
構成できる。
【0026】なお上述の実施例においては、減衰量を3
ビツトで制御するステツプアツテネータに本発明を適用
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、3
ビツト以上のビツト数によつて減衰量を制御するステツ
プアツテネータにも適用し得る。
【0027】また上述の実施例においては、4dBステ
ツプのアツテネータに本発明を適用する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、4dBよりも大きいス
テツプの場合にも適用し得、また4dBよりも小さいス
テツプの場合にも適用し得る。
【0028】さらに上述の実施例においては、Π型アツ
テネータ回路を1段だけT型アツテネータ回路に接続す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、Π型
アツテネータ回路を2段以上接続する場合にも適用し得
る。
【0029】さらに上述の実施例においては、 1.5〔GH
z 〕の高周波信号を入力信号とする場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、直流レベルから数十〔GHz
〕帯域の高周波信号を入力する場合に広く適用し得
る。
【0030】さらに上述の実施例においては、携帯電話
の入出力利得調整用のステツプアツテネータに使用する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の移
動体通信端末における出力/利得制御素子として用いて
も良い。また移動体通信端末に限らず、各種の電子機器
に用いても良い。
【0031】さらに上述の実施例においては、16dB
の減衰量が要求されるアツテネート回路10CをT型ア
ツテネータ回路に代えてΠ型アツテネータ回路を用いる
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、10d
B以上の減衰量が要求されるアツテネータ回路Π型アツ
テネータ回路を用いれば上述と同様の効果を得ることが
できる。
【0032】さらに上述の実施例においては、FETを
GaAsFETとする場合について述べたが、本発明は
これに限らず、他の化合物半導体でなるFETを用いて
も良い。またシリコン系のトランジスタでも良い。
【0033】さらに上述の実施例においては、FETを
JFETとする場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、MESFET(Metal Semiconductor FET)
とする場合にも、MOSFET(Metal Oxide Semicond
uctor FET)とする場合にも広く適用し得る。
【0034】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数のア
ツテネータ段のうち最も大きい減衰量が求められるもの
をΠ型アツテネータ段によつて形成し、複数のアツテネ
ータ段のうち最も小さい減衰量が求められるものをT型
アツテネータ段によつて形成することにより、減衰量の
精度を高精度に保ち、かつ挿入損失の低いアツテネータ
回路を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアツテネータ回路の一実施例を示
す接続図である。
【図2】挿入損失及びパラメータ変動が減衰量に及ぼす
影響の説明に供する図表である。
【図3】Π型ステツプアツテネータを示す接続図であ
る。
【図4】T型ステツプアツテネータを示す接続図であ
る。
【符号の説明】
1……Π型ステツプアツテネータ、5……T型ステツプ
アツテネータ、10……デイジタルアツテネータ、1
A、1B、1C、10C……Π型ステツプアツテネー
タ、5A、5B、5C、10A、10B……T型ステツ
プアツテネータ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアツテネータ段を直列接続してなる
    アツテネータ回路において、信号経路に対してシリーズの位置に直列接続された第1
    及び第2の抵抗手段と、当該第1及び第2の抵抗手段全
    体に対して並列接続され、当該第1及び第2の抵抗手段
    をオン/オフ動作する第1のトランジスタスイツチと、
    上記第1及び第2の抵抗手段の接続点と基準電位との間
    に直列接続された第3の抵抗手段と当該第3の抵抗手段
    をオン/オフ動作する第2のトランジスタスイツチとを
    有するT型アツテネータ段と、 上記信号経路に対してシリーズの位置に接続された第4
    の抵抗手段と、当該第4の抵抗手段に対して並列接続さ
    れ、当該第4の抵抗手段をオン/オフ動作する第3のト
    ランジスタスイツチと、上記第4の抵抗手段の一端と基
    準電位との間に直列接続された第5の抵抗手段と当該第
    5の抵抗手段をオン/オフ動作する第4のトランジスタ
    スイツチと、上記第4の抵抗手段の他端と基準電位との
    間に直列接続された第6の抵抗手段と当該第6の抵抗手
    段をオン/オフ動作する第5のトランジスタスイツチと
    を有するΠ型アツテネータ段と を具え、 上記直列接続された 上記複数のアツテネータ段のうち
    も大きい減衰量が求められるアツテネータ段を上記Π型
    アツテネータ段によつて形成し、上記直列接続された 上記複数のアツテネータ段のうち
    も小さい減衰量が求められるアツテネータ段を上記T型
    アツテネータ段によつて形成することを特徴とするアツ
    テネータ回路。
  2. 【請求項2】上記複数のアツテネータ段のうち10dB
    以上の減衰量が求められるアツテネータ段上記Π型ア
    ツテネータ段によつて形成することを特徴とする請求項
    1に記載のアツテネータ回路。
  3. 【請求項3】上記第1〜第5のトランジスタスイツチ
    化合物半導体を半導体材料とする電界効果トランジスタ
    とすることを特徴とする請求項に記載のアツテネータ
    回路。
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