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JP3361109B2 - 蓄熱式冷凍冷蔵庫 - Google Patents

蓄熱式冷凍冷蔵庫

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Publication number
JP3361109B2
JP3361109B2 JP23600291A JP23600291A JP3361109B2 JP 3361109 B2 JP3361109 B2 JP 3361109B2 JP 23600291 A JP23600291 A JP 23600291A JP 23600291 A JP23600291 A JP 23600291A JP 3361109 B2 JP3361109 B2 JP 3361109B2
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JP
Japan
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heat
heat storage
cooling
condenser
regenerator
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JPH0571808A (ja
Inventor
眞嗣 藤本
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松下冷機株式会社
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は深夜電力を利用して蓄熱
を行い、その蓄熱エネルギーを昼間利用する蓄熱式冷凍
冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、負荷量の小さい深夜の間欠運転に
おける停止時間に圧縮機を運転させて蓄熱材を凍結させ
ておき、昼間の電力消費がピークとなる時間帯にその蓄
熱エネルギーを使用して電力消費量を低減させる蓄熱式
冷凍冷蔵庫の研究が行われている。
【0003】以下図面を参照しながら上述した従来の蓄
熱式冷凍冷蔵庫の一例について説明する。例えば特開昭
63−247577号公報等のおいて知られているよう
な蓄熱式冷凍冷蔵庫がある。
【0004】その冷凍サイクルの構成は、図3に示す様
に圧縮機1と凝縮器2と第1のキャピラリ3と第2のキ
ャピラリ6と蒸発器4を順次接続し、通常の冷凍冷蔵庫
の基本冷凍サイクルを構成している。5は蒸発器4の冷
却ファンである。
【0005】そして第2のキャピラリ6と蒸発器4と並
列に、第1の開閉便14と第3のキャピラリ15と冷蔵
室用蓄熱器16の直列回路と、凝縮器用蓄熱器8と第2
の開閉弁12の直列回路をそれぞれ接続している。
【0006】冷蔵用蓄熱器16は内部に潜熱タイプの蓄
熱材17を充填し、蓄熱材17を冷却凍結させる冷媒管
18を熱交換的に配置し、外部にはフィン19を設けて
いる。20は蓄熱器用冷却ファンである。
【0007】凝縮器用蓄熱器8は内部に潜熱タイプの蓄
熱材9を充填し、蓄熱材9を冷却凍結させる冷媒管10
を熱交換的に配置している。そして凝縮器2の出口と凝
縮器用蓄熱器8と第2の開閉弁12間とを接続する第3
の開閉弁11を有する冷媒回路を設けて冷凍サイクルを
構成している。
【0008】13は制御回路で、点線矢印で示す用に圧
縮機1と第1の開閉弁14と第2の開閉弁12と第3の
開閉弁11と冷却ファン5と蓄熱器用冷却ファンを制御
するものである。
【0009】図4は冷凍冷蔵庫の構造を示す縦断面図で
あり、図3と対応する部分に同一符号を付している。冷
却器4は冷凍室21に配置し、冷蔵室用蓄熱器16は冷
蔵室22に配置し、凝縮器用蓄熱器8は冷凍室21の断
熱壁23内に配置している。
【0010】23はダンパーサーモで冷却器4で冷却さ
れた冷気の一部を冷蔵室22に吐出させ、冷蔵室22を
任意の温度に冷却制御するものである。
【0011】本構成において、通常冷却運転時には第1
の開閉弁14と第2の開閉弁12と第3の開閉弁11は
いずれも閉路し、圧縮機1〜凝縮器2〜第1のキャピラ
リ3〜第2のキャピラリ6〜蒸発器4〜圧縮機1の経路
からなる冷凍サイクルを形成し冷却ファン5とダンパサ
ーモ23により冷凍室21と冷蔵室22を所定の温度に
冷却する。
【0012】また深夜の蓄熱運転時には間欠的に第1の
開閉弁14と第2の開閉弁12が開路され、冷蔵室用蓄
熱器16と凝縮器用蓄熱器8の冷媒管18,10にそれ
ぞれ冷媒が流れ、蓄熱材17,9を凍結し冷熱源が蓄熱
される。
【0013】そして昼間時の所定の蓄熱利用運転時に
は、第1の開閉弁14と第2の開閉弁12が閉路、第3
の開閉弁11が開路され、圧縮機1〜凝縮器2〜凝縮器
用蓄熱器8〜第2のキャピラリ6〜蒸発器4〜圧縮機1
の経路からなる冷凍サイクルを形成する。
【0014】そして凝縮器用蓄熱器8の冷熱源を凝縮器
2の冷却熱源とする圧縮比の小さい冷凍サイクルにて冷
凍室21を冷却する。また冷蔵室22は蓄熱器用冷却フ
ァン20を運転し冷蔵室用蓄熱器16の冷熱源にて冷却
するので通常冷却運転時にくらべて大幅に使用電力を少
なくすることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、蓄熱器が2個必要なため冷凍サイクル構成
が複雑となりコストがアップするだけでなく、夏場など
外気温度の高いときは凝縮温度を低下させることにより
使用電力量を大幅に少なくすることができるが、夏以外
の外気温度が低いときは凝縮温度の低下効果が少なくな
り、蓄熱器内の凍結した蓄熱材の融解率が低下するとと
もに使用電力量の低減効果が大幅に減少するという問題
点を有していた。
【0016】また蓄熱材の厚さが均一のため温度の高い
冷気と熱交換する冷気入口付近の蓄熱材が早く融解して
しまうので冷却表面積が時間とともに減少し冷却能力が
低下するという問題点を有していた。
【0017】また蓄熱利用運転時の凝縮温度が低下する
ため凝縮器の一部を冷凍冷蔵庫のキャビネットの発刊防
止に利用できなくなるので発刊防止ヒータを別途設ける
必要があるので消費電力の増加の原因となっていた。
【0018】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で年間を通じて冷凍冷蔵庫の昼間の電力使用量を低減で
き、蓄熱器に蓄熱された蓄熱エネルギーを有効に使用で
きる蓄熱式冷凍冷蔵庫を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の蓄熱式冷凍冷蔵庫は、圧縮機と凝縮器とキャ
ピラリと蒸発器とを順次接続して通常冷却冷凍サイクル
構成要素を有し、前記蒸発器と並列に内部に潜熱型蓄熱
材を充填し蓄熱材と熱交換的に配置してなる冷媒管を有
する蓄熱器を備え、蓄熱器の冷源を用して冷蔵室
却する蓄熱器用冷却ファンと、外気温度が高いことを
外気温度センサーにより検知して前記蓄熱器の冷媒管に
凝縮冷媒を流し蓄熱器の冷源を凝縮器の冷却熱源とし
ても使用する手段を備えたたものである。
【0020】また、蓄熱器を冷凍室と冷蔵室の断熱仕切
り壁部の冷蔵室側に配置し、蓄熱器用冷却ファン運転時
の冷気の流れの入口側の蓄熱器の蓄熱材厚さを厚くし、
出口側の蓄熱材厚さを薄くし、蓄熱器の冷凍室側壁面に
近い部分に冷媒管を配置し、蓄熱器の冷熱源を凝縮器の
冷却熱源として使用するとき蓄熱材の薄い部分に配置さ
れた冷媒管を入口として凝縮冷媒を流す手段を備えたも
のである。
【0021】また、凝縮器の一部を熱交換させている冷
凍冷蔵庫のキャビネット表面温度が所定の温度以下にな
ったとき、キャビネットの温度が所定の温度以上に上昇
するまで凝縮器の冷却熱源として使用する冷凍サイクル
から通常の冷凍サイクルに切り替える手段を備えたもの
である。
【0022】
【作用】本発明は上述したような構成によって、1つの
蓄熱器に蓄熱された冷却熱源を外気温度が高いときは冷
蔵室の冷却と凝縮器の冷却源の両方に使用し、外気温度
が低いときは冷蔵室の冷却のみに使用できるので、冷凍
サイクル構成を簡単に出来るとともに外気温度の高い夏
場は大幅な電力カットが可能となる。
【0023】また外気温度の低い冬場などは蓄熱器に蓄
熱されている冷熱源をすべて冷蔵室の冷却に使えるので
蓄冷器による冷却時間を大幅に長くすることができ昼間
の電力使用量を大幅に減少することができる。
【0024】したがって従来に比べ年間を通じて大きな
省エネルギー効果を得ることができる。
【0025】また、蓄熱器の冷気入口側の蓄熱材を厚く
したので従来のように入口付近の蓄熱材が早く融解して
冷却面積が時間とともに減少するのを防止できる。また
冷媒管を蓄熱材の融解が最も遅い蓄熱器に冷凍室側部に
配置し、冷気出口側の冷媒管より凝縮冷媒を流入させる
ようにしたので蓄熱器の蓄熱材を均一に融解することが
でき、蓄熱された蓄熱源を最大限利用することができ
る。
【0026】また、冷凍冷蔵庫のキャビネットの表面温
度が所定の温度以下にならないように蓄熱器の冷熱源を
凝縮器の冷却熱源として使用する冷凍サイクルと通常の
冷凍サイクルに切り替えることができるので凝縮器の一
部をキャビネットの発汗防止に使用可能となり、発汗防
止ヒータ追加による増電を防止することができる。
【0027】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0028】図1は、本発明の一実施例における蓄熱式
冷蔵庫の冷凍サイクル図である。図において圧縮機2
5,凝縮器26,第1のキャピラリ27,第2のキャピ
ラリ28,蒸発器29,を順次接続し冷凍冷蔵庫の通常
冷却運転時の冷凍サイクルを構成している。30は蒸発
器29の冷却ファンである。
【0029】そして、第2のキャピラリ28と蒸発器2
9の直列回路と並列に、第3のキャピラリ31と蓄熱器
32と第1の開閉弁33からなる直列回路を接続してい
る。
【0030】蓄熱器32内には潜熱タイプの蓄熱材34
を充填し、冷媒管35を蓄熱材34と熱交換的に配設
し、蓄熱器32の片面の外表面にはフィン36を有して
いる。
【0031】37は蓄熱器用冷却ファンである。そして
凝縮器26出口と、蓄熱器32と第2の開閉弁33間を
連結する第3の開閉弁38を有する冷媒回路を備えてい
る。
【0032】39は制御回路で圧縮機25,冷却ファン
30,蓄熱器用冷却ファン37,第1の開閉弁33,第
2の開閉弁38,を制御するものである。
【0033】図2は冷凍冷蔵庫の構造を示す縦断面図で
あり、図3と対応する部分に同一符号を付している。
【0034】蓄熱器32は冷凍室40と冷蔵室41間の
断熱仕切り壁42の冷蔵室41側面にフィン36が冷蔵
室41側面にくるように配置している。43は風路構成
部品で、蓄熱器用冷却ファン37を運転することにより
蓄熱器32で冷却された冷気を実線矢印で示すように循
環し、冷蔵室を冷却する。
【0035】蓄熱器32は蓄熱材34の厚さを冷気の流
れ方向にそって変化させており、冷気の入口側を厚く、
冷気の出口側を薄くしている。
【0036】冷媒管35は蓄熱器32の中心より冷凍室
40側に蓄熱材34と熱交換的に配置しており、蓄熱材
34を冷却するときは蓄熱材34の厚さの厚い部分に配
置した冷媒管35より冷媒を流し、凝縮器26の冷却熱
源として利用するときは蓄熱材34の厚さの薄い部分に
配置した冷媒管35より冷媒を流す構成としている。
【0037】44はダンパーサーモで蒸発器29で冷却
された冷気を冷蔵室41に吐出し、冷蔵室41を所定の
温度に冷却するものである。
【0038】26aは凝縮器26の一部をドア開口部の
キャビネット部45に配置したドライパイプで、キャビ
ネット部45の発汗を防止するものである。
【0039】本構成において、まず通常冷却運転時の動
作について説明する。通常冷却運転時は第1の開閉弁3
3,第2の開閉弁38を閉路し、圧縮機25〜凝縮器2
6〜第1のキャピラリ27〜第2のキャピラリ28〜蒸
発器29の経路からなる冷凍サイクルを形成し、冷却フ
ァン30とダンパーサーモ44により冷凍室40と冷蔵
室41を所定の温度に冷却制御する。
【0040】次に蓄熱運転時の動作について説明する。
深夜の蓄熱運転時には間欠的に第1の開閉弁33が開路
され、蓄熱器32の冷媒管35に冷媒が流れ、蓄熱器3
2内に充填した潜熱タイプの蓄熱材34を凍結させるこ
とにより冷熱源が蓄熱される。
【0041】次に昼間の蓄熱運転時の動作について説明
する。昼間の所定時間の蓄熱利用運転時は第1の開閉弁
33を閉路し、第2の開閉弁38を開路し、圧縮機25
〜凝縮器26〜蓄熱器32〜第3のキャピラリ31〜第
2のキャピラリ28〜蒸発器29の経路からなる蓄熱器
32の冷熱源を凝縮器26の冷却熱源とする圧縮比の小
さい冷凍サイクルを形成して冷凍室40を冷却する。ま
た冷蔵室41は蓄熱器用冷却ファン37を運転し、蓄熱
器32の冷熱源にて冷蔵室41を冷却する。
【0042】第2の開閉弁38は外気温度センサー(図
示せず)とドライパイプ26aが内装されているキャビ
ネット温度を検知する温度センサー(図示せず)にて制
御され、外気温度が夏場のように高いときは蓄熱運転時
に第2の開閉弁38を開路し蓄熱器32の冷却源を凝縮
器26の冷却熱源としても使用し、電力使用量を大幅に
低減させる。
【0043】また、夏以外の外気温度の低い時は第2の
開閉弁38を閉路し、蓄熱器32の冷熱源を冷蔵室41
の冷却にのみ使用するようにしている。
【0044】したがって1つの蓄熱器32の冷却熱源を
凝縮器26の冷却熱源として使用するとともに冷蔵室4
1の冷却に使用できるので冷凍サイクル構成の簡略化が
図れる。また冬期のように外気温度が低いときでも蓄熱
器32の冷却熱源をすべて冷蔵室31の冷却に有効に使
用できるので、外気温度の低い冬場などは蓄熱器32に
よる冷却時間を大幅に長くすることが可能となり昼間の
電力使用量を大幅に減少できるので年間を通じて大きな
省エネルギー効果を得ることができる。
【0045】また、温度の高い冷気と熱交換して早く蓄
熱材34が融解する蓄熱器32の冷気入口側の蓄熱材3
4の厚さを冷気出口側より厚くしたので冷却表面積が減
少するのを防止できる。
【0046】また冷媒管35を蓄熱器32のなかで最も
融解の遅い冷凍室40側付近に配置したので蓄熱器32
内の蓄熱材34の融解率が高められ蓄熱された冷熱源を
有効に使用することができる。
【0047】また、外気温度とドライパイプ26aを内
装しているキャビネット45温度の温度差が所定の温度
差より大きくなったときは第2の開閉弁38を閉路し、
所定の温度差より小さくなると第2の開閉弁38を開路
することにより蓄熱器32の冷熱源を凝縮器26の冷却
熱源として使用する場合でもキャビネット45部の発汗
を防止することができる。
【0048】以上の様に本実施例によれば圧縮機25と
凝縮器26と第1のキャピラリ27と第2のキャピラリ
28と蒸発器29とを順次接続して通常冷却冷凍サイク
ル構成要素を有する冷凍冷蔵庫において、前記蒸発器2
9と並列に内部に潜熱タイプの蓄熱材34を充填し蓄熱
材34と熱交換的に配置してなる冷媒管35を有する蓄
熱器32を備え、蓄熱器32の冷却源を利用して冷蔵室
41を冷却する蓄熱器用冷却ファン37と、外気温度が
高いときに前記蓄熱器32の冷媒管35に凝縮冷媒を流
し蓄熱器32の冷却源を凝縮器26の冷却熱源としても
使用する手段を備えたものである。
【0049】このことにより、1つの蓄熱器32の冷却
熱源を凝縮器26の冷却熱源として使用するとともに冷
蔵室41の冷却に使用できるので冷凍サイクル構成の簡
略化が図れる。
【0050】また外気温度が高いときは蓄熱器32の冷
却源を凝縮器26の冷却熱源として使用するとともに冷
蔵室41の冷却に使用するので大幅な電力ピークカット
効果を得ることができる。
【0051】また冬期のように外気温度が低いときでも
蓄熱器32の冷却熱源をすべて冷蔵室31の冷却に有効
に使用できるので、外気温度の低い冬場などは蓄熱器3
2による冷却時間を大幅に長くすることが可能となり昼
間の電力使用量を大幅に減少できるので年間を通じて大
きな省エネルギー効果を得ることができる。
【0052】また蓄熱器32を冷凍室40と冷蔵室41
の断熱仕切り壁部42の冷蔵室41側に配置し、蓄熱器
用冷却ファン37運転時の冷気の流れ方向の入口側の蓄
熱器32の蓄熱材34の厚さを厚く、出口側の蓄熱材3
4の厚さを薄くし、蓄熱器32の中央より冷凍室40側
に冷媒管35を配置し、蓄熱材34の厚さの薄い部分の
冷媒管35を入口として凝縮器26からの冷媒を流すよ
うにしたものである。
【0053】このことにより、温度の高い冷気と熱交換
して早く蓄熱材34が融解する蓄熱器32の冷気入口側
の蓄熱材34の厚さを冷気出口側より厚くしたので冷却
表面積が減少するのを防止できる。
【0054】また冷媒管35を蓄熱器32のなかで最も
融解の遅い冷凍室40側付近に配置したので蓄熱器32
内の蓄熱材34の融解率が高められ蓄熱された冷熱源を
有効に使用することができる。
【0055】また凝縮器26を冷凍冷蔵庫のキャビネッ
ト45壁面内に配置し、キャビネット45の温度が所定
の温度以下になったとき、キャビネットの温度45が所
定の温度に上昇するまで凝縮器26の冷却熱源として使
用する冷凍サイクルから通常の冷凍サイクルに切り替え
る手段を備えたものである。
【0056】このことにより、蓄熱器32の冷熱源を凝
縮器26の冷却熱源として使用する場合でもキャビネッ
ト45部の発汗を防止することができる。
【0057】
【発明の効果】以上の様に本発明は、圧縮機と凝縮器と
キャピラリと蒸発器とを順次接続して通常冷却冷凍サイ
クル構成要素を有、前記蒸発器と並列に内部に潜熱
蓄熱材を充填し蓄熱材と熱交換的に配置してなる冷媒管
を有する蓄熱器を備え、蓄熱器の冷却源を利用して冷蔵
室を冷却する蓄熱器用冷却ファンと、外気温度が高い
とを外気温度センサーにより検知して前記蓄熱器の冷媒
管に凝縮冷媒を流し蓄熱器の冷却源を凝縮器の冷却熱源
としても使用する手段を備えたものである。
【0058】このことにより、1つの蓄熱器の冷却熱源
を凝縮器の冷却熱源として使用するとともに冷蔵室の冷
却に使用できるので冷凍サイクル構成の簡略化が図れ
る。
【0059】また外気温度が高いときは蓄熱器の冷却源
を凝縮器の冷却熱源として使用するとともに冷蔵室の冷
却に使用するので大幅な電力ピークカット効果を得るこ
とができる。
【0060】また冬期のように外気温度が低いときでも
蓄熱器の冷却熱源をすべて冷蔵室3の冷却に有効に使用
できるので、外気温度の低い冬場などは蓄熱器による冷
却時間を大幅に長くすることが可能となり昼間の電力使
用量を大幅に減少できるので年間を通じて大きな省エネ
ルギー効果を得ることができる。
【0061】また蓄熱器を冷凍室と冷蔵室の断熱仕切り
壁部の冷蔵室側に配置し、蓄熱器用冷却ファン運転時の
冷気の流れ方向の入口側の蓄熱器の蓄熱材の厚さを厚
く、出口側の蓄熱材の厚さを薄くし、蓄熱器の中央より
冷凍室側に冷媒管を配置し、蓄熱材の厚さの薄い部分の
冷媒管を入口として凝縮器からの冷媒を流すようにした
ものである。
【0062】このことにより、温度の高い冷気と熱交換
して早く蓄熱材が融解する蓄熱器の冷気入口側の蓄熱材
の厚さを冷気出口側より厚くしたので冷却表面積が減少
するのを防止できる。
【0063】また冷媒管を蓄熱器のなかで最も融解の遅
い冷凍室側付近に配置したので蓄熱器内の蓄熱材の融解
率が高められ蓄熱された冷熱源を有効に使用することが
できる。
【0064】また凝縮器を冷凍冷蔵庫のキャビネット壁
面内に配置し、キャビネットの温度が所定の温度以下に
なったとき、キャビネットの温度が所定の温度に上昇す
るまで凝縮器の冷却熱源として使用する冷凍サイクルか
ら通常の冷凍サイクルに切り替える手段を備えたもので
ある。
【0065】このことにより、蓄熱器の冷熱源を凝縮器
の冷却熱源として使用する場合でもキャビネット部の発
汗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の蓄熱式冷凍冷蔵庫の冷凍サ
イクル構成図
【図2】同実施例の蓄熱式冷凍冷蔵庫の構造を示す縦断
面図
【図3】従来の蓄熱式冷凍冷蔵庫の冷凍サイクル構成図
【図4】従来例の蓄熱式冷凍冷蔵庫の構造を示す縦断面
【符号の説明】
25 圧縮機 26 凝縮器 27 第1のキャピラリ 28 第2のキャピラリ 29 蒸発器 32 蓄熱器 34 蓄熱材 35 冷媒管
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 1/00 - 5/04 F25D 11/02 F25D 16/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と凝縮器とキャピラリと蒸発器と
    を順次接続して通常冷却冷凍サイクル構成要素を有し、
    前記蒸発器と並列に内部に潜熱型蓄熱材を充填し蓄熱材
    と熱交換的に配置してなる冷媒管を有する蓄熱器を備
    え、蓄熱器の冷却源を利用して冷蔵室を冷却する蓄熱器
    用冷却ファンと、外気温度が高いことを外気温度センサ
    ーにより検知して前記蓄熱器の冷媒管に凝縮冷媒を流し
    蓄熱器の冷却源を凝縮器の冷却熱源としても使用する手
    段を備え、前記蓄熱器を冷凍室と冷蔵室の断熱仕切り壁
    部の冷蔵室側に配置し、前記蓄熱器用冷却ファン運転時
    の冷気の流れ方向の入口側の前記蓄熱器の蓄熱材の厚さ
    を厚く、出口側の蓄熱材の厚さを薄くし、前記蓄熱器の
    中央より冷凍室側に前記冷媒管を配置し、蓄熱材の厚さ
    の薄い部分の冷媒管を入口として前記凝縮器からの冷媒
    を流すことを特徴とする蓄熱式冷凍冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 圧縮機と凝縮器とキャピラリと蒸発器と
    を順次接続して通常冷却冷凍サイクル構成要素を有し、
    前記蒸発器と並列に内部に潜熱型蓄熱材を充填し蓄熱材
    と熱交換的に配置してなる冷媒管を有する蓄熱器を備
    え、蓄熱器の冷却源を利用して冷蔵室を冷却する蓄熱器
    用冷却ファンと、外気温度が高いことを外気温度センサ
    ーにより検知して前記蓄熱器の冷媒管に凝縮冷媒を流し
    蓄熱器の冷却源を凝縮器の冷却熱源としても使用する手
    段を備え、前記凝縮器を冷凍冷蔵庫のキャビネット壁面
    内に配置し、前記キャビネットの温度が所定の温度以下
    になったとき、前記キャビネットの温度が所定の温度に
    上昇するまで前記凝縮器の冷却熱源として使用する冷凍
    サイクルから通常の冷凍サイクルに切り換える手段を備
    えたことを特徴とする蓄熱式冷凍冷蔵庫。
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