JP3359518B2 - レイク合成回路 - Google Patents
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Description
多元接続(DS−CDMA)方式によるスペクトラム拡
散通信技術を用いた通信システムの受信特性を改善した
レイク(RAKE)合成回路に関する。
おいて、多数のシステム使用者の存在を可能とすべく、
一の技術として直接系列符号分割多元接続(DS−CD
MA:Direct Sequence Code Multiple Access) 方式が
用いられる。
毎に固有の符号(拡散符号)を割当て、信号に重ねて送
信し、受信側ではこの拡散符合を知って複数の信号の中
から自己宛ての信号だけを取り出す方式である。このよ
うに送信信号に符号を重ねることで、信号の周波数成分
が帯域全体に広がってしまうので、スペクトラム拡散通
信方式とも呼ばれる。
有の拡散符号と信号との拡散処理即ち、法2加算(EX
−OR論理)を行い生成される帯域の拡散された信号を
送信出力とし、複数の端末からの送信出力を共通の搬送
波で送信する。受信側では逆拡散処理即ち、それぞれの
端末に割当てられた固有の拡散符号を逆拡散符号として
受信信号との法2加算(EX−OR論理)を行い、固有
の拡散符号毎に対応する端末からの送信信号を受信する
ことができるものである。
周波数によって決まる最大周波数を持った、ランダムな
振幅・位相の変化であるフェージングが起こり、これに
よって固定の無線通信システムに比較して安定した受信
が非常に難しい。
響による劣化を軽減するものとして、上記のスペクトラ
ム拡散通信方式が有効である。なぜならば、かかるスペ
クトラム拡散技術は、挟帯域の信号を高帯域に拡散して
送信するために、ある固有の周波数域で受信電界強度の
落ち込みが生じても、その他の帯域から情報を少ない誤
りで復元できることが期待されるからである。
波が、受信器周辺の環境によって上記と同様のフェージ
ングを生じた場合にはマルチパスフェージング環境とな
る。DS−CDMA方式の場合、この遅延波は拡散符号
に対して千渉波となるため受信特性の劣化を招く。
法の一つとして、レイク(RAKE)受信方式が知られ
ている。これは各遅延到来波ごとに逆拡散を行ない、そ
れぞれの遅延量を揃え、受信レベルに応じて重み付けし
て加算合成するものである。
る無線機の想定される構成例を図10に示す。無線機の
送信側では、送信信号を符号器1に入力し、チャンネル
毎に固有の拡散符号に重ねる処理を行い、スペクトル拡
散を行う。具体的には、送信信号と固有の拡散符号との
法2加算(EX−OR論理)が行われて拡散信号とな
る。
路2に入力され直列信号を並列信号に変換する。ここで
信号の2ビットずつの論理に応じて4象限のいずれかに
配置され、I軸及び、Q軸の符号がそれぞれ波形成形フ
ィルタ3、4を通して不要帯域が除去される。ついで、
I軸成分デジタル/アナログ変換器5及びQ軸成分デジ
タル/アナログ変換器6に入力され、対応するアナログ
信号に変換される。
Q軸成分デジタル/アナログ変換器6からの変換された
I軸アナログ信号及びQ軸アナログ信号が直交変調回路
7において、直交変調される。
号は、RF/IF変換回路8で無線周波数信号に変調さ
れ、デュプレクサ9を通して、アンテナ10に導かれ送
信される。
信号がRF/IF変換回路11においてIF信号に復調
され、次いで直交検波回路12でI軸成分とQ軸成分に
分離される。I軸成分とQ軸成分は、それぞれI軸成分
アナログ/デジタル変換器13、Q軸成分アナログ/デ
ジタル変換器14において、デジタル信号に変換され
る。
びQ軸成分アナログ/デジタル変換器14からのデジタ
ル信号は、レイク合成復調部15及びパスサーチ回路1
6に入力される。
図11に示す如くであり、1フィンガ当たり1つの逆拡
散回路を用いて実現した3フィンガを有する場合の構成
例である。ここで、フィンガとは、レイク(くま手)の
各指を想定し、1の受信パスの受信信号を復調する系を
示す用語である。
に行なう場合と、送信側から通知される情報を元に遅延
波位置の制御を行う場合がある。前者では図10のパス
サーチ部16の図示しない相関検出機能部において、予
測される符号と受信信号との相関値を求め、相関値の大
きいものから遅延波位置として推定してフィンガ数分が
選択される。
ない、その情報を制御チャネルなどを通して移動機に通
知する方法である。
の動作を説明するタイムチャートである。図12におい
て、P1 、P2 、P3 は、パスサーチ部16によりレベ
ルの大きい物ものから選ばれた3フィンガに対応する3
つの遅延波位置として推定された相関値aのタイミング
信号である。したがって、この3つの相関値のタイミン
グ信号P1 、P2 、P3 と、タイミング信号間の時間差
d1 、d2 、d3 がパスサーチ部16からレイク合成復
調部15に通知される。
ば、相関値の大小比較は、相関値を直交位相で個別に求
め、その電力または2乗和を比較することにより行われ
る。また検出タイミングの精度を高めるために、通常は
周期的に現れる値を時間平均などの積分をして求める。
P1 、P2 、P3 は、レイク合成復調部15のそれぞれ
の逆拡散回路151、152、153に入力される。一
方、推定された相関値のタイミング信号間の時間差d1
、d2 、d3 が遅延量信号として逆拡散回路151、
152、153のそれぞれに対応する遅延回路351、
352、353に与えられる。
3では、それぞれタイミング信号P1 、P2 、P3 の時
点で逆拡散符号を発生し、Ich、Qch毎に受信信号
を逆拡散する。
逆拡散されたI,Qのシンボルデータから復調回路25
1、252、253で復調される。その後、それぞれの
対応する遅延量d1 、d2 、d3 の中から、一番遅いも
のに合わせて他の2つを遅延回路でシフトして復調信号
の位置を揃える。
に重みづけを行い加算することにより合成信号COを得
る。この結果を比較器17で論理0、1を判定し、受信
データとなる。
機が構成されるが、移動通信では送受の一方もしくは両
方の環境が時間と共に変化する。このため、上記構成に
おけるパスサーチ部16では推移していく遅延量と受信
レベルから、それまで受信していたパスと同じであるこ
とを推測し、自分の周期(例えばフレームなど)を追従
させる必要がある。
は別の遅延量の新たなパスがより確からしくなることも
ある。この場合にパスの切替えが行われるが、送受の一
方の環境が時間と共に変化する場合、拡散周期の一部が
欠落し、送受の両方の環境が時間と共に変化する場合
は、より多くが欠落してしまうことが有り得る。
に切り替えた時に、受信環境やシンボル周期によっては
数シンボル(図12のcを参照)が欠落する。
やクロックの周波数精度やフェージング速度から同一パ
スと確度良く判定するためにパス毎に遅延ロックループ
(DLL:Delay Locked Loop)を用
意したり、知的な制御を必要とする問題が生じる。
ム拡散通信技術を用いた通信システムにおいて、かかる
パス切り替えに伴うシンボルの欠落を防ぐとともに、パ
ス毎に付加的機能、制御のための回路を必要としないレ
イク合成回路を提供することにある。
するレイク合成回路の第1の構成は、複数の遅延到来波
を受信し、それぞれの受信信号を逆拡散復調し、相互の
遅延量を調整して合成するレイク合成回路において、受
信信号ごとの遅延量及び、受信レベルにより逆拡散する
パスを指定するパス制御部と、該指定された遅延量分の
遅延タイミングで逆拡散符号を発生し、それぞれの受信
信号を逆拡散する逆拡散器であって、該パス制御部によ
り選択指定されるパスの数分の逆拡散器と、少なくとも
1の予備用の逆拡散器と、該パス制御部により指定され
るパスの数分の逆拡散器により、それぞれの受信信号に
対応して逆拡散された信号を、該パス制御部により指定
された遅延量を調整して合成する加算器を有し、該パス
制御部により選択指定されるパスが切り替わり遅延量が
変化した時に、該予備用の逆拡散器と、受信している逆
拡散器とを切替えることを特徴とする。
回路の第2の構成は、複数の遅延到来波を受信し、それ
ぞれの受信信号を逆拡散復調し、相互の遅延量を調整し
て合成するレイク合成回路において、受信信号ごとの遅
延量及び、受信レベルにより逆拡散するパスを指定する
パス制御部と、該指定された遅延量分の遅延タイミング
で逆拡散符号を発生し、それぞれの受信信号を逆拡散す
る逆拡散器であって、該パス制御部により選択指定され
るパス毎に対応する一対の逆拡散器と、該パス制御部に
より選択指定されるパスに対応する逆拡散器からの逆拡
散された信号を、該パス制御部により指定された遅延量
を調整して合成する加算器を有し、該パス毎の一対の逆
拡散器を現用及び予備用として交互に用いることを特徴
とする。
回路の第3の構成は、第2の構成において、前記一対の
逆拡散器を、所定時間現用として共通に用いることを特
徴とする。
合成回路の第4の構成は、第3の構成において、更に各
逆拡散器に対応して、逆拡散された受信信号を蓄積する
バッファ回路を有し、前記共通に用いられる時間に対応
する重複する受信信号を吸収するようにしたことを特徴
とする。
回路の第5の構成は、第3の構成において、前記パス制
御部により選択指定されるパス毎に第3の逆拡散器を有
し、前記一対の逆拡散器が現用として共通に用いられる
間、予備用として用いられることを特徴とする。
回路の第6の構成は、第2乃至5のいずれかの構成にお
いて、前記受信信号は、プリアンブル部分とデータ部分
を含むフレームの連続からなり、1のフレームのプリア
ンブル部分とこれに続くフレームのプリアンブル部分か
ら受信信号の周波数情報及びタイミング情報を抽出し、
該1のフレームのデータ部分の復調に用いることを特徴
とする。
回路の第7の構成は、第2乃至5のいずれかの構成にお
いて、前記受信信号は、プリアンブル部分とデータ部分
を含むフレームの連続からなり、1のフレームのプリア
ンブル部分とこれより前のフレームのデータ部分から受
信信号の周波数情報及びタイミング情報を抽出し、該1
のフレームのデータ部分の復調に用いることを特徴とす
る。
合成回路の第8の構成は、第2乃至5のいずれかの構成
において、前記受信信号は、プリアンブル部分とデータ
部分を含むフレームの連続からなり、1のフレームのプ
リアンブル部分とこれより前のフレームのプリアンブル
部分から受信信号の周波数情報及びタイミング情報を抽
出し、該1のフレームのデータ部分の復調に用いること
を特徴とする。
を参照して説明する。尚、図において、同一または類似
のものには同一の参照番号または参照記号を付して説明
する。
おいて実施される本発明に従うレイク合成復調部15の
第1の実施の形態を示すブロック図であり、図2は、そ
の動作タイムチャートである。
を有し、1フィンガ当たり1つの逆拡散回路と、全体で
1つの予備の逆拡散回路を用いた合計4つの逆拡散回路
151〜154を有している。
れに対応するバッファ回路451〜454、バッファ回
路451〜454の出力が入力されるセレクタ155、
及びパスサーチ部16からの遅延量信号d1 〜d4 が入
力されるセレクタ156を有している。
を説明すると、まずパスサーチ部16で先に図10に関
連して説明したようにパス推定を行なった結果、最も確
からしかった4つのタイミング信号P1 〜P4 の情報
と、それぞれの遅延調整量d1〜d4 を求める。
信号P1 〜P4 は、逆拡散回路151〜154に各々が
重複しないように入力される。それぞれの逆拡散回路1
51〜154では、各自のタイミング信号P1 〜P4 を
もとに逆拡散符号を生成し、受信データを逆拡散する。
するバッファ回路451〜454に入力される。3フィ
ンガの復調系であるので、バッファメモリ451〜45
4に入力された、これら4つの逆拡散結果の中から、予
備系以外の3つをセレクト信号に基づき、セレクタ15
5で選択する。
は、対応する復調回路251〜253に入力する。そこ
で、位相変調である場合逆拡散されたI,Qのシンボル
データから位相復調される。これ以降、相関値レベルの
上位3つのパス推定は、自分のパスに追従していく。
6において、同様にセレクタ信号により、パスサーチ部
16から入力される遅延量信号d1 〜d4 から予備系以
外の逆拡散結果に対応する3つの遅延量信号d1 〜d3
が選択される。そして、それぞれ対応する遅延回路35
1〜353に入力し、対応する遅延量を与え、次いで加
算器150で加算して合成信号COを出力する。
ミング信号P1 〜P3 に対応するパスが現用系となって
いる時、タイミング信号P4 は、上位3つのパス以外で
確からしいパスを選択している。ここで、上位3つのい
ずれかよりも4番目の相関値の確からしさが高くなった
とき、それまで上位であった3つの相関値のタイミング
の1つがそれまでの4番目の相関値とタイミングが置き
換わる。そして、それまでの4番目の相関値のパスと同
様の動作を行ない、パスを追従していく。
ミングに代わって、パス4の相関値のタイミングが選択
されている。ここで本発明では、図10の構成で切り替
わる瞬間に情報の欠落が生じる問題を解決するために、
逆拡散結果は上記のように一且バッフアメモリ451〜
454に蓄えられ出力される。バッファメモリ451〜
454の容量は、システムの許容する遅延差から定まる
が、逆拡散後であるので数シンボル分である。それぞれ
の復調回路251〜254からの出力は、遅延回路35
1〜353で遅延量を合わせて加算回路150で加算す
ることにより合成され、その後データ判定が行われる。
形態により、先に図11及び、図12に関して説明した
第1の問題としてパス選択の切替え時に起こる情報の欠
落の問題が解消される。より一般化して説明すると、シ
ステムの要求する能力(キャリア周波数や移動速度な
ど)から推定されるパス選択切替えの発生する頻度に対
して、逆拡散回路の数をフィンガ数よりも多く持って予
備としている。
ガとしているので、4つ以上の逆拡散回路を備える。例
えば4つでシステムの要求が満たされるのならぱ、4つ
の逆拡散回路のうち第1〜第3番目の逆拡散回路がそれ
ぞれ3つのフィンガに対応し、4番目が予備になる。
のパスが生じたとき、第4番目のパスを4番目の逆拡散
回路に対応させ、3つのパスの中で受信レベルの最小
(確からしくない)であるものに対応する、例えば第3
のパス逆拡散回路をその後の予備用に切り替える。
1の実施の形態における逆拡散回路151〜154の構
成例を示す図3について説明する。Ich, Qch信号のそ
れぞれに対応して法2加算回路(EX−OR回路)3
1、32、加算回路33、34、チップ単位バッファ用
フリップフロップ35、36、シンボル単位バッファ用
フリップフロップ37、38を有する。
相当分を言い、シンボルとは、送信信号の1ビット分を
言う。
号発生器30は、送信側でスペクトル拡散のために送信
信号との法2加算を採られた拡散符号と同じ符号を逆拡
散符号として発生する。従って、 符号発生器30から発
生される拡散符号と受信信号のIch、Qch成分との
法2加算がEX−OR回路31、32で求められる。
加算回路33、34でチップ単位バッファ用フリップフ
ロップ35、36にセットされている先の1チップ前の
信号が加算される。更に、シンボル単位バッファ用フリ
ップフロップ37、38で1シンボル分バッファリング
されて出力される。
こる情報の欠落と、遅延ロックループ(DLL)の規模
が大きかったり知的制御が困難であるということがあ
り、これを防ぐ本発明の実施の形態について、以下に述
べる。
システムクロックの精度等から頻度が決まるため、全て
のフインガーが同時に変化する可能性がある。従って、
これに対応するには、全てのフインガーに予備の逆拡散
回路を備えることが望ましい。
ーに予備の逆拡散回路を設ける場合の構成例である。図
1の実施の形態と同様に3フィンガとすると、それぞれ
のフィンガに2つの逆拡散回路1a、1bとそれらのい
ずれかを選択するセレクタ157を備える。それぞれの
フィンガにおいて、現用と予備の系として交互に切り替
えられ使用される。図4では、図示の簡単化のために第
1のフィンガ1のみ、その構成を示している。
部16によりパス推定を行なった結果、最も確からしか
った3つのタイミング情報P1 〜P3を、フィンガ1か
ら3のそれぞれの現用の逆拡散回路1aまたは1bに知
らせる。
ング情報をもとに逆拡散符号を生成し、受信データを逆
拡散する。次にパスサーチ部16で新たにパス推定を行
なった結果、新しく最も確からしさの高いパス3つのタ
イミング情報を、それぞれの予備の逆拡散回路1aまた
は1bに知らせる。
各自のタイミング情報をもとに逆拡散符号を生成し、受
信データを逆拡散する。以上を交互に行なうことで、パ
ス推定を行なった最新の最も確からしさの高いパスにつ
いて逆拡散できる。
追従を必要としない。切り替わる瞬間に情報の欠落が生
じない様にするため、逆拡散結果は一且バッファメモリ
455,456に蓄えられ復調回路241〜253に出
力される。バッフアメモリの容量は、システムの許容す
る遅延差から定まるが、逆拡散後であるので数シンボル
分である。これ以降の動作は、先の実施の形態と同様で
ある。
トであり、1フィンガ分のみを示している。上記説明か
らも明らかなように、1フィンガ内で相関値の選択タイ
ミングを変えた時に制御回路158によりタイミング信
号の供給先を現用の逆拡散回路1aまたは1bから予備
の逆拡散回路1bまたは1aに切り替える様にしてい
る。
スサーチ部16において検知される3フィンガ分のタイ
ミング信号P1〜P3のうち対応するフィンガの系に、
対応するタイミング信号P1と遅延量信号d1(フィン
ガ1の場合)が入力される。
トを示しているので、タイミング信号P1 のみ示されて
いる。図において、タイミング信号P1a、 P1bは、それ
ぞれタイミング信号P1 が第1、第2の逆拡散回路1
a,1bに交互に入力される時のタイミング信号であ
る。
タイミング信号P1 を第1、第2の逆拡散回路1a,1
bに交互に入力するタイミング信号P1a、 P1bを切り替
えれば、欠落が生じない。また、図5に示す様にタイミ
ング信号P1a、 P1bの切換のタイミングは、情報再生に
必要なデータサイズで切り替える必要が有り、第1、第
2の逆拡散回路1a,1bで得られる逆拡散信号a,b
が一部重複するが、これはバッファ455、456にお
いて吸収することが出来る。
プ当たり複数サンプルとすることにより遅延ロックルー
プ(DLL)が不要となり、又、知的制御を行なわなく
とも確からしいパスを常時逆拡散していることになる。
タイムチャートである。レイク合成復調部15の構成
は、図4に示すと同様となるので再度の図示は省略す
る。
たり2つの逆拡散回路1a,1bを現用と予備用として
用いた合計6つの逆拡散回路によって構成されている。
ある。図6の動作タイムチャートに従う実施の形態で
は、予備として実際の復調には用いられていない部分の
動作のうち、一部を利用する場合に関する。
ル部分から周波数情報やクロックタイミング情報等を抽
出し、データ部分の再生を行なうことがある。同一パス
で受信した場合、プリアンブル部分が持つ偏差情報がデ
ータ部分でも同様であるとして再生するが、プリアンブ
ル部分長が短い場合には充分な精度が得られない。
施の形態では切換によって連続する現用から予備に切り
替えられる逆拡散回路からの次のプリアンブルを先のデ
ータに対するポストアンブルとして扱い、偏差の検出精
度を高めている。
している逆拡散回路1aからの逆拡散信号のプリアンブ
ル信号であり、PR02は次のフレームのプリアンブル
信号である。
の形態では、かかる次のフレームは、逆拡散回路1bか
らの逆拡散信号と切り替えられて予備信号となり使用さ
れないことになる。
替えられてしまう次のフレームのプリアンブル信号PR
02を先のフレ−ムのあたかもポストアンブル部分のご
とくに認識して使用するようにしている。従って、プリ
アンブル信号PR01自体が短い場合であっても、ポス
トアンブル部分PR02も利用することにより倍の長さ
が得られる。
短い場合であっても、周波数情報やクロックタイミング
情報等を抽出することが可能となり、偏差の検出精度を
高めることができる。
部16からの逆拡散タイミング信号と遅延量調整信号タ
イミングを調節することで実現でき、図6のタイムチャ
ートからパスの切り替えが有った時の欠落の補償は図5
に示す第2の実施の形態と同様である。更に、切り替え
が無かった場合は、本実施の形態によりポストアンブル
信号として使用することにより、次のフレームのプリア
ンブル信号が短くなる場合を補債できることが理解出来
る。
り、更に3フィンガーで、lフィンガー当たり1つの現
用と2つの予備用で3つの逆拡散回路1a,1b,1c
を持ち、合計9つの逆拡散回路によって構成した実施の
形態の構成ブロック図である。図4の構成に対し、更に
1フィンガあたり3番目の逆拡散回路1cと対応するバ
ッファメモリ457を有している。 本実施の形態で
は、図6の実施の形態の拡張を意味している。即ち、図
6の実施の形態において、プリアンブルPR01とポス
トアンブルPR02だけでは充分な特性が得られない等
の場合は、同一パスのデータをより長く必要とすること
により対応出来る。
報等はデータ部分からも得られるので、前後のデータや
プリアンブル部分を参照することにより精度が高められ
る。このように必要に応じて逆拡散回路の個数を増加さ
せることで、所望の特性を得ることができる。
ムチャートであり、図6と同様に1フィンガ分のタイム
チャートを示している。図8において、更に、タイミン
グ信号P1を第3番目の逆拡散回路1cに切り替え入力
するタイミング信号P1cが示されている。
のプリアンブル部分であり、DTは当該フレームのデー
タ部分である。更にDT0は、本実施の形態の特徴であ
り、1のフレームのプリアンブル部分PR及びデータ部
分DTから得られる周波数情報やクロックタイミング情
報等の信頼度を上げるために参照される先のフレームの
データ部分である。そして、かかる先のフレームのデー
タ部分DT0は、予備用として本来のデータ受信には使
用されない部分である。
くとも2つの予備用の逆拡散回路が存在するようにし
て、使用されていない先のフレームのデータ部分を参照
している。この場合、情報欠落防止のためのバッファメ
モリ455,456,457の各々は、参照するデータ
部分の全てと実際に復調する部分の複数シンボル分が必
要である。
実施の形態の動作タイムチャートである。かかる実施の
形態もレイク合成復調部15の構成は、図7に示す先の
実施の形態の形態と同様で、3フィンガーで、1フイン
ガー当たり3つの逆拡散回路1a,1b,1cを、現用
と予備2つとして用いた合計9つの逆拡散回路によって
実現したものである。
と同様である。先の実施の形態では予備状態にある先の
フレームのデータ部分と現用となるフレームのプリアン
ブル部分及びデータ部分を用いて、周波数情報やクロッ
クタイミング情報等の精度を高めるものであった。
では得られない場合もある。そこでパスサーチ部16か
ら出力される逆拡散タイミングと、レイク合成復調部1
5での取り込みタイミングを調節することで、前後のプ
リアンブル部分だけを逆拡散する方法が実現できる。本
実施の形態動作では前のフレームのブリアンブルを参照
するようにしている。
すると、PR及びDTは、それぞれ現用として、逆拡散
されるフレームのプリアンブル部分とデータ部分であ
る。そして、本実施の形態では、更に、予備として使用
されない先のフレームのうちプリアンブル部分PR0を
データの信頼度をあげるために参照するようにしてい
る。
パスサーチ部16から出力される逆拡散タイミングと、
レイク合成復調部15での取り込みタイミングを調節す
ることで、現用のフレームのプリアンブル部分PRとと
データ部分DTとともに逆拡散される。
ァメモリ455,456,457は、参照するプリアン
ブル部分PR0、PRと実際に復調するデータ部分DT
の数シンボルで充分である。
説明したように本発明によって、パス選択切り替え時の
情報の欠落を防止することができる。また最新で最も確
からしいパス推定結果によって逆拡散が行なわれること
から、知的なパスの追従や推定する機能を持たずに、レ
イク合成が実現できる。
る本発明に従うレイク合成復調部15の第1の実施の形
態を示すブロック図である。
る。
154の構成例を示すブロック図である。
場合の構成例でブロック図である。
あり、1フィンガ分のみを示す図である。
トである。
ある。
トである。
トである。
の想定される構成例を示すブロック図である。
示すブロック図である。
するタイムチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】複数の遅延到来波を受信し、それぞれの受
信信号を逆拡散復調し、相互の遅延量を調整して合成す
るレイク合成回路において、 受信信号ごとの遅延量及び、受信レベルにより逆拡散す
るパスを指定するパス制御部と、 該指定された遅延量分の遅延タイミングで逆拡散符号を
発生し、それぞれの受信信号を逆拡散する逆拡散器であ
って、該パス制御部により選択指定されるパスの数分の
逆拡散器と、少なくとも1の予備用の逆拡散器と、 該パス制御部により指定されるパスの数分の逆拡散器に
より、それぞれの受信信号に対応して逆拡散された信号
を、該パス制御部により指定された遅延量を調整して合
成する加算器を有し、 該パス制御部により選択指定されるパスが切り替わり遅
延量が変化した時に、該予備用の逆拡散器と、受信して
いる逆拡散器とを切替えることを特徴とするレイク合成
回路。 - 【請求項2】複数の遅延到来波を受信し、それぞれの受
信信号を逆拡散復調し、相互の遅延量を調整して合成す
るレイク合成回路において、 受信信号ごとの遅延量及び、受信レベルにより逆拡散す
るパスを指定するパス制御部と、 該指定された遅延量分の遅延タイミングで逆拡散符号を
発生し、それぞれの受信信号を逆拡散する逆拡散器であ
って、該パス制御部により選択指定されるパス毎に対応
する一対の逆拡散器と、 該パス制御部により選択指定されるパスに対応する逆拡
散器からの逆拡散された信号を、該パス制御部により指
定された遅延量を調整して合成する加算器を有し、 該パス毎の一対の逆拡散器を現用及び予備用として交互
に用いることを特徴とするレイク合成回路。 - 【請求項3】請求項2において、 前記一対の逆拡散器を、所定時間現用として共通に用い
ることを特徴とするレイク合成回路。 - 【請求項4】請求項3において、 更に各逆拡散器に対応して、逆拡散された受信信号を蓄
積するバッファ回路を有し、前記共通に用いられる時間
に対応する重複する受信信号を吸収するようにしたこと
を特徴とするレイク合成回路。 - 【請求項5】請求項3において、 更に、前記パス制御部により選択指定されるパス毎に第
3の逆拡散器を有し、前記一対の逆拡散器が現用として
共通に用いられる間、予備用として用いられることを特
徴とするレイク合成回路。 - 【請求項6】請求項2乃至5のいずれかにおいて、 前記受信信号は、プリアンブル部分とデータ部分を含む
フレームの連続からなり、1のフレームのプリアンブル
部分とこれに続くフレームのプリアンブル部分から受信
信号の周波数情報及びタイミング情報を抽出し、該1の
フレームのデータ部分の復調に用いることを特徴とする
レイク合成回路。 - 【請求項7】請求項2乃至5のいずれかにおいて、 前記受信信号は、プリアンブル部分とデータ部分を含む
フレームの連続からなり、1のフレームのプリアンブル
部分とこれより前のフレームのデータ部分から受信信号
の周波数情報及びタイミング情報を抽出し、該1のフレ
ームのデータ部分の復調に用いることを特徴とするレイ
ク合成回路。 - 【請求項8】請求項2乃至5のいずれかにおいて、 前記受信信号は、プリアンブル部分とデータ部分を含む
フレームの連続からなり、1のフレームのプリアンブル
部分とこれより前のフレームのプリアンブル部分から受
信信号の周波数情報及びタイミング情報を抽出し、該1
のフレームのデータ部分の復調に用いることを特徴とす
るレイク合成回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33965296A JP3359518B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | レイク合成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33965296A JP3359518B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | レイク合成回路 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10178368A JPH10178368A (ja) | 1998-06-30 |
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ID=18329532
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JP33965296A Expired - Fee Related JP3359518B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | レイク合成回路 |
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-
1996
- 1996-12-19 JP JP33965296A patent/JP3359518B2/ja not_active Expired - Fee Related
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