JP3358667B2 - ディスク回転用モータ - Google Patents
ディスク回転用モータInfo
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Description
組込まれるディスク回転用モータに関する。
主であるけれども、将来的には、ディスクの径を2.5 イ
ンチ、更には1.8 インチと小さくして、ディスクファイ
ル装置を小型かつ薄型にする傾向にある。
クの中心孔径も小さくなり(1.8 インチディスクでは、
中心孔径は12mm)、ブラシレスモータを用いたディス
ク回転用モータは小型化が要求される。
用モータ1の1例を示す。
て軸受4,5により支持されている。ハブ2には、ディ
スク6が固定してある。7はディスク回転軸線である。
であって且つ軸受4,5の間の空間に組込まれている。
に固定してある。
定シャフト軸3に直交する方向である。 11は環状永
久磁石であり、周方向に多数着磁してあり、ハブ2の内
周に固定してある。
1とが、径方向上対向している。
タ1は、ステータ部を構成する電機子鉄心8の頭部8a
と巻線9とがモータ1の径方向に並んでいるため、モー
タ1の径方向上に、頭部8aを配置するための環状の頭
部配置用スペース15と、巻線9を配置するための環状
の巻線配置用スペース16と、更には電機子鉄心8の基
部(ステータヨーク)8bを配置するための環状の基部
配置用スペース17とが並んで必要とされている。
しまい、ディスクの小型化に対応することが困難であ
り、実際、1.8インチ等の小型ディスクの回転用モー
タとした場合、図14に示すように軸受4,5を上下方
向に設置しなければならず、そのため高さ寸法が大きく
なって、ディスクファイル装置の薄型化が図れないとい
う問題があった。
スク回転用モータ1Aを、図14中二点鎖線で示すよう
に、ディスクファイル装置のシャーシベースの下面側に
配することも考えられる。しかし、この場合も、ディス
クファイル装置の高さ寸法が増えてしまい、ディスクフ
ァイル装置の薄型化が図れない。
ャップ型フラットモータ70を示す。71はステータヨ
ーク、72はステータコイル、73はロータヨーク、7
4はロータ磁石である。
コイルのトルク発生に関与する半径方向距離がとれない
ため、十分な効率が得られない。また、空心コイルを用
いるいわゆるスロットレス型であるため、コアつきのモ
ータに較べ、空隙磁束密度が上げにくく、効率を高くで
きない。また、アキシャルギャップ型モータの場合、ア
キシャル方向に磁気吸引力が働くため、軸受寿命を低下
させ、またアキシャル方向に振動が生じ易く、ディスク
の面振れを誘発してしまう。
では、磁気的吸引力が径方向に発生して、互いに打ち消
し合うため、軸受の負荷とはならず、寿命及びディスク
回転の安定化の点で好ましい。
ラジアルギャップ型のものであって且つ小型であること
が必要とされる。
線とをディスク回転軸線と平行に並べて配した構成とし
て小型化を実現し、ディスクファイル装置の小型かつ薄
型化を可能としたディスク回転用モータを提供すること
を目的とする。
ータ部と、該ステータ部に対して回転軸線を中心に回転
してディスクを一体回転させるロータ部とよりなり、上
記ロータ部は、底面側に環状凹部を有するハブを有し
て、該凹部内面の周方向に、多極着磁してあり、磁束を
実質上放射状に発生させる環状永久磁石を有し、上記ス
テータ部は、直線状の軸線に沿って、頭部と、円周方向
の長さが該頭部のそれより短い頸部とを有する複数の鉄
心片が、上記軸線を、上記回転軸線と平行とされて環状
に配された状態で、各鉄心片の頭部の部分を合成樹脂に
よって一体モールドされて、複数の鉄心片が環状に並ん
だ状態に固定され、上記各鉄心片の頭部が上記ハブの環
状凹部内に嵌入されて、該頭部の側面を上記環状磁石の
周側面に対向させて配された電機子鉄心と、その巻線軸
線を上記回転軸線と平行とされて、上記各鉄心片の頸部
に設けられた巻線と、前記各鉄心片の頸部を相互に連結
するステータヨークとよりなる構成としたものである。
いて、前記ステータヨークは、鉄製のシャーシベースを
兼用する構成としたものである。
対向する構成は、ラジアルギャップ型のモータを構成す
るように作用する。
をその軸線を回転軸線と平行として配した構成は、巻線
をその巻線軸線を上記回転軸線と平行とするように作用
する。
である構成は、巻線軸線が放射状である場合に比べて、
巻線が周方向並んで配設される円の径を小さくするよう
に作用する。
永久磁石及び電機子鉄心の頭部を収容するように作用す
る。複数の鉄心片を合成樹脂によって一体モールドした
構成は、例えばメタルインジェクションによって形成し
た鉄心片の利用を可能とするように作用する。
スを兼用する構成は、専用のステータヨークを不要とす
るように作用する。
実施例について、図1乃至図4を参照して説明する。
製のエンクロージャ21内に、1.8インチのディスク
22及びディスク回転用モータ23が組込まれた構成で
ある。
1aとカバー21bとからなり、外形寸法がICメモリ
カードと同一サイズ(54mm×85.6mm×5m
m)である。
固定された固定シャフト25に、一対の軸受26,27
により回転可能に支持されている。このハブ24に、デ
ィスク22の中心孔22aが嵌合して、固定してある。
部28が形成してある。この凹部28が、上記のモータ
23を収容するための環状空間29を形成している。
である。
に、ラジアルギャップ型のものであって、且つ外輪回転
型で、インナーロータ型である。
タ部31とよりなる。
を構成する。
に、周方向に8極又は12極等にラジアル着磁されてい
る。磁化の方向は、符号34で示すように半径方向であ
る。ハブ24が鉄製であるため、環状永久磁石33は、
ハブ24の環状凹部28の内側周面35に直接に固定し
てある。即ち、環状永久磁石33用のヨークはハブ内周
部で兼用してあり、この分、モータ23は小径となって
いる。
イル37と、ステータヨーク(鉄型のシャーシベース2
1a)とよりなる。
示すように9個の鉄心片38が、周方向等間隔で並んだ
状態に、合成樹脂製のリング部39によって固定された
構造であり、大略、筒形状である。
状の軸線40に沿って、頭部38aと、これより細い頸
部38bとを有し、全体の高さ寸法が2.3mmである
構成である。いくつかの鉄心片は、頸部38bの下端に
脚部38cを有する。鉄心片38は、例えばメタルイン
ジェクション等の精密焼結又はプレス成形、鋳造等によ
り製造され、ケイ素鉄製であり、鉄損が小さく抑えられ
ている。
ンクロージャ21のシャーシベース(ステータヨーク)
21aの凹部(図示せず)に嵌合させて、シャーシベー
ス21a上に固定してある。シャーシベース21aはカ
バー21bと同じ厚さ0.5mmの鉄板を絞り加工によ
り製作したもので、本発明のモータのステータヨークを
兼ねる。
8aが上記ハブ24の環状空間29内に嵌入しており、
頭部38aの内周側面38a-1が、環状永久磁石33の
外周面33aに、ラジアルギャップ41をおいて対向し
ている。
は、約30〜38度である。
32と平行となっている。
(B)に示すように、鉄心片38を金型(図示せず)内
にセットし、合成樹脂を射出するインサート成形により
製造される。
8が合成樹脂リング部39により一体化されており、十
分な強度を有しており、且つ、鉄心片38を1つずつシ
ャーシベースに取り付ける場合に比べて取り付けは容易
である。
頸部38bに巻回してある。
線43は、前記の軸線40と一致しており、上記回転軸
線32と平行である。
ブ24の環状凹部28の真下の部位であって、ハブ24
とシャーシベース21aとの間の空間44内に設けてあ
る。また、図1及び図2中、45はフレキシブルプリン
ト回路基板であり、シャーシベース21a上に固着して
ある。この回路基板45によって、巻線42間が接続さ
れている。
和しない範囲で断面積をできるだけ小さくしてある。こ
れにより、巻線42の一ターンの長さが短くなってお
り、この結果、巻線42の電気抵抗値が減り、その分モ
ータ23の駆動効率が上がっている。
め、整列巻き等を行うことにより、ターン数を上げるこ
とができる。また、プリントコイル等の通常の巻き線工
程以外の手法を適用することも可能である。
3及び電機子鉄心36は、軸受26,27の外輪の外径
より外側であって、ディスク72の中心孔(内径)22
aより内側に位置している。
以下に挙げる効果を有する。
行であるため、モータ23の径D2(12mmφ)を小
さくでき、1.8インチの小型ディスクの回転用とした
場合でも、図示のように、軸受26,27を同一面上に
並設することができる。
を構成する鉄心片38の頭部38aがハブ24の環状の
凹部28内の空間29内に納まっているため、上記と
併用してディスクファイル装置20の高さ寸法H1 を小
さくし得る(高さ寸法H1 は、具体的には、ICメモリ
カードの高さと同じであり、5mmである)。
21aがステータ部31のステータヨークを兼ねている
ため、ステータヨークを別途設けた構成に比べて、ディ
スクファイル装置20の高さ寸法H1 を小さくし得る。
成部分の変形例について説明する。
故、材料の使用量が少ないため、高価であるパーメンジ
ュール製とすることも可能である。パーメンジュールは
飽和磁束密度が大であるため、他の材料に比べて断面積
を小さくして巻線42のターン数を増やすことが出来
る。
り、メタルインジェクションモールドによって製造した
ものである。
向上中央部が両端側の部分に比べて肉厚としてある。
よって、巻線を、図5の鉄心片38に巻いた巻線42に
比べて、ターン数を多くして且つ抵抗値を小さくするこ
とが可能となる。
8に示す、極異方性着磁した環状永久磁石33Aを使用
してもよい。この場合には、ハブ24がアルミニウム等
の非磁性であっても、ヨークを介さずに、ハブに直接固
定しうる。
帯をプレス、ワイヤカット若しくはエッチング等により
加工して、図9(A)に示すように、9個の鉄心片38
がブリッジ部50により帯部51につながった鉄心片帯
52を得、これを、同図(B)に示すように、円筒状に
成形し、この状態で金型内にセットし、インサートモー
ルドし、こののちにブリッジ部50を切断することによ
っても製造し得る。
は、前記のように、鉄心片38を金型内に個々にセット
する方法に比べて、簡単に、且つ精度良く製造される。
によっても製造しうる。
の焼結によって、同図(A)に示すように、複数の鉄心
片38がブリッジ部55で連結されて周方向に並んだ筒
状の電機子鉄心本体56を製造する。
ートモールドし、同図(B)に示すように合成樹脂製の
リング部39を形成する。
ジ部55を切削して除去する。
に比べて更に簡単に且つ精度良く製造しうる。
っても製造しうる。
心片38が連続して形成されているテープ状薄板60を
湾曲させて、同図(B)に示す円筒体61を形成する。
61を複数個同心円状に組合わせ、接着剤で接着して、
電機子鉄心36Aが製造される。
が接着剤により絶縁されており、渦電流損失が小さい。
長さは、薄板の厚さに対応する分長さを変えてあり、各
円筒体61は丁度嵌合し合う。
て、シャーシベース31a上に直接パターニングしたメ
タルベース基板構造とすることもできる。
子鉄心36が固定される専用のステータヨークを設けて
もよい。
回転用モータ23Aについて、図12を参照して説明す
る。
分には同一符号を付す。
は逆に、電機子鉄心36を内周側に、環状永久磁石33
を外周側に設けた構成であり、ラジアルギャップ型であ
って、外輪回転型であって、アウタロータ型である。
ルギャップ41を介して環状永久磁石33の内周側面3
3bに対向している。
軸受26,27の外輪の外径より外側であって、ディス
ク22の中心孔22aより内側に位置している。
回転用モータ23Bについて、図13を参照して説明す
る。
分には同一符号を付す。
であって、内輪回転型であって、アウタロータ型であ
る。
と一体の筒部21a-1内に固定してある。
し、この中心軸24A-1が軸受26,27に嵌合固定し
てある。
3Aと同じ構成である。
よれば、ロータ部は、周方向に多極着磁してあり、磁束
を実質上放射状に発生させる環状永久磁石を有する構成
であり、また、ステータ部は、直線状の軸線に沿って、
頭部と、円周方向の長さが該頭部のそれより短い頸部と
を有する複数の鉄心片が、上記軸線を、上記回転軸線と
平行とされて環状に配されており、各鉄心片の頭部の側
面を上記環状磁石の周側面に対向させて配された電機子
鉄心と、巻線軸線を回転軸線と平行とされて、各鉄心片
の頸部に設けられた巻線と、各鉄心片の頸部を相互に連
結するステータヨークとよりなる構成であるため、ラジ
アルギャップ型とし得、且つ、径方向の小型化を図るこ
とが出来る。また、ロータ部は、底面側に環状凹部を有
するハブを有して、この凹部内面に、周方向に多極着磁
してあり磁束を実質上放射状に発生させる環状永久磁石
を有し、且つ、凹部内に鉄心片の頭部が嵌入されている
ため、ディスク回転用モータの薄型化を図ることが出
来、これによってディスクファイル装置の薄型化を図る
ことが出来る。また、電機子鉄心は、複数の鉄心片を合
成樹脂によって一体モールドされて複数の鉄心片が環状
に並んだ状態に固定された構成であるため、電機子鉄心
の強度及び精度の向上を図ることが出来、また、例えば
メタルインジェクションによって形成した鉄心片を利用
することが出来る。
とエンクロージャのシャーシベースとを兼用するため、
ディスクファイル装置の高さ寸法を小さくして薄型化を
図ることができる。
タの斜視図である。
スクファイル装置の縦断面図である。
る。
る。
ータを示す図である。
ータを示す図である。
である。
る。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ステータ部と、該ステータ部に対して回
転軸線を中心に回転してディスクを一体回転させるロー
タ部とよりなり、 上記ロータ部は、底面側に環状凹部を有するハブを有し
て、該凹部内面に、周方向に多極着磁してあり、磁束を
実質上放射状に発生させる環状永久磁石を有し、 上記ステータ部は、 直線状の軸線に沿って、頭部と、円周方向の長さが該頭
部のそれより短い頸部とを有する複数の鉄心片が、上記
軸線を、上記回転軸線と平行とされて環状に配された状
態で、各鉄心片の頭部の部分を合成樹脂によって一体モ
ールドされて、複数の鉄心片が環状に並んだ状態に固定
され、上記各鉄心片の頭部が上記ハブの環状凹部内に嵌
入されて、該頭部の側面を上記環状磁石の周側面に対向
させて配された電機子鉄心と、 その巻線軸線を上記回転軸線と平行とされて、上記各鉄
心片の頸部に設けられた巻線と、 前記各鉄心片の頸部を相互に連結するステータヨークと
よりなる構成としたことを特徴とするディスク回転用モ
ータ。 - 【請求項2】 前記ステータヨークは、鉄製のシャーシ
ベースを兼用する構成としたことを特徴とする請求項1
記載のディスク回転用モータ。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22037992A Expired - Fee Related JP3358667B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | ディスク回転用モータ |
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JP5007828B2 (ja) * | 2008-04-11 | 2012-08-22 | 日本精工株式会社 | トルクセンサ及びその製造方法 |
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JP7024207B2 (ja) * | 2017-04-28 | 2022-02-24 | 株式会社ニコン | エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置 |
JP7293627B2 (ja) * | 2018-12-05 | 2023-06-20 | 株式会社デンソー | 回転電機及び回転電機の製造方法 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP22037992A patent/JP3358667B2/ja not_active Expired - Fee Related
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