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JP3358667B2 - ディスク回転用モータ - Google Patents

ディスク回転用モータ

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Publication number
JP3358667B2
JP3358667B2 JP22037992A JP22037992A JP3358667B2 JP 3358667 B2 JP3358667 B2 JP 3358667B2 JP 22037992 A JP22037992 A JP 22037992A JP 22037992 A JP22037992 A JP 22037992A JP 3358667 B2 JP3358667 B2 JP 3358667B2
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Japan
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disk
annular
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axis
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JP22037992A
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JPH0668592A (ja
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朋良 山田
義文 溝下
敬治 有賀
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクファイル装置に
組込まれるディスク回転用モータに関する。
【0002】現在、ディスクは径が3.5 インチのものが
主であるけれども、将来的には、ディスクの径を2.5 イ
ンチ、更には1.8 インチと小さくして、ディスクファイ
ル装置を小型かつ薄型にする傾向にある。
【0003】ディスクのサイズが小さくなると、ディス
クの中心孔径も小さくなり(1.8 インチディスクでは、
中心孔径は12mm)、ブラシレスモータを用いたディス
ク回転用モータは小型化が要求される。
【0004】
【従来の技術】図14及び図15は従来のディスク回転
用モータ1の1例を示す。
【0005】2はハブであり、固定シャフト軸3に対し
て軸受4,5により支持されている。ハブ2には、ディ
スク6が固定してある。7はディスク回転軸線である。
【0006】ディスク回転用モータ1は、ハブ2の内側
であって且つ軸受4,5の間の空間に組込まれている。
【0007】8は電機子鉄心であり、固定シャフト軸3
に固定してある。
【0008】9は巻線であり、その巻線軸線10は、固
定シャフト軸3に直交する方向である。 11は環状永
久磁石であり、周方向に多数着磁してあり、ハブ2の内
周に固定してある。
【0009】電機子鉄心8の頭部8aと環状永久磁石1
1とが、径方向上対向している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のモー
タ1は、ステータ部を構成する電機子鉄心8の頭部8a
と巻線9とがモータ1の径方向に並んでいるため、モー
タ1の径方向上に、頭部8aを配置するための環状の頭
部配置用スペース15と、巻線9を配置するための環状
の巻線配置用スペース16と、更には電機子鉄心8の基
部(ステータヨーク)8bを配置するための環状の基部
配置用スペース17とが並んで必要とされている。
【0011】このため、モータ1は径D1 が大となって
しまい、ディスクの小型化に対応することが困難であ
り、実際、1.8インチ等の小型ディスクの回転用モー
タとした場合、図14に示すように軸受4,5を上下方
向に設置しなければならず、そのため高さ寸法が大きく
なって、ディスクファイル装置の薄型化が図れないとい
う問題があった。
【0012】なお、ディスクが小型化した場合に、ディ
スク回転用モータ1Aを、図14中二点鎖線で示すよう
に、ディスクファイル装置のシャーシベースの下面側に
配することも考えられる。しかし、この場合も、ディス
クファイル装置の高さ寸法が増えてしまい、ディスクフ
ァイル装置の薄型化が図れない。
【0013】図16は従来の別の例であるアキシャルギ
ャップ型フラットモータ70を示す。71はステータヨ
ーク、72はステータコイル、73はロータヨーク、7
4はロータ磁石である。
【0014】このモータ70は、限られた許容空間では
コイルのトルク発生に関与する半径方向距離がとれない
ため、十分な効率が得られない。また、空心コイルを用
いるいわゆるスロットレス型であるため、コアつきのモ
ータに較べ、空隙磁束密度が上げにくく、効率を高くで
きない。また、アキシャルギャップ型モータの場合、ア
キシャル方向に磁気吸引力が働くため、軸受寿命を低下
させ、またアキシャル方向に振動が生じ易く、ディスク
の面振れを誘発してしまう。
【0015】これに対してラジアルギャップ型のモータ
では、磁気的吸引力が径方向に発生して、互いに打ち消
し合うため、軸受の負荷とはならず、寿命及びディスク
回転の安定化の点で好ましい。
【0016】従って、ディスク回転用モータとしては、
ラジアルギャップ型のものであって且つ小型であること
が必要とされる。
【0017】そこで、本発明は、電機子鉄心の頭部と巻
線とをディスク回転軸線と平行に並べて配した構成とし
て小型化を実現し、ディスクファイル装置の小型かつ薄
型化を可能としたディスク回転用モータを提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ステ
ータ部と、該ステータ部に対して回転軸線を中心に回転
してディスクを一体回転させるロータ部とよりなり、上
記ロータ部は、底面側に環状凹部を有するハブを有し
て、該凹部内面の周方向に、多極着磁してあり、磁束を
実質上放射状に発生させる環状永久磁石を有し、上記ス
テータ部は、直線状の軸線に沿って、頭部と、円周方向
の長さが該頭部のそれより短い頸部とを有する複数の鉄
心片が、上記軸線を、上記回転軸線と平行とされて環状
に配された状態で、各鉄心片の頭部の部分を合成樹脂に
よって一体モールドされて、複数の鉄心片が環状に並ん
だ状態に固定され、上記各鉄心片の頭部が上記ハブの環
状凹部内に嵌入されて、該頭部の側面を上記環状磁石の
周側面に対向させて配された電機子鉄心と、その巻線軸
線を上記回転軸線と平行とされて、上記各鉄心片の頸部
に設けられた巻線と、前記各鉄心片の頸部を相互に連結
するステータヨークとよりなる構成としたものである。
【0019】
【0020】請求項2の発明は、請求項1のモータにお
いて、前記ステータヨークは、鉄製のシャーシベースを
兼用する構成としたものである。
【0021】
【0022】
【作用】請求項1の頭部の周側面が環状磁石の周側面に
対向する構成は、ラジアルギャップ型のモータを構成す
るように作用する。
【0023】鉄心部の軸線が直線状であり、この鉄心部
をその軸線を回転軸線と平行として配した構成は、巻線
をその巻線軸線を上記回転軸線と平行とするように作用
する。
【0024】巻線がその巻線軸線が上記回転軸線と平行
である構成は、巻線軸線が放射状である場合に比べて、
巻線が周方向並んで配設される円の径を小さくするよう
に作用する。
【0025】請求項1のハブの底面の環状凹部は、環状
永久磁石及び電機子鉄心の頭部を収容するように作用す
る。複数の鉄心片を合成樹脂によって一体モールドした
構成は、例えばメタルインジェクションによって形成し
た鉄心片の利用を可能とするように作用する。
【0026】
【0027】
【0028】請求項のステータヨークがシャーシベー
スを兼用する構成は、専用のステータヨークを不要とす
るように作用する。
【0029】
【実施例】まず、本発明のディスク回転用モータの第1
実施例について、図1乃至図4を参照して説明する。
【0030】図2中、ディスクファイル装置20は、鉄
製のエンクロージャ21内に、1.8インチのディスク
22及びディスク回転用モータ23が組込まれた構成で
ある。
【0031】エンクロージャ21は、シャーシベース2
1aとカバー21bとからなり、外形寸法がICメモリ
カードと同一サイズ(54mm×85.6mm×5m
m)である。
【0032】24はハブであり、エンクロージャ21に
固定された固定シャフト25に、一対の軸受26,27
により回転可能に支持されている。このハブ24に、デ
ィスク22の中心孔22aが嵌合して、固定してある。
【0033】また、ハブ24には、下面側に、環状の凹
部28が形成してある。この凹部28が、上記のモータ
23を収容するための環状空間29を形成している。
【0034】ハブ24は、軟磁性材料の一つである鉄製
である。
【0035】上記のモータ23は、以下に説明するよう
に、ラジアルギャップ型のものであって、且つ外輪回転
型で、インナーロータ型である。
【0036】このモータ23は、ロータ部30とステー
タ部31とよりなる。
【0037】32はロータ部30の回転軸線である。
【0038】33は環状永久磁石であり、ロータ部30
を構成する。
【0039】この環状永久磁石33は、図3に示すよう
に、周方向に8極又は12極等にラジアル着磁されてい
る。磁化の方向は、符号34で示すように半径方向であ
る。ハブ24が鉄製であるため、環状永久磁石33は、
ハブ24の環状凹部28の内側周面35に直接に固定し
てある。即ち、環状永久磁石33用のヨークはハブ内周
部で兼用してあり、この分、モータ23は小径となって
いる。
【0040】ステータ部31は、電機子鉄心36と、コ
イル37と、ステータヨーク(鉄型のシャーシベース2
1a)とよりなる。
【0041】電機子鉄心36は、図4(A),(B)に
示すように9個の鉄心片38が、周方向等間隔で並んだ
状態に、合成樹脂製のリング部39によって固定された
構造であり、大略、筒形状である。
【0042】各鉄心片38は、図5に示すように、直線
状の軸線40に沿って、頭部38aと、これより細い頸
部38bとを有し、全体の高さ寸法が2.3mmである
構成である。いくつかの鉄心片は、頸部38bの下端に
脚部38cを有する。鉄心片38は、例えばメタルイン
ジェクション等の精密焼結又はプレス成形、鋳造等によ
り製造され、ケイ素鉄製であり、鉄損が小さく抑えられ
ている。
【0043】電機子鉄心36は、上記の脚部38cをエ
ンクロージャ21のシャーシベース(ステータヨーク)
21aの凹部(図示せず)に嵌合させて、シャーシベー
ス21a上に固定してある。シャーシベース21aはカ
バー21bと同じ厚さ0.5mmの鉄板を絞り加工によ
り製作したもので、本発明のモータのステータヨークを
兼ねる。
【0044】図2に示すように、各鉄心片38の頭部3
8aが上記ハブ24の環状空間29内に嵌入しており、
頭部38aの内周側面38a-1が、環状永久磁石33の
外周面33aに、ラジアルギャップ41をおいて対向し
ている。
【0045】図4に示すように、頭部38aの開き角θ
は、約30〜38度である。
【0046】上記各鉄心片38の軸線40は、回転軸線
32と平行となっている。
【0047】上記の電機子鉄心36は、図6(A),
(B)に示すように、鉄心片38を金型(図示せず)内
にセットし、合成樹脂を射出するインサート成形により
製造される。
【0048】なお、電機子鉄心36は、9個の鉄心片3
8が合成樹脂リング部39により一体化されており、十
分な強度を有しており、且つ、鉄心片38を1つずつシ
ャーシベースに取り付ける場合に比べて取り付けは容易
である。
【0049】図1及び図2中、42は巻線であり、上記
頸部38bに巻回してある。
【0050】43は巻線42の軸線である。この巻線軸
線43は、前記の軸線40と一致しており、上記回転軸
線32と平行である。
【0051】また、巻線42は、図2に示すように、ハ
ブ24の環状凹部28の真下の部位であって、ハブ24
とシャーシベース21aとの間の空間44内に設けてあ
る。また、図1及び図2中、45はフレキシブルプリン
ト回路基板であり、シャーシベース21a上に固着して
ある。この回路基板45によって、巻線42間が接続さ
れている。
【0052】上記鉄心片38の頸部38bは、磁束が飽
和しない範囲で断面積をできるだけ小さくしてある。こ
れにより、巻線42の一ターンの長さが短くなってお
り、この結果、巻線42の電気抵抗値が減り、その分モ
ータ23の駆動効率が上がっている。
【0053】また、巻線を鉄心に直接巻く必要がないた
め、整列巻き等を行うことにより、ターン数を上げるこ
とができる。また、プリントコイル等の通常の巻き線工
程以外の手法を適用することも可能である。
【0054】また、図2に示すように、環状永久磁石3
3及び電機子鉄心36は、軸受26,27の外輪の外径
より外側であって、ディスク72の中心孔(内径)22
aより内側に位置している。
【0055】上記構成のディスク回転用モータ23は、
以下に挙げる効果を有する。
【0056】 軸線40及び43が回転軸線32と平
行であるため、モータ23の径D2(12mmφ)を小
さくでき、1.8インチの小型ディスクの回転用とした
場合でも、図示のように、軸受26,27を同一面上に
並設することができる。
【0057】 環状永久磁石33及び電機子鉄心36
を構成する鉄心片38の頭部38aがハブ24の環状の
凹部28内の空間29内に納まっているため、上記と
併用してディスクファイル装置20の高さ寸法H1 を小
さくし得る(高さ寸法H1 は、具体的には、ICメモリ
カードの高さと同じであり、5mmである)。
【0058】 エンクロージャ21のシャーシベース
21aがステータ部31のステータヨークを兼ねている
ため、ステータヨークを別途設けた構成に比べて、ディ
スクファイル装置20の高さ寸法H1 を小さくし得る。
【0059】次に、上記ディスク回転用モータ23の構
成部分の変形例について説明する。
【0060】 上記鉄心片38は小さいものである
故、材料の使用量が少ないため、高価であるパーメンジ
ュール製とすることも可能である。パーメンジュールは
飽和磁束密度が大であるため、他の材料に比べて断面積
を小さくして巻線42のターン数を増やすことが出来
る。
【0061】 図7は図5の鉄心片38の変形例であ
り、メタルインジェクションモールドによって製造した
ものである。
【0062】この鉄心片38Aの頭部38Aaは、幅方
向上中央部が両端側の部分に比べて肉厚としてある。
【0063】頸部38Abは、円柱形状である。これに
よって、巻線を、図5の鉄心片38に巻いた巻線42に
比べて、ターン数を多くして且つ抵抗値を小さくするこ
とが可能となる。
【0064】 図3の環状永久磁石33に代えて、図
8に示す、極異方性着磁した環状永久磁石33Aを使用
してもよい。この場合には、ハブ24がアルミニウム等
の非磁性であっても、ヨークを介さずに、ハブに直接固
定しうる。
【0065】 上記の電機子鉄心36は、軟磁性の鋼
帯をプレス、ワイヤカット若しくはエッチング等により
加工して、図9(A)に示すように、9個の鉄心片38
がブリッジ部50により帯部51につながった鉄心片帯
52を得、これを、同図(B)に示すように、円筒状に
成形し、この状態で金型内にセットし、インサートモー
ルドし、こののちにブリッジ部50を切断することによ
っても製造し得る。
【0066】この製造方法によれば、電機子鉄心36
は、前記のように、鉄心片38を金型内に個々にセット
する方法に比べて、簡単に、且つ精度良く製造される。
【0067】 電機子鉄心36は、図10に示す方法
によっても製造しうる。
【0068】まず、メタルインジェクションモールド等
の焼結によって、同図(A)に示すように、複数の鉄心
片38がブリッジ部55で連結されて周方向に並んだ筒
状の電機子鉄心本体56を製造する。
【0069】この本体56を金型にセットして、インサ
ートモールドし、同図(B)に示すように合成樹脂製の
リング部39を形成する。
【0070】最後に、同図(C)に示すように、ブリッ
ジ部55を切削して除去する。
【0071】この製造方法によれば、上記の製造方法
に比べて更に簡単に且つ精度良く製造しうる。
【0072】 電機子鉄心は、図11に示す方法によ
っても製造しうる。
【0073】まず、同図(A)に示すように、9個の鉄
心片38が連続して形成されているテープ状薄板60を
湾曲させて、同図(B)に示す円筒体61を形成する。
【0074】次いで、同図(C)に示すように、円筒体
61を複数個同心円状に組合わせ、接着剤で接着して、
電機子鉄心36Aが製造される。
【0075】この電機子鉄心36Aは、各円筒体6の間
が接着剤により絶縁されており、渦電流損失が小さい。
【0076】また、各円筒体61を形成する薄板60の
長さは、薄板の厚さに対応する分長さを変えてあり、各
円筒体61は丁度嵌合し合う。
【0077】 フレキシブルプリント基板45に代え
て、シャーシベース31a上に直接パターニングしたメ
タルベース基板構造とすることもできる。
【0078】 シャーシベース31aに代えて、電機
子鉄心36が固定される専用のステータヨークを設けて
もよい。
【0079】次に、本発明の第2実施例になるディスク
回転用モータ23Aについて、図12を参照して説明す
る。
【0080】同図中、図2に示す構成部分と対応する部
分には同一符号を付す。
【0081】このモータ23Aは、前記のモータ23と
は逆に、電機子鉄心36を内周側に、環状永久磁石33
を外周側に設けた構成であり、ラジアルギャップ型であ
って、外輪回転型であって、アウタロータ型である。
【0082】頭部38aの外周側面38a−1がラジア
ルギャップ41を介して環状永久磁石33の内周側面3
3bに対向している。
【0083】電機子鉄心36及び環状永久磁石33は、
軸受26,27の外輪の外径より外側であって、ディス
ク22の中心孔22aより内側に位置している。
【0084】次に、本発明の第3実施例になるディスク
回転用モータ23Bについて、図13を参照して説明す
る。
【0085】同図中、図2に示す構成部分と対応する部
分には同一符号を付す。
【0086】このモータ23Bは、ラジアルギャップ型
であって、内輪回転型であって、アウタロータ型であ
る。
【0087】軸受26,27は、シャーシベース21a
と一体の筒部21a-1内に固定してある。
【0088】ハブ24Aは、中心に回転軸24A-1を有
し、この中心軸24A-1が軸受26,27に嵌合固定し
てある。
【0089】モータ23Bは、実質上、上記のモータ2
3Aと同じ構成である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ロータ部は、周方向に多極着磁してあり、磁束
を実質上放射状に発生させる環状永久磁石を有する構成
であり、また、ステータ部は、直線状の軸線に沿って、
頭部と、円周方向の長さが該頭部のそれより短い頸部と
を有する複数の鉄心片が、上記軸線を、上記回転軸線と
平行とされて環状に配されており、各鉄心片の頭部の側
面を上記環状磁石の周側面に対向させて配された電機子
鉄心と、巻線軸線を回転軸線と平行とされて、各鉄心片
の頸部に設けられた巻線と、各鉄心片の頸部を相互に連
結するステータヨークとよりなる構成であるため、ラジ
アルギャップ型とし得、且つ、径方向の小型化を図るこ
とが出来る。また、ロータ部は、底面側に環状凹部を有
するハブを有して、この凹部内面に、周方向に多極着磁
してあり磁束を実質上放射状に発生させる環状永久磁石
を有し、且つ、凹部内に鉄心片の頭部が嵌入されている
ため、ディスク回転用モータの薄型化を図ることが出
来、これによってディスクファイル装置の薄型化を図る
ことが出来る。また、電機子鉄心は、複数の鉄心片を合
成樹脂によって一体モールドされて複数の鉄心片が環状
に並んだ状態に固定された構成であるため、電機子鉄心
の強度及び精度の向上を図ることが出来、また、例えば
メタルインジェクションによって形成した鉄心片を利用
することが出来る。
【0091】
【0092】
【0093】
【0094】請求項3の発明によれば、ステータヨーク
とエンクロージャのシャーシベースとを兼用するため、
ディスクファイル装置の高さ寸法を小さくして薄型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例になるディスク回転用モー
タの斜視図である。
【図2】図1のディスク回転用モータが組込まれたディ
スクファイル装置の縦断面図である。
【図3】図1中の環状永久磁石を示す斜視図である。
【図4】図1中の電機子鉄心を示す図である。
【図5】一の鉄心片を示す図である。
【図6】電機子鉄心製造を説明する図である。
【図7】鉄心片の変形例を示す図である。
【図8】環状永久磁石の変形例を示す図である。
【図9】電機子鉄心の第2の製造方法を示す図である。
【図10】電機子鉄心の第3の製造方法を示す図であ
る。
【図11】電機子鉄心の第4の製造方法を示す図であ
る。
【図12】本発明の第2実施例になるディスク回転用モ
ータを示す図である。
【図13】本発明の第3実施例になるディスク回転用モ
ータを示す図である。
【図14】従来のディスク回転用モータの1例を示す図
である。
【図15】図14のディスク回転用モータの平面図であ
る。
【図16】従来のディスク回転用モータの別の例を示す
図である。
【符号の説明】
20 ディスクファイル装置 21 エンクロージャ 21a シャーシベース(ステータヨーク) 21b カバー 22 ディスク 23,23A,23B ディスク回転用モータ 24,24A ハブ 24A−1 回転軸 25 固定シャフト 26,27 軸受 28 環状の凹部 29 環状空間 30 ロータ部 31 ステータ部 32 回転軸線 33,33A 環状永久磁石 33a 外周側面 33b 内周側面 34 着磁方向 35 内側周面 36 電機子鉄心 37 コイル 38 鉄心片(鉄心部) 38a 頭部 38a-1 内周側面 38a−2 外周側面 38b 頸部 38c 脚部 39 合成樹脂製のリング部 40 直線状軸線 41 ラジアルギャップ 42 巻線 43 巻線軸線 44 空間 45 フレキシブルプリント回路基板 50,55 ブリッジ部 51 帯部 52 鉄心片帯 56 電機子鉄心本体 60 テープ状薄板 61 円筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有賀 敬治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−189957(JP,A) 特開 昭54−64212(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ部と、該ステータ部に対して回
    転軸線を中心に回転してディスクを一体回転させるロー
    タ部とよりなり、 上記ロータ部は、底面側に環状凹部を有するハブを有し
    て、該凹部内面に、周方向に多極着磁してあり、磁束を
    実質上放射状に発生させる環状永久磁石を有し、 上記ステータ部は、 直線状の軸線に沿って、頭部と、円周方向の長さが該頭
    部のそれより短い頸部とを有する複数の鉄心片が、上記
    軸線を、上記回転軸線と平行とされて環状に配された状
    態で、各鉄心片の頭部の部分を合成樹脂によって一体モ
    ールドされて、複数の鉄心片が環状に並んだ状態に固定
    され、上記各鉄心片の頭部が上記ハブの環状凹部内に嵌
    入されて、該頭部の側面を上記環状磁石の周側面に対向
    させて配された電機子鉄心と、 その巻線軸線を上記回転軸線と平行とされて、上記各鉄
    の頸部に設けられた巻線と、 前記各鉄心片の頸部を相互に連結するステータヨークと
    よりなる構成としたことを特徴とするディスク回転用モ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記ステータヨークは、鉄製のシャーシ
    ベースを兼用する構成としたことを特徴とする請求項1
    記載のディスク回転用モータ。
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