JP3351735B2 - 水洗い可能な集塵装置および空気処理方法 - Google Patents
水洗い可能な集塵装置および空気処理方法Info
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Description
遊粉塵を除去する装置および方法に関する。本発明は、
特に、水蒸気と粉塵の発生する雰囲気の空気を処理する
に適した集塵装置および空気処理方法、並びに、構成要
素の主要部若しくは全部を水洗いすることの可能な集塵
装置に関する。
喘息やじん肺のような呼吸器系疾患を防止するため、粉
塵の浮遊する空気をそこから排除すると共に、被処理空
気を浄化することが好ましい。一般的には、粉塵の除去
ないし空気の浄化は、浮遊粉塵を含んだ空気を排風ファ
ンによって吸引し、フィルターを通過させて空気を濾過
することにより行われている。
し、通気抵抗が増大する。そこで、定期的に逆方向から
圧縮空気を噴射することにより、フィルターに堆積した
粉塵を吹き飛ばし、フィルターを清掃する。この操作は
逆流洗浄(逆洗)と呼ばれている。また、使用につれて
排風ファンに粉塵が堆積した場合には、必要に応じて排
風ファンを分解し、清掃しなければならない。
気浄化処理を行うためには、被処理空気および粉塵が或
る程度乾燥していることが必要である。何故ならば、粉
体の取り扱いにとって湿気の存在は禁句であるからであ
る。しかしながら、或る種の産業界では、粉塵と水蒸気
を同時に含んだ空気、特に、潮解性又は粘着性物質の粉
塵と水蒸気とを含んだ被処理空気を処理しなければなら
ない場合がある。
紅茶のような飲料やスープのような食品を製造する場合
には、処理タンクに水を入れてスチームなどで加熱し、
砂糖や食塩のような調味料やチーズのような食材や食品
添加物などの材料を処理タンクに投入し、撹拌混合す
る。調味料や食品添加物などの材料は粉体であることが
多く、計量された材料が予め紙袋に入れてある。作業員
は図1に示したように紙袋を持ち上げ、処理タンクの上
部に設けたホッパーの材料投入口を介して材料を投入す
る。その際、ホッパーの材料投入口からは、図示したよ
うに材料の粉塵と水蒸気が逸出する。
技術は、このような水蒸気と砂糖や食塩や食品添加物な
どの粉塵を含んだ被処理空気を処理するのに適していな
い。
気によって砂糖や食塩などが潮解したりチーズなどが膨
潤又は軟化することによりフィルターには材料がベット
リと付着するが、このように潮解性又は粘着性の物質が
付着したフィルターには、圧縮空気による逆洗が全く効
かないからである。このため、フィルターはベットリと
付いた砂糖などで直ちに詰まり、使用出来なくなる。
の電気系があるので、付着した砂糖などを水洗いによっ
て除去することが出来ない。このため、排風ファンの清
掃が著しく困難であり、排風ファンも短時間で役に立た
なくなる。
型の集塵装置が装備してあったとしても、実際にはその
集塵装置を稼働させていないのが実状である。このた
め、呼吸器系疾患が発生するおそれがあり、改善の要請
がある。
被処理空気を処理するに適した集塵装置および空気処理
方法を提供することにある。本発明の他の目的は、構成
要素の主要部若しくは全部を水洗いすることが可能で、
保守の容易な集塵装置を提供することにある。本発明の
他の目的は、フィルターの逆洗を保障しながら水蒸気と
潮解性又は粘着性物質の粉塵とを含んだ被処理空気を処
理することの可能な集塵装置を提供することにある。本
発明の他の目的は、飲料や食品の製造工場において浮遊
粉塵を含んだ被処理空気を浄化処理するに適した集塵装
置および空気処理方法を提供することにある。本発明の
他の目的は、飲料や食品の製造工場において発生した粉
塵を効果的に除去することの可能な集塵装置および空気
処理方法を提供することにある。
は、本発明は水洗い可能な集塵装置を提供するもので、
この集塵装置は、上部開口を備えた環状のサイクロン集
塵室と前記サイクロン集塵室に接線方向に開口する空気
入口を装置本体に形成し、サイクロン集塵室の上部開口
を蓋によって開放可能に閉鎖し、サイクロン集塵室の下
流に濾過室を形成して、前記濾過室に配置した耐水性濾
過エレメントにより前記濾過室を上流側の第1室と下流
側の第2室とに分離し、前記第2室をエジェクター(ジ
ェットポンプ)に接続して被処理空気を空気入口からサ
イクロン集塵室へと負圧吸引させるようにしたことを特
徴とするものである。
を同伴した被処理空気を空気入口からサイクロン集塵室
へと負圧吸引させると、空気中の水蒸気は膨張と冷却に
より凝縮し、生成した凝縮水は遠心力の作用によりサイ
クロン集塵室の内壁に付着する。同時に、被処理空気中
の浮遊粉塵も遠心力の作用によりサイクロン集塵室の内
壁に衝突し、凝縮水によって効果的に捕集される。
ン集塵室の蓋を開けてサイクロン集塵室の内壁を水、好
ましくはぬるま湯、より好ましくは熱湯で水洗いすれ
ば、付着していた砂糖などは容易に水に溶け、或いは洗
い落とされる。濾過エレメントも水洗いすることができ
る。
形成することができるので、水洗いが可能である。同様
に、圧縮空気で作動するエジェクターは電気部品や可動
部がないので、水洗いが可能である。また、濾過エレメ
ントも耐水性エレメントが使用してあるので、水洗いす
ることができる。従って、本発明の集塵装置は使用に伴
い粉塵が蓄積したときには必要に応じ何時でも水洗いす
ることができ、極めて簡単に保守することができる。
に設けてあり、被処理空気はサイクロン集塵室で処理さ
れた上で濾過エレメントに送られるので、濾過エレメン
トの負荷が軽減され、濾過エレメントが目詰まりしにく
い。従って、本発明の集塵装置は例えば1日のような充
分に長い時間にわたって連続運転することができる。
ぼ円筒形に形成し、サイクロン集塵室のほぼ中央に配置
する。このようにすれば、集塵装置を小型かつコンパク
トにすることができる。
集塵室と濾過室とは下部で連通する円筒形の隔壁(もぐ
り堰)で仕切られている。サイクロン集塵室と濾過室の
底部には所定レベルまで水のような液体を入れておくこ
とができる。このようにスクラバーのような構造にすれ
ば、被処理空気がサイクロン集塵室から濾過室へと通過
する際には被処理空気は強制的に液体に接触せられ、粉
塵は液体に捕集されるので、集塵装置の粉塵捕集性能が
向上する。
メントに周期的に圧縮空気パルスを噴射する逆流洗浄手
段を設ける。前述したように、被処理空気は先ずサイク
ロン集塵室で処理され、粘着性の粉塵は予め除去される
ので、濾過エレメントが目詰まりしにくい。従って、濾
過エレメントを所定周期で逆洗すれば、集塵装置を長時
間にわたって連続運転することができ、水洗いの回数を
最小限にすることができる。
段は空気力式制御回路により制御される。空気力式制御
回路は電気配線や電気部品がないので、集塵装置を水洗
いしても支障を来すことがない。
ントを備え、逆流洗浄手段は複数の濾過エレメントを交
互に逆流洗浄するようになっている。
蒸気と粉塵の発生する雰囲気の空気を処理する方法を提
供するものである。本発明の最も簡素な実施態様におい
ては、この方法は、水蒸気と粉塵を同伴した前記雰囲気
の空気をサイクロン集塵機に導き、サイクロン集塵機の
出口に負圧を作用させて水蒸気と粉塵を同伴した空気を
サイクロン集塵機に通過させることにより、水蒸気の凝
縮により生成した凝縮水を浮遊粉塵と共に遠心力の作用
によりサイクロン集塵機の内壁に付着させて粉塵を捕集
し、適当な時期にサイクロン集塵機の内壁を水洗いする
ことによりサイクロン集塵機の内壁に付着した粉塵を洗
い落とすことを特徴とする。
空気を負圧の作用によりサイクロン集塵室内に吸引さ
せ、被処理空気の膨張と自然冷却により空気中の水蒸気
を凝縮させ、生成した凝縮水を利用して浮遊粉塵が捕集
される。前述したように、従来技術においては粉体の取
り扱いにとって湿分の存在は禁句であったが、本発明
は、従来技術の常識に反し、空気中の水蒸気を利用する
ことにより粉塵の捕集を行うものである。本発明の方法
によれば、被処理空気中に多量の湿分が含まれていても
粉塵を効果的に捕集することができ、むしろ、湿分が多
ければ多い程捕集効率が向上する。また、使用後にサイ
クロン集塵室を水洗いすれば、その内壁に捕集された凝
縮水と粉塵は容易に洗い落とすことができ、極めて簡単
に保守を行うことができる。
実質的に密閉された処理タンクの上部に設けた材料投入
口を介して処理タンク内の加熱された液体にばら状固形
材料を投入しながら混合物を調製する際の空気処理方法
を提供するもので、この方法は、液体レベルよりも上に
おいて処理タンクに排気ポート(換気ポート)を設け、
前記排気ポートをサイクロン集塵機の空気入口に接続
し、サイクロン集塵機の出口に負圧を作用させることに
より、材料投入口を介して処理タンク内に空気を吸引さ
せると共に、水蒸気と投入材料の粉塵とを同伴する空気
を処理タンクからサイクロン集塵機に導いて、水蒸気の
凝縮により生成した凝縮水を浮遊粉塵と共に遠心力の作
用によりサイクロン集塵機の内壁に付着させて粉塵を捕
集し、適当な時期にサイクロン集塵機の内壁を水洗いす
ることにより内壁に付着した粉塵を洗い落とすことを特
徴とする。
別に排気ポートを設け、この排気ポートから外気を吸引
することにより材料投入口を介して処理タンク内へと流
れる空気流を生成させるので、材料投入により材料投入
口のところに発生した粉塵はこの空気流によって先ず処
理タンク内へと吸引される。従って、材料投入口の付近
の作業員が粉塵を吸い込むおそれがなく、気管支炎や喘
息ような呼吸器系疾患を防止することができる。このよ
うに処理タンク内に吸引された空気と粉塵は、処理タン
ク内で発生する水蒸気と共に、サイクロン集塵機に送ら
れ、粉塵が捕集される。適当な時期にサイクロン集塵機
の内壁を水洗いすることにより内壁に付着した粉塵を洗
い落とす。
実質的に密閉された処理タンクの上部に設けた材料投入
口を介して処理タンク内の湯に食品添加物や調味料など
の材料を投入し混合することにより飲食品を調製する際
の空気処理方法を提供するもので、この方法は、液体レ
ベルよりも上において処理タンクに排気ポートを設け、
前記排気ポートをサイクロン集塵機の空気入口に接続
し、サイクロン集塵機の出口に負圧を作用させることに
より、材料投入口を介して処理タンク内に空気を吸引さ
せると共に、水蒸気と投入材料の粉塵とを同伴する空気
を処理タンクからサイクロン集塵機に導いて、水蒸気の
凝縮により生成した凝縮水を浮遊粉塵と共に遠心力の作
用によりサイクロン集塵機の内壁に付着させ、もって、
粉塵を捕集し、適当な時期にサイクロン集塵機の内壁を
水洗いすることにより内壁に付着した粉塵を洗い落とす
ことを特徴とする。
て、エジェクターを用いてサイクロン集塵機の出口に負
圧を作用させる。エジェクターは可動部や電気部品がな
いので、水洗いすることができる。
濾過し又はスクラバーで処理すれば、除塵性能を一層向
上させることができる。
効果は以下の実施例の記載につれて更に明らかにする。
な飲料やスープのような食品の製造に適用する本発明の
最も簡素な空気処理方法および集塵装置の実施例を示
す。図2を参照するに、飲食品製造工場にはほぼ密閉さ
れた処理タンク10が設置してあり、この処理タンクは
その内容物12をスチームで加熱するためのスチームジ
ャケット14を備えている。また処理タンクにはモータ
駆動のインペラー16が設けてあり、内容物を撹拌する
ようになっている。
画成するホッパー18が設けてあり、材料投入口の下に
は落下防止用金網20が取り付けてある。この工場に
は、階段付きの高床プラットフォーム22が設置してあ
り、図示したように、作業員が台車上の紙袋などに入れ
た計量された食品添加物や調味料その他の材料をホッパ
ー18から投入できるようになっている。
は、排気ポート24として使用可能な予備ポートが設け
てある。この排気ポート24は可撓性の蛇腹管26によ
りサイクロン集塵機28の接線方向入口30に接続され
ている。サイクロン集塵機28の出口32は排風装置3
4に接続してある。排風装置34としてはエジェクター
(ジェットポンプ)のように圧縮空気で作動する形式の
ものが好ましいが、この実施例ではエジェクターの使用
は不可欠ではなく、電動ファンを使用してもよい。
投入時には、排風装置34を作動させる。これによりサ
イクロン集塵機28および蛇腹管26を介して処理タン
ク10内には負圧が伝達され、矢印36で示したように
ホッパー18の材料投入用開口を経て処理タンク10内
に空気が吸引される。作業員が材料を投入することによ
りホッパーのところに発生した粉塵は吸引空気流36に
誘引されて処理タンク10内に入り、処理タンク10内
に発生する水蒸気と共に矢印38で示したように蛇腹管
26を介してサイクロン集塵機28に送られる。
28との間には温度勾配があり、水蒸気は処理タンク1
0からサイクロン集塵機28に到達する間に大なり小な
り冷却される。また、排風装置34により作用せられる
負圧により、処理タンク10からサイクロン集塵機28
に行く間に水蒸気を含んだ空気は膨張する。この膨張と
冷却により空気中の水蒸気は凝縮し、生成した凝縮水と
浮遊粉塵はサイクロン集塵機28内に発生する旋回流に
よる遠心力の作用により図2に参照番号40で示したよ
うにサイクロン集塵機28の内壁に付着する。砂糖のよ
うな材料は湿分を吸収することにより粘着性を増すの
で、使用につれて捕集性能が良くなる。こうして被処理
空気中の浮遊粉塵が捕集され、空気が浄化される。
塵機28の蓋42を取り外し、サイクロン集塵機28の
内壁を水又はぬるま湯、好ましくは熱湯で洗えば、内壁
に付着した砂糖などの堆積物は簡単に洗い落とすことが
できる。
施例を示す。この集塵装置50は、図2の集塵機28に
代えて蛇腹管26を用いて処理タンク10の排気ポート
24に接続し、前述したようにホッパー18からの材料
投入時に発生する粉塵の処理に使用することができる。
例では、集塵装置50は環状のサイクロン集塵室52の
外周壁を構成する有底円筒形の本体54を備え、この本
体54はフランジ56の付いた円形の上部開口を備えて
いる。本体54は例えばステンレス鋼板で形成すること
ができる。本体54には、サイクロン集塵室52に接線
方向に開口する空気入口58が設けてあり、後述するよ
うに空気入口58を介してサイクロン集塵室52内に空
気を吸引した時に図4に矢印で示したように旋回流を生
成するようになっている。空気入口58は前述したよう
に蛇腹管26により処理タンク10の排気ポート24
(図2)に接続することができる。本体54はキャスタ
ー付きの(又はキャスターのない)例えば4本の脚部6
0によって支持することができる。
で出来たフィルターケース62が配置してあり、そのフ
ランジ64を本体54はフランジ56に乗せることによ
りフィルターケース62を本体54に支持するようにな
っている。フィルターケース62は、本体54の内周に
ピッタリと嵌合する大径円筒部66と、水平な円形隔壁
68と、円形隔壁68から垂下した小径の円筒壁70を
有する。円筒壁70はサイクロン集塵室52の内周壁を
構成し、円形隔壁68はサイクロン集塵室52の上壁又
は上蓋を構成する。従って、フィルターケース62を本
体54に装着することにより、両者の間には環状のサイ
クロン集塵室52(図4および図5から良く分かる)が
形成される。
れた例えば6つの円形開口が設けてあり、夫々の円形開
口には濾過エレメント72が装着してある。濾過エレメ
ント72はそのフランジ73(図7)を円形隔壁68に
載置することにより円形隔壁68に交換可能に気密に装
着される。夫々の濾過エレメント72は、水洗い出来る
ように耐水処理された自己支持性の濾過材料で形成して
ある。好ましくは、ポリテトラフルオロエチレンが含浸
された高撥水性のポリエステル繊維からなる菊花形濾過
エレメントを用いる。
形隔壁68によって上流側の第1室74と下流側の第2
室76とに区画される(図5参照)。円形隔壁68に担
持された夫々の濾過エレメント72は円形隔壁68から
下方に向かって第1室74内に垂下しており、夫々の濾
過エレメント72は上方に向かって第2室76内に開口
している。
ース62の小径円筒壁70は本体54の底部よりも上方
で終端しており、サイクロン集塵室52と第1室74と
が下部で互いに連通するようになっている。
径円筒壁70の下端よりも僅かに高いレベルまで水を入
れて水たまり78が形成してあり、スクラバー構造が形
成してある。即ち、後述するようにエジェクターによっ
て濾過エレメント72の下流側に向かって空気を吸引し
た時には、空気入口58を経てサイクロン集塵室52内
に吸引された空気は、図5に矢印80で示したように、
もぐり堰の形の小径円筒壁70の下端をくぐりながら水
溜まり78をくぐり抜けて第1室74内に入り、その際
被処理空気中の粉塵は水溜まり78の水と接触すること
により捕集される。円筒壁70の下端には目の細かい金
網81が取り付けてあり、円筒壁70の下端をくぐる時
に気泡が細かく砕かれるようになっている。本体54内
の下部には水溜まり78の水を排出するためのドレーン
コック82が設けてある。
ィルターケース62の第2室76は円形のカバー84に
よって閉鎖される。カバー84は本体54の上部に取り
付けた例えば4つのバックル86によってパッキン(図
示省略)を介して本体54に着脱自在かつ気密に固定さ
れ、カバー84と本体54との間にはフィルターケース
62のフランジ64が挟まれる。
は排風ポンプとして作用するエジェクター88が装着し
てあり、その圧縮空気ノズル90から圧縮空気を噴射し
た時に第2室76内の空気を外側に向かって誘引し、第
2室76内に負圧を発生させるようになっている。エジ
ェクター88の圧縮空気ノズル90は圧縮空気ホース9
2を介してエアー制御盤94に接続され、後者は図示し
ない圧縮空気ホースを介してエアコンプレッサ(図示せ
ず)のような圧縮空気源に接続される。
洗を行うため、夫々の濾過エレメント72の出口には圧
縮空気タンク96と急速排気弁98からなる逆洗機構1
00が設けてあり、濾過エレメント72の内側に向かっ
て周期的に圧縮空気パルスを噴射するようになってい
る。
ト72が使用してあるので、逆洗機構100も合計6つ
ある。これらの逆洗機構100は、エアー制御盤94内
に設けた空気力式制御回路102により制御されるもの
で、この空気力式制御回路102は、濾過エレメント7
2を例えば同時に2つづつ、例えば30秒〜数分、好ま
しくは1〜2分の周期で、交互に逆洗されるように構成
することができる。
例を示す。この空気力式制御回路102は、濾過エレメ
ント72を同時に2つづつ1分30秒間隔で交互に逆洗
するように設計されている。図9において、110は逆
洗の時間間隔を設定するためのエアータイマー(例えば
FESTOのPZVT-30-SEC)、112はタイマーリセッター
(FESTOのPZVT-AUT)、114はマニュアルバルブ(FES
TOのSV-3-M5)、116はエジェクター88をオン/オ
フするためのマスターバルブ、118は制御回路102
をリセットするためのワンショットマスターバルブ(FE
STOのVLK-3-PK-3)、120は切換え用マスターバルブ
(FESTOのJ-3-PK-3)、122はOR弁(FESTOのOS-PK-
3-6/3)、124はAND弁(FESTOのZK-PK-3-6/3)、
126は逆洗機構100の急速排気弁98を制御するた
めのマスターバルブ(FESTOのVL/O-3-1/4)である。エ
アー制御盤94内の逆洗機構制御用マスターバルブ12
6(図9)は圧縮空気ホース128やエルボージョイン
ト130(図6)を介して98急速排気弁98(図7)
に接続することができる。
の急速排気弁98に印加される信号圧力が高い間は圧縮
空気源からの圧縮空気は圧縮空気タンク96に蓄積さ
れ、信号圧力が低下すると急速排気弁(FESTOのSE)9
8は圧縮空気タンク96を開放して圧縮空気を噴射さ
せ、濾過エレメント72の逆洗を行う。
明するに、集塵装置50の空気入口58は蛇腹管26を
介して例えば図2の処理タンク10の排気ポート24に
接続することができる。
ー88を作動させると、第2室76内には負圧が発生
し、ホッパー18付近の空気は、材料投入時に発生する
粉塵と共に、処理タンク10、蛇腹管26、空気入口5
8、サイクロン集塵室52、第1室74、濾過エレメン
ト72、第2室76を順次に経て吸引され、エジェクタ
ー88から大気に排出される。
ように、負圧による膨張と冷却により空気中の水蒸気は
凝縮し、生成した凝縮水と浮遊粉塵は旋回流の作用によ
りサイクロン集塵室52の内壁に付着し捕集される。サ
イクロン集塵室52を出た空気が更にもぐり堰70をく
ぐり抜けて水溜まり78の水と接触する過程で粉塵は更
に水によって捕集される。
過される。図示した実施例では、濾過エレメント72は
逆洗機構100によって1分30秒間隔で逆洗され、濾
過機能を維持する。
に、バックル86を外してカバー84とフィルターケー
ス62を取り外し、サイクロン集塵室52の内壁を水又
はぬるま湯、好ましくは熱湯で洗い、内壁の付着物を洗
い落とす。砂糖などの堆積物は熱湯で簡単に除去され
る。
く、逆洗機構100の制御回路102も空気力式制御回
路で構成されているので、支障無く水洗いすることがで
きる。
が、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の修
正や変更を施すことができる。例えば、集塵装置の本体
は円筒形以外の形状にすることができる。勿論、サイク
ロン集塵室の底部の形状は漏斗型でなく、平らにしても
良い。
したが、ここにその一部を再掲するに、従来技術におい
ては水蒸気を含んだ空気の粉塵を除去することは実質的
に不可能であったが、本発明によれば、水蒸気を含んだ
被処理空気を効果的に処理して粉塵を除去することがで
きる。
ェクターや制御回路が使用してあり、電気部品や電気配
線が全く無く、あらゆる構成部品を水洗いすることがで
きるので、捕集された粉塵、特に砂糖などの粘着性の物
質や潮解性の物質を極めて簡単に洗い流すことができ、
保守が非常に簡単である。
粘着性又は潮解性の物質の粉塵を含んだ空気を効果的に
処理することができる。
る。
を適用したところを示す一部切欠き模式図である。
る。
ある。
のため逆洗機構は省略してある。
る。
回路図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 上部開口を備えた環状のサイクロン集塵
室と前記サイクロン集塵室に接線方向に開口する空気入
口を装置本体に形成し、 サイクロン集塵室の上部開口を蓋によって開放可能に閉
鎖し、 サイクロン集塵室の下流に濾過室を形成して、前記濾過
室に配置した耐水性濾過エレメントにより前記濾過室を
上流側の第1室と下流側の第2室とに分離し、 前記第2室をエジェクターに接続して、エジェクターの
作動時に水蒸気と粉塵を同伴した被処理空気を前記空気
入口からサイクロン集塵室へと負圧吸引させることによ
り、水蒸気の凝縮により生成した凝縮水を浮遊粉塵と共
に遠心力の作用によりサイクロン集塵室の内壁に付着さ
せて粉塵を捕集させ、 必要に応じてサイクロン集塵室の蓋を開けてサイクロン
集塵室の内壁を水洗いすることによりサイクロン集塵室
の内壁に付着した粉塵を洗い落とすことができるように
したことを特徴とする水洗い可能な集塵装置。 - 【請求項2】 前記濾過室はほぼ円筒形であり、サイク
ロン集塵室のほぼ中央に配置されていることを特徴とす
る請求項1に基づく集塵装置。 - 【請求項3】 前記サイクロン集塵室と濾過室とは下部
で連通する円筒形の隔壁で仕切られており、前記サイク
ロン集塵室と濾過室の底部には所定レベルまで液体が装
入できるようになっており、被処理空気がサイクロン集
塵室から濾過室へと通過する際に被処理空気を液体に接
触させることにより粉塵を捕集するようになっているこ
とを特徴とする請求項2に基づく集塵装置。 - 【請求項4】 前記濾過エレメントを逆流洗浄する手段
を更に備えていることを特徴とする請求項1から3のい
づれかに基づく集塵装置。 - 【請求項5】 前記逆流洗浄手段は濾過エレメントに周
期的に圧縮空気パルスを噴射することを特徴とする請求
項1から3のいづれかに基づく集塵装置。 - 【請求項6】 前記逆流洗浄手段は空気力式制御回路に
より制御されることを特徴とする請求項5に基づく集塵
装置。 - 【請求項7】 集塵装置は複数の濾過エレメントを備
え、前記逆流洗浄手段は複数の濾過エレメントを交互に
逆流洗浄することを特徴とする請求項5又は6に基づく
集塵装置。 - 【請求項8】 実質的に密閉された処理タンクの上部に
設けた材料投入口を介して処理タンク内の加熱された液
体にばら状固形材料を投入しながら混合物を調製するに
当たり: 液体レベルよりも上において処理タンクに排気ポートを
設け、 前記排気ポートをサイクロン集塵機の空気入口に接続
し、 サイクロン集塵機の出口に負圧を作用させることによ
り、材料投入口を介して処理タンク内に空気を吸引させ
ると共に、水蒸気と投入材料の粉塵とを同伴する空気を
処理タンクからサイクロン集塵機に導いて、水蒸気の凝
縮により生成した凝縮水を浮遊粉塵と共に遠心力の作用
によりサイクロン集塵機の内壁に付着させて粉塵を捕集
し、 適当な時期にサイクロン集塵機の内壁を水洗いすること
により内壁に付着した粉塵を洗い落とすことを特徴とす
る空気処理方法。 - 【請求項9】 実質的に密閉された処理タンクの上部に
設けた材料投入口を介して処理タンク内の湯に食品添加
物や調味料などの材料を投入し混合することにより飲食
品を調製するに当たり: 液体レベルよりも上において処理タンクに排気ポートを
設け、 前記排気ポートをサイクロン集塵機の空気入口に接続
し、 サイクロン集塵機の出口に負圧を作用させることによ
り、材料投入口を介して処理タンク内に空気を吸引させ
ると共に、水蒸気と投入材料の粉塵とを同伴する空気を
処理タンクからサイクロン集塵機に導いて、水蒸気の凝
縮により生成した凝縮水を浮遊粉塵と共に遠心力の作用
によりサイクロン集塵機の内壁に付着させ、もって、粉
塵を捕集し、 適当な時期にサイクロン集塵機の内壁を水洗いすること
により内壁に付着した粉塵を洗い落とすことを特徴とす
る空気処理方法。 - 【請求項10】 サイクロン集塵機で処理された空気を
更に濾過することを特徴とする請求項8又は9に基づく
方法。 - 【請求項11】 サイクロン集塵機で処理された空気を
更にスクラバーで処理することを特徴とする請求項8か
ら10のいづれかに基づく方法。 - 【請求項12】 エジェクターを用いてサイクロン集塵
機の出口に負圧を作用させることを特徴とする請求項8
から11のいづれかに基づく方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1998
- 1998-03-12 JP JP08022498A patent/JP3351735B2/ja not_active Expired - Lifetime
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