JP3346187B2 - 演奏データ編集装置および演奏データ編集プログラムを記憶した媒体 - Google Patents
演奏データ編集装置および演奏データ編集プログラムを記憶した媒体Info
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Description
録された演奏データが変拍子を含むとき、その拍子合わ
せを容易にした演奏データ編集装置に関する。
る方法として、ステップ記録方式とリアルタイム記録方
式がある。ステップ記録方式は、楽音を発音するための
ノートイベントデータや設定イベントデータなどを1つ
ずつマウスやパソコンキーボードなどを用いて記録して
ゆく方式である。また、リアルタイム記録方式は、演奏
用鍵盤などを実際に演奏してその演奏内容をリアルタイ
ムに記録してゆく方式である。演奏データを記録する装
置は、最初に拍子イベントデータを書き込んでおくと、
記録されるデータ列が自動的に1小節ごとに分割される
(1小節毎に小節線データが挿入される)ようになって
いる。
じでないものがある。たとえば、途中で拍子が変わる曲
や、一部区間だけ拍子が異なる変拍子の曲などがある。
このような曲を記録する場合、ステップ記録方式であれ
ば、拍子の変わる箇所で新たな拍子イベントデータを書
き込むことによって、以後の演奏データ列をその新たな
拍子に基づいて小節ごとに分割することができる。しか
し、リアルタイム記録方式で記録する場合には、演奏者
は拍子の変わる箇所であっても、演奏を中断して拍子イ
ベントデータを入力することができないため、そのまま
変わった拍子で演奏を続けることになる。このため、記
録された演奏データは拍子が変わった箇所以後で曲と拍
子、すなわち、実際の小節とデータ上で分割された小節
とが不一致になってしまう。
ちに、新たな拍子データを挿入して拍子を変更するなど
のエディットが必要になるが、従来の装置は、一旦記録
した拍子を変更できないものが多く、また、拍子を変更
できる装置であっても、4拍子のものを3拍子に変更し
たときは、各小節の4拍目(最後の1拍分)のノートイ
ベントデータを削除してしまうものや、3拍子のものを
4拍子に変更したときは、各小節の最後に1拍(4拍
目)を追加するものなど、各小節に含まれるノートイベ
ントデータの小節線に対する相対的な位置を移動させな
いで拍子のみ変更するようになっていた。
まれるノートイベントデータの小節線に対する相対的な
位置を移動させないで、拍子のみ変更する方式はステッ
プ記録方式には適しているがリアルタイム記録方式で拍
子をエディットする場合には、演奏者の意図に反して、
必要なノートイベントデータが削除されたり、不必要な
拍が付加されてしまい、思いどおりの編集ができない欠
点があった。
リアルタイム記録したとき、その拍子合わせを容易にし
た演奏データ編集装置を提供することを目的とする。
数を指定する拍子イベントデータと小節線を示す小節線
イベントデータを含む演奏データ列を記憶した記憶手段
と、前記演奏データ列の途中に新たな拍子イベントデー
タの書き込み、または、前記演奏データ列中の拍子イベ
ントデータの内容を変更する拍子変更手段と、該拍子変
更手段による新たな拍子イベントデータの書き込みまた
は拍子イベントデータの内容の変更に応じて、書き込み
または変更のあった拍子イベントデータ以降にある小節
線イベントデータの位置を修正する修正手段と、を備え
たことを特徴とする。また、1小節の拍数を指定する拍
子イベントデータを含む演奏データ列を記憶した記憶手
段と、前記演奏データ列の途中に新たな拍子イベントデ
ータの書き込み、または、前記演奏データ列中の拍子イ
ベントデータの内容を変更する拍子変更手段と、該拍子
変更手段による新たな拍子イベントデータの書き込みま
たは拍子イベントデータの内容の変更に応じて、後続す
る拍子イベントデータの移動量を算出する算出手段と、
前記算出手段の算出結果に基づいて前記後続する拍子イ
ベントデータの位置を修正する修正手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
る拍子イベントデータを含む演奏データ列を記憶した記
憶手段と、前記演奏データ列の途中の変更点に新たな拍
子イベントデータを書き込むことによりまたは該変更点
に存在する拍子イベントデータの内容を変更することに
より該変更点以後次の拍子イベントデータまでの拍子を
それまでの旧拍子から前記新たな拍子イベントデータま
たは前記内容が変更された拍子イベントデータによって
指示される新拍子に変更する拍子変更手段と、該拍子変
更手段による拍子の変更に応じて前記変更点よりも後方
に記憶されている拍子イベントデータをサーチし旧拍子
における変更点から該サーチされた拍子イベントデータ
までの小節数と新拍子における変更点から該サーチされ
た拍子イベントまでの小節数とが等しくなるように該サ
ーチされた拍子イベントデータを移動させる拍子イベン
ト移動手段と、を備えたことを特徴とする。
イベントデータに基づいて、記録された演奏データ列を
小節毎に分割する。ここで、分割とは実際にデータを割
って分離するのではなく、小節線位置に小節線データを
挿入したり、演奏データをエディット時などに表示する
ときに小節線位置を計算して小節線を表示したりする処
理のことである。曲の途中に新たな拍子イベントデータ
が書き込まれると、または、曲中の拍子イベントデータ
の内容が変更されると、その小節以後の上記小節毎の分
割を無効にして、この新たな(または内容が変更され
た)拍子イベントデータに基づいて再度小節毎に分割す
る。この処理は、前記拍子イベントデータが書き込まれ
たとき(内容が変更されたとき)即座に実行してもよ
く、上述の表示時に行ってもよい。これにより、演奏デ
ータ列をそのまま保存したまま、小節の分割を新たな拍
子に基づいてやり直すことができ、リアルタイム演奏に
よって演奏データを記録した場合の、拍子の変更や変拍
子区間の設定を容易にすることができる。
まれている演奏データ列で複数の拍子イベントデータの
間に新たな拍子イベントデータを書き込んだ場合、また
は、途中の拍子イベントデータの内容を変更した場合に
は、この新たな(または内容が変更された)拍子イベン
トデータが書き込まれている小節から次の拍子イベント
データが書き込まれている小節までの変更区間につい
て、いままでの小節毎の分割を無効にして新たな拍子イ
ベントデータに基づく小節毎の分割を行う。これによ
り、拍子の設定を誤った場合や変拍子区間で拍子が元に
戻る小節の拍子イベントデータを先に入力しておき、変
拍子になる小節の拍子イベントデータを後から入力する
場合など効率的なエディットが可能になる。
たとき、拍子の変更によって変更区間が伸縮するが(た
とえば、4小節の変更区間を4拍子から3拍子に変更し
た場合には「(3−4)×4)」で4拍縮むことにな
る。)、これに応じて後続の拍子イベントデータを移動
させるようにした。これにより、曲の途中の拍子が変更
されても以後の拍子イベントデータが自動的に正しい位
置にシフトされる。
みや拍子イベントデータの内容の変更によって旧拍子か
ら新拍子に拍子が変更されたとき、変更点からサーチさ
れた(次の)拍子イベントデータまでの小節数を数え、
この小節数が同じになるように前記サーチされた拍子イ
ベントデータを移動させるようにした。これにより、拍
子が変更されても新たに書き込まれたまたは内容が変更
された拍子イベントデータと以後の拍子イベントデータ
との位置関係が常に正しく保たれる。
奏機能を備えた電子楽器のブロック図である。この電子
楽器は、演奏データファイル(演奏データ列)に基づい
て自動演奏をすることができるとともに、演奏データフ
ァイルを鍵盤20を用いてリアルタイム記録することが
できる。また、リアルタイム記録された演奏データファ
イルの拍子をエディット時に変更することができる。
するCPU10にはバスを介して、ROM11,RAM
12,タイマ13,外部記憶装置14,外部インタフェ
ース17,押鍵検出回路19,操作検出回路21,表示
回路23,音源回路24および効果回路25が接続され
ている。押鍵検出回路19には鍵盤20が接続されてい
る。操作検出回路21にはスイッチ群22およびマウス
15が接続されている。また、外部記憶装置としては、
ハードディスクドライブ,フロッピィディスクドライ
ブ,光ディスクドライブなど種々の装置を適用すること
ができる。また、外部インタフェース17としては、M
IDIインタフェースや通信インタフェースがある。ま
た、効果回路25にはサウンドシステム26が接続され
ている。
るプログラムを記憶している。RAM12には、リアル
タイム録音された演奏データ列(演奏データファイル)
などを記憶する演奏データバッファ、拍子イベントレジ
スタb(i)、小節数レジスタn(i)などが設定され
る。外部記憶装置14は、複数の演奏データファイルを
記憶するエリアを備えており、前記RAM12との間で
演奏データファイルの読み出し・書き込みが行われる。
演奏データファイルは、ROM11,外部記憶装置14
のいずれの記憶媒体に記憶されていてもよく、外部記憶
装置14に記憶している場合には、RAM12に読み込
んで実行される。また、インタフェース17を介して外
部の電子楽器やコンピュータ等からプログラムや演奏デ
ータファイルを取り込み、外部記憶装置14やRAM1
2に記憶するようにしてもよい。タイマ13は、自動演
奏のテンポを制御するためのタイマであり、このタイマ
からの割り込みによって自動演奏が進行する。
鍵数を有し、各鍵毎にオン/オフや押鍵速度,押鍵後の
押圧力を検出するスイッチ・センサを有している。これ
らのスイッチ・センサのオン/オフや検出値は押鍵検出
回路19が検出し、CPU10に入力する。リアルタイ
ム記録時には、この鍵盤20の演奏内容がリアルタイム
にRAM12の演奏データバッファに書き込まれるよう
になっている。スイッチ群22は、音色選択スイッチや
シフトキー,カーソルキーを含んでいる。また、マウス
15は、マウスボタンを備え、表示回路23に表示され
るカーソルを移動し、カーソルが指定するオブジェクト
を指定する機能を有する。
音色データ,音高データなどの発音データに基づいて楽
音信号を形成する回路である。音源回路24が形成した
楽音信号は効果回路25に入力される。効果回路25は
楽音信号に対してリバーブなどの効果を付与する。効果
回路25によって効果を付与された楽音信号はサウンド
システム26に入力される。サウンドシステム26は入
力されたディジタルの楽音信号をアナログ信号に変換し
たのち増幅して放音する。
列)の構成を示す図である。演奏データは、ノートオン
イベントとノートオフイベントからなり演奏内容を示す
ノートイベントデータ,小節線データ,拍子イベントデ
ータおよび各イベントデータや小節線データの発生タイ
ミングの時間的間隔を示すデュレーションデータからな
っている。小節線データは、1つの小節線データと次の
小節線データとで挟まれる区間のデュレーションデータ
の値の合計が1小節の長さになるように、拍子イベント
データが示す拍子に基づいて演奏データファイルに挿入
される。デュレーションデータはたとえば4分音符を4
80カウントとしてカウントするカウント値のデータで
表され、この場合、4/4拍子であれば1小節は192
0カウントとなる。拍子イベントデータは、常に小節線
データと対をなし、演奏データエディット時には小節線
の位置にのみ挿入可能となっている。なお、拍子イベン
トデータは全ての小節に書き込んでおく必要はなく、拍
子を変更する小節に書き込めば、以後新たな拍子イベン
トデータが書き込まれている小節に到達するまではその
拍子が維持される。
合、または、既に書き込まれている拍子イベントデータ
が変更された場合の小節線データの移動の態様を示す図
である。同図(A)は全体が4/4拍子で書き込まれて
いる状態を示している。同図(B)は、同図(A)の演
奏データ列を途中のaの位置から3/4拍子に変更した
場合を示している。このように途中から拍子を変更して
も、イベントデータは移動せず小節線が移動(新たに設
定しなおし)される。このような変更は、途中で拍子の
変わる曲などをリアルタイム記録した場合に、リアルタ
イム記録ののちのエディット時に行われる。また、同図
(C)は3/4拍子に変更された演奏データの途中に再
度4/4拍子の拍子イベントデータを書き込んで4/4
拍子に変更する例を示している。このようなエディット
は、4拍子の曲の中に3拍子の変拍子区間を設ける場合
などに行われる。
ータ列のa小節線位置に3/4拍子の拍子イベントデー
タを挿入すべきところを誤って4/4拍子のイベントデ
ータを書き込んでしまった場合の例を示す。元々4/4
拍子であったところに、誤って4/4拍子と入力してし
まったため、全く小節線が変更されていない。このの
ち、同図(C)の場合と同様に、演奏者は、bの位置に
4/4拍子の拍子イベントデータを挿入しているが(同
図(E))、拍子イベントデータは小節線の位置にしか
挿入できないため、装置が自動的にb′の位置にこの4
/4拍子の拍子イベントデータを移動させている。
内容を誤ることでこのようなずれが生じるが、aの位置
の拍子イベントデータを3/4拍子に修正することによ
り、同図(F)のように同図(C)と同様の正しい小節
割りにすることができる。同図(E)において、aの位
置から次の拍子イベントデータがあるb′の位置までの
間隔は3小節であるため、aの拍子イベントデータを3
拍子に修正しても3小節後に次の4/4拍子の拍子イベ
ントデータが書き込まれる。その結果4/4拍子の拍子
イベントデータは正しいbの位置に移動する。このよう
に、誤った拍子イベントデータをセットした場合でもも
とにもどすことができる。なお、同図(D),(E),
(F)のように挿入する拍子イベントデータを誤った場
合に正しい内容に修正する場合だけでなく、拍子イベン
トデータを挿入し忘れ、後から拍子イベントをaの位置
に挿入するような場合にも適用することができる。
ーチャートである。図6は小節線データ削除と挿入の手
順を示す図である。
拍子イベントデータを挿入または変更する動作を示して
いる。まず拍子を変更する先頭の小節を指定する(s
1)。実際にはその小節の先頭の小節線を指定すること
になる。この小節線には拍子イベントデータが既に書き
込まれていてもいなくてもよい。そしてこの小節から始
まる新たな拍子イベントデータを入力する(s2)。そ
して演奏データから拍子イベントデータをサーチすると
き用いるポインタiに0をセットする(s3)。上記拍
子を変更する先頭の小節以後の拍子イベントデータをサ
ーチする(s5)。1小節ずつサーチしてゆき、あった
場合には、この拍子イベントデータまでの小節数をn
(i)に記憶する(s6)。そして、iに1を加算して
サーチされた拍子イベントデータをb(i)に記憶する
(s8)。この動作を曲が終了するまで繰り返し(s
9)、各拍子イベントデータ間の小節数をカウントす
る。曲が終了すると、最後の小節数レジスタn(i)に
ffをセットする。ffは255を表す値であるが、こ
れは曲の終了までを表す。
で指定された小節の小節線にs2で入力された拍子イベ
ントデータを書き込み(s11)、iの値を判断する
(s12)。i=0であれば拍子変更以後に拍子イベン
トデータがない(図3(A)参照)ことを示しているた
め、変更小節以後をサーチしていままでの小節線データ
を消去して(s13)、変更された拍子にしたがって新
たな小節線データを挿入する(s14)。これを曲の終
了が検出されるまで(s15)繰り返す。
参照して説明する。同図(A)は、小節線データの削除
の例を示している。同図において、○はイベントデー
タ、|は小節線データ、弓形はデュレーションデータで
あり、左にあるものから順に演奏データ列として記憶さ
れている。このうち小節線データBを削除する場合に
は、まず、この小節線データBを削除し、その前後のイ
ベントデータI−1,I−2との間のデュレーションデ
ータD−1,D−2を加算したデュレーションデータを
1つだけI−1,I−2の間に書き込んで修正する。す
なわちデータが2つ少なくなる。
る場合を示している。イベントデータI−3,I−4の
間に小節線データが挿入される場合、その間のデュレー
ションデータDを小節線位置に応じてD−3,D−4に
分割し(2つのデュレーションデータを生成し)、その
間に小節線データBを挿入する。すなわちデータが2つ
増加する。なお、各小節線データは、直前の小節線デー
タと今回の小節線データとの間に存在するデュレーショ
ンデータの値の合計が1小節分のカウント値となるよう
に演奏データ列中に挿入される。
セットし(s20)、b(j)の区間を編集する(s2
1〜s23)。まず、現在の位置以後に存在する今まで
の小節線データを消去し(s21)、拍子b(j)に従
って小節線データを挿入する(s22)。挿入した小節
数がn(j)に記憶されている小節数になった場合に
は、この拍子の小節数分の小節線データの挿入が終了し
たとして(s23)、jに1を加算する(s24)。そ
して、この新たなb(j)の区間の先頭に拍子イベント
データb(j)を書き込み(s25)、このjの区間の
小節数n(j)がffであるか否かを判断する(s2
6)。ffでなければs21にもどって同様の動作を繰
り返す。n(j)がffであればこれが最後の拍子イベ
ントデータであるため、いままでの小節線データを消去
し(s27)、拍子b(j)にしたがって小節線データ
を挿入する(s28)。これを曲が終了するまで繰り返
して(s29)動作を終える。
を移動させずに拍子のみの変更が可能になる。また、新
たに挿入(修正)された拍子イベントデータの後に拍子
イベントデータがある場合には、挿入(修正)前の小節
数に合わせてこの後の拍子イベントデータが書き込まれ
るため、ずれて記憶されていた場合でも正しい位置に補
正することができる。上記実施形態ではaの位置の拍子
イベントデータを4拍子から3拍子に修正したためb′
からbの位置に手前に移動したが、拍数の多い拍子に修
正した場合には、後ろ方向に移動し、正しい位置にな
る。
ータに基づいて演奏データファイル中に小節線データを
挿入・削除する例について説明したが、小節線データを
持たない演奏データファイルにもこの発明を適用するこ
とができる。すなわち、演奏データのエディット時に五
線譜などの形式で表示するときに小節線を画面上のみで
生成するようにしてもよい。この場合には、表示用のビ
ットマップパターンを生成するとき、拍子イベントデー
タに基づいて小節線タイミングを計算してそのタイミン
グに対応する位置に小節線のビットマップパターンを挿
入する。また、途中で拍子が変更された場合には、それ
に合わせて小節線のビットマップパターンを移動させ
る。
て、後続する拍子イベントデータのみを移動することも
できる。この場合の装置の動作を図7〜図9のフローチ
ャートおよび図10の移動例を参照して説明する。
る。まず、利用者によって拍子を変更すべき拍子イベン
トデータが指定される(s31)。指定されると、この
指定された拍子イベントデータの内容(拍子)を一時記
憶し(s32)、利用者によって指示された拍子にこの
拍子イベントデータの内容を変更する(s33)。そし
て、次の拍子イベントデータをサーチし(s34)、発
見された場合には、この拍子イベントデータの移動量を
算出し(s36:図8)、前記発見された拍子イベント
データをこの移動量だけ移動する(s37:図9)。後
続する全ての拍子イベントデータをこの移動量だけ移動
したのち(s38,s39)、動作を終了する。なお、
拍子イベントデータが後方に移動する場合、前の拍子イ
ベントデータを移動させた結果、まだ移動していない後
の拍子イベントデータよりも後ろになった場合でも、s
37ではこの追い越された後の拍子イベントデータが次
のサーチの対象となる。
ャートである。まず、拍子の変更が指定された拍子イベ
ントデータとs34の動作で発見された拍子イベントデ
ータの間の時間ΔT1(図10参照)を算出する(s4
1)。この算出は両イベントの間に存在する全てのデュ
レーションデータΔtを累算することによって行う。そ
して、s32で一時記憶した変更前の拍子による1小節
の時間Δt1に基づいて前記ΔT1の小節数Nを求める
(s42)。これは「N=ΔT1/Δt1」で求めるこ
とができる。次に変更後の拍子による1小節の時間Δt
2で小節を進行した場合の上記求められた小節数までの
時間ΔT2を求める(s43)。これは「ΔT2=N×
Δt2」で求めることができる。そして、ΔT2からΔ
T1を減算することによって拍子イベントデータの移動
量ΔMを算出する(s44)。なお、上記動作ではN小
節分の時間(ΔT2,ΔT1)を求めたのちこれを減算
して移動量を求めたが、1小節分の時間の差(Δt2−
Δt1)を求めてこれをN倍して移動量を求めるように
してもよい。
ローチャートである。移動すべき拍子イベントデータの
位置から移動量ΔMだけ移動した時刻を挟むイベントデ
ータ、すなわち、移動先の時刻よりも早い時刻のイベン
トA(図10参照、以下同じ)と大きい時刻または同じ
時刻のイベントBをサーチする(s51)。そして、こ
れらイベントA,イベントBの間に移動された拍子イベ
ントデータを挿入する(s52)。そしてこの移動され
た拍子イベントデータのデュレーションデータ(直前の
イベントからこのイベントまでの時間)Δdを算出して
設定する(s53)。このΔdは「Δd=(BのΔd)
−(ΔM−(Bの位置〜拍子の元位置のΔd))」で算
出することができる。そして、この移動された拍子イベ
ントデータの直後のイベントデータであるイベントBに
対応するデュレーションデータを修正する(s56)。
この修正は「BのΔd=(Bの元のΔd)−(拍子イベ
ントのΔd)」で算出することができる。また、移動し
た拍子イベントデータの元の位置の次にある拍子イベン
トデータのデュレーションデータΔdを修正する(s5
7)。これは拍子イベントデータが抜けたのであるか
ら、「次のイベントのΔd=元の次のイベントのΔd+
元の拍子のΔd」で算出することができる。こののち、
元の拍子イベントデータおよびこれに対応するデュレー
ションデータを削除して(s58)、動作を終了する。
示した例を示している。同図(A)が全てを4/4拍子
として表示した例であり、同図(B)が途中の4小節の
みを3/4拍子に変更した例である。このように音符の
配列は全く変更されずに小節線のみが移動しており、リ
アルタイム記録時の変拍子区間の設定などを正しく行う
ことができる。
えた電子楽器について説明したが、この発明は、パーソ
ナルコンピュータでアプリケーションプログラムを動作
させる形態で実現することもできる。この場合におい
て、アプリケーションプログラムは磁気ディスク,光デ
ィスク,半導体メモリ等の記憶媒体に記憶して、パーソ
ナルコンピュータ等の本体装置に供給するようにしても
よいし、ネットワークを介して外部装置から供給するよ
うにしてもよい。
奏装置等を一体に内蔵した構成になっているが、それぞ
れを別体の装置として構成し、MIDIインタフェース
や各種ネットワーク等の通信手段を用いてそれぞれの装
置を接続するように構成してもよい。
御するノートデータとしてノートオンイベント,ノート
オフイベントを別々に記憶するようにしているが、これ
に限らず、発音開始タイミングLocation,発音
時間であるゲートタイムGTで記述するようにしてもよ
い。また、演奏データのフォーマットは、「イベント+
相対時間」、「イベント+絶対時間」、「音高+符
長」、「ベタ方式」等どのような形式でもよい。また、
リアルタイム記録した演奏データのみならず、ステップ
記録方式により記録した演奏データに拍子イベントデー
タを挿入または修正するものにも適用することができ
る。
ト)のものであってもよい。このとき、複数のチャンネ
ルのデータが混在した形式であってもよいし、各チャン
ネルのデータがトラック毎に別れているようなて形式で
あってもよい。
式,FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォ
ルマント合成方式、VCO+VCF+VCAのアナログ
シンセサイザ方式等どのような方式であってもよい。ま
た、音源回路は、専用のハードウェアを用いて構成した
ものに限らず、DSP+マイクロプログラムを用いて構
成したもの、CPU+音源アプリケーションプログラム
でソフト的に音源回路を構成するようにしてもよい。ま
た、1つの回路を時分割で使用することによって複数の
発音チャンネルを形成するようなものでもよいし、1つ
の発音チャンネルが1つの回路で構成されるような形式
のものであってもよい。
れた演奏データ列を小節毎に分割する。曲(演奏データ
列)の途中に拍子イベントデータを挿入して拍子を変更
しても演奏データ列をそのまま保存して小節の分割のみ
やりなおすことにより、リアルタイム演奏によって演奏
データを記録した場合の拍子の変更や変拍子区間の設定
を容易にすることができる。
データから次の拍子イベントデータまでの一部区間の拍
子の変更も演奏データ列をそのまま保存して小節の分割
のみをやりなおすようにしたことにより、拍子の設定を
誤ったや変拍子区間で拍子が元に戻る小節の拍子イベン
トデータを先に入力しておき、変拍子になる小節の拍子
イベントデータを後から入力する場合など効率的なエデ
ィットが可能になる。
変更することによって変更区間が伸縮しても、これに応
じて後続の拍子イベントデータを移動させるようにした
ことにより、常に後続の拍子イベントデータを正しい位
置に書き込んでおくことができる。
みや拍子イベントデータの内容の変更によって旧拍子か
ら新拍子に拍子が変更された場合でも、各拍子イベント
データ間の小節数が常に同じに保たれるため、拍子が変
更されても拍子イベントデータの間隔を常に正しく保つ
ことができる。
た電子楽器のブロック図
例を示す図
挿入の例を示す図
・削除の手順を示す図
示例を示す図
ウス、22…スイッチ群、23…表示回路
Claims (3)
- 【請求項1】 1小節の拍数を指定する拍子イベントデ
ータと小節線を示す小節線イベントデータを含む演奏デ
ータ列を記憶した記憶手段と、 前記演奏データ列の途中に新たな拍子イベントデータの
書き込み、または、前記演奏データ列中の拍子イベント
データの内容を変更する拍子変更手段と、 該拍子変更手段による新たな拍子イベントデータの書き
込みまたは拍子イベントデータの内容の変更に応じて、
書き込みまたは変更のあった拍子イベントデータ以降に
ある小節線イベントデータの位置を修正する修正手段
と、 を備えたことを特徴とする演奏データ編集装置。 - 【請求項2】 1小節の拍数を指定する拍子イベントデ
ータを含む演奏データ列を記憶した記憶手段と、 前記演奏データ列の途中に新たな拍子イベントデータの
書き込み、または、前記演奏データ列中の拍子イベント
データの内容を変更する拍子変更手段と、 該拍子変更手段による新たな拍子イベントデータの書き
込みまたは拍子イベントデータの内容の変更に応じて、
後続する拍子イベントデータの移動量を算出する算出手
段と、 前記算出手段の算出結果に基づいて前記後続する拍子イ
ベントデータの位置を修正する修正手段と、 を備えたことを特徴とする演奏データ編集装置。 - 【請求項3】 1小節の拍数を指定する拍子イベントデ
ータを含む演奏データ列を記憶した記憶手段と、 前記演奏データ列の途中の変更点に新たな拍子イベント
データを書き込むことにより、または、該変更点に存在
する拍子イベントデータの内容を変更することにより、
該変更点以後次の拍子イベントデータまでの拍子をそれ
までの旧拍子から前記新たな拍子イベントデータまたは
前記内容が変更された拍子イベントデータによって指示
される新拍子に変更する拍子変更手段と、 該拍子変更手段による拍子の変更に応じて、前記変更点
よりも後方に記憶されている拍子イベントデータをサー
チし、旧拍子における変更点から該サーチされた拍子イ
ベントデータまでの小節数と、新拍子における変更点か
ら該サーチされた拍子イベントまでの小節数とが等しく
なるように該サーチされた拍子イベントデータを移動さ
せる拍子イベント移動手段と、 を備えたことを特徴とする演奏データ編集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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