JP3344236B2 - 内燃機関用バルブ駆動装置 - Google Patents
内燃機関用バルブ駆動装置Info
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- JP3344236B2 JP3344236B2 JP28099596A JP28099596A JP3344236B2 JP 3344236 B2 JP3344236 B2 JP 3344236B2 JP 28099596 A JP28099596 A JP 28099596A JP 28099596 A JP28099596 A JP 28099596A JP 3344236 B2 JP3344236 B2 JP 3344236B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/26—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
- F01L1/267—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder with means for varying the timing or the lift of the valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/14—Tappets; Push rods
- F01L1/143—Tappets; Push rods for use with overhead camshafts
-
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0036—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
- F01L13/0042—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction with cams being profiled in axial and radial direction
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用バルブ
駆動装置に係り、詳しくバルブを駆動するカムのプロフ
ィールをエンジンの運転条件に応じて変更するようにし
た内燃機関用バルブ駆動装置に関するものである。
駆動装置に係り、詳しくバルブを駆動するカムのプロフ
ィールをエンジンの運転条件に応じて変更するようにし
た内燃機関用バルブ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バルブ駆動方式がDOHCである
自動車用エンジンのバルブ駆動装置として、エンジンの
運転条件に応じて吸気側バルブあるいは排気側バルブの
開閉タイミングあるいはリフト量を変更するようにした
バルブ駆動装置が種々提案されている。このようなバル
ブ駆動装置は、バルブの開閉タイミングあるいはリフト
量をエンジンの運転条件に応じて変更することにより、
トルク、安定性等のエンジン特性をそのときの運転条件
に適した特性に制御する。
自動車用エンジンのバルブ駆動装置として、エンジンの
運転条件に応じて吸気側バルブあるいは排気側バルブの
開閉タイミングあるいはリフト量を変更するようにした
バルブ駆動装置が種々提案されている。このようなバル
ブ駆動装置は、バルブの開閉タイミングあるいはリフト
量をエンジンの運転条件に応じて変更することにより、
トルク、安定性等のエンジン特性をそのときの運転条件
に適した特性に制御する。
【0003】このようなバルブ駆動装置には、カムシャ
フトに低速用と高速用に異なるカムプロフィールを持つ
2種類のカムを備え、運転条件に応じてバルブを駆動す
るカムを切り換えるようにしたものがある。このバルブ
駆動装置では、低速用と高速用で専用のカムプロフィー
ルを持ったカムを使用することができるため、各カムの
カムノーズの高さに大きな差を設けることができる。従
って、バルブの最大リフト量を低速域では十分に小さ
く、高速域では十分に大きくすることができるため、低
速域及び高速域で好ましいエンジン特性を得ることがで
きる。
フトに低速用と高速用に異なるカムプロフィールを持つ
2種類のカムを備え、運転条件に応じてバルブを駆動す
るカムを切り換えるようにしたものがある。このバルブ
駆動装置では、低速用と高速用で専用のカムプロフィー
ルを持ったカムを使用することができるため、各カムの
カムノーズの高さに大きな差を設けることができる。従
って、バルブの最大リフト量を低速域では十分に小さ
く、高速域では十分に大きくすることができるため、低
速域及び高速域で好ましいエンジン特性を得ることがで
きる。
【0004】一方、例えば、特開平3−179116号
公報等には、図7に示すように、1種類のカム40をカ
ムノーズ高さが回転軸線方向に連続無段階に変化する立
体カムとし、シャフト駆動機構41にてカムシャフト4
2とともに前記カム40を回転軸線方向に変位させるこ
とによりバルブ43を駆動するカム面40aのカムノー
ズ高さを連続無段階に変更するようにしたバルブ駆動装
置が提案されている。このバルブ駆動装置では、バルブ
43の最大リフト量を変化させることができる範囲(以
下、リフト制御量)は、カムノーズ高さの最大値と最小
値との差により決定される。
公報等には、図7に示すように、1種類のカム40をカ
ムノーズ高さが回転軸線方向に連続無段階に変化する立
体カムとし、シャフト駆動機構41にてカムシャフト4
2とともに前記カム40を回転軸線方向に変位させるこ
とによりバルブ43を駆動するカム面40aのカムノー
ズ高さを連続無段階に変更するようにしたバルブ駆動装
置が提案されている。このバルブ駆動装置では、バルブ
43の最大リフト量を変化させることができる範囲(以
下、リフト制御量)は、カムノーズ高さの最大値と最小
値との差により決定される。
【0005】従って、このバルブ駆動装置においてリフ
ト制御量を大きくするには、カム40の回転軸線方向の
幅(以下、カム幅)Wを大きくしてカムノーズ高さの最
大値と最小値との差が大きくなるようにすればよい。と
ころが、図7に示すように、カム40が回転軸線方向に
移動可能な変位量(以下、カム変位量)Dは最寄りのジ
ャーナル軸受44、ここでは、1つのシリンダに配設さ
れるカム40の間に設けられる軸受44、との干渉によ
り制限される。このため、カム幅W及びカム変位量Dが
制約されている。
ト制御量を大きくするには、カム40の回転軸線方向の
幅(以下、カム幅)Wを大きくしてカムノーズ高さの最
大値と最小値との差が大きくなるようにすればよい。と
ころが、図7に示すように、カム40が回転軸線方向に
移動可能な変位量(以下、カム変位量)Dは最寄りのジ
ャーナル軸受44、ここでは、1つのシリンダに配設さ
れるカム40の間に設けられる軸受44、との干渉によ
り制限される。このため、カム幅W及びカム変位量Dが
制約されている。
【0006】そこで、カム幅W及びカム移動量Dを大き
くすることなく大きなリフト制御量を得る方法として、
カム面40aのカムノーズを結ぶ線の回転軸線に対する
傾斜角θを大きくすることにより、カムノーズ高さの最
大値と最小値との差を大きくすることが考えられる。
くすることなく大きなリフト制御量を得る方法として、
カム面40aのカムノーズを結ぶ線の回転軸線に対する
傾斜角θを大きくすることにより、カムノーズ高さの最
大値と最小値との差を大きくすることが考えられる。
【0007】又、別の方法として、カム面40aに摺接
するカムフォロア45の摺接面45aの幅Sを小さくす
ることにより、カムフォロワ45が移動可能なカム面4
0aの有効長さを大きくする方法が考えられる。この方
法によっても、カム幅W及びカム移動量Dを大きくする
ことなくより大きなカムノーズ高さの差を得ることがで
きる。
するカムフォロア45の摺接面45aの幅Sを小さくす
ることにより、カムフォロワ45が移動可能なカム面4
0aの有効長さを大きくする方法が考えられる。この方
法によっても、カム幅W及びカム移動量Dを大きくする
ことなくより大きなカムノーズ高さの差を得ることがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ようにカムノーズの傾斜角θを大きくすると、各バルブ
43からカムシャフト42に回転軸線方向に加わる荷重
が大きくなる。従って、前記シャフト駆動機構41の駆
動力を大きくする必要があるため、同シャフト駆動機構
41が大型化する問題がある。
ようにカムノーズの傾斜角θを大きくすると、各バルブ
43からカムシャフト42に回転軸線方向に加わる荷重
が大きくなる。従って、前記シャフト駆動機構41の駆
動力を大きくする必要があるため、同シャフト駆動機構
41が大型化する問題がある。
【0009】又、後者のように前記カムフォロワ45の
摺接面45aの幅Sを小さくすると、該摺接面45aの
受圧面積が小さくなり同摺接面45aに加わる面圧が大
きくなる。その結果、カムフォロア45が摩耗しやすく
なり耐久性が低下する問題がある。
摺接面45aの幅Sを小さくすると、該摺接面45aの
受圧面積が小さくなり同摺接面45aに加わる面圧が大
きくなる。その結果、カムフォロア45が摩耗しやすく
なり耐久性が低下する問題がある。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、カムを回転軸線方向
に変位させてバルブのリフト量を制御する内燃機関用バ
ルブ駆動装置において、カムノーズの傾斜角を大きくす
ることなく、又、カムフォロアの摺動面積を小さくする
ことなく、より大きなリフト制御量を得ることにある。
されたものであって、その目的は、カムを回転軸線方向
に変位させてバルブのリフト量を制御する内燃機関用バ
ルブ駆動装置において、カムノーズの傾斜角を大きくす
ることなく、又、カムフォロアの摺動面積を小さくする
ことなく、より大きなリフト制御量を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、エンジン本体に設けられ
る軸受にて回転可能に支持されるカムシャフトに対して
回転不能に支持され、カム面のカムノーズの高さがその
回転軸線方向に変化するように形成されるカムと、上側
面に支持するカムフォロワを介して前記カム面に摺接さ
れ、同カム面に従ってバルブを駆動するバルブリフタ
と、前記カムを前記カムシャフトの中心軸線方向に変位
させるカム変位手段とからなる内燃機関用バルブ駆動装
置において、前記カムシャフトの中心軸線方向において
前記上側面の中心から同バルブリフタに隣接する前記軸
受に対して離間する側にオフセットして前記カムフォロ
ワを前記軸受に隣接する一対のバルブリフタにそれぞれ
設けたことを要旨とする。
め、請求項1に記載の発明は、エンジン本体に設けられ
る軸受にて回転可能に支持されるカムシャフトに対して
回転不能に支持され、カム面のカムノーズの高さがその
回転軸線方向に変化するように形成されるカムと、上側
面に支持するカムフォロワを介して前記カム面に摺接さ
れ、同カム面に従ってバルブを駆動するバルブリフタ
と、前記カムを前記カムシャフトの中心軸線方向に変位
させるカム変位手段とからなる内燃機関用バルブ駆動装
置において、前記カムシャフトの中心軸線方向において
前記上側面の中心から同バルブリフタに隣接する前記軸
受に対して離間する側にオフセットして前記カムフォロ
ワを前記軸受に隣接する一対のバルブリフタにそれぞれ
設けたことを要旨とする。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、エンジン
本体に対して軸受にて回転可能に支持されるカムシャフ
トが回転すると、同カムシャフトに支持されるカムが回
転する。カム変位手段がカムをカムシャフトの中心軸線
方向に同カムのカム幅に応じたカム変位量の範囲で変位
させると、バルブを駆動するバルブリフタの上側面に支
持されるカムフォロワが摺接するカム面のカムノーズの
高さが変化する。従って、バルブの最大リフト量が変化
する。このとき、カム幅及びカム変位量は、同カムに隣
接する軸受との間の距離により制限される。ここで、前
記軸受に隣接する一対のバルブリフタにそれぞれ設けら
れた前記カムフォロワは、前記カムシャフトの中心軸線
方向において前記上側面の中心から同バルブリフタに隣
接する軸受に対して離間するようにオフセットされるた
め、同カムフォロワに摺接するカム面のカム幅を前記軸
受から離間する側にオフセット分だけ大きくすることが
できる。その結果、カムノーズの傾斜角を変更すること
なくカム幅及びカム変位量を大きくすることが可能にな
る。
本体に対して軸受にて回転可能に支持されるカムシャフ
トが回転すると、同カムシャフトに支持されるカムが回
転する。カム変位手段がカムをカムシャフトの中心軸線
方向に同カムのカム幅に応じたカム変位量の範囲で変位
させると、バルブを駆動するバルブリフタの上側面に支
持されるカムフォロワが摺接するカム面のカムノーズの
高さが変化する。従って、バルブの最大リフト量が変化
する。このとき、カム幅及びカム変位量は、同カムに隣
接する軸受との間の距離により制限される。ここで、前
記軸受に隣接する一対のバルブリフタにそれぞれ設けら
れた前記カムフォロワは、前記カムシャフトの中心軸線
方向において前記上側面の中心から同バルブリフタに隣
接する軸受に対して離間するようにオフセットされるた
め、同カムフォロワに摺接するカム面のカム幅を前記軸
受から離間する側にオフセット分だけ大きくすることが
できる。その結果、カムノーズの傾斜角を変更すること
なくカム幅及びカム変位量を大きくすることが可能にな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図5に従って説明する。図2は、車両用
エンジン(以下、エンジン)1のバルブ駆動機構を示し
ている。このエンジン1のバルブ駆動方式はDOHC4
バルブタイプである。
の形態を図1〜図5に従って説明する。図2は、車両用
エンジン(以下、エンジン)1のバルブ駆動機構を示し
ている。このエンジン1のバルブ駆動方式はDOHC4
バルブタイプである。
【0014】エンジン1を構成するシリンダブロック2
には複数のシリンダ3が設けられ、各シリンダ3にはピ
ストン4が配置されている。各ピストン4はクランクケ
ース5に支持されるクランクシャフト6に対しそれぞれ
コンロッド7にて連結されている。クランクシャフト6
にはクランクシャフトタイミングプーリ8が固着されて
いる。
には複数のシリンダ3が設けられ、各シリンダ3にはピ
ストン4が配置されている。各ピストン4はクランクケ
ース5に支持されるクランクシャフト6に対しそれぞれ
コンロッド7にて連結されている。クランクシャフト6
にはクランクシャフトタイミングプーリ8が固着されて
いる。
【0015】シリンダブロック2の上側に設けられるエ
ンジン本体としてのシリンダヘッド9には、カムシャフ
トとしての吸気側カムシャフト10が後述する複数のジ
ャーナル軸受22にて回転可能にかつ回転軸線方向に移
動可能に支持されている。該吸気側カムシャフト10に
は前記シリンダ3の数分のカムとしての吸気側カム11
が一体的に設けられている。又、シリンダヘッド9には
同じく複数のジャーナル軸受にて排気側カムシャフト1
2が回転可能に支持されている。該排気側カムシャフト
12にはシリンダ3の数分の排気側カム13が一体的に
設けられている。
ンジン本体としてのシリンダヘッド9には、カムシャフ
トとしての吸気側カムシャフト10が後述する複数のジ
ャーナル軸受22にて回転可能にかつ回転軸線方向に移
動可能に支持されている。該吸気側カムシャフト10に
は前記シリンダ3の数分のカムとしての吸気側カム11
が一体的に設けられている。又、シリンダヘッド9には
同じく複数のジャーナル軸受にて排気側カムシャフト1
2が回転可能に支持されている。該排気側カムシャフト
12にはシリンダ3の数分の排気側カム13が一体的に
設けられている。
【0016】吸気側カムシャフト10にはカムシャフト
タイミングプーリ14及びカム変位手段としてのシャフ
ト駆動機構15が一体的に設けられている。排気側カム
シャフト12には、カムシャフトタイミングプーリ16
が固着されている。各カムシャフトタイミングプーリ1
4,16は前記クランクシャフトタイミングプーリ8に
タイミングベルト17で連結されている。そして、クラ
ンクシャフト6が回転すると吸気側カムシャフト10及
び排気側カムシャフト12が回転駆動されるようになっ
ている。
タイミングプーリ14及びカム変位手段としてのシャフ
ト駆動機構15が一体的に設けられている。排気側カム
シャフト12には、カムシャフトタイミングプーリ16
が固着されている。各カムシャフトタイミングプーリ1
4,16は前記クランクシャフトタイミングプーリ8に
タイミングベルト17で連結されている。そして、クラ
ンクシャフト6が回転すると吸気側カムシャフト10及
び排気側カムシャフト12が回転駆動されるようになっ
ている。
【0017】前記各シリンダ3には、吸気側バルブ18
が2個ずつ配設されている。該吸気側バルブ18は、前
記吸気側カム11に対してバルブリフタ19A,19B
を介してそれぞれ駆動連結されている。各バルブリフタ
19A,19Bは、シリンダヘッド9に設けられる図示
しないリフタボア内に摺動可能に支持されている。
が2個ずつ配設されている。該吸気側バルブ18は、前
記吸気側カム11に対してバルブリフタ19A,19B
を介してそれぞれ駆動連結されている。各バルブリフタ
19A,19Bは、シリンダヘッド9に設けられる図示
しないリフタボア内に摺動可能に支持されている。
【0018】又、各シリンダ3には、排気側バルブ20
が2個ずつ配設されている。各排気側バルブ20は、前
記排気側カム13に対してバルブリフタ21を介してそ
れぞれ駆動連結されている。各バルブリフタ21は、図
示しないリフタボア内に摺動可能に支持されている。
が2個ずつ配設されている。各排気側バルブ20は、前
記排気側カム13に対してバルブリフタ21を介してそ
れぞれ駆動連結されている。各バルブリフタ21は、図
示しないリフタボア内に摺動可能に支持されている。
【0019】図1及び図3は、吸気側カムシャフト10
に連結される前記シャフト駆動機構15と、同カムシャ
フト10にて駆動される1シリンダ分の吸気側バルブ1
8をを示している。シリンダヘッド9において、前記吸
気側カム11の間には、吸気側カムシャフト10を回転
可能にかつ回転軸線方向に移動可能に支持するジャーナ
ル軸受22が設けられている。
に連結される前記シャフト駆動機構15と、同カムシャ
フト10にて駆動される1シリンダ分の吸気側バルブ1
8をを示している。シリンダヘッド9において、前記吸
気側カム11の間には、吸気側カムシャフト10を回転
可能にかつ回転軸線方向に移動可能に支持するジャーナ
ル軸受22が設けられている。
【0020】吸気側カムシャフト10に支持される吸気
側カム11は公知の立体カムであり、そのカム面11a
のカムノーズ高さがその回転軸線方向に連続無段階に変
化するように形成されている。該吸気側カム11の回転
軸線を含む面内でカムノーズを結ぶ線の同回転軸線に対
する傾斜角θ1は、従来例におけるカム40のカムノー
ズの同傾斜角θと同じに形成されている。
側カム11は公知の立体カムであり、そのカム面11a
のカムノーズ高さがその回転軸線方向に連続無段階に変
化するように形成されている。該吸気側カム11の回転
軸線を含む面内でカムノーズを結ぶ線の同回転軸線に対
する傾斜角θ1は、従来例におけるカム40のカムノー
ズの同傾斜角θと同じに形成されている。
【0021】前記バルブリフタ19A,19Bは同一の
形状でありリフタボア内における配設方向が異なるだけ
であるため、バルブリフタ19Aについて説明する。図
4に示すように、バルブリフタ19Aは円筒状に形成さ
れ、その側面19aには案内部材23が設けられてい
る。案内部材23は、側面19aに形成される嵌合孔1
9bに同案内部材23を圧入又は溶接することで接合さ
れている。この案内部材23は、バルブリフタ19Aを
リフタボア内で回動不能にかつ中心軸線方向に摺動可能
に係止している。
形状でありリフタボア内における配設方向が異なるだけ
であるため、バルブリフタ19Aについて説明する。図
4に示すように、バルブリフタ19Aは円筒状に形成さ
れ、その側面19aには案内部材23が設けられてい
る。案内部材23は、側面19aに形成される嵌合孔1
9bに同案内部材23を圧入又は溶接することで接合さ
れている。この案内部材23は、バルブリフタ19Aを
リフタボア内で回動不能にかつ中心軸線方向に摺動可能
に係止している。
【0022】バルブリフタ19Aの上側面19cにはカ
ムフォロアホルダ24が一体的に形成され、同カムフォ
ロアホルダ24にはカムフォロア25がその幅方向に揺
動可能に支持されている。カムフォロアホルダ24は、
図5に示すように、上側面19cの中心Cから前記カム
フォロア25の揺動方向に外周側にオフセットされた位
置に設けられ、カムフォロア25も同様に中心Cからそ
の揺動方向に外周側にオフセットされた位置に配設され
ている。
ムフォロアホルダ24が一体的に形成され、同カムフォ
ロアホルダ24にはカムフォロア25がその幅方向に揺
動可能に支持されている。カムフォロアホルダ24は、
図5に示すように、上側面19cの中心Cから前記カム
フォロア25の揺動方向に外周側にオフセットされた位
置に設けられ、カムフォロア25も同様に中心Cからそ
の揺動方向に外周側にオフセットされた位置に配設され
ている。
【0023】カムフォロア25の摺接面25aは吸気側
カム11のカム面11aに摺接され、同カムフォロア2
5は同カム面11aに従って揺動する。このとき、図5
に示すように、バルブリフタ19Aは、カムフォロア2
5の揺動方向が吸気側カムシャフト10の回転軸線方向
に一致するとともに、カムフォロア25が前記ジャーナ
ル軸受22a,22bから離間する側にオフセットされ
るように前記案内部材23にてリフタボアに対し係合さ
れている。尚、本実施の形態では、摺接面25aの幅S
1は、図7に示す従来例におけるカムフォロア45の摺
接面45aの幅Sと同じに形成されている。
カム11のカム面11aに摺接され、同カムフォロア2
5は同カム面11aに従って揺動する。このとき、図5
に示すように、バルブリフタ19Aは、カムフォロア2
5の揺動方向が吸気側カムシャフト10の回転軸線方向
に一致するとともに、カムフォロア25が前記ジャーナ
ル軸受22a,22bから離間する側にオフセットされ
るように前記案内部材23にてリフタボアに対し係合さ
れている。尚、本実施の形態では、摺接面25aの幅S
1は、図7に示す従来例におけるカムフォロア45の摺
接面45aの幅Sと同じに形成されている。
【0024】同様に、前記バルブリフタ19Bは、図5
に示すように、カムフォロア25の揺動方向が吸気側カ
ムシャフト10の回転軸線方向に一致するとともに、カ
ムフォロア25が前記ジャーナル軸受22から離間する
側にオフセットされるように前記案内部材23にてリフ
タボアに対し係合されている。すなわち、前記バルブリ
フタ19A,19Bは、それぞれのカムフォロワ25が
両バルブリフタ19A,19B間のジャーナル軸受22
から反対方向に離間するようにオフセットされている。
に示すように、カムフォロア25の揺動方向が吸気側カ
ムシャフト10の回転軸線方向に一致するとともに、カ
ムフォロア25が前記ジャーナル軸受22から離間する
側にオフセットされるように前記案内部材23にてリフ
タボアに対し係合されている。すなわち、前記バルブリ
フタ19A,19Bは、それぞれのカムフォロワ25が
両バルブリフタ19A,19B間のジャーナル軸受22
から反対方向に離間するようにオフセットされている。
【0025】本実施の形態では、吸気側カム11に摺接
する各バルブリフタ19A,19Bにおいて、各カムフ
ォロア25が最寄りのジャーナル軸受22から離間する
側にそれぞれオフセットして配置されることにより、吸
気側カム11のカム幅W2が図7に示す従来例のカム4
0のカム幅Wよりもそのオフセット分だけ大きくされて
いる。それとともに、大きくされたカム幅W2に合わせ
てカム変位量D1も従来例におけるカム40のカム変位
量Dよりも大きくされている。つまり、本実施の形態で
は、吸気側カム11は、カムノーズの傾斜角θ1が従来
のカム40の傾斜角θと同じままで、カムノーズ高さの
最大値と最小値との差が同カム40のカムノーズ高さの
最大値と最小値との差よりも大きくされている。
する各バルブリフタ19A,19Bにおいて、各カムフ
ォロア25が最寄りのジャーナル軸受22から離間する
側にそれぞれオフセットして配置されることにより、吸
気側カム11のカム幅W2が図7に示す従来例のカム4
0のカム幅Wよりもそのオフセット分だけ大きくされて
いる。それとともに、大きくされたカム幅W2に合わせ
てカム変位量D1も従来例におけるカム40のカム変位
量Dよりも大きくされている。つまり、本実施の形態で
は、吸気側カム11は、カムノーズの傾斜角θ1が従来
のカム40の傾斜角θと同じままで、カムノーズ高さの
最大値と最小値との差が同カム40のカムノーズ高さの
最大値と最小値との差よりも大きくされている。
【0026】前記シャフト駆動機構15は公知の機構で
あり、図示しない油圧回路にて駆動されて吸気側カムシ
ャフト10をその中心軸線方向に連続無段階に変位させ
ることにより吸気側カム10を中心軸線方向に変位させ
る。すなわち、シャフト駆動機構15は、図3に示すよ
うに前記カムフォロワ25の摺接面25aが最もカムノ
ーズ高さが低いカム面11aに摺接する位置と、図1に
示すように同摺接面25aが最もカムノーズ高さが高い
カム面11aに摺接する位置との間で、吸気側カムシャ
フト10を変位させる。
あり、図示しない油圧回路にて駆動されて吸気側カムシ
ャフト10をその中心軸線方向に連続無段階に変位させ
ることにより吸気側カム10を中心軸線方向に変位させ
る。すなわち、シャフト駆動機構15は、図3に示すよ
うに前記カムフォロワ25の摺接面25aが最もカムノ
ーズ高さが低いカム面11aに摺接する位置と、図1に
示すように同摺接面25aが最もカムノーズ高さが高い
カム面11aに摺接する位置との間で、吸気側カムシャ
フト10を変位させる。
【0027】次に、以上のように構成された内燃機関用
バルブ駆動装置の作用及び効果を説明する。 (a) 本実施の形態では、吸気側カム11にて駆動さ
れるバルブリフタ19A,19Bの上側面19cに揺動
可能に支持されるカムフォロア25が、上側面19cの
中心からその揺動方向に外周側にオフセットして設けら
れる。そして、各バルブリフタ19A,19Bは、オフ
セットされたカムフォロア25の揺動方向が吸気側カム
シャフト10の回転軸線方向に一致するとともに、同カ
ムフォロア25が最寄りのジャーナル軸受22に対して
離間する側にオフセットされるように配設される。この
ことにより、吸気側カム11のカム幅W2を、カムノー
ズの傾斜角θ1を図7に示す従来例のカム40の傾斜角
θと同じにしたままで、同カム40のカム幅Wよりもそ
のオフセット分だけ大きくしている。そして、このカム
幅W2に合わせて吸気側カム11のカム変位量D1も従
来のカム変位量Dよりも大きくしている。その結果、吸
気側カム11は、カムノーズの傾斜角θ1が従来と同じ
ままでそのカムノーズ高さの最大値と最小値との差が大
きくされている。
バルブ駆動装置の作用及び効果を説明する。 (a) 本実施の形態では、吸気側カム11にて駆動さ
れるバルブリフタ19A,19Bの上側面19cに揺動
可能に支持されるカムフォロア25が、上側面19cの
中心からその揺動方向に外周側にオフセットして設けら
れる。そして、各バルブリフタ19A,19Bは、オフ
セットされたカムフォロア25の揺動方向が吸気側カム
シャフト10の回転軸線方向に一致するとともに、同カ
ムフォロア25が最寄りのジャーナル軸受22に対して
離間する側にオフセットされるように配設される。この
ことにより、吸気側カム11のカム幅W2を、カムノー
ズの傾斜角θ1を図7に示す従来例のカム40の傾斜角
θと同じにしたままで、同カム40のカム幅Wよりもそ
のオフセット分だけ大きくしている。そして、このカム
幅W2に合わせて吸気側カム11のカム変位量D1も従
来のカム変位量Dよりも大きくしている。その結果、吸
気側カム11は、カムノーズの傾斜角θ1が従来と同じ
ままでそのカムノーズ高さの最大値と最小値との差が大
きくされている。
【0028】従って、同吸気側カム11のカム面11a
に従って駆動される吸気側バルブ18のリフト制御量を
従来のリフト制御量よりも大きくすることができる。こ
のとき、カムノーズの傾斜角θ1が従来と同じであるた
め、吸気側バルブ18から吸気側カム11を介して吸気
側カムシャフト10に対して回転軸線方向に加わる荷重
が従来よりも大きくなることはない。このため、シャフ
ト駆動機構15を従来よりも大型化する必要がない。
に従って駆動される吸気側バルブ18のリフト制御量を
従来のリフト制御量よりも大きくすることができる。こ
のとき、カムノーズの傾斜角θ1が従来と同じであるた
め、吸気側バルブ18から吸気側カム11を介して吸気
側カムシャフト10に対して回転軸線方向に加わる荷重
が従来よりも大きくなることはない。このため、シャフ
ト駆動機構15を従来よりも大型化する必要がない。
【0029】又、カムフォロア25の摺接面25aの幅
S1が従来の同幅Sと同じであるため、吸気側カム11
から同摺接面25aに加わる面圧が従来よりも大きくな
ることはない。このため、カムフォロア25の耐久性が
従来よりも低下することはない。
S1が従来の同幅Sと同じであるため、吸気側カム11
から同摺接面25aに加わる面圧が従来よりも大きくな
ることはない。このため、カムフォロア25の耐久性が
従来よりも低下することはない。
【0030】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 上記実施の形態では、吸気側カム11を吸気側
カムシャフト10に一体的に設け、同吸気側カムシャフ
ト10とともに吸気側カム11を回転軸線方向に変位さ
せるバルブ駆動装置に実施した。これを、吸気側カムシ
ャフト10は回転軸線方向に移動させず、吸気側カム1
1のみを同方向に変位させる方式のバルブ駆動装置に実
施してもよい。この場合においても、カムノーズの傾斜
角θ1を大きくすることなく、又、カムフォロワ25の
摺接面25aの幅S1を大きくすることなく、吸気側カ
ム11のカム面11aのカムノーズ高さの最大値と最小
値との差を大きくすることができる。
ものではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 上記実施の形態では、吸気側カム11を吸気側
カムシャフト10に一体的に設け、同吸気側カムシャフ
ト10とともに吸気側カム11を回転軸線方向に変位さ
せるバルブ駆動装置に実施した。これを、吸気側カムシ
ャフト10は回転軸線方向に移動させず、吸気側カム1
1のみを同方向に変位させる方式のバルブ駆動装置に実
施してもよい。この場合においても、カムノーズの傾斜
角θ1を大きくすることなく、又、カムフォロワ25の
摺接面25aの幅S1を大きくすることなく、吸気側カ
ム11のカム面11aのカムノーズ高さの最大値と最小
値との差を大きくすることができる。
【0031】(2) ジャーナル軸受22が各シリンダ
3の両吸気側カム11の間に設けられるエンジン1に実
施したが、図6に示すように、隣り合うシリンダ3の吸
気側カム11の間に設けられるエンジン1に実施しても
よい。この場合には、各バルブリフタ19A,19Bの
上側面19cにおけるカムフォロア25のオフセット方
向を同じとし、最寄りのジャーナル軸受22から離間す
る側にオフセットすればよい。
3の両吸気側カム11の間に設けられるエンジン1に実
施したが、図6に示すように、隣り合うシリンダ3の吸
気側カム11の間に設けられるエンジン1に実施しても
よい。この場合には、各バルブリフタ19A,19Bの
上側面19cにおけるカムフォロア25のオフセット方
向を同じとし、最寄りのジャーナル軸受22から離間す
る側にオフセットすればよい。
【0032】(3) 吸気側のバルブ駆動機構に限ら
ず、排気側のバルブ駆動機構、あるいは、両方のバルブ
駆動機構に実施してもよい。 (4) 4バルブ以外のバルブ数のエンジン、例えば、
5バルブ,3バルブ等のエンジンに実施してもよい。
ず、排気側のバルブ駆動機構、あるいは、両方のバルブ
駆動機構に実施してもよい。 (4) 4バルブ以外のバルブ数のエンジン、例えば、
5バルブ,3バルブ等のエンジンに実施してもよい。
【0033】前記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1) 内燃機関用エンジン1のバルブ18に当接され
るとともに、上側面19cに揺動可能に支持するカムフ
ォロア25を介してカム11のカム面11aに対して摺
接され、同カム面11aに従って前記バルブ18を駆動
するバルブリフタであって、前記カムフォロア25は、
前記上側面19cの中心Cからその揺動方向に外周側に
オフセットして設けたバルブリフタ。このような構成に
よれば、カム11のカム幅W2及びカム移動量D1をオ
フセット分だけ大きくしても、同カム11がバルブリフ
タに対してカムフォロワ25のオフセット側の反対側に
進出しない。
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1) 内燃機関用エンジン1のバルブ18に当接され
るとともに、上側面19cに揺動可能に支持するカムフ
ォロア25を介してカム11のカム面11aに対して摺
接され、同カム面11aに従って前記バルブ18を駆動
するバルブリフタであって、前記カムフォロア25は、
前記上側面19cの中心Cからその揺動方向に外周側に
オフセットして設けたバルブリフタ。このような構成に
よれば、カム11のカム幅W2及びカム移動量D1をオ
フセット分だけ大きくしても、同カム11がバルブリフ
タに対してカムフォロワ25のオフセット側の反対側に
進出しない。
【0034】(2) 請求項1に記載の内燃機関用バル
ブ駆動装置において、前記カムシャフト10は前記軸受
22にて回転軸線方向に移動可能に支持され、前記カム
11は同カムシャフト10に対して一体的に連結され、
前記カム変位手段15は前記カムシャフト10を介して
前記カム11を回転軸線方向に変位されるようにする。
このような構成によれば、カムシャフト10を回転軸線
方向に変位させてバルブ18の最大リフト量を制御する
内燃機関用バルブ駆動装置において、バルブ18のリフ
ト制御量を大きくすることができる。
ブ駆動装置において、前記カムシャフト10は前記軸受
22にて回転軸線方向に移動可能に支持され、前記カム
11は同カムシャフト10に対して一体的に連結され、
前記カム変位手段15は前記カムシャフト10を介して
前記カム11を回転軸線方向に変位されるようにする。
このような構成によれば、カムシャフト10を回転軸線
方向に変位させてバルブ18の最大リフト量を制御する
内燃機関用バルブ駆動装置において、バルブ18のリフ
ト制御量を大きくすることができる。
【0035】(3) 請求項1に記載の内燃機関用バル
ブ駆動装置を備えたエンジン。このような構成によれ
ば、バルブ駆動装置を含むエンジン全体の大きさを大き
くすることなく、又、エンジンの耐久性を低下させるこ
となくバルブ駆動装置のリフト制御量を大きくすること
ができ、このことによりエンジン特性を好適に制御する
ことができる。
ブ駆動装置を備えたエンジン。このような構成によれ
ば、バルブ駆動装置を含むエンジン全体の大きさを大き
くすることなく、又、エンジンの耐久性を低下させるこ
となくバルブ駆動装置のリフト制御量を大きくすること
ができ、このことによりエンジン特性を好適に制御する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、カムを回転軸線方向に変位させてバルブ
のリフト量を制御するバルブ駆動装置を備えた内燃機関
用バルブ駆動装置において、カムノーズの傾斜角を大き
くすることなく、又、カムフォロアの摺動面積を小さく
することなく、より大きなリフト制御量を得ることがで
きる。
発明によれば、カムを回転軸線方向に変位させてバルブ
のリフト量を制御するバルブ駆動装置を備えた内燃機関
用バルブ駆動装置において、カムノーズの傾斜角を大き
くすることなく、又、カムフォロアの摺動面積を小さく
することなく、より大きなリフト制御量を得ることがで
きる。
【図1】 バルブ駆動装置を示す要部断面図。
【図2】 バルブ駆動装置を備えたエンジンを示す斜視
図。
図。
【図3】 バルブ駆動装置を示す要部断面図。
【図4】 バルブリフタを示す斜視図。
【図5】 同じく平面図。
【図6】 別例のバルブ駆動装置を示す要部断面図。
【図7】 従来例のバルブ駆動装置を示す要部断面図。
9…エンジン本体としてのシリンダヘッド、10…カム
シャフトとしての吸気側カムシャフト、11…カムとし
ての吸気側カム、11a…カム面、15…カム変位手段
としてのシャフト駆動機構、18…バルブとしての吸気
側バルブ、19A,19B…バルブリフタ、22…軸受
としてのジャーナル軸受、25…カムフォロア。
シャフトとしての吸気側カムシャフト、11…カムとし
ての吸気側カム、11a…カム面、15…カム変位手段
としてのシャフト駆動機構、18…バルブとしての吸気
側バルブ、19A,19B…バルブリフタ、22…軸受
としてのジャーナル軸受、25…カムフォロア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−332045(JP,A) 特開 平6−280524(JP,A) 特開 平3−179116(JP,A) 米国特許4850311(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 13/00 301 F01L 1/08 F01L 1/14
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン本体に設けられる軸受にて回転
可能に支持されるカムシャフトに対して回転不能に支持
され、カム面のカムノーズの高さがその回転軸線方向に
変化するように形成されるカムと、 上側面に支持するカムフォロワを介して前記カム面に対
して摺接され、同カム面に従ってバルブを駆動するバル
ブリフタと、 前記カムを前記カムシャフトの中心軸線方向に変位させ
るカム変位手段とからなる内燃機関用バルブ駆動装置に
おいて、 前記カムシャフトの中心軸線方向において前記上側面の
中心から同バルブリフタに隣接する前記軸受に対して離
間する側にオフセットして前記カムフォロワを前記軸受
に隣接する一対のバルブリフタにそれぞれ設けた内燃機
関用バルブ駆動装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28099596A JP3344236B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 内燃機関用バルブ駆動装置 |
US08/954,913 US5870984A (en) | 1996-10-23 | 1997-10-21 | Variable engine valve driver |
EP97118330A EP0838576A1 (en) | 1996-10-23 | 1997-10-22 | Variable engine valve driver |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28099596A JP3344236B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 内燃機関用バルブ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10121925A JPH10121925A (ja) | 1998-05-12 |
JP3344236B2 true JP3344236B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=17632803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28099596A Expired - Fee Related JP3344236B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 内燃機関用バルブ駆動装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5870984A (ja) |
EP (1) | EP0838576A1 (ja) |
JP (1) | JP3344236B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2000073710A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Toyota Motor Corp | 3次元カム用揺動フォロワ機構 |
JP3700409B2 (ja) * | 1998-09-04 | 2005-09-28 | トヨタ自動車株式会社 | 3次元カム用バルブリフタおよび可変動弁装置 |
GB2359608B (en) * | 1998-10-30 | 2002-06-19 | Christopher Paulet Mel Walters | Engine with offset cam follower-valve stem arrangement |
DE69905924T2 (de) * | 1998-10-30 | 2004-01-15 | Christopher Paulet Mel Walters | Ventilsteuerungseinrichtung |
JP2000257410A (ja) | 1999-03-10 | 2000-09-19 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の可変バルブ特性装置および3次元カム |
JP2001065371A (ja) * | 1999-08-24 | 2001-03-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
KR100633925B1 (ko) | 2004-07-12 | 2006-10-16 | 현대자동차주식회사 | 엔진의 가변 밸브리프트 장치 |
US7685993B2 (en) * | 2008-03-31 | 2010-03-30 | Cummins Inc. | Low cost variable swirl |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1159352B (it) * | 1983-02-04 | 1987-02-25 | Fiat Auto Spa | Dispositivo di regolazione della posizione assiale di un albero a camme a profilo variabile particolarmente per il comando della distribuzione di un motore |
JPS6341610A (ja) * | 1986-08-08 | 1988-02-22 | Mazda Motor Corp | エンジンのバルブ駆動装置 |
US4850311A (en) * | 1988-12-09 | 1989-07-25 | General Motors Corporation | Three dimensional cam cardanic follower valve lifter |
JPH03179116A (ja) * | 1989-07-25 | 1991-08-05 | Isuzu Motors Ltd | エンジン用弁駆動装置 |
US5148779A (en) * | 1990-05-09 | 1992-09-22 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Valve rotating apparatus of internal-combustion engine |
EP0590577A1 (en) * | 1992-09-30 | 1994-04-06 | Mazda Motor Corporation | System for controlling valve shift timing of an engine |
US5367991A (en) * | 1993-03-23 | 1994-11-29 | Mazda Motor Corporation | Valve operating system of engine |
JP3392514B2 (ja) * | 1993-05-10 | 2003-03-31 | 日鍛バルブ株式会社 | エンジンのバルブタイミング制御装置 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP28099596A patent/JP3344236B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-10-21 US US08/954,913 patent/US5870984A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-10-22 EP EP97118330A patent/EP0838576A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5870984A (en) | 1999-02-16 |
EP0838576A1 (en) | 1998-04-29 |
JPH10121925A (ja) | 1998-05-12 |
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