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JP3341766B2 - 分岐鎖アミノ酸を含有する医薬用懸濁剤 - Google Patents

分岐鎖アミノ酸を含有する医薬用懸濁剤

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JP3341766B2
JP3341766B2 JP2001296990A JP2001296990A JP3341766B2 JP 3341766 B2 JP3341766 B2 JP 3341766B2 JP 2001296990 A JP2001296990 A JP 2001296990A JP 2001296990 A JP2001296990 A JP 2001296990A JP 3341766 B2 JP3341766 B2 JP 3341766B2
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isoleucine
valine
leucine
chain amino
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祐幸 樋口
光泰 井田
昭 矢吹
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Ajinomoto Co Inc
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Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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    • A61P1/16Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for liver or gallbladder disorders, e.g. hepatoprotective agents, cholagogues, litholytics

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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イソロイシン、ロ
イシン及びバリンからなる3種の分岐鎖アミノ酸粒子を
有効成分として含有する安定性に優れた医薬用懸濁剤に
関する。特に本発明は、苦みの強いイソロイシン、ロイ
シン及びバリンからなる3種の分岐鎖アミノ酸粒子を有
効成分として高い懸濁濃度で含有する安定性に優れた医
薬用懸濁剤に関する。
【0002】
【従来の技術】イソロイシン、ロイシン及びバリンから
なる3種の分岐鎖アミノ酸を含む医薬用製剤は肝硬変に
有効な治療薬であり、現在市販されている製剤は顆粒剤
が主体である。しかし、上記3種の分岐鎖アミノ酸粒子
を有効成分とする顆粒剤の場合、その1回の服用量が約
5gと一般の製剤と比較して著しく量が多く、しかも苦
みが強いことから服用しにくいという難点がある。
【0003】一方、1回の服用量が多い薬剤を、服用時
に水を必要としない咽喉越しのよい懸濁剤とすることも
知られている。しかし市販の懸濁剤の場合、一部のタン
パク分解物等を含有する経腸栄養剤等を除けば、技術的
問題等からその有効成分の濃度は10%程度又はそれ以
下とされているのが普通である(例えば、スクラルファ
ート、水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムな
ど。)。
【0004】肝硬変用の薬剤であるイソロイシン、ロイ
シン及びバリンからなる3種の分岐鎖アミノ酸混合物を
上記のような低濃度の懸濁製剤とした場合には、通常の
製剤による1回服用量よりも遙に多い5gという量を1
回で服用しようとすると、懸濁製剤の服用量も多くせざ
るを得ず、薬剤成分の苦みが口中に拡がって不快感を与
えることとなる場合が多い。
【0005】イソロイシン、ロイシン及びバリンからな
る3種の分岐鎖アミノ酸混合物を通常の手法で懸濁製剤
とした場合には、懸濁濃度が10%(W/V)を超える
濃度となると、保存中に懸濁分散成分が沈殿して分層を
生じやすくなり、薬剤成分の沈殿が生じると保存中にケ
ーキングを生じて再分散性を失う場合が多い。それ故、
懸濁分散成分の沈殿が生じる場合には、ケーキングを生
じないような再分散性の優れた懸濁製剤を作る必要があ
る。
【0006】また、懸濁濃度を高くすることができたと
しても、懸濁液の粘性の増大、流動性の低下を招いて服
用しにくいものとなる。以上のような理由から、苦みの
強いイソロイシン、ロイシン及びバリンからなる3種の
分岐鎖アミノ酸を有効成分として含有する製剤として、
製剤の1回の服用量が少なくて済むような、高濃度でか
つ安定的に流通可能な懸濁製剤はこれまで開発されてい
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、苦み
の強い分岐鎖アミノ酸薬剤の1回の服用量を医薬品とし
て適切な量とするために、懸濁製剤を高濃度化すること
を可能とし、かつ安定的に長期間懸濁状態を維持するこ
とができるイソロイシン、ロイシン及びバリンからなる
3種の苦みの強い分岐鎖アミノ酸粒子を有効成分として
含む医薬用懸濁剤を提供することにある。
【0008】上記の目的を達成することができる本発明
は、以下の各発明を包含する。 (1) イソロイシン、ロイシン及びバリンからなる3種の
分岐鎖アミノ酸粒子を有効成分として含有し、かつ粘度
が3〜15000mPa・sで親水性疎水性バランス
(HLB)が3〜40である懸濁化剤を含有することを
特徴とする医薬用懸濁剤。
【0009】(2) イソロイシン、ロイシン及びバリンか
らなる3種の分岐鎖アミノ酸粒子を有効成分として11
〜70%(W/V)含有し、かつ粘度が30〜8000
mPa・sで親水性疎水性バランス(HLB)が5〜3
5である懸濁化剤を含有することを特徴とする医薬用懸
濁剤。
【0010】(3) 前記懸濁化剤は、セルロース誘導体、
ポリビニルアルコール、ゼラチン、寒天及びトラガント
末からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを
特徴とする(1) 項又は(2) 項に記載の医薬用懸濁剤。
【0011】(4) 前記懸濁化剤としてのセルロース誘導
体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロー
スナトリウム、結晶セルロース及び結晶セルロース・カ
ルメロースナトリウムからなる群から選ばれる少なくと
も1種、特にヒドロキシプロピルメチルセルロース及び
ヒドロキシプロピルセルロースから選ばれる少なくとも
1種であることを特徴とする(1) 項〜(3) 項のいずれか
1項に記載の医薬用懸濁剤。
【0012】(5) 前記イソロイシン、ロイシン及びバリ
ンからなる分岐鎖アミノ酸粒子の懸濁濃度が15〜60
%(W/V)であることを特徴とする(1) 項〜(4) 項の
いずれか1項に記載の医薬用懸濁剤。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の肝硬変治療用の懸濁製剤
は、日本薬局方に記載されている懸濁剤及びシロップ剤
を意味しており、その濃度も日本薬局方に規定されてい
る範囲のものである。
【0014】本発明の懸濁製剤における有効成分は、イ
ソロイシン、ロイシン及びバリンからなる3種の分岐鎖
アミノ酸である。イソロイシンは日本薬局方の規格を満
たすものである限り特に限定されるものではないが、通
常は発酵法で製造されている1mm程度又はそれ以下の
粒度のものを粉砕し、D50が3〜100μmに調製さ
れているものが使用される。同様に、ロイシンは日本薬
局方の規格を満たすものである限り特に限定されるもの
ではないが、通常は発酵法又は抽出法で製造されている
1mm程度又はそれ以下の粒度のものを粉砕し、D50
が3〜100μmに調製されているものが使用される。
同様に、バリンは日本薬局方の規格を満たすものである
限り特に限定されるものではないが、通常は発酵法又は
合成法で製造されている1mm程度又はそれ以下の粒度
のものを粉砕し、D50が3〜100μmに調製されて
いるものが使用される。
【0015】イソロイシン/ロイシン/バリンの配合割
合は、一般的にはイソロイシンを1とした場合、ロイシ
ン(1.9〜2.2)、バリン(1.1〜1.3)の範
囲であるが、この配合割合に限定されず、互いの配合量
は適宜増減することが可能である。上記したように、イ
ソロイシン、ロイシン及びバリンの粒径はD50が3〜
100μmであることが望ましいが、500μm程度ま
での粒径のものであれば使用可能である。
【0016】本発明の懸濁製剤に使用される懸濁化剤
は、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ゼラチ
ン、寒天及びトラガント末からなる群から選ばれる少な
くとも1種である。セルロース誘導体としては、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、カルメロー
ス、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウ
ム、結晶セルロース、結晶セルロース・カルメロースナ
トリウム等が挙げられる。
【0017】懸濁化剤の使用量の範囲は、懸濁製剤全容
量に対して0.1〜5.0%(W/V)、好ましくは
0.3〜3.0%(W/V)であり、対アミノ酸では
0.5〜25.0%(W/V)、好ましくは1.5〜1
5.0%(W/V)である。また、通常の医薬用懸濁剤
に懸濁化剤として使用されるカルボキシルビニルポリマ
ー、ポリビニルアルコールの部分ケン化物又は完全ケン
化物、ポリビニルピロリドン類のような合成高分子、ア
ルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール
エステルのような天然高分子等も使用することができ
る。外に、ポリソルベート80、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油60、ステアリン酸ポリオキシル40のよう
な界面活性剤、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、軽
質無水ケイ酸のような無機物質も使用することができ
る。
【0018】本発明の懸濁製剤には、安全性、主薬であ
る分岐鎖アミノ酸との配合性等を考慮した上で、通常の
懸濁製剤に使用される保存剤を使用することができる。
使用できる保存剤の例としては、ソルビン酸及びその塩
類、安息香酸及びその塩類、パラオキシ安息香酸及びそ
のエステル類等が挙げられる。甘味剤、酸味付与剤、芳
香剤、着色剤等の各種矯味剤を添加することもできる。
ショ糖のような糖類の使用はイソロイシン、ロイシン及
びバリンの3種のアミノ酸とのメイラード反応による懸
濁製剤の着色が生起することから避けることが望まし
い。
【0019】本発明の懸濁製剤は、前記粒径のイソロイ
シン、ロイシン及びバリン粒子を前記配合割合で使用
し、前記懸濁化剤と共に水と混合して調製される。懸濁
製剤を調製するための混合手段に特に制限はなく、均一
な懸濁液が得られる限り、混合のメカニズム、機種を問
わない。各種のホモジナイザー、マイクロフルイダイザ
ー等の高圧乳化機、コロイドミル等が好ましく使用され
るが、ニーダー等の万能混合機やポットミル、乳鉢等で
も使用可能である。
【00020】懸濁製剤中に用いられる分岐鎖アミノ酸
粒子の粒度の測定は、次のように行うことができる。レ
ーザー回折・散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所製
LA−920)を使用し、2−プロパノール約200m
lを循環層に入れ、撹絆、超音波照射を行いながら、2
分間循環させた後、ブランク(測定中は超音波照射な
し)を行う。引き続いて、測定アミノ酸試料を透過率が
85±5%の範囲内になるように投入する。撹絆、超音
波照射しながら2分間循環させ、超音波照射を停止した
1分後に測定を行う。平均粒径は体積基準のメジアン径
とする。
【0021】本発明の懸濁製剤に使用される懸濁化剤の
HLBは、懸濁化剤中の成分又は主成分の化学構造より
「新製剤開発システム総合技術 基剤・添加物編 (1
985)p158」に記載されているDaviesの基
数を基にDaviesの式から算出することができる。
本発明の懸濁製剤に使用される懸濁化剤の粘度は、2%
の水溶液又は分散液を日本薬局方十三改正 一般試験法
粘度測定法に記載されている円すい−平板形回転粘度
計装置(東機産業TV−30形)を用い、常温で液体の
ものは25℃、常温でゲル化しているものはゾル化する
温度で測定した実測値として求められる。
【0022】
【実施例】実施例1 精製水約350mlに粘度4553mPa・s、HLB
15.7のヒドロキシプロピルメチルセルロース(HP
MC)2.52gを加え、ディスパーサー(IKA-Labort
echnik URTRA-TURRAX25)で溶かした。この溶液に無水
クエン酸1.00g、サッカリンナトリウム0.20
g、エリスリトール30.00g、ジメチルポリシロキ
サン0.10gを加え、同様のディスパーサーを使用し
て溶かした。この溶液にイソロイシン(平均粒径15μ
m)19.04g、ロイシン(平均粒径15μm)3
8.08g、バリン(平均粒径15μm)22.881
gを加え、同様のディスパーサーで懸濁させ、さらに精
製水を追加し、全量を500mlとした。この液にスト
ロベリーエッセンスを微量添加し、マイクロフルイダイ
ザー〔月島機械(株)M−110Y〕により均一に懸濁
させ、医薬用懸濁剤を調製した。
【0023】実施例2 精製水約450mlに粘度2518mPa・s、HLB
17.3のヒドロキシプロピルセルロース(HPC)
1.56gを加え、実施例1と同様のディスパーサーで
溶かした。この溶液に無水クエン酸1.25g、サッカ
リンナトリウム0.25g、エリスリトール37.50
g、ジメチルポリシロキサン0.13gを加え、ディス
パーサーで溶かした。この溶液にそれぞれ実施例1で使
用したものと同じイソロイシン23.80g、ロイシン
47.60g、バリン28.60gを加え、ディスパー
サーで懸濁させ、さらに精製水を追加し、全量を625
mlとした。この液にストロベリーエッセンスを微量添
加し、実施例1で使用したものと同様のマイクロフルイ
ダイザーにより均一に懸濁させ、医薬用懸濁剤を調製し
た。
【0024】実施例3 精製水約250mlに粘度55mPa・s、HLB1
5.9のHPMC2.80gを加え、ディスパーサーで
溶かした。この溶液に酒石酸0.80g、サッカリンナ
トリウム0.16g、ジメチルポリシロキサン0.10
gを加え、実施例1と同様のディスパーサーで溶かし
た。この溶液に実施例1で使用したものと同様のイソロ
イシン19.04g、ロイシン38.08g、バリン2
2.88gを加え、同様のディスパーサーで懸濁させ、
さらに精製水を追加し、全量を376mlとした。この
液にストロベリーエッセンスを添加し、実施例1で使用
したものと同様のマイクロフルイダイザーにより均一に
懸濁させ、医薬用懸濁剤を調製した。
【0025】実施例4 精製水250mlに粘度55mPa・s、HLB15.
9のHPMC2.80g及び粘度1195mPa・s、
HLB33.0の結晶セルロース・カルメロースナトリ
ウム0.20gを加え、実施例1と同様のディスパーサ
ーで分散させた。この分散液に酒石酸0.80g、サッ
カリンナトリウム0.16g、ジメチルポリシロキサン
0.80gを加え、同様のディスパーサーで溶かした。
この溶液に実施例1で使用したものと同様のイソロイシ
ン19.04g、ロイシン38.08g、バリン22.
88gを加え、ディスパーサーで懸濁させ、さらに精製
水を追加し、全量を376mlとした。この液にストロ
ベリーエッセンスを添加し、実施例1で使用したものと
同様のマイクロフルイダイザーにより均一に懸濁させ、
医薬用懸濁剤を調製した。
【0026】実施例5 精製水500mlに粘度4553mPa・s、HLB1
5.7のHPMC4.80g及び粘度1195mPa・
s、HLB33.0の結晶セルロース・カルメロースナ
トリウム0.40gを加え、実施例1と同様のディスパ
ーサーで分散させた。この分散液に酒石酸4.00g、
サッカリンナトリウム0.48g、ジメチルポリシロキ
サン1.60gを加え、ディスパーサーで溶かした。こ
の溶液にイソロイシン38.08g、ロイシン76.1
6g、バリン45.76gを加え、ディスパーサーで懸
濁させ、さらに精製水を追加し、全量を800mlとし
た。この液にレモンフレーバーを添加し、マイクロフル
イダイザーにより均一に懸濁させた。この液400ml
に、粘度110mPa・s、HLB23.8の寒天2.
40gを添加し、加熱溶解後、冷却させ、医薬用懸濁剤
を調製した。
【0027】参考例1 精製水約450mlに粘度2mPa・s、HLB42.
3のアラビアゴム3.75gを加え、ディスパーサー
(IKA-Labortechnik URTRA-TURRAX25)で溶かした。こ
の溶液に無水クエン酸1.25g、サッカリンナトリウ
ム0.250g、エリスリトール37.50g、ジメチ
ルポリシロキサン0.130gを加え、同じディスパー
サーで溶かした。この溶液にイソロイシン(平均粒径1
5μm)23.80g、ロイシン(平均粒径15μm)
47.60g、バリン(平均粒径15μm)28.60
gを加え、同じディスパーサーで懸濁させ、さらに精製
水を追加し、全量を625mlとした。この液にストロ
ベリーエッセンスを微量添加し、マイクロフルイダイザ
ー(月島機械M−110Y)により均一に懸濁させ、医
薬用懸濁剤を調製した。
【0028】試験例 前記の実施例及び参考例で得られた各種医薬用懸濁剤を
無色のポリプロピレン製の容器に充填し、4℃及び40
℃で7日間静置後、肉眼により分散粒子の状態を観察し
た。その結果を次表に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
のイソロイシン、ロイシン及びバリンからなる3種の分
岐鎖アミノ酸を含んでなる医薬用懸濁剤は、高濃度で保
存安定性に優れ、服用性改善及びコンプライアンスの向
上に寄与するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 47/42 A61K 47/42 A61P 1/16 A61P 1/16 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/198 A61K 9/10 A61K 47/32 A61K 47/36 A61K 47/38 A61K 47/42 WPIDS(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソロイシン、ロイシン及びバリンから
    なる分岐鎖アミノ酸を有効成分として含有し、かつ粘度
    が3〜15000mPa・sで親水性疎水性バランス
    (HLB)が3〜40である懸濁化剤を含有することを
    特徴とする医薬用懸濁剤。
  2. 【請求項2】 前記懸濁化剤は、粘度が30〜8000
    mPa・sでありHLBが5〜35であることを特徴と
    する請求項1記載の医薬用懸濁剤。
  3. 【請求項3】 前記懸濁化剤がセルロース誘導体、ポリ
    ビニルアルコール、ゼラチン、寒天及びトラガント末か
    らなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の医薬用懸濁剤。
  4. 【請求項4】 前記懸濁化剤としてのセルロース誘導体
    は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセル
    ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロース
    ナトリウム、結晶セルロース及び結晶セルロース・カル
    メロースナトリウムからなる群から選ばれる少なくとも
    1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の医薬用懸濁剤。
  5. 【請求項5】 前記懸濁化剤がヒドロキシプロピルメチ
    ルセルロース、結晶セルロース・カルメロースナトリウ
    ム及びゼラチンから選ばれる少なくとも1種類であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の医
    薬用懸濁剤。
  6. 【請求項6】 前記イソロイシン、ロイシン及びバリン
    からなる分岐鎖アミノ酸粒子の懸濁濃度が11〜70%
    (W/V)であることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の医薬用懸濁剤。
  7. 【請求項7】 前記イソロイシン、ロイシン及びバリン
    からなる分岐鎖アミノ酸粒子の懸濁濃度が15〜60%
    (W/V)であることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の医薬用懸濁剤。
JP2001296990A 2000-10-10 2001-09-27 分岐鎖アミノ酸を含有する医薬用懸濁剤 Expired - Lifetime JP3341766B2 (ja)

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