JP3234987B2 - 自動車などのための摩擦クラッチ - Google Patents
自動車などのための摩擦クラッチInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D13/00—Friction clutches
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- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用等の摩擦クラ
ッチに関し、特に軸方向に離間し、かつ軸方向に対向す
るとともに、径方向の内方を向く放射状突片を含む環状
支持部材に固定されている2つの同軸の摩擦パッドを備
える自動車などのための摩擦クラッチに関する。
ッチに関し、特に軸方向に離間し、かつ軸方向に対向す
るとともに、径方向の内方を向く放射状突片を含む環状
支持部材に固定されている2つの同軸の摩擦パッドを備
える自動車などのための摩擦クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の摩擦クラッチは、例えばフラン
ス国特許願第8912466号明細書(1989年9月22日出願)に
記載されている。この摩擦クラッチにおける摩擦パッド
は、クラッチの圧力板と反動板との間に、グリップ締め
されるようになっており、一方、支持部材は、クラッチ
の従動軸(通常は、ギヤボックスの入力軸である。)に
固定されて、これと共に回転するようになっている。
ス国特許願第8912466号明細書(1989年9月22日出願)に
記載されている。この摩擦クラッチにおける摩擦パッド
は、クラッチの圧力板と反動板との間に、グリップ締め
されるようになっており、一方、支持部材は、クラッチ
の従動軸(通常は、ギヤボックスの入力軸である。)に
固定されて、これと共に回転するようになっている。
【0003】この発明において、2つの摩擦パッドの間
には、複数個の弾性材の突起部からなる弾性係合素子が
設けられている。この突起部の少なくとも一部は、2つ
の支持部材を互いに結合するとともに、その間に通気路
を形成している。
には、複数個の弾性材の突起部からなる弾性係合素子が
設けられている。この突起部の少なくとも一部は、2つ
の支持部材を互いに結合するとともに、その間に通気路
を形成している。
【0004】この構成により、突起部への通気は良くな
り、摩擦パッド付の支持部材と弾性係合部材とからなる
クラッチの摩擦部材、すなわち、クラッチ板は、良好な
係合作用を発揮する。負荷をかけると、クラッチ板が、
圧力板と反動板との熱変形に順応することにより、摩擦
パッドは、均等に摩耗する。また、摩擦部材の慣性が過
度に増大することはない。
り、摩擦パッド付の支持部材と弾性係合部材とからなる
クラッチの摩擦部材、すなわち、クラッチ板は、良好な
係合作用を発揮する。負荷をかけると、クラッチ板が、
圧力板と反動板との熱変形に順応することにより、摩擦
パッドは、均等に摩耗する。また、摩擦部材の慣性が過
度に増大することはない。
【0005】支持部材は、比較的薄肉になっており、締
結リベットを必要とせずに、摩擦パッドを固定させ、か
つクラッチ摩擦部材の係合作用を補助する。これによ
り、摩擦クラッチの慣性を小さく保つことができる。
結リベットを必要とせずに、摩擦パッドを固定させ、か
つクラッチ摩擦部材の係合作用を補助する。これによ
り、摩擦クラッチの慣性を小さく保つことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記突起部
は、薄肉の金属のバンドからなっているが、クラッチが
高速回転して遠心力が強くなった際の機械的強度が大で
あることが必要である。
は、薄肉の金属のバンドからなっているが、クラッチが
高速回転して遠心力が強くなった際の機械的強度が大で
あることが必要である。
【0007】本発明の目的は、上記構成の利点を損うこ
となしに、前記突起部の機械的強度を増大することにあ
る。
となしに、前記突起部の機械的強度を増大することにあ
る。
【0008】本発明による摩擦クラッチは、前記突起部
の中央部が中空であり、かつ少なくともその主要部分
が、弾性バンドで囲まれているボス状であることを特徴
とする。
の中央部が中空であり、かつ少なくともその主要部分
が、弾性バンドで囲まれているボス状であることを特徴
とする。
【0009】本発明によると、突起部の機械的強度は高
められるとともに、突起部の通気は良好となり、かつそ
の中空の形状により、良好な係合作用が発揮される。ま
た、摩擦クラッチの慣性モーメントが、過度に大となる
ことはない。
められるとともに、突起部の通気は良好となり、かつそ
の中空の形状により、良好な係合作用が発揮される。ま
た、摩擦クラッチの慣性モーメントが、過度に大となる
ことはない。
【0010】例えば、ヨーロッパ特許公開公報第025258
3A号に記載されているような構成とすることも可能で
ある。この公報においては、摩擦パッドは、支持部材自
体に結合された(米国特許第4529079号明細書に記載さ
れているように)、弾性突起部に直接支持されている。
3A号に記載されているような構成とすることも可能で
ある。この公報においては、摩擦パッドは、支持部材自
体に結合された(米国特許第4529079号明細書に記載さ
れているように)、弾性突起部に直接支持されている。
【0011】前記突起部と支持部材との間の接触域は、
突起部に第1および第2の軸方向に交互に延びる支持部
を設けてあるために小さい。そのため、遠心力に対する
抵抗性は小さい。
突起部に第1および第2の軸方向に交互に延びる支持部
を設けてあるために小さい。そのため、遠心力に対する
抵抗性は小さい。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、次のとおり構成されている。すなわち、
外周部に、軸方向の反対方向を向き、かつ支持部のない
2つの支持部材が設けられている。そのため、突起部と
支持部材との間の接触域は大きくなり、摩擦パッドを良
好に固定保持できる。
め、本発明は、次のとおり構成されている。すなわち、
外周部に、軸方向の反対方向を向き、かつ支持部のない
2つの支持部材が設けられている。そのため、突起部と
支持部材との間の接触域は大きくなり、摩擦パッドを良
好に固定保持できる。
【0013】突起部は、ボス状になっている。そのた
め、本発明による摩擦クラッチは、遠心力に対する抵抗
性が高く、高速回転できるばかりでなく、摩擦パッドを
クラッチの圧力板と反動板との間でグリップ締めする間
に、良好な係合作用を発揮するとともに、通気性にも優
れている。
め、本発明による摩擦クラッチは、遠心力に対する抵抗
性が高く、高速回転できるばかりでなく、摩擦パッドを
クラッチの圧力板と反動板との間でグリップ締めする間
に、良好な係合作用を発揮するとともに、通気性にも優
れている。
【0014】また、通気路の円周方向の幅を大きくする
ことができる。さらに、上記突起部を、弾性材製のバン
ドで囲んであるため、突起部の形状を自由に変えること
ができる。一例として、形状の異なるループ形にするこ
とができる。
ことができる。さらに、上記突起部を、弾性材製のバン
ドで囲んであるため、突起部の形状を自由に変えること
ができる。一例として、形状の異なるループ形にするこ
とができる。
【0015】また、弾性バンドの高さを変えたり、ある
いは、一方のボスを別のボスに嵌入(またはこの反対)
することにより、係合状態を容易に異ならせることがで
きる。
いは、一方のボスを別のボスに嵌入(またはこの反対)
することにより、係合状態を容易に異ならせることがで
きる。
【0016】これらのボスの周りを、弾性バンドで完全
に包囲したり、あるいは摩擦パッドの圧縮時に排気する
ための排気路を、これらのバンドを横切するようにし
て、ボスに設けることもできる。
に包囲したり、あるいは摩擦パッドの圧縮時に排気する
ための排気路を、これらのバンドを横切するようにし
て、ボスに設けることもできる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明を、好適
な実施例により詳細に説明する。
な実施例により詳細に説明する。
【0018】図に示す摩擦クラッチ(1)(特に自動車用
のもの)は、親板(図示せず)に固定され、かつ同軸を
なして同時回転するようになっている2つの環状の摩擦
パッド(2)(3)を備えている。前記親板は、ハブ(図示
せず)に、それとともに回転しうるように結合されてい
る。このハブは、クラッチの従動軸に、それとともに回
転しうるように支持され、かつ例えばリベット締めによ
って、従動軸に固定されている。
のもの)は、親板(図示せず)に固定され、かつ同軸を
なして同時回転するようになっている2つの環状の摩擦
パッド(2)(3)を備えている。前記親板は、ハブ(図示
せず)に、それとともに回転しうるように結合されてい
る。このハブは、クラッチの従動軸に、それとともに回
転しうるように支持され、かつ例えばリベット締めによ
って、従動軸に固定されている。
【0019】摩擦パッド(2)(3)は、駆動軸に、それと
ともに回転するように固定されているクラッチの圧力板
と反動板との間にグリップ締めされて、駆動軸から従動
軸に動きを伝える
ともに回転するように固定されているクラッチの圧力板
と反動板との間にグリップ締めされて、駆動軸から従動
軸に動きを伝える
【0020】各摩擦パッド(2)(3)における摩擦材(4)
は、環状の支持部材(5)(6)に、直接にモールドされる
か、あるいは接着剤等により結合されている。2つの支
持部材(5)(6)は、軸方向に対向するようにして、同軸
上に配設され、本例では肉薄の金属板からなっている。
は、環状の支持部材(5)(6)に、直接にモールドされる
か、あるいは接着剤等により結合されている。2つの支
持部材(5)(6)は、軸方向に対向するようにして、同軸
上に配設され、本例では肉薄の金属板からなっている。
【0021】摩擦材(4)は、例えばグラスファイバ、カ
ーボンファイバ、または金属−セラミック材ファイバ等
を含む、アスベストを基材とする材料からなっている。
ーボンファイバ、または金属−セラミック材ファイバ等
を含む、アスベストを基材とする材料からなっている。
【0022】各支持部材(5)(6)は、平形リング(7)
(8)を含み、各リング(7)(8)からは、それぞれ、放射
状突片(9)(10)が、内方に向かって突出している。平形
リング(7)(8)は、互いに平行をなして軸方向に離間さ
れており、摩擦パッド(2)(3)のための広い係合面にな
っている。
(8)を含み、各リング(7)(8)からは、それぞれ、放射
状突片(9)(10)が、内方に向かって突出している。平形
リング(7)(8)は、互いに平行をなして軸方向に離間さ
れており、摩擦パッド(2)(3)のための広い係合面にな
っている。
【0023】放射状突片(9)(10)は、平形リング(7)
(8)を、中央部すなわち内側の放射状部に接合するため
の、円周方向を向く折曲部(33)を有している。前記放射
状突片(9)(10)は、互いに並んで固定され、互いに平行
であるとともに、平形リング(7)(8)に対しても平行を
なしている。
(8)を、中央部すなわち内側の放射状部に接合するため
の、円周方向を向く折曲部(33)を有している。前記放射
状突片(9)(10)は、互いに並んで固定され、互いに平行
であるとともに、平形リング(7)(8)に対しても平行を
なしている。
【0024】図2に示すように、支持部材(5)(6)の折
曲部(33)は、傾斜しており、支持部材(5)(6)の軸方向
の弾性を強めている。また、摩擦パッド(2)(3)は、そ
の支持部材(5)(6)により、軸方向に相互に離間され、
その間に、正確に定められた軸方向の空間を画成してい
る。
曲部(33)は、傾斜しており、支持部材(5)(6)の軸方向
の弾性を強めている。また、摩擦パッド(2)(3)は、そ
の支持部材(5)(6)により、軸方向に相互に離間され、
その間に、正確に定められた軸方向の空間を画成してい
る。
【0025】放射状突片(9)(10)には、図1に示すよう
に小孔(34)があけられており、かつスペーサによって、
ガイドリング(図示せず)に固定されている。この詳細
については、フランス国特許公開公報第2600732A号を
参照されたい。
に小孔(34)があけられており、かつスペーサによって、
ガイドリング(図示せず)に固定されている。この詳細
については、フランス国特許公開公報第2600732A号を
参照されたい。
【0026】さらに、この摩擦クラッチは、2つの摩擦
パッド(2)(3)の間に挿入されて、ばねの役目をする弾
性係合素子(20)を有している。この弾性係合素子(20)
は、弾性材製の複数個の突起部すなわちボス(21)からな
り、少なくともその内のあるものは、支持部材(5)(6)
に固定されている。隣接するボス(21)の間には、通気路
(32)が設けられている。
パッド(2)(3)の間に挿入されて、ばねの役目をする弾
性係合素子(20)を有している。この弾性係合素子(20)
は、弾性材製の複数個の突起部すなわちボス(21)からな
り、少なくともその内のあるものは、支持部材(5)(6)
に固定されている。隣接するボス(21)の間には、通気路
(32)が設けられている。
【0027】本実施例では、ボス(21)は、すべて支持部
材(5)(6)に固定されており、支持部材(5)(6)は、ボ
ス(21)を介して、相互に結合されている。なお、ボス(2
1)は、支持部材(5)(6)にモールドされるか、あるいは
接着して固定されている。
材(5)(6)に固定されており、支持部材(5)(6)は、ボ
ス(21)を介して、相互に結合されている。なお、ボス(2
1)は、支持部材(5)(6)にモールドされるか、あるいは
接着して固定されている。
【0028】ボス(21)は中空であり、少なくともその主
要部は、弾性材製のバンド(40)によって囲まれている。
これらの突出するボス(21)は、適宜の形状を有してお
り、円周上に等間隔で離間され、かつ円周方向にやや長
いループ状を呈している。
要部は、弾性材製のバンド(40)によって囲まれている。
これらの突出するボス(21)は、適宜の形状を有してお
り、円周上に等間隔で離間され、かつ円周方向にやや長
いループ状を呈している。
【0029】しかし、例えば楕円形にしたり、また図1
の上部に示すように、全体として台形としてもよい。
の上部に示すように、全体として台形としてもよい。
【0030】これら、台形のボス(21)の径方向の外周面
(22)の円周方向の長さは、その内周面(23)の円周方向の
長さよりも長い。この反対としてもよい。
(22)の円周方向の長さは、その内周面(23)の円周方向の
長さよりも長い。この反対としてもよい。
【0031】本例では、ボス(21)は、平形リング(7)
(8)の全幅にわたって、すなわち、摩擦パッド(4)(図
2参照)の放射方向の全長にわたって、おおむね半径方
向に延びている。また、本例では、外周面(22)および内
周面(23)は、円弧状である。
(8)の全幅にわたって、すなわち、摩擦パッド(4)(図
2参照)の放射方向の全長にわたって、おおむね半径方
向に延びている。また、本例では、外周面(22)および内
周面(23)は、円弧状である。
【0032】上記の構成により、摩擦クラッチには、摩
擦パッド(2)(3)の外周から内周にかけて、実質的に一
定の放射方向の硬さが生じる。そのため、負荷時、すな
わち、クラッチの圧力板と反動板との間で、摩擦パッド
(2)(3)をグリップ締めした場合に、良好な圧力分布が
得られる。また、クラッチが熱くなっても、摩擦パッド
(2)(3)は、圧力板および反動板の形状に、正確に従う
ことができる。
擦パッド(2)(3)の外周から内周にかけて、実質的に一
定の放射方向の硬さが生じる。そのため、負荷時、すな
わち、クラッチの圧力板と反動板との間で、摩擦パッド
(2)(3)をグリップ締めした場合に、良好な圧力分布が
得られる。また、クラッチが熱くなっても、摩擦パッド
(2)(3)は、圧力板および反動板の形状に、正確に従う
ことができる。
【0033】ボス(21)を、バンド(40)で完全に包囲して
も、あるいは、摩擦パッドの圧縮時に、通気を容易にす
るために、少なくとも1つの通路(42)が形成されるよう
に、バンド(40)の一部を開口させておいてもよい。
も、あるいは、摩擦パッドの圧縮時に、通気を容易にす
るために、少なくとも1つの通路(42)が形成されるよう
に、バンド(40)の一部を開口させておいてもよい。
【0034】ボス(21)を、図1の下部に示すように、非
対称形とすることもある。すなわち、例えばボスの一側
部を、符号(41)で示すように、他側部より大きく傾斜さ
せて、通気路(32)を傾けることにより、2つの隣接する
ボス間の通気を、良好にすることができる。すなわちボ
スの一端は、若干とがった形状とされている。そのた
め、ボス(21)の外周面(22)は、その内周面(23)より長目
になり、その結果、内周から外周にかけて、ほぼ一定の
硬さが得られる。
対称形とすることもある。すなわち、例えばボスの一側
部を、符号(41)で示すように、他側部より大きく傾斜さ
せて、通気路(32)を傾けることにより、2つの隣接する
ボス間の通気を、良好にすることができる。すなわちボ
スの一端は、若干とがった形状とされている。そのた
め、ボス(21)の外周面(22)は、その内周面(23)より長目
になり、その結果、内周から外周にかけて、ほぼ一定の
硬さが得られる。
【0035】ボスの径方向の内周面(23)の内方における
支持部材(5)(6)の連続する折曲部(33)には、開口部(3
0)が設けられている。この開口部(30)は、2つの隣接す
るボス(21)の間で、円周方向に延び、かつ各通路(32)と
整列するように配置されている。
支持部材(5)(6)の連続する折曲部(33)には、開口部(3
0)が設けられている。この開口部(30)は、2つの隣接す
るボス(21)の間で、円周方向に延び、かつ各通路(32)と
整列するように配置されている。
【0036】ボス(21)を形成している弾性材は、低密度
であるのが好ましく、例えば、耐熱性が高いシリコンを
基材とするゴムとするのがよい。
であるのが好ましく、例えば、耐熱性が高いシリコンを
基材とするゴムとするのがよい。
【0037】弾性材製のバンド(40)は、例えば塗布後硬
化する粘着性のあるシリコンペーストを、ノズルを用い
て塗布することにより、容易に形成することができる。
この接着剤としては、例えば、米国特許第4529079号明
細書に記載されているものを使用すればよい。
化する粘着性のあるシリコンペーストを、ノズルを用い
て塗布することにより、容易に形成することができる。
この接着剤としては、例えば、米国特許第4529079号明
細書に記載されているものを使用すればよい。
【0038】次に、摩擦材(4)の内面において、支持部
材(5)(6)に、ボス(21)を接着する。変形例として、加
硫または据え込み、あるいはクリッピング(切抜き曲げ)
により、ボス(21)を固着してもよい。据え込みまたはク
リッピングの場合には、支持部材(5)(6)の対応する個
所に、据え込みまたはクリッピングのための加工をして
おく。
材(5)(6)に、ボス(21)を接着する。変形例として、加
硫または据え込み、あるいはクリッピング(切抜き曲げ)
により、ボス(21)を固着してもよい。据え込みまたはク
リッピングの場合には、支持部材(5)(6)の対応する個
所に、据え込みまたはクリッピングのための加工をして
おく。
【0039】このようにして、支持部材(5)(6)と、弾
性係合素子(20)とを組立てて、処理および輸送が容易な
サブアセンブリとする。摩擦材(4)は、後で、サブアセ
ンブリの外面に固着される。
性係合素子(20)とを組立てて、処理および輸送が容易な
サブアセンブリとする。摩擦材(4)は、後で、サブアセ
ンブリの外面に固着される。
【0040】別の変形例では、摩擦パッド(2)(3)の一
部に、支持部材(5)(6)を形成してから、弾性係合素子
(20)によって、2つのサブアセンブリを接合する。折曲
部(33)が連続している場合には、後で、アセンブリに、
開口部(30)を設けて通気を図る。
部に、支持部材(5)(6)を形成してから、弾性係合素子
(20)によって、2つのサブアセンブリを接合する。折曲
部(33)が連続している場合には、後で、アセンブリに、
開口部(30)を設けて通気を図る。
【0041】しかし、本例では、折曲部(33)内における
支持部材(5)(6)の中央部は、円板形であり、かつ摩擦
クラッチに一般的に設けられているばねを収容するため
の楕円形の窓孔(31)が設けられている。
支持部材(5)(6)の中央部は、円板形であり、かつ摩擦
クラッチに一般的に設けられているばねを収容するため
の楕円形の窓孔(31)が設けられている。
【0042】支持部材(5)(6)及び摩擦パッド(2)(3)
は、互いに同寸同形であり、またボス(21)は、開口部(3
0)や窓孔(31)と同様に円周方向に配置されている。
は、互いに同寸同形であり、またボス(21)は、開口部(3
0)や窓孔(31)と同様に円周方向に配置されている。
【0043】弾性材料からなるバンド(40)は、一方の支
持部材(5)(6)を備える軸方向に次第に薄くしてある。
このことは、適宜の形状のノズルを使用することにより
可能である。これにより、ボス(21)およびバンド(40)の
形成は容易となる。
持部材(5)(6)を備える軸方向に次第に薄くしてある。
このことは、適宜の形状のノズルを使用することにより
可能である。これにより、ボス(21)およびバンド(40)の
形成は容易となる。
【0044】前述の説明から分かるように、ボス(21)の
間には、円周方向の内外両端が開口した通気路(32)が形
成されている。この通気路(32)によって、良好な通気が
得られる。またボス(21)は、円周方向に変形できる。
間には、円周方向の内外両端が開口した通気路(32)が形
成されている。この通気路(32)によって、良好な通気が
得られる。またボス(21)は、円周方向に変形できる。
【0045】摩擦パッド(2)(3)を、クラッチの圧力板
と反動板との間に、漸進的にグリップ締めして、互いに
接近させることにより、クラッチが係合する間に、良好
な軸方向の係合が得られる。
と反動板との間に、漸進的にグリップ締めして、互いに
接近させることにより、クラッチが係合する間に、良好
な軸方向の係合が得られる。
【0046】クラッチを切る間に、摩擦パッド(2)(3)
は自由となり、また弾性係合素子(20)の軸方向の寸法は
限定されているため、摩擦パッド(2)(3)が、圧力板ま
たは反動板を擦過することはない。
は自由となり、また弾性係合素子(20)の軸方向の寸法は
限定されているため、摩擦パッド(2)(3)が、圧力板ま
たは反動板を擦過することはない。
【0047】上記の説明および図面からわかるように、
ボス(21)の形状、数および寸法については、特定の用途
に応じて決定される。例えば、ボスを円筒形にしたり、
まゆ形にしたり、または断続的とすることができる。
ボス(21)の形状、数および寸法については、特定の用途
に応じて決定される。例えば、ボスを円筒形にしたり、
まゆ形にしたり、または断続的とすることができる。
【0048】図1の上部に示すクラッチの場合には、6
個のボス(21)を備えているが、図1の下部に示すボスの
場合には、その数は8個になる。
個のボス(21)を備えているが、図1の下部に示すボスの
場合には、その数は8個になる。
【0049】本発明は、上述の種々の実施例に限定され
るものではない。特に、支持部材の内周には、前記のフ
ランス国特許公開公報第2600732A号に記載されている
要領で、一連の舌部を設けることができる。同様に、ボ
ス(21)を円周方向に傾斜させたり、平行四辺形としたり
して、通気をより良好にすることができる。
るものではない。特に、支持部材の内周には、前記のフ
ランス国特許公開公報第2600732A号に記載されている
要領で、一連の舌部を設けることができる。同様に、ボ
ス(21)を円周方向に傾斜させたり、平行四辺形としたり
して、通気をより良好にすることができる。
【0050】上記の説明から分かるように、上記の実施
例では、ボス(21)はすべて、少なくとも一方の支持部材
(5)(6)に固定されているが、この代わりに、ボスのう
ちあるものだけを、一方の支持部材に固定し、このボス
と、ボスが固定されていない支持部材との間に、自由空
間を設けることにより、クラッチの係合に変化を持たせ
ることもできる。このようにすると、あるボス(21)の高
さを、他とは異なる高さとすることができる。
例では、ボス(21)はすべて、少なくとも一方の支持部材
(5)(6)に固定されているが、この代わりに、ボスのう
ちあるものだけを、一方の支持部材に固定し、このボス
と、ボスが固定されていない支持部材との間に、自由空
間を設けることにより、クラッチの係合に変化を持たせ
ることもできる。このようにすると、あるボス(21)の高
さを、他とは異なる高さとすることができる。
【0051】また、図1に符号(121)で示すように、高
さがちがう別のボスを、ボスの内側に設けることもでき
る。
さがちがう別のボスを、ボスの内側に設けることもでき
る。
【0052】図3に示すように、バンド(221)を、2つ
の支持部材(5)(6)に接合するとともに、突起部(222)
と、くぼみ(223)とを、交互に設けることができる。こ
のことは、例えば、数層の材料を付着させて、1個のボ
スを形成するようにすることにより、容易に行える。
の支持部材(5)(6)に接合するとともに、突起部(222)
と、くぼみ(223)とを、交互に設けることができる。こ
のことは、例えば、数層の材料を付着させて、1個のボ
スを形成するようにすることにより、容易に行える。
【0053】摩擦パッド(2)(3)の形状については、環
状の代わりに、分割形にすることができる。これは放射
状突片(9)(10)についても同様である。
状の代わりに、分割形にすることができる。これは放射
状突片(9)(10)についても同様である。
【0054】支持部材(5)(6)は、前記フランス国特許
公開公報第2600732号の図7に示す要領で、摩擦クラッ
チのダンパ板を構成することができる。また、同明細書
の図1に示すリベットによって、支持部材を摩擦クラッ
チのガイドリングの1つに固定することができる。
公開公報第2600732号の図7に示す要領で、摩擦クラッ
チのダンパ板を構成することができる。また、同明細書
の図1に示すリベットによって、支持部材を摩擦クラッ
チのガイドリングの1つに固定することができる。
【0055】さらに支持部材については、互いに異なる
形状、例えば、一方を平形とし、他方に傾斜した折曲部
を持たせることにより、2つの支持部材を、その内周縁
で合わせることができる。
形状、例えば、一方を平形とし、他方に傾斜した折曲部
を持たせることにより、2つの支持部材を、その内周縁
で合わせることができる。
【0056】しかし折曲部(33)については、図1および
図2に示すように、傾斜させる代わりに、コンチェルテ
ィーナ(concertina、蛇曲状)形、またはその他の適切
な形状とすることもできる。
図2に示すように、傾斜させる代わりに、コンチェルテ
ィーナ(concertina、蛇曲状)形、またはその他の適切
な形状とすることもできる。
【0057】最後に、一方の円板における開口部(30)
を、他方の円板における開口部と互い違いにすることに
より、開口部(30)を、離間させることができる。また、
一方の支持部材の開口部の数を、他のものよりも多くし
たり、一方の支持部材のみに開口部を設けることもあ
る。
を、他方の円板における開口部と互い違いにすることに
より、開口部(30)を、離間させることができる。また、
一方の支持部材の開口部の数を、他のものよりも多くし
たり、一方の支持部材のみに開口部を設けることもあ
る。
【図1】上下部分を切除して示す本発明による摩擦クラ
ッチの部分正面図である。
ッチの部分正面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】摩擦材を除いて示す、図2と同様の部分断面図
である。
である。
(1)摩擦クラッチ (2)(3)摩擦パッド (4)摩擦材 (5)(6)支持部材 (7)(8)平形リング (9)(10)放射状突片 (20)弾性係合素子 (21)突起部(ボス) (22)外周部 (23)内周面 (30)開口部 (31)窓孔 (32)通路 (33)折曲部 (34)小孔 (40)バンド (41)ボスの一側部 (42)通路 (121)ボス (221)バンド (222)突起部 (223)くぼみ
Claims (12)
- 【請求項1】 クラッチの圧力板と反動板との間に把持
され、互いに軸方向に離間された同軸の2つの摩擦パッ
ド(2)(3)を有し、これらは、それぞれ、回転自在にク
ラッチの従動軸にそれとともに回転しうるようにして結
合された環状支持部材(5)(6)に固定され、軸方向に対
向し、かつ径方向の内方を向く突片(9)(10)を備え、そ
れにより、前記支持部材(5)(6)は、前記突片(9)(10)
の一方に形成された少なくとも1つの折曲部(33)を介し
て、軸方向に一体的に保持され、かつ、弾性材料からな
る複数の突起部(21)を備え、それら突起部(21)の少なく
ともいくつかは、前記の2つの摩擦パッド(2)(3)の間
に通気路(32)を形成するように離間されている弾性係合
素子(20)が、前記突起部(21)と共に、前記支持部材(5)
(6)に結合されており、前記 突起部(21)は、中央部が中空のボスよりなり、かつ
弾性材料のバンド(40)により、少なくともその主要部の
外周が包囲され、かつ該突起部(21)は、径方向および円
周方向を向くループ状であることを特徴とする、自動車
などのための摩擦クラッチ(1)。 - 【請求項2】 突起部(21)が長方形であることを特徴と
する請求項1に記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項3】 突起部(21)の径方向の外周面(22)は、そ
の径方向の内周面(23)よりも大きな円周方向の長さを有
することを特徴とする請求項2に記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項4】 突起部(21)は、アーク状である外周面(2
2)と内周面(23)を有する、ほぼ台形であることを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項5】 突起部(21)の一側部(41)が、換気フィン
を形成するように、他のものよりも、大きく傾斜してい
ることを特徴とする請求項4に記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項6】 バンド(40)の厚さは、一方の環状支持部
材から、他方の環状支持 部材へ向かって、軸方向に徐々
に薄くなっていることを特徴とする請求項1〜5のいず
れかに記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項7】 バンド(221)に、突起部(222)が形成され
ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
の摩擦クラッチ。 - 【請求項8】 突起部(21)のいくつかは、支持体(5)
(6)の1つとのみ結合され、かつ該突起部(21)と支持体
(5)(6)の他のものとの間が離間されていることを特徴
とする請求項1〜7のいずれかに記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項9】 複数の突起部(21)の高さが異なっている
ことを特徴とする請求項8に記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項10】 異なる高さの突起部(121)が、他のも
のの中に配置されていることを特徴とする請求項9に記
載の摩擦クラッチ。 - 【請求項11】 支持体(5)(6)は、放射状突片(9)(1
0)を有し、その少なくとも1つは、他の方へ向かって曲
がっており、それにより、放射状突片は、径方向の内方
で当接しており、かつ前記突起部(21)と対向する個所に
おいて、突片(9)(10)の折曲部(33)に、開口部(30)が設
けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれ
かに記載の摩擦クラッチ。 - 【請求項12】 前記突起部(21)のバンド(40)に、少な
くとも1つの通路(42)が設けられていることを特徴とす
る請求項1〜11のいずれかに記載の摩擦クラッチ。
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04211727A JPH04211727A (ja) | 1992-08-03 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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FR2673984B1 (fr) * | 1991-03-12 | 1995-05-05 | Valeo | Disque de friction progressif pour embrayage a frottement a sec. |
ATE106996T1 (de) * | 1992-01-17 | 1994-06-15 | Textar Kupplungs Und Industrie | Kfz-kupplungs-mitnehmerscheibe. |
US5680921A (en) * | 1996-02-07 | 1997-10-28 | Borg-Warner Automotive, Inc. | Transmission band assembly |
US5857551A (en) * | 1996-03-19 | 1999-01-12 | Exedy Corporation | Clutch disk assembly having cushioning plates and paired friction pads riveted together |
DE19621972A1 (de) * | 1996-05-31 | 1997-12-04 | Diehl Remscheid Gmbh & Co | Reibeinheit, betreffend eine Reibbelagfederung für Aggregate, wie Kupplungen oder Bremsen |
FR2761432B1 (fr) * | 1997-03-27 | 1999-05-28 | Valeo | Disque a garnitures de friction pour embrayage mecanique |
JP2970671B2 (ja) * | 1997-11-07 | 1999-11-02 | 東海ゴム工業株式会社 | バンジョウ型継手に用いられるバンジョウ部材のためのプロテクトキャップ及びプロテクトキャップを装着したバンジョウ型継手付ホース |
EP1287321A1 (en) * | 2000-06-01 | 2003-03-05 | 3M Innovative Properties Company | Method for selecting time-temperature indicators |
US7040475B2 (en) * | 2003-10-08 | 2006-05-09 | General Motors Corporation | Wet clutch friction member with dual-directional moduli of elasticity |
FR2871538B1 (fr) * | 2004-06-14 | 2006-07-28 | Valeo Materiaux De Friction So | Dispositif de friction pour un embrayage, notamment de vehicule automobile |
CA2608011A1 (en) | 2005-05-11 | 2006-11-23 | Pulsewave Llc | Processing of grains and the like |
FR2887605B1 (fr) * | 2005-06-23 | 2007-08-24 | Valeo Materiaux De Friction Sa | Element de progressivite pour friction d'embrayage |
FR2894637B1 (fr) * | 2005-12-13 | 2008-02-15 | Valeo Materiaux De Friction Sa | Dispositif de friction perfectionne pour un embrayage, notamment de vehicule automobile |
DE102007031013A1 (de) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Zf Friedrichshafen Ag | Kupplungsscheibe für eine Reibungskupplung |
FR2983545B1 (fr) * | 2011-12-01 | 2014-04-04 | Valeo Materiaux De Friction | Disque porte-garnitures a moyens de progressivite en materiau elastomere |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US1862991A (en) * | 1929-03-14 | 1932-06-14 | Gen Motors Corp | Disk clutch |
US2253316A (en) * | 1938-07-26 | 1941-08-19 | Borg Warner | Rivetless drive plate |
US3064782A (en) * | 1958-12-15 | 1962-11-20 | Bendix Corp | Lining button-spring loaded |
DE2363692A1 (de) * | 1973-12-21 | 1975-07-03 | Autopatent Verwertungs Gmbh | Elastische reibungskupplungslamelle, insbesondere fuer kraftfahrzeugtrockenreibungskupplungen |
US4529079A (en) * | 1980-01-16 | 1985-07-16 | Borg-Warner Corporation | Cushion-bonded driven disc assembly and method of construction |
GB8615874D0 (en) * | 1986-06-28 | 1986-08-06 | Automotive Prod Plc | Friction material & carrier plate assembly |
FR2600732B1 (fr) * | 1986-06-30 | 1990-11-02 | Valeo | Friction d'embrayages a faible inertie et embrayage incorporant une telle friction. |
FR2652397B1 (fr) * | 1989-09-22 | 1995-06-02 | Valeo | Friction d'embrayage a faible inertie, notamment pour vehicule automobile. |
-
1990
- 1990-02-27 FR FR9002433A patent/FR2658882A1/fr active Granted
-
1991
- 1991-02-21 US US07/658,508 patent/US5137133A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-02-25 EP EP91400501A patent/EP0446098B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1991-02-25 DE DE69103447T patent/DE69103447T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-02-25 ES ES91400501T patent/ES2062705T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-02-26 KR KR1019910003092A patent/KR0184868B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-02-27 JP JP05371391A patent/JP3234987B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR0184868B1 (ko) | 1999-04-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |