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JP3229431B2 - 記録装置および該記録装置の記録状態判断方法 - Google Patents

記録装置および該記録装置の記録状態判断方法

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Publication number
JP3229431B2
JP3229431B2 JP11443493A JP11443493A JP3229431B2 JP 3229431 B2 JP3229431 B2 JP 3229431B2 JP 11443493 A JP11443493 A JP 11443493A JP 11443493 A JP11443493 A JP 11443493A JP 3229431 B2 JP3229431 B2 JP 3229431B2
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澄 川村
健 小野
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置および該記録装
置の記録状態判断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット方式の記録装置例
えば熱エネルギーを用いてインクに状態変化を生起させ
ることによりインクを吐出する記録ヘッド(以下ヘッ
ド)を用いた記録装置において、ヘッドのインク有無を
検知する方法として次のようなものが提案されている。
【0003】すなわち、ヘッドの温度を検知する手段を
もうけ、該温度検知手段によりヘッドのヒータを加熱す
る前と加熱した後の温度差を検知し、該温度差が所定値
より小さければインク有りと判断し、逆に所定値より大
きければインク無しと判断する。これはヘッドの熱容量
が、インクが有るときは大きく、インクが無いときは小
さくなることを利用したものである。
【0004】また、別の方法としては、インクを供給す
る経路に圧力センサもうけ、この圧力センサの値が所定
値以上であればインク有り、所定値以下であればインク
無しと判断する方法もある。
【0005】その他にも、インクカートリッジの重量、
インクの電気抵抗や電気容量、光センサによる光線の透
過、などによる様々な方法が考えられている。
【0006】このような方法により、ヘッドのインクカ
ートリッジにインクが有ることや、ヘッドにインクが供
給されていることは判断できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下のような欠点がある。
【0008】そもそもインクジェット方式の記録装置の
弱点は、インクが乾燥したり、ノズルに気泡が生ずるこ
とによっておきるノズルの目詰まりが原因でインクの不
吐出が生ずることである。この現像は記録開始から発生
することもあるし、また記録途中から発生することもあ
る。
【0009】この弱点を克服するために様々な対策が施
され、目詰まりが発生した場合の回復動作としては完璧
な対策が考えられてきているものの、目詰まりを未然に
防ぐ完全な対策はできていない状態にある。
【0010】従って、インク有無検知手段によってイン
ク有りと判断した場合でも、目詰まりが生じた場合には
記録されないという現像が生ずる場合がある。
【0011】ファクシミリの記録装置としてインクジェ
ット方式の記録装置が使用される場合には、インク有り
と判断して受信し記録動作をし、送信側に受信が終了し
たことの確認を返したとしても、上記目詰まりが生じた
場合には記録紙には画像が何も記録されていなかった
り、頁の途中から画像が記録されていないということが
起きる。この場合は、送信側は正常に通信が終了し所望
の原稿が送信できたと思っていても、受信側では正常に
記録されていないという致命的な不具合が生ずる。
【0012】つまり、従来方式ではファクシミリ受信記
録が正常に行われたかを完全に検知するには不十分であ
った。
【0013】そこで本発明の目的は以上のような問題を
解消した記録装置および該記録装置の記録状態判断方法
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、画像データに応じた画像を記録媒体
に記録する記録手段を用いて記録を行う記録装置であっ
て、前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前
記画像データに応じた画像を前記記録手段により記録し
た後に、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体の
所定長の後端部を除く前記記録媒体上の所定位置に、前
記記録手段により所定の画像を記録する記録制御手段
と、前記所定位置に対応する位置であって、前記記録媒
体を搬送することにより前記記録媒体上の前記所定の画
像を検知可能な位置に設けられ、前記記録媒体上の画像
の有無に応じた信号を出力する検知手段と、前記記録制
御手段による前記所定の画像の記録後に、前記搬送手段
による前記記録媒体の搬送とともに前記記録媒体上の前
記所定位置を含む領域を前記検知手段により検知し、前
記検知手段により出力される前記信号の変化のパターン
に基づいて前記記録手段による記録状態を判断する判断
手段と、を有することを特徴とする。
【0015】請求項2の発明は、請求項1において、前
記検知手段は、前記記録媒体上の前記画像が記録されて
いない領域を検知した場合と、前記画像が記録された領
域を検知した場合とで、異なる信号を出力するととも
に、前記判断手段は、前記異なる信号の変化によって示
されるパターンに基づいて前記記録手段による記録状態
を判断することを特徴とする。
【0016】請求項3の発明は、請求項2において、前
記判断手段は、前記検知手段により出力される前記信号
が、前記画像が記録された領域を検知したことを示す信
号から前記画像が記録されていない領域を検知したこと
を示す信号に変化するパターンを示す場合に、前記記録
手段による記録動作が正常に行われたと判断することを
特徴とする。
【0017】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかにおいて、前記記録媒体の後端を検知する後端検知
手段をさらに有し、該後端検知手段の検知結果に基づい
て前記記録手段によって前記記録媒体の後端の所定長を
除く前記所定位置に前記所定の画像を記録することを特
徴とする。
【0018】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかにおいて、前記検知手段は、光学的に検知を行うセ
ンサであって、反射光量に応じた信号を出力することを
特徴とする。
【0019】請求項6の発明は、請求項5において、前
記検知手段は、発光ダイオードを有することを特徴とす
る。
【0020】請求項7の発明は、請求項5または6にお
いて、前記検知手段は、反射光量に応じて、所定の濃度
を基準として、所定の信号と該所定の信号とは異なる信
号の2種類の信号を出力するとともに、前記判断手段
は、前記2種類の信号によって示されるパターンに基づ
いて前記記録状態を判断することを特徴とする。
【0021】請求項8の発明は、請求項5乃至7のいず
れかにおいて、前記検知手段に対向する位置に前記記録
媒体が搬送されていない状態において前記検知手段によ
り検知可能な位置に設けられる光の反射を抑えた部材を
さらに有し、前記判断手段は、前記検知手段が前記画像
が記録されていない前記記録媒体を検知したことにより
出力する信号と、前記検知手段が前記画像または前記部
材を検知したことにより出力する信号とによって示され
るパターンに基づいて、前記記録手段の記録状態を判断
することを特徴とする。
【0022】請求項9の発明は、請求項1乃至8のいず
れかにおいて、前記記録手段は画像データに応じてイン
クを吐出することにより画像を記録することを特徴とす
る。
【0023】請求項10の発明は、請求項9において、
前記記録手段は熱エネルギーを用いてインクに状態変化
を生起させることによりインクを吐出することを特徴と
する。
【0024】請求項11の発明は、請求項9または10
において、前記判断手段は、前記検知手段から、所定の
インク付着率以上の濃度を示す領域を検知したことに基
づく信号に続いて、前記所定のインク付着率未満の濃度
を示す領域を検知したことに基づく信号が出力された場
合に前記記録手段による記録動作が正常に行われたと判
断することを特徴とする。
【0025】請求項12の発明は、請求項1乃至11の
いずれかにおいて、前記記録制御手段は、前記所定の画
像の記録解像度を、前記画像データに基づく画像記録時
の記録解像度と異ならせることを特徴とする。
【0026】請求項13の発明は、請求項9乃至12の
いずれかにおいて、前記判断手段は、前記記録状態とし
て、前記インクの残量が低下したか否かを判断すること
を特徴とする。
【0027】請求項14の発明は、請求項1において、
前記画像データを受信する通信手段をさらに有し、前記
記録手段は前記通信手段により受信された前記画像デー
タに応じて画像を記録媒体に記録することを特徴とす
る。
【0028】請求項15の発明は、請求項14におい
て、さらに前記通信手段により受信された画像データを
記憶する記憶手段を備え、前記判断手段により前記記録
状態が不可と判断された場合、その時点で前記記憶手段
に格納されている画像データを保存することを特徴とす
る。
【0029】請求項16の発明は、請求項14におい
て、原稿画像を読取る読取手段をさらに有するととも
に、前記読取手段により前記原稿画像を読取って得られ
た画像データに基づいて画像を記録する第1モードと、
前記通信手段により受信した画像データに基づいて画像
を記録する第2モードとで動作可能であり、前記記録制
御手段は、前記第1モードにおいては前記所定の画像の
記録を行わず、前記第2モードにおいて前記所定の画像
の記録を行うよう制御することを特徴とする。
【0030】請求項17の発明は、記録媒体を搬送方向
に搬送する搬送手段を有し、画像データに応じた画像を
前記記録媒体に記録する記録手段を用いて記録を行う記
録装置の記録状態判断方法において、前記画像データに
応じた画像を前記記録手段により記録した後に、前記搬
送手段により搬送される前記記録媒体の所定長の後端部
を除く前記記録媒体上の所定位置に、前記記録手段によ
り所定の画像を記録する工程と、前記所定の画像を記録
した後に、前記記録媒体の搬送とともに前記記録媒体上
の前記所定位置を含む領域を、前記所定位置に対応する
位置に設けられて前記記録媒体上の画像の有無に応じた
信号を出力する検知手段により検知する工程と、前記検
知手段により出力される前記信号の変化のパターンに基
づいて前記記録手段による記録状態を判断する判断工程
と、からなることを特徴とする。
【0031】請求項18の発明は、請求項17におい
て、前記検知手段は、前記記録媒体上の前記画像が記録
されていない領域を検知した場合と、前記画像が記録さ
れた領域を検知した場合とで、異なる信号を出力するも
のであって、前記判断工程は、前記異なる信号の変化に
よって示されるパターンに基づいて前記記録手段による
記録状態を判断することを特徴とする。
【0032】請求項19の発明は、請求項18におい
て、前記判断工程は、前記検知手段により出力される前
記信号が、前記画像が記録された領域を検知したことを
示す信号から前記画像が記録されていない領域を検知し
たことを示す信号に変化するパターンを示す場合に、前
記記録手段による記録動作が正常に行われたと判断する
ことを特徴とする。
【0033】
【作用】本発明によれば、画像データに応じた画像記録
が終了した後の記録媒体上の、後端に余白を残した位置
に所定の画像を記録し、所定の画像を検知可能な位置に
設けたセンサにより記録媒体を搬送しながら検知を行っ
たときの、センサにより出力される信号の変化で示され
るパターンに基づいて画像データが正常に記録できたか
否かの記録状態を判断する。
【0034】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0035】(実施例1)図1は、本発明にかかるファ
クシミリ装置の主要部分の構成を表したブロック図であ
り、1は記録紙等の記録媒体に記録を行うために用いら
れる記録密度が360dpi×360dpiのヘッドを
使用した記録装置部であり、本実施例では熱エネルギー
を用いてインクに状態変化を生起させることによりヘッ
ドよりインクを吐出する。2は8pel×7.7lin
e/mmの解像度(以下、解像度Aと呼ぶ)および8p
el×3.85line/mmの解像度(以下、解像度
Bと呼ぶ)を360dpi×360dpiの解像度(以
下、解像度Cと呼ぶ)に変換する解像度変換回路、3は
原稿を読み取るための解像度が8pel×3.85or
7.71/mmのリーダ部、4はリーダ部3により読み
取った原稿の画情報や受信画情報、および記録装置部1
を制御する制御データを記憶する4Mbitのメモリ
部、5は5a側に接続すると解像度変換回路2によって
解像度変換され、5b側に接続すると解像度変換をしな
いで記録装置部1にデータを送る、解像度変換する/し
ないの選択をする切り替え回路であり、6は本装置の全
体の制御を行うCPU、7はCPU6が記録制御部15
を制御するための制御信号線である。この他MODE
M,NCU、操作部など周知の構成要素があるがここに
は図示していない。
【0036】次に図2を用いて記録装置部1の構成をさ
らに説明する。11は副走査方向(矢印A方向)に36
0dpiの記録密度で64ドット1列のノズルを有し、
主走査方向(紙面垂直方向、図3の矢印B方向)に36
0dpiの記録密度で移動しながら記録する記録密度が
360dpi×360dpiのヘッドを有する記録部、
12は記録紙の給紙、排紙および記録部11で記録する
ときに副走査方向の位置を定めるための360dpiス
テップの送り精度を有する記録紙搬送部、13は記録紙
が有る場合にはON状態になり、無い場合にはOFF状
態になる記録紙の有無および先端、後端を検知するため
の記録紙センサ、14は記録紙の記録面に記録された所
定の画像のインクが付着した部分の占める割合に応じた
値を検知するための反射型のホトセンサである。記録制
御部15はCPU6から送られる画像データを記録部1
1で記録できるようにデータの変換をしたり、CPU6
から送られる制御データの指示に従い記録部11、記録
紙搬送部12、記録紙センサ13を制御する。また、1
6は画像が記録されるカット紙である。
【0037】次に、解像度変換の原理について説明す
る。
【0038】読み取りと記録の解像度が異なったり、フ
ァクシミリ通信の解像度と異なる記録密度を有するファ
クシミリ装置では、受信時やコピー時に原稿と等倍で記
録する必要があるため解像度変換回路が必要になる。例
えば8pel×7.7l/mmの解像度で読取った画像
データを360dpi×360dpiヘッドで記録する
場合、読取りの1画素に対し記録の1画素を対応させて
記録すると、主走査方向8pel/360dpi=0.
564、副走査方向7.7l/mm/360dpi=
0.543の縮小率で画像が記録されることになる。そ
こで走査方向では元のデータ9bitを16bitに、
副走査方向では6bitを11bit展開すると、 主走査方向 0.564×(16/9)=1.003 副走査方向 0.543×(11/6)=0.996 となり、ほぼ等倍に記録することができる。
【0039】図5は、読み取り画像のコピー記録、およ
び受信画像を受信記録するときの解像度変換の概念を簡
単に図で示したものである。ここで5aは主走査方向の
解像度変換を示しており、読み取り画素51aを記録画
素2個分の51a′に、また53aを記録画素1個分の
53a′に置き換えることによって主走査方向の等倍記
録が可能になる。5bは副走査方向の解像度変換を示し
ており、読み取り画素1ライン51bを記録画素2ライ
ン分の51b′に、また53bのように記録画素1ライ
ン分の53b′に置き換えることによって副走査方向の
等倍記録が可能になる。この解像度変換回路は主走査方
向については簡単なラッチ回路を使用し、副走査方向に
ついてはソフト制御で同一ラインの2度書き制御をして
いる。
【0040】4のメモリには、MODEM(図示せず)
で受信した画像データやリーダ部3で読み取った画像デ
ータを記憶し、CPU6によって作成した任意の画像デ
ータおよび記録制御部15に対する制御データを記憶す
る。
【0041】従って、ファクシミリ受信では、8pel
×3.85or7.71/mmの解像度で画像データが
送られてくるためMODEM(図示せず)からメモリ4
に記憶された画像データを切り替え回路5を5a側に接
続することにより解像度変換回路2で解像度変換を行い
送信原稿と等倍記録するようにCPU6が制御を行う。
【0042】リーダ部3で読み取った画像データも上記
と同様の処理を行うことにより等倍のコピーを行う。
【0043】一方、切り替え回路5を5b側に接続する
とメモリ4の画像データは解像度変換されることなく画
像データの1画素を記録の1画素に対応させ記録装置部
1で記録することができる。また、記録制御部15に制
御データを送るときには5b側に接続しておく。
【0044】図3は記録紙センサ13とホトセンサ14
の位置関係を示したもので17は後で説明するマーク、
すなわち記録媒体の所定位置に所定の画像データに応じ
て記録された所定の画像(以下、フッタマークとい
う。)およびその記録位置である。ここでセンサ13、
14およびマーク17は記録紙の搬送方向(A方向)に
一直線上に並ぶように配置している。また、これらは記
録部11の記録紙16に対する記録可能範囲の最も左端
に配置している。さらに、フッタマーク記録装置17は
記録紙16の後端に所定の長さの記録紙白地が残るよう
な位置にすることができる。
【0045】次に、ファクシミリ受信画像を記録すると
きの制御について説明する。記録紙16の先端が記録紙
センサ13に到達したとき同センサ13はON状態にな
り、そこから所定長さを記録紙搬送部12によって搬送
することにより記録部11の記録位置まで記録紙16を
移動する。そこから記録制御部15が記録部11と記録
紙搬送部12を制御することによって解像度変換回路2
からの解像度変換後の1頁分の画像データを記録紙16
に記録する。その後の制御は図4のフローチャートで説
明する。なお、本実施例では、受信画像データのメモリ
4への格納と記録を並行して行うものである。
【0046】記録紙16に記録を行いながらS1で記録
紙センサ13がOFF状態になることをチェックし、O
FF状態になる(つまり記録紙16の後端を検知する)
とS2にすすみ、17のフッタマーク記録位置が記録部
11の記録位置に至るまで記録紙搬送部12で記録紙1
6を搬送する。この搬送ステップ数をNステップ(移動
距離を1/360インチで割った数)としている。次に
S3では記録部11によってフッタマークを記録紙16
のフッタマーク記録位置17に記録する。このフッタマ
ークはCPU6によって作成された画像データをメモリ
4に記憶し、切り替え回路5の5a側を経由して15に
送られた画像である。ここでは記録部11の64ドット
分の記録幅に相当する約4.5mm四方の正方形の全黒
をフッタマークとしている。
【0047】S4では17の位置がホトセンサ14の検
知位置まで移動するように記録紙搬送部12で記録紙1
6を搬送する。この搬送ステップ数をMステップとして
いる。S4ではホトセンサ14を用いて17の位置の濃
度を検知する。17の位置に上記に述べたフッタマーク
が記録されていれば反射光が小さく、17の位置のイン
ク付着率が所定値以上であることを示す値が検知され、
フッタマークを検知したと判断し、正常に記録されたと
判断する。もし記録部11にインクが無くなったり、記
録部11のノズルが目詰まりしたことなどによって正常
に記録できていないとすると記録紙16のフッタマーク
記録位置17にはフッタマークが記録されていないため
あるいは記録されたとしても付着したインク量が少な
く、反射光が大きくなり、17の位置のインク付着率が
所定値未満であることを示す値が検知され、ホトセンサ
14を用いてフッタマークが記録されていないことが検
出され、CPU6は記録が異常であると判断する。この
場合はCPU6はメモリ4に記憶されていた現頁の受信
画像データを消去することなく保持するとともに、記録
異常であることを例えばファクシミリ装置内のスピーカ
等から所定の断続トーンを発することによってユーザに
知らしめる。そして、回復動作やヘッドの交換が行われ
た後に、所定の操作手順によって再度受信記録を行い確
実に記録を完了できるようにしている。なお、フッタマ
ークが正常に記録されていないことを検知した場合、代
行受信モードに移り、メモリ4に記憶されている現頁の
画像データおよび以後送られてくる画像データをメモリ
4に記憶して保存し、回復動作,ヘッドの交換等の後に
所定の操作によって保存した画像データを記録するよう
にしてもよい。さらに、フッタマークが正常に記録され
ていないことを検知した場合、例えば、インクカートリ
ッジにインクが残っていても、インクノズル内に大きな
気泡が発生してインクが出なくなることがあり、このた
めフッタマークが正常に記録されていないことが検知さ
れる場合がある。この場合、CPU6はインクノズルを
ポンプにより吸引する回復動作を行うように回復手段を
制御することにより、インクノズル内の気泡が除去され
て再び印字できるようになる。このため、フッタマーク
が正常に記録されていないことを検知した場合、自動的
に回復動作を行い、もう一度前回の画像を記録し、フッ
タマークを検知する。それでもフッタマークが正常に記
録されていないことを検知した場合には、インク無しと
判断し、“カートリッジ交換”の表示を行う。したがっ
て、この場合フッタマークが正常に記録されていないこ
とを検知した時に、それが泡不吐でなくインク無しであ
った場合には白紙が1枚余分に出力されることになる
が、出力された白紙を装置にセットすることで、使用で
きるので何の浪費も発生しない。
【0048】また、本実施例では、上記に示したフッタ
マーク記録は受信画像記録時のみ行い、コピーや通信管
理レポートなどのレポート類の記録時は行わないように
CPU6で制御している。これはコピーやレポートの記
録はユーザがその場にいて意識的に記録させようとする
ものであるから、もし異常記録した場合にはユーザの判
断に任せることができるためファクシミリ装置が自動的
に判断する必要がないからである。またコピーにはフッ
タマークであってもできる限り読み取り原稿の画情報以
外は記録しない方が良いという判断によるものである。
【0049】またカット紙に記録する場合には、受信し
た1ページの画情報が1枚のカット紙に記録しきれない
場合もある。この場合には周知の分割記録という方法が
あるが、分割記録の場合でも必ずカット紙の1枚1枚の
後端の決められた場所にフッタマークを記録するように
制御している。
【0050】図7に、7の制御信号線の信号名を図示し
ている。この制御信号はパソコンなどの端末として使用
されるプリンタのインターフェイスとして周知のセント
ロニクスインターフェイスに準拠したものである。7a
は制御コマンドや画像データを出すデータ線(DATA
1〜8)、7bは7aのストローブ信号(XSTROB
E)やイニシャライズ信号(XINIT)、7cはプリ
ンタの状態を示すステイタス信号(XACKNLG,B
USY,P.E.,SELECT,XERRO)であ
る。7a、7bはプリンタに対する入力信号で、7cは
出力信号である。このような制御信号を使用することに
より、パソコンでプリンタを制御するのと同じようにC
PU6で記録装置部1を制御することができる。
【0051】(実施例2)図9は本発明の第2の実施例
の要部を示し、記録紙16が通過するホトセンサ14の
検知位置の直下に、光の反射を抑えるための黒い部材1
4aを設け、この部材14aの直上に記録紙16がない
場合にはホトセンサ14への反射光がなくなるようにし
ている点が特徴であり、他の構成は第1の実施例と同様
である(ただし、ファクシミリ受信画像を記録するとき
の制御が異なる)ホトセンサ14の出力を2値化する回
路を図10に示す。オペアンプ14dの非反転入力に入
力するリファレンス電圧14bを適当に設定することに
より、同オペアンプ14dの反転入力に入力するホトセ
ンサ14の出力、すなわち、検知位置(部材14aの位
置)からの反射光の大きさに応じてオペアンプ14の検
知出力14cを定めることができる。この検知出力14
cはCPU6に接続されている。記録紙16の白地を検
知した場合のように検知位置が所定の濃度以下である場
合にはホトセンサ14への反射光レベルが大きくなるた
め、検知出力14cはハイレベル1(白レベル)とな
る。記録紙16に記録部11によって記録された箇所を
検知した場合や記録紙16が無い場合のように検知位置
が所定の濃度以上である場合にはホトセンサ14への反
射光が小さくなるため、検知出力14cはローレベル0
(黒レベル)となる。
【0052】フッタマーク記録位置17は記録紙16の
後端に必ず所定の長さの記録紙白地が残るような位置に
してある。
【0053】次に、ファクシミリ受信画像を記録すると
きの制御について説明する。記録紙16の先端が記録紙
センサ13に到達したとき同センサ13はON状態にな
りそこから所定長さを記録紙搬送部12によって搬送す
ることにより記録部11の記録位置まで記録紙16を移
動する。そこから記録制御部15が記録部11と記録紙
搬送部12を制御することによって解像度変換回路2か
らの解像度変換後の画像データを記録紙16に記録す
る。その後の制御は図11のフローチャートで説明す
る。
【0054】記録紙16に記録を行いながらS11で記
録紙センサ13がOFF状態になることをチェックし、
OFF状態になる(つまり記録紙16の後端を検知す
る)とS12にすすみ、17のフッタマーク記録位置が
記録部11の記録位置に至るまで記録紙搬送部12で記
録紙16を搬送する。この搬送ステップ数をNステップ
(移動距離を1/360インチで割った数)としてい
る。次にS13では記録部11によってフッタマークを
記録紙16の17の位置に記録する。このフッタマーク
はCPU6によって作成された画像データをメモリ4に
記憶し、切り替え回路5の5a側を経由して15に送ら
れた画像である。ここでは記録部11の64ドット分の
記録幅に相当する約4.5mm四方の正方形の全黒をフ
ッタマークとしている。S14ではホトセンサ14の検
知出力14cの状態をメモリ4に記憶する。S15では
記録紙16を所定のステップ数だけフィードする。S1
6では検知出力14cの状態が変化した場合にのみその
状態をメモリ4に記憶する。S17では記録紙16の後
端が検知位置を通過するまで記録紙搬送部12で記録紙
16を搬送したかの判断を行い、NOの場合にはS15
に戻り、YESの場合にはS18に進む。ここで、記録
紙16にフッタマークを記録してから、それが、検知位
置を通過するまでの搬送ステップ数をMステップ(移動
距離を1/360インチで割った数)としている。S1
8ではメモリ4に記憶された検知出力14aの変化のパ
ターンに応じて記録が正常にされたか否かの判断を行っ
ている。
【0055】図12に検知出力14aの変化パターン
(P1からP7のパターン)と記録動作の判断の対応を
記す。P1は、S14で記録紙16の白地を検知し、そ
の後フッタマークの黒,後端白地,記録紙16の排紙後
の部材14aを検知した場合である。P2は、S14で
記録紙16に記録部11により記録された部分を検知
し、その後フッタマークの黒を通過し、後端白地,記録
紙16排紙後の部材14aを検知した場合である。P3
は、P1のパターンの最後の記録紙16排紙後の部材1
4aを検知しなかった場合である。P4は、P2のパタ
ーンの最後の記録紙16排紙後の部材14aを検知しな
かった場合である。P5は、S14で記録紙16の白地
を検知し、後端白地,記録紙16排紙後の部材14aを
検知した場合である。P6は、S14で記録紙16の白
地を検知し、その後も記録紙16の白地を検出し続けた
場合である。P7は、黒レベルを検知し続けた場合であ
る。
【0056】P1とP2の場合は、記録が正常に終了し
記録紙16も正常に排紙されたと判断する。P3とP4
の場合は、記録は正常に終了したが記録紙16が正常に
排紙されなかったとする。P5の場合は、フッタマーク
を検知できなかったことや記録部11にインクが無くな
ったり、記録部11のノズルが目詰まりしたことなどに
よって正常に記録されておらず、記録紙16が正常に排
紙されたと判断する。P6の場合は、P5と同様に正常
に記録されず、記録紙16が正常に排紙されなかったと
判断する。P7は、記録した黒を検知したまま記録紙搬
送部12の不良により記録紙16の不送りが生じた場合
や、黒などの濃度の濃い紙を記録紙として使用した場合
と判断する。
【0057】P3,P4の場合は記録紙搬送不良である
ことを例えばファクシミリ装置内のスピーカ等から所定
の断続トーンを発することによってユーザに知らしめ記
録紙ジャムを促す。
【0058】P5,P6,P7の場合はCPU6はメモ
リ4に記憶されていた受信画像データを消去することな
く、記録異常であることを例えばファクシミリ装置内の
スピーカ等から所定の断続トーンを発することによって
ユーザに知らしめ回復動作やヘッドの交換が行われた後
に、所定の操作手順によって再度受信記録を行い確実に
記録を完了できるようにしている。
【0059】第1の実施例では、記録紙の所定位置にフ
ッタマークがあることを前提としているために、フッタ
マークを記録した直後にユーザが記録紙を強引に引き抜
くと、検知位置に記録紙が無い状態でフッタマークの検
知を行うため、いかなる場合でも黒レベルと判断し記録
が正常に行われたと判断してしまうが、このようなこと
は本実施例により解決することができる。
【0060】上記に示したフッタマーク記録は受信画像
記録時のみ行い、コピーや通信管理レポートなどのレポ
ート類の記録時は行わないようにCPU6で制御してい
る。
【0061】なお、例えば記録紙16の先端をセンサ1
3で検知してから所定ステップ数記録紙搬送部12によ
って搬送しても記録紙16の後端をセンサ13で検知で
きなかった場合は記録紙ジャム等の搬送不良が発生した
り、所定長以上の長さの記録紙がセットされたことと判
断できフッタマークを記録する前に異常状態を検知でき
る。このときは、例えばファクシミリ装置内のスピーカ
等から所定の断続トーンを発することによってユーザに
知らしめ異常状態を取り除くよう促している。従って制
御がフッタマークを記録するS13まで進んでいるとい
うことは、記録紙排紙も正常に行われるとみなしてもま
ったく問題はない。そこで図12のP1とP2のパター
ンまで比較する必要はなく正常記録されたか否かの判断
はP3とP4だけ十分である。
【0062】また、使用される記録紙のサイズが限定さ
れている場合(ユーザが選択用スイッチ等でサイズを選
択できる場合を含む)には記録紙一枚に記録できる画像
サイズ(フッタマークを含む)が決まるため、記録紙の
先端を検知してから所定の先頭記録位置まで搬送し、記
録を行う制御ができる。このときもフッタマークの後端
と記録紙の後端に所定長の記録紙白地ができるように画
像サイズを決めている。もし、限定された記録紙サイズ
より短い記録紙がセットされた場合には、記録動作の途
中でセンサ13が記録紙16の後端を検知することによ
りわかる。このときは警告音とともに「記録紙サイズを
チェックして下さい」をLCDに表示してユーザに警告
する。また、限定された記録紙サイズより長い記録紙が
セットされた場合や記録紙ジャムが発生した場合には、
フッタマーク記録後の記録紙排紙動作でMステップ搬送
後もセンサ13が記録紙16の後端を検知しないことに
よりわかる。このときは警告音とともに「記録紙を点検
してください」をLCDに表示してユーザに警告する。
【0063】(実施例1,2の応用例)図6に、フッタ
マークの他の例を示している。17の位置にあるのは上
述のフッタマークであるが17と同一の行の18の位置
に“FAX RECEPTION”などのようなファク
シミリ受信記録紙であることをユーザに知らしめるメッ
セージやイラストを追加記録したものである。これによ
ってさらにファクシミリ受信記録紙であることが積極的
にアピールできる。ただしこの18の位置のメッセージ
等が19のファクシミリ画情報と明確に区別できるよう
にするために18の位置には360dpiの解像度のフ
ォントで記録すれば19の画像の解像度とはかなり異な
るため区別は容易につく。18の位置に記録するフォン
トやメッセージはCPU6によってメモリ4に記憶させ
ることにより可能である。解像度を変える方法の他には
18の位置への記録は1ドットおきに間引いて見かけ上
の濃度を19のファクシミリ画情報と変える方法もあ
る。この間引き記録はプリンタ装置の分野では「ドラフ
トモード」、「エコノミーモード」として周知の技術で
あり15の記録制御部で容易に実現することができる。
【0064】また、18の位置に記録するメッセージは
CPU6で作成できるため、18の位置に記録するメッ
セージの中に受信ページ数や受信時刻などファクシミリ
受信では有用なデータを付加することも容易にできる。
【0065】上記実施例では記録紙としてカット紙を使
用したが、ロール紙の場合にも同様に応用できる。ただ
しフッタマークを受信画情報の1ページの終わりの次の
行に記録することによりカット紙では分割記録で発生す
る記録紙の無駄を省く利点がある。
【0066】また、上述の如きヘッドを使用した記録装
置は一般的に高解像度であるため、パソコンなどのプリ
ンタとして使用に耐えられる。そこでプリンタインター
フェイスをさらに付加してプリンタ機能付きのファクシ
ミリ装置とすることも可能である。図8は、主要部分の
ブロック図であり、図1の解像度変換回路2と切り替え
回路5から記録制御部15の経路に付加するブロック部
分を示している。30はパソコンを接続するためのプリ
ンタインターフェイス用コネクタ(セントロニクスイン
ターフェイスが一般的である)で、31は制御信号線7
の経路をCPU6の制御によって切り替える制御切り替
え回路である。ユーザは不図示の操作部のモード選択ボ
タン(図示せず)を押すことによりファクシミリあるい
はプリンタのモードを選択できる。ファクシミリとして
使用するときは、CPU6によって制御切り替え回路3
1を31a側に接続することにより前述したファクシミ
リ動作が可能になる。プリンタとして使用するときは、
CPU6によって制御切り替え回路31を31b側に接
続することによりコネクタ30に接続されているパソコ
ンの制御によってプリンタ動作が可能になる。制御信号
線7は前述したようにセントロニクスインターフェイス
に準拠しているためこのような簡単な切り替えが可能に
なっている。
【0067】このような構成にすることによってプリン
タモードの時はフッタマークの記録は行わないようにし
ている。
【0068】以上説明したように、画像を記録紙に記録
する記録手段と、記録紙の記録面の濃度を検知する濃度
検知手段とを有し、画像記録が終了してから記録紙の所
定位置に所定のフッタマークを該記録手段によって記録
し、フッタマークの記録位置の濃度を該濃度検知手段に
よって検知するように制御する制御手段を有するファク
シミリ装置にすることによって、該濃度検知手段の出力
レベルによってファクシミリ受信記録がインク切れだけ
ではなく、目詰まりによって正常に記録できなかった場
合も確実に判断できる効果がある。
【0069】さらにファクシミリ受信画像を記録したと
きのみフッタマークを記録することによってコピーした
記録紙と一見して区別できる。またパソコンなどの端末
としてのプリンタ機能を有するファクシミリ装置におい
てはファクシミリ受信記録紙とパソコンのプリントアウ
ト紙が混在してスタックされることがあるがこのフッタ
マークを記録することにより受信記録紙とプリンタアウ
ト紙の区別が容易にできる効果がある。
【0070】また、ファクシミリ受信記録とフッタマー
ク記録では記録解像度や記録濃度を変えることができる
記録手段を設けることにより、フッタマークを受信画像
と勘違いすることを防ぐ効果がある。そもそも一般的に
ヘッドはファクシミリの解像度(8pel×3.751
/mmor7.711/mm)よりも高密度の記録能力
を持っているのでこれは容易に実現できる。
【0071】書類を整理するときに使用するファイルな
どは一般的に左閉じのものが多いため、そもそも送信原
稿も左に余白を空けて文章を書いているものが多いの
で、フッタマーク記録位置と該濃度検知手段を記録紙の
搬送方向に対し記録範囲の一番左端に配置することによ
り、フッタマークを目だちにくくする工夫ができる。
【0072】カット紙を記録紙として使用する場合には
記録紙後端を検知する後端検知手段と、記録紙を所定量
搬送する搬送手段とを有し、記録紙の後端から所定の位
置にフッタマークを記録することにより、任意の長さの
カット紙がセットされていても常に記録紙の後端から決
まった位置にフッタマークを記録できるためフッタマー
クとファクシミリ受信画像の判別が容易にできる効果が
ある。
【0073】また上記後端検知手段をフッタマーク記録
位置の近傍(一直線上にあるのが理想的)に配置するこ
とにより、万が一記録紙が斜行したとしても必ず記録紙
のあるところにフッタマークを記録するのでフッタマー
ク検知動作が確実にできる安全設計の効果がある。もし
近傍に配置しない場合には紙がないところにフッタマー
クを記録する場合があるため確実なフッタマーク検知が
できなくなる可能性があるためこの配置による効果は大
きい。
【0074】(実施例3)図13は、本発明を実施する
センサを有する一例としてのファクシミリ装置のブロッ
ク図である。101はCPU,ROM,RAM等からな
り本ファクシミリ装置の制御を行う主制御部である。2
はキースイッチ,LCD,LED等からなるファクシミ
リの操作・表示部である。
【0075】103はCCDまたはCS(コンタクトセ
ンサ)や駆動部を持ち、原稿の読みとり動作を行う読み
とり制御部である。104はMODEMUからなる通信
制御部であり、NCUを介して回線へと継ながる。10
5は反射型フォトセンサを用いたインク有無検知センサ
である。106は記録制御部であり、主制御部からのコ
マンドにより107のプリントヘッドや108の記録紙
搬送モータをコントロールすることにより記録を行う。
ここでは、107はインクジェットヘッドとする。
【0076】図14はインク有無検知センサの回路図で
ある。110が反射型フォトセンサであり、110Aの
発光ダイオードと110Bのフォトトランジスタで構成
される。120は、この発光ダイオードをON/OFF
するためのトランジスタであり主制御部の出力ポートに
よりON/OFFが切り替えられる。130はコンパレ
ータでありこの出力がインク有無の判定となり主制御部
に入力される。抵抗R1は発光ダイオードに流れる電流
を決定するための抵抗、R2はコンパレータに入力する
電圧を決定するための負荷抵抗、R3・R4はコンパレ
ータのスレッシホールドを決定するための抵抗である。
【0077】本回路において被検物の発光ダイオードの
光に対する反射率が高い場合は、フォトトランジスタが
ONとなりR2に流れる電流値が大きくコンパレータ出
力はL(ロウ)となる。また被検物の反射率が低い場合
にはR2にはあまり電流が流れずコンパレータ出力はH
(ハイ)となる。本実施例においては記録紙の白地が反
射率が高く、フッタマーク中のインクが占める面積が大
きいほど反射率が低くなる。
【0078】図19は反射型フォトセンサ110とマー
ク180との位置関係を示したもので、記録紙150の
上方より見たときの図である。ここで反射型フォトセン
サ110とマーク180とは一直線上に並ぶように配置
している。また、これらは記録紙150に対する記録可
能範囲の後端側左端に配置している。なお、矢印は記録
紙150の搬送方向を示す。
【0079】図15に上述構成にてインク有無検知を行
う場合の主制御部のサブルーチンのフローを示す。S1
01で記録制御部に対してマーク印字コマンドを送出す
る。S102で反射型フォトセンサの発光ダイオードを
ONとし、S103で、記録制御部がマークを印字し、マ
ーク検知位置まで記録紙を搬送する時間のWAITを行
う。この時間は一定で既知であるものとする。S104
でインク有無検知を行う。その結果がインク無し、つま
り図14におけるコンパレータの出力がLであればS1
05でインク無し表示を行う。この表示はインクカート
リッジ交換等、インクが補給されるまで続けるものとす
る。
【0080】S106で発光ダイオードをOFFとしこ
のサブルーチンを終了する。
【0081】図16に記録制御部のフローを示す。S1
10で主制御部からコマンドを受けたかどうかの判断を
行い、記録(プリント)コマンドであればS120へ進
みS130で所定の記録動作を行いS110へもどる。
S110で受けたコマンドが記録紙搬送(フィード)コ
マンドであれば、S170へ進み、S180で指定量記
録紙を搬送してS110から繰り返す。マーク印字コマ
ンドを受けた場合には、S140に進み、S150で所
定の位置にインク有無検知マークを印字し、S160で
そのマークが反射型フォトセンサの照射位置に来るよう
に記録紙を搬送する。
【0082】図17にプリントヘッドと反射型フォトセ
ンサの位置関係を示す。110が反射型フォトセンサ、
107がプリントヘッドであり、101が主制御部、1
06が記録制御部である。150が記録紙でありローラ
160によって矢印の方向へ搬送される。ローラは記録
制御部のコントロールのもとで108のモータにより駆
動される。
【0083】なお、上記実施例ではインク有無検知位置
でマークを停止してセンサで検知したが、これは、セン
サ出力を継続的に監視しながら、マークを印字した記録
紙を移動しながら検知することも可能である。この場合
もセンサ位置とプリントヘッド位置は固定でありその間
の記録紙の搬送量も既知である。発光ダイオードはセン
サ照射位置をマークが通過する直前にONし、マーク通
過後OFFにする。
【0084】また、本実施例では主制御部は記録制御部
に対してマーク印字コマンドを送出後WAITするよう
にしたが、これは図18のように記録紙エッジセンサを
設け、このエッジを基準としてマーク印字位置やマーク
検知位置を決定・判定する方法も考えられる。図18に
おいては、170の記録紙エッジセンサ以外の構成は図
17と同様である。このエッジセンサとしては、反射型
フォトセンサの他にフォトインタラプタを用いることも
できる。図18では記録紙の後端を基準とする場合を図
示したが、記録紙の先端を基準とすることも考えられ
る。この方法は記録紙としてカット紙を用いた場合に、
記録紙に対してより正確な位置にマークを印字し、正確
な位置で検知するために有効である。
【0085】本発明は、インク吐出用素子として電気機
械変換体を用いたインクジェット記録装置のインク有無
検知や、インクシートを用いた熱転写プリンタのインク
シート有無検知も可能である。また、インク有無だけで
はなく広義にとれば印字不良を判別できる。
【0086】また、上記実施例の説明で、インク無しを
検出した場合の処理として、インク無し表示としたが、
インク確認やインク補給を促す表示や、記録すべきデー
タをメモリに残すため(例えばファクシミリ受信での代
行受信)のフラグをたてるなど図15のS105で行う
動作としては種々考えられる。
【0087】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0088】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0089】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0090】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0091】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0092】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0093】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0094】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像データに応じた画像記録が終了した後の記録媒体上
に、後端に余白を残してマークを記録し、記録媒体を搬
送しながらマークを検知を行うとともに、検知によって
得られる信号の変化のパターンに基づいて画像データ記
録が正常に行なわれたか否かを自動的に確実に判断する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例にかかるファクシミリ装置の主要
部分の構成を表したブロック図である。
【図2】記録装置の構成要素の配置図である。
【図3】記録センサ、ホトセンサ、フッタマーク記録位
置の関係を示した図である。
【図4】記録が正常に行なわれたか否かの判断のフロー
チャートである。
【図5】(a),(b)は主走査方向と副走査方向の解
像度変換の概念図である。
【図6】フッタマーク記録の他の例を示す図である。
【図7】記録装置を制御するための制御信号を示した図
である。
【図8】プリンタインターフェイスを有するファクシミ
リ装置に追加される部分のブロック図である。
【図9】記録装置の構成要素の他の例を示す配置図であ
る。
【図10】ホトセンサ14の出力を2値化する手段の回
路図である。
【図11】記録が正常に行われたか否かの判断の他の例
を示すフローチャートである。
【図12】検知出力14aの変化パターンと記録動作の
判断の対応を示した図である。
【図13】本発明のインク有無検知センサを持つファク
シミリ装置のブロック図である。
【図14】インク有無検知センサ部の回路図である。
【図15】本発明を実施する主制御部のインク有無検知
サブルーチンのフローチャ−トである。
【図16】記録制御部のアルゴリズムを示す図である。
【図17】本発明を実施するプリンタ部のモデル図であ
る。
【図18】他の実施例を説明するプリンタ部のモデル図
である。
【図19】反射型フォトセンサ110とマーク180と
の位置関係を示した図である。
【符号の説明】
1 記録装置部 2 解像度変換回路 3 リーダ部 4 メモリ 5 切り替え回路 6 CPU 7 制御信号線 11 記録部 12 記録紙搬送部 13 記録紙センサ 14 ホトセンサ 15 記録制御部 17 フッタマークおよびその記録位置 30 プリンタインターフェイス用コネクタ 31 制御切り替え回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 2/175 B41J 29/46 B41J 29/48

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに応じた画像を記録媒体に記
    録する記録手段を用いて記録を行う記録装置であって、前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、 前記画像データに応じた画像を前記記録手段により記録
    した後に、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体
    の所定長の後端部を除く前記記録媒体上の所定位置に、
    前記記録手段により所定の画像を記録する記録制御手段
    と、 前記所定位置に対応する位置であって、前記記録媒体を
    搬送することにより前記記録媒体上の前記所定の画像を
    検知可能な位置に設けられ、前記記録媒体上の画像の有
    無に応じた信号を出力する検知手段と、 前記記録制御手段による前記所定の画像の記録後に、前
    記搬送手段による前記記録媒体の搬送とともに前記記録
    媒体上の前記所定位置を含む領域を前記検知手段により
    検知し、前記検知手段により出力される前記信号の変化
    のパターン に基づいて前記記録手段による記録状態を判
    断する判断手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は、前記記録媒体上の前記
    画像が記録されていない領域を検知した場合と、前記画
    像が記録された領域を検知した場合とで、異なる信号を
    出力するとともに、 前記判断手段は、前記異なる信号の変化によって示され
    るパターンに基づいて前記記録手段による記録状態を判
    断することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、前記検知手段により出
    力される前記信号が、前記画像が記録された領域を検知
    したことを示す信号から前記画像が記録されていない領
    域を検知したことを示す信号に変化するパターンを示す
    場合に、前記記録手段による記録動作が正常に行われた
    と判断することを特徴とする請求項2に記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体の後端を検知する後端検知
    手段をさらに有し、該後端検知手段の検知結果に基づい
    て前記記録手段によって前記記録媒体の後端の所定長を
    除く前記所定位置に前記所定の画像を記録することを特
    徴とする請求 項1乃至3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、光学的に検知を行うセ
    ンサであって、反射光量に応じた信号を出力することを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段は、発光ダイオードを有す
    ることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記検知手段は、反射光量に応じて、所
    定の濃度を基準として、所定の信号と該所定の信号とは
    異なる信号の2種類の信号を出力するとともに、 前記判断手段は、前記2種類の信号によって示されるパ
    ターンに基づいて前記記録状態を判断することを特徴と
    する請求項5または6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記検知手段に対向する位置に前記記録
    媒体が搬送されていない状態において前記検知手段によ
    り検知可能な位置に設けられる光の反射を抑えた部材を
    さらに有し、 前記判断手段は、前記検知手段が前記画像が記録されて
    いない前記記録媒体を検知したことにより出力する信号
    と、前記検知手段が前記画像または前記部材を検知した
    ことにより出力する信号とによって示されるパターンに
    基づいて、前記記録手段の記録状態を判断することを特
    徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段は画像データに応じてイン
    クを吐出することにより画像を記録することを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれかに記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は熱エネルギーを用いて
    インクに状態変化を生起させることによりインクを吐出
    することを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記判断手段は、前記検知手段から、
    所定のインク付着率以上の濃度を示す領域を検知したこ
    とに基づく信号に続いて、前記所定のインク付着率未満
    の濃度を示す領域を検知したことに基づく信号が出力さ
    れた場合に前記記録手段による記録動作が正常に行われ
    たと判断することを特徴とする請求項 9または10に記
    載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録制御手段は、前記所定の画像
    の記録解像度を、前記画像データに基づく画像記録時の
    記録解像度と異ならせることを特徴とする請求項1乃至
    11のいずれかに記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記判断手段は、前記記録状態とし
    て、前記インクの残量が低下したか否かを判断すること
    を特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の記録
    装置。
  14. 【請求項14】 前記画像データを受信する通信手段を
    さらに有し、前記記録手段は前記通信手段により受信さ
    れた前記画像データに応じて画像を記録媒体に記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 さらに前記通信手段により受信された
    画像データを記憶する記憶手段を備え、前記判断手段に
    より前記記録状態が不可と判断された場合、その時点で
    前記記憶手段に格納されている画像データを保存するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 原稿画像を読取る読取手段をさらに有
    するとともに、前記読取手段により前記原稿画像を読取
    って得られた画像データに基づいて画像を記録する第1
    モードと、前記通信手段により受信した画像データに基
    づいて画像を記録する第2モードとで動作可能であり、 前記記録制御手段は、前記第1モードにおいては前記所
    定の画像の記録を行わず、前記第2モードにおいて前記
    所定の画像の記録を行うよう制御することを特徴とする
    請求項14に記載の記録装置。
  17. 【請求項17】 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手
    段を有し、画像データに応じた画像を前記記録媒体に記
    録する記録手段を用いて記録を行う記録装置の記録状態
    判断方法において、 前記画像データに応じた画像を前記記録手段により記録
    した後に、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体
    の所定長の後端部を除く前記記録媒体上の所定位置に、
    前記記録手段により所定の画像を記録する工程と、 前記所定の画像を記録した後に、前記記録媒体の搬送と
    ともに前記記録媒体上の前記所定位置を含む領域を、前
    記所定位置に対応する位置に設けられて前記記録媒体上
    の画像の有無に応じた信号を出力する検知手段により検
    知する工程と、前記検知手段により出力される前記信号
    の変化のパターンに基づいて前記記録手段による記録状
    態を判断する判断工程と、 からなることことを特徴とする記録装置の記録状態判断
    方法。
  18. 【請求項18】 前記検知手段は、前記記録媒体上の前
    記画像が記録されていない領域を検知した場合と、前記
    画像が記録された領域を検知した場合とで、異なる信号
    を出力するものであって、 前記判断工程は、前記異なる信号の変化によって示され
    るパターンに基づいて前記記録手段による記録状態を判
    断することを特徴とする請求項17に記載の記録装置の
    記録状態判断方法。
  19. 【請求項19】 前記判断工程は、前記検知手段により
    出力される前記信号が、前記画像が記録された領域を検
    知したことを示す信号から前記画像が記録されていない
    領域を検知したことを示す信号に変化するパターンを示
    す場合に、前記記録手段による記録動作が正常に行われ
    たと判断することを特徴とする請求項18に記載の記録
    装置の記録状態判断方法。
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