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JP3228604B2 - 液晶ディスプレイ駆動装置 - Google Patents

液晶ディスプレイ駆動装置

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Publication number
JP3228604B2
JP3228604B2 JP17886993A JP17886993A JP3228604B2 JP 3228604 B2 JP3228604 B2 JP 3228604B2 JP 17886993 A JP17886993 A JP 17886993A JP 17886993 A JP17886993 A JP 17886993A JP 3228604 B2 JP3228604 B2 JP 3228604B2
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JP
Japan
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signal
frequency
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JP17886993A
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JPH0736413A (ja
Inventor
良充 稲森
巧一 小田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH0736413A publication Critical patent/JPH0736413A/ja
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶ディスプレイ駆
動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、液晶ディスプレイ(LCD)駆動
装置の概念図を示す。図7において、1はCPU(中央
演算処理装置)であり、2はLCDコントローラであ
る。上記LCDコントローラ2は、CPU1から入力さ
れる制御信号に応じてコモンドライバ3,第1セグメン
トドライバ4および第2セグメントドライバ5の動作を
制御する。
【0003】また、上記LCDコントローラ2は、CP
U1から入力された表示データを一旦VRAM(ビデオ・
ランダム・アクセス・メモリ)7に格納する。そして更
に、CPU1の制御の下に、コモンドライバ3からのコ
モン信号h1,h2,…,hn-1,hnによって選択されたコモン電
極Hiに対応した表示データをVRAM7から読み出し
て、第1セグメントドライバ4及び第2セグメントドラ
イバ5に送出する。こうして第1セグメントドライバ4
及び第2セグメントドライバ5に送出された表示データ
は、各セグメントドライバ4,5内でセグメント信号s1,
s2,…,sm-1,smに変換されて、セグメント電極Sjに供給
される。こうして、上記コモンドライバ3からのコモン
信号hi(i=1〜n)とセグメントドライバ4,5からの
セグメント信号sj(j=1〜m)とに基づいて、LCD
6上に画像を表示する。
【0004】図8は、図7のLCD駆動装置におけるコ
モンドライバの内部回路を示す。また、図9は、図8
おける基本クロック信号a,この基本クロック信号aの
分周信号b〜d,交流化同期信号FRMおよび選択信号
h1〜hnの波形を示す。
【0005】図8において、上記基本クロック信号aは
水晶発振やCR発信によって得られる。そして、この基
本クロック信号aを分周回路8,9,10によって順次1
/2分周して分周信号b,c,dを生成して交流化同期信
号FRMを得る。
【0006】また、選択信号生成回路11では、上記基
本クロック信号aおよび分周信号b,cと、これらの信
号のレベルをノットゲート12,13,14によって反転
した信号とに基づいて、ノアゲート15,16,…,17
によって、選択信号h1,h2,…,hnを生成する。
【0007】こうして生成された、上記交流化同期信号
FRMおよび選択信号h1は、レベルシフタ18,19に
よって電圧V1〜V6の液晶電圧系にレベルシフトされて
コモン信号生成回路20に送出される。そして、選択信
号h1のレベルと交流化同期信号FRMのレベルとの組
み合わせによって、上記電圧V1〜V6のうち1つの電圧
のみが選択されてコモン信号h1として出力される。同
様にして、他の選択信号h2〜hnに基づいてコモン信号
2〜hnが生成されて出力される。
【0008】図10は、上記LCD6上における点灯画
素(1,j)と消灯画素(2,j)とに供給されるコモン信号
1,h2とセグメント信号sjとの波形を示す。ここで、
上記交流化同期信号FRMは、LCD6における画素
(i,j)を構成する液晶材に直流が印加されると液晶材
の劣化を来すので、液晶材に印加される電圧の方向を周
期的に逆転させるための同期信号である。この交流化同
期信号FRMの波形は、LCD6におけるコモン電極群
1,H2,…,Hn-1,Hnを1回選択する期間で1回トグル
し、その結果交流化同期信号FRMの1周期でコモン電
極群H1〜Hnを2回選択することになる。
【0009】上記LCD6上の画素(i,j)が点灯状態
にあるか又は消灯状態にあるかは、当該画素(i,j)に
係るコモン電極Hiに印加されるコモン信号hiの電圧が
選択状態(レベル“V6"又はレベル“V1":この電圧を
以下選択電圧と言う)になった際におけるセグメント電
極Sjに印加されるセグメント信号sjとコモン信号hi
との電位差によって決定される。
【0010】図10における点灯画素(1,j)において
は、時点A,B,C,Dでコモン信号h1の電圧が上記選択
電圧になってコモン信号h1とセグメント信号sjとの電
位差がα(=V6−V1)となるために、画素(1,j)の液
晶材に点灯電圧が印加されて画素(1,j)は点灯する。
これに対して、消灯画素(2,j)においては、各時点E,
F,G,Hでコモン信号h2の電圧が上記選択電圧にな
る。ところが、コモン信号h2とセグメント信号sjの電
位差はβ(=V5−V1=V6−V2<V6−V1=α)である
ため、画素(2,j)の液晶材には点灯電圧が印加されず
に画素(2,j)は消灯するのである。
【0011】その際に、上記時点Aと時点Bのいずれに
おいても液晶材には点灯電圧α(=|V6−V1|)が印加
されるのであるが、上記交流化同期信号FRMのレベル
が“H"である時点Aにはコモン信号h1の電圧を基準と
して“+"の電圧が印加されるのに対して、“L"である
上記時点Bではコモン信号h1の電圧を基準として“−"
の電圧が印加されている。したがって、点灯画素(1,
j)の液晶材に印加される電圧は時点Aと時点Bとで相
殺されて、液晶材には直流が印加されないのである。
【0012】尚、上記点灯画素(1,j)における時点A,
B,C,Dの状態(選択状態)を1基準クロック分ずらすと
消灯画素(2,j)における時点E,F,G,Hの状態(選択
状態)になっている。このように、選択状態にあるコモ
ン電極Hiがコモン電極H1からコモン電極Hnに向かっ
て順次シフトして行くのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、上記L
CD駆動装置のコモンドライバにおいては、交流化同期
信号FRMがトグルする毎に各コモン信号h1〜hnが順
次選択電圧となる。そして、上記選択電圧のコモン信号
iが供給されている消灯画素の液晶材にも上記電圧β
が印加されて電荷がチャージされるために、消費電力が
多いという問題がある。
【0014】さらに、上記LCDの画素マトリックス上
に千鳥画像を表示する際には、時点Eに続く時点(基本
クロック信号aの1週期)で選択状態にある画素(3,j)
(図7参照)に印加される電圧を点灯電圧αにして点灯す
る必要がある。そこで、その時点におけるセグメント信
号sjを電圧V6にして、セグメント信号sjとコモン信
号h3との電位差をαにする。したがって、上記千鳥画
像を表示する際には、交流化同期信号FRMのレベルが
“H"でコモン信号hiの上記選択電圧がV1である期間
(図10における時点A,時点E,…,時点Bの期間)に
は、セグメント信号sjの電圧はV6とV4とを交互に繰
り返す必要があり、一定電圧を供給する場合に比して消
費電力が大きくなるという問題がある。
【0015】そこで、この発明の目的は、画素に電荷が
チャージされる回数を減らして低消費電力化を図ること
ができるLCD駆動装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、LCD上にマトリックス状
に配列された画素に選択的に電圧を印加して画像を表示
させるLCD駆動装置において、上記画素マトリックス
の各ラインを順次選択する周期の基準周期に対する倍数
を表す倍数情報を格納するレジスタと、基本クロック信
号を順次1/2ずつ所定回数だけ分周して夫々の分周毎
に上記基本クロック信号の分周信号を出力する分周手段
と、上記レジスタに格納された倍数情報に基づいて,上
記分周手段から出力される各分周毎の分周信号の何れか
一つを選択する信号選択手段と、上記信号選択手段によ
って選択された分周信号を順次1/2ずつ所定回数だけ
分周して交流化同期信号を生成すると共に,夫々の分周
毎に分周信号を出力する交流化同期信号生成手段と、上
記信号選択手段によって選択された分周信号と上記交流
化同期信号生成手段からの各分周毎の分周信号とを上記
レジスタに格納された倍数情報に応じた順序で組み合わ
せて,上記画素マトリックスの各ラインを上記倍数情報
に応じた選択順序および選択間隔で選択するためのコモ
ン信号を生成するコモン信号生成手段を備えたことを特
徴としている。
【0017】
【作用】請求項1に係る発明では、分周手段に基本クロ
ック信号が入力されると、この分周手段によって、上記
基本クロック信号が順次1/2ずつ所定回数だけ分周さ
れて夫々の分周毎に上記基本クロック信号の分周信号が
出力される。そして、信号選択手段によって、レジスタ
に格納されている倍数情報に基づいて、上記分周手段か
ら出力される各分周毎の分周信号の何れか一つが選択さ
れて交流化同期信号生成手段およびコモン信号生成手段
に供給される。
【0018】そうすると、上記交流化同期信号生成手段
によって、上記信号選択手段からの分周信号が、順次1
/2ずつ所定回数だけ分周されて所定の周期を有する交
流化同期信号が生成される。それと同時に、夫々の分周
毎に分周信号が出力される。
【0019】さらに、上記コモン信号生成手段によっ
て、上記供給された分周信号と上記交流化同期信号生成
手段からの各分周毎の分周信号とが上記倍数情報に応じ
た順序で組み合わされて、上記画素マトリックスの各ラ
インを上記倍数情報に応じた選択順序および選択間隔で
選択する上記コモン信号が生成される。
【0020】こうして、上記コモン信号に基づいて、上
記画素マトリックスにおける各ラインが、上記レジスタ
に格納された倍数情報に応じた順序で選択される。した
がって、上記画素マトリックスを構成する画素への充電
動作が上記倍数情報に応じて間引かれて、消費電力が低
減される。
【0021】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。この発明は、LCDの画素マトリックスにお
ける各ラインを順次選択する周期を基準周期に対して所
定倍する倍数モードを設定することによって、LCDに
おける各画素に電荷がチャージされる回数を少なくして
消費電力の低下を図るものである。
【0022】図1は、本実施例のLCD駆動装置におけ
るコモンドライバの内部回路図である。図1において、
分周回路21,22,23は、図8に示す従来のコモンド
ライバにおける分周回路8,9,10と同様に、クロック
信号を順次1/2分周した分周信号e,f,gを生成す
る。本実施例においては、さらに2つの分周回路24,
25を有して、基準クロック信号aを1/2分周した分
周信号bあるいは1/4分周した分周信号cを生成す
る。そして、選択回路26によって、レジスタ27から
送出される倍数モード情報に基づいて、この生成した分
周信号b,cの何れか一方を選択して入力信号dとして
分周回路21に送出する。
【0023】選択信号生成回路28は、図8に示す従来
のコモンドライバにおける選択信号生成回路11と同じ
であり、選択信号h1〜hnを生成する。但し、本実施例
においては、選択信号生成回路28に供給する信号l,
m,nとして、選択回路29によって、レジスタ27か
らの上記倍数モード情報に基づいて分周信号d,e,fの
何れか一つを切り替え選択する。換言すれば、選択回路
29によって選択された対応付け方に従って分周信号
d,e,fが信号l,m,nとして選択信号生成部28に供
給されるのである。
【0024】このように、上記分周信号d,e,fと信号
i,m,nとの対応付け方を変更することによって選択信
号h1〜hnがアクティブとなる順番を変更することがで
き、上記画素マトリックスにおける各ラインの選択順を
変更できるのである。
【0025】コモン信号生成回路30は、図8における
従来のコモンドライバにおけるコモン信号生成回路20
と同じであり、コモン信号h1〜hnを生成する。但し、
本実施例においては、分周回路21に入力される入力信
号dの周期は、上記倍数モードが通常モードである場合
には基準クロック信号aの1倍となり、2倍モードであ
る場合には基準クロック信号aの2倍となり、4倍モー
ドである場合には基準クロック信号aの4倍となる。そ
のために、コモン信号生成回路に30に入力される交流
化同期信号FRMは、通常モードの場合には従来の交流
化同期信号FRMと同じ周期(以下、基本周期という)で
あり、2倍モードの場合には基本周期の2倍の周期であ
り、4倍モードの場合には基本周期の4倍の周期であ
る。
【0026】上記レジスタ27は上記倍数モード情報を
設定するための3ビットレジスタであり、CPU(図示
せず)によって、倍数モードが通常モードの場合には倍
数モード情報(1,0,0)が格納され、2倍モードの場合
には倍数モード情報(0,1,0)が格納され、4倍モード
の場合には倍数モード情報(0,0,1)が格納される。そ
して、このレジスタ27に格納された倍数モード情報に
応じて、分周回路21に入力される信号dの周期や選択
信号生成回路28に入力される信号l,m,nやコモン信
号生成回路30に入力される交流化同期信号FRMの周
期が設定されるのである。
【0027】すなわち、本実施例においては、上記分周
回路24,25で上記分周手段を構成し、選択回路26
で上記信号選択手段を構成し、分周回路21,22,23
で上記交流化同期信号生成手段を構成し、選択回路2
9,選択信号生成回路28およびコモン信号生成回路3
0で上記コモン信号生成手段を構成するのである。
【0028】図2は、上記倍数モードが2倍モードであ
る場合の各信号の発生タイミングチャートである。以
下、図1および図2に従って、倍数モードが2倍モード
である場合を例に、本実施例におけるコモンドライバの
動作について説明する。
【0029】上記CPUによって、レジスタ27に2倍
モードを表す倍数モード情報(0,1,0)が格納される。
そうすると、レジスタ27に格納された倍数モード情報
(0,1,0)の各ビットに従って、選択回路26によって
基準クロック信号aを1/2分周した分周信号bが選択
されて入力信号dとして分周回路21に入力される。そ
して、各分周回路21,22,23によって入力信号dが
順次1/2分周された分周信号e,f,gが得られる。そ
の際に、上記分周回路21に入力される信号は基本クロ
ック信号aを1/2分周した信号であるので、分周回路
23から交流化同期信号FRMとして出力される分周信
号gの周期は、通常モード時に分周回路21に基本クロ
ック信号aを入力した際に得られる上記基本周期の交流
化同期信号FRM(以下、基本交流化同期信号FRMと
言う)の2倍となる。
【0030】そうすると、上記レジスタ27からの倍数
モード情報(0,1,0)に従って、選択回路29によって
選択された対応付け方によって分周信号d,e,fが信号
l,m,nとして選択信号生成回路28に供給される。そ
して、選択信号生成回路28によって、図8における従
来の選択信号生成回路11の場合と同様にして選択信号
h1〜hnが生成される。
【0031】但し、その際に、上記分周回路21に入力
される信号dは、基本クロック信号aを1/2分周した
信号であるから、選択信号生成回路28によって生成さ
れる選択信号h1〜hnの周期は通常モード時の2倍とな
っており、且つパルス幅も2倍となっている。
【0032】また、上記選択信号生成回路28におい
て、LCDの画素マトリックスの奇数ラインに供給され
る選択信号h1,h3,h5,…を出力する各ノアゲート3
1,33,…には、分周信号f(=基本交流化同期信号F
RM)の反転信号が入力される。これに対して、偶数ラ
インに供給される選択信号h2,h4,…を出力する各ノア
ゲート32,…には、分周信号fが入力される。したが
って、上記基本交流化同期信号FRMのレベルが“H"
の場合には奇数番目の選択信号h1,h3,…がアクティブ
となって奇数ラインのみが有効となり、“L"の場合に
は偶数番目の選択信号h2,h4,…がアクティブとなって
偶数ラインのみが有効となる。その結果、基本交流化同
期信号FRMのレベルが“H"の場合には奇数番目のコ
モン信号h1,h3,…が順次選択電圧となり、“L"の場
合には偶数番目のコモン信号h2,h4,…が順次選択電圧
となるのである。
【0033】この場合、例えば、上記選択信号h1に注
目すると、基本交流化同期信号FRMのレベルが“H"
の場合にのみアクティブとなるので、恰もコモン電極H
1に係る画素(1,j)には直流が印加されるように見え
る。しかしながら、分周回路23から出力されてコモン
信号生成回路30に供給される実際の交流化同期信号F
RMの周期は、通常モード時における周期(すなわち、
基本周期)の2倍となっている。したがって、コモン電
極H1に係る画素(1,j)の液晶材には、交流化同期信号
FRMのトグル毎にコモン信号h1の電圧を基準として
“+/−"の電圧が交互に印加され、液晶材は劣化しない
のである。
【0034】図3は、上記倍数モードが2倍モードの場
合における、交流化同期信号FRM,選択信号h1・h2,
コモン信号h1・h2およびセグメント信号sjのタイミン
グチャートである。
【0035】この場合におけるセグメント信号sj
10の場合と同様に画素マトリックスに千鳥画像を表示
する際の波形である。また、上記点灯画素(1,j)に係
るコモン信号h1の電圧は時点Iおよび時点Kで選択状
態となり、時点Jおよび時点Lにおいては非選択状態で
ある。さらに、消灯画素(2,j)に係るコモン信号h2
電圧は時点Jおよび時点Lで選択状態となり、時点Iお
よび時点Kにおいては非選択状態である。つまり、上記
倍数モードが2倍モードである場合には、コモン信号h
iは上記通常モード時における周期の2倍の周期で選択
状態になるのである。
【0036】したがって、上記各画素(i,j)に係るコ
モン信号hiが選択状態となって、画素(i,j)に電荷が
チャージされる回数が上記通常モード時における回数の
1/2となる。そのために、消費電力が大幅に減少でき
る。
【0037】その際に、上記点灯画素(1,j)に電荷が
チャージされる回数も上記通常モード時における回数の
1/2となってしまう。ところが、上述のように、選択
信号h1〜hnのパルス幅が2倍となってコモン信号h1
〜hnのパルス幅も2倍となっている。こうして、点灯
画素(1,j)にチャージされる電荷量が通常モード時と
同じ電荷量に保たれるのである。
【0038】また、上記LCDの画素マトリックス上に
千鳥画像を表示する場合を考える。今、同列にある奇数
番目の画素が点灯画素であり、偶数番目の画素は消灯画
素であるとする。そうすると、上述のように、倍数モー
ドが2倍モードである場合には、基本交流化同期信号F
RMのレベルが“H"の期間中は奇数番目のコモン信号
1,h3,…のみが順次選択電圧V1になるので、奇数番
目の画素を点灯させるためにはセグメント信号sjの電
圧はその期間中一定電圧V6であれはよいのである。
【0039】このように、上記倍数モードが2倍モード
である場合に千鳥画像を表示する際には、セグメント信
号sjの電圧レベルを基本交流化同期信号FRMの半周
期の間一定電圧にできる。つまり、セグメント信号sj
の電圧レベルは、図4に示すような通常モードでの全点
灯表示(あるいは、全消灯表示)の場合と同等の変化しか
呈しない(図3参照)ので、消費電流は格段に減少する
(消費電流は、この点灯/消灯の繰り返しが多いほど大き
くなる)。したがって、通常モード時での千鳥画像表示
の場合(図10に示す従来のLCD駆動装置による場合
と同じ)よりも消費電力を少なくできる。
【0040】次に、上記倍数モードが4倍モードである
場合について説明する。図5は、上記倍数モードが4倍
モードである場合の各信号の発生タイミングチャートで
ある。以下、図1および図5に従って、倍数モードが4
倍モードである場合について説明する。
【0041】CPUによって、レジスタ27に4倍モー
ドを表す倍数モード情報(0,0,1)が格納される。そし
て、この倍数モード情報(0,0,1)に従って、選択回路
26によって基準クロック信号aを1/4分周した分周
信号cが選択されて入力信号dとして分周回路21に入
力され、選択回路29で選択された対応付け方に従って
分周信号d,e,fが信号l,m,nとして選択信号生成回
路28に供給される。そして、選択信号h1〜hnが生成
される。
【0042】その際に、上記分周回路21に入力される
信号dはクロック信号aを1/4分周した信号であるか
ら、選択信号生成回路28によって生成される選択信号
h1〜hnの周期は通常モード時の周期(基本周期)の4倍
となっており、且つパルス幅も4倍となっている。
【0043】表1に、選択信号h1〜hnがアクティブと
なる順番を倍数モード別にまとめてある。
【表1】
【0044】表1より、上記倍数モードが4倍モードで
ある場合には、分周回路21への入力信号dに同期して
4ライン置きに選択信号h1〜hnがアクティブとなる。
【0045】また、本実施例の場合にも、上記選択信号
h1に注目すると、基本交流化同期信号FRMのレベル
が“H"の場合にのみアクティブとなっている。しかし
ながら、分周回路23から出力されてコモン信号生成回
路30に供給される実際の交流化同期信号FRMの周期
は基本周期の4倍となっている。したがって、例えばコ
モン電極H1に係る画素(1,j)の液晶材にはコモン信号
1の電圧を基準として“+/−"の電圧が交互に印加さ
れ、液晶材は劣化しないのである。
【0046】図6は、上記倍数モードが4倍モードの場
合における、交流化同期信号FRM,選択信号h1・h2,
コモン信号h1・h2およびセグメント信号sjのタイミン
グチャートである。
【0047】上記交流化同期信号FRMのレベルが
“H"の場合における点灯画素(1,j)に係るコモン信号
1の電圧は、時点Mのみで選択状態となり、時点N,時
点Oおよび時点Pにおいては非選択状態である。さら
に、消灯画素(2,j)に係るコモン信号h2の電圧は、時
点Nのみで選択状態となり、時点M,時点Oおよび時点
Pにおいては非選択状態である。つまり、上記倍数モー
ドが4倍モードである場合には、コモン信号hiは通常
モード時における周期の4倍の周期で選択状態になるの
である。
【0048】したがって、上記各画素(i,j)に係るコ
モン信号hiが選択状態となって、画素(i,j)に電荷が
チャージされる回数が通常モード時における回数の1/
4となる。そのために、消費電力が大幅に減少できるの
である。
【0049】その際に、上記点灯画素(1,j)に電荷が
チャージされる回数も上記通常モード時における回数の
1/4となってしまう。ところが、コモン信号h1〜hn
のパルス幅は4倍であるので、点灯画素(1,j)にチャ
ージされる電荷量が通常モード時と同じ電荷量に保たれ
るのである。
【0050】また、上記LCDの画素マトリックス上に
千鳥画像を表示する場合を考える。いま、同列にある奇
数番目の画素が点灯画素であり、偶数番目の画素は消灯
画素であるとする。そうすると、上述のように、倍数モ
ードが4倍モードである場合には、基本交流化同期信号
FRMのレベルが“H"の期間中はコモン信号h1,h
5(奇数番目)の順に選択電圧V1になるのでセグメント信
号sjの電圧はその期間中一定電圧V6であれはよい。次
に、基本交流化同期信号FRMのレベルが“L"の期間
中はコモン信号h2,h6(偶数番目)の順に選択電圧V1に
なるのでセグメント信号sjの電圧はその期間中一定電
圧V4であれはよいのである。さらに、上記交流化同期
信号FRMの周期は2倍モード時の2倍であり、交流化
同期信号FRMの電圧レベルが“L"になってセグメン
ト信号sjのレベルが反転する時期も2倍となる。
【0051】このように、上記倍数モードが4倍モード
の場合には、セグメント信号sjの電圧レベルを基本交
流化同期信号FRMの半周期の間一定電圧にでき、且つ
セグメント信号sjの電圧レベルが大きく変化する時期
を2倍モードの場合より長くできるので、2倍モードの
場合よりも更に消費電力を少なくできるのである。
【0052】上記LCDの画素マトリックスを構成する
一つ一つの画素はコンデンサと等価である。そして、本
実施例においては、LCDの各コンデンサの充電動作を
間引いて充電から次の充電までの時間を長くすることに
よって、消費電力の低下を図っている。ところが、この
ことは取りも直さず充電回数に対する放電割合の増加を
意味しており、次の充電までの間に電荷量が点灯に充分
な電荷量以下になると表示品位の低下を来す。
【0053】そこで、本実施例においては、CPUによ
ってレジスタ27に倍数モード情報を設定することによ
って、充電動作の間引き量を設定可能にしている。した
がって、上記CPUは、例えばLCDの各画素における
液晶材に充電されている電荷量を検知して、この検知結
果に応じて充電動作の間引き量を制御することができ
る。そうすることによって、出来る限り低消費電力で高
品位な表示を自動的に実現可能となるのである。
【0054】上述のように、本実施例においては、上記
LCD駆動装置のコモンドライバに倍数モード情報を格
納するレジスタ27と分周回路24,25と選択回路2
6を設ける。そして、CPUによってレジスタ27に設
定された倍数モード情報に応じて、選択回路26によっ
て、基本クロック信号aを1/2分周した分周信号bあ
るいは1/4分周した分周信号cの何れかを選択して交
流化同期信号FRM生成用の分周回路21,22,23に
供給する。
【0055】さらに、上記選択回路29を設けて、レジ
スタ27に設定された倍数モード情報に応じて、選択回
路29によって選択された対応付け方に従って分周信号
d,e,fを信号l,m,nとして選択信号生成回路28に
供給する。
【0056】したがって、上記選択信号生成回路28か
らは、上記倍数モード情報に応じてアクティブ期間が間
引かれ、且つパルス幅が変更され、且つアクティブ順序
が変更された選択信号h1〜hnが出力される。そして、
上記コモン信号生成回路30からは、分周回路23から
の交流化同期信号FRMと選択信号生成回路28からの
選択信号h1〜hnとに基づいて、上記倍数モード情報に
応じて上記選択電圧となる回数が間引かれ、且つパルス
幅が変更され、且つ選択電圧となる順序が変更され、且
つ交流化同期信号FRMが1回トグルする毎にレベルが
反転するコモン信号h1〜hnが出力される。
【0057】すなわち、本実施例によれば、上記LCD
を構成する各画素(i,j)への充電動作を上記倍数モー
ド情報に応じて間引くことによって、消費電力を低減で
きるのである。
【0058】上記分周回路21への入力信号dを生成す
る分周回路の数およびレジスタ27のビット数は上記実
施例に限定されるもではなく、画素マトリックスの各ラ
インを選択する周期の上記基本周期に対する倍数の設定
数に応じて設定すればよい。また、選択回路26・29,
選択信号生成回路28およびコモン信号生成回路30の
具体的回路構成は、図1に示す回路構成に限定されるも
のではない。
【0059】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明のLCD駆動装置では、分周手段によって、基本
クロック信号を順次1/2ずつ所定回数だけ分周して各
分周毎に分周信号を出力し、信号選択手段によって、レ
ジスタに格納された倍数情報に基づいて選択した上記分
周手段からの何れか一つの分周信号を交流化同期信号生
成手段およびコモン信号生成手段に供給し、上記交流化
同期信号生成手段によって、上記信号選択手段からの分
周信号を順次1/2ずつ所定回数だけ分周して夫々の分
周毎に分周信号を生成し、上記コモン信号生成手段によ
って、上記信号選択手段からの分周信号と上記交流化同
期信号生成手段からの各分周信号とを上記倍数情報に応
じた順序で組み合わせて、上記画素マトリックスの各ラ
インを上記倍数情報に応じた選択順序および選択間隔で
選択するためのコモン信号を生成するようにしたので、
上記画素マトリックスの各ラインの選択順を上記レジス
タに格納された倍数情報に応じて設定できる。
【0060】したがって、この発明によれば、上記画素
マトリックスを構成する各画素への充電動作を、上記レ
ジスタに格納された倍数情報に応じて間引くことによっ
て、消費電力を低減できるのである。
【0061】また、この発明によれば、例えば、上記倍
数情報が“2倍"である場合には上記各ラインの選択順
を1ライン置きに設定し、“4倍"である場合には上記
各ラインの選択順を3ライン置きに設定することによっ
て、上記画素マトリックス上に千鳥画像を表示する際に
おけるセグメント信号のレベル変動を少なくできる。つ
まり、通常モード時における全点灯表示(あるいは、全
消灯表示)の場合と同等のレベル変動となり、消費電流
は格段に減少できる。こうして、更なる低消費電力化を
図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のLCD駆動装置におけるコモンドラ
イバの内部回路の一例を示す図である。
【図2】図1における2倍モード時の各信号のタイミン
グチャートである。
【図3】図1に示すコモンドライバによって生成される
2倍モード時のコモン信号の一例を示す図である。
【図4】図1に示すコモンドライバによって生成される
通常モード時のコモン信号の一例を示す図である。
【図5】図1における4倍モード時の各信号のタイミン
グチャートである。
【図6】図1に示すコモンドライバによって生成される
4倍モード時のコモン信号の一例を示す図である。
【図7】LCD駆動装置の概念図である。
【図8】図7に示すLCD駆動装置におけるコモンドラ
イバの従来の内部回路の一例を示す図である。
【図9】図8における各信号のタイミングチャートであ
る。
【図10】図8に示すコモンドライバによって生成され
るコモン信号の一例を示す図である。
【符号の説明】
21〜25…分周回路、 26,29…選択
回路、 27…レジスタ、 28…選択信号生
成回路、 30…コモン信号生成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133 505 G09G 3/20 622

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶ディスプレイ上にマトリックス状に
    配列された画素に選択的に電圧を印加して画像を表示さ
    せる液晶ディスプレイ駆動装置において、 上記画素マトリックスの各ラインを順次選択する周期の
    基準周期に対する倍数を表す倍数情報を格納するレジス
    タと、 基本クロック信号を順次1/2ずつ所定回数だけ分周し
    て夫々の分周毎に上記基本クロック信号の分周信号を出
    力する分周手段と、 上記レジスタに格納された倍数情報に基づいて、上記分
    周手段から出力される各分周毎の分周信号の何れか一つ
    を選択する信号選択手段と、 上記信号選択手段によって選択された分周信号を順次1
    /2ずつ所定回数だけ分周して交流化同期信号を生成す
    ると共に、夫々の分周毎に分周信号を出力する交流化同
    期信号生成手段と、 上記信号選択手段によって選択された分周信号と上記交
    流化同期信号生成手段からの各分周毎の分周信号とを上
    記レジスタに格納された倍数情報に応じた順序で組み合
    わせて、上記画素マトリックスの各ラインを上記倍数情
    報に応じた選択順序および選択間隔で選択するためのコ
    モン信号を生成するコモン信号生成手段を備えたことを
    特徴とする液晶ディスプレイ駆動装置。
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