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JP3223842B2 - 多相出力電力変換回路 - Google Patents

多相出力電力変換回路

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JP3223842B2
JP3223842B2 JP14502397A JP14502397A JP3223842B2 JP 3223842 B2 JP3223842 B2 JP 3223842B2 JP 14502397 A JP14502397 A JP 14502397A JP 14502397 A JP14502397 A JP 14502397A JP 3223842 B2 JP3223842 B2 JP 3223842B2
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inverter
power supply
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voltage
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淳一 伊東
光悦 藤田
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも多相電
圧形インバータを備えた電力変換器と、コンデンサと、
交流電動機等の交流負荷回路と、交流電源や直流電源等
の電源がループ状に接続され、前記インバータをPWM
制御することにより、前記電力変換器が交流負荷回路と
の間の交流電力の授受と、前記電源との間の零相電力の
授受とを行うようにした多相出力電力変換回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図19
は従来の単相−多相電力変換回路を概念的に示したもの
であり、100は単相交流電源、200はコンバータ及
びインバータからなる単相−多相電力変換器、300は
交流負荷回路としての誘導電動機である。この従来技術
では、単相交流電源100との間の電力の授受を電力変
換器200内のコンバータが行い、コンバータは交流電
源100の線間電圧と線間を流れる電流によって電力を
制御している。更に、誘導電動機300は電力変換器2
00内の交流出力電力変換器であるインバータに接続さ
れており、インバータの線間電圧と線間を流れる電流に
よって電力を制御している。なお、電力変換器200内
のコンバータ−インバータ間の直流中間回路には、大容
量のエネルギー蓄積要素(平滑コンデンサや直流リアク
トル)を接続することにより、コンバータ側及びインバ
ータ側をそれぞれ独立して制御できるように構成されて
いる。
【0003】上記電力変換器200において、電源電流
波形を制御するためにはコンバータ内に半導体スイッチ
ング素子を備えることが必要である。また、単相交流電
源100及びコンバータに代えて直流電源を用いる場
合、電源電圧とインバータの直流電圧とが一致しない場
合には電源電圧を昇圧または降圧する必要があり、その
場合にも半導体スイッチング素子が必要になる。更に、
上記いずれの場合にも、電力変換器200の入力側にス
イッチングによる電流リプル吸収用のリアクトルが必要
になるため、これが装置の小型化や低コスト化の妨げと
なっている。
【0004】次に、図20は、図19の従来技術の具体
例を示す回路図である。図20において、101は単相
交流電源、102はリアクトル、201は入力電流を高
力率の正弦波にするための正弦波コンバータ、202は
直流中間回路の平滑コンデンサ、203は誘導電動機3
01を可変速駆動するための三相電圧形インバータであ
る。なお、図20では誘導電動機301を等価回路にて
示してある。ここで、コンバータ201では、交流電源
電圧をリアクトル102を通し半導体スイッチによって
短絡することにより、入力電流の波形を形成する。この
結果、交流電力を直流電力に変換すると共に入力電流波
形を正弦波状に制御している。
【0005】一方、インバータ203は、IGBT等の
自己消弧形半導体スイッチング素子と逆並列ダイオード
とからなる3組の上下アームを有する三相電圧形PWM
インバータ等から構成されている。三相電圧形PWMイ
ンバータの動作は公知であるため説明を省略するが、6
個のアームの導通状態を制御することにより三相の各線
間電圧を制御するための6通りのスイッチングパターン
と、上アームまたは下アームをすべて導通させて三相の
各線間電圧がすべて零になるいわゆる零電圧ベクトルと
呼ばれる2通りのスイッチングパターンとを選択できる
ようになっている。図19でも説明したごとく、平滑コ
ンデンサ202の容量を十分に大きくとることにより、
コンバータ201及びインバータ203のスイッチング
をそれぞれ独立して自由に行うことが可能である。
【0006】図20の構成では、コンバータ201とイ
ンバータ203とからなる単相−三相電力変換器が自己
消弧形半導体スイッチング素子を10個備えており、こ
れらの駆動回路や駆動電源、制御回路等を含めると回路
構成が複雑かつ高価なものとなる。また、コンバータ2
01の入力側のリアクトル102も小型化の妨げとなっ
ている。
【0007】次いで、図21は、直流−多相電力変換回
路の従来技術を示している。図において、103は直流
電源、204はインバータ203に印加する電圧を制御
するための一つの上下アームからなるコンバータ(2象
限チョッパ)である。この従来技術では、直流電源電圧
をリアクトル102を通し半導体スイッチによって短絡
することにより、リアクトル102にエネルギーを蓄
え、半導体スイッチをオフすることによりリアクトル1
02のエネルギーを直流電源103から供給されるエネ
ルギーと共に平滑コンデンサ202に供給している。こ
の結果、平滑コンデンサ202の電圧は電源電圧よりも
高い直流電圧となる。この従来技術でも、平滑コンデン
サ202の容量を十分に大きくすることで、コンバータ
204及びインバータ203のスイッチングをそれぞれ
独立して自由に行うことができる。
【0008】図22は、更に別の従来技術としての単相
−多相電力変換回路である。図において、104はダイ
オードブリッジからなる単相全波整流回路、205は上
アームがダイオードのみからなるコンバータである。こ
の従来技術において、交流電源電圧は全波整流回路10
4によって全波整流され、その直流電圧をリアクトル1
02を通し半導体スイッチによって短絡することによ
り、入力電流の波形を形成する。この結果、交流から直
流を得ると共に入力電流波形を正弦波状に制御すること
ができる。
【0009】図21の直流−多相電力変換回路、図22
の単相−多相電力変換回路のいずれの例でも、自己消弧
形半導体スイッチング素子が多数必要であると共に、コ
ンバータ204,205の入力側にリアクトル102が
必要であるため、前記同様に回路構成の複雑化、高価格
化、大型化等が問題となっている。
【0010】そこで、本発明は、単相−多相電力変換器
や直流−多相変換器内の半導体スイッチング素子を少な
くし、また、入力側のリアクトルを除去することで回路
構成の簡略化、装置の小型化、低コスト化を可能にした
多相出力電力変換回路を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、単相交流電圧を電力変換器
内の電圧形インバータにより多相交流電圧に変換して多
相交流電動機を駆動する多相出力電力変換回路におい
て、環流ダイオードが逆並列に接続された半導体スイッ
チング素子を2個直列に接続して上下アームからなるコ
ンバータを構成し、環流ダイオードが逆並列に接続され
た半導体スイッチング素子を2個直列に接続して一相分
の上下アームを構成し、この上下アームを相数分並列に
接続して多相電圧形インバータを構成し、前記コンバー
タの上アームのダイオードのカソードが前記インバータ
の各相上アームのダイオードのカソードに接続され、か
つ、前記コンバータの下アームのダイオードのアノード
が前記インバータの各相下アームのダイオードのアノー
ドに接続されるように前記コンバータと前記インバータ
とを並列に接続すると共に、これらの並列回路にコンデ
ンサを並列に接続し、前記インバータの各相交流出力端
子を多相交流電動機の星形結線された固定子巻線の各一
端に接続し、前記固定子巻線の他端側の中性点を単相交
流電源の一端に接続し、前記単相交流電源の他端を前記
コンバータの中点に接続して、前記単相交流電源の電圧
及び電流が前記インバータの交流出力側から前記電動機
を介して見たときに零相分となるように構成し、前記イ
ンバータの半導体スイッチング素子をPWM制御によっ
てオン、オフすることにより、前記インバータが前記電
動機との間で電力を授受し、かつ、前記インバータによ
る零電圧ベクトルの出力時に、前記インバータ及びコン
バータが、前記単相交流電源との間で零相電力を授受す
るものである。
【0012】 ここで、図1は発明の概念図である。
図において、150は単相交流電源、直流電源、または
インダクタンス、キャパシタンスのように負荷に供給す
る電気エネルギーを蓄積可能な受動素子からなる零相電
源装置、250はコンバータやチョッパ、インバータ等
のように、半導体スイッチング素子の動作によって電力
変換を行い、相交流電力を出力する電力変換器、35
0は電力変換器250との間で交流電力を授受する交流
電動機、トランス、またはインダクタンスを介した交流
電源等の交流負荷回路である。なお、電力変換器25
0、交流負荷回路350及び零相電源装置150は、零
相電源装置150の電圧及び電流が、電力変換器250
の交流出力側から交流負荷回路350を介して見たとき
に零相分となるようにループ状に接続されている。この
意味で、電源装置を零相電源装置150と呼ぶことにす
る。
【0013】上記構成において、電力変換器250と交
流負荷回路350との間の交流電力の授受は、電力変換
器250内のインバータの線間電圧及び線間を流れる電
流による電力の制御によって従来と同様に行われる。一
方、電力変換器250と電源装置150との間では、電
力変換器250が、例えばインバータの零電圧ベクトル
を用いて零相電源装置150の零相電圧、零相電流を制
御することにより行う。すなわち、電力変換器250
は、交流負荷回路350との間の電力の授受、零相電源
装置150との間の零相電力の授受を時間分割で行い、
零相電源装置150との間で零相電力を授受している時
には、電力変換器250内のインバータが、零相電源装
置150との間の電力変換動作を行うコンバータの作用
の一部または全部を実行する。その結果、電力変換器2
50内の半導体スイッチング素子やダイオードからなる
アーム数を減少させることができる。また、電力変換器
250において必要とされる入力側のリアクトルとし
て、例えば交流電動機の漏れリアクタンスのように交流
負荷回路350が有するリアクトルを用いることができ
る。このため、専用の入力リアクトルを省略可能として
装置の小型化に寄与することができる。
【0014】 請求項2記載の発明は、単相交流電圧を
電力変換器内の電圧形インバータにより多相交流電圧に
変換して多相交流電動機を駆動する多相出力電力変換回
路において、ダイオードを2個直列に接続してコンバー
タを構成し、環流ダイオードが逆並列に接続された半導
体スイッチング素子を2個直列に接続して一相分の上下
アームを構成し、この上下アームを相数分並列に接続し
て多相電圧形インバータを構成し、前記コンバータの上
アームのダイオードのカソードが前記インバータの各相
上アームのダイオードのカソードに接続され、かつ、前
記コンバータの下アームのダイオードのアノードが前記
インバータの各相下アームのダイオードのアノードに接
続されるように前記コンバータと前記インバータとを並
列に接続すると共に、これらの並列回路にコンデンサを
並列に接続し、前記インバータの各相交流出力端子を多
相交流電動機の星形結線された固定子巻線の各一端に接
続し、前記固定子巻線の他端側の中性点を単相交流電源
の一端に接続し、前記単相交流電源の他端を前記コンバ
ータの中点に接続して、前記単相交流電源の電圧及び電
流が前記インバータの交流出力側から前記電動機を介し
て見たときに零相分となるように構成し、前記インバー
タの半導体スイッチング素子をPWM制御によってオ
ン、オフすることにより、前記インバータが前記電動機
との間で電力を授受し、かつ、前記インバータによる零
電圧ベクトルの出力時に、前記インバータ及びコンバー
タが、前記単相交流電源との間で零相電力を授受するも
のである。
【0015】 請求項3記載の発明は、単相交流電圧を
電力変換器内の電圧形インバータにより多相交流電圧に
変換して多相交流電動機を駆動する多相出力電力変換回
路において、コンデンサを2個直列に接続してコンバー
タを構成し、環流ダイオードが逆並列に接続された半導
体スイッチング素子を2個直列に接続して一相分の上下
アームを構成し、この上下アームを相数分並列に接続し
て多相電圧形インバータを構成し、前記コンバータと前
記インバータとを並列に接続し、前記インバータの各相
交流出力端子を多相交流電動機の星形結線された固定子
巻線の各一端に接続し、前記固定子巻線の他端側の中性
点を単相交流電源の一端に接続し、前記単相交流電源の
他端を前記コンバータの中点に接続して、前記単相交流
電源の電圧及び電流が前記インバータの交流出力側から
前記電動機を介して見たときに零相分となるように構成
し、前記インバータの半導体スイッチング素子をPWM
制御によってオン、オフすることにより、前記インバー
タが前記電動機との間で電力を授受し、かつ、前記イン
バータによる零電圧ベクトルの出力時に、前記インバー
タ及びコンバータが、前記単相交流電源との間で零相電
力を授受するものである。
【0016】 請求項4記載の発明は、直流電圧を電力
変換器内の電圧形インバータにより多相交流電圧に変換
して多相交流電動機を駆動する多相出力電力変換回路に
おいて、環流ダイオードが逆並列に接続された半導体ス
イッチング素子を2個直列に接続して一相分の上下アー
ムを構成し、この上下アームを相数分並列に接続して多
相電圧形インバータを構成し、前記インバータに並列に
コンデンサを接続し、前記インバータの各相交流出力端
子を多相電動機の星形結線された固定子巻線の各一端に
接続し、前記固定子巻線の他端側の中性点を直流電源の
正極に接続し、前記直流電源の負極を前記インバータの
各相下アームと前記コンデンサとの接続点に接続して、
前記直流電源の電圧及び電流が前記インバータの交流出
力側から前記電動機を介して見たときに零相分となるよ
うに構成し、前記インバータの半導体スイッチング素子
をPWM制御によってオン、オフすることにより、前記
インバータが前記電動機との間で電力を授受し、かつ、
前記インバータによる零電圧ベクトルの出力時に前記
流電源との間で零相電力を授受するものである。
【0017】 また、請求項記載の発明は、請求項
記載の発明における直流電源に代えて、単相または多相
交流電源と整流回路との組み合わせを用いたものであ
る。
【0018】 なお、請求項1〜5に記載した何れかの
発明において、請求項に記載するように、電動機の中
性点と電源との間にリアクトルを挿入し、このリアクト
ルの鉄芯として電動機の固定子鉄芯を用いても良い。更
に、請求項1〜5に記載した何れかの発明において、請
求項に記載するように、インバータの三相出力側には
電動機に代えて中性点を持たない交流負荷を接続し、か
つ、前記三相出力側に星形結線されたリアクトルの中性
点を電源または整流回路の一端に接続しても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。まず、図2は請求項に記載した発明の
実施形態を示す回路図である。図において、前記同様に
202は平滑コンデンサ、203はIGBT等の自己消
弧形半導体スイッチング素子Tr1〜Tr6と各スイッ
チング素子に逆並列されたダイオードとからなる三相電
圧形インバータ、204は自己消弧形半導体スイッチン
グ素子Tr7,Tr8と各スイッチング素子に逆並列さ
れたダイオードとからなる上下1アームのコンバータ、
301は固定子巻線が星形接続された三相誘導電動機、
101は誘導電動機301の中性点に一端が接続され、
他端がコンバータ204のスイッチング素子Tr7,T
r8の中点(仮想中性点)に接続された単相交流電源で
ある。
【0020】本実施形態は、三相電圧形インバータ20
3の零電圧ベクトルに着目したものである。すなわち、
三相電圧形インバータ203において零電圧ベクトルを
出力するには上アームをすべて導通させる場合と下アー
ムをすべて導通させる場合との2通りのスイッチングパ
ターンがあり、本実施形態ではこの自由度を利用する。
インバータ203から出力される零相電圧は線間電圧に
は現れないので、電動機駆動には影響しない。従って、
正相分の等価回路は図3のようになり、電動機301の
駆動に関しては従来と同じインバータとして動作し、イ
ンバータ203の線間電圧及び線間を流れる電流による
電力の制御によって電動機301との間で交流電力を授
受する。
【0021】一方、零相分について考えると図4のよう
になり、図3におけるインバータ203の3アームはあ
たかも零電圧ベクトルの比でスイッチング動作する1つ
のアーム203’とみなすことができる。つまり、図2
0に示した従来のコンバータ201の1アームを図2の
インバータ203により零相電圧を制御することで代用
可能である。また、電動機301は漏れインダクタンス
の値を持つリアクトル302と考えることができる。そ
して、図4に示す如くコンバータとしてのアーム204
を別途付加することにより、これらのアーム203’,
204によって図20のコンバータ201と等価な回路
構成が実現され、同様な電力変換動作をすることが分か
る。すなわち、図4のアーム203’,204からなる
コンバータがリアクトル302を介して単相交流電源1
01との間で零相電力を授受する。従って、図2に示し
た回路により実質的に図20と同様な単相−多相電力変
換回路を実現することができるので、半導体スイッチン
グ素子、ダイオード等の数の減少やコンバータの入力側
リアクトルの省略によって回路構成の簡略化、小型化、
低コスト化が可能になる。なお、交流負荷としての電動
機は、三相誘導電動機以外の多相交流電動機であっても
良い。
【0022】図2におけるインバータ203及びコンバ
ータ204はいずれもPWM制御されるが、そのPWM
パルスは例えば図5に示す制御回路によって作成され
る。すなわち図5において、直流電圧指令Vdc *と直流
電圧検出値Vdcとの偏差を電圧制御器404に入力し、
その出力に電源電圧と同相で大きさが1の正弦波sin
ωstを乗じて零相(入力)電流指令i0 *を得る。また、
掛算器405によって1/3を乗じた零相電流指令i0 *
を、電動機301を駆動するための電流指令ia *,ib *,
c *に加算し、各相電流指令iu *,iv *,iw *を作成す
る。これらと実際の各相電流検出値iu,iv,iwとの偏
差を求め、電流制御器401〜403に入力してその出
力をコンパレータ406〜408により三角波と比較
し、各相電流を指令iu *,iv *,iw *に追従させるような
インバータ203のスイッチング素子Tr1〜Tr6に
対するPWMパターンを得る。
【0023】このとき、コンバータ204については、
インバータ203に対する各相の電圧指令(電流制御器
401〜403の出力)の和から零相電圧を求め、これ
をコンパレータ409により三角波と比較してスイッチ
ング素子Tr7,Tr8に対するPWMパターンを求め
る。すなわち、この実施形態では、インバータ203及
びコンバータ204をPWMパルスにより時間分割で制
御することにより、図3の三相電圧形インバータと図4
のフルブリッジ形単相コンバータとを重ね合わせた動作
を行わせるもので、前者は正相電流による線間電圧、線
間を流れる電流の制御、後者は零相電流による単相交流
電源101の入力電流の制御となる。
【0024】図6は制御回路の他の例を示すものであ
る。図5の例では電動機301の電流指令ia *,ib *,i
c *からPWMパルスを求めたが、図6のように電動機3
01に印加する電圧指令va *,vb *,vc *からPWMパル
スを求めることも可能である。この場合、零相電流指令
0 *と各相電流から求めた零相電流i0との偏差を電流
制御器410に入力して零相電圧指令v0 *を求め、これ
を電圧指令va *,vb *,vc *に加算した結果をコンパレー
タ406〜408により三角波と比較して、インバータ
203のスイッチング素子Tr1〜Tr6に対するPW
Mパターンを得る。また、コンバータ204について
は、零相電圧指令v0 *をコンパレータ409により三角
波と比較してスイッチング素子Tr7,Tr8に対する
PWMパターンを求める。
【0025】 次に、図7は請求項に記載した発明の
実施形態を示す回路図である。この実施形態では、コン
バータ205が2個のダイオードD1,D2の直列回路
により構成され、その中点が単相交流電源101の一端
に接続されている。他の構成については図2と同様であ
る。この実施形態によれば、コンバータ205の構成を
図2よりも簡略化することができる反面、電動機301
から単相交流電源101への電力の回生は不可能とな
る。本実施形態の動作も図2の実施形態とほぼ同様であ
り、図3の三相電圧形インバータと、その上下1アーム
分及び図7のコンバータ205からなる混合ブリッジ形
単相コンバータとを重ね合わせた動作を行い、前者は正
相電流による線間電圧、線間を流れる電流の制御、後者
は零相電流による単相交流電源101の入力電流の制御
となる。
【0026】 図8は、請求項に記載した発明の実施
形態を示す回路図である。この実施形態では、コンバー
タ206が受動素子としての2個のコンデンサC1,C
2の直列回路により構成され、その中点が単相交流電源
101の一端に接続されている。この実施形態によれ
ば、コンバータ206の構成が図7よりも更に簡略化さ
れる。また、電動機301から単相交流電源101への
電力の回生も可能になるが、最大出力電圧は平滑コンデ
ンサ202の直流電圧の1/2と交流電源電圧の最大値
との差になる。本実施形態の動作は、図3の三相電圧形
インバータと、その上下1アーム分によるハーフブリッ
ジ形単相コンバータとを重ね合わせたものとなる。
【0027】 ここで、図示しないが、図2、図7、図
8の各実施形態において、請求項に記載するように、
電動機301の中性点と単相交流電源101との間にリ
アクトルを接続し、その鉄芯として電動機301の固定
子鉄芯を用いることもできる。
【0028】 図9は、請求項に記載した発明の実施
形態を示す回路図である。この実施形態は、図2の実施
形態を基本として、電動機301の中性点の代わりに、
三相電圧形インバータ203の各相出力端子に星形結線
されたリアクトル304を接続し、その中性点を単相交
流電源101の一端に接続したものである。この実施形
態によれば、中性点を持たない交流負荷303にも適用
することができ、交流負荷303に零相電流を流すこと
なく図2の実施形態と同様にインバータの構成の一部を
コンバータに共用できる効果が得られる。なお、全体的
な動作やインバータ203、コンバータ204の制御方
法は図2の実施形態と同様である。この実施形態は、図
7、図8の各実施形態において電動機301を除去した
構成にも適用可能である。
【0029】 次に、図10は請求項に記載した発明
の実施形態を示している。なお、以下において、これま
での各実施形態の構成要素と同一のものには同一符号を
付してある。図10において、誘導電動機301の中性
点は直流電源103の正極に接続され、その負極は三相
電圧形インバータ203の下アームと平滑コンデンサ2
02との接続点に接続されている。この接続構成によ
り、直流電源電圧はインバータ203の交流出力端子か
ら見ると零相電圧となる。
【0030】この実施形態の正相分等価回路は先に説明
した図3と同一であり、電動機駆動に関しては従来と同
じ三相電圧形インバータとして動作する。また、零相分
等価回路は図11のようになる。すなわち、三相電圧形
インバータ203の3アームはあたかも零電圧ベクトル
の比でスイッチング動作する1つのアーム203’とみ
なされ、図21に示したコンバータ(2象限チョッパ)
204として作用するので、図10のインバータ203
により零相電圧を制御することでコンバータ204を代
用することができる。更に、電動機301は漏れインダ
クタンスの値を持つリアクトル302と考えることがで
きる。よって、図10の回路は、図11の回路の動作に
よって直流電源103とコンデンサ202との間で零相
電力を授受することになる。つまり、図10に示す回路
により図21と同様な直流−多相電力変換回路を実現可
能であり、半導体スイッチング素子及びダイオードの数
の減少、2象限チョッパの入力側リアクトルの省略によ
って回路構成の簡略化、小型化、低コスト化を達成する
ことができる。この実施形態でも、交流負荷としての電
動機は三相誘導電動機以外の多相交流電動機であっても
良い。
【0031】図12は、図10の実施形態のインバータ
203に対するPWMパルスを得るための制御回路図で
ある。図12において、直流電圧指令Vdc *と直流電圧
検出値Vdcとの偏差を電圧制御器404に入力し、その
出力から零相(入力)電流指令i0 *を得る。他の構成
は、図5におけるコンバータ204に対するPWMパル
スを得るための部分を除いて図5と同様であり、最終的
にインバータ203のスイッチング素子Tr1〜Tr6
に対するPWMパルスが出力される。この制御回路によ
り、図10の実施形態では図3の三相電圧形インバータ
と図11の2象限チョッパとを重ね合わせた動作を行
い、前者は正相電流による線間電圧、線間を流れる電流
の制御、後者は零相電流による直流電圧の制御となる。
図13は制御回路の他の例であり、図6と同様に電動機
301に印加する電圧指令va *,vb *,vc *からPWMパ
ルスを求めるものである。
【0032】 次いで、図14は請求項に記載した発
明の他の実施形態を示している。この実施形態は、電動
機301の中性点を直流電源103の負極に接続し、そ
の正極を三相電圧形インバータ203の上アームと平滑
コンデンサ202との接続点に接続したものである。こ
の実施形態の動作も図10と同様であり、三相電圧形イ
ンバータと2象限チョッパとを重ね合わせた動作にな
る。
【0033】 図15は、請求項に記載した発明の実
施形態を示している。この実施形態は、図10の実施形
態における直流電源103に代えて、単相交流電源10
1とダイオードブリッジによる単相全波整流回路105
との組み合わせを用いたものである。この電源構成は、
図14の実施形態にも適用することができる。図15の
実施形態に対する制御回路は図16のようになる。すな
わち、入力電流を正弦波状にするために、電圧制御器4
04の出力に電源電圧と同相で大きさが1の正弦波si
nωtの絶対値|sinωt|を乗じて零相(入
力)電流指令i を得る。その他は図12と同一であ
る。この結果、入力電流を正弦波に保ちつつ直流電圧を
所定の値に制御することが可能になる。図15の実施形
態は、三相電圧形インバータと単相一石正弦波コンバー
タとを重ね合わせた動作となる。
【0034】図17は、請求項に記載した発明の他の
実施形態を示している。この実施形態は、図10の実施
形態における直流電源103に代えて、三相交流電源1
07とダイオードブリッジによる三相全波整流回路10
6との組み合わせを用いたものである。この電源構成
も、図14の実施形態に適用可能である。この場合、入
力電流を高力率とするために前述の図13のような制御
回路を用いる。すなわち、零相電流iをある一定値に
制御することによって、三相交流電源107の電流波形
は電気角で120°導通の方形波となる。従って、単相
交流電源の場合に比べて力率が改善され、また、入力電
流の最大値も小さくなる等の利点がある。
【0035】なお、図示しないが、図10、図14、図
15、図17の各実施形態において、請求項に記載す
るように、電動機301の中性点と直流電源(交流電源
と整流回路との組み合わせを含む)との間にリアクトル
を接続し、その鉄芯に電動機の固定子鉄芯を用いること
もできる。
【0036】図18は、請求項に記載した発明の実施
形態を示す回路図である。この実施形態は、図10の実
施形態を基本として、電動機301の中性点に代えて、
三相電圧形インバータ203の各相出力端子に星形結線
されたリアクトル304を接続し、その中性点を直流電
源103の正極に接続したものである。この実施形態
は、中性点を持たない交流負荷303にも適用でき、交
流負荷303に零相電流を流すことなくインバータ20
3の構成の一部を2象限チョッパに共用することができ
る。なお、この実施形態も、図14、図15、図17の
各実施形態において電動機301を除去した構成に適用
可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1〜記載の発明に
よれば、従来のコンバータの1アームをインバータによ
り代用することができるから、単相−多相電力変換器や
直流−多相変換器内の半導体スイッチング素子、逆並列
ダイオード等の数を少なくし、しかも電力変換器の入力
側のリアクトルを省略可能として回路構成の簡略化、装
置の小型化、低コスト化を図ることができる。これによ
り、従来よりも小型かつ安価で高入力力率の電動機等の
駆動装置を実現することができる。
【0038】また、請求項6,7記載の発明によれば、
電動機の固定子鉄芯の有効利用並びに中性点を持たない
交流負荷への適用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す概念図である。
【図2】 請求項に記載した発明の実施形態を示す回
路図である。
【図3】 図2の実施形態の正相分等価回路である。
【図4】 図2の実施形態の零相分等価回路である。
【図5】 図2の実施形態の制御回路図である。
【図6】 図2の実施形態の制御回路図である。
【図7】 請求項に記載した発明の実施形態を示す回
路図である。
【図8】 請求項に記載した発明の実施形態を示す回
路図である。
【図9】 請求項に記載した発明の実施形態を示す回
路図である。
【図10】 請求項に記載した発明の実施形態を示す
回路図である。
【図11】 図10の実施形態の零相分等価回路であ
る。
【図12】 図10の実施形態の制御回路図である。
【図13】 図10の実施形態の制御回路図である。
【図14】 請求項に記載した発明の他の実施形態を
示す回路図である。
【図15】 請求項に記載した発明の実施形態を示す
回路図である。
【図16】 図15の実施形態の制御回路図である。
【図17】 請求項に記載した発明の他の実施形態を
示す回路図である。
【図18】 請求項に記載した発明の実施形態を示す
回路図である。
【図19】 従来技術を概念的に示した図である。
【図20】 従来技術を示す回路図である。
【図21】 従来技術を示す回路図である。
【図22】 従来技術を示す回路図である。
【符号の説明】
150 零相電源装置 250 電力変換器 350 交流負荷回路 101 単相交流電源 103 直流電源 105,106 全波整流回路 107 三相交流電源 202 平滑コンデンサ 203 三相電圧形インバータ 203’ アーム 204〜206 コンバータ 301 三相誘導電動機 302,304 リアクトル 303 交流負荷 401〜403,410 電流制御器 404 電圧制御器 405 掛算器 406〜409 コンパレータ Tr1〜Tr8 自己消弧形半導体スイッチング素子 D1,D2 ダイオード C1,C2 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−68898(JP,A) 特開 平1−107621(JP,A) 特開 平9−233709(JP,A) 特開 平10−337087(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/5387

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相交流電圧を電力変換器内の電圧形イ
    ンバータにより多相交流電圧に変換して多相交流電動機
    を駆動する多相出力電力変換回路において、 環流ダイオ
    ードが逆並列に接続された半導体スイッチング素子を2
    個直列に接続して上下アームからなるコンバータを構成
    し、 環流ダイオードが逆並列に接続された半導体スイッチン
    グ素子を2個直列に接続して一相分の上下アームを構成
    し、この上下アームを相数分並列に接続して多相電圧形
    インバータを構成し、 前記コンバータの上アームのダイオードのカソードが前
    記インバータの各相上アームのダイオードのカソードに
    接続され、かつ、前記コンバータの下アームのダイオー
    ドのアノードが前記インバータの各相下アームのダイオ
    ードのアノードに接続されるように前記コンバータと前
    記インバータとを並列に接続すると共に、これらの並列
    回路にコンデンサを並列に接続し、 前記インバータの各相交流出力端子を多相交流電動機の
    星形結線された固定子巻線の各一端に接続し、 前記固定子巻線の他端側の中性点を単相交流電源の一端
    に接続し、前記単相交流電源の他端を前記コンバータの
    中点に接続して、前記単相交流電源の電圧及び電流が前
    記インバータの交流出力側から前記電動機を介して見た
    ときに零相分となるように構成し、 前記インバータの半導体スイッチング素子をPWM制御
    によってオン、オフすることにより、前記インバータが
    前記電動機との間で電力を授受し、かつ、前記インバー
    タによる零電圧ベクトルの出力時に、前記インバータ及
    びコンバータが、前記単相交流電源 との間で零相電力を
    授受することを特徴とする多相出力電力変換回路。
  2. 【請求項2】 単相交流電圧を電力変換器内の電圧形イ
    ンバータにより多相交流電圧に変換して多相交流電動機
    を駆動する多相出力電力変換回路において、ダイオード
    を2個直列に接続してコンバータを構成し、 環流ダイオードが逆並列に接続された半導体スイッチン
    グ素子を2個直列に接続して一相分の上下アームを構成
    し、この上下アームを相数分並列に接続して多 相電圧形
    インバータを構成し、 前記コンバータの上アームのダイオードのカソードが前
    記インバータの各相上アームのダイオードのカソードに
    接続され、かつ、前記コンバータの下アームのダイオー
    ドのアノードが前記インバータの各相下アームのダイオ
    ードのアノードに接続されるように前記コンバータと前
    記インバータとを並列に接続すると共に、これらの並列
    回路にコンデンサを並列に接続し、 前記インバータの各相交流出力端子を多相交流電動機の
    星形結線された固定子巻線の各一端に接続し、 前記固定子巻線の他端側の中性点を単相交流電源の一端
    に接続し、前記単相交流電源の他端を前記コンバータの
    中点に接続して、前記単相交流電源の電圧及び電流が前
    記インバータの交流出力側から前記電動機を介して見た
    ときに零相分となるように構成し、 前記インバータの半導体スイッチング素子をPWM制御
    によってオン、オフすることにより、前記インバータが
    前記電動機との間で電力を授受し、かつ、前記インバー
    タによる零電圧ベクトルの出力時に、前記インバータ及
    びコンバータが、前記単相交流電源 との間で零相電力を
    授受することを特徴とする多相出力電力変換回路。
  3. 【請求項3】 単相交流電圧を電力変換器内の電圧形イ
    ンバータにより多相交流電圧に変換して多相交流電動機
    を駆動する多相出力電力変換回路において、コンデンサ
    を2個直列に接続してコンバータを構成し、 環流ダイオードが逆並列に接続された半導体スイッチン
    グ素子を2個直列に接続して一相分の上下アームを構成
    し、この上下アームを相数分並列に接続して多相電圧形
    インバータを構成し、 前記コンバータと前記インバータとを並列に接続し、 前記インバータの各相交流出力端子を多相交流電動機の
    星形結線された固定子巻線の各一端に接続し、 前記固定子巻線の他端側の中性点を単相交流電源の一端
    に接続し、前記単相交流電源の他端を前記コンバータの
    中点に接続して、前記単相交流電源の電圧及び電流が前
    記インバータの交流出力側から前記電動機を介して見た
    ときに零相分と なるように構成し、 前記インバータの半導体スイッチング素子をPWM制御
    によってオン、オフすることにより、前記インバータが
    前記電動機との間で電力を授受し、かつ、前記インバー
    タによる零電圧ベクトルの出力時に、前記インバータ及
    びコンバータが、前記単相交流電源 との間で零相電力を
    授受することを特徴とする多相出力電力変換回路。
  4. 【請求項4】 直流電圧を電力変換器内の電圧形インバ
    ータにより多相交流電圧に変換して多相交流電動機を駆
    動する多相出力電力変換回路において、 環流ダイオードが逆並列に接続された半導体スイッチン
    グ素子を2個直列に接続して一相分の上下アームを構成
    し、この上下アームを相数分並列に接続して多相電圧形
    インバータを構成し、 前記インバータに並列にコンデンサを接続し、 前記インバータの各相交流出力端子を多相電動機の星形
    結線された固定子巻線の各一端に接続し、 前記固定子巻線の他端側の中性点を直流電源の正極に接
    続し、前記直流電源の負極を前記インバータの各相下ア
    ームと前記コンデンサとの接続点に接続して、前記直流
    電源の電圧及び電流が前記インバータの交流出力側から
    前記電動機を介して見たときに零相分となるように構成
    し、 前記インバータの半導体スイッチング素子をPWM制御
    によってオン、オフすることにより、前記インバータが
    前記電動機との間で電力を授受し、かつ、前記インバー
    タによる零電圧ベクトルの出力時に前記直流電源 との間
    で零相電力を授受することを特徴とする多相出力電力変
    換回路。
  5. 【請求項5】 交流電源を整流して得た直流電圧を電力
    変換器内の電圧形インバータにより多相交流電圧に変換
    して多相交流電動機を駆動する多相出力電力変換回路に
    おいて、 環流ダイオードが逆並列に接続された半導体スイッチン
    グ素子を2個直列に接続して一相分の上下アームを構成
    し、この上下アームを相数分並列に接続して多相電圧形
    インバータを構成し、 前記インバータに並列にコンデンサを接続し、 前記インバータの各相交流出力端子を多相交流電動機の
    星形結線された固定子巻線の各一端に接続し、 前記固定子巻線の他端側の中性点を、交流電源に接続さ
    れた整流回路の出力端子の一端に接続し、前記整流回路
    の他端を前記インバータの各相下アームと前記コンデン
    サとの接続点に接続して、前記交流電源の電圧及び電流
    が前記インバータの交流出力側から前記電動機を介して
    見たときに零相分となるように構成し、 前記インバータの半導体スイッチング素子をPWM制御
    によってオン、オフすることにより、前記インバータが
    前記電動機との間で電力を授受し、かつ、前記インバー
    タによる零電圧ベクトルの出力時に前記交流電源 との間
    で零相電力を授受することを特徴とする多相出力電力変
    換回路。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の多
    相出力電力変換回路において、 電動機の中性点と電源との間にリアクトルを挿入し、こ
    のリアクトルの鉄芯として電動機の固定子鉄芯を用いる
    ことを特徴とする多相出力電力変換回路。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4または5記載の多
    相出力電力変換回路において、 インバータの多相出力側には電動機に代えて中性点を持
    たない交流負荷を接続し、かつ、前記多相出力側に星形
    結線されたリアクトルの中性点を電源または整流回路の
    一端に接続した ことを特徴とする多相出力電力変換回
    路。
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