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JP3222973U - 湿式空気清浄器 - Google Patents

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Abstract

【課題】湿式空気清浄器を提供する。【解決手段】微細な網に洗浄液である水、塩溶液、塩基溶液又は有機酸溶液の水膜を形成させた後、微細ほこり、オゾン、カビ、細菌、有害気体又は有無機物質によって汚染された空気を通過させて、汚染物質が洗浄液の水膜に付着、吸着又は溶解して除去されるように構成することにより、汚染物質の除去効率を高め、抗菌及び除菌に食品添加物である塩、塩基又は有機酸を使うことで、人体に対する有害性の難点が解消され、ひいては維持補修及び内部洗浄が容易になる。【選択図】図1

Description

本考案は湿式空気清浄器に関し、より詳しくは微細な網に洗浄液である水、塩溶液、塩基溶液又は有機酸溶液の水膜を形成させた後、微細ほこり、オゾン、カビ、細菌、有害気体又は有無機物質によって汚染された空気を通過させることで、汚染物質が洗浄液の水膜に付着、吸着又は溶解して除去されるように構成することにより、汚染物質の除去効率を高め、抗菌及び除菌に食品添加物である塩、塩基又は有機酸を使うことで、人体に対する有害性の論難から自由になることができ、ひいては維持補修及び内部洗浄を容易にした湿式空気清浄器に関する。
周知のように、黄砂とともに超微細ほこりの増加につれてきれいで安全な空気に対する欲求が増大している近年、加湿器殺菌剤に引き続き空気清浄器及び空気調和機のフィルターまで有害物質論難の対象となっている。
このような空気清浄器と空気調和機などに使用されるフィルターの抗菌剤と除菌剤が有害物質の主犯という認識が拡散しているため、空気の汚染物質除去機能に劣らず抗菌機能と除菌機能が重要視されている。
特に、空気清浄器と空気調和機に使われるHEPAフィルターに抗菌剤と除菌剤として有害物質を使うことになった原因は水である。HEPAフィルターに捕集された細菌とカビが水分によって増殖して空気を再汚染させるか匂いを発生させるからである。
すなわち、人体に有害ではない自然物質と自然界原理を用いた抗菌機能及び除菌機能によって安全で快適な空気の提供が要求されている。
一方、空気中の固体粒子の分布は、目に見える0.001μm〜500μmのものから目に見えないものまで多様である。微細ほこりは、直径10μm以下の粒子性大気汚染物質であり、直径2.5μm以下のものを超微細ほこり(PM2.5)、直径0.1μm以下のものを極超微細ほこり(PM0.1)と呼ぶ。
微細ほこりサイズ以下の粒子は粒子の大きさが小さくて鼻粘膜、口腔又は気管支で濾されなく、続けて吸入すれば、喘息などの各種の呼吸器疾患の原因となる。
水を用いて空気を浄化する空気清浄器(air washer)は空気調和機の一部を構成するものであり、汚染空気を機械内に吸い込み、冷水と温水を小さな水滴状態で噴霧することで、空気中のほこりなどの汚染物質を付着して除去し、溶解性ガスは溶かして一緒に除去する。
集塵装置の形態として、スクラバー(scrubber)、充填塔(packing tower)、噴射塔(spray tower)などがあり、汚染物質を除去して室内空気を浄化し、同時に湿度を加減することができるので、産業体に広く使っているが、事務室や家庭用ではほとんど使うことができなかった。
このような理由で、事務室や家庭用には、小さくて軽いし、取り扱いやすい空気清浄器が主に使われていた。
空気清浄器の空気浄化方式は、大別してファンを用いて汚染空気を織物、紙、ガラス繊維などの濾過材、細い不織布又はガラス繊維を圧縮して製作したHEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)、活性炭フィルターを用いて濾過するフィルター式と、数千ボルトの高電圧を汚染空気にかけることで汚染粒子が(−)電荷を帯びるようにし、(+)電荷がかかっている集塵板に付着して除去する電気集塵式に分けることができる。
空気清浄器フィルターは大きく3〜4種に分けられる。共通して大きなほこりを濾し出す前置フィルター、黄砂や微細ほこりを濾し出すHEPAフィルター、空気中の匂いを除去する脱臭フィルターなどの3段階フィルターで空気を浄化する。HEPAフィルターは値段が高いが、0.1μmより小さな極超微細ほこりの除去が困る。
フィルター方式の空気清浄器を使うときは、フィルターによる空気再汚染の防止のためにフィルターを頻繁に洗浄するかフィルターの交換周期を徹底的に守らなければならない。
電気集塵方式空気清浄器は、消費電力、騷音、維持管理費用が低い利点があるが、HEPAフィルターより低い集塵効率、オゾンや窒素酸化物の発生、本体の内部が易しく汚くなって周期的な掃除が必要な欠点がある。
このような点に鑑みて韓国登録特許第10−0601029号に自己洗浄機能を有する乾湿式複合空気清浄器が出願されたことがある。
このような自己洗浄機能を有する乾湿式複合空気清浄器は、湿式噴霧された水滴を含んでいる汚染空気をHEPAフィルターで濾過して集塵効率を高めるとともにUVランプで抗菌効果を高めることはできるが、濾過時に濾過空隙が水滴で詰まり、濾過圧力損失が大きくなって空気浄化能力が急減し、UV照射によってはHEPAフィルターの内部と器機の内部の死角区域に対する抗菌機能の付与が充分ではなく、未稼働時の電源遮断によって水分による匂い、細菌又はカビの増殖問題が発生し、水中の高圧電気による帯電、電気集塵板、UVランプの稼働によって感電事故の危険性が存在する。
一方、韓国登録実用新案第20−0470792号には水膜フィルターを用いた空気清浄器が出願されたことがある。
前述した水膜フィルターを用いた空気清浄器は、垂直に立てられた複数の同一規格SUSメッシュ網に電気で帯電された水を落下させるときに形成される水膜フィルターに空気を通過させることによって汚染空気を浄化させる考案である。
前述した水膜フィルターを用いた空気清浄器は、垂直落下する水の重力が表面張力より大きいため、複数の給水ホールから供給される上部メッシュ網も給水ホール連結部分と隣接部分で水膜の厚さ差が発生し、メッシュ網に空気が通過するとき、空気が通過するメッシュ網の下部には上部の水が供給されなくて水膜フィルターのない空気通路が形成され、空気通路下部のメッシュ網には水膜が形成されないか不均一であり、下部に水が落下するほど重力によって水が早く落下し、上部より下部の水膜が薄くなって空気通路が形成されるため、空気浄化効率が低いと予想される。また、この考案は専ら水のみ使うため、脱臭効率又は揮発性有機化合物(VOCs)の除去効率が低い欠点がある。
また、前述した水膜フィルターを用いた空気清浄器は、陰極メッシュ網に供給される水中の陰極板と陽極帯電網を連結する直流高電圧発生器と水中ポンプを内在しているため、感電事故の危険性が存在する。
また、前述した水膜フィルターを用いた空気清浄器は、空気清浄器が倒れる場合、集水部の水が補助集水部に分散するようにしたが、給水部上部水槽、水膜フィルター、排水部の水が空気清浄器の外部に漏水する問題点が全く解決されたとは思われない。
また、水を使っているため、稼働時間以外の時間には抗菌及び除菌機能がなくて微生物が急激に増殖し、メッシュ網と給水配管の詰まりが発生し、空気清浄器の内部が不快臭発生源となるであろう。
そして、韓国登録特許第10−0609477号には加湿機能を有する空気清浄器が出願されたことがある。
前記加湿機能を有する空気清浄器は、上部水槽の水が水槽底面の多数の通孔を通じて波形の網状加湿板に沿って流れ、空気が流れる水を通過するようにして空気中の微細ほこりを除去する。
前記加湿機能を有する空気清浄器は前述した水膜フィルターを用いた空気清浄器に似ている技術を適用しているため、前述したような原因で空気浄化効率が低いと予想される。水を使って空気を浄化する従来の空気清浄器は前述したような欠点を持っているため、これを克服するために概してフィルター式と電気集塵式を混用する空気清浄器が大部分である。
韓国登録特許第10−0601029号公報 韓国登録実用新案第20−0470792号公報 韓国登録特許第10−0609477号公報
したがって、本考案は、水を使って空気中の微細ほこり、オゾン、カビ、細菌、有害気体、有・無機物質などの汚染物質を浄化する空気清浄器の従来の問題点である微細ほこり、オゾン、有害気体及び揮発性有機化合物(VOCs)の除去効率改善し、空気清浄器の内部での微生物増殖を抑制し、空気が水膜を通過するときの水滴の騷音を減らすことができるだけではなく、空気清浄器の転倒時の漏水発生を最小化し、水の使用量を減らして空気清浄器の重さ及び体積を減らし、ひいては水と電気線の接触を減らして感電の危険を低めることにその目的がある。
本考案の他の目的はこの記述の進行によって明らかになるであろう。
上述した目的を達成するための本考案湿式空気清浄器は、箱状の本体と、前記本体の下部に備えられ、空気が吸入される吸入口が形成された吸入部と、前記本体の上部に取り付けられ、前記吸入口に吸入された空気が吐き出される吐出口及び前記吐出口の下部の最終フィルターを備えた吐出部と、前記本体の内部に取り付けられ、電源の印加によって駆動することによって前記吸入部側から前記吐出部側に空気を流動させるための送風部と、前記本体の内部に取り付けられ、前記吸入部に吸入された空気を浄化することができるように、水膜網と洗浄液の飛散防止機能をする飛散防止網が組み合わせられた一つ以上のフィルター段を含んでなるフィルター部と、前記フィルター部に洗浄液を供給して回収することができるように構成される給排水部とを含み、汚染空気が、前記フィルター部の水膜網に形成された洗浄液の水膜を通過して気泡として裂けるとき、気泡膜及び水滴に、そして前記フィルター部の飛散防止網に付着した洗浄液の水滴に、汚染物質が付着、吸着又は溶解して除去され、前記吐出部の最終フィルターを通過することによって空気の湿度を調節するとともに飛散洗浄液の吸収によって汚染空気を浄化するように構成され、前記洗浄液は、i)水、ii)水に塩が溶解した水溶液、iii)水に塩基が溶解した水溶液、iv)水に有機酸が溶解した水溶液のうち、前記一つ以上のフィルター段の該当フィルター段のフィルタリング目的によって選択されることを特徴とする。
前記一つ以上のフィルター段は本体の内部底面を基準に給水溝の端部が下方に80度以下に傾くように構成され、前記フィルター段は飛散防止網が水膜網の上側に1cm以上離隔して互いに平行に備えられることを特徴とする。
そして、前述したフィルター部の飛散防止網は、板状の網の縁部に網枠が備えられ、網の傷み防止及び飛散水滴洗浄液通路を形成する補強枠が備えられ、一フィルター段に飛散防止網が2重以下で備えられることを特徴とする。
前述したように、本考案による湿式空気清浄器によれば、微細気泡の破裂、水膜の数回通過、水又は塩、塩基又は有機酸の水溶液である洗浄液の通過によって微細ほこり、オゾン、カビ、細菌、有・無機物質の除去効率を向上させることができる効果とともに、水又は水に塩、塩基又は有機酸を溶解させた溶液を使って空気清浄器内での微生物増殖を抑制することができ、薄い水膜と微細網目による微細気泡の破裂によって水滴騷音を減らすことができ、水槽と水膜網、送風室と補助水槽の漏圧防止連結配管と水膜の表面張力によって網に凝集した薄い水膜は漏水発生を最小化することができるだけでなく、薄い水膜と低い傾斜度の水膜網は運転にかかる洗浄液量が少ないので、小容量の水槽の設置によって前記本体の重さと体積を減らすことができ、飛散防止網の設置によって器機内部の水滴飛散が少なく、非接触式ポンプの使用によって感電危険を減らすことができる効果がある。
本考案による湿式空気清浄器の一例を示す斜視図である。 本考案による湿式空気清浄器の本体内部空間を示す側断面図である。 本考案による湿式空気清浄器の本体内部空間を示す正断面図である。 本考案による湿式空気清浄器の本体内部空間を示す背面断面図である。 本考案による湿式空気清浄器の水膜網を示す斜視図である。 本考案による湿式空気清浄器の飛散防止網を示す斜視図である。 本考案による湿式空気清浄器の最終フィルターを示す分解断面図である。 本考案による湿式空気清浄器の水槽を示す斜視図である。 本考案による湿式空気清浄器の補助水槽を示す斜視図である。 本考案による湿式空気清浄器の給水管と配水管の部分を示す断面図である。
以下、本考案による湿式空気清浄器の一実施例を説明すれば次のようである。
まず、図面で同じ構成要素又は部品はできるだけ同じ参照符号で示していることに留意しなければならない。本明細書に開示する実施例の説明において、関連の公知技術についての具体的な説明がこの明細書に開示した実施例の要旨をあいまいにすることができると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
また、添付図面はこの明細書に開示した実施例を易しく理解することができるようにするためのものであるだけ、添付図面によってこの明細書に開示した技術的思想が制限されなく、本考案の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物又は代替物を含むものであると理解されなければならない。
添付図面の図1〜図4に示したように、本考案による湿式空気清浄器100は、箱状の本体110と、前記本体110の下部に備えられ、汚染空気が本体110に吸入される吸入口210と、前記吸入口210の背面に取り付けられ、吸入された空気の大きな粒子を濾し出す前置フィルター220を備えている吸入部200と、前記吸入部200から本体110の内部に取り付けられた落水遮断板320に空気通路を構成して、フィルター部400に内部空気を送風ファン310で強制送風する送風部300と、前記本体110の内部に取り付けられ、前記吸入部200に吸入された空気を浄化することができるように、水膜網410と洗浄液の飛散防止機能をする飛散防止網420とが組み合わせられた一つ以上のフィルター段480を含んでなるフィルター部400と、前記本体110の下部に備えられ、前記フィルター部400に洗浄液をポンプ540の駆動に対応して供給することができる水槽510と、前記ポンプ540、前記ポンプの駆動で洗浄液を給水するための給水管531、フィルター部400から回収するための配水管532及び補助水槽520からなる給排水部500と、前記本体110の上部に備えられ、前記フィルター部400で浄化された空気が最終に適正の水分含量で濾過される最終フィルター610、及び前記本体の上面に洗浄された空気を吐き出すことができるように形成された吐出口650を備える吐出部600とを含んでなり、汚染空気が前記フィルター部400の水膜網410に形成された洗浄液の水膜を通過して気泡として裂けるとき、気泡膜と水滴に、そして前記フィルター部400の飛散防止網420に付着した洗浄液の水滴に汚染物質が付着、吸着又は溶解して除去され、前記吐出部600の最終フィルター610を通過するとき、空気の湿度を調節し、飛散洗浄液の吸収によって汚染空気を浄化するように構成され、前記フィルター部400の水膜網410は、板状網の縁部に備えられた網枠440及び一定厚さの水膜と洗浄液通路を形成する補強枠450からなる水膜上部網412と水膜上部網412と同一の形態であり、水膜上部網412を覆した形態の水膜下部網411を接合させた網の両端に給水溝413及び排水溝416が形成されてなり、前記洗浄液は、i)水、ii)水に塩が溶解した水溶液、iii)水に塩基が溶解した水溶液、iv)水に有機酸が溶解した水溶液のうち、前記一つ以上のフィルター段480の該当フィルター段のフィルタリング目的によって選択されるように構成される。
本考案による湿式空気清浄器100の本体110は、図1〜図4に示したように、箱状に形成されることが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、円筒状又は多角柱状にも形成されることができる
ここで、前述したフィルター部400は、水膜網410と飛散防止網420が組み合わせられた複数のフィルター段からなり、前記フィルター段は、洗浄液の水膜を形成する水膜網410と、前記水膜網410の上部に備えられ、水膜網を通過した気泡が裂けて水滴が飛散することを防止する飛散防止網420とからなっている。
前記水膜網410は、空気中の汚染物質の種類及び含量、洗浄液の種類及び含量、水膜網の素材によって80度以下に傾くように構成される。
また、前述したフィルター部400は、各フィルター段ごとに別途の洗浄液が水槽、ポンプ、水膜網及び水槽に循環するように構成されている。
本考案の湿式空気清浄器100の水膜網410及び飛散防止網420、そして最終フィルター610の支持網611及びカバー網613は、ステンレススチール、合金、綿、ナイロン、天然繊維又は化学繊維からなり、網目のサイズは30〜2,000μmである。
本考案の洗浄液は、汚染物質の種類及び濃度によって、各フィルター段ごとに水又は水にしお、重曹、リン酸塩、炭酸塩及びヨウ化カリウムのいずれか1種の塩、水酸化カルシウム及び水酸化ナトリウムのいずれか1種の塩基、タンニン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸及び乳酸のいずれか1種の有機酸を所要濃度で溶解させてなる。
また、本考案の湿式空気清浄器100において、水槽と水膜網、送風室と補助水槽の連結配管は漏圧防止のために閉鎖システムで稼動され、水膜の洗浄液も網の表面張力によって凝集しているので、本考案の湿式空気清浄器は本体の転倒時に漏水が最小になる。
また、前述した水槽の洗浄液を各フィルター段の水膜網までポンピングするポンプは、水中ポンプではない非接触式ポンプ又は往復運動ポンプ540が好ましい。
以下で、前述した本考案による湿式空気清浄器を詳細に説明すれば次のようである。
まず、本考案による湿式空気清浄器の本体の外部を形成する板は、添付図面の図1〜図4に示したように、湿式空気清浄器の使用中に洗浄液の補充や入れ替え、フィルターの掃除や入れ替え、部品の入れ替え又は故障修理のために開閉可能に構成される。吸入部板111は前置フィルター及び送風部の掃除及び管理、フィルター部板120はフィルター部及び計器盤130の掃除及び管理、吐出部板140は最終フィルター、最終フィルター支持溝620及びフィルター部の内部及びポンプの掃除及び管理、給排水部上板150はフィルター部の掃除及び管理、給排水部下板160は水槽及び補助水槽の洗浄液補充及び入れ替えと掃除及び管理を容易にする。
前述した本考案による湿式空気清浄器を、機能別に吸入部200、送風部300、フィルター部400、給排水部500及び吐出部600に分け、添付図面の図1〜図10を参照して詳細に説明すれば次のようである。
まず、前述した湿式空気清浄器の吸入部200は前置フィルターで汚染空気の前処理濾過機能を実行し、吸入口210から前置フィルターまで、送風ファンの回転によって発生する吸入力によって、吸入口210を通じて、汚染空気の繊維粉塵、作業場の粉塵、髪の毛など、比較的大きな汚染粒子が前置フィルター220に付着して減圧濾過される。
前述した前置フィルターは粗い網構造を持っているため、網目のサイズと汚染粒子の大きさ間の差によって主に網に付着し、付着汚染粒子が多くなるほど汚染空気が通過しにくく、汚染粒子が充分に濾過されなければ水膜網及び飛散防止網の網目が詰まるから、周期的な掃除が重要である。汚染空気が吸入されて通過するから、吸入口と前置フィルターは、脱着が容易であり、汚染物質の除去及び水掃除が容易な構造と素材が要求される。
前述した送風部300は、汚染空気が濾過膜を通過することができるエネルギーを付与する機能をし、前置フィルターから水膜網まで構成され、前記本体の内部に備えられた送風ファン310が本体外部の汚染空気を、前置フィルターでは減圧で吸い込み、水膜網では加圧して押し出すエネルギーを付与するように強制送風させる。
落水遮断板320は水膜網から落水し得る洗浄液を集めて落水排出口340に送る役割をするとともに送風ファンを通過した汚染空気を漏圧なしに水膜網に通過させるものであるから、漏水及び漏圧が発生しないように密封して付着される。
また、前述した落水遮断板は、落水が円滑に流れるようにするとともに水膜網の下部から上部にできるだけ垂直方向に送風されるように適度の傾斜度を維持するようにする。送風部には洗浄液が落水し得るから、ファンモーター保護板330でファンモーターを保護する。
前述したフィルター部400は、水膜網で汚染物質の付着、吸着又は溶解によって吸入空気を浄化する機能をし、一つの水膜網と飛散防止網からなるフィルター段を少なくとも一つ以上備え、水膜上部網412と水膜下部網411が洗浄液の表面張力によって水膜が形成できる距離内に互いに平行に位置する水膜網の給水溝413に水槽510の洗浄液をポンプ540で供給すれば、洗浄液は洗浄液通過スリット415を通じて水膜上部網412と水膜下部網の補強枠によって形成された洗浄液通路に流入して洗浄液の水膜を形成し、送風ファン310を通過した後、加圧された汚染空気が水膜網の下部から上部に水膜網の微細網目と形成された洗浄液の水膜を通過すれば、水膜の上部表面に微細な気泡として形成されてから裂け、この微細な気泡が裂けるとき、空気中の汚染物質が水又は水に塩、塩基又は有機酸が溶解した水溶液である洗浄液の微細な気泡膜と気泡が裂けるときに生じた水滴に付着、吸着又は溶解して除去されることにより、汚染空気が浄化される。
また、前述したフィルター部400は、この実施例でフィルター段480が4段として例示したように、フィルター段が複数でなることが好ましいが、空気浄化の要求水準、本体の大きさ又は重量などの要求水準によって単一フィルター段でフィルター部を構成することもできる。
前記フィルター段は、洗浄液の水膜を形成する水膜網と、水膜網の上部に備えられ、水膜網を通過した気泡が裂けるときに水滴が飛散することを防止する飛散防止網とから構成されている。
水膜網は、一重の網で水膜を形成することもできるが、水膜上部網412と水膜下部網411から形成される水膜の厚さが均一であり、高い表面張力で付着することができ、飛散する水滴が少なく発生し、本体の転倒時に漏水を最小化することができるので、2重網の利点が多い。
また、前述したフィルター段は、洗浄液が水膜網に沿って流れる途中、一部は飛散防止網に飛散し、飛散した洗浄液水滴が大きくなってまた水膜網に落下する循環を行うため、同じフィルター段の洗浄液は同じ物質と濃度を有することになり、各フィルター段ごとに別途の洗浄液が水槽、ポンプ、水膜網及び水槽に循環する。
前記水膜網と飛散防止網から構成されたフィルター段は、フィルター部板120の内部と給排水部上板150の内部の空間に多数のフィルター段を下部から一定の間隔を維持するように構成しているので、フィルター部の掃除及び管理が容易である。
前述した水膜網410は、板状の水膜上部網412と水膜下部網411が接合され、板状網の両端に給水溝413と排水溝416を備えている。
これをより詳細に説明すれば、前述した水膜網410は、板状網の縁部に網枠440が備えられ、網の傷みを防止し、一定の厚さを有する水膜を形成し、水膜を成す洗浄液が傾斜面に沿って流れるようにする洗浄液通過スリット415を形成する補強枠450が備えられた水膜上部網412と、水膜上部網と同一の形態を有し、水膜上部網412が覆された形態である水膜下部網411とが接合された形態である。
前記給水溝413と排水溝416には、給水管531と配水管532が連結される給水ホール414と排水ホール417が形成される。
前記飛散防止網420は、水膜網410の上部に位置し、飛散防止網の形状を維持し飛散防止網を網枠ガイド470に押し入れるか抜き出すことが容易になるように板状になった網の縁部に網枠440を備えている。
また、前述した飛散防止網420は、飛散防止網に付着した洗浄液の水滴が段々大きくなって飛散防止網の傾斜面に沿って流れる通路の機能と網の傷みを防止する機能を有する補強枠450を備えている。
すなわち、汚染空気が水膜網の上部表面で洗浄液の微細気泡を持続的に形成しながら裂けるときに生じた水滴が飛散して飛散防止網に付着して段々大きくなった洗浄液の水滴が、飛散防止網の傾斜がほとんどなければ水膜網に落下して水膜を形成し、あるいは飛散防止網の傾斜があれば飛散防止網の傾斜面に沿って流れて薄い水膜を形成しながら水膜網に落下する。
このような機能をする飛散防止網は、水膜網の水膜と飛散防止網に付着した水滴が洗浄液の表面張力によってまた水膜を形成することができないように、水膜網から十分な離隔距離を確保しなければならない。
前記飛散防止網と水膜網間の適正距離は約1.5〜3cmが好ましいが、本体の大きさ及び重量の要求水準、要求される本体の体積、フィルター段の傾斜度、洗浄液の種類及び濃度、網の素材又は線径、網目のサイズによって違うことができる。
一方、本考案による湿式空気清浄器の飛散防止網は、前記一実施例のように一つのフィルター段に一重の飛散防止網が構成されることが好ましいが、飛散防止が絶対的に重要視される洗浄液を使うか汚染空気の汚染物質が特異な場合には、一つのフィルター段に二重の飛散防止網を備えることもできる。
また、飛散防止網420は板状網の縁部に網枠440を備え、網の傷みを防止するとともに飛散水滴洗浄液通路をなす補強枠から構成され、水膜上部網と似ている形状を有し、洗浄液が飛散防止網に部分的に水膜を形成しているので、水膜網のように汚染空気を浄化する機能もある程度持っている。
また、前述した飛散防止網は、水膜網から洗浄液の飛散によってフィルター部の内部に洗浄液が飛んで汚くなることと洗浄液が蒸発して消失することを最小化する。
前記水膜網は、給水ホールが位置する給水溝の側面に網取っ手460を備えており、前記飛散防止網も給水管側の網枠側面に網取っ手460を備えている。前記網取っ手は、水膜網と飛散防止網が網枠ガイド470と網枠パッキング471に密着しているため、押し入れ及び抜き出しが容易になるように構成される。
前述した水膜網と飛散防止網は、互いに平行に配置され、本体の大きさ及び重量の要求水準、空気浄化の要求水準、汚染物質の種類及び含量、洗浄液の種類及び含量、網の素材によって、本体110の内部底面を基準に給水溝413の端部が下方に80度以下に傾くように構成されるが、好ましくは3〜17度傾くように構成される。
前記傾斜度は、空気の通過後、傾斜による水膜の流れによって汚染物質の移動と水膜の回復速度を高め、水膜面積の増大効果と落下する水滴の水膜浸透に対する防御力を高める。
ここで、前述した水膜網、飛散防止網及び最終フィルター網は、ステンレススチール、合金、ナイロン又は化学繊維からなる網であり、網目は30〜2,000μmの大きさを有する。
前述した給排水部500は、水膜網に洗浄液を供給及び回収する機能をし、本体110の下部に取り付けられて洗浄液を保存することができるように構成される水槽510と、前記水槽に保存された洗浄液をフィルター部400側に供給して循環させることができるように構成されるポンプ540と、前記ポンプ540の駆動で洗浄液をフィルター部400側に給水するための給水管531と、前記給水管531を通じて給水された洗浄液をフィルター部400から回収するための配水管532及び補助水槽520とから構成される。前記のように構成された給排水部500は単一部として構成されて洗浄液をフィルター部400側に供給して循環させることができるように構成されるか、あるいは前記各フィルター段480に対応してそれぞれ構成され、水槽510の洗浄液をポンプ540で水膜網の給水溝に供給し、水膜網の排水溝から水槽までは洗浄液を自然に流れるようにする。
また、前述した給排水部500は本体の下部にある給排水部下板160の内部に、補助水槽は内側に、水槽は外側に備えることで、洗浄液の補充及び入れ替え、掃除及び管理を容易にする。
また、前記給排水部500は、排水ホール417と排水溝連結フィッティング535、排水溝連結フィッティング535と配水管532、配水管532と配水管栓513が連結され、洗浄液が保存される水槽510の底部に位置する軟質の吸入管512と給水管531が連結される給水管栓511、給水管とポンプ540、ポンプ540と給水管531、給水管531と給水溝連結フィッティング534、給水溝連結フィッティング534と給水ホール414が配管される。
また、前記給排水部500は、水膜網の落水、連結配管又はポンプの漏水などの異常状況に対処するための落水遮断板320の落水排出口340と落水配管533、及び落水配管533と補助水槽520を連結する落水配管栓521を含む。
前述した水槽又は補助水槽は、洗浄液の補充、掃除及び管理のために、透視窓550を備えている。
前述した給水管531、配水管532及び落水配管533は、水槽又は補助水槽の洗浄液補充、掃除及び管理の際に本体の内部から本体の外部に易しく取り出すことができるようにするために、軟質からなり、十分な長さを持っている。前記配水管は、水膜網の排水ホールから水槽まで洗浄液が円滑に下がることができる十分な直径を有する。
前記水槽の洗浄液をポンピングするポンプ540は、洗浄液の種類及び濃度によって互いに混合しないようにそれぞれ別個の給水管とポンプを使うことが好ましい。
本考案による湿式空気清浄器の洗浄液は、汚染空気の汚染物質の種類及び濃度によって、各フィルター段ごとに水又は水にしお、重曹、リン酸塩、炭酸塩、ヨウ化カリウムなどの塩、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウムなどの塩基、タンニン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸などの有機酸を所要濃度で溶解させて使うことができる。
一例として、フィルター段に水、塩、塩基及び有機酸を洗浄液として使おうとすれば、下部フィルター段から順に、塩、塩基、有機酸及び水を洗浄液として使うことができる。
また、前記汚染物質除去効率の向上と給排水部及びフィルター部での微生物増殖を防止するために、各フィルター段の水槽に塩、塩基及び有機酸の水溶液を混合して使うこともできる。
また、水膜網に洗浄液水膜が形成されれば、水膜の表面張力が重力より大きな水膜網の傾斜度内では、水膜網の給水溝への洗浄液供給を中断しても水膜網の水膜はそのまま維持される。理論的に、洗浄液蒸発量の分だけポンプで洗浄液を供給しても水膜網の水膜は維持される。
すなわち、前述した水膜網の傾斜度が緩ければ、洗浄液、ポンプ、水槽及び補助水槽の小型化が可能であり、本考案の湿式空気清浄器は、低騷音、小型化及び軽量化が可能であろう。
また、本考案による湿式空気清浄器の水槽と水膜網、送風室と補助水槽の連結配管530は、漏圧防止のために閉鎖システムとして稼動され、水膜網の洗浄液も水膜上部網と水膜下部網に表面張力で付着しているので、前記本体の転倒時に漏水が最小になるはずであろう。また、水槽の給水管栓511、配水管栓513及び補助水槽の落水配管栓521は水槽と補助水槽の中間部位に備えることで、転倒時の漏水が最小になるようにする。
前述した吐出部600は、最終フィルターが浄化された空気の洗浄液成分の吸着、加湿及び除湿の機能をし、飛散防止網から吐出口650まで構成され、開閉の容易な吐出部板140の内部に備えられたフィルター部400で浄化された空気を最終に適正の水分含量に調整する最終フィルター610、前記最終フィルターを支持する最終フィルター支持溝620、浄化された空気が最終フィルターを最大限に均一な圧力で通過するように最終フィルターと最終フィルター支持溝620の隙間を塞げる最終フィルターパッキング630、最終フィルターパッキング630を圧縮して固定するパッキング圧縮ブラケット640、及び加湿又は除湿された浄化空気が吐き出される吐出口650を含んでなる。
図2〜図4及び図7に示したように、円錐状の前記最終フィルター610は、支持網611、濾過材612及びカバー網613を含んでなる。
前記最終フィルターは、図示のように、円錐状に形成されることが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
前記支持網611とカバー網613は網からなっているので、浄化された空気の通過が容易であり、最終フィルターの濾過材612の下敷きとカバーの役割をして濾過材を均一に広げることにより、浄化された空気が最終フィルターを最大限に均一な圧力で通過するようにし、最終フィルターの形状維持に役立つ。
ここで、前述した最終フィルター濾過材は、水膜網で浄化された空気を加湿又は除湿するとともに、残留洗浄液粒子を除去する最終の濾過機能を付与する。最終フィルターの加湿は、最終フィルター支持溝620に水を満たして最終フィルターが水に濡れれば、最終フィルターの支持網611、カバー網613及び濾過材が毛細管現象によって最終フィルター支持溝620の水に濡れることにより、最終フィルターを通過する浄化空気の湿度を高めることによってなされる。最終フィルターの除湿は、最終フィルター支持溝620に水を満たさず、最終フィルターの支持網611とカバー網613の間に乾燥した厚い綿又は繊維からなった濾過材を使うことにより、最終フィルターを通過する浄化空気の湿度を低めることによってなされる。
前述した最終フィルターは、浄化された空気を加湿又は除湿するとともに、浄化された空気の残留洗浄液粒子を吸着して除去する最終濾過機能を付与するものである。最終フィルター濾過材は、綿、絹糸、毛などの天然繊維、アクリル、ナイロン、ポリエステル、スパンデックスなどの合成繊維、多孔性プラスチック、ガラス繊維、不織布などを使い、最終フィルターは、浄化された空気が易しく通過することができる素材及び厚さを有する多様な最終フィルターの中で選別して使用する。特に、ガラス繊維は音波に対する優れた吸音体であり、騷音の減少に効果的である。
以下で、本考案による湿式空気清浄器の空気浄化原理を、添付図面の図1〜図10を参照し、実施例及び実験例に基づいてより詳細に説明すれば次のようである。
本考案による湿式空気清浄器の空気浄化の核心原理は、送風ファン310によって汚染空気を本体内に吸入して、比較的大きな汚染粒子を前置フィルター220に付着して除去し、送風ファン310を通過した後の加圧された汚染空気が水膜網の水膜上部網412と水膜下部網の間に形成された洗浄液の水膜を数回通過するとき、水又は塩、塩基又は有機酸の水溶液である洗浄液の微細気泡が生成してから裂けるとき、空気の汚染物質を洗浄液の微細気泡膜と気泡が裂けるときに生じた水滴に付着、吸着又は溶解させて除去することによって汚染空気を浄化する。
前記水膜上部網412と水膜下部網の網目が微細であるか水膜の厚さが微細であるほど微細な洗浄液の気泡が生成し、フィルター段の数だけ存在する水膜網と飛散防止網によって、水膜の破裂による振動エネルギーがフィルター部を振動させることにより、本考案の湿式空気清浄器は空気中の汚染物質の除去効率が改善され、微細気泡の破裂によって気泡の破裂時の騷音が減少する。
浄化された空気は最終フィルター610を通過するときに最終に洗浄液成分が吸着し、除湿又は加湿されて適正の水分含量に調整される。
一般的な理論によれば、‘気泡が液体の表面に浮び上がれば、液体が下に流れ、気泡を取り囲んでいる薄い液状膜である気泡膜の厚さが薄くなって10nm以下になれば、気泡膜はその自体の性質を失うことになり、これにより気泡が破壊される。’と知られている。
また、洗浄液と接触する汚染空気の表面積が大きいほど、かつ気泡の大きさが小さいほど、気泡が水膜に接する回数が増加するほど、汚染物質の除去効率が高くなるであろう。
また、極超微細ほこり(PM0.1)と有害気体は緻密な網によって濾過しにくく、活性炭による有害気体の除去は気体が固体表面に付着する吸着によっては効率が低いが、有害気体の除去は液体の内部の化学反応による中和又は無害な物質に変化させる化学物質による吸収が効率的である。
本考案による湿式空気清浄器の空気浄化原理を各フィルター別に分けて説明すれば次のようである。
まず、本考案による湿式空気清浄器の前置フィルター220は、粗い網構造を持っているので、網目のサイズと汚染粒子の大きさの差によって比較的大きな汚染粒子を網に付着して除去する。
前述した水膜網は、水膜上部網412と水膜下部網411が洗浄液の表面張力によって水膜が形成することができる距離内に互いに平行に位置し、水槽510の洗浄液をポンプ540で水膜網の給水溝に供給すれば、洗浄液は洗浄液通過スリット415を通じて、水膜上部網412と水膜下部網の補強枠によって形成された洗浄液通路に流入して洗浄液の水膜を形成し、送風ファン310を通過した後、加圧された汚染空気が水膜網の下部から上部に水膜網の微細な網目と形成された洗浄液の水膜を通過すれば、水膜の上部表面に微細な気泡が生成してから裂け、水又は塩、塩基又は有機酸を溶解させた水溶液である洗浄液の微細気泡が生成してから裂けるとき、汚染空気の汚染物質を洗浄液の微細気泡膜と気泡の破裂時に生じた水滴に付着、吸着又は溶解させて除去することにより、汚染空気を浄化する。
特に、汚染物質がオゾン、二酸化硫黄、カビ、細菌、揮発性有機化合物(VOCs)又は無機物質の場合、洗浄液は水よりは塩、塩基又は有機酸が高い除去効率を有するであろう。
例えば、深刻な大気汚染物質であるオゾンはヨウ化カリウム(KI)水溶液を洗浄液として使えば分解して人体に無害な酸素となる。
+2KI+HO→O+I+2KOH
この反応はオゾンの定量に用いられる反応であり、ヨウ化カリウムは人体に足りないヨード栄養素を補うために添加する食品添加物である。
特に、‘沈黙の暗殺者’と呼ばれるオゾンに対する警戒及び対処方法は、室外活動とオゾンの生成原因の一つである自動車運行を自制すること以外には対処方法がほとんどない実情である。
また、自動車、工場又は火力発電所の煤煙中に主に含有された二酸化硫黄は水酸化カルシウム又は水酸化ナトリウム水溶液で洗浄すれば、二酸化硫黄の90%以上が除去されると知られている。
また、都市又は工業団地から排出された窒素・硫黄酸化物、重金属などの汚染物質が含有された黄砂の場合、水よりも酸又はアルカリ溶液でよく洗浄されるであろう。
そして、有機酸は有機化合物と親和性が高いので、有機化合汚染物質除去効率が高いだろう。
このように、各汚染物質に効果的な成分と含量で洗浄液を製造し、本考案の湿式空気清浄器の水槽ごとに使えば、一度に多種の汚染物質を除去することができ、各水槽に同じ洗浄液を使えば、フィルター段の数だけ存在する水膜網と飛散防止網を繰り返し通過することになり、汚染物質の除去効率が大きく向上する。
また、汚染空気が水膜網で微細気泡になって裂けるほど汚染物質の除去効率が高くなる。
本考案による湿式空気浄化器の補助フィルターの機能をする飛散防止網は、水膜上部網に似ている形状を有し、洗浄液が飛散防止網に部分的に水膜を形成しているので、水膜網のように汚染空気の浄化機能もある程度持っている。
また、飛散防止網は、水膜網で洗浄液が飛散してフィルター部の内部に飛んで汚くなることと洗浄液が蒸発して消失することを最小化して、浄化された空気が再び汚染されるか上部の他のフィルター段の洗浄液が汚染されることを防止する。
そして、最終フィルターは、最終フィルター濾過材612の素材と最終フィルター支持溝620での水の使用有無によって、水膜網で浄化された空気を加湿又は除湿するとともに残留洗浄液粒子を除去する最終の濾過機能をする。
前述した最終フィルターの加湿は、最終フィルター支持溝620に水を満たして最終フィルターが水に触れれば、最終フィルターの支持網611、カバー網613及び濾過材が毛細管現象によって最終フィルター支持溝620の水に濡れることにより、最終フィルターを通過する浄化空気の湿度を高めることになる。
最終フィルターの除湿は、最終フィルター支持溝620に水を満たさず、最終フィルターの支持網611とカバー網613の間に乾燥した厚い綿又は繊維からなった濾過材を使って最終フィルターを通過する浄化空気の湿度を低めることになる。
したがって、本考案では、洗浄液を空気中に噴霧するものではなく、水膜網の水膜に洗浄液が流れるようにしながら汚染空気を通過させて接触させ、飛散する洗浄液を飛散防止網と最終フィルターに付着して回収することにより、水又は洗浄液が湿式空気清浄器の外部に漏出することを防止して浄化効率を高め、浄化された空気がしめっぽくなる問題点を改善した。
以下、本考案を下記の実施例及び実験例に基づいてより具体的に説明する。ただ、下記の実施例及び実験例は本考案の内容を例示するものであるだけ、考案の範囲が実施例及び実験例に限定されるものではない。
本考案による湿式空気清浄器の核心である洗浄液、水膜及び網を実施例とした。
洗浄液と網を用いた水膜の形成
洗浄液として使用可能な水道水、10%塩水及び10%タンニン酸水溶液からそれぞれ1mlずつ、直径2cmの水膜(水膜の厚さ;約0.3cm)を丁寧に網上に形成し、網上の洗浄液の水膜形成維持時間を3回測定した平均値を下記の[表1]に示した。
[表1]に示したように、網目のサイズ26〜1200μm、ナイロン、ステンレススチール(SS)又は化学繊維からなった一重網上に水、塩水又はタンニン酸溶液である洗浄液で約0.3cm厚さの水膜を形成することができた。また、網上にあった約0.3cm厚さの水膜が水滴として離れた網目には薄い水膜が残っていた。一重網でも水膜の形成が可能であることから、本考案による湿式空気清浄器の2重水膜網410はもちろんのこと、一重の飛散防止網420も水膜を形成することができることを示した。
前記網目のサイズにおいては、網目のサイズが小さいほど水膜の形成が長く維持されることができることを示した。網素材としては、ナイロン、ステンレス(SS)又は化学繊維からなっても水膜の形成維持が可能であることを示した。
洗浄液は10%塩水、水道水及び10%タンニン酸水溶液の順に水膜の形成が持続した。これは、水膜の形成が表面張力[水(25℃);72dyne/cm、35%塩水(20℃);82.6dyne/cm]に起因することと一致した。特に、1200μmナイロン網及び10%タンニン酸洗浄液の場合に水膜の形成が長く持続した。
26μm網の場合、特に10%タンニン酸洗浄液は直径6cmまで水膜が広がって染み込んで網の濡れが発生したが、網の下に水滴が落下することはなく、水道水と10%塩水は網の濡れがなく、網上の水膜形成が長く持続した。
<実験例1>網構造の調査
本考案の実施例及び実験例に使用した網に対し、虫眼鏡とノギスで網目サイズ、線径及び網材料を調査して[表2]に示した。特に、[実施例1]で26μm網の10%タンニン酸洗浄液での網濡れの発生は網が薄い板状ワイヤで編まれたことによるものであると思われる。
標準体(直径20cm、直径7.5cm)はチョンケサンゴン社のSTANDARD SIEVE(ソウル)を使った。
250μmの化学繊維網の網線は約15本の細糸がよれており、小さな毛羽が網目から出ていて網を緻密にする効果があり得る。
傾斜と水滴の網通過高さ
本考案に使われる水膜上部網412、水膜下部網411、水膜網、飛散防止網、フィルター段の適正離隔距離を調査するために、水平又は12°の傾斜で維持させた一重網に、50mlピペットに水道水を満たしてスタンドに固定させた後、水滴(0.06ml/滴)を自由落下させ、水滴の網通過高さを調査した。
[表3]に示したように、網目サイズが小さいほど網通過高さが高かく、網の線径は傾いた網では網通過高さに影響を及ぼした。
26μm網は水滴通過高さの測定ができなかった。
網が水平面の場合、水滴が網の上部に落ちれば、網を通過して網の下側に約1cmの距離までは水滴が表面張力によってぶら下がってから網にまた付着するが、距離が約1cm以上になれば重力によって自由落下する。
網が傾斜面の場合、水滴が網上に落ちれば、一部は網の上面に沿って流れ、一部のみが網を通過することになる。また、傾斜面は網目のサイズを小さくする効果を有するので、傾いた網では水滴の網通過高さが大きくなる。
網の枠が水気に濡れていれば、水気周辺の網目の水膜が乾燥せずに薄い水膜を形成していた。
水膜通過圧力
本考案の湿式空気清浄器の水膜網の水膜を下部から上部に通過する圧力を調査するために、水中で気泡発生器(空気発生34ml/秒)で気泡を発生させながら0.6cm厚さの水膜を形成させた標準体を水平に維持しながら浸水させ、気泡が標準体網の水膜を最初に通過する圧力を測定して[表4]に示した。
実験に使用した標準体の篩は透明セロハン紙を23cmの円筒形に巻き、防水テープで連結した。
網目サイズが小さいほど最初気泡通過圧力は大きくなり、26μm網は18cmHO以上であり、空気が水膜を通過しにくかった(1気圧:1033cmHO)。
また、網目サイズの小さいほど、気泡が抜け出るとき、一部のみ抜け出てふるいに残る空気量が多かった。
また、網上の水膜が厚いほど気泡は凝集し、特定の部位の小さな部分で大きな空気の塊として抜け出、水膜が薄いほど気泡が一度に裂けながらふるいのほとんど全部分で通過し、気泡の破裂騷音が小さかった。
水膜網における洗浄液の水膜通過
本考案に使われる洗浄液の水膜網通過圧力を調査するために、水平又は12°傾斜で維持させた2重網の離隔距離を0.3cmにして水膜を形成させた後、50mlピペットに水道水を満たしてスタンドに固定させた後、水滴(0.06ml/滴)を自由落下させ、水滴の網通過高さを測定して[表5]に示した。洗浄液としては、水道水、10%塩水、10%タンニン酸水溶液を使い、2重網のうち上部網は150μm網、下部網は135μm網である。[表5]に示したように、洗浄液は、10%塩水、水道水、10%タンニン酸水溶液の順に網通過高さが高く、傾斜網が水平網より網通過高さが高かった。特に、[実施例2]の水道水で、135μm一重網と150μm一重網の網通過高さの単純和である10.5cm/水平、13.7cm/傾斜と[実施例4]の2重網の11cm/水平、18cm/傾斜の結果は、上部網目と下部網目の重畳による網目の微細化効果と0.3cmの水膜厚さに起因するものであると思われる。
飛散防止網の機能発揮
本考案による湿式空気清浄器の水膜網と飛散防止網の離隔距離と水滴の飛散を確認するために、水膜下部網に相当する600μm標準体網上の0.6cm位置に、水膜上部網に相当する250μm化学繊維網を固定して0.6cm水膜を形成し、水膜上部網上の2cm離隔距離に飛散防止網に相当する135μm網を固定し、12°の傾斜を維持した後、水膜下部網に相当する600μm標準体の篩を水中に位置させ、下部から上部に空気を通過させれば、0.6cm水膜で発生した気泡が裂けて飛散防止網である135μm網の表面上部まで水滴が上がってから流れて135μm網の下部に染み込んだ。
ここで、飛散防止網である135μm網上に飛散する水滴は観察されないことから、飛散防止網の機能を発揮した。
水膜網の水膜安全性
本考案の湿式空気清浄器の水膜網の水膜安全性を調査するために、水膜上部網として420μm標準体を、水膜下部網として250μm標準体を用い、離隔距離を2cmにし、防水テープで連結付着して2cm水膜を形成させた後、水膜安全性の3種を調査した。
一番目、水膜下部網の役割をする250μm標準体の篩に透明セロハン紙を23cmの円筒状に巻いて防水テープで連結し、水中で気泡発生器(空気発生34ml/秒)で気泡を発生させながら2cm水膜を形成させた標準体を水平に維持しながら浸水させ、気泡が標準体網の水膜で7.5cmHOの圧力で続けて発生している途中、気泡発生器の電源をオフにし、深さ1.5cmHOの圧力がかかるように持ち上げれば、2cm水膜の形成が解除されて下がる。これは、2cm水膜が6cmHO緩衝圧力まで安全性があることを示す。
二番目、形成された2cm水膜を有する連結された標準体を虚空で持ち上げても、形成された2cm水膜は解除されないことから、安全性があることを示す。
三番目、形成された2cm水膜を有する連結された標準体を12°の傾斜で維持させた後、水膜上部網の最上部地点に水滴1滴を落とすと、水膜下部網の最下部地点でほぼ同時に水滴1滴が落ちる。これは、水膜網の給水溝に洗浄液1滴が給水されれば、水膜網の排水溝に洗浄液1滴が排水されることを示す。
複数の水膜網効果
本考案の湿式空気清浄器の複数のフィルター段の効果を調査するために、二つの水膜を形成させ、水中で気泡発生器(空気発生136ml/秒)で気泡を発生させながら、0.6cm水膜を形成させた標準体を水平に維持しながら浸水させて気泡が発生することを観察した。
前記標準体は、下段の水膜網として水膜下部網である1000μm標準体網上の0.6cmに水膜上部網として250μm化学繊維網を固定して0.6cm水膜を形成させ、この水膜上部網上の2cm離隔距離に、上段の水膜網として水膜下部網である1000μm標準体網上の0.6cmに、水膜上部網として250μm化学繊維網を固定し、標準体の篩は透明セロハン紙を23cm円筒状に巻いて防水テープで連結した。
気泡発生を観察した結果は、下段の水膜網に気泡が通過すれば、上段の水膜網に衝撃波が伝達され、標準体の全体網で気泡が同時に1.5秒内に通過しながら気泡破裂が発生することから、効果が非常に優れた。(17回気泡破裂/分)
比較試験で、一つの水膜網、すなわち単数の水膜が形成された1000μm標準体の気泡発生は、標準体の網の一部で気泡が裂けた後に空気通路が形成され、大きな空気塊として通過した。
以上の説明は本考案の技術思想を例示的に説明したものに過ぎなく、本考案が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば本考案の本質的な特性から逸脱しない範疇内で多様な修正及び変形が可能であろう。したがって、本考案に開示した実施例は本考案の技術思想を限定するためのものではなくて説明するためのものであり、このような実施例によって本考案の技術思想の範囲が限定されるものではない。本考案の保護範囲は以下の請求範囲によって解釈されなければならなく、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本考案の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならないであろう。

Claims (7)

  1. 湿式空気清浄器であって、
    箱状の本体(110)と、
    前記本体(110)の下部に備えられ、空気が吸入される吸入口(210)が形成された吸入部(200)と、
    前記本体(110)の上部に取り付けられ、前記吸入口(210)に吸入された空気が吐き出される吐出口(650)及び前記吐出口(650)の下部の最終フィルター(610)を備えた吐出部(600)と、
    前記本体(110)の内部に取り付けられ、電源の印加によって駆動することによって前記吸入部(200)側から前記吐出部(600)側に空気を流動させるための送風部(300)と、
    前記本体(110)の内部に取り付けられ、前記吸入部(200)に吸入された空気を浄化することができるように、水膜網(410)と洗浄液の飛散防止機能をする飛散防止網(420)が組み合わせられた一つ以上のフィルター段(480)を含んでなるフィルター部(400)と、
    前記フィルター部(400)に洗浄液を供給して回収することができるように構成される給排水部(500)とを含み、
    汚染空気が、前記フィルター部(400)の水膜網(410)に形成された洗浄液の水膜を通過して気泡として裂けるとき、気泡膜及び水滴に、そして前記フィルター部(400)の飛散防止網(420)に付着した洗浄液の水滴に、汚染物質が付着、吸着又は溶解して除去され、前記吐出部(600)の最終フィルター(610)を通過することによって空気の湿度を調節するとともに飛散洗浄液の吸収によって汚染空気を浄化するように構成され、
    前記洗浄液は、i)水、ii)水に塩が溶解した水溶液、iii)水に塩基が溶解した水溶液、iv)水に有機酸が溶解した水溶液のうち、前記一つ以上のフィルター段(480)のうち該当フィルター段のフィルタリング目的によって選択されることを特徴とする、湿式空気清浄器。
  2. 前記一つ以上のフィルター段(480)は本体(110)の内部底面を基準に給水溝(413)の端部が下方に80度以下に傾くように構成され、前記フィルター段(480)は飛散防止網(420)が水膜網(410)の上側に1cm以上離隔して互いに平行に備えられることを特徴とする、請求項1に記載の湿式空気清浄器。
  3. 前記フィルター部(400)の水膜網(410)は、板状の網の縁部に網枠(440)が備えられ、一定厚さの水膜と洗浄液通路を形成する補強枠(450)が備えられた水膜上部網(412)と、水膜上部網(412)と同じ形態であるが、水膜上部網(412)が覆された形態である水膜下部網(411)とを接合させた網の両端に給水溝(413)と排水溝(416)が形成されてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の湿式空気清浄器。
  4. 前記フィルター部(400)の飛散防止網(420)は、板状の網の縁部に網枠(440)が備えられ、網の傷み防止と飛散水滴洗浄液通路を形成する補強枠(450)が備えられ、一フィルター段(480)に飛散防止網(420)が2重以下で備えられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の湿式空気清浄器。
  5. 前記一つ以上のフィルター段は二つ以上であり、各フィルター段ごとに違う洗浄液を使い、
    前記塩は、塩、重曹、リン酸塩、炭酸塩及びヨウ化カリウムのいずれか1種であり、
    前記塩基は、水酸化カルシウム及び水酸化ナトリウムのいずれか1種であり、
    前記有機酸は、タンニン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸及び乳酸のいずれか1種であることを特徴とする、請求項1に記載の湿式空気清浄器。
  6. 前記フィルター部(400)に洗浄液を供給して循環させるための給排水部(500)は、本体(110)の下部に取り付けられ、洗浄液を保存することができるように構成される水槽(510)と、前記水槽に保存された洗浄液をフィルター部(400)側に供給して循環させることができるように構成されるポンプ(540)と、前記ポンプ(540)の駆動で洗浄液をフィルター部(400)側に給水するための給水管(531)と、前記給水管(531)を通じて給水された洗浄液をフィルター部(400)から回収するための配水管(532)及び補助水槽(520)とを含んでなり、前記のように構成された給排水部(500)は一つからなって洗浄液をフィルター部(400)側に供給して循環させることができるように構成されるか、あるいは前記フィルター段(480)が複数からなり、各フィルター段(480)に対応するようにそれぞれ構成されることを特徴とする、請求項1に記載の湿式空気清浄器。
  7. 前記フィルター部(400)の水膜網(410)及び飛散防止網(420)と前記最終フィルター(610)の支持網(611)及びカバー網(613)は、ステンレススチール、合金、ナイロン及び化学繊維のいずれか1種からなる網であり、
    網目は30〜2000μm大きさを有し、
    前記最終フィルター(610)の支持網(611)とカバー網(613)の間に濾過材(612)をさらに備え、
    前記濾過材(612)は、i)綿、絹糸及び毛のいずれか1種からなる天然繊維、ii)アクリル、ナイロン、ポリエステル及びスパンデックスのいずれか1種からなる合成繊維、iii)多孔性プラスチック、iv)ガラス繊維及びv)不織布のいずれか1種であることを特徴とする、請求項1に記載の湿式空気清浄器。
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