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JP3219853B2 - 着信呼のユニット間転送方式 - Google Patents

着信呼のユニット間転送方式

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JP3219853B2
JP3219853B2 JP17582692A JP17582692A JP3219853B2 JP 3219853 B2 JP3219853 B2 JP 3219853B2 JP 17582692 A JP17582692 A JP 17582692A JP 17582692 A JP17582692 A JP 17582692A JP 3219853 B2 JP3219853 B2 JP 3219853B2
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桂介 清水
毅 増田
利博 牛島
恵治 木村
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Meisei Electric Co Ltd
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Meisei Electric Co Ltd
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の交換ユニットで
構成され、通信回線からの着信呼を交換ユニット間で相
互に転送可能であるようにされた受付装置の着信呼のユ
ニット間転送方式に関するものである。
【0002】本発明は、例えば交通機関の座席予約,番
号案内,あるいは通信販売等の電話又はデータ通信によ
る受付業務に利用される。
【0003】
【従来の技術】電話回線又はデータ通信回線等の通信回
線と受付端末とを収容する交換ユニットを複数ユニット
包含して1つのシステムを構成し、多数の着信呼に対応
できるようにした受付装置では、受付端末に空きがない
交換ユニットに着信呼が生じたとき、当該着信呼を他の
交換機ユニットに転送する着信呼ユニット間転送機能が
付与される。
【0004】従来の着信呼ユニット間転送機能は、転送
先の交換ユニットに空き受付端末が有るか否かの確認の
みで行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、着信
呼ユニット間転送は、転送先の交換ユニットに空き受付
端末が有るか否かの確認のみで行っているので、転送元
の交換ユニットから転送先の交換ユニットへの転送制御
中に転送先の交換ユニットの受付端末が全て塞った場合
には転送が不可能となり、更に他の交換ユニットの受付
端末に空きがあっても、上記着信呼を当該他の交換ユニ
ットには転送できない。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決すべくなさ
れたものであり、転送先の交換ユニットの受付端末が転
送完了前に全て塞がった場合であっても、更に他の交換
ユニットに再度転送しなおすことを可能とする着信呼の
ユニット間転送方式を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の着信呼のユニット間転送方式は、各交換ユ
ニットに端末状態メモリと他ユニット空塞情報メモリを
設けて、それぞれの交換ユニットにおいて、自己の受付
端末の状態を受付端末ごとに記憶するとともに、他の交
換ユニットについて、その受付端末に空きがあるか否か
の情報を常時記憶するようにし、着信呼が生起した第1
の交換ユニットに空き受付端末がないときには、他ユニ
ット空塞情報メモリに空きが記憶されている第2の交換
ユニットに転送情報を送出し、これを受けた第2の交換
ユニットは自己の端末状態メモリを参照して転送が可能
であるか否かの最終的な判断をして転送元の第1の交換
ユニットに転送可否情報を送出するとともに、転送可能
であれば、上記転送情報に基づいて上記着信呼を自己の
受付端末に接続し、また、第1の交換ユニットでは、上
記転送可否情報が転送可能を示すものであれば、自己の
着信呼の保持を解除し、転送不可を示すものであれば第
1の交換ユニットは他ユニット空塞メモリに空きが記憶
されている更に他の交換ユニットとの間で、上記制御を
繰り返すようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明では、転送元交換ユニットと転送先交換
ユニットとの間で受付端末の空塞情報を相互に授受しな
がら転送先の交換ユニットを検索するため、空き受付端
末がある交換ユニットがあれば着信呼は必ず当該交換ユ
ニットの受付端末に転送接続される。
【0009】また、着信呼が生起したときに、全ての交
換ユニットの受付端末が全て塞がっていても、着信呼が
継続していて転送制御が行われている間にいずれかの交
換ユニットで受付端末が空きとなれば、着信呼は当該交
換ユニットに転送される。
【0010】
【実施例】図面はいずれも本発明の実施例を説明するも
ので、図1は受付装置のブロック図、図2はメモリの構
成図で、(A)は端末状態メモリ、(B)は他ユニット
空塞情報メモリを示す。また、図3は転送元の交換ユニ
ットで制御を示すフローチャート、図4は転送先の交換
ユニットでの制御を示すフローチャートである。
【0011】以下に説明する実施例では、交換ユニット
の数が3ユニットである場合を例とする。
【0012】図1の受付装置は、NO.1ユニットEX
1,NO.2ユニットEX2及びNO.3ユニットEX
3の3つの交換ユニットと、各ユニットEX1〜EX3
に収容される複数台の受付端末TMで構成され、また、
各ユニットEX1〜EX3には通信網からの通信回線L
が複数本収容されている。
【0013】NO.1ユニットEX1の符号を用いて交
換ユニットの構成を説明すると、交換ユニットは、各通
信回線Lとのインタフェースであって、各通信回線Lご
とに設けられたトランク(TRK)101と、受付端末
TMとのインタフェースであって、各受付端末TMごと
に設けられた端末接続ユニット(TCU)102と、各
ユニットEX1〜EX3相互間を接続する複数(実施例
の場合、2つ)のユニット間トランク(IUT)10
3,104と、トランク101と端末接続ユニット10
2との間を選択的に接続し、通信回線Lと受付端末TM
とを選択的に接続する通話路スイッチ(SW)105
と、交換ユニットでの制御を一括して行う中央処理装置
(CC)106を有し、中央処理装置106は、本発明
に関して、端末状態メモリ161と他ユニット空塞状態
メモリ162を有する。
【0014】端末状態メモリ161は、図2(A)に示
すように、受付端末TMの各端末番号TM1〜TMnご
とに、複数ビット構成のアドレスが割り当てられ、各受
付端末TMの状態、すなわち、発信状態,着信状態,通
話中状態,閉塞状態等を示すデータが格納される。な
お、メモリエリアは、交換ユニットに収容可能な受付端
末TMの最大台数に見合うだけ設けられ、受付端末TM
が未収容の端子に対応するアドレスのエリアには、未収
容データが固定的に格納される。
【0015】また、他ユニット空塞情報メモリ162
は、図2(B)に示すように、1つのアドレス(ユニッ
ト数が多いときには、2以上のアドレスを割り当てるこ
とがある。)の各ビットがそれぞれのユニット(図では
EX1〜EX8)に割り当てられ、各ユニットEX1〜
EX8の受付端末TMに空きがあるか否かを表す空塞情
報が格納される。なお、自己及び受付装置に含まれない
交換ユニットについては、着信呼の転送が不可であるこ
とにより、当該他ユニット空塞情報メモリ162の格納
情報を読み取る動作で、中央処理装置106は該当ビッ
ト、いまの場合、EX1及びEX4〜EX8に対するビ
ットは読み込まれない(どのビットを読むかは、それぞ
れのユニットEX1〜EX3において、システムデータ
により設定される。)次に、図3,図4を参照して動作
を説明する。
【0016】各ユニットEX1〜EX3では、中央処理
装置106,206,306が端末状態メモリ161,
261,361を常時監視し、各ユニットEX1〜EX
3にそれぞれ属し、稼働中の受付端末TMが全て使用中
(発信操作中,着信表示中,着信応答操作中,又は通話
中の状態をいう。また、オペレータが離席中で受付端末
TMが閉塞された場合を含む。)となったとき、及び全
てが使用中の状態から1又は複数の受付端末TMが空き
状態となったとき(オペレータが着席して、オペレータ
の受持ち受付端末TMの閉塞が解除された場合を含
む。)には、中央処理装置106,206,306は自
ユニットのユニット間トランクと他ユニットのユニット
間トランクを経由する制御線ルートで他ユニットに空塞
情報を送出し、これを受けた他ユニットの中央処理装置
206,306,106は、上記空塞情報を読み込ん
で、自己の他ユニット空塞情報メモリ262,362,
162に格納する。例えばNO.1ユニットEX1で空
塞情報の変化があったものとすると、変化後の空塞情報
は、中央処理装置106からユニット間トランク103
及び203を介してNO.2ユニットEX2の中央処理
装置206に送られて、その他ユニット空塞情報メモリ
262のEX1対応ビットに格納され、また、ユニット
間トランク104及び304を介してNO.3ユニット
EX3の中央処理装置306に送られて、その他ユニッ
ト空塞情報メモリ362のEX1対応ビットに格納され
る。
【0017】以上のようにして、受付装置の全てのユニ
ットEX1〜EX3相互間で随時、受付端末TMの空塞
情報が交換され、ユニットEX1〜EX3には常時、他
ユニットの空塞情報が記憶されている。
【0018】以下の説明では、NO.1ユニットEX1
の通信回線に着信があった場合を例とする。なお、説明
中で用いる処理ステップ符号については、S1〜S12
は図3に示す処理フロー中のもので、S21〜S26は
図4に示す処理フロー中のものである。
【0019】NO.1ユニットEX1のいずれかの通信
回線Lに着信呼が生起すると、該当するトランク101
で着信呼が検出され、中央処理装置106は、トランク
101から着信呼を読込み保持すると(ステップS
1)、端末状態メモリ161を参照し、自ユニットEX
1に空いている受付端末TMがあるか否かを判断する
(ステップS2)。
【0020】ステップS2で空き受付端末TMがあるも
のと判断されると、中央処理装置106は端末状態メモ
リ161に空きが記憶されている受付端末TMのうち1
つを選択して当該受付端末TMに対する端末接続ユニッ
ト102を制御し、当該受付端末TMに着信を表示して
(ステップS3)、着信表示処理を終える。
【0021】着信表示がされた受付端末TMで当該着信
呼に応答すると、中央処理装置106は、当該受付端末
TMに対応する端末接続ユニット102から応答情報を
読込み、通話路スイッチ105を制御して例えばルート
l1を閉成する。これによって着信呼が生起した通信回
線Lと上記受付端末TMとは、次のルート「通信回線L
(EX1)−トランク101(EX1)−通話路スイッ
チ105(EX1)のルートl1−端末接続ユニット1
02(EX1)−端末TM(EX1)」で相互に接続さ
れ、通話が可能となる。
【0022】ステップS2の判断で、自ユニットEX1
に空き受付端末TMがないものと判断されると、中央処
理装置106は、そのときの転送順位にある他ユニッ
ト、例えばNO.2ユニットEX2の空塞状況を他ユニ
ット空塞情報メモリ162のEX2対応ビットにより確
認する(ステップS4)。
【0023】なお、上記「転送順位」とは、他ユニット
に着信呼を転送する場合の優先順位をいい、この転送順
位は着信呼の転送先ユニットが特定のユニットに集中し
ないように、着信呼の転送完了ごとに次のユニットに移
るように制御される(ステップS10)。
【0024】次に中央処理装置106は、ステップS4
での確認に基づいてNO.2ユニットEX2の空塞状況
を判断し(ステップS5)、NO.2ユニットEX2に
空き受付端末TMがその時点においてあるものと判断さ
れると、NO.2ユニットEX2に転送情報を自ユニッ
トEX1のユニット間トランク103及びNO.2ユニ
ットEX2のユニット間トランク203を経由する制御
線ルートで、NO.2ユニットEX2の中央処理装置2
06に送出する(ステップS6)。
【0025】上記転送情報は、転送すべき着信呼のデー
タを含む転送打診情報であり、これを送出したのち、N
O.1ユニットEX1の中央処理装置106はNO.2
ユニットEX2の中央処理装置206から上記と同じル
ートで返送される転送可否情報の受信を待つ(ステップ
S7)。
【0026】NO.2ユニットEX2において、中央処
理装置206がNO.1ユニットEX1からの転送情報
を読込み、それに含まれる着信呼を保持すると(ステッ
プS21)、中央処理装置206は端末状態メモリ26
1を参照し、自ユニットEX2に空いている受付端末T
Mがあるか否かと判断する(ステップS22)。
【0027】NO.2ユニットEX2に空き受付端末T
Mがなくなり、これを示す空塞情報が前記制御でNO.
1ユニットEX1に送付されるまでの間にNO.2ユニ
ットEX2の中央処理装置206がNO.1ユニットE
X1からの上記転送情報を受信すると、ステップS22
での判断は「NO」となり、中央処理装置206は自ユ
ニットEX2のユニット間トランク203及びNO.1
ユニットEX1のユニット間トランク103を経由する
制御線ルートで、転送が不可能であることを伝える情報
(転送不可情報)をNO.1ユニットEX1に送出し
(ステップS23)、ステップS21で保持した着信呼
の保持を解除して(ステップS24)、制御を終える。
【0028】また、NO.1ユニットEX1からの転送
情報を受信したとき、自ユニットEX2に空き受付端末
TMが残っていれば、ステップS22での判断は「YE
S」となり、中央処理装置206は転送情報を送付した
ユニット(転送元ユニット)、いまの場合、NO.1ユ
ニットEX1に転送が可能であることを伝える情報(転
送可情報)を上記したと同じルートで送出し(ステップ
S25)、かつ、端末状態メモリ261に空きが記憶さ
れている受付端末TMのうちの1つを選択し、これに対
する端末接続ユニット202を制御して上記選択された
受付端末TMに着信を表示し(ステップS26)、着信
表示処理を終える。
【0029】また、以上のようにして、NO.2ユニッ
トEX2から送られた転送可情報又は転送不可情報(総
称して転送可否情報)がNO.1ユニットEX1で受信
されると、NO.1ユニットEX1の中央処理装置10
6は、当該転送可否情報が転送可情報か又は転送不可情
報であるかを判断し(ステップS8)、転送可情報であ
れば、これを送付したユニット(転送先ユニット)、い
まの場合、NO.2ユニットEX2で着信表示処理がな
される(着信呼がNO.2ユニットEX2に転送され
る)ものと判断できることにより自己に保持している着
信呼の保持を解除し(ステップS9)、次回の転送制御
に備えて転送順位を次のユニット、いまの場合、NO.
3ユニットEX3に設定して(ステップS10)、着信
呼の転送制御を終える。
【0030】以上のようにして、NO.1ユニットEX
1からNO.2ユニットEX2に転送された着信呼に対
して、NO.2ユニットEX2の受付端末TMで応答す
ると、当該受付端末TMとNO.1ユニットEX1の着
信呼生起通信回線Lとは、次のルート、「通信回線L
(EX1)−トランク101(EX1)−通話路スイッ
チ105(EX1)のルートl2−ユニット間トランク
103(EX1)−ユニット間トランク203(EX
2)−通話路スイッチ205(EX2)のルートl3−
端末接続ユニット202(EX2)−受付端末TM(E
X2)」で相互に接続され、通話が可能となる。
【0031】なお、上記ルートにおいて、NO.1ユニ
ットEX1の通話路スイッチ105内のルートl2は、
NO.2ユニットEX2への着信呼の転送が可能である
と最終的に判断された時点、すなわち、ステップS8の
判断で「YES」とされた時点で中央処理装置106の
制御により設定され、また、NO.2ユニットEX2の
通話路スイッチ205内のルートl3は、着信表示がさ
れた受付端末TMが応答した時点で中央処理装置206
の制御により設定される。
【0032】次に1回目の転送制御で着信呼の転送がな
されなかった場合の制御について説明する。
【0033】NO.1ユニットEX1において、中央処
理装置106が他ユニット空塞情報メモリ162を参照
し、そのときの転送順位であるNO.2ユニットEX2
の空き受付端末TMに空いているものがない場合、すな
わちステップS5の判断が「NO」であったとき、又
は、NO.2ユニットEX2の受付端末TMが、転送制
御途中で全て使用中となった場合、すなわち、ステップ
S8の判断が「NO」であったとき、中央処理装置10
6は、他ユニットの全てについて、すなわちNO.2ユ
ニットEX2とNO.3ユニットEX3の双方につい
て、他ユニット空塞情報メモリ162による受付端末T
Mの空塞の確認が終了したか否かを判断し(ステップS
11)、いまの場合、上記確認はNO.2ユニットEX
2について終了しているだけであるので、転送順位を次
のユニット、すなわちNO.3ユニットEX3に進め
(ステップS12)、NO.3ユニットEX3を転送先
と定めて、ステップS4以降の制御を繰り返す。
【0034】NO.3ユニットEX3を対象とした制御
において、ステップS5又はステップS8の判断が「N
O」であった場合には、上記空塞の確認が、全て他ユニ
ット(NO.2ユニットEX2とNO.3ユニットEX
3)について終了していることとなるので、中央処理装
置106はステップS11で「YES」と判断し、ステ
ップS2以降の制御を繰り返す。
【0035】以上のように、他ユニットの受付端末TM
がいずれも全て塞がった場合において、転送制御を行っ
ているNO.1ユニットEX1を含めて、再度着信呼の
表示又は転送を試行するようにしたのは、転送制御を繰
り返しているうちに自ユニットEX1の受付端末TMに
空きが生じることがあり得ることを考慮したものであ
り、従って発呼者が諦めて発呼を断念しない限り(着信
呼が継続している限り)、前記転送制御の繰り返しによ
り、いずれかの交換ユニットのいずれかの受付端末TM
に着信呼が接続できることとなる。
【0036】なお、通信回線Lへの着信は、中央処理装
置106,206,306に設けられたラインメモリ
(図示せず)に記憶され、常時監視されており、これに
より着信呼が応答されないまま消滅したときは、その時
点で着信表示又は着信転送制御が終了となる。
【0037】以上の説明は、交換ユニットの数が3ユニ
ットである受付装置について説明したものであるが、交
換ユニット数が2ユニット又は4ユニット以上の場合の
制御も、以上の説明から類推すれば容易に理解でき、交
換ユニットの数が本発明の主旨を変更するものではな
い。なお、一般に交換ユニットがNユニットで構成され
る受付装置では、ユニット間トランクの数は、各ユニッ
ト毎に(N−1)個となる。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、受付
装置を構成する全ての交換ユニット間で、それぞれの交
換ユニットに属する受付端末の空塞情報を相互に交換
し、また、転送制御に際しては転送元と転送先で受付端
末の空塞状況を確認しながら制御を進めるようにしたも
のであり、空き受付端末がある交換ユニットがあれば着
信呼は必ず当該交換ユニットの受付端末に接続されるの
で、着信呼の転送ができなくなることはない。また、着
信呼が生起したときに、全ての受付端末が塞がっていて
も、転送制御中にいずれかの受付端末が空きとなれば、
着信呼は当該空きとなった受付端末に接続されるので、
発呼者が発呼を断念しない限り、当該発呼者は必ずいず
れかの受付端末と通話が可能となる。
【0039】更に、本発明の実施に当たっては、最小の
メモリエリアで構成できる他ユニット空塞情報メモリを
各交換ユニットに設ければよく(端末状態メモリは、通
常の交換システムにもとから備わったものである。)、
ハードウェアのコストアップは殆ど生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】(A)は端末状態メモリの構成図、(B)は他
ユニット空塞情報メモリの構成図である。
【図3】転送元交換ユニットの制御を示すフローチャー
トである。
【図4】転送先交換ユニットの制御を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
EX1〜EX3 交換ユニット(NO.1〜NO.3ユ
ニット) L 通話回線 TM 受付端末 103,104,203,204,303,304 ユ
ニット間トランク 106,206,306 中央処理装置 161,261,361 端末状態メモリ 162,262,362 他ユニット空塞情報メモリ
フロントページの続き (72)発明者 増田 毅 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 牛島 利博 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 木村 恵治 東京都文京区小石川二丁目5番7号 明 星電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−34672(JP,A) 特開 平1−191558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の交換ユニットで構成され、各交換ユ
    ニットには複数の通信回線と複数の受付端末が収容され
    ており、通信回線からの着信呼を、着信が生起した通信
    回線が収容された交換ユニットの受付端末に接続すると
    ともに、当該交換ユニットに空き受付端末がないときに
    は、上記着信呼を他の交換ユニットに転送するようにし
    た受付装置において、 各交換ユニットは、自己に収容された受付端末の状態情
    報を各受付端末ごとに記憶する端末状態メモリと、他の
    交換ユニットに空き受付端末があるか否かを記憶する他
    ユニット空塞情報メモリとを有し、 複数の交換ユニット間で、受付端末の空塞情報を相互に
    授受することにより、各交換ユニットの他ユニット空塞
    情報メモリには、常時他の交換ユニットの受付端末空塞
    状況を記憶しておき、 着信呼が生起した第1の交換ユニットにおいて、自己の
    端末状態メモリの参照によって空き受付端末がないと判
    明したとき、第1の交換ユニットは、自己の他ユニット
    空塞情報メモリに空きが記憶されている交換ユニットの
    うち第1の転送順位にある第2の交換ユニットに上記着
    信呼のデータを含む転送打診情報である転送情報を送出
    し、上記転送情報 を受けた第2の交換ユニットは、自己の
    末状態メモリを参照して空き受付端末の有無を最終的に
    判断して、空き受付端末が有るときには、第1の交換ユ
    ニットに転送可能情報を送出するとともに第1の交換ユ
    ニットからの上記転送情報に基づいて上記空き受付端末
    に上記着信呼を接続し、空き受付端末がないときには、
    第1の交換ユニットに転送不可情報を送出し、上記転送不可情報 を受けた第1の交換ユニットは、自己
    他ユニット空塞情報メモリに空きが記憶されている
    換ユニットのうち次の転送順位にある交換ユニットとの
    間で、上記転送制御を繰り返すようにした着信呼のユニ
    ット間転送方式。
  2. 【請求項2】 着信呼を他の交換ユニットに転送した第1
    の交換ユニットは、次回の転送制御 に備えて、転送順位
    を次の交換ユニットに設定することを特徴とする請求項
    1記載の着信呼のユニット間転送方式。
  3. 【請求項3】 端末状態メモリの参照によって、すべての
    他の交換ユニットに空き受付端末がないと判明したと
    き、あるいはすべての他の交換ユニットから転送不可情
    報を受けたときには、第1の交換ユニットは、自己の端
    末状態メモリの参照によって空き端末の有無を判断し、
    空き端末がない場合に、前記転送制御を繰り返すことを
    特徴とする請求項2記載の着信呼のユニット間転送方
    式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6997385B2 (en) * 2000-02-23 2006-02-14 Datalogic S.P.A. Apparatus and method for acquiring and reading optical codes with result indication

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6997385B2 (en) * 2000-02-23 2006-02-14 Datalogic S.P.A. Apparatus and method for acquiring and reading optical codes with result indication
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