JP3219033B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルInfo
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示デバイスなど
に用いるプラズマディスプレイパネルに関するもので、
特にプラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成する
方法に関するものである。
に用いるプラズマディスプレイパネルに関するもので、
特にプラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、交流型(AC型)のプラズマ
ディスプレイパネルの概略断面図である。図15におい
て、200はフロントカバープレート(前面ガラス基
板)であり、この基板上に表示電極201があり、この
上を誘電体ガラス層202とMgOの結晶配向が(11
1)面に配向した酸化マグネシウム(MgO)誘電体保
護層203が覆っている。従来このMgO誘電体保護層
204は、主にMgOを原料に用いた電子ビーム加熱に
よる真空蒸着法が用いられてきた(例えば、特開平5−
342991号公報)。
ディスプレイパネルの概略断面図である。図15におい
て、200はフロントカバープレート(前面ガラス基
板)であり、この基板上に表示電極201があり、この
上を誘電体ガラス層202とMgOの結晶配向が(11
1)面に配向した酸化マグネシウム(MgO)誘電体保
護層203が覆っている。従来このMgO誘電体保護層
204は、主にMgOを原料に用いた電子ビーム加熱に
よる真空蒸着法が用いられてきた(例えば、特開平5−
342991号公報)。
【0003】また、205は背面ガラス基板(バックプ
レート)であり、この基板上にアドレス電極206およ
び隔壁207、蛍光体層208が設けられており、20
9が放電ガスを封入する放電空間である。従来この電極
層(表示電極およびアドレス電極)を形成するには主に
スクリーン印刷法が、また蛍光体層を形成するにはスク
リーン印刷法(例えば、特開平8−162019号公
報)、インクジェット法(例えば、特開昭53−793
71号公報)、フォトレジストフィルム法(例えば、特
開昭6−273925号公報)が用いられてきた。
レート)であり、この基板上にアドレス電極206およ
び隔壁207、蛍光体層208が設けられており、20
9が放電ガスを封入する放電空間である。従来この電極
層(表示電極およびアドレス電極)を形成するには主に
スクリーン印刷法が、また蛍光体層を形成するにはスク
リーン印刷法(例えば、特開平8−162019号公
報)、インクジェット法(例えば、特開昭53−793
71号公報)、フォトレジストフィルム法(例えば、特
開昭6−273925号公報)が用いられてきた。
【0004】また、従来プラズマディスプレイパネルと
して開発されてきたパネル輝度は、40インチのNTS
Cパネル(セル数が640×480個でセルピッチが
0.43mm×1.29mm、1セル面積約0.55m
m2 )で約250cd/m2 であった(例えば、機能材
料1996年2月号Vol.16、No.2、7ペー
ジ)。
して開発されてきたパネル輝度は、40インチのNTS
Cパネル(セル数が640×480個でセルピッチが
0.43mm×1.29mm、1セル面積約0.55m
m2 )で約250cd/m2 であった(例えば、機能材
料1996年2月号Vol.16、No.2、7ペー
ジ)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年ハイビジョンをは
じめとする高品位、大画面テレビへの期待が高まってい
る。CRTは解像度・画質の点でプラズマディスプレイ
や液晶に対して優れているが、奥行きと重量の点で40
インチ以上の大画面には向いていない。液晶は、消費電
力が少なく、駆動電圧も低いといった優れた特徴を有し
ているが、画面の大きさや視野角に限界がある。これに
対してプラズマディスプレイは、大画面の実現が可能で
あり、すでに40インチクラスの製品が開発されている
(例えば、機能材料1996年2月号Vol.16、N
o.2、7ページ)。
じめとする高品位、大画面テレビへの期待が高まってい
る。CRTは解像度・画質の点でプラズマディスプレイ
や液晶に対して優れているが、奥行きと重量の点で40
インチ以上の大画面には向いていない。液晶は、消費電
力が少なく、駆動電圧も低いといった優れた特徴を有し
ているが、画面の大きさや視野角に限界がある。これに
対してプラズマディスプレイは、大画面の実現が可能で
あり、すでに40インチクラスの製品が開発されている
(例えば、機能材料1996年2月号Vol.16、N
o.2、7ページ)。
【0006】現在、製品化されているプラズマディスプ
レイの輝度は、放電空間に封入されたガス(He−Xe
系やネオン−Xe系のガス)の放電によって発せられる
紫外線の強度により輝度レベルが左右されている。特に
He−Xe系ガスによる放電では、Xeの共鳴線による
波長が147nm(ナノメートル)の真空紫外線が放出
され、主にこの波長による紫外線によって放電セル内に
塗布された赤、緑、青の紫外線励起蛍光体を励起発光さ
せている(例えば、応用物理Vol.51、No.3、
1982年、334ページ〜347ページ、又は、光学
技術コンタクトVol.34、No.1、1996年、
25ページ、又は、NHK技術研究第31巻、第1号、
昭和54年、18ページ)。
レイの輝度は、放電空間に封入されたガス(He−Xe
系やネオン−Xe系のガス)の放電によって発せられる
紫外線の強度により輝度レベルが左右されている。特に
He−Xe系ガスによる放電では、Xeの共鳴線による
波長が147nm(ナノメートル)の真空紫外線が放出
され、主にこの波長による紫外線によって放電セル内に
塗布された赤、緑、青の紫外線励起蛍光体を励起発光さ
せている(例えば、応用物理Vol.51、No.3、
1982年、334ページ〜347ページ、又は、光学
技術コンタクトVol.34、No.1、1996年、
25ページ、又は、NHK技術研究第31巻、第1号、
昭和54年、18ページ)。
【0007】また、現行40〜42インチクラスのプラ
ズマディスプレイの画素レベルは、画素数640×48
0個、セルピッチ0.43mm×1.29mm、1セル
の面積0.55mm2 である(例えば、機能材料199
6年2月号Vol.16、No.2、7ページ)。
ズマディスプレイの画素レベルは、画素数640×48
0個、セルピッチ0.43mm×1.29mm、1セル
の面積0.55mm2 である(例えば、機能材料199
6年2月号Vol.16、No.2、7ページ)。
【0008】さらに、近年期待されているフルスペック
のハイビジョンテレビの画素レベルは、画素数が192
0×1125となり、セルピッチも42インチクラスで
0.15mm×0.48mmで1セルの面積は0.07
2mm2 の細かさになる。
のハイビジョンテレビの画素レベルは、画素数が192
0×1125となり、セルピッチも42インチクラスで
0.15mm×0.48mmで1セルの面積は0.07
2mm2 の細かさになる。
【0009】したがって、プラズマディスプレイの高精
細化が進むにしたがってセルピッチや1セル当たりの面
積が従来のNTSCと比較して小さくなるため、輝度の
向上を目指した蛍光体膜の高精度形成技術が望まれてい
る。
細化が進むにしたがってセルピッチや1セル当たりの面
積が従来のNTSCと比較して小さくなるため、輝度の
向上を目指した蛍光体膜の高精度形成技術が望まれてい
る。
【0010】しかしながら、スクリーン印刷法による蛍
光体塗布では、隔壁に蛍光体インクを充填する際にスク
リーン版が変形し、隣接する隔壁内に蛍光体インクが入
ることにより混色するといった課題がある。また、微細
セルを考えると、スクリーン印刷法による蛍光体塗布で
は、隔壁のピッチが0.1mmから0.15mmになる
と、隔壁には幅があるため、蛍光体の充填される空間は
0.1mmから0.08mm程度の非常に狭い幅とな
り、印刷法によって精度良くしかも高速に粘度の高い
(数万センチポアズ)蛍光体インクを流し込むことは困
難になってくる。
光体塗布では、隔壁に蛍光体インクを充填する際にスク
リーン版が変形し、隣接する隔壁内に蛍光体インクが入
ることにより混色するといった課題がある。また、微細
セルを考えると、スクリーン印刷法による蛍光体塗布で
は、隔壁のピッチが0.1mmから0.15mmになる
と、隔壁には幅があるため、蛍光体の充填される空間は
0.1mmから0.08mm程度の非常に狭い幅とな
り、印刷法によって精度良くしかも高速に粘度の高い
(数万センチポアズ)蛍光体インクを流し込むことは困
難になってくる。
【0011】また、蛍光体と紫外線感光樹脂を用いた蛍
光体フォトフィルム法や、蛍光体フォトペースト法で
は、ある程度精度良く隔壁内に蛍光体を埋め込むことが
可能であるが、露光現像行程を3色繰り返し行う必要が
あることや、現像残りによる混色や、高価な蛍光体材料
の回収が困難であること等の課題がある。
光体フォトフィルム法や、蛍光体フォトペースト法で
は、ある程度精度良く隔壁内に蛍光体を埋め込むことが
可能であるが、露光現像行程を3色繰り返し行う必要が
あることや、現像残りによる混色や、高価な蛍光体材料
の回収が困難であること等の課題がある。
【0012】このような課題を解決できる蛍光体塗布方
法として、特開昭53−79371号公報や、特開平8
−162019号公報の様な、蛍光体インクを加圧され
たノズルより噴射させて所望のパターンを基板上に描画
させるインクジェット法が提案されている。
法として、特開昭53−79371号公報や、特開平8
−162019号公報の様な、蛍光体インクを加圧され
たノズルより噴射させて所望のパターンを基板上に描画
させるインクジェット法が提案されている。
【0013】インクジェット法では、蛍光体インクをノ
ズルから連続的に吐出させておき、基板又はノズルを移
動させることで、蛍光体パターンを隔壁間に充填する。
ズルから連続的に吐出させておき、基板又はノズルを移
動させることで、蛍光体パターンを隔壁間に充填する。
【0014】しかし、例えばアドレス電極端子部のよう
に本来蛍光体膜が形成されない領域にも蛍光体インクが
塗布されるといった課題がある。
に本来蛍光体膜が形成されない領域にも蛍光体インクが
塗布されるといった課題がある。
【0015】又、基板をノズルに対して移動する場合、
基板が一定速度に達するまでの間に隔壁間に充填された
蛍光体インクに慣性力が作用し、隔壁の端部から蛍光体
インクが溢れ出し、隣接する隔壁に回り込んで混色が発
生するといった課題がある。
基板が一定速度に達するまでの間に隔壁間に充填された
蛍光体インクに慣性力が作用し、隔壁の端部から蛍光体
インクが溢れ出し、隣接する隔壁に回り込んで混色が発
生するといった課題がある。
【0016】本発明はかかる点に鑑み、プラズマディス
プレイパネルにおいて安価に精度良く蛍光体層が形成で
きるプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
プレイパネルにおいて安価に精度良く蛍光体層が形成で
きるプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、本願発明は前面パネルと背面パネルとの
少なくとも一方に設けられた隔壁と、前記前面パネルと
前記背面パネルとの間に放電空間とを備え、蛍光体層を
互いに隣接する2つの前記隔壁によって仕切られた空間
に設け、前記隔壁の端部を閉じる構成とし、前記端部を
閉じた部分の高さを前記隔壁より低い高さで構成したプ
ラズマディスプレイパネル及びこれを用いた蛍光体層の
形成方法、プラズマディスプレイパネルの製造方法とし
た。
決するために、本願発明は前面パネルと背面パネルとの
少なくとも一方に設けられた隔壁と、前記前面パネルと
前記背面パネルとの間に放電空間とを備え、蛍光体層を
互いに隣接する2つの前記隔壁によって仕切られた空間
に設け、前記隔壁の端部を閉じる構成とし、前記端部を
閉じた部分の高さを前記隔壁より低い高さで構成したプ
ラズマディスプレイパネル及びこれを用いた蛍光体層の
形成方法、プラズマディスプレイパネルの製造方法とし
た。
【0018】また、蛍光体層の形成には、複数個設けら
れたノズルから蛍光体インクを吐出させることが好まし
い。
れたノズルから蛍光体インクを吐出させることが好まし
い。
【0019】また、前記構成において、インクノズル先
端とバックプレート(背面ガラス基板)が非接触である
ことが好ましい。
端とバックプレート(背面ガラス基板)が非接触である
ことが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0021】(PDPの全体的な構成及び製法)図2
は、本発明に形態による対向交流放電型PDPの概略断
面図である。図2ではセルが1つだけ示されているが、
赤、緑、青の各色を発光するセルが多数配列されてPD
Pが構成されている。
は、本発明に形態による対向交流放電型PDPの概略断
面図である。図2ではセルが1つだけ示されているが、
赤、緑、青の各色を発光するセルが多数配列されてPD
Pが構成されている。
【0022】このPDPは、前面ガラス基板11上に放
電電極(表示電極)12と誘電体ガラス層13およびM
gO保護層14が配された前面パネルと、背面ガラス基
板15上にアドレス電極16、隔壁17、蛍光体層18
が配された背面パネルの間に形成される放電空間19内
に放電ガスが封入された構成となっており、以下に示す
ように作製される。
電電極(表示電極)12と誘電体ガラス層13およびM
gO保護層14が配された前面パネルと、背面ガラス基
板15上にアドレス電極16、隔壁17、蛍光体層18
が配された背面パネルの間に形成される放電空間19内
に放電ガスが封入された構成となっており、以下に示す
ように作製される。
【0023】前面パネルの作製:前面パネルは、前面ガ
ラス基板11上に放電電極(表示電極)12を形成し、
その上を鉛系の誘電体ガラス層13で覆い、更に誘電体
ガラス層13の表面上にMgO保護層14を形成するこ
とによって作製する。
ラス基板11上に放電電極(表示電極)12を形成し、
その上を鉛系の誘電体ガラス層13で覆い、更に誘電体
ガラス層13の表面上にMgO保護層14を形成するこ
とによって作製する。
【0024】本実施の形態では、放電電極(表示電極)
12は銀電極であって、紫外線感光性樹脂を含んだ銀電
極用インクをスクリーン印刷法により前面ガラス基板1
1上に均一塗布して乾燥した後、露光現像によるパター
ニングと焼成によって形成する。
12は銀電極であって、紫外線感光性樹脂を含んだ銀電
極用インクをスクリーン印刷法により前面ガラス基板1
1上に均一塗布して乾燥した後、露光現像によるパター
ニングと焼成によって形成する。
【0025】また、誘電体ガラス層13の組成は、酸化
鉛[PbO]70重量%、酸化硼素[B2O3]15重量
%、酸化珪素[SiO2 ]15重量%であって。スクリ
ーン印刷法と焼成によって形成する。
鉛[PbO]70重量%、酸化硼素[B2O3]15重量
%、酸化珪素[SiO2 ]15重量%であって。スクリ
ーン印刷法と焼成によって形成する。
【0026】また、MgO保護層14は、酸化マグネシ
ウム[MgO]からなり、スパッタリング法で形成す
る。
ウム[MgO]からなり、スパッタリング法で形成す
る。
【0027】背面パネルの作製:背面パネルは、背面ガ
ラス基板15上にアドレス電極16を形成し、その上に
ガラス製の隔壁17を所定のピッチで形成し、更に隔壁
17によって挟まれた各空間に赤色蛍光体、緑色蛍光
体、青色蛍光体による蛍光体層18を形成することによ
り作製する。
ラス基板15上にアドレス電極16を形成し、その上に
ガラス製の隔壁17を所定のピッチで形成し、更に隔壁
17によって挟まれた各空間に赤色蛍光体、緑色蛍光
体、青色蛍光体による蛍光体層18を形成することによ
り作製する。
【0028】本実施の形態では、アドレス電極16は銀
電極であって、背面ガラス基板15上に、紫外線感光性
樹脂を含んだ銀電極用インクをスクリーン印刷法により
背面ガラス基板15上に均一塗布して乾燥した後、露光
現像によるパターニングと焼成によって形成する。
電極であって、背面ガラス基板15上に、紫外線感光性
樹脂を含んだ銀電極用インクをスクリーン印刷法により
背面ガラス基板15上に均一塗布して乾燥した後、露光
現像によるパターニングと焼成によって形成する。
【0029】また、隔壁17であり、スクリーン印刷法
により数回繰り返し印刷することにより形成する。
により数回繰り返し印刷することにより形成する。
【0030】また、隔壁17によって挟まれた各空間
に、赤色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体をそれぞれイ
ンク吐出法によって塗布することにより蛍光体層18を
形成する。各色の蛍光体としては、一般的にプラズマデ
ィスプレイパネルに用いられる蛍光体を用いることがで
きるが、ここでは次の蛍光体を用いる。
に、赤色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体をそれぞれイ
ンク吐出法によって塗布することにより蛍光体層18を
形成する。各色の蛍光体としては、一般的にプラズマデ
ィスプレイパネルに用いられる蛍光体を用いることがで
きるが、ここでは次の蛍光体を用いる。
【0031】赤色蛍光体:(YXGd1-X)BO3:Eu
3+ 又は YBO3:Eu3+ 緑色蛍光体:BaAl12O19:Mn 又は Zn2Si
O4:Mn 青色蛍光体:BaMgAl10O17:Eu2+ パネル張り合わせによるPDPの作製:次に、このよう
にして作製した前面パネルと背面パネルとを封着用ガラ
スを用いて張り合わせると共に、隔壁17で仕切られた
放電空間19内を高真空(8×10-7Torr)に排気
した後、所定の組成の放電ガスを、所定の圧力で封入す
ることによってプラズマディスプレイパネルを作製す
る。
3+ 又は YBO3:Eu3+ 緑色蛍光体:BaAl12O19:Mn 又は Zn2Si
O4:Mn 青色蛍光体:BaMgAl10O17:Eu2+ パネル張り合わせによるPDPの作製:次に、このよう
にして作製した前面パネルと背面パネルとを封着用ガラ
スを用いて張り合わせると共に、隔壁17で仕切られた
放電空間19内を高真空(8×10-7Torr)に排気
した後、所定の組成の放電ガスを、所定の圧力で封入す
ることによってプラズマディスプレイパネルを作製す
る。
【0032】封入する放電ガスの組成は、従来から用い
られているNe−Xe系であるが、Xeの含有量を5体
積%以上に設定し、封入圧力は500から800Tor
rの範囲に設定する。
られているNe−Xe系であるが、Xeの含有量を5体
積%以上に設定し、封入圧力は500から800Tor
rの範囲に設定する。
【0033】
(実施例1)次に、本発明の実施例について、図1、図
3を用いて蛍光体層の形成方法について説明する。図1
は本発明の実施例1を説明するために用いた背面パネル
の概略図である。
3を用いて蛍光体層の形成方法について説明する。図1
は本発明の実施例1を説明するために用いた背面パネル
の概略図である。
【0034】図に示すように、隔壁21は、背面ガラス
基板20上にスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成
することによって形成したもので、一方の端部が交互に
閉じる形になっている。次に、隔壁21で仕切られた各
空間に蛍光体層を形成する方法を図3を用いて説明す
る。
基板20上にスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成
することによって形成したもので、一方の端部が交互に
閉じる形になっている。次に、隔壁21で仕切られた各
空間に蛍光体層を形成する方法を図3を用いて説明す
る。
【0035】図3は、プラズマディスプレイパネルの蛍
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において、22は蛍光体インク、23は蛍光
体インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク2
2をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズ
ル23に圧力を加えるための加圧器である。
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において、22は蛍光体インク、23は蛍光
体インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク2
2をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズ
ル23に圧力を加えるための加圧器である。
【0036】まず、サーバー24に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板26上にストラ
イプ形状に形成された隔壁27(21)によって挟まれ
た空間に吐出させると同時に背面ガラス基板26を隔壁
27の長手方向に合わせて直線状に移動させて、青色蛍
光体ラインを形成する。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板26上にストラ
イプ形状に形成された隔壁27(21)によって挟まれ
た空間に吐出させると同時に背面ガラス基板26を隔壁
27の長手方向に合わせて直線状に移動させて、青色蛍
光体ラインを形成する。
【0037】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)B
O3:Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル2
3から吐出させると同時に背面ガラス基板26を隔壁2
7の方向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラ
インを形成する。ここで、背面ガラス基板26を直線状
に移動する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁2
7によって挟まれた隔壁内に充填された青色蛍光体に慣
性力が作用し、隔壁27の閉じていない端部から青色蛍
光体が漏れる。しかし、隔壁27の端部は交互に閉じて
いるため隣接する隔壁間に青色蛍光体が漏れ込むことは
なく、混色は発生しない。
O3:Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル2
3から吐出させると同時に背面ガラス基板26を隔壁2
7の方向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラ
インを形成する。ここで、背面ガラス基板26を直線状
に移動する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁2
7によって挟まれた隔壁内に充填された青色蛍光体に慣
性力が作用し、隔壁27の閉じていない端部から青色蛍
光体が漏れる。しかし、隔壁27の端部は交互に閉じて
いるため隣接する隔壁間に青色蛍光体が漏れ込むことは
なく、混色は発生しない。
【0038】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成し、
蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成し、
蛍光体層を形成する。
【0039】つぎに、蛍光体層が設けられた背面ガラス
基板26を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。なお、隔壁27の端部は一
方のみ閉じているので、放電空間は均一に排気すること
ができる。放電空間を排気した後、放電空間に10%キ
セノン(Xe)ガスを含むヘリウム(He)ガスを放電
ガスとして500Torr封入し、交流面放電プラズマ
ディスプレイとした。
基板26を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。なお、隔壁27の端部は一
方のみ閉じているので、放電空間は均一に排気すること
ができる。放電空間を排気した後、放電空間に10%キ
セノン(Xe)ガスを含むヘリウム(He)ガスを放電
ガスとして500Torr封入し、交流面放電プラズマ
ディスプレイとした。
【0040】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0041】なお、本実施例では端部を閉じた部分の高
さを隔壁と同じ高さとしたが、隔壁より低い高さでもよ
い。
さを隔壁と同じ高さとしたが、隔壁より低い高さでもよ
い。
【0042】(実施例2)(実施例1)と同様にして、
図3、図4、図5を用いて蛍光体層の形成方法を説明す
る。
図3、図4、図5を用いて蛍光体層の形成方法を説明す
る。
【0043】図3は、プラズマディスプレイパネルの蛍
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
【0044】図4は実施例2を説明するために用いた背
面パネルの概略図である。背面ガラス基板28上に、隔
壁29をスクリーン印刷を繰り返して行った後、焼成す
ることによって形成する。隔壁29の両端部には、加熱
昇華性樹脂の壁30を形成する。まず、前記した加熱昇
華性樹脂からなる壁を設ける方法を説明する。
面パネルの概略図である。背面ガラス基板28上に、隔
壁29をスクリーン印刷を繰り返して行った後、焼成す
ることによって形成する。隔壁29の両端部には、加熱
昇華性樹脂の壁30を形成する。まず、前記した加熱昇
華性樹脂からなる壁を設ける方法を説明する。
【0045】加熱昇華性樹脂としては、イソデシルメタ
アクリレート(重量平均分子量5700±6000)粉
末60重量%、溶剤(n−ヘプタン:MIBK=7:
1)40重量%で溶かした樹脂材料を作製する。この樹
脂材料を80重量%、溶剤(ターピネオール)20重量
%で希釈し、ディスペンサーで隔壁29の端部に描画す
ることで加熱昇華性樹脂の壁30を形成する。隔壁29
の両端部は、加熱昇華性樹脂の壁30により閉じる形に
なっている。つぎに、隔壁29で仕切られた各空間に蛍
光体層を形成する方法を図3、図4を用いて説明する。
アクリレート(重量平均分子量5700±6000)粉
末60重量%、溶剤(n−ヘプタン:MIBK=7:
1)40重量%で溶かした樹脂材料を作製する。この樹
脂材料を80重量%、溶剤(ターピネオール)20重量
%で希釈し、ディスペンサーで隔壁29の端部に描画す
ることで加熱昇華性樹脂の壁30を形成する。隔壁29
の両端部は、加熱昇華性樹脂の壁30により閉じる形に
なっている。つぎに、隔壁29で仕切られた各空間に蛍
光体層を形成する方法を図3、図4を用いて説明する。
【0046】まず、サーバー24に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板28上にストラ
イプ形状に形成された隔壁29間に吐出させると同時に
背面ガラス基板28を隔壁29の方向に合わせて直線状
に移動させて、青色蛍光体ラインを形成する。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板28上にストラ
イプ形状に形成された隔壁29間に吐出させると同時に
背面ガラス基板28を隔壁29の方向に合わせて直線状
に移動させて、青色蛍光体ラインを形成する。
【0047】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板28を隔壁29の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板28を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁29間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板28の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
29の両端部は加熱昇華性樹脂の壁30により閉じてい
るため、隔壁29間の青色蛍光体が隔壁29の外側に漏
れ出すことはなく、隣接する隔壁への混色は発生しな
い。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板28を隔壁29の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板28を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁29間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板28の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
29の両端部は加熱昇華性樹脂の壁30により閉じてい
るため、隔壁29間の青色蛍光体が隔壁29の外側に漏
れ出すことはなく、隣接する隔壁への混色は発生しな
い。
【0048】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成し、
蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成し、
蛍光体層を形成する。
【0049】図5は、本実施例で用いたイソデシルメタ
アクリレート樹脂の熱分解特性である。測定は、空気中
(50ml/min)及び窒素中(50ml/min)
で、昇温速度10℃/minで行った。熱分解特性の結
果、空気中で500℃で10分間焼成すると、完全に熱
分解することがわかった。また実際に、本実施例を用い
て作製したパネルでも、イソデシルマタアクリレートが
原因となる出ガス不良は発生しなかった。
アクリレート樹脂の熱分解特性である。測定は、空気中
(50ml/min)及び窒素中(50ml/min)
で、昇温速度10℃/minで行った。熱分解特性の結
果、空気中で500℃で10分間焼成すると、完全に熱
分解することがわかった。また実際に、本実施例を用い
て作製したパネルでも、イソデシルマタアクリレートが
原因となる出ガス不良は発生しなかった。
【0050】つぎに、蛍光体層が設けられた背面ガラス
基板を、封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と貼
り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10-7
Torrの真空度に排気する。前記したように、加熱昇
華性樹脂の壁30は熱分解されて除去されているため、
放電空間は均一に排気することができる。放電空間を排
気した後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを
含むヘリウム(He)ガスを放電ガスとして500To
rr封入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
基板を、封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と貼
り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10-7
Torrの真空度に排気する。前記したように、加熱昇
華性樹脂の壁30は熱分解されて除去されているため、
放電空間は均一に排気することができる。放電空間を排
気した後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを
含むヘリウム(He)ガスを放電ガスとして500To
rr封入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
【0051】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0052】なお、本実施例では加熱昇華性樹脂として
イソデシルメタアクリレートを用いたが、アクリル樹脂
のように400℃以上で熱分解可能なものであれば使用
することができる。
イソデシルメタアクリレートを用いたが、アクリル樹脂
のように400℃以上で熱分解可能なものであれば使用
することができる。
【0053】(実施例3)(実施例1)と同様にして、
図3、図5、図6を用いて蛍光体層の形成方法を説明す
る。
図3、図5、図6を用いて蛍光体層の形成方法を説明す
る。
【0054】図3は、プラズマディスプレイパネルの蛍
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
【0055】図6は実施例3を説明するために用いた背
面パネルの概略図である。背面ガラス基板31上に、隔
壁32をスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成する
ことによって形成する。隔壁32の両端部には、加熱昇
華性樹脂の粘着層33を形成する。まず、加熱昇華性樹
脂の粘着層33を設ける方法を説明する。
面パネルの概略図である。背面ガラス基板31上に、隔
壁32をスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成する
ことによって形成する。隔壁32の両端部には、加熱昇
華性樹脂の粘着層33を形成する。まず、加熱昇華性樹
脂の粘着層33を設ける方法を説明する。
【0056】加熱昇華性樹脂としては、イソデシルメタ
アクリレート(重量平均分子量5700±6000)粉
末60重量%、溶剤(n−ヘプタン:MIBK=7:
1)40重量%で溶かした樹脂材料を作製する。この樹
脂材料を70重量%、溶剤(ターピネオール)30重量
%で希釈し、ディスペンサーで隔壁32の端部に描画す
ることで加熱昇華性樹脂の粘着層33を形成する。隔壁
32の両端部は、加熱昇華性樹脂の粘着層33により囲
まれた形になっている。つぎに、隔壁32で仕切られた
各空間に蛍光体層を形成する方法を図3、図6を用いて
説明する。
アクリレート(重量平均分子量5700±6000)粉
末60重量%、溶剤(n−ヘプタン:MIBK=7:
1)40重量%で溶かした樹脂材料を作製する。この樹
脂材料を70重量%、溶剤(ターピネオール)30重量
%で希釈し、ディスペンサーで隔壁32の端部に描画す
ることで加熱昇華性樹脂の粘着層33を形成する。隔壁
32の両端部は、加熱昇華性樹脂の粘着層33により囲
まれた形になっている。つぎに、隔壁32で仕切られた
各空間に蛍光体層を形成する方法を図3、図6を用いて
説明する。
【0057】まず、サーバー24に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板32(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁31(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板31を隔壁32の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板32(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁31(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板31を隔壁32の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
【0058】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板31を隔壁32の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板31を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁32間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板31の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
32の両端部には加熱昇華性樹脂の粘着層33が形成さ
れているため、隔壁32から漏れ出した青色蛍光体の塗
布液は加熱昇華性の粘着層33で溶剤成分が吸収されて
流動性が失われるため、隣接する隔壁へ漏れ込むことは
なく、混色は発生しない。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板31を隔壁32の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板31を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁32間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板31の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
32の両端部には加熱昇華性樹脂の粘着層33が形成さ
れているため、隔壁32から漏れ出した青色蛍光体の塗
布液は加熱昇華性の粘着層33で溶剤成分が吸収されて
流動性が失われるため、隣接する隔壁へ漏れ込むことは
なく、混色は発生しない。
【0059】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成し、
蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成し、
蛍光体層を形成する。
【0060】図5は、本実施例で用いたイソデシルメタ
アクリレート樹脂の熱分解特性である。測定は、空気中
(50ml/min)及び窒素中(50ml/min)
で、昇温速度10℃/minで行った。熱分解特性の結
果、空気中で500℃で10分間焼成すると、完全に熱
分解することがわかった。また実際に、本実施例を用い
て作製したパネルでも、イソデシルマタアクリレートが
原因となる出ガス不良は発生しなかった。
アクリレート樹脂の熱分解特性である。測定は、空気中
(50ml/min)及び窒素中(50ml/min)
で、昇温速度10℃/minで行った。熱分解特性の結
果、空気中で500℃で10分間焼成すると、完全に熱
分解することがわかった。また実際に、本実施例を用い
て作製したパネルでも、イソデシルマタアクリレートが
原因となる出ガス不良は発生しなかった。
【0061】つぎに、蛍光体層が設けられた背面ガラス
基板31を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10
-7Torrの真空度に排気する。前記したように、加熱
昇華性樹脂の粘着層33は熱分解されて除去されている
ため、放電空間は均一に排気することができる。放電空
間19を排気した後、放電空間内に10%キセノン(X
e)ガスを含むヘリウム(He)ガスを放電ガスとして
500Torr封入し、交流面放電プラズマディスプレ
イとした。
基板31を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10
-7Torrの真空度に排気する。前記したように、加熱
昇華性樹脂の粘着層33は熱分解されて除去されている
ため、放電空間は均一に排気することができる。放電空
間19を排気した後、放電空間内に10%キセノン(X
e)ガスを含むヘリウム(He)ガスを放電ガスとして
500Torr封入し、交流面放電プラズマディスプレ
イとした。
【0062】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0063】なお、本実施例では加熱昇華性樹脂として
イソデシルメタアクリレートを用いたが、アクリル樹脂
のように400℃以上で熱分解可能なものであれば使用
することができる。
イソデシルメタアクリレートを用いたが、アクリル樹脂
のように400℃以上で熱分解可能なものであれば使用
することができる。
【0064】(実施例4)(実施例1)と同様にして、
図3及び図7を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。
図3及び図7を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。
【0065】図3は、プラズマディスプレイパネルの蛍
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
【0066】図7は実施例4を説明するために用いた背
面パネルの概略図である。背面ガラス基板34上に、隔
壁35をスクリーン印刷を繰り返して行った後、焼成す
ることによって形成する。隔壁35の両端部には、着脱
可能な多孔質部材として不織布36を配設してある。つ
ぎに、隔壁35で仕切られた各空間に蛍光体層を形成す
る方法を図3、図7を用いて説明する。
面パネルの概略図である。背面ガラス基板34上に、隔
壁35をスクリーン印刷を繰り返して行った後、焼成す
ることによって形成する。隔壁35の両端部には、着脱
可能な多孔質部材として不織布36を配設してある。つ
ぎに、隔壁35で仕切られた各空間に蛍光体層を形成す
る方法を図3、図7を用いて説明する。
【0067】まず、サーバー24に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板34(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁35(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板34を隔壁35の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板34(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁35(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板34を隔壁35の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
【0068】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板34を隔壁35の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板34を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁35間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板34の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
35の両端部には不織布36を配設しているため、隔壁
35から漏れ出した青色蛍光体の塗布液は不織布36溶
剤成分が吸収されて流動性が失われるため隣接する隔壁
へ漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板34を隔壁35の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板34を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁35間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板34の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
35の両端部には不織布36を配設しているため、隔壁
35から漏れ出した青色蛍光体の塗布液は不織布36溶
剤成分が吸収されて流動性が失われるため隣接する隔壁
へ漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
【0069】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、不織布36を除去し、500
℃で10分間焼成して蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、不織布36を除去し、500
℃で10分間焼成して蛍光体層を形成する。
【0070】次に、蛍光体層が設けられた背面ガラス基
板34を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と貼
り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10-7
Torrの真空度に排気する。前記したように、不織布
36は除去されているため、放電空間は均一に排気する
ことができる。放電空間19を排気した後、放電空間内
に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘリウム(He)
ガスを放電ガスとして500Torr封入し、交流面放
電プラズマディスプレイとした。
板34を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と貼
り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10-7
Torrの真空度に排気する。前記したように、不織布
36は除去されているため、放電空間は均一に排気する
ことができる。放電空間19を排気した後、放電空間内
に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘリウム(He)
ガスを放電ガスとして500Torr封入し、交流面放
電プラズマディスプレイとした。
【0071】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0072】なお、本実施例では着脱可能な多孔質部材
として不織布を用いたが、溶剤を吸収できるものであれ
ば、スポンジ等を用いることができる。
として不織布を用いたが、溶剤を吸収できるものであれ
ば、スポンジ等を用いることができる。
【0073】(実施例5)(実施例1)と同様にして、
図3及び図8を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。
図3及び図8を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。
【0074】図3は、プラズマディスプレイパネルの蛍
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
【0075】図8は実施例5を説明するために用いた背
面パネルの概略図である。背面ガラス基板37上に、隔
壁38をスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成する
ことによって形成する。隔壁38の両端部には、着脱可
能な発熱部材としてニクロム線39が配設してある。
面パネルの概略図である。背面ガラス基板37上に、隔
壁38をスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成する
ことによって形成する。隔壁38の両端部には、着脱可
能な発熱部材としてニクロム線39が配設してある。
【0076】ニクロム線39は、図示しない電源コント
ローラから通電を行うことで表面温度が蛍光体混合物の
溶剤(ターピネオール)の沸点よりも高い200℃にな
るように設定されている。つぎに、隔壁38で仕切られ
た各空間に蛍光体層を形成する方法を図3、図8を用い
て説明する。
ローラから通電を行うことで表面温度が蛍光体混合物の
溶剤(ターピネオール)の沸点よりも高い200℃にな
るように設定されている。つぎに、隔壁38で仕切られ
た各空間に蛍光体層を形成する方法を図3、図8を用い
て説明する。
【0077】まず、サーバー24に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板37(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁38(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板37を隔壁38の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板37(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁38(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板37を隔壁38の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
【0078】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板37を隔壁38の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板37を隔壁38の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。
【0079】ここで、背面ガラス基板37を直線状に移
動する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁38間
に充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス
基板37の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔
壁38の両端部には表面温度を200℃に設定したニク
ロム線39が配設されているため、隔壁38から漏れ出
した青色蛍光体の塗布液はニクロム線39に触れると溶
剤成分が揮発して流動性が失われるため隣接する隔壁へ
漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
動する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁38間
に充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス
基板37の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔
壁38の両端部には表面温度を200℃に設定したニク
ロム線39が配設されているため、隔壁38から漏れ出
した青色蛍光体の塗布液はニクロム線39に触れると溶
剤成分が揮発して流動性が失われるため隣接する隔壁へ
漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
【0080】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、ニクロム線39を除去し、5
00℃で10分間焼成して蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、ニクロム線39を除去し、5
00℃で10分間焼成して蛍光体層を形成する。
【0081】つぎに、蛍光体層が設けられた背面ガラス
基板37を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。
基板37を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。
【0082】前記したように、ニクロム線39は除去さ
れているため、放電空間は均一に排気することができ
る。放電空間19を排気した後、放電空間内に10%キ
セノン(Xe)ガスを含むヘリウム(He)ガスを放電
ガスとして500Torr封入し、交流面放電プラズマ
ディスプレイとした。
れているため、放電空間は均一に排気することができ
る。放電空間19を排気した後、放電空間内に10%キ
セノン(Xe)ガスを含むヘリウム(He)ガスを放電
ガスとして500Torr封入し、交流面放電プラズマ
ディスプレイとした。
【0083】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0084】なお、本実施例では着脱可能な発熱部材と
してニクロム線を用いたが、セラミック製の面ヒーター
やシリコンゴム面ヒーター等を用いることができる。
してニクロム線を用いたが、セラミック製の面ヒーター
やシリコンゴム面ヒーター等を用いることができる。
【0085】なお、加熱部材の表面温度は蛍光体混合物
に使用する溶剤の沸点に合わせて設定することが望まし
く、表面温度は200℃sである必要はない。
に使用する溶剤の沸点に合わせて設定することが望まし
く、表面温度は200℃sである必要はない。
【0086】(実施例6)(実施例1)と同様にして、
図3及び図9を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。
図3及び図9を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。
【0087】図3は、プラズマディスプレイパネルの蛍
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
【0088】図9は実施例6を説明するために用いた背
面パネルの概略図である。背面ガラス基板40上に、隔
壁41をスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成する
ことによって形成する。隔壁41の両端部には、着脱可
能な吸い込みノズル42が配設してある。吸い込みノズ
ル42は、図示しない真空ポンプと連結されている。つ
ぎに、隔壁41で仕切られた各空間に蛍光体層を形成す
る方法を図3、図9を用いて説明する。
面パネルの概略図である。背面ガラス基板40上に、隔
壁41をスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成する
ことによって形成する。隔壁41の両端部には、着脱可
能な吸い込みノズル42が配設してある。吸い込みノズ
ル42は、図示しない真空ポンプと連結されている。つ
ぎに、隔壁41で仕切られた各空間に蛍光体層を形成す
る方法を図3、図9を用いて説明する。
【0089】まず、サーバー24に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板40(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁41(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板40を隔壁41の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板40(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁41(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板40を隔壁41の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
【0090】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板40を隔壁41の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板40を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁41間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板40の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
41の両端部には吸い込みノズル42が配設されている
ため、隔壁41から漏れ出した青色蛍光体の塗布液は吸
い込みノズル42により吸い込まれるため隣接する隔壁
へ漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板40を隔壁41の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板40を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁41間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板40の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
41の両端部には吸い込みノズル42が配設されている
ため、隔壁41から漏れ出した青色蛍光体の塗布液は吸
い込みノズル42により吸い込まれるため隣接する隔壁
へ漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
【0091】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、吸い込みノズル42を除去
し、500℃で10分間焼成して蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、吸い込みノズル42を除去
し、500℃で10分間焼成して蛍光体層を形成する。
【0092】次に、蛍光体層が設けられた背面ガラス基
板40を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と貼
り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10-7
Torrの真空度に排気する。前記したように、吸い込
みノズル42は除去されているため、放電空間は均一に
排気することができる。放電空間19を排気した後、放
電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘリウム
(He)ガスを放電ガスとして500Torr封入し、
交流面放電プラズマディスプレイとした。
板40を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と貼
り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10-7
Torrの真空度に排気する。前記したように、吸い込
みノズル42は除去されているため、放電空間は均一に
排気することができる。放電空間19を排気した後、放
電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘリウム
(He)ガスを放電ガスとして500Torr封入し、
交流面放電プラズマディスプレイとした。
【0093】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0094】(実施例7)(実施例1)と同様にして、
図3、図10を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。
図3、図10を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。
【0095】図3は、プラズマディスプレイパネルの蛍
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
光体層を形成する際に用いるインク吐出装置の概略図で
ある。図3において22は蛍光体インク、23は蛍光体
インク22を吐出するノズル、24は蛍光体インク22
をノズル23に供給するためのサーバー、25はノズル
23に圧力を加えるための加圧器である。
【0096】図10は実施例7を説明するために用いた
背面パネルの概略図である。背面ガラス基板43上に、
隔壁44をスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成す
ることによって形成する。隔壁44の両端部は、隔壁4
4の端部から3mmの領域を隔壁44に非接触な状態で
着脱可能なインクカバーで覆っている。つぎに、隔壁4
4で仕切られた各空間に蛍光体層を形成する方法を図
3、図10を用いて説明する。
背面パネルの概略図である。背面ガラス基板43上に、
隔壁44をスクリーン印刷を繰り返して行った後焼成す
ることによって形成する。隔壁44の両端部は、隔壁4
4の端部から3mmの領域を隔壁44に非接触な状態で
着脱可能なインクカバーで覆っている。つぎに、隔壁4
4で仕切られた各空間に蛍光体層を形成する方法を図
3、図10を用いて説明する。
【0097】まず、サーバー24に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板43(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁44(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板43を隔壁44の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器25の圧力でノズル23(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板43(26)上
にストライプ形状に形成された隔壁44(27)間に吐
出させると同時に背面ガラス基板43を隔壁44の方向
に合わせて直線状に移動させて、青色蛍光体ラインを形
成する。
【0098】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板43を隔壁44の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板43を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁44間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板43の移動方向と反対方向に流動する。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル23から
吐出させると同時に背面ガラス基板43を隔壁44の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板43を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁44間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板43の移動方向と反対方向に流動する。
【0099】しかし、隔壁44の両端部はインクカバー
45により覆われているため、隔壁44の端部から3m
mの領域は蛍光体混合物からなる塗布液が吐出されな
い。
45により覆われているため、隔壁44の端部から3m
mの領域は蛍光体混合物からなる塗布液が吐出されな
い。
【0100】そのため、青色蛍光体の塗布液はインクカ
バー45により覆われ塗布液が吐出されなかった領域で
流動が止まり、隔壁44から隣接する隔壁に青色蛍光体
が漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
バー45により覆われ塗布液が吐出されなかった領域で
流動が止まり、隔壁44から隣接する隔壁に青色蛍光体
が漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
【0101】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
【0102】つぎに、蛍光体層が設けられた背面ガラス
基板43を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10
-7Torrの真空度に排気する。前記したように、イン
クカバー45は除去されているため、放電空間は均一に
排気することができる。放電空間19を排気した後、放
電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘリウム
(He)ガスを放電ガスとして500Torr封入し、
交流面放電プラズマディスプレイとした。
基板43を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10
-7Torrの真空度に排気する。前記したように、イン
クカバー45は除去されているため、放電空間は均一に
排気することができる。放電空間19を排気した後、放
電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘリウム
(He)ガスを放電ガスとして500Torr封入し、
交流面放電プラズマディスプレイとした。
【0103】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0104】なお、本実施例では隔壁の端部から3mm
の領域をインクカバーで覆ったが、この距離は蛍光体イ
ンクの粘度に依存するもので、蛍光体粘度に合わせて設
定すればよい。
の領域をインクカバーで覆ったが、この距離は蛍光体イ
ンクの粘度に依存するもので、蛍光体粘度に合わせて設
定すればよい。
【0105】また、インクカバーは、背面ガラス基板の
外側が低くなるように配設することで、インクカバーに
付着した蛍光体インクが隔壁側に流れないようにするこ
とが望ましい。
外側が低くなるように配設することで、インクカバーに
付着した蛍光体インクが隔壁側に流れないようにするこ
とが望ましい。
【0106】(実施例8)(実施例1)と同様にして、
図11を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。図11
は、プラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成する
際に用いるインク吐出装置の概略図である。
図11を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。図11
は、プラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成する
際に用いるインク吐出装置の概略図である。
【0107】図11において、46は蛍光体インク、4
7は蛍光体インク46を吐出するノズル、48は蛍光体
インク46をノズル47に供給するためのサーバー、4
9はノズル47に圧力を加えるための加圧器、50はノ
ズル47に対して非接触に対向しつつ開閉することで蛍
光体インク46を遮断するインク遮断器である。
7は蛍光体インク46を吐出するノズル、48は蛍光体
インク46をノズル47に供給するためのサーバー、4
9はノズル47に圧力を加えるための加圧器、50はノ
ズル47に対して非接触に対向しつつ開閉することで蛍
光体インク46を遮断するインク遮断器である。
【0108】背面ガラス基板51上に、隔壁52をスク
リーン印刷を繰り返して行った後焼成することによって
形成する。つぎに、隔壁52で仕切られた各空間に蛍光
体層を形成する方法を図11を用いて説明する。
リーン印刷を繰り返して行った後焼成することによって
形成する。つぎに、隔壁52で仕切られた各空間に蛍光
体層を形成する方法を図11を用いて説明する。
【0109】まず、サーバー48に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器49の圧力でノズル47(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板51上に向けて
吐出させると同時に、インク遮断器50を閉じた状態
で、背面ガラス基板51を隔壁52の方向に合わせて直
線状に移動させる。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器49の圧力でノズル47(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板51上に向けて
吐出させると同時に、インク遮断器50を閉じた状態
で、背面ガラス基板51を隔壁52の方向に合わせて直
線状に移動させる。
【0110】そして、ノズル47から吐出されている青
色蛍光体インクが隔壁52の端部から3mm移動した時
点でインク遮断器50を開き隔壁間に青色蛍光体ライン
を形成する。また、ノズル47から吐出されている青色
蛍光体インクが隔壁52のもう一方の端部から3mmの
地点まで移動した時点でインク遮断器50を閉じて、青
色蛍光体ラインの形成をやめる。
色蛍光体インクが隔壁52の端部から3mm移動した時
点でインク遮断器50を開き隔壁間に青色蛍光体ライン
を形成する。また、ノズル47から吐出されている青色
蛍光体インクが隔壁52のもう一方の端部から3mmの
地点まで移動した時点でインク遮断器50を閉じて、青
色蛍光体ラインの形成をやめる。
【0111】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル47から
吐出させると同時に背面ガラス基板51を隔壁52の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板51を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁52間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板51の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
52の両端部から3mmの領域はインク遮断器50によ
り蛍光体インクが吐出されない。そのため、青色蛍光体
インクはインク遮断器50により吐出されなかった領域
で流動が止まり、隣接する隔壁に青色蛍光体が漏れ込む
ことはなく、混色は発生しない。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル47から
吐出させると同時に背面ガラス基板51を隔壁52の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板51を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁52間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板51の移動方向と反対方向に流動する。しかし、隔壁
52の両端部から3mmの領域はインク遮断器50によ
り蛍光体インクが吐出されない。そのため、青色蛍光体
インクはインク遮断器50により吐出されなかった領域
で流動が止まり、隣接する隔壁に青色蛍光体が漏れ込む
ことはなく、混色は発生しない。
【0112】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
【0113】つぎに、蛍光体層が設けられた背面ガラス
基板51を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。放電空間19を排気した
後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘ
リウム(He)ガスを放電ガスとして500Torr封
入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
基板51を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。放電空間19を排気した
後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘ
リウム(He)ガスを放電ガスとして500Torr封
入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
【0114】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0115】なお、本実施例では隔壁の端部から3mm
の領域をインク遮断器で蛍光体インクが塗布されないよ
うにしたが、この距離は蛍光体インクの粘度に依存する
もので、蛍光体粘度に合わせて設定すればよい。
の領域をインク遮断器で蛍光体インクが塗布されないよ
うにしたが、この距離は蛍光体インクの粘度に依存する
もので、蛍光体粘度に合わせて設定すればよい。
【0116】(実施例9)(実施例1)と同様にして、
図12を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。図12
は、プラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成する
際に用いるインク吐出装置の概略図である。
図12を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。図12
は、プラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成する
際に用いるインク吐出装置の概略図である。
【0117】図12において、53は蛍光体インク、5
4は蛍光体インク53を吐出するノズル、55は蛍光体
インク53をノズル54に供給するためのサーバー、5
6はノズル54に圧力を加えるための加圧器、57はノ
ズル54に配設された蛍光体インク53を遮断するイン
ク遮断弁である。
4は蛍光体インク53を吐出するノズル、55は蛍光体
インク53をノズル54に供給するためのサーバー、5
6はノズル54に圧力を加えるための加圧器、57はノ
ズル54に配設された蛍光体インク53を遮断するイン
ク遮断弁である。
【0118】背面ガラス基板58上に、隔壁59をスク
リーン印刷を繰り返して行った後焼成することによって
形成する。つぎに、隔壁59で仕切られた各空間に蛍光
体層を形成する方法を図12を用いて説明する。
リーン印刷を繰り返して行った後焼成することによって
形成する。つぎに、隔壁59で仕切られた各空間に蛍光
体層を形成する方法を図12を用いて説明する。
【0119】まず、サーバー55に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器56の圧力でノズル54(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板58上に向け
て、インク遮断弁57を閉じた状態で、背面ガラス基板
58を隔壁57の方向に合わせて直線状に移動させる。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器56の圧力でノズル54(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板58上に向け
て、インク遮断弁57を閉じた状態で、背面ガラス基板
58を隔壁57の方向に合わせて直線状に移動させる。
【0120】そして、ノズル54が隔壁59の端部から
3mm移動した時点でインク遮断弁57を開き隔壁59
間に青色蛍光体ラインを形成する。また、ノズル54が
隔壁59のもう一方の端部から3mmの地点まで移動し
た時点でインク遮断弁57を閉じて、青色蛍光体ライン
の形成をやめる。
3mm移動した時点でインク遮断弁57を開き隔壁59
間に青色蛍光体ラインを形成する。また、ノズル54が
隔壁59のもう一方の端部から3mmの地点まで移動し
た時点でインク遮断弁57を閉じて、青色蛍光体ライン
の形成をやめる。
【0121】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル54から
吐出させると同時に背面ガラス基板58を隔壁59の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板58を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁59間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板58の移動方向と反対方向に流動する。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル54から
吐出させると同時に背面ガラス基板58を隔壁59の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板58を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁59間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板58の移動方向と反対方向に流動する。
【0122】しかし、隔壁59の両端部から3mmの領
域はインク遮断弁57により蛍光体インクが吐出されな
い。そのため、青色蛍光体インクはインク遮断弁57に
より吐出されなかった領域で流動が止まり、隣接する隔
壁に青色蛍光体が漏れ込むことはなく、混色は発生しな
い。
域はインク遮断弁57により蛍光体インクが吐出されな
い。そのため、青色蛍光体インクはインク遮断弁57に
より吐出されなかった領域で流動が止まり、隣接する隔
壁に青色蛍光体が漏れ込むことはなく、混色は発生しな
い。
【0123】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
【0124】つぎに、蛍光体層が設けられた背面ガラス
基板58を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。放電空間19を排気した
後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘ
リウム(He)ガスを放電ガスとして500Torr封
入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
基板58を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。放電空間19を排気した
後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘ
リウム(He)ガスを放電ガスとして500Torr封
入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
【0125】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0126】なお、本実施例では隔壁の端部から3mm
の領域をインク遮断弁で蛍光体インクが塗布されないよ
うにしたが、この距離は蛍光体インクの粘度に依存する
もので、蛍光体粘度に合わせて設定すればよい。
の領域をインク遮断弁で蛍光体インクが塗布されないよ
うにしたが、この距離は蛍光体インクの粘度に依存する
もので、蛍光体粘度に合わせて設定すればよい。
【0127】(実施例10)(実施例1)と同様にし
て、図13を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。図
13は、プラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成
する際に用いるインク吐出装置の概略図である。
て、図13を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。図
13は、プラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成
する際に用いるインク吐出装置の概略図である。
【0128】図13において、60は蛍光体インク、6
1は蛍光体インク60を吐出するノズル、62は蛍光体
インク60をノズル61に供給するためのサーバー、6
3はノズル61に圧力を加えるための加圧器、64はノ
ズル61に配設された蛍光体インク60に対して高速空
気流を送るための第1の噴射孔、65は第1の噴射孔に
対してノズル穴と対称な位置に設けられた蛍光体インク
60に対して高速空気流を送るための第2の噴射孔であ
る。
1は蛍光体インク60を吐出するノズル、62は蛍光体
インク60をノズル61に供給するためのサーバー、6
3はノズル61に圧力を加えるための加圧器、64はノ
ズル61に配設された蛍光体インク60に対して高速空
気流を送るための第1の噴射孔、65は第1の噴射孔に
対してノズル穴と対称な位置に設けられた蛍光体インク
60に対して高速空気流を送るための第2の噴射孔であ
る。
【0129】また、第1の噴射孔64と第2の噴射孔6
5は、図示しない加圧ポンプと図示しないストップバル
ブを介して連結しており、前記ストップバルブを開閉す
ることにより高速空気流を出したり止めたりすることが
できる。
5は、図示しない加圧ポンプと図示しないストップバル
ブを介して連結しており、前記ストップバルブを開閉す
ることにより高速空気流を出したり止めたりすることが
できる。
【0130】つぎに、第1の噴射孔64と第2の噴射孔
65から噴射される高速空気流によって、蛍光体インク
60がどのように変化するかを説明する。第1の噴射孔
64と第2の噴射孔65は蛍光体インク60に対してほ
ぼ垂直を向いて配設される。そのため、第1の噴射孔6
4から高速空気流が噴射されると蛍光体インク60は第
2の噴射孔65側に、第2の噴射孔65から高速空気流
が噴射されると蛍光体インク60は第1の噴射孔64側
にほぼ水平に吹き飛ぶ。
65から噴射される高速空気流によって、蛍光体インク
60がどのように変化するかを説明する。第1の噴射孔
64と第2の噴射孔65は蛍光体インク60に対してほ
ぼ垂直を向いて配設される。そのため、第1の噴射孔6
4から高速空気流が噴射されると蛍光体インク60は第
2の噴射孔65側に、第2の噴射孔65から高速空気流
が噴射されると蛍光体インク60は第1の噴射孔64側
にほぼ水平に吹き飛ぶ。
【0131】背面ガラス基板66上に、隔壁67をスク
リーン印刷を繰り返して行った後焼成することによって
形成する。つぎに、隔壁67で仕切られた各空間に蛍光
体層を形成する方法を図13を用いて説明する。
リーン印刷を繰り返して行った後焼成することによって
形成する。つぎに、隔壁67で仕切られた各空間に蛍光
体層を形成する方法を図13を用いて説明する。
【0132】まず、サーバー62に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器63の圧力でノズル61(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板66上に向け
て、第1の噴射孔64から蛍光体インク60に向けて高
速空気流を噴射しながら、背面ガラス基板66を隔壁6
7の方向に合わせて直線状に移動させる。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器63の圧力でノズル61(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板66上に向け
て、第1の噴射孔64から蛍光体インク60に向けて高
速空気流を噴射しながら、背面ガラス基板66を隔壁6
7の方向に合わせて直線状に移動させる。
【0133】そして、ノズル61が隔壁67の端部から
3mm移動した時点で、第1の噴射孔64からの高速空
気流の噴射をやめ、隔壁67間に青色蛍光体ラインを形
成する。また、ノズル54が隔壁59のもう一方の端部
から3mmの地点まで移動した時点で、第2の噴射孔6
5から蛍光体インク60に高速空気流を噴射し、青色蛍
光体インクを隔壁より外側に吹き飛ばすことで、青色蛍
光体ラインの形成をやめる。
3mm移動した時点で、第1の噴射孔64からの高速空
気流の噴射をやめ、隔壁67間に青色蛍光体ラインを形
成する。また、ノズル54が隔壁59のもう一方の端部
から3mmの地点まで移動した時点で、第2の噴射孔6
5から蛍光体インク60に高速空気流を噴射し、青色蛍
光体インクを隔壁より外側に吹き飛ばすことで、青色蛍
光体ラインの形成をやめる。
【0134】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル61から
吐出させると同時に背面ガラス基板66を隔壁67の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板66を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁67間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板66の移動方向と反対方向に流動する。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル61から
吐出させると同時に背面ガラス基板66を隔壁67の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板66を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁67間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板66の移動方向と反対方向に流動する。
【0135】しかし、隔壁67の両端部から3mmの領
域は第1の噴射孔64及び第2の噴射孔から噴射された
高速空気流により蛍光体インクが吐出されない。そのた
め、青色蛍光体インクは第1の噴射孔64および第2の
噴射孔から噴射された高速空気流により蛍光体インクが
吐出されなかった領域で流動が止まり、隣接する隔壁に
青色蛍光体が漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
域は第1の噴射孔64及び第2の噴射孔から噴射された
高速空気流により蛍光体インクが吐出されない。そのた
め、青色蛍光体インクは第1の噴射孔64および第2の
噴射孔から噴射された高速空気流により蛍光体インクが
吐出されなかった領域で流動が止まり、隣接する隔壁に
青色蛍光体が漏れ込むことはなく、混色は発生しない。
【0136】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
【0137】つぎに、蛍光体層が設けられた背面ガラス
基板66を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10
-7Torrの真空度に排気する。放電空間19を排気し
た後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含む
ヘリウム(He)ガスを放電ガスとして500Torr
封入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
基板66を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間19を8×10
-7Torrの真空度に排気する。放電空間19を排気し
た後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含む
ヘリウム(He)ガスを放電ガスとして500Torr
封入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
【0138】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0139】なお、本実施例では隔壁の端部から3mm
の領域を噴射孔から噴射した高速空気流により蛍光体イ
ンクを吹き飛ばすことで塗布されないようにしたが、こ
の距離は蛍光体インクの粘度に依存するもので、蛍光体
粘度に合わせて設定すればよい。
の領域を噴射孔から噴射した高速空気流により蛍光体イ
ンクを吹き飛ばすことで塗布されないようにしたが、こ
の距離は蛍光体インクの粘度に依存するもので、蛍光体
粘度に合わせて設定すればよい。
【0140】なお、本実施例では噴射孔から噴射するガ
スを高速空気流としたが、例えば高速窒素ガス流にして
もよい。
スを高速空気流としたが、例えば高速窒素ガス流にして
もよい。
【0141】(実施例11)(実施例1)と同様にし
て、図14を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。図
14は、プラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成
する際に用いるインク吐出装置の概略図である。
て、図14を用いて蛍光体層の形成方法を説明する。図
14は、プラズマディスプレイパネルの蛍光体層を形成
する際に用いるインク吐出装置の概略図である。
【0142】図14において、68は蛍光体インク、6
9は蛍光体インク68を吐出するノズル、70は蛍光体
インク68をノズル69に供給するためのサーバー、7
1はノズル69に圧力を加えるための加圧器、72はノ
ズル69に配設された蛍光体インク68に対して負圧場
を与えて蛍光体インク68の方向を変えるための第1の
吸引孔、73は第1の吸引孔に対してノズル穴と対称な
位置に設けられた蛍光体インク68に対して負圧場を与
えて蛍光体インク68の方向を変えるための第2の吸引
孔である。
9は蛍光体インク68を吐出するノズル、70は蛍光体
インク68をノズル69に供給するためのサーバー、7
1はノズル69に圧力を加えるための加圧器、72はノ
ズル69に配設された蛍光体インク68に対して負圧場
を与えて蛍光体インク68の方向を変えるための第1の
吸引孔、73は第1の吸引孔に対してノズル穴と対称な
位置に設けられた蛍光体インク68に対して負圧場を与
えて蛍光体インク68の方向を変えるための第2の吸引
孔である。
【0143】また、第1の吸引孔72と第2の噴射孔7
3は、図示しない真空ポンプと図示しないストップバル
ブを介して連結しており、前記ストップバルブを開閉す
ることにより周辺空気を吸引したり、吸引を止めたりす
ることができる。
3は、図示しない真空ポンプと図示しないストップバル
ブを介して連結しており、前記ストップバルブを開閉す
ることにより周辺空気を吸引したり、吸引を止めたりす
ることができる。
【0144】次に、第1の吸引孔72と第2の吸引孔7
3から周辺空気を吸引して負圧場を形成することによっ
て、蛍光体インク68がどのように変化するかを説明す
る。第1の噴射孔72から周辺空気を吸引すると第1の
吸引孔72近傍が負圧になり蛍光体インク68は第1の
噴射孔72側に、第2の噴射孔65から周辺空気を吸引
すると第2の吸引孔73近傍が負圧となり蛍光体インク
68は第2の噴射孔73側にほぼ水平に吹き飛ぶ。
3から周辺空気を吸引して負圧場を形成することによっ
て、蛍光体インク68がどのように変化するかを説明す
る。第1の噴射孔72から周辺空気を吸引すると第1の
吸引孔72近傍が負圧になり蛍光体インク68は第1の
噴射孔72側に、第2の噴射孔65から周辺空気を吸引
すると第2の吸引孔73近傍が負圧となり蛍光体インク
68は第2の噴射孔73側にほぼ水平に吹き飛ぶ。
【0145】背面ガラス基板74上に、隔壁75をスク
リーン印刷を繰り返して行った後焼成することによって
形成する。つぎに、隔壁75で仕切られた各空間に蛍光
体層を形成する方法を図14を用いて説明する。
リーン印刷を繰り返して行った後焼成することによって
形成する。つぎに、隔壁75で仕切られた各空間に蛍光
体層を形成する方法を図14を用いて説明する。
【0146】まず、サーバー70に平均粒径2.0μm
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器71の圧力でノズル69(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板74上に向け
て、第1の吸引孔72から周辺空気を吸引して蛍光体イ
ンク68の向きを第1の吸引孔73側に向けながら、背
面ガラス基板74を隔壁75の方向に合わせて直線状に
移動させる。
の青色蛍光体であるBaMgAl10O17:Eu2+粉末3
0重量%、エチルセルロース(分子量20万)4.5重量
%、分散剤(グリセリルトリオレエート)2重量%、平
均粒径0.01μmのシリカ(SiO2 )粒子1重量
%、溶剤(ブチルカルビトールアセテート)62.0重
量%、可塑剤0.5重量%から成る蛍光体混合物を良く
攪拌して10センチポイズ(cp)とした塗布液を入
れ、加圧器71の圧力でノズル69(ノズル径φ100
μm)から青色蛍光体を背面ガラス基板74上に向け
て、第1の吸引孔72から周辺空気を吸引して蛍光体イ
ンク68の向きを第1の吸引孔73側に向けながら、背
面ガラス基板74を隔壁75の方向に合わせて直線状に
移動させる。
【0147】そして、ノズル69が隔壁75の端部から
3mm移動した時点で第1の吸引孔72からの周辺空気
の吸引をやめ、隔壁75間に青色蛍光体ラインを形成す
る。また、ノズル69が隔壁75のもう一方の端部から
3mmの地点まで移動した時点で、第2の噴射孔73か
ら周辺空気を吸引して蛍光体インク68の向きを第2の
吸引孔73側に向け、青色蛍光体インクを隔壁より外側
に吹き飛ばすことで、青色蛍光体ラインの形成をやめ
る。
3mm移動した時点で第1の吸引孔72からの周辺空気
の吸引をやめ、隔壁75間に青色蛍光体ラインを形成す
る。また、ノズル69が隔壁75のもう一方の端部から
3mmの地点まで移動した時点で、第2の噴射孔73か
ら周辺空気を吸引して蛍光体インク68の向きを第2の
吸引孔73側に向け、青色蛍光体インクを隔壁より外側
に吹き飛ばすことで、青色蛍光体ラインの形成をやめ
る。
【0148】続いて、赤色蛍光体(YXGd1-X)BO3:
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル69から
吐出させると同時に背面ガラス基板74を隔壁75の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板74を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁75間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板74の移動方向と反対方向に流動する。
Eu3+の蛍光体混合物からなる塗布液をノズル69から
吐出させると同時に背面ガラス基板74を隔壁75の方
向に合わせて直線状に移動させて、赤色蛍光体ラインを
形成する。ここで、背面ガラス基板74を直線状に移動
する際、移動速度が一定になるまでの間、隔壁75間に
充填された青色蛍光体に慣性力が作用し、背面ガラス基
板74の移動方向と反対方向に流動する。
【0149】しかし、隔壁75の両端部から3mmの領
域は第1の吸引孔72および第2の吸引孔73により蛍
光体インクが吐出されない。そのため、青色蛍光体イン
クは第1の噴射孔72および第2の噴射孔73により蛍
光体インクが吐出されなかった領域で流動が止まり、隣
接する隔壁に青色蛍光体が漏れ込むことはなく、混色は
発生しない。
域は第1の吸引孔72および第2の吸引孔73により蛍
光体インクが吐出されない。そのため、青色蛍光体イン
クは第1の噴射孔72および第2の噴射孔73により蛍
光体インクが吐出されなかった領域で流動が止まり、隣
接する隔壁に青色蛍光体が漏れ込むことはなく、混色は
発生しない。
【0150】同様にして、緑色蛍光体Zn2SiO4:M
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
nのラインを形成した後、500℃で10分間焼成して
蛍光体層を形成する。
【0151】つぎに、蛍光体層が設けられた背面ガラス
基板74を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。放電空間19を排気した
後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘ
リウム(He)ガスを放電ガスとして500Torr封
入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
基板74を封着用ガラスを用いて前記前面ガラス基板と
貼り合わせ、放電ガス封入前に放電空間を8×10-7T
orrの真空度に排気する。放電空間19を排気した
後、放電空間内に10%キセノン(Xe)ガスを含むヘ
リウム(He)ガスを放電ガスとして500Torr封
入し、交流面放電プラズマディスプレイとした。
【0152】つぎに、このパネルを放電維持電圧150
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
V、周波数30KHzで放電させた時の紫外線の波長
は、(間接的な実験から)主に173nmを中心とする
Xeの分子線による励起波長であり、パネルの輝度は4
80cd/m2 であった。
【0153】なお、本実施例では隔壁の端部から3mm
の領域を吸引孔から周辺空気を吸引して蛍光体インクの
向きを変えることで塗布されないようにしたが、この距
離は蛍光体インクの粘度に依存するもので、蛍光体粘度
に合わせて設定すればよい。
の領域を吸引孔から周辺空気を吸引して蛍光体インクの
向きを変えることで塗布されないようにしたが、この距
離は蛍光体インクの粘度に依存するもので、蛍光体粘度
に合わせて設定すればよい。
【0154】尚、以上の各蛍光体層は、ガラス基板上の
みならず隔壁の側面上にも形成される。
みならず隔壁の側面上にも形成される。
【0155】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明による蛍光
体層の形成方法を用いたプラズマディスプレイパネル
は、高精度で安定、安価に蛍光体層が形成可能な、従来
にない優れた方法であり、テレビ仕様の広幅ピッチから
ハイビジョンをはじめとする微細ピッチのプラズマディ
スプレイパネルまでに適応できる方法である。
体層の形成方法を用いたプラズマディスプレイパネル
は、高精度で安定、安価に蛍光体層が形成可能な、従来
にない優れた方法であり、テレビ仕様の広幅ピッチから
ハイビジョンをはじめとする微細ピッチのプラズマディ
スプレイパネルまでに適応できる方法である。
【図1】本発明の実施例1のインクライン形成法の概略
を示す斜視図
を示す斜視図
【図2】本発明の実施例によるプラズマディスプレイパ
ネルの断面図
ネルの断面図
【図3】本発明の実施例2〜7によるインク吐出装置の
概略断面図
概略断面図
【図4】本発明の実施例2のインクライン形成法の概略
を示す斜視図
を示す斜視図
【図5】本発明の実施例2、3で用いたイソデシルメタ
アクリレートの熱分解特性図
アクリレートの熱分解特性図
【図6】本発明の実施例3のインクライン形成法の概略
を示す斜視図
を示す斜視図
【図7】本発明の実施例4のインクライン形成法の概略
を示す斜視図
を示す斜視図
【図8】本発明の実施例5のインクライン形成法の概略
を示す斜視図
を示す斜視図
【図9】本発明の実施例6のインクライン形成法の概略
を示す斜視図
を示す斜視図
【図10】本発明の実施例7のインクライン形成法の概
略を示す斜視図
略を示す斜視図
【図11】本発明の実施例8におけるインク吐出装置の
概略断面図
概略断面図
【図12】本発明の実施例9におけるインク吐出装置の
概略断面図
概略断面図
【図13】本発明の実施例10におけるインク吐出装置
の概略断面図
の概略断面図
【図14】本発明の実施例11におけるインク吐出装置
の概略断面図
の概略断面図
【図15】従来のプラズマディスプレイパネルの断面図
20 背面ガラス基板 21 隔壁 30 加熱昇華性樹脂の壁 33 加熱昇華性樹脂の粘着層 36 不織布 39 ニクロム線 42 吸い込みノズル 45 インクカバー 50 インク遮断器 57 インク遮断弁 64 第1の噴射孔 65 第2の噴射孔 72 第1の吸引孔 73 第2の吸引孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加道 博行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 宮下 加奈子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−155527(JP,A) 特開 平8−162019(JP,A) 特開 平10−27543(JP,A) 特開 平10−172432(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/227 H01J 11/02
Claims (3)
- 【請求項1】前面パネルと背面パネルとの少なくとも一
方に設けられた隔壁と、前記前面パネルと前記背面パネ
ルとの間に放電空間とを備え、 蛍光体層を互いに隣接する2つの前記隔壁によって仕切
られた空間に設け、前記隔壁の端部を閉じる構成とし、
前記端部を閉じた部分の高さを前記隔壁より低い高さで
構成したプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項2】前面パネルと背面パネルとの少なくとも一
方に隔壁を設けるとともに前記隔壁の端部を閉じかつ前
記端部を閉じた部分の高さを前記隔壁より低い高さで形
成し、蛍光体層を互いに隣接する2つの前記隔壁によっ
て仕切られた空間に形成した後に前記蛍光体インクを焼
成するプラズマディスプレイパネルの蛍光体層の形成方
法。 - 【請求項3】前面パネルと背面パネルとの少なくとも一
方に隔壁を設けるとともに前記隔壁の端部を閉じかつ前
記端部を閉じた部分の高さを前記隔壁より低い高さで形
成し、蛍光体層を互いに隣接する2つの前記隔壁によっ
て仕切られた空間に形成した後に前記蛍光体インクを焼
成し、前記前面パネルと前記背面パネルとを放電空間を
形成するように貼り合わせ、内部に放電可能なガス媒体
を封入するプラズマディスプレイパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29827097A JP3219033B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29827097A JP3219033B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | プラズマディスプレイパネル |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001158759A Division JP2002042653A (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | プラズマディスプレイパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11135017A JPH11135017A (ja) | 1999-05-21 |
JP3219033B2 true JP3219033B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=17857472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29827097A Expired - Lifetime JP3219033B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | プラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3219033B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69920537T2 (de) * | 1998-07-08 | 2005-01-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma | Herstellungsverfahren einer Plasma-Anzeigetafel zur Herstellung einer Plasma-Anzeigetafel mit ausgezeichneter Bildqualität, ein Herstellungsgerät, und eine phosphoreszierende Tinte |
TW484158B (en) | 2000-01-26 | 2002-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | A plasma display panel and a plasma display panel production method |
KR100657930B1 (ko) | 2005-01-10 | 2006-12-15 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널의 격벽구조 및 이를 이용한하판구조 |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP29827097A patent/JP3219033B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11135017A (ja) | 1999-05-21 |
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