JP3217984B2 - ウォッシャノズル - Google Patents
ウォッシャノズルInfo
- Publication number
- JP3217984B2 JP3217984B2 JP02108197A JP2108197A JP3217984B2 JP 3217984 B2 JP3217984 B2 JP 3217984B2 JP 02108197 A JP02108197 A JP 02108197A JP 2108197 A JP2108197 A JP 2108197A JP 3217984 B2 JP3217984 B2 JP 3217984B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- washer nozzle
- injection port
- jet
- ejected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60S—SERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60S1/00—Cleaning of vehicles
- B60S1/02—Cleaning windscreens, windows or optical devices
- B60S1/46—Cleaning windscreens, windows or optical devices using liquid; Windscreen washers
- B60S1/48—Liquid supply therefor
- B60S1/52—Arrangement of nozzles; Liquid spreading means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を霧状に拡散
して噴射し被払拭面上において適切な流量分布が得られ
るウォッシャノズルに関する。
して噴射し被払拭面上において適切な流量分布が得られ
るウォッシャノズルに関する。
【0002】
【発明の背景】一般に、車両にはワイパ装置に加えてウ
ォッシャ装置が設けられており、ウォッシャ装置により
洗浄液をウインドガラス面に噴射して、ワイパブレード
によって払拭するようになっている。
ォッシャ装置が設けられており、ウォッシャ装置により
洗浄液をウインドガラス面に噴射して、ワイパブレード
によって払拭するようになっている。
【0003】従来のウォッシャ装置として、例えば、特
公昭64−2540号公報、特公平2−58139号公
報、特開昭59−120260号公報、特開昭59−2
27542号公報、特開昭61−57452号公報及び
実開昭62−86265号公報が知られている。
公昭64−2540号公報、特公平2−58139号公
報、特開昭59−120260号公報、特開昭59−2
27542号公報、特開昭61−57452号公報及び
実開昭62−86265号公報が知られている。
【0004】ここで、ウォッシャノズルから噴射される
洗浄液は、運転者の視界を妨げないように所定の拡がり
を以て(ポイント的に)霧状に噴射されるのが好まし
く、加えてウインドガラス面上にて適切な流量分布を以
て噴射されるのがより好ましい。即ち、洗浄液を霧状に
噴射させ、かつウインドガラス面上に着水した際、ガラ
ス面の所望の位置に液量の濃淡が発生するように噴射パ
ターンを構成するのが好ましい。
洗浄液は、運転者の視界を妨げないように所定の拡がり
を以て(ポイント的に)霧状に噴射されるのが好まし
く、加えてウインドガラス面上にて適切な流量分布を以
て噴射されるのがより好ましい。即ち、洗浄液を霧状に
噴射させ、かつウインドガラス面上に着水した際、ガラ
ス面の所望の位置に液量の濃淡が発生するように噴射パ
ターンを構成するのが好ましい。
【0005】ところが、自動車等のウインドガラスは、
ノズル噴射口(ノズル噴射口が成す平面)に対して大き
く傾斜しかつ湾曲している場合が多く、車種の違いによ
る傾斜角や湾曲率の違いに応じて適切な噴射パターンを
設定することは困難である。
ノズル噴射口(ノズル噴射口が成す平面)に対して大き
く傾斜しかつ湾曲している場合が多く、車種の違いによ
る傾斜角や湾曲率の違いに応じて適切な噴射パターンを
設定することは困難である。
【0006】つまり、上記従来のウォッシャノズルは、
ノズル噴射口(ノズル噴射口が成す平面)に平行とされ
る平面に対しては所望の噴射パターンが得られるもの
の、傾斜、湾曲したウインドガラス面に対しては、ガラ
ス上方では単位面積あたりの着水量が少なく、下方では
着水量が多くなる等、液量の濃淡に大きな偏りが発生し
てしまう。よって、ウインドガラス面の所定位置に所望
の液量濃淡を以て着水させることができない。そこで、
ウォッシャノズルの更なる改良が必要とされる。
ノズル噴射口(ノズル噴射口が成す平面)に平行とされ
る平面に対しては所望の噴射パターンが得られるもの
の、傾斜、湾曲したウインドガラス面に対しては、ガラ
ス上方では単位面積あたりの着水量が少なく、下方では
着水量が多くなる等、液量の濃淡に大きな偏りが発生し
てしまう。よって、ウインドガラス面の所定位置に所望
の液量濃淡を以て着水させることができない。そこで、
ウォッシャノズルの更なる改良が必要とされる。
【0007】本発明は、上記要望に鑑みなされたもの
で、ウインドガラスの形状に応じた適切な噴射パターン
を容易に構成し得るウォッシャノズルを提供することを
目的としている。
で、ウインドガラスの形状に応じた適切な噴射パターン
を容易に構成し得るウォッシャノズルを提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、被洗浄部に向けて液体を噴
射するウォッシャノズルにおいて、前記液体が噴射され
る噴射口と、前記液体を前記噴射口に案内する流通路
と、を備え、前記流通路は、所定の内径を有するパイプ
部と、このパイプ部に連接され前記噴射口に向けて徐々
に内径が狭まる絞り部と、を有し、前記噴射口の中心軸
は、前記パイプ部の中心軸に対しずれて形成されている
とともに、該ずれの方向における前記噴射口の開口面積
は前記ずれの方向と反対側の開口面積に対し小さく形成
されていることを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、被洗浄部に向けて液体を噴
射するウォッシャノズルにおいて、前記液体が噴射され
る噴射口と、前記液体を前記噴射口に案内する流通路
と、を備え、前記流通路は、所定の内径を有するパイプ
部と、このパイプ部に連接され前記噴射口に向けて徐々
に内径が狭まる絞り部と、を有し、前記噴射口の中心軸
は、前記パイプ部の中心軸に対しずれて形成されている
とともに、該ずれの方向における前記噴射口の開口面積
は前記ずれの方向と反対側の開口面積に対し小さく形成
されていることを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、液体は、パ
イプ部、絞り部の順で流通路を流通して噴射口から噴射
される。そして、絞り部が狭められていることから、パ
イプ部から絞り部を流通する際に、液体は圧縮されたの
ち霧状となって噴射される。ここで、噴射口の中心軸が
パイプ部の中心軸に対しずれており、しかも、ずれの方
向での開口面積が小さくされているため、噴射口から噴
射される液体の流量に偏りを生じさせることができる。
この液量の偏りを被洗浄面の形状に対応するように液体
を噴射させる(例えば、被洗浄面の上方に向けて着水量
を多く下方に向けて着水量を少なくする)ことで、被洗
浄面の所定位置に所望の液量濃淡を以て着水させること
ができる。
イプ部、絞り部の順で流通路を流通して噴射口から噴射
される。そして、絞り部が狭められていることから、パ
イプ部から絞り部を流通する際に、液体は圧縮されたの
ち霧状となって噴射される。ここで、噴射口の中心軸が
パイプ部の中心軸に対しずれており、しかも、ずれの方
向での開口面積が小さくされているため、噴射口から噴
射される液体の流量に偏りを生じさせることができる。
この液量の偏りを被洗浄面の形状に対応するように液体
を噴射させる(例えば、被洗浄面の上方に向けて着水量
を多く下方に向けて着水量を少なくする)ことで、被洗
浄面の所定位置に所望の液量濃淡を以て着水させること
ができる。
【0010】
【0011】
【0012】請求項2記載の発明は、被洗浄部に向けて
液体を噴射するウォッシャノズルにおいて、前記液体が
噴射される噴射口と、前記液体を前記噴射口に案内する
流通路と、この流通路内に設けられる整流板と、を備
え、前記流通路は、所定の内径を有するパイプ部と、こ
のパイプ部に連接され前記噴射口に向けて徐々に内径が
狭まる絞り部と、を有し、前記整流板は、前記パイプ部
の中心軸P″に対して、所定距離ずれた位置に配置され
ることを特徴とする。
液体を噴射するウォッシャノズルにおいて、前記液体が
噴射される噴射口と、前記液体を前記噴射口に案内する
流通路と、この流通路内に設けられる整流板と、を備
え、前記流通路は、所定の内径を有するパイプ部と、こ
のパイプ部に連接され前記噴射口に向けて徐々に内径が
狭まる絞り部と、を有し、前記整流板は、前記パイプ部
の中心軸P″に対して、所定距離ずれた位置に配置され
ることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明によれば、流通路内に
整流板が設けられており、この整流板はパイプ部の中心
軸P″に対して、所定距離ずれた位置に配置されてい
る。そのため、流れる液量に偏りが生じる。その結果、
絞り部にて液量が偏った状態で圧縮されるため、霧状に
噴射される液体の液量に部分的な偏りが生じる。この液
量の偏りを被洗浄面の形状に対応させて噴射すること
で、被洗浄面の所定位置に所望の液量濃淡を以て着水さ
せることができる。
整流板が設けられており、この整流板はパイプ部の中心
軸P″に対して、所定距離ずれた位置に配置されてい
る。そのため、流れる液量に偏りが生じる。その結果、
絞り部にて液量が偏った状態で圧縮されるため、霧状に
噴射される液体の液量に部分的な偏りが生じる。この液
量の偏りを被洗浄面の形状に対応させて噴射すること
で、被洗浄面の所定位置に所望の液量濃淡を以て着水さ
せることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載のウォッシャノズルにおいて、前記流通路
の外側に、前記噴射口に連接され前記噴射口から噴射さ
れる前記液体の拡がりを規制する拡大規制部を有するこ
とを特徴とする。
求項2に記載のウォッシャノズルにおいて、前記流通路
の外側に、前記噴射口に連接され前記噴射口から噴射さ
れる前記液体の拡がりを規制する拡大規制部を有するこ
とを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、被洗浄面に
対して限定された範囲で液体を噴射することができる。
対して限定された範囲で液体を噴射することができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかに記載のウォッシャノズルにおいて、ジ
ェット及び該ジェットを可動自在に保持するノズル本体
を有し、前記ジェットに、前記噴射口及び前記流通路が
形成されることを特徴とする。
項3のいずれかに記載のウォッシャノズルにおいて、ジ
ェット及び該ジェットを可動自在に保持するノズル本体
を有し、前記ジェットに、前記噴射口及び前記流通路が
形成されることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明によれば、ジェットと
ノズル本体に可動自在に保持されているため、ジェット
に形成された噴射口の被洗浄面に対する向きを変えるこ
とができ、液量が偏って噴射される液量の被洗浄面に対
する着水点を変えることができる。
ノズル本体に可動自在に保持されているため、ジェット
に形成された噴射口の被洗浄面に対する向きを変えるこ
とができ、液量が偏って噴射される液量の被洗浄面に対
する着水点を変えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。
施形態について詳細に説明する。
【0019】(第1実施形態)図2(A)は、第1実施
形態に係るウォッシャノズル1を備える自動車を示す図
であり、図2(B)は、ウォッシャノズル1の縦断面図
である。ウォッシャノズル1は、自動車100のエンジ
ンフード110に設けられて、フロントウインド120
に向けて洗浄液を噴射するようになっている。このウォ
ッシャノズル1は、ジェット10と、このジェット10
を保持するノズル本体20とで構成される。ノズル本体
20は、流通路22によってジェット10に洗浄液を供
給し、開口部24から洗浄液を噴射できるようになって
いる。
形態に係るウォッシャノズル1を備える自動車を示す図
であり、図2(B)は、ウォッシャノズル1の縦断面図
である。ウォッシャノズル1は、自動車100のエンジ
ンフード110に設けられて、フロントウインド120
に向けて洗浄液を噴射するようになっている。このウォ
ッシャノズル1は、ジェット10と、このジェット10
を保持するノズル本体20とで構成される。ノズル本体
20は、流通路22によってジェット10に洗浄液を供
給し、開口部24から洗浄液を噴射できるようになって
いる。
【0020】図1は、ジェット10の斜視図である。そ
して、図3(A)は、図1のA−A線断面図であり、図
3(B)は図1のB−B線断面図であり、図3(C)は
ジェット10の正面図である。
して、図3(A)は、図1のA−A線断面図であり、図
3(B)は図1のB−B線断面図であり、図3(C)は
ジェット10の正面図である。
【0021】ジェット10は、球体の一部に面10aが
形成され、内部に流通路12が形成されている。流通路
12は、面10a側に形成される噴射口13が開口の一
方となり、開口の他方は、ノズル本体20の流通路22
と連通している(図2(B)参照)。
形成され、内部に流通路12が形成されている。流通路
12は、面10a側に形成される噴射口13が開口の一
方となり、開口の他方は、ノズル本体20の流通路22
と連通している(図2(B)参照)。
【0022】流通路12は、一定の内径の円筒形状をな
すパイプ部14と、断面形状が徐々に小さくなる絞り部
16とで構成されて、絞り部16の先端が噴射口13に
接続される。
すパイプ部14と、断面形状が徐々に小さくなる絞り部
16とで構成されて、絞り部16の先端が噴射口13に
接続される。
【0023】ここで、パイプ部14の中心軸Pと、噴射
口13の中心軸Qとは、図3(A)に示すように、ずれ
るようになっている。言い換えると、噴射口13は、パ
イプ部14の中心軸に対して非対称に形成されている。
しかも、噴射口13は、図3(C)に示すように、上側
が大きく下側が小さくなっており、その中心軸Qに対し
ても非対称になっている。また、絞り部16も、上側が
大きく絞られ、下側がわずかに絞られるようになってお
り、パイプ部14の中心軸Pに対して非対称になってい
る。
口13の中心軸Qとは、図3(A)に示すように、ずれ
るようになっている。言い換えると、噴射口13は、パ
イプ部14の中心軸に対して非対称に形成されている。
しかも、噴射口13は、図3(C)に示すように、上側
が大きく下側が小さくなっており、その中心軸Qに対し
ても非対称になっている。また、絞り部16も、上側が
大きく絞られ、下側がわずかに絞られるようになってお
り、パイプ部14の中心軸Pに対して非対称になってい
る。
【0024】こうすることで、噴射口13から噴射され
る霧状の液体の流量に偏りを生じさせることができる。
詳しくは、絞り部16は、図3(A)において、上側が
大きく絞られ、下側がわずかに絞られているので、パイ
プ部14を流れてきた液体は、上側において大きく圧縮
され、下側においてはあまり圧縮されない。したがっ
て、噴射口13から噴射されるときに、下側の液体は高
圧となっているので大量に噴射され、上側の液体は比較
的低圧となっているので液量が少なくなる。しかも、噴
射口13は、上側が大きく開口し下側が小さく開口する
ので、この点からも上側において大量に液体が噴射され
るようになっている。
る霧状の液体の流量に偏りを生じさせることができる。
詳しくは、絞り部16は、図3(A)において、上側が
大きく絞られ、下側がわずかに絞られているので、パイ
プ部14を流れてきた液体は、上側において大きく圧縮
され、下側においてはあまり圧縮されない。したがっ
て、噴射口13から噴射されるときに、下側の液体は高
圧となっているので大量に噴射され、上側の液体は比較
的低圧となっているので液量が少なくなる。しかも、噴
射口13は、上側が大きく開口し下側が小さく開口する
ので、この点からも上側において大量に液体が噴射され
るようになっている。
【0025】その結果、図4に示すように、ウォッシャ
ノズル1から噴射される液体の流量は、上側において多
く、下側において少なくなる。なお、同図は、本実施形
態のウォッシャノズルの流量と拡がりとの関係を、ウイ
ンドガラスとの位置に対応させて示す図である。同図に
示すように、車両においてはウインドガラス120が傾
斜していることから、ウォッシャノズル1からウインド
ガラス120の上部への距離は長く、下部への距離は短
くなっている。したがって、上述したように、上側にお
いて多量で下側において少量の液体をウォッシャノズル
1から噴射すると、図5に示すように、ウインドガラス
120には上部及び下部において、ほぼ等しい流量で着
水させることができる。なお、図5は、ウォッシャノズ
ルから噴射された液体のウインドガラスへの着水量の分
布を示す図である。
ノズル1から噴射される液体の流量は、上側において多
く、下側において少なくなる。なお、同図は、本実施形
態のウォッシャノズルの流量と拡がりとの関係を、ウイ
ンドガラスとの位置に対応させて示す図である。同図に
示すように、車両においてはウインドガラス120が傾
斜していることから、ウォッシャノズル1からウインド
ガラス120の上部への距離は長く、下部への距離は短
くなっている。したがって、上述したように、上側にお
いて多量で下側において少量の液体をウォッシャノズル
1から噴射すると、図5に示すように、ウインドガラス
120には上部及び下部において、ほぼ等しい流量で着
水させることができる。なお、図5は、ウォッシャノズ
ルから噴射された液体のウインドガラスへの着水量の分
布を示す図である。
【0026】また、本実施形態では、ジェット10の面
10aにU字溝18が形成されており、このU字溝18
内に噴射口13が形成されている。したがって、U字溝
18の内壁によって噴射口13が囲まれ、噴射される液
体の拡がりが規制される。また、U字溝18は、上下方
向に延びるよう形成されている。したがって、図5に示
すように、横方向への液体の拡がりが規制されて、高さ
方向に長く分布するように液体は噴射される。
10aにU字溝18が形成されており、このU字溝18
内に噴射口13が形成されている。したがって、U字溝
18の内壁によって噴射口13が囲まれ、噴射される液
体の拡がりが規制される。また、U字溝18は、上下方
向に延びるよう形成されている。したがって、図5に示
すように、横方向への液体の拡がりが規制されて、高さ
方向に長く分布するように液体は噴射される。
【0027】次に、図6は上記実施形態の変形例を示す
図である。同図に示すジェット30には、図1に示すU
字溝18の代わりに、V字溝38が形成されている。ま
た、図7(A)も上記実施形態の変形例を示す図であ
り、図7(B)はその正面図である。同図に示すジェッ
ト40の溝48は、上側のU字溝48aと下側のV字溝
48bとが組み合わせられたものである。
図である。同図に示すジェット30には、図1に示すU
字溝18の代わりに、V字溝38が形成されている。ま
た、図7(A)も上記実施形態の変形例を示す図であ
り、図7(B)はその正面図である。同図に示すジェッ
ト40の溝48は、上側のU字溝48aと下側のV字溝
48bとが組み合わせられたものである。
【0028】このようなV字溝38又は溝48であって
も、噴射される液体の拡がりを規制することができる。
も、噴射される液体の拡がりを規制することができる。
【0029】なお、これらのジェット30、40の噴射
口33、43も、上側が大きく下側が小さくなっている
点で、図3(C)に示す噴射口13と同様である。
口33、43も、上側が大きく下側が小さくなっている
点で、図3(C)に示す噴射口13と同様である。
【0030】さらに、図8(A)も上記実施形態の変形
例を示す図であり、図8(B)はその正面図である。同
図に示すジェット50の溝58は、幅の広い溝58a
と、幅の狭い溝58bとからなる。これに対応して、噴
射口53も、大きい開口部53aと小さい開口部53b
とからなる。なお、その他の構成は、上記実施形態と同
様である。
例を示す図であり、図8(B)はその正面図である。同
図に示すジェット50の溝58は、幅の広い溝58a
と、幅の狭い溝58bとからなる。これに対応して、噴
射口53も、大きい開口部53aと小さい開口部53b
とからなる。なお、その他の構成は、上記実施形態と同
様である。
【0031】この変形例では、開口部53aからは多い
流量で液体が噴射され、小さい開口部53bからは少な
い流量で液体が噴射される。そして、図4に示すような
液量分布を得ることができる。
流量で液体が噴射され、小さい開口部53bからは少な
い流量で液体が噴射される。そして、図4に示すような
液量分布を得ることができる。
【0032】(第2実施形態)次に、図9(A)は、第
2実施形態を示す図であり、図9(B)は第2実施形態
において噴射される液体の液量と拡がりとの関係を示す
図である。
2実施形態を示す図であり、図9(B)は第2実施形態
において噴射される液体の液量と拡がりとの関係を示す
図である。
【0033】図9(A)に示すジェット60は、パイプ
部64の中心軸P′と、絞り部66の中心軸Q′と、が
交差するようになっている。すなわち、中心軸Q′は中
心軸P′に対して傾斜している。また、噴射口63は、
中心軸Q′が通る位置に形成されている。したがって、
パイプ部64を通る液体は、中心軸Q′の方向には少な
い圧縮率で流れ、中心軸P′の方向には流れながら圧縮
される。そして、中心軸Q′から中心軸P′に向かうに
つれて、液圧が高くなって流量が多くなる。こうして、
図9(B)に示すような流量分布を形成することができ
る。
部64の中心軸P′と、絞り部66の中心軸Q′と、が
交差するようになっている。すなわち、中心軸Q′は中
心軸P′に対して傾斜している。また、噴射口63は、
中心軸Q′が通る位置に形成されている。したがって、
パイプ部64を通る液体は、中心軸Q′の方向には少な
い圧縮率で流れ、中心軸P′の方向には流れながら圧縮
される。そして、中心軸Q′から中心軸P′に向かうに
つれて、液圧が高くなって流量が多くなる。こうして、
図9(B)に示すような流量分布を形成することができ
る。
【0034】なお、本実施形態においても、噴射口63
は、液圧が高い上側において大きく、液圧が低い下側に
おいて小さくなっており、液圧差による流量分布を妨げ
ないようになっている。
は、液圧が高い上側において大きく、液圧が低い下側に
おいて小さくなっており、液圧差による流量分布を妨げ
ないようになっている。
【0035】(第3実施形態)次に、図10(A)は、
第3実施形態を示す縦断面図であり、図10(B)はそ
の正面図であり、図10(C)は噴射される液体の液量
と拡がりとの関係を示す図である。
第3実施形態を示す縦断面図であり、図10(B)はそ
の正面図であり、図10(C)は噴射される液体の液量
と拡がりとの関係を示す図である。
【0036】図10(A)に示すジェット70は、絞り
部76内に整流板80を有する。詳しくは、整流板80
は、パイプ部74の中心軸P″から、下方向にずれた位
置に配置されている。この整流板80を設けることで、
パイプ部74を通る液体の流れが妨げられ、整流板80
のない側へ多量の液体が流れるようになる。そして、流
量が偏りながら、絞り部76によって液体が圧縮される
ので、噴射口73から噴射される液体の流量に差が生じ
る。こうして、図10(B)に示すような流量分布を得
ることができる。すなわち、整流板80が設けられた下
側においては流量が少なく、上側においては流量が多く
なる。
部76内に整流板80を有する。詳しくは、整流板80
は、パイプ部74の中心軸P″から、下方向にずれた位
置に配置されている。この整流板80を設けることで、
パイプ部74を通る液体の流れが妨げられ、整流板80
のない側へ多量の液体が流れるようになる。そして、流
量が偏りながら、絞り部76によって液体が圧縮される
ので、噴射口73から噴射される液体の流量に差が生じ
る。こうして、図10(B)に示すような流量分布を得
ることができる。すなわち、整流板80が設けられた下
側においては流量が少なく、上側においては流量が多く
なる。
【0037】なお、整流板80は、パイプ部74内に設
けられても良い。ただし、流量が偏った状態で液体を圧
縮するためには、絞り部76の直前に整流板80を設け
ることが好ましい。
けられても良い。ただし、流量が偏った状態で液体を圧
縮するためには、絞り部76の直前に整流板80を設け
ることが好ましい。
【0038】
【図1】図1は、実施形態に係るジェットの斜視図であ
る。
る。
【図2】図2(A)は、本実施形態に係るウォッシャノ
ズルを備える自動車を示す図であり、図2(B)は、ウ
ォッシャノズルの縦断面図である。
ズルを備える自動車を示す図であり、図2(B)は、ウ
ォッシャノズルの縦断面図である。
【図3】図3(A)は、図1のA−A線断面図であり、
図3(B)は図1のB−B線断面図であり、図3(C)
はジェットの正面図である。
図3(B)は図1のB−B線断面図であり、図3(C)
はジェットの正面図である。
【図4】図4は、本実施形態のウォッシャノズルの流量
と拡がりとの関係を、ウインドガラスとの位置に対応さ
せて示す図である。
と拡がりとの関係を、ウインドガラスとの位置に対応さ
せて示す図である。
【図5】図5は、ウォッシャノズルから噴射された液体
のウインドガラスへの着水分布を示す図である。
のウインドガラスへの着水分布を示す図である。
【図6】図6は第1実施形態の変形例を示す図である。
【図7】図7(A)は第1実施形態の変形例を示す図で
あり、図7(B)はその正面図である。
あり、図7(B)はその正面図である。
【図8】図8(A)は第1実施形態の変形例を示す図で
あり、図8(B)はその正面図である。
あり、図8(B)はその正面図である。
【図9】図9(A)は、第2実施形態を示す図であり、
図9(B)は第2実施形態において噴射される液体の液
量と拡がりとの関係を示す図である。
図9(B)は第2実施形態において噴射される液体の液
量と拡がりとの関係を示す図である。
【図10】図10(A)は、第3実施形態を示す縦断面
図であり、図10(B)はその正面図であり、図10
(C)は噴射される液体の液量と拡がりとの関係を示す
図である。
図であり、図10(B)はその正面図であり、図10
(C)は噴射される液体の液量と拡がりとの関係を示す
図である。
1 ウォッシャノズル 10、30、40、50、60、70 ジェット 12 流通路 13、33、43、53、63、73 噴射口 14、64 パイプ部 16、66 絞り部 18 U字溝(拡大規制部) 38 V字溝(拡大規制部) 48、58 溝(拡大規制部) 20 ノズル本体 80 整流板 120 フロントウインド(被洗浄部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−95429(JP,A) 実開 昭63−196766(JP,U) 実開 平2−125874(JP,U) 実公 昭64−2540(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 1/00 - 3/18 B08B 3/02 B60S 1/52
Claims (4)
- 【請求項1】 被洗浄部に向けて液体を噴射するウォッ
シャノズルにおいて、 前記液体が噴射される噴射口と、前記液体を前記噴射口
に案内する流通路と、を備え、 前記流通路は、所定の内径を有するパイプ部と、このパ
イプ部に連接され前記噴射口に向けて徐々に内径が狭ま
る絞り部と、を有し、前記噴射口の中心軸は、前記パイプ部の中心軸に対しず
れて形成されているとともに、該ずれの方向における前
記噴射口の開口面積は前記ずれの方向と反対側の開口面
積に対し小さく形成されている ことを特徴とするウォッ
シャノズル。 - 【請求項2】 被洗浄部に向けて液体を噴射するウォッ
シャノズルにおいて、 前記液体が噴射される噴射口と、前記液体を前記噴射口
に案内する流通路と、この流通路内に設けられる整流板
と、を備え、 前記流通路は、所定の内径を有するパイプ部と、このパ
イプ部に連接され前記噴射口に向けて徐々に内径が狭ま
る絞り部と、を有し、 前記整流板は、前記パイプ部の中心軸P″に対して、所
定距離ずれた位置に配置されることを特徴とするウォッ
シャノズル。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のウォッ
シャノズルにおいて、 前記流通路の外側に、前記噴射口に連接され前記噴射口
から噴射される前記液体の拡がりを規制する拡大規制部
を有することを特徴とするウォッシャノズル。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
のウォッシャノズルにおいて、 ジェット及び該ジェットを可動自在に保持するノズル本
体を有し、 前記ジェットに、前記噴射口及び前記流通路が形成され
ることを特徴とするウォッシャノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02108197A JP3217984B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | ウォッシャノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02108197A JP3217984B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | ウォッシャノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10202149A JPH10202149A (ja) | 1998-08-04 |
JP3217984B2 true JP3217984B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=12044943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02108197A Expired - Fee Related JP3217984B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | ウォッシャノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3217984B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102597366B1 (ko) * | 2020-10-22 | 2023-11-06 | 다나제약 주식회사 | 다용도 마스크 스트랩 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3647735B2 (ja) | 2000-09-26 | 2005-05-18 | 株式会社ミツバ | ウォッシャ液噴射装置におけるノズル構造 |
JP4758691B2 (ja) * | 2005-06-28 | 2011-08-31 | 日本ビニロン株式会社 | スプレーノズル |
DE102007037492A1 (de) | 2007-08-08 | 2009-02-12 | Volkswagen Ag | Waschflüssigkeitsdüse zur Reinigung einer Scheibe an einem Fahrzeug |
JP7069929B2 (ja) * | 2018-03-26 | 2022-05-18 | Toto株式会社 | 浴室洗い場床用洗浄装置 |
US11643052B2 (en) * | 2020-09-29 | 2023-05-09 | Ford Global Technologies, Llc | Cleaning apparatus for sensor |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP02108197A patent/JP3217984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102597366B1 (ko) * | 2020-10-22 | 2023-11-06 | 다나제약 주식회사 | 다용도 마스크 스트랩 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10202149A (ja) | 1998-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2769962B2 (ja) | 塗装に適する空気添加型噴霧装置 | |
KR100935253B1 (ko) | 와셔노즐 및 와셔장치 | |
JPH0724796B2 (ja) | 低圧微粒化エアスプレーガン | |
US7152808B2 (en) | Fluid spray nozzle | |
KR20050016188A (ko) | 확산 조절 구조를 가진 차량용 와셔 노즐 및 와셔 장치 | |
JP3217984B2 (ja) | ウォッシャノズル | |
JP3076549B2 (ja) | ウォッシャノズル | |
JP2002067887A (ja) | 噴射方向可変拡散ノズルと液体噴射装置 | |
JP2002096718A (ja) | ウォッシャ液噴射装置におけるノズル構造 | |
JP3752732B2 (ja) | ウォッシャノズル | |
JP2005225263A (ja) | ノズルチップ及び車両用ウォッシャノズル | |
KR200181342Y1 (ko) | 분사액 확산 방지용 스프레이 건 | |
JP4266413B2 (ja) | ノズル装置 | |
JPH11180264A (ja) | カウルパネル | |
JP3155230B2 (ja) | 自動車用ワイパウォッシャ装置 | |
KR102366615B1 (ko) | 각도 조절이 가능한 차량용 스프레이 와셔노즐 | |
CA2347665A1 (en) | Reversing chamber oscillator | |
JPS5917397Y2 (ja) | 洗浄液噴射装置 | |
JP2535203Y2 (ja) | 液体噴射ノズル | |
JP3157747B2 (ja) | 自動車用ウォッシャノズル | |
JP2006001529A (ja) | 車両用ウォッシャノズル及び車両用ウォッシャ装置 | |
JPS6212439Y2 (ja) | ||
JP2002079918A (ja) | 車両におけるウォッシャ液供給装置 | |
JP2527443Y2 (ja) | ウォッシャノズル | |
CN114643137A (zh) | 一种水气共用摄像头清洗喷嘴及其制造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010724 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |