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JP3215547B2 - 転がり軸受の疲労試験機 - Google Patents

転がり軸受の疲労試験機

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Publication number
JP3215547B2
JP3215547B2 JP15189093A JP15189093A JP3215547B2 JP 3215547 B2 JP3215547 B2 JP 3215547B2 JP 15189093 A JP15189093 A JP 15189093A JP 15189093 A JP15189093 A JP 15189093A JP 3215547 B2 JP3215547 B2 JP 3215547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test object
outer ring
fatigue
rolling bearing
sensor
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP15189093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0712686A (ja
Inventor
規泰 小熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP15189093A priority Critical patent/JP3215547B2/ja
Publication of JPH0712686A publication Critical patent/JPH0712686A/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転するスピンドル
と試料台とで被試験体を挟み、被試験体の疲労試験を行
う転がり軸受の疲労試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の転がり軸受の疲労試験機
は、図2に示すように、試料台25に固定した被試験体
30を、ピストンロッド23を伸張させることによっ
て、ボール55および回転輪52を介して、回転スピン
ドル26に押圧するようにしている。
【0003】上記疲労試験機は、上記回転スピンドル2
6を軸回りに回転させて、上記ボール55と被試験体3
0とを転がり接触させる。そして、この転がり接触によ
って、上記ボール55あるいは被試験体30に剥がれ等
が発生して振動抵抗が増大すると、試験機に取り付けた
振動ピックアップにより振動増加を検出し、回転スピン
ドル26の回転が停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
転がり軸受の疲労試験機は、ボール55あるいは被試験
体30に剥がれ等が発生して振動抵抗が増大しない限
り、被試験体30の異常(疲労)を検出することができ
ないという欠点がある。特に、薄膜による表面処理が施
されている場合は、薄膜の剥がれ程度では振動抵抗の増
大が極めて小さいため、異常の検出は極めて困難であ
る。
【0005】そこで、この発明の目的は、剥がれ等の欠
陥が発生する以前の被試験体の疲労を検出することがで
き、被試験体の疲労を精密に検出できる転がり軸受の疲
労試験機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の転がり軸受の疲労試験機は、被試験体が
固定される試料台と、上記被試験体に関して上記試料台
と反対側に位置する回転スピンドルと、上記試料台を上
記回転スピンドルに向かって押圧して上記被試験体に負
荷を与える負荷付与部材と、上記被試験体に当接するよ
うに、上記試料台に取り付けられたAEセンサと、上記
AEセンサからの信号に基づいて、上記被試験体の疲労
状態を検出する疲労検出手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、上記負荷付与部材は、上記
試料台を上記回転スピンドルに向かって押圧し、上記被
試験体に負荷を与える。そして、上記回転スピンドル
が、軸回りに回転する。このことによって、上記被試験
体はスラスト負荷を加えられながら、回転させられる。
【0008】この疲労試験時に、上記被試験体に当接す
るように上記試料台に取り付けられたAEセンサは、上
記被検体が発生するAE(アコースティックエミッショ
ン)を検出して、AE信号を発生する。そして、上記疲
労検出手段は、上記AEセンサからのAE信号を受け、
このAE信号に基づいて、上記被試験体の疲労状態を検
出する。
【0009】このように、この発明は、上記被試験体が
発生するAEを検出したAEセンサからのAE信号に基
づいて、被試験体の疲労を検出するから、被試験体が剥
離して寿命終了、または、薄膜が剥離してその機能低下
に至るよりも前に発生する微小な傷によっておこるAE
を検出して上記被試験体の疲労過程を精密に検出するこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0011】図1に、この発明の転がり軸受の疲労試験
機の実施例を示す。この実施例は、被試験体としての転
がり軸受の外輪1が固定される円筒形状の試料台2と、
上記試料台2を回転スピンドル3に向かって押圧する油
圧シリンダ5と、上記外輪1に当接するように上記試料
台2に取り付けられたAEセンサ6とを有している。
【0012】上記試料台2の外周壁7に形成されたネジ
孔7aに、外輪固定ボルト8が取り付けられており、こ
のボルト8の締付によって外輪1の軸芯位置が固定され
るようになっている。上記外周壁7の内側には上記転が
り軸受を潤滑する潤滑油24が満たされている。
【0013】上記AEセンサ6は、上記試料台2に形成
された貫通孔10にOリング11を介して挿入されてお
り、試料台2の底部に固定された支持板17によって下
方から支持されている。
【0014】上記AEセンサ6の出力信号は、信号解析
装置18に入力されるようになっている。
【0015】また、上記転がり軸受の内輪12は、上記
回転スピンドル3の先端段部13に、環状の取り外し用
治具14を介して圧入されている。上記取り外し用治具
14を用いて、内輪12を回転スピンドル3から容易に
取り外すことができる。また、上記転がり軸受の玉15
および保持器16は、上記内輪12に係合している。従
って、上記試料台2が、図1に示した位置から下降した
ときに、上記玉15および保持器16は下降せず、上記
回転スピンドル3に固定された内輪12と一緒に上方に
残る。
【0016】また、上記試料台2の中心軸部20の底面
には、円錐凹部20aが形成されている。この円錐凹部
20aに球22をはめ込んでいる。一方、上記油圧シリ
ンダ5のピストンロッド21の上面には、上記円錐凹部
20aに対向する円錐凹部21aが形成されている。上
記試料台2は、上記球22を介して上記油圧シリンダ5
のピストンロッド21によって支持されるので、外輪1
を均一に押圧するように試料台2が自律的に傾動するこ
とができる。
【0017】上記構成の転がり軸受の疲労試験機は、ま
ず、最初は、上記ピストンロッド21が収縮した状態に
ある。このとき、上記試料台2に載置された外輪1は、
上記内輪12およびこの内輪12に係合している球15
と保持器16とは離隔している。また、このとき、上記
試料台2の外輪固定ボルト8は緩められており、外輪1
は径方向に移動可能な状態になっている。
【0018】次に、上記油圧シリンダ5を低い圧力で作
動させ、ピストンロッド21を伸長させる。すると、上
記外輪1は、上記球15に当接する。このとき、上記回
転スピンドル3を軽く回転させると、円環状に配列され
た球15の上記円環の中心と上記外輪1の軸芯とが一致
するように、上記外輪1が径方向に移動させられて、上
記外輪1の径方向位置が適正位置に調整される。そし
て、上記外輪固定ボルト8で外輪1を締め付けて、上記
適正位置に外輪1を固定する。こうして、外輪1と、内
輪12及び球15との位置合わせを簡単かつ確実に行う
ことができる。
【0019】次に、上記回転スピンドル3を所定の試験
回転数で回転させるとともに、上記油圧シリンダ5を高
い圧力で作動させてピストンロッド21で球22を介し
て試料台2を下方から押圧する。これにより、転がり軸
受の疲労試験が開始され、上記転がり軸受の球15は、
被試験体としての外輪1を押圧しながら、上記外輪1上
を高速に走行する。
【0020】一方、上記AEセンサ6は、上記疲労試験
中に上記外輪1に発生した微小な傷などの原因によって
上記外輪1が発生するAEを検知して、AE信号を信号
解析装置18に出力する。この信号解析装置18は、上
記AE信号を解析して、上記外輪1の疲労度合いを検出
する。
【0021】このように、上記実施例によれば、外輪1
と球15との摩擦抵抗が過大になって外輪1が使用不可
能になるよりも以前に、AEセンサ6を用いて、外輪1
に生じる微小傷を検出できる。したがって、この実施例
によれば、寿命が終了する前の外輪1の疲労の程度を精
密に検出することができる。
【0022】また、上記実施例は、試料台2に載置した
外輪1の下側からAEセンサ6をOリング11を介して
貫通孔10に挿入し、上記支持板17をAEセンサ6の
底面に当てがって試料台2にボルト止めすることによっ
て、AEセンサ6を潤滑油24に浸すことなく、外輪1
に直接に当接させることができる。したがって、この実
施例によれば、AEセンサ6は、潤滑油24に侵すこと
なく、外輪1が発生するAEを精密に計測することがで
きる。
【0023】また、上記実施例は、上記外輪固定ボルト
8を緩めて外輪1から離隔させておき、次に、玉15と
外輪1とを係合させながら軸回りに摺動させることによ
って、外輪1を径方向に微小距離だけ移動させて軸芯位
置を調整することができる。その後、上記外輪固定ボル
ト8を締めて外輪1に当接させることによって、外輪1
を適正な位置に固定することができる。つまり、この実
施例によれば、外輪1を調芯しながら固定することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の転
がり軸受の疲労試験機は、負荷付与部材が、被試験体を
固定した試料台を回転スピンドルに向かって押圧する一
方、上記被試験体に当接するように試料台に取り付けら
れたAEセンサが上記被試験体が発生するAEを検出す
る。
【0025】したがって、この発明によれば、被試験体
が発生するAEを検出して、被試験体に発生した微小傷
を検出でき、寿命が終了する前の被試験体の疲労度を精
密に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の転がり軸受の疲労試験機の実施例
の半断面図である。
【図2】 従来の転がり軸受の疲労試験機の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…外輪、2…試料台、3…回転スピンドル、5…油圧
シリンダ、6…AEセンサ、7…外周壁、7a…ネジ
孔、8…外輪固定ボルト、12…内輪、13…先端段
部、14…取り外し用治具、15…玉、16…保持器、
24…潤滑油。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験体が固定される試料台と、 上記被試験体に関して上記試料台と反対側に位置する回
    転スピンドルと、 上記試料台を上記回転スピンドルに向かって押圧して上
    記被試験体に負荷を与える負荷付与部材と、 上記被試験体に当接するように、上記試料台に取り付け
    られたAEセンサと、 上記AEセンサからの信号に基づいて、上記被試験体の
    疲労状態を検出する疲労検出手段とを備えたことを特徴
    とする転がり軸受の疲労試験機。
JP15189093A 1993-06-23 1993-06-23 転がり軸受の疲労試験機 Expired - Fee Related JP3215547B2 (ja)

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