JP3215267U - 作業用上衣 - Google Patents
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Abstract
【課題】着用者の動作時に窮屈感や違和感を低減できる作業用上衣を提供する。【解決手段】本考案の作業用上衣1は、両側に袖部3を有する見頃2と、この見頃2の裾口幅方向Xにおける中心線Lの両側に設けられた一対のベルト状の伸縮部材7とを備え、伸縮部材7は、背面の背中部分から前面の肩部分にかけて形成されている構成をとる。【選択図】図2
Description
本考案は、作業時に窮屈感や違和感を低減できる作業用上衣に関するものである。
作業現場の作業者は、通常、作業用上衣を着用して作業を行っている。特に、機械を使用する現場では、安全性の観点から、伸縮性に乏しい厚手の生地で構成された作業用上衣を着用している。作業用上衣が伸縮性に乏しい生地で構成されていると、腕を伸ばしたり、拡げたりしたときに、生地が強引に伸張され、着用者の皮膚を圧迫する衣服圧が生じる。衣服圧が生じると、着用者に窮屈感や違和感を生じさせる。着用者は、大きな窮屈感や違和感が生じると、作業に集中できず、円滑に作業を行うことができなくなるおそれがある。
従来から、着用者が上肢(腕)を前方に屈めやすい作業用上衣が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の作業用上衣は、身頃と袖とを備え、後身頃に伸縮素材が設けられている。この伸縮素材は、襟元の付け根部分から両側の脇下部分にかけて逆V字状に設けられ、着用者の脊柱部の上端部と肩甲上部の脊柱部側の部位のところから、斜め下方に延伸して、着用者の側胸部と乳房下部との境界近傍に位置する側胸部の部位まで延びている。
後身頃に伸縮素材を設けることで、上肢を前方に屈めたときに伸縮部材が伸びるため、上肢を前方に屈めやすくなる。さらに、伸縮素材を設けた範囲は、伸縮素材に擦れが発生しにくい部位であるため、作業用上衣は、伸縮素材が傷付き難くなって耐久性が高められる。
後身頃に伸縮素材を設けることで、上肢を前方に屈めたときに伸縮部材が伸びるため、上肢を前方に屈めやすくなる。さらに、伸縮素材を設けた範囲は、伸縮素材に擦れが発生しにくい部位であるため、作業用上衣は、伸縮素材が傷付き難くなって耐久性が高められる。
しかし、特許文献1の作業用上衣は、伸縮素材が襟元の付け根部分から両側の脇下部分にかけて、逆V字状に形成されているため、裾口幅方向(左右方向)に引っ張る力が加わった場合、作業用上衣の上部分(特に、肩部分)は伸縮しにくい。そのため、着用者の肩部分付近に窮屈感や違和感が生じる。
作業用上衣には、着用者が行う様々な動作に対して、できるだけ窮屈感や違和感を生じさせないことが求められ、特に腕を動かしたときに肩部分付近で生じる窮屈感等を低減させることが求められている。
作業用上衣には、着用者が行う様々な動作に対して、できるだけ窮屈感や違和感を生じさせないことが求められ、特に腕を動かしたときに肩部分付近で生じる窮屈感等を低減させることが求められている。
そこで、本考案は、着用者の動作時に窮屈感や違和感を低減できる作業用上衣を提供することを目的とする。
本考案に係る作業用上衣は、左右両側に袖部を有する胴体部と、この胴体部の裾口幅方向における中心線の両側に設けられた一対のベルト状の伸縮部材とを備え、伸縮部材が背面の背中部分から前面の肩部分にかけて形成されていることを特徴とする。
本考案に係る作業用上衣は、伸縮部材が着丈方向の上側に向けて、互いの間隔が拡がるように形成されていることを特徴とする。
本考案に係る作業用上衣は、伸縮部材がメッシュ状であり、伸縮部材の幅寸法が2cmから4cmであることを特徴とする。
本考案に係る作業用上衣は、裾口幅方向における中心線の両側に一対のベルト状の伸縮部材を備え、伸縮部材が背面の背中部分から前面の肩部分にかけて形成されている。着用者が腕を伸ばしたり、曲げたり、腕を後ろに回したりした場合に生じる引っ張り力により伸縮部材が伸張する。そのため、作業用上衣に生じる衣服圧を低減することができ、着用者に窮屈感や違和感を生じさせず、着用者は快適に作業を行うことができる。
また、本考案に係る作業用上衣の伸縮部材をメッシュ状とすることで、メッシュ孔を介して、作業用上衣の内側の熱を外側に排出できる。そうすると、作業用上衣の内部で熱が籠もった場合でも、熱を排出することができ、着用者は快適に作業を行うことができる。
作業用上衣は、厚手の生地で構成されるブルゾンや、シャツ等を含むものであり、本実施形態では、ブルゾンを例として、説明する。
なお、図面上、裾口幅方向を左右方向X、着丈方向を高さ方向Yとする。
なお、図面上、裾口幅方向を左右方向X、着丈方向を高さ方向Yとする。
作業用上衣1は、図1に示すように、胴体部としての身頃2と、身頃2の左右両側に設けられた袖部3と、身頃2の上側に設けられた襟部4を備えている。この袖部3は、長袖用のものであり、身頃2と同じ素材で構成されている。
作業用上衣1の前面には、胸部と腹部にポケット5が複数設けられている。
作業用上衣1の前面には、胸部と腹部にポケット5が複数設けられている。
作業用上衣1の背面には、図2に示すように、一対の伸縮部材7が設けられている。伸縮部材7は帯状であり、一端が背面の背中部分、他端が前面の肩部分となうように設けられている。伸縮部材7は、左右方向Xにおける中心線Lの両側に設けられている。
この伸縮部材7は、互いに所定の間隔をあけ、上下方向Yの上側に向けて、互いの間隔W1が拡がるように設けられている。そして、肩部分において、伸縮部材7は、襟部4と袖部3のほぼ中心を通るように設けられている。
この伸縮部材7は、互いに所定の間隔をあけ、上下方向Yの上側に向けて、互いの間隔W1が拡がるように設けられている。そして、肩部分において、伸縮部材7は、襟部4と袖部3のほぼ中心を通るように設けられている。
各伸縮部材7は、その周囲を身頃2に縫合されることにより、独立して設けられている。伸縮部材7は、メッシュ状の素材であり、メッシュ孔8を有している。この伸縮部材7には、上下方向Yよりも左右方向Xに伸縮性が高いものを使用する。
伸縮部材7の幅寸法W2は、一定のものを使用する。この幅寸法W2は、2cmから4cmであることが好ましい。伸縮部材7の幅寸法W2が2cmより小さいと、伸縮性の効果が低くなってしまい、W2が4cmより大きいと肩部分と背中部分の身頃2の適度な強度が保てなくなるおそれが生じる。伸縮部材7の長手方向の寸法は、作業用上位1のサイズによって適宜決定される。
また、作業用上衣1の内側、かつ伸縮部材7の間(肩部分から背中部分)にはネット部材6が設けられている。
伸縮部材7の幅寸法W2は、一定のものを使用する。この幅寸法W2は、2cmから4cmであることが好ましい。伸縮部材7の幅寸法W2が2cmより小さいと、伸縮性の効果が低くなってしまい、W2が4cmより大きいと肩部分と背中部分の身頃2の適度な強度が保てなくなるおそれが生じる。伸縮部材7の長手方向の寸法は、作業用上位1のサイズによって適宜決定される。
また、作業用上衣1の内側、かつ伸縮部材7の間(肩部分から背中部分)にはネット部材6が設けられている。
次に、本実施形態に係る作業用上衣1の作用効果について説明する。
着用者が腕を伸ばしたり、例えば、荷物を持つときに腕を曲げたりすると、作業用上衣1の背中部分や肩部分には、左右方向Xから引っ張り力が加わる。引っ張り力が加わると、作業用上衣1では、伸縮部材7が左右方向Xに伸張する。
そうすると、着用者に対し、大きな衣服圧が生じないため、窮屈感や違和感を生じさせず、着用者は快適に作業を進めることができる。
そうすると、着用者に対し、大きな衣服圧が生じないため、窮屈感や違和感を生じさせず、着用者は快適に作業を進めることができる。
本実施形態に係る作業用上衣1では、中心線Lの両側に1つずつ伸縮部材7が設けられているため、左右両側から加わる引っ張り力に対し、対応できる。そのため、着用者の動作体勢にかかわらず、着用者に大きな衣服圧が生じることを防止できる。
また、伸縮部材7は、前面の肩部分まで設けられているため、腕を後ろに回したり、胸部が拡がる動作を伴う場合にも、作業用上衣1に生じる衣服圧を低減することができる。
また、伸縮部材7は、前面の肩部分まで設けられているため、腕を後ろに回したり、胸部が拡がる動作を伴う場合にも、作業用上衣1に生じる衣服圧を低減することができる。
本実施形態に係る作業用上衣1の伸縮部材7は、メッシュ孔8を有している。このメッシュ孔8は、通気孔として機能する。そのため、このメッシュ孔8を介して、作業用上衣1の内側の熱が外側に排出される。
着用者は作業中に腕を動かすことが多く、上半身の肩部分は熱が発生しやすく、作業用上衣1の内側の肩部分と背中部分には、熱が籠もりやすい。作業用上衣1では、この籠もった熱が、メッシュ孔8を介して、作業用上衣1の外側に排出できる。
そのため、着用者に不快感を生じさせず、着用者は快適に作業を行うことができる。
着用者は作業中に腕を動かすことが多く、上半身の肩部分は熱が発生しやすく、作業用上衣1の内側の肩部分と背中部分には、熱が籠もりやすい。作業用上衣1では、この籠もった熱が、メッシュ孔8を介して、作業用上衣1の外側に排出できる。
そのため、着用者に不快感を生じさせず、着用者は快適に作業を行うことができる。
また、作業用上衣1の内側の肩部分には、ネット部材6が設けられているため、作業用上衣の身頃2と既に着用している衣服が密着せず、それらの間に隙間が形成される。そうすると、身体から発生した熱がその隙間を移動し、メッシュ孔8から外側に排出される。そのため、熱を外側に効率よく排出でき、着用者は快適に作業を行うことができる。
作業用上衣は、既に着用している衣服の上から重ねて着用することがほとんどである。既に衣服を着用している場合、衣服の構造上、特に肩部分は、膨らみ(盛り上がり)が生じる。
衣服の上から作業用上衣を重ねて着用すると、身頃に左右方向に引っ張り力が加わる。伸縮部材同士の間隔が、着丈方向の上側に向けて、狭くなるように形成されていると、背中部分を左右方向に引っ張る力に対しては有効であるが、肩部分を左右方向に引っ張る力に対しては有効ではなく、着用者の肩部分に窮屈感や違和感を生じさせる。
衣服の上から作業用上衣を重ねて着用すると、身頃に左右方向に引っ張り力が加わる。伸縮部材同士の間隔が、着丈方向の上側に向けて、狭くなるように形成されていると、背中部分を左右方向に引っ張る力に対しては有効であるが、肩部分を左右方向に引っ張る力に対しては有効ではなく、着用者の肩部分に窮屈感や違和感を生じさせる。
本実施形態に係る作業用上衣1は、伸縮部材7が上下方向Yの上側に向けて、互いの間隔が拡がるように形成されているため、作業用上衣1が重ねて着用され、肩部分に左右方向Xに向けて力が加わった場合でも、窮屈感や違和感を低減できる。
また、伸縮部材7の端部は、背中部分に所定の距離あけて設けられているため、背中部分に生じる窮屈感等も低減することができる。
また、伸縮部材7の端部は、背中部分に所定の距離あけて設けられているため、背中部分に生じる窮屈感等も低減することができる。
また、伸縮部材7は、矩形であり帯状の部材であるため、複雑な形状の伸縮部材を縫合する場合に比べて、身頃2への縫合作業に手間がかからない。
以上、本実施形態について説明したが、これ以外にも、本考案の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
伸縮部材7の形状は矩形に限定されず、ベルト状(帯状)であればよい。なお、伸縮部材7の間隔は、上下方向Yの上側に向けて同じあるいは、狭くなるように設けることもできる。
伸縮部材7の形状は矩形に限定されず、ベルト状(帯状)であればよい。なお、伸縮部材7の間隔は、上下方向Yの上側に向けて同じあるいは、狭くなるように設けることもできる。
1 作業用上衣
2 見頃
3 袖部
4 襟部
5 ポケット
6 ネット部材
7 伸縮部材
8 メッシュ孔
L 中心線
W1 間隔(伸縮部材の間隔)
W2 幅寸法
X 左右方向(裾口幅方向)
Y 上下方向(着丈方向)
2 見頃
3 袖部
4 襟部
5 ポケット
6 ネット部材
7 伸縮部材
8 メッシュ孔
L 中心線
W1 間隔(伸縮部材の間隔)
W2 幅寸法
X 左右方向(裾口幅方向)
Y 上下方向(着丈方向)
Claims (3)
- 左右両側に袖部を有する胴体部と、この胴体部の裾口幅方向における中心線の両側に設けられた一対のベルト状の伸縮部材とを備える作業用上衣であって、
前記伸縮部材は、背面の背中部分から前面の肩部分にかけて形成されている、
ことを特徴とする作業用上衣。 - 前記伸縮部材は、着丈方向の上側に向けて、互いの間隔が拡がるように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の作業用上衣。 - 前記伸縮部材はメッシュ状の素材であり、
前記伸縮部材の幅寸法が2cmから4cmである、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作業用上衣。
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JP2017005826U JP3215267U (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 作業用上衣 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017005826U JP3215267U (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 作業用上衣 |
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2017
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